JP2018206070A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の検索方法を提供する統合的な検索インタフェースにおいて、ユーザ所望の検索方法と異なる検索方法が選択された場合でも顧客満足度を低下させないこと。【解決手段】特定部と制御部を具備する情報処理装置である。上記特定部は、第1の検索方法と、上記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する。上記制御部は、特定した上記検索語句で上記第1の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、上記検索語句で上記第2の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、上記第1の検索方法による検索結果と、上記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成する。【選択図】図6

Description

本技術は、飲食店情報をユーザに提供可能に構成される情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、検索エンジンに入力されるクエリ・タームにより記述される異なる概念間で、曖昧さをなくすことの困難性について記載がある。つまり、検索クエリが指し示す概念として異なるものが複数ある場合に、そのうちのどれを意図して検索クエリが発行されたのかを知ることが難しいと指摘されている。
特許文献2には、自然言語の音声認識を行うデジタルアシスタントの技術分野において、ユーザの発話に含まれる単語に同音異義語が複数ある場合に、文脈などからユーザの意図を推定することについて記載がある(例えば、0041段落)。
飲食店情報をユーザに提供可能に構成される飲食店情報提供システムにおいて、あらかじめ用意された検索語句をユーザが選択した場合に、上記検索語句に対応する検索結果を出力することで飲食店情報を提供する技術は従来知られている。しかしながら、この方法には、決まった検索結果しか出力できない、検索語句が限定されるなどといったデメリットがある。
検索語句に制限を設けず、フリーワードの検索語句を受け付けるテキスト入力ボックスによりユーザから入力された検索語句に基づいて、検索クエリを生成する場合、当該検索クエリに基づいてデータベースなどを検索し、その検索結果をユーザインタフェースにフィードバックすることが考えられる。これにより、双方向的で動的な情報提供が可能になる。テキスト入力ボックスは、例えば、ブラウザにより表示されるウェブサイトや、いわゆるスマートデバイス向けに開発されたアプリケーションなどのユーザインタフェースに設けられる。
特開2016−170816号公報 特開2016−122183号公報
しかしながら、フリーワード検索において異なる2種類の検索方法を提供する場合、ユーザが入力した検索語句がどちらの検索方法を利用することを意図してユーザが入力したのか、システム側で類推することが難しかった(特許文献1,2参照)。ユーザの意図したものと異なる検索結果が出力されると顧客満足度が低下するという問題があった。
これらの事情に鑑み、本発明は、複数の検索方法を提供する統合的な検索インタフェースにおいて、ユーザ所望の検索方法と異なる検索方法が選択された場合でも顧客満足度を低下させないことを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様は、特定部と制御部を具備する情報処理装置である。
上記特定部は、第1の検索方法と、上記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する。
上記制御部は、特定した上記検索語句で上記第1の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、上記検索語句で上記第2の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、上記第1の検索方法による検索結果と、上記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成する。
上記情報処理装置によれば、2種類の検索方法のいずれにおいても検索結果が存在するような検索語句が入力された場合、デフォルトの検索方法の検索結果に併せて、デフォルトでない検索方法の検索結果を表示することの提案を含む表示情報が生成されるので、デフォルトの検索方法がユーザ所望の検索方法ではなかったとしても、顧客満足度の低下が避けられる。
上記情報処理装置において、上記制御部は、上記検索語句で上記第2の検索方法により上記データを検索した検索結果の少なくとも一部を含む表示モジュールを上記提案として含む上記表示情報を生成してもよい。
この場合、上記提案の具体的態様として上記表示モジュールを有しており、上記目的が具体性を持って達成される。
上記情報処理装置において、上記制御部は、上記検索語句で、上記第1の検索方法と上記第2の検索方法のそれぞれにより上記データを検索した検索結果に同じものが含まれる場合、重複する検索結果を優先的に提示する上記表示情報を生成してもよい。
2種類の検索方法のいずれにおいても同じキーワード(検索語句)により得られる検索結果は、ユーザが所望した検索結果に最も近い可能性が高い。そのため、上記情報処理装置によれば、顧客満足度を高めることができる。
上記情報処理装置において、上記制御部は、上記検索語句を用いて上記第1の検索方法と上記第2の検索方法のそれぞれにより上記データを検索してもよい。また、この場合、上記制御部は、上記第2の検索方法により得られた検索結果のうち、上記第1の検索方法により得られた検索結果に含まれないものを、上記提案に含ませた上記表示情報を生成してもよい。
デフォルトの検索方法による検索結果が表示されている状況下では、デフォルトでない検索方法による検索結果のうちデフォルトの検索方法と重複するものを上記提案に含めても意義が薄く、むしろ、重複しないものを上記提案に含めることで、表示情報が冗長になることを避けられる、ユーザの選択肢が広がるという効果がある。上記構成によれば、表示情報が冗長にならず、また、ユーザの選択肢が広がる。そのため、ユーザ所望の検索結果が得られる可能性が高まり、顧客満足度も高まる。
上記情報処理装置において、上記第1の検索方法と上記第2の検索方法の少なくとも一方が、エリアを指定して店舗情報を検索する検索方法であってもよい。
この場合、エリア(領域)の名称を検索語句で検索する検索方法が提供されるため、ユーザの利便性が向上する。
上記情報処理装置において、上記第1の検索方法と上記第2の検索方法の少なくとも一方が、地図上の一箇所を指定して、指定した箇所から所定の半径以内に存在する店舗の店舗情報を検索する検索方法であってもよい。
この場合、地図上の一箇所が指定されると指定された箇所から所定の半径以内に存在するような店舗の店舗情報が検索結果として出力されるため、ユーザの利便性が向上する。
上記目的を達成する本発明の別の一態様は、特定部と制御部を具備する情報処理装置である。
上記特定部は、互いに異なる第1の検索方法と第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句を特定する。
上記制御部は、特定された上記検索語句で上記第1の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、上記第2の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果も存在する場合、検索結果の一部を表示する第1のツールチップと、上記第2の検索方法による検索結果の一部を表示する第2のツールチップとを含む表示情報を生成する。
上記制御部はまた、ユーザの第1の検索方法又は第2の検索方法の検索実行の要求に応じて、要求された検索方法により上記検索語句で上記データを検索した場合の検索結果の少なくとも一部を含む表示モジュールを生成する。
上記情報処理装置によれば、特定された検索語句の検索結果が第1の検索方法と第2の検索方法の両方で存在する場合、検索結果の一部を表示する表示モジュールが生成されるので、デフォルトの検索方法がユーザ所望の検索方法ではなかったとしても、顧客満足度の低下が避けられる。
上記目的を達成する本発明の別の一態様は、以下のステップを含むコンピュータが実行する情報処理方法である。
・第1の検索方法と、上記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する特定ステップ。
・特定した上記検索語句で上記第1の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、上記検索語句で上記第2の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、上記第1の検索方法による検索結果と、上記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成するステップ。
上記目的を達成する本発明の別の一態様は、以下のステップをコンピュータに実行させるプログラムである。
・第1の検索方法と、上記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する特定ステップ。
・特定した上記検索語句で上記第1の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、上記検索語句で上記第2の検索方法により上記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、上記検索語句で上記第1の検索方法による検索を行うステップ。
・上記第1の検索方法による検索結果と、上記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成するステップ。
以上に説明したように、本発明によれば、複数の検索方法を提供する統合的な検索インタフェースにおいて、ユーザ所望の検索方法と異なる検索方法が選択された場合でも顧客満足度を低下させないことができる。
本発明の第1の実施形態に係る飲食店情報提供システムの構成を示した図である。 上記第1の実施形態に係る飲食店情報提供サーバのハードウェア構成例を示した図である。 上記第1の実施形態に係る記憶部の記憶内容例を示す図である。 上記第1の実施形態に係る飲食店情報データベースの構成例を示した図である。 上記第1の実施形態において飲食店情報提供サーバが提供する表示情報の例(Webページ)を示す図である。 上記第1の実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、情報処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、情報処理の流れを示すフローチャートである。 上記第2の実施形態において飲食店情報提供サーバが提供する表示情報の例(Webページ)を示す図である。 上記第2の実施形態におけるエリア検索と駅名検索、それぞれの検索結果を地図上にプロットした概念図である。 上記第2の実施形態におけるエリア検索と駅名検索の検索結果の分類に関する概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、情報処理の流れを示すフローチャートである。 上記第3の実施形態において飲食店情報提供サーバが提供する表示情報の例(Webページ)を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[システムの構成]
図1は、本実施形態に係る飲食店情報提供システム1の構成を示した図である。
同図に示すように、このシステムは、インターネット50上の飲食店情報提供サーバ100と、複数の飲食店端末200と、複数のユーザ端末300を含む。
飲食店情報提供サーバ100は、飲食店に関する情報を掲載したポータルサイト(飲食店情報提供サイト)を運営するウェブサーバである。飲食店情報提供サーバ100は、複数の飲食店の各飲食店端末200及び複数のユーザ端末300とインターネット50を介して接続されている。
飲食店情報提供サーバ100は、上記ポータルサイトにアクセスし検索条件を入力したユーザ端末300へ、当該検索条件に合致する飲食店情報を掲載したWebページを送信する。
また飲食店情報提供サーバ100は、各飲食店の飲食店端末200から、飲食店情報を構成する店舗写真、店舗紹介、メニュー写真、メニュー紹介などを受信可能である。店舗紹介とメニュー紹介は、店舗やメニューの広告文や売り文句などの文章である。
飲食店端末200(200A,200B,・・・)は、各飲食店が飲食店情報を飲食店情報提供サーバ100に入力するための端末である。飲食店端末200として、例えば、通常のパーソナルコンピュータやスマートデバイスなどが利用できる。
ユーザ端末300(300A,300B,300C,・・・)は、ユーザ(ユーザA,ユーザB,ユーザC,・・・)により使用される端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC、ノートブックPC、デスクトップPC等である。
ユーザ端末300は、飲食店情報提供サーバ100が提供する飲食店情報提供サイトへアクセスし、上記Webページを受信して、ブラウザにより画面に表示する。
ユーザ端末300のユーザは、上記ブラウザによって表示される画面を介して、上記ポータルサイト内で飲食店を検索し、所望の飲食店に関する情報を閲覧する。上記Webページ上に表示される各飲食店に関する情報には、その飲食店の店名や、その飲食店を識別するID(店舗ID)、その飲食店の業態・サービスのジャンル情報、その飲食店を紹介する内容(飲食店のPR文等の店舗の特徴を示す情報や飲食店が行うイベント情報等)、飲食店が立地しているエリア情報、飲食店の住所、電話番号、飲食店が提供するメニュー情報等が含まれる。
[飲食店情報提供サーバのハードウェア構成]
図2は、上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インタフェース15、及び、これらを互いに接続するバス14を備える。
CPU11は、必要に応じてRAM13等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら飲食店情報提供サーバ100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM12は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
入出力インタフェース15には、表示部16、操作受付部17、記憶部18、通信部19等が接続される。
表示部16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
操作受付部17は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の入力装置である。操作受付部17がタッチパネルである場合、そのタッチパネルは表示部16と一体となり得る。
記憶部18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ(SSD;Solid State Drive)、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。当該記憶部18には、上記OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
後述するが、記憶部18は、飲食店情報データベース31とページ情報データベース32と地理情報データベース33を有している。
通信部19は、例えばNIC(Network Interface Card)や無線LAN等の無線通信用の各種モジュールである。上記通信部19は、上記各飲食店の飲食店端末200や上記ユーザ端末300との間の通信処理を担う。
[飲食店情報提供サーバのデータベース構成]
図3は、上記飲食店情報提供サーバ100が有するデータベースの構成を示した図である。図3に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、記憶部18に、飲食店情報データベース31とページ情報データベース32と地理情報データベース33を有している。
図4は、図3中の飲食店情報データベース31の構成例を示したものである。地理情報データベース33の構成を示した図である。
飲食店情報データベース31は、図4に示すように、飲食店毎に、その飲食店の店名や、その飲食店を識別するID(店舗ID)の他、店舗名称、電話番号を記憶する。また、飲食店情報データベース31は飲食店ごとに、飲食店が立地している場所に関する情報(以下、「立地情報」と呼ぶ)として、店舗住所、種々の測地系における店舗の座標(店舗地理情報)、最寄り駅情報を記憶する。
その他にも、飲食店情報データベース31は飲食店ごとに、その飲食店の業態・サービスのジャンル情報、その飲食店を紹介する紹介テキスト(店舗のPR文等の店舗の特徴を示す情報や、飲食店が行うイベント情報等)を記憶してもよい。また、図4に示していないが飲食店情報データベース31は飲食店ごとに、飲食店が提供するメニュー情報(メニューID含む)、ウェブサイトURL、飲食店が提供しうるサービスの情報を記憶してもよい。
上記立地情報としては、そのほかに例えば都道府県単位のものであるが、市区町村等のより狭い範囲の単位でも情報が記憶されてもよい。上記立地情報は、行政上の区画割に基づくものに限定されず、飲食店情報提供サービスの提供企業が独自に設定したものでもよい。
上記ジャンル情報は、例えば和食、中華、イタリアン、フレンチ、焼肉等のメインジャンルの他、和食における焼き鳥・天ぷら・もんじゃ等、イタリアンにおけるパスタ・ピザ等のより詳細なサブジャンルを含んでいてもよい。このように、上記ジャンル情報には「メニュー」と呼ばれる可能性のある概念も含む。
上記メニュー情報は、各飲食店が提供し得る全てのメニューに関する情報であり、上記各飲食店の飲食店端末200から定期的(例えば1日毎、1週間毎)に受信され記憶される。上記飲食店情報提供サイト上に掲載されるメニュー情報は、この記憶された全てのメニュー情報のうちの少なくとも一部である。なお、上記メニュー情報は各店舗がサーブする個別具体的なメニューを指す。その点で上記メニュー情報は、上記ジャンル情報における「メニュー」と呼ばれる可能性のある概念と異なる。
ページ情報データベース32は、飲食店情報提供サーバ100が提供する飲食店情報提供サイトに掲載される各飲食店のウェブページを構成する情報、すなわち、HTML(Hyper-Text Markup Language)またはXHTML(Extensible HTML)やスタイルシート、画像データ等を記憶している。
地理情報データベース33は、地図情報と、地図上のランドマークや住所と測地系における座標と、地図情報と座標との対応などの情報を記憶する地理情報データベースである。地理情報データベース33は、例えば、北緯N度東経E度で与えられる座標と、その地図上の位置との対応を記憶する。地理情報データベース33の記憶内容は、飲食店情報提供サーバ100がポータルサイトや各飲食店のウェブページに係る表示情報を生成する際、例えば、地図上に店舗のアイコンをマッピングするときなどに、呼び出される場合がある。
これら各データベースは、後述する飲食店情報提供サーバ100による表示情報を生成する処理において、必要に応じて相互に参照されて用いられる。また、これら各データベース、特に飲食店情報データベース31は、店舗端末200から情報の更新が可能に構成される。飲食店情報データベース31と店舗端末200のインタフェースは、ウェブ技術ベースで構築される。
なお、本実施形態は図1や図2に示したようなハードウェア構成を採用することにより、ユーザインタフェースとして動的なポータルサイトをユーザに示すことができる。
[ユーザインタフェース1]
上記飲食店情報提供システム1において、飲食店情報を提供するポータルサイトに、上述のテキスト入力ボックスを2つ以上複数設置して異なるタイプの検索クエリを生成するように構成すると、飲食店情報データベース31に対して、それぞれ異なるアプローチで検索することができるようになる。例えば、1つ目のテキスト入力ボックスによりエリア検索を提供し、2つ目のテキスト入力ボックスにより駅名検索を提供する。
エリア検索は、例えば、都道府県や区など行政区画上の地域名称を指定して検索することにより、指定した地域内に住所登録をしている店舗情報を検索結果として返すような検索方法である。CPU11は任意のキーワードでエリア検索により飲食店情報データベース31を検索する際、図4に示した「店舗住所」フィールドに上記キーワードが含まれているような店舗情報を抜き出し、抜き出した0以上複数の店舗情報を検索結果とする。
駅名検索は、例えば、鉄道駅やバス停など公共的な交通機関の駅の名称を指定して検索することにより、指定した駅を中心に所定の範囲内にある店舗情報を検索結果として返すような検索方法である。ただし、ここで「駅の名称」には厳密に駅の正式名称のみに限定される必要はなく、例えばよく知られた略称や、一般的な呼び名から「駅」を除いた名称も含んでよい。例えば、「銀座駅」から「駅」を除いた「銀座」でも駅名検索の検索語句とすることができる。その他にも漢字をひらがなに開いた名称を含んでもよい。このように、本実施形態における地名に基づく検索(駅名検索とエリア検索を含む)は検索語句にあいまいさを許容するように構成される。
駅名検索において、CPU11は任意のキーワードで駅名検索により飲食店情報データベース31を検索する際、図4に示した「最寄り駅情報」フィールドに上記キーワードが含まれているような店舗情報を抜き出し、抜き出した0以上複数の店舗情報を検索結果とする。
なお、エリア検索が対象とするエリア(領域)と駅名検索が対象とする駅を中心とした所定の範囲とは、重複する部分があってもよい。エリア検索と駅名検索は、結果的に検索結果が似通ったものになったとしても異なる検索方法である。エリア検索と駅名検索において検索結果が0個であれば、検索結果がないという結果を返すように構成してもよい。
エリア検索と駅名検索の両方を別々の機能として提供すると、ユーザの利便性が向上するメリットがあるが、検索クエリを生成するためのテキスト入力ボックスが基本的には上述のように複数必要になる。しかしながら、似た機能を提供する入力ボックスが複数設置されているユーザインタフェースはわかりにくく、ユーザがエリア名を入力すべきところに駅名を入力してしまう可能性もある。
そこで、本実施形態ではこれを統合して単一のフリーワード入力テキスト入力ボックス(後述する入力ボックス62)により、地域名称が入力された場合はエリア検索、駅名が入力された場合は駅名検索に切り替えることとする。
図5を参照して、飲食店情報提供サーバ100が提供するユーザインタフェースについて説明する。図5は、上記ユーザインタフェースの一例としての飲食店情報のポータルサイトを図示している。図5は、より詳しくは、ポータルサイトの一表示例であって後述する検索クエリが飲食店情報提供サーバ100に発行したあと、同サーバがユーザ端末300に上記検索クエリへのレスポンスとして返した表示情報をユーザ端末300がレンダリングして表示した画面の一例を示している。
図5に示すように本実施形態に係るユーザインタフェースは、検索条件指定表示モジュール60と、検索結果表示モジュール65に分かれている。上記検索条件指定表示モジュール60は、ポータルサイト内のページであれば例えば常に上部に表示され、ユーザは常時飲食店を検索することができる。
検索条件指定表示モジュール60は、ユーザにより入力ボックス61、入力ボックス62、入力ボックス63に検索語句が入力され、検索ボタン64が押下されると、入力された検索語句に基づいて検索クエリを生成する。また、飲食店情報提供サーバ100に生成した上記検索クエリを送信する。
ユーザは入力ボックス62に検索語句を入力ないし選択することにより、場所に関する条件を指定することができる。ユーザが入力ボックス62を用いて指定可能な条件としては市区町村などのエリア(領域)の名称のほか、鉄道駅やバス停などの名称なども指定可能である。飲食店情報提供サーバ100は、入力ボックス62によりエリア名が入力された場合、上記エリア検索を行い、駅名が入力された場合、上記駅名検索を行う。すなわち、入力ボックス62は、複数の検索方法を提供する統合的な検索インタフェースとして機能する。
入力ボックス63もフリーワード入力を受付可能に構成されている。ユーザが入力ボックス63にジャンル名を入力すると飲食店が提供する食事のジャンル(例えば、「和食」「イタリアン」など)を、メニュー名や料理名を入力するとメニューや料理(例えば、「そば」「うどん」など)を指定することができる。さらにサービス名を入力して、飲食店が提供するサービスや付加価値(例えば、「クレジットカード利用可」「夜景の見えるレストラン」など)を指定することもできる。
以下では、入力ボックス62に入力された検索語句と入力ボックス63に入力された検索語句とを区別する場合、前者を検索語句62a、後者を検索語句63aと呼ぶ。単に「検索語句」という場合は入力ボックス62に入力された検索語句を指す。
上述のように、入力ボックス62は複数の検索方法を提供するが、フリーワード入力を受け付けているので、ユーザが入力した検索語句がエリア検索と駅名検索のどちらを利用することを意図してユーザが入力したのかを、ユーザインタフェースレベルでは区別していない。この場合、従来技術では次のような問題が起きていた。
エリア名と駅名とで同一のものがある場合、ユーザが入力したフリーワードに当てはまるエリア名と駅名の両方が存在する可能性がある。ユーザがどちらを意図して検索したのか、ユーザインタフェースレベルでの判断ができないため、システムはデフォルトでどちらか一方、例えばエリア名検索をしたと解釈する。
例えば、ユーザが駅名検索かエリア名検索かを指定しないで「銀座」を検索語句として検索した場合、システム側は「銀座駅」の駅名検索をしたのか、「銀座エリア」のエリア名検索をしたのか不明であるので、デフォルトでエリア名検索を行う。しかしながら、ユーザが駅名検索を意図していた場合、駅から遠い検索結果が出力されてしまっており、顧客満足度が低下するおそれがあった。
この問題に対し、本実施形態では、図6を参照して述べるような情報処理を行い、またその処理の結果を表示情報にフィードバックするので、顧客満足度の低下を防げる。
[飲食店情報提供サーバの情報処理]
次に、図6を参照しながら上記飲食店情報提供サーバ100の情報処理について説明する。図6は当該情報処理の流れを示すフローチャートである。当該情報処理は、飲食店情報提供サーバ100のCPU11及び通信部19等のハードウェアと、記憶部18に記憶されたソフトウェアとの協働により実行される。図6の各ステップの動作主体は、特に断りがない限り、CPU11である。なお、本実施形態は、エリア検索を「第1の検索方法」の一例、駅名検索を「第2の検索方法」の一例として、本発明を実施した場合の実施例である。
まず、飲食店情報提供サーバ100の受信部19は、図5に示したようなユーザインタフェースに基づいて生成されたクエリを受信する(ステップS101)。クエリにはテキスト入力ボックス62にユーザが入力した検索語句に係る検索語句62aが含まれる。
次に、CPU11は、検索語句62aでエリア検索した場合に、検索結果があるか否かを判定する(ステップS102)。検索結果がある場合には「エリア検索結果あり」を示すフラグを立てる(ステップS103)。この判定は、飲食店情報データベース31が記憶する店舗情報のうち「店舗住所」フィールドだけを対象に検索語句62aで検索をかけ、戻り値が見るなどの方法で実現可能である。
次に、CPU11は、検索語句62aで駅名検索した場合に、検索結果があるか否かを判定する(ステップS104)。検索結果がある場合には「駅名検索結果あり」を示すフラグを立てる(ステップS105)。この判定は、飲食店情報データベース31が記憶する店舗情報のうち「最寄り駅」フィールドだけを対象に検索語句62aで検索をかけ、戻り値が見るなどの方法で実現可能である。
次に、CPU11は、デフォルトの検索方法により上記クエリに含まれる検索条件で検索を実行する(ステップS106)。本実施形態の場合は、デフォルトの検索方法がエリア検索に設定されている。また、クエリに含まれる検索条件としては検索語句62aと検索語句63aが設定される。
次に、CPU11は、「エリア検索結果あり」と「駅名検索結果あり」のフラグの両方が立っているか否かを判定する(ステップS107)。エリア検索の検索結果が存在し、かつ、駅名検索の検索結果が存在する場合(ステップS107、Yes)、CPU11はステップS106の検索結果に基づいて表示情報を生成するが、この表示情報には、ステップS106で実行したエリア検索の結果に加えて、駅名検索による検索結果を表示することを提案する内容が含まれる(ステップS108)。
なお、ステップS107の判定がNoであれば、CPU11はステップS106の検索結果を含む表示情報を生成して処理を終える(ステップS109)。駅名検索の実行を提案する内容を表示情報に含める必要はない。
なお、ステップS102やステップS104で検索結果の有無を検索実行に先行して実行する理由は、大規模なデータベースにおいてはインデックス検索の方がデータベース全体を対象として実行される検索よりも高速である場合があるためである。図6に示した情報処理の手順は一例であり、データベースの規模やサーバの性能、システム全体の目的などに応じて、構成は適宜取捨選択されてよい。
上述の情報処理のその他の実施例としては、ステップS102及び/又はステップS104で、「エリア検索」あるいは「駅名検索」を実行するという構成がある。上述の情報処理装置のように、一部のフィールドに絞ってデータベースにクエリを発行し、戻り値がヌルでないことを確認する方法と比較すると、ステップS102及び/又はステップS104の実行結果をそのままステップS108の検索結果の表示に利用できるという効果がある。
[ユーザインタフェース2]
以下、図6のステップS108で生成される表示情報について、再び図5を参照して説明する。上述のようにポータルサイトのウェブページは複数の表示モジュールが組み合わされて構成されている。検索結果表示モジュール65は複数の検索結果表示モジュール(検索結果表示モジュール66,67)を含む。エリア検索の検索結果を表示するための検索結果表示モジュール66は、図6のステップS106の検索結果の一部ないし全部を含む。
図5においては、駅名検索の結果を閲覧することを提案する内容の一例として検索結果表示モジュール67が示されている。図5の検索結果表示モジュール67は、「駅名検索に切り替える」ことへのリンクを含む。
上述のように、本実施形態では、複数の検索方法を提供する統合的な検索インタフェースがユーザに提供される(図5)。デフォルトの検索方法が第1の検索方法(エリア検索)に設定されているが、第2の検索方法(駅名検索)も利用可能である。このような統合的検索インタフェースにおいてユーザが利用する検索方法として明示的に第2の検索方法を指定しなかった場合、従来は、システム側はデフォルトの検索方法に基づく検索結果を表示するのみであった。
そこで本実施形態では、このような統合的検索インタフェースにおいてユーザが利用する検索方法として明示的に第2の検索方法を指定しなかった場合であっても、ユーザ所望の検索方法が第2の検索方法(駅名検索)である可能性を考慮して、デフォルトの検索方法(第1の検索方法/エリア検索)による検索結果を表示するだけでなく、「第2の検索方法(駅名検索)による検索結果が存在し、それを表示することの提案」をすることにより、顧客満足度の低下を防止している。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。本実施形態は、ネットワーク構成とハードウェア構成、ソフトウェア構成などは上記第1の実施形態と共通のものを採用することができる。本実施形態は、飲食店情報提供サーバ100の情報処理の手順に関して、上記第1の実施形態とは異なる。また、それに伴い、ユーザインタフェースも一部、異なるものが提供される。図7ないし図10を参照しながら説明する。
図7は本実施形態における上記飲食店情報提供サーバ100の情報処理の流れを示すフローチャート、図8は本実施形態における表示情報の構成例である。図7は第1の実施形態の図6に相当し、図8は第1の実施形態の図5に相当する。
図7に示すように、ステップS201からステップS205までの処理は、図6のステップS101からステップS105と同じである。ここまでの情報処理については説明を省略する。
次に、CPU11は、「エリア検索結果あり」と「駅名検索結果あり」のフラグの両方が立っているか否かを判定する(ステップS206)。エリア検索の検索結果が存在し、かつ、駅名検索の検索結果が存在する場合(ステップS206、Yes)、デフォルトの検索方法により上記クエリに含まれる検索条件で検索を実行する(ステップS207)。本実施形態の場合は、デフォルトの検索方法がエリア検索に設定されている。また、クエリに含まれる検索条件としては検索語句62aと検索語句63aが設定される。
次に、デフォルトでない検索方法により上記クエリに含まれる検索条件で検索が実行される(ステップS208)。すなわち、本ステップではCPU11が検索語句62aと検索語句63aで駅名検索を行う。本ステップは必須ではないが、本実施形態では駅名検索も行うことにより、検索結果の出力に係る表示情報を豊富化する。
ステップS207とステップS208の検索フェイズの後、CPU11は、ステップS207の検索結果に基づいて表示情報を生成する(ステップS209)。この表示情報には、ステップS207で実行したエリア検索の結果に加えて、ステップS208の駅名検索の結果を閲覧することを提案する内容が含まれる。
なお、ステップS206の判定がNoであれば、CPU11は「エリア検索結果あり」と「駅名検索結果あり」のフラグのどちらかが立っている場合、通常のエリア検索又は駅名検索を実行する(ステップS210)。ただし、「エリア検索結果あり」と「駅名検索結果あり」のフラグのどちらも立っていない場合、検索を実行しなくてもよい(不図示)。続いて表示情報を生成して処理を終える(ステップS211)。
なお、ステップS202やステップS204で検索結果の有無を検索実行に先行して実行する理由は、大規模なデータベースにおいてはインデックス検索の方がデータベース全体を対象として実行される検索よりも高速である場合があるためである。図7に示した情報処理の手順は一例であり、データベースの規模やサーバの性能、システム全体の目的などに応じて、構成は適宜取捨選択されてよい。
図8においては、駅名検索の結果を閲覧することを提案する内容の一例として検索結果表示モジュール67が示されている。第1の実施形態における図5の検索結果表示モジュール67は単に提案する文言と駅名検索の検索結果一覧へのリンクを含むものであったのに対し、図8の検索結果表示モジュール67は駅名検索の検索結果の一部を含んでいる。表示情報を表示するエージェントの処理能力を考慮しなければいけない場合(例えば、モバイル端末など)などに応じて、適宜取捨選択されてよい。
2種類以上の検索方法において同じアイテムがヒットした場合、それぞれの検索方法でヒットした同じアイテムを重複して検索結果としてユーザに提示することは、情報提示の効率が悪い。通常ユーザインタフェースは有限であり、限られたスペースで同じ内容を重複して示すことはユーザにとってメリットが少ない。
このような課題に鑑みて、本実施形態では、図7のステップS207とステップS208の検索フェイズで取得した検索結果のユーザへの提示に関し、エリア検索による検索結果と駅名検索による検索結果とで両方に含まれる店舗情報については、優先的に表示されるようにする。つまり、重複する検索結果は、優先的にユーザに提示される。図9と図10を参照して重複する検索結果について説明する。
図9はエリア検索と駅名検索、それぞれの検索結果を地図上にプロットした概念図である。図10はエリア検索と駅名検索の検索結果の分類に関する概念図である。図9と図10中の領域71は、ある検索語句62aを用いたエリア検索の結果領域を示す。領域72は、同じ検索語句62aを用いた駅名検索の結果領域を示す。本実施形態のエリア検索では、領域71に示すように中心がなく、その領域内に住所が登録されている飲食店の店舗情報が検索結果としてピックアップされる。
これに対して駅名検索では、領域72内の検索結果が示すように、駅名が指し示す駅を中心として所定の半径の円内に住所が登録されている飲食店の店舗情報が検索結果としてピックアップされる。半径の大きさはユーザが自由に変えられるようにしてもよい。また、駅名が指し示す駅を最寄り駅に設定している飲食店の店舗情報の中で最寄り駅からの距離が所定の距離以内のものを検索結果としてピックアップされるように構成してもよい。
本実施形態では、図9中の領域71と領域72が重複する部分に位置するような店舗、すなわち、図10中Aで示される領域にある店舗が優先的に提示される。CPU11は、そのような店舗の飲食店情報が図8の検索結果表示モジュール66に含まれるように表示情報を構成する。その際、検索結果表示モジュール66が表示する検索結果一覧の中でも上位に位置するように構成してもよい。
ユーザがエリア検索と駅名検索のどちらを意図してユーザインタフェースに検索語句を入力したのか不明であっても、2種類の検索方法のいずれにおいても同じ検索語句から得られる検索結果はユーザが所望した検索結果に近い可能性が高い。そのため、上述のような本実施形態は顧客満足度を高めることができる。
ところで、上述の構成においては、検索結果表示モジュール67よりもユーザに優先的に提示される検索結果表示モジュール66において、デフォルトの検索方法による検索結果(図10中A及びC)が表示されている状況下で、検索結果表示モジュール67においてデフォルトでない検索方法による検索結果(図10中A及びB)を表示する場合、図10中Aにあたる重複部分は、検索結果表示モジュール66と67の両方で表示される可能性がある。この場合、ユーザインタフェース上で同じ飲食店情報が2箇所で表示されることになる。
このように検索結果表示が冗長になってしまう可能性があることに鑑みて、本実施形態は、次に述べる情報処理も行う。すなわち、CPU11は、デフォルトの検索方法でない検索方法による検索結果表示を提案するモジュールにおいて、デフォルトでない検索方法による検索結果のうち、デフォルトの検索方法による検索方法と重複しないものが優先的に提示されるように検索結果表示モジュール67を構成する。つまり、本実施形態においては、図10中Bで示される領域に位置するような店舗の飲食店情報が検索結果表示モジュール67の枠内で優先的に提示される。
このような本実施形態の情報処理によれば、検索結果表示モジュール66において図10中A,Cで示される領域に位置する飲食店情報がプライマリに提示され、検索結果表示モジュール67において図10中Bで示される領域に位置する飲食店情報をセカンダリに提示される。したがって、本実施形態によれば、冗長な検索結果表示となることを避けられる。また、ユーザの選択肢が広がるという効果もある。
図7のステップS209の情報処理の結果出力される、図8に示したような、統合的な検索インタフェースにおいては、利便性の観点から、ユーザが明示的に検索方法を指定しなくても検索が行えるように構成されている。検索結果の有無をそれぞれの検索方法について調べ(図7のS202,S204)、検索結果のあるほうの検索結果を含む表示情報を生成する。しかしながら、その副作用として、ユーザ所望の検索方法によらない検索結果が優先的に表示されることになる可能性もある。
例えば、ユーザ所望の検索方法が例えば「駅名検索」であるにも関わらず、デフォルトの検索方法がそれとは異なる検索方法、例えば「エリア検索」になる場合がある。そのようなケースとしては、本実施形態の情報処理の流れに関する説明の中で述べたように、エリア検索でも駅名検索でも検索語句62aによる検索結果が存在するケースが挙げられる。
そこで本実施形態では、ユーザにより実行された検索がそのようなケースに該当する場合、ユーザ所望の検索方法が駅名検索である可能性を考慮して、デフォルトの検索方法(エリア検索)による検索結果を表示するだけでなく、「駅名検索による検索結果が存在し、それを表示することの提案」をする。これにより本実施形態は、顧客満足度の低下を防止している。
<第3の実施形態>
第1、第2の実施形態においては、CPU11が検索クエリに含まれる検索条件(検索語句62aと検索語句63a)に合致する検索結果の有無を飲食店情報データベース31に問い合わせている。これに対し、本実施形態では、その処理の前に、1つの検索条件(例えば、地名に関する検索語句62aとする)で複数の検索方法それぞれに検索結果があるか否かを判定し、当該判定に基づいて、検索結果がある検索方法での検索をユーザに示唆する。
本実施形態のネットワーク構成、ハードウェア構成、ソフトウェア構成は上述の第1、第2の実施形態と同様のものが採用できる。したがってこれらの説明については省略する。
本実施形態の情報処理について、図11と図12を用いて説明する。図11は、本実施形態における上記飲食店情報提供サーバ100の情報処理の流れを示すフローチャート、図12は本実施形態における表示情報の構成例である。図11は第1の実施形態の図6に相当し、図12は第1の実施形態の図5に相当する。
図11に示すように、本実施形態では、第1の実施形態におけるステップS101に相当する検索クエリの受信処理の際に、クエリを受信するとともに(ステップS301a)、クエリから取得されるユーザが入力した文字列に基づいて、検索語句62aを特定する処理を行う(ステップS301b)。
検索語句62aの特定処理(ステップS301b)は、ユーザがブラウザなどのユーザエージェントで入力した文字列などのデータから検索語句62aを類推する処理である。当該処理の主体は、本実施形態では通信部19であるが、他の実施形態においてはCPU11が類推処理を実行してもよい。類推処理の具体的態様としては、例えば、日本語や中国語のようなキーインプットと文字入力の間に乖離がある環境において、キーインプットのみから入力される文字を類推する態様が例示できる。この例においては入力される文字が「検索語句62a」に相当する。図12に表示態様も含めた本例を図示する。
図12に示すように、検索条件指定表示モジュール60の入力ボックス62には、ユーザのキーインプットにより文字列("ginza")が入力されている。本実施形態の飲食店情報提供サーバ100がここまでの入力文字列に基づいて、検索語句62aを類推し、図示のように3種類の検索語句候補621〜623を抽出し、表示している。
本実施形態では、検索語句候補621〜623をいわゆる「ツールチップ」というGUI部品上に示された形態で表示している。これらのツールチップはクリッカブルになっていて、ユーザが明示的にツールチップをクリックした場合、クリックされたツールチップに示された文字列が検索語句62aとして確定する。例えば、図12の例で検索語句候補621がクリックされた場合、「銀座駅 (東京都)」が検索語句62aとして確定する。以上のように検索語句62aがユーザクリックなどにより明示的に指定された場合、指定された文字列が検索語句62aとして選択される。
他方で、明示的な指定がない場合、検索語句62aに選択される文字列としては、
1.入力ボックス62に入力された文字列と読みが一部ないし全部一致する地名
2.当該地名を含む駅名
3.当該地名を含むエリア名称
などから選ばれる。なお、図12には、エリア名称として適切である可能性のある検索語句候補623、駅名として適切である可能性のある検索語句候補621,622が示されている。
検索語句62aに選択される文字列のその他の例としては、入力ボックス62に入力された文字列の一部から抽出されるキーワードというものがある。例えば、入力ボックス62に入力された文字列が「東京都中央区銀座」という文字列であった場合、この文字列中から、「銀座」というキーワードが抽出される。
ステップS302からステップS305までは、第1の実施形態のステップS102からステップS105と同様である。本実施形態では、ステップS306において、フラグの立っている検索方法による検索結果の一部を表示する。表示する検索結果の一部は、例えば、検索結果が存在することだけを示すものでもよい。
ステップS302からステップS305の処理の間に、検索結果があると判断された検索方法については、検索結果の一部を表示する(ステップS306)。表示場所は、対応する検索語句候補621〜623のツールチップの上とする(図12)。あるいは、その近傍でもよい。検索結果の一部は、検索結果表示モジュール65の中でもよい。
検索方法に対応する検索語句候補621〜623のツールチップはクリッカブルに構成されており、その検索方法を指定可能に構成されている。ユーザが検索方法を指定した検索の実行の要求し、飲食店情報提供サーバ100がそれを受信すると(ステップS307)、飲食店情報提供サーバ100は、指定された検索方法で検索を実行する(ステップS308)。
次に、飲食店情報提供サーバ100は、ステップS308の検索実行による検索結果と、ステップS307で指定された検索方法ではない検索方法による検索による検索結果、それぞれの少なくとも一部を含む表示情報を生成する(ステップS309)。
以上に開示した本実施形態によっても、第1、第2の実施形態と同等の効果が得られる。
なお、本実施形態のステップS302からステップS309に代えて、第1の実施形態のステップS102以後又は第2の実施形態のステップS202以後の処理が行われるように構成してもよい。
[変形例]
上述の実施形態は種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、2種類の検索方法の一方をエリア検索、他方を駅名検索とし、エリア検索をプライマリに選択される検索方法(デフォルトの検索方法)とする例が示されたが、これは一例に過ぎない。プライマリに選択される検索方法を駅名検索としてもよいし、統合的な検索インタフェースにより選択可能な検索方法が3つ以上あってもよい。
上に述べたもの以外にも、本実施形態は種々の変形実施が可能である。上記実施形態では、本発明を飲食店情報検索サービスに適用した実施形態を開示したが、これは適用例の一つに過ぎない。検索対象は飲食店に限定されない。また、検索結果表示モジュール65,66,67への表示態様については、図5に示した具体例に限定されず、地理情報データベース33の記憶内容に基づいて、図7に示したような地図上に検索結果をマッピングする態様としてもよい。
2種類の検索方法の切り替えについて、上述の実施形態においては、ステップS101からステップS105において検索結果がある検索方法に対してフラグを立て、フラグの有無に基づいて、その後の処理手順を選択するステップS106を実行するという実施例が示されている。このように、切り替えの処理は、図6のS101〜S105で判定が行われるように構成してもよい。あるいは、S106以後の処理内容を、該当するエリア又は駅名が存在する検索結果のほうに切り替えるように構成してもよい。
また、図5、図8、図12を参照しながら説明した上記実施形態におけるユーザインタフェースにおいては、検索語句を入力する入力ボックス1つにつき、1つの検索語句が入力されることを想定した設計がなされているが、このような設計は種々の変形が可能である。例えば、1入力ボックスに対し、スペース文字などをデリミタとして2ワード以上が入力されることが可能に構成されてもよい。この場合、地名と飲食店のジャンルを組み合わせた入力がなされてもよい。例えば、「銀座 イタリアン」といった入力がなされてもよい。さらに、複数の入力ボックスによりクロス検索が可能に構成されてもよい。例えば、第1の入力ボックスで「銀座 イタリアン」が入力され、第2の入力ボックスで「新橋 居酒屋」が入力された場合、飲食店情報提供サーバ100は、これらの検索を受付可能に構成される。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるネットワーク上のサーバも、本発明の範疇に含まれる。
11…CPU
18…記憶部
19…通信部
31…飲食店情報データベース
32…ページ情報データベース
33…地理情報データベース
60…検索条件指定表示モジュール
62…入力ボックス(立地条件指定)
63…入力ボックス(料理名等条件指定)
64…検索ボタン
65…検索結果表示モジュール
66…検索結果表示モジュール
67…検索結果表示モジュール
100…飲食店情報提供サーバ
200…店舗端末
300…ユーザ端末

Claims (9)

  1. 第1の検索方法と、前記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する特定部と、
    特定した前記検索語句で前記第1の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、前記検索語句で前記第2の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、前記第1の検索方法による検索結果と、前記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成する制御部
    を具備する
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記検索語句で前記第2の検索方法により前記データを検索した検索結果の少なくとも一部を含む表示モジュールを前記提案として含む前記表示情報を生成する
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記検索語句で、前記第1の検索方法と前記第2の検索方法のそれぞれにより前記データを検索した検索結果に同じものが含まれる場合、重複する検索結果を優先的に提示する前記表示情報を生成する
    情報処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記検索語句を用いて前記第1の検索方法と前記第2の検索方法のそれぞれにより前記データを検索し、
    前記第2の検索方法により得られた検索結果のうち、前記第1の検索方法により得られた検索結果に含まれないものを、前記提案に含ませた前記表示情報を生成する
    情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記第1の検索方法と前記第2の検索方法の少なくとも一方が、エリアを指定して店舗情報を検索する検索方法である
    情報処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記第1の検索方法と前記第2の検索方法の少なくとも一方が、地図上の一箇所を指定して、指定した箇所から所定の半径以内に存在する店舗の店舗情報を検索する検索方法である
    情報処理装置。
  7. 互いに異なる第1の検索方法と第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句を特定する特定部と、
    特定された前記検索語句で前記第1の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ前記第2の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果も存在する場合、前記第1の検索方法による検索結果の一部を表示する第1のツールチップと、前記第2の検索方法による検索結果の一部を表示する第2のツールチップとを含む表示情報を生成し、
    ユーザの第1の検索方法又は第2の検索方法の検索実行の要求に応じて、要求された検索方法により前記検索語句で前記データを検索した場合の検索結果の少なくとも一部を含む表示モジュールを生成する
    制御部
    を具備する
    情報処理装置。
  8. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    第1の検索方法と、前記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する特定ステップと、
    特定した前記検索語句で前記第1の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、前記検索語句で前記第2の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、前記第1の検索方法による検索結果と、前記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成するステップ
    を含む
    情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    第1の検索方法と、前記第1の検索方法とは異なる第2の検索方法で検索可能なデータに対する検索語句とを特定する特定ステップと、
    特定した前記検索語句で前記第1の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在し、かつ、前記検索語句で前記第2の検索方法により前記データを検索した場合の検索結果が存在する場合、前記第1の検索方法による検索結果と、前記第2の検索方法による検索結果を表示することの提案とを含む表示情報を生成するステップ
    を実行させる
    プログラム。
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