JP2753701B1 - エアーガンの弾丸発射装置 - Google Patents

エアーガンの弾丸発射装置

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JP2753701B1
JP2753701B1 JP8310284A JP31028496A JP2753701B1 JP 2753701 B1 JP2753701 B1 JP 2753701B1 JP 8310284 A JP8310284 A JP 8310284A JP 31028496 A JP31028496 A JP 31028496A JP 2753701 B1 JP2753701 B1 JP 2753701B1
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博 川島
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Abstract

【要約】 【課題】エアーの噴出圧力で弾丸を発射するようにした
エアーポンプをライフル銃やカービン銃などの高さ方向
の幅が少ないモデルガンにも適用できるようにし、さら
に安価なモテルガンにも適用できるように単純構成のエ
アー吸込機構及び弾丸の装填機構を備えたエアーガンの
弾丸発射装置を提供する。 【解決手段】エアーガンの弾丸発射装置において、該エ
アーガンの本体1に一端を支持したアコーディオン形状
のエアーポンプ2を上下方向に伸縮自在に配置し、該エ
アーポンプ2の他端を本体1の前方に枢支したアーム3
に結合することにより、該アーム3の枢支ピン3aを中
心とする円弧状にエアーポンプ2を伸縮すると共に、エ
アーポンプ2を圧縮方向へ弾性的に付勢するスプリング
5を設ける一方、該エアーポンプ2に開閉弁6を備えた
吸込口7と弾丸室8に連通した噴出口9を別個に設け、
さらにアーム3に該アーム3の円弧軌跡の外周に沿う歯
部を有するラック4を設け、該ラック4にモータ13に
よって回転する欠歯ギヤ12を噛合した構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーポンプの噴
出圧力を利用して弾丸を発射するようにしたエアーガン
の弾丸発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】玩具銃の本体に内蔵したエアーポンプの
噴出圧力を利用して弾丸を発射するようにしたエアーガ
ンの弾丸発射装置が、例えば特開平6−201297号
公報に開示されている。
【0003】このエアーガンの弾丸発射装置について、
図8を参照しながら説明すると、伸長収縮自在な蛇腹状
のエアーポンプ50を横方向に配置したもので、このエ
アーポンプ50の基端部分にポンプ押圧体51を装着し
て、ポンプ押圧体51の後方にて弾発力を常時付勢する
弾発スプリング52を設けると共に、ポンプ押圧体51
の下側に沿ってラック53を設け、モータ54によって
駆動される欠歯ギヤ56をラック53に噛合してある。
【0004】そして、欠歯ギヤ56が回転すると、弾発
スプリング52の弾発力に抗してポンプ押圧体51を後
方へ移動することによってエアーポンプ50を伸長し、
エアーポンプ50の先端部分に設けられたエアー吸込機
構57からエアーをエアーポンプ50内に蓄積する。
【0005】このエアー吸込機構59は、エアーポンプ
50の先端部分に、適宜スペーサーを介して前後方向に
摺動自在に装着される摺動ノズル61と、摺動ノズル6
1が前方に移動する向きに弾発力を常時付勢する引戻し
スプリング58と、一端が摺動ノズル61に装着され、
他端が欠歯歯車に連繋される作動杆60とを備えた構成
とされ、エアーポンプ50内へのエアーの吸込を行うと
き、摺動ノズル61が作動杆60を介して引戻しスプリ
ング58の弾発力に抗して後方に摺動し、所定位置にセ
ットされている弾丸63から摺動ノズル61の先端部分
が離れ、弾丸63を発射するときに、摺動ノズル61が
引戻しスプリング58の弾発力によって前方に摺動し、
所定位置にセットされている弾丸63に摺動ノズル61
の先端部分が密接して、エアーポンプ50内のエアーが
摺動ノズル61内を通過して弾丸63に吹きつけられる
ように作動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のエア
ーポンプ50は、横長筒形の蛇腹状に形成され、本体内
で前後方向に伸縮するものであるため、このエアーポン
プ50の後方に設けられたラック53に噛合する欠歯ギ
ヤ56を有するギヤ群62及びこのギヤ群62を駆動す
るモータ54をエアーポンプ50の下方に設ける必要が
ある。
【0007】従って、そのスペースを確保するために、
エアーガンの本体の高さ方向の幅が大にならざるを得
ず、ライフル銃やカービン銃などのように、高さ方向の
幅が少ないモデルガンに上記構成のエアーポンプを適用
するのは不可能であった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、エアーの噴出圧力で弾丸を発射するようにし
たエアーポンプをライフル銃やカービン銃などの高さ方
向の幅が少ないモデルガンにも適用できるようにし、さ
らに安価なモデルガンにも適用できるように単純構成の
エアー吸込機構及び弾丸の装填機構を備えたエアーガン
の弾丸発射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のエアーガンの弾丸発射装置は、エアーガ
ンの弾丸発射装置において、該エアーガンの本体に一端
を支持したアコーディオン形状のエアーポンプを上下方
向に伸縮自在に配置し、該エアーポンプの他端を前記本
体の前方に枢支したアームに結合することにより、該ア
ームの枢支位置を中心とする円弧状に前記エアーポンプ
を伸縮すると共に、前記エアーポンプを圧縮方向へ弾性
的に付勢するスプリングを設ける一方、該エアーポンプ
に開閉弁を備えた吸込口と弾丸室に連通した噴出口を別
個に設け、さらに前記アームに該アームの円弧軌跡の外
周に沿う歯部を有するラックを設け、該ラックにモータ
によって回転する欠歯ギヤを噛合した構成を有して成
り、該欠歯ギヤの回転によって前記エアーポンプが前記
スプリングの弾性力に抗して伸長することにより前記開
閉弁を開放してエアーを吸引する一方、前記ラックが前
記欠歯ギヤの噛合から解放されたとき、前記スプリング
が弾発して前記エアーポンプを圧縮することにより、前
記噴出口から前記エアーポンプ内のエアーを噴出して前
記弾丸室に供給した弾丸を発射するようにした。
【0010】また、前記エアーポンプの噴出口に連結し
たエアー通路の外周に、弾倉の出口に連通した弾丸室を
開閉する摺動ノズルを設け、該摺動ノズルはスプリング
によって弾丸室の方向に付勢され、前記弾丸室の前方に
チャンバーパッキンを介してバレルを設ける一方、一端
を前記アームに枢支したクランクの中心支点を前記本体
に枢支することにより、前記アームの円弧移動によって
前記クランクの作用片が円弧状に回動するようにし、前
記エアーポンプを伸長する前記アームの円弧移動によっ
て前記クランクの作用片が前記摺動ノズルの外側に設け
た突出片を前側から後方へ押して該摺動ノズルを後退す
ることにより前記弾丸室を開放して前記弾倉内で上方に
付勢された弾丸を該弾丸室へ供給し、さらに前記摺動ノ
ズルが後退することによって前記クランクの作用片が前
記摺動ノズルの突出片から外れたときに前記スプリング
の付勢力によって前記摺動ノズルが前方へ移動して前記
弾丸室の弾丸を前記チャンバーパッキン内へ送り出すよ
うにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明によるエアーガンの一実施例
を示す要部断面図であって、エアーポンプを伸長した状
態を示す。図2は図1のエアーガンにおいて、エアーポ
ンプを圧縮した状態を示す。図3は図1のエアーガンに
おいて、エアーポンプの吸込口からエアーを吸込んでい
る状態を示す。図4は本実施例のエアーガンをセミオー
ト(半自動連射)にするための制御状態を示す回路図で
ある。図5は本実施例のエアーガンをフルオート(自動
連射)にするための制御状態を示す回路図である。図6
(a) 乃至(d) は本実施例における摺動ノズルを前後移動
する機構を示した斜視図及び動作図である。図7(a) 乃
至(d) は図6の摺動ノズルを前後移動する機構の他の実
施例を示す斜視図及び動作図である。
【0013】図1において、エアーポンプ2は、ゴム製
または合成樹脂等によって周囲の側部に設けた複数の折
曲形状によって伸縮自在であるが、このエアーポンプ2
を上下方向に伸縮するようにエアーガンの本体1内に収
容すると共に、エアーポンプ2の上端をエアーガンの本
体1の上端に固定または当接させることにより支持して
ある。
【0014】一方、エアーポンプ2の前方(図1の左
方)に枢支ピン3aを設けたアーム3をエアーポンプ2
の両側または片側に設け、このアーム3をエアーポンプ
2の下方の端部側に結合する。この際、エアーポンプ2
の下面に支持板(不図示)を設け、該支持板にアーム3
を固定するようにしてもよい。
【0015】このような構成によって、アーム3の枢支
ピン3aを中心とした円弧状にエアーポンプ2を伸縮す
ることができる。
【0016】また、エアーポンプ2を圧縮方向へ弾性的
に付勢するスプリング5を設けてある。その構成として
は、片側または両側のアーム3の下側にスプリング5の
上端を固定し、その下端をエアーガンの本体1の下方部
に固定する。なお、エアーポンプ2の下面に上記の支持
板を設けた場合、該支持板の下面にスプリング5の上端
を固定するようにしてもよい。
【0017】エアーポンプ2には、開閉弁6を備えた吸
込口7と弾丸室8に連通した噴出口9を別個に設けてあ
る。
【0018】このエアーポンプ2の噴出口9は、前方を
向くエアーガンのバレル(銃孔)11に連通した弾丸室
8に向けてエアーポンプ2の前面に設けるのが適当であ
るが、吸込口7は、エアーポンプ2の上端面に限らず下
面に設けてもよい。
【0019】また、この吸込口7に設けられた開閉弁6
は、シール側にゴム面を有する弾性金属板から成り、エ
アーポンプ2の内側に端部を固定してあり、エアーポン
プ2内が陽圧にされたとき開閉弁6によって吸込口7を
閉塞し、エアーポンプ2内が負圧にされたとき開閉弁6
によって吸込口7を開放する。
【0020】上記のアーム3には、該アーム3の円弧軌
跡の外周に沿う歯部を有するラック4を設けてある。こ
のラック4は両側のアーム3に設けてもよいが、片側だ
けでもよい。また、ラック4はアーム3に別体または一
体的に設けてもよい。
【0021】このラック4の歯部に噛合する位置、即ち
エアーポンプ2の後方に欠歯ギヤ12を設け、該欠歯ギ
ヤ12の横位置に固設したモータ13と該欠歯ギヤ12
とを減速ギヤ群14によって連結する。
【0022】従って、本実施例においては、エアーポン
プ2の前方に枢支ピン3aを有するアーム3を設ける一
方、エアーポンプ2の後方に欠歯ギヤ12とギヤ群14
とモータ13とを略並列状に配置することができる。
【0023】なお、モータ13は、トリガ15の引き動
作によって起動する不図示のマイクロスイッチ等に接続
され、トリガ15の引き動作によってマイクロスイッチ
の起動によりモータ13が回転すると、欠歯ギヤ12が
回転してラック4との噛合によりアーム3を下方向に円
弧移動させる。
【0024】このとき、図3に示すように、エアーポン
プ2内は陰圧となって開閉弁6が開き、吸込口7から外
部のエアーをエアーポンプ2内に吸い込んでスプリング
5の弾性力に抗してエアーポンプ2を伸長させる。
【0025】また、欠歯ギヤ12がさらに回転して、図
2のように、ラック4が欠歯ギヤ12の噛合から解放さ
れたとき、スプリング5が弾発してエアーポンプ2を圧
縮することにより、開閉弁6が吸込口7を閉塞すると同
時に、エアーポンプ2内のエアーを噴出口9から噴出す
る。
【0026】エアーポンプ2の噴出口9にはエアー通路
16が連結され、該エアー通路16の外周には、弾倉2
0の出口に連通した弾丸室8を開閉する摺動ノズル17
が設けられ、弾丸室8の前方にチャンバーパッキン18
を介してバレル11が設けられている。
【0027】また、エアー通路16の後端外周には鍔1
6aが形成され、この鍔16aと摺動ノズル17の後端
との間にスプリング17aが設けられ、摺動ノズル17
はスプリング17aによって常に前方へ付勢されてい
る。
【0028】さらに、L形のクランク21の一端をアー
ム3に枢支ピン3aで回動自在に支持し、このクランク
21の中心位置の支点(中心支点)22をエアーガンの
本体1に枢支することにより、アーム3の円弧移動によ
って、クランク21の作用片21aが円弧状に回動する
ようにしてある。
【0029】そして、図2に示すように、エアーポンプ
2を伸長するアーム3の円弧移動によってクランク21
の作用片21aが摺動ノズル17の突出片23を前側か
ら後方へ押して摺動ノズル17を後退することにより、
弾丸室8を弾倉20と連通する開動作を行う。
【0030】なお、弾倉20の下方には弾丸24を弾丸
室8の方向へ押し出す不図示のスプリングが設けられ、
図3に示すように、摺動ノズル17の後退により弾丸室
8を開放して弾倉20内の弾丸24を一個だけ弾丸室8
に押し出すと、弾丸24は上方に設けられた弾丸保持部
材25に当接して弾丸室8内に装填される。
【0031】一方、さらに摺動ノズル17が後退するこ
とによってクランク21の作用片21aが摺動ノズル1
7の突出片23から外れたときに、スプリング17aの
付勢力によって摺動ノズル17が前方へ移動して弾丸室
8の弾丸24をチャンバーパッキン18内へ送り出す。
このとき、摺動ノズル17の前端が弾丸を密着状に保持
し、エアーポンプの噴出口9とエアー通路16と摺動ノ
ズル17内の気密が保たれる。
【0032】次に、上記の摺動ノズル17を前後移動す
る機構について、一実施例を示す図6と、他の実施例を
示す図7を参照しながら説明する。
【0033】図6において、クランク21は単独で図示
してあるが、その中心支点22を上記のようにエアーガ
ンの本体1に設け、さらにアーム3の後方に突設した枢
支ピン19をクランク21の長孔21bに挿通すること
により、アーム3の円弧移動に伴って、クランク21の
作動片21aを中心支点22を中心に回動して摺動ノズ
ル17の側方に形成した突出片23に係合及び解除す
る。
【0034】即ち、図6(a) に示すように、摺動ノズル
17の突出片23を摺動ノズル17の後端から前方に向
けて弾性的に開閉するように形成しておけば、上記のよ
うにエアーポンプ2を圧縮する方向へアーム3が円弧移
動する際、図6(b) から図6(c) に至る動作において、
後方へ下り勾配を有する突出片23の傾斜面をクランク
21の作用片21aが押圧することにより、突出片23
の弾力に抗して該突出片23を内方へ押し曲げながら乗
り越して、図6(d) のように突出片23の前方へ移動す
る。
【0035】さらに、エアーポンプ2が伸長する方向へ
アーム3が円弧移動をすると、図6(d) のようにクラン
ク21の作用片21aが突出片23の前方に引っかかっ
た状態でスプリング17aの付勢力に抗して突出片23
を後方へ押し込んで摺動ノズル17を後退させ、摺動ノ
ズル17の前方の弾丸室8を開放して弾倉20の出口に
連通させると共に、図3に示すように、クランク21の
作用片21aが突出片23からはずれる。
【0036】また、図7に示すように、突出へ23’は
後方へ下り勾配を有するが、摺動ノズル17から固定し
た状態に突出しておき、クランク21の中心支点22を
余長を有する長軸に形成して、中心支点22の頭部とク
ランク21間にスプリング26を介装しておけば、上記
の動作によって突出片23’の傾斜面に接したとき、ク
ランク21が突出片23’から外方へ弾性的に浮上して
この突出片23’を乗り越すことができる。
【0037】ここで本実施例のエアーガンの弾丸発射動
作を説明すると、図2に示すように弾丸24が発射され
た後、摺動ノズル17は前方に移動した状態にあり、ク
ランク21の作用片21aは摺動ノズル17の突出片2
3の前側に待機した状態にある。また、欠歯ギヤ12は
ラック4から外れた状態にあって、エアーポンプ2はス
プリング5の付勢力によって圧縮された状態にある。
【0038】ここで、トリガ15を引くと、図3に示す
ように、不図示のマイクロスイッチの起動によってモー
タ13が駆動すると欠歯ギヤ12が回転し、ラック4を
介してアーム3がエアポンプ2を伸長する方向に円弧移
動するに伴い開閉弁6が開いてエアーポンプ2内にエア
ーが供給され、徐々にスプリング5の弾発力が蓄積され
る。
【0039】また、このアーム3の円弧移動によって、
クランク21の作用片21aが、図2の状態から摺動ノ
ズル17の突出片23を前側から後方へ押圧することに
より、この摺動ノズル17を後退させ、図3の状態に至
って弾丸室8を開いて弾倉20内の弾丸24を弾丸室8
へ供給する。
【0040】一方、クランク21の作用片21aが摺動
ノズル17の突出片23から外れる方向へ移動すると、
図1に示すように摺動ノズル17がスプリング17aの
付勢力によって前方へ移動して、摺動ノズル17の前端
に密着した弾丸24をチャンバーパッキン18内へ送り
出す。次いで、図2のように、さらに欠歯ギヤ12が回
転してラック4から離脱すると、スプリング5が一挙に
弾発して、エアーポンプ2内のエアーをチャンバーパッ
キン18の方向へ噴出して弾丸24を発射させる。
【0041】このとき、アーム3の円弧移動によって、
図6或は図7における説明の通り、クランク21の作用
片21aが摺動ノズル17の突出片23を乗り越して、
該突出片23の前側へ移動するのである。
【0042】なお、図4に本実施例のエアーガンをセミ
オート(半自動連射)にするための制御状態を示し、図
5に本実施例のエアーガンをフルオート(自動連射)に
するための制御状態を示してある。
【0043】これらの図に示すように、モータ13を制
御装置30に接続し、この制御装置30とモータ13に
電源を供給する電池32に接続したトリガ15の引き動
作によって起動するマイクロスイッチとを切替スイッチ
31を介して接続し、図4に示すように、セミオート側
のスイッチ31aに切り替えることにより、本実施例の
エアーガンをセミオートガンとして使用することができ
る。
【0044】また、図5に示すように、フルオート側の
スイッチ31bに切り替えることにより、本実施例のエ
アーガンをフルオートガンとして使用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアーガ
ンの弾丸発射装置は、エアーガンの本体にアコーディオ
ン形状のエアーポンプを上下方向に伸縮自在に配置して
あり、このエアーポンプを欠歯ギヤに噛合するラックに
よってアームの枢支ピンを中心とする円弧状に伸縮自在
にしてあるため、エアーポンプの横方向にアームを設け
ると共に、該アームに設けたラックに噛合する欠歯ギヤ
及びこれに連結されたギヤ群、さらには該ギヤ群を回転
駆動するモータをエアーポンプの略横方向に並列した状
態で配置することができる。
【0046】従って、従来のエアーガンのように、横方
向に伸縮するエアーポンプを備えたものでは到底不可能
であったライフル銃やカービン銃などの高さ方向の幅が
少ないモデルガンにも、本発明のエアーポンプを適用す
ることが可能となった。
【0047】また、エアーポンプに設ける吸込口を、弾
丸室に連通する噴出口とは別位置に設けた開閉弁によっ
て構成することができ、従って、エアーの吸込機構を非
常に簡単に装備することができる。
【0048】さらには、欠歯ギヤに噛合されたラックに
よって円弧移動するアームの動作に伴って摺動ノズルを
前後動するようにしたクランクを構成することができる
ため、従来複雑であった弾丸の装填機構を非常に簡単に
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアーガンの一実施例を示す要部
断面図であって、エアーポンプを伸長した状態を示す。
【図2】図1のエアーガンにおいて、エアーポンプを圧
縮した状態を示す。
【図3】図1のエアーガンにおいて、エアーポンプの吸
込口からエアーを吸込んでいる状態を示す。
【図4】本実施例のエアーガンをセミオート(半自動連
射)にするための制御状態を示す回路図である。
【図5】本実施例のエアーガンをフルオート(自動連
射)にするための制御状態を示す回路図である。
【図6】本実施例における摺動ノズルを前後移動する機
構を示した斜視図及び動作図である。
【図7】図6の摺動ノズルを前後移動する機構の他の実
施例を示す斜視図及び動作図である。
【図8】従来のエアーガンの内部構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…エアーガンの本体 2…エアーポンプ 2a…エアーポンプの端部 3…アーム 3a…アームの枢支ピン 4…ラック 5…スプリング 6…開閉弁 7…吸込口 8…弾丸室 9…噴出口 11…バレル 12…欠歯ギヤ 13…モータ 14…減速ギヤ群 15…トリガ 16…エアー通路 16a…鍔 17…摺動ノズル 17a…スプリング 18…チャンバーパッキン 19…クランクの係止ピン 20…弾倉 21…クランク 22…中心支点 21a…作用片 23、23’…摺動ノズルの突出片 24…弾丸 25…弾丸保持部材 26…スプリング 30…制御装置 31…切替スイッチ 32…電池

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアーガンの弾丸発射装置において、該エ
    アーガンの本体に一端を支持したアコーディオン形状の
    エアーポンプを上下方向に伸縮自在に配置し、該エアー
    ポンプの他端を前記本体の前方に枢支したアームに結合
    することにより、該アームの枢支位置を中心とする円弧
    状に前記エアーポンプを伸縮すると共に、前記エアーポ
    ンプを圧縮方向へ弾性的に付勢するスプリングを設ける
    一方、該エアーポンプに開閉弁を備えた吸込口と弾丸室
    に連通した噴出口を別個に設け、さらに前記アームに該
    アームの円弧軌跡の外周に沿う歯部を有するラックを設
    け、該ラックにモータによって回転する欠歯ギヤを噛合
    した構成を有して成り、該欠歯ギヤの回転によって前記
    エアーポンプが前記スプリングの弾性力に抗して伸長す
    ることにより前記開閉弁を開放してエアーを吸引する一
    方、前記ラックが前記欠歯ギヤの噛合から解放されたと
    き、前記スプリングが弾発して前記エアーポンプを圧縮
    することにより前記噴出口から前記エアーポンプ内のエ
    アーを噴出して前記弾丸室に供給した弾丸を発射するよ
    うにしたことを特徴とするエアーガンの弾丸発射装置。
  2. 【請求項2】前記エアーポンプの噴出口に連結したエア
    ー通路の外周に、弾倉の出口に連通した弾丸室を開閉す
    る摺動ノズルを設け、該摺動ノズルはスプリングによっ
    て弾丸室の方向に付勢され、前記弾丸室の前方にチャン
    バーパッキンを介してバレルを設ける一方、一端を前記
    アームに枢支したクランクの中心支点を前記本体に枢支
    することにより、前記アームの円弧移動によって前記ク
    ランクの作用片が円弧状に回動するようにし、前記エア
    ーポンプを伸長する前記アームの円弧移動によって前記
    クランクの作用片が前記摺動ノズルの外側に設けた突出
    片を前側から後方へ押して該摺動ノズルを後退すること
    により前記弾丸室を開放して前記弾倉内で上方に付勢さ
    れた弾丸を該弾丸室へ供給し、さらに前記摺動ノズルが
    後退することによって前記クランクの作用片が前記摺動
    ノズルの突出片から外れたときに前記スプリングの付勢
    力によって前記摺動ノズルが前方へ移動して前記弾丸室
    の弾丸を前記チャンバーパッキン内へ送り出すようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のエアーガンの弾丸発
    射装置。
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