JP2558946B2 - 飲料抽出器 - Google Patents

飲料抽出器

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JP2558946B2
JP2558946B2 JP2305705A JP30570590A JP2558946B2 JP 2558946 B2 JP2558946 B2 JP 2558946B2 JP 2305705 A JP2305705 A JP 2305705A JP 30570590 A JP30570590 A JP 30570590A JP 2558946 B2 JP2558946 B2 JP 2558946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、水タンクから供給される水をヒーターで加
熱して抽出容器内の原料に注ぐことで飲料を抽出する例
えばコーヒー抽出器などの飲料抽出器に関するものであ
る。
〈従来技術〉 従来この種の飲料抽出器、例えばコーヒー抽出器にお
いては、水道水をそのままコーヒー抽出器の水タンクに
補給し、該水タンクから供給される水をヒーターで加熱
して抽出容器内のコーヒー豆に注ぎコーヒーを抽出して
いた。
また、水道水には飲料水としてのおいしさを出すため
に、カルシウム、マグネシウム、鉄などのイオンが含ま
れている。しかし、上記イオン中カルシウムやマグネシ
ウムはコーヒーを抽出するときにコーヒーの成分である
カフェインや良質のタンニンの抽出を阻害してコーヒー
の味を低下させるという問題があった。コーヒー抽出液
の殆んどが水であるにもかかわらず、これまでは抽出す
る水に対しての配慮がなされていなかった。このような
ことから実願平1−118666号に記載のように、出入口に
通水性のフィルターを設けた容器内にイオン交換樹脂を
収容するとともに、該容器を水タンク内に取着したコー
ヒー抽出器が提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、イオン交換樹脂は乾燥すると脆くなっ
て粉末状になるという欠点があり、水分を含んだ状態で
保存する必要があった。しかし、イオン交換樹脂は水分
を含んだ状態で放置しておくと細菌が増殖して不衛生に
なるという問題があった。また、増殖した細菌が流出し
てフィルターや給水パイプが詰まるという問題があっ
た。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
ものであって、イオン交換樹脂を水タンクに装着して、
飲料抽出器に使用する水に含まれるコーヒー抽出時等に
悪影響を及ぼすイオンを除去できるものでありながら、
抗菌性物質をイオン交換樹脂に混合することによって保
管中にイオン交換樹脂層における細菌の増殖を防止し、
イオン交換樹脂の長期間の使用を可能とし、衛生的でお
いしいコーヒー等を提供すると共に、フィルターや給水
パイプに詰りの生じない飲料抽出器を提供することを目
的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するためこの発明は、抽出用の水を貯
留する水タンク2と、該水タンク2から供給される水を
加熱するヒーター17と、抽出する飲料の原料を収容する
抽出容器22と、抽出された飲料を貯留するカップ27とを
具備した飲料抽出器において、出入口に通水性のフィル
ター9,9を設けた容器8内にイオン交換樹脂10aと抗菌性
の物質10bを収容すると共に、該容器8を上記水タンク
2内に取着したことを特徴とする。
〈作 用〉 上記構成において、飲料抽出器を保管中、抗菌性物質
によって湿潤状態のイオン交換樹脂層10における細菌の
増殖が防止されるので、いつでも衛生的な飲料が抽出さ
れるとともに、飲料抽出時に容器8内のイオン交換樹脂
層8から増殖した細菌の流出がないため、フィルター9,
9や接続パイプ16が詰まることがない。
〈実施例〉 以下本発明の一実施例をコーヒー抽出器を例に上げて
説明する。第1図は本発明に係るコーヒー抽出器の一実
施例を示す断面図である。1はコーヒー抽出器本体で、
この本体1に水タンク2、接続パイプ16、ヒーター17、
抽出容器22、カップ27などが配設されている。
水タンク2は内部が2重構造になっており、その外タ
ンク2a底部開口部に止水弁5とこの止水弁5のカバー6
が取着されている。また、内タンク2bの底部には、上下
の出入口に各々例えば200メッシュの通水性のフィルタ
ー9,9を設けた容器8が、内部にナトリウムイオン型の
イオン交換樹脂10aと抗菌性物質として、例えば銀添着
活性炭10bが混合された状態で、例えばイオン交換樹脂1
5g、銀添着活性炭10gの比率で収容し、パッキン11を介
して着脱可能に嵌着されている。
上記外タンク2aと内タンク2bとの側壁間には、外タン
ク2a底部から水タンク2の上方へ通じる空気管3が設け
られている。この空気管3は内タンク2b内の水がイオン
交換樹脂等の充填された容器8の内部をスムーズに通過
して外タンク2aに流出するように、外タンク2aと内タン
ク2bの大気圧を調節するためのものである。
上記水タンク2は本体1の水タンク取着部12にパッキ
ン7を介して着脱可能、且つ水密に取着される。この水
タンク取着部12の中央部には突起13が形成されている。
この突起13は水タンク2がコーヒー抽出本体1に取着さ
れたときに止水弁5を押し上げて、水タンク2内の水を
上記本体1内に導くためのものである。
上記突起13の下方には、逆流防止弁14が取着されてい
る。この弁14は継手15を介して接続パイプ16と接続され
ている。接続パイプ16はヒーター17部に導かれている。
このヒーター17は環状に形成され、その外周部を上記パ
イプ16が取り巻くように取着されている。このヒーター
17部を通過した上記パイプ16は、コーヒー抽出器本体1
上部にして抽出容器22の上方中央部まで導かれている。
このパイプ16の先端部は給湯口20をなしている。上記抽
出容器22の上方には蓋21が取着されている。この蓋21上
面には抽出容器22内に熱湯が均一に散布されるように、
内から外への傾斜部21aと開口21b・21b…が形成されて
いる。
上記抽出容器22は略碗状に形成され、底部中央には抽
出口22aが設けられている。この抽出口22aには抽出口22
aを常時閉成する方向に付勢するスプリング(図示せ
ず)を設けてなる滴漏れ防止弁25が取着されている。上
記抽出容器22の下方にして、加熱ヒーター17の上面プレ
ート19上には抽出したコーヒーを貯留保温するためのカ
ップ27が載置されている。このカップ27には把手28と、
蓋26とが設けられている。この蓋26中央には開口26aが
形成されている。
次に上記のように構成されたコーヒー抽出器の動作に
ついて説明する。まず、蓋26を取着したカップ27をプレ
ート19上に載置する。抽出容器22内にペーパーフィルタ
ー23とコーヒー豆24を収容し、この容器22に蓋21を取着
したものを上記本体1にセットする。このとき滴漏れ防
止弁25が、この弁25に設けた突起(図示せず)とカップ
の蓋26との接触により開成される。次に水タンク2の内
タンク2b内に必要量の水道水を入れて、上記本体1にセ
ットする。この時止水弁5は前記本体1の突起13によっ
て押し上げられて水タンク2底部の開口が開成される。
上記水タンク2の内タンク2bに補給された水道水はイ
オン交換樹脂層10を通過するときに、上記水道水に含ま
れるカルシウムイオンとマグネシウムイオンがナトリウ
ムイオンにイオン交換された水になる。イオン交換樹脂
層10を通過する速度はフィルター9・9のメッシュの粗
さに左右されるが、本実施例においては200メッシュの
フィルターを採用することにより約100cc/分の通過速度
としている。この速度であれば水道水がゆっくりと通過
してイオン交換樹脂10aとの十分な接触時間を持つこと
ができる。また、イオン交換樹脂10a(約30メッシュ)
や銀添着活性炭10b(8〜32メッシュ)がフィルター9
・9の目を抜け出ることもない。また、空気管3を設け
て大気圧調節をしているので、水のイオン交換樹脂層10
の通過はスムーズに行われる。
このようにして、硬度約20ppmにイオン交換された水
が接続パイプ16内を通ってヒーター17の近傍に導かれて
加熱され一部が沸騰する。そのため、接続パイプ16内の
圧力が上昇するので一時的に逆流防止弁14が閉成され
て、熱湯が給湯口20に導かれる。給湯口20に導かれた熱
湯は抽出容器22の蓋21の開口21b・21b…から抽出容器22
内のコーヒー豆に散布される。そうして、接続パイプ16
内の熱湯が減少して圧力が低下し、逆流防止弁14が開成
されて接続パイプ16内に水が導かれる。このようにして
給水加熱、出湯の工程がタンク2内の水がなくなるまで
繰り返される。
上記抽出容器22内に散布された熱湯はコーヒー豆を通
過して、この容器底面抽出口22aから滴漏れ防止弁25を
伝ってカップ27に滴下される。コーヒー抽出が終って抽
出容器22を取り出したときには、上記抽出口22aは滴漏
れ防止弁25のスプリングの復元力によって閉成される。
このため、抽出容器22内にコーヒー液が残っていても漏
れたりすることはない。抽出されたコーヒー液は必要に
応じてプレート19上で保温される。保温温度は温度調節
器18によって制御される。以上のように本実施例によれ
ば、水道水のカルシウムイオンやマグネシウムイオンが
ナトリウムイオンにイオン交換されて、硬度が約20ppm
位の軟水によってコーヒー抽出が行なわれるのでコーヒ
ー中のカフェインや良質のタンニンの抽出が阻害される
こともなく、コーヒーを抽出することができる。
次に本実施例により得られる殺菌効果について説明す
る。第2図はイオン交換樹脂10aと銀添着活性炭10bとの
混合比を変化させて殺菌効果を測定し、横軸に経過日
数、縦軸にイオン交換樹脂層10を保存している水1ml当
たりの細菌数の常用対数をプロットしたものである。
上記コーヒー抽出器を使用後は、イオン交換樹脂10a
が乾燥しないようにして保存する必要があり、水に浸し
て保存するわけであるが、このときイオン交換樹脂10a
に付着している水によって、抗菌性の物質が混合されて
いないイオン交換樹脂10aだけの場合、32℃±1℃で24
時間保存すると細菌が増殖し、第2図のごとくイオン交
換樹脂10aを保存している水の細菌数は1ml当たり105
になる。そして、その後10日間は105〜106個のままほと
んど変化はみられない。
次に、イオン交換樹脂10aと銀添着活性炭10bを重量比
で3:1の割合で混合すると、24時間後の水の細菌数は1ml
当たり10個であり、2日後に100個と徐々に増加し、10
日後には104個になった。従って、少しは殺菌効果が認
められるものの十分ではない。
そこで、銀添着活性炭10bの混合量を増加させて、イ
オン交換樹脂10aと銀添着活性炭10bを重量比で2:1の割
合で混合すると、10日後においても水の細菌数は1ml当
たり10個以下となり十分な殺菌効果が認められた。従っ
て、銀添着活性炭に対するイオン交換樹脂10aの重量混
合比を2以下にすることによって、イオン交換樹脂10a
の長期間の使用が可能になる。
〈効 果〉 本発明によれば、イオン交換樹脂層における保管中の
細菌増殖を抑制して安全な飲料を提供できる。
また、抗菌性の物質に対するイオン交換樹脂の比率を
2以下にすることによって、イオン交換樹脂を頻繁に交
換する必要がないのでコスト的に安くなり、又細菌増殖
の心配もないのでいつでも安心して飲用に供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すコーヒー抽出器の断面
図、第2図はイオン交換樹脂と銀添着活性炭との混合比
と細菌数の関係を示す図である。 2:水タンク、8:容器、9:フィルタ、10:イオン交換樹脂
層、17:ヒーター、22:抽出容器、27:カップ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抽出用の水を貯留する水タンク2と、該水
    タンク2から供給される水を加熱するヒーター17と、抽
    出する飲料の原料を収容する抽出容器22と、抽出された
    飲料を貯留するカップ27とを具備した飲料抽出器におい
    て、出入口に通水性のフィルタ9,9を設けた容器8内に
    イオン交換樹脂と抗菌性の物質を収容するとともに、該
    容器8を上記水タンク2内に取着したことを特徴とする
    飲料抽出器。
  2. 【請求項2】上記抗菌性の物質に対する上記イオン交換
    樹脂の重量混合比を2以下としたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の飲料抽出器。
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