JP2020082533A - 特殊潜像模様形成体及び特殊潜像模様形成体用データの作成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明が対象とする特殊潜像模様形成体(以下「形成体」という。)(1)を含む冊子と、その基カラー画像(15)の例である。本発明における「形成体」(1)の意味については後述する。図1では、旅券冊子を例として、表紙と裏表紙の間に複数の記録用のページがとじ部により一体化されており、表紙の見返しページ(基材)(2)には、基カラー画像(15)から得られた所有者の顔画像(3)、個人情報(4)、冊子番号(5)、更には本発明の特徴点である特殊潜像模様(以下「特殊潜像」という。)(6)が形成されている。なお、図1に示した形成体(1)を含む旅券冊子は、一例に過ぎず、必ずしも同じようなデザイン(配置)である必要はない。
次に、形成体(1)の作製装置及び形成体用データの作成方法について説明する。本発明は、写真等のフルカラー階調を有する基カラー画像(15)を、画線を用いて構成した特殊潜像(6)として印刷模様内にカラー階調のイメージとして埋め込み、そのままのカラー階調のイメージとして出現することが可能な形成体(1)用データの作成方法に関するものである。本実施の形態における形成体(1)の作製装置は、図4のブロック図に示すように、入力手段(M1)、編集手段(M2)、出力手段(M3)、表示手段(M4)、通信インターフェース(M5)及びデータベース(M6)を少なくとも備えている。
まず、前処理フローについて説明する。カラー画像を設定するStep1は、例えば、デジタルカメラ等から入力された基カラー画像を設定する。本実施の形態における基カラー画像(15)は、図6に示された顔写真から成る、例えば、24bitRGB形式といった多値カラー画像であり、画像解像度を1,200dpi、画像サイズを1,535×1,535Pixelとした。
次に、マスク画像生成フローについて説明する。Step3は、多値モノクロ画像生成工程として、二つの多値モノクロ画像を生成する。一つ目の画像は、Step2で変換された領域平均化画像(19)又はStep2−2で変換された水平ボカシ処理画像(20)が、図9(a)に示したように、例えば、8bitグレースケール形式といった第1の多値モノクロ画像(21)に変換される。
次に、図5の点線で囲われた有色潜像模様生成フローについて説明する。Step7は、多値カラー情報変換工程として、領域平均化画像(19)又は水平ボカシ処理画像(20)の基多値カラー情報(R0、G0、B0)を、ネガ画線(13)及びポジ画線(14)の基となる多値カラー情報に変換する。まず、ネガ画線(13)用として、Step2で変換された領域平均化画像(19)又はStep2−2で変換された水平ボカシ処理画像(20)のいずれかの多値カラー画像の階調反転が行われる。例えば、領域平均化画像(19)又は水平ボカシ処理画像(20)が24bitRGB形式であった場合、基多値カラー情報(R0、G0、B0)の画像全体の各々の画素の濃度値(0〜255のグレーレベル)を数式2で変換することによって階調反転された第1−1の多値カラー情報(R1、G1、B1)となる。すなわち、基カラー画像(15)の基多値カラー情報(R0、G0、B0)が、例えば、図15(a)に示す画素の濃度値であったとき、階調反転された第1−1の多値カラー情報(R1、G1、B1)は、図15(b)に示す画素の濃度値に変換される。
次に、プロセスカラーを用いずに、特色を用いた第1の実施の形態の変形例について説明する。特色を用いて潜像模様(10)を形成する場合には、プロセスカラーの3色を用いる場合よりも1色少なく、2色によって形成することが可能となる。前述のとおり、本発明の基カラー画像(15)について、人物(顔)を対象とした場合、肌色の主成分が赤血球のヘモグロビンの色、すなわち赤色であることから、色空間の中の赤成分(R成分)とその近傍色により作製したインキを用いることができる。このインキにより形成されたポジ画線(14)の肌色を第5の色という。
本実施の形態におけるカラー表現は、特色で表現する。特色を用いる利点としては、印刷色数を減らすことができ、かつ、色安定性が向上することである。図20で特色潜像模様生成フローについて説明する。
図2に示されたカモフラージュ模様(8)と潜像模様(10)は、各種印刷方式において着色されて印刷される。ただし、形成体(1)の形態を成すためには、図27のような潜像構造として印刷される。この潜像構造は、まず、無色透明基材(51)に潜像模様(10、10’)が印刷される。図27(a)は、有色の潜像模様(10)が印刷の都合上、少なくともシアン、マゼンタ及びイエローの3色にて印刷された例であり、図27(b)は、特色の潜像模様(10’)が特色のいわゆる肌色と補色の2色にて印刷された例である。
次に、第2の実施の形態における形成体(1)について説明する。第2の実施の形態における形成体(1)は、第1の実施の形態と異なり、カモフラージュ模様(8)を白色(無色)のカモフラージュ画線(9)とし、さらには、カモフラージュ画線(9)によって潜像部(7)の明度差を表現するレリーフ形状の画線で形成することで、形成体(1)を形成するものである。
第2の実施の形態における形成体(1)の作製装置は、図31のブロック図に示すように、入力手段(M1’)、編集手段(M2’)、出力手段(M3’)、表示手段(M4’)、通信インターフェース(M5’)及びデータベース(M6’)を少なくとも備えている。
まず、白色カモフラージュ模様生成フローについて説明するが、Step21の多値モノクロ画像生成工程については、第1の実施の形態で説明したStep3の多値モノクロ画像生成工程と同様であるため説明を省略し、Step22の第1の2値画像生成工程以降の工程について説明する。
次に、図32の点線で囲われた有色潜像模様生成フローについて説明するが、Step24の多値カラー情報変換工程については、第1の実施の形態で説明したStep5の多値カラー情報変換工程と同様であるため説明を省略し、Step25のマスク処理以降の工程について説明する。
次に、第2の実施の形態の変形例として、ネガ画線(13)及びポジ画線(14)を、プロセスカラーを用いずに、特色を用いた潜像模様(10)として形成した形態について説明する。なお、特色インキについては、第1の実施の形態の変形例と同様に、ポジ画線(14)を第5の色で、ネガ画線(13)は第5の色と補色関係を有する第6の色で形成する。
図37の特色潜像模様生成フローについて説明するが、Step27の色域抽出工程及びStep28の多値モノクロ階調変換工程については、第1の実施の形態の変形例で説明した。Step10の色域抽出工程及びStep11の多値モノクロ階調変換工程と同様であるため説明を省略し、Step29の特色用2値画像生成工程以降について説明する。
図29に示された白色カモフラージュ模様(8)と潜像模様(10、10’)は、各種印刷方式において着色されて印刷される。ただし、形成体(1)の形態を成すためには、図42のような潜像構造として印刷される。この潜像構造は、まず、無色透明基材(51)に潜像模様(10、10’)が印刷される。図42(a)は、潜像模様(10)が印刷の都合上、少なくともシアン、マゼンタ及びイエローの3色にて印刷された例であり、図42(b)は、特色潜像模様(10’)が特色のいわゆる肌色と補色の2色にて印刷された例である。
2 基材
3 顔画像
4 個人情報
5 冊子番号
6 特殊潜像
7 潜像部
8 カモフラージュ模様
9 カモフラージュ画線
10、10’ 潜像模様
11 潜像画線
12 隠蔽層
13、13’、41 ネガ画線
14、14’、40 ポジ画線
15 基カラー画像
16 観察者
18 背景部
19 領域平均化画像
20 水平ボカシ処理画像
21 第1の多値モノクロ画像
22 第2の多値モノクロ画像
23 第1−1の2値画像
24 第1−2の2値画像
25 基本マスク画像
26 第1の多値カラー画像
27 第2の多値カラー画像
28 色空間
29 第3の多値モノクロ画像
30 第1のトーンカーブ
31 多値モノクロポジ画像
32 第2のトーンカーブ
33 多値モノクロネガ画像
34 第2−1の2値画像
35 第2−2の2値画像
36 第2の2値画像
37 第3−1の2値画像
38 第3−2の2値画像
39 第3の2値画像
50 平均化
51 無色透明基材
52 ベタ画像
53 表印刷模様
54 裏印刷模様
55 表裏合成模様
56 光源
A 第1のパターンファイル
B 第2のパターンファイル
C カラー表示域
h 縦画素数
K1、K2、K3、K4 パターンファイル
M モノトーン表示域
M1、M1’ 入力手段
M1a、M1a’ カラー画像入力手段
M1b、M1b’ 情報入力手段
M2、M2’ 編集手段
M2a、M2a’ 前処理画像生成手段
M2b、M2b’ 有色潜像模様生成手段
M2c マスク画像生成手段
M2c’ 白色カモフラージュ模様生成手段
M3、M3’ 出力手段
M4、M4’ 表示手段
M5、M5’ 通信インターフェース
M6、M6’ データベース
P ピッチ
Q1 上部スリットマスク画像
Q2 下部スリットマスク画像
S1 方向
T1 中心線
Claims (10)
- 光透過性を有する基材上の少なくとも一部に、潜像模様、隠蔽層及びカモフラージュ模様の順に積層された潜像構造を有し、
前記潜像模様は、規則的に所定のピッチ及び画線幅で万線状に配列された潜像画線が形成され、
前記隠蔽層は、光透過性を有し、前記潜像模様及び前記カモフラージュ模様とは異なる色で、かつ、反射光下で前記基材の一方の面側から観察した場合に他方の面側に形成された前記潜像模様又は前記カモフラージュ模様を隠蔽する隠蔽要素が形成され、
前記カモフラージュ模様は、前記潜像画線と同一のピッチ及び画線幅で万線状に配列されたカモフラージュ画線が第1の色で形成され、
前記潜像画線は、前記潜像模様の基カラー画像の色彩を有するポジ画像を形成するポジ画線と、前記ポジ画像を階調反転したネガ画像を形成するネガ画線から成り、
前記ポジ画線は、
i)前記基材及び前記第1の色とは異なるプロセスカラーから成る無彩色の第2の色及び前記基カラー画像の色に対応した有色の第3の色を有するか、又は
ii)前記基材及び前記第1の色とは異なる前記基カラー画像の色に対応した特色の第5の色を有し、
前記ネガ画線は、前記i)の場合、前記第3の色とは補色のプロセスカラーから成る第4の色及び前記第2の色を有するか、又は、前記ii)の場合、前記第5の色とは補色の特色から成る第6の色を有し、
前記ポジ画線及び前記ネガ画線は、同一の画線幅で隣接して形成され、
前記潜像画線及び前記カモフラージュ画線のいずれか一方が、前記基カラー画像の連続階調に対応したレリーフ形状に形成され、
前記潜像画線を構成する前記ネガ画線と前記カモフラージュ画線は、少なくとも一部が重なるように形成されて成り、
前記潜像構造を、前記基材の一方の面側から反射光下で観察した場合、前記潜像模様が一様の濃度の前記第2の色で観察されるか、又は前記カモフラージュ模様が一様の濃度の前記第1の色で観察され、前記基材の他方の面側から反射光下で観察した場合、前記潜像模様が一様の濃度の前記第2の色で観察されるか、又は前記カモフラージュ模様が一様の濃度の前記第1の色で観察され、前記潜像構造を透過光下で観察した場合、前記カモフラージュ画線によって前記ネガ画線が隠蔽されることで、前記ポジ画像が潜像模様として観察されることを特徴とする特殊潜像模様形成体。 - 前記潜像模様及び前記カモフラージュ模様は、50%の面積率で形成されたことを特徴とする請求項1記載の特殊潜像模様形成体。
- 請求項1又は2記載の前記特殊潜像模様形成体が前記i)の場合で、かつ、前記潜像画線によってレリーフ形状の画線が形成された特殊潜像模様形成体用データの作成方法であって、
前記基カラー画像を外部から入力するか、又はあらかじめ登録したデータベースから取り込んで前記基カラー画像を設定する基カラー画像設定工程と、
前記基カラー画像を複数の領域に区分けし、前記領域ごとに濃度の平均化を行い、領域平均化画像を生成する領域平均化工程と、
前記領域平均化画像を多値モノクロ画像に変換した第1の多値モノクロ画像と前記第1の多値モノクロ画像を階調反転した第2の多値モノクロ画像とを作製する多値モノクロ画像生成工程と、
前記第1の多値モノクロ画像に第1のパターンファイルを適用したポジ状の第1−1の2値画像と、前記第2の多値モノクロ画像に第2のパターンファイルを適用したネガ状の第1−2の2値画像を作製する第1の2値画像生成工程と、
前記第1−1の2値画像と前記第1−2の2値画像が隣接するように合成する基本マスク画像生成工程と、
前記基本マスク生成工程で得られた基本マスク画像から、前記ポジ画線用の下部スリットマスク及び前記ネガ画線用の上部スリットマスクを生成する上下マスク画像生成工程と、
前記ネガ画線用として、前記領域平均化工程後の画像の各々の画素の濃度値を示す基多値カラー情報を階調反転させた第1−1の多値カラー情報と色相反転させた第1−2の多値カラー情報を作製して、50%の濃度値に平均化して合成することにより第1の多値カラー情報を備えた第1の多値カラー画像を生成し、前記ポジ画線用として、前記領域平均化工程後の画像の各々の画素の濃度値を示す基多値カラー情報を明度反転させた第2−1の多値カラー情報を作製して、前記基多値カラー情報と50%の濃度値に平均化して合成することにより第2の多値カラー情報とした第2の多値カラー画像を生成する多値カラー画像生成工程と、
前記第1の多値カラー画像に前記上部スリットマスクを、前記第2の多値カラー画像に前記下部スリットマスクを適応するマスク処理工程と、
前記第1の多値カラー画像を構成している前記ネガ画線及び前記第2の多値カラー画像を構成している前記ポジ画線が隣接するように合成する有色潜像模様生成工程と、を備えた特殊潜像模様形成体用データの作成方法。 - 請求項1又は2記載の前記特殊潜像模様形成体が前記ii)の場合で、かつ、前記潜像画線によってレリーフ形状の画線が形成された特殊潜像模様形成体用データの作成方法であって、
前記基カラー画像を外部から入力するか、又はあらかじめ登録したデータベースから取り込んで前記基カラー画像を設定する基カラー画像設定工程と、
前記基カラー画像を複数の領域に区分けし、前記領域ごとに濃度の平均化を行い、領域平均化画像を生成する領域平均化工程と、
前記領域平均化画像から特定の色域を抽出する色域抽出工程と、
前記色域抽出工程で抽出された特定の色の第3の多値モノクロ画像に第1のトーンカーブを適用した多値モノクロポジ画像と、第2のトーンカーブを適用した多値モノクロネガ画像を生成する多値モノクロ階調変換工程と、
前記多値モノクロポジ画像に第3のパターンファイルと下部スリットマスクを適用した第2−1の2値画像と、前記第3のパターンファイルと上部スリットマスクを適用した第2−2の2値画像を生成し、前記多値モノクロネガ画像に第4のパターンファイルと下部スリットマスクを適用した第3−1の2値画像と、前記第4のパターンファイルと上部スリットマスクを適用した第3−2の2値画像を生成する特色用2値画像生成工程と、
前記第2−1の2値画像と前記第2−2の2値画像を合成する2値画像の第1の合成工程と、
前記第3−1の2値画像と前記第3−2の2値画像を合成する2値画像の第2の合成工程と、
前記第2の合成工程で得られた前記ポジ画像用の合成画像と、前記第3の合成工程で得られた前記ネガ画像用の合成画像を合成する特色潜像模様生成工程と、を備えた特殊潜像模様形成体用データの作成方法。 - 前記領域平均化工程の前に、前記基カラー画像に対して彩度を上げる彩度調整工程を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の特殊潜像模様形成体用データの作成方法。
- 前記領域平均化工程の後に、前記領域平均化画像に対して、前記基材表面の水平方向に対して各領域の境目を目立たなくさせるためのボカシ処理を行う水平ボカシ処理工程を備えたことを特徴とする請求項3から5までのいずれか一項に記載の特殊潜像模様形成体用データの作成方法。
- 請求項1又は2記載の前記特殊潜像模様形成体が前記i)の場合で、かつ、前記カモフラージュ画線によってレリーフ形状の画線が形成された特殊潜像模様形成体用データの作成方法であって、
前記基カラー画像を外部から入力するか、又はあらかじめ登録したデータベースから取り込んで前記基カラー画像を設定する基カラー画像設定工程と、
前記基カラー画像を複数の領域に区分けし、前記領域ごとに濃度の平均化を行い、領域平均化画像を生成する領域平均化工程と、
前記領域平均化画像を多値モノクロ画像に変換した第1の多値モノクロ画像と前記第1の多値モノクロ画像を階調反転した第2の多値モノクロ画像とを作製する多値モノクロ画像生成工程と、
前記第1の多値モノクロ画像に第1のパターンファイルを適用したポジ状の第1−1の2値画像と、前記第2の多値モノクロ画像に第2のパターンファイルを適用したネガ状の第1−2の2値画像を作製する第1の2値画像生成工程と、
前記第1−1の2値画像と前記第1−2の2値画像が隣接するように合成する白色カモフラージュ模様生成工程と、
前記ネガ画線用として、前記領域平均化工程後の画像の各々の画素の濃度値を示す基多値カラー情報を階調反転させた第1−1の多値カラー情報と色相反転させた第1−2の多値カラー情報を作製して、50%の濃度値に平均化して合成することにより第1の多値カラー情報を備えた第1の多値カラー画像を生成し、前記ポジ画線用として、前記領域平均化工程後の画像の各々の画素の濃度値を示す基多値カラー情報を明度反転させた第2−1の多値カラー情報を作製して、前記基多値カラー情報と50%の濃度値に平均化して合成することにより第2の多値カラー情報とした第2の多値カラー画像を生成する多値カラー画像生成工程と、
前記第1の多値カラー画像に前記上部スリットマスクを、前記第2の多値カラー画像に前記下部スリットマスクを適応するマスク処理工程と、
前記第1の多値カラー画像を構成している前記ネガ画線及び前記第2の多値カラー画像を構成している前記ポジ画線が隣接するように合成する有色潜像模様生成工程と、を備えた特殊潜像模様形成体用データの作成方法。 - 請求項1又は2記載の前記特殊潜像模様形成体が前記ii)の場合で、かつ、前記カモフラージュ画線によってレリーフ形状の画線が形成された特殊潜像模様形成体用データの作成方法であって、
前記基カラー画像を外部から入力するか、又はあらかじめ登録したデータベースから取り込んで前記基カラー画像を設定する基カラー画像設定工程と、
前記基カラー画像を複数の領域に区分けし、前記領域ごとに濃度の平均化を行い、領域平均化画像を生成する領域平均化工程と、
前記領域平均化画像から特定の色域を抽出する色域抽出工程と、
前記色域抽出工程で抽出された特定の色の第3の多値モノクロ画像に第1のトーンカーブを適用した多値モノクロポジ画像と、第2のトーンカーブを適用した多値モノクロネガ画像を生成する多値モノクロ階調変換工程と、
前記多値モノクロポジ画像に第5のパターンファイルを適用した第2−1の2値画像と、前記第6のパターンファイルを適用した第3−1の2値画像を生成し、前記多値モノクロネガ画像に第7のパターンファイルを適用した第2−2の2値画像と、前記第8のパターンファイルを適用した第3−2の2値画像を生成する特色用2値画像生成工程と、
前記第2−1の2値画像と前記第3−1の2値画像を合成する2値画像の第1の合成工程と、
前記第2−2の2値画像と前記第3−2の2値画像を合成する2値画像の第2の合成工程と、
前記第1の合成工程で得られた前記ポジ画像用の合成画像と、前記第2の合成工程で得られた前記ネガ画像用の合成画像を合成する特色潜像模様生成工程と、を備えた特殊潜像模様形成体用データの作成方法。 - 前記領域平均化工程の前に、前記基カラー画像に対して彩度を上げる彩度調整工程を備えたことを特徴とする請求項7又は8記載の特殊潜像模様形成体用データの作成方法。
- 前記領域平均化工程の後に、前記領域平均化画像に対して、前記基材表面の水平方向に対して各領域の境目を目立たなくさせるためのボカシ処理を行う水平ボカシ処理工程を備えたことを特徴とする請求項7から9までのいずれか一項に記載の特殊潜像模様形成体用データの作成方法。
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