JP2020089768A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画像に組織形状や細胞動態の計測が困難な例外フレームが含まれている場合でも正確に組織を抽出したり、ロバストに細胞動態を計測したりすることを可能にする。【解決手段】画像処理装置は、眼科撮影装置により撮影された動画像を構成する複数のフレームから例外フレームを判定し、複数のフレームのうち例外フレームと判定されなかったフレーム間の輝度変化に基づいて、血管領域を抽出し、血管領域が抽出された動画像と、抽出された血管領域が特定の色で表示された血管画像とを同一表示画面に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に眼科診療に適した画像処理装置及び画像処理方法に関する。
生活習慣病や失明原因の上位を占める疾病の早期診療を目的として、眼部の検査が広く行われている。共焦点レーザ顕微鏡の原理を利用した眼科装置である走査型レーザ検眼鏡(SLO:Scanning Laser Ophthalmoscope)は、測定光であるレーザを眼底に対してラスタ走査し、その戻り光の強度から平面画像を高分解能かつ高速に得る装置である。以下、このような平面画像を撮像する装置をSLO装置と記す。
近年、SLO装置において測定光のビーム径を大きくすることにより、横分解能を向上させた網膜の平面画像を取得することが可能になってきた。しかし、測定光のビーム径の大径化に伴い、網膜の平面画像の取得において、被検眼の収差による平面画像のSN比及び分解能の低下が課題になってきた。
そのような課題を解決するために、被検眼の収差を波面センサでリアルタイムに測定し、被検眼にて発生する測定光やその戻り光の収差を波面補正デバイスで補正する補償光学系を有する補償光学SLO装置が開発されてきている。このような補償光学SLO装置によれば、高横分解能な平面画像の取得が可能となる。
また、このような高横分解能な平面画像は動画像(以下、SLO動画像)として取得することができ、たとえば網膜毛細血管の血流動態を非侵襲に計測することができる。具体的には、SLO動画像の各xy位置におけるフレーム方向での輝度のばらつきを画像化し、網膜毛細血管を抽出(図5(b))して血流速度の計測位置を決める。次に、SLO動画像上で該計測位置(図5(a)のpt)を指定して該経路上で時空間画像と呼ばれる曲断面画像(図5(d))を生成する。時空間画像から血球の移動軌跡を検出し、該軌跡の角度から血球の移動速度を計測する。
上記血流計測においては、眼球・眼瞼運動の影響もしくは撮像装置に起因する画像特性の違いにより計測が困難な例外フレームが生じることがある。特に患眼では、図5(a)に示すように瞬目によって低輝度フレームが発生したり、固視ずれによって撮影対象外の領域が撮影されたフレームが発生したりすることがしばしば生じる。また、収差補正不良等の装置の特性により動画像中にSN比の低下したフレームが含まれる場合もある。このような例外フレームの影響を考慮せずにそのまま計測を行うと、例えば血管抽出の際に図5(c)に示すように血管像がぼやけて細部の血管の位置が特定できなくなってしまう。あるいは、図5(e)のEb・Edに示すように瞬目や固視ずれによって時空間画像上に低輝度領域や異なる撮影位置の情報が混入し、計測対象である血球軌跡が途切れてしまい、血球の移動軌跡の検出が困難になる場合があった。
SLO動画像中に例外フレームが発生するのを防ぐために、撮像時に例外フレームの発生を防ぐ追尾機構を装置に備える方法が考えられる。しかし、広画角SLO画像を撮影するための構成を別途備える必要がある。また、例えそのような追尾機構を設けたとしても、実際には固視微動が大きい場合に完全に追尾させることは難しい。
そこでSLO動画像における例外フレームを自動判定し、例外フレームを除外して画像計測したり、例外フレームに近接したフレームにおける画像処理法を変更して画像計測する技術が必要となる。特許文献1には、眼部動画像における血流速度を計測する方法として、眼底血管の始点と終点を指定し、始点と終点の輝度の時間差に基づいて、血流速を求める技術が記載されている。
特開2007−330582号公報
J.Tam et al.;"Noninvasive Visualization and Analysis of Parafoveal Capillaries in Humans", IOVS, Vol.51, No.3,pp.1691-1698, 2010.
しかしながら特許文献1に記載の技術では血管部に正確にビームを照射する必要があり、眼底の動きが発生すると、血流速の測定そのものができない。特許文献1では、このように眼底の動きが発生したフレームを含む場合の対処については考慮されていない。
また、非特許文献1には、収差補正SLO動画像から動画像フレーム間の輝度値の標準偏差に基づいて毛細血管を抽出することが記載されている。しかし、非特許文献1では、全てのフレームを用いて輝度値の標準偏差を求めているため、眼底の動きが発生すると(血球の動き以外の要因で該標準偏差の値が大きくなり)血管像がぼやけてしまう。すなわち、非特許文献1においても、眼底の動きが発生したフレームを含む場合に正確に毛細血管を抽出するという課題について何等考慮されていない。
本発明は、眼部の血管領域を計測するのに適さない例外フレームが含まれている場合でも、正確に血管領域を抽出する技術を提供する。
本発明の一態様による画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
眼科撮影装置により撮影された動画像を構成する複数のフレームから例外フレームを判定する判定手段と、
前記複数のフレームのうち前記例外フレームと判定されなかったフレーム間の輝度変化に基づいて、血管領域を抽出する抽出手段と、
前記血管領域が抽出された動画像と、前記抽出された血管領域が特定の色で表示された血管画像とを同一表示画面に表示する表示制御手段とを備える。
本発明によれば、眼部の血管領域を計測するのに適さない例外フレームが含まれている場合でも正確に血管領域を抽出できる。
第1実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 画像処理装置を含むシステムの構成例を示すブロック図。 画像処理装置を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図。 第1実施形態に係る画像処理装置が実行する処理を示すフローチャート。 第1実施形態での画像処理内容を説明する図。 第1実施形態に係る例外フレーム判定処理を示すフローチャート。 第1実施形態に係る計測処理を示すフローチャート。 第2実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 第2実施形態に係る画像処理装置が実行する処理を示すフローチャート。 第2実施形態に係る位置合わせ処理を示すフローチャート。 SLO動画像に対する計測結果に関する表示画面の一例を示す図。 血流速度グラフを示す図。 同一眼を撮影した複数のSLO動画像に対する計測結果に関する表示画面の一例を示す図。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像処理装置及び方法の好ましい実施形態について詳説する。ただし本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[第1実施形態]
以下の実施形態では、組織形状として眼球の網膜毛細血管の形状を、細胞動態として網膜毛細血管における血球の移動を計測する場合を例示して説明する。第1実施形態に係る画像処理装置では、SLO動画像Dを構成する複数フレームから瞬目や固視ずれ、収差補正不良を含む例外フレームを検出し、例外フレームに対する画像処理方法を変更して網膜毛細血管の抽出や血球の移動速度を計測する。
具体的には、画像処理装置は図1に示される機能構成を有し、SLO動画像に含まれる画像特徴に基づいて例外フレーム判定部141が例外フレームを判定する。例外フレーム判定部141は例外の種類と程度も判定し、画像処理法変更部142は例外の種類と程度に基づいて例外フレーム内に計測対象(血管や血球)に関する情報が含まれるかを判定する。計測対象に関する情報が残っていると判定した場合には、画像処理パラメータ設定部1422が例外フレームにおける画像処理パラメータを変更した上で、血管抽出や血球軌跡の検出を行う。他方、計測対象に関する情報が残っていないと判断された場合には、画像処理対象選択部1421が非例外フレームのみを選択して血管抽出や血球軌跡の検出を行い、例外フレームにおける血球移動速度は非例外フレームにおける計測データを補間して推定する。表示部144において計測値と推定値、信頼度判定部1431が判定した計測値の信頼度を表示する。以上の構成により、眼部の動画像に血管形状や血球動態を計測するのに適さない例外フレームが含まれている場合でも、ロバストに血管を抽出したり血球動態を計測したりできる。
図2は第1実施形態に係る画像処理装置10を含む撮影システムの構成図である。図2に示すように、画像処理装置10は、SLO装置20、時相データ取得装置30、データサーバ50と、光ファイバ、USBやIEEE1394等で構成されるローカル・エリア・ネットワーク(LAN40)を介して接続されている。なおこれらの機器との接続は、インターネット等の外部ネットワークを介して接続される構成であってもよい。また、これら画像処理装置10、SLO装置20、時相データ取得装置30、データサーバ50のうちの複数のいくつかが一つの装置において実現されてもよい。たとえば、画像処理装置10とデータサーバ50が一つの情報処理装置によって実現されてもよい。
SLO装置20は補償光学走査型レーザ検眼鏡(AO−SLO)であり、眼底部の平面画像(AO−SLO動画像)を撮像する装置である。SLO装置20は、SLO動画像Dを撮像し、SLO動画像D及びその撮影時に用いた固視標位置Fの情報を画像処理装置10やデータサーバ50へ送信する。SLO装置20はSLD、シャックハルトマン波面センサ、補償光学系、第一及び第二のビームスプリッタ、X−Y走査ミラー、フォーカスレンズ、絞り、光センサ、画像形成部、出力部を有する。光源であるSLD(Super Luminescent Diode)から照射された光は眼底で反射され、一部が第二のビームスプリッタ経由でシャックハルトマン波面センサへ、それ以外は第一のビームスプリッタ経由で光センサへ入力される。シャックハルトマン波面センサは眼の収差を測定するためのデバイスであり、レンズアレイにCCDが接続されている。入射光がレンズアレイを透過するとCCDに輝点群が現れ、該投影された輝点の位置ずれに基づき波面収差が測定される。補償光学系はシャックハルトマン波面センサで測定された波面収差に基づき、収差補正デバイス(可変形状ミラーもしくは空間光位相変調器)を駆動して収差を補正する。該収差補正された光はフォーカスレンズ、絞りを経由し光センサにて受光される。X/Y走査ミラーを動かすことで眼底上の走査位置を制御でき、操作者が予め指定した撮影対象領域、時間(フレームレート×フレーム数)のデータを取得する。該データを画像形成部へ伝送し、走査速度のばらつきに起因する画像歪みの補正や、輝度値の補正を行って画像データ(動画像もしくは静止画像)を形成する。出力部は画像形成部が形成した画像データを出力する。眼底上の特定の深さ位置にフォーカスを合わせるためには、補償光学系内の収差補正デバイスを用いた調整か、光学系内に不図示のフォーカス調整用レンズを設置し、該レンズを移動することによる調整かの少なくともいずれかを用いることができる。なお、SLO装置20の代わりに補償光学系または収差補正デバイスを有する眼底カメラ等の眼科撮影装置を用いることもできる。
時相データ取得装置30は、自律的に変化する生体信号データ(時相データ)を取得する装置であり、例えば脈波計もしくは心電計からなる。時相データ取得装置30は不図示の操作者による操作に応じ、SLO動画像Dの取得と同時に時相データPを取得する。ここで時相データPは図5(f)に示すように一方の軸に取得時刻t、他方の軸に脈波計が計測した脈波信号値vを持つ点列として表現される。得られた時相データPは、画像処理装置10やデータサーバ50へ送信される。
データサーバ50は被検眼のSLO動画像Dや固視標位置Fのような撮像条件データ、時相データP、眼部の画像特徴などを保持する。SLO装置20が出力するSLO動画像D、固視標位置Fや時相データ取得装置30が出力する時相データP、画像処理装置10が出力する眼部の画像特徴はデータサーバ50に保存される。また、データサーバ50は、画像処理装置10からの要求に応じ、SLO動画像D、時相データP、眼部の画像特徴及び該画像特徴の正常値データを画像処理装置10に送信する。
次に、図3を用いて本実施形態による画像処理装置10のハードウェア構成について説明する。図3において、301は中央演算処理装置(CPU)、302はメモリ(RAM)、303は制御メモリ(ROM)、304は外部記憶装置である。また、305はモニタであり、CPU301の制御下で各種表示を行なう。306はキーボード、307はポインティングデバイス(例えばマウス)であり、ユーザによる操作入力を行なう。308はインターフェースであり、LAN40と画像処理装置10を接続する。本実施形態に係る画像処理機能を実現するための制御プログラムや、当該制御プログラムが実行される際に用いられるデータは、外部記憶装置304に記憶されている。これらの制御プログラムやデータは、CPU301による制御のもと、バス309を通じて適宜RAM302に取り込まれ、CPU301によって実行され、以下で図1等を用いて説明される各部として機能する。
図1は画像処理装置10の機能構成を示すブロック図である。図1において、画像処理装置10は画像取得部110、時相データ取得部120、記憶部130、画像処理部140、指示取得部150を有する。また、画像処理部140は例外フレーム判定部141、画像処理法変更部142、計測部143、表示部144を備える。例外フレーム判定部141は、画像特徴取得部1411、基準領域設定部1412、判定部1413を有する。また、画像処理法変更部142は、画像処理対象選択部1421、画像処理パラメータ設定部1422を有する。さらに、計測部143は信頼度判定部1431を有する。以下、画像処理装置10を構成する各ブロックの機能について、図4のフローチャートに示す画像処理装置10の具体的な実行手順と関連付けて説明する。
<ステップS410> 時相データ取得部120は時相データ取得装置30に対し生体信号に関する時相データPの取得を要求する。本実施形態では時相データ取得装置30として脈波計を用い、被験者の耳垂(耳たぶ)から脈波データPが取得される。時相データ取得装置30は時相データ取得部120からの取得要求に応じて対応する時相データPを取得して送信する。これにより、時相データ取得部120は、上記取得要求に応じて時相データ取得装置30からLAN40を介して当該脈波データPを受信することができる。時相データ取得部120は受信した時相データPを記憶部130に格納する。
また、画像取得部110はSLO装置20に対して固視標位置Fで撮影されたSLO動画像D、固視標位置Fの取得を要求する。本実施形態では、黄斑部の傍中心窩に固視標位置Fを設定してSLO動画像Dを取得する。なお、撮影位置の設定方法はこれに限定されず、任意の位置に設定してよい。ここで時相データ取得装置30が取得する時相データPのある位相に合わせて画像取得部110がSLO動画像Dを取得開始する場合と、SLO動画像Dの取得要求後直ちに脈波データPとSLO動画像Dの取得を開始する場合とが考えられる。本実施形態では後者(SLO動画像Dの取得要求後直ちに時相データPとSLO動画像Dの取得を開始する)が用いられるものとする。
SLO装置20は、画像取得部110からの取得要求に応じてSLO動画像D、固視標位置Fを取得し送信する。画像取得部110はSLO装置20からLAN40を介してSLO動画像D、固視標位置Fを受信する。画像取得部110は受信したSLO動画像D、固視標位置Fを記憶部130に格納する。なお、本実施形態ではSLO動画像Dは既にフレーム間位置合わせ済の動画像であるとする。
<ステップS420> 例外フレーム判定部141は、SLO動画像Dの各フレームDi(i=1,...,n0)から画像特徴を取得し、取得した画像特徴を用いて例外フレーム判定(例外フレームか否か、例外の種類及び程度)を行う。次に例外フレーム以外で最もフレーム番号の小さいフレームを基準フレームとして設定する。さらに、各フレームから得られた画像特徴群のフレーム間変位量に基づいて例外フレーム判定を行う。画像特徴取得および単一フレームでの例外フレーム判定処理の具体的な手順については図6のステップS610及びS620で詳述する。なお、基準フレームの設定は、上記に限られるものではなく、例外フレーム以外の任意のフレームを指定してもよいし、特定の画像特徴に基づいて自動的に選択されてもよい。
<ステップS430> 画像処理法変更部142は、SLO動画像D中の各例外フレームについて、例外フレームの種類及び程度の情報に基づいて、血球動態の計測時に各例外フレームにおける輝度情報を利用するか否かを判定する。輝度情報を利用すると判定された例外フレームについては、画像処理パラメータ設定部1422がその例外フレームに対する画像処理パラメータを変更した上で、計測を行う。他方、輝度情報を利用しないと判定されたフレームについては、画像処理対象選択部1421がその例外フレーム以外を計測対象フレームとして選択した上で、血管抽出及び血流計測を行う。なお、具体的な画像処理パラメータの変更法については図7のフローチャート(ステップS730)により後述する。
なお、血流速度を算出する場合には時相データを用いて脈波1周期内での相対的な速度値を算出する。速度値の算出法については図7のフローチャート(ステップS750)で説明する。さらに、信頼度判定部1431が例外フレーム番号、例外の種類もしくは程度の情報に基づいて計測結果の信頼度を判定する。計測データに関する信頼度の判定法については図7のフローチャート(ステップS760)で説明する。
<ステップS440> 表示部144は、ステップS430で特定した血管領域を示す画像及び該特定した血管領域内の血球移動速度の計測結果や、信頼度判定部1431が判定した計測データの信頼度を、モニタ305に表示する。例えば、血管領域画像の端部には血管抽出に用いた画像の枚数の情報を表示しておく。また、時空間画像上で検出された血球軌跡のうち、例外フレームを通過する軌跡から得られる速度値もしくは速度マップの信頼度をスコア(数値)もしくはカラーで表示する。なお表示法はこれに限られるものではなく、任意の表示法を用いて良い。
<ステップS450> 指示取得部150は、ステップS440において表示されたSLO動画像D、固視標位置F、例外フレーム番号系列、脈波の解析データ(極値・周期)をデータサーバ50へ保存するか否かの指示を取得する。この指示は例えばキーボード306やポインティングデバイス307を介して操作者により入力される。保存が指示された場合はステップS460へ、保存が指示されなかった場合はステップS470へと処理を進める。
<ステップS460> 画像処理部140は、検査日時、披検眼を同定する情報、SLO動画像Dと該画像群の固視標位置F、例外フレーム番号系列、脈波の解析データを関連付けてデータサーバ50へ送信する。
<ステップS470> 指示取得部150は画像処理装置10によるSLO動画像Dの表示処理を終了するか否かの指示を取得する。この指示はキーボード306やポインティングデバイス307を介して操作者により入力される。処理終了の指示を取得した場合は解析処理を終了する。一方、処理継続の指示を取得した場合にはステップS410に処理を戻し、次の披検眼に対する処理(または同一披検眼に対する再処理を)行う。
次に図6を参照して、ステップS420で実行される例外判定処理について説明する。
<ステップS610> 画像特徴取得部1411がSLO動画像Dから画像特徴を取得する。画像特徴としては任意の画像特徴を用いることができるが、本実施形態ではSLO動画像Dの各フレームDiにおける平均輝度値Ai、信号雑音比(SN比)、及び血管領域Viを取得する。血管領域の取得方法は任意の公知の血管抽出法を用いることができ、本実施形態では輝度値が閾値T1以下の領域とする。また、血管領域Viを細線化して得られる点列Bim(m=1,2,...,n3)の交差部Cin(n=1,...,n4≧3)も取得しておく。
<ステップS620> 例外フレーム判定部141は、フレーム単独の画像特徴、及び/または、隣接するフレーム間の画像特徴の変動量、に基づいて例外フレームを判定する。たとえば、例外フレーム判定部141は、SLO動画像Dを構成するフレームDiより、
・瞬目により輝度が極端に低い(輝度異常が発生している)フレーム、
・固視微動により画像歪みが生じているフレーム(特徴点間の距離の変動量が大きい)、
・収差補正不良によりSN比が低いフレーム、
を例外フレームとして検出する。また、例外フレームにおける例外の種類(輝度異常・画像歪み・低SN比)と程度を判定する。
上述のような例外フレームを検出するために、本実施形態では、以下のような判定を行なう。
・SLO動画像Dのフレームiの平均輝度値Aiが閾値T2以下であれば、そのフレームiを例外フレームと判定する。このとき、例外の種類を「輝度異常」、例外の程度を「輝度値」であるとする。
・SLO動画像Dのフレームiの血管交差部Cin間の距離の二乗和の値が、隣接フレーム間で閾値T3以上異なっていればそのフレームiを例外フレームと判定する。これは、固視微動による画像ひずみを判定するために、特徴点間の距離の変動量として、交差部Cinを用いた例である。この場合、例外の種類を「画像歪み」、例外の程度を「隣接フレーム間の血管交差部Cin間の距離の二乗和の値」であるとする。
・SLO動画像DのフレームiのSN比が閾値T4以下であれば、そのフレームiを例外フレームと判定する。このとき、例外の種類を「低画質」、例外の程度を「SN比」とする。
なお例外フレームの判定法はこれらに限られるものではなく、任意の例外判定法を用いることができる。例えば、各フレームに対し微分処理を行うことにより得られる微分画像の輝度統計量(平均値、最頻値、もしくは最大値)を算出し、これが閾値T5以下であれば被写体の動きによるボケが発生しているとみなして例外フレームと判定しても良い。なお、この場合の例外の種類は例えば「ボケ」、例外の程度は例えば「輝度統計量」となる。或いは、例外フレーム判定部141は、特定の部位もしくは組織、細胞、病変がフレームに含まれていないか、もしくは一定の割合未満しか含まれていないフレームを例外フレームと判定するようにしてもよい。この場合、特定の部位もしくは組織、細胞、病変は画像処理により各フレームから自動的に検出され、その大きさが測定される。この場合の例外の種類は例えば「特定部位喪失」、例外の程度は例えば「フレーム中の特定部位の大きさ(画素数)」となる。
<ステップS630> 基準領域設定部1412は、動画像Dにおける固視ずれフレーム(例外フレーム)を判定するための基準となる領域を設定する。本実施形態では、ステップS620において例外フレームと判定されたフレーム以外で、最もフレーム番号の小さいフレームの全体を基準領域とする。
なお、基準領域の設定法はこれに限るものではなく、任意の設定法を用いることができる。例えば、ユーザが指定した基準フレーム番号を指示取得部150から取得し、指定された基準フレーム番号に対応するフレームの全体を基準領域として設定してもよい。あるいは、上記基準フレーム内の、更にユーザが指定した領域を基準領域して設定しても良い。あるいは、画像特徴取得部1411が任意の公知の画像処理法により部位(中心窩)もしくは病変を検出しておき、最もフレーム番号の小さい非例外フレームにおいて検出された該部位もしくは病変領域を基準領域として設定してもよい。
<ステップS640> 例外フレーム判定部141は、ステップS630で設定した基準領域と、この基準領域に対応した領域とのずれが大きいフレームを例外フレームとする。例えば、例外フレーム判定部141は、ステップS630で設定された基準領域における画像特徴(例えば、血管交差部Cin)と非基準領域における画像特徴との変位量を算出し、変位量が許容値より大きいフレームを例外フレームとして判定する。
本実施形態では、フレームiの基準フレームに対する変位量として並進(x、y)、回転θ、拡大率(sx、sy)を成分として持つ変位量ベクトル(x,y,θ,sx、sy)を定義する。そして、x>Tx、y>Ty、θ>Tθ、sx>Tsx、sy>Tsyの少なくとも一つが成り立つ場合に、そのフレームiを例外フレームと判定する。また、そのような例外フレームについて、例外の種類として「固視ずれ」、例外の程度として「変位量(ベクトル)」を設定する。
なお、変位量の定義はこれに限らず、変位の程度を表す量(スカラ量またはベクトル量)であれば任意の値を用いてよい。例えば、観察・計測対象となる基準領域が各フレームにおいて含まれる割合、例えば、(基準領域全体の面積)/(各フレームDiに含まれる基準領域の面積)、を変位量として定義しても良い。
次に図7のフローチャートを参照して、ステップS430で実行される計測処理について説明する。
<ステップS710> 画像処理対象選択部1421は、血管抽出処理に用いるフレームを選択する。本実施形態では、ステップS420における例外フレームの判定結果に基づいて血管抽出に用いるフレームを選択する。なお、血管抽出においては、血球移動による輝度変化が明瞭に観察される画像を可能な限り多数枚選択して抽出処理することにより、毛細血管の細部まで正確に抽出することができる。そこで、血管抽出においては画像処理対象として非例外フレームが全て選択される。
<ステップS720> 計測部143は、ステップS710で選択したフレーム上の各x−y位置(画素)におけるフレーム方向の輝度値の分散が一定値以上の領域を血管領域として抽出する。これは、血管領域内では白血球が通過する際に高輝度となり、それ以外では低輝度になる性質を利用している。結果として、血管領域が血球の移動軌跡の集合として特定される。なお、上述の処理では、例外フレームを血管領域の抽出に用いていないが、これに限られるものではない。例外フレームについて取得されている例外の程度に応じて、上記分散と比較される「一定値」を変更するようにしてもよい。
<ステップS730> 画像処理パラメータ設定部1422は、血管位置を横軸、時間を縦軸とする時空間画像を生成し、該時空間画像における血球移動軌跡を直線として検出する場合の、直線候補の式を構成するパラメータを変化させる。なお、血管位置とは、図5(a)のPtに沿った経路上の位置である。本実施形態では、時空間画像においてハフ変換を用いて直線検出を行うので、座標(x,y)を通る直線候補は、以下の(1)式を用いて表される(θ及びρを変化させる)。
xcosθ+ysinθ=ρ ...(1)
この(1)式で表される直線候補が例外フレームを通過しうる(時空間画像上で線分が例外フレームに近接している)場合にはステップS740に処理を進める。直線候補が例外フレームを通過しない(時空間画像上で線分が例外フレームに近接していない)場合にはステップS750に処理を進める。なお、時空間画像上で例外フレームに近接しているフレームとは、例外フレームの時刻から所定の時間範囲に存在するフレームである。ここで、所定の時間範囲としては、経路Ptを血球が通過するのに要すると推定される時間を用いることができる。なお、そのような時間範囲は、一般的な血球の移動速度から推定可能である。
<ステップS740> ハフ変換により時空間画像上の輝度値はθρ空間に変換され、θρ空間において最も評価値の高いθとρの組み合わせが直線として検出される。ここで、θとρの組み合せで規定される直線候補が例外フレームを通過しうる場合(例外フレームの時刻から所定の時間範囲に存在するフレームである場合)には、θρ空間における投票値に重みw(>1.0)を乗算する。なお、近接する例外フレームの例外の程度に応じて、処理パラメータである重みwを変更するようにしてもよい。これにより、例外フレームの影響で血球の移動軌跡の一部が欠損している場合でも、ロバストに直線として検出することができる。
<ステップS750> 計測部143は、ステップS740で変更された画像処理パラメータを用いて血球移動軌跡の検出を行う。任意の線検出法を用いることができるが、本実施形態ではハフ変換を用いて血球移動軌跡を検出する。
なお、血球の移動軌跡の検出法は上記に限定されるものではなく、任意の手法を用いて良い。例えば、血球軌跡を可変形状モデルにより曲線として検出しても良い。この場合、例外フレームにおける例外の種類が「低SN」で、かつSN比の値が閾値TxからTyの範囲内である場合(例外フレーム内に計測対象の情報が残存している場合)に、存在する制御点における画像エネルギーの重みを増やす。このように、例外フレームの例外の程度に応じて画像処理パラメータを変更して血球軌跡を検出してもよい。
<ステップS760> 計測部143は、S750で検出した血球移動軌跡の時空間画像上の角度に基づいて血球移動速度(血流速度)を測定する。実際には、SLO動画像D上で視認される白血球の数が少ない(血液中の約1%)ため、時空間画像上で検出できる白血球の移動軌跡を示す直線の本数は限られてしまう。そのため、拍動周期内の血流速度変化を詳細に分析したい場合に、血流速度グラフにおける構成点数が不足する。
そこで本実施形態では、SLO動画像の撮影とともに取得された、生体信号に基づく時相データPに基づいて移動軌跡もしくは移動速度を測定したフレーム集合に対応する時相を特定する。そして、時相データPを用いてフレーム集合の各フレームが心拍周期中のどの位相に対応するか求め、該位相に移動速度を対応付けることにより複数の心拍周期分の血流速度データを図5(g)に示すような1心拍周期分の血流速波形にまとめて表示する。実際には位相を小区間に分割し、各小区間内での血流速度値の平均値を求める。なお、血流速度の計測法はこれに限らず、例えば時相データが極小値を示すタイミング(拡張末期)における血流速度の平均値として算出しても良い。
<ステップS770> 信頼度判定部1431は、上述したような動画像の処理(血管抽出や血球の移動軌跡の検出など)の結果に関する信頼度を、処理に用いられたフレーム集合における例外フレームの数に基づいて算出する。例えば、信頼度判定部1431は、ステップS720において検出した血管領域や、S760において算出した血球の移動速度に関する信頼度を判定する。本実施形態では、血管領域の抽出の信頼度や血球移動軌跡の信頼度を、使用したフレーム集合における例外フレームの存在(たとえば、例外フレームの数など)に基づいて算出する。たとえば、血管領域については、
(血管領域を抽出するために用いた非例外フレームの枚数)/(フレーム総数)
を信頼度として設定する。但し、信頼度の算出法はこれに限定されるものではなく、任意の指標を用いて良い。
また、血球移動軌跡については、
(実際に検出された血球軌跡の長さ)/(例外フレームを通過する直線の式の長さ+実際に検出された血球軌跡の長さ)
を信頼度として設定する。但し、信頼度の算出法はこれに限らず、任意の指標を用いて良い。例えば、ステップS740において加えた重みwに反比例するような値として信頼度を求めても良い。
以上説明したように、第1実施形態によれば、画像処理装置10は、SLO動画像Dから検出した例外フレームの種類や程度に応じて例外フレームにおける画像特徴や計測値を推定し、例外フレーム周辺における画像処理パラメータを変更する。これにより、眼部の動画像に血管形状や血球動態を計測するのに適さない例外フレームが含まれている場合でも、ロバストに血管を抽出したり血球動態を計測したりできる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、位置合わせ済のSLO動画像Dに対して例外フレームの判定を行なった。第2実施形態では、位置合わせ部145(図8)を設け、その位置合わせ時に取得された画像特徴を用いてSLO動画像Dから例外フレームを判定する。これにより、より正確に、且つ、効率的に基準フレームに対する変位量を算出して例外フレームを判定できる。
第2実施形態に係る画像処理装置10の機能構成例を図8に示す。第1実施形態の機能構成(図1)と比べて、位置合わせ部145が設けられ、位置合わせ部145に例外フレーム判定部141が設けられた点が異なっている。また、第2実施形態による画像処理は、図9のフローチャートに示す通りであり、ステップS920以外は第1実施形態と同様である(図9のステップS910、S930〜S970は、図4のS410、S430〜S470と同様)。以下、ステップS920における処理を説明する。
<ステップS920> 位置合わせ部145は、記憶部130からSLO動画像Dを読み込んでSLO動画像Dにおけるフレーム間位置合わせと例外判定を行う。図10に示すフローチャートを参照してステップS920で実行される処理について説明する。
<ステップS1010> SLO動画像Dの各フレームiについて、単独フレームでの例外フレーム判定(単独のフレームの画像特徴を用いた例外フレームの判定)を行う。本実施形態においては、例外フレーム判定部141が各フレームiの平均輝度値Ai及びSN比SNiを算出し、Aiが閾値T2以下であれば輝度異常、SN比SNiがT4以下であれば低画質であるとみなして例外フレームと判定する。但し、単独のフレームにおける例外フレームの判定法はこれに限るものではなく、任意の例外判定法を用いて良い。
<ステップS1020> 位置合わせ部145は、位置合わせの基準となる基準フレームを設定する。本実施形態では、ステップS1010において例外フレームと判定されたフレーム以外で、最もフレーム番号の小さいフレームを基準フレームとする。なお、基準フレームの設定法はこれに限るものではなく、任意の設定法を用いて良い。例えば、ユーザが指定した基準フレーム番号を指示取得部150から取得して、指定された基準フレーム番号に対応するフレームを基準フレームに設定するようにしてもよい。あるいは、各フレームから特定の画像特徴を取得し、その画像特徴に基づいて基準フレームを自動的に設定するようにしてもよい。
<ステップS1030> 位置合わせ部145は、フレーム間の大まかな位置の対応付け(粗位置合わせ)を行う。任意の位置合わせ手法を用いることができるが、本実施形態では、画像間類似度評価関数として相関係数、座標変換手法としてAffine変換を用いて粗位置合わせを行う。
<ステップS1040> 位置合わせ部145は、ステップS1030で得られたフレーム間の大まかな位置の対応関係のデータに基づいて精密位置合わせを行う。本実施形態ではステップS1030で得られた粗位置合わせ済みの動画像に対し、非剛体位置合わせ手法の一種であるFFD(Free Form Deformation)法を用いてフレーム間の精密位置合わせを行う。こうして、例外フレームを除く全てのフレームが基準フレームに対して位置合わせされる。なお、精密位置合わせの手法はこれに限らず、任意の位置合わせ手法を用いて良い。
<ステップS1050> ステップS1040の精密位置合わせによって得られた精密位置合わせ済みの動画像の各フレームに対して例外フレーム判定を行う。本実施形態では、例外フレーム判定部141の画像特徴取得部1411が基準フレームと(基準フレーム以外の)各フレームとの差分演算を行って該差分画像のヒストグラムを求める。例外フレーム判定部141は、該ヒストグラムの平均値及び分散が閾値T6以上かつ閾値T7以上であれば固視微動により一時的に眼底上の異なる位置が撮影されたとみなして例外フレームと判定する。
なお、例外フレームの判定法はこれに限らず任意の判定法を用いて良い。例えば精密位置合わせ済動画像の各フレームに対して、第1実施形態の場合と同様に血管抽出及び血管交差部Cinの検出を行う。そして、各フレームにおいて血管交差部Cin間の距離の二乗和を求めて該距離の二乗和の値が隣接フレーム間で閾値T3以上異なっていれば画像歪みが発生したとみなして例外フレームと判定するようにしても良い。
また、本実施形態では、画素値ベースの画像間類似度を用いて、SLO動画像Dのフレーム全体が基準フレームに最も類似する位置合わせパラメータの組み合わせを求めたが、これに限定されるものではない。例えば、SLO動画像Dの各フレームにおいて観察対象の画像特徴(病変や中心窩などの部位、血管の分岐などの特徴点)を検出し、該画像特徴の位置が最も精密に合うようにSLO動画像Dのフレーム間で位置合わせを行っても良い。
また、本実施形態では単独のSLO動画像におけるフレーム間位置合わせについて説明したが、これに限定されない。例えば、略同一撮影位置で繰り返し複数回にわたって撮影することによって得られる複数のSLO動画像Djにおけるフレーム間位置合わせを行う構成としてもよい。その場合、複数のSLO動画像の中の特定のSLO動画像における基準フレームを全てのSLO動画像Djの位置合わせのための基準フレームとして設定し、フレーム間位置合わせを行えばよい。
以上の構成よれば、画像処理装置10は、位置合わせ部145が位置合わせ時に取得した画像特徴を用いてSLO動画像Dから例外フレームを判定することができる。これにより、より正確かつ効率的に基準フレームに対する変位量を算出して例外フレームを判定できる。また、眼部の動画像に血管形状や血球動態を計測するのに適さない例外フレームが含まれている場合でも、ロバストに血管を抽出したり血球動態を計測したりできる。
なお、画像処理装置10の表示部144で表示される内容はこれまで説明した内容に限らない。ここでは、図11A,図11B及び図12を参照しながら表示部144で表示される表示内容の一例について説明する。
まず、個々のSLO動画像に対する計測結果に関する表示画面1100の一例を図11Aに示す。表示画面1100には、広画角画像L、貼り合わせされたSLO画像N、SLO動画像I、血管画像V、血流計測位置で生成された時空間画像ST、血流動態に関する統計値テーブルT、血流速度グラフG1、時相グラフG2が表示されている。
広画角画像L上ではSLO動画像Iの撮影位置Hが重畳され、眼部組織Aとの位置関係を把握できる。また、現在選択されているSLO動画像Iの撮影位置Hには他の撮影位置とは異なる色が付けられる。
また、画面上部中央のSLO動画像Iはフレーム間位置合わせ済みの動画像であり、血球ptの流れを観察できる。画像の物理サイズを示す物差しRがSLO動画像Iの隅に表示される。SLO動画像Iの下部には操作ボタン1101(左より停止、一時停止、再生、コマ逆送り、コマ順送り)と再生速度調整バー(非図示)があり、該操作ボタンや再生速度調整バーを操作することで、動画像の再生方法を制御できる。また、SLO動画像Iで例外フレームと判定されたフレームにおける画素値は全て0(すなわち、黒いフレーム)として表示することで例外フレームであることを知らせる。また、SLO動画像Iの上部には再生しているフレームにおける時相データ値の大きさを灰色のバーの長さで表すバーSが表示される。
血管画像VにはSLO動画像Iから抽出された毛細血管(白色領域)が表示されており、該毛細血管領域上に設定された血球の移動速度の計測位置(L1、L2、L3)を表示する。なお、各計測位置を示す線L1、L2、L3には互いに異なる色が割り当てられており、血流速度グラフG1上の血流速度値を示す線との対応付けが容易になるよう、計測位置に対応する速度値グラフには同じ色が割り当てられる。なお、指示取得部150より入力される操作者からの指示に基づいて、計測位置を修正もしくは削除したり、血管画像Vのコントラストを調整したりできる。
時空間画像STは、血管画像V上の計測位置で位置合わせ済みSLO動画像Iを切り出して生成される曲断面画像であり、左上を原点とし、横軸が計測位置、縦軸が走査時刻を表す。該計測位置を血球が通過すると高輝度な線状の軌跡として時空間画像上に現れる。第1実施形態におけるS730〜S750のような手法を用いて血球の移動軌跡を検出し、検出された線を色付きで表示する。時空間画像ST上での軌跡の角度に基づいて血球の移動速度を算出することができる。指示取得部150より入力される操作者からの指示に基づいて軌跡の修正及び削除ができ、修正もしくは削除内容に応じて対応する速度グラフの値も修正もしくは削除される。
また、時空間画像上の走査時刻(縦軸)と時相データの位相との対応関係を把握しやすくするために、時空間画像の側に時相データ情報B1を表示する。本実施形態では時相データ情報B1はバーであり、縦方向が時間を表し、時相データ値が大きいほど高輝度に表示される。但し、時相データ情報の表示法はこれに限らず、例えば横軸に時相データの大きさを取り、縦軸に時間を取った時相データグラフを時空間画像の側に表示してもよい。また、時空間画像における例外フレームの範囲B3を示すバーJを表示してもよい。該例外フレーム範囲バーJにおいて、非例外フレーム範囲B2は例外フレーム範囲B3とは異なる色で表示される。
血流動態に関する統計値・指標テーブルTは、各計測位置(L1、L2、L3)において計測された血流速度値の統計値もしくは指標を表す。統計値としては、平均値(ave)・最小値(min)・最大値(max)、指標としては、拍動係数(PI : Pulsatility Index),抵抗係数(RI : ResistanceIndex),血流量(Flow)を表示する。なお、血流量の算出にあたっては血管径が必要であるため、血管抽出処理(S720)後、画像特徴取得部1411が血管領域に対して細線化処理を行うことで血管の中心線を設定するか、ユーザが指定した血管の中心線の位置を指示取得部150より入力しておく。該中心線の設定後、中心線に直交する方向における高輝度範囲の長さとして血管径を算出した上で血流量を求める。また、血流速度には正負が生じ得るが、血球が流れる方向(順方向・逆方向)を区別せず血流速度の絶対値を評価したい場合には、不図示のボタンを切り替えることにより、血流速度値の絶対値に関する統計量や指標も表示できるようにすることが好ましい。
血流速度グラフG1は、血管画像V上の各計測位置L1、L2、L3における血球の移動速度値(血流速度)の時間変化をグラフ表示する。不図示のチェックボックスのOn/Offを切り替えることにより、各速度値を示す線の表示・非表示を線単位(計測位置単位)で切り替える。各線の色は計測位置の色と対応しており、時空間画像上の血球の移動軌跡の検出結果の修正・削除に伴って該グラフ上の速度値を示す点も修正・削除される。また、血流動態に関する統計値・指標デーブルTの場合と同様に、図示のボタンを切り替えることにより、血流速度値の絶対値に関する血流速度を表示させることができる。時相データグラフG2は横軸に時間、縦軸に時相データ値をとったグラフであり、血流速度グラフG1との関連性を把握しやすくなるために、血流速度グラフG1と並置して表示される。一方、図11Bは、横軸に位相(心周期を1とした場合の相対値(Relative cardiac Cycle))、縦軸に位相を小区間に分割した場合の各小区間内の平均血流速度値がプロットされた血流速度グラフG3である。不図示のボタンを押下することで、横軸に時間をとった場合の血流速度グラフG1及び時相データグラフG2の組と、横軸に相対心周期をとった場合の血流速度グラフG3とが切り替えて表示される。図11Bでは小区間は0.2ごとに設定され、小区間ごとの平均速度値が表示されている。
また、図12に同一眼を撮影した複数のSLO動画像に対する計測結果に関する表示画面の一例を示す。図12(a)は血流速度マップであり、貼り合わせられた血管画像の上に、計測位置における血流速度値を、マップの右側に表示されたカラーテーブルに対応する色で重畳表示する。血流速度マップによって、ユーザは被検眼の眼循環機能を把握できる。
本実施形態では、血流速度値として時相データ上の拡張末期において計測された速度値を表示する。但し、血流速度に関するマップの表示法はこれに限らず、例えば血流速度の統計値(平均値、最小値、最大値)を表示してもよい。あるいは、血流に関するマップとして血流動態に関する指標(拍動係数(Pulsatility Index)もしくは抵抗係数(Resistance Index))のマップ、あるいは血流量マップを表示してもよい。さらに、血流速度・血流速度の統計値・血流動態に関する指標・血流量に関して、正常値範囲に対する差異、たとえば偏差(deviation)もしくは統計的有意性(significance)をカラーマップとして表示してもよい。また、本実施形態では血管画像の上に血流速度の計測値をカラー表示しているが、血管画像に限定されない。例えばSLO動画像、あるいは該SLO動画像の特定のフレームもしくは重ね合わせ画像を用いてもよい。カラーテーブルの色の割り当ては任意の割り当てをしてよい。また、計測位置の近傍に計測値を表示するようにしてもよい。
また、表示部144で表示される該複数のSLO動画像に関する計測値マップは眼循環機能に関する計測値マップに限定されない。例えば、血管形状もしくは分布に関する計測値マップとして図12(c)のように、血管画像の貼り合わせ表示の上に無血管野(内側の閉曲線内の領域)の面積や、無血管野の近傍領域(2つの閉曲線で囲まれる領域)における血管密度を表示してもよい。血管密度は、単位面積あたりの血管の長さで定義される。あるいは、画像特徴取得部1411が血管領域に対して細線化処理を行うことで血管の中心線を設定するか、ユーザが指定した血管の中心線の位置を指示取得部150より入力することで、血管の中心線に直交する方向における血管径を算出して表示してもよい。
また、図12(a)や同図(c)のような計測値のマップを表示する際には、血球の動態との比較がしやすいように、SLO動画像の貼り合わせ表示(図12(b))を並置して表示してよい。ここで、貼り合せたSLO動画像の下部には操作ボタン1201(左より停止、一時停止、再生、コマ逆送り、コマ順送り)と再生速度調整バー1202が配置され、該ボタンやバーを操作することで、動画像の再生方法を制御できる。あるいは、図12(a)、(b)、(c)の表示を切り替えて表示するようにしてもよい。また、図12(a)、(b)、(c)の並置もしくは切り替え表示は、専用の画面として独立して表示されてもよいし、図11Aの貼り合わせされたSLO画像を表示させるための領域(N)に表示されてもよい。SLO画像を表示させるための領域Nに表示させた場合には、単一のSLO動画像領域における詳しい血流解析結果と、その他のSLO動画像領域における血流解析結果の概要とを同時に確認できる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態では、AO−SLO画像から例外フレームを判定することとしているが、例えば瞬きに起因する例外フレームについては、SLO装置20に付属または取り付け可能な前眼部モニタを用いることによっても判定可能である。前眼部モニタは前眼部の平面画像を動画像として撮影する。得られた動画像を画像処理装置10で継続的に監視し、前眼部の画像特徴や輝度値から瞬きが合ったことを検知し、係る検知結果を画像処理装置10にフィードバックする。例外フレーム判定部141は検知されたタイミングで得られるAO−SLO画像を瞬きに起因する例外フレームと判定することができる。同様の方法で、固視ずれに起因する例外フレームについても判定可能である。
さらに収差補正異常に起因する例外フレームについてもAO−SLO動画像によらずとも判定可能である。収差補正リアルタイムで測定、補正するAO−SLO装置において、収差測定デバイスで測定された収差と収差補正デバイスで補正される収差との差を画像処理装置10で継続的にモニタリングする。当該差はデバイスで補正しきれない収差の値を示すこととなる。例外フレーム判定部141はかかる差の値が閾値より大きいか否かを判定し、閾値より大きいと判定されたタイミングで得られるAO−SLO画像を例外フレームと判定することができる。
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10:画像表示装置、110:画像取得部、120:時相データ取得部、130:記憶部、140:画像処理部、150:指示取得部、141:例外フレーム判定部、142:画像処理法変更部、143:計測部、144:表示部

Claims (8)

  1. 眼科撮影装置により撮影された動画像を構成する複数のフレームから例外フレームを判定する判定手段と、
    前記複数のフレームのうち前記例外フレームと判定されなかったフレーム間の輝度変化に基づいて、血管領域を抽出する抽出手段と、
    前記血管領域が抽出された動画像と、前記抽出された血管領域が特定の色で表示された血管画像とを同一表示画面に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記動画像が、眼底の動画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記抽出手段は、前記フレームの各位置におけるフレーム方向の輝度値の分散が一定値以上の領域を前記血管領域として抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段により表示された前記動画像を操作するための手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、フレーム単独の画像特徴量、及び/または、隣接するフレーム間の画像特徴量の変動に基づいて前記例外フレームを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像特徴量は、フレームの平均輝度値、血管交差部間の距離の2乗和の値、SN比の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 眼科撮影装置により撮影された動画像を構成する複数のフレームから例外フレームを判定する判定工程と、
    前記複数のフレームのうち前記例外フレームと判定されなかったフレーム間の輝度変化に基づいて、血管領域を抽出する抽出工程と、
    前記血管領域が抽出された動画像と、前記抽出された血管領域が特定の色で表示された血管画像とを同一表示画面に表示する表示制御工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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