JP2664944B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP2664944B2
JP2664944B2 JP63199829A JP19982988A JP2664944B2 JP 2664944 B2 JP2664944 B2 JP 2664944B2 JP 63199829 A JP63199829 A JP 63199829A JP 19982988 A JP19982988 A JP 19982988A JP 2664944 B2 JP2664944 B2 JP 2664944B2
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    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/90Tape-like record carriers

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号処理回路に係り、特に垂直ブラン
キング期間に付加される2値化信号の加算および読取り
に好適な映像信号処理回路に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録再生装置において、磁気テープ位置を示す情
報として、時間・分・秒・フレーム番号を2進のコード
にコード化したタイムコードを、映像信号の垂直ブラン
キング期間に挿入する方法か、業務用VTRに採用されて
いる。このタイムコードはVITC(Vevtical Interval Ti
me Code)と呼ばれており、「VTR技術」日本放送協会
編,第226頁から第228頁に紹介されている。
垂直ブランキング期間に付加される信号としては、こ
のVITC信号の他に文字放送やレーザデイスクのフレーム
番号を示すコード等がある。さらに、1988年7月現在,
ゴーストキヤンセラ用の基準信号(以下、GCR信号と称
す)を垂直ブランキング期間に挿入する計画が推進され
つつあり実用試験放送が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このように垂直ブランキング期間にタイム
コードなどの2値化信号を挿入してVTRに記録再生する
場合、この記録再生によってこの2値化信号の波形が劣
化し、かかる2値化信号の読取りの誤動作が生ずる。特
に、記録前にこの2値化信号に波形歪があると、その影
響がさらに大きくなる。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明は、垂直ブラン
キング期間内に2値化信号が挿入されている映像信号を
記録装置において、記録する該映像信号の垂直ブランキ
ング期間中、少なくとも該2値化信号が挿入されている
信号挿入期間に対して選択的に波形成形を行なう第1の
手段と、記録する該映像信号の該信号挿入期間を該第1
の手段で波形整形された該信号挿入期間の信号と入れ替
える第2の手段とを有する。
また、本発明は、垂直ブランキング期間内に2値化信
号が挿入されている映像信号を再生して出力する装置に
おいて、再生した該映像信号の垂直ブランキング期間
中、少なくとも該2値化信号が挿入されている信号挿入
期間に対して選択的に波形整形を行なう第1の手段と、
再生した該映像信号の該信号挿入期間を、該第1の手段
で波形整形された該信号挿入期間の信号と入れ替える第
2の手段とを有する。
〔作用〕
映像信号の垂直ブランキング期間内の上記信号挿入期
間に挿入されている2値化信号に波形歪があっても、そ
の記録前に波形整形されるものであるから、記録時の2
値化信号の波形歪による影響を防止できる。
また、再生映像信号の垂直ブランキング期間に挿入さ
れている2値化信号に、記録再生により、波形歪が生じ
ても、その波形整形によってこの波形歪を除くことがで
きる。
〔実施例〕
以下、まず、映像信号の垂直ブランキング期間内への
タイムコードの挿入処理を行なう回路の一例について第
1図により説明する。
第1図において、1は映像信号入力端子,2は磁気テー
プ,3は記録ヘツド,4はYC分離回路,5は同期分離回路,6は
コントローラ,7はタイムコード発生回路,8はブランキン
グ処理回路,9はタイムコード加算回路,10は輝度信号記
録処理回路,11は色信号記録処理回路,12は記録アンプ回
路である。
第1図において、入力端子1より入力された複合映像
信号をYC分離回路4に導き、輝度信号Y1と色信号C1とに
分離する。分離した輝度信号Y1を同期分離回路5および
ブランキング処理回路8へと導く。同期分離回路5にて
垂直同期信号及び水平同期信号を分離し、コントローラ
6へ導く。コントローラ6はこれらの同期信号をカウン
トし、垂直ブランキング期間を検出し、ブランキング処
理回路8を制御して、映像信号の垂直ブランキング期間
に加算されている信号をブランキング処理により消去し
た信号Y2をタイムコード加算回路9に導き、コントロー
ラ6により制御されるタイムコード発生回路7にて発生
するタイムコードを信号Y2の垂直ブランキング期間中に
加算する。こうして得られる信号Y3を輝度信号記録処理
回路10により記録可能な信号Y4に変換する。一方、分離
された色信号C1を色信号記録処理回路11により記録可能
な信号C2に変換する。こうして得られる信号Y4およびC2
を記録アンプ12を介して、記録ヘツド3により、磁気テ
ープ2へ記録する。
以上の動作を第7図のタイミングチヤートを用いて補
足説明する。第7図において、各信号波形に付した符号
は、第1図中に付した信号の符号と対応している。第7
図中Y1に示す波形の信号が、YC分離回路4より輝度信号
として得られたものとする。この信号Y1には同図中に示
すように垂直ブランキング期間aには、例えばGCR信号
や文字放送の信号が付加されているものとする。これら
の付加された信号をブランキング処理回路8にて除去し
た信号が、第7図中Y2で示した信号である。これに、さ
らにタイムコード加算回路9によりタイムコードを加算
した信号が同図中Y3である。
この例によれば、タイムコードを付加しようとする映
像信号の垂直ブランキング期間に、すでに付加されてい
る他の信号を消去した後にタイムコードの付加した信号
を、記録媒体に記録する。従つて、この信号を再生して
タイムコードを読出す際に、隣接する他の信号(例えば
GCR信号や文字放送の信号など)の影響による読取りの
誤動作がない。
又、垂直ブランキング期間中、GCR信号のみをブラン
キング処理回路8により消去し、GCR信号が付加されて
いた位置に、タイムコードを加算してもよい。これによ
り映像信号の記録には直接関係のないGCR信号は消去
し、文字放送等は残した信号に、タイムコードを付加し
て記録することが可能となる。
次に、再生された映像信号の垂直ブランキング期間内
に挿入されているタイムコードの読取処理を行なう回路
の一例について第2図を用いて説明する。
第2図において、13は再生ヘツド,14は再生アンプ,15
は輝度信号再生処理回路,16は色信号再生処理回路,17は
色信号除去回路,18はタイムコード読取回路,19はYC加算
回路,20および21は出力端子である。その他の部分で第
1図と同一の部分には同一の符号を付している。
第2図において、磁気テープ2には垂直ブランキング
にタイムコードが付加された映像信号が記録されている
ものとする。磁気テープ2より再生ヘツド13および再生
アンプ14を介して得られる再生信号を輝度信号再生処理
回路15および色信号再生処理回路16に導く。これらはそ
れぞれ第1図の輝度および色信号記録処理回路10,11の
逆変換処理を行う回路である。色信号除去回路17は輝度
信号再生処理回路15からの輝度信号にもれ込んでいる色
信号成分やノイズ成分を除去するための回路で、一般
に、走査線あるいはフイールドの遅延線を用いた垂直方
向あるいは時間軸方向の輝度信号の相関性を利用するく
し形フイルタを用いるものが知られている。こうして色
信号成分を除去した輝度信号と、色信号再生処理回路16
からの色信号とをYC加算回路19にて加算した後、出力端
子21に導くことで、磁気テープ2に記録された映像信号
が再生され出力端子21に出力される。タイムコードを読
取る際は、色信号除去回路17を通る前の、輝度信号再生
処理回路15からの出力信号をタイムコード読取回路18へ
導き、付加されたタイムコードを読み取り、出力端子20
へ出力する。
タイムコードの信号は垂直方向あるいは時間軸方向の
相関性はないので、前述の色信号除去回路17の処理によ
り波形歪を生じるが、この例によれば、タイムコードの
信号を色信号除去回路17を通る前の輝度信号から読取る
ので、波形歪による読取りの誤動作なくすことができ
る。
次に再生された映像信号の垂直ブランキング期間内に
挿入されているタイムコードの読取、再挿入処理を行な
う回路の一例について第3図を用いて説明する。
第3図において、第1図および第2図と同一の部分に
対しては同一の符号を付している。
第3図において、輝度信号再生処理回路15からの輝度
信号をタイムコード読取回路18へ導き、タイムコードを
読取つた結果を出力端子20へ出力すると供に、タイムコ
ード発生回路7へ導く。タイムコード発生回路7は読取
つたのと同一のタイムコードを発生し、タイムコード加
算回路9により再生映像信号に加算する。その他の部分
の回路動作は第2図の実施例の回動動作と同じであるの
で説明は省略する。
この例によれば、再生された映像信号に付加されてい
るタイムコードを読取り、同じ位置に新たにタイムフー
ドを付け替えることができるので、記録あるいは再生処
理などによつて生ずるタイムコードの波形の歪による誤
動作を低減することができる。又、この例は再生系の処
理を行うものであるが、例えば第1図に示した例のよう
な記録系処理と組み合わせた装置においては、タイムコ
ード発生回路7およびタイムコード加算回路9を、記録
系と再生系とで兼用することで、回路規模の増加を防ぐ
ことができる。
次に、本発明による映像信号処理回路第1の実施例を
第4図を用いて説明する。
第4図において、22は波形整形回路である。その他の
部分で第1図および第2図と同一の部分に対しては同一
の符号を付している。
第4図において、輝度信号再生処理回路15からの信号
を波形整形回路22へ導く。コントローラ6は同期分離回
路5により分離された同期信号から垂直ブランキング期
間あるいはタイムコードが付加される位置を検出し、こ
の期間のみ波形整形処理が行われるべく波形整形回路22
を制御する。この波形整形回路22は、例えば第8図に示
すような回路で実現できる。第8図において、23は波形
整形前の映像信号入力端子,24は波形整形された後の映
像信号出力端子,25は波形整形処理の可不を切替えるた
めの制御信号入力端子,26は電圧比較器,27は基準電圧発
生回路,28はスイツチである。入力端子23より入力され
た映像信号を、電圧比較器27へ導き、基準電圧発生回路
27からの基準電圧との比較を行い、その結果をスイツチ
28へ出力する。コントローラ6からの制御信号が端子25
を介してスイツチ28の切替え信号として入力され、電圧
比較器26からの出力と入力端子23からの信号とを切替え
て出力端子24へ出力する。この出力信号を第4図中のタ
イムコード読取回路18へ導くとともに、YC加算回路19へ
導き、再生した色信号と加算した後、出力端子21へ出力
する。その他の部分の回路動作は第2図に示した例と同
じであるので説明は省略する。
以上の動作により、再生された映像信号に付加された
タイムコードの波形整形が行えるので、波形の立上がり
や立下がりなどに生じる歪(いわゆる波形のなまり)を
低減できる。また、同様の処理を文字放送コード等の他
の2値信号に適用することにより、これらの信号に対し
ても同様の効果が得られる。
次に、記録する入力映像信号の垂直ブランキング期間
内に挿入されているタイムコードに記録処理を行なう回
路の一例について第5図を用いて説明する。
第5図において、前述の実施例と同一の部分に対して
は同一の符号を付している。
第5図に示した例は、第3図に示した例におけるタイ
ムコード信号の置き換えを、記録系に適応したものであ
る。YC分離回路4より得られる輝度信号よりタイムコー
ドを読取回路18により読取り、同一のコードを発生回路
7により発生し、加算回路9により加算する。また、こ
の例では、コントローラ6によりYC分離回路4を制御す
る。YC分離回路4の方式として、輝度信号の垂直方向及
び時間軸方向の相関性を利用したくし形フイルタを用い
た場合、タイムコードのように相関性の無い信号は波形
歪を生ずる。コントローラ6は、この歪をなくすため、
垂直ブランキング期間、あるいはタイムコード等の2値
信号が付加されている期間、YC分離回路4の分離処理を
強制的に停止させる。
この例によれば、タイムコード信号の置き替えが行え
るので、入力される映像信号に付加されているタイムコ
ード信号に生じている波形歪を低減できる。また入力信
号のYC分離によるタイムコード信号の波形歪を低減でき
る。
また、例えば第2図に示した例などのような再生系と
組合わせた場合には、タイムコードの発生回路7,読取回
路18,加算回路9は記録系と再生系とで兼用でき、回路
規模の増大を低減することが可能である。
次に、本発明による映像信号処理回路の第2の実施例
を第6図を用いて説明する。
第6図において、前出図面と同一の部分に対しては同
一の符号を付している。
第6図の実施例は、第4図の実施例における波形整形
を記録系に適応したものである。YC分離回路4からの輝
度信号を波形整形回路22へ導き、垂直ブランキング期間
あるいはタイムコード信号の期間に対して波形整形を行
うべく、コントローラ6を構成する。その他の部分の回
路動作は第5図に示した例と同じであるので説明は省略
する。
本実施例によれば、入力信号に付加されたタイムコー
ド等の2値化信号に生じる波形の歪みを波形整形により
低減できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば記録のために入力される映像信号の垂
直ブランキング期間内の少なくとも2値化信号が挿入さ
れている部分を波形整形し、この映像信号の2値化信号
が挿入されている部分をこの波形整形された部分と入れ
替えるものであるから、この入力される映像信号に挿入
されている2値化信号に波形歪があっても、この波形歪
が除かれて記憶されることになり、この映像信号の再生
時での2値化信号の読取りに際しての誤動作を防止する
ことができる。
また、再生された映像信号の垂直ブランキング期間内
の少なくとも2値化信号が挿入されている部分を波形整
形し、この再生映像信号の2値化信号が挿入されている
部分をこの波形整形された部分と入れ替えるものである
から、この映像信号の記録再生に際して2値化信号に生
ずる波形歪を除くことができ、この2値化信号の読取り
に際して誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は映像信号の垂直ブランキング期間内へのタイム
コードの挿入処理を行なう回路の一例を示す回路ブロッ
ク図、第2図は再生された映像信号の垂直ブランキング
期間内に挿入されているタイムコードの読取処理を行な
う回路の一例を示す回路ブロック図、第3図は再生され
た映像信号の垂直ブランキング期間内に挿入されている
タイムコードの読取,再挿入処理を行なう回路の一例を
示す回路ブロック図、第4図は本発明による映像信号処
理回路の第1の実施例を示す回路ブロック図、第5図は
記録する入力映像信号の垂直ブランキング期間内に挿入
されているタイムコードの記録処理を行なう回路の一例
を示す回路ブロック図、第6図は本発明による映像信号
処理回路の第2の実施例を示す回路ブロック図、第7図
は信号波形図、第8図は本発明の実施例の一部分を示す
回路ブロツク図である。 2……磁気テープ、3……記録ヘツド 4……YC分離回路、5……同期分離回路 6……コントローラ 7……タイムコード発生回路 8……タイムコード発生回路 9……タイムコード加算回路 13……再生ヘツド、17……色信号除去回路 18……タイムコード読取回路 19……YC加算回路、22……波形整形回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−134686(JP,A) 特開 昭58−181378(JP,A) 特開 昭62−84688(JP,A) 特開 昭60−218988(JP,A) 実開 昭57−111177(JP,U) 実開 昭59−101565(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直ブランキング期間内に2値化信号が挿
    入されている映像信号を記録する装置において、 記録する該映像信号の垂直ブランキング期間中、少なく
    とも該2値化信号が挿入されている信号挿入期間に対し
    て選択的に波形整形を行なう第1の手段と、 記録する該映像信号の該信号挿入期間を、該第1の手段
    で波形整形された該信号挿入期間の信号と入れ替える第
    2の手段と を有することを特徴とする映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】垂直ブランキング期間に2値化信号が挿入
    されている映像信号を再生して出力する装置において、 再生した該映像信号の垂直ブランキング期間中、少なく
    とも該2値化信号が挿入されている信号挿入期間に対し
    て選択的に波形整形を行なう第1の手段と、 再生した該映像信号の該信号挿入期間を、該第1の手段
    で波形整形された該信号挿入期間の信号と入れ替える第
    2の手段と を有することを特徴とする映像信号処理回路。
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