JP2018169582A - Optical fiber array - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光ファイバアレイに関する。 The present invention relates to an optical fiber array.
光通信網の高速化、大容量化等の進展に伴い、伝送媒体である光ファイバは、複数の光ファイバが整列された光ファイバアレイの形態で用いられるようになっている。特許文献1には、光ファイバの被覆を除去して露出させた裸ファイバを、V溝部を有するV溝基板に整列させ、裸ファイバを蓋部材によってV溝部に押しつけ、接着剤によって光ファイバを固定した光ファイバアレイが記載されている。 With the progress of high speed and large capacity of optical communication networks, an optical fiber that is a transmission medium is used in the form of an optical fiber array in which a plurality of optical fibers are aligned. In Patent Document 1, a bare fiber exposed by removing an optical fiber coating is aligned with a V-groove substrate having a V-groove, the bare fiber is pressed against the V-groove by a lid member, and the optical fiber is fixed by an adhesive. An optical fiber array is described.
また、近年、装置間、回路間のデータ伝送に光通信を用いる光インターコネクト技術の開発が進展している。光インターコネクト技術においても、光ファイバアレイの応用が広がっている。特許文献2には、曲げ部及び曲げ部と一体成形される直線部をそれぞれ有する複数の曲げ光ファイバを含む光ファイバアレイを有する光ファイバ内蔵コネクタが記載されている。 In recent years, development of an optical interconnect technology using optical communication for data transmission between devices and between circuits has progressed. Also in the optical interconnect technology, the application of optical fiber arrays is expanding. Patent Document 2 describes an optical fiber built-in connector having an optical fiber array including a bent portion and a plurality of bent optical fibers each having a straight portion integrally formed with the bent portion.
光ファイバアレイでは、特許文献2に記載されるように、整列して固定すべき複数の光ファイバに曲げ部が設けられる場合がある。近年、光ファイバアレイに収容される光ファイバの多心化が進んでおり、光ファイバアレイの小型化が要求されてきている。そのため、光ファイバを固定する長さを十分確保することが困難な場合があり、その結果、高い精度で複数の光ファイバを固定することが困難となることがある。 In the optical fiber array, as described in Patent Document 2, a plurality of optical fibers to be aligned and fixed may be provided with a bent portion. In recent years, the number of optical fibers housed in an optical fiber array has been increasing, and there has been a demand for miniaturization of the optical fiber array. Therefore, it may be difficult to secure a sufficient length for fixing the optical fiber, and as a result, it may be difficult to fix the plurality of optical fibers with high accuracy.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、曲げ部を有する複数の光ファイバを高い精度で固定することができる光ファイバアレイを提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the above, Comprising: It aims at providing the optical fiber array which can fix the some optical fiber which has a bending part with high precision.
本発明の一観点によれば、曲げ部を有する複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバの先端部を収容する複数の溝が主面に形成された基板と、前記複数の溝に収容された前記複数の光ファイバの前記先端部を前記基板と挟んで固定する蓋体とを有し、前記蓋体が、前記複数の光ファイバの前記先端部を押さえる押さえ面を有する挟み部と、前記複数の溝の両側の少なくとも一方で前記基板の前記主面に固定された固定面を有する壁部とを有することを特徴とする光ファイバアレイが提供される。 According to an aspect of the present invention, a plurality of optical fibers having bent portions, a substrate having a plurality of grooves formed on the main surface for receiving tip portions of the plurality of optical fibers, and the plurality of grooves are accommodated. A lid that sandwiches and fixes the tip portions of the plurality of optical fibers with the substrate, and the lid body has a pressing portion that presses the tip portions of the plurality of optical fibers; An optical fiber array comprising: a wall portion having a fixed surface fixed to the main surface of the substrate on at least one of both sides of a plurality of grooves.
本発明によれば、曲げ部を有する複数の光ファイバを高い精度で固定することができる。 According to the present invention, a plurality of optical fibers having bent portions can be fixed with high accuracy.
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による光ファイバアレイについて図1乃至図8を用いて説明する。
[First Embodiment]
An optical fiber array according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
まず、本実施形態による光ファイバアレイの構成について図1乃至図6を用いて説明する。図1乃至図5は、それぞれ本実施形態による光ファイバアレイを示す斜視図、分解斜視図、断面斜視図、縦断面図及び横断面図である。図4は、整列されて固定された複数の光ファイバの整列方向に垂直な面に沿った断面を示している。図5は、整列されて固定された光ファイバの先端部の軸方向に垂直な面に沿った断面を示している。図6は、本実施形態による光ファイバアレイにおける複数の光ファイバの固定を説明する断面図である。 First, the configuration of the optical fiber array according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 5 are a perspective view, an exploded perspective view, a sectional perspective view, a longitudinal sectional view, and a transverse sectional view, respectively, showing the optical fiber array according to the present embodiment. FIG. 4 shows a cross section along a plane perpendicular to the alignment direction of a plurality of optical fibers aligned and fixed. FIG. 5 shows a cross section along a plane perpendicular to the axial direction of the tip of the optical fiber aligned and fixed. FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating fixing of a plurality of optical fibers in the optical fiber array according to the present embodiment.
図1乃至図5に示すように、本実施形態による光ファイバアレイ10は、V溝基板12と、複数の光ファイバ14を含む光ファイバテープ心線16と、蓋体18とを有している。
As shown in FIGS. 1 to 5, the
V溝基板12及び蓋体18は、光ファイバテープ心線16の複数の光ファイバ14の先端部を挟んで固定するように構成されている。光ファイバテープ心線16の端部は、被覆部20が除去されている。これにより、光ファイバテープ心線16の端部には、平行に並んだ複数のガラス光ファイバ14が露出している。なお、図1には複数の光ファイバ14の数が8本である場合を示しているが、複数の光ファイバ14の数は、これに限定されるものではなく、2本以上の複数であればよい。また、光ファイバ14は、例えば、シングルモード光ファイバであってもよいし、マルチモード光ファイバであってもよく、その種類が限定されるものではない。複数の光ファイバ14は、例えば、光デバイス間で通信される光信号の伝送路として用いられるものである。
The V-
また、複数の光ファイバ14は、例えば石英系の光ファイバであり、その外径は80〜126μmである。光ファイバアレイにおいて、光ファイバ14の外径が80μmの場合には例えばピッチは125μm又は250μmであり、光ファイバ14の外径が125μmの場合には例えばピッチは250μmである。なお、ピッチはこれに限定されず、ガラス光ファイバの外径以上に設定すればよい。
The plurality of
光ファイバテープ心線16の端部に露出した複数の光ファイバ14は、その先端部側と被覆部20側との間に、それぞれ互いに同様に所定の曲げ半径で曲げられた曲げ部14aを有している。曲げ部14aの曲げ半径は、特に限定されるものではないが、好ましくは5mm以下であり、より好ましくは3mm以下である。光ファイバ14の曲げ半径は、小型化の観点からは、より小さい方が好ましい。ただし、曲げ半径が小さすぎると、光ファイバ14が破断しやすくなり、また、伝送損失が増加する。このため、曲げ半径は、0.5mm以上であることが好ましい。また、曲げ部14aの曲げ角度も特に限定されるものではないが、例えば80〜100°であり、具体的には82°である。
The plurality of
複数の光ファイバ14は、後述するように、V溝基板12及び蓋体18により先端部が挟まれて固定される前に予め曲げられたものであってもよいし、V溝基板12及び蓋体18により先端部が挟まれて固定された後に曲げられたものであってもよい。
As will be described later, the plurality of
V溝基板12は、例えばガラス材料からなる基板である。なお、V溝基板12の材料は、特に限定されるものではない。ただし、複数の光ファイバ14をより高精度に固定するため、V溝基板12は、ガラス材料からなることが好ましく、複数の光ファイバ14の熱膨張係数と同等の熱膨張係数を有するガラス材料からなることがより好ましい。
The V-
V溝基板12は、板状の形状を有している。V溝基板12は、互いに平行に対向する1組の矩形状の主面と、これら主面間の周囲の4面を構成し、それぞれ互いに平行に対向する2組の矩形状の端面を有している。なお、V溝基板12は、特にその形状が限定されるものではなく、種々の形状を採ることができる。
The V-
V溝基板12において、複数の光ファイバ14が整列されて固定される一方の主面には、対向する一方の端面から他方の端面にわたって、複数の光ファイバ14と同数の複数のV溝22が互いに平行に形成されている。複数のV溝22は、対応する光ファイバ14を収容可能なピッチで形成されている。また、V溝22のそれぞれは、収容した光ファイバ14の上部が、例えば光ファイバ14の半径未満の高さでわずかにV溝22外に突出するようにその深さ、開口幅、側壁の傾斜角度等が設定されて形成されている。
In the V-
V溝基板12に形成された複数のV溝22のそれぞれの一端側部分には、複数の光ファイバ14の先端部のそれぞれが収容されて固定されるようになっている。V溝22に収容された光ファイバ14の先端部は、以下に述べる蓋体18の挟み部24により押さえられて固定される。
Each end portion of the plurality of V-
蓋体18は、V溝基板12の複数のV溝22に収容された複数の光ファイバ14の先端部のそれぞれをV溝基板12と挟んで固定するように構成されている。蓋体18は、光ファイバ14の先端部をV溝基板12とともに挟む挟み部24と、V溝基板12に固定される一対の側壁部26、26と、複数の光ファイバ14の被覆部20側の直線状部分を支持する支持部28とを有している。
The
蓋体18は、例えばガラス材料からなるものである。なお、蓋体18の材料も、特に限定されるものではない。ただし、複数の光ファイバ14をより高精度に固定するため、蓋体18のうちの少なくとも挟み部24は、ガラス材料からなることが好ましく、複数の光ファイバ14の熱膨張係数と同等の熱膨張係数を有するガラス材料からなることがより好ましい。
The
蓋体18を構成する挟み部24、一対の側壁部26、26及び支持部28は、単一の部品として一体的に構成されていてもよいし、互いに別個の複数の部品として構成されて互いに接着剤等により接合されていてもよい。なお、蓋体18は、以下に述べるように挟み部24、一対の側壁部26、26及び支持部28を有するものであれば、特にその形状が限定されるものではなく、種々の形状を採ることができる。
The sandwiching
挟み部24は、押さえ面24aを有している。押さえ面24aは、V溝基板12に対向する面であって、複数のV溝22に収容された複数の光ファイバ14の先端部のそれぞれを押さえてV溝基板12とともに挟む面である。また、押さえ面24aは、例えば、V溝22の長手方向と直交する方向(V溝22の幅方向)を一辺とする矩形状の平面形状を有している。挟み部24は、V溝基板12の複数の光ファイバ14の先端部が収容される複数のV溝22の一方の端部側に位置するようになっている。
The sandwiching
押さえ面24aのV溝22の長手方向に沿った長さ、すなわち押さえ面24aの光ファイバ14の先端部を押さえる長さである押さえ長は、例えば0.3〜2mmの短い長さになっている。押さえ長が例えば0.3mm以上であるのは、複数の光ファイバ14の先端部をより確実に固定するためである。また、押さえ長が例えば2mm以下であるのは、光ファイバ14の曲げ部14aに許容される曲げ半径及び光ファイバアレイ10に要求されるサイズに基づく制約である。光ファイバアレイ10には、サイズが小さいことが要求される。特に、V溝基板12と蓋体18とにより挟まれて固定された光ファイバ14の端面に直交する方向における光ファイバアレイ10の高さは、3.5mm以下のように小さいことが好ましい。一方、光ファイバ14の曲げ部14aの曲げ半径は、光ファイバ14の破断を回避するとともに、伝送損失を低減するため、上述のようにあまり小さくすることができない。このため、押さえ面24aの光ファイバ14の押さえ長は、例えば2mm以下に短くする必要がある。同様の観点から、押さえ面24aの押さえ長は、0.3〜1mmであることが好ましく、0.3〜0.5mmであることがより好ましい。
The length of the
一対の側壁部26、26は、挟み部24の後方に位置するように設けられた壁部である。すなわち、一対の側壁部26、26は、挟み部24により挟まれた複数の光ファイバ14の先端部の後方に位置するように設けられている。また、一対の側壁部26、26は、V溝基板12に形成された複数のV溝22の両側方にそれぞれ位置するように設けられている。一対の側壁部26、26は、複数のV溝22に収容された複数の光ファイバ14の両側方に位置することになる。
The pair of
挟み部24と一対の側壁部26、26との間には、挟み部24に沿って溝25が設けられている。この溝25により、挟み部24と一対の側壁部26、26とは互いに構造的に分離されている。なお、一対の側壁部26、26は、挟み部24に一体的に連なるように設けられた壁部になっていてもよい。
A
一対の側壁部26、26は、それぞれ固定面26aを有している。固定面26aは、挟み部24の押さえ面24aと同一平面にある面であって、V溝基板12のV溝22が形成された主面に固定される面である。また、固定面26aは、例えば、挟み部24の押さえ面24aの短辺方向(V溝22の長手方向)を一辺とする矩形状の平面形状を有している。固定面26aは、溝25により押さえ面24aとは分離されているが、押さえ面24aに一体的に連なっていてもよい。なお、側壁部26は、図示するような平板状の形状を有するものに限定されるものではなく、種々の形状を採ることができる。例えば、側壁部26は、壁面に凹凸形状が形成されていてもよいし、部分的に開口部が形成されていてもよいし、列柱状の構造を含むものであってもよい。
Each of the pair of
側壁部26の固定面26aは、V溝基板12の主面における複数のV溝22の側方の領域上に固定される。すなわち、一対の側壁部26、26は、複数のV溝22の両側の一方及び他方でV溝基板12の主面に固定される固定面26a、26aを有している。なお、側壁部26は、必ずしも一対である必要はなく、複数のV溝22の両側の少なくとも一方でV溝基板12の主面に固定される固定面26aを有するものであればよい。
The fixing
なお、固定面26aは、必ずしも挟み部24の押さえ面24aと同一平面にある面である必要はない。ただし、より高い精度で複数の光ファイバ14を固定する観点からは、固定面26aは、挟み部24の押さえ面24aと同一平面にある面であることが好ましい。
Note that the fixed
一対の側壁部26、26の間は、複数の光ファイバ14の曲げ部14aを含む部分を収容する空間30になっている。蓋体18には、空間30を介してV溝基板12側を向く傾斜面32が形成されている。傾斜面32は、空間30に収容される複数の光ファイバ14に蓋体18が干渉しないように形成されている。例えば、蓋体18の傾斜面32は、挟み部24側からその後方の側壁部26側に向かうに従って、V溝基板12から徐々に離間するように傾斜した平面になっている。このような傾斜面32により、空間30に収容される複数の光ファイバ14に蓋体18が干渉しないようになっている。なお、傾斜面32は、挟み部24側から側壁部26側に向かうに従ってV溝基板12から徐々に離間するように傾斜していればよく、平面であっても曲面であってもよいし、階段状の凹凸面であってもよい。
Between the pair of
支持部28は、一対の側壁部26、26の間の空間30外に出る複数の光ファイバ14の直線状の部分を支持するように設けられている。支持部28は、例えば、光ファイバテープ心線16の被覆部20の端部を支持して複数の光ファイバ14を支持するようになっている。支持部28に支持された複数の光ファイバ14は、被覆部20の端部が支持部28に固定されることにより、支持部28に固定される。
The
なお、蓋体18は、必ずしも支持部28を有していなくてもよい。この場合、一対の側壁部26、26の間の空間30外に出る複数の光ファイバ14は、例えば、蓋体18又はV溝基板12が取り付けられる外部の部材等に支持されて固定されるようにすることができる。
The
組み立て後の本実施形態による光ファイバアレイ10では、複数の光ファイバ14の先端部が、V溝基板12の対応するV溝22に収容されている。複数のV溝22に収容された光ファイバ14の先端部のそれぞれは、V溝基板12と蓋体18の挟み部24とにより挟まれて固定されている。こうして、複数の光ファイバ14が、V溝基板12と蓋体18の挟み部24との間において、互いに平行に整列されて固定されている。
In the
V溝基板12の主面と挟み部24の押さえ面24aとの間、V溝22と光ファイバ14との間及び光ファイバ14と挟み部24の押さえ面24aとの間は、それぞれ紫外線硬化型樹脂により固定されている。これらの間を固定する紫外線硬化型樹脂は、例えば、複数の光ファイバ14をV溝基板12と挟み部24との間に挟んだ後に毛細管現象等を利用してこれらの間に流し込んで硬化させたものである。また、紫外線硬化型樹脂は、例えば、V溝基板12の主面、V溝22及び挟み部24の押さえ面24aに予め塗布して光ファイバ14を挟んだ後に硬化させたものであってもよい。なお、V溝基板12の主面と押さえ面24aとの間、V溝22と光ファイバ14との間及び光ファイバ14と押さえ面24aとの間を固定する方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。
Between the main surface of the V-
V溝基板12の主面と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間は、紫外線硬化型樹脂により固定されている。これらの間を固定する紫外線硬化型樹脂は、例えば、複数の光ファイバ14をV溝基板12と挟み部24との間に挟んだ後に毛細管現象等を利用してこれらの間に流し込んで硬化させたものである。また、紫外線硬化型樹脂は、例えば、V溝基板12の主面又は側壁部26の固定面26aに予め塗布して光ファイバ14を挟んだ後に硬化させたものであってもよい。なお、V溝基板12の主面と側壁部26の固定面26aとの間を固定する方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。
A space between the main surface of the V-
支持部28上には、一対の側壁部26、26の間の空間30外に出る複数の光ファイバ14の直線状の部分が支持されて固定されている。より具体的には、光ファイバテープ心線16の被覆部20の端部が、支持部28に支持されて固定されている。支持部28と被覆部20の端部との間は、紫外線硬化型樹脂により固定されている。なお、支持部28と被覆部20との間を固定する方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。
On the
一対の側壁部26、26の間の空間30内には、軟質の紫外線硬化型樹脂(不図示)が充填されている。また、空間30外に出た複数の光ファイバ14及び被覆部20の端部は、同じく軟質の紫外線硬化型樹脂(不図示)で上から覆われている。こうして形成された軟質の紫外線硬化型樹脂からなる保護材により複数の光ファイバ14が保護されている。なお、複数の光ファイバ14等を保護する保護材は、軟質の紫外線硬化型樹脂に限定されるものではなく、他の材料からなるものであってもよい。また、保護材は、必ずしも設けられていなくてもよい。
A
こうして、本実施形態による光ファイバアレイ10では、複数の光ファイバ14の先端部が、V溝基板12と蓋体18との間に挟まれて、整列されて固定されている。V溝基板12と蓋体18との間の複数の光ファイバ14の端面は、これらと同じ側のV溝基板12の端面及び蓋体18の端面とともに研磨されており、V溝基板12の端面及び蓋体18の端面と揃った面になっている。整列されて固定された複数の光ファイバ14の端面は、コネクタ等の接続用部材を用いたり、接着剤を用いたりして他の光デバイスに光学的に接続することができる。
Thus, in the
本実施形態による光ファイバアレイ10では、蓋体18が、複数の光ファイバ14の先端部を挟む挟み部24とともに、挟み部24の押さえ面24aと同一平面にある固定面26aを有する一対の側壁部26、26を有している。このような一対の側壁部26、26により、V溝基板12の基板面と挟み部24の押さえ面24aとの間の平行性を容易に確保することができ、もって、曲げ部14aを有する複数の光ファイバ14を高い精度で固定することができる。
In the
以下、本実施形態による光ファイバアレイ10において複数の光ファイバ14が高い精度で固定される機構について図6をさらに用いて説明する。図6は、本実施形態による光ファイバアレイ10における光ファイバの固定を説明する図である。図6(a)は、本実施形態による光ファイバアレイ10におけるV溝基板12に対する蓋体18の傾斜を説明する図である。図6(b)は、本実施形態による光ファイバアレイ10において蓋体18が最も傾斜した場合を示す縦断面図である。図6(c)は、本実施形態による光ファイバアレイ10において固定された複数の光ファイバ14の端面を示す図である。
Hereinafter, a mechanism for fixing the plurality of
本実施形態による光ファイバアレイ10において、V溝基板12と蓋体18の挟み部24とが複数の光ファイバ14の先端部を挟むと、蓋体18がV溝基板12に対して傾斜しうる。このとき、本実施形態による光ファイバアレイ10では、蓋体18が一対の側壁部26を有しているため、図6(a)に示すように、蓋体18の挟み部24側が若干開くように傾斜しても、一対の側壁部26がV溝基板12に接触する。この結果、V溝基板12に対する蓋体18の傾斜角度が小さく抑制される。
In the
図6(b)に示すように、蓋体18がV溝基板12に対して最も傾斜した場合であっても、V溝基板12に対する蓋体18の傾斜角度はごく小さい角度となる。
As shown in FIG. 6B, even when the
こうして、本実施形態による光ファイバアレイ10では、V溝基板12に対する蓋体18の傾斜角度が小さく抑制されるため、V溝基板12の基板面と挟み部24の押さえ面24aとの間の平行性を容易に確保することができる。これにより、本実施形態による光ファイバアレイ10では、複数の光ファイバ14を高い精度で固定することができる。
Thus, in the
本実施形態による光ファイバアレイ10では、図6(c)に示すように、複数の光ファイバ14のそれぞれが、V溝22の両側壁面及び挟み部24の押さえ面24aにより3点支持されて高い精度で固定される。
In the
一方、一対の側壁部26、26を有しない蓋体を用いたのでは、本実施形態による光ファイバアレイ10とは異なり、複数の光ファイバ14を高い精度で固定することは困難である。以下、一対の側壁部26、26を有しない蓋体を用いた場合に複数の光ファイバ14を高い精度で固定することが困難である点についてさらに図23乃至図25を用いて説明する。図23及び図24は、それぞれ一対の側壁部を有しない蓋体を用いた背景技術による光ファイバアレイを示す斜視図及び縦断面図である。図24は、整列されて固定された複数の光ファイバの整列方向に垂直な面に沿った断面を示している。図25は、背景技術による光ファイバアレイにおける光ファイバの固定を説明する図である。図25(a)は、背景技術による光ファイバアレイにおけるV溝基板に対する蓋体の傾斜を説明する図である。図25(b)は、背景技術による光ファイバアレイにおいて固定された複数の光ファイバの端面を示す図である。
On the other hand, using a lid that does not have the pair of
図23及び図24に示すように、背景技術による光ファイバアレイ710は、図1等に示す一対の側壁部26を有する蓋体18に代えて、一対の側壁部26を有しない蓋体718が用いられている。蓋体718は、一対の側壁部26を有しない点を除き、本実施形態による蓋体18と同様に、挟み部24と支持部28とを有している。背景技術による光ファイバアレイ710は、一対の側壁部26、26を有しない蓋体718が用いられている点を除き、本実施形態による光ファイバアレイ10と同様の構成を有している。
As shown in FIGS. 23 and 24, an
背景技術による光ファイバアレイ710においても、V溝基板12と蓋体718の挟み部24とが光ファイバ14の先端部を挟むと、蓋体718がV溝基板12に対して傾斜しうる。このとき、背景技術による光ファイバアレイ710では、蓋体718が一対の側壁部26、26を有していない。このため、図25(a)に示すように、蓋体718の挟み部24側が開くように傾斜した場合に、蓋体718は、一対の側壁部26、26を有する蓋体18の場合と比較して高い自由度で傾斜しうる。この結果、背景技術による光ファイバアレイ710におけるV溝基板12に対する蓋体718の傾斜角度は、本実施形態による光ファイバアレイ10におけるV溝基板12に対する蓋体18の傾斜角度と比較して大きくなりうる。
Also in the
こうして、背景技術による光ファイバアレイ710では、本実施形態による光ファイバアレイ10と比較して、V溝基板12に対する蓋体718の傾斜角度を小さく抑制することが困難である。このため、背景技術による光ファイバアレイ710では、V溝基板12の基板面と挟み部24の押さえ面24aとの間の平行性を確保することも困難であり、この結果、複数の光ファイバ14を高い精度で固定することが困難である。
Thus, in the
背景技術による光ファイバアレイ710では、図25(b)に示すように、複数の光ファイバ14が、V溝22の両側壁面及び挟み部24の押さえ面24aにより3点支持されず、その結果、高い精度で固定されることが困難になる。
In the
このように、本実施形態によれば、背景技術とは異なり、蓋体18が一対の側壁部26、26を有することにより、曲げ部14aを有する複数の光ファイバ14を高い精度で固定することができる。
Thus, according to the present embodiment, unlike the background art, the
次に、本実施形態による光ファイバアレイ10の組み立て方法についてさらに図7を用いて説明する。図7は、本実施形態による光ファイバアレイ10の組み立て方法を説明する縦断面図である。図7は、図4に示す断面と対応する断面を示している。
Next, the method for assembling the
まず、V溝基板12の複数のV溝22のそれぞれに、曲げ部14aを有するように予め所定の曲げ半径で曲げられた複数の光ファイバ14の先端側の部分のそれぞれを収容する。このとき、複数の光ファイバ14の先端側の所定の長さの部分が、それぞれV溝22外に突出するように、複数の光ファイバ14を複数のV溝22に収容する。なお、光ファイバ14を曲げるための曲げ加工の方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。
First, each of the plurality of V-
上述のように複数の光ファイバ14を複数のV溝22に収容するとともに、V溝基板12と蓋体18の挟み部24の押さえ面24aとにより、複数の光ファイバ14を挟む。
As described above, the plurality of
こうして、V溝基板12と蓋体18との間に、複数の光ファイバ14を挟む。
In this way, the plurality of
次いで、複数の光ファイバ14を挟んだ状態で、V溝基板12の主面と挟み部24の押さえ面24aとの間、V溝22と光ファイバ14との間及び光ファイバ14と挟み部24の押さえ面24aとの間に、紫外線硬化型樹脂を流し込む。また、V溝基板12の主面と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間にも、紫外線硬化型樹脂を流し込む。紫外線硬化型樹脂は、毛細管現象等を利用して流し込むことができる。なお、紫外線硬化型樹脂は、光ファイバ14を挟む前に、V溝基板12の主面、V溝22、挟み部24の押さえ面24a及び一対の側壁部26、26の固定面26aに予め塗布してもよい。
Next, in a state where the plurality of
次いで、複数の光ファイバ14を挟む方向にV溝基板12及び蓋体18をプランジャ等により加圧しながら、V溝基板12及び蓋体18に向けて紫外線を照射する。これにより、V溝基板12の主面と挟み部24の押さえ面24aとの間、V溝22と光ファイバ14との間及び光ファイバ14と挟み部24の押さえ面24aとの間の紫外線硬化型樹脂を硬化させる。また、V溝基板12の主面と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間の紫外線硬化型樹脂を硬化させる。こうして、V溝基板12と蓋体18との間に複数の光ファイバ14を挟んで固定するとともに、蓋体18をV溝基板12に固定する。
Next, the V-
また、光ファイバテープ心線16の被覆部20の端部を支持部28上に固定する。
Further, the end portion of the covering
なお、必要に応じて、さらに軟質の紫外線硬化型樹脂からなる保護材を形成して、光ファイバ14を保護してもよい。この場合、軟質の紫外線硬化型樹脂を、一対の側壁部26、26との間の空間30内に充填するとともに、空間30外の複数の光ファイバ14及び被覆部20上に塗布して、紫外線の照射により硬化させる。
If necessary, a protective material made of a softer ultraviolet curable resin may be formed to protect the
次いで、複数の光ファイバ14のV溝22外に突出している先端側部分を切断する。次いで、V溝22から覗く複数の光ファイバ14の端面、並びにこれらと同じ側のV溝基板12の端面及び蓋体18の端面を所定の角度で研磨する。
Next, the tip side portions protruding out of the
こうして、本実施形態による光ファイバアレイ10が組み立てられて製造される。
Thus, the
なお、上記では、複数の光ファイバ14をV溝基板12と蓋体18との間に挟んで固定する前に、複数の光ファイバ14が予め曲げ部14aを有するように曲げられている場合について説明したが、これに限定されるものではない。直線状の複数の光ファイバ14をV溝基板12と蓋体18との間に挟んで固定した後に、複数の光ファイバ14を、曲げ部14aを有するように曲げてもよい。
In the above, before the plurality of
図8は、上記のように複数の光ファイバ14の固定後に複数の光ファイバ14を曲げる場合の本実施形態による光ファイバアレイ10の他の組み立て方法を説明する縦断面図である。図8は、図4に示す断面と対応する断面を示している。
FIG. 8 is a longitudinal sectional view for explaining another assembling method of the
図8に示すように、V溝基板12の複数のV溝22のそれぞれに、曲げられていない直線状の複数の光ファイバ14の先端側の部分のそれぞれを収容する。なお、図7に示す場合とは異なり、図8に示す場合、複数の光ファイバ14は、曲げ部14aとなる部分まで被覆部20で覆われている。このとき、複数の光ファイバ14の先端側の所定の長さの部分が、それぞれV溝22外に突出するように複数の光ファイバ14を複数のV溝22に収容する。
As shown in FIG. 8, each of the plurality of V-
上述のように曲げられていない複数の光ファイバ14を複数のV溝22に収容するとともに、V溝基板12と蓋体18の挟み部24の押さえ面24aとにより、複数の光ファイバ14を挟む。
The plurality of
こうして曲げられていない光ファイバ14を挟んだ状態で、上記図7に示す場合と同様に、紫外線硬化樹脂により、V溝基板12と蓋体18との間に直線状の複数の光ファイバ14を挟んで固定するとともに、蓋体18をV溝基板12に固定する。
In the state where the
次いで、曲げ部14aを有するように複数の光ファイバ14を所定の曲げ半径で曲げて、被覆部20を支持部28上に固定する。なお、この場合も、光ファイバ14を曲げるための曲げ加工の方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。
Next, the plurality of
以後の工程は、図7に示す場合と同様であるので説明を省略する。 The subsequent steps are the same as those shown in FIG.
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による光ファイバアレイについて図9乃至図11を用いて説明する。なお、上記第1実施形態による光ファイバアレイと同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
[Second Embodiment]
An optical fiber array according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The same components as those in the optical fiber array according to the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted or simplified.
まず、本実施形態による光ファイバアレイの構成について図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は、それぞれ本実施形態による光ファイバアレイを示す斜視図及び横断面図である。図10は、整列されて固定された光ファイバの先端部の軸方向に垂直な面に沿った断面を示している。 First, the configuration of the optical fiber array according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. 9 and 10. 9 and 10 are a perspective view and a cross-sectional view, respectively, showing the optical fiber array according to the present embodiment. FIG. 10 shows a cross section along a plane perpendicular to the axial direction of the tip end portion of the optical fiber aligned and fixed.
本実施形態による光ファイバアレイの基本的構成は、第1実施形態による光ファイバアレイ10の構成とほぼ同様である。本実施形態による光ファイバアレイは、光ファイバテープ心線16に含まれる複数の光ファイバ14とは別個にダミーファイバを有している点で、第1実施形態による光ファイバアレイ10とは異なっている。また、本実施形態による光ファイバアレイは、V溝基板12においてダミーファイバを収容するためのダミー用V溝が形成されている点で、第1実施形態による光ファイバアレイ10とは異なっている。
The basic configuration of the optical fiber array according to the present embodiment is substantially the same as the configuration of the
図9及び図10に示すように、本実施形態による光ファイバアレイ210は、光ファイバテープ心線16に含まれる複数の光ファイバ14とは別個に、複数のダミーファイバ214を有している。ダミーファイバ214は、光ファイバ14と同一の外径を有するものであることが好ましい。また、ダミーファイバ214は、光ファイバ14と同等の硬さ等の機械的特性を有するものであることが好ましい。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
ダミーファイバ214は、光を伝搬するコアを有する光ファイバであってもよい。この場合、ダミーファイバ214は、光ファイバテープ心線16に含まれる光ファイバ14と同種の光ファイバであってもよいし、光ファイバテープ心線16に含まれる光ファイバ14とは異種の光ファイバであってもよい。
The
また、ダミーファイバ214は、光ファイバ14の外径と同一の外径を有する円形の横断面形状を有する中実又は中空のガラス材料等からなる棒状体であって、光ファイバとしての機能を有しないものであってもよい。
The
V溝基板12の一方の主面には、複数の光ファイバ14を収容する複数のV溝22に加えて、複数のV溝22に沿って、複数のダミー用V溝222が形成されている。ダミー用V溝222は、V溝基板12の主面における複数のV溝22の両側の領域に、それぞれ同数ずつ設けられている。図9及び図10では、V溝基板12の主面における複数のV溝22の両側の領域に、それぞれ2本ずつダミー用V溝222が設けられている場合を示している。ダミー用V溝222は、V溝22と同一の深さ、開口幅、側壁の傾斜角度、ピッチで、V溝22に沿って形成されている。
On one main surface of the V-
なお、ダミー用V溝222は、必ずしも複数のV溝22の両側に複数のV溝22に沿ってV溝基板12の主面に形成されている必要はない。ダミー用V溝222は、複数のV溝22の両側の少なくとも一方の側に、複数のV溝22に沿ってV溝基板12の主面に形成されていればよい。
The
複数のダミー用V溝222のそれぞれには、ダミーファイバ214が収容されている。ダミーファイバ214は、ダミー用V溝222の一端から他端にわたって収容されていてもよいし、ダミー用V溝222の一部分に収容されていてもよい。
A
ダミー用V溝222に収容されたダミーファイバ214のそれぞれは、V溝基板12と、蓋体18の側壁部26とにより挟まれて固定されている。ダミーファイバ214の上部は、側壁部26の固定面26aにより押さえられている。
Each of the
V溝基板12の主面と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間、ダミー用V溝222とダミーファイバ214との間及びダミーファイバ214と一対の側壁部26、26の固定面26aの間は、それぞれ紫外線硬化型樹脂により固定されている。これらの間を固定する紫外線硬化型樹脂は、例えば、複数のダミーファイバ214をV溝基板12と一対の側壁部26との間に挟んだ後に毛細管現象等を利用してこれらの間に流し込んで硬化させたものである。また、紫外線硬化型樹脂は、例えば、V溝基板12の主面、ダミー用V溝222及び一対の側壁部26の固定面26aに予め塗布してダミーファイバ214を挟んだ後に硬化させたものであってもよい。なお、V溝基板12の主面と側壁部26の固定面26aとの間、ダミー用V溝222とダミーファイバ214との間及びダミーファイバ214と側壁部26の固定面26aとの間を固定する方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。
Between the main surface of the V-
こうして、本実施形態による光ファイバアレイ210では、複数のダミーファイバ214が、V溝基板12と蓋体18との間に挟まれて、整列されて固定されている。また、複数の光ファイバ14は、第1実施形態と同様に、V溝基板12と蓋体18の挟み部24とにより挟まれて、整列されて固定されている。V溝基板12と蓋体18との間の複数の光ファイバ14の端面及び複数のダミーファイバ214の端面は、これらと同じ側のV溝基板12の端面及び蓋体18の端面とともに研磨されており、V溝基板12の端面及び蓋体18の端面と揃った面になっている。
Thus, in the
本実施形態による光ファイバアレイ210は、上述のように、複数のダミーファイバ214が、V溝基板12と一対の側壁部26、26とにより挟まれて固定されている。この結果、V溝基板12に対する蓋体18の傾斜角度をさらに小さく抑制することができるため、V溝基板12の基板面と挟み部24の押さえ面24aとの間の平行性をさらに容易に確保することができる。これにより、本実施形態による光ファイバアレイ210では、複数の光ファイバ14をさらに高い精度で固定することができる。
In the
複数のダミーファイバ214が光ファイバとして機能しうる場合、本実施形態による光ファイバアレイ210は、複数の光ファイバ14を光デバイスと光学的に接続する際に、複数のダミーファイバ214を用いてアクティブ調心を行うことができる。図11は、本実施形態による光ファイバアレイの調心方法を説明する図である。図11(a)は、本実施形態による光ファイバアレイ210のアクティブ調心を行うための光源を示す斜視図である。図11(b)は、本実施形態による光ファイバアレイ210のアクティブ調心時の光ファイバ14の端面及びダミーファイバ214の端面を示す図である。
When the plurality of
本実施形態による光ファイバアレイ210のアクティブ調心時には、図11(a)に示すように、光源216を光ファイバアレイ210に配置して、光源216から光を出射する。光源216は、出射した光がダミーファイバ214に入射してそのコアを伝搬するように、例えば、蓋体18の挟み部24とは反対側のV溝基板12の端面側に配置することができる。
During active alignment of the
光源216から出射された光は、複数の光ファイバ14の両側における複数のダミーファイバ214に入射して、それらのコアを伝搬する。この結果、図11(b)に示すように、複数の光ファイバ14の両側におけるダミーファイバ214のコア214aは、伝搬光により光って見える。
Light emitted from the
こうして光が伝搬して光って見えるダミーファイバ214のコア214aをターゲット又は基準として、接続先の光デバイスに対して、V溝基板12と蓋体18との間に固定された複数の光ファイバ14の位置合わせを行う。これにより、複数の光ファイバ14を調心する。
A plurality of
このように、ダミーファイバ214のコア214aは、複数の光ファイバ14の位置合わせを行うためのアクティブ調心に用いられるように構成されていてもよい。
Thus, the
次に、本実施形態による光ファイバアレイ210の組み立て方法について図12乃至図14を用いて説明する。図12乃至図14は、それぞれ本実施形態による光ファイバアレイ210の組み立て方法を説明する斜視図である。本実施形態による光ファイバアレイ210の組み立て方法は、ダミーファイバ214に関する点を除き、第1実施形態による光ファイバアレイ10の組み立て方法とほぼ同様である。
Next, a method for assembling the
まず、V溝基板12の複数のV溝22のそれぞれに、第1実施形態と同様に、曲げられた複数の光ファイバ14の先端側の部分のそれぞれを収容する。なお、第1実施形態と同様に、曲げられていない直線状の複数の光ファイバ14をV溝基板12と蓋体18との間に挟んで固定した後に、複数の光ファイバ14を曲げてもよい。
First, each of the plurality of V-
また、複数のダミー用V溝222のそれぞれに、ダミーファイバ214を収容する。このとき、複数のダミーファイバ214の両端側の所定の長さの部分が、それぞれダミー用V溝222外に突出するように、複数のダミーファイバ214を複数のダミー用V溝222に収容する。
Further, the
上述のように複数の光ファイバ14を複数のV溝22に収容するとともに、V溝基板12と蓋体18の挟み部24の押さえ面24aとにより、複数の光ファイバ14を挟む。さらに、上述のように複数のダミーファイバ214を複数のダミー用V溝222に収容するとともに、V溝基板12と蓋体18の一対の側壁部26の固定面26aとにより、複数のダミーファイバ214を挟む。
As described above, the plurality of
こうして、図12乃至図14に示すように、V溝基板12と蓋体18との間に、複数の光ファイバ14及び複数のダミーファイバ214を挟む。
Thus, as shown in FIGS. 12 to 14, the plurality of
次いで、光ファイバ14及びダミーファイバ214を挟んだ状態で、V溝基板12の主面と挟み部24の押さえ面24aとの間、V溝22と光ファイバ14との間及び光ファイバ14と挟み部24の押さえ面24aとの間に、紫外線硬化型樹脂を流し込む。また、V溝基板12の主面と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間、ダミー用V溝222とダミーファイバ214との間及びダミーファイバ214と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間にも、紫外線硬化型樹脂を流し込む。紫外線硬化型樹脂は、毛細管現象等を利用して流し込むことができる。なお、紫外線硬化型樹脂は、光ファイバ14及びダミーファイバ214を挟む前に、V溝基板12の主面、V溝22、ダミー用V溝222、挟み部24の押さえ面24a及び一対の側壁部26、26の固定面26aに予め塗布してもよい。
Next, in a state where the
次いで、光ファイバ14及びダミーファイバ214を挟む方向にV溝基板12及び蓋体18をプランジャ等により加圧しながら、V溝基板12及び蓋体18に向けて紫外線を照射する。これにより、V溝22内、ダミー用V溝222内、V溝基板12と挟み部24の押さえ面24aとの間及びV溝基板12と一対の側壁部26、26の固定面26aとの間の紫外線硬化型樹脂を硬化させる。こうして、V溝基板12と蓋体18との間に複数の光ファイバ14及び複数のダミーファイバ214を挟んで固定するとともに、蓋体18をV溝基板12に固定する。
Next, the V-
また、第1実施形態と同様に、光ファイバテープ心線16の被覆部20の端部を支持部28上に固定する。また、必要に応じて、さらに軟質の紫外線硬化型樹脂からなる保護材を形成してもよい。
Moreover, the end part of the coating |
次いで、複数の光ファイバ14のV溝22外に突出している先端側部分を切断する。また、複数のダミーファイバ214のダミー用V溝222外に突出している両端部分を切断する。次いで、V溝22から覗く複数の光ファイバ14の端面、ダミー用V溝222から覗く複数のダミーファイバ214の端面、並びにこれらと同じ側のV溝基板12の端面及び蓋体18の端面を所定の角度で研磨する。
Next, the tip side portions protruding out of the
こうして、本実施形態による光ファイバアレイ210が組み立てられて製造される。
Thus, the
なお、本実施形態による光ファイバアレイ210においても、第1実施形態と同様に、蓋体18に、挟み部24と一対の側壁部26、26とを分離する溝25が設けられていてもよい。
Also in the
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による光ファイバアレイについて図15を用いて説明する。図15は、それぞれ本実施形態による光ファイバアレイを示す斜視図である。なお、上記第1及び第2実施形態による光ファイバアレイと同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
[Third Embodiment]
An optical fiber array according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 15 is a perspective view showing the optical fiber array according to the present embodiment. The same components as those of the optical fiber arrays according to the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted or simplified.
第1実施形態では、蓋体18が一対の側壁部26、26を有する場合について説明したが、側壁部26は必ずしも一対である必要はない。本実施形態では、蓋体18が1つの側壁部26を有する場合について説明する。
In the first embodiment, the case where the
本実施形態による光ファイバアレイの基本的構成は、第1実施形態による光ファイバアレイ10とほぼ同様である。本実施形態による光ファイバアレイは、側壁部26が1つである点で、第1実施形態による光ファイバアレイ10と異なっている。
The basic configuration of the optical fiber array according to the present embodiment is substantially the same as that of the
図15に示すように、本実施形態による光ファイバアレイ310では、蓋体18は、一対の側壁部26、26ではなく、1つの側壁部26を有している。1つの側壁部26は、第1実施形態と同様に、V溝基板12の主面における複数のV溝22の側方の領域上に固定されている。
As shown in FIG. 15, in the
本実施形態のように、蓋体18は、少なくとも1つの側壁部26を有していればよい。
Like this embodiment, the
なお、本実施形態による光ファイバアレイ310においても、第1実施形態と同様に、蓋体18に、挟み部24と側壁部26とを分離する溝25が設けられていてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ310においても、第2実施形態と同様に、V溝基板12にダミー用V溝222が形成され、ダミー用V溝222にダミーファイバ214が収容されていてもよい。
Also in the
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による光ファイバアレイについて図16及び図17を用いて説明する。なお、上記第1乃至第3実施形態による光ファイバアレイと同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
[Fourth Embodiment]
An optical fiber array according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the same components as those of the optical fiber arrays according to the first to third embodiments are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted or simplified.
まず、本実施形態による光ファイバアレイの構成について図16を用いて説明する。図16は、本実施形態による光ファイバアレイを示す斜視図である。 First, the configuration of the optical fiber array according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 16 is a perspective view showing the optical fiber array according to the present embodiment.
第1実施形態による一対の側壁部26、26は、蓋体18とは別個の部品として構成することもできる。本実施形態では、一対の側壁部26、26に相当する別個の部品を用いた場合について説明する。
The pair of
本実施形態による光ファイバアレイの基本的構成は、第1実施形態による光ファイバアレイ10とほぼ同様である。本実施形態による光ファイバアレイは、一対の側壁部26、26に代えて、一対の側壁部26、26に相当する別個の部品が用いられている点で、第1実施形態による光ファイバアレイ10と異なっている。
The basic configuration of the optical fiber array according to the present embodiment is substantially the same as that of the
図16に示すように、本実施形態による光ファイバアレイ410は、第1実施形態による一対の側壁部26、26に代えて、一対の側壁部26、26に相当する一対の側壁部426、426を有している。一対の側壁部426、426は、蓋体18とは別個の部品として構成されている。
As shown in FIG. 16, the
本実施形態では、蓋体18の挟み部24の後方の部分に、傾斜面432が形成されている。傾斜面432は、挟み部24側から後方に向かうに従って、V溝基板12から徐々に離間するように傾斜した面になっている。
In the present embodiment, an
一対の側壁部426、426は、後述の図17に示すように、それぞれ第1実施形態による側壁部26の固定面26aに対応する固定面426aを有している。また、一対の側壁部426、426は、それぞれV溝基板12の主面と蓋体の18の傾斜面432との間の間隙に挿入可能な形状を有している。より具体的には、一対の側壁部426、426は、それぞれ、V溝基板12の主面に接触する固定面426aを側面として有するとともに、蓋体18の傾斜面432に接触する側面を有する三角柱状の形状を有している。なお、側壁部426の形状は、特に限定されるものではなく、V溝基板12の主面に接触する固定面426aと、蓋体18の傾斜面432に接触する面とを有する形状であればよい。
As shown in FIG. 17 described later, the pair of
一対の側壁部426、426の固定面426aは、第1実施形態による一対の側壁部26の固定面26aと同様に、紫外線硬化型樹脂等により、それぞれV溝基板12の主面における複数のV溝22の側方の領域上に固定される。また、一対の側壁部426、426の蓋体18の傾斜面432に接触する面は、紫外線硬化型樹脂等により、それぞれ蓋体18の傾斜面432に固定される。
The fixing surfaces 426a of the pair of
一対の側壁部426、426は、例えば、ガラス材料からなる蓋体18と同一の材料から構成されていてもよいし、ガラス材料からなる蓋体18とは異なる材料から構成されていてもよい。例えば、一対の側壁部426、426は、樹脂材料から構成された樹脂成形品であってもよいし、金属から構成された金属加工品であってもよい。
The pair of
本実施形態による光ファイバアレイ410では、一対の側壁部426、426が、挟み部24を含む蓋体18とは別個の部品として構成されているため、例えばガラス材料からなる蓋体18の構造を簡略化することができる。したがって、蓋体18を安価に製造することができるため、本実施形態による光ファイバアレイ410も安価に製造することができる。
In the
次に、本実施形態による光ファイバアレイ410の組み立て方法について図17を用いて説明する。図17は、本実施形態による光ファイバアレイ410の組み立て方法を説明する斜視図である。
Next, a method for assembling the
まず、V溝基板12の複数のV溝22のそれぞれに、第1実施形態と同様に、曲げられた複数の光ファイバ14の先端側の部分のそれぞれを収容する。なお、第1実施形態と同様に、曲げられていない複数の光ファイバ14をV溝基板12と蓋体18との間に挟んで固定した後に、複数の光ファイバ14を曲げてもよい。
First, each of the plurality of V-
上述のように複数の光ファイバ14を複数のV溝22に収容するとともに、V溝基板12と蓋体18の挟み部24の押さえ面24aとにより、複数の光ファイバ14を挟む。
As described above, the plurality of
次いで、図17に示すように、一対の側壁部426、426を、それぞれV溝基板12の主面と蓋体の18の傾斜面432との間の間隙に挿入する。
Next, as shown in FIG. 17, the pair of
次いで、第1実施形態と同様に、V溝基板12と蓋体18との間に複数の光ファイバ14を挟んで固定するとともに、蓋体18をV溝基板12に固定する。
Next, as in the first embodiment, the plurality of
さらに、一対の側壁部426、426をV溝基板12及び蓋体18に固定する。すなわち、一対の側壁部426、426の固定面426aを、紫外線硬化型樹脂等により、それぞれV溝基板12の主面における複数のV溝22の側方の領域上に固定する。また、一対の側壁部426、426の蓋体18の傾斜面432に接触する面を、紫外線硬化型樹脂等により、それぞれ蓋体18の傾斜面432に固定する。
Further, the pair of
また、第1実施形態と同様に、光ファイバテープ心線16の被覆部20の端部を支持部28上に固定する。また、必要に応じて、さらに軟質の紫外線硬化型樹脂からなる保護材を形成してもよい。
Moreover, the end part of the coating |
こうして、本実施形態による光ファイバアレイ410が組み立てられて製造される。
Thus, the
なお、上記では、側壁部426が一対である場合について説明したが、側壁部426は、側壁部26と同様に、必ずしも一対である必要はない。側壁部426は、1つであってもよい。
In addition, although the case where the
また、本実施形態による光ファイバアレイ410においても、第2実施形態と同様に、V溝基板12にダミー用V溝222が形成され、ダミー用V溝222にダミーファイバ214が収容されていてもよい。
Also in the
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態による光ファイバアレイについて図18乃至図20を用いて説明する。図18乃至図20は、それぞれ本実施形態による光ファイバアレイを示す斜視図、断面斜視図及び縦断面図である。図20は、整列されて固定された複数の光ファイバの整列方向に垂直な面に沿った断面を示している。なお、上記第1乃至第4実施形態による光ファイバアレイと同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
[Fifth Embodiment]
An optical fiber array according to a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 18 to 20 are a perspective view, a sectional perspective view, and a longitudinal sectional view, respectively, showing the optical fiber array according to the present embodiment. FIG. 20 shows a cross section along a plane perpendicular to the alignment direction of a plurality of optical fibers aligned and fixed. The same components as those of the optical fiber arrays according to the first to fourth embodiments are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted or simplified.
第1実施形態では、図8に示す場合を除き、一対の側壁部26、26の間の空間30に収容された複数の光ファイバ14の曲げ部14aが、光ファイバテープ心線16の被覆部20で覆われていない場合について説明したが、これに限定されるものではない。一対の側壁部26、26の間の空間30に収容された曲げ部14aまでが被覆部20で覆われていてもよい。本実施形態では、曲げ部14aまでが被覆部20で覆われている場合について説明する。
In the first embodiment, except for the case shown in FIG. 8, the
本実施形態による光ファイバアレイの基本的構成は、第1実施形態による光ファイバアレイ10とほぼ同様である。本実施形態による光ファイバアレイは、一対の側壁部26、26の間の空間30に収容され複数の光ファイバ14の曲げ部14aまでが被覆部20で覆われている点で、第1実施形態による光ファイバアレイ10と異なっている。
The basic configuration of the optical fiber array according to the present embodiment is substantially the same as that of the
図18乃至図20に示すように、本実施形態による光ファイバアレイ510では、光ファイバテープ心線16の被覆部20が、蓋体18における一対の側壁部26、26との間の空間30に収容された複数の光ファイバ14の曲げ部14aまで覆っている。
As shown in FIGS. 18 to 20, in the
被覆部20で覆われた曲げ部14aよりも先の複数の光ファイバ14の裸の先端部は、第1実施形態と同様に、V溝基板12と蓋体18とにより挟まれて固定されている。
The bare tips of the plurality of
V溝基板12のV溝22が形成された主面には、空間30において複数の光ファイバ14を覆う被覆部20がV溝基板12と接触して干渉しないように凹部512が形成されている。凹部512は、蓋体18の挟み部24の後方に位置するように形成されている。
On the main surface of the V-
本実施形態による光ファイバアレイ510は、次のように組み立てることができる。すなわち、曲げ部14aとなる部分までが被覆部20で覆われた曲げ加工前の複数の光ファイバ14の先端部をV溝基板12と蓋体18とで挟んで固定した後に、被覆部20で覆われた複数の光ファイバ14を曲げ加工により曲げて曲げ部14aを設けることができる。V溝基板12に凹部512が形成されているため、曲げ加工前の複数の光ファイバ14を固定した後に曲げ加工を行う場合であっても、複数の光ファイバ14を覆う被覆部20がV溝基板12と干渉するのを防止することができる。なお、本実施形態においても、複数の光ファイバ14の先端部をV溝基板12と蓋体18とで挟んで固定する前に、複数の光ファイバ14に曲げ部14aが予め設けられていてもよい。
The
本実施形態のように、一対の側壁部26、26の間の空間30に収容された複数の光ファイバ14の曲げ部14aまでが被覆部20で覆われていてもよい。
As in this embodiment, up to the
なお、本実施形態による光ファイバアレイ510においても、第1実施形態と同様に、蓋体18に、挟み部24と一対の側壁部26、26とを分離する溝25が設けられていてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ510においても、第2実施形態と同様に、V溝基板12にダミー用V溝222が形成され、ダミー用V溝222にダミーファイバ214が収容されていてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ510においても、第3実施形態と同様に、蓋体18が1つの側壁部26を有していてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ510においても、第4実施形態と同様に、一対の側壁部26、26に代えて、一対の側壁部426、426が蓋体18とは別個の部品として構成されていてもよい。
Also in the
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態による光ファイバアレイについて図21及び図22を用いて説明する。図21及び図22は、それぞれ本実施形態による光ファイバアレイを示す斜視図及び縦断面図である。図22は、整列されて固定された複数の光ファイバの整列方向に垂直な面に沿った断面を示している。なお、上記第1乃至第5実施形態による光ファイバアレイと同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し又は簡略にする。
[Sixth Embodiment]
An optical fiber array according to a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 21 and 22 are a perspective view and a longitudinal sectional view showing the optical fiber array according to the present embodiment, respectively. FIG. 22 shows a cross section along a plane perpendicular to the alignment direction of a plurality of optical fibers aligned and fixed. The same components as those in the optical fiber arrays according to the first to fifth embodiments are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted or simplified.
蓋体18は、互いに材料の異なる複数の部品を接合して構成することもできる。本実施形態では、蓋体18が複数の部品から構成された場合について説明する。
The
本実施形態による光ファイバアレイの基本的構成は、第1実施形態による光ファイバアレイ10とほぼ同様である。本実施形態による光ファイバアレイは、蓋体18が互いに材料の異なる複数の部品から構成されている点で、第1実施形態による光ファイバアレイ10とは異なっている。
The basic configuration of the optical fiber array according to the present embodiment is substantially the same as that of the
図21及び図22に示すように、本実施形態による光ファイバアレイ610では、蓋体18が、これを構成する部品として、第1の部分18Gと、第2の部分18Rとを有している。第1の部分18Gと第2の部分18Rとは、互いに材料が異なっている。
As shown in FIGS. 21 and 22, in the
第1の部分18Gは、例えばガラス材料からなる部分である。第1の部分18Gは、第1の実施形態と同様の挟み部24と、一対の側壁部26G、26Gとを有している。側壁部26Gは、第1の実施形態による側壁部26の一部、すなわち第1の実施形態による側壁部26のうちの挟み部24側の部分に相当する。
The
一方、第2の部分18Rは、例えば樹脂材料からなる部分である。第2の部分18Rは、第1の実施形態と同様の支持部28と、一対の側壁部26R、26Rとを有している。側壁部26Rは、第1の部分18Gが有する上記第1の実施形態による側壁部26の一部を除く側壁部26の残部、すなわち第1の実施形態による側壁部26のうちの側壁部26Gが相当する部分を除く残部に相当する。なお、第2の部分18Rは、側壁部26に相当する部分を有しないものであってもよい。
On the other hand, the
本実施形態のように、蓋体18は、互いに材料の異なる第1の部分18G及び第2の部分18Rを有するハイブリッド構造を有するものとすることができる。このようなハイブリッド構造を蓋体18が有することにより、高い精度で光ファイバ14を固定する一方、蓋体18を高い自由度で安価に作製することができる。すなわち、挟み部24を有する第1の部分18Gをガラス材料で構成することにより、高い精度で光ファイバ14を固定することができる。一方、第2の部分18Rを樹脂材料で構成することにより、光ファイバ14を収容する第2の部分18Rを高い自由度で成形することができる。また、第2の部分18Rを樹脂材料で構成することにより、蓋体18全体をガラス材料で構成する場合と比較して、蓋体18を安価に作製することができる。
As in this embodiment, the
例えば、樹脂材料で構成された第2の部分18Rでは、第1実施形態の傾斜面32に相当する傾斜面632を、光ファイバ14の曲げ部14aに沿った曲面として成形することができる。
For example, in the
なお、本実施形態による光ファイバアレイ610においても、第1実施形態と同様に、蓋体18に、挟み部24と一対の側壁部26G、26Gとを分離する溝25が設けられていてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ610においても、第2実施形態と同様に、V溝基板12にダミー用V溝222が形成され、ダミー用V溝222にダミーファイバ214が収容されていてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ610においても、第3実施形態と同様に、蓋体18が1つの側壁部26G及び1つの側壁部26Rを有していてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ610においても、第4実施形態と同様に、一対の側壁部26G、26G及び一対の側壁部26R、26Rに代えて、一対の側壁部426、426が蓋体18とは別個の部品として構成されていてもよい。
Also in the
また、本実施形態による光ファイバアレイ610においても、第5実施形態と同様に、一対の側壁部26G、26G及び一対の側壁部26R、26Rの間の空間30に収容された複数の光ファイバ14の曲げ部14aまでが被覆部20で覆われていてもよい。
Also in the
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
[Modified Embodiment]
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made.
例えば、上記実施形態では、複数のV溝22が形成されたV溝基板12を用いた場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。V溝基板12に代えて、複数のV溝22と同様に光ファイバ14を収容しうる複数の溝が形成された基板を用いることができる。
For example, in the above-described embodiment, the case where the V-
また、上記実施形態では、複数のダミー用V溝222が形成された場合を例に説明したが、これに限定されるものでない。複数のダミー用V溝222に代えて、複数のダミー用V溝222と同様にダミーファイバ214を収容しうる複数のダミー用の溝が形成されていればよい。
In the above embodiment, the case where a plurality of
10、210、310、410、510、610…光ファイバアレイ
12…V溝基板
14…光ファイバ
14a…曲げ部
16…光ファイバテープ心線
18…蓋体
22…V溝
24…挟み部
26…側壁部
28…支持部
214…ダミーファイバ
222…ダミー用V溝
426…側壁部
10, 210, 310, 410, 510, 610 ...
Claims (9)
前記複数の光ファイバの先端部を収容する複数の溝が主面に形成された基板と、
前記複数の溝に収容された前記複数の光ファイバの前記先端部を前記基板と挟んで固定する蓋体とを有し、
前記蓋体が、
前記複数の光ファイバの前記先端部を押さえる押さえ面を有する挟み部と、
前記複数の溝の両側の少なくとも一方で前記基板の前記主面に固定された固定面を有する壁部とを有することを特徴とする光ファイバアレイ。 A plurality of optical fibers having bent portions;
A substrate having a plurality of grooves formed on the main surface for accommodating the tip portions of the plurality of optical fibers;
A lid for fixing the tip portions of the plurality of optical fibers accommodated in the plurality of grooves with the substrate interposed therebetween;
The lid is
A sandwiching portion having a pressing surface for pressing the tip ends of the plurality of optical fibers;
An optical fiber array comprising: a wall portion having a fixed surface fixed to the main surface of the substrate on at least one of both sides of the plurality of grooves.
前記他の溝に収容され、前記壁部の前記固定面で押さえられたダミーファイバをさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバアレイ。 Other grooves are formed on the main surface of the substrate along the plurality of grooves on both sides of the plurality of grooves,
The optical fiber array according to claim 1, further comprising a dummy fiber housed in the other groove and pressed by the fixing surface of the wall portion.
前記ダミーファイバの前記コアが、前記複数の光ファイバの位置合わせを行うために用いられるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の光ファイバアレイ。 The dummy fiber has a core for propagating light;
The optical fiber array according to claim 3, wherein the core of the dummy fiber is configured to be used for aligning the plurality of optical fibers.
前記挟み部と、前記壁部の一部とを有する第1の部分と、
前記第1の部分とは異なる材料からなる第2の部分とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光ファイバアレイ。 The lid is
A first portion having the sandwiching portion and a part of the wall portion;
The optical fiber array according to claim 1, further comprising a second portion made of a material different from the first portion.
前記第2の部分が樹脂材料からなることを特徴とする請求項7記載の光ファイバアレイ。 The first portion is made of a glass material;
The optical fiber array according to claim 7, wherein the second portion is made of a resin material.
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