JP2021048507A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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弘行 後藤
Hiroyuki Goto
弘行 後藤
悠一 福井
Yuichi Fukui
悠一 福井
陽介 布川
Yosuke Nunokawa
陽介 布川
祐太 下山田
Yuta Shimoyamada
祐太 下山田
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Abstract

【課題】ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができるデジタル放送受信機を提供すること。【解決手段】地上デジタル放送受信機100は、番組のフルセグメントデジタル放送受信とワンセグメントデジタル放送受信とを選択的に行うチューナ部10等と、受信中の番組のジャンルを判定するジャンル判定部62と、受信中の番組の受信状態を判定する受信状態判定部63と、番組の受信状態が良好な場合にフルセグメントデジタル放送受信を行い、受信状態が悪い場合にワンセグメントデジタル放送受信を行う受信方式切替部64と、ワンセグメントデジタル放送受信中に、フルセグメントデジタル放送受信への切り替えを指示する操作が利用者によってなされたときに、フルセグメントデジタル放送受信に切り替えるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組の受信方式をフルセグメントデジタル放送受信に固定するフルセグ受信固定部65とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両等に搭載されて映像や音声などのデジタル放送等を受信するデジタル放送受信機に関する。
従来から、ワンセグ放送を再生するワンセグモードと、フルセグ放送を再生するフルセグモードの各動作モードを有し、受信品質が良好なときにフルセグ放送を受信し、受信品質が悪化したときにワンセグ放送を受信するようにした移動体受信機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この移動体受信機では、ニュース、スポーツ、ドラマ、音楽等のジャンル毎にワンセグモードとフルセグモードのいずれを優先させて受信動作を行うかを設定することができる。これにより、細かい情報を確認したいジャンルの番組についてはフルセグモードで受信し、大まかな画像で足りるジャンルの番組についてはワンセグモードで受信することにより、使用者の希望に沿った番組受信が可能となる。
国際公開第2018/078689号
ところで、上述した特許文献1に開示された移動体受信機では、各番組についてワンセグモードとフルセグモードのいずれを優先させて受信するかをジャンル毎に設定することができるが、いずれの受信方式(受信モード)を優先させるかを設定する際の操作が煩雑であるという問題があった。例えば、各ジャンル毎に優先させる受信モードを予め設定しておいて、設定内容の変更を利用者が希望する場合にその設定変更操作を行うことが考えられるが、各ジャンル毎に優先させたい受信モードは利用者の好み等によるためその内容はまちまちであり、各利用者による設定変更操作が必要になる。特に、各ジャンル毎に優先させたい受信モードは、実際に番組を視聴して画質等を確認しなければわからない場合も多いため、実際に番組を視聴した上でこの設定変更操作を行おうとすると、さらに操作の煩雑さが増すことになる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができるデジタル放送受信機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信機は、放送された番組について、フルセグメントデジタル放送受信とワンセグメントデジタル放送受信とを選択的に行う受信手段と、受信手段によって受信中の番組のジャンルを判定するジャンル判定手段と、受信手段によって受信中の番組の受信状態を判定する受信状態判定手段と、受信状態判定手段によって判定された番組の受信状態が良好な場合に受信手段によってフルセグメントデジタル放送受信を行い、番組の受信状態が悪い場合に受信手段によってワンセグメントデジタル放送受信を行うように受信方式を切り替える受信方式切替手段と、ワンセグメントデジタル放送受信中に、フルセグメントデジタル放送受信への切り替えを指示する第1の操作が利用者によってなされたときに、受信状態判定手段による判定結果にかかわらず、フルセグメントデジタル放送受信に切り替えるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組の受信方式をフルセグメントデジタル放送受信に固定するフルセグ受信固定手段とを備えている。
フルセグメントデジタル放送を受信したいジャンルがある場合に、このジャンルに含まれる番組のワンセグメントデジタル放送受信中に所定の操作(第1の操作)を行うだけで、このジャンルに属する各番組のフルセグメントデジタル放送を受信することができるため、実際に放送されている番組の内容を確認しながら、利用者が希望するジャンルについて受信モードを切り替えることができ、番組受信に先立って所定の操作を行う場合に比べて、ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができる。
また、上述したフルセグ受信固定手段によって受信方式が固定されたジャンルを記憶するジャンル記憶手段をさらに備え、フルセグ受信固定手段は、ジャンル記憶手段に記憶されたジャンルについて、受信方式をフルセグメントデジタル放送受信に固定することが望ましい。これにより、一度受信モードを切り替えたジャンルについて、異なるジャンルの番組の視聴を挟んだ場合であっても設定内容を維持することが可能となる。
また、上述したフルセグ受信固定手段は、フルセグメントデジタル放送への切り替え解除を指示する第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組について、フルセグメントデジタル放送受信を用いた受信方式の固定を解除することが望ましい。また、上述したフルセグ受信固定手段は、第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組のジャンルをジャンル記憶手段から削除することが望ましい。これにより、ジャンル毎に設定した受信モードの内容を簡単な操作で元に戻すことが可能となる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、放送された番組について、フルセグメントデジタル放送受信とワンセグメントデジタル放送受信とを選択的に行う受信手段と、受信手段によって受信中の番組のジャンルを判定するジャンル判定手段と、受信手段によって受信中の番組の受信状態を判定する受信状態判定手段と、受信状態判定手段によって判定された番組の受信状態が良好な場合に受信手段によってフルセグメントデジタル放送受信を行い、番組の受信状態が悪い場合に受信手段によってワンセグメントデジタル放送受信を行うように受信方式を切り替える受信方式切替手段と、ワンセグメントデジタル放送受信中に、フルセグメントデジタル放送受信への切り替えを指示する第1の操作が利用者によってなされたときに、受信方式切替手段によってフルセグメントデジタル放送受信からワンセグメントデジタル放送受信に切り替える受信状態のしきい値を下げるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組についてこの下げたしきい値を維持する切替しきい値変更手段とを備えている。
フルセグメントデジタル放送を受信したいジャンルがある場合に、このジャンルに含まれる番組のワンセグメントデジタル放送受信中に所定の操作(第1の操作)を行うだけで、ワンセグメントデジタル放送受信に切り替わるしきい値を下げて、このジャンルに属する各番組のフルセグメントデジタル放送を受信することができるため、実際に放送されている番組の内容を確認しながら、利用者が希望するジャンルについて受信モードを切り替えることができ、番組受信に先立って所定の操作を行う場合に比べて、ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができる。
また、上述した切替しきい値変更手段は、第1の操作が利用者によってなされた時点においてフルセグメントデジタル放送受信を行ったときの受信状態よりもしきい値を低く設定することが望ましい。これにより、所定の操作を行った際に受信していた番組について確実にフルセグメントデジタル放送を受信することが可能となる。
また、上述した切替しきい値変更手段によって受信状態のしきい値が下げられた番組のジャンルを記憶するジャンル記憶手段をさらに備え、切替しきい値変更手段は、ジャンル記憶手段に記憶されたジャンルについて、受信状態のしきい値を下げることが望ましい。これにより、一度受信モードを切り替えたジャンルについて、異なるジャンルの番組の視聴を挟んだ場合であっても設定内容を維持することが可能となる。
また、上述した切替しきい値変更手段は、第1の操作に対応するフルセグメントデジタル放送への切り替え解除を指示する第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組について、受信方式を切り替える受信状態のしきい値をもとに戻すことが望ましい。また、上述した切替しきい値変更手段は、第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組のジャンルをジャンル記憶手段から削除することが望ましい。これにより、ジャンル毎に設定した受信モードの内容を簡単な操作で元に戻すことが可能となる。
第1の実施形態の地上デジタル放送受信機の構成を示す図である。 第1の実施形態における電源投入後の受信モード切り替えの動作手順を示す流れ図である。 第1の実施形態における電源投入後の受信モード切り替えの動作手順を示す流れ図である。 第2の実施形態の地上デジタル放送受信機の構成を示す図である。 第2の実施形態における電源投入後の受信モード切り替えの動作手順を示す流れ図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の地上デジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、基本動作としては、番組(放送波)の受信状態が良好なときにはフルセグメントデジタル放送を受信し、受信状態が悪化したときにはワンセグメントデジタル放送を受信しているが、画像内の細かい情報を見たい場合のように高い解像度での視聴を利用者が希望する場合には、ワンセグメントデジタル放送を受信中であってもフルセグメントデジタル放送に切り替えるとともに、このような切り替え設定に関する情報をジャンル毎に記憶しておくことで、同じジャンルの番組については同様のフルセグメントデジタル放送受信を行うようにしている。
図1は、第1の実施形態の地上デジタル放送受信機の構成を示す図である。本実施形態の地上デジタル放送受信機100は車両に搭載されており、図1に示すように、4つのチューナ部10、12、14、16、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調部30、32、MPEGデコーダ40、デジタル−アナログ変換器(D/A)42、スピーカ44、表示処理部46、表示装置48、操作部50、制御部60を含んで構成されている。
チューナ部10、12、14、16のそれぞれは、指定された放送局(番組)に対応する受信周波数の放送波をアンテナを介して受信する。OFDM復調部30、32のそれぞれは、複数のチューナ部から入力される放送信号(IF信号)に対してOFDM復調処理を行い、TS(トランスポートストリーム)信号を出力する。本実施形態では、複数のチューナ部から入力される放送信号を用い、これらの放送信号の位相を調整した後に合成して受信する合成ダイバーシティ構成が採用され、使用するチューナ部の数が多い程C/N(Carrier to Noise Ratio)を向上させることができる。
2つのチューナ部10、12から出力される2つのIF信号を合成してOFDM復調処理を行う2合成ダイバーの動作が一方のOFDM復調部30によって行われるとともに、他の2つのチューナ部14、16から出力される2つのIF信号を合成してOFDM復調処理を行う2合成ダイバーの動作が他方のOFDM復調部32によって行われる。4つのチューナ部10〜16から出力される4つのIF信号を合成する4合成ダイバーの動作を行う際には、他方のOFDM復調部32の出力信号が一方のOFDM復調部30に入力されて、OFDM復調部30によってIF信号の合成およびOFDM復調処理が行われる。
MPEGデコーダ40は、OFDM復調部30、32から出力されるTS信号に含まれる受信番組の音声および映像のMPEG信号をデコードし、音声データおよび映像データを出力する。なお、実際には、OFDM復調部30、32から出力されるTS信号はデマルチプレクサに入力されて、利用者が視聴を希望している番組に対応する音声および映像のMPEG信号が分離されるが、このような番組の受信動作自体は従来手法と同じであって、図1では概略構成のみが図示されている。
デジタル−アナログ変換器42は、MPEGデコーダ40から出力される音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ44から出力する。表示処理部46は、MPEGデコーダ40Fから出力される映像データを表示に適した形式(例えば、NTSC形式)の映像信号に変換して表示装置48に表示する。
操作部50は、運転者等のフロント座席側の搭乗者が操作することにより、各種の指示を与えるためのものである。例えば、表示装置48の筐体に設けられた各種スイッチ類や表示装置48に重ねて配置されたタッチパネル等を用いて操作部50が構成されており、チャンネル選択(放送局/番組の切り替え)や音量設定、受信モードの切替指示などに用いられる。
制御部60は、地上デジタル放送受信機100の全体を制御するとともに、電波状態等に応じて受信モードを切り替える動作を行う。このために、制御部60は、番組特定部61、ジャンル判定部62、受信状態判定部63、受信方式切替部64、フルセグ受信固定部65、ジャンル記憶部66を備えている。
本実施形態では、基本的には、受信している番組(放送波)の受信状態に応じて受信方式としての受信モードが自動的に(あるいは手動操作により)変更される。この受信モードとしては、フルセグメントデジタル放送受信を行うフルセグ受信モードと、ワンセグメントデジタル放送受信を行うワンセグ受信モードがある。受信対象となっている番組の受信状態(例えば、C/N)が受信モード切り替えのしきい値としての基準値を超える場合はフルセグ受信モードによる受信動作が行われるが、基準値以下の場合にはフルセグ受信モードによる受信動作に代えてワンセグ受信モードによる受信動作が行われる。
番組特定部61は、受信対象となる番組を特定する。例えば、電源投入直後は、前回の電源切断時に受信していた番組が受信対象として特定される。また、利用者が操作部50を操作して番組の切り替えを指示した場合には、切り替え操作(選局操作)によって指示された番組が特定される。ジャンル判定部62は、受信中の番組のジャンルを判定する。
受信状態判定部63は、受信中の番組の受信状態を判定する。例えば、受信状態として受信中の番組のC/Nが用いられる。
受信方式切替部64は、受信状態判定部63によって判定された受信状態に基づいて受信モード(フルセグ受信モード/ワンセグ受信モード)を切り替える。具体的には、フルセグ受信モードでフルセグメントデジタル放送を受信中に受信状態が悪化してC/Nが基準値以下になると、ワンセグ受信モードに切り替えられる。反対に、ワンセグ受信モードでワンセグメントデジタル放送を受信中に受信状態が回復してC/Nが基準値以上になると、フルセグ受信モードに切り替えられる。
フルセグ受信固定部65は、ワンセグメントデジタル放送を受信中に、フルセグメント放送受信への切り替えを指示する所定の操作(第1の操作)が利用者によってなされたときに、受信状態判定部63による判定結果にかかわらず、フルセグメントデジタル放送受信に切り替えるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組の受信モードをフルセグ受信モードに固定する。
ジャンル記憶部66は、フルセグ受信固定部65によって受信モードがフルセグ受信モードに固定されたジャンルを記憶する。
上述したチューナ部10、12、14、16、OFDM復調部30、32、MPEGデコーダ40、デジタル−アナログ変換器(D/A)42、スピーカ44、表示処理部46、表示装置48が受信手段に、ジャンル判定部62がジャンル判定手段に、受信状態判定部63が受信状態判定手段に、受信方式切替部64が受信方式切替手段に、フルセグ受信固定部65がフルセグ受信固定手段に、ジャンル記憶部66がジャンル記憶手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の地上デジタル放送受信機100はこのような構成を有しており、次に、フルセグメントデジタル放送の番組受信中に受信モードの切り替えが発生した場合の動作について説明する。
図2および図3は、第1の実施形態における電源投入後の受信モード切り替えの動作手順を示す流れ図である。地上デジタル放送受信機100が起動(電源投入)されると、番組特定部61は、受信対象となる番組を特定する(ステップ100)。また、受信方式切替部64は、受信モードをフルセグメントデジタル放送受信を行うフルセグ受信モードに設定する(ステップ102)。その後、4つのチューナ10〜16を用いてフルセグメントデジタル放送の受信が行われる(ステップ104)。
また、フルセグ受信固定部65は、受信対象となっている番組がフルセグ受信モードに固定されたものであるか否かを判定する(ステップ106)。この判定は、受信対象の番組が属するジャンルが、ジャンル記憶部66によって記憶されたジャンル(複数のジャンルが記憶されている場合にはその中の一つ)と一致するか否かを調べることにより行われる。一致しない場合(フルセグ受信モードに固定されたものでない場合)には否定判断が行われる。
次に、番組特定部61は、受信対象の番組が切り替えられたか否かを判定する(ステップ108)。利用者が操作部50を操作して番組の切り替えを指示した場合にはこの判定において肯定判断が行われる。この場合には、ステップ100に戻って、切り替えられた新しい番組についてフルセグメントデジタル放送の受信動作が行われる。
また、番組切り替えが行われない場合にはステップ108の判定において否定判断が行われる。次に、受信状態判定部63は、受信中の番組の受信状態が基準値よりも悪化したか否かを判定する(ステップ110)。受信状態が悪化していない場合には否定判断が行われ、ステップ104に戻ってフルセグメントデジタル放送の受信動作が継続される。
また、受信状態が基準値よりも悪化した場合にはステップ110の判定において肯定判断が行われる。次に、受信方式切替部64は、受信モードをそれまでのフルセグ受信モードからワンセグ受信モードに切り替える(ステップ112)。その後、4つのチューナ10〜16を用いてワンセグメントデジタル放送の受信が行われる(ステップ114)。
次に、番組特定部61は、受信対象の番組が切り替えられたか否かを判定する(ステップ116)。利用者が操作部50を操作して番組の切り替えを指示した場合にはこの判定において肯定判断が行われる。この場合には、ステップ100に戻って、切り替えられた新しい番組についてフルセグメントデジタル放送の受信動作が行われる。
また、番組切り替えが行われない場合にはステップ116の判定において否定判断が行われる。次に、受信方式切替部64は、利用者が操作部50を操作(第1の操作)することによってフルセグ受信モードへの切り替えが指示されたか否かを判定する(ステップ118)。フルセグモードへの切り替えが指示されない場合には否定判断が行われる。次に、受信状態判定部63は、ワンセグメントデジタル放送を受信中の番組の受信状態が基準値以上に回復したか否かを判定する(ステップ120)。受信状態が回復しない場合には否定判断が行われ、ステップ114に戻ってワンセグメントデジタル放送の受信動作が継続される。
また、受信状態が基準値以上に回復した場合にはステップ120の判定において肯定判断が行われる。次に、受信方式切替部64は、受信モードをそれまでのワンセグ受信モードからフルセグ受信モードに切り替える(ステップ122)。その後、ステップ104に戻ってフルセグメントデジタル放送の受信動作が行われる。
また、ワンセグ受信モードで番組受信中に利用者によってフルセグ受信モードへの切り替えが指示されると、ステップ118の判定において肯定判断が行われる。次に、フルセグ受信固定部65は、フルセグ受信モードへの切り替えが指示された受信中の番組のジャンルをジャンル記憶部66に記憶する(ステップ124)。また、フルセグ受信固定部65は、受信モードをそれまでのワンセグ受信モードからフルセグ受信モードに切り替えて固定する(ステップ126)。その後、4つのチューナ10〜16を用いてフルセグメントデジタル放送の受信が行われる(ステップ128)。
次に、番組特定部61は、受信対象の番組が切り替えられたか否かを判定する(ステップ130)。利用者が操作部50を操作して番組の切り替えを指示した場合にはこの判定において肯定判断が行われる。この場合には、ステップ100に戻って、切り替えられた新しい番組についてフルセグメントデジタル放送の受信動作が行われる。
なお、このようにしてフルセグ受信モードに固定された番組については、この番組が属するジャンルがジャンル記憶部66に記憶される。以後、ジャンル記憶部66に記憶されたジャンルの番組については、上述したステップ106の判定(フルセグ受信モード固定の有無判定)において肯定判断が行われ、ステップ126に移行して、フルセグ受信モードに固定した状態で番組受信が行われる。
また、番組切り替えが行われない場合にはステップ130の判定において否定判断が行われる。次に、フルセグ受信固定部65は、利用者が操作部50を操作することによってフルセグ受信モードの固定解除が指示(第2の操作)されたか否かを判定する(ステップ132)。この指示がなされない場合には否定判断が行われ、ステップ128に戻ってフルセグ受信モードによる番組受信が継続される。
また、フルセグ受信モードの固定解除が指示された場合にはステップ132の判定において肯定判断が行われる。次に、フルセグ受信固定部65は、フルセグ受信モードの固定を解除するとともに(ステップ134)、固定解除の対象となる番組のジャンルをジャンル記憶部66から削除する(ステップ136)。その後、ステップ104に移行して、4つのチューナ10〜16を用いてフルセグメントデジタル放送の受信が継続される。
このように、本実施形態の地上デジタル放送受信機100では、フルセグメントデジタル放送を受信したいジャンルがある場合に、このジャンルに含まれる番組のワンセグメントデジタル放送受信中に所定の操作(第1の操作)を行うだけで、このジャンルに属する各番組のフルセグメントデジタル放送を受信することができるため、実際に放送されている番組の内容を確認しながら、利用者が希望するジャンルについて受信モードを切り替えることができ、番組受信に先立って所定の操作を行う場合に比べて、ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができる。
また、受信方式がフルセグ受信モードに固定されたジャンルをジャンル記憶部66に記憶しているため、一度受信モードをフルセグ受信モードに固定したジャンルについて、異なるジャンルの番組の視聴を挟んだ場合であっても設定内容を維持することが可能となる。
また、受信方式がフルセグ受信モードに固定された番組を受信中に所定の操作(第2の操作)が行われたときに、フルセグメントデジタル放送への切り替え解除(固定解除)を行うとともに、解除対象のジャンルをジャンル記憶部66から削除しており、ジャンル毎に設定した受信モードの内容を簡単な操作で元に戻すことが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、ワンセグメントデジタル放送受信中に利用者が所定の操作を行ったときに、フルセグメントデジタル放送受信からワンセグメントデジタル放送受信に切り替える受信状態のしきい値を下げており、この点が上述した第1の実施形態と異なっている。
図4は、第2の実施形態の地上デジタル放送受信機の構成を示す図である。図4に示す本実施形態の地上デジタル放送受信機100Aは、図1に示した地上デジタル放送受信機100に対して、制御部60を制御部60Aに置き換えた点が異なっている。制御部60Aは、制御部60に対して、フルセグ受信固定部65を切替しきい値変更部65Aに置き換えた点が異なっている。
この切替しきい値変更部65Aは、ワンセグメントデジタル放送を受信中に、フルセグメント放送受信への切り替えを指示する所定の操作(第1の操作)が利用者によってなされたときに、受信方式切替部64によってフルセグメントデジタル放送受信からワンセグメントデジタル放送受信に切り替える受信状態のしきい値を下げるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組についてこの下げたしきい値を維持する。
図5は、第2の実施形態における電源投入後の受信モード切り替えの動作手順を示す流れ図である。図5に示した流れ図は、図2に示した流れ図に対して、ステップ106をステップ200〜204に、図2および図3のステップ124〜136をステップ206、208に置き換えた点が異なっている。以下では、主にこれらの相違点に着目して説明を行う。
本実施形態では、ワンセグメントデジタル放送受信中に、利用者が操作部50を操作(第1の操作)することによってフルセグ受信モードへの切り替えが指示されるとステップ118の判定において肯定判断が行われる。次に、切替しきい値変更部65Aは、フルセグ受信モードへの切り替えが指示された受信中の番組のジャンルを、切替指示時点で受信状態判定部63によって判定された受信状態とともにジャンル記憶部66に記憶する(ステップ206)。
また、しきい値変更部65Aは、この記憶した受信状態に基づいて、フルセグメントデジタル放送受信からワンセグメントデジタル放送受信に切り替える受信状態のしきい値を低い値に変更する(ステップ208)。具体的には、ワンセグメントデジタル放送受信時にフルセグメントデジタル放送受信への切り替えが指示された時点におけるフルセグメントデジタル放送の番組の受信状態(C/N)をA1としたときに、それまでのしきい値A0をA1に変更する。このしきい値の変更は、受信中の番組のジャンルについて有効であり、異なるジャンルの番組については適用されない。また、切り替えが指示された後にフルセグメントデジタル放送の安定した受信を行うためには、それまでのしきい値A0をA1よりも低い値(A1−α:αは受信状態がA1付近で変動した場合の頻繁な切り替わりを回避するための値)に設定することが望ましい。このようにして、しきい値変更が行われた後、ステップ102に戻って、フルセグメントデジタル放送の番組受信が行われる。
また、本実施形態では、4つのチューナ部10〜16を用いたフルセグメントデジタル放送の受信動作(ステップ104)と並行して、切替しきい値変更部65Aは、利用者が操作部50を操作(第2の操作)することによってしきい値変更の解除が指示されたか否かを判定する(ステップ200)。解除が指示されない場合には否定判断が行われ、ステップ108に移行して番組切り替えの有無判定が行われる。また、解除が指示された場合にはステップ200の判定において肯定判断が行われる。次に、しきい値変更部65Aは、上述したステップ208で行われたしきい値変更を解除する(しきい値を変更前の元の状態に戻す)とともに(ステップ202)、しきい値変更の解除対象となる番組のジャンルと受信状態(ステップ206においてジャンル記憶部66に記憶された情報)をジャンル記憶部66から削除する(ステップ204)。なお、これらステップ202、204の動作は、先にステップ206、208で行われたしきい値の変更をもとの状態に戻すためのものであるため、しきい値変更が行われていないジャンルの番組についてフルセグメントデジタル放送受信中にしきい値変更の解除が指示されてもステップ202、204の動作は行われない。
このように、本実施形態の地上デジタル放送受信機100Aでは、フルセグメントデジタル放送を受信したいジャンルがある場合に、このジャンルに含まれる番組のワンセグメントデジタル放送受信中に所定の操作(第1の操作)を行うだけで、ワンセグメントデジタル放送受信に切り替わるしきい値を下げて、このジャンルに属する各番組のフルセグメントデジタル放送を受信することができるため、実際に放送されている番組の内容を確認しながら、利用者が希望するジャンルについて受信モードを切り替えることができ、番組受信に先立って所定の操作を行う場合に比べて、ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができる。
また、フルセグメントデジタル放送受信への切り替えが指示された時点における受信状態よりも、フルセグメントデジタル放送受信からワンセグメントデジタル放送受信へ切り替える受信状態のしきい値を低く設定することにより、所定の操作を行った際に受信していた番組について確実にフルセグメントデジタル放送を受信することが可能となる。
また、受信方式がフルセグ受信モードに切り替えられたジャンルをジャンル記憶部66に記憶しているため、一度受信モードをワンセグ受信モードからフルセグ受信モードに切り替えたジャンルについて、異なるジャンルの番組の視聴を挟んだ場合であっても設定内容を維持することが可能となる。
また、受信方式がフルセグ受信モードに切り替えられた番組を受信中に所定の操作(第2の操作)が行われたときに、変更されたしきい値を元に戻すとともに、しきい値変更の対象となったジャンルをジャンル記憶部66から削除しており、ジャンル毎に設定した受信モードの内容を簡単な操作で元に戻すことが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、例えば、上述した実施形態では、4つのチューナ部10〜16を用いたダイバーシティ構成の地上デジタル放送受信機100、100Aに本発明を適用したが、チューナ部の数はこれ以外であってもよい。また、シングルチューナであってもよい。
また、上述した実施形態では、地上デジタル放送受信機100、100Aについて本発明を適用したが、MPEG2−TS規格に準拠した構造を有する放送波を受信する受信機やその他の方式の受信機についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、受信状態を示す特性値としてC/Nを用いたが、BER(Bit Error rate)や、放送信号の電界強度を用いるようにしてもよい。これらを用いた場合であっても、番組の受信状態に応じてワンセグメントデジタル放送とフルセグメントデジタル放送とを切り替えることが可能となる。
また、上述した実施形態では、車両に搭載された地上デジタル放送受信機100、100Aについて説明したが、携帯端末に備わっている地上デジタル放送受信機についても本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、フルセグメントデジタル放送を受信したいジャンルがある場合に、このジャンルに含まれる番組のワンセグメントデジタル放送受信中に所定の操作(第1の操作)を行うだけで、このジャンルに属する各番組のフルセグメントデジタル放送を受信することができるため、実際に放送されている番組の内容を確認しながら、利用者が希望するジャンルについて受信モードを切り替えることができ、番組受信に先立って所定の操作を行う場合に比べて、ジャンル毎に受信モードを設定する際の煩雑さを低減することができる。
10、12、14、16 チューナ部
30、32 OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調部
40 MPEGデコーダ
42 デジタル−アナログ変換器(D/A)
44 スピーカ
46 表示処理部
48 表示装置
50 操作部
60 制御部
61 番組特定部
62 ジャンル判定部
63 受信状態判定部
64 受信方式切替部
65 フルセグ受信固定部
65A 切替しきい値変更部
66 ジャンル記憶部
100、100A 地上デジタル放送受信機

Claims (9)

  1. 放送された番組について、フルセグメントデジタル放送受信とワンセグメントデジタル放送受信とを選択的に行う受信手段と、
    前記受信手段によって受信中の番組のジャンルを判定するジャンル判定手段と、
    前記受信手段によって受信中の番組の受信状態を判定する受信状態判定手段と、
    前記受信状態判定手段によって判定された番組の受信状態が良好な場合に前記受信手段によってフルセグメントデジタル放送受信を行い、番組の受信状態が悪い場合に前記受信手段によってワンセグメントデジタル放送受信を行うように受信方式を切り替える受信方式切替手段と、
    ワンセグメントデジタル放送受信中に、フルセグメントデジタル放送受信への切り替えを指示する第1の操作が利用者によってなされたときに、前記受信状態判定手段による判定結果にかかわらず、フルセグメントデジタル放送受信に切り替えるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組の受信方式をフルセグメントデジタル放送受信に固定するフルセグ受信固定手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. フルセグ受信固定手段によって受信方式が固定されたジャンルを記憶するジャンル記憶手段をさらに備え、
    前記フルセグ受信固定手段は、前記ジャンル記憶手段に記憶されたジャンルについて、受信方式をフルセグメントデジタル放送受信に固定することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記フルセグ受信固定手段は、フルセグメントデジタル放送への切り替え解除を指示する第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組について、フルセグメントデジタル放送受信を用いた受信方式の固定を解除することを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記フルセグ受信固定手段は、前記第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組のジャンルを前記ジャンル記憶手段から削除することを特徴とする請求項3に記載のデジタル放送受信機。
  5. 放送された番組について、フルセグメントデジタル放送受信とワンセグメントデジタル放送受信とを選択的に行う受信手段と、
    前記受信手段によって受信中の番組のジャンルを判定するジャンル判定手段と、
    前記受信手段によって受信中の番組の受信状態を判定する受信状態判定手段と、
    前記受信状態判定手段によって判定された番組の受信状態が良好な場合に前記受信手段によってフルセグメントデジタル放送受信を行い、番組の受信状態が悪い場合に前記受信手段によってワンセグメントデジタル放送受信を行うように受信方式を切り替える受信方式切替手段と、
    ワンセグメントデジタル放送受信中に、フルセグメントデジタル放送受信への切り替えを指示する第1の操作が利用者によってなされたときに、前記受信方式切替手段によってフルセグメントデジタル放送受信からワンセグメントデジタル放送受信に切り替える受信状態のしきい値を下げるとともに、この受信中の番組と同じジャンルに属する番組についてこの下げたしきい値を維持する切替しきい値変更手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  6. 前記切替しきい値変更手段は、前記第1の操作が利用者によってなされた時点においてフルセグメントデジタル放送受信を行ったときの受信状態よりも前記しきい値を低く設定することを特徴とする請求項5に記載のデジタル放送受信機。
  7. 切替しきい値変更手段によって受信状態のしきい値が下げられた番組のジャンルを記憶するジャンル記憶手段をさらに備え、
    前記切替しきい値変更手段は、前記ジャンル記憶手段に記憶されたジャンルについて、受信状態のしきい値を下げることを特徴とする請求項5または6に記載のデジタル放送受信機。
  8. 前記切替しきい値変更手段は、前記第1の操作に対応するフルセグメントデジタル放送への切り替え解除を指示する第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組について、受信方式を切り替える受信状態のしきい値をもとに戻すことを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信機。
  9. 前記切替しきい値変更手段は、前記第2の操作が利用者によってなされたときに、受信中の番組のジャンルを前記ジャンル記憶手段から削除することを特徴とする請求項8に記載のデジタル放送受信機。
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