JP2809430B2 - 木質建築軸組構造 - Google Patents

木質建築軸組構造

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JP2809430B2 JP1165815A JP16581589A JP2809430B2 JP 2809430 B2 JP2809430 B2 JP 2809430B2 JP 1165815 A JP1165815 A JP 1165815A JP 16581589 A JP16581589 A JP 16581589A JP 2809430 B2 JP2809430 B2 JP 2809430B2
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保彦 黒岩
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として住宅などに用いられる木質構造の建
築軸組構造に関するものである。
〔従来の技術および課題〕
木質構造建築物において、地震などの水平力に対して
は、従来、筋違、壁の配置により対処する場合が多い。
しかし、従来の木質構造建築物は、木材の強度の問題
の他、水平耐力部材としての筋違や壁により、開口部や
空間の設計の自由度が制限され、またユニット化が難し
こと、施工に多くの時間を要すること、特殊な技能を有
する職人を必要とすることなどの問題があり、量産化が
難しかった。
本発明は、プレハブ化が可能な新たな水平耐力部材を
提供し、これを構造軸組に組込むことにより、量産化を
可能とし、設計の自由度を高め、また施工の合理化、品
質の向上を図ったものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の木質の建築軸組構造は、中央の縦部材2とそ
の両側の一対の縦部材6が建築軸組を構成する上下の横
部材5間に連結され、中央の縦部材2と両側の縦部材6
の間にそれぞれラチス部材3が接合され、各ラチス部材
3は鋼管を波状に屈曲させてその当接部を扁平とすると
ともに、中央の縦部材2に各ラチス部材3の当接部がそ
れぞれ鋼板製の固定板8を介して共通のボルトで接合さ
れ、両側の縦部材6にラチス部材3の当接部が鋼板製の
固定板8を介して個別にボルト接合されていることを特
徴とするものである。
本発明では、軸組内に設けたこれらの縦部材およびラ
チス部材が水平耐力部材として大きな強度を与え、この
ような壁倍率の大きい水平耐力部材を軸組内に複数分散
配置することにより、出入り口、窓などの開口部を広く
とることができ、設計の自由度が増す。
〔実施例〕
第1図は本発明で用いる補強材ユニット1を示したも
ので、木質の縦部材2と、ラチス部材3とからなる。ラ
チス部材3は1本の鋼管を波状に屈曲し、縦部材2への
当接部を偏平としたもので、中央に配される縦部材2の
両側にボルト4により接合し、平面的な水平耐力部材を
構成する。
第2図はラチス部材3の向きを第1図の実施例と逆向
きにした場合の例であり、第1図のものではラチス部材
3の上下端が中央の縦部材2に当接し、閉じた形である
のに対し、第2図の例ではラチス部材3の上下端が開い
た形になっている。
このような補強材ユニット1を、第3図に示すよう
に、梁、桁、土台などの上下横部材5および柱などの縦
部材6で囲まれる枠組内に組み込んで使用する。通常、
縦部材6は柱または間柱であり、縦部材6に対しては、
縦部材6に当接するラチス部材3の屈曲部をボルト4な
どで接合する。また、補強材ユニット1の中央の縦部材
2は上記枠組内に組込んむ際、間柱と同様に扱うことも
できる。
第4図および第5図は補強材ユニット1を構成する縦
部材2とラチス部材3の接合部を示したもので、縦部材
2の両側面にねじ孔7を設けた鋼板製の固定板8を木ね
じ9により固定しておき、偏平としたラチス部材3の当
接部に縦部材2を貫通するボルト4を挿通して接合す
る。
第6図は建築物の軸組を構成する柱などの縦部材6と
補強材ユニット1を構成するラチス部材3の接合部の詳
細を示したもので、上述した補強材ユニット1中央の縦
部材2とラチス部材3の接合と同様に行うことができ
る。なお、この場合、縦部材6の片側のみの接合とな
る。
第7図および第8図は補強材ユニット1を構成する縦
部材2の上下横部材5への取付け方法の一例を示したも
ので、基板10から直角に突設したブラケット11を縦部材
2に取付けるとともに、基板11を横部材5に木ねじなど
によって取り付けている。
第9図は本発明の軸組構造における補強材ユニット1
の配置例を示したもので、補強材ユニット1を梁、桁、
土台などの上下横部材5間に配置し、一般の柱の他に補
強材ユニット取付け用の枠組を構成する縦部材6(もち
ろん通常の柱、間柱として配置されるものも含む)を設
け、軸組内に分散配置している。具体的には柱や、開口
位置、軸組としての必要な耐力などを考慮し、設計によ
り水平耐力部材として効率的な配置を決定する。
第10図は第9図の軸組による木質建築構造物における
他の構造部材との関係を示したもので、原則的には従来
工法により構築することができ、さらに接合金属などの
工夫により、量産化、施工の合理化を図ることができ
る。なお、図中、12はRC基礎、13は大引、14は片持ち式
ベランダ部、15はベランダ手摺、16は垂木、17は野地
板、18はアスファルトルーフィング、19は屋根仕上げ材
を示す。
〔発明の効果〕
中央の縦部材と両側のラチス部材は補強材ユニットと
してユニット化が可能であり、軽量で、かつ強度の大き
い水平耐力部材を形成することができる。
ラチス部材は鋼管を波状に屈曲させてその当接部を扁
平とするとともに、中央の縦部材にラチス部材の当接部
が鋼板製の固定板を介して共通のボルトで接合され、両
側の縦部材にラチス部材の当接部が鋼板製の固定板を介
して個別にボルト接合される構造となっており、鋼板製
の固定板の存在により押圧力を受けた折れ曲がり部分が
木質の縦部材に食い込んで強度を低下させることを防止
し、また鋼板製の固定板がボルト接合による接合部を1
点支持から多点支持に変換することで、ラチス部材から
作用するせん断力による接合ボルトの回転が防止でき、
安定した接合構造が得られる。
本発明の軸組構造ではこのような水平耐力部材を使用
することにより、施工性の向上が図れるとともに、筋違
や一般の壁構造に比べ開口部を広くとることができ、そ
の配置についても自由度が大きく、自由な空間デザイン
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は補強材ユニットの正面図、第3図
は使用状態の正面図、第4図、第5図、第6図、第7図
および第8図は接合部の詳細図、第9図は軸組構造にお
ける補強材ユニットの配置を示す斜視図、第10図は他の
構造部材との関係を示す分解斜視図である。 1……補強材ユニット、2……縦部材、3……ラチス部
材、4……ボルト、5……横部材、6……柱、7……ね
じ孔、8……固定板、9……木ねじ、10……基板、11…
…ブラケット、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質の建築軸組構造において、中央の縦部
    材2とその両側の一対の縦部材6が建築軸組を構成する
    上下の横部材5間に連結され、中央の縦部材2と両側の
    縦部材6の間にそれぞれラチス部材3が接合され、各ラ
    チス部材3は鋼管を波状に屈曲させてその当接部を扁平
    とするとともに、中央の縦部材2に各ラチス部材3の当
    接部がそれぞれ鋼板製の固定板8を介して共通のボルト
    で接合され、両側の縦部材6にラチス部材3の当接部が
    鋼板製の固定板8を介して個別にボルト接合されている
    ことを特徴とする木質建築軸組構造。
JP1165815A 1988-06-28 1989-06-28 木質建築軸組構造 Expired - Lifetime JP2809430B2 (ja)

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JPH0280739A JPH0280739A (ja) 1990-03-20
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