JP2538132B2 - 通信制御方法及びisdn用端末アダプタ装置 - Google Patents

通信制御方法及びisdn用端末アダプタ装置

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JP2538132B2
JP2538132B2 JP3056607A JP5660791A JP2538132B2 JP 2538132 B2 JP2538132 B2 JP 2538132B2 JP 3056607 A JP3056607 A JP 3056607A JP 5660791 A JP5660791 A JP 5660791A JP 2538132 B2 JP2538132 B2 JP 2538132B2
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    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
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    • H04M2215/0116Provision for limiting expenditure, e.g. limit on call expenses or account
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN(サービス総
合デジタル網:Integrated Service DigitalNetwork )
による広域ネットワークシステムに係り、特に、この種
システムにおいて回線使用料の無駄な課金を減らすため
の通信制御方法と、その実行ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のこの種システムの概略
構成を示すものであって、1はISDN、2はISDN
上の回線、3は回線終端装置(DSU)、4は通信手順
(プロトコル)変換のためのゲートウエイ装置、6はデ
ータ端末、7はホストコンピュータ、8はホストコンピ
ュータ7に接続された端末である。データ端末6及びホ
ストコンピュータ7とゲートウエイ装置4とは、例えば
RSC−232Cインタフェースにより接続される。
【0003】このようなシステム構成において、データ
端末6と、ISDN1に接続された同様のデータ端末と
の間でISDN1を介しデータ通信を行なう際、通信路
の確立・解放はデータ端末独自に行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成に
よれば、回線使用料のロスコストが大きいという問題が
あった。すなわち、データ通信のための通信路の確立、
解放をデータ端末で行なっているため、データ端末が通
信路を確立してから障害を起こした場合に、通信路が確
立されたまま放置されることにより、回線使用料が無駄
に課金されるからである。また、データ端末の操作手順
を誤った場合にも、同様の事態となることがあった。デ
ータ処理機能が複雑、高度になるに従い、あるいはゲー
トウエイ装置に接続されたシステムが複雑になるに従
い、操作手順が当然に難しくなり 、その誤りが起きや
すいため、誤操作により回線使用料金が無駄に課金され
る危険が増加する。なお、通信路が確立されたまま放置
された場合、上述の回線使用料のロスコストの問題にと
どまらず、該当データ端末が他のデータ端末と通信不可
能となるという問題もある。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、データ端末の故障あるいは誤操作によって通信
路が確立されたまま長時間放置される事態を防止する通
信制御方法と、そのために使用するISDN用端末アダ
プタ装置とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するため、データ端末とISDNとの間に介在さ
せたISDN用端末アダプタ装置により、回線使用状況
に応じて通信路の確立・解放を制御することによって、
回線使用料の無駄な課金を避けようとするものである。
【0007】
【0008】請求項記載の発明のISDNにより広域
ネットワークシステムにおける通信制御方法は、ISD
Nを経由した端末間のデータ通信中に、端末とISDN
との間に介在させた装置により、通信データの入出力の
休止時間を監視し、この休止時間が限界時間を超えたと
きに端末間の仮想的な通信路の接続は保持したままIS
DN上の回線を切断し、その後、通信データ入出力が再
開したときにISDN上の回線を再び確立するという構
成を備えたものである。
【0009】請求項記載の発明のISDNにより広域
ネットワークシステムにおける通信制御方法は、ISD
Nを経由した端末間のデータ通信中に、端末とISDN
との間に介在させた装置により、通信データの入出力の
休止時間を監視し、この休止時間が限界時間を超えたと
きに端末間の仮想的な通信路の接続は保持したままIS
DN上の回線を切断し、その後、通信データ入出力の休
止時間が前記第1の限界時間より長い第2の限界時間を
超える前に通信データ入出力時間が再開したときはIS
DN上の回線を再び確立するが、通信データ入出力の休
止時間が第2の限界時間を超えたときは端末間の仮想的
な通信路も解放するという構成を備えたものである。
【0010】請求項記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の通信制御方法において、通信データ入出力
の休止時間に関する限界時間を、端末間の距離に応じて
可変としたという構成を備えたものである。
【0011】また、請求項記載のISDN用端末アダ
プタ装置は、端末とのインターフェイスのための手段
と、前記ISDNとのインターフェイスのための手段
と、前記インターフェイスのための各手段を介し、前記
端末の通信データの入出力を監視して請求項1、2また
は3記載の通信制御方法による制御を行なうための手段
とを有するという構成を備えたものである。
【0012】
【作用】
【0013】請求項の発明は上述の構成によって、デ
ータ通信が中断した場合に物理的なISDN上回線を切
断するので、回線使用料のロスコストを減らすことがで
きるうえに、端末間の仮想的な通信路の接続は保持して
おくので、データ通信の中断が端末の故障や誤操作でな
い場合には、ISDN上回線を再度確立するのみで容易
にデータ通信を再開することができる。
【0014】請求項の発明は上述の構成によって、第
1の限界時間を比較的短い時間に設定し、端末の故障や
誤操作以外の理由による比較的短い時間のデータ通信の
中断の場合にも、物理的なISDN上回線を切断して回
線使用料の課金を回避できるので非常に経済的であり、
またデータ通信を容易に再開できる。他方、第2の限界
時間を比較的長い時間に設定し、端末の故障や誤操作に
より第2の限界時間を超えてデータ通信が中断した場合
には、仮想的通信路を切断して端末間の通信路を完全に
解放し、請求項記載の発明と同様に回線使用料のロス
コストを減らすことができる。
【0015】請求項の発明は上述の構成によって、例
えば近距離の端末間に関しては単位時間あたりの回線使
用料金が安いので限界時間を長く設定して、必要以上に
頻繁に通信路の解放あるいは再確立の動作を行なわない
ようにして通信効率を悪化させないようにし、他方、単
位時間あたりの回線使用料金が高価な遠方の端末間に関
しては、限界時間を短く設定することにより回線使用料
のロスコストの減少を優先することができる。また、端
末間の距離に関係なく端末の故障や誤操作による回線使
用料のロスコストをほぼ一定にすることもできる。
【0016】また、請求項4記載の発明のISDN用端
末アダプタ装置を端末とISDN回線との間に介在させ
ることにより、請求項1、2または3の各請求項記載の
通信路の確立・解放の制御を行ないね上述のような回線
使用料のロスコストの削減を達成できる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるシステムの概
略構成を示すものである。本システムの構成は、ISD
N用端末アダプタ装置5が回線終端装置3とゲートウエ
イ装置4との間に設置された以外は、図13に示した従
来システムと同様である。端末アダプタ装置5は、回線
の使用状況を監視して通信路の確立、解放の制御を行な
うものである。
【0018】この端末アダプタ装置5は、図2に示すよ
うに、回線終端装置3を介して接続されるISDN1上
の回線2とのインターフェイス部10、ゲートウエイ装
置4に接続される端末側とのインターフェイス部11、
通信データや各種の制御データが流れるシステムバス1
2、装置内部の各部の動作を集中的に管理、制御する中
央処理部(CPU)13、このCPU13等からアクセ
スされるメモリ14、時刻情報を発生するタイマ部1
5、回線使用状況を監視し、監視情報をメモリ13に記
憶させるとともに、監視結果に基づき必要な通信路の確
立または解放の制御を行なう呼制御部16等からなり、
また通信路の確立・解放制御等に関連した管理情報等が
格納される補助記憶装置17を有する。
【0019】なお、ISDN1には図1に示したデータ
端末等のシステムと同様のシステムが二つ以上接続さ
れ、いずれか二つのシステムのデータ端末相互でISD
N1を経由しデータ通信を行なう。そこで以下の説明及
び関連した図面において、発呼側のデータ端末6をT
S、着呼側のデータ端末6をTRで表わし、同様に発呼
側の端末アダプタ装置5をAS、着呼側の端末アダプタ
装置5をARで表わす。
【0020】ここで、端末アダプタ装置5による制御の
概要について説明する。この制御は二つのタイプを選択
可能であるが、それぞれの概要を図3及び図4のシーケ
ンス図によって説明する。
【0021】第1のタイプの制御によれば、発呼側端末
アダプタ装置ASは、システムバス12上に限界時間以
上、通信データが流れない場合に、着呼側データ端末T
Rへ回線切断メッセージを送信し、物理的な回線を切断
すると同時に発呼側データ端末TSへ通信解放メッセー
ジを送信し、端末間の仮想的通信路も切断する。なお、
端末間の仮想的通信路とは、発呼側端末アダプタASと
着呼側端末アダプタARとの間では物理的に回線が切断
されているが、発呼側端末アダプタASおよび着呼側端
末アダプタARのそれぞれが発呼側データ端末TSおよ
び着呼側データ端末TRに対して通信解放メッセージを
通知していないので、発呼側データ端末TSと着呼側デ
ータ端末TRとの間ではあたかも回線が接続されている
ような状態の通信路を意味する。
【0022】ここで、通信路を解放するまでの限界時間
は、予め決められた一定時間であるか、あるいは通信相
手のデータ端末までの距離に応じて計算される可変時間
であり、いずれかを選ぶことができる。図3のシーケン
スは限界時間を固定の1時間とした例であって、発呼側
データ端末TSが故障あるいは誤操作により通信不能と
なり、そのまま1時間を経過した時点で通信路が解放さ
れる。
【0023】第2のタイプの制御によれば、発呼側端末
アダプタ装置ASはシステムバス12上に比較的短い第
1の限界時間を超えて通信データが流れない場合に、着
呼側端末アダプタ装置ARに回線切断メッセージを送信
し回線を切断するが、この場合には発呼側データ端末T
S及び着呼側データ端末TRへは通信解放メッセージは
通知されず、端末間の仮想的な通信路は接続された状態
に保持される。その後、発呼側データ端末TSから再び
通信データが送出されると、発呼側端末アダプタ装置A
Sは回線確立メッセージを着呼側端末アダプタ装置AR
へ送信することにより物理的な回線を確立させた後、デ
ータ通信を再開させる。このように、比較的短い第1の
限界時間を超えて通信データが流れない場合に物理的な
回線を解放することにより、回線使用料金のロスコスト
の一層の削減を図る。
【0024】他方、仮想的通信路を保持したまま物理的
回線を解放した状態が比較的長い第2の限界時間を超え
て継続した場合、発呼側端末アダプタ装置ASは発呼側
データ端末TSへ通信解放メッセージを通知し、同様に
着呼側端末アダプタ装置ARは着呼側データ端末TRへ
通信解放メッセージを通知することによって、端末間の
仮想的な通信路も切断する。
【0025】第1の限界時間は予め決められた一定時間
である。第2の限界時間は、予め決められた一定時間で
あるか、あるいは通信相手のデータ端末までの距離に応
じて計算される時間であり、いずれかを選ぶことができ
る。ただし、第1の限界時間も、端末間の距離に応じて
変化させてもよい。
【0026】図4に示したシーケンスは第1の限界時間
を3分、第2の限界時間を固定の1時間とした例であっ
て、3分を超えてデータが流れない場合に仮想的通信路
を保持したまま物理的回線を切断し、この状態が1時間
を超えた場合に仮想的通信路も切断する。
【0027】以下、端末アダプタ装置5の発呼側端末ア
ダプタ装置ASとしての動作の詳細を、フローチャート
を参照しつつ説明する。
【0028】まず図5に示すように、通信データはシス
テムバス12上を転送されるが(ステップS1)、CP
U13は、システムバス12上を一つの通信データが転
送されるつど、現在時刻をタイマ部15より読み込み
(S2)、この時刻情報をメモリ14の特定ロケーショ
ンXに書き込む(ステップS3)。この動作は、制御が
第1タイプであるか第2タイプであるかを問わない。
【0029】第1タイプの制御が選ばれた場合、発呼側
端末アダプタ装置ASの通信路確立・解放制御は図6ま
たは図7のフローチャートに示す通りである。なお、図
6は通信路を切断するまでの限界時間を一定時間とした
場合であり、図7は該限界時間を通信相手との距離に応
じて計算される可変時間とした場合である。
【0030】まず呼制御部16は、補助記憶装置17よ
り限界時間(t値)を読み込む(ステップS100)。
あるいは、補助記憶装置17から監視用ロスコスト料金
及び通信相手との距離に関する情報を読み込み(S20
0,S201)、この情報を用いた計算によって、デー
タ通信休止により無駄に課金される回線使用料をその監
視用ロスコスト料金以下に抑えるために必要な限界時間
(t値)を求める(ステップS202)。
【0031】限界時間(t)分の時間経過を待ち(ステ
ップS101,S204)、回線接続を確認する(ステ
ップS102,S205)。物理的な回線が接続されて
いる場合、前回のステップS105,S208での比較
に用いられた時刻情報(y値)をメモリ14のロケーシ
ョンZから読み込み、かつロケーションYに書き込み
(ステップS103,S206)、またメモリ14のロ
ケーションXから最近のデータ転送の時刻情報(z値)
を読み込み、かつロケーションZに書き込む(ステップ
S104,S207)。そして、y値とz値とを比較し
(ステップS105,S208)、両値が一致する場合
は、限界時間(t)を超えて通信データがシステムバス
12上を流れなかったということであるので、回線切断
メッセージをインターフェイス部10より回線終端装置
3を通じて回線2へ送出することにより着呼側データ端
末TRへ送信し、回線切断を行なう(ステップS10
6,S209)。続いて呼制御部16は、通信解放メッ
セージをインターフェイス部11よりゲートウエイ装置
4を介して発呼側データ端末TSへ送ることにより、端
末間の仮想的通信路の切断を行なう(ステップS10
7,S210)。
【0032】ここで、以上の動作を図8によりさらに説
明する。この図は、時間経過とロケーションX,Y,Z
内の時刻情報の変化を対応させて示している。A時刻で
通信開始より最初の比較(ステップS105,S20
8)が行なわれが、この時点ではロケーションYがクリ
アされているので、比較は不一致であるから回線切断は
なされない。B時刻で2回目の比較が行なわれるが、同
様に不一致であるので回線接続は行なわれない。しか
し、α時刻でデータ転送が中断したとすると、C時刻で
の3回目の比較は不一致であるので回線切断は行なわれ
ないが、D時刻での4回目の比較は一致するので、回線
切断が行なわれる。
【0033】他方、第2タイプの制御が選ばれた場合、
発呼側端末アダプタ装置ASの通信路確立・解放制御は
図9,図10または図11,図12のフローチャートに
示す通りである。なお、図9,図10は第2の限界時間
を一定時間とした場合であり、図11,図12は第2の
限界時間を通信相手との距離に応じて計算される可変時
間とした場合である。
【0034】まず呼制御部16は、補助記憶装置より第
1の限界時間(t1値)を読み込む(ステップS30
0,S400)。この第1の限界時間(t1)分の時間
経過を待ち(ステップS301,S401)、物理的回
線接続を確認する(ステップS302,S402)。物
理的な回線が接続されている場合、前回のステップS3
05,S405での比較に用いられた時刻情報(y1
値)をメモリ14のロケーションZから読み込み、かつ
ロケーションYに書き込み(ステップS303,S40
3)、またメモリ14のロケーションXから最近のデー
タ転送の時刻情報(z1値)を読み込み、かつロケーシ
ョンZに書き込む(ステップS304,S404)。
【0035】そして、y1値とz1値とを比較し(ステ
ップS305,S405)、両値が一致する場合は、限
界時間(t1)を超えて通信データがシステムバス12
上を流れなかったということであるので、回線切断メッ
セージをインターフェイス部10より回線終端装置3を
通じて回線2へ送出しすることにより着呼側端末アダプ
タ装置ARへ送信し、回線切断を行なう(ステップS3
06,S406)。ただし、データ端末TS,TRへは
回線切断メッセージは送信せず、ISDN1上の物理的
な回線を切断するが端末間の仮想的な通信路は接続した
ままにする。
【0036】この物理的回線切断を行なった場合、呼制
御部16は、その後にシステムバス12上を通信データ
が転送されたか調べ(ステップS307,S407)、
データ転送があったときには、着呼側端末アダプタ装置
ARへ回線確立メッセージを送信して回線確立動作を実
行し(ステップS308,S408)、データの送受信
を再開させるとともにステップS301,S401から
の制御に戻る。
【0037】ステップS307,S407でデータ転送
がなかったと判定した場合、物理的回線を切断したまま
にし、補助記憶装置17より第2の限界時間(t2値)
を読み込む(ステップS309)。あるいは、補助記憶
装置より監視用ロスコスト料金及び通信相手との距離の
情報を読み込み(S409,S410)、この情報を用
いた計算によって、通信休止により無駄に課金される回
線使用料をその監視用ロスコスト料金以下に抑えるよう
な第2の限界時間(t2値)を求める(ステップS41
1)。
【0038】第2の限界時間(t2)分の時間経過を待
ち(ステップS310,S412)、メモリのロケーシ
ョンYから時刻情報(y2値)を読み込み(ステップS
311,S413)、またロケーションXから時刻情報
(z2値)を読み込む(ステップS312,S41
4)。そして、この二つの値を比較し(ステップS31
3,S415)、一致している場合は、回線切断時から
データ転送が第2の限界時間(t2)以上行なわれなか
ったということであるので、発呼側データ端末TSへ通
信解放メッセージを送って発呼側の仮想的通信路も切断
する(ステップS314,S416)。着呼側端末アダ
プタ装置ARにおいても、呼制御部16は同様の時間監
視を行なっており、発呼側から回線切断メッセージを受
信した時点から回線確立メッセージを受信することなく
第2限界時間(t2)を経過した時点で、着呼側データ
端末TRへ通信解放メッセージを送信し着呼側の仮想的
通信路も切断する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1または4記載の発明は、端末の故障や誤操作により端
末間の通信路が確立した状態でデータ通信が中断した場
合、自動的に通信路を解放し、回線通信料のロスコスト
を小さくすることができるという効果を有する。
【0040】また、請求項1または4記載の発明は、デ
ータ通信が中断した場合に物理的なISDN上回線を切
断するので、回線使用料のロスコストを減らすことがで
きるうえに、端末間の仮想的な通信路の接続は保持して
おくので、データ通信の中断が端末の故障や誤動作でな
い場合には、ISDN上回線を再度確立するのみでデー
タ通信を容易に再開することができるという効果を有す
る。
【0041】請求項2または4記載の発明は、第1の限
界時間を比較的短い時間に設定し、端末の故障や誤操作
以外の理由による比較的短時間のデータ通信の中断の場
合にも、物理的なISDN上回線を切断して回線使用料
の課金を回避できるので非常に経済的であり、またデー
タ通信を容易に再開でき、他方、第2の限界時間を比較
的長い時間に設定し、端末の故障や誤操作により第2の
限界時間を越えてデータ通信が中断した場合には、仮想
的通信路を切断して端末間の通信路を完全に解放し、回
線使用料のロスコストを減らすことができるという効果
を有する。
【0042】請求項3または4記載の発明は、例えば近
距離の端末間に関しては単位時間あたりの回線使用料金
が安いので限界時間を長く設定して、必要以上に頻繁に
通信路の解放あるいは再確立の動作を行なわないように
して通信効率を悪化させないようにし、他方、単位時間
あたりの回線使用料が高価な遠方の端末間に関しては、
限界時間を短く設定することにより回線使用料のロスコ
ストを減少を優先することができ、また、端末間の距離
に関係なく端末の故障や誤操作による回線使用料のロス
コストをほぼ一定にすることもできるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による広域ネットワークシス
テムの概略構成図
【図2】端末アダプタ装置の概略構成図
【図3】第1タイプの通信路確立・解放制御の例を示す
シーケンス図
【図4】第2タイプの通信路確立・解放制御の他の例を
示すシーケンス図
【図5】端末アダプタ装置の動作説明のためのフローチ
ャート
【図6】一定の限界時間による第1タイプの通信路確立
・解放制御のための端末アダプタ装置の動作を示すフロ
ーチャート
【図7】可変の限界時間による第1タイプの通信路確立
・解放制御のための端末アダプタ装置の動作を示すフロ
ーチャート
【図8】データ通信動作と時刻情報との関係の説明図
【図9】一定の限界時間による第2タイプの通信路確立
・解放制御のための端末アダプタ装置の動作を示すフロ
ーチャート
【図10】一定の限界時間による第2タイプの通信路確
立・解放制御のための端末アダプタ装置の動作を示すフ
ローチャート
【図11】可変の限界時間による第2タイプの通信路確
立・解放制御のための端末アダプタ装置の動作を示すフ
ローチャート
【図12】可変の限界時間による第2タイプの通信路確
立・解放制御のための端末アダプタ装置の動作を示すフ
ローチャート
【図13】従来の広域ネットワークシステムの概略構成
図。
【符号の説明】
1 ISDN 2 ISDN上回線 3 回線終端装置 4 ゲートウエイ装置 5 ISDN用端末アダプタ装置 6 データ端末 7 ホストコンピュータ 8 端末 10 回線に対するインターフェイス部 11 端末に対するインターフェース部 12 システムバス 13 CPU 14 メモリ 15 タイマ部 16 呼制御部 17 補助記憶装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNを経由した端末間のデータ通信
    中に、端末とISDNとの間に介在させた装置により、
    通信データの入出力の休止時間を監視し、この休止時間
    が限界時間を超えたときに端末間の仮想的な通信路の接
    続は保持したままISDN上の回線を切断し、その後、
    通信データ入出力が再開したときにISDN上の回線を
    再び確立することを特徴とする、ISDNにより広域ネ
    ットワークシステムにおける通信制御方法。
  2. 【請求項2】 ISDNを経由した端末間のデータ通信
    中に、端末とISDNとの間に介在させた装置により、
    通信データの入出力の休止時間を監視し、この休止時間
    が限界時間を超えたときに端末間の仮想的な通信路の接
    続は保持したままISDN上の回線を切断し、その後、
    通信データ入出力の休止時間が前記第1の限界時間より
    長い第2の限界時間を超える前に通信データ入出力時間
    が再開したときはISDN上の回線を再び確立するが、
    通信データ入出力の休止時間が第2の限界時間を超えた
    ときは端末間の仮想的な通信路も解放することを特徴と
    する、ISDNにより広域ネットワークシステムにおけ
    る通信制御方法。
  3. 【請求項3】 通信データ入出力の休止時間に関する限
    界時間は、端末間の距離に応じて可変であることを特徴
    とする、請求項1または2記載のISDNにより広域ネ
    ットワークシステムにおける通信制御方法。
  4. 【請求項4】 ISDNとそれを経由してデータ通信を
    行なう端末との間に接続されるISDN用端末アダプタ
    装置であって、前記端末とのインターフェイスのための
    手段と、前記ISDNとのインターフェイスのための手
    段と、前記インターフェイスのための各手段を介し、前
    記端末の通信データの入出力を監視して請求項1、2ま
    たは3記載の通信制御方法による制御を行なうための手
    段とを具備するISDN用端末アダプタ装置。
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