JP2635365B2 - ヒト免疫不全症候群ウイルスおよび/またはその関連物質除去剤 - Google Patents

ヒト免疫不全症候群ウイルスおよび/またはその関連物質除去剤

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は患者の体液中からヒト免疫不完全症候群ウイ
ルス(以下、HIVと略記)および/またはその関連物質
を吸着除去することに関する。
〔従来の技術〕
HIVはヒトリンパ球、とくにヘルパーTリンパ球と親
和性を有し、かかるリンパ球に侵入してこれを破壊す
る。このため、細胞性免疫の機能の低下を来し、その結
果、患者は日和見感染、または良性腫瘍にかかつて死亡
することが多い。
現在、HIVにもとづく感染症を治療すべく精力的に研
究が行われている。例えば、ワクチンの製造が試みられ
ているが、HIV遺伝子が変異し易く、ワクチンの標的と
なる抗原の設定が困難である。また、逆転写酵素の特異
的阻害剤としてスラミン、HPA23などが使用され、さら
にDNA阻害剤としてAZTなどの投与が試みられているが、
良い臨床結果が得られず、副作用の大きいことが報告さ
れている。また、インターフエロンのような抗ウイルス
剤はレトロウイルスのアツセンブリー(形態形成)を阻
害することが考えられ、また免疫調節剤としても用いら
れているが、臨床試験において著明な改善効果は得られ
ていない。
さらにまた、HIV患者血清中には、免疫複合体の増加
やインターロイキン−2産生の抑制因子の存在などが知
られ、これらの除去にプラズマフエレーシスも試みられ
ているが満足な成果は得られていない〔プラズマセラピ
イ(Plasma Therapy),23(1987)〕。以上のようにH
IVにもとづく感染症の治療には数多くの方法が試みられ
ているが、いずれの治療法にも限界がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、HIV感染者のうち、感染初期あるいは
増悪期の患者においては体液中にもHIVがT細胞から大
量に放出されるとの情報に基づき、体外循環治療法によ
つて体液(とくに血漿)中のHIVおよび/またはその関
連物質の量を低減化することができれば、症状の悪化を
防ぎ、ひいては延命につながるのではないかと考えた。
したがつて、本発明の目的は、いかにして体液中のHI
Vおよび/またはその関連物質を除去するかということ
であり、そのための除去剤を得ることである。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的は、表面が弱酸性または弱塩基性を示す固
体物質からなる体液中のHIVおよび/またはその関連物
質を除去するための除去剤を提供することによつて達成
される。
本発明の特徴とするところは、HIV感染患者の体液中
のHIVおよび/またはその関連物質を除去するために表
面が弱酸性または弱塩基性を示す固体物質を使用するこ
とにある。
本発明において、表面が弱酸性または弱塩基性を示す
固体物質とは、固体物質表面上にpH試薬を滴下して弱酸
性または弱塩基性を呈するものをいい、弱酸性とはpH2.
5以上6.9以下、弱塩基性とはpH7.4以上10.5以下を意味
する。固体物質表面のpHが7.0以上〜7.3以下のもの(無
極性のポリプロピレン、石英、SO3Na型の陽イオン交換
樹脂等)ではHIVおよび/またはその関連物質の吸着除
去能がなく、また、表面のpHが2.5未満のもの(強酸型
陽イオン交換樹脂等)あるいはpHが10.5をこえるもの
(強塩基型陰イオン交換樹脂等)では体液中の蛋白質が
凝固する傾向にあり、体液からHIVおよびその関連物質
を効率的に除去することが困難である。
本発明において除去剤の製造のために用いられる表面
が弱酸性または弱塩基性を示す固体物質としては、リン
酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト等)、アルミナ、
シリカ、シリカ−アルミナ、ジルコニア等の無機物質か
らなるもの、陰イオン交換樹脂(NH2型)、陽イオン交
換樹脂(COOH型、SO3H型)、スルホン化、カルボキシル
化またはアミノ化ポリオレフイン、スルホン化ポリスチ
レン、ジアルデヒド架橋等により不溶化処理されたスル
ホン化、カルボキシル化またはアミノ化ポリビニルアル
コール等の極性基を有する高分子物質からなるものがあ
げられる。これらの物質はそれ単独で所望の形状(粒状
等)に成形されて除去剤として用いられるが、比較的低
活性な担体あるいは不活性な担体(多孔性ガラス等)上
に担持されて用いられることもできる。さらにまた、ポ
リヒドロキシエチルメタクリレート、ポリアクリル酸、
ヘパリン、デキストラン硫酸などが担体に固体化して用
いられる。本発明においては、上記のような表面が弱酸
性または弱塩基性を示す種々の固体物質が用いられる
が、なかでも表面が弱酸性を示す固体物質が好ましく、
代表例として陽イオン交換樹脂(SO3H型、COOH型)、シ
リカ−アルミナおよびヒドロキシアパタイト−シリカ−
アルミナ三元系焼結体があげられる。
本発明において除去剤として用いられる固体物質は表
面のみが弱酸性または弱塩基性を示すものであればいず
れのものでもよいが、体液中で溶解するものは除かれ
る。固体物質は多孔性のもの、非多孔性のものいずれで
もよい。
HIVおよび/またはその関連物質は固体物質の表面に
吸着されればよいので、固体物質の内部がどのような構
造になつていてもよく、材質が表面と異なつていてもよ
い。本発明において除去剤の形状は、粉末、粒状、板
状、繊維状いずれでもよいが、通常は直径0.1〜5mmの範
囲内にある粒状体が用いられる。さらに、除去剤は直接
血球と接触して用いられることもあるので、血球を損傷
しないよう球形であることが好ましい。
上記のごとき固体物質を用いて製造された除去剤で患
者の体液(血液、血漿等)を処理すると、HIVおよび/
またはその関連物質が該除去剤に吸着され、体液中から
除去される。このような処理によつてHIVおよび/また
はその関連物質が有効に体液中から除去できることは驚
くべきことであり、予想外であつた。本発明において、
HIV関連物質とは、HIVが侵入した細胞から産生される代
謝産物、さらにウイルスが体内に侵入することによつて
産生される免疫担当細胞の活動を抑制する物質(免疫抑
制物質)を意味する。
本発明において、上記の固体物質からなる除去剤はカ
ラムに充填されて使用されるが、該カラムには血液回路
と容易に接続し得る形状の入口部と出口部が設けられ、
除去剤層と出入口部との間に、体液等は通過するが、除
去剤は通過しないポリエステル製等のフイルターを備え
ているものが好ましい。カラムとしては、ガラス、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリス
チレン、ポリメチルメタクリレート製等のものが使用で
きるが、かかる除去剤を充填したカラムは通常滅菌(オ
ートクレーブ滅菌、γ線滅菌等)して使用されるので、
オートクレーブ滅菌可能なポリプロピレンやポリカーボ
ネート等が好ましい。
前述のカラムを用いて患者の体液からHIVおよび/ま
たはその関連物質の除去は体外循環方式によつて行なう
ことができる。体外循環方式としては次の2方式があげ
られる。
(1) 患者の血管から採取された血液をそのまま除去
剤が充填されたカラムに導入し、血液中のHIVおよび/
またはその関連物質を吸着除去し、浄化された血液を患
者の血管に返す方式。
(2) 患者の血管から採取された血液をまず分離膜等
を用いて血球と血漿に分離し、分離された血漿を除去剤
が充填されたカラムに導入し、血漿中のHIVおよび/ま
たはその関連物質を吸着除去後、浄化された血漿を上記
の血球に混合して患者の血管に返す方式。
上記2方式のなかで、血球成分の損失(血小板の粘
着、赤血球の溶血等)を少なくして操作できる点から後
者の(2)の方式が実用的である。
かかる処理によつて患者の体液からHIVおよび/また
はその関連物質を除去することができるので、患者の症
状の増悪化傾向を防ぎ、患者を延命させることができ
る。すなわち、増悪期においては前述のようにHIVそれ
自体がT細胞から大量に放出されるので、これを除去で
きれば増悪化傾向が防がれるほか、HIV関連物質が除去
された場合にも、HIV関連物質による抗原−抗体反応が
抑制されること、リンパ球の破壊が抑制されることか
ら、症状の悪化を防ぐ効果を有するものと考えられる。
なお、かかる体液処理によつて体液中の有用成分をも除
去されてしまうこともありうるので、その場合には患者
に有用成分を補給するのが望ましい。
〔実施例〕
実施例1〜8および比較例1〜3 (1) 除去剤の仕様 下記仕様の除去剤を用いて実験を行つた。
(2) 除去操作 HIV〔米国NCI所有のHIVセルラインH9で培養されたHIV
を感受性細胞CEM(CCRF、CEM、Flow Laboratories ATCC
No.19 Acute Lymphoblastic Leuckemia)に接種して増
殖させ、継代培養したもの〕感染細胞培地の上清液を前
述の除去剤で処理した。処理操作の詳細は下記のようで
ある。
(i)各々の除去剤0.5gを2mlの混合溶液培地RPMI−164
0に浸漬し、加熱脱気し、密栓して蒸気滅菌した。
(ii)HIV感染細胞培地を2000rpmで15分間遠心分離して
得られた上清液を0.45μmのフイルターで過し、得ら
れた液4mlとRPMI−1640 16mlと混合した。
(iii)(i)の除去剤が浸漬されている培地にiiの上
清液2mlを添加して、室温にて30分間放置した。
(iv)(iii)の上清液を0.45μmのフイルターで過
した。
(v)(iv)で得られた液0.5mlを培養液〔臍帯血リ
ンパ球を5×105個/mlとして、インターロイキン2とフ
イトヘムアグリチニン(Phytohema−gglutinin)(PH
A)を添加して、48時間培養した後、96ウエルのマルチ
タイタープレートで総量100μとして培養した〕に添
加して37℃にて所定時間(3または5日)インキユベー
トした。
(Vi)(V)の検体を1000Gにて10分間、遠心処理を行
つた後、上清後を0.45μmのフイルターで過した。
(Vii)上清液は抗原の測定用に、沈渣はスライドグラ
スに塗布して螢光抗体法による検体とした。
(Viii)これら(ii)〜(Vii)の実験を行つた検体の
対照試料(感度のチエツク)として、HIV培養細胞の上
清液をRPMI−1640に10-1、10-2、10-3、10-4、10-5に希
釈して調製し、螢光抗体法の測定試料とした。
(3) HIVおよび/またはその関連物質の除去効果の
確認 (A) 抗原濃度の測定 デュポン社(du Pont)HIV抗原測定キツトを用い、EL
ISA法により下記のようにして培養液中の抗原濃度を測
定した。
(i) マイクロプレート上にて検体180μに5%Tri
tonX100水溶液20μを混合した。
(ii) 一夜、室温にて放置した。
(iii) 自動水洗を3回くり返した。
(iv) ビチオン化された抗体溶液100μを加えて37
℃にて2時間インキュベートした。
(v) 自動洗浄した。
(vi) ホース・レーデイシユ・ポーオキシダーゼ(Ho
rse−radish peroxidase)−ストレプトアビジン(Stre
ptoavidin)100μを加えて15分間インキユベートし
た。
(vii) 自動洗浄した後、100μの色素「オルソ・フ
エニレン・ジアミン」(O−pheynylene−diamine、OP
D)基質水溶液を添加した。
(viii) 4規定−硫酸水溶液50μを添加して反応を
停止した。
(ix) 492nmの吸光度(ブランク:620nm)を測定し、
検量線からHIV濃度(ng/ml)を算出した。
結果を第2表に示す。
第2表に示す如く、HIV抗原(P−24)は除去剤表面
が中性であるポリプロピレン、石英およびSO3Na型陽イ
オン交換樹脂ではほとんど吸着されたかつた。しかし、
表面が弱酸性または弱塩基性を示す除去剤ではいずれも
抗原を吸着除去することが認められた。とくに、SO3H型
またはCOOH型の陽イオン交換樹脂やシリカ−アルミナな
どの表面が弱酸性を示す除去剤は優れた抗原除去能すな
わち優れたHIVの除去能を示した。
(B) 螢光抗体法による判定 前述の(2)の除去操作で得られた沈査中にHIVおよ
び/またはその関連物質が存在するかどうかを下記のよ
うに螢光抗体法により判定し、判定結果から除去剤の性
能を評価した。
(i) 先述したHIV吸着操作((2)(i)−(vi
i))で得られたそれぞれの沈渣を1mlのPBSにて1分間
低速回転させながら洗浄した。
(ii) 洗浄した沈渣を50μのPBS中にけん濁させて
螢光抗体測定用のスライドに1検体につき2スポツトず
つ塗布した。
(iii) 塗布後、スライドごとメタノール中に浸漬し
て固定化処理した。
(iv) 固定化処理したスポツトにアセトンを加え、風
乾した。
(v) (P−24)抗体−PBS溶液(容量比;1:40)20μ
を各スポツトに添加した。
(vi) これを37℃にて20分間インキユベートした後、
PBS溶液にて20分間洗浄した。
(vii) マウス抗IgG抗体−PBS溶液(容量比;1:20)20
μの各スポツトに添加した。
(viii) これを37℃にて20分間インキユベートした
後、PBS溶液にて20分間洗浄した。
(ix) ストレプトアビジン(streptoavidin)フルオ
レセン(fluorescein)−PBS溶液(容量比;1:50)20μ
を各スポツトに添加した。
(x) これを37℃にて10分間インキユベートした後、
暗所でPBS溶液にて洗浄した。
(xi) 90%グリセリンと10%のPBS混合液を1スポツ
トあたり1滴加えた。
(xii) 紫外線照射下で、それぞれのスポツトにおけ
る螢光部分の有無を顕微鏡で観察した。
結果を第3表に示す。
コントロール(+)(C)の10-5までの希釈試料に
おいては本法によつて抗原が確認されていることから、
本法のすぐれた感度は証明されている。第3表に示され
るように、培養3日後において、実施例2、3、5、
6、7及び8における抗原産生は(−)であつた。実施
例1と4における抗原産生は(−)ではなかつたけれど
も、これらの抗原産生は比較例の抗原産生よりは少なか
つた。培養5日後では、実施例3、5及び6についての
抗原産生は(+)ではなかつた。一方、実施例1、2、
4、7及び8については抗原産生がみられた。このこと
は極微量のHIVが残留していたために5日間培養するこ
とによつて検出限界を上まわる抗原が産生されているこ
とを示していると判定されるので、これらの除去剤(実
施例1、2、4、7及び8)は他の除去剤に比べてHIV
および/またはその関連物質の除去能がやゝ低いと思わ
れる。
(C) 幼若リンパ球のチミジン誘導体の取り込み量か
らみたHIVおよび/またはその関連物質除去能の判定 除去剤で処理した前述の培養液(CEM細胞で増感させ
たもの)について、下記のように幼若リンパ球のチミジ
ン誘導体の取り込み量を測定し、除去剤の効果を判定し
た。
(i) 新生児の臍帯血から分取したリンパ球をリンパ
球数5×105個/mlに調製した。
(ii) このリンパ球をRPMI 1640−10%FBS(新鮮仔
牛血清)−ペニシリン100IU/mlと100μg/mlのストレプ
トマイシン−1%PHA−インターロイキン−2(IL−
2)1単位/mlに加えて37℃にて48時間培養した。
(iii) 先の除去剤で処理した各々の検体(CEM細胞で
増感させた検体)20μと(ii)の培養液80μを混合
して3日間または5日間培養した。
(iv) (iii)の試料について各々、培養完了6時間
前に放射化チミジン誘導体〔(methyl−1′,2′,−3H
−)thymidine−5′−triphosphate,ammoniumsalt,3H
−dTTP)を1μCuri/well添加した。
(v) 培養完了後、ワツトマン社(Wattman)製ガラ
スフイルター上に過することによつてリンパ球を回収
し、5%トリクロロ酢酸水溶液10mlで洗浄し、さらにメ
タノール10mlで洗浄した後、風乾した。
(vi) このガラスフイルターをポリエチレン製容器内
にて抽出液(主成分:トルエン)を加えてそのままシン
チレーシヨンカウンターにてリンパ球に取り込まれ3H−
dTTP量を測定した。
ここではコントロール(−)(C)に取り込まれた
3H−dTTP量を基準にして、それぞれの除去剤にて試料を
処理した際の3H−dTTPの取込み量から除去剤の効果を比
較検討した。結果を第4表に示す。
第4表に示す如く、ブランク(+)(C)では培養
3日後でチミジン誘導体の取込率がブランク(−)(C
)のそれと比較して約1/2に低下していた。このこと
はHIVによつてリンパ球が破壊され、チミジン誘導体が
取り込まれることが出来なくなつていることを示してい
る。5日後になればその傾向はさらに顕著になることが
明らかになつた。一方、HIV培養液を除去剤で処理する
と、チミジン誘導体の取込率はコントロール(+)及び
中性除去剤の場合と比較してみて、3日後、5日後でも
顕著な低下は認められない。このことは弱酸性または弱
塩基性の除去剤によつてHIVそれ自体だけでなくHIVのリ
ンパ球破壊に関与する物質が除去されていることを示唆
するものである。
第4表に示す結果は、第2表及び第3表に示す結果と
ほぼ対応しているが、第2表においてHIV抗原吸着能が
それ程高くなくても第4表ではリンパ球の高い生存を示
す除去剤(たとえば、実施例1)もある。このことは、
除去剤がHIVそれ自体はもとよりその関連物質も同時に
吸着除去している可能性を示唆している。
(D) バツチ法によるHIVおよび/またはその関連物
質除去能の判定 CEM細胞を用いて(A)及び(B)と同様の方法で7
日後及び14日後のHIV抗原濃度および抗原の産生を測定
した。操作法は次のとおりである。
(i) 除去剤の0.5g/RPMI−1640、2mlにHIV培養液の
上清液2mlを添加して30分間振盪した。
(ii) (i)の上清液を採取し、0.45μmのメンブラ
ンフイルターで過した。
(iii) 液のうち0.5mlを抗原測定用試料とした。
(iv) (iii)の0.2mlをCEM細胞(5×105個/ml)−R
PMI−1640培養液1.8mlに接種し炭酸ガス培養器中にて培
養した。
(v) 接種後4日目に培養上清液1mlを採取し、新鮮
なRPMI−1640培養液を1ml加えた。
(vi) 接種後7日目に培養液1mlを採取し、新鮮なRPM
I−1640水溶液1mlを添加した。採取した培養液の上清に
ついて抗原濃度およびCEM細胞においてHIVの抗原産生を
螢光抗体法により測定した。
(vii) 接種後11日目に(v)と同様の操作を行つ
た。
(viii) 接種後14日目に(vi)と同様の操作を行い、
抗原濃度および抗原の産生を測定した。
測定結果を第5表に示す。
またHIV−RPMI−1640培養液を用いて螢光抗体法およ
びキツトによるHIV抗原濃度の感度の検討も行つた。そ
れらの測定結果を第6表に示す。
このように抗原濃度の測定限界は0.03ng/mlであり、
希釈倍率10-2〜10-3でほぼ判定不能になるが螢光抗体法
では10-5が検出限界である。したがつて、同一試料を2
つの検出方法で判定することは極めて重要なことであ
る。また、キツトによる抗原濃度の測定はHIV(P−2
4)を検知するのであり、HIVの活性の有無にかかわらず
HIV(P−24)が培養液の上清中に存在する限り発色検
知されるものである。したがつてここで検討したシリカ
−アルミナ、イオン交換樹脂(COOH型およびSO3H型)で
処理後の試料溶液のHIV抗原産生能はもとのHIV−RPMI−
1640溶液の10-2〜10-3に低下しており、これらがすぐれ
たHIV除去能を有していることは明らかである。
(E) 循環系によるHIV抗原および/またはその関連
物質除去能の判定 新鮮な仔牛血清(FBS)を上記除去剤を充填したカラ
ム(ミニモジユール)に下記の要領で循環し、培養液中
のHIV抗原の濃度を測定した。
(i) ポリプロピレン製のカラム(容量10ml;内径15m
m)に4gの除去剤を入れ、生理食塩水を満たした。
(ii) カラム全体をオートクレーブ滅菌した。
(iii) 滅菌されたカラム中の生理食塩水を混合溶液
培地RPMI−1640で充分置換した。
(iv) HIV培養液50ml(10%のFBSを含む混合溶液培地
RPMI−1640)(PH:7.4)を7ml/分の速度で1時間カラム
に循環した。
(v) 循環後、培養液中のHIV抗原濃度を測定した。
結果を第7表に示す。
第7表から循環系によりHIV培養液中からHIV抗原は有
効に除去されていることがわかる。
(vi) さらにこれをCEMに接種し、7日、14日、21日
後における抗原濃度および螢光抗体法による抗原産生を
観察した。結果を第8表に示す。第8表において、抗原
濃度の表示は0.04ng/ml以上を(+)、0.03ng/mlより大
きく0.04ng/ml未満を(±)、0.03ng/ml以下を(−)と
した。
第8表に示されるように、ミニモジユールによる循環
法によつて処理された試料溶液の螢光抗体法によるCEM
細胞内の抗原の産生はすべて(−)であり、極めて効率
的にHIVを吸着除去できることがわかる。
(4) 除去剤の安全性の判定 シリカ−アルミナ(実施例3)、陽イオン交換樹脂
(COOH型)(実施例5)及び陽イオン交換樹脂(SO3H
型)(実施例6)を混合溶液培地RPMI−1640中で121℃
にて20分間処理し、各々抽出物を得た。各抽出物をCEM
細胞へ加え、細胞毒性を測定した。その結果、全ての抽
出物において、CEM細胞への添加21日後にCEM細胞の90−
95%が生き残つた。
比較例4 陽イオン交換樹脂Dowex50WX8〔ダウケミカル社(Dow
Chemical)製〕(表面のpH:2.0)および陰イオン交換樹
脂IRA−75〔日本オルガノ社製〕(表面のpH:12.0)を用
いて、実施例1と同様の操作を行つたが、培養液の粘度
の上昇をみた。このことは実施に患者の血漿を該イオン
交換樹脂で処理する場合には血漿の凝固という望ましく
ない事態をひきおこす可能性のあることを示唆してお
り、表面のpHが強酸性または強塩基性を示す固体物質は
本発明においては用いられない。
実施例9〜14 シリカゾル〔日産化学工業(株)製、シリカ濃度21.5
重量%〕およびアルミナゾル〔日産化学工業(株)製、
アルミナ濃度16.5重量%〕を第9表に示すような各組成
比になるよう混合し、熱板上であらかじめ水分を蒸発除
去した。これを電気炉中にて550℃にて3時間焼成し
た。得られたシリカ−アルミナ各々0.1gを液体培地RPMI
−1640(濃度1.02g/dl)2mlに浸漬し、121℃、20分間高
圧蒸気滅菌処理を行つた。これにあらかじめ、HIVが接
種されたCEM細胞−RPMI−1640培養液の上清1mlを添加し
て30分間振盪し、HIV吸着能測定用の試料とした。
試料の上清液を採取し、0.45μmのフイルターで過
し、液中のHIV濃度(P−24抗原)を先と同様にELISA
法にて測定した。測定結果を第9表に示す。
このように、シリカ−アルミナ系除去剤におけるHIV
の除去能はSi/Al原子比が高い領域で優れていることが
わかる。
実施例15〜21 ヒドロキシアパタイトはインプラント用材料として使
用されており、生産適合性に優れている。
本発明者らは、ヒドロキシアパタイトの生体適合性を
維持し、しかもHIVに対して高い吸着活性を有する吸着
剤について検討した結果、ヒドロキシアパタイト−シリ
カ−アルミナ三元系吸着剤のなかに高活性を有する除去
剤が得られることを見出した。
ヒドロキシアパタイトに所定濃度になるようシリカゾ
ル、アルミナゾルを同時に含浸させ、水分をあらかじめ
蒸発除去した後、電気で550℃、3時間焼成処理を行
つた。
得られた除去剤を各々0.5g秤量し、液体培地RPMI−16
40 2mlに浸漬して121℃にて20分間高圧蒸気滅菌処理を
行つた。これにあらかじめHIVが接種されたCEM細胞−RP
MI−1640培養液の上清2mlを添加して30分間振盪し、HIV
除去能測定用試料とした。
試料の上清液を採取し、0.45μmのフイルター過
し、液中のHIV濃度(P−24抗原)を先と同様にELISA
法にて測定した。それらの測定結果を第10表に示す。
なお、ここで使用したヒドロキシアパタイトは、Ca/
P:1.50のものを550℃にて3時間焼成処理したものを使
用した。また、その粒子径は0.42〜0.55mmであつた。一
方、Si/Al原子比は25.00(仕込み比SiO2/Al2O3:97/3重
量比)である。第10表に示す如く、ヒドロキシアパタイ
ト単独のHIV除去能に比較してシリカ、アルミナを含浸
させて焼成した試料のそれは、含浸濃度が比較的5〜10
%と低濃度である時に高活性を示すことがわかる。この
ように、シリカ−アルミナ濃度が低濃度領域で高活性を
示すということは最終的にはシリカ−アルミナ量を減少
させることになり、望ましい。
実施例22〜23 デビソン(株)製シリカ−アルミナ(Si/Al原子比4.4
0)に、0.79重量%のポリメタクリル酸ヒドロキシエチ
ルエステル(PHEMA)−エタノール溶液を最終的にシリ
カ−アルミナに対してPHEMAが1重量%になるように含
浸させた。エタノールを温水浴上で加熱しながら蒸発除
去した後、110℃にて2時間キユアリング処理を行つ
た。
HIV除去能の評価は上記のヒドロキシアパタイト−シ
リカ−アルミナ系除去剤の実験と同様の方法で行つた。
測定結果を第11表に示す。
このようにPHEMAをコーテイングすることによつてHIV
除去能が向上することが認められた。PHEMAのコーテイ
ング濃度は上昇することは理論的に可能であるが、現実
には1.5〜2.0%にすると粒子がブロツク化するという望
ましくない現象が発現する。したがつてシリカ−アルミ
ナへのPHEMAのコーテイング濃度(被覆濃度)は1%程
度が適当であると考えられる。
以上のように、本発明によればHIVおよび/またはそ
の関連物質を除去でき、しかも正常リンパ球の生育を阻
害しないことが認められた。したがつて、本発明による
除去剤を用いて体外循環方式によつて増悪期の患者の体
液(増悪期には体液中にHIVが急激に増加することが知
られている)中からHIVおよび/またはその関連物質を
除去することにより、患者の症状の増悪化傾向をくいと
め、延命させることができるものと期待され、また、か
かる方式は抗ウイルス剤などを用いる薬物療法の補助手
段になるものと考えられる。また本発明の除去剤を用い
て、血液製剤を精製することや臨床検査用の血液からHI
Vを濃縮することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によつて表面が弱酸性または弱塩基性を示す固
体物質からなる除去剤を提供することができる。該除去
剤を使用して例えば体外循環方式によつて体液を処理す
ると体液中にヒト免疫不全症候群ウイルスそれ自体およ
び/または該ウイルスの関連物質を有効に除去すること
ができるので、患者の延命が期待でき、本発明の意義は
大きい。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が弱酸性または弱塩基性を示す固体物
    質からなる体液中のヒト免疫不全症候群ウイルスそれ自
    体および/または酸ウイルスの関連物質を除去するため
    の除去剤。
  2. 【請求項2】該固体物質がCOOH型またはSO3H型陽イオン
    交換樹脂である請求項1記載の除去剤。
  3. 【請求項3】該固体物質がシリカ−アルミナである請求
    項1記載の除去剤。
  4. 【請求項4】該固体物質がヒドロキシアパタイト−シリ
    カ−アルミナ三元系焼結体である請求項1記載の除去
    剤。
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