JP2022056386A - ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータ実装方法、コンピュータを用いたシステム、およびコンピュータプログラム製品(コンピュータによる資産の自動識別) - Google Patents

ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータ実装方法、コンピュータを用いたシステム、およびコンピュータプログラム製品(コンピュータによる資産の自動識別) Download PDF

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Abstract

【課題】ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化する。【解決手段】コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、物品のカタログ化のためにキャプチャする。コンピュータを用いて、データが物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、データが閾値基準を満たしている場合、物品の識別を完了する。物品を識別するための閾値基準を物品が満たしていることで識別が完了したことに応じて、物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを、コンピュータを用いて判定する。資産基準を満たしていることに応じて、資産についてのメタデータを収集する。そして、資産をデータおよびメタデータと共にカタログ化する。【選択図】図2

Description

本開示は、コンピュータにより資産を識別することに関する。より具体的には、本開示は、1つ以上の場所における資産もしくは、1つ以上の組織もしくは人物に属するかもしくは所有される資産、またはその両方の資産をコンピュータにより自動的に識別することに関する。
ある場所における物品(item)および資産、またはある人物の住宅もしくはオフィスにおける物品および資産は、目録化(inventory)することができる。また、これらの物品および資産には個別に、かつ累積的に価値を付与することができ、評価を行うことができる。物品および資産の目録化は手動で実行することができる。例えば、コンピュータを用いた電子文書、スプレッドシートやその他のソフトウェアプログラムに対して、コンピュータを用いて手動で各物品または資産を入力することにより、資産の項目管理および評価を行うことができる。
通常、資産の価値を評価する前に、これらの資産の目録(inventory)が作成される。手動での作業として、これらの資産をシステムに入力する場合があるが、さらに、物品についての情報を当該システムに入力する場合もある。例えば、入力内容として「テレビ」を入力する場合がある。次に、テレビには多くの種類があるため、テレビについての情報(モデル、タイプ、購入日、大きさなど)を入力する場合がある。他の例としては、ダイヤモンドであるかキュービックジルコニアであるか、クラシックカーであるか老朽化した車であるか、新車であるか中古車であるか、などの違いを示す情報が入力される。
このように一般的に行われている物品または資産の目録化方法は煩雑かつ時間がかかり、さらに、1つ以上の物品または資産についての追加情報が不足する場合がある。
本開示は、ある場所または物件(property)における物品または資産をカタログ化(catalogue)するために現在用いられている技術における欠点や問題を認識するものである。
本発明は、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出(detect)およびカタログ化する必要性を認識するものである。本発明は、資産(物理的資産もしくはデジタル資産またはその両方とすることができる)を目録化すると共に、資産のメタデータをキャプチャ(capture)することを含み、当該メタデータによって資産の在録およびカタログをより完全なものにし、資産評価を支援する。本発明は、入力(例えばビデオフィード)の分析、有価物または有価資産の固有識別子のキャプチャ、ブロックチェーンの監視、クレジットカードの請求書、およびローカルネットワーク上での物品の電子キャプチャを通じて、複数の入力により目録を作成することを可能にする。本発明はさらに、QRコード(登録商標)などのバーコードや他の識別特徴をスキャンすることにより、資産のメタデータを能動的にローディング(active loading)することができる。本発明は、物品または資産の識別後、当該資産についてのメタデータの記録または収集を可能にする。
本開示の一態様によれば、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータ実装方法が提供される。この方法は、コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャすることを含む。また、この方法は、前記コンピュータを用いて、前記データが前記物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該データが当該閾値基準を満たしている場合、当該物品の識別を完了することを含む。また、この方法は、前記物品を識別するための前記閾値基準を当該物品が満たしていることで前記識別が完了したことに応じて、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを判定することを含む。また、この方法はさらに、前記資産基準を満たしていることに応じて、前記資産についてのメタデータを収集することと、前記資産を前記データおよび前記メタデータと共にカタログ化することと、を含む。
関連する態様において、前記閾値基準は、前記データを用いて前記物品の識別を特定することを含むことができる。
関連する態様において、前記閾値基準は、前記データを用いて前記物品を識別する確度の閾値を含むことができ、前記確度の閾値を満たしていることに基づき前記閾値基準を満たしていることに応じて、前記識別を行うことができる。
関連する態様において、前記方法は、通信ネットワークを用いて前記データおよび前記メタデータを検索および収集することをさらに含み、前記データおよび前記メタデータを検索および収集することは、アーカイブデータおよび公開データを検索することを含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記識別された物品についてのブロックチェーンを閲覧して、当該識別された物品についてのメタデータを収集することをさらに含むことができる。
関連する態様において、前記データは、前記複数の技術およびそれに対応する装置として、ビデオフィード、写真、およびキーボード入力または音声コマンドによるオーディオ入力を含む手動入力からなるグループから選択されるデータ入力を含むことができる。
関連する態様において、前記複数の技術およびそれに対応する装置は、ビデオフィード、カメラ、ネットワークログインを用いたネットワーク目録、インターネットオブシングス(IoT)を用いたネットワーク目録、および電子化された購入履歴からなるグループから選択することができる。
関連する態様において、前記資産基準は、前記物品の評価と閾値資産価値とを含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記閾値基準を満たしていないことに応じて、他のキャプチャ技術を開始することをさらに含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記データが前記閾値基準を満たしていないことに応じて、前記物品についての当該データをキャプチャするための他のキャプチャ技術を開始することをさらに含むことができる。
関連する態様において、前記閾値基準を満たさないことは、前記物品を識別できないことを含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記データが前記物品を識別するための前記閾値基準を満たすまで、他のキャプチャ技術を繰り返し用いることをさらに含むことができる。
関連する態様において、前記資産は、物理的資産もしくはデジタル資産またはその両方とすることができる。
関連する態様において、前記方法は、識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することと、前記現在カタログ化されている識別された物品または資産についての前記メタデータをカタログに追加することと、をさらに含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することと、前記識別された物品が現在カタログ化されていることに応じて、当該識別された物品を追加するか否かを決定することと、をさらに含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記カタログ化された物品または資産の前記データおよび前記メタデータを用いて、前記資産の価値を評価することをさらに含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記所定の場所に入れられた前記物品を検出することと、前記物品を識別したことに応じて、当該物品が閾値を満たしているか否かを判定することにより、当該物品が前記資産基準を満たしており、よって資産であるか否かを判定すること、をさらに含むことができる。前記方法はさらに、前記物品が資産としてカタログ化するための前記資産基準を満たしていると判定したことに応じて、メタデータの収集を開始することを含むことができる。
関連する態様において、前記閾値は、前記物品が最小値を満たしているか否かを判定することを含むことができる。
関連する態様において、前記物品が最小値を満たしているか否かを判定することは、前記資産基準を満たす物品についての物品カテゴリーのリストを確認することを含むことができ、前記コンピュータにてユーザから前記リストを受信することと、前記物品が前記リスト内の一のカテゴリーに一致していることに応じて、当該物品を資産としてカタログ化することと、をさらに含むことができる。
関連する態様において、前記物品に対する前記最小値は、感情的価値または金銭的価値とすることができる。
関連する態様において、前記方法は、識別された資産をカタログ化する前に、当該資産を含む通信をユーザに送信することと、前記ユーザから、前記識別された資産をカタログ化する許可を受信することと、をさらに含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、第1の識別された物品または第1の資産を含む通信をユーザに送信することと、前記第1の識別された物品または前記第1の資産についてのメタデータとしての入力を、カタログに登録または追加する通知を前記ユーザから受信することと、をさらに含むことができる。
関連する態様において、前記方法は、前記第1の識別された物品または前記第1の資産について、借用物または一時的な資産であることの入力を、前記カタログに登録または追加する通知を前記ユーザから受信することをさらに含むことができる。
本開示の他の態様によれば、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータを用いたシステムが提供される。このシステムは、コンピュータシステムを含む。当該コンピュータシステムは、コンピュータプロセッサと、コンピュータ可読記憶媒体と、当該コンピュータ可読記憶媒体に記憶され当該プロセッサによって実行可能なプログラム命令と、を含み、当該プログラム命令は当該コンピュータシステムに、コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャする機能と、前記コンピュータを用いて、前記データが前記物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該データが当該閾値基準を満たしている場合、当該物品の識別を完了する機能と、前記物品を識別するための前記閾値基準を当該物品が満たしていることで前記識別が完了したことに応じて、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを判定する機能と、前記資産基準を満たしていることに応じて、前記資産についてのメタデータを収集する機能と、前記資産を前記データおよび前記メタデータと共にカタログ化する機能と、を実行させる。
本開示のさらに他の態様によれば、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は、プログラム命令を実装したコンピュータ可読記憶媒体を含む。当該プログラム命令はコンピュータによって実行可能であり、当該コンピュータに、コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャする機能と、前記コンピュータを用いて、前記データが前記物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該データが当該閾値基準を満たしている場合、当該物品の識別を完了する機能と、前記物品を識別するための前記閾値基準を当該物品が満たしていることで前記識別が完了したことに応じて、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを判定する機能と、前記資産基準を満たしていることに応じて、前記資産についてのメタデータを収集する機能と、前記資産を前記データおよび前記メタデータと共にカタログ化する機能と、を実行させる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は、以下に詳述する本発明の例示的な実施形態において明らかにされる。これらの実施形態は、添付の図面を参照して読むものとする。なお、図示の内容は、詳細な説明と併せて当業者による本発明の理解を促進すべく分かりやすくしているため、図面における種々の特徴は縮尺通りではない。図面の説明は次の通りである。
図1は、本開示の実施形態による、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのシステム、システム特徴またはシステムコンポーネントおよび方法の模式ブロック図である。 図2は、本開示の実施形態による、図1に示すシステムを用いて実行される、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するための方法を示すフローチャートである。 図3は、本開示の実施形態による、図1に示すシステムを用いて実行される、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するための他の方法を示すフローチャートである。 図4は、本開示の実施形態による、図3のフローチャートに示す方法の続きを示すフローチャートである。 図5は、各図に示す実施形態に関連する、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するための本開示の機能的特徴を教示することを目的とした、一連の工程および機能的方法の模式的な機能ブロック図である。 図6は、図1に示す1つ以上の複数のコンピュータまたは装置に部分的または全体的に組み込むことが可能でありかつ各図に示すシステムおよび方法と連携する、本開示の実施形態によるコンピュータシステムの模式ブロック図である。 図7は、バスにより相互接続されるシステムコンポーネントを示す模式的なシステムブロック図である。これらのコンポーネントのすべてまたは一部は、本開示の1つ以上の実施形態に従って、本開示の実施形態と共に使用される。 図8は、本開示の実施形態による、クラウドコンピューティング環境を示すブロック図である。 図9は、本開示の実施形態による、抽象化モデルレイヤを示すブロック図である。
添付図面を参照する以下の説明は、特許請求の範囲およびその均等物によって規定される本発明の例示的な実施形態に対する包括的な理解を支援するために提供される。以下の説明は、かかる理解を支援するための様々な具体的詳細を含むが、これらは単なる例示と見なすべきものであり、また明瞭さや簡潔さを図るものである。従って、当業者であれば認識できるように、本発明の範囲および要旨から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対して種々の変更および修正を行うことが可能である。また、周知の機能および構成の説明は省略する場合がある。
以下の説明および特許請求の範囲において使用される用語および語句は、辞書的な意味に限定されるものではなく、本発明の明瞭かつ一貫した理解を可能にするために使用されるに過ぎない。従って、当業者には明らかなように、以下で説明する本発明の例示的な実施形態は、例示のみを目的とするものであり、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって規定される本発明を限定することを目的としたものではない。
単数形「ある/1つの/一の(a)」、「ある/1つの/一の(an)」および「その/当該(the)」は、文脈上そうではないことが明記されていない限り、複数への言及を含む。従って、例えば、「あるコンポーネント表面」という言及は、文脈上そうではないことが明記されていない限り、1つまたは複数のかかる表面への言及を含む。
本明細書で用いられる「物品」は、価値(value)を有するあらゆるオブジェクトや物を含むことができる。価値は、金銭的価値、感情的(sentimental)価値またはその両方とすることができる。本明細書において、価値の高い(valuable)物品を資産と定義する。さらに、「目録」は、財産などの物品またはある場所における内容物のリストとして定義される「カタログ化」と同義で用いられる。メタデータを生成するプロセスは、これらの物品についての情報を表すことができる。かかる情報は例えば、当該物品を本、録音物または映像と定義することと、当該物品についての情報(作成者名、タイトル、日付など)を提供することとを含むことができる。また他の例として、方法およびシステムは、購入した物品を目録化することと、当該物品および当該物品についてのメタデータ(日付、製造者、モデル、シリアル番号、タイプ、製品番号、購入場所など)をカタログ化することとを含むことができる。
(実施形態)
図1および2を参照すると、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータ実装方法100は、本開示による実施形態を実施するための一連の動作ブロックを含む。本開示の実施形態による方法100は、ブロック104に示すように、コンピュータ30と、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品14のうち一の物品についてのデータ320(図5参照)をキャプチャすることを含む。同じくブロック104に示すように、データ320のキャプチャは、当該物品をカタログ324(図5参照)にカタログ化するために行う。かかるカタログ化およびカタログ324(図5参照)は、目録化および目録328または目録リストと呼ぶこともできる。カタログ324もしくは目録328(もしくは目録リスト)またはその両方は、履歴データ320としてコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。
データのキャプチャは、一の技術およびそれに対応する装置と通信して目録リストまたはカタログを実現および維持するための、システムコンピュータなどのコンピュータを含むことができる。かかる技術およびそれに対応する装置の例として、ビデオカメラ304(図5参照)を装置として使用可能なビデオフィードが挙げられる。ビデオカメラ304は、物品が場所20に入れられた際の映像をキャプチャしたり、当該場所(住宅やオフィスなど)における部屋22をスキャンしたりして、当該場所に新しい物品が存在するかを判定するために用いられる。例えばシステムは、テレビが当該場所に入れられたことを検出することができる。すなわち、テレビが当該場所に入れられたことを検出し、カタログまたは目録リストと比較して、当該テレビが当該カタログまたは目録リストに含まれていない場合に、当該テレビが新規の物品であると判定することができる。システムは物品そのものをキャプチャするだけでなく、型番やシリアル番号もキャプチャし、これらの追加情報またはメタデータを目録またはカタログに入力可能なように構成されてもよい。この点については後に詳述する。
さらに、図5を参照して方法およびシステムについて説明する。図5におけるシステムは機能システム300であり、本開示による実施形態のためのコンポーネントおよび動作を含む。機能システム300は、本開示の方法およびシステムについて説明する際に参照として用いられる。また、本開示の実施形態による機能システム300は、本明細書に記載の実施形態を示す機能的動作を表すものである。
例えば、図1に示すように、1つ以上の物品14が、複数の物品14を代表して図示される。1つ以上の装置25が、複数の装置25を代表して図示される。装置25は、コンピュータ30と通信する。コンピュータ30は場所20にあってもよいし、当該場所から遠隔にあってもよいし、モバイル装置(例えばユーザ12(図5参照)が所有するモバイル装置)の一部であってもよい。装置25は、データを収集するための1つ以上の技術に対応する。例えば、装置はビデオフィードまたはカメラ(例えば、カメラ304(図5参照))を含むことができる。コンピュータ30は、プロセッサ32および記憶媒体34を含む。記憶媒体34は、本開示の方法を実現するアプリケーション40を含むことができる。コンピュータ30はさらに、アプリケーション/ソフトウェアを実行するためのプロセッサ32を含む。コンピュータ30は、通信ネットワーク50と通信することができる。装置25も、通信ネットワーク50(例えばインターネット)と直接的にまたはコンピュータ30を介して通信することができ、データを収集したり、データまたは履歴データ320を記憶したりすることができる。
カタログ324または目録リスト328は履歴データ320として、コンピュータ30(例えば記憶媒体34)に記憶することができる。また、履歴データは例えばリモートサーバ(例えば記憶媒体73やデータベース76)にリモートで記憶することもできる。物品14は物理的な物品を含むことができ、さらに、クレジットカード口座または銀行口座へのコンピュータアクセスによりキャプチャ可能なデジタル物品を含むこともできる。この例では、以下でより詳しく説明するように、コンピュータは新たな購入物を検出し、資産として認識し、当該資産についてのさらなる情報やメタデータを検索することができる。目録もしくはカタログまたはその両方は資産の価値を評価するのに用いることができ、当該価値は累積的な評価、保険金請求または物品の交換に利用することができる。
引き続き図1および2を参照すると、ブロック108に示すように、方法100は、物品を識別312するための閾値基準314をデータが満たしているかを判定する。一例として、閾値基準は、物品をテレビやコンピュータなどとして明確に識別できるなど、物品の肯定的識別(positive identification)を行うことを含むことができる。ブロック112にあるように、方法が肯定的識別を行えない場合、例えば、物品が何であるかを決定できない、または当該物品を肯定的に識別できない場合、方法はブロック108に戻ることができる。他の例として、物品がテレビである確度など、推定的または確度を伴う識別について、確度閾値(probability threshold)を決定することができる。ブロック112に示すように、確度閾値を満たす場合、方法は例えば、物品を肯定的に識別できる可能性がそうではない可能性よりも高い、例えば、物品がテレビである可能性がそうではない可能性よりも高いと判定できる。閾値を満たすと判定した場合、方法はブロック116に進む。
ブロック116に示すように、方法100は、閾値基準を満たし物品を識別したことに応じて、資産316としてカタログ化するための資産基準(asset criteria)318を物品14が満たしているかを判定する。方法100は物品の識別後、当該物品が無視できる程度の価値であるか、あるいは目録化またはカタログ化のための物品であるか、すなわち、資産としてカタログ化または目録化するための資産基準を満たすか否か、つまりユーザにとって価値のある物品であるかを判定する。例えば、ユーザは価値のあるカテゴリーまたは具体的な物品を物品リストに入力することができ、方法はそれを資産基準の一部として比較照合に用い、物品が資産に分類すべきものであるかを判定することができる。他の例として、資産が最小値または特定値を有するか、あるいは、カタログ化対象の資産のタイプ(テレビ、コンピュータ、電化製品など)をリスト化した資産リスト内の物品と照合するか、を判定可能な資産基準を物品が満たすか否かを、方法によって判定することができる。
上述したように、方法は、物品の評価(valuation)および閾値資産価値(threshold asset value)を含む資産基準を含むことができる。例えば評価については、資産基準は、物品が特定の金銭的価値を有するか、あるいは他の例では、特定の金銭価値を超える価値を有するか、を判定する基準を含むことができる。他の例では、当該基準は、物品があるカテゴリー(電化製品や娯楽システム)の一部であるかを判定するものとすることができる。他の例では、複数のカテゴリーを資産に分類し、1つまたは複数の他のカテゴリーを非資産(食料雑貨、食品、生鮮品など)に分類することができる。
ブロック124に示すように、方法100は、資産基準を満たしていることに応じて、資産についてのメタデータ322(図5参照)を収集する。例えば、方法はビデオフィードを用いて、物品の識別的な特徴およびデータを検出することができる。一例として、電子機器の種類、型番、シリアル番号などが挙げられる。方法およびシステムは、購入履歴の確認のために請求記録や銀行口座にアクセスしたり、スマートフォン写真やスマートフォンによる購入履歴にアクセスしたりすることができる。一例として、ユーザはカタログ化を目的として、もしくはカタログ化のために物品に関連付けるメタデータとして、またはその両方のために、物品についての写真もしくは情報またはその両方をアップデートすることができる。他の例では、インターネットオブシングス(IoT)装置を用いて、物品/資産についての情報(モデルやシリアル番号など)を収集することができる。
ブロック128に示すように、方法100は、資産をデータおよびメタデータと共にカタログ化することを含む。例えば、識別された物品/資産はメタデータ、例えば当該資産についての追加情報、追加データまたはメタデータ330と共にカタログに入力することができる。
このように、本開示は、例えば資産の画像を用いて資産目録を自動的に構築する方法およびシステムを提供する。当該画像は例えばコード、シリアル番号、型番または製品番号を含むことができる。さらに、本開示の方法およびシステムは、資産についてのメタデータをカタログに投入することを含む。本開示の実施形態は収集したデータおよびメタデータを用いて資産を評価するのに使用できるが、カメラを使用してある場所における複数の時点間の比較を行い、変更を特定したり、固有の識別情報をキャプチャしたりすることができる。本開示の実施形態は、ブロックチェーン、領収書およびネットワークからデータを取り入れ収集し、物品/資産を識別することができる。本開示の実施形態はさらに、異なるソースから追加のメタデータをキャプチャしつつ、重複の可能性も特定することができる。本開示の実施形態はまた、物品を目録に継続的に追加したり目録から継続的に削除したりしないように、時間的影響(temporal impact)を用いることができる。
本開示の実施形態は、ブロックチェーン、レシピ、過去画像と比較される自動的なエリア画像(automated area image)、およびネットワーク装置への接続から得られる複数のフィードを用いて、目録の一部として追跡すべき資産を識別することを含む。複数のソースからロードされた資産を識別することで、資産の重複カウントの可能性を回避することができる。識別用データを用いて、資産の評価に使用可能な追加情報を含んだ共用または私用レポジトリを参照することにより、利用可能なメタデータを補完することができる。
本発明による方法の1つのメリットは、将来の参照用に資産をカタログ化することである。これは、資産を個別にまたは全体として評価することを含むことができる。かかる評価は、保険目的(保険会社に対して、評価用に正確な目録を提供するなど)、エステートセール時の財産販売目的、物品の販売のために不動産もしくは不動産の一部の価値を評価する目的、または、不動産(個人の物件)における資産のすべてもしくは一部の価値を評価する目的に用いることができる。
一例として、閾値基準は、物品を識別すること含むことができる。例えば、物品を識別することで、(1つまたは複数の)閾値基準を満たすことができる。したがって、一例として、(1つまたは複数の)閾値基準は、物品を識別することに応じて満たされる。
他の例として、(1つまたは複数の)閾値基準は、物品を識別する確度の閾値を含むことができる。そして、当該確度閾値が満たされたことに基づき(1つまたは複数の)閾値基準が満たされたことに応じて、物品を識別できる。例えば、本開示の方法およびシステムは、物品を識別する確度がそうでない場合よりも高い、すなわち50%超の確度であると判定することができる。例えば、物品がコンピュータモニタではなくテレビとして識別される可能性が高いと判定し、それに応じて(1つまたは複数の)閾値基準が満たされたと判定する。そして、物品は、例えばテレビとして識別または肯定的に識別されたことが示される。
他の例として、本開示による方法は、通信ネットワークを用いてデータおよびメタデータを検索し収集することを含むことができる。当該メタデータは、当該データ、したがって物品についての追加情報を含むことができる。
他の例として、データおよびメタデータを検索し収集することは、アーカイブデータを検索することを含む。アーカイブデータは例えば、少なくとも部分的には、本開示の方法によるアクセスのために記憶された物品および資産についてのデータおよびメタデータとすることができる。かかるデータは、本開示の方法およびシステムにより識別された1つ以上の物品についての情報を含むことができる。
一例として、本発明による方法およびシステムは、識別された物品/資産についてのブロックチェーンを閲覧し、当該識別された物品/資産についてのメタデータを収集することを含むことができる。
他の例として、データは、複数の技術およびそれに対応する装置として、ビデオフィード、写真、キーボード入力または音声コマンドによるオーディオ入力を含む手動入力からなるグループから選択されるデータ入力を含むことができる。
請求項1に記載の方法において、複数の技術およびそれに対応する装置は、ビデオフィード、カメラ、ネットワークログインを用いたネットワーク目録、IoTを用いたネットワーク目録、および電子化された購入履歴からなるグループから選択される。例えば、技術はビデオフィードを含むことができ、それに対応する装置は1つ以上のカメラを含むことができる。他の例として、技術は装置間の通信を含むことができ、それに対応する装置は1つ以上のIoT装置を含むことができる。かかる通信や、データおよびメタデータの検索と収集は、インターネットの使用を含むことができる。他の例として、ユーザによる手動入力の結果として追加のデータを発見、収集することができ、ユーザは製品情報などのデータを入力し、もしくはレシピをアップロードし、またはその両方を行うことができる。
他の例として、本開示によるシステムおよび方法は、コンピュータを用いて、物品および資産についてのデータおよびメタデータをコンピュータ可読記憶媒体に記憶することを含むことができる。一例として、コンピュータ記憶媒体はディレクトリサーバなどのサーバ、例えばローカルサーバ、リモートサーバまたはデータベース76を含むことができる。
一例として、方法は、閾値基準を満たしていないことに応じて、他のキャプチャ技術を開始することを含むことができる。例えば、ある物品の識別が完了していない、またはいかなる識別も完了していないことに応じて、方法は他の、または追加のデータキャプチャ技術を開始することができる。かかる追加のキャプチャ技術は、追加のカメラもしくはビデオフィード、他のスキャニング技術、保存済みデータ、電子クレジットカードの請求書もしくは銀行取引明細書、またはIoT装置を含むことができる。一例として、方法は、データが閾値基準を満たしていないことに応じて、資産についてのデータをキャプチャするための他のキャプチャ技術を開始することを含む。一例として、閾値基準を満たさないことは、物品を識別できないことを含む。
一例として、方法は、物品を識別するための閾値基準をデータが満たすまで、他のキャプチャ技術を繰り返し用いることを含むことができる。
他の例として、物品もしくは資産またはその両方は、物理的なものもしくはデジタルなものまたはその両方とすることができる。例えば、物理的物品/資産は、電子物品(コンピュータやテレビなど)またはスマートデバイスを含むことができる。デジタル物品は、ソフトウェアもしくはアプリケーションまたはその両方を含むことができる。物品がオンライン上にあり、ネットワークを介してデジタル物品/リソースにアクセスした際にかかるデジタル物品を検知することが可能であるか、もしくはデジタルダウンロードを検出し、識別することが可能であるか、またはその両方が可能である。また、デジタル物品についてのデジタルデータ/情報(電子領収書や請求書など)にアクセスすることで物品を検出することができる。
他の例として、方法はさらに、識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することと、現在カタログ化されている識別された物品にメタデータを追加することと、を含むことができる。他の例として、方法はさらに、識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することと、識別された物品が現在カタログ化されていることに応じて、当該識別された物品を追加するか否かを決定することと、を含むことができる。
他の例として、カタログ化された資産のデータおよびメタデータを用いて、資産の価値を評価することができる。他の例として、方法は、識別された資産/物品についてのカタログ化されたデータおよびメタデータを、識別された資産が所定の場所に存在しない場合に当該資産の位置を特定するための追跡データベース(tracking database)に提供することを含むことができる。
他の例として、方法は、所定の場所に入れられた物品を検出することと、物品を識別したことに応じて、当該物品が閾値を満たしているか否かを判定することにより、当該物品が資産基準を満たしており、よって資産であるか否かを判定することと、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしていると判定したことに応じて、メタデータの収集を開始することと、を含むことができる。
他の例として、閾値は、物品が最小値を満たしているか否かを判定することを含むことができる。そして、物品が最小値を満たしているか否かを判定することは、資産基準を満たす物品についての物品カテゴリーのリストを確認することを含む。方法はさらに、コンピュータにてユーザから当該リストを受信することと、物品が当該リスト内の一のカテゴリーに一致していることに応じて、当該物品を資産としてカタログ化もしくはラベリング、またはその両方を行うことと、を含むことができる。一例として、物品についての資産基準は、当該物品に対する最小値を評価することを含むことができる。一例として、物品に対する最小値は、感情的価値または金銭的価値とすることができる。例えば、金銭的価値は評価可能であり、感情的価値はユーザによって入力可能である。
一例として、方法は、識別された資産をカタログ化する前に、当該資産を含む通信(communication)をユーザに送信することと、当該識別された資産をカタログ化する許可を当該ユーザから得ることと、を含むことができる。他の例として、方法は、識別された資産を含む通信をユーザに送信することと、当該識別された資産についてのメタデータとしての入力をカタログに登録または追加する通知を、ユーザから受信することと、を含むことができる。さらなる例として、方法は、第1の識別された資産について、借用物または一時的な資産であることの入力をカタログに登録または追加する通知を、ユーザから受信することを含むことができる。
(他の実施形態)
図1、3、4に、本開示による一の実施形態における、ある場所もしくは物件における物品もしくは資産、もしくは所定の所有者が存在する物品もしくは資産、またはその両方を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータ実装方法200を示す。この方法は、ブロック202に示すように、所定の場所に存在する物品もしくは所定の所有者が存在する物品またはその両方の履歴データベースにデータを投入し維持することを含む。一例として、履歴データベースはデータベース76を含むことができる。データベース76には、1つ以上の場所に存在する物品および資産、もしくは1人以上の所有者の所有物であると規定される物品および資産、またはその両方の履歴データを投入することができる。例えば、物品は、ある場所に所在もしくは位置するか、または特定の人物によって所有もしくは保有される資産として定義することができる。一例として、所有者は物品および資産を複数の場所で保持することができ、かかる資産の目録化は、複数のソース/場所から当該資産に関する情報を収集することと、当該情報または資産データを履歴データベースに保存することと、を含むことができる。
ブロック204に示すように、方法は、コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャする。一例として、方法およびシステムは所定の場所に入れられた物品を検出することができる。
ブロック208に示すように、方法200は、データが物品の識別のための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該閾値基準を満たすことにより物品が識別された場合、物品の識別を完了する。一例として、データが物品の識別のための閾値基準を満たしている場合、物品が識別される。すなわち、この識別を物品の肯定的識別と呼ぶことができる。これに続けて、方法は、通信ネットワークを用いて追加のデータおよびメタデータを検索し、収集することができる。
ブロック212に示すように、方法は、物品の識別を達成(achieve)することを含む。一例として、閾値基準は、物品の識別を達成することを含むことができる。例えば、ビデオフィードの解像度が、物品の識別を完了させるには不足している場合がある。そのため、識別が達成されず、閾値基準が満たされない。他の例として、閾値基準は、ビデオフィードまたは写真の解像度のレベルを含むことができる。他の例として、閾値基準は、物品の識別の信頼度(level of confidence)を含むことができる。例えば、信頼度が50%超である場合(すなわち、物品を識別できる可能性がそうではない可能性よりも高い場合)、物品が肯定的に識別され、閾値基準を満たすことができる。
ブロック216に示すように、方法は、閾値基準を満たしていないことに応じて、他のキャプチャ技術を開始することを含む。例えば、閾値基準を満たしていない場合、例えば方法およびシステムによって物品を識別できない場合、物品を識別するために1つ以上のキャプチャ技術を開始してよい。例えば、他のビデオフィードもしくは写真投稿またはその両方を開始することができる。他の例として、購入履歴、クレジットカード履歴、銀行口座履歴などのデータの取得を開始することができる。これらの履歴を用いて、物品を購入物品であると識別することができる。他の例として、データが閾値基準を満たしていないことに応じて、追加のキャプチャ技術を開始することができる。
ブロック220に示すように、方法は、データが資産についての閾値基準を満たすまで、他のキャプチャ技術を繰り返し用いることを含む。例えば、物品についての閾値基準を満たし物品が識別されるまで、すなわち、物品の肯定的な識別が達成されるまで、他のキャプチャ技術を開始するか、もしくはキャプチャ技術を再開始するか、その両方を行う。
ブロック224に示すように、方法は、閾値基準を満たし物品を識別したことに応じて、当該物品が資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているかを判定する。例えば、物品が識別された後、すなわち、物品が閾値基準を満たし肯定的な識別が達成された後、方法はそれに続けて、識別された当該物品が資産基準を満たしているかを判定することができる。例えば、資産基準は、物品が一定値または最小値を満たしているか、すなわち、一般的な家庭用品よりも価値のあるものであるかを判定することを含むことができる。あるいは、他の例として、資産基準は、物品が一般的な家庭用品ではないかどうかを判定することを含むことができ、従って、当該物品が金銭的価値または感情的価値を有するものであるため、資産として定義しカタログ化すべきものであると結論付けることができる。このように、一例として方法は、物品を識別したことに応じて、当該物品が閾値を満たしているか否かを判定することにより、当該物品が資産基準を満たしており、よって資産であるか否かを判定することを含む。
ブロック228に示すように、方法は、資産としてカタログ化するための資産基準を物品が満たしていると判定したことに応じて、メタデータの収集を開始することを含む。
ブロック232に示すように、方法は、資産基準を満たしていることに応じて、資産についてのメタデータを収集することを含む。例えば、方法は、通信ネットワークを用いてデータおよびメタデータを検索し収集することができる。メタデータは例えば、当該データについてのデータを含むことができ、例えば、識別された物品についての領収書、型番またはシリアル番号を含むことができる。
ブロック236に示すように、方法は、資産をデータおよびメタデータと共にカタログ化することを含む。カタログは例えば、物品、すなわち物品の識別(例えばフラットスクリーンテレビ)を含むことができる。カタログはさらに、物品についてのデータおよびメタデータ(例えばフラットスクリーンテレビとその寸法)を含むことができ、メタデータは型番やシリアル番号などを含むことができる。
ブロック240に示すように、方法は、識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することを含む。方法は例えば、物品についてカタログ化もしくは目録化またはその両方が行われているかを判定することができるだけでなく、識別された物品についてカタログまたは目録を確認することもできる。一例として、物品または資産をある場所における一の部屋から他の部屋に移動したり、敷地外に出したり、敷地内に戻したりする場合がある。かかる状況において、方法は、当該物品がすでにカタログ化されているかを確認することができる。物品がすでにカタログ化されている場合において、入手可能な追加のメタデータがある場合、物品を二重に目録登録することなくメタデータを追加することができる。ブロック244に示すように、方法は、現在カタログ化されている識別された物品にメタデータを追加することを含むことができる。
ブロック248に示すように、方法は、物品の重複を検出したことに応じて、ユーザと通信して物品を追加するかどうか質問することを含むことができる。例えば、物品の重複を検出した場合、すなわち、物品が識別され、すでにカタログ内に存在することが認識された場合、方法は、ユーザと通信して、検出された物品がすでにカタログ内に存在することを通知し、ユーザに対して動作の許可を求める。動作は例えば、当該物品をカタログに入力する、または当該識別された物品に対して何も行わないことを含むことができる。通信には通信ネットワークを用いることができ、テキストやEメールなどの電子的通信とすることができる。方法およびシステムは、ユーザから動作を完了させる許可を受信する。他の例として、方法およびシステムは、カタログ内に存在することがすでに検出されている物品を識別した場合に、当該物品を追加するかをユーザに質問する通信を生成する。そして、方法およびシステムは、当該質問に応答したユーザから、当該識別された物品を別個の物品として追加する、または当該物品を(カタログ化済みであるとして)無視する許可を受信する。
方法は、識別された資産/物品についてのカタログ化されたデータおよびメタデータを、識別された資産が所定の場所に存在しない場合に当該資産の位置を特定するための追跡データベースに提供することを含むことができる。例えば、追跡データベースは履歴データと関連付けることができ、履歴データを追跡データベースに提供することにより、不足している資産の位置を特定する。
一例として、閾値は、物品が最小値を満たしているか否かを判定することを含み、当該値は金銭的価値もしくは感情的価値またはその両方とすることができる。一例として、物品が最小値を満たしているか否かを判定することは、資産基準を満たす物品についての物品カテゴリーのリストを確認することを含むことができ、さらに、コンピュータにてユーザから当該リストを受信することを含むことができる。方法はさらに、物品が当該リスト内の一のカテゴリーに一致することに応じて、当該物品を資産としてカタログ化(またはラベリング)することを含むことができる。一例として、物品についての資産基準は、当該物品に対する最小値を評価することを含むことができる。例えば、物品に関連付けられるかまたは付与される最小値は、感情的価値もしくは金銭的価値またはその両方とすることができる。
方法は、識別された資産をカタログ化する前に、当該資産を含む通信をユーザに送信することを含むことができる。当該通信はEメールやテキストメッセージなどの電子メッセージとすることができ、識別された資産をメッセージに含むことができる。方法は、識別された資産をカタログ化する許可をユーザから受信することを含むことができる。例えば、ユーザは通信に返信し、資産のカタログ化を許可することができる。他の例として、ユーザは通信に返信し、資産のカタログ化を拒否することができる。これは例えば、ユーザにとって当該資産の価値がほとんどなかったり、重複であったり、カタログ化の対象とする資産ではなかったり(例えば、借用資産であるなど)する場合である。
他の例として、ユーザとの通信によって借用物であると識別された資産、または、方法およびシステムによって、ある場所を訪れた訪問者によって当該場所に持ち込まれた物品もしくは当該訪問者の所有物であると判定された物品は、借用物または一時的な資産としてカタログ化することができる。
他の例として、方法は、識別された資産を含む通信をユーザに送信することと、当該識別された資産についてのメタデータとしての入力をカタログに登録または追加する通知を、ユーザから受信することと、を含むことができる。一例として、識別された資産は借用物または一時的な資産として登録することができる。識別された資産は、上述したように、借用物または一時的な資産として登録することができる。
一例として、ユーザはアカウントを登録することができる。アカウントは、登録もしくはアカウントデータ82または両方の一部として、1つ以上のプロフィール83を含むことができる。登録は、個人データを有する各ユーザについてのプロフィールを含むことができる。ユーザは例えば、自身のコンピュータおよびグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を介して、ウェブサイトを用いて登録することができる。登録またはアカウントデータ82は、各ユーザのアカウント81についてのプロフィール83を含むことができる。かかるアカウントは制御システム70に記憶することができる。制御システム70はさらに、データ記憶用のデータベース76を含むことができる。
図3および4に示す方法200の動作ブロックは、図2に示す動作ブロックと同様でよい。図3および4に示す方法は、本開示において先に図示および説明した態様/動作を含み得る他の例示的な実施形態であることが意図される。
(さらなる実施形態)
本開示による実施形態は、ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのシステムおよび方法を含むことができる。本開示のシステムおよび方法は、資産が評価できるように資産を目録化することを含む。システムおよび方法は、資産を識別して目録システムに入力するために物品および資産を自動的にキャプチャすることと、資産の識別後、当該資産についての情報をキャプチャし収集することと、を含むことができる。かかる情報は例えば、メーカ、モデル、タイプ、サイズ、シリアル番号、製品番号などを含むことができる。また、かかる情報は資産の評価に用いることができる。
本開示によるシステムおよび方法は、物理的資産を含む資産を目録化しつつ、当該資産の評価に役立つ当該資産についての重要なメタデータをキャプチャする方法を含む。人間による手動入力を必要とすることなく、複数の入力を自動的に得ることができ、ビデオフィードの分析、高価物品の固有識別子のキャプチャ、ブロックチェーンやクレジットカード請求の監視、およびローカルネットワーク上の物品の電子キャプチャを通じて、目録を作成することができる。また、QRコードやその他の識別特徴をスキャンすることにより、資産についてのメタデータを能動的にローディングすることができる。物品のキャプチャ後、これらのフィードによって当該物品についてのメタデータも記録することができる。
一例として、本開示によるシステムおよび方法は、例えば、能動的にスキャンされた新規の目録物品の画像分析、新規の資産を有するブロックチェーンへのアクセス、新規の物品の手動スキャン(例えばQRコードやバーコード)、ネットワークにリンクされた資産の識別、ある場所の異なる時点間での画像の比較による追加および削除、およびそれらをカタログまたはウェブページと比較することによる製品(例えば特定のテレビ)の識別などを介して、物理的資産もしくはそれぞれのメタデータまたはその両方の目録を受動的に更新することができる。目録は、資産がいつ追加または除去されたかの確実な(irrefutable)証拠を保存するために、ブロックチェーンに保存することができる。本開示は、目録をキャプチャする新規な方法を提供する。他の実施形態において、本開示は、保険会社または警察への届け出のために紛失または盗難に遭った物品のリストを生成すると共に、資産が紛失したと判断される時点を特定するのに用いることができる。ユニークな物品については、その所有が不適切に善意の当事者に譲渡されていないか、資産の処分についても追跡することができる。
一例として、方法は、物品を固有のシリアル番号識別子と共にキャプチャし、目録を更新することを含むことができる。かかる方法は、カメラを用いて、画像分析によりシリアル番号の画像をキャプチャすることを含むことができる。カメラは、ソフトウェアアプリケーションとして実現される当該方法のためのシステムまたは制御システムに、シリアル番号を送信することができる。システムは、当該物品についてのメタデータをカタログで調べることができる。方法は、ブロックチェーンを閲覧することにより、個人に譲渡された資産、または個人から譲渡された資産を識別することを含むことができる。ブロックチェーンから得られる情報により、物品についての所有者およびメタデータを更新することができる。かかる方法は、より高価値の物品(自動車など)に用いることができる。
一例として、本開示による方法は、画像分析により資産の追加/除去を特定することができ、前後の画像を比較することを含むことができる。画像間の差異を特定することができ、新たな物品または除去された物品の画像をシステムに送信することができる。画像の目録に基づき、システムは追加または除去された物品を識別することができ、また適切なメタデータを含む目録を更新することができる。方法は、コードのスキャンを通じて固有識別子を能動的または受動的にキャプチャして、目録を更新することができる。1つ以上カメラにより、バーコードまたはQRコード(例えば自動車の車両識別番号(VIN))の画像をキャプチャすることができる。システムは、コード(例えばVIN)を用いて識別子を認識することができる。システムはその識別子を用いて、共用/私用カタログから資産メタデータ(ブランド、メーカ、年式、自動車の場合は車両事故報告など)を調べることができる。方法は、ネットワーク接続された資産についてはネットワーク接続(network connectivity)のスキャンを通じて、固有識別子を能動的または受動的にキャプチャすることができる。システムはWiFi(登録商標)ネットワークをスキャンして、接続された装置の識別子、例えばMAC(Media Access Control)アドレスを発見することができる。システムはその識別子を用いて、共用/私用カタログからアセットメタデータを調べることができる。
他の例として、本開示による方法およびシステムは、ユーザがスマートフォンを用いてダイヤを見たり写真を撮ったりした際に、ダイヤの指輪の購入など、物品の相互参照を行うことができる。システムは、物品についてのメタデータ(例えばダイヤの場合は品質、透明度、サイズ、色など)を入力することができる。他の例として、自動車の購入の場合、システムは自動車メーカのブロックチェーンを用いることにより、いかなる対話も必要とすることなくユーザの資産に自動車を追加することができる。他の例として、ユーザが新たなスマートフォンを購入し、当該スマートフォンがネットワーク上で認識された際に、システムはネットワークを用いて国際携帯機器識別番号(IMEI:International Mobile Equipment Identity)をキャプチャし、当該スマートフォンのブランドおよびモデルをキャプチャする。システムは、ユーザに対して当該スマートフォンの購入についての認証を求めることができる。他の例として、システムは、ユーザが購入した物品を認識し、領収書から得られるメタデータと共に目録に追加することができる。かかる領収書の情報は、クレジットカード入力やスマートフォンの写真から収集することができる。他の例として、住宅内のカメラが前回スキャン時からの画像の変化を検出し、キャプチャすることができ、画像分析を用いて物品を識別し、目録に追加することができる。このように、本開示の方法およびシステムは、複数のフィードを分析して信頼度の高い目録ソースを生成することにより、個人が所有する物品の目録を受動的に生成または補完する方法を含む。
本開示の方法およびシステムは、ある場所における物品(例えば物理的な物品)の目録を管理する、コンピュータにより実行される方法を含む。方法およびシステムは、目録の記憶場所を生成することと、当該目録を更新可能な装置および場所を登録することと、を含む。方法およびシステムはさらに、目録に対する変更を特定することと、目録の変更を確かな場所に記憶することと、を含む。記憶場所は、ブロックチェーンとすることができる。、目録の変更を特定する上で、装置およびデータベースへのアクセスを用いることができる。方法およびシステムは、固有シリアル番号をスキャンして取り込むことにより変更を特定することと、当該固有シリアル番号に基づきメタデータをキャプチャすることと、を含むことができる。他の例として、方法およびシステムは、別のブロックチェーンを閲覧して、資産に対する変更を特定することを含むことができる。方法およびシステムは、IoT装置を活用して、目録を記憶する場所の画像をキャプチャすることを含むことができる。他の例として、方法およびシステムは、タイムスタンプを用いて、ある時点の目録と新規の画像とを、当該画像の認知解析を通じて比較することを含むことができる。他の例として、方法およびシステムは、参照データベースを検索して、画像比較に基づき、追加または除去された目録物品を特定することを含むことができる。他の例として、強調表示された(highlighted)目録の差異に基づき、人物によって目録を修正することができる。他の例として、ネットワークへの接続を介して識別された資産に基づき、目録を追加することができる。さらに他の例として、ブロックチェーンを活用して目録に対する修正を記憶することができる。
本開示の方法およびシステムによる一例として、購入、贈与、相続によって、物品の保管権(custody)を手放していない他の個人によって、または借用によって、物品がある場所に持ち込まれる場合がある。物理的資産を含む資産は、住宅の中にあるが他者の保管下にある物品を除いて、追跡することができる。借用物は、当該借用物の保管権に付随する責任に基づき、他者の保管下に置きつつ、リスト化することができる。
他の例として、本発明によれば、個人または組織は、目録に記憶する対象から一部の物品を除外することができる。例えば、価値の低い物品(例えば、ボックスティッシュなどの一般的な家庭用品)または食料(例えば、シリアル)などの消耗品については拒否または除外することができる。他の例として、一時的な物品(例えば、一過性のものであり正式な目録の一部ではない物品)または所定の除外リストに含まれる物品については拒否または除外することができる。物品は、除外されない限り、家具や衣類を含むことができる。かかる物品についての完全な目録を追跡することで、正味財産(net worth)や保険適格性(insurability)の評価に用いることができる。
他の例として、物品がある場所(住宅など)に持ち込まれた際に、キャプチャおよびカタログ化対象の資産として確認されていない物品が含まれている可能性がある。これらの物品は確認なしでシステムによってキャプチャし、カタログ化することができる。そして、これらの物品は後に、例えばユーザインタフェースを介して、目録に含めるべき物品であることを承認することができる。
他の例として、重複カウントを防止するために、複数の暗黙的(silent)な方法間での調整(reconciling)を決定し、実行することができる。一例として、メタデータ内で競合(conflict)が発生する場合、信頼できるソースからの公正証書を、他の認証方法よりも優先するように構成することができる。WiFiにより識別された装置を、ブロックチェーンよりも優先することができる。メーカからのブロックチェーンを、画像データよりも優先することができる。他の例として、型番/シリアル番号を含む画像を、領収書よりも優先することができる。領収書を、一般的な画像(generic image)よりも優先することができる。画像を、手動で入力されたデータよりも優先することができる。
一例として、本開示はシステムの機能(capabilities)の範囲内でデータをキャプチャすることができる。例えば、本開示による方法およびシステムは、ブロックチェーンを特定して高価値物品(例えば自動車や宝石)を監視することができる。新規の購入品を特定するために、クレジットカードの領収書、オンラインでの購入履歴またはその他の活動へのアクセスを提供することができる。所定の監視用ジオフェンス(geo-fence)内における画像分析のために、IoTカメラへのアクセスを提供することができる。さらに、ネットワークに接続された装置を特定するために、WiFiルータへのアクセスを提供することができる。
他の例として、本開示の実施形態は、目録を更新する権限を有する個人によるバーコードのスキャンや手動での追加または削除の入力のために、安全なユーザインタフェースを提供することを含むことができる。さらに、当該ユーザインタフェースは、二重カウントの可能性のある物品や、システムが識別できない物品を調整するのに用いることができる。これらの識別できない物品は、同様の物品を将来スキャンするときのために訓練データ(training data)として使用可能である。目録に対して最後に行われた変更を表すブロックチェーンを閲覧する権限を有する個人または組織に対して、目録へのアクセスを提供することができる。他の例として、システムによるブロックチェーンへの追加を有効にすることができる。
一例として、固有のシリアル番号を有する物品を識別する方法は、固有のシリアル番号を有する物品についての情報をシステムにロードすることを含むことができる。この情報を用いて、当該物品についてのメタデータを補完し、価値の決定を容易にすることができる。ダイヤのシリアル番号や自動車の車両識別番号は、シリアル番号を介したロードが可能な物品の例である。他の例として、ユーザは物品の写真を撮影することができる(写真は、物品を識別するのに役立ち、また物品の状態を示すものであるため、ブロックチェーンに記憶することができる)。他の例として、ユーザはシリアル番号の写真を撮影することができ、あるいはデータをシステムにロードすることができる。画像分析により、メタデータを取得するために相互参照すべきソースを決定することができる(例えば、自動車の写真は、ダイヤのデータベースやブロックチェーンを相互参照することはない)。相互参照が見つからない場合、シリアル番号はメタデータに使用されないが、画像分析やその他のソース(例えば、領収書やタイプ/モデル)は使用できる。物品が見つかった場合、システムは当該アイテムがロードされているかを確認できると共に、物品記録に追加の情報を付加するか、または物品記録がない場合は新たな記録を作成することができる。物品の識別が十分な信頼度ではないとシステムが認識した場合、システムはユーザに対して、当該物品が、一致する可能性のある複数の物品の内の1つであるかの検証を求める。かかる技術は、メタデータが物品の状態に関する既存のメタデータと競合している場合にも用いることができる。
他の例として、本開示による方法およびシステムは、ブロックチェーンを閲覧して、ユーザに譲渡された資産またはユーザから譲渡された資産を識別することができる。資産が譲渡されたことを示す外部記録(outside record)がある場合、物品を更新することができる。登録されたブロックチェーンをスキャンして、物品の所有権の個人への、または個人からの譲渡に関する更新を確認することができる。物品が見つかった場合、システムは当該物品がロードされているかを確認することができ、ロードされている場合、システムは物品記録に追加情報を付加することができる。物品が見つからない場合、システムは新たな記録を作成することができる。十分な信頼度ではない場合、システムはユーザに対して、当該物品が、一致する可能性のある複数の物品の内の1つであるか、または、メタデータが物品の状態に関する既存のメタデータと競合しているかの検証を求めることができる。登録されたブロックチェーンをスキャンして、個人に関連する物品について、物品の状態変更に関する更新を確認することができる(例えば、保険のブロックチェーンにおいて、自動車が事故に遭ったり、自動車に物品が追加されていたりしたことが示されている)。物品が見つかった場合、システムは当該物品がロードされているかを確認する。ロードされている場合、システムは物品記録に追加情報を付加することができる。ロードされていない場合、システムは新たな記録を作成することができる。十分な信頼度ではない場合、システムはユーザに対して、当該物品が、一致する可能性のある複数の物品の内の1つであるか、または、メタデータが物品の状態に関する既存のメタデータと競合しているかの検証を求める。
他の例として、方法およびシステムは、画像分析を用いて資産の追加または除去を特定することができる。目録に対する変更を特定するにあたり、時間と値の制限(temporal and value limits)を用いることができる。一例として、前後の画像を比較し、画像間の差異を用いて追加または削除を特定することができる。追加の物品は除外制限(exclusion limits)と比較され、ロードすべきであるかどうかが判断される。物品が除外リスト(exclusion list)に含まれている場合、当該物品についての比較を停止することができる。追加の物品は、時間的制限(temporal limits)と比較することができる。物品が時間的制限下にある場合、時間的制限を満たす適切な画像と比較するか、一時的なステージングデータベース(staging database)に適切な時間だけ記憶することができる。物品が変更基準(change criteria)を満たす場合、目録を更新することができる。目録記録には画像をロードすることができ、必要に応じて、画像をウェブサイトと相互参照し、物品を識別することができる。変更が特定できない場合、物品をレビューキューに入れることができ、ユーザまたは承認者に対して調整を求める通知を行うことができる。
他の例として、方法およびシステムは、固有識別子を能動的または受動的にキャプチャすることができる。当該固有識別子を用いて、固有識別子(例えばテレビの型番/シリアル番号)を含んだ画像を有する物品、または固有識別子(例えばクレジットカードの領収書や請求書)を有するシステムから入力された物品を識別することができる。システムは、バーコード画像をキャプチャして、物品を識別することができる。システムは、システムにリンクしたフィード(例えば、クレジットカード)から固有識別子についての情報をキャプチャすることができる。物品が除外リストに含まれている場合、当該物品は無視することができる。システムは、製品カテゴリーに関連する共用/私用ソースから追加のデータを調べることができる。また、システムは、提供された情報を用いて、目録に記憶するための追加のメタデータを収集することができる。物品が見つからない場合、レビューキューに入れられる。システムは、物品がロード済みであり目録の更新が必要であるかどうかを判定することができる。
他の例として、システムおよび方法は、スキャンネットワーク(scanning network)を介して固有識別子をキャプチャし、接続に基づき当該ネットワークに対する追加/削除を特定することができる。時間的制限を用いて、他の人物の所有物である可能性が高い物品を識別することができる。システムは、WiFiネットワークを用いて、接続している装置の識別子(例えばMACアドレス)を発見することができる。システムは、共用/私用カタログのメタデータ(例えば電話のブランドおよびモデル)を介して資産を調べることができる。システムは、物品が十分な時間ネットワーク上に存在していたかを判定することができる。物品がネットワーク上に存在していた場合、目録に追加することができる。ネットワーク上に存在していなかった場合、ユーザに提示して、目録の一部とするか除外するかの検証を求めることができる。目録の更新が必要な場合、目録を更新するための使用ルール(use rules)を実装することができる。他の実施形態において、限られた時間内で目録の十分な削除が行われる場合、これはユーザによって開始するか、またはユーザに提示された質問に応じて行うことができる。
本開示の実施形態は、収集したデータおよびメタデータを用いて資産を評価するのに用いることができるが、カメラを使用してある場所における複数の時点間の比較を行い、変更を特定したり、固有識別情報をキャプチャしたりすることができる。本開示の実施形態は、ブロックチェーン、領収書およびネットワークからデータを取り入れ収集し、物品を識別することができる。本開示の実施形態はさらに、異なるソースから追加のメタデータをキャプチャしつつ、重複の可能性も特定することができる。本開示の実施形態はまた、物品を目録に継続的に追加したり目録から継続的に削除したりしないように、時間的影響を用いる。
本開示の実施形態は、ブロックチェーン、レシピ、過去画像と比較される自動的なエリア画像、ネットワーク装置への接続から得られる複数のフィードを用いて、目録の一部として追跡すべき資産を特定する。複数のソースからロードされた資産を識別することで、資産の重複カウントの可能性を回避することができる。識別用データを用いて、資産の評価に使用可能な追加情報を含んだ共用または私用レポジトリを参照することにより、利用可能なメタデータを補完することができる。
例えばユーザに関連するプロフィールデータを含むアカウントデータや、(私用または他の)あらゆるデータを収集して、例えば制御システム70に記憶することができる。なお、かかるデータの収集はユーザの理解および同意の下で行われ、以下で詳述するようにプライバシーを保護するように記憶される。かかるデータは、個人データおよび、個人の物品に関するデータを含むことができる。
一例として、ユーザは制御システム70上に、ユーザプロフィール83を含むアカウント81の登録82を行うことができる。これについては以下で詳述する。例えば、上述した技術(例えばカメラ)を用いてデータを収集することができ、ユーザによってデータをユーザプロフィールにアップロードすることができる。
(さらなる実施形態)
図1および2に示す本開示の実施形態において、コンピュータはリモートコンピュータまたはリモートサーバ、例えばリモートサーバ1100(図6)の一部とすることができる。他の例として、コンピュータ72は制御システム70の一部として、本開示の機能を実行することができる。他の実施形態において、コンピュータはモバイル装置の一部として、本開示の機能を実行することができる。さらに他の実施形態において、本開示の機能の実行の一部を、制御システムのコンピュータとモバイル装置のコンピュータとで共有することができる。例えば、制御システムのコンピュータが、本開示を実現するプログラムのバックエンドとして機能し、モバイル装置のコンピュータが、当該プログラムのフロントエンドとして機能する。
コンピュータはモバイル装置、または当該モバイル装置と通信するリモートコンピュータの一部とすることができる。他の例として、モバイル装置とリモートコンピュータが協働し、本開示の方法の特徴を実行するための記憶されたプログラムコードまたは命令を用いて、本開示の方法を実施することができる。一例として、モバイル装置は、プロセッサ32と記憶媒体34とを有するコンピュータ30を含むことができる。記憶媒体34は、アプリケーション40を記憶する。アプリケーション40は、プロセッサ32により本開示の特徴を実行するためのプログラム命令を含むことができる。他の例として、モバイル装置のアプリケーションまたはコンピュータソフトウェアは、ソフトウェアアプリケーションのフロントエンドが実行可能な、本開示の方法の特徴を組み込んだプログラム命令を含むことができる。一方で、制御システム70のコンピュータ72に記憶された、ソフトウェアプリケーションのバックエンドプログラム74は、モバイル装置のコンピュータと通信し、本開示の他の特徴を実行する。制御システム70と、モバイル装置またはコンピュータ30とは、通信ネットワーク50(例えばインターネット)を介して通信することができる。
したがって、本開示の実施形態による方法100は、電子記憶媒体34に記憶された1つ以上のコンピュータプログラムまたはアプリケーション40に組み込むことができ、モバイル装置上のコンピュータの一部としてのプロセッサ32によって実行することができる。例えば、モバイル装置は制御システム70と通信することができる。また他の例として、ビデオフィード装置などの装置が制御システム70と直接通信することができる。他のユーザ(不図示)も、同じように制御システムと通信する類似のモバイル装置を有し得る。アプリケーションは、そのすべてまたは一部を、コンピュータまたはモバイル装置のコンピュータおよび、モバイル装置と例えば通信ネットワーク50(インターネットなど)を介して通信する制御システムに記憶することができる。アプリケーションは、本開示の方法を実施するためのプログラム命令のすべてまたは一部にアクセス可能であることが想定される。プログラムまたはアプリケーションは、通信ネットワーク50(例えばインターネット)を介してリモートコンピュータシステムと通信し、データにアクセスし、リモートコンピュータシステムに記憶されたプログラムと協働することができる。かかる相互作用およびメカニズムは本明細書でさらに詳述され、また図6の実施形態に示すコンピュータシステムのコンポーネント(コンピュータ可読記録媒体など)に関して参照される。これらのコンポーネントは、1つ以上のコンピュータシステム1010を参照してさらに詳述される。
このように、一例として、制御システム70はコンピュータ30と通信し、コンピュータはアプリケーションまたはソフトウェア40を含むことができる。コンピュータ30、すなわちモバイル装置(不図示)のコンピュータは、通信ネットワーク50を介して制御システム70と通信する。
他の例として、制御システム70は、1人以上のユーザに属するフロントエンドコンピュータと、制御システムとして実現されるバックエンドコンピュータとを含むことができる。
また、図1を参照すると、装置は、コンピュータ30、コンピュータ可読記憶媒体34、オペレーティングシステム、もしくはプログラム、もしくはソフトウェアアプリケーション40またはこれらの組み合わせを含むことができる。ソフトウェアアプリケーション40は、プロセッサ32により実行可能なプログラム命令を含むことができる。これらの特徴は図1に示されているが、1つ以上のコンピュータシステム1010を参照する図6のコンピュータシステムの実施形態にも示されている。コンピュータシステムは、1つ以上の一般的なコンピュータコンポーネントを含んでよい。
本開示による方法は、制御システムの一部として、本開示による方法の特徴を実行するためのコンピュータを含むことができる。他の例として、制御システムの一部としてのコンピュータは、本開示による方法の特徴を実行するための、通信システムと連携したモバイル装置のコンピュータと協働することができる。他の例として、本方法の特徴を実行するためのコンピュータは、モバイル装置の一部とすることができ、したがって、本方法をローカルで実行することができる。
具体的には、制御システム70に関して、1つ以上の装置25、例えば1人以上のユーザに属する装置は、通信ネットワーク50を介して制御システム70と通信することができる。図1に示す制御システムの実施形態において、制御システム70は、データベース76と、コンピュータ可読記憶媒体73に記憶された1つ以上のプログラム74とを有するコンピュータ72を含む。図1に示す本開示の実施形態において、装置25は、制御システム70およびコンピュータ可読記憶媒体73に記憶された1つ以上のプログラム74と通信する。制御システムは、プロセッサ75を有するコンピュータ72を有する。プロセッサ75もデータベース76へのアクセスを有する。
制御システム70は、ユーザおよびオーディオ入力分析用のユーザ装置の登録82を保持するための記憶媒体80を含むことができる。かかる登録には、ユーザプロフィール83を含むことができる。ユーザプロフィール83は、アカウントの登録および設定に関連してユーザが提供したユーザデータを含むことができる。ある実施形態において、本開示による方法およびシステムは、当該方法およびシステムにおけるフロントエンド(アプリケーション40とすることができる)と組み合わさって協働する制御システム(一般にバックエンドと呼ばれる)を含む。一例として、アプリケーション40は装置(例えば場所30におけるコンピュータ)に記憶されると共に、アプリケーションのバックエンド(例えば制御システム70)のデータおよび追加プログラムにアクセスすることができる。
制御システムはまた、ソフトウェアアプリケーション実行の一部とするか、もしくは、フロントエンドのユーザ部分(front-end user part)と機能を提供するバックエンド部分とを有するソフトウェアアプリケーションを代表するものとするか、またはその両方とすることができる。ある実施形態において、本開示を組み込んだ方法およびシステムは、制御システム(一般的に、本願の実施形態における方法およびシステムの一部を組み込んだソフトウェアアプリケーションのバックエンドと呼ばれる)を含み、制御システムは、図1に例示した装置およびアプリケーション40を含むコンピュータ30のように、本願の方法およびシステムの他の一部を装置において組み込んだソフトウェアアプリケーションのフロントエンドと組み合わさって協働する。アプリケーション40はコンピュータ30に記憶され、アプリケーションのバックエンドにおけるデータおよび追加プログラム(例えば制御システム70に記憶されたプログラム74)にアクセスすることができる。
プログラム74は、本開示の方法を実行するための一連の実行可能な工程のすべてまたは一部を含むことができる。本方法を組み込んだプログラムのすべてまたは一部は、制御システム上のコンピュータ可読記憶媒体に記憶するか、コンピュータ30または装置に記憶することができる。制御システム70はユーザプロフィールを記憶できるだけでなく、一の実施形態においては、モバイル装置などの装置の画面上、またはインターネットにて閲覧するためのウェブサイトとインタラクションして、本開示の方法およびシステムに関連するユーザ入力を受信できることが想定される。なお、図1では1つ以上のプロフィール83を図示しているが、本方法は複数のプロフィール、ユーザ、登録などを含むことができる。本開示の方法およびシステムに従って使用される制御システムを用いて、複数のユーザまたはユーザのグループがプロフィールを登録および提供できることが想定される。
(さらなる実施形態)
図面(例えばブロック図)の一部に示した特徴は、本開示の特徴を機能的に表したものであることを理解されたい。かかる特徴は、本開示の特徴の機能を明確に例示する目的で、本開示のシステムおよび方法の実施形態において示される。
本開示の方法およびシステムは、本開示による1つ以上の実施形態を実施するための一連の動作ブロックを含むことができる。いくつかの例において、1つ以上の図面における動作ブロックは、他の図面における動作ブロックと同様でよい。また、一の図面に示す方法は、他の図面に示し先に説明した態様/動作を含む他の実施形態の例としてもよい。
(追加の実施形態)
本開示に関連するデータの収集に関して、プロフィールのアップロードまたは生成は、1人以上のユーザにより自発的に行われる。したがって、ユーザの承認の下で開始される。このように、本開示によれば、ユーザはプロフィールを有するアカウントを開設することをオプトイン(opt-in)することができる。同様に、本システムによるデータの受信、またはデータの入力もしくは受信は、1人以上のユーザにより自発的に行われる。したがって、ユーザの承認の下で開始される。このように、本開示によれば、ユーザはデータを入力することをオプトインすることができる。また、かかるユーザの承認は、ユーザの選択によるプロフィールもしくはアカウントの取り消し、もしくは入力データの取り消し、またはその両方を含む。したがって、ユーザの裁量により通信およびデータのキャプチャをオプトアウト(opt-out)することができる。さらに、記憶または収集されたデータは、安全に記憶され、ユーザの許可なしには利用できず、かつ、パブリックユーザもしくは権限のないユーザまたはその両方には利用不可能であることが意図される。かかる記憶されたデータは、ユーザの求めにより削除でき、安全な方法で削除される。また、本開示によれば、かかる記憶されたデータは、ユーザの許可および同意がなければ使用できない。
本発明の1つ以上の実施形態において、ユーザは制御システムにオプトインまたは登録することができ、ユーザの同意および許可の下、プロセスにおけるデータもしくは情報またはその両方を自発的に提供することができる。当該データは本開示による1つ以上の方法によって記憶および使用される。また、ユーザは、本開示による1つ以上の方法およびシステムにおいて使用するための1つ以上のユーザ電子装置を登録することができる。登録の一部として、ユーザは1つ以上の活動または他のシステム(例えばオーディオシステムもしくはビデオシステムまたはその両方)へのアクセスを特定して許可することもできる。かかる登録のオプトイン、およびデータの収集もしくは記憶またはその両方の許可は自発的に行われ、ユーザはデータ(プロフィールもしくはプロフィールデータまたはその両方を含む)の削除、登録抹消(un-registering)もしくは任意の登録のオプトアウトまたはこれらの組み合わせを要求してもよい。かかるオプトアウトは、すべてのデータを安全な方法で処分することを含む。また、ユーザインタフェースを介して、ユーザまたは個人が自身の全履歴データを削除することもできる。
(他の追加の実施形態)
一例として、物品および資産に関連するデータを分析する学習モデルのために、人工知能(AI)を全体的または部分的に使用可能である。
他の例として、制御システム70のすべてまたは一部をAIシステムとすることができる。例えば、制御システムを、AIシステムにおける1つ以上のコンポーネントとすることができる。
なお、本開示の実施形態による方法100は、AI装置に組み込み可能であることを理解されたい。AI装置は、それぞれのAIシステムおよびAIシステムプラットフォームと通信することができる。このように、本開示の方法を組み込んだプログラムまたはアプリケーションは、上述したように、AIシステムの一部とすることができる。本発明による一の実施形態において、制御システムはAIシステムと通信可能であるか、またはAIシステムの一部であることが想定される。制御システムはまた、フロントエンドのユーザ部分と、機能を提供するバックエンド部分とを有するソフトウェアアプリケーションを代表することができる。ソフトウェアアプリケーションは、1つ以上の例において、AIシステムなどのより大きなシステムとインタラクションするか、当該システムを包含するか、または当該システムの一部とすることができる。一例として、AI装置をAIシステムと関連付けることができる。AIシステムは、そのすべてまたは一部を制御システムもしくはコンテンツ配信システム(content delivery system)またはその両方とすることができ、かつAI装置から遠隔に存在することができる。かかるAIシステムは、1つ以上のAI装置と通信可能な、コンピュータ可読媒体にプログラムを記憶した1つ以上の複数のサーバによって代表される。AIシステムは制御システムと通信することができ、1つ以上の実施形態において、制御システムはAIシステムのすべてまたは一部とすることができ、あるいはその逆とすることができる。
本明細書で説明したように、ダウンロードまたはダウンロード可能なデータは、音声コマンド、マウス、タッチスクリーンなどを用いて開始可能であることを理解されたい。かかる例において、モバイル装置をユーザによって起動することができ、または、AI装置をユーザの同意および許可の下で使用することができる。AI装置の他の例としては、マイクとスピーカを有し、セルラーネットワークもしくは携帯電話ネットワーク、通信ネットワーク、またはインターネットにアクセス可能な装置が挙げられる。かかる装置は例えば、コンピュータを有しセルラー通信または衛星通信が可能な車両や、セルラーネットワークまたはインターネットへのアクセスを有するIoT装置(電化製品など)などである。
(実施形態に関するさらなる説明)
一のセットまたはグループは、別個のオブジェクトまたは要素の集合(collection)であることを理解されたい。セットまたはグループを構成するオブジェクトまたは要素は、例えば数字、アルファベット文字、その他のセット、人物またはユーザの数など、任意のものとすることができる。さらに、一のセットまたはグループは、1つの要素(例えば1つの物または数)とすることができることを理解されたい。すなわち、一のセットまたはグループは、1つの要素のセット(例えば1人以上の複数のユーザ、人物または参加者)とすることができる。
本発明の種々の実施形態を例示として説明してきたが、網羅的であることや、これらの実施形態に限定することを意図したものではない。同様に、本明細書に記載した本開示の実施形態の特徴または機能の例は、特定の実施形態の説明の中で使用されているか、例としてリスト化されているかに関わらず、本明細書に記載した本開示の実施形態を限定したり、本開示をかかる例に限定したりすることを意図したものではない。かかる例は、例示に過ぎず、網羅的であることを意図したものではない。当業者には明らかなように、記載した各実施形態の範囲および要旨から逸脱することなく、多くの変更および変形が可能である。本明細書で用いられる用語は、各実施形態の原理、実際の用途、または市場で確認される技術に対する技術的な改善を最もよく説明するために、または、当業者が本明細書に開示する各実施形態を理解できるように選択されたものである。
(さらなる実施形態)
図6を参照すると、本開示によるシステムまたはコンピュータ環境1000の実施形態は、一般的なコンピュータ装置として図示されるコンピュータシステム1010を含む。方法100は例えば、プログラム命令を含むプログラム1060として実現してよい。プログラム1060は、コンピュータ可読記憶装置またはコンピュータ可読記憶媒体、例えば、一般にコンピュータメモリ1030と呼ばれる装置、より具体的にはコンピュータ可読記憶媒体1050として実現される。かかるメモリもしくはコンピュータ可読記憶媒体またはその両方は、不揮発性メモリまたは不揮発性ストレージ(非一過性(non-transient)コンピュータ可読記憶媒体または非一時的(non-transitory)とも称される)を含む。例えば、かかる不揮発性メモリは、1つ以上のハードドライブを含むディスクストレージ装置とすることもできる。例えばメモリ1030は、RAMやROMなどの記憶媒体1034と、キャッシュメモリ1038とを含むことができる。プログラム1060は、コンピュータシステム1010のプロセッサ1020によって(プログラム工程、コードまたはプログラムコードを実行するために)実行可能である。追加のデータストレージを、データ1114を含むデータベース1110として実現してもよい。コンピュータシステム1010およびプログラム1060は、ユーザにとってローカルであるか、またはリモートサービス(例えばクラウドベースのサービス)として提供してもよいコンピュータおよびプログラムを一般的に表すものである。他の例として、コンピュータシステム1010およびプログラム1060は、通信ネットワーク1200を介して(例えばネットワーク、インターネットまたはクラウドサービスとのインタラクションを介して)アクセス可能なウェブサイトを用いて提供されてもよい。本明細書におけるコンピュータシステム1010はまた、コンピュータ装置もしくは装置に含まれるコンピュータ(ラップトップコンピュータやデスクトップコンピュータなど)または、独立しているかまたはデータセンタの一部である1つ以上のサーバを一般的に表すものである。コンピュータシステムは、ネットワークアダプタ/インタフェース1026と、入力/出力(I/O)インタフェース1022とを含むことができる。I/Oインタフェース1022は、コンピュータシステムに接続可能な外部装置1074を用いたデータの入出力を可能にする。ネットワークアダプタ/インタフェース1026は、コンピュータシステムとネットワーク(通信ネットワーク1200として一般的に示す)との間の通信を可能にする。
コンピュータ1010は、コンピュータシステムによって実行されるプログラムモジュールなど、コンピュータシステムによって実行可能な命令との一般的な関連で説明することができる。プログラムモジュールは一般に、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、ロジック、データ構造などを含むことができる。方法ステップ、システムコンポーネントおよび技術は、方法およびシステムの各ステップにおけるタスクを実行するためのプログラム1060のモジュールとして実現してよい。当該モジュールは、図中ではプログラムモジュール1064として一般的に表している。プログラム1060およびプログラムモジュール1064は、プログラムの具体的なステップ、ルーチン、サブルーチン、命令またはコードを実行することができる。
本開示の方法は、モバイル装置などの装置上でローカルに実行するか、または例えばサーバ1100などのサーバ上で実行することができる。サーバ1100は、リモートで存在してよく、通信ネットワーク1200を介してアクセス可能である。プログラムまたは実行可能な命令は、プロバイダによってサービスとして提供されてもよい。コンピュータ1010は、分散したクラウドコンピューティング環境で実装してもよく、この場合、通信ネットワーク1200を介して接続されたリモート処理装置によってタスクが実行される。分散したクラウドコンピューティング環境において、プログラムモジュールはローカルとリモート両方のコンピュータシステムの記憶媒体(メモリ記憶装置を含む)に存在してよい。
より具体的には、システムまたはコンピュータ環境1000は、例示的な周辺装置を有する汎用コンピュータ装置として図示されるコンピュータシステム1010を含む。コンピュータシステム1010のコンポーネントは、1つ以上のプロセッサまたは処理ユニット1020と、システムメモリ1030と、システムメモリ1030を含む種々のシステムコンポーネントとプロセッサ1020を接続するバス1014と、を含むが、これらに限定されない。
バス1014は、種々のバスアーキテクチャのいずれかを使用するメモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート(AGP)、およびプロセッサまたはローカルバスを含む複数種類のバス構造のうち1つ以上の任意のものを表す。一例として、かかるアーキテクチャは、インダストリスタンダードアーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、拡張ISA(EISA)バス、ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション(VESA)ローカルバス、およびペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)バスを含む。
コンピュータ1010は、種々のコンピュータ可読媒体を含むことができる。かかる媒体は、コンピュータ1010(例えばコンピュータシステムまたはサーバ)によってアクセス可能な任意の利用可能な媒体でよく、揮発性媒体および不揮発性媒体の両方と、取り外し可能媒体および取り外し不能媒体の両方とを含むことができる。コンピュータメモリ1030は、RAM1034もしくはキャッシュメモリ1038またはその両方など、揮発性メモリとしての追加のコンピュータ可読媒体を含むことができる。コンピュータ1010はさらに、その他の取り外し可能/取り外し不能コンピュータ記憶媒体および揮発性/不揮発性コンピュータ記憶媒体(一例としてポータブルコンピュータ可読記憶媒体1072)を含んでよい。ある実施形態において、取り外し不能な不揮発性磁気媒体との間の読み出しおよび書き込みのために、コンピュータ可読記憶媒体1050を設けることができる。コンピュータ可読記憶媒体1050は、例えばハードドライブとして実現することができる。例えばデータ1114を記憶し処理ユニット1020と通信するためのストレージシステム1110(例えばデータベース)として、追加のメモリおよびデータストレージを設けることができる。データベースはサーバ1100上に記憶するか、またはその一部とすることができる。取り外し可能な不揮発性磁気ディスク(例えば、フロッピーディスク)との間の読み出しおよび書き込みのための磁気ディスクドライブ(不図示)を設けることができる。また、CD-ROM、DVD-ROMまたは他の光媒体などの取り外し可能な不揮発性光ディスクとの間の読み出しおよび書き込みのための光ディスクドライブ(不図示)を設けることができる。これらの例において、それぞれを、1つ以上のデータ媒体インタフェースによってバス1014に接続することができる。以下で詳述するように、メモリ1030は、本発明の実施形態の機能を実行するように構成された1つ以上のプログラムモジュールを有する少なくとも1つのプログラム製品を含んでよい。
本開示に記載の方法は、例えば、一般的にプログラム1060と呼ばれる1つ以上のコンピュータプログラムとして実現してよく、メモリ1030内のコンピュータ可読記憶媒体1050に記憶することができる。プログラム1060は、プログラムモジュール1064を含むことができる。プログラムモジュール1064は一般に、本明細書に記載した本発明の実施形態の機能もしくは方法またはその両方を実行することができる。1つ以上のプログラム1060がメモリ1030に記憶され、処理ユニット1020によって実行可能である。一例として、メモリ1030はオペレーティングシステム1052、1つ以上のアプリケーションプログラム1054、他のプログラムモジュール、およびプログラムデータをコンピュータ可読記憶媒体1050に記憶してよい。なお、コンピュータ可読記憶媒体1050に記憶されるプログラム1060、オペレーティングシステム1052およびアプリケーションプログラム1054は、処理ユニット1020によって同様に実行可能である。また、アプリケーション1054およびプログラム1060は一般的に示したものであり、本開示で説明した1つ以上のアプリケーションおよびプログラムのすべてまたは一部を含むことができる。またその逆でもよく、すなわち、アプリケーション1054およびプログラム1060は、本開示で説明した1つ以上のアプリケーションまたはプログラムのすべてまたは一部とすることができる。また、本開示に記載した制御システムの機能を達成するため、コンピュータシステムと通信する制御システム70は、コンピュータシステム1010とそのコンポーネントのすべてもしくは一部を含むか、もしくは、リモートコンピュータシステムとしてのコンピュータシステム1010とそのコンポーネントのすべてもしくは一部と通信可能であるか、またはその両方とすることができる。制御システムの機能は例えば、本開示の機能を実行するためのソフトウェア命令を記憶、処理および実行することを含むことができる。また、図1に示した1つ以上のコンピュータおよびコンピュータシステムは同様に、本開示に記載したコンピュータの機能を達成するため、コンピュータシステム1010とそのコンポーネントのすべてもしくは一部を含むか、もしくは、リモートコンピュータシステムとしてのコンピュータシステム1010とそのコンポーネントのすべてもしくは一部と通信可能であるか、またはその両方とすることができる。
本開示による一の実施形態において、1つ以上のプログラムは、プログラムがコンピュータ可読記憶媒体として実現もしくはコンピュータ可読記憶媒体にエンコードまたはその両方が行われるように、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。一例として、記憶されるプログラムは、プロセッサまたはプロセッサを有するコンピュータシステムによって実行されるプログラム命令であって、方法を実行したりコンピュータシステムに1つ以上の機能を実行させたりするためのプログラム命令を含むことができる。例えば、本開示による一の実施形態において、方法を実現するプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体として実現されるか、またはコンピュータ可読記憶媒体にエンコードされる。コンピュータ可読記憶媒体は、非一過性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含み、かつそのようなものとして定義される。したがって、本開示によるコンピュータ可読記憶媒体の実施形態は信号を含まず、実施形態は1つ以上の非一過性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。このように、一例として、プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記録することができ、当該媒体と構造的および機能的に相互関係を有することができる。
コンピュータ1010は、キーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイ1080などの1つ以上の外部装置1074、ユーザとコンピュータ1010とのインタラクションを可能にする1つ以上の装置、もしくは、コンピュータ1010と1つ以上の他のコンピューティング装置との通信を可能にする任意の装置(例えば、ネットワークカード、モデムなど)、またはこれらの組み合わせと通信してもよい。かかる通信は、入力/出力(I/O)インタフェース1022を介して行うことができる。さらにまた、コンピュータ1010は、ネットワークアダプタ/インタフェース1026を介して、ローカルエリアネットワーク(LAN)、汎用広域ネットワーク(WAN)、もしくはパブリックネットワーク(例えばインターネット)またはこれらの組み合わせなど、1つ以上のネットワーク1200と通信することもできる。図示するように、ネットワークアダプタ1026は、バス1014を介してコンピュータ1010の他のコンポーネントと通信する。なお、図示は省略するが、他のハードウェアコンポーネントもしくはソフトウェアコンポーネントまたはその両方を、コンピュータ1010と共に使用できる。その一例としては、マイクロコード、デバイスドライバ1024、冗長処理ユニット、外部ディスクドライブアレイ、RAIDシステム、テープドライブ、データアーカイブストレージシステムなどが含まれる。
なお、コンピュータまたはコンピュータ1010上で動作するプログラムは、1つ以上の通信ネットワーク(通信ネットワーク1200として実現される)を介して、サーバ(サーバ1100として実現される)と通信してよい。通信ネットワーク1200は送信媒体およびネットワークリンクを含んでよく、これらは例えば無線、有線、光ファイバ、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータを含む。通信ネットワークは、有線、無線通信リンク、光ファイバケーブルなどの接続を含んでよい。通信ネットワークは、種々のプロトコルを用いて互いに通信し合う世界中のネットワークおよびゲートウェイ(インターネットなど)の集合体を代表するものであってよい。かかるプロトコルは、ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル(LDAP)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)などである。ネットワークはまた、複数種類の異なるネットワーク(例えばイントラネット、LAN、WANなど)を含んでもよい。
一例として、コンピュータは、インターネットを用いてウェブ上のウェブサイトにアクセス可能なネットワークを使用できる。一の実施形態において、モバイル装置を含むコンピュータ1010は、インターネットを含む通信システムもしくはネットワーク1200、または、公衆交換電話網(PSTN)、例えばセルラーネットワークを使用できる。PSTNは、電話線、光ファイバケーブル、マイクロ波伝送リンク、セルラーネットワーク、通信衛星を含んでよい。インターネットにより、数々の検索およびメール送信技術を促進することができる。かかる技術は例えば、テキストメッセージ(SMS)、(SMSに関連する)マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、Eメール、またはウェブブラウザを介した、携帯電話やラップトップコンピュータを用いた検索エンジンへのクエリ送信である。検索エンジンは検索結果、すなわちクエリに対応するウェブサイト、文書または他のダウンロード可能なデータへのリンクを取得することができ、また同様に、装置を介してユーザに、例えばウェブページとして検索結果を提供することができる。
(さらなる追加の実施形態)
図7に、本開示の実施形態において用いられる一例としてのシステム1500を示す。システム1500は、システムバス1504(バスとも呼ばれる)を介して接続される複数のコンポーネントおよび要素を含む。少なくとも1つのプロセッサ(CPU)1510が、システムバス1504を介して他のコンポーネントに接続される。また、キャッシュ1570、ROM1512、RAM1514、入力/出力(I/O)アダプタ1520、サウンドアダプタ1530、ネットワークアダプタ1540、ユーザインタフェースアダプタ1552、ディスプレイアダプタ1560およびディスプレイ装置1562が、システム1500のシステムバス1504に動作可能に接続される。
1つ以上の記憶装置1522が、I/Oアダプタ1520によってシステムバス1504に動作可能に接続される。記憶装置1522は例えば、ディスク記憶装置(例えば、磁気または光学ディスク記憶装置)、ソリッドステート磁気装置などのいずれかとすることができる。各記憶装置1522は、同種の記憶装置でもよいし、別種の記憶装置でもよい。記憶装置は、一例としてハードドライブまたはフラッシュメモリを含むことができ、1つ以上のプログラム1524またはアプリケーション1526の記憶に使用できる。プログラムおよびアプリケーションは一般的なコンポーネントとして示すものであり、プロセッサ1510によって実行することができる。プログラム1524もしくはアプリケーション1526またはその両方は、本開示において説明したプログラムまたはアプリケーションのすべてまたは一部を含むことができる。あるいはその逆でもよく、すなわち、プログラム1524およびアプリケーション1526は、本開示において説明した他のアプリケーションまたはプログラムの一部とすることができる。記憶装置は、本開示において説明した種々の機能を有する制御システム70と通信することができる。
スピーカ1532は、サウンドアダプタ1530によってシステムバス1504に動作可能に接続されている。トランシーバ1542は、ネットワークアダプタ1540によってシステムバス1504に動作可能に接続されている。ディスプレイ1562は、ディスプレイアダプタ1560によってシステムバス1504に動作可能に接続されている。
1つ以上のユーザ入力装置1550は、ユーザインタフェースアダプタ1552によってシステムバス1504に動作可能に接続されている。ユーザ入力装置1550は例えば、キーボード、マウス、キーパッド、画像キャプチャ装置、モーションセンサ装置、マイク、これらの装置のうちの少なくとも2つの装置の機能を組み込んだ装置などのいずれであってもよい。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、他の種類の入力装置を用いてもよい。各ユーザ入力装置1550は、同じ種類のユーザ入力装置でもよいし、異なる種類のユーザ入力装置でもよい。ユーザ入力装置1550は、システム1500に情報を入力し、システム1500から情報を出力するために使用される。
(その他の態様)
本発明は、任意の可能な技術詳細レベルで統合されたシステム、方法もしくはコンピュータプログラム製品またはそれらの組み合せとすることができる。コンピュータプログラム製品は、プロセッサに本発明の態様を実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行装置によって使用される命令を保持し、記憶することができる有形の装置とすることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、一例として、電子記憶装置、磁気記憶装置、光学記憶装置、電磁記憶装置、半導体記憶装置またはこれらの適切な組み合わせであってよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な一例としては、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、RAM、ROM、EPROM(またはフラッシュメモリ)、SRAM、CD-ROM、DVD、メモリスティック、フロッピーディスク、パンチカードまたは溝内の隆起構造などに命令を記録した機械的に符号化された装置、およびこれらの適切な組み合せが挙げられる。本明細書で使用されるコンピュータ可読記憶装置は、電波もしくは他の自由に伝播する電磁波、導波管もしくは他の伝送媒体を介して伝播する電磁波(例えば、光ファイバケーブルを通過する光パルス)、またはワイヤを介して送信される電気信号のような、一過性の信号それ自体として解釈されるべきではない。
本明細書に記載のコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体からそれぞれのコンピュータ装置/処理装置へダウンロード可能である。あるいは、ネットワーク(例えばインターネット、LAN、WANもしくはワイヤレスネットワークまたはこれらの組み合わせ)を介して、外部コンピュータまたは外部記憶装置へダウンロード可能である。ネットワークは、銅製伝送ケーブル、光伝送ファイバ、ワイヤレス伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータもしくはエッジサーバまたはこれらの組み合わせを備えることができる。各コンピュータ装置/処理装置内のネットワークアダプタカードまたはネットワークインタフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、当該コンピュータ可読プログラム命令を、各々のコンピュータ装置/処理装置におけるコンピュータ可読記憶媒体に記憶するために転送する。
本発明の動作を実施するためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、集積回路用構成データ、または、スモールトークやC++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語や類似のプログラミング言語などの手続き型プログラミング言語を含む、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードもしくはオブジェクトコードのいずれかとすることができる。コンピュータ可読プログラム命令は、スタンドアロン型ソフトウェアパッケージとして完全にユーザのコンピュータ上で、または部分的にユーザのコンピュータ上で実行可能である。あるいは、部分的にユーザのコンピュータ上でかつ部分的にリモートコンピュータ上で、または、完全にリモートコンピュータもしくはサーバ上で実行可能である。後者の場合、リモートコンピュータは、LANやWANを含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続してもよいし、外部コンピュータに(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して)接続してもよい。いくつかの実施形態において、例えばプログラマブル論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理アレイ(PLA)を含む電子回路は、本発明の態様を実行する目的で当該電子回路をカスタマイズするために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用することによって、コンピュータ可読プログラム命令を実行することができる。
本発明の各態様は、本明細書において、本発明の実施形態に係る方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートもしくはブロック図またはその両方を参照して説明されている。フローチャートもしくはブロック図またはその両方における各ブロック、および、フローチャートもしくはブロック図またはその両方における複数のブロックの組み合わせは、コンピュータ可読プログラム命令によって実行可能である。
上記のコンピュータ可読プログラム命令は、機械を生産するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供してよい。これにより、かかるコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行されるこれらの命令が、フローチャートもしくはブロック図またはその両方における1つ以上のブロックにて特定される機能/動作を実行するための手段を創出する。上記のコンピュータ可読プログラム命令はさらに、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置もしくは他の装置またはこれらの組み合わせに対して特定の態様で機能するよう命令可能なコンピュータ可読記憶媒体に記憶してよい。これにより、命令が記憶された当該コンピュータ可読記憶媒体は、フローチャートもしくはブロック図またはその両方における1つ以上のブロックにて特定される機能/動作の態様を実行するための命令を含む製品を構成する。
また、コンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラマブル装置、または他の装置にロードし、一連の動作ステップを当該コンピュータ、他のプログラマブル装置、または他の装置上で実行させることにより、コンピュータ実行プロセスを生成してもよい。これにより、当該コンピュータ、他のプログラマブル装置、または他の装置上で実行される命令が、フローチャートもしくはブロック図またはその両方における1つ以上のブロックにて特定される機能/動作を実行する。
本開示の図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本発明の種々の実施形態に係るシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の可能な実装形態のアーキテクチャ、機能性、および動作を示している。この点に関して、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、特定の論理機能を実行するための1つ以上の実行可能な命令を含む、命令のモジュール、セグメント、または部分を表すことができる。他の一部の実装形態において、ブロック内に示した機能は、各図に示す順序とは異なる順序で実行してもよい。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際には、関係する機能に応じて、1つの工程として達成してもよいし、同時もしくは略同時に実行してもよいし、部分的もしくは全体的に時間的に重複した態様で実行してもよいし、または場合により逆順で実行してもよい。なお、ブロック図もしくはフローチャートまたはその両方における各ブロック、および、ブロック図もしくはフローチャートまたはその両方における複数のブロックの組み合わせは、特定の機能または動作を行う専用ハードウェアベースのシステムによって、または専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実行可能である。
(追加の態様)
本開示はクラウドコンピューティングに関する詳細な説明を含むが、本明細書に記載した教示の実装形態はクラウドコンピューティング環境に限定されない。むしろ、本発明の実施形態は、現在公知のまたは将来開発される他の任意の種類のコンピュータ環境と共に実施することができる。
クラウドコンピューティングは、設定可能なコンピューティングリソースの共有プール(例えばネットワーク、ネットワーク帯域幅、サーバ、処理、メモリ、記憶装置、アプリケーション、仮想マシンおよびサービス)へ、簡便かつオンデマンドのネットワークアクセスを可能にするためのサービス提供のモデルであり、最小限の管理労力または最小限のサービスプロバイダとのやり取りによって速やかに準備(provision)およびリリースできるものである。このクラウドモデルは、少なくとも5つの特性、少なくとも3つのサービスモデル、および少なくとも4つの実装モデルを含むことがある。
特性は以下の通りである。
オンデマンド・セルフサービス:クラウドのコンシューマは、サービスプロバイダとの人的な対話を必要することなく、必要に応じて自動的に、サーバ時間やネットワークストレージなどのコンピューティング能力を一方的に準備することができる。
ブロード・ネットワークアクセス:コンピューティング能力はネットワーク経由で利用可能であり、また、標準的なメカニズムを介してアクセスできる。それにより、異種のシンまたはシッククライアントプラットフォーム(例えば、携帯電話、ラップトップ、PDA)による利用が促進される。
リソースプーリング:プロバイダのコンピューティングリソースはプールされ、マルチテナントモデルを利用して複数のコンシューマに提供される。様々な物理リソースおよび仮想リソースが、需要に応じて動的に割り当ておよび再割り当てされる。一般にコンシューマは、提供されたリソースの正確な位置を管理または把握していないため、位置非依存(location independence)の感覚がある。ただしコンシューマは、より高い抽象レベル(例えば、国、州、データセンタ)では場所を特定可能な場合がある。
迅速な柔軟性(elasticity):コンピューティング能力は、迅速かつ柔軟に準備することができるため、場合によっては自動的に、直ちにスケールアウトし、また、速やかにリリースされて直ちにスケールインすることができる。コンシューマにとって、準備に利用可能なコンピューティング能力は無制限に見える場合が多く、任意の時間に任意の数量で購入することができる。
測定されるサービス:クラウドシステムは、サービスの種類(例えば、ストレージ、処理、帯域幅、アクティブユーザアカウント)に適したある程度の抽象化レベルでの測定機能を活用して、リソースの使用を自動的に制御し最適化する。リソース使用量を監視、制御、および報告して、利用されるサービスのプロバイダおよびコンシューマの両方に透明性を提供することができる。
サービスモデルは以下の通りである。
サービスとしてのソフトウェア(SaaS):コンシューマに提供される機能は、クラウドインフラストラクチャ上で動作するプロバイダのアプリケーションを利用できることである。当該そのアプリケーションは、ウェブブラウザ(例えばウェブメール)などのシンクライアントインタフェースを介して、各種のクライアント装置からアクセスできる。コンシューマは、ネットワーク、サーバ、オペレーティングシステム、ストレージや、個別のアプリケーション機能さえも含めて、基礎となるクラウドインフラストラクチャの管理や制御は行わない。ただし、ユーザ固有の限られたアプリケーション構成の設定はその限りではない。
サービスとしてのプラットフォーム(PaaS):コンシューマに提供される機能は、プロバイダによってサポートされるプログラム言語およびツールを用いて、コンシューマが作成または取得したアプリケーションを、クラウドインフラストラクチャに展開(deploy)することである。コンシューマは、ネットワーク、サーバ、オペレーティングシステム、ストレージを含む、基礎となるクラウドインフラストラクチャの管理や制御は行わないが、展開されたアプリケーションを制御でき、かつ場合によってはそのホスティング環境の構成も制御できる。
サービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS):コンシューマに提供される機能は、オペレーティングシステムやアプリケーションを含む任意のソフトウェアをコンシューマが展開および実行可能な、プロセッサ、ストレージ、ネットワーク、および他の基本的なコンピューティングリソースを準備することである。コンシューマは、基礎となるクラウドインフラストラクチャの管理や制御は行わないが、オペレーティングシステム、ストレージ、および展開されたアプリケーションを制御でき、かつ場合によっては一部のネットワークコンポーネント(例えばホストファイアウォール)を部分的に制御できる。
展開モデルは以下の通りである。
プライベートクラウド:このクラウドインフラストラクチャは、特定の組織専用で運用される。このクラウドインフラストラクチャは、当該組織またはサードパーティーによって管理することができ、オンプレミスまたはオフプレミスで存在することができる。
コミュニティクラウド:このクラウドインフラストラクチャは、複数の組織によって共有され、共通の関心事(例えば、ミッション、セキュリティ要件、ポリシー、およびコンプライアンス)を持つ特定のコミュニティをサポートする。このクラウドインフラストラクチャは、当該組織または第三者によって管理することができ、オンプレミスまたはオフプレミスで存在することができる。
パブリッククラウド:このクラウドインフラストラクチャは、不特定多数の人々や大規模な業界団体に提供され、クラウドサービスを販売する組織によって所有される。
ハイブリッドクラウド:このクラウドインフラストラクチャは、2つ以上のクラウドモデル(プライベート、コミュニティまたはパブリック)を組み合わせたものとなる。それぞれのモデル固有の実体は保持するが、標準または個別の技術によってバインドされ、データとアプリケーションの可搬性(例えば、クラウド間の負荷分散のためのクラウドバースティング)を実現する。
クラウドコンピューティング環境は、ステートレス性(statelessness)、低結合性(low coupling)、モジュール性(modularity)および意味論的相互運用性(semantic interoperability)に重点を置いたサービス指向型環境である。クラウドコンピューティングの中核にあるのは、相互接続されたノードのネットワークを含むインフラストラクチャである。
ここで、図8に例示的なクラウドコンピューティング環境2050を示す。図示するように、クラウドコンピューティング環境2050は1つ以上のクラウドコンピューティングノード2010を含む。これらに対して、クラウドコンシューマが使用するローカルコンピュータ装置(例えば、PDAもしくは携帯電話2054A、デスクトップコンピュータ2054B、ラップトップコンピュータ2054C、もしくは自動車コンピュータシステム2054Nまたはこれらの組み合わせなど)は通信を行うことができる。ノード2010は互いに通信することができる。ノード2010は、例えば、上述のプライベート、コミュニティ、パブリックもしくはハイブリッドクラウドまたはこれらの組み合わせなど、1つ以上のネットワークにおいて、物理的または仮想的にグループ化(不図示)することができる。これにより、クラウドコンピューティング環境2050は、サービスとしてのインフラストラクチャ、プラットフォームもしくはソフトウェアまたはこれらの組み合わせを提供することができ、クラウドコンシューマはこれらについて、ローカルコンピュータ装置上にリソースを維持する必要がない。なお、図8に示すコンピュータ装置2054A~Nの種類は例示に過ぎず、コンピューティングノード2010およびクラウドコンピューティング環境2050は、任意の種類のネットワークもしくはネットワークアドレス指定可能接続(例えば、ウェブブラウザの使用)またはその両方を介して、任意の種類の電子装置と通信可能であることを理解されたい。
ここで、クラウドコンピューティング環境2050(図8)によって提供される機能的抽象化レイヤのセットを図9に示す。なお、図9に示すコンポーネント、レイヤおよび機能は例示に過ぎず、本発明の実施形態はこれらに限定されないことをあらかじめ理解されたい。図示するように、以下のレイヤおよび対応する機能が提供される。
ハードウェアおよびソフトウェアレイヤ2060は、ハードウェアコンポーネントおよびソフトウェアコンポーネントを含む。ハードウェアコンポーネントの例には、メインフレーム2061、縮小命令セットコンピュータ(RISC)アーキテクチャベースのサーバ2062、サーバ2063、ブレードサーバ2064、記憶装置2065、ならびにネットワークおよびネットワークコンポーネント2066が含まれる。いくつかの実施形態において、ソフトウェアコンポーネントは、ネットワークアプリケーションサーバソフトウェア2067およびデータベースソフトウェア2068を含む。
仮想化レイヤ2070は、抽象化レイヤを提供する。当該レイヤから、例えば以下の仮想エンティティを提供することができる:仮想サーバ2071、仮想ストレージ2072、仮想プライベートネットワークを含む仮想ネットワーク2073、仮想アプリケーションおよびオペレーティングシステム2074、ならびに仮想クライアント2075。
一例として、管理レイヤ2080は以下の機能を提供することができる。リソース準備2081は、クラウドコンピューティング環境内でタスクを実行するために利用されるコンピューティングリソースおよび他のリソースの動的な調達を可能にする。計量および価格設定2082は、クラウドコンピューティング環境内でリソースが利用される際のコスト追跡、およびこれらのリソースの消費に対する請求またはインボイス送付を可能にする。一例として、これらのリソースはアプリケーションソフトウェアのライセンスを含んでよい。セキュリティは、データおよび他のリソースに対する保護のみならず、クラウドコンシューマおよびタスクの識別確認を可能にする。ユーザポータル2083は、コンシューマおよびシステム管理者にクラウドコンピューティング環境へのアクセスを提供する。サービスレベル管理2084は、要求されたサービスレベルが満たされるように、クラウドコンピューティングリソースの割り当ておよび管理を可能にする。サービス品質保証(SLA)の計画および履行2085は、SLAに従って将来必要になると予想されるクラウドコンピューティングリソースの事前手配および調達を可能にする。
ワークロードレイヤ2090は、クラウドコンピューティング環境が利用可能な機能の例を提供する。このレイヤから提供可能なワークロードおよび機能の例には、マッピングおよびナビゲーション2091、ソフトウェア開発およびライフサイクル管理2092、仮想教室教育の配信2093、データ分析処理2094、取引処理2095、ならびに、ある場所または物件における物品または資産の自動検出および自動カタログ化または目録化2096が含まれる。

Claims (25)

  1. ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータ実装方法であって、
    コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャすることと、
    前記コンピュータを用いて、前記データが前記物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該データが当該閾値基準を満たしている場合、当該物品の識別を完了することと、
    前記物品を識別するための前記閾値基準を当該物品が満たしていることで前記識別が完了したことに応じて、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを判定することと、
    前記資産基準を満たしていることに応じて、前記資産についてのメタデータを収集することと、
    前記資産を前記データおよび前記メタデータと共にカタログ化することと、
    を含む、方法
  2. 前記閾値基準は、前記データを用いて前記物品の識別を特定することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記閾値基準は、前記データを用いて前記物品を識別する確度の閾値を含み、
    前記確度の閾値を満たしていることに基づき前記閾値基準を満たしていることに応じて、前記識別が行われる、
    請求項1に記載の方法。
  4. 通信ネットワークを用いて前記データおよび前記メタデータを検索および収集することをさらに含み、
    前記データおよび前記メタデータを検索および収集することは、アーカイブデータおよび公開データを検索することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記識別された物品についてのブロックチェーンを閲覧して、当該識別された物品についてのメタデータを収集することをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記データは、前記複数の技術およびそれに対応する装置として、ビデオフィード、写真、およびキーボード入力または音声コマンドによるオーディオ入力を含む手動入力からなるグループから選択されるデータ入力を含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記複数の技術およびそれに対応する装置は、ビデオフィード、カメラ、ネットワークログインを用いたネットワーク目録、インターネットオブシングス(IoT)を用いたネットワーク目録、および電子化された購入履歴からなるグループから選択される、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記資産基準は、前記物品の評価と閾値資産価値とを含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記閾値基準を満たしていないことに応じて、他のキャプチャ技術を開始することをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記データが前記閾値基準を満たしていないことに応じて、前記物品についての当該データをキャプチャするための他のキャプチャ技術を開始することをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  11. 前記閾値基準を満たさないことは、前記物品を識別できないことを含む、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記データが前記物品を識別するための前記閾値基準を満たすまで、他のキャプチャ技術を繰り返し用いることをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  13. 前記資産は、物理的資産もしくはデジタル資産またはその両方である、
    請求項1に記載の方法。
  14. 識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することと、
    前記現在カタログ化されている識別された物品または資産についての前記メタデータをカタログに追加することと、をさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  15. 識別された物品が現在カタログ化されているかを判断することと、
    前記識別された物品が現在カタログ化されていることに応じて、当該識別された物品を追加するか否かを決定することと、をさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  16. 前記カタログ化された物品または資産の前記データおよび前記メタデータを用いて、前記資産の価値を評価することをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  17. 前記所定の場所に入れられた前記物品を検出することと、
    前記物品を識別したことに応じて、当該物品が閾値を満たしているか否かを判定することにより、当該物品が前記資産基準を満たしており、よって資産であるか否かを判定することと、
    前記物品が資産としてカタログ化するための前記資産基準を満たしていると判定したことに応じて、メタデータの収集を開始することと、をさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  18. 前記閾値は、前記物品が最小値を満たしているか否かを判定することを含む、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記物品が最小値を満たしているか否かを判定することは、
    前記資産基準を満たす物品についての物品カテゴリーのリストを確認することを含み、
    前記コンピュータにてユーザから前記リストを受信することと、
    前記物品が前記リスト内の一のカテゴリーに一致していることに応じて、当該物品を資産としてカタログ化することと、をさらに含む、
    請求項18に記載の方法。
  20. 前記物品に対する前記最小値は、感情的価値または金銭的価値である、
    請求項18に記載の方法。
  21. 識別された資産をカタログ化する前に、当該資産を含む通信をユーザに送信することと、
    前記ユーザから、前記識別された資産をカタログ化する許可を受信することと、をさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  22. 第1の識別された物品または第1の資産を含む通信をユーザに送信することと、
    前記第1の識別された物品または前記第1の資産についてのメタデータとしての入力を、カタログに登録または追加する通知を前記ユーザから受信することと、をさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  23. 前記第1の識別された物品または前記第1の資産について、借用物または一時的な資産であることの入力を、前記カタログに登録または追加する通知を前記ユーザから受信することをさらに含む、
    請求項22に記載の方法。
  24. ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータを用いたシステムであって、
    前記システムは、コンピュータプロセッサと、コンピュータ可読記憶媒体と、当該コンピュータ可読記憶媒体に記憶され当該プロセッサによって実行可能なプログラム命令と、を含むコンピュータシステムを含み、当該プログラム命令は当該コンピュータシステムに、
    コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャする機能と、
    前記コンピュータを用いて、前記データが前記物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該データが当該閾値基準を満たしている場合、当該物品の識別を完了する機能と、
    前記物品を識別するための前記閾値基準を当該物品が満たしていることで前記識別が完了したことに応じて、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを判定する機能と、
    前記資産基準を満たしていることに応じて、前記資産についてのメタデータを収集する機能と、
    前記資産を前記データおよび前記メタデータと共にカタログ化する機能と、
    を実行させる、システム。
  25. ある場所または物件における物品または資産を自動的に検出およびカタログ化するためのコンピュータプログラム製品であって、
    前記コンピュータプログラム製品は、プログラム命令を実装したコンピュータ可読記憶媒体を含み、当該プログラム命令はコンピュータによって実行可能であり、当該コンピュータに、
    コンピュータと、複数の技術およびそれに対応する装置とを用いて、所定の場所における複数の物品のうち一の物品についてのデータを、当該物品のカタログ化のためにキャプチャする機能と、
    前記コンピュータを用いて、前記データが前記物品を識別するための閾値基準を満たしているか否かを判定し、当該データが当該閾値基準を満たしている場合、当該物品の識別を完了する機能と、
    前記物品を識別するための前記閾値基準を当該物品が満たしていることで前記識別が完了したことに応じて、当該物品が、資産としてカタログ化するための資産基準を満たしているか否かを判定する機能と、
    前記資産基準を満たしていることに応じて、前記資産についてのメタデータを収集する機能と、
    前記資産を前記データおよび前記メタデータと共にカタログ化する機能と、
    を実行させる、コンピュータプログラム製品。
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