JP2020094957A - 情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の周辺環境を検出する技術を改善する。【解決手段】情報処理システム1は、1つ以上の車両10と、1つ以上の車両10と通信可能なサーバ20と、を備える。車両10は、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び画像の撮像位置を取得する。車両10又はサーバ20は、画像及び湿度に基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成する。サーバ20は、1つ以上の浮遊物質情報及び対応する撮像位置を記憶し、記憶された1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアント31に対する情報提供を実施する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法に関する。
従来、車両の周辺環境を検出する技術が知られている。例えば、特許文献1には、車載カメラによって撮像された画像に基づいて霧判定を行う車載霧判定装置が開示されている。
特開2007−057331号公報
特許文献1に記載された技術では、画像の輝度に基づいて霧の発生を判定している。しかしながら、画像の輝度は、霧の発生に限られず、例えば花粉又は黄砂等、大気中に存在する水以外の物質の存在によっても影響を受ける。このため、従来技術では、大気中に花粉等が浮遊している場合であっても、霧が発生していると誤検出してしまう可能性がある。したがって、車両の周辺環境を検出する技術には改善の余地があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、車両の周辺環境を検出する技術を改善することにある。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムは、
1つ以上の車両と、前記1つ以上の車両と通信可能なサーバと、を備える情報処理システムであって、
前記車両は、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を取得し、
前記車両又は前記サーバは、前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成し、
前記サーバは、
1つ以上の前記浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を記憶し、
記憶された前記1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアントに対する情報提供を実施する。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、
車両に搭載される情報処理装置に、
車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を取得するステップと、
前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成するステップと、
前記浮遊物質情報及び前記撮像位置をサーバへ送信するステップと、を実行させる。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、
1つ以上の車両と通信可能な情報処理装置に、
前記車両から、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を受信するステップと、
前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成するステップと、
1つ以上の前記浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を記憶するステップと、
記憶された前記1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアントに対する情報提供を実施するステップと、を実行させる。
本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、
1つ以上の車両と、前記1つ以上の車両と通信可能なサーバと、を備える情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
前記車両が、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を取得するステップと、
前記車両又は前記サーバが、前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成するステップと、
前記サーバが、
1つ以上の前記浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を記憶するステップと、
記憶された前記1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアントに対する情報提供を実施するステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法によれば、車両の周辺環境を検出する技術が改善される。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 車両の概略構成を示すブロック図である。 大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を説明する図である。 サーバの概略構成を示すブロック図である。 サーバに記憶された情報の例を示す図である。 サーバからクライアントに対する情報提供の例を示す図である。 車両の動作を示すフローチャートである。 図7に記載の処理内容の例を示すフローチャートである。 サーバの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。情報処理システム1は、1つ以上の車両10と、サーバ20と、を備える。車両10は、例えば自動車であるが、これに限られず任意の車両であってもよい。図1では説明の簡便のため、車両10については2つのみを図示しているが、情報処理システム1は任意の数の車両10を備えてもよい。サーバ20は、1つ又は互いに通信可能な複数の情報処理装置(例えば、サーバ装置)を含む。車両10及びサーバ20は、例えば移動体通信網及びインターネット等を含むネットワーク30を介して通信可能である。また、サーバ20は、ネットワーク30を介してクライアント31と通信可能である。クライアント31は、例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、又はサーバ装置等であるが、任意の情報処理装置であってもよい。
まず、本実施形態の概要について説明し、詳細については後述する。車両10は、例えば車載カメラ、湿度センサ、及び衛星測位システムに対応する受信機を備えており、車外風景を撮像した画像、並びに画像が撮像されたときの車外の湿度及び自車両の位置(撮像位置)を取得する。車両10は、画像及び湿度に基づいて、自車両の周囲の大気中浮遊物質(例えば、水、花粉、及び黄砂等)に関する浮遊物質情報を生成する。サーバ20は、1つ以上の車両10から情報を収集することにより、1つ以上の浮遊物質情報及び対応する撮像位置を記憶する。サーバ20は、記憶された情報を用いて、クライアント31に対する情報提供を実施する。
このように、本実施形態によれば、浮遊物質情報を生成するために、車両10の車外風景を撮像した画像に加え、車外の湿度が考慮される。後述するように、画像及び湿度の両方を考慮することにより、霧が発生している状況(即ち、大気中浮遊物質が水を含む状況)と、水とは異なる物質が大気中に浮遊している状況(即ち、大気中浮遊物質が水とは異なる物質を含む状況)と、を切り分けて検出可能である。このため、車両の周辺環境を検出する技術の検出精度が改善する。また、本実施形態によれば、サーバ20によって収集された1つ以上の浮遊物質情報及び対応する撮像位置を用いてクライアント31に対する情報提供が実施される。このため、クライアント31は、例えば実際に霧が発生している位置等を認識可能である。したがって、車両の周辺環境を検出する技術の利便性が向上する。
次に、情報処理システム1の各構成について、詳細に説明する。
(車両の構成)
図2に示すように、車両10は、通信部11と、測位部12と、撮像部13と、湿度検出部14と、記憶部15と、制御部16と、を備える。通信部11、測位部12、撮像部13、湿度検出部14、記憶部15、及び制御部16のそれぞれは、車両10に内蔵されてもよく、或いは車両10に着脱可能に設けられてもよい。通信部11、測位部12、撮像部13、記憶部15、及び制御部16は、例えばCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワーク又は専用線を介して、互いに通信可能に接続される。
通信部11は、ネットワーク30に接続する通信モジュールを含む。当該通信モジュールは、例えば4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。例えば、DCM(Data Communication Module)等の車載通信機が、通信部11として機能してもよい。本実施形態において、車両10は、通信部11を介してネットワーク30に接続される。
測位部12は、衛星測位システムに対応する受信機を含む。当該受信機は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応するが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応してもよい。また、測位部12は、例えばジャイロセンサ及び地磁気センサを含む。例えばカーナビゲーション装置が、測位部12として機能してもよい。本実施形態において、車両10は、測位部12を用いて自車両の位置及び自車両が向いている方角を取得する。
撮像部13は、視野内の被写体を撮像した画像を生成する車載カメラを含む。画像は、静止画像であってもよく、或いは動画像であってもよい。当該車載カメラは、単眼カメラであってもよく、或いはステレオカメラであってもよい。撮像部13は、車外風景を撮像可能となるように車両10に備えられる。例えば、ドライブレコーダ又は乗員が使用するスマートフォン等のカメラ機能を有する電子機器が、撮像部13として機能してもよい。本実施形態において、車両10は、撮像部13を用いて、車外風景を撮像した画像を取得する。
湿度検出部14は、湿度を検出する湿度センサを含む。湿度検出部14は、車外の湿度を検出可能となるように車両10に備えられる。本実施形態において、車両10は、湿度検出部14を用いて、車外の湿度を取得する。
記憶部15は、1つ以上のメモリを含む。本実施形態において「メモリ」は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られない。記憶部15に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部15は、車両10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部15は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部15に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク30から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部16は、1つ以上のプロセッサを備える。本実施形態において「プロセッサ」は、汎用のプロセッサ、特定の処理に特化した専用のプロセッサ等であるが、これらに限られない。例えば、車両10に搭載されたECU(Electronic Control Unit)が、制御部16として機能してもよい。制御部16は、現在時刻を把握する計時機能を有する。制御部16は、車両10全体の動作を制御する。
例えば、制御部16は、撮像部13を用いて、車外風景を撮像した画像を取得する。制御部16は、測位部12及び湿度検出部14を用いて、当該画像が撮像されたときの車外の湿度、時刻(以下、画像の撮像時刻ともいう。)及び自車両の位置(以下、画像の撮像位置ともいう。)を取得する。
また、制御部16は、取得された画像及び湿度に基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成する。以下、具体的に説明する。
まず、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在するか否かを判定する手法について説明する。車両10の周囲の大気中に何らかの物質が浮遊している場合、得られる画像のコントラストが低下する。したがって、画像のコントラストに基づいて、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在するか否かの判定が可能である。なお「コントラスト」は、例えばMichelsonコントラスト(画像中の最大輝度及び最小輝度の和に対する差の割合)であるがこれに限られず、任意の手法で定量化されてもよい。
制御部16は、画像のコントラストが第1基準値以上であるか否かを判定することにより、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在するか否かを判定する。第1基準値は、例えば大気中浮遊物質が存在する場合の画像と存在しない場合の画像とを比較する実験又はシミュレーションの結果に基づいて決定されてもよい。制御部16は、画像のコントラストが第1基準値以上であると判定した場合、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在しないと判定する。一方、制御部16は、画像のコントラストが第1基準値未満であると判定した場合、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在すると判定する。
次に、車両10の周囲の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むか否かを判定する手法について説明する。花粉又は黄砂が大気中に浮遊している場合、得られる画像の色合いに影響が及び得る。より詳細には、得られる画像のうち、例えば空又は遠くの被写体等が映っている遠景部分ほど、色合いが黄色くなり得る。したがって、画像の色合いに基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むか否かの判定が可能である。
制御部16は、上述のように画像のコントラストが第1基準値未満であると判定した場合(即ち、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在すると判定した場合)、画像の色合いが基準色であるか否かを更に判定することにより、車両10の周囲の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むか否かを判定する。本実施形態において、基準色は黄色系統であり、例えば色相環における50度以上70度以下として定量化されるが、これに限られず、任意の手法で定量化されてもよい。
具体的には、制御部16は、画像の全体又は遠景部分の色合いが基準色であるか否かを判定する。例えば、制御部16は、色相ヒストグラムにおいて画像の全体又は遠景部分の全画素に対して基準色である画素が占める割合が所定値以上である場合、画像の色合いが基準色であると判定する。一方、制御部16は、当該割合が当該所定値未満である場合、画像の色合いが基準色とは異なると判定する。しかしながら、画像の色合いが基準色であるか否かの判定には、色相ヒストグラムを用いる当該手法に限られず、任意の手法が採用可能である。なお、画像上の遠景部分は、画像認識により検出されてもよい。或いは、撮像部13に含まれる車載カメラが車両10に固定されている場合、空が映り込む画像上の部分が遠景部分として予め定められてもよい。制御部16は、画像の色合いが基準色であると判定した場合、車両10の周囲の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むと判定する。一方、制御部16は、画像の色合いが基準色とは異なると判定した場合、車両10の周囲の大気中浮遊物質が花粉及び黄砂を含まないと判定してもよい。
次に、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水を含むか否かを判定する手法について説明する。霧の発生条件は、湿度が100%であることを含む。また、発生した霧は、例えば空気の流れに乗って発生地点の周辺へ移動し得るが、湿度が高いほど霧の残存時間が長くなる。このため、霧が観測される地点の湿度は、比較的高いことが通常である。したがって、湿度に基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水を含むか否かの判定が可能である。
制御部16は、上述のように画像のコントラストが第1基準値未満であると判定した場合(即ち、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在すると判定した場合)、車外の湿度が第2基準値以上であるか否かを判定することにより、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水を含むか否かを判定する。第2基準値は、例えば90%以上100%以下の範囲で任意に決定されるが、これに限られず、実験又はシミュレーションの結果に基づいて決定されてもよい。
図3は、上述した手法により生成され得る浮遊物質情報を説明する図である。図3の1行目に示されるように、画像のコントラストが第1基準値未満で、当該画像の色合いが基準色で、且つ、湿度が第2基準値以上である場合、制御部16は、車両10の周辺の大気中浮遊物質が水及び花粉若しくは黄砂を含むことを示す浮遊物質情報を生成する。また、2行目に示されるように、画像のコントラストが第1基準値未満で、当該画像の色合いが基準色で、且つ、湿度が第2基準値未満である場合、制御部16は、車両10の周辺の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むことを示す浮遊物質情報を生成する。また、3行目に示されるように、画像のコントラストが第1基準値未満で、画像の色合いが基準色とは異なり、且つ、湿度が第2基準値以上である場合、制御部16は、車両10の周辺の大気中浮遊物質が水を含むことを示す浮遊物質情報を生成する。また、4行目に示されるように、画像のコントラストが第1基準値未満で、当該画像の色合いが基準色とは異なり、且つ、湿度が第2基準値未満である場合、制御部16は、車両10の周辺の大気中浮遊物質が水、花粉、及び黄砂のいずれとも異なるその他の物質を含むことを示す浮遊物質情報を生成する。また、5〜8行目に示されるように、画像のコントラストが第1基準値以上である場合、制御部16は、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在しないことを示す浮遊物質情報を生成する。
また、画像には、例えば杉若しくは桧等の植物、又は煙突を有する工場等、大気中浮遊物質の発生源が映っている場合がある。制御部16は、大気中浮遊物質の発生源を画像から検出すると、当該画像の撮像位置及び当該画像に基づいて、発生源の種別(以下、発生源種別ともいう。)及び位置(以下、発生源位置ともいう。)を取得する。なお、発生源の検出には、例えばパターンマッチング、特徴点抽出、又は機械学習等、任意の画像認識手法が採用可能である。
ここで、発生源種別は、例えば発生する物質によって示されてもよい。例えば、杉又は桧等の植物は、種別が「花粉」である発生源として検出され得る。また例えば、煙突を有する工場等は、種別が水、花粉、及び黄砂のいずれとも異なる「その他の物質」である発生源として検出され得る。例えば、画像から検出され得る発生源毎に発生する物質を示す情報を記憶部15に予め記憶しておくことにより、発生源種別を取得可能である。
また、発生源位置は、例えば自車両の位置(即ち、画像の撮像位置)と、自車両及び発生源の相対位置と、に基づいて取得可能である。相対位置は、例えば自車両から発生源までの距離と、自車両から見た発生源の方角と、に基づいて検出可能である。自車両から発生源までの距離は、例えば単眼カメラ画像を用いるモーションステレオ法、又はステレオカメラ画像を用いるステレオ法等、画像を用いる任意の測距手法により検出可能である。自車両から見た発生源の方角は、撮像部13の車載カメラが向いている方角と、発生源の画像上の位置と、に基づいて検出可能である。
そして、制御部16は、上述した浮遊物質情報、並びに対応する撮像時刻及び撮像位置を、通信部11を介してサーバ20へ送信する。上述したように画像から大気中浮遊物質の発生源が検出された場合、制御部16は、発生源種別及び発生源位置を更に送信する。以下、車両10からサーバ20へ送信される浮遊物質情報、撮像時刻、撮像位置、発生源種別、及び発生源位置を、纏めて「浮遊物質情報等」ともいう。
(サーバの構成)
図4に示すように、サーバ20は、サーバ通信部21と、サーバ記憶部22と、サーバ制御部23と、を備える。
サーバ通信部21は、ネットワーク30に接続する通信モジュールを含む。当該通信モジュールは、例えば有線LAN(Local Area Network)規格に対応するが、これに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、サーバ20は、サーバ通信部21を介してネットワーク30に接続される。
サーバ記憶部22は、1つ以上のメモリを含む。サーバ記憶部22に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。サーバ記憶部22は、サーバ20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、サーバ記憶部22は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データベース、及び地図情報等を記憶してもよい。サーバ記憶部22に記憶された情報は、例えばサーバ通信部21を介してネットワーク30から取得される情報で更新可能であってもよい。
サーバ制御部23は、1つ以上のプロセッサを含む。サーバ制御部23は、現在時刻を把握する計時機能を有する。サーバ制御部23は、サーバ20全体の動作を制御する。
例えば、サーバ制御部23は、サーバ通信部21を介して車両10から浮遊物質情報等を受信すると、当該浮遊物質情報等をサーバ記憶部22のデータベースに記憶する。ここで、1つの車両10から1つ又は複数の浮遊物質情報等が受信され得る。したがって、サーバ制御部23は、1つ以上の車両10から受信された1つ以上の浮遊物質情報等をサーバ記憶部22のデータベースに記憶する。図5は、データベースに記憶される情報を模式的に示した図である。図5の上段は、大気中浮遊物質の発生源が検出されなかった画像についての撮像時刻、撮像位置、及び浮遊物質情報を示す。図5の下段は、大気中浮遊物質の発生源が検出された画像についての撮像時刻、撮像位置、浮遊物質情報、発生源位置、及び発生源種別を示す。
また、サーバ制御部23は、サーバ記憶部22に記憶された1つ以上の浮遊物質情報等を用いて、クライアント31に対する情報提供を実施する。また後述するように、サーバ制御部23は、サーバ通信部21を介してネットワーク30から、各発生源の風向き及び風速を取得してもよい。かかる場合、サーバ制御部23は、サーバ記憶部22に記憶された1つ以上の浮遊物質情報等に加え各発生源の風向き及び風速を用いて、クライアント31に対する情報提供を実施する。情報提供は、例えばクライアント31からの要求に応じて実施(例えば、プル配信)されてもよく、或いはサーバ制御部23により自動的に実施(例えば、プッシュ配信)されてもよい。情報提供は、サーバ記憶部22に記憶されたウェブアプリケーションにより実施されてもよい。浮遊物質情報等を用いて実施される情報提供は、当該浮遊物質情報等をそのまま提供することを含んでもよく、或いは当該浮遊物質情報等を用いて新たに生成される任意の情報を提供することを含んでもよい。
例えば図6は、サーバ20から提供される情報に基づきクライアント31において表示される画面の例を示す。図6に示す画面には、地図上に3つの撮像位置40と、各撮像位置40を中心とする円形の浮遊物質存在エリア41と、発生源位置42と、発生源位置42を中心とし東に向かって広がる扇形の浮遊物質存在エリア43と、が表示されている。クライアント31のユーザは、図6に示される画面を視認することによって、大気中浮遊物質が存在する地理的エリアを一見して把握可能である。なお、サーバ制御部23は、浮遊物質存在エリア41の形状及び大きさを任意に定めてもよい。また、サーバ制御部23は、例えばサーバ通信部21を介してネットワーク30から、発生源位置42の風向き及び風速を取得し、風向き及び風速に基づいて、浮遊物質存在エリア43の形状及び大きさを定めてもよい。また、例えば画面上の撮像位置40又は浮遊物質存在エリア41がユーザによって選択されると、対応する浮遊物質情報が表示されてもよい。同様に、例えば画面上の発生源位置42又は浮遊物質存在エリア43がユーザによって選択されると、対応する発生源種別が表示されてもよい。
(車両の動作フロー)
図7を参照して、車両10の動作フローについて説明する。
ステップS100:制御部16は、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、撮像時刻、及び撮像位置を取得する。
ステップS101:制御部16は、画像及び湿度に基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成する処理を実施する。当該処理によって、浮遊物質情報が生成される。当該処理の具体例については、図8を参照して後述する。
ステップS102:制御部16は、大気中に浮遊し得る物質の発生源を画像から検出したか否かを判定する。発生源を検出しなかったと判定した場合(ステップS102−No)、プロセスはステップS104に進む。一方、発生源を検出したと判定した場合(ステップS102−Yes)、プロセスはステップS103に進む。
ステップS103:制御部16は、画像の撮像位置及び当該画像に基づいて、発生源種別及び発生源位置を取得する。
ステップS104:制御部16は、浮遊物質情報、撮像時刻、撮像位置、発生源種別、及び発生源位置を、通信部11を介してサーバ20へ送信する。
図8を参照して、上述した浮遊物質情報の生成処理(ステップS101)について具体的に説明する。
ステップS200:制御部16は、画像のコントラストが第1基準値未満であるか否かを判定する。画像のコントラストが第1基準値未満であると判定した場合(ステップS200−Yes)、プロセスはステップS202に進む。一方、画像のコントラストが第1基準値以上であると判定した場合(ステップS200−No)、プロセスはステップS201に進む。
ステップS201:制御部16は、車両10の周囲に大気中浮遊物質が存在しないと判定する。その後、プロセスはステップS207に進む。
ステップS202:制御部16は、湿度が第2基準値以上であるか否かを判定する。湿度が第2基準値未満であると判定した場合(ステップS202−No)、プロセスはステップS204に進む。一方、湿度が第2基準値以上であると判定した場合(ステップS202−Yes)、プロセスはステップS203に進む。
ステップS203:制御部16は、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水を含む(霧が発生している)と判定する。
ステップS204:制御部16は、画像の色合いが基準色であるか否かを判定する。画像の色合いが基準色とは異なると判定した場合(ステップS204−No)、プロセスはステップS205に進む。一方、画像の色合いが基準色であると判定した場合(ステップS204−Yes)、プロセスはステップS206に進む。
ステップS205:制御部16は、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水、花粉、及び黄砂のいずれとも異なるその他の物質を含むと判定する。その後、プロセスはステップS207に進む。
ステップS206:制御部16は、車両10の周囲の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むと判定する。
ステップS207:制御部16は、ステップS201、S205、又はS206の判定結果に基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成する。その後、プロセスは上述したステップS102に進む。
(サーバの動作フロー)
図9を参照して、サーバ20の動作フローについて説明する。
ステップS300:サーバ制御部23は、1つ以上の車両10から受信された1つ以上の浮遊物質情報等をサーバ記憶部22のデータベースに記憶する。ここで、データベースに、少なくとも1つの発生源についての発生源位置及び発生源種別が記憶されているものとして説明する。
ステップS301:サーバ制御部23は、サーバ通信部21を介してネットワーク30から、各発生源の風向き及び風速を取得する。
ステップS302:サーバ制御部23は、サーバ記憶部22に記憶された1つ以上の浮遊物質情報等並びに各発生源の風向き及び風速を用いて、クライアント31に対する情報提供を実施する。
以上述べたように、本実施形態に係る情報処理システム1において、車両10は、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び当該画像の撮像位置を取得する。車両10は、当該画像及び湿度に基づいて、車両10の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成する。サーバ20は、1つ以上の浮遊物質情報及び対応する撮像位置を記憶する。サーバ20は、記憶された当該1つ以上の浮遊物質情報及び対応する撮像位置を用いて、クライアント31に対する情報提供を実施する。
かかる構成によれば、車両10の車外風景を撮像した画像に加え、車外の湿度が考慮されるので、霧が発生している状況(即ち、大気中浮遊物質が水を含む状況)と、水とは異なる物質が大気中に浮遊している状況(即ち、大気中浮遊物質が水とは異なる物質を含む状況)と、を切り分けて検出可能である。このため、車両の周辺環境を検出する技術の検出精度が改善する。また、本実施形態によれば、サーバ20によって収集された1つ以上の浮遊物質情報及び対応する撮像位置を用いてクライアント31に対する情報提供が実施される。このため、クライアント31は、例えば実際に霧が発生している位置等を認識可能である。したがって、車両の周辺環境を検出する技術の利便性が向上する。
本発明を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形及び修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、車両10において実行される一部の処理動作がサーバ20において実行されてもよく、サーバ20において実行される一部の処理動作が車両10において実行されてもよい。例えば、浮遊物質情報の生成処理、画像から発生源を検出する処理、並びに発生源位置及び発生源種別を取得する処理等が、車両10ではなくサーバ20によって実行される構成も可能である。また例えば、発生源の風向き及び風速を取得する処理等が、サーバ20ではなく車両10によって実行される構成も可能である。
また、上述した実施形態において、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水等を含むことを示す浮遊物質情報が生成される構成について説明した。しかしながら、浮遊物質情報は、車両10の周囲の大気中浮遊物質に関する任意の情報を更に含んでもよい。例えば、制御部16は、画像のコントラストが低いほど、車両10の周囲の大気中浮遊物質の量が多い(即ち、視界が悪い)と判定してもよい。かかる場合、制御部16は、車両10の周囲の大気中浮遊物質が水等を含むこと、及び当該大気中浮遊物質の量を示す浮遊物質情報を生成してもよい。
また、上述した実施形態において、画像の色合いとの比較に用いられる基準色が黄色系統である例について説明した。しかしながら、基準色は黄色系統に限られない。例えば、画像の色合いは、例えば時間帯、天気、及び日射量等の撮像条件によっても影響を受ける。即ち、花粉又は黄砂が大気中に浮遊している場合、得られる画像の色合いが、撮像条件によっては黄色以外の色になり得る。このため、車両10の制御部16は、撮像条件に応じて基準色を動的に変更してもよい。例えば、制御部16が、撮像条件と基準色との対応関係を示す情報を予め記憶部15に記憶し、画像を撮像したときの撮像条件に対応する基準色を当該情報から決定し、当該画像の色合いが当該基準色であるか否かを判定する、という構成が可能である。なお、撮像条件と基準色との対応関係は、例えば花粉又は黄砂が大気中に浮遊している状況において、撮像条件を変えながら撮像した複数の画像を用いる実験又はシミュレーションの結果に基づいて決定可能である。
また、上述した実施形態において、図3の1行目に示されるように、画像のコントラストが第1基準値未満で、当該画像の色合いが基準色で、且つ、車外の湿度が第2基準値以上である場合、制御部16は、車両10の周辺の大気中浮遊物質が水及び花粉若しくは黄砂を含むことを示す浮遊物質情報を生成する構成について説明した。しかしながら、上記の場合において、制御部16が、大気中浮遊物質が水及び花粉若しくは黄砂のいずれか一方を含むことを示す浮遊物質情報を生成する構成も可能である。例えば、大気中浮遊物質が水を含む(即ち、霧が発生している)ときには、花粉又は黄砂は大気中に浮遊しないとの仮定に基づき、制御部16は、上記の場合において、大気中浮遊物質が水を含む(花粉及び黄砂を含まない)と判定してもよい。逆に、大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むときには、水は大気中に浮遊しないとの仮定に基づき、制御部16は、上記の場合において、大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含む(水を含まない)と判定してもよい。
また、例えばスマートフォン又はコンピュータ等の汎用の情報処理装置を、上述した実施形態に係る車両10に備えられた構成部又はサーバ20として機能させる構成も可能である。具体的には、実施形態に係る車両10又はサーバ20等の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、情報処理装置のメモリに格納し、情報処理装置のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本実施形態に係る発明は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。
1 情報処理システム
10 車両
11 通信部
12 測位部
13 撮像部
14 湿度検出部
15 記憶部
16 制御部
20 サーバ
21 サーバ通信部
22 サーバ記憶部
23 サーバ制御部
30 ネットワーク
31 クライアント
40 撮像位置
41 浮遊物質存在エリア
42 発生源位置
43 浮遊物質存在エリア

Claims (10)

  1. 1つ以上の車両と、前記1つ以上の車両と通信可能なサーバと、を備える情報処理システムであって、
    前記車両は、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を取得し、
    前記車両又は前記サーバは、前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成し、
    前記サーバは、
    1つ以上の前記浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を記憶し、
    記憶された前記1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアントに対する情報提供を実施する、情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記車両又は前記サーバは、前記画像のコントラストが第1基準値未満で、前記画像の色合いが基準色とは異なり、且つ、前記湿度が第2基準値未満である場合、前記車両の周囲の大気中浮遊物質が水、花粉、及び黄砂のいずれとも異なる物質を含むことを示す前記浮遊物質情報を生成する、情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記車両又は前記サーバは、前記画像のコントラストが前記第1基準値未満で、且つ、前記湿度が前記第2基準値以上である場合、前記車両の周囲の大気中浮遊物質が水を含むことを示す前記浮遊物質情報を生成する、情報処理システム。
  4. 請求項2又は3に記載の情報処理システムであって、
    前記車両又は前記サーバは、前記画像のコントラストが前記第1基準値未満で、且つ、前記画像の色合いが前記基準色である場合、前記車両の周囲の大気中浮遊物質が花粉又は黄砂を含むことを示す前記浮遊物質情報を生成する、情報処理システム。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記車両又は前記サーバは、前記画像のコントラストが前記第1基準値以上である場合、前記車両の周囲に大気中浮遊物質が存在しないことを示す前記浮遊物質情報を生成する、情報処理システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記車両又は前記サーバは、大気中浮遊物質の発生源が映った前記画像から前記発生源を検出すると、前記車両の位置及び前記画像に基づいて、前記発生源の位置を取得し、
    前記サーバは、前記発生源の位置を用いて前記情報提供を実施する、情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    前記発生源の風向きを取得し、
    前記発生源の位置及び風向きを用いて前記情報提供を実施する、情報処理システム。
  8. 車両に搭載される情報処理装置に、
    車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を取得するステップと、
    前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成するステップと、
    前記浮遊物質情報及び前記撮像位置をサーバへ送信するステップと、
    を実行させる、プログラム。
  9. 1つ以上の車両と通信可能な情報処理装置に、
    前記車両から、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を受信するステップと、
    前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成するステップと、
    1つ以上の前記浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を記憶するステップと、
    記憶された前記1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアントに対する情報提供を実施するステップと、
    を実行させる、プログラム。
  10. 1つ以上の車両と、前記1つ以上の車両と通信可能なサーバと、を備える情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
    前記車両が、車外風景を撮像した画像、車外の湿度、及び前記画像の撮像位置を取得するステップと、
    前記車両又は前記サーバが、前記画像及び前記湿度に基づいて、前記車両の周囲の大気中浮遊物質に関する浮遊物質情報を生成するステップと、
    前記サーバが、
    1つ以上の前記浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を記憶するステップと、
    記憶された前記1つ以上の浮遊物質情報及び対応する前記撮像位置を用いて、クライアントに対する情報提供を実施するステップと、
    を含む、情報処理方法。
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