JP2020534605A - 通信ネットワークにおけるサービス層メッセージテンプレート - Google Patents

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Abstract

【解決手段】要求テンプレートまたは応答テンプレートであり得るサービス層メッセージテンプレートの概念を導入する。メッセージテンプレートは、サービス層で作成および格納できる。各メッセージテンプレートは、要求または応答のパラメータとその値のセットを含むことができる。アプリケーションは、配置されると、メッセージテンプレート(すなわち、要求テンプレート)に含まれる要求パラメータを含まない要求をサービス層に送信することができる。その代わりに、メッセージテンプレート識別子を送信してもよい。要求パラメータはメッセージテンプレートに含まれ、サービス層に格納されるため、サービス層とアプリケーション(または、別のサービス層)の間の通信オーバーヘッドを軽減できる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年9月15日に出願の米国仮出願第62/558,940号の利益を主張する。その内容全体は本明細書に参照により援用される。
例えば、oneM2M、欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute:ETSI)、オープンコネクティビティファウンデーション(Open Connectivity Foundation:OCF)などの、多数の標準化団体において、異業種からのものであってもデータの交換と共有をアプリケーション間でするための、単一の水平プラットフォームを規定する、マシンツーマシン(Machine-to-Machine:M2M)/モノのインターネット(Internet of Things:IoT)サービス層が開発されている。
M2M/IoTサービス層は、サービス層によってサポートされるM2M/IoT指向機能(M2M/IoTサービス)のコレクションに対するアクセスを、アプリケーションおよびデバイスに提供することができる。そのような機能は、アプリケーションプログラミングインターフェース(Application Programming Interface:API)を介してアプリケーションが利用できるようにすることができる。例えば、M2M/IoTサービス層は大量のM2M/IoTデータを維持することができ、アプリケーションは、M2M/IoTデータを発見、リトリーブ(検索して取得)、サブスクライブのうち少なくともどれか1つをすることができる(アプリケーションが適切なアクセス権を持つ場合)。サービス層が提供可能なM2M/IoTサービスのさらなる例として、セキュリティ、課金、デバイス管理、プロビジョニング、接続管理などがある。
oneM2M標準は、そのサービス層を「共通サービスエンティティ(Common Service Entity:CSE)」の形で実装する。oneM2Mサービス層の目的は、異なる「垂直」M2Mシステムやアプリケーションが利用可能な「水平」サービスを提供することである。oneM2M CSEは4つの参照点をサポートする。Mca参照点はアプリケーションエンティティ(Application Entity:AE)とインターフェースをとる。Mcc参照点は、同一サービスプロバイダドメイン内の別のCSEとインターフェースをとり、Mcc’参照点は、異なるサービスプロバイダドメイン内の別のCSEとインターフェースをとる。Mcn参照点は、基礎となるネットワークサービスエンティティ(Network Service Entity:NSE)とインターフェースをとる。NSEは、デバイス管理、ロケーションサービス、およびデバイストリガリングなどの、基礎となるネットワークサービスをCSEに提供する。CSEは、「発見」、「データ管理およびリポジトリ」などの、共通サービス機能(Common Service Function:CSF)と呼ばれる複数の論理機能を含み得る。
oneM2Mでは、そのMca、Mcc、Mcc’各参照点に対して要求/応答モデルが採用されている。例えば、AEは、CSEに要求メッセージを送信して、そのリソースまたはサービスにアクセスできる。oneM2Mは、各種パラメータに従って要求メッセージを処理し、対応する応答メッセージを生成するためのいくつかの拡張機能を提供する。加えて、各応答メッセージは様々な応答パラメータを含み得る。これらのパラメータは、複数の要求および応答メッセージにおいて繰り返される場合があり、結果として大きなサイズの要求/応答メッセージとなり得る。
背景技術で説明したように、サービス層要求メッセージは、要求パラメータのセットを含む場合があり、それによって、要求メッセージのサイズが増加し、サービス層とアプリケーション(または、別のサービス層)の間の通信効率が低下する可能性がある。同様に、サービス層の応答メッセージは、応答メッセージの肥大化につながる複数の応答パラメータを含む場合がある。加えて、同じまたは異なるアプリケーションからの要求メッセージには、同じ値を持つ同じ要求パラメータが冗長的に含まれる場合がある。また、サービス層から要求元への応答メッセージは、冗長な応答パラメータを含む可能性がある。特に、IoTサービス層においては、多すぎる要求パラメータによって要求メッセージが大きくなることに起因して高オーバーヘッドが不可避となり、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)狭帯域IoTやその他の低出力広域ネットワーク技術などのように、基礎となるネットワークの通信容量が限られている場合、管理が煩雑になる恐れがある。
本明細書では、特に、低出力広域ネットワークなどの限られた帯域幅の基礎ネットワークに関して、通信オーバーヘッドやその他の関連メトリックの観点から、大型の要求および応答メッセージによって引き起こされるサービス層とアプリケーション(または、別のサービス層)の間の通信の効率を改善する装置および方法について説明する。
一態様によれば、要求テンプレートまたは応答テンプレートを含むことができるサービス層メッセージテンプレートを採用することができる。メッセージテンプレートは、サービス層で作成および格納できる。各々のメッセージテンプレートは、要求または応答パラメータのセットとその値を含むことができる。アプリケーションは、配置されると、メッセージテンプレート(すなわち、要求テンプレート)に含まれる要求パラメータを含まない要求をサービス層に送信することができる。その代わりに、メッセージテンプレート識別子を送信してもよい。要求パラメータはメッセージテンプレートに含まれ、サービス層に格納されるため、サービス層とアプリケーション(または、別のサービス層)の間の通信オーバーヘッドを軽減できる。
本発明の概要は、以下の「発明を実施するための形態」でさらに説明される概念の選択を、単純化された形で紹介するために提供されるものである。本発明の概要は、特許請求された主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求された主題の範囲を制限するために使用されることを意図するものでもない。さらに、特許請求された主題は、本開示のいかなる部分に記載された任意またはすべての短所を解決する制限にも限定されるものではない。
添付の図面と共に例として示される以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
図1は、oneM2Mによって規定されるネットワークアーキテクチャを示す図である。 図2は、スマートメータリングのユースケースを示し、そこでは、ユーザ装置(User Equipment:UE)である各スマートメーターが、3GPP狭帯域のモノのインターネット(Narrow Band Internet of Things:NB−IoT)などの低出力広域アクセス技術を使用してサーバにアクセスする。 図3は、アプリケーションとサービス層の間の相互作用を示す。 図4は、複数のアプリケーション(例えば、図2のスマートメーター上のスマートメーターアプリケーション)が同一のサービス層と相互作用する例を示す。 図5は、要求テンプレートを活用してサービス層の要求メッセージをサイズ低減の観点から最適化する方法の一実施形態を示す。 図6は、応答テンプレートを活用してサービス層の応答メッセージをサイズ低減の観点から最適化する方法の一実施形態を示す。 図7は、メッセージテンプレート管理の全体的な方法を示す。 図8は、要求元が独立した要求を使用して開始する要求テンプレート作成の方法を示す。 図9は、図8の方法に関連した例を示す図である。 図10は、通常要求を送信する際に要求元によって開始される要求テンプレート作成の方法を示す。 図11は、サービス層によって開始される要求テンプレート作成の方法を示し、作成された要求テンプレートの識別子は、別の通知メッセージを使用して要求元に返送される。 図12は、サービス層が、いくつかの類似する要求パラメータを使用する3つの連続する通常要求を受信する例を示す。 図13は、サービス層によって開始される要求テンプレート作成の方法を示し、作成された要求テンプレートの識別子は、通常応答にピギーバックされて要求元に返送される。 図14は、サービス層により開始される自発的な要求テンプレート作成の方法を示す。 図15は、応答テンプレート作成の手順を示す。 図16は、メッセージテンプレートの割り当てと発見の方法を示し、起こり得る3つのケースを示す。 図17は、サービス層登録手順中にメッセージテンプレートを作成/割り当てるための簡便で、より軽量な形式の手法を示す。 図18は、メッセージテンプレートをリトリーブする方法を示す。 図19は、要求テンプレートを活用する方法を示す。 図20は、要求および応答テンプレートを活用する方法を示す。 図21は、専用メッセージを使用してメッセージテンプレートを更新する方法を示す。 図22は、要求元が要求メッセージをサービス層に送信する際に、同時にメッセージテンプレートを更新する方法を示す。 図23は、専用メッセージを使用してメッセージテンプレートを削除する方法を示す。 図24は、要求元が要求メッセージをサービス層に送信する際に、同時にメッセージテンプレートを削除する方法を示す。 図25は、1つの要求メッセージで複数の要求テンプレートを活用する方法を示す。 図26は、トランジットサービス層がテンプレート関連機能をサポートしない場合に、マルチホップサービス層通信のための要求テンプレートを使用する方法を示す。 図27は、宛先サービス層がテンプレート関連機能をサポートしない場合に、マルチホップサービス層通信において要求テンプレートを使用する方法を示す。 図28は、トランジットサービス層と宛先サービス層が両方ともテンプレート関連機能をサポートする場合に、マルチホップサービス層通信において要求テンプレートを使用する方法を示す。 図29は、要求元がテンプレート関連機能をサポートしない場合に、マルチホップサービス層通信において要求テンプレートを使用する方法を示す。 図30は、メッセージテンプレートポリシーを作成する方法を示す。 図31は、メッセージテンプレートをメッセージテンプレートポリシーに関連付けたり、逆に、メッセージテンプレートポリシーをメッセージテンプレートに関連付けたりする方法を示す。 図32は、既存のメッセージテンプレートポリシーをリトリーブ/更新/削除する方法を示す。 図33は、messageTemplateリソースの構造の一例を示す。 図34は、<messageTemplate>リソースを操作する(例えば、<messageTemplate>リソースを作成/リトリーブ/更新/削除する)方法を示す。 図35は、messageTemplatePolicyリソースの構造を示す。 図36は、<messageTemplatePolicy>リソースを操作する(例えば、<messageTemplatePolicy>リソースを作成/リトリーブ/更新/削除する)方法を示す。 図37は、サービス層(例えば、oneM2M CSE)におけるメッセージテンプレート管理のためのユーザインターフェースの一実施形態を示す。 図38は、サービス層(例えば、oneM2M CSE)におけるメッセージテンプレートポリシー管理のためのユーザインターフェースを示す。 図39Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得るマシンツーマシン(M2M)、モノのインターネット(IoT)、またはモノのウェブ(Web of Things:WoT)の例示的な通信システムのシステム図である。 図39Bは、図39Aに示されるM2M/IoT/WoT通信システム内で使用され得る例示的なアーキテクチャのシステム図である。 図39Cは、図39Aおよび図39Bに示される通信システム内で使用され得るM2M/IoT/WoTデバイス、ゲートウェイ、サーバなどの例示的な通信ネットワーク装置のシステム図である。 図39Dは、図39Aおよび図39Bの通信システムのノードまたは装置を内部に具現化し得る例示的なコンピューティングシステムのブロック図である。
oneM2M標準は、サービス層を「共通サービスエンティティ(Common Service Entity:CSE)」の形で実装する。oneM2Mサービス層の目的は、異なる「垂直」M2Mシステムやアプリケーションが利用可能な「水平」サービスを提供することである。CSEは、図1に示すように、4つの参照点をサポートする。Mca参照点はアプリケーションエンティティ(Application Entity:AE)とインターフェースをとる。Mcc参照点は、同一サービスプロバイダドメイン内の別のCSEとインターフェースをとり、Mcc’参照点は、異なるサービスプロバイダドメイン内の別のCSEとインターフェースをとる。Mcn参照点は、基礎となるネットワークサービスエンティティ(Network Service Entity:NSE)とインターフェースをとる。NSEは、デバイス管理、ロケーションサービス、およびデバイストリガリングなどの、基礎となるネットワークサービスをCSEに提供する。CSEは、「発見」、「データ管理およびリポジトリ」などの、共通サービス機能(Common Service Function:CSF)と呼ばれる複数の論理機能を含む。
図1に示すように、oneM2Mアーキテクチャは、アプリケーションサービスノード、アプリケーション専用ノード、中間ノード、インフラストラクチャノード、および非oneM2Mノードの各タイプのノードを可能にする。
アプリケーションサービスノード(Application Service Node:ASN)は、1つのCSEを含み、少なくとも1つのアプリケーションエンティティ(AE)を含むノードである。物理マッピングの例として、ASNは、センサなどのマシンツーマシン(M2M)デバイス内に常駐することもできる。
アプリケーション専用ノード(Application Dedicated Node:ADN)は、少なくとも1つのAEを含み、CSEを含まないノードである。oneM2Mシステムのフィールドドメインには、0個以上のADNが存在し得る。物理マッピングの例として、ADNは、制約のあるM2Mデバイス内に常駐することもできる。
中間ノード(Middle Node:MN)は、1つのCSEを含み、0個以上のAEを含むノードである。oneM2Mシステムのフィールドドメインには、0個以上のMNが存在し得る。物理マッピングの例として、MNは、M2Mゲートウェイに常駐することもできる。
インフラストラクチャノード(Infrastructure Node:IN)は、1つのCSEを含み、0個以上のAEを含むノードである。インフラストラクチャドメインには、oneM2Mサービスプロバイダごとに正確に1つのINが存在する。INのCSEは、他のノードタイプには適用できないCSE機能を含んでもよい。物理マッピングの例として、INは、M2Mサービスインフラストラクチャに常駐することもできる。
非oneM2Mノード(Non-oneM2M Node:NoDN)は、oneM2Mエンティティを含まない(AEやCSEも含まない)ノードである。このようなノードは、管理などのインターワーキングのためにoneM2Mシステムに接続されたデバイスに相当する。
oneM2Mでは、そのMca、Mcc、Mcc’各参照点に対して要求/応答モデルが採用されている。例えば、AEは、CSEに要求メッセージを送信して、そのリソースまたはサービスにアクセスできる。oneM2Mは、表1に説明するいくつかの新しいパラメータを介して要求メッセージを処理し、対応する応答メッセージを生成するためのいくつかの拡張機能を提供する。さらに、各応答メッセージは、表2に示すようないくつかの応答パラメータを含む。これらのパラメータは、複数の要求および応答メッセージにおいて繰り返される可能性があり、結果として大きなサイズのoneM2M要求や応答メッセージとなり得ることに留意されたい。
Figure 2020534605
Figure 2020534605
本明細書で説明される技術的解決策が対象とする技術的問題をよりよく理解するために、例示のためのユースケースを提示する。図2は、スマートメータリングのユースケースを示し、そこでは、ユーザ装置(UE)である各スマートスマートメーターが、3GPP狭帯域のモノのインターネット(NB−IoT)などの低出力広域アクセス技術を使用して、様々なUEからのメーターデータを格納して管理するためのIoTサービス層を備えるサーバにアクセスする。サーバは、電力会社によって配備される可能性がある。例えば、スマートメーターアプリケーションが各UE上で作動して、メーター指示値を定期的にサーバに送信することもできる。また、(例えば、同一共同体に配備された)複数のスマートメーターが、同じ方法で、指示値をサーバに報告してもよい(例えば、周波数、サーバによる要求メッセージの処理方法などを報告してもよい)。そのため、各スマートメーターは、類似する要求メッセージをサーバに繰り返し送信する場合があり、複数のメーターが類似する要求メッセージを異なる時期にサーバに送信する場合もある。これらの2つの側面を要約して、図3および図4と関連して、さらに説明する。
図3は、アプリケーションとサービス層の間の相互作用を示す。この例では、アプリケーション(例えば、図2のスマートメーター上のスマートメーターアプリケーション「エラー!参照先が見つかりません。」)は、要求メッセージをサービス層に繰り返し送信する。各要求メッセージは、要求パラメータのセットを含んでいる。同様に、対応する応答メッセージは、応答パラメータを含んでいる。さらに、アプリケーションは、特定の期間中、サービス層から同じサービス/リソースを要求できる。したがって、繰り返される要求メッセージの各々は、同じ要求パラメータのセットを含む。
図4は、複数のアプリケーション(例えば、図2のスマートメーター上のスマートメーターアプリケーション)が同一のサービス層と相互作用する別の例を示す。このシナリオでは、3つ(またはそれ以上)のアプリケーションが異なるサービス/リソースにアクセスすることができるが、それらのアプリケーションは、同じ方法で要求メッセージを処理するようにサービス層に指示してもよい。例えば、それらのアプリケーションは、同一の要求メッセージ有効期限や同一の結果有効期限などをサービス層に対して示してもよい。したがって、各アプリケーションからの要求メッセージは、同じ要求パラメータのセットを含み得る。
前述のユースケースによって示された問題に対する技術的解決策に入る前に、もっぱら説明を簡単にするために、ここで特定の用語を定義する。下記用語は以下のような意味としてとらえることができる。
サービス層は、アプリケーションとアプリケーションプロトコル層の間のプロトコル層として説明することができる。サービス層は、リソースを格納し、サービスを提供する。サービスは、アプリケーションや他のサービス層に公開され、アプリケーションや他のサービス層からアクセスおよび操作することができる。
要求/応答モデルは、サービス層とアプリケーションの間(または、2つのサービス層間)の相互作用モデルであり得る。このモデルにおいては、アプリケーション(または、別のサービス層)が要求メッセージをサービス層に送信し、サービス層が応答メッセージをアプリケーション(または、別のサービス層)に返送する。
要求メッセージは、サービス層によって提供されるサービスを要求するために、アプリケーション(または、別のサービス層)からサービス層に送信されるメッセージであり得る。サービス層は、受信した要求メッセージを処理し、要求メッセージの発信元に応答メッセージを送信する。要求メッセージは、サービス層から別のアプリケーションに送出することもできる。
要求パラメータは、要求メッセージに含まれ、かつ、要求メッセージをいつ、どのように処理するか、生成された結果をどのように維持するか、応答メッセージをいつ、どのように返送するかなどをサービス層に指示するパラメータであり得る。
応答メッセージは、要求メッセージの受信と処理の結果として、サービス層からアプリケーション(または、別のサービス層)に送信されるメッセージであり得る。応答メッセージは、アプリケーションからサービス層に送出することもできる。
応答パラメータは、応答メッセージに含まれるパラメータであり得る。例えば、リソースのリトリーブを要求元がサービス層に要求した場合、サービス層が生成する応答メッセージは、リトリーブされたリソースの表現を含むための「コンテンツ」パラメータを含み得る。
メッセージテンプレート(Message Template:MT)は、要求メッセージを記述するための要求テンプレートまたは応答メッセージを記述するための応答テンプレートであり得る。要求テンプレートは、サービス層および要求元側の少なくとも一方のメモリに格納され、アプリケーションによって発見およびリトリーブできる。応答テンプレートも、サービス層および要求元側の少なくとも一方に格納できる。メッセージテンプレートは、サービス層、アプリケーション、および他のサービス層のうち少なくとも1つが管理することができる。MTは、例えば、表、拡張可能なマーク付け言語(Extensible Markup Language:XML)ドキュメント、またはその他の任意の適切な機械可読データ構造またはドキュメントなどの、テンプレートのパラメータ値を保持する適切なデータ構造の形をとることができる。
要求テンプレート(Request Template:REQT)は、要求で繰り返し使用される所定のメッセージに対するいくつかの共通要求パラメータとそれらの値を含む。アプリケーションまたは別のサービス層は、要求メッセージテンプレートを活用して、要求パラメータのうち共通に利用されるサブセットがテンプレートに含まれるとその後は省略することができる、最適化された要求を生成することができる。
応答テンプレート(Response Template:RSPT)は、応答メッセージをどのように生成すべきか、および応答メッセージがどのように見えるかを記述する。応答テンプレートを、要求テンプレートまたは要求に関連付けることができる。そのため、サービス層は、受信した最適化された要求を要求テンプレートを使用して処理するとき、どの応答テンプレートを使用して応答メッセージを生成すべきかを理解する。さらに、サービス層は、要求元側で応答テンプレートを作成して、サービス層から要求元に繰り返し送信されることになる応答パラメータを含めることができる。サービス層はこの種の応答テンプレートを使用して、これらの繰り返される応答パラメータを省略することにより、最適化された応答を生成できる。要求元はこの種類の応答テンプレートをローカルに格納し、それを使用して、受信した最適化された応答から元の応答メッセージを復元できる。応答テンプレートを使用して、要求テンプレートを含む要求にも、含まない要求にも返信することができることに留意されたい。
メッセージテンプレート識別子(Message Template Identifier:MTID)は、サービス層に格納された要求テンプレートまたは応答テンプレートのどちらでもあり得るメッセージテンプレートのユニバーサルリソース識別子(Universal Resource Identifier)または数値識別子のどちらであってもよい。
要求テンプレート識別子(Request Template Identifier:RQTID)は、サービス層に格納された要求テンプレートのユニバーサルリソース識別子または数値識別子のどちらであってもよい。
応答テンプレート識別子(Response Template Identifier:RSTID)は、サービス層に格納された応答テンプレートのユニバーサルリソース識別子または数値識別子のどちらであってもよい。
メッセージテンプレート管理は、メッセージテンプレートの作成、メッセージテンプレートのリトリーブ、メッセージテンプレートの活用、メッセージテンプレートの更新、メッセージテンプレートの削除、メッセージテンプレートを1つまたは複数のメッセージテンプレートポリシーへの関連付けなどのタスクを含むことができる。
メッセージテンプレートポリシーは、メッセージテンプレートの適用可能性を記述または制限するための条件(例えば、どのメッセージテンプレートを、どのターゲットリソースに対するどの要求元に、いつ適用するか)を含むことができる。
通常要求は、サービス層またはアプリケーション層においてネイティブに定義およびサポートされる要求メッセージであり得る。通常要求は、サービス層によって指定されるような要求パラメータのセットを含めるために使用される。通常要求は、いかなる要求テンプレートも活用しない。
最適化された要求は、要求テンプレートを活用することにより強化された要求メッセージであり得る。一般に、最適化された要求は、要求テンプレート識別子を収容し、要求テンプレートに含まれる要求パラメータを削除することにより、要求元側で作成される。したがって、最適化された要求は通常要求よりも短縮される。
通常応答は、サービス層またはアプリケーション層においてネイティブに定義およびサポートされる応答メッセージであり得る。通常応答は、サービス層によって指定されるような応答パラメータのセットを含めるために使用される。通常応答は、要求元側に格納されたいかなる応答テンプレートも活用しない。
最適化された応答は、応答テンプレートを活用することにより強化された応答メッセージであり得る。一般に、最適化された応答は、応答テンプレート識別子を収容し、応答テンプレートに含まれる応答パラメータを削除することにより、サービス層側で作成される。したがって、最適化された応答は通常応答よりも短縮される。
本説明の残りの部分では、メッセージテンプレートとは、明示的に述べない限り、要求テンプレートまたは応答テンプレートのいずれかのことを指す場合がある。同様に、メッセージテンプレート識別子(MTID)とは、明示的に述べない限り、要求テンプレート識別子(RQTID)または応答テンプレート識別子(RSTID)のことを指す場合がある。
以下の説明では、メッセージテンプレートを活用するためのメカニズムについて説明する。次に、メッセージテンプレート管理のための全体的な手順を説明し、続いて、メッセージテンプレートの作成、メッセージテンプレートの割り当てと発見、メッセージテンプレートのリトリーブ、メッセージテンプレートの使用、メッセージテンプレートの更新、メッセージテンプレートの削除などの、実行し得る各メッセージテンプレート管理タスクの実施形態について説明する。
もっぱら説明を簡単にするために、以下の説明では、要求メッセージは、アプリケーション(または、別のサービス層)からサービス層に送出されるものとして説明する。しかし、ここで説明する概念、メカニズム、および実施形態は、サービス層がアプリケーションに要求メッセージを送信し、それに応じてアプリケーションからサービス層に応答メッセージが送信されるシナリオに直接適用可能である。
図5は、要求テンプレートを活用してサービス層の要求メッセージをサイズ低減の観点から最適化する方法の一実施形態を示す。留意すべきことは、図5の要求元は、アプリケーションまたは別のサービス層である可能性があるということであり、さらに、各ステップにはいくつかのサブステップが含まれる可能性があるということであるが、これについては、以下の説明で詳述する。要求テンプレートに含まれる要求パラメータは、特定の順序で並んでいない可能性があることに留意されたい。
図5を参照すると、ステップ1で、要求元は要求テンプレート(REQT)の作成を要求する。あるいは、サービス層は、いくつかのREQTを自発的に作成することもできる。要求は、要求に通常現れる情報要素に用いられる既定値を含んでもよい。これらの既定値に基づいて、REQTを構築することができる。後に、REQTが要求元によって使用される際、REQTが使用されることを示す異なる値が要求中に提供されていない場合、サービス層は既定値を仮定することができる。
ステップ2では、サービス層は、REQTおよびREQT識別子を作成し、それらを、サービス層が実装されるネットワーク装置のメモリにローカルに格納する。
ステップ3では、REQTの作成元ではない要求元が、作成されたREQTを活用できるようにするためには、要求元は、サービス層に送信すべき将来の要求メッセージを最適化するために、REQTのコンテンツ(例えば、どの要求パラメータがREQTに含まれているか)を知る必要がある。そのため、要求元は、REQTとそれに関連する識別子を発見してリトリーブする必要がある。あるいは、図には示されていないが、サービス層は、1つまたは複数のREQTを要求元に能動的に割り当てることができる。
ステップ4では、要求元は、REQTをリトリーブするかまたはREQTの割り当てまたは通知を受けた後、それを使用して、REQTの識別子を含み、REQTに既に含まれているパラメータを除いた、最適化された要求を生成する。要求パラメータがREQTに含まれていない場合、要求元は、最適化された要求に要求パラメータを含める必要がある。最適化された要求は、通常要求よりも少ないパラメータを含むため、サイズが縮小され、サービス層との通信のオーバーヘッドも軽減される。
ステップ5では、要求元は最適化された要求をサービス層に送信する。最適化された要求には、ステップ4で最適化された要求を生成するために使用されたREQTの識別子が含まれていることに留意されたい。要求は、REQTの一部であった情報要素の値も提供することができる。要求元は、その値の存在を利用して、REQT上の既定値を提供された値でオーバーライドする必要があることを示すことができる。
ステップ6では、サービス層は、最適化された要求を受信し、それをREQTに従って処理する。具体的には、サービス層は、まず、最適化された要求に含まれるREQT識別子を使用して、適切なREQTを見つけ、その後、REQTに含まれる要求パラメータとその他の情報を、最適化された要求内のその他のパラメータ/情報と共に使用して、受信した最適化された要求を、通常要求の処理に用いる方法で処理する。その後、サービス層が応答テンプレートをサポートしていない場合、サービス層は通常応答を生成し要求元に返送する。サービス層が応答テンプレートをサポートしている場合、サービス層は、応答テンプレートを活用して、最適化された応答を生成することができる(図5参照)。
留意すべきことは、図5に示す全体的な手順によれば、要求テンプレートを作成/発見/リトリーブするためのサービス層と要求元の間のメッセージングがさらに行われるが、要求元が同じタイプの要求をサービス層に繰り返し送信する場合と、メッセージテンプレートが複数の要求元によって使用される場合の少なくとも一方の場合、(メッセージテンプレートを使わない単一の要求/応答と比べて)大きな節約を達成することができるということである。これは、この後に続くすべての要求(または、複数の要求元からの要求)がREQTを活用する可能性があるためである。
図6は、応答テンプレートを活用してサービス層の応答メッセージをサイズ低減の観点から最適化する方法の一実施形態を示す。図6の要求元は、アプリケーションまたは別のサービス層である可能性があり、さらに、図6の各ステップにはいくつかのサブステップが含まれる可能性があるということに留意されたい。応答テンプレートに含まれる応答パラメータは、特定の順序で並んでいない可能性があることに留意されたい。
図6を参照すると、ステップ1で、要求元は応答テンプレート(RSPT)の作成を要求する。あるいは、サービス層は、いくつかのRSPTを自発的に作成することもできる。要求元からの要求は、応答パラメータ、RSPT識別子、またはRSPTの構築に使用すべき完全な応答を提供し得る。例えば、要求元は、RSPTを構築する際にどのような応答パラメータを仮定すべきかを示すことができる。
ステップ2では、サービス層は、RSPTおよびRSPT識別子を作成し、それらを、サービス層が実装されるネットワーク装置のメモリにローカルに格納する。
ステップ3では、サービス層は、同RSPTおよび識別子を要求元に送信して、要求元がそれを使用して、将来受信されるすべての最適化された応答を正しく処理できるようにする。
ステップ4では、要求元はRSPTをローカルに格納する。
ステップ5では、サービス層は、受信した要求を処理する際に、要求元に既知のRSPTに従って、最適化された応答を生成する。最適化された応答は、使用されたRSPTの識別子を含み得る。通常応答と比べて、最適化された応答では、RSPTに既に含まれているパラメータ/情報が除かれ、メッセージサイズが縮小される。留意すべきことは、要求元によって送出され受信された要求によって、サービス層への要求の送信時に、特定のRSPTを作成または使用、あるいはその両方をするようにサービス層に明示的に要求することができ、要求メッセージにRSPT識別子または「RSPT使用(USE RSPT)」フラグを含めることで、RSPTを使用することへの要求を示すことができるということである。
ステップ6では、サービス層は、最適化された応答を要求元に送信する。最適化された応答には、RSPT識別子が含まれる。最適化された応答では、RSPTに含まれる応答パラメータは省略され、RSPT識別子が含まれる。RSPTに定義されている値をオーバーライドするために、応答には、RSPTに割り当てられた既定値であるパラメータのうちのいくつかの値を含むことができる。
ステップ7では、要求元は最適化された応答を受信して、RSPT識別子を使用して対応するRSPTを見つけ、RSPTに含まれる応答パラメータおよび情報を使用して、最適化された応答を処理する。
ここで、メッセージテンプレート管理の方法を説明する。一態様によれば、要求元(すなわち、アプリケーションまたは別のサービス層)は、サービス層上でメッセージテンプレートの作成を開始することができる。メッセージテンプレートが作成されたら、同要求元または他の要求元に割り当てたり、同要求元または他の要求元が発見したりすることができる。要求元は、適切なメッセージテンプレートを発見するか、またはそれを割り当てられると、それを使用して、いくつかの要求(または応答)パラメータが省略されてメッセージテンプレート識別子に置き換えられた最適化された要求(または応答)を生成することができる。その後は、メッセージテンプレートをRESTfulな方法で操作すること(すなわち、メッセージテンプレートのリトリーブ、メッセージテンプレートの更新、メッセージテンプレートの削除)ができる。
図7は、図5および図6に関連して説明した事項に基づき、かつ、それと整合するメッセージテンプレート管理の全体的な方法を示す。図7に示される概念の1つは、要求元またはサービス層が作成したメッセージテンプレートに関して、他の要求元への割り当て、他の要求元による発見、使用のうち、少なくとも1つが行われるということである。
図7を参照すると、ステップ1で、メッセージテンプレートが作成され、サービス層に格納される。この処理は、要求元1またはサービス層自身が開始することができる。メッセージテンプレートは、図5および図6に説明するように作成できる。
ステップ2では、作成されたメッセージテンプレートに関して、要求元2(または要求元1)への割り当ておよび要求元2(または要求元1)による発見の少なくとも一方が行われる。サービス層は、要求元1によって作成されたメッセージテンプレートを要求元2に割り当てることができる(図には示されていないが、その逆も可能である)ことに留意されたい。要求元2(または要求元1)は、メッセージテンプレートを発見または割り当てられた後、メッセージテンプレートが更新(ステップ5)または削除(ステップ6)されたときに自動通知を受信するために、メッセージテンプレートへのサブスクリプションを作成することができることに留意されたい。ここで、要求元にメッセージテンプレートが割り当てられているとは、次のことを意味する。1)メッセージテンプレートとその識別子が要求元に与えられる。2)要求元は、割り当てられたメッセージテンプレートを使用して、それが要求テンプレートである場合に、最適化された要求を生成し、それが応答テンプレートである場合に、最適化された応答から通常応答を生成する権限を与えられるか、強制される、またはその両方である。
ステップ3では、要求元2(または要求元1)は、サービス層からメッセージテンプレートをリトリーブする。
ステップ4では、要求元2(または要求元1)は、メッセージテンプレート(すなわち、要求テンプレート)を使用して、最適化された要求を生成し、サービス層と相互作用する。複数のテンプレートを共同活用して、最適化された要求を生成することもできることに留意されたい。サービス層は、最適化された要求を受信すると、対応するテンプレートを見つけ、それを使用して最適化された要求を処理する。このプロセスでは、要求元2(または要求元1)は、要求メッセージをサービス層に送信すると、応答テンプレートの作成および使用の少なくとも一方を実行して要求元2(または要求元1)への最適化された応答を生成するように、サービス層に指示することができる。
ステップ5では、メッセージテンプレートは、要求元2(または要求元1)またはサービス層自身によって更新され得る。例えば、メッセージテンプレートに含まれるパラメータまたは情報は更新可能である。更新されたメッセージテンプレートが複数の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して更新を通知する。
ステップ6では、メッセージテンプレートは、要求元2(または要求元1)またはサービス層自身によって削除され得る。削除されたメッセージテンプレートが複数の要求元によって使用またはサブスクライブされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信してメッセージテンプレートの削除を通知する。
一態様においては、要求元は、要求メッセージをサービス層に送信することにより、要求テンプレートの作成を自発的に開始することができる。このステップの前に、要求元は、例えばサービス発見を通じて、サービス層がメッセージテンプレート機能をサポートしていることを発見している可能性もあるが、それを可能にするには、サービス層は、メッセージテンプレート機能を公開/発表して、要求元が発見できるようにする必要がある。要求元が要求テンプレート作成要求をサービス層に送信するには、2つのケースがある。ケース1では、要求元は、専用の要求テンプレート作成要求をサービス層に送信する。この要求には、必要に応じて値を含むいくつかの要求パラメータが含まれる。ケース2では、要求元は、要求テンプレート作成インジケータ(Request Template Creation Indicator:RQTCI)を通常要求にピギーバックする。RQTCIは、サービス層に、要求テンプレートの作成方法(例えば、作成するメッセージテンプレートにどの要求パラメータとその値を含めるか)を通知する。サービス層は、RQTCIの指定に従って要求テンプレートを作成する。
図8は、要求元が独立した要求を使用して開始する要求テンプレート作成の方法を示す。ステップ1で、要求元は要求テンプレート作成要求をサービス層に送信して、要求テンプレートを作成するようサービス層に指示する。このメッセージは、以下のパラメータを含むことができる。
・templateType:作成すべきメッセージテンプレートのタイプが要求テンプレートであることを示す。
・numOfRequestTemplatesToBeCreated(Nt):作成すべき要求テンプレートの数を示す。要求元は、複数の要求テンプレートの作成を要求できる。この場合、各テンプレートに含むべき要求パラメータは、listOfRequestParametersに含まれる。
・listOfRequestParameters:作成すべき要求テンプレートに含まれる値を含む要求パラメータのリストを示す。通常、これらのパラメータとその値は、将来の要求で繰り返し使用される。そのため、要求テンプレートを作成してそれらを含めることで、将来の要求でそれらを省略して、将来の要求のサイズを縮小することができる。numOfRequestTemplateToBeCreatedが複数存在する(すなわち、Nt > 1である)場合に備えて、listOfRequestParametersは含まれるすべてのパラメータをNt個のサブグループに分割し、各サブグループのパラメータを使用して個々の要求テンプレートを作成する。図9に示すように、要求メッセージにNp個(例えば、Np = 15)の要求パラメータがあり、Nt = 3であると仮定する。この例では、listOfRequestParametersには、パラメータのサブグループが3つ含まれる。第1のサブグループには2つの要求パラメータが含まれ、第1要求テンプレートREQT1の作成に使用され、第2のサブグループには続く3つの要求パラメータが含まれ、第2要求テンプレートREQT2の作成に使用され、第3のサブグループには最後の2つのパラメータが含まれ、第3要求テンプレートREQT3を作成するために使用される。図8に示すように、いくつかの要求パラメータは要求テンプレートに含まれないか、使用されないことに留意されたい。oneM2Mを例にとると、表1に示す、以下のような、いくつかの要求パラメータを要求テンプレートに含めることができる:操作、要求有効期限タイムスタンプ、結果有効期限タイムスタンプ、操作実行時間、応答タイプ、結果持続性、結果コンテンツ、イベントカテゴリー、配信アグリゲーション、グループ要求識別子、フィルタ基準、発見結果タイプ、セキュリティ情報など。
・listOfExistingRequestTemplateIDs:サービス層で作成および格納済みの既存要求テンプレート識別子のリストを示す。このパラメータは、既存の要求テンプレートに基づいて新しい要求テンプレートを作成するために使用されるため、要求元は要求パラメータを指定する必要はなく、既存要求テンプレートの識別子だけを指定すればよい。このパラメータがステップ1に含まれている場合、作成すべき要求テンプレートは、これらの既存要求テンプレートに加えて、listOfRequestParametersに示されているパラメータに基づく。言い換えれば、作成すべき要求テンプレートには、既存要求テンプレート、およびNt = 1の場合のlistOfRequestParametersに含まれるすべての要求パラメータが含まれる。さらに図9を例として使用すると、図9に示すように、3つの要求テンプレートREQT1、REQT2、REQT3がlistOfExistingRequestTemplateIDsに含まれる場合、サービス層は新しい要求テンプレートREQT123を作成する。要求テンプレートREQT123は、これら3つの既存要求テンプレートの識別子のみを含むことができるが、基本的に要求テンプレートREQT1、REQT2、REQT3のすべての要求パラメータを含むことができる。このような新しい要求テンプレートを作成することにより、サービス層は、要求元が既存要求テンプレートを活用または再利用するための柔軟性と効率を高める。例えば、要求元は、後で要求テンプレートREQT123を使用するだけで、最適化された要求を生成することができ、サービス層にREQT123の識別子を通知するだけでよい。一方、そのような新しいテンプレートを使用しない場合、要求元は、REQT1、REQT2、およびREQT3を共に使用して、同じ最適化された要求を生成する必要があり、サービス層に3つの(それぞれ、REQT1、REQT2、およびREQT3に関する)識別子を通知する必要がある。numOfRequestTemplatesToBeCreatedが複数存在する(すなわち、Nt > 1である)場合、listOfRequestParametersが要求パラメータをいくつかのサブグループに分割する方法と同様に、listOfExistingRequestTemplateIDsは、含まれるすべてのテンプレート識別子をNt個のサブグループに分割する必要があり、各サブグループのテンプレート識別子を使用して、個々の要求テンプレートを作成することになる。
・listOfAllowedRequestors:ステップ2で作成すべき要求テンプレート活用できる要求元のリストを示す。このパラメータはオプションである。
・listOfTargetResources:ステップ2で作成すべき要求テンプレートを適用可能なターゲットリソースのリストを示す。このパラメータはオプションである。
・MTPList:作成される要求テンプレートに適用される既存のメッセージテンプレートポリシーのリストを示す。このパラメータはオプションである。このパラメータが含まれている場合、listOfAllowedRequestorsとlistOfTargetResourcesは不要となり得る。
さらに図8を参照すると、ステップ2で、サービス層は、ステップ1から要求テンプレート作成要求を受信し、それを処理して、要求元から要求されたように、対応する要求テンプレートを生成する。サービス層は、同じテンプレートが以前に作成されているかどうかを確認することができ、作成されている場合、新しいテンプレートを作成しないようにすることができる。作成された要求テンプレートは、いくつかの要求パラメータとその他のプロパティ(例えば、作成、有効期限、許可された要求元のリスト、ターゲットリソースのリスト、子としての他の要求テンプレートのリストなど)を含み得る。一実施形態では、numOfRequestTemplatesToBeCreatedが1に等しい(すなわち、Nt = 1である)場合、サービス層は、listOfRequestParametersに含まれるすべての要求パラメータと、listOfExistingRequestTemplateIDsに示された任意の既存要求テンプレートを使用するだけで、新しい要求テンプレートを作成することに留意されたい。サービス層は、作成された要求テンプレートに識別子を割り当てる。また、一実施形態では、numOfRequestTemplatesToBeCreatedが1より大きい(すなわち、Nt > 1である)場合、サービス層はNt個の要求テンプレートを作成する必要があることにも留意されたい。作成すべき各要求テンプレートは、listOfRequestParametersのサブグループに含まれる要求パラメータと、サブグループlistOfExistingRequestTemplateIDsに含まれる任意の既存テンプレート識別子に基づいている必要がある。サービス層は、作成された各要求テンプレートに識別子を割り当てる。テンプレートのパラメータ値を格納するための適切なデータ構造を持つ要求テンプレートは、作成されると、サービス層を実装しているネットワーク装置(例えば、サーバ、ゲートウェイ、デバイスなど)のメモリに格納され得る。
要求テンプレートは、例えば、表、拡張可能なマーク付け言語(XML)ドキュメント、またはその他の任意の適切なデータ構造またはドキュメントなどの、任意の適切な形式のデータ構造で実装可能である。上述のスマートメータリングのユースケースを参照して、スマートメーターを、oneM2Mプロトコルを使用してサーバサービス層(すなわち、サーバCSE)におけるcontentInstanceリソースの作成を通じて定期的にその指示値を報告するAE(すなわち、meterAE123)と仮定して、そのユースケースのコンテキストで作成し得るテンプレートの例を以下に示す。下記の要求テンプレートは、以下の9つのパラメータを含むサーバで作成できるが、ユースケースの要件次第で、要求テンプレートにさらに多くの要求パラメータを含めることも可能である。
1.操作はリソースの作成である。
2.発信元または要求元はスマートメーターであり、識別子meterAE123を割り当てられたアプリケーションとしてサーバに登録されている。
3.リソースは、meterAE123のコンテナmeterContainer234の下に作成される。
4.作成すべきリソースタイプはcontentInstanceである(すなわち、報告された各指示値は異なるcontentInstanceに格納される)。
5.要求有効期限は1800秒である。言い換えれば、meterAE123から受信した各作成要求は、1800秒後に期限切れになる。
6.操作実行時間は600秒である。言い換えれば、サーバは600秒以内にmeterAE123からの作成要求を処理する必要がある。
7.応答タイプは、サーバがスマートメーターに直ちに肯定応答(acknowledgement:ACK)を送信し、その後に応答が続く、ノンブロッキング同期のケースである。
8.サーバが別のCSEに要求を転送する場合に備えて、受信した各作成要求のイベントカテゴリーは「ベストエフォート」に設定される。
9.トークン要求インジケータはtrueに設定される。これは、スマートメーターがトークン要求手順をサポートし、受信側が応答でトークン要求情報パラメータを提供した場合、発信元がトークン要求手順を試行できることを意味する。
以下は、上記の値を含むXML形式のテンプレートの例である。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<m2m:requestTemplate xmlns:m2m="http://www.onem2m.org/xml/protocols">
<op>1</op> <!-操作(op)はリソースの作成>
<to>//example.net/serverCSE/meterAE123/meterContainer234</to>
<!-To(to)は新しいリソースを作成すべき場所を示す>
<fr>meterAE123</fr>
<!-From(fr)は発信元ID(すなわちmeterAE123)を示す>
<ty>4</ty> <!-作成すべきリソースタイプ(ty)はcontentInstance>
<rqet>3600</rqet> <!-要求有効期限(rqet)は1800秒>
<oet>600</oet> <!-操作実行時間(oet)は600秒>
<rt>1</rt> <!-応答タイプ(rt)はnonBlockingSync>
<ec>3</ec> <!-イベントカテゴリー(ec)はベストエフォート>
<tqi>1</tqi> <!-トークン要求インジケータ(tqi)はtrue>
</m2m:requestTemplate>
さらに図8を参照すると、ステップ3で、サービス層は要求テンプレート作成応答を要求元に送信する。このメッセージには、作成されたすべての要求テンプレートの識別子(すなわち、要求テンプレート識別子(RQTID)のリスト)が含まれる。
図10は、通常要求の送信時に要求元によって開始される要求テンプレート作成の方法を示している。ステップ1で、要求元がサービス層におけるリソースまたはサービスにアクセスするための通常要求を送信するとき、要求元はこのメッセージに新しいパラメータ、要求テンプレート作成インジケータ(RQTCI)を含める。RQTCIは、この通常要求の処理に加えて要求テンプレートの追加作成をするようサービス層に指示するために使用される。RQTCIは基本的に、図8のステップ1に含まれるようなすべての情報を示すが、唯一の例外は、要求パラメータ値は既に通常要求に含まれているため、RQTCIがそれらを含む必要がないということである。基本的に、RQTCIは、要求に含まれ、RQTCIによって指示/暗示されるパラメータに基づいてテンプレートを構築する必要があることを示すものとして機能する。要求元が同様の後続の要求を送出する場合、同じパラメータを再送する代わりに、テンプレート識別子を使用できる。もちろん、後続の要求では異なっている必要があるパラメータは、要求元がオーバーライドすることができる。オーバーライドとは、テンプレートで使用されている値とは異なるいくつかの値を使用するように、要求元が応答側に指示できることを意味する。この要求には、作成される要求テンプレートに適用される既存のメッセージテンプレートポリシーのリストを示すMTPListが含まれ得ることに留意されたい。
ステップ2では、サービス層はステップ1から受信した要求を処理し、通常応答を生成する。その後、サービス層は、RQTCIが示す要求テンプレートを作成する。
ステップ3では、サービス層は、通常応答を要求元に送信する。図8のステップ3と同様に、この応答メッセージには、ステップ2で作成された要求テンプレートの識別子(すなわち、RQTID)が含まれる。
別の態様においては、サービス層は、要求元から通常要求を受信しながら要求テンプレートの作成を自発的に開始することができる。複数の通常要求が同様の要求パラメータを使用していることをサービス層が観察した場合、サービス層はそれらの要求パラメータを含む要求テンプレートを作成できる。その後、サービス層は、作成された要求テンプレートを要求元に通知して、要求元がそれを活用して、通常要求のサイズを縮小し、最適化された要求を生成できるようにする必要がある。サービス層がこのタスクを実行するには、2つのケースがある。ケース1では、サービス層が専用の要求テンプレート通知を要求元に送信する。ケース2では、サービス層は要求元からの次回の通常要求を待ち、作成された要求テンプレートの識別子を対応する応答メッセージにピギーバックする。要求元は、要求テンプレートを使用でき、使用する意思があることをサービス層に示すことができる。この意思表示を、登録中にサービス層に提供するか、あるいは他の要求メッセージに含ませて、要求元は、サービス層によって割り当てられた場合、将来の同様の要求にメッセージテンプレートを使用する意思があるということをサービス層に示すことができる。
図11は、サービス層によって開始される要求テンプレート作成の方法を示し、作成された要求テンプレートの識別子は、別の通知メッセージを使用して要求元に返送される。
ステップ1から4では、要求元は2つの連続した通常要求をサービス層に送信し、サービス層は2つの連続した応答で応じる。図には明示的に示されていないが、要求元からサービス層への2つを超える通常要求があり得る。要求には、要求元が将来の同様の要求および応答の少なくとも一方に、メッセージテンプレートを使用する意思があるか、使用できるか、あるいはその両方であるという意思表示が含まれ得る。
ステップ5では、サービス層は、これらの通常要求を分析し、要求元が各々の通常要求で類似または同一の要求パラメータを使用することを合理的に見い出す。その後、1つ(または複数の)要求テンプレートを作成することを決定する。サービス層は、作成された要求テンプレートを1つまたは複数の既存のメッセージテンプレートポリシーに関連付けることもできる。例えば、同様の要求パラメータを使用する受信された連続要求(または非連続要求)の数が整数の閾値以上である場合、サービス層は要求テンプレートを作成することを決定する。その後、これらすべての要求で使用される要求パラメータが同じである場合、サービス層は、これらすべてのパラメータを含む1つの要求テンプレートを作成するだけでよい。これらの要求が類似の要求パラメータを使用しているが、全く同じではない場合、サービス層は複数の要求テンプレートを作成することもできる。例えば、これらの要求中で共通に使用される要求パラメータの各セットを使用して、要求テンプレートを作成できる(各要求中で共通に使用されない要求パラメータも、要求テンプレートの作成に使用できる)。
図12は、サービス層が、図に示すように、いくつかの類似する要求パラメータを使用する3つの連続する通常要求を受信する例を示す。この特定のシナリオでは、サービス層は以下の要求テンプレートを作成できるが、さらにテンプレートを追加することもできる。
・セットS123に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS12に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS13に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS23に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS12―S123に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS13―S123に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS23―S123に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。
・セットS1に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。これは、要求#1が繰り返される場合に有用である。
・セットS2に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。これは、要求#2が繰り返される場合に有用である。
・セットS3に含まれる要求パラメータの要求テンプレートを作成する。これは、要求#3が繰り返される場合に有用である。
ステップ6では、サービス層は、ステップ5で決定されたように、それに応じて、要求テンプレートを作成する。
ステップ7では、サービス層は要求テンプレート通知を要求元に送信して、ステップ6で作成された要求テンプレートの識別子(すなわち、RQTID)を通知する。あるいは、サービス層は、このステップで作成された各要求テンプレートの表現を含むことで、要求元がRQTIDに基づいて作成された要求テンプレートをリトリーブするために別途ステップを実行する必要がないようにすることができる。
ステップ8では、要求元は、ステップ7からのRQTIDの受信に成功したかどうかを示すために、要求テンプレート通知応答をサービス層に返送する。
図11では、代替案として、ステップ3とステップ4の間にステップ5とステップ6が発生し得ることに留意されたい。その後、サービス層はステップ4でRQTIDをピギーバックすることができる。したがって、ステップ7とステップ8は不要となる。
図13は、サービス層によって開始される要求テンプレート作成の方法を示し、作成された要求テンプレートの識別子は、通常応答にピギーバックされて要求元に返送される。ステップ1から6は、図11のステップ1から6と同じである。
ステップ7では、要求元はサービス層に新しい通常要求を送信する。
ステップ8では、サービス層は新しい通常要求を受信する。サービス層はそれを処理し、通常応答を生成する。サービス層は、ステップ6で作成された要求テンプレート(すなわち、RQTID)の識別子をこの通常応答メッセージにピギーバックする。
別の態様においては、サービス層自身(または、管理アプリケーション)が、要求テンプレートを自発的に作成することができる。その後、要求元は、サービス層から適切な要求テンプレートを発見し、そのテンプレートを活用して最適化された要求を生成して、通常要求のサイズを縮小できる。
図14は、サービス層により開始される自発的な要求テンプレート作成の方法を示す。
ステップ1では、サービス層(または、その管理アプリケーション)は、要求元からの通常要求メッセージを考慮することなく、要求元に提供できる自身の能力およびサービスのみに基づいて、いくつかの要求テンプレートを自発的に作成できる。このように、要求元はこれらの要求テンプレートを発見して(または、割り当てられて)、それらを使用してサービス層と相互作用する必要がある。言い換えれば、サービス層は、これらの要求テンプレートを作成することにより、これらの要求テンプレートで記述されているように要求パラメータを使用する要求メッセージのみを受け入れることを明示することができる。サービス層は要求テンプレートに対する制約をなくして、要求元が自身の要求メッセージの新しい値をサービス層に示すことにより、いくつかの要求パラメータの値を上書きできるようにしてもよい。サービス層は、これらの作成された要求テンプレートを要求元に割り当てることができることに留意されたい。これについては、後述する。サービス層は、作成された要求テンプレートを1つまたは複数の既存のメッセージテンプレートポリシーに関連付けることもできる。
ステップ2では、要求元は、テンプレート発見要求をサービス層に送信して、メッセージテンプレートフィルタ(MTFilter)に基づいて要求テンプレートを発見する。MTFilterは、例えば、要求元が使用できる要求テンプレート、特定のターゲットリソースに適用可能な要求テンプレート、特定の要求パラメータを含む要求テンプレート、特定の要求タイプ用の要求テンプレート、要求テンプレートが有するその他のプロパティなどの、様々な検索基準を示すことができる。
ステップ3では、サービス層は、MTFilterによって示された基準に従って、ローカルに格納された要求テンプレートを検索する。その後、MTFilterに適合する要求テンプレートのリスト(すなわち、MTList内のメッセージテンプレート識別子のリスト)を応答メッセージに含めることにより、テンプレート発見応答メッセージを要求元に送信する。図には示していないが、要求元はフォローアップ要求をサービス層に送信して、発見された要求テンプレートのコンテンツをリトリーブした後に、それを使用して、最適化された要求を生成できる。要求テンプレートをリトリーブする方法については、後述する。
さらに別の態様では、要求元は、通常要求(または最適化された要求)をサービス層に送信すると、応答テンプレートインジケータ(Response Template Indicator:RSTI)をピギーバックして、応答テンプレートに関連するいくつかのタスク(例えば、新しい応答テンプレートの作成し)を実行することをサービス層に要求する。RSTIが新しい応答テンプレートの作成を指示している場合、サービス層は新しい応答テンプレートを生成し、応答テンプレート識別子(RSTID)をそれに割り当てて、それをローカルに格納する。その後、サービス層は通常応答(または、最適化された応答)を要求元に送信する。この応答メッセージには、応答テンプレート作成インジケータ(Response Template Creation Indicator:RSTCI)とRSTIDが含まれる。RSTCIには、サービスが作成したばかりの応答テンプレートが含まれる。その後、要求元はRSTCIに従って同じ応答テンプレートを作成し、その識別子をRSTIDとし、それをローカルに格納する。要求元が同じ応答テンプレートを作成する理由は、要求元が、将来、いかなる最適化された応答メッセージを受信した際も、元の応答メッセージを回復するために同じ応答テンプレートを使用する必要があるからである。
図14は、応答テンプレート作成の手順を示す。ステップ1では、要求元が要求メッセージ(通常要求または最適化された要求)をサービス層に送信する。このメッセージには、ステップ3で応答テンプレートを作成するようサービス層に指示する新しいパラメータ、応答テンプレートインジケータ(RSTI)が含まれ得る。そのため、RSTIには、応答テンプレートに含まれる応答パラメータとその値も含まれ得る。この要求には、作成される応答テンプレートに適用される既存のメッセージテンプレートポリシーのリストを示すMTPListが含まれ得る。
ステップ2では、サービス層は要求メッセージを処理して、通常応答メッセージを生成する。
ステップ3では、ステップ1にRSTIが含まれる場合、サービス層は応答テンプレートを作成する。サービス層は、要求元がステップ1で何らかのポリシーを示していても、作成された応答テンプレートを1つまたは複数の既存のメッセージテンプレートポリシーに関連付けることができる。応答テンプレートに含むべき応答パラメータは、RSTIから取得するか、サービス層によって決定される。oneM2Mサービス層を例にとると、サービス層は、将来の各応答で同じ値を持つ、以下の応答パラメータを使用することを決定することもできる。そのため、これらのパラメータを含むように応答テンプレートを作成することができる。応答テンプレートに含めることができるoneM2M応答パラメータには、コンテンツ、送信元、結果有効期限タイムスタンプ、イベントカテゴリーなどがある。
ステップ4では、サービス層は、要求元が自身の側でも同じ応答テンプレートを作成する必要があるかどうかを決定する。必要がある場合、ステップ5に応答テンプレート作成インジケータ(RSTCI)と応答テンプレート識別子(RSTID)が含まれる。必要がない場合、要求元は、後で、いかなる応答テンプレートもサービス層から発見およびリトリーブでき、ステップ5にはRSTCIもRSTIDも含まれない。
ステップ5では、サービス層は、ステップ2で生成された応答を要求元に送信する。このメッセージには、ステップ4で生成されたRSTCIおよびRSTIDが含まれ得る。さらに、このステップでは、以前に生成されたいかなる応答テンプレートとその識別子もピギーバックすることができる。
ステップ6では、要求元はステップ5から受信した応答を処理する。ステップ5がRSTCIおよびRSTIDを含む場合、RSTCIを使用して応答テンプレートを作成し、それをローカルに格納する。作成された応答テンプレートの識別子は、ステップ5から、RSTIDに設定する必要がある。
別の態様においては、サービス層は、初めてそれ自身をサービス層に登録するときに、適切な要求テンプレートを要求元に割り当てるか、またはサービス層が専用のテンプレート割り当て要求を使用して、そのようにしてもよい。あるいは、要求元が、メッセージテンプレートフィルタ(すなわち、MTFilter)を含むテンプレート発見要求をサービス層に送出して、何らかの所望のメッセージテンプレートを調べるように指示することもできる。メッセージテンプレートを発見または割り当てられた後、メッセージテンプレートが将来更新または削除されたときに自動通知を受信するために、要求元はメッセージテンプレートへのサブスクリプションを作成することができる。
図16は、メッセージテンプレートの割り当てと発見の方法を示し、起こり得る3つのケースを示す。ケース1では、要求元がサービス層に自身を登録するときに、サービス層は既存のメッセージテンプレートを要求元に割り当てる。ケース2では、サービス層は別個の専用要求メッセージを使用して、既存のメッセージテンプレートを要求元に割り当てる。ケース3では、要求元はサービス層から既存のメッセージテンプレートを発見する。これら3つのケースは任意の順序で実行でき、併用する必要はない。言い換えれば、1)ステップ1とステップ2は、ケース1のために、共に実行される必要があるが、他のステップには依存しない。2)ステップ3とステップ4は、ケース2のために、共に実行される必要があるが、他のステップには依存しない。3)ステップ5とステップ6は、共に行われる必要があるが、他のステップには依存しない。
ステップ1では、要求元は、サービス層登録(例えば、oneM2MにおけるAE登録またはCSE登録)の要求をサービス層に送信する。この登録要求では、要求元は以下の情報を示すことができ、それに基づいて、サービス層は、より適切なメッセージテンプレートを選択して、要求元に割り当てることができる。さらに、サービス層は、それらの情報を活用して、要求元のための新しいメッセージテンプレートを作成することもできる。
・要求元が要求テンプレートか、応答テンプレートか、あるいはその両方を使用できるかどうか。
・要求元がいくつかのメッセージテンプレートを供給されることを希望するかどうか。
・要求元が頻繁に送信する要求のタイプは何か(すなわち、作成、読み出し、更新、削除(Create, Read, Update, Delete:CRUD))。
・要求元がよく使用する要求や応答のパラメータは何か。
ステップ2では、サービス層はステップ1からの要求を処理し、サービス層登録応答を要求元に送信する。この応答には、サービス層が要求元に割り当てるメッセージテンプレート識別子のリストを示す新しいパラメータMTListが含まれている。
ステップ3では、サービス層は、テンプレート割り当て要求を要求元に送信する。この要求には、サービス層が要求元に割り当てるメッセージテンプレート識別子のリストを示す新しいパラメータMTListが含まれている。
ステップ4では、要求元は応答をサービス層に送信する。
ステップ5は図14のステップ2と同じである。
ステップ6は図14のステップ3と同じである。
図17は、サービス層登録手順中にメッセージテンプレートを作成/割り当てるための簡便で、より軽量な形式の手法を示す。ステップ1では、要求元はサービス層登録要求を送信することにより、サービス層に登録する。この要求において、要求元は値を含むいくつかの既定要求パラメータを示すか表現する。要求元はそれらを後続の要求で繰り返し使用することになる。
ステップ2では、サービス層は、これらの既定パラメータを記録するために、要求元用の既定要求テンプレートを作成する。既定テンプレートとは、要求元からの将来の要求メッセージは、それがメッセージテンプレート識別子を明示的に含まない場合、この既定テンプレートに基づいてサービス層によって処理されることを意味する。既定テンプレートは、同じ要求元だけが使用する。
ステップ3では、サービス層はサービス層登録応答を要求元に送信する。サービス層は、サービス層登録が成功したかどうかを示すことに加えて、ステップ2で既定テンプレートが作成されたかどうかも示す。
ステップ4では、サービス層の登録が成功し、既定テンプレートの作成が成功した後、要求元は最適化された要求をサービス層に送信する。今後、この最適化された要求にメッセージテンプレート識別子を含める必要はない。また、この最適化された要求には、ステップ1で含まれていた既定パラメータは含まれていない。
ステップ5では、サービス層は、ステップ2で作成された要求元の既定テンプレートを使用して、受信した最適化された要求を処理する。
ステップ6では、サービス層は、ステップ4から受信した最適化された要求に対する応答として、要求元にメッセージを送信する。
さらに別の態様によれば、要求元は、メッセージテンプレート識別子(MTID)を使用して、メッセージテンプレートが格納されているサービス層から特定のメッセージテンプレートをリトリーブすることができる。要求元は、上記手順の1つからMTIDを取得している可能性がある。
図18は、メッセージテンプレートをリトリーブする方法を示す。
ステップ1では、要求元はテンプレートリトリーブ要求をサービス層に送信する。このメッセージには、サービス層からリトリーブすべきメッセージテンプレートの識別子(すなわち、MTID)が含まれる。
ステップ2では、サービス層は、ステップ1で、MTIDが示すメッセージテンプレートを見つけ、そのメッセージテンプレートの表現を含む応答を生成する。
ステップ3では、サービス層は応答を要求元に返送する。
別の態様によれば、要求テンプレートを発見するか、要求テンプレートを割り当てられるか、もしくは要求テンプレートを自身で作成した後、要求元はそれを使用して、多くの要求パラメータを含む通常要求と比べてメッセージサイズのより小さい、最適化された要求を生成することができる。サービス層は、最適化された要求を受信すると、最適化された要求から要求テンプレート識別子(RQTID)を抽出し、対応するテンプレートを使用して最適化された要求を処理する。RQTIDが示す要求テンプレートがネットワーク上の別の位置(例えば、データベース、テンプレートのリポジトリ、別のサービス層など)にある場合、サービス層は、最適化された要求を適切に処理するために、最初に別のサービス層から要求テンプレートをフェッチする必要がある。
図19は、要求テンプレートを活用する方法を示す。ステップ1では、要求元は最適化された要求をサービス層SL1に送信する。このメッセージには、要求元が最適化された要求の生成に使用した要求テンプレートの識別子を示すRQTIDが含まれている。通常要求から最適化された要求を生成するために、要求元は、要求テンプレートに含まれる要求パラメータを通常要求から基本的に削除し、RQTIDを通常要求に挿入する。
例えば、上記のスマートメーターの例を続けると、図2のスマートメーターからサーバへの最適化された要求メッセージは、oneM2Mがサービス層として使用されると仮定すると、以下の形をとることができる。ただし、rqtid123は上記のスマートメーターテンプレート例を表し、サーバに格納されている。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<m2m:optimizedRequest xmlns:m2m="http://www.onem2m.org/xml/protocols">
<rqi>0002bf63</rqi>
<rqtid>rqtid123</rqtid>
<pc>
<m2m:cin>
<cnf>application/xml:1</cnf>
<con>PHRpbWU+MTc4ODkzMDk8L3RpbWU+PHRlbXA+MjA8L3RlbXA+DQo=</con>
</m2m:cin>
</pc>
</m2m:optimizedRequest>
この例では、pcはデータ型m2m:primitiveContentのコンテンツパラメータであり、リソースの属性は発信元によって提供される。cinは、データ型m2m:contentInstanceの<contentInstance>リソースのルート要素である。これには、要求の発信元によって供給される必須属性(および、この例には示されていないオプショナル属性)が含まれる。この例では、コンテンツパラメータには、base64エンコードを指定するcontentInfo(cnf)およびコンテンツ(con)自体の、2つの属性で構成される<contentInstance>リソースのインスタンスが含まれる。
要求テンプレートが利用可能でないか、採用されていないと仮定した場合、スマートメーターは、以下の通常要求メッセージをサーバに送信する必要があるであろう。それに比べて、最適化された要求は、RQTIDを含む必要があるものの、9つの要求パラメータを削除することによってメッセージサイズを削減する。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<m2m:regularRequest xmlns:m2m="http://www.onem2m.org/xml/protocols">
<rqi>0002bf63</rqi>
<op>1</op>
<to>//example.net/serverCSE/meterAE123/meterContainer234</to>
<fr>meterAE123</fr>
<ty>4</ty>
<rqet>3600</rqet>
<oet>600</oet>
<rt>1</rt>
<ec>3</ec>
<tqi>1</tqi>
<pc>
<m2m:cin>
<cnf>application/xml:1</cnf>
<con>PHRpbWU+MTc4ODkzMDk8L3RpbWU+PHRlbXA+MjA8L3RlbXA+DQo=</con>
</m2m:cin>
</pc>
</m2m:regularRequest>
さらに図19を参照すると、ステップ2では、サービス層SL1は、RQTIDに基づいて、対応する要求テンプレートを見つける。要求テンプレートが別のサービス層SL2に格納されている場合、サービス層SL1はステップ3と4を使用して要求テンプレートをリトリーブする。
ステップ3では、サービス層SL1は、RQTIDが示す要求テンプレートをリトリーブするために、テンプレートリトリーブ要求をサービス層SL2に送信する。
ステップ4では、サービス層SL2は、テンプレートリトリーブ応答をサービス層SL1に送信する。この応答には、取得した要求テンプレートの表現(すなわち、要求パラメータ)が含まれる。
ステップ5では、サービス層SL1は、リトリーブされた要求テンプレートからの情報を使用して、最適化された要求を通常要求に変換する(すなわち、要求テンプレートに含まれる要求パラメータを最適化された要求にコピーし、最適化された要求からRQTIDを削除する)。その後、サービス層SL1は、通常要求を処理して、通常応答を生成する。
ステップ6では、サービス層SL1は、要求元に通常応答を返送する。
図20は、要求および応答テンプレートを活用する方法を示す。ステップ1では、要求元は最適化された要求をサービス層SL1に送信する。このメッセージには、要求元が最適化された要求の生成に使用した要求テンプレートの識別子を示すRQTIDが含まれている。通常要求から最適化された要求を生成するために、要求元は、要求テンプレートに含まれていた要求パラメータを通常要求から基本的に削除し、RQTIDを通常要求に挿入する。さらに、最適化された要求には、応答テンプレートインジケータ(RSTI)も含まれる。RSTIは以下の値を持つことができ、それらに基づいて、サービス層SL1は、ステップ7で応答テンプレートの作成または活用、あるいはその両方をするかどうかを決定する。
・RSTI=「通常応答」:これによって、ステップ7で、サービス層SL1に、応答テンプレートの作成や活用をせず、要求元に通常応答を送信するよう指示する。
・RSTI=「新しい応答テンプレートを作成する」:これによって、ステップ7で、サービス層SL1に、応答テンプレートを生成するよう指示する。この場合、RSTIは、値を含むどの応答パラメータを応答テンプレートに含めるべきかも示す。
・RSTI=「応答テンプレートを使用して最適化された応答を生成する」:これによって、ステップ7で、サービス層SL1に、応答テンプレートを活用して最適化された応答を生成するよう指示する。この場合、RSTIは、最適化された応答の生成に使用すべき応答テンプレートの識別子(すなわち、RSTID)も示す。
ステップ2では、サービス層SL1は、RQTIDに基づいて、対応する要求テンプレートを見つける。要求テンプレートが別のサービス層SL2に格納されている場合、サービス層SL1はステップ3および4を使用して要求テンプレートをリトリーブする。
ステップ3では、サービス層SL1は、RQTIDによって示されたように要求テンプレートを検索するために、テンプレートリトリーブ要求をサービス層SL2に送信する。
ステップ4では、サービス層SL2は、テンプレートリトリーブ応答をサービス層SL1に送信する。この応答には、リトリーブされた要求テンプレートの表現(すなわち、要求パラメータ)が含まれる。
ステップ5では、サービス層SL1は、リトリーブされた要求テンプレートを使用して、最適化された要求を通常要求に変換する(すなわち、要求テンプレートに含まれる要求パラメータを最適化された要求にコピーし、最適化された要求からRQTIDを削除する)。
ステップ6では、サービス層SL1は、通常要求を処理して、通常応答を生成する。
ステップ7では、サービス層SL1は、ステップ1に含まれるRSTIに従って、以下のアクションを実行する。
・RSTI=「通常応答」であれば、何もせずに、ステップ8.1で要求元に通常応答を送信する。
・RSTI=「新しい応答テンプレートを作成する」であれば、RSTIに含まれる値を含むすべての応答パラメータを応答テンプレートにコピーすることによって応答テンプレートを作成し、作成された応答テンプレートに識別子(すなわち、RSTID)を割り当てる。その後、ステップ8.2で、パラメータRSTCIおよびRSTIDを介して、生成された応答テンプレートを要求元に送信する。
・RSTI=「応答テンプレートを使用して最適化された応答を生成する」であれば、ステップ1のRSTIが示す応答テンプレートを活用して、最適化された応答を生成する。その後、ステップ8.3で、最適化された応答を要求元に送信する。
ステップ8では、サービス層は、以下の3つのステップのうちの1つを使用して、要求元に応答を送信する:
・ステップ8.1:サービス層SL1は通常応答を要求元に送信する。
・ステップ8.2:サービス層SL2は通常または最適化された応答を要求元に送信する。ただし、通常応答には、2つの新しいパラメータRSTCIおよびRSTIDが含まれている。RSTCIにはステップ7で作成された応答テンプレートが含まれ、RSTIDはその識別子である。最適化された応答を送信する場合、最適化された応答は、ステップ7で作成されてRSTCIに含まれている新しい応答テンプレートに基づくものである必要がある。
・ステップ8.3:サービス層SL1は、ステップ7で生成された最適化された応答を要求元に送信する。このメッセージには、ステップ7で最適化された応答を生成するために使用された応答テンプレートの識別子が含まれる。
ステップ9では、要求元は、ステップ8.1、ステップ8.2、またはステップ8.3から受信した応答メッセージを処理する。
応答がステップ8.1からのもの(すなわち、新しいパラメータを持たない通常応答)である場合、要求元はそれを単に通常応答として処理する。
応答がステップ8.2からのもの(すなわち、RSTCIおよびRSTIDを含む通常応答)である場合、要求元は、RSTCIに従って、同じ応答テンプレートをローカルに作成/格納し、その識別子をRSTIDに設定して、サービス層SL1と要求元に格納された同じ応答テンプレートが同じ識別子を持つようにする。
応答がステップ8.3からのもの(すなわち、最適化された応答)である場合、要求元は、RSTIDに従って対応する応答テンプレートを見つける。その後、要求元は応答テンプレートを使用して、最適化された応答を通常応答に変換する(すなわち、すべての応答パラメータとその値を応答テンプレートから最適化された応答にコピーする)。
さらに別の態様においては、要求元は、メッセージテンプレート識別子(MTID)を使用して、サービス層に格納された特定のメッセージテンプレートを更新することができる。2つのシナリオがあり得る。ケース1では、要求元は専用のテンプレート更新要求をサービス層に送信する。ケース2では、要求元がサービス層への任意の種類の通常要求を実行する際、同時に、MTIDおよびメッセージテンプレート更新インジケータ(MTUI)をサービス層に送信する。その結果、サービス層は、まず、要求元からの通常要求を処理し、その後、MTIDとMTUIの指定に従って、対応するメッセージテンプレートを更新する。更新されたメッセージテンプレートが他の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して更新を通知する必要がある。さらに、サービス層は、既存のテンプレートを参照する要求元から着信する要求を監視することもできる。この監視に基づいて、SLは、既存のテンプレートパラメータ値の更新が必要なケース(例えば、要求元が既存のテンプレートの要求パラメータを上書きし続けるケース)および新しい共通パラメータをテンプレートに追加できるケース(例えば、要求元が既存のテンプレートに含まれていない新しいパラメータを使用し続けるケース)の少なくとも一方を検出することができ、サービス層は、既存のテンプレートの既存パラメータ値の更新と、テンプレートへの新しいパラメータの追加の、少なくとも一方を実行することで、既存のテンプレートを自動的に更新できる。
図21は、専用メッセージを使用してメッセージテンプレートを更新する方法を示す。ステップ1では、要求元はテンプレート更新要求をサービス層に送信する。このメッセージには、メッセージテンプレートの識別子(すなわち、MTID)と、メッセージテンプレートの更新すべきパラメータ/プロパティ(例えば、メッセージテンプレートの、許可されている要求元やターゲットリソースや子要求テンプレートなど)が含まれている。
ステップ2では、それに応じて、サービス層は、ステップ1に含まれる他の情報に従って、MTIDが示すメッセージテンプレートを更新する。更新されたメッセージテンプレートが他の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して更新を通知する必要がある。
ステップ3では、サービス層は、ステップ1の処理に成功したかどうかを示すために、テンプレート更新応答を要求元に送信する。
図22は、要求元が要求メッセージをサービス層に送信する際に、同時にメッセージテンプレートを更新する方法を示す。ステップ1では、要求元は要求メッセージ(通常のメッセージまたは最適化されたメッセージ)をサービス層に送信する。このメッセージには以下の情報が含まれる。
・MTID:更新すべき既存のメッセージテンプレートの識別子。
・MTUI:メッセージテンプレート更新インジケータ。このパラメータは、サービス層に次のことを通知する。1)MTIDが示すメッセージ識別子を更新する必要があるということ。2)更新すべきメッセージテンプレートのパラメータおよびプロパティの少なくとも一方。あるいは、このパラメータは、この要求メッセージに含まれるいくつかの要求パラメータを示すことができ、サービス層はそれらを使用して、MTIDが示すメッセージテンプレートを更新する必要がある。
ステップ2では、サービス層は要求メッセージを処理して、通常応答(または最適化された応答)を生成する。その後、サービス層は、ステップ1のMTUIに従って、MTIDが示すメッセージテンプレートを更新する。更新されたメッセージテンプレートが他の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して更新を通知する必要がある。
ステップ3では、サービス層は、ステップ1の処理に成功したかどうかを示すために、要求元に応答を送信する。
別の態様においては、要求元は、メッセージテンプレート識別子(MTID)を使用して、サービス層に格納されている特定のメッセージテンプレートを削除することができる。2つのシナリオがある。ケース1では、要求元は専用のテンプレート削除要求をサービス層に送信する。ケース2では、要求元がサービス層への任意の種類の通常要求を実行する際、同時に、MTIDおよびメッセージテンプレート削除インジケータ(MTDI)をサービス層に送信する。その結果、サービス層は、まず、要求元からの通常要求を処理し、その後、MTIDとMTDIの指定に従って、対応するメッセージテンプレートを削除する。削除されたメッセージテンプレートが他の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して、メッセージテンプレートの削除を通知する。ここでの削除操作は、要求元が、削除されたメッセージテンプレートを今後使用するつもりがないことを意味するとも考えられる。さらに、サービス層は、既存のテンプレートがどのように使用されたかを監視できる。テンプレートがどの要求元によってもしばらく使用されていないか、適切ではなくなった場合、サービス層はこのテンプレートを自動的に削除できる。
図23は、専用メッセージを使用してメッセージテンプレートを削除する方法を示す。ステップ1では、要求元はテンプレート削除要求をサービス層に送信する。このメッセージには、削除すべきメッセージテンプレートの識別子(すなわち、MTID)が含まれている。
ステップ2では、それに応じて、サービス層は、MTIDが示すメッセージテンプレートを削除する。削除されたメッセージテンプレートが他の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して、メッセージテンプレートの削除を通知する。
ステップ3では、サービス層は、ステップ1の処理に成功したかどうかを示すために、テンプレート削除応答を要求元に送信する。
図24は、要求元が要求メッセージをサービス層に送信する際に、同時にメッセージテンプレートを削除する方法を示す。ステップ1では、要求元は要求メッセージ(通常のメッセージまたは最適化されたメッセージ)をサービス層に送信する。このメッセージには以下の情報が含まれる。
・MTID:削除すべき既存のメッセージテンプレートの識別子。
・MTDI:メッセージテンプレート削除インジケータ。このパラメータは、サービス層に、MTIDが示すメッセージテンプレートを削除するよう通知する。
ステップ2では、サービス層は要求メッセージを処理して、通常応答(または最適化された応答)を生成する。その後、サービス層は、MTIDが示すメッセージテンプレートを削除する。削除されたメッセージテンプレートが他の要求元によって使用およびサブスクライブの少なくとも一方がされている場合、サービス層はそれらの要求元に通知を送信して、メッセージテンプレートの削除を通知する。
ステップ3では、サービス層は、ステップ1の処理に成功したかどうかを示すために、要求元に応答を送信する。
別の態様においては、RQTIDが、一般に、要求パラメータの合計サイズよりはるかに短いというという事実に鑑みると、要求元は、1つの最適化された要求に複数のRQTIDを含めることができる。そして、サービス層は、これらの複数のRQTIDを結合したもの(すなわち、これらのRQTIDに含まれるすべての要求パラメータの組み合わせ)を使用して、最適化された要求を処理し、それに応じて要求元に対する1つの応答メッセージを生成する。この機能により、複数の要求テンプレートを共同テンプレートとして共に使用できるようになり、要求テンプレートの管理と再利用にさらなるきめ細かさと柔軟性を持たせることができる。
図25は、1つの要求メッセージで複数の要求テンプレートを活用する方法を示す。以下を想定する。1)要求元は2つ以上の要求テンプレートを発見した(図では3つのテンプレートを発見した)。2)これらの各テンプレートはいかなる同一のパラメータも含まないが、要求元が使用する要求パラメータのサブセットを含んでいる。3)各テンプレートは、共に、要求元が使用する必要がある要求パラメータをすべて含んでいる。
ステップ1では、要求元はこれら3つの要求テンプレートを使用して、これらのテンプレートにいかなる要求パラメータも含まず、これら3つのテンプレートの識別子(すなわち、RQTID1、RQTID2、およびRQTID3)だけを含む、最適化された要求を生成する。
ステップ2では、サービス層は、RQTID1、RQTID2、およびRQTID3で示されるこれらの3つの要求テンプレートに含まれるすべての要求パラメータを使用して、最適化された要求を処理する。その後、サービス層は応答メッセージを生成する。要求テンプレートに含まれる要求パラメータは、順序立っている必要はないことに留意されたい。
ステップ3では、サービス層は、ステップ1の最適化された要求の処理に成功したかどうかを示すために、要求元に応答メッセージを送信する。
さらに別の態様によれば、マルチホップサービス層通信の下でメッセージテンプレートを使用することができる。要求元が中間のトランジットサービス層を介して宛先サービス層に要求メッセージを送信すると仮定する。2つのサービス層ホップ(すなわち、要求元とトランジットサービス層間の第1のホップと、トランジットサービス層と宛先サービス層間の第2のホップ)が生じる。例えば、要求元はトランジットサービス層にサービス層グループ操作を送り、トランジットサービス層は1つまたは複数の宛先サービス層(すなわち、グループメンバー)に操作を展開する。したがって、要求テンプレートは次の4つのケースにおいて活用できる。
ケース1では、要求元は要求テンプレートを使用して、最適化された要求を生成してトランジットサービス層に送信し、トランジットサービス層は最適化された要求を、単に宛先サービス層に転送し、宛先サービス層では、最適化された要求は、対応する要求テンプレートに基づいて処理される。この場合、トランジットサービス層は、テンプレート関連機能を持たない。
ケース2では、要求元は依然として要求テンプレートを使用して、最適化された要求を生成してトランジットサービス層に送信するが、一方、トランジットサービス層はその要求テンプレートを活用して、要求元から受信した最適化された要求を処理し、通常要求を宛先サービス層に転送する。この場合、宛先サービス層は、テンプレート関連機能を持たない。
ケース3では、要求元は依然として要求テンプレートを使用して、最適化された要求を生成してトランジットサービス層に送信し、トランジットサービス層はその要求テンプレートを使用して最適化された要求を処理する。さらに、トランジットサービス層は別の要求テンプレートを使用して新しい最適化された要求を生成し、新しい最適化された要求を宛先サービス層に転送する。宛先サービス層では、新しい最適化された要求が、対応する要求テンプレートを使用して処理される。この場合、トランジットサービス層と宛先サービス層は両方ともテンプレート関連機能を持つが、2つのサービス層ホップでは、異なる要求テンプレートが使用される。
ケース4では、要求元は通常要求をトランジットサービス層に送信し、トランジットサービス層は要求テンプレートを使用して最適化された要求を生成し、それを宛先サービス層に送信する。この場合、要求元はテンプレートに関連する機能をサポートしない。
上記のマルチホップシナリオをより効率的に可能にするために、RQTIDを、解決可能なネットワークアドレスまたは識別子(例えば、統一資源識別子(Uniform Resource Identifier:URI))のフォーマットにすることができることに留意されたい。RQTIDをこのフォーマットにすると、宛先サービス層のみならず、中間、すなわち、トランジットサービス層は、当初は要求テンプレートのローカルコピーを有していない場合でも、ネットワーク上の別の位置から要求テンプレートをフェッチしてローカルに格納し、最適化された要求を処理できるようになる。
図26は、トランジットサービス層がテンプレート関連機能をサポートしない場合に、マルチホップサービス層通信のための要求テンプレートを使用する方法を示す。ステップ1で、要求元は最適化された要求をトランジットサービス層に送信する。このメッセージには、要求元が最適化された要求の生成に使用した要求テンプレートの識別子を示すRQTIDが含まれている。要求元は、このメッセージに新しいインジケータを含めることによって、ステップ2で要求を別のサービス層に自動的に転送するよう、サービス層に指示することもできる。
ステップ2では、トランジットサービス層は、最適化された要求を宛先サービス層に単に転送する。
ステップ3では、トランジットサービス層は、最適化された要求を宛先サービス層に送信する。
ステップ4では、宛先サービス層は、最適化された要求を受信し、RQTIDを使用して、対応する要求テンプレートを見つける。その後、宛先サービス層は、最適化された要求を要求テンプレートに基づいて処理し、通常応答を生成する。
ステップ5では、宛先サービス層は、通常応答を送信サービス層に返送する。
ステップ6では、トランジットサービス層は、通常応答を受信し、ステップ7では、トランジットサービス層は、通常応答を要求元に転送する。
図27は、宛先サービス層がテンプレート関連機能をサポートしない場合に、マルチホップサービス層通信において要求テンプレートを使用する方法を示す。ステップ1で、要求元は最適化された要求をトランジットサービス層に送信する。このメッセージには、要求元が最適化された要求の生成に使用した要求テンプレートの識別子を示すRQTIDが含まれている。要求元は、このメッセージに新しいインジケータを含めることによって、ステップ2でこの最適化された要求を別のサービス層に転送する前に処理するよう、サービス層に指示することもできる。
ステップ2では、トランジットサービス層は、RQTIDに基づいて、対応する要求テンプレートを見つける。その後、トランジットサービス層は、要求テンプレートを使用して、最適化された要求を通常要求に変換する(すなわち、要求テンプレートに含まれる要求パラメータを最適化された要求にコピーし、最適化された要求からRQTIDを削除する)。
ステップ3では、トランジットサービス層は通常要求を宛先サービス層に送信する。
ステップ4では、宛先サービス層は通常要求を処理し、通常応答をトランジットサービス層に返送する。
ステップ5では、トランジットサービス層は通常応答を受信し、ステップ6では、トランジットサービス層は通常応答を要求元に転送する。
図28は、トランジットサービス層と宛先サービス層が両方ともテンプレート関連機能をサポートする場合に、マルチホップサービス層通信において要求テンプレートを使用する方法を示す。ステップ1では、要求元は最適化された要求をトランジットサービス層に送信する。このメッセージには、要求元が最適化された要求を生成するために使用した要求テンプレートの識別子を示すRQTID1が含まれている。要求元は、このメッセージに新しいインジケータを含めることによって、ステップ2でこの最適化された要求を別のサービス層に転送する前に処理するよう、サービス層に指示することもできる。
ステップ2では、トランジットサービス層は、RQTID1に基づいて、対応する要求テンプレートを見つける。その後、トランジットサービス層は、要求テンプレートを使用して、最適化された要求を通常要求に変換する(すなわち、要求テンプレートに含まれる要求パラメータを最適化された要求にコピーし、最適化された要求からRQTID1を削除する)。
ステップ3では、トランジットサービス層は、RQTID2が示す別の要求テンプレートを使用して、ステップ2の通常要求を最適化された要求に変換する(すなわち、RQTID2が示す要求テンプレートに含まれる要求パラメータを通常要求から削除し、RQTID2を通常要求に挿入する)。
ステップ4では、トランジットサービス層は最適化された要求を宛先サービス層に送信する。
ステップ5では、宛先サービス層は、最適化された要求を受信し、RQTID2を使用して、対応する要求テンプレートを見つける。その後、宛先サービス層は、最適化された要求を要求テンプレートに基づいて処理し、通常応答を生成する。
ステップ6では、宛先サービス層は、トランジットサービス層に通常応答を送信する。
ステップ7では、トランジットサービス層は通常応答を受信し、ステップ8では、トランジットサービス層は通常応答を要求元に転送する。
図29は、要求元がテンプレート関連機能をサポートしない場合に、マルチホップサービス層通信において要求テンプレートを使用する方法を示す。ステップ1では、要求元は通常要求をトランジットサービス層に送信する。要求元は、このメッセージに新しいインジケータを含めることによって、ステップ2でこの最適化された要求を別のサービス層に転送する前に処理するよう、サービス層に指示することもできる。
ステップ2では、トランジットサービス層は、RQTIDが示す要求テンプレートを使用して、通常要求を最適化された要求に変換する(すなわち、RQTIDが示す要求テンプレートに含まれる要求パラメータを通常要求から削除し、RQTIDを通常要求に挿入する)。
ステップ3では、トランジットサービス層は最適化された要求を宛先サービス層に送信する。
ステップ4では、宛先サービス層は、最適化された要求を受信し、RQTIDを使用して、対応する要求テンプレートを見つける。その後、宛先サービス層は、最適化された要求を要求テンプレートに基づいて処理し、通常応答を生成する。
ステップ5では、宛先サービス層は、トランジットサービス層に通常応答を送信する。
ステップ6では、トランジットサービス層は通常応答を受信し、ステップ7では、トランジットサービス層は通常応答を要求元に転送する。
別の態様においては、要求元またはサービス層は、1つまたは複数のメッセージテンプレートに対する特定の適用可能性ポリシー(メッセージテンプレートポリシーと呼ばれる)を指定することができる。メッセージテンプレートポリシーは、複数のテンプレートに適用できる。また、テンプレートの適用可能性は、複数のメッセージテンプレートポリシーによって制約または定義され得る。サービス層は、メッセージテンプレートポリシーを使用して、要求元にテンプレートを適用するかどうか、あるいはいつ適用するかを決定できる。メッセージテンプレートポリシーは、テンプレートの一部として、またはテンプレート外の別の情報オブジェクトまたはリソースとして定義することもできる。後者の場合、テンプレートと、対応するメッセージテンプレートポリシーとの間の関連性は、サービス層または要求元によって確立される。したがって、サービス層は、要求元に対して定められたメッセージテンプレートポリシーに従って、適切なテンプレートを自動的に見つけたり特定したりすることができるため、要求元は、テンプレート識別子を明示的に示すことなく、最適化された要求を生成することもできる。例えば、要求元は、指定されたテンプレートをすべての要求に適用するようにサービス層に指示するメッセージテンプレートポリシーを、サービス層に対して指定することができる。
図30は、メッセージテンプレートポリシー作成する方法を示す。ステップ1では、要求元は、サービス層にメッセージテンプレートポリシーを作成するよう指示するメッセージテンプレートポリシー作成要求をサービスに送信する。メッセージは以下の情報を含み得る。
(a)policyType:この作成すべきポリシーはメッセージテンプレート用であることを示す。
(b)policyElement:ポリシーが何を定義、許可、制限などするかを記述する。ポリシーは、ユニオンおよびインターセクション操作の少なくとも一方において、共にポリシー全体を定義する複数のpolicyElementで構成され得る。policyElementは、以下の条件に基づいているか、それらを記述している。
・サービス層によってローカルにホストされるリソースをターゲットとする要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・リモートサービス層上でホストされているリソースをターゲットとする要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・特定のタイプのリソースをターゲットとする要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・サービス層への登録者である要求元からの要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・特定の時間枠内に送出される要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・特定の場所から送出される要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・特定の場所にあるデバイスをターゲットとする要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・特定の閾値を超えるサイズの要求はメッセージテンプレートを使用できる。
・特定の閾値を超えるレートで送出される要求はメッセージテンプレートを使用できる。
(c)MTList:これは、作成ポリシーが適用されるメッセージテンプレート識別子のリストである。このパラメータはオプションである。このパラメータがステップ1に含まれていない場合、作成ポリシーを適用できるメッセージテンプレートは保留中である。図31の手順を使用して、1つまたは複数のメッセージテンプレートを作成ポリシーに関連付けることができる。
ステップ2では、サービス層はステップ1に含まれる情報に従って、対応するメッセージテンプレートポリシーを作成する。あるいは、要求元からの要求がなければ、サービス層自身がメッセージテンプレートポリシーを自発的に作成し、それを既存のメッセージテンプレートに関連付けることもできる。ステップ1にMTListが含まれている場合、サービス層は、MTListに含まれるメッセージテンプレートを、例えば、作成したばかりのメッセージテンプレートポリシーに関連付けることにより、更新する必要がある。
ステップ3では、サービス層は、メッセージテンプレートポリシー作成応答を要求元に送信して、メッセージテンプレートの作成およびMTList内の指定されたメッセージテンプレートとの関連付けの少なくとも一方が成功したかどうかを示す。MTListがステップ1に含まれていない場合、要求元(またはサービス層)は、メッセージテンプレートの作成開始時に、既存のメッセージテンプレートポリシーを示し、作成すべきメッセージテンプレートに関連付けることができることに留意されたい。
図31は、メッセージテンプレートをメッセージテンプレートポリシーに関連付けたり、逆に、メッセージテンプレートポリシーをメッセージテンプレートに関連付けたりする方法を示す。ステップ1では、要求元はメッセージテンプレート関連付け要求をサービス層に送信する。このメッセージには、以下の2つのパラメータを含める必要がある。
・MTPList:MTListに含まれる各メッセージテンプレートに共に適用されるメッセージテンプレートポリシー識別子のリスト。
・MTList:メッセージテンプレートのリスト。各テンプレートの適用可能性は、MTPListに含まれるすべてのポリシーによって記述される。
ステップ2では、サービス層は、MTPList内のすべてのポリシーをMTList内の各テンプレートに関連付ける。留意すべきことは、サービス層は、要求元から要求を受信することなく、特定のポリシーを既存のメッセージテンプレートに自発的に関連付けることができ、その場合、ステップ1は不要であるということである。
ステップ3では、サービス層は、ステップ1の要求の処理に成功したかどうかを示すために、メッセージテンプレートポリシー関連付け応答を要求元に送信する。
図32は、既存のメッセージテンプレートポリシーをリトリーブ/更新/削除する方法を示す。ステップ1では、要求元がサービス層に既存のメッセージテンプレートポリシーをリトリーブ、更新、または削除する要求を送信する。このメッセージには、操作すべき既存のメッセージテンプレートポリシーの識別子(すなわち、MTPID)が含まれる。
ステップ2では、サービス層はステップ1からの要求を処理する。ステップ1が既存のメッセージテンプレートポリシーの削除を要求し、ポリシーが既に1つまたは複数のメッセージテンプレートに関連付けられている場合、サービス層はそれらのメッセージテンプレートを更新し、それらと削除されるポリシーとの関連を切り離すことができる。
ステップ3では、サービス層は要求元に応答を送信する。ステップ1が既存のメッセージテンプレートポリシーのリトリーブを要求している場合、このメッセージにはその表現が含まれる。
上記のメッセージテンプレート管理および使用の様々な態様は、一実施形態では、oneM2M機能アーキテクチャにおける新しいメッセージテンプレート管理(Message Template Management:MTM)CSFとして実装され得る。時間に関連したoneM2M要求パラメータ(例えば、要求有効期限、結果有効期限、操作実行時間、結果持続性など)の相対値は要求メッセージが異なっても変わらない可能性があるため、相対値は要求テンプレートに含まれる。このMTM CSFは、CSEに常駐し、そのサービスを他のCSEとAEの少なくとも一方に公開することができる。MTM CSFには、上記の態様に対応する以下の機能がある。
・MTM CSFは、他のホスティングCSEからの要求を受信して分析することにより、メッセージテンプレート(すなわち、<messageTemplate>)を自動的に生成することができる。
・MTM CSFは、<messageTemplate>リソースを他のAE/CSEに公開する。言い換えれば、AE/CSEは、MTM CSFから<messageTemplate>リソースを作成/リトリーブ/更新/削除できる。<messageTemplate>リソースが作成された後、AE(またはCSE)はその表現をリトリーブし、それを使用して、<messageTemplate>が要求テンプレートである場合に、最適化された要求を生成できる。
メッセージテンプレート管理の様々な態様に関連して前述した機能エンティティは、以下のようにoneM2Mエンティティにマッピングすることができる。1)サービス層をoneM2M CSEにマッピングし、2)要求元をoneM2M AEまたはoneM2M CSEにマッピングする。例えば、IN−AE1はIN−CSE1において<messageTemplate1>を作成することができる。その後、IN−AE1は、最適化された要求を<messageTemplate1>に基づいて生成し、最適化された要求をIN−CSE1に送信することができる。次に、IN−CSE1は、<messageTemplate1>を使用して、受信した最適化された要求を処理する。また、<messageTemplatel>をIN−AE2などの他のアプリケーションが使用して、IN−CSE1に対する最適化された要求を生成することもできる。
いくつかの新しい共通属性を表3に提案する。
Figure 2020534605
表4には、上述のメッセージテンプレート管理および利用技術に基づいてより効率的なRESTful操作をサポートするために使用できる、リトリーブ、更新、および削除操作の新しい要求メッセージパラメータが記載されている。
Figure 2020534605
AE登録またはCSE登録のための応答メッセージに含めることができる新しい応答パラメータMTListを導入することができる。例えば、AE/CSEがホスティングCSEに登録されると、ホスティングCSEは、そのCSEBaseの下に<AE>または<remoteCSE>子リソースを作成する。5.3節で提案されているメッセージテンプレートの割り当てをサポートするために、ホスティングCSEは、登録されたAE/CSEに対して適切なメッセージテンプレートを選択し、それらの識別子(すなわち、MTListパラメータ)を応答メッセージに含める。さらに、または代替的に、ホスティングCSEはMTListを<AE>または<remoteCSE>リソースの新しい属性として追加することによって、MTListに含まれる任意のテンプレートが<AE>または<remoteCSE>に適用可能であり、それによって使用され得ることを示すことができる。
RSTCIおよびRSTIDは、CSEからAE/CSEへの任意の応答メッセージに含めることができる2つの新しい応答パラメータとして導入され得る。RSTCIは、新しい応答テンプレートを作成するよう応答メッセージの受信側に通知し、このパラメータには応答テンプレートを作成するために必要なすべての情報が含まれる。作成された応答メッセージの識別子はRSTIDに設定される。
MTListを、<CSEBase>、<node>、<AE>、および<remoteCSE>などの既存のoneM2Mリソースの新しい属性として導入することができる。MTListには、(<AE>と<node>の少なくとも一方が示す)アプリケーションまたは(<CSEBase>と<remoteCSE>の少なくとも一方が示す)サービス層に適用可能であり、それによって使用され得るメッセージテンプレート識別子のリストが含まれる。この属性は書き込み可能である。
messageTemplateを、メッセージテンプレートを表すために使用することができる。AE/CSEは、messageTemplateリソースを発見およびリトリーブでき、その後、その識別子を要求メッセージに含めることができ、個々の要求パラメータを含める必要はない。そのため、要求メッセージのサイズが縮小され、メッセージのオーバーヘッドが大幅に削減され得る。
図33は、messageTemplateリソースの構造の一例を示す。<messageTemplate>リソースは、表5に指定されている子リソースを含むことができる。
Figure 2020534605
<messageTemplate>リソースは、表6に指定されている属性を含むことができる。
Figure 2020534605
図34は、<messageTemplate>リソースを操作する(例えば、<messageTemplate>リソースを作成/リトリーブ/更新/削除する)方法を示す。発信元はCSEまたはAEであり得る。受信側はCSEである。詳細説明については、それぞれ表7、表8、表9、および表10に記載する。
表7に説明するように、<messageTemplate>リソースを作成するために、<messageTemplate>作成手順を使用することができる。
Figure 2020534605
表8に説明するように、既存の<messageTemplate>リソースの属性をリトリーブするために、<messageTemplate>リトリーブ手順を使用することができる。
Figure 2020534605
表9に説明するように、既存の<messageTemplate>リソースを更新(例えば、そのlistOfAllowedRequestors属性を更新)するために、<messageTemplate>更新手順を使用することができる。
Figure 2020534605
表10に説明するように、既存の<messageTemplate>リソースを削除するために、<messageTemplate>削除手順を使用することができる。
Figure 2020534605
新しいmessageTemplatePolicyリソースを使用して、メッセージテンプレートを表すことができる。AE/CSEは、messageTemplatePolicyリソースを発見およびリトリーブでき、その後、それを1つまたは複数のメッセージテンプレートに関連付けることができる。図35は、一実施形態に係るmessageTemplatePolicyリソースの構造を示す。
<messageTemplatePolicy>リソースは、表11に指定されている子リソースを含むことができる。
Figure 2020534605
<messageTemplatePolicy>リソースは、表12に指定された属性を含むことができる。
Figure 2020534605
図36は、<messageTemplatePolicy>リソースを操作する(例えば、<messageTemplatePolicy>リソースを作成/リトリーブ/更新/削除する)方法を示す。発信元はCSEまたはAEであり得る。受信側はCSEである。詳細説明については、それぞれ表13、表14、表15、および表16に記載する。
表13に説明するように、<messageTemplatePolicy>リソースを作成するために、<messageTemplatePolicy>作成手順を使用することができる。
Figure 2020534605
表14に説明するように、既存の<messageTemplatePolicy>リソースの属性をリトリーブするために、<messageTemplatePolicy>リトリーブ手順を使用することができる。
Figure 2020534605
表15に説明するように、既存の<messageTemplatePolicy>リソースを更新(例えば、そのtemplatePolicyElement属性を更新)するために、<messageTemplatePolicy>更新手順を使用することができる。
Figure 2020534605
表16に説明するように、既存の<messageTemplatePolicy>リソースを削除するために、<messageTemplatePolicy>削除手順を使用することができる。
Figure 2020534605
図37は、サービス層(例えば、oneM2M CSE)におけるメッセージテンプレート管理のためのユーザインターフェースの一実施形態を示す。このインターフェースにより、ユーザまたはアプリケーションはCSEを介して以下のタスクを開始して実行できる。
・新しいメッセージテンプレートの作成。
・メッセージテンプレートの検索。
・1つまたは複数のメッセージテンプレートの表示。
・1つまたは複数のメッセージテンプレートの更新。
・1つまたは複数のメッセージテンプレートの削除。
図38は、サービス層(例えば、oneM2M CSE)におけるメッセージテンプレートポリシー管理のためのユーザインターフェースを示す。このインターフェースにより、ユーザまたはアプリケーションはCSEを介して以下のタスクを開始して実行できる。
・新しいメッセージテンプレートポリシーの作成。
・メッセージテンプレートポリシーの検索。
・1つまたは複数のメッセージテンプレートポリシーの表示。
・1つまたは複数のメッセージテンプレートポリシーの更新。
・1つまたは複数のメッセージテンプレートポリシーの削除。
上記のメッセージテンプレート管理および使用の様々な態様は、一実施形態では、ワールドワイドウェブコンソーシアム(W3C)のモノのウェブ(WoT)アーキテクチャにおけるモノの記述(Thing Description:TD)の一部として実装され得る。そこでは、WoTサービエントが、クライアントとサーバの両方の機能をサポートするデバイス、ゲートウェイ、およびサーバのうち少なくとも1つにおける論理モジュールとして定義される。各WoTサービエントは、WoTサービエントのリソースにアクセスする方法を記述したTDを備えている。前述のスマートメーターのユースケースを例にとると、サーバはWoTサービエントを有するか、WoTサービエントとして実装される。メッセージテンプレート管理をサポートするために、一実施形態では、以下の手順を提案する。1)サーバのWoTサービエントは、そのTDにおいて、要求テンプレートを記述するか、または含める。このテンプレートは、上記のXML形式テンプレートの例と同じであり得るか、あるいは、より多くの要求パラメータを含むことができる。WoTサービエントは、TDにおいて、このテンプレートが1つのスマートメーター(または、複数のスマートメーター)にのみ適用可能であることを指定することもできる。2)WoTクライアントとしてのスマートメーターは、WoTサービエントまたはWoTサービエントのTDを格納している他の場所から、TDを発見およびリトリーブする。3)スマートメーターは、TDからテンプレートを抽出し、テンプレートに含まれる各パラメータの意味を理解する。4)スマートメーターはテンプレートを使用して、テンプレート識別子を含む最適化された要求メッセージを(例えば、メーターの指示値をサーバに報告するために)生成する。5)スマートメーターは、最適化された要求をWoTサービエント(すなわち、サーバ)に送信する。6)WoTサービエントは、最適化された要求を受信し、対応する(最適化された要求に含まれるテンプレート識別子が示す)テンプレートを使用して、最適化された要求を処理する。7)WoTサービエントはスマートメーターに応答を送信する。あるいは、スマートメーター(または他のメーター、WoTクライアント、WoTサービエントなど)は、WoTサービエントのTDを更新することにより、テンプレートの自発的な作成およびTDへの挿入の少なくとも一方をすることできる。
図39Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得るマシンツーマシン(M2M)、モノのインターネット(IoT)、またはモノのウェブ(WoT)の例示的な通信システム10の一例の図である。一般に、M2M技術はIoT/WoTのためのビルディングブロックを提供し、M2Mデバイス、M2Mゲートウェイ、M2Mサーバ、およびM2MサービスプラットフォームはすべてIoT/WoTおよびIoT/WoTサービス層の構成要素または装置であり得る。図5〜図8、図10、図11、図13〜32、図34および図36に示すエンティティはすべて、図39A〜図39Dに示すような通信システムなどのネットワーク装置を備えることができる。
サービス層は、ネットワークサービスアーキテクチャ内の機能層であり得る。サービス層は、通常、ハイパーテキスト転送プロトコル(HyperText Transfer Protocol:HTTP)、制約アプリケーションプロトコル(Constrained Application Protocol:CoAP)、またはメッセージキューテレメトリトランスポート(Message Queuing Telemetry Transport:MQTT)などのアプリケーションプロトコル層の上位に位置し、クライアントアプリケーションに付加価値サービスを提供する。サービス層は、制御層やトランスポート/アクセス層などのより下位のリソース層におけるコアネットワークへのインターフェースも提供する。サービス層は、サービス定義、サービスの実行時有効化、ポリシー管理、アクセス制御、およびサービスクラスタリングなどを含む複数のカテゴリーの(サービス)能力または機能をサポートする。最近、M2Mタイプのデバイスおよびアプリケーションを、インターネット/ウェブ、セルラー、企業、およびホームネットワークなどの展開に統合するということに伴う課題に対処するために、oneM2Mなどのいくつかの業界標準化団体はM2Mサービス層を開発してきている。M2Mサービス層は、アプリケーションおよび様々なデバイスの少なくとも一方に、CSEまたはサービス機能層(Service Capability Layer:SCL)と呼ばれることもあるサービス層によってサポートされる上記の能力または機能の集合またはセットへのアクセスを提供することができる。いくつかの例として、様々なアプリケーションが共通に使用する可能性のあるセキュリティ、課金、データ管理、デバイス管理、発見、プロビジョニング、および接続管理が挙げられるが、これらに限定されない。これらの能力または機能は、M2Mサービス層によって定義されたメッセージフォーマット、リソース構造、およびリソース表現を利用するAPIを介して、このような様々なアプリケーションが利用できる。CSEまたはSCLは、ハードウェアおよびソフトウェアの少なくとも一方によって実装することが可能であり、様々なアプリケーションおよびデバイスの少なくとも一方に公開された(サービス)能力または機能(すなわち、そのような機能エンティティ間の機能インターフェース)を提供して、アプリケーションやデバイスがそのような能力または機能を利用できるようにする機能エンティティである。
図39Aに示すように、M2M/IoT/WoT通信システム10は、通信ネットワーク12を含む。通信ネットワーク12は、固定ネットワーク(例えば、イーサネット(登録商標)(Ethernet)、ファイバ、サービス総合デジタル網(Integrated Services Digital Network:ISDN)、電力線搬送通信(Power Line Communication:PLC)など)、または無線ネットワーク(例えば、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLAN)、セルラーなど)、または異種ネットワークのネットワークであり得る。例えば、通信ネットワーク12は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数ユーザに提供する複数のアクセスネットワークから構成され得る。例えば、通信ネットワーク12は、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access:CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access:TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access:FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier Frequency Division Multiple Access:SC−FDMA)などの1つ以上のチャネルアクセス方法を採用することができる。さらに、通信ネットワーク12は、例えば、コアネットワーク、インターネット、センサネットワーク、産業用制御ネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、融合パーソナルネットワーク、衛星ネットワーク、ホームネットワーク、または企業ネットワークなどの他のネットワークを含むことができる。
図39Aに示すように、M2M/IoT/WoT通信システム10は、インフラストラクチャドメインおよびフィールドドメインを含み得る。インフラストラクチャドメインは、エンドツーエンドM2M展開のネットワーク側を指し、フィールドドメインは、通常はM2Mゲートウェイの背後にあるエリアネットワークを指す。フィールドドメインとインフラストラクチャドメインは両方とも、ネットワークの様々な異なるネットワーク装置(例えば、サーバ、ゲートウェイ、デバイスなど)を含むことができる。例えば、フィールドドメインは、M2Mゲートウェイ14およびデバイス18を含むことができる。任意の数のM2Mゲートウェイデバイス14およびM2Mデバイス18が、必要に応じて、M2M/IoT/WoT通信システム10に含まれ得ることは理解されるであろう。M2Mゲートウェイデバイス14およびM2Mデバイス18の各々は、通信回路を使用して通信ネットワーク12または直接無線リンクを介して信号を送受信するように構成される。
M2Mゲートウェイ14は、(例えば、セルラーおよび非セルラーの)無線M2Mデバイスおよび固定ネットワークM2Mデバイス(例えば、PLC)が通信ネットワーク12などの事業者ネットワークまたは直接無線リンクを介して通信することを可能にする。例えば、M2Mデバイス18は、データを収集し、通信ネットワーク12または直接無線リンクを介して、M2Mアプリケーション20または他のM2Mデバイス18にデータを送信することができる。M2Mデバイス18は、M2Mアプリケーション20またはM2Mデバイス18からデータを受信することもできる。さらに、以下に説明するように、データおよび信号は、M2Mサービス層22を介して、M2Mアプリケーション20に送信され、M2Mアプリケーション20から受信され得る。M2Mデバイス18とゲートウェイ14は、例えば、セルラー、WLAN、無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network:WPAN)(例えば、Zigbee、低電力ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク上のIPv6(IPv6 over Low-power Power Wireless Personal Area Networks:6LoWPAN)、Bluetooth(登録商標))、直接無線リンク、ワイヤラインなどを含む様々なネットワークを介して、通信することができる。例示的なM2Mデバイスには、タブレット、スマートフォン、医療機器、温度および気象モニタ、コネクテッドカー、スマートメーター、ゲームコンソール、携帯情報端末、健康およびフィットネスモニタ、ライト、サーモスタット、電気製品、ガレージドア、その他のアクチュエータベースのデバイス、セキュリティデバイス、およびスマートコンセントが含まれるが、これらに限定されない。
図39Bを参照すると、フィールドドメイン内に図示したM2Mサービス層22は、M2Mアプリケーション20、M2Mゲートウェイ14、およびM2Mデバイス18ならびに通信ネットワーク12にサービスを提供する。M2Mサービス層22は、必要に応じて、任意の数のM2Mアプリケーション、M2Mゲートウェイ14、M2Mデバイス18、および通信ネットワーク12と通信することができることは理解されるであろう。M2Mサービス層22は、サーバ、コンピュータ、デバイスなどを備えることができるネットワークの1つまたは複数のネットワーク装置によって実装することができる。M2Mサービス層22は、M2Mデバイス18、M2Mゲートウェイ14、およびM2Mアプリケーション20に適用されるサービス機能を提供する。M2Mサービス層22の機能は、例えば、セルラーコアネットワーク、クラウドなどにおけるウェブサーバとして、様々な方法で実装されてもよい。
図示したM2Mサービス層22と同様に、インフラストラクチャドメインにはM2Mサービス層22’がある。M2Mサービス層22’は、インフラストラクチャドメイン内のM2Mアプリケーション20’および基礎となる通信ネットワーク12にサービスを提供する。M2Mサービス層22’はフィールドドメイン内のM2Mゲートウェイ14およびM2Mデバイス18にもサービスを提供する。M2Mサービス層22’は任意の数のM2Mアプリケーション、M2Mゲートウェイ、およびM2Mデバイスと通信することができることは理解されるであろう。M2Mサービス層22’は、異なるサービスプロバイダによってサービス層と相互作用することができる。M2Mサービス層22’は、サーバ、コンピュータ、デバイス、仮想マシン(例えば、クラウドコンピューティング/ストレージファームなど)などを備えることができるネットワークの1つまたは複数のネットワーク装置によって実装され得る。
図39Bも参照すると、M2Mサービス層22および22’は、様々なアプリケーションおよび垂直アプリケーションが活用できるサービス配信機能のコアセットを提供する。これらのサービス機能は、M2Mアプリケーション20および20’がデバイスと相互作用し、データ収集、データ分析、デバイス管理、セキュリティ、請求、サービス/デバイスの発見などの機能を実行することを可能にする。基本的に、これらのサービス機能は、アプリケーションをこれらの機能を実装する負担から解放することによって、アプリケーション開発を簡素化し、商品化までのコストと時間を削減する。サービス層22および22’は、M2Mアプリケーション20および20’が、サービス層22および22’が提供するサービスに関連して、ネットワーク12などの様々なネットワークを通じて通信することも可能にする。
M2Mアプリケーション20および20’は、例えば、運輸、健康およびウェルネス、コネクテッドホーム、エネルギー管理、資産追跡、ならびにセキュリティおよびサーベイランスなどであるがこれらに限らない様々な産業におけるアプリケーションを含み得る。上記のように、システムのデバイス、ゲートウェイ、サーバおよびその他のネットワーク装置にわたって実行されるM2Mサービス層は、例えば、データ収集、デバイス管理、セキュリティ、請求、位置追跡/ジオフェンシング、デバイス/サービス発見、およびレガシーシステム統合などの機能をサポートし、これらの機能をサービスとしてM2Mアプリケーション20および20’に提供する。
一般に、図39Bに示すサービス層22および22’などのサービス層は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)および基礎となるネットワーキングインターフェースのセットを介して付加価値サービス機能をサポートするソフトウェアミドルウェア層を定義する。ETSI M2MとoneM2Mの両アーキテクチャがサービス層を定義する。ETSI M2M’のサービス層は、サービス機能層(SCL)と呼ばれる。SCLは、ETSI M2Mアーキテクチャの様々な異なるノードに実装できる。例えば、サービス層のインスタンスは、M2Mデバイス(この場合、インスタンスはデバイスSCL(Device SCL:DSCL)と呼ばれる)、ゲートウェイ(この場合、インスタンスはゲートウェイSCL(Gateway SCL:GSCL)と呼ばれる)、およびネットワークノード(この場合、インスタンスはネットワークSCL(Network SCL:NSCL)と呼ばれる)のうち少なくとも1つの範囲内に実装できる。oneM2Mサービス層は、共通サービス機能(CSF)のセット(すなわち、サービス機能)をサポートする。1つまたは複数の特定のタイプのCSFのセットをインスタンス化したものは、様々なタイプのネットワークノード(例えば、インフラストラクチャノード、中間ノード、アプリケーション固有ノード)でホストされる共通サービスエンティティ(CSE)と呼ばれる。第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、マシンタイプ通信(Machine-Type Communications:MTC)のアーキテクチャも定義している。そのアーキテクチャにおいては、サービス層とそれが提供するサービス機能は、サービス機能サーバ(Service Capability Server:SCS)の一部として実装される。ETSI M2MアーキテクチャのDSCL、GSCL、またはNSCLの中、3GPP MTCアーキテクチャのサービス機能サーバ(SCS)の中、oneM2MアーキテクチャのCSFまたはCSEの中、およびネットワークの他のノードの中のうちのどれにおいて具体化されているかにかかわらず、サービス層のインスタンスは、サーバ、コンピュータ、およびその他のコンピューティングデバイスまたはノードを含む、ネットワーク内の1つまたは複数のスタンドアロンノードで実行される論理エンティティ(例えば、ソフトウェア、コンピュータ実行可能命令など)として、または1つ以上の既存のノードの一部として実装できる。一例として、サービス層またはその構成要素のインスタンスは、以下に述べる図39Cまたは図39Dに示す一般的なアーキテクチャを持つネットワーク装置(例えば、サーバ、コンピュータ、ゲートウェイ、デバイスなど)で実行されるソフトウェアの形で実装できる。
さらに、本明細書で説明する方法および機能は、サービスにアクセスするためにサービス指向アーキテクチャ(Service-Oriented Architecture:SOA)およびリソース指向アーキテクチャ(Resource-Oriented Architecture:ROA)の少なくとも一方を使用するM2Mネットワークの一部として実装することができる。
図39Cは、例えば、図5〜図8、図10、図11、図13〜図32、図34、および図36に示すエンティティの1つなどの、図39Aおよび図39Bに示すようなM2Mネットワーク内のM2Mサーバ、ゲートウェイ、デバイス、またはその他のネットワーク装置として動作することができるネットワークの装置の例示的なハードウェア/ソフトウェアアーキテクチャのブロック図である。図39Cに示すように、ネットワーク装置30は、プロセッサ32、取り外し不可能メモリ44、取り外し可能メモリ46、スピーカ/マイクロフォン38、キーパッド40、ディスプレイ、タッチパッド、インジケータ42、電源48、全地球測位システム(GPS)チップセット50、およびその他の周辺機器52を含み得る。ネットワーク装置30は、トランシーバ34および送信/受信要素36などの通信回路も含み得る。ネットワーク装置30は、実施形態との整合性を保ちながら、前述の要素の任意のサブコンビネーションを含み得ることは理解されるであろう。このネットワーク装置は、例えば、図5〜図8、図10、図11、図13〜図32、図34、および図36に関連して図示および説明される方法や操作などの、本明細書に説明されるメッセージテンプレート管理機能および方法を実装する装置であり得る。
プロセッサ32は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)回路、その他のタイプの集積回路(Integrated Circuit:IC)、状態マシンなどであり得る。一般に、プロセッサ32は、ネットワーク装置の様々な必要機能を実行するために、ネットワーク装置のメモリ(例えば、メモリ44やメモリ46の)に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行することができる。例えば、プロセッサ32は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、およびネットワーク装置30が無線または有線環境で動作することを可能にする他の任意の機能のうち少なくとも1つを実行することができる。プロセッサ32は、アプリケーション層プログラム(例えば、ブラウザ)、無線アクセス層(Radio Access layer:RAN)プログラム、および他の通信プログラムのうち少なくとも1つを実行することができる。プロセッサ32は、例えばアクセス層およびアプリケーション層の少なくとも一方における、認証や、セキュリティ鍵合意や、暗号操作などのセキュリティ操作を実行することもできる。
図39Cに示すように、プロセッサ32は、その通信回路(例えば、トランシーバ34および送信/受信要素36)に接続されている。プロセッサ32は、ネットワーク装置30を、それが接続されているネットワークを介して他のネットワーク装置と通信させるために、コンピュータ実行可能命令の実行を通じて、通信回路を制御することができる。特に、本明細書(例えば、図5〜図8、図10、図11、図13〜図32、図34、および図36)および特許請求の範囲に説明する送信および受信ステップを実行するために、プロセッサ32は通信回路を制御することができる。図39Cは、プロセッサ32およびトランシーバ34を別個のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ32およびトランシーバ34は、共に電子パッケージまたはチップに統合されてもよいことは理解されるであろう。
送信/受信要素36は、M2Mサーバ、ゲートウェイ、デバイスなどを含む他のネットワーク装置に信号を送信、またはそこから受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素36は、無線周波数(Radio Frequency:RF)信号を送信や受信するように構成されたアンテナであり得る。送信/受信要素36は、WLAN、WPAN、セルラーなどの様々なネットワークおよびエアインターフェースをサポートすることができる。一実施形態では、送信/受信要素36は、例えば、赤外線(Infrared:IR)、紫外線(Ultraviolet:UV)、または可視光信号を送信や受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。さらに別の実施形態では、送信/受信要素36は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素36が、無線または有線信号の任意の組み合わせを送信や受信するように構成され得ることは理解されるであろう。
さらに、図39Cは、送信/受信要素36を単一の要素として示しているが、ネットワーク装置30は、任意の数の送信/受信要素36を含むことができる。より具体的には、ネットワーク装置30は、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output:MIMO)技術を採用することができる。このように、一実施形態では、ネットワーク装置30は、無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素36(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ34は、送信/受信要素36によって送信すべき信号を変調し、送信/受信要素36によって受信された信号を復調するように構成され得る。上述のように、ネットワーク装置30は、マルチモード機能を有する。したがって、トランシーバ34は、ネットワーク装置30が、例えば、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA)やIEEE802.11のなどの複数の無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)によって通信することを可能にするための、複数のトランシーバを含み得る。
プロセッサ32は、取り外し不可能メモリ44や取り外し可能メモリ46などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、そこにデータを格納することができる。例えば、上記のように、プロセッサ32は、そのメモリにセッションコンテキストを格納することができる。取り外し不可能メモリ44は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory:RAM)、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプの記憶装置を含むことができる。取り外し可能メモリ46は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module:SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital:SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ32は、サーバまたはホームコンピュータなどのネットワーク装置30上に物理的に位置していないメモリからの情報にアクセスし、そこにデータを格納することができる。装置のステータスを反映するか、または装置および、特に、ネットワーク装置と通信する、基礎となるネットワーク、アプリケーション、または他のサービスを構成するために、プロセッサ32は、ディスプレイまたはインジケータ42上の照明パターン、画像、または色を制御するように構成されてもよい。一実施形態では、ディスプレイ/インジケータ42は、図31に示され、本明細書で説明されたグラフィカルユーザインターフェースを提示することができる。
プロセッサ32は、電源48から電力を受けることができ、ネットワーク装置30内の他の構成要素に電力を分配したり制御したりするように構成され得る。電源48は、ネットワーク装置30に電力を供給するための任意の適切なデバイスであり得る。例えば、電源48は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、リチウムイオン(Liイオン)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ32は、また、ネットワーク装置30の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されたGPSチップセット50に接続されてもよい。ネットワーク装置30は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できるということは理解されるであろう。
プロセッサ32は、さらに、追加的特徴や機能性や有線または無線接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアやハードウェアのモジュール含むことができるその他の周辺機器52に接続され得る。例えば、周辺機器52は、加速度計や生体計測(例えば、指紋)センサなどの各種センサ、電子コンパス(e−Compass)、衛星トランシーバ、センサ、(写真またはビデオ用)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)ポートまたはその他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(Frequency Modulated:FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
ネットワーク装置30は、センサ、家庭用電化製品、スマートウォッチやスマートクロージングのようなウェアラブルデバイス、医療機器やeHealthデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、乗用車、トラック、列車、航空機などの輸送手段などの、他の装置またはデバイス内に具現化されてもよい。ネットワーク装置30は、そのような装置またはデバイスの他の構成要素、モジュール、またはシステムに、周辺機器52の1つを含み得る相互接続インターフェースなどの1つまたは複数の相互接続インターフェースを介して接続されてもよい。
図39Dは、図5〜図8、図10、図11、図13〜図32、図34、および図36に示され、本明細書で説明されたエンティティなどの、ネットワークの1つまたは複数のネットワーク装置を実装するためにも使用できる例示的なコンピューティングシステム90のブロック図である。コンピューティングシステム90は、M2Mサーバ、ゲートウェイ、デバイス、または図39Aおよび39Bに示すようなM2Mネットワーク内の他のネットワーク装置として、動作することができる。
コンピューティングシステム90は、コンピュータまたはサーバを備えることができ、主としてコンピュータ読み取り可能な命令によって制御され得る。その命令はソフトウェアの形であってもよく、任意の場所に、あるいは任意の手段によって格納もしくはアクセスされてもよい。そのようなコンピュータ読み取り可能な命令は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)91などのプロセッサ内で実行されて、コンピューティングシステム90を機能させることができる。多くの既知のワークステーション、サーバ、およびパーソナルコンピュータでは、中央処理装置91は、マイクロプロセッサと呼ばれるシングルチップCPUによって実装される。他のマシンでは、中央処理装置91は複数のプロセッサを備え得る。コプロセッサ81は、追加的機能を実行するかまたはCPU91をアシストする、メインCPU91とは別のオプションのプロセッサである。CPU91とコプロセッサ81の少なくとも一方は、例えば、セッション認証情報の受信またはセッション認証情報に基づく認証のような、エンドツーエンド(End-to-End:E2E)M2Mサービス層セッションのための開示されたシステムと方法に関連するデータを、受信、生成、および処理することができる。
動作中、CPU91は命令をフェッチし、解読し、実行し、そして、コンピュータの主たるデータ転送経路であるシステムバス80を介して、他のリソースと情報をやりとりする。そのようなシステムバスは、コンピューティングシステム90の構成要素を接続し、データ交換の媒介手段を規定する。システムバス80は、通常、データを送信するためのデータラインと、アドレスを送信するためのアドレスラインと、割り込みを送信するためとシステムバスを動作させるための制御ラインとを含む。そのようなシステムバス80の一例が、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect:PCI)バスである。
システムバス80に接続されたメモリには、ランダムアクセスメモリ(RAM)82と読み出し専用メモリ(ROM)93が含まれる。そのようなメモリは、情報を格納し、読み出すことを可能にする回路を含む。ROM93は、一般に、容易に修正できない保存データを格納する。RAM82内に格納されたデータは、CPU91または他のハードウェアデバイスによって読み取られるか、変更され得る。RAM82やROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御され得る。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換機能を提供することができる。メモリコントローラ92は、さらに、システム内のプロセスを隔離してシステムプロセスをユーザプロセスから隔離するメモリ保護機能を提供することができる。そのため、第1モードで実行中のプログラムは、それ自身のプロセス仮想アドレス空間によってマッピングされるメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることはできない。
さらに、コンピューティングシステム90は、CPU91から、プリンタ94、キーボード84、マウス95、およびディスクドライブ85などの周辺機器への命令伝達を司る周辺機器コントローラ83を含むことができる。
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成される視覚出力を表示するために使用される。そのような視覚出力は、テキスト、グラフィックス、動画グラフィックス、およびビデオを含むことができる。ディスプレイ86は、ブラウン管(Cathode-Ray Tube:CRT)ベースのビデオディスプレイ、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)ベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、またはタッチパネルを用いて実装され得る。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要な電子部品を含む。ディスプレイ86は、CPU91によって実行されるコンピュータ実行可能命令と共同して、図25とそれに付随する記述に示され説明されたグラフィカルユーザインターフェースを生成および操作し得る。
さらに、コンピューティングシステム90は、図39A〜図39Dのネットワーク12などの外部通信ネットワークにコンピューティングシステム90を接続するために使用され得る、例えば、ネットワークアダプタ97などの通信回路を含むことができ、それによって、コンピューティングシステム90がネットワークの他の装置と通信することを可能にすることができる。通信回路は、単独に、またはCPU91と共に使用されて、本明細書(例えば、図5〜図8、図10、図11、図13〜図32、図34、および図36)および特許請求の範囲に記載された送信および受信ステップを実行することができる。
本明細書で説明されるシステム、方法、およびプロセスのうちのいずれかまたはすべては、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能な命令(すなわち、プログラムコード)の形態で具現化することができ、その命令は、例えば、M2Mサーバ、ゲートウェイ、デバイスなどを含むM2Mネットワークの装置などのマシンによって実行されると、本明細書で説明されるシステム、方法、およびプロセスを実行または実装することが理解される。具体的には、上記のステップ、動作、または機能のうちのいずれも、そのような、コンピュータ実行可能な命令の形で実装され得る。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、情報の記憶のための任意の非一時的な(すなわち、有形または物理的な)方法または技術の中に具現化される、揮発性および不揮発性両方の、取り外し可能および取り外し不可能な媒体が含まれるが、そのようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には信号は含まれない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory:CD−ROM)、デジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc:DVD)または他の光学ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または所望の情報を記憶するために使用可能で、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の有形すなわち物理的媒体を含むが、それらに限定されない。
以下は、上記の説明に出現する可能性があるサービス層技術に関連する略語のリストである。特に指定のない限り、本明細書で使用される略語は、以下に記載された対応する用語を指す。
3GPP 3rd Generation Partnership Project(第三世代パートナーシッププロジェクト)
AE Application Entity(アプリケーションエンティティ)
CSE Common Service Entity(共通サービスエンティティ)
CSF Common Service Function(共通サービス機能)
IoT Internet of Things(モノのインターネット)
M2M Machine-to-Machine(マシンツーマシン)
MT Message Template(メッセージテンプレート)
MTCI Message Template Creation Indicator(メッセージテンプレート作成インジケータ)
MTID Message Template Identifier(メッセージテンプレート識別子)
MTM Message Template Management(メッセージテンプレート管理)
MTP Message Template Policy(メッセージテンプレートポリシー)
MTPID Message Template Policy Identifier(メッセージテンプレートポリシー識別子)
MTUI Message Template Update Indicator(メッセージテンプレート更新インジケータ)
NB-IoT Narrow-Band IoT(狭帯域IoT)
OCF Open Connectivity Foundation(オープンコネクティビティファウンデーション)
REST Resource State Transfer(リソース状態転送)
REQT Request Template(要求テンプレート)
RQTCI Request Template Creation Indicator(要求テンプレート作成インジケータ)
RQTID Request Template Identifier(要求テンプレート識別子)
RSPT Response Template(応答テンプレート)
RSTCI Response Template Creation Indicator(応答テンプレート作成インジケータ)
RSTID Response Template Identifier(応答テンプレート識別子)
UE User Equipment(ユーザ装置)
URI Uniform Resource Identifier(統一資源識別子)
この書面による明細書は、実施例を使用して、最良の形態を含む本発明を開示し、また、任意のデバイスまたはシステムを製造および使用することおよび任意の組み込まれた方法を実行することを含めて、当業者が本発明を実施することを可能にする。本発明の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義されており、当業者が想到する他の例を含み得る。そのような他の例は、それらが請求項の文字通りの言語と異ならない要素を有する場合、またはそれらが請求項の文字通りの言語との非実質的な相違を伴う同等の要素を含む場合、請求項の範囲内にあるものとする。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのプロセッサとメモリを備えるネットワーク装置であって、前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、通信ネットワークのサービス層を実装して、前記サービス層に、
    それぞれが、前記通信ネットワーク上の1つまたは複数のデバイスから前記サービス層が受信し得るそれぞれのタイプのメッセージに関連付けられた1つまたは複数のパラメータの値を含み、それぞれが、メッセージテンプレートを一意的に識別する関連メッセージテンプレート識別子を持つ、1つまたは複数のメッセージテンプレートを前記ネットワーク装置の前記メモリに格納することと、
    前記通信ネットワーク上のデバイスから、情報とメッセージテンプレート識別子を有するメッセージを受信することと、
    前記デバイスからの前記メッセージに対応して、前記デバイスから受信した前記メッセージ中の前記メッセージテンプレート識別子と合致する関連メッセージテンプレート識別子を持つ格納されたメッセージテンプレートを前記メモリからリトリーブ(検索して取得)することと、
    前記受信したメッセージ中の前記情報を前記リトリーブしたメッセージテンプレート中の前記パラメータ値と組み合わせて、完全なメッセージを形成することと、
    前記完全なメッセージを処理することを含む操作を実行させる実行可能命令を格納する、ネットワーク装置。
  2. 前記実行可能命令は、さらに、前記サービス層に、
    新しいメッセージテンプレートが表現すべきそれぞれのタイプのメッセージに関連付けられた1つまたは複数のパラメータの値を含む、前記新しいメッセージテンプレートを作成する要求を受信することと、
    前記受信したパラメータ値を有する前記新しいメッセージテンプレートを作成することと、
    前記新しいメッセージテンプレートに関連付けられた識別子を生成することと、
    前記識別子に関連する前記新しいメッセージテンプレートを前記メモリに格納することと、
    前記新しいメッセージテンプレートの作成の前記要求に対応して、前記新しいメッセージテンプレートに関連付けられた前記識別子を含む応答を送信することを含む操作を実行させる、請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記サービス層は、前記新しいメッセージテンプレートの作成の前記要求を受信する代わりに、前記新しいメッセージテンプレートを作成することを決定し、前記パラメータ値を前記新しいメッセージテンプレートに含めることを決定する、請求項2に記載のネットワーク装置。
  4. 新しいメッセージテンプレートを作成することの前記決定は、前記通信ネットワーク上のデバイスから前記サービス層が受信したメッセージに基づく、請求項3に記載のネットワーク装置。
  5. 前記実行可能命令は、さらに、前記サービス層に、
    前記デバイスから受信した前記メッセージへの応答に関連付けるパラメータの値を有する、関連する識別子を持つ応答メッセージテンプレートを作成させることと、
    前記デバイスに、前記応答メッセージテンプレートをその識別子と共に提供するか、または前記応答メッセージテンプレートのコピーを自身で作成することを要求することと、
    前記デバイスから受信した前記メッセージに対応して、前記応答メッセージテンプレートに関連する前記識別子を含むが、前記応答メッセージテンプレートの前記パラメータの値は含まない応答メッセージを、前記デバイスに送信することを含む操作を実行させる、請求項1に記載のネットワーク装置。
  6. 前記実行可能命令は、さらに、前記サービス層に、
    前記ネットワーク上の1つまたは複数のデバイスのグループを選択することと、
    前記グループの前記デバイスが前記サービス層に応答メッセージを送信する際に使用すべき前記格納されたメッセージテンプレートの識別子の1つを、前記デバイスのグループに割り当てることと、
    前記割り当てられたメッセージテンプレート識別子を前記デバイスのグループに送信することを含む操作を実行させる、請求項1に記載のネットワーク装置。
  7. 前記デバイスから受信された前記メッセージは、前記デバイスにホストされたアプリケーションから受信したものである、請求項1に記載のネットワーク装置。
  8. それぞれが、通信ネットワーク上の1つまたは複数のデバイスからサービス層エンティティが受信し得るそれぞれのタイプのメッセージに関連付けられた1つまたは複数のパラメータの値を含み、それぞれが、メッセージテンプレートを一意的に識別する関連メッセージテンプレート識別子を持つ、1つまたは複数のメッセージテンプレートを前記通信ネットワークの前記サービス層エンティティのメモリに格納することと、
    前記通信ネットワーク上のデバイスから、情報とメッセージテンプレート識別子を有するメッセージを、前記サービス層エンティティによって受信することと、
    前記デバイスからの前記メッセージに対応して、前記デバイスから受信した前記メッセージ中の前記メッセージテンプレート識別子と合致する関連メッセージテンプレート識別子を持つ格納されたメッセージテンプレートを、前記メモリから、前記サービス層エンティティによってリトリーブすることと、
    前記受信したメッセージ中の前記情報を前記リトリーブしたメッセージテンプレート中の前記パラメータ値と組み合わせて、完全なメッセージを、前記サービス層エンティティによって形成することと、
    前記完全なメッセージを、前記サービス層エンティティによって処理することを含む方法。
  9. 新しいメッセージテンプレートが表現すべきそれぞれのタイプのメッセージに関連付けられた1つまたは複数のパラメータの値を含む、前記新しいメッセージテンプレートを作成する要求を、前記サービス層エンティティによって受信することと、
    前記受信したパラメータ値を有する前記新しいメッセージテンプレートを、前記サービス層エンティティによって作成することと、
    前記新しいメッセージテンプレートに関連付けられた識別子を、前記サービス層エンティティによって生成することと、
    前記識別子に関連する前記新しいメッセージテンプレートを、前記サービス層エンティティによって、前記メモリに格納することと、
    前記新しいメッセージテンプレートの作成の前記要求に対応して、前記新しいメッセージテンプレートに関連付けられた前記識別子を含む応答を、前記サービス層エンティティによって送信することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記新しいメッセージテンプレートの作成の前記要求を受信する代わりに、前記サービス層エンティティによって、前記新しいメッセージテンプレートを作成することを決定し、前記パラメータ値を前記新しいメッセージテンプレートに含めることを決定することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 新しいメッセージテンプレートを作成することの前記決定は、前記通信ネットワーク上のデバイスから前記サービス層エンティティが受信したメッセージに基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記デバイスから受信した前記メッセージへの応答に関連付けるパラメータの値を有する、関連する識別子を持つ応答メッセージテンプレートを、前記サービス層エンティティによって作成することと、
    前記サービス層エンティティによって、前記デバイスに、前記応答メッセージテンプレートをその識別子と共に提供するか、または前記応答メッセージテンプレートのコピーを自身で作成することを要求することと、
    前記サービス層エンティティによって、前記デバイスから受信した前記メッセージに対応して、前記応答メッセージテンプレートに関連する前記識別子を含むが、前記応答メッセージテンプレートの前記パラメータの値は含まない応答メッセージを、前記デバイスに送信することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記ネットワーク上の1つまたは複数のデバイスのグループを、前記サービス層エンティティによって選択することと、
    前記グループの前記デバイスが前記サービス層エンティティに応答メッセージを送信する際に使用すべき前記格納されたメッセージテンプレートの識別子の1つを、前記サービス層エンティティによって前記デバイスのグループに割り当てることと、
    前記割り当てられたメッセージテンプレート識別子を、前記サービス層エンティティによって前記デバイスのグループに送信することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記デバイスから受信された前記メッセージは、前記デバイスにホストされたアプリケーションから受信したものである、請求項8に記載の方法。
  15. 通信ネットワークに接続され、少なくとも1つのプロセッサとメモリを備えるデバイスであって、前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、前記デバイスに、
    情報と、要求メッセージに関連する共通パラメータの値を含んで前記通信ネットワークのサービス層に格納されたメッセージテンプレートの識別子と、を含む前記要求メッセージを作成することと、
    前記サービス層に、前記情報と前記メッセージテンプレート識別子を含むが、前記サービス層に格納された前記メッセージテンプレートの前記共通パラメータ値は含まない前記要求メッセージを送信することを含む操作を実行させる実行可能命令を格納する、デバイス。
  16. 前記実行可能命令は、さらに、前記デバイスに、
    前記デバイスが前記サービス層に送信し得る要求メッセージのタイプに共通に関連する1つまたは複数のパラメータの値を含む、新しいメッセージテンプレートの作成要求を、前記サービス層に送信することと、
    前記デバイスからの要求に対応して前記サービス層が作成した新しいメッセージテンプレートに関連する識別子を前記サービス層から受信することと、
    そのタイプのメッセージを前記サービス層に送信する際に、前記新しいメッセージテンプレート識別子を使用することを含む操作を実行させる、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記新しいメッセージテンプレートを作成する前記要求は、作成すべき前記新しいメッセージテンプレートのタイプの識別子を含む、請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記新しいメッセージテンプレートを作成する前記要求は、前記1つまたは複数のパラメータのリスト、および前記新しいメッセージテンプレートに含まれるべき前記パラメータの値をさらに含む、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記新しいメッセージテンプレートを作成する前記要求は、前記新しいメッセージテンプレートを使用することが許可される他のデバイスのリストをさらに含む、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記新しいメッセージテンプレートを作成する前記要求は、複数の新しいメッセージテンプレート作成する要求を含む、請求項20に記載のデバイス。
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