JP2662514B2 - 画像情報伝送システム - Google Patents

画像情報伝送システム

Info

Publication number
JP2662514B2
JP2662514B2 JP3986296A JP3986296A JP2662514B2 JP 2662514 B2 JP2662514 B2 JP 2662514B2 JP 3986296 A JP3986296 A JP 3986296A JP 3986296 A JP3986296 A JP 3986296A JP 2662514 B2 JP2662514 B2 JP 2662514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
data
transmitted
screen
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3986296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08336145A (ja
Inventor
忠義 中山
力 佐藤
健一 長沢
知彦 笹谷
宏爾 高橋
進 上月
克二 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3986296A priority Critical patent/JP2662514B2/ja
Publication of JPH08336145A publication Critical patent/JPH08336145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2662514B2 publication Critical patent/JP2662514B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/154Measured or subjectively estimated visual quality after decoding, e.g. measurement of distortion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/103Selection of coding mode or of prediction mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/176Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a block, e.g. a macroblock

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は画像情報伝送システ
ムに関し、特に互いに相関性を有する複数の画像を連続
して伝送する画像情報伝送システムに関する。 【0002】 【従来の技術】画像情報等の情報を伝送する場合、いか
に伝送する情報量を少なくして原情報を忠実に再現でき
る様にするかということが常にテーマとされ、そのため
に多種多様な伝送方式が従来より提案されている。 【0003】上述のテーマに対してサンプリング密度、
即ち伝送する情報密度を適宜変化させる適応形可変密度
サンプリング方式がある。この方式の一例として既に発
表されている、時間軸変換帯域圧縮方式(以下、TA
T:Time Axis Transform)につい
て一次元の場合を例として簡単に説明する。 【0004】図6はTATの基本概念の説明図で、原信
号は点線にて示す如く所定の期間毎に分割され、分割さ
れたブロック毎に含まれる情報が粗であるか密であるか
を判別する。そして密と判断されたブロックについては
原信号をサンプリングして得たデータの全てを伝送デー
タとして伝送し、粗と判断されたブロックについては全
てのデータ中一部のみを伝送データとし、他を間引きデ
ータとして伝送しないものとする。 【0005】上述の如き考え方によって単位時間当りに
伝送されるデータ数は減少することになり、伝送信号の
帯域圧縮が可能となる。これら伝送されたデータは受信
側に於いて、間引きデータに対応するデータの形成にも
用いられる。即ち間引きデータは、受信時に伝送されて
来たデータを用いて近似演算することにより得られる補
間データとなる。また、この補間データは情報が粗な部
分に対応しているので間引きデータに極めて近似したデ
ータとなり、全てのデータを伝送した場合に比べて復元
した信号の原信号に対する忠実性についてはほとんど変
化させずに、伝送帯域については大幅に圧縮することが
できる。即ち伝送する情報量を削減することができる。 【0006】一方、各ブロックについて、全てのサンプ
リングデータを伝送するか、データの一部を伝送するか
の判定は原信号の粗密状態を調べ、その判定情報を伝送
モード情報として同時に伝送する。 【0007】さて、上述の概念を画像情報の伝送に対し
て適用した場合について説明する。画像情報は二次元的
な拡がりを持ち、水平垂直両方向に相関性を有するもの
であるから、水平方向のサンプリング間隔だけでなく垂
直方向のサンプリング間隔も可変とすれば、より効果的
な伝送が可能となる。この概念を以下二次元TATと称
し、以下これについて簡単に説明する。尚、この二次元
TATについての基本概念は既に本出願人に係る特願昭
60−148112号等にて開示している。 【0008】図7は二次元TATに於けるデータ伝送パ
ターンを示す図である。二次元TATに於いては1つの
画面をm×nの画素よりなる画素ブロックに分割し、こ
の画素ブロック毎に伝送データの密度を変化せしめるも
のである。図7に於いては該画素ブロックを4×4個の
画素により構成するものとし、該ブロックに対して2種
類の伝送モードにより伝送する場合のデータ伝送パター
ンを示している。 【0009】図中の○印は伝送画素、×は間引き画素を
夫々示している。また、Eは図示の如く全画素データを
伝送するパターンを示しており、Cは全画素データ中一
部のみを伝送するパターンを示している。以下、これら
の伝送パターンによる伝送モードを夫々Eモード、Cモ
ードと称する。図より明らかな如くCモードはEモード
に対して1/4の情報密度で伝送される。 【0010】Cモードで伝送された画素ブロックの間引
き画素については、受信側に於いて、伝送された画素デ
ータ中からそれに近接する画素データを用いて補間画素
データを形成し、復元する。 【0011】以下、この様な二次元TATによる伝送を
実現するための構成について説明する。図8は二次元T
ATによる伝送システムの送信側の概略構成例を示す図
である。尚、図8に示す例に於いてはアナログ伝送系を
例にとって説明する。 【0012】入力されたアナログの画像信号はアナログ
・ディジタル(A/D)変換器1で全画素についてサン
プリングされ、ディジタルの全画素データを発生する。
この全画素データが間引き回路2に供給されると、図7
のCモードパターンに対応する間引き処理が行われ、C
モード画素データを出力する。このCモード画素データ
は補間回路3に供給され、間引き画素データに対応する
補間画素データが演算される。 【0013】この補間画素データはA/D変換器1より
出力される全画素データと共にモード判別回路4に供給
され、各画素ブロックについてCモードで伝送するかE
モードで伝送するかが判別される。モード判別回路4で
はA/D変換器1より出力される画素データと補間画素
データとの差を演算し、各画素ブロック毎にこの差の合
計(以下ブロック歪と称す)を演算し、これを1フィー
ルド分、メモリに蓄えておく。 【0014】そして次のフィールドのデータが入力され
るまでの間に、全ての画素ブロックのブロック歪の分布
を求める。ここで圧縮率を一定にする為Cモードで伝送
する画素ブロック数と、Eモードで伝送する画素ブロッ
ク数との比は常に一定とする必要がある。例えばCモー
ドで伝送する画素ブロックを全体の2/3、Eモードで
伝送する画素ブロックを全体の1/3に設定すれば、全
体として伝送するデータ数(圧縮率)は(2/3×1/
4+1/3×1=)1/2となる。そこで全画素ブロッ
クのブロック歪の分布により、どの程度のブロック歪を
境にCモード、Eモードの割当てを行うかを決定するた
め歪閾値を求めておく。 【0015】そして、次のフィールドの画像信号が入力
されるタイミングで蓄えられたブロック歪を順次読出
し、歪閾値と比較して伝送モードを決定する。読出され
たブロック歪が歪閾値と一致した場合には、前述の如き
所定の割合にCモードで伝送される画素ブロックと、E
モードで伝送される画素ブロックとの比が一致する様伝
送モードが割当てられ、モード判別回路4からは該モー
ドの割当てがモード判別信号として出力される。 【0016】上述の如くして得たモード判別信号はスイ
ッチ7へ供給され、Eモード画素データ用のバッファ5
と、Cモード画素データ用のバッファ6から択一的に画
素データが読出される。このスイッチ7の出力データは
伝送データとしてディジタル・アナログ(D/A)変換
器8に入力され、ここでアナログ画素信号とされ伝送路
へ出力される。またモード判別信号もバッファ9を介し
てモード情報信号として伝送路へ出力される。 【0017】図9は二次元TATによる伝送システムの
受信側の概略構成例を示す図である。伝送路を介して入
力される前述の処理の施された画素信号にA/D変換器
10にてディジタル画素データに変換される。A/D変
換器10の出力はCモード補間回路11に供給され、C
モードにより伝送された間引き画素データから補間デー
タが演算される。 【0018】一方、伝送されたモード情報はスイッチ1
2を制御し、モード情報がEモードを示す時は図中のE
側に接続し、Cモードを示す時は図中のC側に接続す
る。これによってEモード画素データ、Cモード画素デ
ータ及び補間画素データを含む全画素データがフレーム
メモリ13に格納されて行く。フレームメモリ13から
は例えばテレビジョン信号に準拠した順序で全画素デー
タが読出され、D/A変換器14を介して画像信号とし
て出力される。 【0019】上述の如く二次元TATの伝送システムに
於いては、極めて効果的に画像情報を伝送できる。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
テレビジョン信号をディスプレイした場合、再生画面中
の動画領域に於いては解像度が悪くとも気にならない
が、静止画領域については解像度の劣化は目立ち易い。 【0021】そこで、画面上の静止画領域については時
間軸方向の相関性が高いということになり、この時間軸
方向の相関性を利用したテレビジョン信号処理の手法は
近年進みつつあるものである。 【0022】ところが、前述した二次元TATの伝送シ
ステムに於いては時間的に相関性を有する画面群を連続
して伝送する場合に於いても画面上の静止画領域と動画
領域とを特に区別することなく時間軸方向の相関性の高
い静止画領域についても伝送を行うことになる。 【0023】その為、時間軸上の相関性が非常に高い静
止画領域については同じ様な画像情報が何度もくり返し
伝送されることになり伝送効率が非常に悪いものにな
る。 【0024】本発明は上述の如き問題点に鑑みて為され
たもので、互いに相関性を有する複数の画像を連続して
伝送する際に、既に伝送された画面の各画素ブロックの
画像情報を伝送した時に用いたモードを示すモード情報
と、これから伝送しようとしている画面の各画素ブロッ
クの画像情報と前記既に伝送された画面の各画素ブロッ
クの画像情報の差を示す差情報とに応じて、前記これか
ら伝送しようとしている画面の各画素ブロックの画像情
報を伝送するために割り当てるモードを決定することに
より、適応的なモードの割り当てを行うことが出来、画
質劣化を抑えた伝送効率の良い伝送を行うことが出来る
画像情報伝送システムを提供することを目的としてい
る。 【0025】 【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
本発明は、互いに相関性を有する複数の画像を連続して
伝送するシステムであって、1画面を夫々が複数画素か
ら成る複数の2次元配列の画素ブロックに分割し、分割
された各画素ブロック毎に、当該画面の画像情報を伝送
する第1のモードか、当該画面の画像情報を伝送しない
第2のモードかの何れかのモードを割り当て、割り当て
られたモードに従って当該画面の各画素ブロックの画像
情報を伝送する際に、既に伝送された画面の各画素ブロ
ックの画像情報を伝送した時に用いたモードを示すモー
ド情報と、これから伝送しようとしている画面の各画素
ブロックの画像情報と前記既に伝送された画面の各画素
ブロックの画像情報の差を示す差情報とに応じて、前記
これから伝送しようとしている画面の各画素ブロックの
画像情報を伝送するために、前記第1のモードを割り当
てるか前記第2のモードを割り当てるかを決定するよう
にしたものである。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
説明する。 【0027】本実施例に於いては前述の二次元TATに
よる伝送システムに、更に画像情報の時間的な相関性を
利用して伝送データ数を減らすもので、三次元TATと
でも呼称すべきものである。即ち、本実施例の三次元T
ATによる伝送システムに於いては、画面の静止領域に
ついては受信側で画素データの更新を行う必要がないこ
とに着目して、二次元TATによる伝送システムと同一
量のデータを伝送した場合には更に画質の向上を図ろう
とするものである。 【0028】以下、本実施例の基本概念について説明し
ていく。静止領域内にある画素ブロックについて、一度
全画素データを伝送すれば、以後の画面を伝送する際に
はこの画素ブロックについてはその画面の画素データは
伝送せず、先に伝送してあるデータを繰り返し利用しよ
うというものである。この様に伝送している画面の画素
データについては伝送しない伝送モードを以下pモード
と称し、二次元TATに於けるEモード、Cモードと対
応する伝送モードを二次元TATの場合と区別するため
に夫々eモード、cモードと称する。 【0029】二次元TATの場合と同一量のデータを伝
送することを考えた時pモードの画素ブロックが増加す
ると、残る画素ブロックをeモードで伝送することがで
きる。従って静止領域が増加すればする程、受信側で高
解像度を得ることができる画素ブロック数を増大させる
ことができ、再現画質は更に向上する。 【0030】図1は本発明の一実施例としての伝送シス
テムの送信側の概略構成を示す図であり、本例に於いて
はアナログ伝送系を対象としている。尚、ここでは前画
面のデータを太線で、現画面のデータを細線で示してあ
る。 【0031】入力されたアナログ画像信号はアナログ・
ディジタル(A/D)変換器100によりディジタル信
号とされ、全画素データが出力される。この全画素デー
タは二次元TATの場合と同様に間引き回路101に供
給され、cモードパターンに対応する間引きが行われ、
cモード画素データ(基本画素データ)を得る。cモー
ド画素データは補間回路102に供給され、間引き画素
データに対応する補間画素データが演算される。 【0032】ここで、e、c、p、3つのモードのいず
れのモードを用いて画素ブロックを伝送するかを判定す
る工程について説明する。なお、工程は大きく分けると
2段階に分かれる。まず第1段階として二次元TATの
場合と同様にeモードで伝送した場合と、cモードで伝
送した場合との再現画素データの差をA/D変換器10
0の出力と補間回路102の出力とを用いることにより
演算し、各画素ブロック毎にこの差の合計(以下ブロッ
ク歪Dcと称す)をブロック歪Dc演算回路103にて
演算する。 【0033】他方、フレームメモリ104に格納されて
いるすでに伝送された画面に於ける各画素データと現画
面の各画素データの差を演算し、同様に各画素ブロック
毎にこの差の合計(以下ブロック歪Dpと称す)をブロ
ック歪Dp演算回路105にて演算する。比較器106
はこれらDcとDpとを比較している。 【0034】即ち比較器106では各画素ブロック毎
に、cモードで伝送した場合とpモードで伝送した場合
とで、いずれがeモードで伝送した場合に対して忠実に
画面を再現できるかを検出していることになる。従って
Dc>Dpの場合にはcモードとはならず、Dc<Dp
の場合にはpモードとはならない様にするものである。 【0035】比較器106からはDcとDpのいずれが
大きいかを示すデータ(Dc/Dp)と共に、これらの
小さい方の値を複合ブロック歪(Dm)としてモード判
定回路107を供給する。 【0036】次に第2段階としてモード判定回路107
に於いては各画素ブロックに対してDmの大きい順に所
定数のeモードを割り当てていく。この割当ての手順は
前述の二次元TATに於ける場合と同様に全画素ブロッ
クのDmの分布に基いてDmの閾値を求め、Dmがこの
閾値を超えるものについてはeモード、Dmが閾値より
小さい場合にはeモード以外のモードとする。Dmが閾
値より小さい場合には当然Dp>Dcの時cモード、D
p<Dcの時pモードが割当てられる。これに従いモー
ド判定回路107からはeモードかそれ以外かというデ
ータ(e/e’:e’はeモード以外のモードであるこ
とを意味する)とDp/Dcとが出力される。 【0037】ここで、該モードが伝送される画像により
どのように変わっていくかを示し、更に、すでに伝送さ
れたモード情報をどのように利用して、これから伝送さ
れるモード情報を決定しているかを示す。 【0038】三次元TAT処理の最も顕著な効果が現れ
る画像は、数フレームにわたって画面全域が静止領域で
ある場合、つまり静止画である。ここでは、静止画を例
にとり、システム立上りの第1フレームから、全領域高
精細伝送が完了するまでの一画面当りのモードの変化パ
ターンを図10に示す。 【0039】図10においてモード下の( )内の数字
は、1画面中に、そのモードで伝送されるブロックがど
れだけの割合を占めているかの割合を表わしている。 【0040】第1フレームに於いては、それ以前になに
も情報を伝送していないので、pモードは割当てられ
ず、二次元TAT処理と同様に、cモードが2/3、e
モードが1/3の割合で割当てられる。 【0041】次に第2フレームに於いては、第1フレー
ムでeモードに割当てられたブロックは該第1フレーム
が全領域静止画なのですべてpモードに変化する(図中
t1)。そして、第2フレームのeモードは、第1フレ
ームでeモードでなかった領域に割当てることができ
る。 【0042】つまり第1フレームでcモード伝送された
ブロックの中で、第2フレーム期間に於いてDcの大き
い順に、全ブロック数の1/3がeモード伝送される
(図中t2)。 【0043】そして残りのcモードは、そのままcモー
ドとなる(図中t3)。 【0044】第3フレームでは、第2フレームでcモー
ドに割当てられたブロック(全ブロック数の1/3)も
eモードに変る(図中t6)。つまり、pモードはその
ままpモードとして伝送され(図中t4)、eモードは
前述と同様にpモードに変り(図中t5)、結局pモー
ドだけで全ブロック数の2/3を占める事になるので、
残り1/3をcモードからeモードへ変更できる。 【0045】以上の手順により第4フレームにおいて
は、全ブロックが高精細モード(eモードまたはpモー
ド)で再現できる事になる。 【0046】また、第4フレーム以降も静止画状態が維
持されれば、pモードとeモードはそれぞれ、そのまま
の状態で伝送される(図中t7,t8)。 【0047】この様に前画面で、どのような伝送を行っ
たかにより、現画面のとりうる伝送形態を決定する事
で、伝送効率の良い伝送が可能となる。 【0048】前画面の伝送モードを利用して、モードの
割当てを決定する該モード判定回路107の動作フロー
チャートを図11に例示する。 【0049】図11に於いて、前画面のモード情報が活
用され現画面がモード情報の決定されているのは、図中
の第1段階の過程であり、第2段階はほぼ、二次元TA
Tと同様の処理が行われる。ただし、ここではeモード
の割当てに於いて前述の様にDcの代りにDmを使って
いる。 【0050】つまりモード判定回路107、図10の第
2フレームの処理以後は、それまでeモードあるいはp
モードで伝送されているブロックについては図11の第
1段階に於いてブロック歪DpとDcとを比較しその結
果に応じてcモードがpモードを割当て、第1フレーム
においてcモードが割当てられている場合にはcモード
を割当て、そして図11の第2段階において複合ブロッ
ク歪Dmによってeモードの割当てを決定する様に動作
している。 【0051】この図11のフローチャートに示したモー
ドの割当て動作は、図1に示すモードメモリ115を用
いて行なわれる。つまりモードメモリ115は1フレー
ム分のモード情報を各ブロック毎に対応させ記憶するも
ので、第1フレームから順にモードの割当てが完了した
フレームのモード情報を書き込んで行く。そしてモード
判定時はまず、前画面のモード情報をモードメモリ11
5より読み出し、モード情報の判別を行い、eモードあ
るいはpモードであった場合には比較器106から入力
されるブロック歪Dc、Dpの比較結果に応じて現画面
のpモード、cモードの割当てを決定し、つづいてやは
り比較器107から入力される複合ブロック歪Dm値の
大きさによってeモードの割当てを決定している。 【0052】そして、上述の様に決定された現画面のモ
ード情報は、モードメモリ115に入力され、モードメ
モリ115の内容を書換える。 【0053】ところで本実施例の伝送システムに於いて
は、モード情報はe/e’のみを伝送する。この時eモ
ードではない画素ブロックの伝送モードがcモードであ
るかpモードであるかは以下の如く画素データとして伝
送する。 【0054】即ち、pモードで伝送する画素ブロックに
ついては受信側で再現される前画面の基本画素データを
伝送する様にしている。また、受信側で再現される前画
面の全画素はフレームメモリ104に格納されており、
これを間引き回路108で間引き回路101と同様に間
引き処理を行うことにより前画面の基本画素データが得
られる。この様にして得た間引き回路108の出力デー
タを以後pモード画素データと称す。受信側では後述す
る如く連続する画面に於いて画素ブロックの基本画素デ
ータが同じものであれば、後の画面の当該画素ブロック
についてはpモードで伝送されたものと判断する。 【0055】尚、フレームメモリ104に格納されてい
るデータについては、受信側で再現される前画面の全画
素データとなるので、前画面がpモードの画素ブロック
の画素データについてはメモリ104のデータ書換えを
禁止しなければならない。また前画面がcモードの画素
ブロックについてpモードとしても画質改善効果は得ら
れない。従ってフレームメモリ104のデータの書換え
はモード判定回路107によりeモードと判定した時の
み行えばよい。そこで本実施例に於いてはモード判定回
路107より得られるe/e’でメモリ104の書き換
えを制御している。 【0056】以上の様にして各モードに基づき発生され
た画素データが記憶されるバッファ109、110、1
11からは夫々pモード画素データ、eモード画素デー
タ、cモード画素データが得られスイッチ113はe/
e’及びDc/Dpに従ってこれらを択一的にディジタ
ル・アナログ(D/A)変換器114に供給している。 【0057】従ってD/A変換器114からは三次元T
AT伝送システムによるアナログの画素信号が伝送され
ることになる。またe/e’もバッファ112を介して
モード情報として伝送される。 【0058】以下、上述の実施例に於ける各モードの分
配比率について説明する。図2はブロック歪Dp及びD
cに対するモード割当てを示す図、図3は画像状態によ
る割当て比率の変化を示す図である。 【0059】図2に於いて画素ブロックのDc、Dpは
動きの大きいブロック程、Dpの値は大きくなる。ま
た、精細度の高い部分、即ち二次元的に周波数の高いブ
ロック程、Dcの値は大きくなる。またDmはDcとD
pのうち小さい方の値をとるから、図示の如く、Xcに
位置するDc、Dpを持つ画素ブロックのDmはDc軸
に垂線をおろした時のDc軸上の値となる。一方、Xp
に位置するDc、Dpを持つ画素ブロックのDmはDp
軸に垂線をおろし、この垂線と直線Dc=Dpとの交点
から更にDc軸に垂線をおろした時のDc軸上の値とな
る。 【0060】今、図2に於いてDm軸を設け、閾値T1
を考えた時、Dc、Dp座標に於いては閾値T2は図示
の如く位置し、eモードの領域を決定する。つまり、一
般的には動きが激しくかつ精細度の高い画素ブロックが
eモードで伝送される。 【0061】図3は各モードの割当て比率について、1
つの画面全体のデータ圧縮率を1/2に固定した場合を
示したものである。ここではpモードに於いて伝送する
画素データは全体の1/4で、cモードのそれと等しい
と仮定している為、eモードで伝送できる画素ブロック
数は常に全体の1/3となる。 【0062】図3に於いて図中のDの部分は二次元TA
Tの割当て比率を示していることになる。つまり三次元
TATの伝送システムで、前後の画面間に全く相関性が
ない場合には二次元TATと同一の処理が行われること
になる。これに反して完全静止画面を伝送する場合には
cモードで伝送する画素ブロックは減少していき、再現
画面は全ての画素ブロックをeモードで伝送した場合と
同じ解像度となる。ある画面に対するモード割当て比率
は図中Aにて示す点線上に於いて、e、c、p各領域と
交わっている部分の線分の長さで示される。この点線A
の位置は上述の説明から明らかな様に伝送する画像情報
の時間的な相関性に依存する。 【0063】図4は本発明の一実施例としての伝送シス
テムの受信側の概略構成を示す図である。図1に示す送
信側より伝送されたアナログ画素信号はA/D変換器2
00に於いてディジタル画素データに変換される。スイ
ッチ205は伝送されてきたモード情報によって制御さ
れ、各画素ブロックについて、eモードで伝送されて来
た場合にはそのまま全画素データを出力する。それ以外
のモードで伝送されて来た場合には図示のe’より、補
間回路204にて補間処理された補間画素データを出力
する。この様にしてスイッチ205よりは伝送されて来
た画素データに基く全画素データが全画素用フレームメ
モリ206に出力される。 【0064】一方、スイッチ209はeモードで伝送さ
れて来た画素ブロックの基本画素データのみを間引き回
路208を介して出力し、それ以外のモードで伝送され
た画素ブロックについてはそのまま基本画素データを出
力する。尚、このスイッチ209も伝送されてきたモー
ド情報により制御されている。従ってスイッチ209か
らは基本画素データが出力され、基本画素用フレームメ
モリ201に供給される。 【0065】また、スイッチ209より出力される基本
画素データとフレームメモリ201より得られる前画面
の基本画素データとの差を演算し、更に各画素ブロック
毎にこの差の合計(以下ブロック歪Dbと称す)をブロ
ック歪Db演算回路202で演算する。 【0066】このブロック歪Dbは比較器203に供給
され、このDbが閾値THより小さければ、その画素ブ
ロックはpモードで伝送されて来たと判断される。 【0067】これによってスイッチ205、209から
出力される画素データがpモードかそれ以外のモードで
伝送されたかという情報(p/p’:p’はpモード以
外のモードであることを意味する)はフレームメモリ2
01、206に供給される。 【0068】これによりフレームメモリ201、206
の書換えはpモードで伝送された画素ブロックについて
は禁止されることになり、前画面のデータがそのまま残
ることになる。この書き換えが行われなかったデータが
eモード画素データであれば良好な再現画面が得られる
ものである。 【0069】この様にして全画素用フレームメモリ20
6において記憶されている画素データの更新が行われる
と共に、D/A変換器207に対して読出しが行われる
ことによりD/A変換器207からはアナログ画像信号
が出力されることになる。 【0070】以上の様に上述の如き実施例の伝送システ
ムに於いては、静止領域について高解像度のアナログ画
像信号が得られるのは明らかであろう。 【0071】尚、上述の実施例の伝送システムに於いて
は、pモードを示すモード情報は特に伝送しなかった
が、これを伝送し、前画面の画素データは伝送しない構
成とすることも可能である。この場合に於いて圧縮率を
1/2に固定する場合の各モードの割当て比率の変化を
図5に示す。 【0072】図より明らかな様にこの場合に於いても前
後の画面に全く相関性がなければ図中下の如く二次元T
ATと同一の処理が行われる。またこの場合時間軸方向
の相関性が高ければeモードで伝送される画素ブロック
数が増加する。 【0073】 【発明の効果】以上説明して来たように、本発明によれ
ば、互いに相関性を有する複数の画像を連続して伝送す
る際に、既に伝送された画面の各画素ブロックの画像情
報を伝送した時に用いたモードを示すモード情報と、こ
れから伝送しようとしている画面の各画素ブロックの画
像情報と前記既に伝送された画面の各画素ブロックの画
像情報の差を示す差情報とに応じて、前記これから伝送
しようとしている画面の各画素ブロックの画像情報を伝
送するために割り当てるモードを決定することにより、
適応的なモードの割り当てを行うことが出来、画質劣化
を抑えた伝送効率の良い伝送を行うことが出来る画像情
報伝送システムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例としての伝送システムの送信
側の概略構成を示す図である。 【図2】ブロック歪Dp及びDcに対するモード割当て
を示す図である。 【図3】画像状態による割当て比率の変化を示す図であ
る。 【図4】本発明の一実施例としての伝送システムの受信
側の概略構成を示す図である。 【図5】本発明の他の実施例としてpモードのモード情
報を伝送する場合に於ける各モードの割当て比率の変化
を示す図である。 【図6】TATの基本概念の説明図である。 【図7】二次元TATに於けるデータ伝送パターンを示
す図である。 【図8】二次元TATによる伝送システムの送信側の概
略構成を示す図である。 【図9】二次元TATによる伝送システムの受信側の概
略構成を示す図である。 【図10】全画面が静止領域の場合のモード遷移を示す
図である。 【図11】本発明の一実施例として前画面の伝送モード
を利用してモードの割当てを決定するモード判別回路の
動作を示すフローチャートである。 【符号の説明】 103 ブロック歪Dc演算回路 104 フレームメモリ 105 ブロック歪Dp演算回路 106 比較器 107 モード判定回路 206 モードメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹谷 知彦 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 高橋 宏爾 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 上月 進 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 吉村 克二 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−140290(JP,A) テレビジョン学会技術研究報告,IC S67−7 P.47−54

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.互いに相関性を有する複数の画像を連続して伝送す
    システムであって、1画面夫々が複数画素から成る複数の2次元配列の画
    ブロックに分割し、分割された各画素ブロック毎に
    当該画面の画像情報を伝送する第1のモードか、当該画
    面の画像情報を伝送しない第2のモードかの何れかのモ
    ードを割り当て、割り当てられたモードに従って当該画
    面の各画素ブロックの画像情報を伝送する際に、既に伝送された画面の各画素ブロックの画像情報を伝送
    した時に用いたモードを示すモード情報と、これから伝
    送しようとしている画面の各画素ブロックの画像情報と
    前記既に伝送された画面の各画素ブロックの画像情報の
    差を示す差情報とに応じて、前記これから伝送しようと
    している画面の各画素ブロックの画像情報を伝送するた
    めに、前記第1のモードを割り当てるか前記第2のモー
    ドを割り当てるかを 決定することを特徴とする画像情報
    伝送システム。
JP3986296A 1996-02-27 1996-02-27 画像情報伝送システム Expired - Lifetime JP2662514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3986296A JP2662514B2 (ja) 1996-02-27 1996-02-27 画像情報伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3986296A JP2662514B2 (ja) 1996-02-27 1996-02-27 画像情報伝送システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26308185A Division JP2537185B2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22 画像情報受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08336145A JPH08336145A (ja) 1996-12-17
JP2662514B2 true JP2662514B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=12564787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3986296A Expired - Lifetime JP2662514B2 (ja) 1996-02-27 1996-02-27 画像情報伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2662514B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5410231B2 (ja) * 2009-10-05 2014-02-05 日本放送協会 不等間隔標本化装置、そのプログラム、及び、多次元不等間隔標本化装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61140290A (ja) * 1984-12-12 1986-06-27 Nec Corp フレ−ム間符号化方式

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
テレビジョン学会技術研究報告,ICS67−7 P.47−54

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08336145A (ja) 1996-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2861890B2 (ja) カラー画像表示装置
US5465119A (en) Pixel interlacing apparatus and method
EP0235456B1 (en) Image processing apparatus and method with blocks of compressed data
TW409210B (en) Continuous tone compression/decompression apparatus and method, data process apparatus and device, and memory media for storing the programs executing these methods
JPH11191880A (ja) 画像変換装置および画像変換方法、並びに学習装置および学習方法
JP2829954B2 (ja) 画像信号の高能率符号化装置及び方法
JPH0458756B2 (ja)
US4932066A (en) Information signal transmission system
EP0781493B1 (en) Packed yuv9 format for interleaved storage and efficient processing of digital video data
JPH01245684A (ja) 画像情報伝送システム
JP2662514B2 (ja) 画像情報伝送システム
US6873738B2 (en) Hierarchical image processor for encoding or decoding, and memory on the same chip
JP2537185B2 (ja) 画像情報受信装置
US4755878A (en) Image information transmitting system
JP2862232B2 (ja) 情報伝送システム
US5023716A (en) Image information signal transmitting system
JP2862233B2 (ja) 情報伝送システム
JPS62122484A (ja) 画像情報伝送システム
JPH0759083B2 (ja) 画像情報伝送方法
JPS6298886A (ja) 画像情報伝送システム
JPS62122480A (ja) 画像情報伝送システム
JPS60256284A (ja) 動画像送受信方式
JPS62122485A (ja) 画像情報伝送システム
JPS63296487A (ja) 画像信号帯域圧縮方式並びに符号化装置および復号化装置
JP2575645B2 (ja) 画像情報伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term