JP2019067251A - 計算機システム及び通信経路の制御方法 - Google Patents

計算機システム及び通信経路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】iSCSIに実装されるログインリダイレクション機能を利用して、マルチパスを実現する。【解決手段】記憶領域を用いて処理を実行する第1処理部を有する計算機と、記憶領域を提供し、第1処理部と通信するための第1ポートを管理し、記憶領域に対する処理要求を処理する第2処理部を有する計算機と、第1処理部と通信するための第2ポートを管理する第3処理部を有する計算機と、を備える計算機システムであって、第3処理部は、第1ポート及び第2ポートの対応関係を管理するポート管理情報を保持し、接続要求を受信した場合、ポート管理情報に基づいてリダイレクション用第1ポートを選択し、リダイレクション用第1ポートを通知する応答を第1処理部に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、記憶領域を提供するサーバ及び記憶領域を使用するクライアントとの間の通信経路を制御するシステム及び通信経路の制御方法に関する。
iSCSIプロトコルには、ログインリダイレクション機能が実装されている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1には、「リダイレクション指示装置を新たに設け、ディスク装置に対しアクセスする際にクライアント装置は先ず上記リダイレクション指示装置に対しLogin Requestパケットを送信する。リダイレクション指示装置は、ディスク装置選択情報管理テーブルの記憶情報をもとにアクセス先のディスク装置を選択し、リダイレクション指示用のLogin Responseパケットを送信する。クライアント装置は、上記リダイレクション指示用のLogin Responseパケットにより指示されたディスク装置へLogin Requestパケットを再送信する。」ことが記載されている。
ログインリダイレクション機能を用いることによって、iSCSIイニシエータは、iSCSIターゲットのネットワークポータルを管理する必要がなくなる。そのため、iSCSIターゲットの構成を柔軟に変更できる。また、特許文献1に記載の技術を用いることによって、特定の記憶装置(iSCSIターゲット)に対する負荷の集中を防止し、かつクライアント装置(iSCSIイニシエータ)の障害発生を未然に防止できる。
また、iSCSI等のクライアントとサーバとを接続するシステムでは、負荷分散及び耐障害性を高めることを目的としてマルチパスが利用されている(例えば特許文献2を参照)。具体的には、iSCSIイニシエータ及びiSCSIターゲットを接続する論理的な通信経路(パス)を複数確立する。
特開2005−165477号公報 特開2006−323729号公報
ログインリダイレクション機能を利用して異なるパスを確立する場合、リダイレクションを行うノードは、異なるiSCSIターゲットのネットワークポータルをiSCSIイニシエータに通知する必要がある。
しかし、イニシャルノードは、過去に通知したiSCSIターゲットのネットワークポータルを把握しておらず、また、パスとiSCSIターゲットの対応関係を管理していない。したがって、リダイレクションを行うイニシャルノードは、異なるiSCSIターゲットのネットワークポータル情報をiSCSIイニシエータに通知できない。すなわち、ログインリダイレクション機能をそのまま利用しても、負荷分散及び障害の回避等を目的としたマルチパスを実現できない。
本発明は、ログインリダイレクション機能を利用して複数のパスを確立するシステム及び方法を提供することを目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、複数の計算機を備える計算機システムであって、前記複数の計算機は、少なくとも一つの演算装置、前記少なくとも一つの演算装置に接続する少なくとも一つの記憶装置、及び前記少なくとも一つの演算装置に接続する複数の通信装置を有し、前記複数の計算機は、記憶領域を用いて処理を実行する第1処理部を有する第1計算機と、前記記憶領域を提供し、前記第1処理部と通信するための第1ポートを管理し、当該第1ポートを介して受け付けた前記記憶領域に対する処理要求を処理する第2処理部を有する第2計算機と、前記第1処理部と通信するための第2ポートを管理し、当該第2ポートを介して、前記第1処理部及び前記第2処理部を接続する通信経路を確立するための接続要求を受け付けた場合、前記接続要求のリダイレクト先となるリダイレクション用第1ポートを前記第1計算機に通知する第3処理部を有する第3計算機と、を含み、前記第3処理部は、前記第1ポート及び前記第2ポートの対応関係を管理するポート管理情報を保持し、前記第1処理部は、前記通信経路を確立する場合、前記第2ポートに、前記接続要求を送信し、前記第3処理部から、前記リダイレクション用第1ポートを通知する応答を受信し、前記リダイレクション用の第1ポートに、前記接続要求を送信することによって前記通信経路を確立し、前記第3処理部は、前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、前記リダイレクション用第1ポートを選択し、前記リダイレクション用第1ポートを通知する応答を前記第1処理部に送信することを特徴とする。
本発明によれば、ログインリダイレクション機能を利用して複数のパス(通信経路)を確立できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のiSCSIプロトコルを用いた接続を実現する計算機システムの構成例を示す図である。 実施例1の計算機システムを構成する計算機のハードウェア構成を示す図である。 実施例1のターゲット接続情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1のターゲットポータル管理情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1のイニシャルノードが実行するターゲットポータル管理情報の生成処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1のイニシャルノードが実行するターゲットポータル割当処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の計算機システムにおけるログイン処理の流れを説明するシーケンス図である。 実施例1のイニシャルノードがログイン要求を受信した場合に実行する処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1のイニシャルノードが実行するターゲットポータル追加処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1のターゲットノードが実行するターゲットポータル削除処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1のイニシャルノードが実行するターゲットポータル削除処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1のイニシャルノードが実行する障害処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1のイニシャルノードが実行する復旧処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の効果を説明する図である。 実施例1の効果を説明する図である。 実施例2の計算機システムにおいてパスの通信障害が発生した場合の処理の流れを説明するシーケンス図である。 実施例2の計算機システムにおいてパスの通信障害が発生した場合の処理の流れを説明するシーケンス図である。 実施例3のiSCSIプロトコルを用いた接続を実現する計算機システムの構成例を示す図である。 実施例3のイニシャル接続情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例3のイニシャルノードがログイン要求を受信した場合に実行する処理の一例を説明するフローチャートである。 従来技術の課題を説明する図である。 従来技術の課題を説明する図である。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、及び範囲等は、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、及び範囲等を表していない場合がある。したがって、本発明では、図面等に開示された位置、大きさ、形状、及び範囲等に限定されない。
ここで、本明細書で使用する用語について定義する。
「イニシエータ」は、SCSIプロトコルにおけるクライアント(デバイス)を示す。「ターゲット」は、SCSIプロトコルにおけるサーバ(論理ユニット)を示す。なお、論理ユニットを含み、かつ、イニシエータの要求を処理する機能を含めてターゲットと記載することもある。
イニシエータは、ターゲットに対して書込要求又は読出要求に対応するコマンドを発行し、また、書き込むデータをターゲットに送信する。ターゲットは、コマンドを受信し、コマンドに対応した処理を実行し、また、イニシエータに処理の結果等を応答する。
「イニシエータノード」は、iSCSIプロトコルにおけるイニシエータとして稼働するノードを示す。「ターゲットノード」は、iSCSIプロトコルにおけるターゲットとして稼働するノードを示す。以下の説明では、イニシエータノード及びターゲットノードを区別しない場合、iSCSIノードとも記載する。
「ネットワークエンティティ」は、IPネットワークからアクセスすることができるデバイス及びゲートウェイを示す。「ネットワークポータル」は、TCP/IPネットワークアドレスを持ち、iSCSIノードがiSCSIセッションを確立するために使用するネットワークエンティティの構成要素を示す。ネットワークポータルは、IPアドレス及びTCPポート番号の組で指定され、かつ、iSCSIノードと通信するための論理的なポートとして機能する。本明細書では、ネットワークポータルを特定するためのIPアドレス及びTCPポート番号の組を「ネットワーク情報」とも記載する。iSCSIノードは、ネットワークポータルを介して互いに通信する。
図1は、実施例1のiSCSIプロトコルを用いた接続を実現する計算機システムの構成例を示す図である。図2は、実施例1の計算機システムを構成する計算機のハードウェア構成を示す図である。
計算機システムは、四つの計算機100−1、100−2、100−3、100−4から構成される。四つの計算機100−1、100−2、100−3、100−4は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク150を介して互いに接続される。
以下の説明では、計算機100−1、100−2、100−3、100−4を区別しない場合、計算機100と記載する。
なお、計算機システムに含まれる計算機100の数は、三つ以下でもよいし、四つより多くてもよい。
計算機100は、演算装置201、主記憶装置202、副記憶装置203、及び複数のNIC204−1、NIC204−2を備える。以下の説明では、NIC204−1及びNIC204−2を区別しない場合、NIC204と記載する。なお、演算装置201、主記憶装置202、及び副記憶装置203の数は、二つ以上でもよい。また、計算機100−1のNIC204は、三つ以上でもよい。計算機100−2、100−3、100−4のNIC204は、一つでもよいし、三つ以上でもよい。
演算装置201は、主記憶装置202に格納されるプログラムを実行する装置であり、例えば、プロセッサ及びGPU(Graphics Processing Unit)等である。演算装置201がプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現するモジュールとして動作する。以下の説明では、モジュールを主語に処理を説明する場合、演算装置201が当該モジュールを実現するプログラムを実行していることを示す。
主記憶装置202は、演算装置201が実行するプログラム及びプログラムが使用するデータを格納する装置であり、例えば、不揮発性メモリ及び揮発性メモリである。主記憶装置202は、モジュールが一時的に使用する記憶領域を含む。
副記憶装置203は、データを永続的に格納する装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等である。
NIC204は、ネットワークを介して他の装置と接続するインタフェースである。
なお、計算機100は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置及びディスプレイ等の出力装置を有してもよい。
計算機100−1はiSCSIプロトコルのイニシエータノードとして稼働し、計算機100−2はiSCSIプロトコルにおけるログインリダイレクション機能を有するイニシャルノードとして稼働し、また、計算機100−3、100−4はiSCSIプロトコルのターゲットノードとして稼働する。
ここで、ログインリダイレクション機能は、パス(通信経路)を確立するために用いるターゲットノードのネットワークポータルを応答する機能である。当該機能を用いることによって、イニシエータノードはターゲットノードのネットワークポータルを直接管理しなくてもよいため、ターゲットノードの構成を柔軟に変更することができる。
以下の説明では、計算機100−1をイニシエータノード100−1とも記載し、計算機100−2をイニシャルノード100−2とも記載し、また、計算機100−3、100−4をターゲットノード100−3、100−4とも記載する。
イニシエータノード100−1の主記憶装置202は、イニシエータ管理モジュール110を実現するプログラムを格納し、また、ターゲット接続情報111を格納する。なお、ターゲット接続情報111は副記憶装置203に格納されてもよい。
イニシエータ管理モジュール110は、イニシエータを実現する機能を有する。計算機100−1上のアプリケーション又はOS(Operating System)は、イニシエータ管理モジュール110を介してターゲット131にアクセスする。
ターゲット接続情報111は、イニシエータノード100−1が有するNIC204を介してアクセスするイニシャルノード100−2のネットワークポータル(イニシャルポータル)を管理する情報である。ターゲット接続情報111の詳細は図3を用いて説明する。
ターゲットノード100−3、100−4の主記憶装置202は、ターゲット管理モジュール130を実現するプログラムを格納する。ターゲット管理モジュール130は、イニシエータノード100−1がアクセスするターゲット131及びボリューム132の対応関係を管理する。
ターゲットノード100−3には、ターゲットポータル133−1、133−2が設定される。また、ターゲットノード100−4には、ターゲットポータル133−3が設定される。ターゲットポータル133−1、133−2、133−3は、イニシエータノード100−1とターゲット131との間のパスの確立に用いるネットワークポータルを示す。
以下の説明では、ターゲットポータル133−1、133−2、133−3を区別しない場合、ターゲットポータル133と記載する。なお、ターゲットノード100−3、100−4に設定するターゲットポータル133の数は任意に設定できる。
イニシャルノード100−2の主記憶装置202は、リダイレクション管理モジュール120を実現するプログラムを格納し、また、ターゲットポータル管理情報121を格納する。なお、ターゲットポータル管理情報121は、副記憶装置203に格納されてもよい。
イニシャルノード100−2には、ディスカバリポータル122、及び複数のイニシャルポータル123−1、123−2が設定される。ディスカバリポータル122は、ターゲット131を発見するために使用されるパスの確立に用いるネットワークポータルを示す。イニシャルポータル123−1、123−2は、ターゲット131にアクセスするためのパスの確立に用いるネットワークポータルを示す。
以下の説明では、イニシャルポータル123−1、123−2を区別しない場合、イニシャルポータル123と記載する。
本実施例では、イニシャルノード100−2に複数のイニシャルポータル123を設定する。イニシャルポータル123の数は、システムに設定するパスの数(多重度)に合わせて決定される。複数のイニシャルポータル123を設定する方法としては、例えば、異なるIPアドレスを割り当てる方法、又は異なるTCPポート番号を割り当てる方法が考えられる。
なお、イニシャルポータル123の数は設定するパスの数より多くてもよい。これによって、ターゲット131の追加、及びパスの数の変更に柔軟に対応できる。
ターゲットポータル管理情報121は、一つのパスを確立する場合にイニシエータノード100−1に通知されるリダイレクト先のターゲットポータル133を管理する情報である。より具体的には、ターゲットポータル管理情報121は、複数のイニシャルポータル123の各々に対するターゲットポータル133の割当てを管理する情報である。ターゲットポータル管理情報121の詳細は図4を用いて説明する。
なお、各計算機100が有するモジュールについては、複数のモジュールを一つのモジュールにまとめてもよいし、一つのモジュールを機能毎に複数のモジュールに分けてもよい。
図1の実線150は、計算機100間の物理的な接続関係を示す。破線151は、NIC204−1を介した、計算機100間の論理的な接続を示す。また、破線152は、NIC204−2を介した、計算機100間の論理的な接続関係を示す。
本実施例では、イニシエータノード100−1及びターゲット131の間に二つのパスが確立される場合を例に説明する。一つのパスは、NIC204−1及びターゲットポータル133−1を用いて確立されたパスである。もう一つのパスは、NIC204−2及びターゲットポータル133−2又はターゲットポータル133−3を用いて確立されたパスである。
図3は、実施例1のターゲット接続情報111のデータ構造の一例を示す図である。
ターゲット接続情報111は、NIC ID301及びイニシャルポータルID302から構成されるエントリを含む。
NIC ID301は、イニシエータノード100−1が有するNIC204の識別情報を格納するフィールドである。NIC ID301には、例えば、識別番号及びIPアドレス等が格納される。イニシャルポータルID302は、ログイン要求の送信先となるイニシャルポータル123の識別情報を格納するフィールドである。
なお、イニシエータノード100−1は、イニシャルポータル123の識別情報と対応づけてイニシャルポータル123のネットワーク情報を管理する。
本実施例では、図3に示すように、一つのNIC204に対して一つのイニシャルポータル123が重複なく割り当てられる。
図4は、実施例1のターゲットポータル管理情報121のデータ構造の一例を示す図である。
ターゲットポータル管理情報121は、各イニシャルポータル123−1、123−2に対応する対応表300−1、300−2を保持する。対応表300−1はイニシャルポータル123−1に割り当てられたターゲットポータル133を管理する表であり、対応表300−2はイニシャルポータル123−2に割り当てられたターゲットポータル133を管理する表である。以下の説明では、対応表300−1、300−2を区別しない場合、対応表300と記載する。
対応表300は、ターゲットIQN401及びターゲットポータルID402から構成されるエントリを含む。
ターゲットIQN401は、ターゲット131の識別情報であるIQN(iSCSI Qualified Name)を格納するフィールドである。ターゲットポータルID402は、ターゲットIQN401に対応するターゲット131へアクセスする場合に使用するターゲットポータル133の識別情報を格納するフィールドである。
なお、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル133の識別情報と対応づけてターゲットポータル133のネットワーク情報を管理する。
本実施例では、リダイレクション管理モジュール120が、イニシエータノード100−1に通知するリダイレクション先のターゲットポータル133が重複しないように、各イニシャルポータル123に対してターゲットポータル133を割り当てる。以下の説明では、リダイレクション先のターゲットポータル133をリダイレクション用ターゲットポータル133とも記載する。
なお、ターゲット131が異なる場合、イニシャルポータル123に割り当てるターゲットポータル133は重複してもよい。すなわち、ターゲットIQN401の値が異なり、かつ、ターゲットポータルID402の値が同一のエントリが存在してもよい。
図4のターゲットポータル管理情報121では、一つのイニシャルポータル123に対して一つの対応表300が含まれるが、全てのイニシャルポータル123を管理する対応表でもよい。当該対応表に含まれるエントリは、例えば、イニシャルポータル123の識別情報、ターゲット131の識別情報、及びターゲットポータル133の識別情報から構成される。
図5は、実施例1のイニシャルノード100−2が実行するターゲットポータル管理情報121の生成処理の一例を説明するフローチャートである。
リダイレクション管理モジュール120は、イニシャルノード100−2が起動し、所定の数のイニシャルポータル123が設定された後に以下で説明する処理を実行する。例えば、イニシャルポータル123の設定後、すぐに処理が実行されてもよいし、また、イニシエータノード100−1からログイン要求を受信した場合に処理が実行されてもよい。
リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットノード100−3、100−4からターゲット情報を取得する(ステップS101)。ターゲット情報には、ターゲット131のIQN、ターゲットポータル133の識別情報、及びターゲットポータル133のネットワーク情報等が含まれる。
このとき、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲット情報を主記憶装置202又は副記憶装置203に格納し、また、取得したターゲット情報に基づいて、ターゲット131のリスト及びターゲットポータル133のリストを生成する。なお、ターゲット131のリストはIQNから構成されるリストであり、ターゲットポータル133のリストはターゲットポータル133の識別情報から構成されるリストであるものとする。
なお、ターゲット情報の取得方法としては、例えば、以下の二つが考えられる。
一つの方法は、ターゲットノード100−3、100−4が内部又は外部の記憶領域にターゲット情報を登録し、リダイレクション管理モジュール120がイニシャルポータル123を介して、当該記憶領域からターゲット情報を取得する方法である。
別の方法は、リダイレクション管理モジュール120が、イニシャルポータル123を介して、ターゲットノード100−3、100−4にターゲット情報を問い合わせる方法である。当該方法を採用する場合には、分散システム用の管理プログラム等を用いて、予め、ターゲットノード100−3、100−4間でターゲット情報を共有させる。
ターゲット情報が取得された後、リダイレクション管理モジュール120は、取得したターゲット情報に基づいて、イニシャルポータル123に対してターゲットポータル133を割り当てるためのターゲットポータル割当処理を実行する(ステップS102)。ターゲットポータル割当処理の詳細は図6を用いて説明する。
リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル割当処理が完了した後、ターゲットポータル管理情報121の生成処理を終了する。
図6は、実施例1のイニシャルノード100−2が実行するターゲットポータル割当処理の一例を説明するフローチャートである。
リダイレクション管理モジュール120は、ターゲット131のリストからターゲット131を選択する(ステップS201)。
次に、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル133のリストからターゲットポータル133を選択する(ステップS202)。
次に、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル管理情報121を参照し、ターゲットポータル133の割当数が少ないイニシャルポータル123を選択する(ステップS203)。
例えば、図4に示すターゲットポータル管理情報121の場合、リダイレクション管理モジュール120は、エントリ数が最小の対応表300を検索し、検索された対応表300に対応するイニシャルポータル123を選択する。
なお、どの対応表300にもエントリが登録されていない場合、リダイレクション管理モジュール120は、任意の対応表300を選択する。また、エントリ数が最小の対応表300が複数存在する場合、リダイレクション管理モジュール120は、エントリ数が最小の対応表300の中から任意の対応表300を選択する。
次に、リダイレクション管理モジュール120は、選択されたターゲットポータル133及び選択されたイニシャルポータル123を対応付けた情報をターゲットポータル管理情報121に登録する(ステップS204)。
具体的には、リダイレクション管理モジュール120は、選択されたイニシャルポータル123に対応する対応表300にエントリを追加する。リダイレクション管理モジュール120は、追加されたエントリのターゲットIQN401に選択したターゲット131のIQNを設定し、また、追加されたエントリのターゲットポータルID402に選択したターゲットポータル133の識別情報を設定する。
次に、リダイレクション管理モジュール120は、リストに登録された全てのターゲットポータル133の処理が完了したか否かを判定する(ステップS205)。
リストに登録された全てのターゲットポータル133の処理が完了していないと判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、ステップS202に戻り、同様の処理を実行する。
リストに登録された全てのターゲットポータル133の処理が完了したと判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、リストに登録された全てのターゲット131の処理が完了したか否かを判定する(ステップS206)。
リストに登録された全てのターゲット131の処理が完了していないと判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、ステップS201に戻り、同様の処理を実行する。
リストに登録された全てのターゲット131の処理が完了したと判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル割当処理を終了する。
本実施例のリダイレクション管理モジュール120は、各イニシャルポータル123に割り当てるターゲットポータル133の数が均等になるように、ターゲットポータル133の割当てを制御する。
ただし、前述のターゲットポータル133の割当て制御は一例であって、本発明はこれに限定されない。例えば、各イニシャルポータル123に対してターゲットポータル133の割当数の比重を設定し、当該比重に基づいて、各イニシャルポータル123に割り当てるターゲットポータル133の数を制御してもよい。
図7は、実施例1の計算機システムにおけるログイン処理の流れを説明するシーケンス図である。ログイン処理は、イニシエータノード100−1がターゲット131との間にパスを確立するための処理である。
ここでは、イニシャルノード100−2は、図4に示すターゲットポータル管理情報121を保持するものとする。
ターゲット131に初めてログインする場合、イニシエータノード100−1は、NIC204−1とディスカバリポータル122との間にディスカバリセッションを確立し、ディスカバリポータル122にディスカバリログイン要求を送信する(ステップS301)。
イニシャルノード100−2は、ディスカバリポータル122を介してディスカバリログイン要求を受信した場合、イニシャルポータル123のリストを含むディスカバリログイン応答をNIC204−1に送信する(ステップS302)。イニシャルポータル123のリストは、イニシャルポータル123の識別情報及びネットワーク情報から構成されるエントリを複数含む。
イニシエータノード100−1は、NIC204−1を介してイニシャルノード100−2からディスカバリログイン応答を受信した場合、NIC204に対してイニシャルポータル123の割当を行い、割当の結果をターゲット接続情報111に登録する。具体的には、イニシエータノード100−1は、NIC204−1、204−2のそれぞれにイニシャルポータル123−1、123−2が重複しないように割り当てて、割当の結果をターゲット接続情報111に登録する。ターゲット接続情報111は図3に示す状態となっているものとする。
次に、イニシエータノード100−1は、ターゲット接続情報111を参照し、NIC204−1を介してイニシャルポータル123−1にログイン要求を送信する(ステップS303)。
イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123−1を介してログイン要求を受信した場合、リダイレクション用ターゲットポータル133を通知するログイン応答をNIC204−1に送信する(ステップS304)。
具体的には、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル管理情報121に基づいて、リダイレクション用ターゲットポータル133−1を選択する。また、イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123−1を介して、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133−1の識別情報等を含むログイン応答をNIC204−1に送信する。
イニシエータノード100−1は、NIC204−1を介してログイン応答を受信した場合、NIC204−1を介して、リダイレクション用ターゲットポータル133−1にログイン要求を送信する(ステップS305)。
ターゲットノード100−3は、ターゲットポータル133−1を介してログイン要求を受信した場合、ターゲットポータル133−1を介して、ログインが成功した旨を通知するログイン応答をNIC204−1に送信する(ステップS306)。
ステップS303からステップS306の処理によって、NIC204−1及びターゲット131間を接続するパスが確立される。
イニシエータノード100−1は、新たなパスを確立する場合、ターゲット接続情報111を参照し、NIC204−2を介してイニシャルポータル123−2にログイン要求を送信する(ステップS307)。
イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123−2を介してログイン要求を受信した場合、リダイレクション用ターゲットポータル133を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する(ステップS308)。
具体的には、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル管理情報121に基づいて、リダイレクション用ターゲットポータル133−2を選択する。また、イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123−2を介して、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133−2の識別情報等を含むログイン応答をNIC204−2に送信する。
イニシエータノード100−1は、NIC204−2を介してログイン応答を受信した場合、NIC204−2を介して、リダイレクション用ターゲットポータル133−2にログイン要求を送信する(ステップS309)。
ターゲットノード100−3は、ターゲットポータル133−2を介してログイン要求を受信した場合、ターゲットポータル133−2を介して、ログインが成功した旨を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する(ステップS310)。
ステップS307からステップS310の処理によって、NIC204−2及びターゲット131間を接続するパスが確立される。
以上の処理によって、ログインリダイレクション機能を利用したマルチパスを実現できる。
図8は、実施例1のイニシャルノード100−2がログイン要求を受信した場合に実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
リダイレクション管理モジュール120は、ログイン要求を受信した場合、受信したログイン要求がディスカバリログイン要求であるか否かを判定する(ステップS401)。
例えば、リダイレクション管理モジュール120は、ログイン要求に含まれる種別情報に基づいて受信したログイン要求がディスカバリログイン要求であるか否かを判定できる。
受信したログイン要求がディスカバリログイン要求ではないと判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル管理情報121に基づいて、リダイレクション用ターゲットポータル133を選択する(ステップS402)。パスを確立するためのログイン要求には、ログイン先のターゲット131の識別情報(IQN)、並びに、イニシエータノード100−1の識別情報(IQN)及びNIC204の識別情報が含まれる。
本実施例では、リダイレクション管理モジュール120は、ログイン要求を受信したイニシャルポータル123に対応する対応表300を参照して、ターゲットIQN401にログイン先のターゲット131の識別情報が設定されるエントリを検索する。さらに、リダイレクション管理モジュール120は、検索されたエントリの中から一つのエントリを選択し、選択されたエントリのターゲットポータルID402からリダイレクション用ターゲットポータル133の識別情報を取得する。
本発明は、リダイレクション用ターゲットポータル133の選択方法に限定されない。例えば、以下のような(1)から(4)の選択方法が考えられる。
(1)リダイレクション管理モジュール120は、負荷を分散するために、使用回数が最小のターゲットポータル133をリダイレクション用ターゲットポータル133として選択する。ここで、使用回数とは、異なるターゲット131のパスの確立時に通知された回数を表す。(2)リダイレクション管理モジュール120は、検索されたターゲットポータル133のネットワーク情報を所定の基準でソートし、ソート順にリダイレクション用ターゲットポータル133を選択する。(3)リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル133の負荷を監視し、負荷が最も小さいターゲットポータル133をリダイレクション用ターゲットポータル133として選択する。(4)予め選択順番を示す優先度を設定し、リダイレクション管理モジュール120が、当該優先度に基づいてリダイレクション用ターゲットポータル133を選択する。
次に、リダイレクション管理モジュール120は、ログイン要求を受信したイニシャルポータル123を介して、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133を通知するログイン応答をイニシエータノード100−1に送信する(ステップS403)。具体的には、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133の識別情報等を含むログイン応答が送信される。
ステップS401において、受信したログイン要求がディスカバリログイン要求であると判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、ディスカバリポータル122を介して、イニシャルポータル123のリストを含むディスカバリログイン応答をイニシエータノード100−1に送信する(ステップS404)。
次にターゲットポータル133の追加及び削除に伴う処理について説明する。
図9は、実施例1のイニシャルノード100−2が実行するターゲットポータル追加処理の一例を説明するフローチャートである。
ターゲットノード100−3又はターゲットノード100−4は、任意のターゲット131にアクセスするための新規ターゲットポータル133を追加した場合、イニシャルポータル123に新規ターゲットポータル133の追加通知を送信する。
イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123を介して、ターゲットノード100−3、100−4から新規ターゲットポータル133の追加通知を受信する(ステップS501)。
イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル割当処理を実行する(ステップS502)。
ターゲットポータル割当処理は、図6で説明した処理と同様である。ただし、ターゲット131が既に決定されている場合には、ステップS202からステップS205までの処理が実行される。また、新規ターゲットポータル133の追加通知を受信したイニシャルポータル123に新規ターゲットポータル133を割り当てる場合には、ステップS204の処理のみが実行される。
なお、必要に応じて、全てのイニシャルポータル123に対するターゲットポータル133の割当てを変更してもよいし、また、新規ターゲットポータル133を割り当てるイニシャルポータル123に対するターゲットポータル133及びターゲット131の対応関係を変更してもよい。このとき、イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123を用いて確立されたパスに関連するターゲットポータル133に対してログアウト処理を実行し、ターゲットノード100−3、100−4から完了通知を受信した後に前述の変更を行う。
図10は、実施例1のターゲットノード100−3が実行するターゲットポータル削除処理の一例を説明するフローチャートである。図11は、実施例1のイニシャルノード100−2が実行するターゲットポータル削除処理の一例を説明するフローチャートである。
ターゲットポータル133の削除は、イニシャルノード100−2及びターゲットノード100−3、100−4が連携して行われる。ここでは、ターゲットノード100−3が、任意のターゲット131にアクセスするためのターゲットポータル133を削除する場合の処理を説明する。
まず、図10を用いてターゲットノード100−3の処理について説明する。
ターゲットノード100−3は、ターゲットポータル133の削除予定通知を、イニシャルポータル123−1に送信する(ステップS601)。その後、ターゲットノード100−3は待ち状態に移行する。なお、ターゲットポータル133の削除予定通知には、削除予定のターゲットポータル133の識別情報等が含まれる。
ターゲットノード100−3は、イニシャルノード100−2から更新完了通知を受信した場合(ステップS602)、削除予定のターゲットポータル133を介してターゲット131にログインしているイニシエータノード100−1のログアウト処理を実行する(ステップS603)。
ターゲットノード100−3は、削除予定のターゲットポータル133を削除し、削除完了通知をイニシャルポータル123−1に送信する(ステップS604)。
次に、図11を用いてイニシャルノード100−2の処理について説明する。
イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123を介して、ターゲットノード100−3からターゲットポータル133の削除予定通知を受信する(ステップS701)。
次に、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル管理情報121から削除予定のターゲットポータル133に関連するエントリを削除する(ステップS702)。
本実施例では、イニシャルノード100−2は、対応表300を参照し、ターゲットポータルID402に削除予定のターゲットポータル133の識別情報が格納されるエントリを検索する。イニシャルノード100−2は、対応表300から検索されたエントリを削除する。
なお、イニシャルノード100−2は、対応表300からエントリを削除した後に、ターゲットポータル割当処理を実行して、イニシャルポータル123に対するターゲットポータル133の割当を再度行ってもよい。
次に、イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123−1を介して、ターゲットポータル管理情報121の更新完了通知をターゲットノード100−3に送信する(ステップS703)。
なお、対応表300間でエントリを移動させる場合、すなわち、ターゲットポータル133の割当てを変更する場合、イニシャルノード100−2は、移動元のエントリが登録されるイニシャルポータル123を用いて確立されたパスに関連するターゲットポータル133に対してログアウト処理の実行を指示する。イニシャルノード100−2は、ターゲットノード100−3、100−4からログアウト処理の完了通知を受信した後に対応表300からエントリを削除し、また、移動先の対応表300にエントリを登録する。
図12は、実施例1のイニシャルノード100−2が実行する障害処理の一例を説明するフローチャートである。図13は、実施例1のイニシャルノード100−2が実行する復旧処理の一例を説明するフローチャートである。
ターゲットポータル133の障害に伴うパスの通信障害が発生した場合、障害処理が実行され、また、ターゲットポータル133の障害が復旧した場合、復旧処理が実行される。
まず、図12を用いて障害処理について説明する。イニシャルノード100−2は、周期的に、又は、ユーザから実行指示を受け付けた場合、障害処理を開始する。
イニシャルノード100−2は、各イニシャルポータル123−1、123−2を介して、ターゲットポータル133−1、133−2に生存確認信号を送信する(ステップS801)。
イニシャルノード100−2は、生存確認信号に対応する応答に基づいて、障害が発生したターゲットポータル133が存在するか否かを判定する(ステップS802)。
障害が発生したターゲットポータル133が存在しないと判定された場合、イニシャルノード100−2は、障害処理を終了する。
障害が発生したターゲットポータル133が存在すると判定された場合、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル管理情報121から障害が発生したターゲットポータル133に関連するエントリを削除する(ステップS803)。その後、イニシャルノード100−2は、障害処理を終了する。対応表300からのエントリの削除方法は、ステップS702で説明した方法と同一である。
なお、イニシャルノード100−2は、対応表300からエントリを削除した後に、当該対応表300に対応するイニシャルポータル123に対するターゲットポータル133の割当を再度行ってもよい。
本実施例では、生存確認信号を用いてパスの障害の有無を判定しているがこれに限定されない。例えば、公知の分散システム用の管理プログラムであるZookeeperを使用するシステムでは、エフェメラルノードの有無を周期的に確認する方法が考えられる。
次に、図13を用いて復旧処理について説明する。イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123−1を介して、ターゲットノード100−3、100−4からターゲットポータル133の復旧通知を受信した場合、復旧処理を開始する。なお、復旧通知には、復旧したターゲットポータル133の識別情報等が含まれる。
イニシャルノード100−2は、イニシャルポータル123を介して、復旧したターゲットポータル133に生存確認信号を送信する(ステップS901)。また、イニシャルノード100−2は、生存確認信号に対応する応答を受信したか否かを判定する(ステップS902)。
イニシャルポータル123を介して生存確認信号に対する応答を受信できなかった場合、イニシャルノード100−2は、復旧処理を終了する。
イニシャルポータル123を介して生存確認信号に対する応答を受信できた場合、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル割当処理を実行する(ステップS903)。その後、イニシャルノード100−2は、復旧処理を終了する。
ターゲットポータル割当処理は、図6で説明した処理と同様である。ただし、ターゲット131及びターゲットポータル133は既に決定されているため、ステップS204の処理のみが実行される。
次に、従来技術の課題及び本実施例の効果について説明する。図14及び図15は、実施例1の効果を説明する図である。図20及び図21は、従来技術の課題を説明する図である。
(課題1)
ログインリダイレクション機能を用いて同一のターゲットに接続するパスを複数確立するためには、イニシエータノード2000−1が有する複数のNIC2001−1、2000−2の各々に対して異なるターゲットポータル2020−1、2020−2を割り当てる必要がある。しかし、従来のログインリダイレクション機能を有するイニシャルノード2000−2は、パス(ターゲット)及び通知したターゲットポータル2020−1、2020−2を対応づけて管理していないため、異なるターゲットポータル2020を介したパスの確立を保障しない。
図20に示すように、ターゲット2021に接続する一本目のパスを確立するためのログイン要求を受信した場合、イニシャルノード2000−2はログイン要求を正常に処理できる。すなわち、イニシャルノード2000−2は、任意のターゲットポータル2020を通知するログイン応答を送信できる。
しかし、イニシャルノード2000−2は一本目のパスを確立する場合に通知したターゲットポータル2020を把握していない。そのため、ターゲット2021に接続する二本目のパスを確立するためのログイン要求を受信した場合、イニシャルノード2000−2は、二本目のパスを確立するために通知する一本目のパスと重複しない適切なターゲットポータル2020を決定できない。そのため、イニシエータノード2000−1及びターゲット2021の間に、重複しないターゲットポータル2020を介していることが保障された複数のパスを確立できない。
(課題2)
マルチパスを構築する方法としては、iSCSIプロトコルに実装された機能を用いる方法及びアプリケーションが実装するマルチパスモジュールを用いる方法が知られている。iSCSIプロトコルが実装する機能としては、MC/S(Multiple Connections per Session)が知られている。MC/Sは、一つのiSCSIセッションに複数のTCPコネクションを含めることによって、イニシエータノード及びターゲットの間に複数のパスを確立する。マルチパスモジュールとしては、MPIO(Multipath I/O)及びLinux Device Mapper(Linuxは登録商標)が知られている。マルチパスモジュールは、イニシエータノード及びターゲットの間に複数のiSCSIセッションを確立することによって、マルチパスを実現する。マルチパスモジュールを用いた場合、iSCSIセッションと同数のTCPコネクションが生成される。
MC/S及びログインリダイレクション機能を単純に組み合わせた場合、次のような問題がある。
図21に示すように、イニシエータノード2000−1は、ターゲット2021に接続する複数のパスを確立するために、イニシャルポータル2010にログイン要求を送信する。
具体的には、イニシエータノード2000−1が、一本目のパスを確立するために、CIDが「0」のTCPコネクション2003−1を介してログイン要求を送信する。この場合、正常にログインが行われる。イニシエータノード2000−1が、二本目のパスを確立するために、CIDが「1」のTCPコネクション2003−2を介してログイン要求を送信する場合、同一のイニシャルポータル2010に対してログイン要求を送信することになる。この場合、イニシエータノード2000−1は、同一の識別情報のiSCSIセッション2002を介したログイン要求であるため、ターゲット2021に対してログイン済みであると判定する。したがって、MC/S及びログインリダイレクション機能を単純に組み合わせた場合、マルチパスを実現できない。
実施例1の計算機システムは、以下で説明するように、前述の(課題1)及び(課題2)を解決できる。
図14に示すように、実施例1の計算機システムでは、多重度(パスの数)に合わせて複数のイニシャルポータル123がイニシャルノード100−2に設定され、また、イニシエータノード100−1は、NIC204毎に、異なるイニシャルポータル123に対してログイン要求を送信する。一つのイニシャルポータル123は、一つのパスを確立するためのログイン要求を処理するように構成され、また、通知するリダイレクション用ターゲットポータル133が重複しないようにイニシャルポータル123にターゲットポータル133が割り当てられる。
前述の構成によって、イニシャルノード100−2は、パス毎に異なるリダイレクション用ターゲットポータル133をイニシエータノード100−1に通知できる。これによって、イニシエータノード100−1は、同一ターゲット131に接続する複数のパスを確立する場合に、異なるリダイレクション用ターゲットポータル133にログイン要求を送信できる。したがって、ログインリダイレクション機能を用いて、マルチパスを実現できる。すなわち、(課題1)を解決することができる。
図15に示すように、実施例1では、イニシエータノード100−1は、同一のターゲット131に接続するパス毎に異なるTCPコネクション206を確立し、異なるイニシャルポータル123にログイン要求を送信する。そのため、(課題2)を解決することができる。すなわち、MC/S及びログインリダイレクション機能を組み合わせたマルチパスを実現できる。
以上で説明したように、実施例1によれば、ログインリダイレクション機能を用いてマルチパスを実現できる。
実施例1の計算機システムは、ソフトウェア等の設定及び変更によって実現できる。すなわち、本計算機システムを実現するための装置を導入する必要がない。したがって、本計算機システムの導入に要するコストは低く抑えることができる。
本実施例では、iSCSIプロトコルを利用した計算機システムを例に説明したが、ログインリダイレクション機能に類似する機能を有するシステムにも適用することができる。
実施例2では、実施例1の計算機システムの運用中にパスの通信障害が発生した場合の処理を説明する。
実施例2の計算機システムの構成及び各計算機100の構成は、実施例1と同一である。また、実施例2のイニシエータノード100−1、イニシャルノード100−2、及びターゲットノード100−3、100−4のソフトウェア構成は、実施例1と同一である。
イニシエータ管理モジュール110は、パスの通信障害が発生した場合にパスを切り替えるフェイルオーバ機能を有する。
図16A及び図16Bは、実施例2の計算機システムにおいてパスの通信障害が発生した場合の処理の流れを説明するシーケンス図である。
図16Aでは、アクティブ状態のパス及びスタンバイ状態のパスから構成されるマルチパスにおいてアクティブ状態のパスの通信障害が発生した場合の処理の流れを示す。図16Bは、アクティブ状態のパス及びスタンバイ状態のパスから構成されるマルチパスにおいてスタンバイ状態のパスの通信障害が発生した場合の処理、又は、全てアクティブ状態のパスから構成されるマルチパスにおいてパスの通信障害が発生した場合の処理の流れを示す。
まず、アクティブ状態のパス及びスタンバイ状態のパスから構成されるマルチパスにおいてアクティブ状態のパスの通信障害が発生した場合の処理の流れを図16Aを用いて説明する。ここでは、NIC204−1を介して確立されたパスがスタンバイ状態であり、NIC204−2を介して確立されたパスがアクティブ状態であるものとする。
イニシエータ管理モジュール110は、NIC204−2を介して確立されたアクティブ状態のパスの通信障害を検出する(ステップS1001)。
イニシエータ管理モジュール110は、パスの状態を変更する(ステップS1002)。
具体的には、イニシエータ管理モジュール110は、通信障害を検出したパスの状態を「アクティブ」から「障害」に変更する。また、イニシエータ管理モジュール110は、スタンバイ状態のパスを一つ選択し、選択されたパスの状態を「スタンバイ」から「アクティブ」に変更する。これによって、イニシエータノード100−1は、アクティブ状態に変更されたパスを用いてターゲット131にアクセスできる。
イニシエータ管理モジュール110は、イニシャルポータル123−2にログイン要求を送信する(ステップS1003)。
リダイレクション管理モジュール120は、イニシャルポータル123−2を介してログイン要求を受信した場合、リダイレクション用ターゲットポータル133を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する(ステップS1004)。具体的には、以下のような処理が実行される。
リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル管理情報121を参照し、イニシャルポータル123−2に割り当てられるターゲットポータル133を検索する。リダイレクション管理モジュール120は、検索されたターゲットポータル133に生存確認信号を送信し、応答があったターゲットポータル133を特定する。
本実施例では、イニシャルポータル123−2にはターゲットポータル133−2、133−3が割り当てられており、また、リダイレクション用ターゲットポータル133−2を介して確立されたパスの通信障害が発生したため、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル133−3から応答を受け取る。
リダイレクション管理モジュール120は、特定されたターゲットポータル133の中からターゲットポータル133−3をリダイレクション用ターゲットポータル133として選択する。リダイレクション管理モジュール120は、イニシャルポータル123−2を介して、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133−3を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する。
なお、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル133の生存確認を行わなくてもよい。この場合、リダイレクション管理モジュール120は、特定されたターゲットポータル133の中から、障害が発生したパスを確立するために通知したターゲットポータル133以外のターゲットポータルを選択する。以上が、ステップS1004の処理の説明である。
イニシエータ管理モジュール110は、NIC204−2を介してログイン応答を受信した場合、通知されたリダイレクション用ターゲットポータル133−3にログイン要求を送信する(ステップS1005)。
ターゲットノード100−4は、リダイレクション用ターゲットポータル133−3を介してログイン要求を受信した場合、リダイレクション用ターゲットポータル133−3を介してログインが成功した旨を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する(ステップS1006)。これによって、イニシエータノード100−1及びターゲット131の間にパスが確立される。すなわち、パスが復旧する。
イニシエータ管理モジュール110は、NIC204−2を介してログイン応答を受信した場合、復旧したパスの状態を変更する(ステップS1007)。
なお、復旧したパスの状態は任意に設定できる。具体的には、イニシエータ管理モジュール110は、復旧したパスの状態を「障害」から「アクティブ」又は「スタンバイ」に変更する。状態の変更方法はシステムの制御ポリシに基づいて決定される。
このように、使用するパスが切り替えられた後に、ログインリダイレクション機能を用いたパスの復旧を行うことによって、ターゲット131との間の接続、及び、パスの多重度を維持できる。
次に、NIC204−1を介して確立されたパスがアクティブ状態であり、NIC204−2を介して確立されたパスがスタンバイ状態である場合の処理の流れを図16Bを用いて説明する。
イニシエータ管理モジュール110は、NIC204−2を介して確立されたスタンバイ状態のパスの通信障害を検出する(ステップS1101)。
イニシエータ管理モジュール110は、パスの状態を変更する(ステップS1102)。
具体的には、イニシエータ管理モジュール110は、通信障害を検出したパスの状態を「スタンバイ」から「障害」に変更する。この場合、使用するパスは切り替えられない。
イニシエータ管理モジュール110は、イニシャルポータル123−2にログイン要求を送信する(ステップS1103)。ステップS1103の処理は、ステップS1003の処理と同一の処理である。
リダイレクション管理モジュール120は、イニシャルポータル123−2を介してログイン要求を受信した場合、リダイレクション用ターゲットポータル133を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する(ステップS1104)。ステップS1104の処理はステップS1004の処理と同一である。
イニシエータ管理モジュール110は、NIC204−2を介してリダイレクション用ターゲットポータル133−3の通知を受信した場合、リダイレクション用ターゲットポータル133−3にログイン要求を送信する(ステップS1105)。ステップS1105の処理はステップS1005の処理と同一である。
ターゲットノード100−3は、ターゲットポータル133−3を介してログイン要求を受信した場合、ターゲットポータル133−3を介してログインが成功した旨を通知するログイン応答をNIC204−2に送信する(ステップS1106)。ステップS1106の処理は、ステップS1006の処理と同一である。
イニシエータ管理モジュール110は、NIC204−2を介してログイン応答を受信した場合、復旧したパスの状態を変更する(ステップS1107)。具体的には、イニシエータ管理モジュール110は、パスの状態を「障害」から「スタンバイ」に変更する。
次に、NIC204−1を介して確立されたパス及びNIC204−2を介して確立されたパスがアクティブ状態である場合の処理の流れを図16Bを用いて説明する。
この場合、ステップS1102及びステップS1107の処理が異なる。具体的には、ステップS1102では、イニシエータ管理モジュール110は、パスの状態を「アクティブ」から「障害」に変更する。また、ステップS1107では、イニシエータ管理モジュール110は、パスの状態を「障害」から「アクティブ」に変更する。
実施例2によれば、ログインリダイレクション機能を利用しつつ、パスの多重度を維持することができる。
実施例1とは異なる方式で、ログインリダイレクション機能を用いてマルチパスを実現する計算機システムについて説明する。以下、実施例1との差異を中心に実施例3について説明する。
図17は、実施例3のiSCSIプロトコルを用いた接続を実現する計算機システムの構成例を示す図である。
実施例3の計算機システムの装置構成は、実施例1と同一である。実施例3のイニシャルノード100−2には一つのイニシャルポータル123−1のみが設定される。また、実施例3のイニシャルノード100−2は、ターゲットポータル管理情報121の代わりに、イニシャル接続情報1700を保持する。なお、図に示していないが、イニシャルノード100−2は、ターゲットポータル133の識別情報及び接続情報を対応づけた情報も保持する。
イニシャル接続情報1700は、イニシエータノード100−1に通知されたリダイレクション用ターゲットポータル133を管理する情報である。より具体的には、イニシャル接続情報1700は、パスの確立に用いたイニシエータノード100−1のNIC204、ターゲット131、及びリダイレクション用ターゲットポータル133の対応関係を管理する情報である。イニシャル接続情報1700の詳細は図18を用いて説明する。
実施例3のターゲット接続情報111に含まれるエントリのイニシャルポータルID302にはイニシャルポータル123−1の識別情報が設定される。
図18は、実施例3のイニシャル接続情報1700のデータ構造の一例を示す図である。
イニシャル接続情報1700は、イニシエータIQN1801、NIC ID1802、ターゲットIQN1803、及びターゲットポータルID1804から構成されるエントリを含む。
イニシエータIQN1801は、イニシエータノード100−1の識別情報であるIQNを格納するフィールドである。NIC ID1802は、イニシエータノード100−1が有するNIC204の識別情報を格納するフィールドである。
ターゲットIQN1803は、ターゲットIQN401と同一のフィールドである。ターゲットポータルID1804は、リダイレクション用ターゲットポータル133の識別情報を格納するフィールドである。
パスを確立する処理の流れは、図7に示す処理の流れと同一である。ただし、実施例3では、ログイン処理において、イニシャルノード100−2が実行する処理の一部が異なる。
図19は、実施例3のイニシャルノード100−2がログイン要求を受信した場合に実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS401において受信したログイン要求がディスカバリログイン要求ではないと判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、イニシャル接続情報1700に基づいて、イニシャルノード100−2に通知するリダイレクション用ターゲットポータル133を選択する(ステップS1302)。具体的には、以下のような処理が実行される。
リダイレクション管理モジュール120は、ログイン要求からイニシエータノード100−1のIQN、NIC204の識別情報、及びターゲット131のIQNを取得する。
リダイレクション管理モジュール120は、イニシャル接続情報1700を参照し、イニシエータIQN1801、NIC ID1802、及びターゲットIQN1803の値の組合わせが、ログイン要求から取得した値の組合せに一致するエントリを検索する。
イニシャル接続情報1700に該当するエントリが存在しない場合、リダイレクション管理モジュール120は、イニシャル接続情報1700にエントリを追加し、追加されたエントリのイニシエータIQN1801、NIC ID1802、及びターゲットIQN1803のそれぞれに、ログイン要求に含まれる値を設定する。リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル133の中からリダイレクション用ターゲットポータル133を選択する。リダイレクション管理モジュール120は、追加されたエントリのターゲットポータルID1804に、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133の識別情報を設定する。
イニシャル接続情報1700に該当するエントリが存在する場合、リダイレクション管理モジュール120は、ターゲットポータル133の中から、他のパスの確立に使用されたリダイレクション用ターゲットポータル133とは異なるターゲットポータル133を選択する。リダイレクション管理モジュール120は、検索されたエントリのターゲットポータルID1804に、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133の識別情報を上書きする。
なお、本発明は、リダイレクション用ターゲットポータル133の選択方法に限定されない。リダイレクション用ターゲットポータル133の選択方法としては、実施例1と同様の方法が考えられる。また、以下のような(5)及び(6)の選択方法が考えられる。
(5)リダイレクション管理モジュール120は、前回通知したリダイレクション用ターゲットポータル133と異なるターゲットポータル133をリダイレクション用ターゲットポータル133として選択する。当該方法の場合、通信障害の発生に伴う再ログイン処理を実行する場合にターゲットポータル133の生存を確認する必要ない。したがって、高速にパスを復旧できる。
(6)リダイレクション管理モジュール120は、前回通知したリダイレクション用ターゲットポータル133を選択する。当該方法では、通信障害の発生に伴う再ログイン処理に対応するために、リダイレクション用ターゲットポータル133を選択する前に、割当て予定のターゲットポータル133の生存を確認する必要がある。生存が確認できた場合、リダイレクション管理モジュール120は、前回と同一のターゲットポータル133をリダイレクション用ターゲットポータル133として選択し、生存が確認できない場合、前回と異なるターゲットポータルをリダイレクション用ターゲットポータル133として選択する。当該方法を採用した場合、一定のI/O性能を維持できるという効果がある。
以上がステップS1302の処理の説明である。
ステップS403では、リダイレクション管理モジュール120は、イニシャルポータル123−1を介して、選択されたリダイレクション用ターゲットポータル133を通知するログイン応答をイニシエータノード100−1に送信する。
ステップS401において、受信したログイン要求がディスカバリログイン要求であると判定された場合、リダイレクション管理モジュール120は、ディスカバリポータル122を介して、イニシャルポータル123−1の情報を含むディスカバリログイン応答をイニシエータノード100−1に送信する(ステップS1304)。
なお、MC/Sを採用した場合、実施例3のシステムでは(課題2)を解決できない。そのため、実施例3の構成は、マルチパスモジュールを採用した計算機システムに適用することができる。ただし、実施例1と同様に複数のイニシャルポータル123を設定し、ログイン要求の送信先のイニシャルポータル123を分けることによって、MC/Sを採用した計算機システムにも対応することができる。
ターゲットポータル133を削除又は追加する場合の処理は、実施例1と同様の処理である。ただし、実施例3では、イニシャル接続情報1700が更新対象となる。また、パスの通信障害が発生した場合の処理は、実施例1と同様の処理である。
実施例3によれば、実施例1と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 計算機
110 イニシエータ管理モジュール
111 ターゲット接続情報
120 リダイレクション管理モジュール
121 ターゲットポータル管理情報
122 ディスカバリポータル
123 イニシャルポータル
123 ターゲットポータル
130 ターゲット管理モジュール
131 ターゲット
132 ボリューム
133 ターゲットポータル
150 ネットワーク
201 演算装置
202 主記憶装置
203 副記憶装置
204 NIC
1700 イニシャル接続情報

Claims (14)

  1. 複数の計算機を備える計算機システムであって、
    前記複数の計算機は、少なくとも一つの演算装置、前記少なくとも一つの演算装置に接続する少なくとも一つの記憶装置、及び前記少なくとも一つの演算装置に接続する複数の通信装置を有し、
    前記複数の計算機は、
    記憶領域を用いて処理を実行する第1処理部を有する第1計算機と、
    前記記憶領域を提供し、前記第1処理部と通信するための第1ポートを管理し、当該第1ポートを介して受け付けた前記記憶領域に対する処理要求を処理する第2処理部を有する第2計算機と、
    前記第1処理部と通信するための第2ポートを管理し、当該第2ポートを介して、前記第1処理部及び前記第2処理部を接続する通信経路を確立するための接続要求を受け付けた場合、前記接続要求のリダイレクト先となるリダイレクション用第1ポートを前記第1計算機に通知する第3処理部を有する第3計算機と、を含み、
    前記第3処理部は、前記第1ポート及び前記第2ポートの対応関係を管理するポート管理情報を保持し、
    前記第1処理部は、
    前記通信経路を確立する場合、前記第2ポートに、前記接続要求を送信し、
    前記第3処理部から、前記リダイレクション用第1ポートを通知する応答を受信し、
    前記リダイレクション用第1ポートに、前記接続要求を送信することによって前記通信経路を確立し、
    前記第3処理部は、
    前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、前記リダイレクション用第1ポートを選択し、
    前記リダイレクション用第1ポートを通知する応答を前記第1処理部に送信することを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記第3計算機には複数の第2ポートが設定され、
    前記第1処理部は、前記複数の第2ポート及び前記第1計算機が有する前記複数の通信装置の対応関係を管理する接続情報を保持し、
    前記ポート管理情報は、前記複数の第2ポートの各々に割り当てられた前記複数の第1ポートを管理する情報であり、
    前記第1処理部は、
    前記通信経路を確立する場合、前記接続情報に基づいて前記第2ポートを選択し、
    前記選択された第2ポートに、前記接続要求を送信し、
    前記第3処理部は、
    前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、当該処理要求の送信に用いられた前記第2ポートに割り当てられた少なくとも一つ以上の第1ポートを特定し、
    前記特定された少なくとも一つ以上の第1ポートの中から、前記リダイレクション用第1ポートを選択することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2に記載の計算機システムであって、
    前記第3処理部は、前記複数の第2ポートの各々に、重複しないように前記複数の第1ポートを割り当てて、前記割当の結果を前記ポート管理情報に登録することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項3に記載の計算機システムであって、
    前記第2処理部は、新規第1ポートを追加した場合、前記新規第1ポートの情報を含む追加通知を前記第3処理部に送信し、
    前記第3処理部は、前記複数の第2ポートのいずれかに、前記新規第1ポートを割り当て、
    前記新規第1ポートの割当の結果を前記ポート管理情報に登録することを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項3に記載の計算機システムであって、
    前記第2処理部は、
    削除する第1ポートを通知する削除予定通知を前記第3処理部に送信し、
    前記第3処理部から前記ポート管理情報の更新完了通知を受信し、
    前記削除する第1ポートを前記リダイレクション用第1ポートとして用いて確立された通信経路の切断処理を実行し、
    前記第3処理部は、
    前記第1ポートの削除予定通知を受信し、
    前記ポート管理情報から前記削除する第1ポートに関連する情報を削除し、前記第2処理部に前記ポート管理情報の更新完了通知を送信することを特徴とする計算機システム。
  6. 請求項3に記載の計算機システムであって、
    前記第1処理部は、
    前記通信経路の障害を検出した場合、当該通信経路を確立するために使用した第2ポートに、前記接続要求を送信し、
    前記第3処理部から受信した応答に含まれる新規リダイレクション用第1ポートに、前記接続要求を送信することによって前記通信経路を確立し、
    前記第3処理部は、
    前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、当該接続要求の送信に用いた前記第2ポートに割り当てられた少なくとも一つ以上の第1ポートを特定し、
    前記特定された少なくとも一つ以上の第1ポートであり、かつ、通信が可能な第1ポートの中から前記新規リダイレクション用第1ポートを選択することを特徴とする計算機システム。
  7. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記ポート管理情報は、前記第1処理部が前記通信経路を確立する場合に使用された接続情報と、前記第1処理部に通知した前記リダイレクション用第1ポートの情報との対応関係を管理する情報であり、
    前記第3処理部は、
    前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、他の通信経路を接続するために用いられた第1ポート以外の第1ポートを特定し、
    前記特定された第1ポートの中から前記リダイレクション用第1ポートを選択することを特徴とする計算機システム。
  8. 複数の計算機を備える計算機システムの通信経路の制御方法であって、
    前記複数の計算機は、少なくとも一つの演算装置、前記少なくとも一つの演算装置に接続する少なくとも一つの記憶装置、及び前記少なくとも一つの演算装置に接続する複数の通信装置を有し、
    前記複数の計算機は、
    記憶領域を用いて処理を実行する第1処理部を有する第1計算機と、
    前記記憶領域を提供し、前記第1処理部と通信するための第1ポートを管理し、当該第1ポートを介して受け付けた前記記憶領域に対する処理要求を処理する第2処理部を有する第2計算機と、
    前記第1処理部と通信するための第2ポートを管理し、当該第2ポートを介して、前記第1処理部及び前記第2処理部を接続する通信経路を確立するための接続要求を受け付けた場合、前記接続要求のリダイレクト先となるリダイレクション用第1ポートを前記第1計算機に通知する第3処理部を有する第3計算機と、を含み、
    前記第3処理部は、前記第1ポート及び前記第2ポートの対応関係を管理するポート管理情報を保持し、
    前記通信経路の制御方法は、
    前記第1処理部が、前記第2ポートに、前記接続要求を送信する第1のステップと、
    前記第3処理部が、前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、前記リダイレクション用第1ポートを選択し、前記リダイレクション用第1ポートを通知する応答を前記第1処理部に送信する第2のステップと、
    前記第1処理部が、前記第3処理部から前記リダイレクション用第1ポートを通知する応答を受信し、前記リダイレクション用第1ポートに、前記接続要求を送信することによって前記通信経路を確立する第3のステップと、を含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
  9. 請求項8に記載の通信経路の制御方法であって、
    前記第3計算機には複数の第2ポートが設定され、
    前記第1処理部は、前記複数の第2ポート及び前記第1計算機が有する前記複数の通信装置の対応関係を管理する接続情報を保持し、
    前記ポート管理情報は、前記複数の第2ポートの各々に割り当てられた前記複数の第1ポートを管理する情報であり、
    前記第1のステップは、
    前記第1処理部が、前記接続情報に基づいて前記第2ポートを選択するステップと、
    前記第1処理部が、前記選択された第2ポートに前記接続要求を送信するステップと、を含み、
    前記第2のステップは、
    前記第3処理部が、前記ポート管理情報に基づいて、当該処理要求の送信に用いられた前記第2ポートに割り当てられた少なくとも一つ以上の第1ポートを特定するステップと、
    前記第3処理部が、前記特定された少なくとも一つ以上の第1ポートの中から、前記リダイレクション用第1ポートを選択するステップと、を含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
  10. 請求項9に記載の通信経路の制御方法であって、
    前記第3処理部が、前記複数の第2ポートの各々に、重複しないように前記複数の第1ポートを割り当てて、前記割当の結果を前記ポート管理情報に登録するステップを含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
  11. 請求項10に記載の通信経路の制御方法であって、
    前記第2処理部が、新規第1ポートを追加した場合、前記新規第1ポートの情報を含む追加通知を前記第3処理部に送信するステップと、
    前記第3処理部が、前記複数の第2ポートのいずれかに、前記新規第1ポートを割り当てるステップと、
    前記第3処理部が、前記新規第1ポートの割当の結果を前記ポート管理情報に登録するステップと、を含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
  12. 請求項10に記載の通信経路の制御方法であって、
    前記第2処理部が、削除する第1ポートを通知する削除予定通知を前記第3処理部に送信するステップと、
    前記第3処理部が、前記第1ポートの削除予定通知を受信し、前記ポート管理情報から前記削除する第1ポートに関連する情報を削除するステップと、
    前記第3処理部が、前記第2処理部に前記ポート管理情報の更新完了通知を送信するステップと、
    前記第2処理部が、前記第3処理部から前記ポート管理情報の更新完了通知を受信し、前記削除する第1ポートを前記リダイレクション用第1ポートとして用いて確立された通信経路の切断処理を実行するステップと、を含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
  13. 請求項10に記載の通信経路の制御方法であって、
    前記第1処理部が、前記通信経路の障害を検出した場合、当該通信経路を確立するために使用した第2ポートに、前記接続要求を送信するステップと、
    前記第3処理部が、前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、当該接続要求の送信に用いた前記第2ポートに割り当てられた少なくとも一つ以上の第1ポートを特定し、前記特定された少なくとも一つ以上の第1ポートであり、かつ、通信が可能な第1ポートの中から、新規リダイレクション用第1ポートを選択するステップと、
    前記第3処理部が、前記第1処理部に前記新規リダイレクション用第1ポートを通知する応答を送信するステップと、
    前記第1処理部が、前記新規リダイレクション用第1ポートに、前記接続要求を送信することによって前記通信経路を確立するステップと、を含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
  14. 請求項8に記載の通信経路の制御方法であって、
    前記ポート管理情報は、前記第1処理部が前記通信経路を確立する場合に使用された接続情報と、前記第1処理部に通知した前記リダイレクション用第1ポートの情報との対応関係を管理する情報であり、
    前記第2のステップは、
    前記第3処理部が、前記接続要求を受信した場合、前記ポート管理情報に基づいて、他の通信経路を接続するために用いられた第1ポート以外の第1ポートを特定するステップと、
    前記第3処理部が、前記特定された第1ポートの中から前記リダイレクション用第1ポートを選択するステップと、を含むことを特徴とする通信経路の制御方法。
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