JP2021193224A - Ear hook part for mask and mask with ear hook part - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マスク用の耳掛け部並びに耳掛け部付きマスクに関する。 The present invention relates to an ear hook portion for a mask and a mask with an ear hook portion.
一般的な衛生マスクは、マスク本体と、マスク本体の両側にゴム紐で形成された左右一対の耳掛け部とからなっている（特許文献１）。 A general hygiene mask consists of a mask body and a pair of left and right ear hooks formed of rubber cords on both sides of the mask body (Patent Document 1).
特許文献１のマスクの耳掛け部は、ゴム紐で形成されており、伸ばし過ぎることで、切断したり、或いは、弛むことで弾性性能が低下し、マスク本体を口元に十分圧接できなくなる可能性があった。 The ear hook portion of the mask of Patent Document 1 is formed of a rubber cord, and if it is stretched too much, it may be cut or loosened, resulting in a decrease in elastic performance, and the mask body may not be sufficiently pressed against the mouth. was there.
また特許文献１のマスクは、耳掛け部が利用者の耳の裏に食い込んで痛いことがあった。
この問題点を解消するために次の先行技術が存在する。
・マスク本体の左右両側からそれぞれ突出する一対の紐の先端部同士を利用者が結びつけて耳掛け部となし、それらの紐の結び方を加減することにより耳への当たりを調整する技術（特許文献２）。
・マスク本体に付設した左右一対の耳掛け部の先端部（後端部）の一方端部から突出され、利用者の後頭部を経由して他方端部に係止させるように設けた伸縮線材を設け、この伸縮線材の収縮力により耳掛け部の先端部を後方へ引っ張ることで、耳掛け部の耳への当たりを緩和する技術（特許文献３）
しかしながら、特許文献２〜３のものでは、紐同士を結び付けたり、伸縮線材を後頭部へ装着するのに手間がかかり、面倒である。
Further, in the mask of Patent Document 1, the ear hook portion sometimes bites into the back of the user's ear and hurts.
The following prior art exists to solve this problem.
-A technique in which the user connects the tips of a pair of strings protruding from the left and right sides of the mask body to form an ear hook, and adjusts the contact with the ear by adjusting the way the strings are tied (Patent Document). 2).
-A stretchable wire that protrudes from one end of the tip (rear end) of the pair of left and right ear hooks attached to the mask body and is locked to the other end via the back of the user's head. A technique for alleviating the contact of the ear hook with the ear by pulling the tip of the ear hook backward by the contraction force of the telescopic wire (Patent Document 3).
However, in
さらに近年では感染症対策のために夏季にもマスクを装着する必要が生じているが、気温が高い環境でマスクを装着すると、熱中症になる可能性がある。 Furthermore, in recent years, it has become necessary to wear a mask even in the summer to prevent infectious diseases, but wearing a mask in a hot environment may cause heat stroke.
本発明の第１の目的は、耐久性の高い、マスク用の耳掛け部並びに耳掛け部付きマスクを提供することである。
本発明の第２の目的は、利用者の耳への当たりを緩和できる、耳掛け部付きマスクを提供することである。
本発明の第３の目的は、冷感機能を有する、マスク用の耳掛け部並びに耳掛け部付きマスク耳掛け部を提供することである。
A first object of the present invention is to provide a highly durable mask with an ear hook and a mask with an ear hook.
A second object of the present invention is to provide a mask with an ear hook that can alleviate the contact with the user's ear.
A third object of the present invention is to provide a mask ear hook portion and a mask ear hook portion with an ear hook portion, which have a cooling sensation function.
第１の手段は、マスク本体４と、
マスク本体４の両側に付設された左右一対の耳掛け部１０と
を具備し、
前記耳掛け部１０は、
長手方向の両側に一対の第１端部１２ａを有する弾性紐部１２と、
弾性紐部１２の外面を覆うように、当該弾性紐部１２の長手方向に沿って取り付けられたアタッチメント部材１６とからなり、
アタッチメント部材１６は、長手方向の両側に一対の第２端部１６ａを有し、各第２端部１６ａを対応する第１端部１２ａの外側に重ねて、これら第１端部１２ａと第２端部１６ａとをマスク本体４の両側に接続させており、
アタッチメント部材１６は、前記弾性紐部１２より伸びにくい難伸長性材料で形成している。
The first means is the
It is provided with a pair of left and right ear hooks 10 attached to both sides of the
The
An
It is composed of an
The
The
本手段では、マスク本体４の両側に左右一対の耳掛け部１０を付設させたマスクにおいて、前記耳掛け部１０は、弾性紐部１２に対して、その長手方向に沿ってアタッチメント部材１６を取り付けてなる。
このアタッチメント部材１６は、弾性紐部の長手方向に亘って、弾性紐部１２の外面を覆っている（図２（Ｂ）及び図３（Ｂ）参照）。
アタッチメント部材１６の長手方向の端部である第２端部１６ａは、弾性紐部１２の長手方向の端部である第１端部１２ａの上に重ねて、マスク本体４の両側に接続されている。
そして、アタッチメント部材１６は、前記弾性紐部１２より伸びにくい難伸長性材料で形成している。
この構造によれば、アタッチメント部材１６は、弾性紐部１２の長手方向の伸びを、アタッチメント部材１６によって規制する伸長規制手段として機能する。
この機能により、弾性紐部１２が過度の伸長により、切れたり、或いは疲労して劣化することが制限され、故に耳掛け部１０の耐久性が高まる。
またマスクを装着する手順は通常の耳掛け部付きマスクと同じでよいから、使用し易い。
なお、アタッチメント部材１６は、利用者の耳裏の皮膚への当たりを柔らかくするために、柔軟材料で形成されることが望ましい。
In this means, in a mask in which a pair of left and right ear hooks 10 are attached to both sides of the
The
The second end portion 16a, which is the longitudinal end portion of the
The
According to this structure, the
This function limits the
In addition, the procedure for wearing the mask may be the same as that for a normal mask with an ear hook, so it is easy to use.
The
第２の手段は、マスク本体４と、
マスク本体４の両側に付設された左右一対の耳掛け部１０と
を具備し、
前記耳掛け部１０は、前記マスク本体４に連結された一対の第１端部１２ａを有する弾性紐部１２と、
弾性紐部１２の周面を覆うように、内部に弾性紐部１２を挿通させた筒状のアタッチメント部材１６とからなり、
前記アタッチメント部材１６は、マスクの装着時に肌への当りが緩くなるように柔軟材料で形成されている。
The second means is the
It is provided with a pair of left and
The
It is composed of a
The
本手段では、マスク本体４の両側に左右一対の耳掛け部１０を付設させたマスクにおいて、前記耳掛け部１０は、弾性紐部１２を筒状のアタッチメント部材１６の内部に挿通させてなる。
アタッチメント部材１６は、図２（Ｂ）に示す如く、弾性紐部１２の周面を覆っている。
そして前記アタッチメント部材１６は、柔軟材料で形成されている。
前記柔軟材料は、利用者の両耳に一対の耳掛け部を掛けたことにより引っ張られ、緊張した状態となった弾性紐部１２よりも、柔軟な素材であるものとする。
この構造によれば、アタッチメント部材１６は、マスクの装着状態で耳掛け部１０が利用者の耳を圧迫する力を弱める作用を発揮し、緩圧手段として機能する。これにより、耳掛け部１０が耳の裏に食い込む不便を防止（又は低減）することができる。
またマスクを装着する手順は通常の耳掛け部付きマスクと同じでよいから、使用し易い。
In this means, in a mask in which a pair of left and right
As shown in FIG. 2B, the
The
It is assumed that the flexible material is more flexible than the
According to this structure, the
In addition, the procedure for wearing the mask may be the same as that for a normal mask with an ear hook, so it is easy to use.
第３の手段は、第１の手段又は第２の手段を有し、かつアタッチメント部材１６は、弾性紐部１２の長手方向の全長に亘ってその弾性紐部１２の周面を覆うチューブ状に形成されている。
The third means has a first means or a second means, and the
本手段では、図１に示す如く、前記アタッチメント部材１６は、チューブ状に形成されており、弾性紐部１２の長手方向の全長に亘ってその弾性紐部１２の周面を覆っている。
この構造によれば、次の利点を有する。
・前記アタッチメント部材１６が弾性紐部の伸長を規制する手段として用いられる場合には、図２（Ｂ）に示すように、弾性紐部１２の周囲を覆うチューブ状のアタッチメント部材１６を設けたので、例えば図３（Ｂ）のように弾性紐部の片面側のみにアタッチメント部材１６を設けた構造と比較して、伸長規制機能がより向上する。
・前記アタッチメント部材１６が利用者の皮膚への緩圧手段として用いられる場合には、弾性紐部１２の全長に亘るチューブ（長筒）状のアタッチメント部材１６を設けたので、弾性紐部１２の片面側のみにアタッチメント部材１６を設けた構造の如く、耳掛け紐の捩れなどにより、その片面と反対側で利用者の耳の裏に当たり、緩圧機能を果たさないという不具合を回避することができる。故に、利用者の耳の裏に確実にアタッチメント部材１６を当接させることができるので、使い勝手が良い。
In this means, as shown in FIG. 1, the
According to this structure, it has the following advantages.
When the
When the
第４の手段は、第３の手段を有し、かつ前記アタッチメント部材１６の第２端部１６ａは、弾性紐部１２の第１端部１２ａを囲んだ状態で封止されており、前記アタッチメント部材１６と弾性紐部１２との間には、冷感素材３０が充填されている。
The fourth means has a third means, and the second end portion 16a of the
本手段では、図７に示す如く、前記アタッチメント部材１６の第２端部１６ａは、弾性紐部１２の第１端部１２ａを囲んだ状態で封止されている。そして、前記アタッチメント部材１６と弾性紐部１２との間に冷感素材３０が充填されている。
この構造によれば、高気温の下で熱を帯びやすい耳の後ろを効果的に冷やすことができ、夏季でも快適に使用できる。
In this means, as shown in FIG. 7, the second end portion 16a of the
According to this structure, the back of the ear, which tends to get hot under high temperature, can be effectively cooled, and it can be used comfortably even in the summer.
第５の手段は、第１の手段から第４の手段のいずれかを有し、かつ前記マスク本体４の外面と耳掛け部１０のアタッチメント部材１６の外面とに共通の模様を付している。
The fifth means has any one of the first to fourth means, and has a common pattern on the outer surface of the
本手段では、図６に示すように、マスク本体４の外面と耳掛け部１０のアタッチメント部材１６の外面とに共通の模様を付している。
この構造により、マスクの形態全体として視覚的な統一感を持たせることができる。
In this means, as shown in FIG. 6, a common pattern is attached to the outer surface of the mask
With this structure, it is possible to give a visual sense of unity to the mask as a whole.
第６の手段は、マスク本体の両側に付設するためのマスク用耳掛け部であって、
長手方向の両側に一対の第１端部１２ａを有する弾性紐部１２と、
弾性紐部１２の外面を覆うように、当該弾性紐部１２の長手方向に沿って取り付けられたアタッチメント部材１６とからなり、
アタッチメント部材１６は、長手方向の両側に一対の第２端部１６ａを有し、各第２端部１６ａを対応する第１端部１２ａの外側に重ねて、第１端部１２ａと第２端部１６ａとを連結させて、マスク本体４への接続用の共通端部Ｃとし、
アタッチメント部材１６は、前記弾性紐部１２より伸びにくい難伸長性材料で形成した。
The sixth means is a mask ear hook for attaching to both sides of the mask body.
An
It is composed of an
The
The
本手段では、第１の手段に記載したマスクの耳掛け部を単独に提案している。この構造によれば、既製のマスク本体に当該耳掛け部１０を適用することにより、耐久性に優れたマスクを供給することができる。
In this means, the ear hook portion of the mask described in the first means is independently proposed. According to this structure, by applying the
第１の手段に係る発明によれば、耳掛け部１０は、マスク本体４に連結された弾性紐部１２の長手方向に沿って、この弾性紐部１２の外面を覆うようにアタッチメント部材１６を取り付けるとともに、アタッチメント部材１６の長手方向の両側の第２端部１６ａを、弾性紐部１２の長手方向の両側の第１端部１２ａの上に重ねてマスク本体４に連結し、かつ前記アタッチメント部材１６を、前記弾性紐部１２より伸びにくい難伸長性材料で形成したから、マスクの耐久性を向上させることができる。
第２の手段に係る発明によれば、耳掛け部１０は、マスク本体４に連結された弾性紐部１２を筒状のアタッチメント部材１６の内部に挿通させ、このアタッチメント部材１６で弾性紐部１２の周面を覆うように設けるとともに、アタッチメント部材１６を、マスクの装着時に肌への当りが緩くなるように柔軟材料で形成したから、耳掛け部１０が耳の裏に食い込む不便を回避し、良好な使用感を得ることができる。
第３の手段に係る発明によれば、アタッチメント部材１６は、弾性紐部１２の長手方向の全長に亘ってその弾性紐部１２の周面を覆うチューブ状に形成されているから、前記アタッチメント部材１６が弾性紐部の伸長を規制する手段として用いられる場合には、その伸長規制機能を、また利用者の耳裏への緩圧手段として用いられる場合には、その緩圧機能をそれぞれ向上させることができ、使い勝手が良い。
第４の手段に係る発明によれば、アタッチメント部材１６と弾性紐部１２との間に冷感素材３０が充填されているから、高気温の下で熱を帯びやすい耳の後ろを効果的に冷やすことができ、夏季でも快適に使用できる。
第５の手段に係る発明によれば、マスク本体４の外面と耳掛け部１０のアタッチメント部材１６の外面とに共通の模様を付しているから、マスクの形態全体として視覚的な統一感を持たせることができる。
第６の手段に係る発明によれば、マスク本体の両側に付設するためのマスク用耳掛け部であって、弾性紐部１２の長手方向に沿って、当該弾性紐部より伸びにくい難伸長性材料で形成されたアタッチメント部材１６を取り付け、弾性紐部の長手方向の両側の第１端部１２ａを、アタッチメント部材１６の長手方向の両側の第２端部１６ａに重ねて連結させ、マスク本体４への取り付け用の共通端部Ｃとしたから、この共通端部Ｃをマスク本体４に取り付けることにより、耐久性に優れたマスクを供給することができる。
According to the invention according to the first means, the
According to the invention according to the second means, in the
According to the invention according to the third means, since the
According to the invention according to the fourth means, since the
According to the invention according to the fifth means, since the outer surface of the mask
According to the invention according to the sixth means, it is a mask ear hook portion to be attached to both sides of the mask main body, and has a difficulty in stretching along the longitudinal direction of the
図１から図４は、本発明の第１実施形態に係る耳掛け部付きマスク２を示している。
なお、本発明でいうマスクは、いわゆる衛生マスクであり、飛沫の拡散を防止し、細菌などや花粉の浸入を抑制する機能を有するものである。
前記マスク２は、図１に示すように、マスク本体４と耳掛け部１０とで形成されている。
1 to 4 show a
The mask referred to in the present invention is a so-called sanitary mask, which has a function of preventing the diffusion of droplets and suppressing the infiltration of bacteria and pollen.
As shown in FIG. 1, the
マスク本体４は、従来公知の構造であり、フィルタリング機能を有する同一形状の複数の布地を重ねて構成されている。
図示例のマスク本体４は、図２（Ａ）に示す如く、少なくとも表布部４ａ及び裏布部４ｂを重ねるとともに、その間に後述の耳掛け部１０の端部を挟み、両布地の外周部をミシン縫いして、第１縫着線８を形成している。
また図示例のマスク本体４には襞部６が形成されている。
The mask
As shown in FIG. 2A, in the mask
Further, a
耳掛け部１０は、弾性紐部１２と、弾性紐部の外面の少なくとも一部を覆うアタッチメント部材１６とで形成されている。
The
弾性紐部１２は、耳掛け部１０の本体であって、それ自体としては、従来公知のものである。
本実施形態の弾性紐部は、ゴム紐で形成しているが、その材料は適宜変更することができる。
また本実施形態の弾性紐部１２は、平紐の形態を有する。
平紐とは、複数の糸（コード）を平らに並べて、糊などで固めて製作した紐である。図示例のものは、４本のゴム糸１４を用いて形成したもの（４コードゴム）である。
弾性紐部１２の両端部は、前記マスク本体４の左右側部にそれぞれ連結された第１端部１２ａに形成されている。
The
The elastic cord portion of the present embodiment is formed of a rubber cord, but the material thereof can be appropriately changed.
Further, the
A flat string is a string made by arranging a plurality of threads (cords) flat and hardening them with glue or the like. The illustrated example is formed by using four rubber threads 14 (4 cord rubber).
Both ends of the
アタッチメント部材１６は、弾性紐部１２に取り付けられ、追加の機能を付加するための補助部材である。当該部材に関しては、構造よりも先に、その機能の説明をする。
本実施形態のアタッチメント部材１６は、弾性紐部１２の過剰な伸長を規制する伸長規制手段としての機能、及び、利用者の耳の裏Ｅに対する弾性紐部１２の当たりを和らげる緩圧手段としての機能を備える。
もっともアタッチメント部材１６は、２つの機能のうちの一方を有しているものであっても良い。
The
The
However, the
伸長規制手段としての機能を実現するためには、アタッチメント部材１６を次の条件を満たすように構成する。
（Ａ）弾性紐部１２の外面を覆う（被覆する）ように、当該弾性紐部１２の長手方向に沿ってアタッチメント部材１６を取り付けること。
（Ｂ）弾性紐部１２の長手方向の両側の第１端部１２ａの外側に、アタッチメント部材１６の長手方向の両側の第２端部１６ａを重ねて、マスク本体４の両側に連結していること。
（Ｃ）アタッチメント部材１６は弾性紐部１２より伸びにくい難伸長性材料で形成すること。
（Ａ）及び（Ｂ）の要件を満たすことにより、弾性紐部１２とアタッチメント部材１６とは、弾性紐部１２が長手方向に引っ張られるときには同時にアタッチメント部材１６も引っ張られるように、連係されている。
そして、（Ｃ）の要件を満たすことにより、弾性紐部１２が過剰に伸長して弾性疲労を生じたり、或いは切れたりすることを抑制することができる。
換言すると、弾性疲労などを生じて弾性紐部１２が使い物にならなくなる時期を遅らせることができ、製品としての使用可能期間を長くすることができる。
これにより、耐久性が向上する。
要件（Ａ）に関して、“弾性紐部１２の外面”を覆うとは、図２（Ｂ）に示すように、弾性紐部１２の周面全体（図示例では平紐の表裏両側）を覆うもの、及び、図３（Ｂ）に示すように、弾性紐部１２の片面側を覆うものの双方を含む。
しかしながら、前者の方が、伸長規制機能が向上する。何故なら、図示例で説明すると、弾性紐部の表面及び裏面で弾性紐部の伸長を規制する力が作用する構造の方が、同じ力が片面でのみ働く構造よりも効果的だからである。
要件（Ｃ）に関して、難伸長材料とは、長手方向への引っ張り力を加えたときの伸度が低い材料、或いは破壊せずに伸長できる伸長限界が低い材料を言うものとする。例えば布・革・合成樹脂などを用いることができる。
In order to realize the function as the extension regulating means, the
(A) The
(B) The second ends 16a on both sides of the
(C) The
By satisfying the requirements of (A) and (B), the
Then, by satisfying the requirement (C), it is possible to prevent the
In other words, it is possible to delay the time when the
This improves durability.
Regarding the requirement (A), covering the "outer surface of the
However, the former has an improved extension regulation function. This is because, in the illustrated example, the structure in which the force for regulating the elongation of the elastic cord portion acts on the front surface and the back surface of the elastic cord portion is more effective than the structure in which the same force acts on only one side.
With respect to the requirement (C), the difficult-to-stretch material refers to a material having a low elongation when a tensile force in the longitudinal direction is applied, or a material having a low elongation limit that can be stretched without breaking. For example, cloth, leather, synthetic resin, or the like can be used.
緩圧手段としての機能を実現するためには、アタッチメント部材１６を次の条件を満たすように構成する。
（Ｄ）弾性紐部１２の周面を覆うように、内部に弾性紐部１２を挿通させた筒状の部材であること。
（Ｅ）アタッチメント部材１６は、マスクの装着時に肌への当りが緩くなるように柔軟材料で形成されていること。
こうすることにより、図２（Ｂ）及び図３（Ｂ）に示すように、マスク装着時に耳掛け部１０の弾性紐部１２と利用者の耳との間にアタッチメント部材１６を介在させ、利用者の耳の裏Ｅへの当り（圧力）を緩和することができる。
要件（Ｄ）において、“弾性紐部１２の周面を覆う”とは、図２（Ｂ）に示すように、周面全体を覆うことをいう。
このようにした理由は、例えば図３（Ｂ）のように平紐の片面側のみにアタッチメント部材１６を取り付けると、平紐が捻れるなどして、当該平紐の反対側が耳の裏Ｅに当接したときに、緩圧機能が発揮できないからである。
要件（Ｅ）において、“マスクの装着時に肌への当りが緩くなる”とは、マスクの耳掛け部を耳に掛止させ、当該掛止により引っ張られてゴム紐が緊張状態となったときに、このゴム紐が直接耳に当たるよりも、耳への当りが緩やかであることをいう。
柔軟材料は、例えば衣類（特に下着のように人肌に触れることを前提とする衣服）に用いられる布材と同程度に柔軟であれば良い。例えば綿などの生地が該当する。
In order to realize the function as the pressure-reducing means, the
(D) It is a tubular member in which the
(E) The
By doing so, as shown in FIGS. 2 (B) and 3 (B), the
In the requirement (D), "covering the peripheral surface of the
The reason for this is that, for example, when the
In the requirement (E), "the contact with the skin becomes loose when the mask is worn" means that the ear hook of the mask is hooked on the ear and pulled by the hook to cause the rubber cord to become tense. In addition, it means that the rubber cord hits the ear more gently than it hits the ear directly.
The flexible material may be as flexible as the cloth material used for, for example, clothing (particularly clothing that is supposed to come into contact with human skin such as underwear). For example, a fabric such as cotton is applicable.
次に図面に従って、アタッチメント部材１６の構造を説明する。
図１から図３に示すように、本実施形態において、アタッチメント部材１６は、弾性紐部１２の長手方向の全長に亘って、この弾性紐部１２に添設されている。こうすることにより、弾性紐部１２の伸長を規制することができる。
アタッチメント部材１６の長手方向の両側の第２端部１６ａは、弾性紐部１２の第１端部１２ａとマスク本体４の側部との間に挟まれ、これら両者に連結されている。
そしてマスクを装着したときには、アタッチメント部材１６の長手方向の中間部１６ｂが利用者の耳の裏Ｅに当たるように形成されている。
アタッチメント部材１６は、前述のように難伸長材料で形成されている。ほとんど伸長しない材料でもよいが、マスクとしての利便性を考慮すると、弾性紐部１２より小さい伸度で、ある程度伸長することが好適である。
Next, the structure of the
As shown in FIGS. 1 to 3, in the present embodiment, the
The second end portions 16a on both sides of the
When the mask is worn, the
The
図１及び図２の実施例において、アタッチメント部材１６は、筒状（チューブ状）に形成されている。
特に図示例では、アタッチメント部材１６は、図２に示す如く、弾性紐部１２の形態（平紐）に対応して、扁平な筒状に形成されている。その形状は、適宜変更することができる。
なお、またアタッチメント部材１６の表面には、文字・模様などのプリントを施し、或いは特定の色に彩色してもよい。
後述の如く、アタッチメント部材１６とマスク本体４とに共通の模様をプリントすることでファッション性の高い製品を製作できる。
本実施形態では、アタッチメント部材１６の長さは、外部に表れる弾性紐部１２の全体を覆うように設計されている。
この形態では、アタッチメント部材１６の両端部は、前記マスク本体４の左右両部にそれぞれ接続された第２端部１６ａに形成されている。これら第２端部１６ａは、前記第１端部１２ａの回りを囲んでいる。
そして、マスク本体４の上下両端（使用状態での上下両端をいう）において、第２端部１６ａ及び第１端部１２ａを前記表布部４ａ及び裏布部４ｂの間に挟み、この重なり箇所を縫着することにより、第２端部１６ａ及び第１端部１２ａをマスク本体４に固定している。なお、第１端部１２ａは縫着に代えて加熱による溶着によりマスク本体４に接続することもできる。
In the embodiment of FIGS. 1 and 2, the
In particular, in the illustrated example, as shown in FIG. 2, the
Further, the surface of the
As will be described later, a highly fashionable product can be manufactured by printing a common pattern on the
In the present embodiment, the length of the
In this embodiment, both ends of the
Then, at the upper and lower ends of the mask body 4 (meaning the upper and lower ends in the used state), the second end portion 16a and the
図３の実施例は、図１及び図２の実施例との比較例として示したものである。
本実施例のアタッチメント部材１６は、帯状（又は板状）の部材であって、図２（Ｂ）に示す如く、弾性紐部１２の片面側に配置されている。
アタッチメント部材１６は、図２（Ａ）に示す如く、弾性紐部１２の表側（マスク本体の表布部４ａと隣接する側）に設置されている。
図示例では、アタッチメント部材１６の長手方向の適所に、接着・縫着などの適当な方法でアタッチメント部材１６と弾性紐部１２とを連結させた連結箇所Ｍを形成している。
本実施例の構成でも、アタッチメント部材１６は、伸長規制部材及び緩圧部材としての機能を奏することができる。
The example of FIG. 3 is shown as a comparative example with the examples of FIGS. 1 and 2.
The
As shown in FIG. 2A, the
In the illustrated example, a connecting portion M in which the
Even in the configuration of this embodiment, the
図４は、図１に示す耳掛け部１０を製作する工程の途中の状態を示している。
図示例では、アタッチメント部材１６は、帯状の長い素材を、主折目線２４を境として表層部１８及び裏層部２０に区分し、さらに両層部の先端側を、副折り目線２８を境として内側へ折り返し、一対の折返し部２２を形成している。
そして表層部１８と裏層部２０との間に弾性紐部１２を差し込み、その第１端部１２ａとアタッチメント部材１６の第２端部１６ａとの各端面を位置合わせして、表層部１８と裏層部２０と一対の折返し部２２とを、副折り目線２８の付近で縫着して、第２縫着線２６を形成する。
こうすることで前記弾性紐部１２の全体が前記アタッチメント部材１６によって包囲される。
次に前記第１端部１２ａ及び当該第１端部を囲む第２端部１６ａを、前記マスク本体４の上端側及び下端側で、表布部４ａ及び裏布部４ｂの間に挟む。
そして前記第１端部１２ａ及び第２端部１６ａを横切るように、それら表布部４ａ及び裏布部４ｂの外周部を縫着する。
これにより、弾性紐部１２及びアタッチメント部材１６からなる耳掛け部１０がマスク本体４に固定される。
FIG. 4 shows a state in the middle of the process of manufacturing the
In the illustrated example, the
Then, the
By doing so, the entire
Next, the
Then, the outer peripheral portions of the front cloth portion 4a and the
As a result, the
前記構成において、本発明のマスク２を使用するときには、一対の耳掛け部１０の長手方向の中間部（アタッチメント部材１６の中間部１６ｂ）を手指で把持して、それぞれ、利用者の耳の後ろに装着すればよい。
そうすると、利用者の耳と弾性紐部１２の長手方向の中間部１２ｂとの間にアタッチメント部材１６の中間部１６ｂが介在し、耳への当たりを緩和するので、快適に使用できる。
また耳掛け部１０を利用者の耳に掛ける際に利用者が耳掛け部１０を過剰に引っ張ろうとしても、アタッチメント部材１６が引張り力に抵抗するので、弾性紐部１２が過度に延びるリスクを低減することができる。
また本発明のマスクの使い方は、通常のマスクと同じであるため、使い勝手がよい。
In the above configuration, when the
Then, the
Further, even if the user tries to pull the
Moreover, since the usage of the mask of the present invention is the same as that of a normal mask, it is easy to use.
以下、本発明の他の実施形態に係る耳掛け部付きマスクを解説する。これらの解説において、第１実施形態と同じ構造については、説明を省略する。 Hereinafter, a mask with an ear hook according to another embodiment of the present invention will be described. In these explanations, the description of the same structure as that of the first embodiment will be omitted.
図５は、本発明の第２実施形態に係る耳掛け部付きマスク２を示している。
本実施形態のアタッチメント部材１６は、専ら緩圧手段として機能するものであり、その長手方向の長さは、弾性紐部１２の長手方向の長さに比べて短い。
故に、アタッチメント部材１６の第２端部１６ａは、弾性紐部１２の第１端部１２ａにもマスク本体４にも連結されていない。
しかしながら、アタッチメント部材１６は、少なくとも弾性紐部１２の中間部１２ｂを覆うのに十分な長さを有している。
これにより、アタッチメント部材１６は、前記中間部１２ｂが利用者の耳の裏Ｅに直接当たることを回避し、緩圧手段として機能を発揮することができる。
FIG. 5 shows a
The
Therefore, the second end portion 16a of the
However, the
As a result, the
図６は、本発明の第３実施形態に係る耳掛け部付きマスク２を示している。本実施形態は、プリントその他の既知の方法により、マスク本体４の外面及びアタッチメント部材１６の外面に共通の模様を表示させたものである。
これにより、マスク全体として視覚的な統一感を得ることができる。
共通の模様とは、同一の模様の他に、コンセプトが共通する同種類の模様も該当する。例えば同じモチーフ（植物の葉など）の模様、同種類の書体の文字模様、同種の色のパターンなどである。
マスク本体４及びアタッチメント部材１６をそれぞれプリント可能な素材で形成することができる。
図６（Ａ）では、第１実施形態のマスクを元にして、マスク本体４及びアタッチメント部材１６の各外面に同一の絵柄模様が連続して描かれている。
図６（Ｂ）では、第２実施形態のマスクを元にして、マスク本体４の外面の絵柄模様と、アタッチメント部材１６の外面の絵柄も用途が近接して描かれている。
FIG. 6 shows a
As a result, a visual sense of unity can be obtained for the entire mask.
The common pattern includes not only the same pattern but also the same type of pattern having a common concept. For example, patterns of the same motif (leaves of plants, etc.), character patterns of the same typeface, patterns of the same color, etc.
The
In FIG. 6A, the same pattern is continuously drawn on the outer surfaces of the mask
In FIG. 6B, based on the mask of the second embodiment, the pattern on the outer surface of the
図７は、本発明の第４実施形態に係る耳掛け部付きマスク２を示している。
本実施形態では、アタッチメント部材１６の中間部１６ｂを内径が大きくなるように膨らませ、そして当該中間部付近において、弾性紐部１２とアタッチメント部材１６との間に冷感素材３０を充填させている。
これにより、利用者の耳の裏付近を効果的に除熱することができる。
従って夏季の高気温の下でもマスクを快適に使用することができる。
冷感材料の例としては、例えばジェルビーズを挙げることができる。
なお、アタッチメント部材１６の第２端部は、マスク本体４に対して封止されており、これにより、冷感素材が耳掛け部１０の外へ流出しないように形成されている。前述の封止の方法としては、例えば、第２端部１６ａが第１端部１２ａを囲んだ状態で、これら両端部を横切る第１縫着線８でマスク本体４の表布部４ａ及び裏布部４ｂに縫い留めればよい。
FIG. 7 shows a
In the present embodiment, the
This makes it possible to effectively remove heat near the back of the user's ear.
Therefore, the mask can be used comfortably even under high summer temperatures.
Examples of the cooling sensation material include gel beads.
The second end portion of the
図８及び図９は、本発明の第５実施形態に係るマスク用の耳掛け部１０を示している。
この耳掛け部１０を、既存のマスク本体４の両側に取り付けることにより、本発明のマスクを製作することができる。
本実施形態では、アタッチメント部材１６の長手方向の第２端部１６ａを、弾性紐部１２の第１端部１２ａの外側に重ねて、第１端部１２ａと第２端部１６ａとを連結させて、マスク本体４への接続用の共通端部Ｃとしている。
これにより、耳掛け部１０の全体で一つの部品として成立するように形成している。
図示例では、第１端部１２ａ及び第２端部１６ａを連結するために第３縫着線２９を設けているが、連結の方法は適宜変更することができる。
マスク本体４に耳掛け部１０を取り付けるときには、前記共通端部Ｃを、マスク本体４の表布部４ａ及び裏布部４との間に差し込み、これら表布部４ａと共通端部Ｃと裏布部４ｂとを例えば縫着により連結すれば良い。
図８は、第１実施形態に示すマスクのための耳掛け部１０を示している。この耳掛け部１０の弾性紐部１２及びアタッチメント部材１６は、その長手方向の全長に亘って同一幅に形成されている。
図９は、第４実施形態に示すマスクのための耳掛け部１０を示している。
この図示例では、アタッチメント部材１６は、長手方向の中間部１６ｂにおいて幅広に形成されており、この巾広箇所に冷感素材３０が内蔵されている。
なお、第１端部１２ａの外面と第２端部１６ｂの内面とは、冷感素材３０が外部に流出しないように、封着されている。
8 and 9 show the
The mask of the present invention can be manufactured by attaching the ear hooks 10 to both sides of the existing
In the present embodiment, the second end portion 16a in the longitudinal direction of the
As a result, the
In the illustrated example, the
When attaching the
FIG. 8 shows the
FIG. 9 shows the
In this illustrated example, the
The outer surface of the
２…耳掛け部付きマスク ４…マスク本体 ４ａ…表布部 ４ｂ…裏布部
６…襞部 ８…第１縫着線
１０…耳掛け部 １２…弾性紐部 １２ａ…第１端部 １２ｂ…中間部
１４…ゴム糸
１６…アタッチメント部材 １６ａ…第２端部 １６ｂ…中間部
１８…表層部 ２０…裏層部
２２…折返し部 ２４…主折目線 ２６…第２縫着線 ２８…副折目線
２９…第３縫着線 ３０…冷感素材（ジェルピース）
Ｃ…共通端部 Ｅ…耳の裏 Ｍ…接着点
2 ... Mask with
18 ...
C ... Common end E ... Back of ear M ... Adhesive point
Claims (6)
マスク本体(４)の両側に付設された左右一対の耳掛け部(１０)と
を具備し、
前記耳掛け部(１０)は、
長手方向の両側に一対の第１端部(１２ａ)を有する弾性紐部(１２)と、
弾性紐部(１２)の外面を覆うように、当該弾性紐部(１２)の長手方向に沿って取り付けられたアタッチメント部材(１６)とからなり、
アタッチメント部材(１６)は、長手方向の両側に一対の第２端部(１６ａ)を有し、各第２端部(１６ａ)を対応する第１端部(１２ａ)の外側に重ねて、これら第１端部(１２ａ)と第２端部(１６ａ)とをマスク本体(４)の両側に接続させており、
アタッチメント部材(１６)は、前記弾性紐部(１２)より伸びにくい難伸長性材料で形成したことを特徴とする、耳掛け部付きマスク。 Mask body (4) and
It is provided with a pair of left and right ear hooks (10) attached to both sides of the mask body (4).
The ear hook portion (10) is
An elastic cord portion (12) having a pair of first ends (12a) on both sides in the longitudinal direction,
It is composed of an attachment member (16) attached along the longitudinal direction of the elastic cord portion (12) so as to cover the outer surface of the elastic cord portion (12).
The attachment member (16) has a pair of second ends (16a) on both sides in the longitudinal direction, and each second end (16a) is superposed on the outside of the corresponding first end (12a). The first end portion (12a) and the second end portion (16a) are connected to both sides of the mask body (4).
The attachment member (16) is a mask with an ear hook, which is made of a non-stretchable material that is harder to stretch than the elastic cord portion (12).
マスク本体(４)の両側に付設された左右一対の耳掛け部(１０)と
を具備し、
前記耳掛け部(１０)は、前記マスク本体(４)に連結された一対の第１端部(１２ａ)を有する弾性紐部(１２)と、
弾性紐部(１２)の周面を覆うように、内部に弾性紐部(１２)を挿通させた筒状のアタッチメント部材(１６)とからなり、
前記アタッチメント部材(１６)は、マスクの装着時に肌への当りが緩くなるように柔軟材料で形成されていることを特徴とする、耳掛け部付きマスク。 Mask body (4) and
It is provided with a pair of left and right ear hooks (10) attached to both sides of the mask body (4).
The ear hook portion (10) includes an elastic string portion (12) having a pair of first end portions (12a) connected to the mask body (4).
It is composed of a tubular attachment member (16) through which the elastic cord portion (12) is inserted so as to cover the peripheral surface of the elastic cord portion (12).
The attachment member (16) is a mask with an ear hook, which is made of a flexible material so as to loosen the contact with the skin when the mask is worn.
長手方向の両側に一対の第１端部(１２ａ)を有する弾性紐部(１２)と、
弾性紐部(１２)の外面を覆うように、当該弾性紐部(１２)の長手方向に沿って取り付けられたアタッチメント部材(１６)とからなり、
アタッチメント部材(１６)は、長手方向の両側に一対の第２端部(１６ａ)を有し、各第２端部(１６ａ)を対応する第１端部(１２ａ)の外側に重ねて、第１端部(１２ａ)と第２端部(１６ａ)とを連結させて、マスク本体(４)への接続用の共通端部(Ｃ)とし、
アタッチメント部材(１６)は、前記弾性紐部(１２)より伸びにくい難伸長性材料で形成したことを特徴とする、マスク用耳掛け部。
It is a mask ear hook for attaching to both sides of the mask body.
An elastic cord portion (12) having a pair of first ends (12a) on both sides in the longitudinal direction,
It is composed of an attachment member (16) attached along the longitudinal direction of the elastic cord portion (12) so as to cover the outer surface of the elastic cord portion (12).
The attachment member (16) has a pair of second ends (16a) on both sides in the longitudinal direction, and each second end (16a) is overlapped with the outer side of the corresponding first end (12a). The first end (12a) and the second end (16a) are connected to form a common end (C) for connection to the mask body (4).
The attachment member (16) is a mask ear hook portion made of a material that is less stretchable than the elastic cord portion (12).
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020099714A JP2021193224A (en) | 2020-06-08 | 2020-06-08 | Ear hook part for mask and mask with ear hook part |
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Publications (1)
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