JP2810897B2 - 画信号処理装置 - Google Patents

画信号処理装置

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JP2810897B2
JP2810897B2 JP62281283A JP28128387A JP2810897B2 JP 2810897 B2 JP2810897 B2 JP 2810897B2 JP 62281283 A JP62281283 A JP 62281283A JP 28128387 A JP28128387 A JP 28128387A JP 2810897 B2 JP2810897 B2 JP 2810897B2
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聡 福田
真一 佐藤
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松下電送システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画信号にMTF補正を施す画信号処理装置に
関する。 従来の技術 デジタル複写機やファクシミリ装置などにおいて、ス
キャナによって読み取った画像を再生する場合、画信号
のエッジ部を急峻にして「ボケ」を修正し、再生画像の
鮮明化を図るためのMTF補正を画信号に施している。 このMTF補正は、主走査方向については第2図に示す
ようなMTFフィルタを用いて行われ、副走査方向につい
ては第3図に示すようなMTFフィルタを用いて行われ
る。また、第4図に示すようなMTFフィルタを用いるこ
とにより、主副両走査方向のMTF補正が行われる。 第5図は第2図をMTFフィルタの作用を説明するため
の波形図である。同図上段に示すような立ち上がりおよ
び立ち下がり特性の悪い(波形のなまった)入力画信号
のMTFフィルタをかけると、同図中段に示すような補正
信号成分が入力画信号に加算されることにより、同図下
段に示すような立ち上がりおよび立ち下がりが急峻な補
正出力画信号が得られる。このMTF補正の内容は次式で
表される。 B′=(1+2α)×B−α×(A+C) =α×{2B−(A+C)}+B ……(1) ここで、Bは注目画素、AおよびCは注目画素の前後
の隣接画素、B′は補正出力、αはMTF補正係数であ
る。 第6図は、第2図に示すようなMTFフィルタによって
主走査方向のMTF補正を行う従来の画信号処理装置のブ
ロック図である。この画信号処理装置(破線内部分)
は、A/D変換器1より入力する多階調のデジタル画信号
を処理する。 画信号処理装置において、ラッチ回路2,3,4は主走査
方向に並ぶ3画素の画信号情報を一時的に保持するもの
である。シフトレジスタ5はラッチ回路3に保持された
注目画素Bの情報を1ビットだけ左シフトすることによ
って2倍するものであり、加算器6はラッチ回路2,4に
保持された隣接画素A,Cの情報を加算するものである。
減算器7はシフトレジスタ5の出力情報D=2Bと加算器
6の出力情報E=A+Cの差F=2B−(A+C)を求め
るものである。乗算器8は係数レジスタ9に設定された
MTF補正係数αと減算器7の出力情報Fとの積Hを求め
るものである。加算器10は、BとHの和I=B+Hを留
めるものである。このIは、上記(1)式により表され
る補正出力B′に対応する。 クランプ回路11は加算器10でオーバーフローまたはア
ンダーフローが生じた場合に対処するために設けられた
もので、例えば8ビット演算として、Iの値がFFH(=2
55)を越えた時に最終の補正出力画信号JをFFHにクラ
ンプし、またIの値がマイナスになった時にJ=0にク
ランプする。 発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる構成によれば、充分なMTF補正効果を
得ようとすると、補正出力の2値化画像に黒または白の
ノイズ(ノッチ)が発生しやすいという問題点があっ
た。その理由について以下説明する。 第7図は、第6図における入力画信号とそのMTF補正
出力画信号の波形図であり、実線は入力画信号の波形、
破線はMTF補正出力画信号の波形を示す。ただし、MTF補
正係数α=1とした場合、すなわち(−1,3,−1)のMT
Fフィルタを用いた場合である。 図示のように、画像の黒ベタまたは白ベタの部分で
も、スキャナの量子化誤差やA/D変換器の量子化誤差、
さらには原稿の濃度むらなどにより、入力画信号の値が
正方向または負方向に変動する。このような正方向の変
動も負方向の変動もMTF補正によって破線のように強調
される。 MTF補正出力画信号をスライスレベルLbで2値化した
場合(普通の濃さに2値化した場合)には、そのような
変動が強調されても、2値化画像上では殆ど問題とはな
らない。 しかし、高いスライスレベルLaで2値化した場合(濃
く2値化した場合)には、強調された負方向の変動(画
素P1、P2など)が白地に黒のノイズとして現れる。また
低いスライスレベルLcで2値化した場合(淡く2値化し
た場合)には、強調された正方向の変動(画素P3など)
が黒地に白のノイズとして現れる。このようなノイズは
2値化画像の画質を著しく損なうものである。 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、画
信号の微小な変動によるノイズの発生を抑え、かつ良好
なMTF補正効果をあげることができる画信号処理装置を
提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するため、MTF補正すべ
き画素のエッジ方向が正負いずれの方向かを検出する検
出手段と、前記エッジ方向別のMTF補正係数を設定する
設定手段と、前記検出手段により検出されたエッジ方向
に応じて前記設定手段から前記エッジ方向別のMTF補正
係数を選択する選択手段とを備えたものである。 作用 本発明は上述の構成によって、エッジ方向別に独立に
MTF補正の強さを加減することができる。したがって、
例えばMTF補正出力画信号の2値化用スライスレベルが
高く、白ベタ部分の黒ノイズが目立ちやすい場合には、
負方向に対応したMTF補正係数を小さく設定することに
より、画信号の負方向変動の強調効果を弱めるか強調し
ないようにし、かつ正方向エッジに対応するMTF補正係
数を必要な大きさに設定することにより、白ベタ部分に
おけるノイズを抑えかつ充分なMTF補正効果を達成する
ことができる。同様にスライスレベルが低く黒ベタ部分
の白ノイズが目立ちやすい場合には、各エッジ方向のMT
F補正係数を逆の関係に設定することにより、黒ベタ部
分におけるノイズを抑えかつ十分なMTF補正効果をあげ
ることができる。 実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。 第1図は本発明の一実施例による画信号処理装置のブ
ロック図であり、破線部分が画信号処理装置である。こ
の画信号処理装置は第6図に示した装置と同様に主走査
方向のMTF補正を行うものであるが、第6図と対応する
部分には同一の符号をつけることにより説明の重複を避
ける。 以下、第6図と異なる構成について説明する。12はエ
ッジ方向別MTF補正係数を設定する手段としてのデコー
ダである。このデコーダ12は、MTF補正出力画信号Jの
2値化用スライスレベルSLに応じ、次表に示すような正
方向用MTF補正係数α1と、負方向MTF補正係数α2を出
力する。 13はエッジ方向に応じたMTF補正係数の選択手段とし
てのセレクタである。このセレクタ13は、減算器7の符
号出力Sが正を示している時には、正方向用MTF補正係
数α1をMTF補正係数αとして選択し乗算器8に入力
し、符号出力Sが負を示している時には負方向用MTF補
正係数α2をMTF補正係数αとして選択し乗算器8に入
力する。 このセレクタ13の説明から明らかなように、本実施例
においては、{2B−(A+C)}の演算を行うための減
算器7がエッジ方向の検出手段を兼ねており、その符号
出力Sが検出したエッジ方向を示す。 また、MTF補正に用いられるMTFフィルタは第2図のも
のであるが、MTF補正係数αは上述のようにエッジ方向
に応じてα1またはα2に切り替えられる。さらに、各
方向のMTF補正係数は、第1表のように2値化用スライ
スレベルSLに応じて切り替え設定される。 以上のように構成された画信号処理装置について、第
7図に示した波形図を再度参照しながら以下その動作を
説明する。 例えば、第7図に示した入力画信号(実線)のP1が注
目画素となった時、減算器7の符号出力Sは負となるた
め、セレクタ13によりα2がαとして選択され、このα
を用いてMTF補正が施される。ここで、スライスレベルS
Lが第7図に示すLaのように高い場合、第1表に示すよ
うにα1=1、α2=0に設定されるため、P1画素は補
正(強調)されずスライスレベルLa以下にならない。P2
の画素についても同様である。したがって、ノイズ分で
あるP1、P2などの画素は2値化画素の白ベタ部分に黒ノ
イズとして現れることがない。他方、正方向エッジの画
素については、α1=1が選択されて従来と同様に強調
されるため、MTF補正は良好に作用する。 また、スライスレベルSLが第7図に示すLcのように低
い場合、第1表に示すようにα1=0、α2=1に設定
される。この場合、P3の画素が注目画素となった時、減
算器7の符号出力Sは正となり、α1=0が選択される
ため強調されず、スライスレベルLcを越えない。したが
って、この画素P3は2値化画像の黒ベタ部分に白ノイズ
として現れることがない。負方向エッジの画素について
はα2=1が選択されて強調されるため、従来と同様の
MTF補正効果が得られ、細線のかすれなどが補正され
る。 スライスレベルLが第7図のLbのように普通レベル
で、白ベタや黒ベタの部分のノイズが発生しにくい場合
には、α1=α2=1に設定されるため、従来と同様に
正、負方向ともMTF補正がなされる。 なお本実施例では、3種類のスライスレベルに自動的
に対応できるように、スライスレベルSLによってエッジ
方向別MTF補正係数α1,α2を自動的に3段階に切り替
え設定するが、4段階以上の切り替え設定することも可
能である。本実施例ではMTF補正演算のための減算器7
によってエッジ方向検出を行ったが、専用回路を設けて
エッジ方向検出を行ってもよい。 また、MTF補正演算などの機能をファームウエアまた
はソフトウエアによって実現することも可能である。 さらに、本実施例は主走査方向のMTF補正を行うもの
であるが、第3図または第4図に示したようなMTFフィ
ルタを用い、かつ副走査方向または主副各方向のエッジ
方向検出を行ったMTF補正係数を選択することにより、
副走査または主副両走査方向について同様のMTF補正を
行うことが可能である。 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、画信号の
エッジ方向を検出し、エッジ方向に応じてMTF補正係数
を選択してMTF補正を行うため、白ベタ部分または黒ベ
タ部分でのノイズの発生を抑え、かつMTF補正を良好に
作用させることにより、再生画像の画質を向上できると
いう効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例による画信号処理装置のブロ
ック図、第2図は主走査方向用MTFフィルタを示す図、
第3図は副走査方向用MTFフィルタを示す図、第4図は
主副両走査方向用MTFフィルタを示す図、第5図は主走
査方向のMTF補正の作用を説明するための波形図、第6
図は従来の画信号処理装置のブロック図、第7図はスラ
イスレベルとMTF補正効果との関係を説明するための波
形図である。 2,3,4……ラッチ回路、5……シフトレジスタ、6,10…
…加算器、7……減算器、8……乗算器、11……クラン
プ回路、12……デコーダ(エッジ方向別MTF補正係数設
定手段)、13……セレクタ(MTF補正係数選択手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−62664(JP,A) 特開 昭62−45281(JP,A) 特開 昭58−166874(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.MTF補正すべき画素のエッジ方向が正負いずれの方
    向かを検出する検出手段と、画信号2値化用のスライス
    レベルに対応した前記エッジ方向別のMTF補正係数を設
    定する設定手段と、前記検出手段により検出されたエッ
    ジ方向に応じて前記設定手段から前記エッジ方向別のMT
    F補正係数を選択する選択手段とを備えたことを特徴と
    する画信号処理装置。
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