JP2020027106A - 分析チップデバイス - Google Patents

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【課題】試料の分析が行われるユニットと、分析用の液体が封入されたユニットとが別体に形成され試料の分析の際には両ユニットが連結する分析チップデバイスにおいて連結部位からの液体の漏出を防止する。【解決手段】試料80が導入される試料導入部47及び試料80の分析が行われる分析部68を有する第1ユニット44と、特定液体90が封入された貯留槽52Aを有する第2ユニット46とを備え、第1ユニット44は第1連結部50を備え、第2ユニット46は第2連結部56を備え、第1連結部50と第2連結部56とが連結して第1ユニット44と第2ユニット46とが一体化し、貯留槽52Aから分析部68への特定液体90の流路が繋がり、第1連結部50と第2連結部56とは互いに嵌合し合うとともに一方が他方よりも可撓性の高い材質で形成された凸部と凹部との組み合わせでなることで連結箇所からの特定液体90の漏出を防ぐ分析チップデバイス42。【選択図】図4

Description

本発明は、キャピラリ電気泳動法に用いる分析チップデバイスに関する。
従来よりキャピラリ電気泳動法による検体分析が行われており、近年では装置の小型化や簡略化のために、チップデバイス化したキャピラリを用いた、マイクロチップ電気泳動法が行われている。マイクロチップ電気泳動では、一つのチップ上に、電気泳動用キャピラリと、各種溶液の保持槽が形成されている。
マイクロチップの一例として、下記特許文献1には、キャピラリが十字状に形成されたものが記載されている。また、下記特許文献2には、一本キャピラリと、その両端の溶液保持槽のみから構成される、マイクロチップが記載されている。また、下記特許文献3には、フィルム状の電極が設けられたマイクロチップが記載されている。
さらに下記特許文献4には、マイクロチップ(第1ユニット)とカートリッジ(第2ユニット)から構成されるチップユニットについて開示されている。これによれば、マイクロチップとカートリッジが連結されることでカートリッジに含まれる特定液体がチップに移動し、チップユニットが完成する、というものである。
特開平11−337521号公報 WO 2008/136465 A1 特許第4178653号公報 特開2016−212090号公報
上記特許文献4においては、マイクロチップとカートリッジとが流路に垂直な高さ方向にて連結するが、カートリッジとマイクロチップの固定方法については特に示されていない。チップユニットには、測定装置に導入される際の導入部や、導入された後の位置合わせやキャピラリ電気泳動用電極との接続によって、外部力が加わるため、何らかの固定方法が必要になる。特に、カートリッジ側に希釈液や泳動液のような特定液体が封入されている場合、マイクロチップとの連結に伴いこのような特定液体が漏出することで、測定装置及びユーザを汚染する可能性がある。
そこで本発明の実施態様は、キャピラリ電気泳動法に用いる分析チップデバイスであって、試料の分析が行われるユニットと、試料の分析に用いられる特定液体が封入されたユニットとが別体に形成されるとともに試料の分析の際にはこれらのユニットが連結するような分析チップデバイスにおいて、その連結をより容易かつ確実に行い得るとともに、封入された特定液体が連結に伴って漏出することを防ぐことを課題とする。
本開示の態様では、試料の分析に用いられる分析チップデバイスであって、前記試料が導入される試料導入部及び前記試料の分析が行われる分析部を有する第1ユニットと、特定液体が封入された貯留槽を有する第2ユニットと、を備え、前記第1ユニットは第1連結部を備えるとともに、前記第2ユニットは第2連結部を備え、前記第1連結部と前記第2連結部とが連結することにより前記第1ユニットと前記第2ユニットとが一体化するとともに、前記貯留槽から前記分析部への前記特定液体の流路が繋がり、前記第1連結部と前記第2連結部とは形状が互いに嵌合し合う凸部と凹部との組み合わせでなり、前記凸部及び前記凹部のうちの一方は他方よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されており、前記凸部が前記凹部へ嵌入する方向に対して直交する方向の前記凸部の断面の少なくとも一部が、前記直交する方向の前記凹部の空洞において該凸部が嵌合する際に該一部が接触する部位の断面より、前記一方の材質が形状変化可能な範囲で大きいことで、前記第1連結部と前記第2連結部との連結箇所からの前記特定液体の漏出を防止する。
本発明の実施態様では、キャピラリ電気泳動法に用いる分析チップデバイスであって、試料の分析が行われるユニットと、試料の分析に用いられる特定液体が封入されたユニットとが別体に形成されるとともに試料の分析の際にはこれらのユニットが連結するような分析チップデバイスにおいて、その連結をより容易かつ確実に行い得るとともに、封入された特定液体が連結に伴って漏出することを防止することができる。
実施形態の分析装置の外観を示す斜視図である。 図1の分析装置に用いられる分析チップデバイスを示す正面斜視図である。 図2に示す分析チップデバイスを示す分解斜視図である。 図2に示す分析チップデバイスのIV−IV断面図である。 図4に示す分析チップデバイスの使用状態を示す断面図である。
本開示の第1の態様においては、試料の分析に用いられる分析チップデバイスであって、試料が導入される試料導入部及び試料の分析が行われる分析部を有する第1ユニットと、特定液体が封入された貯留槽を有する第2ユニットと、を備えている。第1ユニットは第1連結部を備えるとともに、第2ユニットは第2連結部を備え、第1連結部と第2連結部とが連結することにより第1ユニットと第2ユニットとが一体化する。それとともに、貯留槽から分析部への特定液体の流路が繋がる。第1連結部と第2連結部とは形状が互いに嵌合し合う凸部と凹部との組み合わせでなり、凸部及び凹部のうちの一方は他方よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されており、前記凸部が前記凹部へ嵌入する方向に対して直交する方向の前記凸部の断面の少なくとも一部が、前記直交する方向の前記凹部の空洞において該凸部が嵌合する際に該一部が接触する部位の断面より、前記一方の材質が形状変化可能な範囲で大きいことで、第1連結部と第2連結部との連結箇所からの特定液体の漏出を防止する。
第1ユニットと第2ユニットとが連結されることで、これらのユニットは、一体化した分析チップデバイスとして試料の分析に供される。その際、第1ユニットの第1連結部と第2ユニットの第2連結部とが連結するが、この連結に関与する第1連結部と第2連結部とは、凹部と凸部との組み合わせであるので、凹部に凸部が嵌入することで連結が完遂する。さらに、この嵌入の際に凹部と凸部とが密閉されることで、この連結部分からの特定液体の漏出が防止できる。
ここで、第1連結部と第2連結部とは、どちらが凹部でどちらが凸部であってもよいが、一方が凸部であれば他方は凹部となる。そして、これら凹部及び凸部のうちの一方が他方よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されており、前記凸部が前記凹部へ嵌入する方向に対して直交する方向の前記凸部の断面の少なくとも一部が、前記直交する方向の前記凹部の空洞において該凸部が嵌合する際に該一部が接触する部位の断面より、前記一方の材質が形状変化可能な範囲で大きい。このため、これら凹部及び凸部の連結の際、柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている一方が、他方の形状に合わせて形状変化することが可能となり、一方が形状変化することで凸部が凹部に嵌入でき、かつ、一方の形状変化後の復元力によって、他方に密着して嵌合することが可能となるので、連結が確実に行われる。それにより、前記したように凹部と凸部とが密閉されることで、第2ユニットの貯留槽に封入された特定液体がこの連結部分から漏出することによる、測定装置やユーザへの汚染を防止することが可能となる。以下、「凸部が凹部へ嵌入する方向に対して直交する方向の凸部の断面」を省略して、「凸部の断面」と記載することがある。また、「直交する方向の凹部の空洞」を省略して、「凹部の空洞」と記載することがある。
「凸部の断面の少なくとも一部が、凹部の空洞において該凸部が嵌合する際に該一部が接触する部位の断面より、一方の材質が形状変化可能な範囲で大きい」とする凸部の断面の大きさの程度は、凸部と凹部の両方の柔軟性、弾性、材質、表面の摩擦力、及び表面の形状、さらには、凸部と凹部の各要素や形状の相対的な関係によって決定することができるものであり、一方の材質の形状変化によって、凸部が凹部へ嵌入可能な形状な範囲であれば、どのような大きさであってもよい。たとえば、柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている一方の柔軟性が高いほど、凸部の断面が大きくても凹部へ嵌入可能となり、また別の例として、凸部と凹部の間の摩擦力が低ければ低いほど、凸部の断面が大きくても凹部へ嵌入可能となり、さらには、凸部の断面の形状が凹部の空洞の形状と類似しているほど、凸部の断面が大きくても凹部へ嵌入可能となる。好ましくは、凸部の断面は、凹部の空洞より僅かに周囲が大きく、お互いの形状が相似の形状である。なお、凸部と凹部とが嵌合している領域の全ての凸部の断面を凹部の空洞より大きくする必要はなく、たとえば凸部の少なくとも一部、たとえば先端部分のみ、中間部分のみ、又は末端部分のみが、凹部の空洞において嵌合する際にその部分が接触する部位の断面より大きいものであればよい。
換言すると、凸部と凹部とが嵌合した状態で、凸部と凹部とが実際に接触している部分の少なくとも一部において、当該一部における嵌合前の凸部の断面が、同じく当該一部における嵌合前の凹部の空洞の断面よりも大きければよい。ここで、実際に接触する部位においては凸部の断面の方が凹部の空洞の断面より大きいことになっているが、形状変化を被るのは前記した「一方の材質」(すなわち、他方よりも柔軟性及び弾性が高い材質)で形成されている方であって、これは凸部である場合もあれば、凹部である場合もある。換言すると、凸部がこの「一方の材質」で形成されている場合には、断面のより大きい凸部の方が凹部によって押し縮められるような形状変化を被る。また、凹部がこの「一方の材質」で形成されている場合には、断面のより大きい凸部によって凹部が押し拡げられるような形状変化を被る。いずれにせよ、第2ユニットの貯留槽に封入された特定液体が凸部と凹部の連結部分から漏出しないように、凹部と凸部とを密閉できる形状の組み合わせから選択すればよい。
「一方が他方よりも柔軟性及び弾性が高い材質」とは、凸部と凹部との連結時に、当該他方から加えられる力によって、当該一方の材質が自己の柔軟性及び弾性によって、所定の変形量だけ形状変化できる、柔らかく、形状を曲げることができる性質を有する材質を意味する。つまり、当該他方は当該一方と比較して、柔軟性が低い、すなわち、硬質であるので、当該他方は柔軟性が高い一方を形状変化させることが可能ということである。さらに、当該一方は当該他方と比較して弾性が高いため、凸部の凹部への嵌入の際に形状変化したとしても、密閉の際には密閉を行うベクトルに復元力が働くことで、凸部と凹部とを確実に密閉することができる。なお、柔軟性及び弾性が高い材質は、可撓性が高い、あるいは復元力が強い性質を備えているともいえる。また、形状変化とは、柔軟性によって形状が変形する形状変形と、弾性によって弾性的に変形する弾性変形することの両方を含む。
なお、第1連結部と第2連結部との組み合わせが複数ある場合は、第1連結部の全てが凹部若しくは凸部であってもよいし、又は第1連結部の一部が凹部でその他が凸部であってもよい。これと相補的に、第2連結部の全てが凸部若しくは凹部であってもよいし、又は第2連結部の一部が凸部でその他が凹部であってもよい。
本開示の第2の態様においては、第1の態様の構成において、第2ユニットは第1ユニットの上方に位置するとともに、凸部としての第1連結部は第1ユニットに形成され、凹部としての第2連結部は第2ユニットに形成されている。
第2ユニットには、前述のとおり貯留槽が設けられており、第2ユニットが第1ユニットの上方に位置しているので、連結によって特定液体が重力により速やかに第1ユニットの分析部へ移動することが可能となる。そして、凸部としての第1連結部は第1ユニットに形成され、凹部としての第2連結部は第2ユニットに形成されていることから、第1連結部は上向きとなり、下向きの第2連結部に嵌合することで、第1ユニットと第2ユニットとが連結される。
本開示の第3の態様においては、第2の態様の構成において、貯留槽の底部は、第2連結部として形成されるとともに、貯留槽の底部は底面膜で被覆されている。
前述のように、第2ユニットには貯留槽が設けられており、その貯留槽は第1ユニットの側と直接連結するものであるので、連結が完遂するまではその貯留槽の底部は何らかの構造により被覆されている必要がある。その構造が、本態様における底面膜である。ここで、貯留槽の底部が凹部である第2連結部として形成されているので、この底部を被覆する底面膜を、第1ユニットの凸部である第1連結部で穿孔すると同時に、凹部である第2連結部と凸部である第1連結部とが連結することが可能となっている。よって、第2ユニットの貯留槽に封入された特定液体が連結の際に飛散したり漏出したりして、測定装置やユーザをこの特定液体で汚染することが防止できる。
本開示の第4の態様においては、第1から第3までのいずれかの態様の構成において、前記凸部が前記凹部に嵌合する際、該凸部及び該凹部の双方に押圧による形状変化が生ずる。
本態様においては、上記したように、凸部が凹部に嵌合する際、凸部及び凹部の双方に押圧による形状変化が生ずるが、より柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている方が当然より大きい形状変化を被る。
本開示の第5の態様においては、凹部は、凸部よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている。
上記したように、凸部が凹部に嵌合する際、これら双方のうち、より柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている方が、押圧により、より大きい形状変化を被るが、本態様においては、凹部が凸部よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されており、凸部の断面は、凹部の空洞より、凹部の材質が形状変化可能な範囲で大きいため、凸部の嵌入により凹部を押し拡げるようにして形状変化させることが容易となっており、かつ、凹部の形状変化後の復元力によって、凹部が凸部に密着して嵌合することが可能となるので、連結が確実に行われる。また、分析部を有する第1ユニットをより硬質で弾性が低い材質とすることで、凸部と分析部の相対的な位置関係を一定とすることが容易となるため、分析の精度が向上する。
なお、凹部は、これを備える第1ユニット又は第2ユニットの全体と同材質で一体に成形されていてもよいし、その凹部の部分のみが、たとえば二色成形などでその他の部分とは異なる材質で形成されていてもよい。また、凸部についても、これを備える第1ユニット又は第2ユニットの全体と同材質で一体に成形されていてもよいし、その凸部の部分のみが、たとえば二色成形などでその他の部分とは異なる材質で形成されていてもよい。いずれにしても、第1ユニット又は第2ユニットのうち凹部を有する方におけるその凹部を形成する部分又はその全体は、第1ユニット又は第2ユニットのうち凸部を有する方におけるその凸部を形成する部分又はその全体よりも、柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている。
本開示の第6の態様においては、第1から第5までのいずれかの態様の構成において、凸部及び凹部のうちの一方はポリプロピレン樹脂で形成されているとともに、その他方はポリメタクリル酸メチル樹脂で形成されている。
なお、本態様における「凸部及び凹部のうちの一方」とは、これら両者のうち、より柔軟性及び弾性が高い材質で形成されている方であり、その材質がポリプロピレン樹脂である。また、「その他方」とはこれら両者のうち、より柔軟性及び弾性が低い材質で形成されている方であり、その材質がポリメタクリル酸メチル樹脂である。
たとえば第5の態様の構成を踏まえた本態様においては、凹部がポリプロピレン樹脂で形成され、凸部がポリメタクリル酸メチル樹脂で形成される。
以下、本開示における実施形態を、図面を参照しつつ説明する。本実施形態の分析装置は、たとえば、血液に含まれる糖化ヘモグロビンの量を分析する装置である。血液は、試料の一例である。糖化ヘモグロビンは、分析装置による分析対象の一例である。なお、各図面において共通する符号は、各図面において特段の説明がなくとも、同じ構成を指す。
図1は、本実施形態の分析チップデバイス42を用いた分析作業が実施される分析装置102の外観を正面斜視図で示すものである。分析装置102を構成する各種機構は、略直方体の箱状に形成されている筐体104の内部に収納されている。筐体104の天面106における正面108の側は、斜めに削ぎ落とされた状態の操作面107となっている。操作面107には、図示しないタッチパネルが設けられている。分析作業の作業者は、このタッチパネルに表示された情報を参照しながら、このタッチパネルに接触することで、分析装置102を操作することができる。また、天面106には、図示しないプリンターの用紙排出口が設けられており、試料の分析結果をプリンターで印刷することが可能である。
筐体104の正面108には、開閉蓋114が設けられている。開閉蓋114は、開閉機構116によって正面側に移動した突出位置(二点鎖線で示す)と、背面側へ移動して正面108と面一になった収容位置(実線で示す)との間をスライド可能である。開閉蓋114が突出位置にある状態で、開閉蓋114とともにトレー118が筐体104の手前側に露出する。突出位置にあるこのトレー118に、試料を含む分析チップデバイス42が載置される。そして、タッチパネルの操作により、分析チップデバイス42が載置されたトレー118が収容位置にまで後退し、分析チップデバイス42は分析装置102の内部にセットされ測定に供される。
図2は、本実施形態の分析チップデバイス42を正面斜視図にて示したものである。本実施形態の分析チップデバイス42は、マイクロチップとしての第1ユニット44と、カートリッジとしての第2ユニット46とを有する構造である。具体的には、第1ユニット44の上方に位置する第2ユニット46が、下方へ延設される各1対の前方支持爪46A及び後方支持爪46Bで第1ユニット44を抱持した形状を呈する。
図3は、この分析チップデバイス42を分解した状態で正面斜視図にて示したものである。
第1ユニット44は、図3に示すように、平面視で同一の外形である2枚の板材(上板44A及び下板44B)を貼り合わせて形成される、板状の部材である。上板44A及び下板44Bは同じ透光性の素材で形成される。その素材は、たとえば、ガラス又は合成樹脂である。このガラスとしては、たとえば石英ガラスが挙げられる。また、この透光性の合成樹脂としては、たとえば、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂又はシクロオレフィン系樹脂が挙げられる。
第1ユニット44の天面には、4個の凸部と、1個の陥凹部とが形成されている。4個の凸部はいずれも円錐台形状で中心に孔を有している。これらの凸部が、第1連結部50である。また、1個の陥凹部は、後述する挿入孔70となる。なお、凸部の形状は円錐台形状である必要はなく、円柱形状、四角錐などの多角錐形状などに形成されていてもよい。本実施形態の第1ユニット44において、凸部が凹部へ嵌入する方向とは直交する方向の円錐台形状の凸部の断面で最も形状が大きな箇所は、約1.77mm(直径が約1.5mm)の大きさであり、凸部の底面(第1ユニット44の天面と同じ水平方向の面)に形成されている。
第2ユニット46は、第1ユニット44の上方に重ね合わされる部材であり、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂又はシリコーン系樹脂のような素材が挙げられる。
たとえば、第1ユニット44が、ガラスのような比較的硬質な素材で形成される場合には、第2ユニット46は上記したような合成樹脂素材で形成されていれば、第2ユニット46の柔軟性及び弾性は第1ユニット44の柔軟性及び弾性よりも当然高くなる。
なお、第1ユニット44及び第2ユニット46がともに合成樹脂で形成される場合、第1ユニット44及び第2ユニット46を形成する素材は上記した特定の合成樹脂の種類であれば十分というわけではない。すなわち、第2ユニット46を形成する合成樹脂の柔軟性及び弾性が、第1ユニット44を形成する合成樹脂の柔軟性及び弾性よりも高いことが必要である。たとえば、第1ユニット44及び第2ユニット46が同種の合成樹脂(たとえば、ポリプロピレンなど)で形成される場合には、第2ユニット46を形成する合成樹脂の密度を第1ユニット44を形成する合成樹脂の密度より低くすれば、第2ユニット46の可撓性を第1ユニット44の柔軟性及び弾性より高くすることができる。この観点からは、第1ユニット44の素材としてはアクリル系樹脂の一種であるポリメタクリル酸メチル樹脂が望ましく、また、第2ユニット46の素材としてはポリプロピレン樹脂が望ましい。換言すると、本態様における素材の柔軟性及び弾性の高低とは、実際に第1ユニット44及び第2ユニット46として形成した状態における柔軟性及び弾性の高低として把握することができる。
第2ユニット46には、上記した第1ユニット44の天面に形成されている陥凹部と平面視で同じ位置に貫通孔が形成されている。この貫通孔は、前記した第1ユニット44の天面の陥凹部とともに後述する挿入孔70となる。また、第2ユニット46の側面からは、先述したように、各1対の前方支持爪46A及び後方支持爪46Bが下方へ延設されている。
前方支持爪46Aは、第2ユニット46の側面から下方へ延設されており、下端部が内向きに曲折した前方支持縁46Cとなっている。後方支持爪46Bは、第2ユニット46の側面と背面との角部分のアール形状を保ちつつ下方へ延設されており、下端部が内向きに曲折した後方支持縁46Dとなっている。
第1ユニット44は、前方支持爪46Aの方から第2ユニット46へ挿入され、背面側の端縁が後方支持爪46Bと当接したところで、図2に示す状態となる。分析チップデバイス42は、この図2に示す状態で、分析装置102のトレー118にセットされる。この状態で、第1ユニット44は、1対の前方支持縁46C及び1対の後方支持縁46Dの上に載置されていることで、第1ユニット44の上面と第2ユニット46の下面とが離間した状態が保たれている。
図4は、分析チップデバイス42を、図2におけるIV−IV断面にて示したものである。なお、分析装置102に収容された状態で第1ユニット44が接触する設置部122及び第2ユニット46が接触する押圧部124を仮想的に二点鎖線で示す。
第1ユニット44には、上流側(図面左側)に位置する上流流路48と、下流側(図面右側)に位置する下流流路49との、2本の流路が形成されている。これら上流流路48及び下流流路49の流路断面積は、図示しないポンプによって液体が加圧されると、加圧された液体がこれらの流路を流れる程度に設定されている。なお、上流流路48及び下流流路49のそれぞれの断面形状や、第1ユニット44を平面視したときの形状は限定されず、1箇所又は複数個所で曲がっていてもよいし、直線状であってもよい。なお、上流流路48の最上流側は、試料80(たとえば、血液)が点着される試料導入部47となっている。
上流流路48及び下流流路49の各々の両端部には、第2ユニット46に向かって突出する先述の凸部としての第1連結部50が形成されている。第1連結部50は、上方に向かって縮径した円錐台形状を呈している。
第2ユニット46には、上方へ開口する嵌凹部である液体槽52が複数個形成されている。液体槽52のうち、希釈液91及び泳動液92といった特定液体90が封入されるものが貯留槽52Aである。すなわち、上流側の貯留槽52Aには希釈液91が、下流側の貯留槽52Aには泳動液92が、それぞれ封入されている。また、液体槽52のうち、電極62が装着されているものが電極槽52Bである。
液体槽52の上面は封止膜54で封止されている。なお、本実施形態では、図4に示すように、複数の液体槽52を、1枚の封止膜54で封止しているが、液体槽52ごとに、封止膜54が分離されていてもよい。封止膜54の材質は、貯留槽52Aの内部において封止されている特定液体90が気化等せず封止され、かつ、先端の尖った部材によって容易に穿孔されるものであればよく、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)を含む多層構造のラミネートフィルムが挙げられる。
液体槽52の下部には、第1ユニット44の第1連結部50が嵌入して連結する下向きの凹部としての第2連結部56が形成されている。第2連結部56は、下方に向かって拡径する円錐台形状の孔であり、第1連結部50と相補的な形状を呈しているが、第1連結部50が第2連結部56へ嵌入する方向とは直交する方向の空洞(孔)の大きさは、第1連結部50より僅かに小さく形成されている。本実施形態の第2ユニット46において、凸部が凹部へ嵌入する方向とは直交する方向の凹部の空洞で最も空洞が大きな箇所は、約1.65mm(直径が約1.45mm)の大きさであり、凹部の開口面(第2ユニット46の底面と同じ水平方向の面)に形成されている。なお、第1連結部50の形状に応じて、第2連結部56は、円柱形状の凹部、四角錐形状の凹部などの多角錐形状の凹部などの形状とすることができるが、必ずしも、第1連結部50の形状と相似する形状である必要はなく、たとえば、第1連結部50が円柱形状で、第2連結部56は四角錐形状の組み合わせであってもよい。特定液体90が封入された貯留槽52Aの第2連結部56の下部は底面膜58で封止されている。この底面膜58の材質は、液体槽52の内部において封止されている特定液体90が気化等せず、また漏出したりせずに封止され、第1連結部50によって容易に穿孔されるものであればよく、たとえばPETを含む多層構造のラミネートフィルムが挙げられる。
前述のとおり、第1連結部50の断面で最も大きな凸部の断面の大きさは、約1.77mmであり、凹部の空洞で最も空洞が大きな箇所は、約1.65mmであるので、第1連結部50の断面は第2連結部56の空洞より約0.12mm大きく、第2連結部56は、第1連結部50よりは僅かに小さく形成されている。言い換えると、凸部の断面は、凹部の空洞より大きく形成されており、凹部の材質が形状変化可能な範囲で大きいということがいえる。しかし、先述のとおり、第2連結部56が形成されている第2ユニット46は、第1連結部50が形成されている第1ユニット44よりも柔軟性及び弾性が高い素材で形成されている。換言すると、第2連結部56は第1連結部50よりも柔軟性及び弾性が高い。そのため、第1連結部50と第2連結部56の連結の際、柔軟性及び弾性が高いことによる可撓性の高い材質で形成されている第2連結部56が、第1連結部50の断面の形状に合わせて所定の変化量だけ形状変化することが可能となる。すなわち、第1連結部50が第2連結部56を嵌入する方向とは直交する方向に少なくとも上述の約0.12mmの面積を形状変化させて広げて、嵌入する。その後、形状変化した第2連結部56は、第1連結部50に向かう方向に復元力が生じ、第1連結部50に密着する。よって、第1連結部50と第2連結部56が嵌合し、密閉されることとなり、第2ユニットの貯留槽に封入された特定液体がこの連結部分から漏出することを防止できる。本実施形態の分析チップデバイス42においては、196Nの力を加えることによって第2連結部56へ第1連結部50を嵌入し、第1連結部50と第2連結部56を結合できる。なお、第1連結部50が、第2連結部56よりも柔軟性及び弾性が高い素材で形成されている場合では、第1連結部50のほうが、第2連結部56の空洞の形状に合わせて所定の変化量だけ形状変化し、その後、形状変化した第1連結部50は、第2連結部56に向かう方向に復元力が生じ、第2連結部56に密着する。よって、第1連結部50と第2連結部56が嵌合し、密閉されることとなり、第2ユニットの貯留槽に封入された特定液体がこの連結部分から漏出することを防止できる。なお、第1連結部50が第2連結部56に嵌入する際は、前記変形量以上に、第1連結部50の断面の形状又は第2連結部56の空洞の形状が変化し、第1連結部50の嵌入を容易に行うこともできる。
なお、上記においては本実施形態の分析チップデバイス42を一例としたものであり、凸部と凹部のそれぞれの大きさは、凸部と凹部の両方の柔軟性、弾性、材質、表面の摩擦力、及び表面の形状、さらには、それぞれの要素における凸部と凹部の相対関係によって上限が決定され、凸部と凹部の連結が容易かつ確実に行い、かつ、封入された特定液体が連結に伴って漏出することを防止することができるように、凸部の断面は凹部の空洞より僅かに大きい形状が選択される。本実施形態のような分析チップデバイス42の場合、凸部の断面は凹部の空洞より、0.01mm〜1.00mm大きいことが好ましく、0.1mm〜0.5mm大きいことがより好ましい。
上流流路48と下流流路49との間には、分析部68としてのキャピラリが形成されている。分析部68の流路断面積(すなわち、流動する方向とは直交する方向の空洞の大きさ)は、上流流路48及び下流流路49に存在している液体が毛細管現象で流動するように設定されている。したがって、分析部68の流路断面積は、上流流路48及び下流流路49のいずれの流路断面積よりも小さい。そして、分析部68の両側に位置する液体槽52である電極槽52Bには電極62が設けられている。これらの電極62には、第2ユニット46の側面に設けられた図示しない孔から挿入された図示しない給電プローブが接触する。これによって、これらの電極62の間に電圧が印加される。
挿入孔70は、前記したように、第1ユニット44と第2ユニット46との双方に、平面視で同一位置に形成されている。第1ユニット44に設けられている方の挿入孔70は、底部70Bを有する逆円錐台形状に形成されている。この底部70Bは、分析部68の中途部分の近傍にまで達している。第2ユニット46に設けられている方の挿入孔70は第2ユニット46を貫通している。
設置部122は、分析装置102の内部で第1ユニット44が載置される部材である。分析チップデバイス42が分析装置102の内部で前記した収容位置(図1参照)にある状態で設置部122において上記した挿入孔70の近傍に当たる位置には、測光センサ186が設けられている。この測光センサ186で得られた信号は測定部190にて吸光度として算出される。
押圧部124は、分析装置102の内部で第2ユニット46の上方に位置する部材である。分析チップデバイス42が分析装置102の内部で前記した収容位置(図1参照)にある状態で押圧部124において上記した挿入孔70の直上に当たる位置には、下方へ照射部176が突設されている。この照射部176は、分析部68の中を電気泳動する液体に、先端から光を照射する部材である。また、押圧部124には、各々の液体槽52に対応する位置に、下向きの穿孔ピン164が形成されている。
前記した突出位置から収容位置へ移動した直後においては、分析チップデバイス42は設置部122に載置されており、図4に示すように、第1ユニット44と第2ユニット46とが離間した状態となっている。この状態から、押圧部124が上方から第2ユニット46を押圧すると、第2ユニット46は第1ユニット44に押し付けられ、図5に示す状態となる。この間、以下の3つのことが同時に起こる。
第1に、第1ユニット44の第1連結部50が、第2ユニット46の第2連結部56に嵌入する。ここで、第2連結部56としての凹部は下向きに拡がった孔であるのに対して、第1連結部50としての凸部は上向きに縮径した突起であることから、第1連結部50が下方から第2連結部56に容易に挿入される。また、前述のように、第2連結部56は第1連結部50よりも柔軟性及び弾性が高い素材で形成されており、第1連結部50が第2連結部56へ嵌入する方向に対して直交する方向の第1ユニット44の第1連結部50は、当該直交する方向の第2連結部56の空洞より、第2連結部56の材質の形状変化によって第1連結部50が第2連結部56に嵌入可能な範囲で大きいので、第1連結部50が圧入されることで、第2連結部56は第1連結部50よりも形状変化を被りやすく、その復元力によって第1連結部50と第2連結部56とが密に連結される。このとき、貯留槽52Aに対応する第1連結部50は、底面膜58を突き破る。これに伴い、特定液体90として希釈液91が収容されていた上流側の貯留槽52Aではその希釈液91が上流流路48に流入し、試料導入部47に点着されていた試料80がその希釈液91により希釈されて希釈試料93となる。この希釈試料93は、上流流路48を満たし、上流側の電極槽52Bへ至る。一方、特定液体90として泳動液92が収容されていた下流側の貯留槽52Aでは、第1連結部50が底面膜58を突き破ることで同様に泳動液92が下流流路49に流入し、下流側の電極槽52Bへ至るとともに、分析部68をも満たす。
第2に、押圧部124に設けられている各々の穿孔ピン164が、対応する液体槽52の封止膜54を穿孔する。この穿孔により生じた孔から、図示しないポンプによる液体の加圧が可能となっている。
第3に、第1ユニット44及び第2ユニット46にそれぞれ設けられている挿入孔70が一体化し、1つの有底孔となる。この挿入孔70に、押圧部124に設けられている照射部176が上方から、底部70Bに接触するまで挿入される。
以上の状態で、第1連結部50と第2連結部56とが連結することにより第1ユニット44と第2ユニット46とが一体化するとともに、貯留槽52Aから分析部68への特定液体90の流路が繋がる。これにより、2つの電極62の間は希釈試料93及び泳動液92で満たされ、図示しない給電プローブにより、これら2つの電極62の間に所定の電圧が印加され、上流流路48から分析部68へ連続的に希釈試料93の電気泳動が開始される。この際、より柔軟性及び弾性が高い第2連結部56は、下方から圧入された第1連結部50により形状変化を被り、それにより第2連結部56と第1連結部50とが密閉され、この連結した箇所からの特定液体90の漏出が防止される。
分析部68の中を泳動する希釈試料93は、挿入孔70の下方を通過する際に、上方から照射部176により光が照射される。この照射された光は希釈試料93により所定の波長成分が吸収され、残余の波長成分は測光センサ186により感知され所定の信号化がなされ、この信号は測定部190により吸光度として数値化される。
本発明は、キャピラリ電気泳動法に用いられる、マイクロチップとこれを抱持するカートリッジとからなる分析チップデバイスに利用可能である。
42 分析チップデバイス
44 第1ユニット
44A 上板
44B 下板
46 第2ユニット
46A 前方支持爪
46B 後方支持爪
46C 前方支持縁
46D 後方支持縁
47 試料導入部
48 上流流路
49 下流流路
50 第1連結部
52 液体槽
52A 貯留槽
52B 電極槽
54 封止膜
56 第2連結部
58 底面膜
62 電極
68 分析部
70 挿入孔
70B 底部
80 試料
90 特定液体
91 希釈液
92 泳動液
93 希釈試料
102 分析装置
104 筐体
106 天面
107 操作面
108 正面
114 開閉蓋
116 開閉機構
118 トレー
122 設置部
124 押圧部
164 穿孔ピン
176 照射部
186 測光センサ
190 測定部

Claims (6)

  1. 試料の分析に用いられる分析チップデバイスであって、
    前記試料が導入される試料導入部及び前記試料の分析が行われる分析部を有する第1ユニットと、
    特定液体が封入された貯留槽を有する第2ユニットと、を備え、
    前記第1ユニットは第1連結部を備えるとともに、前記第2ユニットは第2連結部を備え、前記第1連結部と前記第2連結部とが連結することにより前記第1ユニットと前記第2ユニットとが一体化するとともに、前記貯留槽から前記分析部への前記特定液体の流路が繋がり、
    前記第1連結部と前記第2連結部とは形状が互いに嵌合し合う凸部と凹部との組み合わせでなり、前記凸部及び前記凹部のうちの一方は他方よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されており、前記凸部が前記凹部へ嵌入する方向に対して直交する方向の前記凸部の断面の少なくとも一部が、前記直交する方向の前記凹部の空洞において該凸部が嵌合する際に該一部が接触する部位の断面より、前記一方の材質が形状変化可能な範囲で大きいことで、前記第1連結部と前記第2連結部との連結箇所からの前記特定液体の漏出を防止することを特徴とする分析チップデバイス。
  2. 前記第2ユニットは前記第1ユニットの上方に位置するとともに、
    前記凸部としての前記第1連結部は前記第1ユニットに形成され、前記凹部としての前記第2連結部は前記第2ユニットに形成されていることを特徴とする請求項1記載の分析チップデバイス。
  3. 前記貯留槽の底部は、前記第2連結部として形成されるとともに、前記貯留槽の前記底部は底面膜で被覆されていることを特徴とする請求項2記載の分析チップデバイス。
  4. 前記凸部が前記凹部に嵌合する際、該凸部及び該凹部の双方に押圧による形状変化が生ずることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の分析チップデバイス。
  5. 前記凹部は、前記凸部よりも柔軟性及び弾性が高い材質で形成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の分析チップデバイス。
  6. 前記凸部及び前記凹部のうちの前記一方はポリプロピレン樹脂で形成されているとともに、前記他方はポリメタクリル酸メチル樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の分析チップデバイス。
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