JP2022134654A - In-vehicle hands-free device, call voice recording method, and call voice recording control program - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、車載ハンズフリー装置、通話音声録音方法及び通話音声録音制御プログラムに関する。 The present disclosure relates to an in-vehicle hands-free device, a call voice recording method, and a call voice recording control program.
従来、携帯電話機に登録されている電話番号及び登録名の対応を示す電話帳データを自動的に取得する車載ハンズフリー装置が知られている。この車載ハンズフリー装置は、車両に乗車したユーザが携帯している携帯電話機との間で近距離通信回線を確立する。そして、車載ハンズフリー装置は、確立した近距離通信回線を介して、携帯電話機から電話帳データを取得する。これにより、ユーザは、車載ハンズフリー装置を操作することで、携帯電話機から取得された電話帳に登録されている所望の電話番号に対する発信を行うことができる(例えば特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known an in-vehicle hands-free device that automatically acquires telephone directory data indicating correspondence between telephone numbers and registered names registered in a mobile telephone. This in-vehicle hands-free device establishes a short-range communication line with a mobile phone carried by a user in the vehicle. Then, the in-vehicle hands-free device acquires phonebook data from the mobile phone via the established short-range communication line. By operating the in-vehicle hands-free device, the user can make a call to a desired phone number registered in the phone book obtained from the mobile phone (see, for example, Patent Document 1).
今日において、通話録音機能を備えた車載ハンズフリー装置の開発を望む声が多い。 Today, there are many voices requesting the development of an in-vehicle hands-free device with a call recording function.
本開示は、通話録音機能を備えた車載ハンズフリー装置、通話音声録音方法及び通話音声録音制御プログラムを提供する。 The present disclosure provides an in-vehicle hands-free device with a call recording function, a call voice recording method, and a call voice recording control program.
本開示に係る車載ハンズフリー装置は、携帯電話機に対する無線接続を行うことで、携帯電話機のハンズフリー通話を可能とする車載ハンズフリー装置であって、録音開始タイミング検出部及び録音制御部を備える。録音開始タイミング検出部は、ハンズフリー通話の通話音声の録音を開始するタイミングを検出する。録音制御部は、録音開始タイミング検出部で検出されたタイミングで、ハンズフリー通話の通話音声を記憶部に記憶制御する。 An in-vehicle hands-free device according to the present disclosure is an in-vehicle hands-free device that enables hands-free calling of a mobile phone by wirelessly connecting to the mobile phone, and includes a recording start timing detection unit and a recording control unit. The recording start timing detection unit detects the timing to start recording the call voice of the hands-free call. The recording control unit stores and controls the voice of the hands-free call in the storage unit at the timing detected by the recording start timing detection unit.
本開示によれば、通話音声を録音可能な車載ハンズフリー装置を提供できる。 According to the present disclosure, it is possible to provide an in-vehicle hands-free device capable of recording call voice.
以下、実施の形態となる近距離無線通信機能を有するハンズフリー機能付き車載ナビゲーション装置(以下、車載ナビゲーション装置と称する)を、図面を参照して説明する。 An in-vehicle navigation device with a hands-free function (hereinafter referred to as an in-vehicle navigation device) having a short-range wireless communication function according to an embodiment will be described below with reference to the drawings.
[第1の実施の形態]
(車載ナビゲーション装置の構成)
図1は、第1の実施の形態の車載ナビゲーション装置1の要部のブロック図である。この図1に示すように、車載ナビゲーション装置1は、制御部2、近距離無線通信部3、操作部4、表示部5、作業メモリ6、記憶メモリ7、マイクロホン8、スピーカ9及び通信部24を備えている。
[First embodiment]
(Configuration of in-vehicle navigation device)
FIG. 1 is a block diagram of essential parts of an in-
制御部2は、車載ナビゲーション装置1の通信動作及びデータ管理動作などの動作全般を制御する。近距離無線通信部3は、一例として、ブルートゥース(登録商標)通信及びWi-Fi(登録商標)通信等の近距離無線通信を、例えばBluetooth(登録商標)通信機能付き携帯電話機(以下、携帯電話機と称する)10との間で行う。また、制御部2は、携帯電話機10の通話音声の録音制御を行う。また、制御部10は、録音した音声の音声データの記憶先としてネットワーク26上の記憶装置27が指定されている場合、基地局25及びネットワーク26を介して通話音声データを記憶装置27に送信して記憶制御する。
The
近距離無線通信部3は、ハンズフリー通話を行うための周知のHFP(Hands Free Profile)、及び、電話帳データの転送、発着信履歴データの転送を行うためのPBAP(Phone Book Access Profile)に対応している。これらプロファイルは、機能毎に定義された通信プロトコルを意味している。
The short-range
操作部4は、例えば透明電極等で形成された、いわゆるタッチパネルとなっており、表示部5と一体的に形成されている。表示部5は、制御部2から供給された表示信号に基づいて、例えば図11(a)及び図12(a)を用いて後述するように、ユーザが電話番号を入力するための「0」~「9」のテンキー等を表示する。このテンキー等の表示領域がユーザにより接触操作されると、タッチパネルである操作部4により、この接触操作が検出される。操作部4は、ユーザの接触操作を示す操作信号を制御部2に供給する。
The
作業メモリ6としては、揮発性メモリ又は不揮発性メモリを用いることができる。作業メモリ6は、PBAP接続した際に携帯電話機10から自動転送される発信履歴データ、着信履歴データ、不在着信履歴データ及び電話帳データを記憶する。作業メモリ6に対して発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データを記憶させる際に、それぞれ20件分のデータ(全てのデータ)を記憶させてもよいし、例えばそれぞれ5件分等の一部のデータを記憶させてもよい。同様に、作業メモリ6に対して電話帳データを記憶させる際に、全ての電話帳データを記憶させてもよいし、一部の電話帳データを記憶させてもよい。
A volatile memory or a non-volatile memory can be used as the
記憶メモリ7としては、不揮発性メモリ又は揮発性メモリを用いることができる。記憶メモリ7には、通話音声録音制御プログラムが記憶されている。詳しくは後述するが、制御部2は、この通話音声録音制御プログラムに基づいて、例えば発着信時、又は、所定の車両状態となった際などの所定のタイミングで通話音声を録音制御する。また、制御部2は、通話音声録音制御プログラムに基づいて、例えば車載ナビゲーション装置1内、携帯電話機10内、又は、ネットワーク上の記憶装置27内の、予め設定された記憶場所へ、通話音声データを記憶制御する。なお、通話音声データの記憶先としては、これらの他、例えば車載ナビゲーション装置1又は携帯電話機10に外部接続されるメモリカード又はUSB(Universal Serial Bus)メモリ等でもよい。
A non-volatile memory or a volatile memory can be used as the
制御部2は、ユーザにより操作部4を介して発信履歴データの表示要求が行われた場合、作業メモリ6に記憶されている発信履歴データを表示部5に表示制御する。また、制御部2は、ユーザにより、着信履歴データの表示要求が行われた場合、作業メモリ6に記憶されている着信履歴データを表示部5に表示制御する。また、制御部2は、ユーザにより、電話帳データの表示要求が行われた場合、作業メモリ6に記憶されている電話帳データを表示部5に表示制御する。
The
なお、一例ではあるが、作業メモリ6には、それぞれ5件分の発信履歴データ及び着信履歴データが記憶される。このため、表示部5に表示制御される発信履歴データ及び着信履歴データの最大表示件数も、それぞれ5件となっている(図11(b),(c)及び図12(b),(c)参照)。
Although it is an example, the
マイクロホン8は、携帯電話機10を用いたハンズフリー通話等を行う際に、ユーザが発音した音声を集音する。スピーカ9は、携帯電話機10を用いたハンズフリー通話等を行う際に、通話相手の受話音声を出力する。車載ナビゲーション装置1の近距離無線通信部3と携帯電話機10との間に近距離無線通信回線が確立されHFP接続されると、制御部2は、マイクロホン8を介して集音された音声を携帯電話機10に送信するように、近距離無線通信部3を制御する。これにより、マイクロホン8を介して集音された音声が、車載ナビゲーション装置1を介して携帯電話機10から携帯電話網に送信される。また、携帯電話機10が携帯電話網から受信した音声は、携帯電話機10から車載ナビゲーション装置1の近距離無線通信部3に送信されスピーカ9を介して出力される。
The
なお、車載ナビゲーション装置1は、このような各部の他に、自車両の現在位置を検出する例えばGPS(Global Positioning System)装置等の現在位置検出部、現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索部、地図データが記録さている記録媒体から地図データを読取る地図データ読取部、VICS(登録商標)センターから配信されたVICS(登録商標)情報を受信するVICS(登録商標)情報受信部、ユーザが発した音声を音声認識する音声認識部などのナビゲーション動作に必要な機能ブロックをも備えて構成されている。VICS(登録商標)は、「Vehicle Information and Communication System」である。
In addition to these units, the vehicle-mounted
この場合、車載ナビゲーション装置1は、GPS装置で受信されたGPS衛星からのGPS無線信号に含まれるGPS日時情報を抽出して日時を取得し、この取得した日時を発信日時又は着信日時として利用する。なお、このGPS日時情報から抽出した日時は、GPSの絶対日時であり、精度が極めて高い日時である。
In this case, the in-
車載ナビゲーション装置1は、アクセサリースイッチ(ACCスイッチ:車両機器への電源供給をオンオフするスイッチ)のオンオフに連動して起動又は停止する。例えば、ユーザの操作によりACCスイッチがオンからオフに切替わると、車載ナビゲーション装置1に対する電源供給が停止される。この結果、車載ナビゲーション装置1が駆動状態から停止状態に遷移する。車載ナビゲーション装置1が停止状態となると、記憶メモリ7に記憶されている各種データは消去されないが(記憶保持されるが)、作業メモリ6に記憶されている発信履歴データ、着信履歴データ、不在着信履歴データ及び電話帳データ等は消去される。
The in-
(携帯電話機の構成)
携帯電話機10は、周知のように単独(ハンズフリー機器たる車載ナビゲーション装置1との間でHFPを接続していない状態)では、携帯電話網の基地局と携帯電話回線を確立して電話の発信処理及び着信処理を行う。この携帯電話機10で発信を行う場合、ユーザは、テンキー(「0」~「9」の数字キー)を操作して発信先の電話番号を入力し、続いて発信キーを操作する。これにより、入力した電話番号を発信先として発信することでき、発信先の携帯電話機との間で通話を行うことができる。
(Mobile phone configuration)
As is well known, the
また、基地局から着信信号を受信した際に、ユーザが携帯電話機10の受話キーを操作すると、発信元の携帯電話機に応答することができ、発信元の携帯電話機との間で通話を行うことができる。
Further, when the user operates the answer key of the
また、携帯電話機10は、日時(日付時刻)を計時する時計部を有している。携帯電話機10は、上述の発信操作が行われる毎に、テンキーを介して入力された発信電話番号と時計部で計時された発信日時とを関連付けた発信履歴データを形成し記憶部に保存する。また、携帯電話機10は、基地局から上述の着信信号を受信する毎に、受信した着信電話番号と時計部で計時された着信日時とを関連付けた着信履歴データを形成し記憶部に保存する。
In addition, the
また、携帯電話機10は、着信に対する応答操作が行われなかった場合、基地局から受信した着信電話番号と時計部で計時された着信日時とを関連付けた不在着信履歴データを形成し記憶部に保存する。さらに携帯電話機10の制御部2は、ユーザにより所望の電話番号と登録名が入力されると、これらを関連付けて、電話帳データとして記憶部の電話帳の記憶領域に保存する。一例ではあるが、携帯電話機10の記憶部に形成されている電話帳の記憶領域には、例えば500件分程度の電話帳データが保存可能となっている。
Further, when no response operation to the incoming call is performed, the
ここで、電話帳データを保有している場合、発信履歴データ、着信履歴データには、登録名が含まれる。具体的には、基地局から受信した着信電話番号が電話帳データに登録された電話番号である場合、着信履歴データは、電話番号と、着信日時と、登録名とで形成される。不在着信履歴データも、同様な処理で、電話番号と、着信日時と、その登録名とで形成される。発信履歴データも、発信処理で発信された電話番号が、電話帳データに登録された電話番号である場合は、発信日時と、発信電話番号と、その登録名とで形成される。 Here, when the telephone directory data is held, the outgoing call history data and the incoming call history data include the registered name. Specifically, when the incoming call number received from the base station is the phone number registered in the phone book data, the incoming call history data is formed of the phone number, incoming call date and time, and registered name. Missed call history data is also formed by a similar process with the telephone number, the date and time of the call, and its registered name. When the telephone number originated in the origination process is a telephone number registered in the telephone directory data, the origination history data is also formed of the origination date and time, the origination telephone number, and its registered name.
ユーザは、電話帳に登録されている所望の電話番号を選択して発信操作を行うことで、テンキーを用いて電話番号を入力操作することなく、所望の電話番号に対する発信を行うことができる。 By selecting a desired telephone number registered in the telephone directory and performing a call operation, the user can make a call to the desired telephone number without inputting the telephone number using the numeric keypad.
なお、携帯電話機10に記憶部には、それぞれ例えば最新の20件分の発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データが記憶可能となっている。携帯電話機10は、発信処理毎、着信処理毎又は不在着信毎に、最古のデータを自動的に消去し、発信履歴データ、着信履歴データ又は不在着信履歴データの更新を行う。また、携帯電話機10は、ハンズフリー通話を行うための周知のHFPに対応している。また、携帯電話機10は、電話帳データの転送及び発着信履歴データ等の転送を行うためのPBAPに対応している。
The storage unit of the
すなわち、携帯電話機10は、近距離無線通信部3との間でブルートゥース(登録商標)通信回線が確立されると、PBAP接続により、その時点で記憶している電話帳データを車載ナビゲーション装置1に自動転送する。この際、携帯電話機10は、それぞれ最大20件分の、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データを車載ナビゲーション装置1に自動転送する。
That is, when the Bluetooth (registered trademark) communication line is established between the
(車載ナビゲーション装置の動作)
次に、車載ナビゲーション装置1の動作を、図2乃至図16を参照して説明する。なお、以下の説明において、携帯電話機10は、最大記憶可能件数である20件分の発信履歴データ、最大記憶可能件数である20件分の着信履歴データ、最大記憶可能件数である20件分の不在着信履歴データを記憶部に記憶していることとする。また、この状態で、携帯電話機10を携帯するユーザが車両に乗車し、車両のACCスイッチがオンされると、車載ナビゲーション装置1が通電により起動し、車載ナビゲーション装置1と携帯電話機10との間にブルートゥース(登録商標)の近距離無線通信回線が確立されることとを前提として説明を行う。
(Operation of in-vehicle navigation device)
Next, the operation of the in-
(PBAP通信動作)
最初に、車載ナビゲーション装置1において、制御部2が携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ、不在着信履歴データ及び電話帳データを受信する手順について、図2を参照して説明する。なお、ユーザは、車載ナビゲーション装置1にて、近距離無線通信の相手となる携帯電話機10を予め登録している。例えば、これには初期通信設定時に、携帯電話機毎に4桁のパスワードを入力し、車載ナビゲーション装置1又は携帯電話機10が、お互いのみ知るリンクキー生成し、これをお互いで保持登録しておく。そして、初期接続時にリンクキーの認証を行うことで、通信接続すべき携帯電話機10を選択している。つまり、未登録の携帯電話機は、HFPでの通信接続及びPBAPでの通信接続が行われることは無い。基本的に、その車両の所有者の携帯電話機が事前登録され、HFPでの無線通信及びPBAPでの無線通信が行われる。
(PBAP communication operation)
First, in the in-
本例では、車載ナビゲーション装置1には、通信接続対象となる複数の携帯電話機10が登録されており、さらに、複数の携帯電話機10に対して例えば操作部4を操作して優先順位を予め設定しており、制御部2は当該優先順位を記憶している。例えば、これは、ドライバーによっては、複数の携帯電話機を所有している場合があり、また、それぞれ携帯電話機10を所有する複数のユーザが一台の車両に乗車する場合があるからである。
In this example, a plurality of
本例の前提として、車載ナビゲーション装置1の近距離無線通信部3は、HFPでの無線通信、PBAPでの無線通信の両プロトコルに対応し、且つ、これらを二つのプロファイルを同時接続(マルチプロファイル接続)に接続することができる。しかし、あえて、この同時接続処理を行わないようにしている。この理由としては、主として以下の3つが挙げられる。
As a premise of this example, the short-range
(1)通信相手である携帯電話機10が、車載ナビゲーション装置1と同様に、HFPでの無線通信とPBAPでの無線通信には対応しているものの、同時接続には対応していない可能性があること。
(1) Like the in-
(2)通信相手である携帯電話機10が、HFPでの無線通信とPBAPでの無線通信には対応し、かつ同時接続にも対応しているかもしれないが、同時接続を維持するためには、車載ナビゲーション装置1の近距離無線通信部3のソフトウェア処理が複雑になり、通信接続の安定性に不安があること。
(2) The
(3)携帯電話機10は、世界で多数のメーカーが製造しており、車載ナビゲーション装置1としては、HFPでの無線通信及びPBAPでの無線通信に対応した全ての携帯電話機と接続することが求められること。
(3) The
以上の理由のため、本例での車載ナビゲーション装置1は、HFPでの無線通信、PBAPでの無線通信ための、より確実な処理手順として、HFPでの無線通信とPBAPでの無線通信との同時接続をできる限り無くすため、HFPでの無線通信とPBAPでの無線通信とは時間的に分割したシリアル接続を行う。
For the above reasons, the in-
説明に戻ると、図2のフローチャートにおいて、制御部2は、優先順位が上位の携帯電話機10をHFPでの無線通信での通信接続対象として選択する(ステップS1)。ここで、本例では、最初にPBPでの通信接続を行わずに、先ずはHFPでの初期通信を自動的に試み、接続を開始する。この理由は、後述する。
Returning to the description, in the flowchart of FIG. 2, the
次に、制御部2は、その選択した携帯電話機10に対してHFPでの初期通信を自動的に接続し(ステップS2)、HFPでの無線通信接続に成功したか否かを判定する(ステップS3)。ここで、制御部2は、HFPでの無線通信接続に成功した旨を判定すると(ステップS3:YES)、直ちに、その接続しているHFPでの無線通信を自動的に切断する(ステップS4)。そして、制御部2は、そのHFPでの無線通信接続に成功した携帯電話機10に対してPBAPでの無線通信を自動的に接続する(ステップS5)。
Next, the
次いで、制御部2は、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データの転送処理を開始するように、携帯電話機10に対してデータ転送要求を行う(ステップS6)。これにより、携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データが車載ナビゲーション装置1に転送処理される。車載ハンズフリー装置1は、これらデータを受信する(ステップS6)。制御部2は、この転送処理が終了すると、次に、携帯電話機10に対して電話帳データの転送要求を行う。車載ハンズフリー装置1の制御部b2は、携帯電話機10から転送された電話帳データを受信する(ステップS7)。制御部2は、携帯電話機10からの電話帳データの転送処理が終了すると、接続しているPBAPでの無線通信を切断処理する(ステップS8)。
Next, the
そして、制御部2は、PBAP通信を切断した携帯電話機10に対して、再度、自動的にHFP通信接続を図り(ステップS9)、ハンズフリー待受処理に移行する。このように本例では、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、HFP→PBAP→HFPの順に無線通信をシリアルに、自動的に切り替える。これにより、多数のメーカーのHFPでの無線通信とPBAPでの無線通信とに対応した携帯電話機に対して、通信処理を確実に安定して行うことができ、車載ナビゲーション装置1でのソフトウェア処理の複雑化を防止できる。
Then, the
これに対して、制御部2は、HFPでの無線通信接続が失敗した場合(ステップS3:NO)、優先順位が次位の携帯電話機10が存在するか否かを判定する(ステップS10)。優先順位が次位の携帯電話機10が存在する場合(ステップS10:YES)、制御部2は、次位の携帯電話機10を無線通信の接続対象として選択する(ステップS11)。これにより、処理がステップS2に戻り、上述の処理が繰返して行われる。
On the other hand, when wireless communication connection by HFP fails (step S3: NO), the
ここで、制御部2は、携帯電話機10から図3(a)に例示する登録名、発信電話番号及び発信日時を含む発信履歴データを受信すると、これを作業メモリ6に記憶制御する。同様に、制御部2は、携帯電話機10から図4(a)に例示する登録名、着信電話番号及び着信日時を含む着信履歴データを受信すると、これを作業メモリ6に記憶制御する。同様に、制御部2は、携帯電話機10から図5(a)に例示する登録名、不在着信電話番号及び不在着信日時を含む不在着信履歴データを受信すると、これを作業メモリ6に記憶制御する。
Here, when the
そして、制御部2は、これ以降、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データの表示要求があると、作業メモリ6に記憶されている発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データを表示部5に表示制御する。すなわち、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データが作業メモリ6に記憶されると、作業メモリ6に記憶されている電話帳データにアクセスすることなく、携帯電話機10から転送された登録名を表示部5に表示させることができる。
Thereafter, when there is a request to display the outgoing call history data, the incoming call history data, and the missed call history data, the
制御部2により、ステップS9で説明したHFP接続が行われると、車載ナビゲーション装置1側の操作部4で、発信処理、着信処理を行うことが可能となる。そして、制御部2は、携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データを受信した後(ステップS9でのHFP接続後)、操作部4の操作により、新たな発信処理、新たな着信処理及び新たな不在着信処理を行う。この後に、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データの表示要求があると、制御部2は、携帯電話機10から転送された電話帳データにアクセスする。そして、制御部2は、その発信処理、着信処理及び不在着信処理を行った発信電話番号、着信電話番号及び不在着信電話番号に対応する登録名が、電話帳データに存在する場合には、その登録名を表示部5に表示制御する(図3(c)、図4(c)、図5(c)参照)。
When the HFP connection described in step S9 is established by the
つまり、制御部2は、新たな発信処理を行った例えば大森さんの電話番号が、大森さんの登録名と共に電話帳データに登録されている場合、電話帳データから「大森○○」の登録名を読み出し、発信履歴データとして表示部5に表示制御する。
For example, if the telephone number of Mr. Omori, who has performed new call processing, is registered in the telephone directory data along with the registered name of Mr. is read out and displayed on the
一方、山岡さんから新たな電話着信を着信処理し、この着信電話番号が電話帳データに登録されている場合は、電話帳データから「山岡○○」の登録名を読み出して着信履歴データとして表示部5に表示制御する。これに対して、金田さんの電話番号は電話帳データに登録されているのであるが、金田さんからの新たな電話着信の着信処理を行うことができなかった場合、制御部2は、電話帳データから「金田○○」の登録名を読み出して不在着信履歴データとして表示部5に表示制御する。
On the other hand, when a new incoming call from Mr. Yamaoka is received and the incoming phone number is registered in the phone book data, the registered name of "Yamaoka ○○" is read out from the phone book data and displayed as incoming call history data. Display control is performed on the
また、車載ナビゲーション装置1は、全履歴データの表示要求があると、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データを纏めて最新の時刻順に表示する。具体的には、着信履歴データ及び不在着信履歴データに対しては、制御部2は、着信電話番号或いは不在着信電話番号が同一であるか否かに拘らず、着信日時或いは不在着信日時が新しい方の着信履歴データ及び不在着信履歴データを全ての中から所定数選択して表示制御する。これに対して、発信履歴データに対しては、制御部2は、発信電話番号が同一の発信履歴データのうち、最新の発信履歴データを選択して表示制御する(図6参照)。つまり、図6の例では、「吉田○○」の発信電話番号が重複しているため、制御部2は、発信日時が最新の発信履歴データ(発信日時が08月10日12:15の発信履歴データ)のみを表示制御する。
Further, when receiving a request to display all history data, the in-
(発信動作)
次に、車載ナビゲーション装置1において、携帯電話機10から取得した発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データに基づいて電話発信を行う手順について、図7乃至図16を参照して説明する。なお、ここでは、発信履歴データ及び着信履歴データについて説明するが、不在着信履歴データも同様である。
(Origination operation)
Next, a procedure for making a call in the in-
車載ナビゲーション装置1の制御部2は、携帯電話機10が車載ナビゲーション装置1の近距離無線通信圏内に存在しており、近距離無線通信部3が携帯電話機10との間で通信回線を確立した旨を判定すると(ステップS21にて「YES」)、携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データが近距離無線通信部3に自動転送される旨を待機する(ステップS22)。
The
そして、制御部2は、携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データが自動転送された旨を判定すると(ステップS22にて「YES」)、その携帯電話機10から自動転送された発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを作業メモリ6に記憶させる(ステップS23)。
Then, when the
この場合、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データ及び着信履歴データの件数がそれぞれ例えば20件である。また、作業メモリ6に記憶可能な発信履歴データ及び着信履歴データの件数は、それぞれ例えば5件である。また、作業メモリ6に記憶可能な発信履歴データ及び着信履歴データの件数は、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データ及び着信履歴データの件数よりも少ない。
In this case, the number of outgoing call history data and incoming call history data automatically transferred from the
このため、制御部2は、発信履歴データについては、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データのうち発信日時が古い発信履歴データを破棄する。そして、制御部2は、携帯電話機10から自動転送された20件分の発信履歴データのうち、発信日時が新しい5件分の発信履歴データを優先して作業メモリ6に携帯側発信履歴データとして記憶させる。また、制御部2は、着信履歴データについても発信履歴データと同様に、着信履歴データのうち着信日時が古い着信履歴データを破棄する。そして、制御部2は、携帯電話機10から自動転送された20件分の着信履歴データのうち、着信日時が新しい5件分の着信履歴データを優先して作業メモリ6に携帯側着信履歴データとして記憶させる。
Therefore, the
つまり、制御部2は、携帯電話機10から発信履歴データが自動転送された直後では、作業メモリ6の発信履歴データとして、図9(a)に示す発信履歴データを保持する。この状態からユーザが発信履歴データを表示させる操作を行うと、制御部2は、図11(b)に示す表示画面を表示部5に表示させる。また、制御部2は、携帯電話機10から着信履歴データが自動転送された直後では、作業メモリ6の着信履歴データとして、図10(a)に示す着信履歴データを保持する。そして、この状態からユーザが着信履歴データを表示させる操作を行うと、制御部2は、図12(b)に示す表示画面を表示部5に表示させる。
That is, immediately after the call history data is automatically transferred from the
このようにして、携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とが近距離無線通信回線を確立すると、携帯電話機10が近距離無線通信回線を確立する前に記憶しておいた発信履歴データ及び着信履歴データが、車載ナビゲーション装置1の作業メモリ6に自動転送される。これにより、携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とで1つの電話システムが構成され、この電話システムによりハンズフリー通話を行うことが可能となる。
When the
また、携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とにより1つの電話システムが構成されると、ユーザは、テンキー入力による発信操作、発信履歴による発信操作、着信履歴による発信操作及び電話帳による発信操作のいずれかの発信操作を選択できる。また、ユーザは、携帯電話網からの着信を待機できる。
Further, when one telephone system is configured by the
(最新の発着信履歴データの処理)
ここで、本例では、近距離無線通信の手順として、ステップS5でPBAP接続→ステップS8でPBAP通信を切断→ステップS9でHFP接続との、シリアルなプロファイル切り替えを行っている。ステップS9のHFP接続後に、携帯電話機10に対して新たな着信があった場合、又は、新たな発信処理が行われた場合、その着信及び発信に対応する着信履歴データ又は発信履歴データは、携帯電話機10側のメモリに記憶される。このため、車載ナビゲーション装置1の制御部2は、これら最新の発着信履歴データを、再度、携帯電話機10から取得するために、HFPでの無線通信中にPBAPでの無線通信(同時接続)を行ってもよい。
(Processing of the latest incoming/outgoing call history data)
Here, in this example, as a procedure for short-range wireless communication, serial profile switching is performed in the order of PBAP connection in step S5, disconnection of PBAP communication in step S8, and HFP connection in step S9. After the HFP connection in step S9, when there is a new incoming call to the
しかしながら、同時接続は、できる限り避けるという考えに基づいて、シリアル接続において、HFP接続を切断してPBAP接続を行うとする。この場合、HFP接続を切断してPBAP接続を行っている間、ハンズフリー通話を行うために1つの電話システムを構成している携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とが分離された状態となり、ハンズフリー通話が困難となる状態が発生する。
However, based on the idea that simultaneous connections should be avoided as much as possible, it is assumed that in the serial connection, the HFP connection is disconnected and the PBAP connection is performed. In this case, while the HFP connection is disconnected and the PBAP connection is being performed, the
このため、第1の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、ステップS9でHFP接続を行った場合、それ以降もHFPでの無線通信接続のみで、最新の発着信履歴データを車載ナビゲーション装置1で自己取得し、自己管理する。
Therefore, when the HFP connection is established in step S9, the vehicle-mounted
具体的には、制御部2は、ユーザがテンキー入力による発信操作を行ったか否かを判定する(ステップS24)。また、制御部2は、ユーザが発信履歴による発信操作を行ったか否かを判定する(ステップS25)。また、制御部2は、ユーザが着信履歴による発信操作を行ったか否かを判定する(ステップS26)。また、制御部2は、ユーザが電話帳による発信操作を行ったか否かを判定する(ステップS27)。また、制御部2は、携帯電話網からの着信の有無を判定する(ステップS28)。
Specifically, the
制御部2は、ユーザがテンキー入力による発信操作を行った旨を判定すると(ステップS24:YES)、テンキーを介してユーザにより入力された電話番号を発信電話番号とした発信処理を行う(ステップS29)。制御部2は、テンキー入力による発信処理を終了すると、図9(b)に示すように、その時点で作業メモリ6に記憶されている発信履歴データのうち、発信日時が最古の発信履歴データを消去する(ステップS30)。そして、制御部2は、テンキー入力による発信に対応する自装置の最新の発信履歴データを、自己発信履歴データとして、作業メモリ6に追加して記憶させる(ステップS31)。
When the
すなわち、ユーザによりテンキーが操作され、例えば電話番号「09000000100」が入力され、制御部2が、当該電話番号「09000000100」を発信電話番号とする発信処理を行ったとする。この場合、制御部2は、図9(b)に示すように、電話番号「09000000100」を表す発信履歴データを、自己発信履歴データとして、作業メモリ6に追加して記憶させる。
That is, it is assumed that the user operates the numeric keypad to input, for example, the telephone number "09000000100", and the
この際、制御部2は、電話番号「09000000100」に対応する発信日時として、車載ナビゲーション装置1のGPS装置で取得される日時をタイムスタンプとして記憶させる。つまり、図9(b)に示す最新の電話番号「09000000100」の発信日時は、車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時である。また、残りの4件の電話番号の発信日時は、携帯電話機10の時計部の計時情報を取得して形成された発信日時である。なお、ユーザにより発信履歴データを表示させる操作が行われると、制御部2は、図11(c)に示す表示画面を表示部5に表示させる。
At this time, the
また、発信履歴に基づく発信操作を行う場合、ユーザは、「履歴ボタン4a」を操作し、続いて「発信履歴ボタン4b」を操作する。この発信履歴に基づく発信操作が行われると(ステップS25:YES)、制御部2は、作業メモリ6に記憶されている発信履歴データを参照し(ステップS32)、作業メモリ6に記憶されている電話帳データを参照する(ステップS33)。そして、制御部2は、図11(b),(c)に示すように、発信履歴による発信操作画面を表示部5に表示させる(ステップS34)。この際、制御部2は、発信履歴データの発信電話番号が電話帳データに登録されていれば、その電話番号に対応する登録名を表示部5に表示させる。また、制御部2は、発信履歴データの発信電話番号が電話帳データに登録されていなければ、その電話番号を表示部5に表示させる。
Further, when performing a call origination operation based on the call history, the user operates the "
次いで、制御部2は、そのうちからユーザが選択した電話番号を発信電話番号として発信する発信処理を行う(ステップS35)。そして、制御部2は、発信履歴による発信処理を終了すると、作業メモリ6に記憶されている発信履歴データのうち、発信日時が最古の発信履歴データを消去する(ステップS30)。また、制御部2は、その発信履歴による発信を表す自装置の最新の発信履歴データを自己発信履歴データとして、作業メモリ6に追加して記憶させる(ステップS31)。この場合も、制御部2は、発信電話番号に対応する発信日時として、車載ナビゲーション装置1のGPS装置で取得した日時をタイムスタンプとして作業メモリ6に記憶させる。
Next, the
また、着信履歴による発信操作を行う場合、ユーザは、「履歴ボタン4a」を操作し、続いて「着信履歴ボタン4c」を操作する。このような着信履歴による発信操作を検出すると(ステップS26:YES)、制御部2は、作業メモリ6に記憶されている着信履歴データを参照し(ステップS36)、作業メモリ6に記憶されている電話帳データを参照する(ステップS37)。そして、制御部2は、図12(b),(c)に示すように、着信履歴による発信操作画面を表示部5に表示させる(ステップS38)。この場合、制御部2は、着信履歴データの発信電話番号が電話帳データに登録されていれば、その電話番号に対応する登録名を表示部5に表示させる。また、制御部2は、着信履歴データの発信電話番号が電話帳データに登録されていなければ、その電話番号を表示部5に表示させる。
Further, when performing a call originating operation using the incoming call history, the user operates the "
次いで、制御部2は、そのうちからユーザが選択した電話番号を発信電話番号として発信する発信処理を行う(ステップS39)。そして、制御部2は、着信履歴による発信処理を終了すると、この場合も、その時点で作業メモリ6に記憶されている発信履歴データのうち発信日時が最古の発信履歴データを消去し(ステップS30)、その着信履歴による発信を表す自装置の最新の発信履歴データを作業メモリ6に自己発信履歴データとして追加記憶させる(ステップS31)。この場合も、制御部2は、発信電話番号に対応する発信日時として車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時をタイムスタンプとして記憶させる。
Next, the
また、制御部2は、ユーザが「電話帳ボタン4d」を操作したことにより、電話帳による発信操作を行った旨を判定すると(ステップS27:YES)、作業メモリ6に記憶されている電話帳データを参照する(ステップS40)。そして、制御部2は、図13(b)に示すように、電話帳による発信操作画面を表示部5に表示させる(ステップS41)。次いで、制御部2は、そのうちからユーザが選択した電話番号を発信電話番号として発信する発信処理を行う(ステップS42)。そして、制御部2は、電話帳による発信処理を終了すると、この場合も、その時点で作業メモリ6に記憶されている発信履歴データのうち、発信日時が最古の発信履歴データを消去する(ステップS30)。そして、制御部2は、その電話帳による発信を表す自装置の最新の発信履歴データを、自己発信履歴データとして作業メモリ6に追加して記憶させる(ステップS31)。この場合も、制御部2は、発信電話番号に対応する発信日時として、車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時をタイムスタンプとして記憶させる。
Further, when the
さらに、制御部2は、携帯電話機10から通信部3を介して、携帯電話網から着信した旨を判定すると(ステップS28:YES)、着信を知らせるための報知等の着信処理を行う(ステップS43)。制御部2は、着信処理が終了すると、その時点で作業メモリ6に記憶されている着信履歴データのうち、着信日時が最古の着信履歴データを消去する(ステップS44)。そして、制御部2は、その着信を表す自装置の最新の着信履歴データを、自己着信履歴データとして作業メモリ6に追加して記憶させる(ステップS45)。
Further, when the
すなわち、制御部2は、携帯電話網から電話番号「09000000200」を着信電話番号として近距離無線通信部3を経由して受信すると、電話番号「09000000200」を表す着信履歴データを、自己着信履歴データとして作業メモリ6に追加して記憶させる。
That is, when the
このようにすることで、ステップS9でのHFPでの無線通信接続以降、PBAPでの無線通信接続を行わなくとも、ステップS9以降での新たな着信処理、発信処理があった場合、自己の発着信履歴データを追加し、ユーザに表示させることが可能となる。この結果、やはり、HPFとPBAPとの同時接続を行わなくて済む。また、ステップS9でのHFP接続後、HFP接続を切断してPBAP接続を行う必要がなくなるため、1つの電話システムとなった携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とが、実質分離された状態となる不都合を防止できる。
In this way, after the wireless communication connection by HFP in step S9, even if the wireless communication connection by PBAP is not performed, if there is a new incoming call processing and outgoing call processing after step S9, the self-calling process can be performed. Incoming call history data can be added and displayed to the user. As a result, the HPF and PBAP need not be connected at the same time. Further, after the HFP connection in step S9, it is no longer necessary to disconnect the HFP connection and perform the PBAP connection, so that the
(発着信履歴データの表示処理)
次に、PBAPでの無線通信にて受信した発着信履歴データと、ステップS9以降に発生した発信処理、着信処理にて発生した発着信履歴データの表示処理について説明する。
(Display processing of incoming/outgoing call history data)
Next, description will be given of the display processing of the incoming/outgoing call history data received by wireless communication in PBAP, and the outgoing/incoming call history data generated in the outgoing call processing and incoming call processing after step S9.
ステップS9でHFP無線接続状態において、携帯電話機10は、着信時に、着信電話番号を車載ナビゲーション装置1に送信するが、このとき着信日時情報を送信しない。そのため、制御部2は、電話番号「09000000200」に対応する着信日時として車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時をタイムスタンプとして記憶させる。つまり、図10(b)では、最新の電話番号「09000000200」の着信日時は車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時であり、残りの4件の電話番号の着信日時は携帯電話機10の時計部が取得した日時である。なお、制御部2は、この状態からユーザが着信履歴データを表示させる操作を行うと、図12(c)に示す表示画面を表示部5に表示させる。
In step S9, in the HFP wireless connection state, the
なお、以上は、作業メモリ6に記憶可能な発信履歴データや着信履歴データの件数が携帯電話機10から自動転送された発信履歴データや着信履歴データの件数よりも少ない場合に、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データや着信履歴データのうち発信日時や着信日時が古い発信履歴データや着信履歴データを破棄し、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データや着信履歴データのうち発信日時や着信日時が新しい発信履歴データや着信履歴データを優先して作業メモリ6に記憶する場合を説明したが、PBAPでの無線通信を接続するときに車載ナビゲーション装置1が携帯電話機10に対して自動転送すべき件数(この実施の形態の例では5件)を指定し、発信日時や着信日時が新しい発信履歴データや着信履歴データを優先して作業メモリ6に記憶するようにしてもよい。
It should be noted that the above is automatically performed by the
また、上記した構成では、車載ナビゲーション装置1において、新たな発信処理や新たな着信処理を行った場合に、作業メモリ6に記憶されている発信履歴データや着信履歴データのうち最古の発信履歴データや最古の着信履歴データを消去する場合を説明したが、ユーザの視点からすると、下記のような要望があるため、制御部2が以下に示す代替処理を行ってもよい。これは、本例のように、ステップS9以降、PBAPでの無線通信接続を行わない場合に必要となる処理である。
In addition, in the above-described configuration, when a new outgoing call process or a new incoming call process is performed in the in-
すなわち、携帯電話機10の時計部が計時する日時と、車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時とを比較すると、携帯電話機10の時計部が計時する日時はGPS装置が取得した日時に比べて誤差が多く正確でない場合があり、また、ユーザが任意に設定することが可能であるので、ユーザが意図的に所定時間分(例えば10分)進めて設定したり逆に遅れて設定したりする場合がある。
That is, when the date and time kept by the clock unit of the
したがって、仮にユーザが携帯電話機10の日時を所定時間分進めて設定しており、車載ナビゲーション装置1が当該進められて設定された日時を作業メモリ6に記憶していたとすると、この状態から携帯電話機10から自動転送された発信履歴データや着信履歴データと車載ナビゲーション装置1の自装置の発信履歴データや着信履歴データとを日時順にしたがって並替えると、車載ナビゲーション装置1での新たな発信処理や新たな着信処理を行った発信履歴データや着信履歴データが、時間軸では最新であるにも拘らず、一覧表示の表示画面で最上位の欄に表示されることなく、最上位の欄以外の欄(例えば2番目や3番目の欄)に表示されることとなる。これでは、ユーザが記憶している時間軸と表示部5が表示する時間軸とにずれを発生し、ユーザが違和感を抱いてしまうことになる。
Therefore, assuming that the user has set the date and time of the
このような不具合に対応すべく、制御部2は、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データや着信履歴データについては、それらのみの範囲内で最上位の欄以外の欄に日時順にしたがって並べて表示させ、自装置の新たな発信履歴データや新たな着信履歴データについては、最上位の欄に表示させる。これにより、ユーザが記憶している時間軸と調和して表示させることができ、ユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
In order to deal with such a problem, the
なお、制御部2は、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データや着信履歴データを日時順にしたがって並べて表示させる場合に、その発信履歴データや着信履歴データに含まれる日時データで並び替えしなくとも、それら発信履歴データや着信履歴データに発信順を表す発信順データや着信順を表す着信順データが含まれている場合であれば、それら発信順データや着信順データに基づいて発信履歴データや着信履歴データを並べて表示させてもよい。
Note that, when the outgoing call history data and incoming call history data automatically transferred from the
また、発信順データ、着信順データが明示的に含まれていない場合でも、携帯電話機10から、図3(a)、図4(a)、図5(a)のようなリスト形式でデータが送信され、車載ナビゲーション装置1で受信した場合、上位にあるデータほど、最新のデータであるというルールに基づき、表示させるようにしてもよい。つまり、携帯電話機10は、車載ナビゲーション装置1にて、現実の発信順、着信順を識別可能な形式で、データを送信する。
Also, even if the outgoing order data and the incoming order data are not explicitly included, the data is received from the
この場合、タイムスタンプを秒でなく、分までとすると、例えば12時00分00秒にAさんから着信があり、12時00分30秒にBさんから着信があった場合に、同じ12時00分が着信時刻となり、これが携帯電話機10の着信履歴データとして記憶される。このデータを受信した車載ナビゲーション装置1では、順位が決められないため、着信時刻順に並び替えることが困難となる。この場合、携帯電話機10側で、発信順データ、着信順データを付与して車載ナビゲーション装置1に送信し、又は、上述のリスト形式で車載ナビゲーション装置1に送信するとよい。これにより、ユーザが記憶している時間軸と調和して表示させることができ、ユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
In this case, if the time stamp is set to minutes instead of seconds, for example, if Mr. A receives a call at 12:00:00 and Mr. B receives a call at 12:00:30, the same 12:00 00 minutes is the incoming call time, which is stored as the incoming call history data of the
これらの場合は、発信履歴データや着信履歴データに含まれる日時データは付属的なものとなり、上記した発信順データや着信順データがユーザの実際の着信順や発信順となる。なお、携帯電話機10は、その単独動作において、着信処理や発信処理を繰り返すが、自分単独の動作であるため、これは発着信の順番は、把握できるため、その順番通りに、発着信履歴を管理することが可能である。このため、自己の時計部による発信日時、着信日時にとらわれずに、発信毎や着信毎に発信順データや着信順データを付与して車載ナビゲーション装置1に送信して、車載ナビゲーション装置1で着信順データ、発信順データに基づいて発着信履歴データを並べるように処理する。もしくは発信順データや着信順データを付与せずに携帯電話機10で実際の発信順、着信順を判断して構成した上記リストを、車載ナビゲーション装置1に送信し、車載ナビゲーション装置1では、上記ルールに従って、実際の発信、着信順に並べるように処理する。
In these cases, the date and time data included in the outgoing call history data and the incoming call history data are ancillary data, and the call order data and call arrival order data become the user's actual order of call arrival and call. In addition, the
このようにすれば、仮に、携帯電話機10の時計が、あるタイミングで進めたり、遅くしたり設定すると、この直後に発信、着信が発生すると、携帯電話機10での発信履歴表示、着信履歴表示は、実際の順どおり表示されるが、各データに付加される発信日時、着信日時は、この表示順とは異なることとなる。したがって、このような発着信履歴データを、車載ナビゲーション装置1で発信日時、着信日時を基準に並び替えすると、実際とは異なる順に表示される。このため、上記発信順データ、着信順データの手法、もしくはリスト形式の手法は、実際の発着信順と並べるには、最も好都合であると言える。
In this way, if the clock of the
この結果、制御部2は、携帯電話機10での実際の発信順通り、着信順通りに表示部5にデータを表示することができる。車載ナビゲーション装置1では、このようなデータ処理を行った後に、上述のように自己のテンキー入力での発信処理、発信履歴による発信処理、着信履歴による発信処理、電話帳データによる発信処理を行った場合、その時点で作業メモリ6に記憶されている発信履歴データのうち発信順データが最古の発信履歴データ、もしくは最古と見なされる発信履歴データを消去し、その発信履歴による発信を表す自装置の最新の発信履歴データを作業メモリ6に自己発信履歴データとして追加記憶させる。一方、制御部2は、新たな着信処理が発生した場合、その時点で作業メモリ6に記憶されている着信履歴データのうち着信順データが最古の発信履歴データ、もしくは最古と見なされる着信履歴データを消去し、その着信履歴による着信を表す自装置の最新の着信履歴データを作業メモリ6に自己着信履歴データとして追加記憶させる。
As a result, the
これらの発信処理、着信処理の場合、制御部2は、発信電話番号に対応する発信日時、着信電話番号に対応する着信日時として車載ナビゲーション装置1のGPS装置が取得した日時をタイムスタンプとして記憶させる。このように、ユーザが記憶している時間軸と調和して表示させることができ、ユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
In the case of these outgoing call processing and incoming call processing, the
ただし、制御部2は、発信履歴データ、着信履歴データを纏めて表示する全履歴データの表示要求があった場合、上記発信履歴データだけ、上記着信履歴データだけを表示する場合に比べて、所定のソート処理が必要となる。つまり、上述のように着信履歴データ又は発信履歴データが、実際の時間軸通りに、携帯電話機10から、発信順データや着信順データを含めて最新順が分かるように送信が行われ、また、これらデータを含まずに上記リスト形式で送信が行われたとする。車載ナビゲーション装置1は、受信したデータに含まれる発信日時、着信日時を基準とせずに、通知されたままの順に表示すると、発信履歴表示だけの場合又は着信履歴表示だけの場合、携帯電話機10で指定された表示順に表示したものとなる。
However, when there is a display request for all history data that collectively displays the outgoing call history data and the incoming call history data, the
しかし、全履歴データを表示する場合、以下の問題が生じる。車載ナビゲーション装置1では、最新の発信履歴データと、最新の着信履歴データを把握できるが、二つの最新のデータのうち、どちらが最新のデータであるかは、把握困難である。そこで、実施の形態の車載ナビゲーション装置1では、全履歴データを表示する場合、発信履歴データに含まれる発信日時、着信履歴データに含まれる着信日時を比較し、日時が最新の方を、最新データとして表示する。
However, when displaying all history data, the following problems arise. The in-
例えば、5件の着信履歴データと、5件の発信履歴データの場合、10件を日時順にソートし、この順に表示する。これによって、ほとんどの場合、ほぼユーザの実際の時間軸通りに発信履歴データと着信履歴データを順に表示させることが可能となる。ただし、携帯電話機10でのタイムスタンプ機能が「分」までであると、12時00分00秒にAさんから着信があり、12時00分30秒にBさんへ発信した場合、発信日時と着信日時とは、全く同じの12時00分となるため、車載ナビゲーション装置1では、この場合、発信を着信より最新として表示し、又は、その逆の表示等の所定の並べ替え処理を行う必要がある。
For example, in the case of five records of incoming history data and five records of outgoing history data, the ten records are sorted in chronological order and displayed in this order. As a result, in most cases, it is possible to display outgoing call history data and incoming call history data in order along the user's actual time axis. However, if the time stamp function of the
また、PBAPでの無線通信で受信した着信履歴データ3件(A~C)の最新順が上述のように把握でき、PBAPで受信した発信履歴データ(D~F)の最新順が把握できる場合、発信履歴データと着信履歴データの日時を、以下のように比較して、並べ替え処理を行う。 Also, if the latest order of the three incoming call history data (A to C) received by wireless communication with PBAP can be grasped as described above, and the latest order of outgoing call history data (D to F) received by PBAP can be grasped. , the dates and times of outgoing call history data and incoming call history data are compared as follows and rearranged.
先ず、AとDの日時を比較し、新しいものを1番目(例えばA)とし、次にBとDを比較し、新しいものを2番目(例えばB)とする。次に、CとDとを比較し、新しいものを3番目(例えばD)とし、次にCとEの日時を比較し、新しいものを4番目(例えばC)とする。次に、残りのEとFとは、Eが最新なので、5番目をE、6番目をFとする。この場合、比較した日時が同じである場合、所定の並べ替えルールとして、発信を着信より優先する、もしくはその逆といったように並べ替える。 First, the dates and times of A and D are compared and the newest is the first (eg A), then B and D are compared and the newest is the second (eg B). Next, compare C and D and make the newest third (eg D), then compare the dates and times of C and E and make the newest fourth (eg C). Next, regarding the remaining E and F, E is the fifth and F is the sixth because E is the latest. In this case, when the compared dates and times are the same, the predetermined sorting rule is such that outgoing calls are prioritized over incoming calls, or vice versa.
また、携帯電話機10では、電話帳データを転送する場合には当該電話帳データのデータ形式をブルートゥース(登録商標)通信規格で規定されている「vCard」のデータフォーマットに変換して転送する必要がある。また、電話帳データが発信履歴データ及び着信履歴データに対して一般的にデータ更新の頻度が低いという事情がある。このことから、制御部2は、携帯電話機10から発信履歴データ及び着信履歴データを近距離無線通信部3により先に受信し、その後、携帯電話機10から電話帳データを近距離無線通信部3により受信してもよい。また、制御部2は、携帯電話機10から発信履歴データ及び着信履歴データを近距離無線通信部3により受信し、その後、ユーザが操作部4にて所定操作を行った場合に限って携帯電話機10から電話帳データを近距離無線通信部3により受信してもよい。
Further, in the
また、このようなユーザ操作での電話帳データを転送させるか自動転送させるかは、車載ナビゲーション装置1においてユーザが手動転送あるいは自動転送を選択して設定しておき、この設定に応じて転送処理を行うようにしてもよい。自動転送による設定を「転送しない」に設定した状態で、ステップS9でのHFPでの無線接続後に、ユーザによって手動転送操作を行って、電話帳データのみを転送するようにすることもできる。ただし、この手動転送操作によって、ステップS9でのHFPでの無線通信接続は、切断され、PBAPでの無線通信接続が行われる。データ転送が終了すると、再度、その携帯電話機10に対してHFPでの無線通信を接続し、ハンズフリー通話を可能な状態とする。
Further, whether the telephone book data is to be transferred by such user operation or to be automatically transferred is set by the user by selecting manual transfer or automatic transfer in the in-
この「転送しない」と設定した場合、データ更新の頻度が高い発信履歴データ又は着信履歴データを、データ更新の頻度が低い電話帳データよりも優先して受信する。また、発信履歴データ又は着信履歴データの転送にデータ変換処理は不要であるが、電話帳データの転送にはデータ変換処理が必要となる。このため、転送時間が短い発信履歴データ又は着信履歴データを、転送時間が長い電話帳データよりも優先して受信する。そして、その後に、発信履歴データのみ、又は、着信履歴データのみを転送する。これにより、転送するデータ量を低減できる。この結果、転送プロトコルでの通信を早期に行うことができ、その後のハンズプロトコルでの通信を早期に行うことができる。このため、携帯電話機を車両に持ち込んだ場合に、ハンズフリー通話を行うまでの時間を短縮できる。さらに、データ更新の頻度が低く、かつ、転送時間が長い電話帳データを受信するか否かを、必要に応じて選択することができ、利便性を高めることができる。 When this setting is set to "do not transfer", outgoing call history data or incoming call history data with high frequency of data update is received preferentially over telephone book data with low frequency of data update. Further, data conversion processing is not required for transferring outgoing call history data or incoming call history data, but data conversion processing is required for transferring telephone directory data. Therefore, outgoing call history data or incoming call history data with a short transfer time is preferentially received over telephone directory data with a long transfer time. After that, only the outgoing history data or only the incoming history data is transferred. As a result, the amount of data to be transferred can be reduced. As a result, communication using the transfer protocol can be performed early, and subsequent communication using the hands protocol can be performed early. Therefore, when the mobile phone is brought into the vehicle, the time required for hands-free communication can be shortened. Further, it is possible to select whether or not to receive telephone directory data whose data update frequency is low and whose transfer time is long, as required, thereby enhancing convenience.
ユーザの上記手動転送操作により、必要に応じて電話帳データを転送した場合、転送が終了すると、自動的にハンフリープロトコルでの通信を実行する。このため、その電話帳データを利用して、発信する際、ハンズフリー通話を行うことが可能となり、利便性が向上する。また、手動転送操作による電話帳データの転送を行った場合、電話帳データだけは不揮発性の記憶メモリ7に記憶しておき、記憶されたデータは次回の車載ナビゲーション装置1の起動時に記憶メモリ7から読み出して電話帳データとして利用してもよい。
If the telephone directory data is transferred as required by the user's manual transfer operation, communication using the Humphrey protocol is automatically performed when the transfer is completed. Therefore, by using the telephone directory data, it becomes possible to make a hands-free call when making a call, which improves convenience. Further, when the telephone directory data is transferred by manual transfer operation, only the telephone directory data is stored in the
また、制御部2は、携帯電話機10から受信した発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを当該携帯電話機10毎に区別して作業メモリ6に記憶させてもよい。この場合、制御部2は、携帯電話機10と作業メモリ6に記憶させているデータとを例えば下記のように対応付ける。
Further, the
すなわち、制御部2は、携帯電話機10に付与されている固有の携帯電話機IDと車載ハンズフリー装置1に付与されている固有の装置IDとに基づいてリンクキーを生成する。そして、携帯電話機10から受信した発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを、生成したリンクキーに対応付けて作業メモリ6に記憶させる。制御部2は、これ以降に、携帯電話機10から携帯電話機IDを受信すると、その受信した携帯電話機IDと装置IDとに基づいてリンクキーを再度生成し、その生成したリンクキーに対応付けられて作業メモリ6に記憶されている各データの更新を行う。
That is,
(HFP処理動作)
次に、ステップS2でのHFP処理について詳述する。ステップS2でのHFP及びPBAPの接続を図15に示すフローチャートにしたがって制御する。すなわち、制御部2は、近距離無線通信圏内に存在する携帯電話機10との間で通信回線を確立した旨を判定すると、HFPでの無線通信接続(起動)し(ステップS51)、携帯電話機10が通話中にあるか否かを判定する(ステップS52)。なお、携帯電話機10が通話中であるか待受中であるかは、HFPでの無線通信で通知され、車載ナビゲーション装置1が受信し、この受信した通信状態によって判断する。なお、ステップS51は、ステップS2の処理に対応している。
(HFP processing operation)
Next, the HFP processing in step S2 will be described in detail. The connection of HFP and PBAP in step S2 is controlled according to the flow chart shown in FIG. That is, when the
ここで、制御部2は、携帯電話機10が通話中にない旨なった、つまり着信を待ち受ける待受中となったことを、判定すると(ステップS52:NO)、接続しているHFPでの無線通信を切断(終了)し(ステップS54)、PBAPでの無線通信を接続する(ステップS55)。つまり、制御部2は、携帯電話機10が通話中でなければ、接続したHFPでの無線通信を速やかに自動的に切断してPBAPでの無線通信を自動接続する。これにより、携帯電話機10から送信された発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを近距離無線通信部3により受信させる。
Here, when the
これに対して、制御部2は、携帯電話機10が通話中であることを判定すると(ステップS52:YES)、車載ナビゲーション装置1を用いたハンズフリー通話で、その通話を実行する可能性があるとして、HFPでの無線通信を維持する。なお、この通話を実行するか否かは、基本的には、携帯電話機10に依存する。すなわち、携帯電話機10が通話中にHFP接続されると、近距離無線通信部3に受話音声を自動的に送信する場合もあれば、携帯電話機10の操作に応じて、近距離無線通信部3に受話音声を送信する場合もある。
On the other hand, when the
そして、制御部2は、携帯電話機10が通話を終了したか否かを判定する(ステップS53)。制御部2は、携帯電話機10が通話を終了した旨を判定すると(ステップS53:YES)、接続しているHFPでの無線通信を切断(終了)し(ステップS54)、PBAPでの無線通信を接続する(ステップS35)。つまり、制御部2は、携帯電話機10が通話中であれば、接続したHFPでの無線通信を当該通話が終了した後に切断してPBAPでの無線通信を接続する。これにより、ユーザがハンズフリー通話を終了した後に携帯電話機10から送信された発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを近距離無線通信部3により受信させることになる。なお、ステップS52、ステップS53は、ステップS3とステップS4との間の処理に対応している。
Then, the
このように携帯電話機10が車載ナビゲーション装置1に接続される場合、その携帯電話機10が通話中か否かを判断する。通話中の場合、PBAPでの無線通信接続に切り替えると、ハンズフリー通話に移行できないため、HFPでの無線通信を維持し、通話中はPBAPでの無線通信接続を行わない。そして、通話が終了したと判断すると、HFPでの無線通信を切断し、PBAPでの無線通信接続を行う。この結果、携帯電話機10が単独で通話している場合、スムーズにハンズフリー通話に切り替えることができる。
When the
また、制御部2は、携帯電話機10から着信履歴データとして応答した着信履歴と応答しなかった着信(不在着信)履歴とを区別して受信して記憶するようにしてもよい。この場合、制御部2は、ユーザが「履歴ボタン4a」を操作し、続いて「着信履歴ボタン4c」が操作されると、着信履歴による発信操作が行われたものと判定する。そして、制御部2は、作業メモリ6に記憶されている着信履歴データ及び電話帳データを参照し、図16(b),(c)に示すように、着信履歴による発信操作画面を表示部5に表示させる。この際、制御部2は、応答した着信である旨を表すアイコン図形(受話器と矢印との組合わせからなる図形)及び応答しなかった着信(不在着信)である旨を表すアイコン図形(受話器と×印との組み合わせからなる図形)のうちいずれかをデータ毎に表示させる。
Further, the
なお、以上は、携帯電話機10から転送された発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データが作業メモリ6に記憶される場合や電話帳データのみが記憶メモリ7に記憶される場合である。しかし、携帯電話機10から転送された発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データが記憶メモリ7に記憶される構成でもよい。そのような構成では、装置電源がオフされた場合であっても、記憶メモリ7に記憶された発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データは記憶保持されることになる。
The above is the case where the outgoing call history data, the incoming call history data and the phonebook data transferred from the
(第1の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、HFP、PBAPでのより確実な処理手順として、HFPとPBAPとの同時接続をできる限り無くすため、HFPとPBAPとは時間的に分割したシリアル接続を行う。これにより、多数のメーカーのHFPとPBAPとに対応した携帯電話機に対して、通信処理を確実に安定して行うことが可能となる。また、車載ハンズフリー装置1での処理を複雑にせず、簡素な処理でPBAPとHFPとの処理を実行することが可能となる。
(Effect of the first embodiment)
As is clear from the above description, the in-
また、PBAPでの無線通信の切断後のHFPでの無線通信接続時に、携帯電話網への発信又は携帯電話網からの着信があった際に、発信日時又は着信日時が最古の発信履歴データ又は着信履歴データを作業メモリ6から消去する。そして、自装置の発信履歴データ又は着信履歴データを、作業メモリ6に追加して記憶する。これにより、携帯電話網への発信又は携帯電話網からの着信がある毎に、自装置の最新の発信履歴データ又は着信履歴データを記憶させることができる。
Also, at the time of wireless communication connection in HFP after wireless communication disconnection in PBAP, when there is a call to the mobile phone network or an incoming call from the mobile phone network, the outgoing call history data with the oldest outgoing date and time or incoming date and time Alternatively, the incoming call history data is erased from the
また、携帯電話機10との間で通信回線を確立し、ステップS2にてHFP接続を行った後に、携帯電話機10が通話中であるか否かを判定する。携帯電話機10が通話中であるときには、通話が終了した後に、PBAPでの無線通信を接続して、携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを受信する。これにより、携帯電話機10からの発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データの転送による影響を受けることなくハンズフリー通話を行うことができる。
Also, after establishing a communication line with the
また、車載ナビゲーション装置1は、携帯電話機10との間で近距離無線通信回線を確立し、携帯電話機10が近距離無線通信回線を確立する前に記憶した発信履歴データ又は着信履歴データを携帯電話機10から受信する。そして、車載ナビゲーション装置1は、携帯電話機10から受信した発信履歴データ及び着信履歴データを、自装置の発信履歴データ及び着信履歴データと同等に作業メモリ6に記憶する。また、これ以降、車載ナビゲーション装置1は、作業メモリ6に記憶した発信履歴データ及び着信履歴データによる発信操作を可能とする。これにより、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データ又は着信履歴データから所望の電話番号を選択して発信することができる。また、自装置の発信履歴データ又は着信履歴データのうち、所望の電話番号を選択して発信することができ、利便性の向上を図ることができる。
Further, the in-
また、発信履歴データ又は着信履歴データの表示が要求された際に、作業メモリ6に関連付けされて記憶されている登録名を表示する。これにより、携帯電話機10から受信した発信履歴データ又は着信履歴データを、電話帳データに登録されている登録名で表示することができる。
Also, when the display of outgoing call history data or incoming call history data is requested, the registered names stored in association with the
また、携帯電話機10が取得する日時と車載ナビゲーション装置1が取得する日時とが一致していない場合がある。この場合、携帯電話機10から自動転送された発信履歴データの発信日時又は着信履歴データの着信日時と、車載ナビゲーション装置1の発信履歴データの発信日時又は着信履歴データの着信日時とが時間軸で一致しない。このため、車載ナビゲーション装置1は、発信処理を行う毎に、車載ナビゲーション装置1の発信履歴データを、発信日時が最新の発信履歴データとして、発信履歴データの一覧表示画面に表示する。また、車載ナビゲーション装置1は、着信処理を行う毎に、車載ナビゲーション装置1の着信履歴データを、着信日時が最新の着信履歴データとして、発信履歴データの一覧表示画面に表示する。これにより、車載ナビゲーション装置1と携帯電話機10との間に、日時のずれによりユーザが違和感を抱く不都合を防止できる。
Further, the date and time acquired by the
また、発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを携帯電話機10毎に区別して作業メモリ6に記憶する。これにより、携帯電話機10毎に発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを管理することができる。また、発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを携帯電話機10毎に区別して記憶メモリ7に記憶する。これにより、車載ナビゲーション装置1の電源がオンする毎に、携帯電話機10から電話帳データを受信する必要がない。この場合、ユーザは、自身の携帯電話機10に記憶されている電話帳データを利用して速やかに電話発振等を行うことができ、電話帳機能を使用するときの利便性を格段に高めることができる。
Also, outgoing call history data, incoming call history data, and telephone directory data are distinguished for each
さらに、発信履歴データ、着信履歴データ及び不在着信履歴データを纏めて全履歴データとして表示する場合に、発信電話番号が同一の(重複する)発信履歴データについては発信日時が最新の電話番号のみを表示する。これにより、履歴情報を増大させることができる。 Furthermore, when the outgoing call history data, the incoming call history data, and the missed call history data are collectively displayed as all history data, only the telephone number with the latest call date and time is displayed for the outgoing call history data with the same (overlapping) caller telephone number. indicate. Thereby, history information can be increased.
(変形例)
上述の第1の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、上述の構成及び動作に限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
(Modification)
The in-
車載ナビゲーション装置1は、ハンズフリー機能を主として実現するハンズフリー専用装置から構成されていてもよいし、CDやラジオを再生する車両用オーディオ装置にハンズフリー機能を搭載した装置であってもよい。また、車載ナビゲーション装置1がポータブル性を有する(可搬タイプの)構成であってもよい。
The in-
携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とがブルートゥース(登録商標)の無線通信を行う構成に限らず、Wi-Fi(登録商標)等の他の近距離無線通信を行う構成であってもよい。または、有線通信を行う構成であってもよい。
The
携帯電話機10から受信した発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを記憶メモリ7に記憶し、携帯電話機10から発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを受信する毎に発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを更新記憶する構成であってもよい。また、携帯電話機10から受信した発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを作業メモリ6と記憶メモリ7との双方に記憶し、記憶メモリ7をバックアップメモリとして使用する構成であってもよい。
The outgoing call history data, the incoming call history data and the phonebook data received from the
作業メモリ6に記憶可能な発信履歴データや着信履歴データの件数は1件であってもよい。この場合は、車載ナビゲーション装置1での発信処理、着信処理があると、必ずPBAPでの無線通信接続で受信した発信履歴データ、着信履歴データが消去されることとなる。
The number of outgoing call history data and incoming call history data that can be stored in the
また、車載ナビゲーション装置1において、複数の発信履歴データ、複数の着信履歴を同時に表示するようにしたが、1件ずつ表示するようにしてもよい。この場合、例えば、先ず、最初に、最新のデータを表示し、操作部4の操作により、次に最新のデータを順に表示するようにしてもよい。
Also, in the in-
作業メモリ6に記憶可能な発信履歴データや着信履歴データの件数は1件であってもよい。この場合は、車載ナビゲーション装置1での発信処理、着信処理があると、必ずPBAPでの無線通信接続で受信した発信履歴データ、着信履歴データが消去されることとなる。
The number of outgoing call history data and incoming call history data that can be stored in the
携帯電話機10と車載ナビゲーション装置1とが近距離無線通信回線を確立した際に、発信履歴データ及び着信履歴データを自動転送する構成に限らず、ユーザが車載ナビゲーション装置1又は携帯電話機10を操作することで、発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを転送する構成であってもよい。
When the
携帯電話機10から受信した発信履歴データ、着信履歴データ及び電話帳データを当該携帯電話機10毎に区別して作業メモリ6に記憶させる場合に、携帯電話機10と作業メモリ6に記憶させているデータとをリンクキーを生成する方法により対応付ける構成に限らず、両者を他の方法により対応付ける構成であってもよい。
When outgoing call history data, incoming call history data, and phonebook data received from the
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置の説明をする。この第2の実施の形態は、車載ナビゲーション装置1を用いたハンズフリー通話の通話音声を録音し、予め設定された場所に記憶する例である。車載ナビゲーション装置1は、車載ハンズフリー装置の一例である。
[Second embodiment]
Next, the vehicle-mounted navigation system of the second embodiment will be described. This second embodiment is an example of recording a call voice of a hands-free call using the vehicle-mounted
なお、上述の第1の実施の形態の車載ナビゲーション装置と、以下に説明する第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置とは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複した説明は省略する。 The in-vehicle navigation system of the first embodiment described above differs from the in-vehicle navigation system of the second embodiment described below only in this respect. Therefore, only the differences between the two will be described below, and duplicate descriptions will be omitted.
(事前の設定による各種データ)
この第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1の場合、ユーザは、通話音声の自動録音を行うか否か、通話音声の録音を開始するタイミング、及び、録音した通話音声の記憶先を、表示部5に表示される設定画面に基づいて操作部4を設定操作することで予め設定する。また、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1の場合、ユーザは、電話発信時の自動録音を許可するか否か、及び、電話着信時の自動録音を許可するか否かを、表示部5に表示される設定画面に基づいて操作部4を設定操作することで予め設定する。通話音声の自動録音を行うか否かを示す自動録音許可データは、制御部2により記憶メモリ7(記憶部の一例)に記憶される。制御部2は、録音開始タイミング検出部の一例である。操作部4は、録音開始タイミング設定部、記憶先設定部及び録音許可ユーザ設定部の一例である。
(Various data based on preset settings)
In the case of the in-
一例ではあるが、通話音声の録音を開始するタイミングとしては、着信時のみ、発信時のみ、着信時及び発信時の両方、録音ボタンの操作時等のタイミングが設定可能となっている。ユーザにより設定された録音を開始するタイミングを示す録音開始タイミングデータは、図1に示すように制御部2により記憶メモリ7に記憶制御される。
As an example, the timing to start recording the call voice can be set to only when receiving a call, only when making a call, when both receiving and making a call, and when the recording button is operated. The recording start timing data indicating the recording start timing set by the user is controlled to be stored in the
また、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、通話音声の録音を行う通話相手(発着信相手)を設定可能となっている。通話音声の録音を行う通話相手に指定されたユーザを示す情報は、録音詳細設定データとして、制御部2により記憶メモリ7に記憶制御される。
Further, the in-
また、後述するが、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1の場合、車両のCAN(Controller Area Network)を介して、現在、車両が危険な状態にあることを示す車両状態検知信号が、所定のタイミングで制御部2に供給される。一例ではあるが、例えば80km等の所定の閾値以上の車速が検出された際、及び、車両の衝突が検出された際等に、これらを示す車両状態検知信号が制御部2に供給されるようになっている。制御部2は、車両状態検知信号が供給された場合は、ハンズフリー通話の通話音声の自動録音を許可する設定がされていない場合でも、自動的に通話の録音を開始し、所定の記憶先へ記憶制御するようになっている。
As will be described later, in the case of the in-
一方、通話音声の記憶先としては、例えば車載ナビゲーション装置1内、携帯電話機10内、いわゆるクラウド上の記憶装置27内等が設定可能となっている。ユーザは、表示部5に表示される設定画面に基づいて操作部4を設定操作することで、所望の記憶先を選択して設定する。ユーザにより設定された記憶先を示す記憶先データは、記憶メモリ7に記憶される。なお、この他、車載ナビゲーション装置1又は携帯電話機10に外付けされるメモリカード又はUSBメモリ等を、通話音声の記憶先として設定可能としてもよい。記憶装置27の他、メモリカード又はUSBメモリ等は、外部記憶装置の一例である。
On the other hand, as a storage destination of the call voice, for example, the inside of the
(機能構成)
次に、このような通話音声の録音制御は、図1に示す制御部2が、記憶メモリ7に記憶されている通話音声録音制御プログラムを実行することで行われる。図17は、制御部2が通話音声録音制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。この図17に示すように、制御部2は、通話音声録音制御プログラムを実行することで、録音制御部31、通信制御部32、表示制御部33及び再生制御部34の各機能を実現する。
(Functional configuration)
Next, such call voice recording control is performed by the
録音制御部31は、指定された通話相手の通話音声を、設定されたタイミングで録音し、この通話音声データを、設定された記憶先に記憶制御する。通信制御部32は、HFP接続された携帯電話機10との間で近距離無線通信部3を介して行う近距離無線通信を制御する。また、通信制御部32は、通信部24を介して行う、ネットワーク26上の記憶装置27との間の無線通信を制御する。
The
表示制御部33は、通話音声の録音を開始するタイミング、及び、通話音声の記憶先等を設定するための、上述の設定画面、及び、電話番号を入力操作するためのテンキー等の他、通話音声の録音操作画面(図19参照)、及び、録音された通話音声の一覧画面である管理画面(図25参照)を表示部5に表示制御する。再生制御部34は、録音された通話音声の再生制御を行う。
The display control unit 33 provides the above-mentioned setting screen for setting the timing to start recording the call voice, the storage destination of the call voice, etc., the numeric keypad for inputting the phone number, etc. The voice recording operation screen (see FIG. 19) and the management screen (see FIG. 25), which is a list screen of recorded call voices, are controlled to be displayed on the
このような第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1で実行される通話音声録音制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
The call voice recording control program executed by the in-
また、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1で実行される通話音声録音制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1で実行される通話音声録音制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1で実行される通話音声録音制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
Further, the call voice recording control program executed by the in-
Further, the call voice recording control program executed by the in-
(着信時における通話音声の録音動作)
図18は、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、着信時における通話音声の録音制御の流れを示すフローチャートである。この図18のフローチャートにおいて、携帯電話機10との間でHFP接続が確立されており、待ち受け状態にある携帯電話機10に対して着信があったとする。この場合、録音制御部31は、ステップS61において、図1に示す記憶メモリ7に記憶されている自動録音許可データを参照し、通話音声の自動録音が有効となっているか否かを判別する。通話音声の自動録音が無効である場合(ステップS61:No)、着信した通話音声の録音が行われることなく、ハンズフリー通話が開始される。
(Recording operation of call voice at the time of incoming call)
FIG. 18 is a flow chart showing the flow of call voice recording control at the time of an incoming call, which is executed by the
これに対して、通話音声の自動録音が有効である場合(ステップS61:Yes)、録音制御部31は、記憶メモリ7に記憶されている録音開始タイミングデータを参照することで、着信時における通話音声の自動録音が有効となっているか否かを判別する。
On the other hand, if the automatic recording of the call voice is valid (step S61: Yes), the
一例ではあるが、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1の場合、上述の設定画面に基づいて、例えば着信時又は発信時等の、通話音声の自動録音を開始するタイミングを設定する。そして、ユーザにより設定されたタイミングを示すデータに対しては、フラグが立つようになっている。
As an example, in the case of the in-
すなわち、例えば通話音声の録音を開始するタイミングとして、ユーザにより「着信時」が選択された場合、この着信時の録音開始タイミングデータに対して、通話音声を開始するタイミングとして設定されたことを示す「1」のフラグデータが付加される。反対に、ユーザによる設定がされなかった、着信時の録音開始タイミングデータに対しては、「0」のフラグデータが付加される。 That is, for example, when the user selects "at the time of an incoming call" as the timing to start recording the call voice, it indicates that the recording start timing data at the time of the call has been set as the timing to start the call voice. Flag data of "1" is added. Conversely, flag data of "0" is added to recording start timing data at the time of incoming call, which is not set by the user.
このため、録音制御部31は、ステップS62において、着信時の録音開始タイミングデータを参照する。そして、着信時の録音開始タイミングデータに対して「1」のフラグデータが付加されていた場合は、着信時の自動録音が有効になっているものと判別し(ステップS62:Yes)ステップS63に処理を進める。これに対して、着信時の録音開始タイミングデータに対して「0」のフラグデータが付加されていた場合は、着信時の自動録音が無効になっているものと判別する(ステップS62:No)。この場合、着信した通話音声の録音が行われることなく、ハンズフリー通話が開始される。
Therefore, in step S62, the
次に、記憶メモリ7には、通話音声の自動録音を行うユーザの登録名及び電話番号を含む録音詳細設定データが記憶されている。ステップS63では、録音制御部31が、録音詳細設定データを参照することで、着信した電話番号と一致する電話番号の有無を判別する。
Next, the
録音詳細設定データの中に、着信した電話番号と一致する電話番号が存在しない場合(ステップS63:No)、着信した電話番号のユーザの通話音声の自動録音が行われることなく、ハンズフリー通話が開始される。 If there is no telephone number matching the telephone number of the incoming call in the detailed recording setting data (step S63: No), the call voice of the user of the incoming telephone number is not automatically recorded, and the hands-free call is allowed. be started.
これに対して、録音詳細設定データの中に、着信した電話番号と一致する電話番号が存在する場合(ステップS63:Yes)、着信した電話番号のユーザの通話音声の自動録音が有効となっていることを意味する。このため、録音制御部31は、通話制御部32により近距離無線通信部3を介して携帯電話機10から受信されるハンズフリー通話の通話音声の録音を開始する(ステップS64)。
On the other hand, if there is a phone number that matches the incoming phone number in the recording details setting data (step S63: Yes), automatic recording of the call voice of the user of the incoming phone number is enabled. means that there are Therefore, the
まとめると、この図18のフローチャートの例の場合、通話音声の自動録音が許可されており、録音開始のタイミングとして着信時が指定されており、かつ、着信した電話のユーザの通話音声の自動録音が許可されている場合に、通話音声の自動録音が開始される。 In summary, in the case of the example of the flowchart of FIG. 18, the automatic recording of the call voice is permitted, the time of receiving the call is specified as the recording start timing, and the call voice of the user of the incoming call is automatically recorded. is allowed, automatic recording of call audio will begin.
(録音操作画面)
次に、通話音声の録音が開始されると、表示制御部33は、表示部5に対して、図19に例示する通話音声の録音操作画面を表示制御する。この図19の例において、表示制御部33は、録音操作画面の例えば上辺部近傍に、通話相手の電話番号又は通話相手の登録名と共に、「録音中」の文字を表示する。これにより、ユーザに対して、現在、ハンズフリー通話中であることを認識させることができる。
(Recording operation screen)
Next, when call voice recording is started, the display control unit 33 controls the
また、表示制御部33は、録音操作画面に対して、終話を指定するための終話ボタン41、通話を保留状態とするための保留ボタン42、及び、通話音声の録音を手動操作するための録音ボタン43を表示する。また、表示制御部33は、録音操作画面に対して、電話帳データの表示を指定するための電話帳ボタン44、及び、テンキー等の表示を指定するためのキーパッドボタンを表示する。
In addition, the display control unit 33 provides a
通信制御部32は、通話中に終話ボタン41の操作を検出した際に、その通話の通信の終了処理を行う。また、通信制御部32は、通話中に保留ボタン42の操作を検出すると、その通話の通信回線を介して、通話相手の携帯電話機に対して、通話の保留中であることを示す音声を送信する。これにより、通話相手に対して、現在、通話の保留中であることを認識させることができる。
When the
録音制御部31は、上述のように自動録音の開始後に、録音ボタン43の手動操作を検出した場合、通話音声の録音を終了して所定の記憶場所に記憶する録音終了処理を行う。表示制御部33は、電話帳ボタン44の操作を検出すると、作業メモリ6に記憶されている、携帯電話機10から取得した電話帳データを読み出し、表示部5に一覧表示する。通信制御部32は、一覧表示された電話帳データから選択されたユーザの電話番号に対して、電話発信制御を行う。また、表示制御部33は、キーパッドボタン45の操作を検出すると、例えば0~9のテンキー、アスタリスクキー及びシャープキー等の各種操作キーを含むキーパッドを表示部5に表示する。ユーザは、このテンキー等を用いて所望の電話番号を入力して電話発信操作を行う。
When the
(発信時における通話音声の録音動作)
図20は、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、発信時における通話音声の録音制御の流れを示すフローチャートである。この図20のフローチャートにおいて、携帯電話機10との間でHFP接続が確立されており、待ち受け状態中に車載ナビゲーション装置1で所望の電話番号に対する発信操作が行われたとする。この場合、録音制御部31は、ステップS71において、上述のように図1に示す記憶メモリ7に記憶されている自動録音許可データを参照し、通話音声の自動録音が有効となっているか否かを判別する。通話音声の自動録音が無効である場合(ステップS71:No)、発信による通話音声の録音が行われることなく、ハンズフリー通話が開始される。
(Recording operation of call voice at the time of outgoing call)
FIG. 20 is a flow chart showing the flow of call voice recording control at the time of calling, executed by the
これに対して、通話音声の自動録音が有効である場合(ステップS71:Yes)、録音制御部31は、記憶メモリ7に記憶されている発信時の録音開始タイミングデータを参照する。発信時の録音開始タイミングデータに対して「0」のフラグデータが付加されていた場合、録音制御部31は、発信時の自動録音が無効になっているものと判別する(ステップS72:No)。この場合、発信による通話音声の録音が行われることなく、ハンズフリー通話が開始される。
On the other hand, if the automatic recording of the call voice is valid (step S71: Yes), the
また、発信時の録音開始タイミングデータに対して「1」のフラグデータが付加されていた場合、録音制御部31は、発信時の自動録音が有効になっているものと判別し(ステップS72:Yes)、ステップS73に処理を進める。
Further, when the flag data of "1" is added to the recording start timing data at the time of calling, the
ステップS73では、録音制御部31が、録音詳細設定データを参照することで、発信した電話番号と一致する電話番号の有無を判別する。録音詳細設定データの中に、発信した電話番号と一致する電話番号が存在しないということは(ステップS73:No)、発信した電話番号のユーザの通話音声の自動録音が無効となっていることを意味する。このため、通話音声の自動録音が行われることなく、ハンズフリー通話が開始される。
In step S73, the
これに対して、録音詳細設定データの中に、発信した電話番号と一致する電話番号が存在するということは(ステップS73:Yes)、発信した電話番号のユーザの通話音声の自動録音が有効となっていることを意味する。このため、録音制御部31は、通話制御部32により近距離無線通信部3及び携帯電話機10を介して行われるハンズフリー通話の通話音声の録音を開始する(ステップS74)。
On the other hand, if there is a phone number that matches the caller's phone number in the recording detail setting data (step S73: Yes), it means that the automatic recording of the call voice of the user of the caller's phone number is valid. It means that Therefore, the
まとめると、この図20のフローチャートの例の場合、通話音声の自動録音が許可されており、録音開始のタイミングとして発信時が指定されており、かつ、発信した電話のユーザの通話音声の自動録音が許可されている場合に、通話音声の自動録音が開始される。 In summary, in the case of the example of the flowchart of FIG. 20, the automatic recording of the call voice is permitted, the time of calling is specified as the recording start timing, and the call voice of the user of the calling phone is automatically recorded. is allowed, automatic recording of call audio will begin.
(手動操作による録音動作)
図21は、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、録音ボタン43の手動操作時における通話音声の録音制御の流れを示すフローチャートである。この図21のフローチャートにおいて、携帯電話機10との間でHFP接続が確立されており、ハンズフリー通話が行われているとする。このハンズフリー通話中に、通話音声の録音を開始したい場合、ユーザは、図19に示した録音操作画面に表示されている録音ボタン43を手動操作する。この録音ボタン43の手動操作を検出すると(ステップS81)、録音制御部31は、現在、通話音声の録音が行われているか否かを判別する(ステップS82)。例えば、上述の発信時又は着信時において、自動的に通話音声の録音が開始されており、現在、録音中である場合(ステップS82:No)、録音制御部31は、そのまま通話音声の録音を継続する。
(Recording operation by manual operation)
FIG. 21 is a flowchart showing the flow of call voice recording control when the
これに対して、現在、通話音声を録音していない場合(ステップS82:Yes)、録音制御部31は、ステップS83において、通話音声の録音を開始する。これにより、ユーザは、ハンズフリー通話中において、録音ボタン43を手動操作することで、希望するタイミングで通話音声の録音を開始できる。
On the other hand, if the call voice is not currently being recorded (step S82: Yes), the
(車両の危険状態による自動録音動作)
次に、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、車両の危険状態が検知されたタイミングで通話音声の自動録音を開始するようになっている。一例として、「車両の危険状態」は、車両の走行速度が所定以上の状態、及び、車両の他の車両又は障害物等に衝突した状態であることとして説明を行う。なお、このような車両の危険状態は、一例であるため、車両の他の危険状態が検知された際に通話音声の自動録音を開始してもよい。
(Automatic recording operation due to dangerous state of vehicle)
Next, the in-
図22は、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、車両の危険状態に応じた通話音声の自動録音制御の流れを示すフローチャートである。この図22のフローチャートにおいて、携帯電話機10との間でHFP接続が確立されており、ハンズフリー通話が行われているとする。録音制御部31は、このハンズフリー通話中に、車両の現在の状態を示す状態検知信号を取得したか否かを判別する(ステップS91)。
FIG. 22 is a flow chart showing the flow of automatic recording control of call voice according to the dangerous state of the vehicle, which is executed by the
すなわち、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1の場合、CAN(Controller Area Network)を介して、例えば車速、衝突の有無等の車両の危険状態を示す車両状態検知信号が制御部2に供給される。ステップS91では、録音制御部31が、このCANを介して供給された車両状態検知信号を取得する。
That is, in the case of the in-
ステップS92では、録音制御部31が、取得した車両状態検知信号は、現在、所定以上の車速であることを示す車両状態検知信号であるか否かを判別する。所定以上の車速であることを示す車両状態検知信号である場合(ステップS92:Yes)、録音制御部31は、現在、通話音声の録音が未実施であるか否かを判別する(ステップS94)。
In step S92, the
例えば、上述の発信時又は着信時における自動録音が既に開始されており、現在、通話音声の録音中である場合(ステップS94:No)、録音制御部31は、そのまま通話音声の録音を継続する。また、現在、通話音声の録音が未実施である場合(ステップS94:Yes)、録音制御部31は、通話音声の録音を開始制御する。これにより、車両が所定の速度以上となった際に、自動的に通話音声の録音を開始することができる。
For example, when the above-mentioned automatic recording at the time of outgoing call or incoming call has already started, and the call voice is currently being recorded (step S94: No), the
一方、取得した車両状態検知信号が、所定以上の車速であることを示す車両状態検知信号ではない場合(ステップS92:No)、録音制御部31は、取得した車両状態検知信号が、車両の衝突を検知する車両状態検知信号であるか否かを判別する(ステップS93)。
On the other hand, if the acquired vehicle state detection signal is not a vehicle state detection signal indicating that the vehicle speed is equal to or higher than the predetermined speed (step S92: No), the
取得した車両状態検知信号が、車両の衝突を検知する車両状態検知信号ではない場合(ステップS93:No)、録音制御部31は、通話音声の録音を開始することなく、ハンズフリー通話を継続制御する。
If the acquired vehicle state detection signal is not a vehicle state detection signal for detecting a vehicle collision (step S93: No), the
これに対して、取得した車両状態検知信号が、車両の衝突を検知する車両状態検知信号である場合(ステップS93:Yes)、録音制御部31は、現在、通話音声の録音が未実施であるか否かを判別する(ステップS94)。
On the other hand, if the acquired vehicle state detection signal is a vehicle state detection signal for detecting a collision of the vehicle (step S93: Yes), the
現在、通話音声の録音中である場合(ステップS94:No)、録音制御部31は、そのまま通話音声の録音を継続する。また、現在、通話音声の録音が未実施である場合(ステップS94:Yes)、録音制御部31は、通話音声の録音を開始制御する。これにより、車両の衝突時に、自動的に通話音声の録音を開始することができ、後の衝突原因の検証等に役立てることができる。
If the call voice is currently being recorded (step S94: No), the
(手動操作による録音終了動作)
次に、通話音声の録音は、所望のタイミングで録音ボタンを操作することで終了させることができる。図23のフローチャートは、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、通話音声の録音終了動作の流れを示すフローチャートである。この図23のフローチャートにおいて、音声通話の録音中であるとする。ユーザは、音声通話の録音を終了する場合、図19に示した録音操作画面に表示されている録音ボタン43を手動操作する。
(Recording end operation by manual operation)
Next, the recording of the call voice can be terminated by operating the record button at a desired timing. The flowchart of FIG. 23 is a flow chart showing the flow of the call voice recording termination operation executed by the
録音制御部31は、通話音声の録音を行っていないときに、この録音ボタン43が操作されると、通話音声の録音を開始制御する。この状態で、録音ボタン43の2度目の操作を検出すると(ステップS101)、通話音声の録音を実施中であるため(ステップS102:Yes)、録音制御部31は、通話音声の録音を終了制御する(ステップS103)。また、通話音声の録音が終了している場合には(ステップS102:No)、録音制御部31は、そのまま通話制御を継続する。
When the
また、録音ボタン43が操作されたのではなく、例えば発着信等により自動的に通話音声の録音が開始されている場合には、録音制御部31は、録音ボタン43の操作を検出すると、この録音ボタン43の操作を2度目の操作として検出する(ステップS101)。そして、通話音声の録音を実施中である場合は(ステップS102:Yes)、録音制御部31は、通話音声の録音を終了制御する(ステップS103)。また、通話音声の録音が既に終了している場合(ステップS102:No)、録音制御部31は、そのまま通話制御を継続する。
In addition, when the recording of the call voice is automatically started due to, for example, incoming/outgoing calls, etc., instead of the operation of the
上述のように開始された録音は、このように録音ボタン43の操作で、所望のタイミングで終了させることができる。
Recording started as described above can be terminated at a desired timing by operating the
(終話による録音終了動作)
次に、通話が終了すると、通話音声の録音も自動的に終了となる。図24のフローチャートは、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、通話終了時の録音終了動作の流れを示すフローチャートである。この図24のフローチャートにおいて、通話中及び音声通話の録音中であるとする。ユーザは、音声通話を終了する場合、図19に示した録音操作画面に表示されている終話ボタン41を手動操作する。
(Recording end operation by ending the call)
Next, when the call ends, the recording of the call voice also ends automatically. The flowchart of FIG. 24 is a flow chart showing the flow of the recording end operation at the end of a call, which is executed by the
録音制御部31は、終話ボタン41が操作されると、音声通話を終了制御する(ステップS111)。また、録音制御部31は、終話ボタン41が操作されると、現在、音声通話の録音を実施中であるか否かを判別する(ステップS112)。現在、音声通話の録音を実施していない場合(ステップS112:No)、通信制御部32が、携帯電話機10とのHFP接続により、着信の待ち受け状態に移行制御する。
When the
これに対して、現在、音声通話の録音中である場合(ステップS112:Yes)、録音制御部31が、音声通話の録音を終了制御する(ステップS113)。これにより、終話ボタン41の操作で、通話を終了させることができ、また、通話及び通話音声の録音を終了させることができる。
On the other hand, if the voice call is currently being recorded (step S112: Yes), the
(通話音声データの記憶先)
次に、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、録音した通話音声データの記憶先を予め指定することができる。記憶先としては、例えば車載ナビゲーション装置1、携帯電話機10、又は、ネットワーク26上の記憶装置27等を設定できる。このような記憶先を示す記憶先データは、録音した通話音声データに関連付けされて記憶メモリ7に記憶されている。
(Storage destination for call voice data)
Next, the in-
録音制御部31は、記憶先データで示される記憶先が車載ナビゲーション装置1である場合、記憶先が車載ナビゲーション装置1の記憶メモリ7であることを記憶先データに関連付けて、通話音声を録音した通話音声データを記憶メモリ7に記憶制御する。
When the storage destination indicated by the storage destination data is the in-
また、記憶先データで示される記憶先が携帯電話機10である場合、通信制御部32は、例えばブルートゥース(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信により、通話音声データを携帯電話機10に転送する。携帯電話機10は、転送された通話音声データを記憶部に記憶する。
Further, when the storage destination indicated by the storage destination data is the
この際、録音制御部31は、携帯電話機10に転送した通話音声データを特定するための、例えば電話番号及び通話日時等の特定情報と、この通話音声データの記憶先が携帯電話機10であることを示す記憶先データとを関連付けて記憶メモリ7に記憶制御する。これにより、転送した通話音声データの記憶先を管理可能とすることができる。
At this time, the
また、記憶先データで示される記憶先が、ネットワーク26上の記憶装置27である場合、通信制御部32は、図1に示す通信部24を通信制御し、基地局25、ネットワーク26を介して、通話音声データを記憶装置27に無線送信する。これにより、通話音声データが、いわゆるクラウド上の記憶装置27に記憶される。
Further, when the storage destination indicated by the storage destination data is the storage device 27 on the network 26, the
この際、録音制御部31は、記憶装置27に転送した通話音声データを特定するための、例えば電話番号及び通話日時等の特定情報と、この通話音声データの記憶先が記憶装置27であることを示す記憶先データとを関連付けて記憶メモリ7に記憶制御する。これにより、転送した通話音声データの記憶先を管理可能とすることができる。
At this time, the
(録音された通話音声の管理画面)
図25に、車載ナビゲーション装置1に記憶された通話音声データの一覧画面である管理画面を示す。通話音声データは、通話相手の登録名(及び電話番号)、通話日時、通話時間、及び、上述の車載ナビゲーション装置1、携帯電話機10又は記憶装置27等の記憶先を示す記憶先情報等の付加情報と共に記憶メモリ7に記憶される。表示制御部33は、ユーザにより通話音声データの管理画面の表示が指定操作されると、記憶メモリ7に記憶されている各通話音声データに対応する登録名(又は電話番号)及び通話時間を、図25に示すように、表示部5に一覧表示する。また、表示制御部33は、通話音声データの再生を指定するための再生ボタン51、通話音声データの転送を指定するための転送ボタン52、及び、記憶されている通話音声データの削除を指定するための削除ボタン53を、通話音声データ毎に表示する。
(Recorded call audio management screen)
FIG. 25 shows a management screen, which is a list screen of call voice data stored in the in-
通話音声データの削除は、削除ボタン53を操作することで行うことができる。この他、車載ナビゲーション装置1の録音制御部31、携帯電話機10及び記憶装置27は、通話音声データの記憶数が一定数以上となった際に、通話日時の古いデータから順次、自動的に削除する。これにより、車載ナビゲーション装置1、携帯電話機10及び記憶装置27で記憶される通話音声データの記憶数を一定数に維持することができる。
The call voice data can be deleted by operating the
なお、この例では、通話日時の古いデータから順次、通話音声データを削除することとしたが、例えば発着信頻度が所定以下のユーザの通話音声データを削除し、また、通話日時が3番目に古い通話音声データを削除する等のように、削除する通話音声データは、任意でよい。 In this example, call voice data is deleted sequentially from data with the oldest call date and time. Call voice data to be deleted may be arbitrary, such as deleting old call voice data.
また、管理画面に一度に表示できる数以上の通話音声データが車載ナビゲーション装置1に記憶されている場合、表示制御部33は、スライドバー54を管理画面上に表示する。このスライドバー54がユーザにより上下に移動操作されると、表示制御部33は、表示する通話音声データを上下にスクロール表示する。これにより、ユーザは、車載ナビゲーション装置1に記憶されている全ての通話音声データを認識できる。
Further, when call voice data exceeding the number that can be displayed on the management screen at one time is stored in the in-
(通話音声データの再生制御)
再生制御部34は、このような管理画面の再生ボタン51が操作された通話音声データの再生制御を行う。図26のフローチャートは、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、通話音声データの再生動作の流れを示すフローチャートである。この図26のフローチャートにおいて、ハンズフリー通話の待ち受け状態時に、管理画面上の再生ボタン51の操作を検出すると(ステップS121)、再生制御部34は記憶メモリ7に記憶されている記憶先情報を参照することで、操作された再生ボタン51に対応する通話音声データが、車載ナビゲーション装置1内に記憶されているか否かを判別する(ステップS122)。
(Playback control of call voice data)
The playback control unit 34 performs playback control of call voice data for which the
(記憶先が車載ナビゲーション装置の場合)
記憶先情報を参照することで、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データが車載ナビゲーション装置1内に記憶されていることが判別された場合(ステップS122:Yes)、再生制御部34は、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データを記憶メモリ7から読み出して再生する。この再生出力は、スピーカ部9を介して出力される。これにより、ユーザが操作した再生ボタン51に対応する通話音声データの再生出力を得ることができる。
(When the storage destination is an in-vehicle navigation device)
When it is determined by referring to the storage destination information that the call voice data corresponding to the
(記憶先が携帯電話機の場合)
これに対して、記憶先情報を参照することで、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データが携帯電話機10に記憶されていることが判別された場合(ステップS122:No)、通信制御部32は、近距離無線通信部3を介して携帯電話機10に対し、通話音声データの取得要求を行う。携帯電話機10は、この取得要求に対応する通話音声データを記憶部から読み出し、近距離無線通信により、車載ナビゲーション装置1に送信する。これにより、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データが、携帯電話機10から取得される(ステップS123)。
(When the storage destination is a mobile phone)
On the other hand, if it is determined by referring to the storage destination information that the call voice data corresponding to the
再生制御部34は、携帯電話機10から取得された、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データを再生する。この再生出力は、スピーカ部9を介して出力される。これにより、ユーザが操作した再生ボタン51に対応する通話音声データの再生出力を得ることができる。
The reproduction control unit 34 reproduces call voice data acquired from the
(記憶先が記憶装置の場合)
または、記憶先情報を参照することで、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データが記憶装置27に記憶されていることが判別された場合(ステップS122:No)、通信制御部32は、通信部24を介して記憶装置27に対し、通話音声データの取得要求を行う。記憶装置27は、この取得要求に対応する通話音声データを、無線通信により、ネットワーク26を介して車載ナビゲーション装置1に送信する。これにより、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データが、記憶装置27から取得される(ステップS123)。
(When the storage destination is a storage device)
Alternatively, if it is determined by referring to the storage destination information that the call voice data corresponding to the
再生制御部34は、記憶装置27から取得された、ユーザにより操作された再生ボタン51に対応する通話音声データを再生する。この再生出力は、スピーカ部9を介して出力される。これにより、ユーザが操作した再生ボタン51に対応する通話音声データの再生出力を得ることができる。
The reproduction control unit 34 reproduces call voice data acquired from the storage device 27 and corresponding to the
なお、このような通話音声データの再生は、ハンズフリー通話における発着信の待ち受けの状態で行われる。 It should be noted that such reproduction of call voice data is performed in a standby state for incoming and outgoing calls in hands-free calls.
(通話音声データの転送動作)
次に、車載ナビゲーション装置1に記憶された通話音声データは、携帯電話機10又は記憶装置27等の外部装置を指定して転送可能となっている。図26のフローチャートは、車載ナビゲーション装置1の制御部2が、通話音声録音制御プログラムに基づいて実行する、通話音声データの転送動作の流れを示すフローチャートである。この図26のフローチャートにおいて、ハンズフリー通話の待ち受け状態時に、管理画面上の転送ボタン51の操作を検出すると(ステップS131)、表示制御部33は、転送先である携帯電話機10又は記憶装置27を選択するための選択画面を表示部5に表示制御する。ユーザは、この選択画面に基づいて、所望の転送先を選択する。
(Transfer operation of call voice data)
Next, the call voice data stored in the in-
ユーザにより、携帯電話機10が転送先として選択された場合、通信制御部32は、ユーザにより操作された転送ボタン51に対応する通話音声データを記憶メモリ7から読み出し、近距離無線通信部3を介して携帯電話機10に転送する(ステップS132)。携帯電話機10の制御部は、車載ナビゲーション装置1から転送された通話音声データを記憶部に記憶制御する。
When the user selects the
このような転送処理が完了すると、ユーザにより操作された転送ボタン51に対応する通話音声データの記憶先が、車載ナビゲーション装置1から携帯電話機10に変更となる。このため、車載ナビゲーション装置1の録音制御部31は、記憶メモリ7に記憶されている、転送が完了した通話音声データの記憶先を示す記憶先情報を、車載ナビゲーション装置から携帯電話機10に変更処理する。以後、転送された通話音声データは、携帯電話機10から取得されることとなる。
When such transfer processing is completed, the storage destination of the call voice data corresponding to the
これに対して、記憶装置27が転送先として選択された場合、通信制御部32は、ユーザにより操作された転送ボタン51に対応する通話音声データを記憶メモリ7から読み出し、通信部24を介して記憶装置27に転送する(ステップS132)。記憶装置27は、車載ナビゲーション装置1から転送された通話音声データを記憶する。
On the other hand, when the storage device 27 is selected as the transfer destination, the
このような転送処理が完了すると、ユーザにより操作された転送ボタン51に対応する通話音声データの記憶先が、車載ナビゲーション装置1から記憶装置27に変更となる。このため、車載ナビゲーション装置1の録音制御部31は、記憶メモリ7に記憶されている、転送が完了した通話音声データの記憶先を示す記憶先情報を、車載ナビゲーション装置1から記憶装置27に変更処理する。以後、転送された通話音声データは、記憶装置27から取得されることとなる。
When such transfer processing is completed, the storage destination of the call voice data corresponding to the
(変形例)
以上の説明は、主に車載ナビゲーション装置1側で通話音声データを記録する例の説明であった。しかし、通話音声データを携帯電話機10で記録させてもよい。この場合、車載ナビゲーション装置1の通信制御部32は、発着信時又は録音ボタン43が操作されたタイミングで、近距離無線通信により、携帯電話機10に対して通話音声データの記録要求を行う。携帯電話機10は、この記録要求を受信すると、通話音声を録音し、この通話音声データを携帯電話機10の記憶部に記憶する。これにより、通話音声の記憶動作を、携帯電話機10側で行わせることができる。
(Modification)
The above description mainly concerns an example in which call voice data is recorded on the in-
通話音声の記憶動作を携帯電話機10側で行わせた場合、車載ナビゲーション装置1の制御部2は、携帯電話機10側に記憶された通話音声データに対応する通話相手の登録名(及び電話番号)、通話日時、通話時間及び記憶先情報(この場合は、携帯電話機10)を記憶メモリ7に記憶する。
When the operation of storing the call voice is performed on the
表示制御部33は、図25を用いて説明した管理画面に各通話音声データに関する情報を一覧表示する際、携帯電話機10側に記憶された通話音声データに関する情報も含めて、管理画面に一覧表示する。そして、この管理画面から再生が指定された際は、図26を用いて説明したように、携帯電話機10から取得して再生処理を行う。 When the display control unit 33 displays a list of information related to each call voice data on the management screen described with reference to FIG. do. Then, when playback is designated from this management screen, as described with reference to FIG.
(第2の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第2の実施の形態の車載ナビゲーション装置1は、以下の効果を得ることができる。
(Effect of Second Embodiment)
As is clear from the above description, the vehicle-mounted
1.車載ハンズフリー通話を可能とする車載ナビゲーション装置1において、通話内容の録音を可能とすることができる。なお、携帯電話機10で通話音声を録音するように、携帯電話機10を制御することもできる。
1. In the in-
2.通話音声データの記憶先は、車載ナビゲーション装置1の他、携帯電話機10又は所定のネットワーク26上の記憶装置27を選択することができる。なお、記憶先をUSBメモリ等の外部メモリとすることもできる。
2. In addition to the in-
3.発着信時又は録音ボタン43が操作されたタイミング等の所定のタイミングで通話音声の録音を開始することができる。また、録音終了も、例えば通話終了時又は録音ボタン43で録音停止操作がされた際等の所定のタイミングで行うことができる。
3. Recording of the call voice can be started at a predetermined timing such as when a call is made or received or when the
4.通話音声の自動録音は、例えば特定の連絡先の人のみ録音、着信時のみ録音、発信時のみ録音、又は、発信時及び着信時に録音等のように、詳細設定も可能である。 4. Automatic recording of call voices can also be set in detail, for example, recording only for specific contacts, recording only when receiving calls, recording only when making calls, or recording both when making and receiving calls.
5.車載ナビゲーション装置1は、記憶メモリ7に記憶された通話音声データを再生できる他、携帯電話機10又は記憶装置27に記憶された通話音声データを転送要求により取得して、再生することもできる。
5. The in-
6.管理画面により、通話録音データの一覧を表示し、再生、転送及び削除等を制御することができる。なお、車載ナビゲーション装置1、携帯電話機10及び記憶装置27では、通話音声データの記憶数が一定数以上となった際に、通話日時の古いデータから順次、自動的に削除する。これにより、車載ナビゲーション装置1、携帯電話機10及び記憶装置27で記憶される通話音声データの記憶数を一定数とすることができる。
6. The management screen can display a list of call recording data and control reproduction, transfer, deletion, and the like. When the number of call voice data stored in the in-
以上、本開示の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は一例であり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although the embodiments of the present disclosure have been described above, these embodiments are examples and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and modifications can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, as well as the scope of the invention described in the claims and equivalents thereof.
1 ハンズフリー機能付き車載ナビゲーション装置
2 制御部
3 通信部
4 操作部
5 表示部
6 作業メモリ
7 記憶メモリ
8 マイクロホン
9 スピーカ
10 近距離無線通信機能付き携帯電話機
24 通信部
25 基地局
26 ネットワーク
27 記憶装置
31 録音制御部
32 通信制御部
33 表示制御部
34 再生制御部
1 In-vehicle navigation device with hands-
Claims (12)
ハンズフリー通話の通話音声の録音開始のタイミングを検出する録音開始タイミング検出部と、
前記録音開始タイミング検出部で検出された録音開始のタイミングで、前記ハンズフリー通話の通話音声を記憶部に記憶制御する録音制御部と
を有する車載ハンズフリー装置。 An in-vehicle hands-free device that enables hands-free calling of a mobile phone by wirelessly connecting to the mobile phone,
a recording start timing detection unit that detects the timing to start recording the call voice of the hands-free call;
A vehicle-mounted hands-free device, comprising: a recording control unit that stores and controls the call voice of the hands-free call in a storage unit at the recording start timing detected by the recording start timing detection unit.
請求項1に記載の車載ハンズフリー装置。 2. The in-vehicle hands-free device according to claim 1, wherein the recording start timing detection unit detects the timing of starting recording of the call voice of the hands-free call set by the recording start timing setting unit.
前記携帯電話機又は前記外部記憶装置に対して前記通話音声を送信する送信制御部と、をさらに備え、
録音された通話音声の記憶先として当該車載ハンズフリー装置の前記記憶部が設定されている場合、前記録音制御部が、前記記憶部が記憶先であることを示す記憶先情報と共に前記通話音声を前記記憶部に記憶制御し、録音された通話音声の記憶先として前記携帯電話機又は前記外部記憶装置が設定されている場合、前記送信制御部が前記通話音声を前記携帯電話機又は前記外部記憶装置に送信し、前記録音制御部が、前記携帯電話機又は前記外部記憶装置が記憶先であることを示す記憶先情報と共に前記通話音声を特定するための特定情報を関連付けて前記記憶部に記憶制御する
請求項1又は請求項2に記載の車載ハンズフリー装置。 a storage destination setting unit capable of selecting and setting at least the storage unit of the in-vehicle hands-free device, the mobile phone, or an external storage device as a storage destination of the recorded call voice;
a transmission control unit that transmits the call voice to the mobile phone or the external storage device,
When the storage unit of the in-vehicle hands-free device is set as the storage destination of the recorded call voice, the recording control unit stores the call voice together with storage destination information indicating that the storage unit is the storage destination. When the mobile phone or the external storage device is set as a storage destination of the recorded call voice by controlling storage in the storage unit, the transmission control unit transfers the call voice to the mobile phone or the external storage device and the recording control unit associates specific information for specifying the call voice with storage destination information indicating that the mobile phone or the external storage device is the storage destination, and controls storage in the storage unit. The in-vehicle hands-free device according to claim 1 or 2.
請求項3に記載の車載ハンズフリー装置。 When reproduction of the stored call voice is designated, the storage destination of the call voice designated for reproduction is specified based on the storage destination information stored in the storage unit, and the specified storage destination is specified. is the storage unit of the in-vehicle hands-free device, controls the playback of the call voice specified for playback read from the storage unit, and the specified storage destination is the mobile phone or the external storage device. 4. The in-vehicle hands-free device according to claim 3, further comprising a reproduction control unit that controls reproduction of the call voice specified for reproduction, which is obtained from the mobile phone or the external storage device by the transmission control unit. .
請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の車載ハンズフリー装置。 5. The recording start timing detection unit detects the timing at which the dangerous state of the vehicle is detected as the timing to start recording the call voice of the hands-free call. in-vehicle hands-free device.
請求項5に記載の車載ハンズフリー装置。 The timing at which the dangerous state of the vehicle is detected includes timing at which a collision of the vehicle is detected, or timing at which it is detected that the speed of the vehicle is equal to or greater than a threshold,
The in-vehicle hands-free device according to claim 5.
前記録音制御部は、録音許可ユーザ設定部により設定された発着信相手の通話音声を前記記憶部に記憶制御する
請求項1から請求項6のうち、いずれか一項に記載の車載ハンズフリー装置。 further comprising a recording permission user setting unit for setting the calling and receiving party to record the call voice,
The in-vehicle hands-free device according to any one of claims 1 to 6, wherein the recording control unit stores and controls, in the storage unit, the call voice of the calling party set by the recording permission user setting unit. .
請求項1から請求項7のうち、いずれか一項に記載の車載ハンズフリー装置。 3. The recording start timing detection unit detects at least one of the timing of making a call, the time of receiving a call, and the time of making and receiving a call as the timing to start recording the call voice. Vehicle-mounted hands-free device according to any one of claims 1 to 7.
請求項1から請求項8のうち、いずれか一項に記載の車載ハンズフリー装置。 The in-vehicle hands-free device according to any one of claims 1 to 8, wherein the recording control section controls the end of recording of the call voice at least when the hands-free call ends.
請求項1から請求項9のうち、いずれか一項に記載の車載ハンズフリー装置。 At least when the number of call voices stored in the storage unit reaches a certain number or more, the recording control unit causes the storage unit to keep the number of call voices stored in the storage unit at a certain number. The in-vehicle hands-free device according to any one of claims 1 to 9, wherein stored call voice data is deleted.
録音開始タイミング検出部が、ハンズフリー通話の通話音声の録音開始のタイミングを検出する録音開始タイミング検出ステップと、
録音制御部が、前記録音開始タイミング検出ステップで検出された録音開始のタイミングで、前記ハンズフリー通話の通話音声を記憶部に記憶制御する録音制御ステップと
を有する通話音声録音方法。 A call voice recording method for an in-vehicle hands-free device that enables hands-free calling of a mobile phone by wirelessly connecting to the mobile phone,
a recording start timing detection step in which the recording start timing detection unit detects the timing to start recording the call voice of the hands-free call;
and a recording control step in which a recording control unit stores and controls the call voice of the hands-free call in a storage unit at the recording start timing detected in the recording start timing detection step.
コンピュータを、
ハンズフリー通話の通話音声の録音開始のタイミングを検出する録音開始タイミング検出部と、
前記録音開始タイミング検出部で検出されたタイミングで、前記ハンズフリー通話の通話音声を記憶部に記憶制御する録音制御部として機能させる
通話音声録音制御プログラム。 A call voice recording control program for an in-vehicle hands-free device that enables hands-free calling of a mobile phone by wirelessly connecting to the mobile phone,
the computer,
a recording start timing detection unit that detects the timing to start recording the call voice of the hands-free call;
A call voice recording control program that functions as a recording control unit that controls and stores the call voice of the hands-free call in a storage unit at the timing detected by the recording start timing detection unit.
Priority Applications (1)
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JP2021033936A JP2022134654A (en) | 2021-03-03 | 2021-03-03 | In-vehicle hands-free device, call voice recording method, and call voice recording control program |
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