JP2561824B2 - 白さが改良された熱転写用受像要素 - Google Patents

白さが改良された熱転写用受像要素

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JP2561824B2 JP61293744A JP29374486A JP2561824B2 JP 2561824 B2 JP2561824 B2 JP 2561824B2 JP 61293744 A JP61293744 A JP 61293744A JP 29374486 A JP29374486 A JP 29374486A JP 2561824 B2 JP2561824 B2 JP 2561824B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は白さが改良された熱転写用受像要素に関する
ものである。
[発明の背景] 現像工程を熱による乾式処理で行うことにより、簡易
で迅速に画像を得る感光材料(熱現像感光材料)は公知
であり、その熱現像感光材料及び画像形成方法は例えば
特公昭43−4921号、同43−4924号公報、写真工学の基礎
(1979年コロナ社刊行)の553頁〜555頁、およびリサー
チ・ディスクロージャー誌1978年6月号9頁〜15頁(RD
−17029)等に記載されている。
また近年各種の色素供与物質を用いてカラー画像を得
る熱現像カラー感光材料の開発が試みられている。熱現
像によって感光要素中に形成された画像様の拡散性色素
を、受像要素に熱転写して安定なカラー画像を得る熱現
像カラー感光材料について、例えば特開昭59−12431
号、同59−159159号、同59−181345号、同59−229556
号、同60−2950号、同61−52643号、同61−61158号、同
61−61157号、同59−180550号、同61−132952号、同61
−139842号、米国特許4,595,652号、同4,590,154号及び
同4,584,267号等に記載されている。
前記受像要素上に転写して得られた画像が反射型の場
合、すなわち、白い背景上に画像が形成される場合、背
景の白さは、画像の白再現性、画像品質に大きな影響を
与える因子の1つである。
背景としての白さを向上させる方法として蛍光増白剤
を用いる方法がある。これは、紫外光を吸収して可視光
(特に青光)を発光することによってみかけの光の反射
率を高くし、さらに反射スペクトルのバランスを調整し
て白さを改善する有効な方法である。
しかしながら、熱転写用受像要素において、蛍光増白
剤を用いた場合、熱現像あるいは熱転写による熱によっ
て蛍光増白剤が変質、凝集あるいは分解し、増白効果が
低下したり、また場合によっては分解物による汚染の発
生が見られる。液処理用の写真感光材料には数多くの蛍
光増白剤が利用できるが、高温加熱工程を経る熱転写用
受像要素に利用できる蛍光増白剤が要望されている。
[発明の目的] 本発明の目的は、高温加熱工程を経ても白さがすぐ
れ、汚染の少ない熱転写用受像要素を提供することであ
る。
[発明の構成] 本発明者等は鋭意検討した結果、本発明の上記目的
は、下記一般式[I]で表わされる蛍光増白剤を含有す
る熱転写用受像要素を提供することによって達成される
ことを見い出した。
一般式[I] 式中、R1およびR2はそれぞれ水素原子、炭素数1〜15
のアルキル基または炭素数1〜10のアリール基を表わ
す。R3〜R10はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20のアル
キル基、シクロアルキル基、アルコキシ基またはアルコ
キシカルボニル基を表わす。またR3〜R6から選ばれる任
意の2つおよび/またはR7〜R10から選ばれる任意の2
つが互いに結合して5〜6頁環を形成してもよい。
[発明の具体的構成] 前記一般式[I]で表わされる蛍光増白剤について説
明する。
R1およびR2で表わされる炭素数1〜15のアルキル基は
置換基を有するものも含み、例えばメチル基、t−ブチ
ル基、t−アミル基、ペンタデシル基等が挙げられる。
R1およびR2で表わされる炭素数1〜10のアリール基は置
換基を有するものも含み、例えばフェニル基、トリル
基、エチルフェニル基等が挙げられる。
R3〜R10で表わされる炭素数1〜20のアルキル基は置
換基を有するものも含み、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、アミル基、t−
アミル基、n−オクチル基、n−ヘキシル基、デシル
基、ドデシル基、ペンタデシル基、オクタデシル基、ベ
ンジル基、フェネチル基等が挙げられ、シクロアルキル
基は置換基を有するものも含み、例えばシクロペンチル
基、シクロヘキシル基等が挙げられ、アルコキシ基は置
換基を有するものも含み、例えばメトキシ基、ブトキシ
基、2−エチルヘキシルオキシ基等が挙げられ、アルコ
キシカルボニル基は置換基を有するものも含み、例えば
メトキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基等が挙げ
られる。
また、R3〜R6から選ばれる任意の2つおよび/または
R7〜R10から選ばれる任意の2つが互いに結合して5〜
6員環を形成してもよい。
次に前記一般式[I]で表わされる蛍光増白剤(以
下、本発明の蛍光増白剤という)の具体例を示す。
本発明の蛍光増白剤の合成は任意に置換されたチオフ
ェン2・5−ジカルボニルクロライドと、任意に置換さ
れたオルトアミノフェノールとの反応によって得られる
ものであり、当業者においては容易に合成することがで
きる。
なお具体的合成例は、特公昭45−24068号等に示され
ている。また市販されているものも数多くあり、これら
を利用することもできる。
本発明の蛍光増白剤の添加量は通常、熱転写用受像要
素1m2あたり10mg〜500mg、好ましくは20mg〜200mgであ
る。
本発明の蛍光増白剤は目的に応じて2種以上併用して
もさしつかえない。
本発明の蛍光増白剤の添加方法としてはあらゆる方法
が可能である。
例えば、ボールミル、サンドミル等によって粉砕して
添加する方法、水または有機溶剤に溶解して添加する方
法、特開昭60−151636号に示されるようなラテックスを
用いる方法、高沸点溶剤に溶解して親水性コロイド溶液
中に分散し、水中油滴型分散物として添加する方法など
がある。
本発明の蛍光増白剤は本発明の熱転写用受像要素の例
えば、支持体中、支持体と受像層の中間層、白色反射層
中、白色反射層と受像層の中間層、受像層中、保護層中
等どこに添加してもかまわないが、受像層中または白色
反射層中が好ましい。本発明の蛍光増白剤を含有する層
中にはバインダーの他に界面活性剤、硬膜剤、高沸点溶
剤、媒染剤等を添加してもよい。
本発明の熱転写用受像要素(以下、単に本発明の受像
要素という)に用いられる支持体は、熱によって変形、
変質しないものが好ましい。例えばポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイ
ミドフィルム、ガラス板等の透明な支持体や、紙、バラ
イタ紙、コート紙あるいは前記支持体中に白色顔料(例
えば二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タ
ルクなど)を添加したものなどの白色支持体がある。
本発明の受像要素は白色反射層を有する。白色反射層
とはバインダー(例えばゼラチン、ゼラチン誘導体、セ
ルロース誘導体、アラビアゴム等の多糖類、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール等の合成高分子化合物など)中に
白色顔料を有する層である。前記白色支持体は白色反射
層と支持体を兼ねることもできる。
本発明の受像要素に用いられる受像層としては、熱現
像により放出乃至形成された熱現像感光性層中の色素を
受容する機能を有すればよく、例えば3級アミン又は四
級アンモニウム塩を含むポリマーで、米国特許第3,709,
690号に記載されているものが好ましく用いられる。典
型的な受像層としては、アンモニウム塩、3級アミン等
を含むポリマーをゼラチンやポリビニルアルコール等と
混合して支持体上に塗布することにより得られる。別の
有用な色素受容物質としては特開昭57−207250号等に記
載されたガラス転移温度が40℃以上、250℃以下の耐熱
性有機高分子物質で形成されるものが挙げられる。
これらポリマーは受像層として支持体上に担持されて
いてもよく、又これ自身を支持体として用いてもよい。
前記耐熱性有機高分子物質の例としては、ポリスチレ
ン、炭素原子数4以下の置換基をもつポリスチレン誘導
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポ
リ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、ポリアクリロニト
リル、ポリ−N,N−ジメチルアリルアミド、n−シアノ
フェニル基、ペンタクロロフェニル基および2,4−ジク
ロロフェニル基をもつポリアクリレート、ポリメチルメ
タクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリプロピ
ルメタクリレート、ポリイソプロピルメタクリレート、
ポリイソブチルメタクリレート、ポリ−tert−ブチルメ
タクリレート、ポリシクロヘキルメタクリレート、ポリ
−2−シアノ−エチルメタクリレート、ポリエチレンテ
レフタレートなどのポリエステル類、ビスフェノールA
ポリカーボネート等のポリカーボネート類、ポリアミド
類並びにセルロースアセテート類があげられる。また、
ポリマー ハンドブック セカンドエディション(ジェ
イ・ブランドラップ,イー・エイチ・インマーガット
編)ジョン ウィリィアンド サンズ{Polymer Handb
ook 2nd ed.(J.Brandrup,E.H.Immergut編)John Wile
y&Sons}出版に記載されているガラス転移温度40℃以
下の合成ポリマーも有用である。一般的には前記高分子
物質の分子量としては2,000〜200,000が有用である。こ
れらの高分子物質は、単独でも2種以上をブレンドして
用いてもよく、また2種以上を組み合せて共重合体とし
て用いてもよい。
特に好ましい受像層としては、特開昭59−223425号に
記載のポリ塩化ビニルより成る層及び特開昭60−19138
号に記載のポリカーボネートと可塑剤より成る層が挙げ
られる。
これらのポリマーを使用して支持体兼用受像層として
用いることもでき、その時には支持体は単一の層から形
成されていてもよいし、また多数の層により形成されて
いてもよい。
本発明の受像層中には特開昭59−158289号、同59−18
2785号、同60−130735号、同61−118748号、同61−1536
38号、同61−159644号に示される紫外線吸収剤、退色防
止剤を含んでもよい。
本発明の受像要素には保護層を設けてもよい。
保護層には、写真分野で使用される各種の添加剤を用
いることができる。該添加剤としては、各種マット剤、
コロイダルシリカ、スベリ剤、有機フルオロ化合物(特
に、フッ素系界面活性剤)、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、高沸点有機溶媒、酸化防止剤、ハイドロキノン誘導
体、ポリマーラテックス、界面活性剤(高分子界面活性
剤を含む)、硬膜剤(高分子硬膜剤を含む)、有機銀塩
粒子、非感光性ハロゲン化銀粒子などが挙げられる。
これらの添加剤については、リサーチ・ディスクロー
ジャー誌Vol.170,1978年6月No.17029号、特願昭60−27
6615号明細書に記載されている。
本発明の受像要素の層構成としては、例えば、透明支
持体−白色反射層−受像層,透明支持体−白色反射層−
中間層−受像層−保護層,白色支持体−受像層,白色支
持体−中間層−受像層,白色支持体−受像層−保護層,
白色支持体−白色反射層−受像層,白色支持体−白色反
射層−中間層−受像層−保護層,透明支持体−受像層−
白色反射層,透明支持体−受像層−中間層−白色反射
層,透明支持体兼受像層−白色反射層,透明支持体兼受
像層−中間層−白色反射層などである。
本発明の受像要素は、非剥離型モノシート熱現像感光
材料(同一支持体上に少なくとも感光性層、白色反射
層、受像層を有する熱現像感光材料)にも適用すること
ができる。
非剥離型モノシートについては、RD−15108、特開昭6
1−80148号、特願昭61−254257号、「(発明の名称)モ
ノシート型熱現像感光材料、(出願人)小西六写真工業
株式会社、(出願日)昭和61年11月5日」に示されてい
る。
非剥離型モノシート熱現像感光材料の基本的層構成
は、支持体から順に下引層、感光性層(1または2層以
上を有し、2層以上の場合は中間層を有してもよ
い。)、白色反射層、受像層であり、本発明の蛍光増白
剤は、白色反射層、受像層、あるいは白色反射層と受像
層の中間層に添加するのが好ましい。
本発明の受像要素は、前記の転写方式の熱現像カラー
感光材料の受像要素として用いることができる。
あるいは、色素や染料を有する転写紙に対し、サーマ
ルヘッドなどの熱情報によって色素や染料を転写させ受
像要素上に画像を得る方式の受像要素として、あるい
は、画像様の色素や染料の分布を有する転写紙と受像要
素とを重ね合わせ、均一加熱によって受像要素上に画像
を得る方式の受像要素としても用いることができる。
[発明の具体的効果] 本発明の受像要素は、高温加熱工程を経ても蛍光増白
剤の分解等による汚染の発生が少なく、白さに優れてい
る。すなわち、背景としての白さを改良することができ
る。
[実施例] 以下、本発明の具体的実施例について詳述するが、本
発明はこれらの態様に限定されない。
実施例−1 熱現像感光材料の作製 <感光性ハロゲン化銀乳剤の調製> 妖臭化銀乳剤の調製 50℃において、特開昭57−92523号、同57−92524号明
細書に示される混合撹拌を用いて、オセインゼラチン20
a、蒸留水1,000ml及びアンモニアを溶解させたA液に妖
化カリウム11.6gと臭化カリウム130gを含有している水
溶液500mlのB液と、硝酸銀1モルとアンモニアを含有
している水溶液500mlのC液とを同時にpAg及びpHを一定
に保ちつつ添加した。さらにB液及びC液の添加速度を
制御することで、妖化銀含有量7モル%、正6面体、平
均粒径0.25μmのコア乳剤を調製した。次に上記の方法
と同様にして、妖化銀含有1モル%のハロゲン化銀のシ
ェルを被覆することで、正6面体、平均粒径0.3μm
(シェルの厚さ0.05μm)のコア/シェル型ハロゲン化
銀乳剤を調製した。(単分散性は8%であった。)上記
乳剤をそれぞれ水洗、脱塩して収量700mlを得た。
<緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製> 前記妖臭化銀乳剤 700ml 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイン
デン 0.4g ゼラチン 32g チオ硫酸ナトリウム 10mg 下記増感色素(a)メタノール1wt%液 80ml 蒸留水 1200ml <色素供与物質分散液の調製> 下記色素供与物質44.4g、2,5−ジ−t−オクチルハイ
ドロキノン5.00g、下記カブリ防止剤2.2gを酢酸エチル2
00mlに溶解し、アルカノールXC(デュポン社製)5wt%
水溶液124mlを含む4.24%ゼラチン水溶液720mlと混合し
て超音波ホモジナイザーで分散し、酢酸エチルを留去し
たのち水を加えて795mlとした。
<有機銀塩および熱溶剤分散液の調製> 5−メチルベンゾトリアゾールとアンモニア性硝酸銀
を、紫外線除去光源(ネオルミスーパーイエロー40w,三
菱電気)下で反応させて得られた5−メチルベンゾトリ
アゾール銀72.0gと熱溶剤p−トルアミド138gおよびフ
ェニルカルバモイル化ゼラチン(ルスロー社、タイプ17
819PC,以下CPゼラチンと呼ぶ)の1wt%水溶液1,100mlを
混合し、アルミナボールミルで24時間分散した。
<還元剤液> 下記還元剤31.8gおよび下記界面活性剤1.0gに水を加
えて溶解し、クエン酸水溶液にてpH6.0に調製して150ml
の溶液を得た。
<熱現像感光層塗布液の調製> 下記添加液を混合して塗布液を調製した。
色素供与物質分散液 39.75ml ゼラチン液(10wt%水溶液) 9.75ml ポリビニルピロリドン(K−30)液(10wt%水溶液) 17.3 ml 還元剤液 7.5 ml 有機銀塩および熱溶剤分散液 65.3 ml 緑感性ハロゲン化銀乳剤 12.0 ml 硬膜剤液(*1) 4.9 ml 5−メチルベンゾトリアゾール壁 4.0 ml 調製水(pH6.0に調製した。) 1.4 ml (*1)テトラ(ビニルスルホニルメチル)メタンとタ
ウリンを1:0.75(モル比)で反応させたものをPCゼラチ
ン1wt%水溶液中に添加して、反応物が3.0wtとなるよう
にしたもの。
上記塗布液を、下引層を有する厚さ180μmの写真用
透明ポリエチレンテレフタレートフィルム上に湿潤膜厚
83.3μmで塗布し、乾燥した後、40℃ 80%RHの雰囲気
中で14時間エージングを行なった。
<受像要素−1の作成> 写真用バライタ紙(厚さ170μm、重量190g/m2)上
に、以下の受像層塗布液を、湿潤膜厚137.2μmで塗布
して乾燥し、受像要素−1を作成した。
<受像層塗布液> 蛍光増白剤例示No.FB−2(*2) 0.13g ポリカーボネートペレット(L−1250,帝人化成) 21.0 g 紫外線吸収剤(*3) 0.80g 退色防止剤(*4) 0.80g 塩化エチレン 190 ml *2…“UVITEX−OB"(チバガイギー社製) <受像要素−2の作成> 受像要素−1における蛍光増白剤FB−2のかわりに、
同量の蛍光増白剤例示No.FB−27“UVITEX−EBF"(チバ
ガイギー社製)を用いる以外は受像要素−1と同様にし
て受像要素−2を作成した。
<受像要素−3の作成> 受像要素−1から蛍光増白剤FB−2のみを除去したも
のを作成して受像要素−3とした。
<受像要素−4,5の作成> 受像要素−1における蛍光増白剤FB−2のかわりに、
同量の下記蛍光増白剤A,Bを用いる以外は受像要素−1
と同様にして受像要素−4,5を作成した。
前記熱現像感光材料にステップウエッジを通して4,00
0CMSのタングステン光露光を与え、受像要素−1〜5と
それぞれ塗布面どうし重ね合わせて100℃4秒間の予備
加熱を行なった後、150℃60秒間の圧着加熱を行なっ
た。なお、予備加熱および圧着加熱は特開昭61−153651
号の第2図に示される熱現像装置を用いて行なった。加
熱終了後熱現像感光材料と受像要素をすみやかに引き剥
がすと、受像要素表面にマゼンタ色の画像を有する試料
1〜5が得られた。
<写真特性の評価> 得られたマゼンタ画像の最大反射濃度と最小反射濃度
をサクラデンシトメーターPDA−65(小西六写真工業
(株)製)にて緑光で測定した結果を表−1に示す。
<相対蛍光強度の評価> 未使用の受像要素−1〜5および熱現像熱転写後の試
料1〜5の最小濃度部について、カラーアナライザー
(607型、日立製作所製)により380nm〜780nmの範囲で
反射濃度を測定した。次にこのアナライザーの光源に色
ガラスフィルター(UV−39、東芝電機株式会社)を設置
し、該フィルターを通して各試料の反射濃度を測定し
た。光源にフィルターがある場合とない場合の反射濃度
の差を測定し、蛍光増白剤の最大蛍光波長における反射
濃度差を蛍光強度とした。なお、一般に蛍光強度の数値
が大きいほど白さが優れている。
未使用の受像要素−1の蛍光強度を100とした時の相
対蛍光強度を表−2に示す。
<視感的白さの評価> 熱転写後の試料の最小濃度部について、標準光源装置
(CIE D65標準光源F65D−A型、スガ試験機株式会社)
内において、視感的白さの評価を行なった。その結果、
試料No.1および2は淡いピンク系の明るい白を示したの
に対して、試料No.3は淡いかっ色、試料No.4および5は
淡い赤色を示し、白さとしては劣っていた。
表−2及び上記視感的白さ評価の結果より、本発明の
蛍光増白剤は比較のものよりも熱処理に対して安定で優
れていることがわかる。
実施例−2 実施例−1における受像要素−1の支持体を、バライ
タ紙のかわりに白色PET(メリネックス−990、厚さ175
μm、ICI社製)に変えたものを受像要素−6とし、受
像要素−6の蛍光増白剤FB−2を等量の下記蛍光増白剤
Cに変えたものを受像要素−7とした。
ただし、蛍光増白剤Cの添加は、少量のポリカーボネ
イトを塩化エチレンに溶解した液と蛍光増白剤Cの粉末
とを混合し、アルミナボールミルで16時間分散する方法
を用いた。
得られた受像要素−6,7について、実施例−1と同様
に熱現像を行ない、得られた試料−6,7および未使用の
受像要素−6,7の相対蛍光強度を表−3に示す。
表−3の結果から、本発明の蛍光増白剤は比較のもの
よりも熱処理に対して安定で優れていることがわかる。
実施例−3 下引層を有する厚さ180μmの透明ポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に以下の白色反射層および受像層
を塗布し、乾燥した。
(白色反射層) 二酸化チタン(RN−43、石原産業株式会社)22g/m2 ゼラチン 2.7 g/m2 カルボキシメチルセルロース 0.2 g/m2 ドデシル硫酸ナトリウム 0.08g/m2 (受像層) ポリカーボネイト 13g/m2 紫外線吸収剤(実施例−1と同じもの) 0.65g/m2 退色防止剤(実施例−1と同じもの) 0.65g/m2 ここで、蛍光増白剤FB−2を白色反射層に0.07g/m2
加したもの(受像要素−8)、及び実施例−1で用いた
蛍光増白剤Bを白色反射層に0.07g/m2添加したもの(受
像要素−9)を作った。
以下、実施例−1と同様の操作を行ない、得られた試
料8,9の未使用時および熱転写後の相対蛍光強度を表−
4に示す。
本発明の蛍光増白剤は、白色反射層中に添加した場合
でも、熱処理に対して安定で優れていることがわかる。
実施例−4 実施例−1における受像要素−1の蛍光増白剤例示N
o.FB−2のかわりに、表−5に示す蛍光増白剤を同量用
いる以外は受像要素−1と同様にして受像要素10〜13を
作成した。
以下、実施例−1と同様の操作をして、相対蛍光強度
の評価をしたところ、熱転写後の最小濃度部はいずれも
90以上であった。
実施例−5 実施例−1の受像要素−1〜5におけるポリカーボネ
イトのかわりに、同量のポリ塩化ビニル(和光純薬、n
=1,100)を用い、かつ塩化エチレンのかわりに、同量
テトラヒドロフランを用いる以外は実施例−1と同様に
して受像要素−14〜18を作成し、以下実施例−1と同様
の操作を行なったところ、実施例−1と同傾向の結果が
得られた。
比較例 1)受像要素−19〜26の作成 実施例−1と同様に、写真用バライタ紙(厚さ170μ
m、重量190g/m2)上に下記の表−6に示す蛍光増白剤
を用いた以外は同様の受像層塗布液を作成し、実施例−
1と同様に塗布、乾燥し、受像要素−19〜26(いずれも
比較例)を作成した。ただし、表−6中の化合物I、
J、Kは、実施例−2に記載されているように、少量の
ポリカーボネイトを塩化エチレンに溶解した液とI、
J、Kの粉末をそれぞれ混合しアルミナボールミルで16
時間分散した分散液を用いて添加した。
2)現像、評価 実施例−1で作成した感光材料に対して、実施例−1
と同様に露光、予備加熱、圧着加熱を行い、受像要素に
マゼンタ色の画像を得た。得られた画像の最大反射濃度
と最小反射濃度を実施例−1と同様に測定し、その結果
を下記表−6に示す。
<相対蛍光強度の評価> 未使用の受像要素−19〜26および熱転写後の試料につ
いて、実施例−1と同様の方法で相対蛍光強度の評価を
行った。その結果を下記表−7に示す。
<視覚的白さの評価> 実施例−1と同様の方法で、視覚的白さの評価を行っ
た。その結果、試料19〜26の試料は、淡い赤色から淡い
褐色を示し、白さが劣っていた。
表−7および上記視覚的白さの評価から、本発明の蛍
光増白剤は比較のものより熱処理に対して安定性に優れ
ていることがわかる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[I]で表わされる蛍光増白剤
    を含有することを特徴とする熱転写用受像要素。 一般式[I] [式中、R1およびR2はそれぞれ水素原子、炭素数1〜15
    のアルキル基または炭素数1〜10のアリール基を表わ
    す。R3〜R10はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20のアル
    キル基、シクロアルキル基、アルコキシ基またはアルコ
    キシカルボニル基を表わす。またR3〜R6から選ばれる任
    意の2つおよび/またはR7〜R10から選ばれる任意の2
    つが互いに結合して5〜6員環を形成してもよい。]
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