JP2021020509A - 熱媒体加熱装置 - Google Patents

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耕二 坂原
Koji Sakahara
耕二 坂原
大典 荒木
Onori Araki
大典 荒木
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Abstract

【課題】ケース内で流通する熱媒体を滞留させることなく均一な温度に加熱させると共に、熱媒体の圧力損失を低く抑えること。【解決手段】ケース10は、第1発熱体30aが収容される第1収容空間S1と、第2発熱体30bが収容される第2収容空間S2と、を連通する連通部10b以外の領域において第1収容空間S1と第2収容空間S2が隔離された状態で第1発熱体30a及び第2発熱体30bを収容する収容部10aと、第1収容空間S1に熱媒体を流入させる流入部13と、第2収容空間S2から熱媒体を流出させる流出部14とを備え、第1収容空間S1には、第1発熱体30aの外周に沿って熱媒体が整流された状態で螺旋状に流れる第1螺旋状流路18を形成する第1流路形成部材17が設けられ、第2収容空間S2には、第2発熱体30bの外周に沿って整流された状態で螺旋状に流れる第2螺旋状流路20を形成する第2流路形成部材19が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、発熱体を用いて流通する熱媒体を加熱する熱媒体加熱装置に関するものである。
近年、自動車業界では、CO排出量削減に向けた省燃費化を実現させるため、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車などの電動モータを用いて走行する車両(以下、これらを「電動車両」と称する)の研究開発が進められている。そして、電動車両に搭載される空気調和装置は、エンジンの廃熱を利用できない電気走行時においても暖房運転が行えるヒートポンプサイクルが利用されている。
また、この種の空気調和装置には、外気温が低温のときの補助暖房機能を実現する手段として、循環ポンプで循環させた熱媒体を熱媒体加熱装置で加熱する熱媒体加熱回路を備え、この回路で加熱した熱媒体を用いて空気流通路内に設けられた熱交換器で車室内に供給する空気を加熱して暖房運転を補助している。なお、熱媒体加熱装置としては、例えば下記特許文献1に開示される装置が公知である。
特許第5923295号
特許文献1の装置では、発熱体が収容されるケース内にリブを設け、ケース内に流入する熱媒体の流れを乱して熱媒体が均一に加熱されるようにしている。しかし、この装置では、ケース内のリブによって熱媒体の流れが乱れることで熱媒体の滞留、熱媒体の圧力損失が起こるという新たな問題が生じてしまう。
また、熱媒体を加熱する発熱体は、その表面温度が均一ではないため、熱媒体を乱れさせてしまうと、熱媒体が均一な温度に加熱されず加熱効率が良いとは言えない。
本発明は、従来の問題点を解決することを目的とし、ケース内で流通する熱媒体を滞留させることなく均一な温度に加熱させると共に、熱媒体の圧力損失を低く抑えることができる熱媒体加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱媒体加熱装置は、ケースの内部を流通する熱媒体が筒状の発熱体によって加熱される装置であって、前記ケースは、前記発熱体を収容する収容部と、前記収容部に前記熱媒体を流入させる流入部と、前記収容部から前記熱媒体を流出させる流出部と、を備え、前記収容部には、前記発熱体の長手方向の一端から他端に向けて前記発熱体の外周に沿って前記熱媒体が整流された状態で螺旋状に流れる螺旋状流路を形成する流路形成部材が設けられている。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記発熱体は、第1発熱体と、第2発熱体を含み、前記収容部は、前記第1発熱体が収容される第1収容空間と、前記第2発熱体が収容される第2収容空間と、前記第1収容空間と前記第2収容空間とを連通する連通部とを含み、前記連通部以外の領域において前記第1収容空間と前記第2収容空間が隔離された状態で前記第1発熱体及び前記第2発熱体が収容され、前記流入部は、前記第1収容空間に前記熱媒体を流入させ、前記流出部は、前記第2収容空間から前記熱媒体を流出させ、前記第1収容空間には、前記第1発熱体の長手方向の一端から他端に向けて前記第1発熱体の外周に沿って前記熱媒体が整流された状態で螺旋状に流れる第1螺旋状流路を形成する第1流路形成部材が設けられ、前記第2収容空間には、前記連通部を通じて前記第1収容空間から流入した前記熱媒体が、前記第2発熱体の長手方向の一端から他端に向けて前記第2発熱体の外周に沿って整流された状態で螺旋状に流れる第2螺旋状流路を形成する第2流路形成部材が設けられよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記第1流路形成部材は、前記第1収容空間における前記ケースの内壁に設けられ、前記第2流路形成部材は、前記第2収容空間における前記ケースの内壁に設けられてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記流入部の前記熱媒体が流れる方向と直交する方向の断面における前記熱媒体の流入面積と、前記第1収容空間の前記第1発熱体の長手方向と直交する方向の断面における前記第1螺旋状流路の熱媒体流通面積は、略同一としてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記流出部の前記熱媒体が流れる方向と直交する方向の断面における前記熱媒体の流出面積と、前記第2収容空間の前記第2発熱体の長手方向と直交する方向の断面における前記第2螺旋状流路の熱媒体流通面積は、略同一としてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記流入部における前記熱媒体の流出口は、前記第1発熱体の外周面と対向して設けられてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記流出部における前記熱媒体の流入口は、前記第2発熱体の外周面と対向して設けられてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記第1流路形成部材の先端と前記第1発熱体の外周面との間及び前記第2流路形成部材の先端と前記第2発熱体の外周面との間には、所定の間隙が形成されてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記間隙の距離は、前記発熱体の前記ケースの熱膨張量に基づいて設定されてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置において、前記ケースは、前記第1発熱体と前記第2発熱体を個別に収容するための第1収容凹部が内壁に形成され、前記第1収容凹部における前記第1発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第1流路形成部材が設けられると共に、前記第1収容凹部における前記第2発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第2流路形成部材が設けられた第1ケースと、前記第1発熱体と前記第2発熱体を個別に収容するための第2収容凹部が内壁に形成され、前記第2収容凹部における前記第1発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第1流路形成部材が設けられ、前記第2収容凹部における前記第2発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第2流路形成部材が設けられた第2ケースとを、上下に重ね合わせて構成されてよい。
好適には、前記熱媒体加熱装置は、車両用空気調和装置に搭載され、車室内に供給する空気が流通する空気流通路内で前記空気と熱交換される前記熱媒体を加熱する装置として機能させてよい。
本発明によれば、ケース内で流通する熱媒体を滞留させることなく均一な温度に加熱させると共に、熱媒体の圧力損失を低く抑えることができる。
本発明に一実施形態に係る熱媒体加熱装置を平面側から見た概略斜視図である。 熱媒体加熱装置を底面側から見た概略斜視図である。 熱媒体加熱装置の内部構造を模式的に示す概略斜視図である。 熱媒体の流通方向を示す図である。 (a)は図4の熱媒体加熱装置のA−A線部分断面図であり、(b)は図4の熱媒体加熱装置のB−B線部分断面図である。 図5(a)に示すC領域の部分拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
ここで示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために例示するものであって、本発明を限定するものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者などにより考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範囲、要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
さらに、本明細書に添付する図面は、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺、縦横の寸法比、形状などについて、実物から変更し模式的に表現される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
本発明の熱媒体加熱装置1は、例えばハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車などの電動モータの駆動力によって走行可能な電動車両に適用される車両用空気調和装置の加熱装置(ECH)として搭載される。車両用空気調和装置において、熱媒体加熱装置1で加熱された熱媒体は、車室内に供給される空気と熱交換して暖房運転の補助暖房として利用されると共に、温調対象機器100を温調管理する際に利用される。
ここで、「温調対象機器100」とは、電動車両に搭載され、走行時又は車両駆動時に使用される「バッテリ」、「電動モータ」、「インバーター」、「ECU(Electronic Control Unit)」のような、駆動に伴い発熱する熱源となり得る車載機器(車載発熱機器)であり、適切な駆動温度となるように冷却又は加温して温度調整される。
なお、熱媒体加熱装置1は、車両用空調装置以外の他の用途の熱源としても利用可能である。
本実施形態に係る熱媒体加熱装置1の構成について図1〜図6を適宜参照して説明する。
図1〜図3の何れかに示すように、熱媒体加熱装置1のケース10は、長手方向となるY方向と直交するZ方向において上下に分割された第1ケース11と第2ケース12で構成されている。ケース10は、熱媒体を所定温度に加熱するための一対の発熱体30(第1発熱体30a、第2発熱体30b)を並べて収容する収容部10aが設けられている。熱媒体加熱装置1を流通する熱媒体は、例えば水、HFO―1234yfのような冷媒、クーラントなどの液体である。
また、図2に示すように、第2ケース12には、基板に搭載された電子部品100を冷却するためのヒートシンク110が設置されている。このヒートシンク110は、一部が第2ケース12を貫通して設置されており、ケース10内を流通する熱媒体によって冷却されることで電子部品100を冷却する。
また、第1ケース11の長手方向一端側には、後述する第1収容空間S1に熱媒体を流入させる流入部13と、ケース10内を流通した熱媒体を後述する第2収容空間S2から流出させる流出部14が、第1ケース11の短手方向(X方向)に沿って並設されている。
収容部10aは、第1ケース11の内壁に形成された第1収容凹部15と、第2ケース12の内壁に形成された第2収容凹部16によって構成され、発熱体30を収容する。
第1収容凹部15は、第1発熱体30aと第2発熱体30bをケース10の短手方向に並べて収容されるように、第1発熱体30aと第2発熱体30bの外形に合わせて第1ケース11の内壁に形成されている。第2収容凹部16は、第1発熱体30aと第2発熱体30bをケース10の短手方向に並べて収容されるように、第1発熱体30aと第2発熱体30bの外形に合わせて第2ケース12の内壁に形成されている。
第1収容凹部15の第1発熱体30aが収容される側の凹部の内面には、熱媒体を、第1発熱体30aの長手方向の一端から他端に向けて第1発熱体30aの外周面に沿って整流された状態で螺旋状に流すための流路(第1螺旋状流路18)を形成する第1流路形成部材17が設けられている。また、第1収容凹部15の第2発熱体30bが収容される側の凹部の内面には、熱媒体を、第2発熱体30bの長手方向の一端から他端に向けて第2発熱体30bの外周面に沿って整流された状態で螺旋状に流すための流路(第2螺旋状流路20)を形成する第2流路形成部材19が設けられている。
第2収容凹部16の第1発熱体30aが収容される側の凹部の内面には、第1収容凹部15における第1発熱体30aが収容される側の凹部の内面と同様、第1螺旋状流路18を形成する第1流路形成部材17が設けられている。また、第2収容凹部16の第2発熱体30bが収容される側の凹部の内面には、第1収容凹部15の第2発熱体30bが収容される側の凹部の内面と同様、第2螺旋状流路20を形成する第2流路形成部材19が設けられている。
本実施形態において、第1流路形成部材17と第2流路形成部材19は、第1ケース11と第2ケース12を重ね合わせた際に、第1螺旋状流路18と第2螺旋状流路20が形成されるように、第1収容凹部15の内面と第2収容凹部16の内面のそれぞれに設けられる。
そして、熱媒体加熱装置1では、第1ケース11に設けられた第1収容凹部15の内面と、第2ケース12に設けられた第2収容凹部16の内面とを対向させた状態で、第1ケース11及び第2ケース12の端面同士を接触させ上下に重ね合わせる。これにより、収容部10a内には、第1発熱体30aを収容する第1収容空間S1と、第2発熱体30bを収容する第2収容空間S2が形成される。本実施形態に係る熱媒体加熱装置1において、第1収容空間S1と第2収容空間S2は、略円筒形状の発熱体30の外形に合わせて断面略円形の長尺な空間となる。
第1収容空間S1と第2収容空間S2は、収容部10a内において、互いが独立した空間となるように隔離されている。第1収容空間S1は、第1発熱体30aを収容して第1発熱体30aの外周面に熱媒体を流通させる流路として機能する。第2収容空間S2は、第2発熱体30bを収容して第2発熱体30bの外周面に熱媒体を流通させる流路として機能する。
また、収容部10aに形成された第1収容空間S1と第2収容空間S2との間には、第1収容空間S1に流入された熱媒体を、第2収容空間S2に流通させるための連通部10bが設けられている。
以上の構成を備える熱媒体加熱装置1において、収容部10aは、図4に示すように、流入部13から第1収容空間S1に熱媒体を流入させ、第1収容空間S1を流通した熱媒体を、連通部10bを通じて第2収容空間S2へと流通させ、第2収容空間S2を流通した熱媒体を流出部14から流出させる熱媒体流路となる。なお、図4中の矢印は、熱媒体の流通方向を示している。
また、熱媒体加熱装置1において、第1螺旋状流路18を流通する熱媒体は、第1発熱体30aの一端から他端に向けて第1発熱体30aの外周面に沿って整流された状態で螺旋状に流通され、第2螺旋状流路20を流通する熱媒体は、第2発熱体30bの一端から他端に向けて第2発熱体30bの外周面に沿って整流された状態で螺旋状に流通される。
そのため、熱媒体加熱装置1では、第1発熱体30a及び第2発熱体30bを発熱させたときに熱媒体と接触する外周面の温度分布が不均一であっても、熱媒体を均一な温度に加熱させることが可能となる。また、ケース10内を流通する熱媒体は、第1螺旋状流路18及び第2螺旋状流路20を整流された状態で流通するため、ケース10内で滞留することがなく、均一な温度に加熱される。
図5は、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1の流入部13側と流出部14側の部分断面図である。なお、図5(a)、(b)中に示す矢印は、熱媒体の流通方向を示している。
図5(a)に示すように、流入部13の流出口13bは、流入口13aから流入される熱媒体が第1発熱体30aの外周面に向かって流入されるように、第1発熱体30aの外周面と対向して設けられている。また、図5(b)に示すように、流出部14の流入口14bは、第2螺旋状流路20を流通した熱媒体が第2発熱体30bの外周面から外方に向かって流入された後に流出口14aから流出されるように、第2発熱体30bの外周面と対向して設けられている。
これにより、熱媒体加熱装置1では、流入部13から流入され第1収容空間S1を流通する熱媒体及び第2収容空間S2を流通した後に流出部14から流出される熱媒体の圧力損失を低く抑えることができる。
図6は、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1の第1螺旋状流路18における第1流路形成部材17と第1発熱体30aの一部(図5(a)中のC領域)を拡大した図である。
図6に示すように、熱媒体加熱装置1では、第1流路形成部材17の先端と、第1発熱体30aの外周面との間に所定距離の間隙Gが形成されている。また、図示はしないが、熱媒体加熱装置1では、第2流路形成部材19の先端と、第2発熱体30bの外周面との間にも間隙Gが形成されている。
これら間隙Gは、少なくとも通電により発熱した発熱体30のケースが熱膨張することで生じる得る熱媒体の圧力損失が抑制されるように、例えば発熱体30のケース材料が樹脂材料の場合、使用される樹脂材料の熱膨張量(使用される樹脂の熱膨張係数)に基づいてその距離が設定されてよい。また、間隔Gは、その距離を空け過ぎると流通される熱媒体の流れが乱れる虞があるため、流通される熱媒体が整流された状態で流通される程度の距離とするのが好ましい。なお、発熱体30のケースの材料としては、熱媒体加熱装置1の用途、流通される熱媒体の成分などに応じて適宜選択可能であり、樹脂材料の他、金属材料を用いてもよい。
また、熱媒体加熱装置1では、流入部13の流入面積E1(すなわち、流入部13の流入口13aの開口面積)と、第1螺旋状流路18の熱媒体流通面積E2(すなわち、第1収容空間S1の第1発熱体30aの短手方向と直交する方向の断面(例えば、図4に示すA―A線断面)における第1螺旋状流路18の流路部分の断面積)とを略同等としている。また、熱媒体加熱装置1では、流出部14の流出面積E3(すなわち、流出部14の流出口14aの開口面積)と、第2螺旋状流路20の熱媒体流通面積E4(すなわち、第2収容空間S2の第2発熱体30bの短手方向と直交する方向の断面(例えば図4に示すB―B線断面)における第2螺旋状流路20の流路部分の断面積)を略同等としている。
これにより、熱媒体加熱装置1では、流入部13から流入する熱媒体の液圧と第1螺旋状流路18内を流通する熱媒体の液圧が略同等となり、また第2螺旋状流路20内を流通する熱媒体の液圧と流出部14から流出する熱媒体の液圧が略同等となるため、ケース10内で流通する熱媒体の圧力損失を低く抑えることができる。
発熱体30は、例えば電熱線ヒータ、セラミックヒータのような筒状の電気ヒータで構成され、第1発熱体30aと、第2発熱体30bを含む。発熱体30の形状は、熱媒体を効率的に均一な温度に加熱させるため筒状を成しており、本実施形態で示す円筒形状の他、多角柱形状、楕円柱形状などの断面形状が円以外の筒体としてよい。
第1収容凹部15及び第2収容凹部16は、共に発熱体30の形状に合わせて形成されるため、第1流路形成部材17及び第2流路形成部材19も自ずと発熱体30の外形に沿って設けられる。そのため、第1螺旋状流路18及び第2螺旋状流路20は、発熱体30の外周面に沿った螺旋状の流路となる。例えば発熱体30が三角柱形状の場合、第1流路形成部材17と第2流路形成部材19は、第1発熱体30a又は第2発熱体30bの外周面に沿って設けられるため、第1螺旋状流路18及び第2螺旋状流路20は、三角螺旋形状の流路となる。
発熱体30は、ケース10内での熱媒体の漏洩を防止するため、長手方向における連通部10b側の端部に、図示しないシール部材(O−リング)を介在させた状態で収容部10aに収容される。
そして、上述した熱媒体加熱装置1において、熱媒体は、流入部13からケース10内に流入すると、第1発熱体30aの外周面に向かって導かれた後、第1発熱体30aの長手方向の一端から他端に向かって第1螺旋状流路18を流通する。このとき、熱媒体は、第1螺旋状流路18を整流された状態で第1発熱体30aの外周面に沿って流通しながら均一な温度となるように加熱される。
第1発熱体30aの他端まで流通された熱媒体は、連通部10bを通じて第2螺旋状流路20へと流通し、第2発熱体30bの長手方向の一端から他端に向かって第2螺旋状流路20を流通する。このとき、熱媒体は、第2螺旋状流路20を整流された状態で第2発熱体30bの外周面に沿って流通しながら均一な温度となるように加熱される。
その後、第2発熱体30bの他端に到達した熱媒体は、流出部14に向かって流通してケース10から流出される。
以上説明したように、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1は、ケース10の内部を流通する熱媒体が第1発熱体30a及び第2発熱体30bを含む筒状の一対の発熱体30によって加熱される熱媒体加熱装置1であって、ケース10は、第1発熱体30aが収容される第1収容空間S1と、第2発熱体30bが収容される第2収容空間S2と、第1収容空間S1と第2収容空間S2とを連通する連通部10bとを含み、連通部10b以外の領域において第1収容空間S1と第2収容空間S2が隔離された状態で第1発熱体30a及び第2発熱体30bを収容する収容部10aと、第1収容空間S1に熱媒体を流入させる流入部13と、第2収容空間S2から熱媒体を流出させる流出部14と、を備え、第1収容空間S1には、第1発熱体30aの長手方向の一端から他端に向けて第1発熱体30aの外周に沿って熱媒体が整流された状態で螺旋状に流れる第1螺旋状流路18を形成する第1流路形成部材17がケース10の内壁に設けられていると共に、第2収容空間S2には、連通部10bを通じて第1収容空間S1から流入した熱媒体が、第2発熱体30bの長手方向の一端から他端に向けて第2発熱体30bの外周に沿って整流された状態で螺旋状に流れる第2螺旋状流路20を形成する第2流路形成部材19がケース10の内壁に設けられている。
また、ケース10は、第1発熱体30aと第2発熱体30bを個別に収容するための第1収容凹部15が内壁に形成され、第1収容凹部15における第1発熱体30aが収容される側の凹部の内面に第1流路形成部材17が設けられ、第1収容凹部15における第2発熱体30bが収容される側の凹部の内面に第2流路形成部材19が設けられた第1ケース11と、第1発熱体30aと第2発熱体30bを個別に収容するための第2収容凹部16が内壁に形成され、第2収容凹部16における第1発熱体30aが収容される側の凹部の内面に第1流路形成部材17が設けられ、第2収容凹部16における第2発熱体30bが収容される側の凹部の内面に第2流路形成部材19が設けられた第2ケース12とを、上下に重ね合わせて構成されている。
第1収容空間S1に流入した熱媒体は、第1螺旋状流路18により第1発熱体30aの外周面に沿って整流された状態で流通し、第2収容空間S2に流入した熱媒体は、第2螺旋状流路20により第2発熱体30bの外周面に沿って整流された状態で流通されるため、ケース10内で熱媒体が滞留することなく熱媒体を効率的に均一な温度に加熱することができると共に、熱媒体の圧力損失を低く抑えることができる。また、ケース10が分割可能な構成であるため、発熱体30の交換などの機器メンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1において、流入部13の流入口13aにおける熱媒体の流入面積E1と、第1収容空間S1の第1発熱体30aの短手方向と直交する方向の断面における第1螺旋状流路18の熱媒体流通面積E2は、略同一である。また、流出部14の流出口14aにおける熱媒体の流出面積E3と、第2収容空間S2の第2発熱体30bの短手方向と直交する方向の断面における第2螺旋状流路20の熱媒体流通面積E4は、略同一である。
これにより、第1収容空間S1内に流入する際の熱媒体の液圧と、第1螺旋状流路18を流通する際の熱媒体の液圧が略同等となり、第2螺旋状流路20を流通する熱媒体の液圧と、第2収容空間S2から流出する熱媒体の液圧が略同等となるため、ケース10を流通する熱媒体の圧力損失を低く抑えつつ、効率的に熱媒体を均一な温度に加熱することができる。
また、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1において、流入部13における熱媒体の流出口13bは、第1発熱体30aの外周面と対向して設けられており、流出部14における熱媒体の流入口14bは、第2発熱体30bの外周面と対向して設けられている。
これにより、流入部13から流入され第1収容空間S1を流通する熱媒体及び第2収容空間S2を流通した後に流出部14から流出される熱媒体の圧力損失を低く抑えることができる。
また、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1において、第1流路形成部材17の先端と第1発熱体30aの外周面との間及び第2流路形成部材19の先端と第2発熱体30bの外周面との間には、発熱体30のケース10の熱膨張量に基づいて設定された距離の間隙Gが形成されている。
これにより、発熱時に熱膨張し得る発熱体30による熱媒体の圧力損失を抑制しつつ、効率的に熱媒体を均一な温度に加熱することができる。
また、本実施形態に係る熱媒体加熱装置1は、車両用空気調和装置において、空気流通路11を流通する空気と熱交換される熱媒体を加熱する装置として機能する。
例えば、電気自動車のように電動モータを用いて電気走行する電動車両に搭載される空気調和装置は、暖房運転の補助機能として加熱した熱媒体と車室内に供給する空気を熱交換させる機能を備えている。そして、この空気調和装置の熱媒体を加熱する装置として本実施形態に係る熱媒体加熱装置1を採用すれば、ケース10内で熱媒体が滞留することなく熱媒体を効率的に均一な温度に加熱することができると共に、熱媒体の圧力損失を低く抑えることができるため、効率的な暖房運転が可能となる。
なお、上述した実施形態において、発熱体30は、第1発熱体30aと第2発熱体30bの一対とし、収容部10aには、第1発熱体30aに対応する第1収容空間S1と、第2発熱体30bに第2収容空間S2が設けられる構成で説明したが、発熱体30の数は特に限定されず、1つ以上あればよい。よって、収容部10aを構成する収容凹部の形成数、収容凹部によって形成される収容空間の形成数は、収容部10a内に収容される発熱体30の数により決定される。また、螺旋状流路を形成する流路形成部材は、形成される収容凹部の内面にそれぞれに設けられ、発熱体30個々に対応する螺旋状流路が形成されることとなる。
また、上述した実施形態において、流入部13と流出部14は、第1ケース11の一端側に並設した形態で説明したが、これに限定されない。流入部13の設置箇所は、流入される熱媒体が第1発熱体30aの外周面に向かって流入可能な位置にあればよく、流出部14の設置箇所は、流出される熱媒体が第2発熱体30bの外周面から外方に向かって流出可能な位置にあればよい。
1 熱媒体加熱装置
10 ケース(10a 収容部、10b 連通部)
11 第1ケース
12 第2ケース
13 流入部(13a 流入口、13b 流出口)
14 流出部(14a 流出口、14b 流入口)
15 第1収容凹部
16 第2収容凹部
17 第1流路形成部材
18 第1螺旋状流路
19 第2流路形成部材
20 第2螺旋状流路
30 発熱体(30a 第1発熱体、30b 第2発熱体)
E1 流入部の流入面積
E2 第1螺旋状流路における熱媒体流通面積
E3 流出部の流出面積
E4 第2螺旋状流路における熱媒体流通面積
G 間隙
S1 第1収容空間
S2 第2収容空間

Claims (11)

  1. ケースの内部を流通する熱媒体が筒状の発熱体によって加熱される熱媒体加熱装置であって、
    前記ケースは、
    前記発熱体を収容する収容部と、
    前記収容部に前記熱媒体を流入させる流入部と、
    前記収容部から前記熱媒体を流出させる流出部と、
    を備え、
    前記収容部には、前記発熱体の長手方向の一端から他端に向けて前記発熱体の外周に沿って前記熱媒体が整流された状態で螺旋状に流れる螺旋状流路を形成する流路形成部材が設けられている、
    熱媒体加熱装置。
  2. 前記発熱体は、第1発熱体と、第2発熱体を含み、
    前記収容部は、前記第1発熱体が収容される第1収容空間と、前記第2発熱体が収容される第2収容空間と、前記第1収容空間と前記第2収容空間とを連通する連通部とを含み、前記連通部以外の領域において前記第1収容空間と前記第2収容空間が隔離された状態で前記第1発熱体及び前記第2発熱体が収容され、
    前記流入部は、前記第1収容空間に前記熱媒体を流入させ、
    前記流出部は、前記第2収容空間から前記熱媒体を流出させ、
    前記第1収容空間には、前記第1発熱体の長手方向の一端から他端に向けて前記第1発熱体の外周に沿って前記熱媒体が整流された状態で螺旋状に流れる第1螺旋状流路を形成する第1流路形成部材が設けられ、
    前記第2収容空間には、前記連通部を通じて前記第1収容空間から流入した前記熱媒体が、前記第2発熱体の長手方向の一端から他端に向けて前記第2発熱体の外周に沿って整流された状態で螺旋状に流れる第2螺旋状流路を形成する第2流路形成部材が設けられている、
    請求項1に記載の熱媒体加熱装置。
  3. 前記第1流路形成部材は、前記第1収容空間における前記ケースの内壁に設けられ、
    前記第2流路形成部材は、前記第2収容空間における前記ケースの内壁に設けられている、
    請求項2に記載の熱媒体加熱装置。
  4. 前記流入部における前記熱媒体の流入面積と、前記第1収容空間の前記第1発熱体の長手方向と直交する方向の断面における前記第1螺旋状流路の熱媒体流通面積は、略同一である、
    請求項2又は3に記載の熱媒体加熱装置。
  5. 前記流出部における前記熱媒体の流出面積と、前記第2収容空間の前記第2発熱体の長手方向と直交する方向の断面における前記第2螺旋状流路の熱媒体流通面積は、略同一である、
    請求項4に記載の熱媒体加熱装置。
  6. 前記流入部における前記熱媒体の流出口は、前記第1発熱体の外周面と対向して設けられている、
    請求項2〜5の何れか1項に記載の熱媒体加熱装置。
  7. 前記流出部における前記熱媒体の流入口は、前記第2発熱体の外周面と対向して設けられている、
    請求項2〜6の何れか1項に記載の熱媒体加熱装置。
  8. 前記第1流路形成部材の先端と前記第1発熱体の外周面との間及び前記第2流路形成部材の先端と前記第2発熱体の外周面との間には、所定の間隙が形成される、
    請求項2〜7の何れか1項に記載の熱媒体加熱装置。
  9. 前記間隙の距離は、前記発熱体の前記ケースの熱膨張量に基づいて設定される、
    請求項8に記載の熱媒体加熱装置。
  10. 前記ケースは、
    前記第1発熱体と前記第2発熱体を個別に収容するための第1収容凹部が内壁に形成され、前記第1収容凹部における前記第1発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第1流路形成部材が設けられると共に、前記第1収容凹部における前記第2発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第2流路形成部材が設けられた第1ケースと、
    前記第1発熱体と前記第2発熱体を個別に収容するための第2収容凹部が内壁に形成され、前記第2収容凹部における前記第1発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第1流路形成部材が設けられ、前記第2収容凹部における前記第2発熱体が収容される側の凹部の内面に前記第2流路形成部材が設けられた第2ケースとを、
    上下に重ね合わせて構成される、
    請求項2〜9の何れか1項に記載の熱媒体加熱装置。
  11. 車両用空気調和装置に搭載され、車室内に供給する空気が流通する空気流通路内で前記空気と熱交換される前記熱媒体を加熱する装置として機能する、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の熱媒体加熱装置。
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