JP2020130266A - 眼科装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態に係る眼科装置は、被検眼の角膜の位置の光学的計測と網膜の位置の光学的計測とを同時に行い、同時に得られた角膜の位置及び網膜の位置に基づき被検眼の眼軸長を求めるように構成される。
本実施形態は、第1実施形態に係る眼科装置1000を実現するために採用可能ないくつかの例を開示する。本実施形態に係る眼科装置は、角膜位置計測のための構成と網膜位置計測のための構成とが独立しており、角膜位置計測と網膜位置計測とを略同時に実行することができ、それにより得られた角膜位置及び網膜位置に基づき被検眼の眼軸長を求めることが可能である。
本実施形態に係る眼科装置の構成の例を図2に示す。眼科装置2000は、被検眼Eを観察するための光学系と、被検眼Eを検査するための光学系と、これらの光学系の光路を波長分離するダイクロイックミラーとを含む。被検眼Eを観察するための光学系として、前眼部観察系5が設けられている。被検眼Eを検査するための光学系として、OCTスキャン用の光学系、レフ測定用の光学系(屈折力測定用の光学系)、ケラト測定用の光学系などが設けられている。
前眼部観察系5は、被検眼Eの前眼部を動画撮影する。前眼部観察系5を経由する光学系において、撮像素子59の撮像面は瞳孔共役位置に配置されている。前眼部照明光源50は、被検眼Eの前眼部に照明光(例えば、赤外光)を照射する。被検眼Eの前眼部により反射された光は、対物レンズ51を通過し、ダイクロイックミラー52を透過し、絞り(テレセン絞り)53に形成された孔部を通過し、ハーフミラー23を透過し、リレーレンズ55及び56を通過し、ダイクロイックミラー76を透過する。ダイクロイックミラー52は、レフ測定光学系の光路と前眼部観察系5の光路とを結合する。ダイクロイックミラー52は、これらの光路が結合される光路結合面が対物レンズ51の光軸に対して傾斜して配置される。ダイクロイックミラー76を透過した光は、結像レンズ58により撮像素子59(エリアセンサー)の撮像面に結像される。撮像素子59は、所定のレートで撮像及び信号出力を行う。撮像素子59の出力(映像信号)は、後述の処理部9に入力される。処理部9は、この映像信号に基づく前眼部像E´を表示部10の表示画面10aに表示させる。前眼部像E´は、例えば赤外動画像である。
Zアライメント系1は、前眼部観察系5の光軸方向(前後方向、Z方向)におけるアライメントを行うための光(赤外光)を被検眼Eに投射する。Zアライメント光源11から出力された光は、被検眼Eの角膜Crに斜方から投射され、角膜Crにより反射され、結像レンズ12によりラインセンサー13のセンサー面に結像される。
XYアライメント系2は、前眼部観察系5の光軸に直交する方向(左右方向(X方向)、上下方向(Y方向))のアライメントを行うための光束(赤外光)を被検眼Eに照射する。XYアライメント系2は、ハーフミラー23により前眼部観察系5の光路から分岐された光路に設けられたXYアライメント光源21とコリメータレンズ22とを含む。XYアライメント光源21から出力された光は、コリメータレンズ22を通過し、ハーフミラー23により反射され、前眼部観察系5を通じて被検眼Eに投射される。被検眼Eの角膜Crによる反射光は、前眼部観察系5を通じて撮像素子59に導かれる。
ケラト測定系3は、被検眼Eの角膜Crの形状を測定するためのリング状光束(赤外光)を角膜Crに投射する。ケラト板31は、対物レンズ51と被検眼Eとの間に配置されている。ケラト板31の背面側(対物レンズ51側)にはケラトリング光源32が設けられている。ケラトリング光源32からの光でケラト板31を照明することにより、被検眼Eの角膜Crにリング状光束(円弧状又は円周状の測定パターン)が投射される。被検眼Eの角膜Crからの反射光(ケラトリング像)は撮像素子59により前眼部像E´とともに検出される。処理部9は、このケラトリング像を基に公知の演算を行うことで、角膜Crの形状を表す角膜形状パラメータの値を算出する。典型的な角膜形状パラメータとして角膜曲率半径(角膜曲率)がある。
レフ測定光学系は、屈折力測定に用いられるレフ測定投射系6及びレフ測定受光系7を含む。レフ測定投射系6は、屈折力測定用の光束(例えば、リング状光束)(赤外光)を眼底Efに投射する。レフ測定受光系7は、この光束の被検眼Eからの戻り光を受光する。レフ測定投射系6は、レフ測定受光系7の光路に設けられた孔開きプリズム65によって分岐された光路に設けられる。孔開きプリズム65に形成されている孔部は、瞳孔共役位置に配置される。レフ測定受光系7を経由する光学系において、撮像素子59の撮像面は眼底共役位置に配置される。
ダイクロイックミラー67によりレフ測定光学系の光路から波長分離された光路に、後述のOCT光学系8が設けられる。ダイクロイックミラー83によりOCT光学系8の光路から分岐された光路に固視投影系4が設けられる。
OCT光学系8は、OCT計測を行うための光学系である。OCT計測よりも前に実施されたレフ測定結果に基づいて、光ファイバーf1の端面が撮影部位(眼底Ef又は前眼部)と光学系に共役となるように合焦レンズ87の位置が調整される。
眼科装置2000の処理系の構成について説明する。眼科装置2000の処理系の機能的構成の例を図4及び図5に示す。図4は、眼科装置2000の処理系の機能ブロック図の一例を表す。図5は、データ処理部223の機能ブロック図の一例を表す。
制御部210は、プロセッサを含み、眼科装置2000の各部を制御する。制御部210は、主制御部211と、記憶部212とを含む。記憶部212には、眼科装置2000を制御するためのコンピュータプログラムがあらかじめ格納される。コンピュータプログラムには、光源制御用プログラム、検出器制御用プログラム、光スキャナー制御用プログラム、光学系制御用プログラム、アライメント制御用プログラム、演算処理用プログラム、及びユーザインターフェイス用プログラムなどが含まれる。このようなコンピュータプログラムにしたがって眼科装置2000は演算や制御を実行する。
記憶部212は、各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータの例として、他覚測定により得られたデータ、OCTスキャンにより得られたデータ、断層像の画像データ、前眼部像の画像データ、被検眼情報などがある。被検眼情報は、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。
演算処理部220は、眼屈折力算出部221と、画像形成部222と、データ処理部223とを含む。
眼屈折力算出部221は、レフ測定投射系6により眼底Efに投影されたリング状光束(リング状の測定パターン)の戻り光を撮像素子59が受光することにより得られたリング像(パターン像)を解析する。例えば、眼屈折力算出部221は、得られたリング像が描出された画像における輝度分布からリング像の重心位置を求め、この重心位置から放射状に延びる複数のスキャン方向に沿った輝度分布を求め、この輝度分布からリング像を特定する。続いて、眼屈折力算出部221は、特定されたリング像の近似楕円を求め、この近似楕円の長径及び短径を公知の式に代入することによって球面度数、乱視度数及び乱視軸角度(屈折力値)を求める。或いは、眼屈折力算出部221は、基準パターンに対するリング像の変形及び偏位に基づいて眼屈折力のパラメータを求めることができる。
画像形成部222は、検出器125により検出された信号に基づいて、眼底Efの断層像の画像データを形成する。すなわち、画像形成部222は、干渉光学系による干渉光LCの検出結果に基づいて被検眼Eの画像データを形成する。この画像形成処理は、従来のスペクトラルドメインタイプのOCTと同様に、フィルター処理、高速フーリエ変換(FFT)などを含む。このような処理によりAライン(被検眼E内における測定光LSのスキャン経路)における反射強度プロファイルが取得され、この反射強度プロファイルを画像化することでこのAラインの画像データが形成される。
データ処理部223は、様々なデータ処理を実行可能である。データ処理部223は、OCTスキャンを用いて取得されたデータ(OCTデータ)を処理することができる。OCTデータは、例えば、反射強度プロファイル又は画像データである。データ処理部223は、前眼部観察系5により得られた画像や、Zアライメント系1のラインセンサー13から出力された信号(データ)を処理することができる。データ処理部223は、ここに例示したデータ以外のデータを処理することも可能である。
図6を参照する。基準眼軸長224は、以下の3つの条件を満足する仮想的な眼(仮想眼ES)の眼軸長として予め設定される:(第1条件)干渉光学系に対して予め設定された作動位置に仮想眼ESが配置されていること;(第2条件)OCTスキャンにより仮想眼ESのデータが取得されたときの干渉光学系のアーム長が所定の基準アーム長(227)に等しいこと;(第3条件)仮想眼ESの網膜FSが基準アーム長(227)に対応する位置に配置されていること。
アライメント検出データ225は、Zアライメント系1のラインセンサー13から出力されたデータ(信号)又はそれから生成されたデータを含む。なお、アライメント検出データ225は、XYアライメントが合致している状態(許容範囲内の誤差が介在する状態)において取得される。
基準アーム長227は、前述した基準アーム長又はこれと同値なデータであり、予め設定されたデフォルト値である。
アーム長228は、眼軸長を測定するためのOCTスキャンが被検眼Eに適用されたときのアーム長又はこれと同値なデータである。本実施形態では参照アーム長のみが可変であるから、アーム長228は参照アーム長である。なお、他の実施形態において、アーム長228は、測定アーム長であってよいし、或いは、参照アーム長と測定アーム長との組であってもよい。
OCTデータ229は、眼軸長を測定するためのOCTスキャンにより取得されたデータである。OCTデータ229は、例えば、画像形成部222により取得された反射強度プロファイル又はこれに基づく画像データであってよい。
第1偏位算出部2231は、ラインセンサー13からの出力に基づいて、ラインセンサー13によるZアライメント光(角膜反射光)の検出座標の、所定の基準座標からの偏位(第1偏位)を算出する。すなわち、第1偏位算出部2231は、ラインセンサー13上におけるZアライメントの誤差を求めるものと言える。
アライメント誤差算出部2232は、第1偏位算出部2231から送られた第1偏位情報を受ける。アライメント誤差算出部2232は、第1偏位情報が示す偏位に対応する被検眼Eと測定アームとの間のアライメント誤差を算出する。
眼科装置2000は、被検眼Eの眼軸長を測定するために眼底EfにOCTスキャンを適用する。このOCTスキャンは、少なくとも1つのAスキャンを含む。制御部210は、このOCTスキャンにおいてアーム長(本例では参照アーム長)を制御し、OCTスキャンにて適用されたアーム長を示す情報を取得する。この情報が図5に示すアーム長228である。
基準位置設定部2236は、OCTデータ229が取得されたときのアーム長228に対応するコヒーレンスゲート位置Gを、OCTデータ229における基準位置として設定する。アーム長228に対応するOCTデータ229中のコヒーレンスゲート位置Gを特定する処理は、従来と同じ要領で実行される。
データ位置特定部2237は、OCTデータ229を解析することで、網膜表面Fに相当するデータ位置(網膜表面位置)を特定する。例えば、データ位置特定部2237は、反射強度プロファイルを解析して網膜表面に相当するピークを検出することができる。或いは、データ位置特定部2237は、OCT画像データを解析して網膜表面に相当する画像領域を特定することができる。このような信号解析・画像解析では、例えばセグメンテーションが行われる。
第2偏位算出部2238は、基準位置設定部2236から送られたコヒーレンスゲート位置情報と、データ位置特定部2237から送られた網膜表面位置情報とを受ける。第2偏位算出部2238は、コヒーレンスゲート位置情報に示すコヒーレンスゲート位置Gからの、網膜表面位置情報に示す網膜表面Fの位置の偏位ΔF(第2偏位)を算出する。図7に示す偏位ΔFは、Z方向において定義されている。
眼軸長算出部2239は、アライメント誤差算出部2232から送られたアライメント誤差情報と、アーム長変化量算出部2235から送られたアーム長変化量情報と、第2偏位算出部2238から送られた第2偏位情報とを受ける。
表示部270は、ユーザインターフェイス部として、制御部210による制御を受けて情報を表示する。表示部270は、図2に示す表示部10を含む。
通信部290は、図示しない外部装置と通信するための機能を有する。通信部290は、外部装置との接続形態に応じた通信インターフェイスを備える。外部装置は、例えば、任意の眼科装置、記録媒体から情報を読み取る装置(リーダ)、及び、記録媒体に情報を書き込む装置(ライタ)のいずれかを含んでいてよい。また、外部装置は、病院情報システム(HIS)サーバ、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)サーバ、医師端末、モバイル端末、個人端末、クラウドサーバなど、任意の情報処理装置を含んでいてよい。
実施形態に係る眼科装置2000の動作について説明する。
本動作例において、眼科装置2000は、まず、被検眼Eに対する光学系のアライメントを行う。これにより、ステップS2のアライメント検出とOCTスキャンとが実行されるときのアライメント誤差を低減することが可能となる。
次に、眼科装置2000は、アライメント検出と眼底EfのOCTスキャンとを略同時に実行する。
主制御部211は、ステップS2の眼底OCTスキャンが行われたときのアーム長を示すデータ(例えば、コーナーキューブ114の位置)を取得して記憶部212に格納する。このアーム長データは、例えば、図5に示すアーム長228として用いられる。
主制御部211は、予め記憶された基準眼軸長(224)及び基準アーム長(227)と、ステップS2で取得されたアライメント検出データ(225)及びOCTデータ(229)と、ステップS3で取得されたアーム長(228)とを記憶部212から読み出し、データ処理部223に送る。
第1偏位算出部2231は、アライメント検出データ225に基づいて、第1偏位を算出する。第1偏位は、Zアライメントに関する偏位と、XYアライメントに関する偏位とのいずれか一方又は双方を含んでいてよい。
アライメント誤差算出部2232は、ステップS5で算出された第1偏位に対応する、被検眼Eと測定アームとの間のアライメントの誤差を算出する。
アーム長変化量算出部2235は、基準アーム長(227)に対するアーム長(228)の変化量を算出する。
基準位置設定部2236は、アーム長(228)に対応するコヒーレンスゲート位置を特定し、このコヒーレンスゲート位置をOCTデータ(229)における基準位置(基準位置)として設定する。
データ位置特定部2237は、OCTデータ(229)を解析することで、被検眼Eの網膜表面に相当するデータ位置(網膜表面位置)を特定する。
第2偏位算出部2238は、ステップS8で設定された基準位置に対する、ステップS9で特定された網膜表面位置の偏位(第2偏位)を算出する。
眼軸長算出部2239は、基準眼軸長(224)と、ステップS6で算出されたアライメント誤差と、ステップS7で算出されたアーム長変化量と、ステップS10で算出された第2偏位とに基づき演算を行うことによって、被検眼Eの眼軸長の測定値を求める。
例示的な実施形態に係る眼科装置(2000)のいくつかの作用及びいくつかの効果について説明する。
1010 第1位置計測部
1011 第1光源
1012 第1検出器
1020 第2位置計測部
1021 第2光源
1022 第2検出器
1030 制御部
1040 演算部
2000 眼科装置
1 Zアライメント系
11 Zアライメント光源
13 ラインセンサー
2 XYアライメント系
5 前眼部観察系
8 OCT光学系
210 制御部
211 主制御部
221 眼屈折力算出部
222 画像形成部
223 データ処理部
2231 第1偏位算出部
2232 アライメント誤差算出部
2235 アーム長変化量算出部
2236 第2基準位置設定部
2237 データ位置特定部
2238 第2偏位算出部
2239 眼軸長算出部
224 基準眼軸長
225 アライメント検出データ
227 基準アーム長
228 アーム長
229 OCTデータ
290 通信部
Claims (10)
- 被検眼の前眼部に斜方から光束を投射する光束投射部と、
前記前眼部からの前記光束の反射光束を検出するイメージセンサーと、
アーム長が可変な干渉光学系を含み、前記被検眼の眼底に光コヒーレンストモグラフィ(OCT)スキャンを適用してデータを取得するOCT部と、
前記イメージセンサーからの出力と、前記OCT部により取得された前記データと、前記データが取得されたときの前記干渉光学系のアーム長と、所定の基準眼軸長とに基づいて、前記被検眼の眼軸長を算出する演算部と
を含む眼科装置。 - 前記反射光束の検出と前記眼底へのOCTスキャンの適用とを略同時に実行するように前記イメージセンサー及び前記OCT部を制御する制御部を更に含む
ことを特徴とする請求項1の眼科装置。 - 前記演算部は、
前記イメージセンサーからの出力に基づいて、前記イメージセンサーによる前記反射光束の検出座標の所定の基準座標からの偏位である第1偏位を算出し、
前記第1偏位と、前記データと、前記データが取得されたときの前記アーム長と、前記基準眼軸長とに基づいて、前記被検眼の眼軸長を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2の眼科装置。 - 前記演算部は、
前記第1偏位に対応する前記被検眼と前記干渉光学系との間のアライメント誤差を算出し、
前記アライメント誤差と、前記データと、前記データが取得されたときの前記アーム長と、前記基準眼軸長とに基づいて、前記被検眼の眼軸長を算出する
ことを特徴とする請求項3の眼科装置。 - 前記演算部は、
前記データが取得されたときの前記干渉光学系のアーム長の所定の基準アーム長からの変化量であるアーム長変化量を算出し、
前記アーム長変化量と、前記イメージセンサーからの出力と、前記データと、前記基準眼軸長とに基づいて、前記被検眼の眼軸長を算出する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの眼科装置。 - 前記演算部は、
前記データにおける所定の基準位置からの網膜の偏位である第2偏位を算出し、
前記第2偏位と、前記イメージセンサーからの出力と、前記データが取得されたときの前記アーム長と、前記基準眼軸長とに基づいて、前記被検眼の眼軸長を算出する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの眼科装置。 - 前記演算部は、前記データが取得されたときの前記アーム長に対応するコヒーレンスゲート位置を前記基準位置として設定する
ことを特徴とする請求項6の眼科装置。 - 前記基準眼軸長は、
前記干渉光学系に対して予め設定された作動位置に仮想眼が配置されていること、
前記OCT部により前記仮想眼のデータが取得されたときの前記干渉光学系のアーム長が所定の基準アーム長に等しいこと、及び、
前記仮想眼の網膜が前記基準アーム長に対応する位置に配置されていること
を仮定した場合における、前記仮想眼の眼軸長として、予め設定される
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかの眼科装置。 - 前記基準眼軸長は、前記干渉光学系に対して予め設定された作動位置に仮想眼が配置されていること、前記OCT部により前記仮想眼のデータが取得されたときの前記干渉光学系のアーム長が所定の基準アーム長に等しいこと、及び、前記仮想眼の網膜が前記基準アーム長に対応する位置に配置されていることを仮定した場合における、前記仮想眼の眼軸長として、予め設定され、
前記演算部は、
前記イメージセンサーからの出力に基づいて、前記イメージセンサーによる前記反射光束の検出座標の所定の基準座標からの偏位である第1偏位を算出する第1偏位算出部と、
前記第1偏位に対応する前記被検眼と前記干渉光学系との間のアライメント誤差を算出するアライメント誤差算出部と、
前記OCT部により前記被検眼の前記データが取得されたときの前記干渉光学系のアーム長の所定の基準アーム長からの変化量であるアーム長変化量を算出するアーム長変化量算出部と、
前記OCT部により前記被検眼の前記データが取得されたときの前記干渉光学系のアーム長に対応するコヒーレンスゲート位置を基準位置として設定する基準位置設定部と、
当該データを解析して網膜表面に相当するデータ位置を特定するデータ位置特定部と、
前記基準位置からの前記データ位置の偏位である第2偏位を算出する第2偏位算出部と、
前記基準眼軸長と、前記アライメント誤差と、前記アーム長変化量と、前記第2偏位とに基づいて、前記被検眼の眼軸長を算出する眼軸長算出部と
を含む
ことを特徴とする請求項1又は2の眼科装置。 - 前記被検眼に対する前記干渉光学系のアライメントを行うアライメント部を更に含み、
前記アライメントの後に、前記イメージセンサーは前記反射光束の検出を行い、且つ、前記OCT部は前記眼底にOCTスキャンを適用する
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかの眼科装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117297642A (zh) * | 2023-11-16 | 2023-12-29 | 广州卫视博生物科技有限公司 | 病眼眼轴测量方法、折叠式人工玻璃体球囊尺寸型号及硅油注入量确定方法和存储介质 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06205739A (ja) * | 1993-01-11 | 1994-07-26 | Topcon Corp | 生体眼計測装置 |
JP2008289643A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Topcon Corp | 眼底観察装置及びそれを制御するプログラム |
JP2018051391A (ja) * | 2018-01-12 | 2018-04-05 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
-
2019
- 2019-02-14 JP JP2019024069A patent/JP2020130266A/ja active Pending
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