JP2530031B2 - 料金徴収式コ―ドレス電話機 - Google Patents

料金徴収式コ―ドレス電話機

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JP2530031B2 JP1322709A JP32270989A JP2530031B2 JP 2530031 B2 JP2530031 B2 JP 2530031B2 JP 1322709 A JP1322709 A JP 1322709A JP 32270989 A JP32270989 A JP 32270989A JP 2530031 B2 JP2530031 B2 JP 2530031B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は通話料金を貨幣またはプリペイドカードで支
払う料金徴収式電話機に係わり、特に、無線によって接
続された子機を有する料金徴収式コードレス電話機に関
する。
[従来の技術] 喫茶店や商店に配設されたピンク電話は、利用者が通
話料金を直接電話機の硬貨投入口へ投入することによっ
て支払う機構そのものにおいては、赤色の委託公衆電話
機と同じである。しかし、委託公衆電話機においては電
話敷設会社が通話料金を電話機から直接徴収するのに対
して、ピンク電話機においてはピンク電話機を設置して
いる事業主が加入者使用料金として電話敷設会社に支払
う。
一方、ピンク電話は一般に出入り口近傍の会計場所に
配設されているが、近年客に対するサービス向上のため
に、このピンク電話機を従来の電話機である親機とこの
親機に対して無線回線によって接続された子機とからな
るコードレス電話機とすることが提唱されている。した
がって、客は子機を用いて自分の席で通話をすることが
できる。
このような料金徴収式コードレス電話機においては、
親機の近傍に充電器を兼用する子機置台が配設され、通
常子機はこの子機置台上に載置されている。そして、こ
のピンク電話機の利用者は、親機を使用する場合、親機
のハンドセットをフックから取上げて硬貨投入口に硬貨
を投入した後、ダイヤル操作を行って通話を開始する。
そして、通話が終了して、ハンドセットをフックに置く
と、通話料金以上に投入された硬貨が残り硬貨として硬
貨返却口へ排出される。
一方、子機を利用する場合、子機を子機置台から取上
げて、親機の硬貨投入口へ硬貨を投入した後、親機の近
傍位置、または自分の席に戻り、子機のダイヤルキーを
キー操作して通話を開始する。そして、通話が終了する
と、子機のダイヤルキーの近傍に配設された切キーを押
す。すると、親機の硬貨投入口に投入した通話料金を超
える硬貨が残り硬貨として硬貨返却口へ排出される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような料金徴収式コードレス電話
機においてもまだ次のような課題があった。すなわち、
超機を使用する客は、子機を取上げたのち、前述したよ
うに親機の硬貨投入口へ通話先や通話時間等を考慮した
枚数の硬貨を投入する。なお、投入された硬貨は一旦親
機内の蓄積軌道内に蓄積される。そして、客は自分の席
に戻り、子機のダイヤルキーをキー操作して通話を開始
する。通話が開始されると、通話先によって予め定めら
れた時間経過する毎に局から課金信号が送信され、蓄積
軌道に蓄積された硬貨が1枚ずつ金庫に収納される。
このように一人の客が自己の席で子機を用いて通話を
行っている状態においては、一般に、親機には子機使用
中のランプが点灯し、かつ親機の近傍に配設された子機
置台に子機が置かれていないので、通話を行おうとして
親機の設置場所に来た別の客は、子機が使用中であるこ
とが確認できるので、親機を用いて通話を行うことはな
い。
しかし、このコードレスのピンク電話機に不慣れな客
や、急いで電話する必要な客においては、子機が使用中
であることを確認せずに、親機のハンドセットを取上げ
て、硬貨投入口へ硬貨を投入して、ダイヤルキー操作を
実行してしまう場合がある。しかし、通話回線が子機側
に接続されているので、ハンドセットを耳にあててもト
ーン信号が聞こえない。よって、この時点で子機が使用
中である事に気付く。しかし、この客が誤って投入した
硬貨は子機を使用している客が追加投入した硬貨である
と見なされるので、誤って投入された硬貨は誤って投入
した客に返却されることはない。
したがって、子機を使用している客と誤って硬貨を投
入した客との間で金銭上のトラブルが生じる懸念があ
る。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、子機が使用期間中においては、親機の貨幣またはカ
ードの挿入口を閉じるシャッターを設けることによっ
て、他の客が誤って貨幣またはカードを挿入することを
未然に防止でき、この電話機の使用者どうしで金銭上の
トラブルが発生するのを防止でき、不特定多数の者が使
用する装置全体の信頼性を向上できる料金徴収式コード
レス電話機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本発明は、貨幣またはカー
ドを挿入する挿入口を有し、通話料金を徴収する通話料
金徴収部およびハンドセットを含む本体通話部を備えた
親機と、この親機に対して無線によって接続され、親機
側の通話料金徴収部によって徴収する料金に応じて通話
を可能とするリモート通話部を有した子機とからなる料
金徴収式コードレス電話機において、 挿入口を開閉するシャッターと、子機が使用中である
ことを検出する子機使用状態検出手段と、この子機使用
状態検出手段が子機使用中であることを検出したとき、
シャッターを閉じる挿入口閉鎖手段と、親機側または子
機側に設けられたシャッター解放キーと、このシャッタ
ー解放キーのキー操作に応動して、シャッターを貨幣ま
たはカード挿入に要する所定時間だけ開放する挿入口一
時開放手段とを備えたものである。
[作用] このように構成された料金徴収式コードレス電話機で
あれば、客が親機と離れた自己の席で子機を用いて通話
を行なっている期間は親機の貨幣またはカードの挿入口
はシャッターにて閉じられているので、他の客が誤って
貨幣またはカード硬貨を挿入することはない。したがっ
て、客どうしで金銭上のトラブルが発生することが未然
に防止される。
なお、子機を使用中の客が追加の貨幣またはカードを
挿入する場合は、親機側または子機側に設けられたシャ
ッター開放キー等を押せば、挿入口は一定時間だけ開放
されるので、その間に追加の貨幣またはカードを挿入す
ればよい。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の料金徴収式コードレス電話機全体を
示す外観図である。なお、この実施例の電話機は喫茶店
等に配設されたピンク電話機であるとして説明する。ま
た、硬貨を使用するものとする。
図示するように、このピンク電話機は電話局に局回線
を介して接続された親機1と、この親機1に対して無線
回線を介して接続された子機2と、親機1にケーブル3
を介して接続された充電器を兼用する子機置台4とで構
成されている。
親機1の上面にはハンドセット5がフック台6に載置
されており、前面にはダイヤルキー7、硬貨投入口8,シ
ャッター開放キー9が配設されており、前面下方位置に
は硬貨返却口10が形成されている。さらに、上面後方に
無線通信のためのアンテナ11が取付けられている。
子機2には、使用者が耳に当てるスピーカ12,使用者
の音声を検出するマイク13,操作パネル14およびアンテ
ナ15が取付けられている。操作パネル14には、第2図に
示すように、通話を開始するための通話キー14a,通話先
番号をキー入力するためのダイヤルキー14b,通話を強制
終了するための切キー14c,充電回路の出力電圧が低下し
たことを表示する充電警告ランプ14d等が配設されてい
る。
子機置台4においては、第1図および第3図に示すよ
うに、上面に子機2のマイク13側の底面2aが挿入される
凹部16が形成されている。そして、子機2側の底面2aに
充電回路17に接続された一対の充電電極17a,17bが取付
けられ、さらに、互いに短絡されたもう一対の電極18a,
18bが取付けられている。そして、子機置台4側の凹部1
6内には、前記充電電極17a,17bに対応する充電プラグ19
a,19b、および前記電極18a,18bに対抗する電極プラグ20
a,20bが取付けられている。
したがって、子機2を子機置台に置いた状態において
は、親機1の電源回路37からケーブル3を介して充電回
路17へ充電電圧VBが供給される。また、電極プラグ20a,
20b間が電極18a,18bを介して短絡されるので、この電極
プラグ20a,20bと電極18a,18bとは子機2が使用中か否か
を検出する子機使用状態検出手段21を構成する。
また、第4図は親機1内に形成された通話料金収納部
の概略構成を示す断面模式図である。硬貨投入口8には
ソレノイド回動動作するシャッター9aが取付けられてい
る。そして、通常状態ではシャッター9aは例えばばね等
にて上方に付勢されており、ソレノイドを通電すると矢
印方向へ回動して硬貨投入口8を閉じる。
シャッター9aが開いた状態で硬貨投入口8から投入さ
れた硬貨22は、蓄積軌道23に沿って転がって硬貨返却口
10へ排出されたり金庫24へ収納される。また、金庫24へ
の分岐点に蓄積用レバー25および収金用レバー26が取付
けられている。各レバー25,26はそれぞれ別々のソレノ
イドで駆動される。そして、蓄積用レバー25は硬貨投入
口8から投入された硬貨22を蓄積軌道23内に蓄積する機
能を有し、ソレノイドを通電すると、矢印方向へ回動し
て、硬貨22の硬貨返却口10への落下を防止する。一方、
収金用レバー26は蓄積用レバー25にて蓄積軌道23内に蓄
積された硬貨22を金庫24内へ収納する機能を有しいる。
具体的には外部から課金信号が入力する毎にソレノイド
が通電され、収金用レバー26が下方に回動して、硬貨22
を1枚ずつ金庫24へ収納する。親機1および子機2が使
用されていない状態においては、図示するように投入さ
れた硬貨22はそのまま硬貨返却口10へ落下する。
第5図は親機1の概略構成を示すブロック図である。
一対の信号線27a,27bは一端が各入力端子28a,28bを介し
て局回線に接続され、他端が信号切換回路29を介して送
受信機30、又はダイヤルパルス発生回路31,ダイヤルキ
ー7,通話回路32およびハンドセット5からなる本体通話
部に接続される。
また、この信号線27a,27bには着信を検出してスピー
カ33aに着信音を発生させるをトーンリンガー33b、通話
中に局から送信されてくる課金信号を受信して、前記収
金用レバー26を短時間回動させる収金用レバーソレノイ
ド34aを通電する課金信号受信回路34bが接続されてい
る。
また、前記信号切換回路29は例えばマイクロコンピュ
ータからなる切換制御部35からの切換信号にて前記信号
線27a,27bに対する切換動作を行う。切換制御部35に
は、前記ハンドセット5のフック台6に取付けられハン
ドセット5の取上げ動作を検出するフックスイッチ6a、
子機2が子機置台4に置かれていることを検出する前述
した子機検出スイッチ21、シャッター開放キー9、シャ
ッター9aを回動させるシャッター用ソレノイド9b、およ
び前記蓄積用レバー25を回動させる蓄積用レバーソレノ
イド36が接続されている。
さらに、各電子回路へ駆動電圧VCおよび子機2へ充電
電圧VBを供給するための電源回路37が組込まれている。
子機2は例えば第6図に示すように構成されている。
すなわち、スピーカ12,マイク13および操作パネル14の
切キー14cが接続された通話回路38と、ダイヤルキー14b
が接続されたダイヤルパルス発生回路39でもってリモー
ト通話部を構成している。このリモート通話部は送受信
機40を介して無線により親機1の送受信機30と接続され
る。また、各電子回路には前記充電回路17から駆動電圧
VCが供給される。
しかして、前記親機1のマイクロコンピュータで構成
された切換制御部35はフックスイッチ6aのオン,オフの
状態変化および子機検出スイッチ21のオン,オフの状態
変化、さらにシャッター開放キー9のキー操作信号を監
視し、状態変化およびキー操作信号を検出すると、この
状態変化およびキー操作信号に応動して第7図の流れ図
に従って、信号切換回路29,シャッター9aおよび蓄積用
レバー25の動作を制御するようにプログラム構成されて
いる。
流れ図が開始され、S(ステップ)1にてフックスイ
ッイ(FS)6aがオフ状態へ変化すると、親機1のハンド
セット5が取上げられたので、S2にて子機フラグの状態
を調べる。そして、子機フラグが0に解除されていれ
ば、現在子機2は使用されていないので、親機1を使用
することを示す親機フラグを1に設定する。そして、信
号切換回路29へ切換信号を送出して、信号線27a,27bを
親機1側の本体通話部へ切換接続する。その後、蓄積用
レバーソレノイド36を通電して、蓄積用レバー25を矢印
方向へ回動させる。そして、流れ図の最初へ戻る。な
お、S2にて子機フラグが1に設定されていれば、現在子
機2が使用中であるので、なにもせずにS1へ戻る。
また、S3にてフックスイッチ6aがオン状態へ変化する
と、親機1側での通話が終了してハンドセット5が置か
れたので親機フラグを0に解除する。そして、蓄積用レ
バーソレノイド36の通電を停止して、蓄積用レバー25を
元の位置へ戻す。
次に、S4にて子機検出スイッチ21がオフ状態へ変化す
ると、子機2が子機置台4から取上げられたので、親機
フラグが0に解除されていることを確認し、子機フラグ
を1に設定する。そして、信号切換回路29へ切換信号を
送出して、信号線27a,27bを子機側、すなわち送受信機3
0側へ切換接続する。次に、蓄積用レバーソレノイド36
を通電して、蓄積用レバー25を矢印方向へ回動させる。
そして、その状態で硬貨投入操作に要する予め定められ
た例えば10秒等の所定時間TSが経過するのを待つ。所定
時間TSが経過すると、硬貨投入口8から硬貨が投入され
たと判断して、S5にてシャッター用ソレノイド9bを通電
する。すると、シャッター9aが矢印方向に回動して、硬
貨投入口8が閉鎖される。なお、親機フラグが1に設定
されていれば、現在親機1が使用中であるので、なにも
せずにS1へ戻る。
さらに、S6にて子機検出スイッチ21がオン状態へ変化
すると、子機2による通話が終了して子機2が子機置台
4に置かれたので、子機フラグを0に解除し、蓄積用レ
バーソレノイド36の通電を遮断して、蓄積用レバー25を
元の位置へ戻す。さらに、S7にてシャッター用ソレノイ
ド9bに対する通電を遮断して、シャッター9aを元の状態
へ戻す。よって、硬貨投入口8は開放される。
また、S8にてシャッター開放キー9がキー操作される
と、子機2を使用している者が追加の硬貨を投入するた
めにシャッター開放キー9を操作したと判断して、S9に
てシャッター9aを開放する。そして、S10にて前述した
所定時間TSが経過すると、追加の硬貨22が硬貨投入口8
へ投入されたと判断して、S11にてシャッター9aを閉じ
る。
次に、このように構成された料金徴収式コードレス電
話機としてのピンク電話の使用法および動作を説明す
る。
先ず、親機1を用いて通話する場合、子機2が子機置
台4に置かれていることを確認の後、ハンドセット5を
取上げると、信号切換回路29が本体通話部側に切換わ
る。同時に、蓄積軌道23の蓄積用レバー25が矢印方向に
回動する。なお、子機2が子機置台4に置かれている状
態においてはシャッター9のソレノイド9bは通電されて
いないので、硬貨投入口8は開放されている。そして、
使用者が硬貨22を硬貨投入口8へ投入した後、ダイヤル
キー7で通話先の番号をキー入力する。相手側と通話回
線が形成され、通話が開始されると、通話距離に応じて
定まる通話時間が経過する毎に課金信号が入力して、収
金用レバー26が短時間下方に回動して蓄積用レバー25に
て蓄積軌道23に蓄積されている硬貨22を順次金庫24へ収
納していく。
そして、通話が終了して、ハンドセット5を置くと、
蓄積用レバー25が元に戻る。したがって、蓄積軌道23に
蓄積された通話料金を越える残り硬貨は、硬貨返却口10
へ落下する。しかして、利用者はその残り硬貨を回収す
ればよい。
一方、子機2を用いて通話するる場合、子機2を子機
置台4から取上げる。すると、親機1の信号切換回路29
が子機2のリモート通話部側に切換る。さらに、蓄積軌
道23の蓄積用レバー25が矢印方向に回動する。なお、こ
の時点では硬貨投入口8はまだ開放された状態である。
そして、使用者が通話料金にほぼ対応する硬貨22を硬貨
投入口8へ投入する。
そして、子機2を子機置台4から取上げた時刻から、
硬貨22を投入するに要する例えば10秒等の所定時間TS
過すると、シャッター9aが回動して、硬貨投入口8が自
動的に閉じる。
しかるのち、子機2の使用者はこの子機2を持参し
て、例えば自己の席に戻り、操作パネル14の通話キー14
aを押した後、ダイヤルキー14bで通話先の番号をキー入
力する。相手側と通話回線が形成され、通話が開始され
ると、前述と同様の手順で通話料金が金庫24へ順次収納
されていく。
そして、通話が終了して、切キー14cを押すと、通話
回線が遮断され、通話料金徴収部による通話料の徴収が
停止する。なお、この時点では、蓄積用レバー25は矢印
方向に回動された状態であるので、残り硬貨22は蓄積軌
道23に留まったままである。そして、通話者が子機2を
親機1位置まで持参して、子機載台4に置くと、蓄積用
レバー25が元に戻る。したがって、蓄積軌道23に蓄積さ
れた通話料金を越える残り硬貨は硬貨返却口10へ落下す
る。また、シャッター9aが元に戻り、硬貨投入口8は開
放される。しかして、子機2の利用者は残り硬貨を回収
すればよい。
このように、子機2が使用されている期間中は硬貨投
入口8はシャッター9aにて閉鎖されているので、他の客
がこのピンク電話機を使用として親機1のハンドセット
5を取上げたとしても、誤って硬貨22を投入することが
未然に防止できる。よって、誤って硬貨22を投入してし
まって、子機2を使用している他の客との間に金銭上の
トラブルが発生することはないので、ピンク電話機とし
ての信頼性を大幅に向上できる。
また、子機2を使用中の客が通話途中で話が長引くと
判断すると、子機2を使用しながら親機1の設置場所ま
で戻り、硬貨投入口8近傍に設けられたシャッター開放
キー9をキー操作すると、硬貨投入口8は所定時間TS
け開く。よって、その開いている期間に追加の硬貨22を
投入すればよい。
また、この実施例においては、たとえ子機2を親機1
から離れた自己の席で使用して、自己の席で切キー14c
を押したとしても、この子機2を親機1近傍の子機置台
4に置かない限り残り硬貨22は硬貨返却口10へ返却され
ない。したがって、子機2の使用者が通話を終了してか
ら親機1の設置場所に到着するまでの間に、たとえ他の
客がこのピンク電話機を使用するために親機1の設置場
所に行ったとしても、その時点においては硬貨返却口10
に残り硬貨が返却されていることはない。したがって、
子機2の使用者は残り硬貨を確実に回収することができ
る。また、子機2の使用者の勘違いにより、返却硬貨数
が少ない場合であったとしても、親機1近傍に居る次の
使用者が思わぬ嫌疑を掛けられることはない。
なお、この実施例においては、親機1に挿入できる金
額情報として硬貨を用いるようにしたが、プリペイドカ
ードであってもよい。さらに、実施例においては喫茶店
や商店に配設されたピンク電話機について説明したが、
特にピンク電話機に限定されるものではない。
また、実施例の電話機においては、シャッター9aを一
時的に開放させるシャッター開放キー9を親機1の硬貨
投入口8近傍に設けたが、例えば子機2の操作パネル14
上に配設してもよい。この場合、シャッター開放キー9
が押されたことが無線で親機1へ伝送され、親機のシャ
ッター9aが所定時間開放される。このような電話機であ
れば、シャッター9aは子機2を使用している者しか開放
させることができない。したがって、より厳格に子機2
の使用者が親機1へ投入した貨幣またはカードを管理で
きる。また、自己の席で通話しているときに例えば店員
等に頼んで追加の硬貨を親機1の開放された硬貨投入口
8へ投入してもらうことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の料金徴収式コードレス電
話機においては、子機が使用期間中は貨幣またはカード
の挿入口をシャッターで閉じるようにしている。そし
て、子機の使用者が追加の貨幣またはカードを挿入する
場合は、親機側または子機側に設けられたシャッター開
放キーを押してシャッターを短時間開放するようにして
いる。したがって、子機を使用中に他の客が誤って貨幣
またはカードを投入することを未然に防止でき、この電
話機の使用者どうしで金銭上のトラブルが発生するのを
防止でき、不特定多数の者が使用する装置全体の信頼性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係わる料金徴収式コードレス電
話機を示すものであり、第1図は全体を示す外観図、第
2図は子機の操作パネルを示す図、第3図は子機と子機
置台との間の接続状態を示す断面模式図、第4図は親機
における通話料金徴収部の構成を示す断面図、第5図は
親機の概略構成を示すブロック図、第6図は子機の概略
構成を示すブロック図、第7図は動作を示す流れ図であ
る。 1……親機,2……子機、4……子機置台、5……ハンド
セット、6a……フックスィッチ、7,14b……ダイヤルキ
ー、8……硬貨投入口、9……シャッター開放キー、9a
……シャッター、10……硬貨返却口、11,15……アンテ
ナ、21……子機検出スイッチ、22……硬貨、23……蓄積
軌道、25……蓄積用レバー、29……信号切換回路、30,4
0……送受信機、35……切換制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨幣またはカード挿入する挿入口(8)を
    有し、通話料金を徴収する通話料金徴収部およびハンド
    セット(5)を含む本体通話部を備えた親機(1)と、
    この親機に対して無線によって接続され、前記親機側の
    通話料金収納部によって徴収する料金に応じて通話を可
    能とするリモート通話部を有した子機(2)とからなる
    料金徴収式コードレス電話機において、 前記挿入口を開閉するシャッター(9a)と、 前記子機が使用中であることを検出する子機使用状態検
    出手段(21)と、 この子機使用状態検出手段が子機使用中であることを検
    出したとき、前記シャッターを閉じる挿入口閉鎖手段
    (S5)と、 前記親機側または子機側に設けられたシャッター解放キ
    ー(9)と、 このシャッター解放キーのキー操作に応動して、前記シ
    ャッターを貨幣またはカード挿入に要する所定時間だけ
    解放する挿入口一時解放手段(S9〜S11)と を備えた料金徴収式コードレス電話機。
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