JP2018125728A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションの設定情報を当該アプリケーションのみで用いる場合の操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保し得る情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の制御部は、操作部26にアプリケーションアイコンを表示する。複数のアプリケーションアイコンがグループAアイコン26hにグループ化されると、グループ化されたアイコンに関連付けられて記憶された履歴データ27c、27dのうち、共有化の可否データが「可」に設定された履歴データについて共有化する。制御部は、履歴ボタンが操作されると、固有の履歴データに加え、共有化された他のアプリケーションの履歴データも併せて表示する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンの進展に伴い、複合機等の画像形成装置でもその操作画面の機能をスマートフォンのようにアイコン化し、利用者が任意にカスタマイズし得るような構成が提案されている。具体的には、FAX送信やスキャンtoメール送信等の機能をアプリケーションアイコンとして提供するとともに、当該アプリケーションアイコンのアプリケーション毎に送信条件や宛先情報等をアプリケーションと関連付けて記憶させ、利用者が業務別や利用者別等、その用途に応じて任意にカスタマイズする構成が提案されている。
なお、送信履歴に関しては、特許文献1に、送信履歴からFAX等の再送を容易かつ適切に行えるようにすることを課題として、クライアントアプリが複数の宛先を含む送信ジョブ(例えばFAX送信ジョブ)の送信履歴を表示し、表示された複数の宛先を含む送信ジョブの送信履歴が選択され、かつ、再送の指示が入力された場合に、複数の宛先にエラーとなった宛先が含まれるか判定し、エラーとなった宛先が含まれると判定した場合、エラーとなった宛先を再送の対象として選択し、かつ、エラーとならなかった宛先を再送の対象として選択しないように制御して、再送の対象として選択した宛先に対して送信ジョブの送信データを再送する技術が記載されている。
特開2015−061185号公報
操作画面を任意にカスタマイズする場合において、同一利用者が送信条件毎にアプリケーションアイコンを作成するとき、送信条件に応じてアプリケーションアイコンを選択して当該アプリケーションを起動するが、例えば条件を切り替えながら同じ送信先に送信する際には、アプリケーション間で送信履歴を共有した方が、送信履歴を共有しない場合に比べて宛先入力等の操作の手間が省ける。
他方で、利用者毎にアプリケーションアイコンを作成しているときに、利用者の都合によって、あるいは宛先によって他の利用者に知られたくない情報が含まれる場合があり得るため、アプリケーション間で一律に送信履歴を共有する構成では、情報漏洩等のセキュリティ上の問題が生じ得る。
本発明の目的は、アプリケーションの設定情報を当該アプリケーションのみで用いる場合の操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保し得る技術を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、アプリケーションの設定情報の、他のアプリケーションからの参照可否に関する情報を保持する保持部と、第1アプリケーションと第2アプリケーションを関連付けるための所定の操作に応じ、前記保持部に保持された情報を用いて、第1アプリケーションと第2アプリケーションの少なくともいずれか一方の設定情報としていずれか他方の設定情報を表示制御する制御部とを備える情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御部は、前記参照可否に関する情報が参照不可である設定情報については、前記いずれか一方の設定情報として前記いずれか他方の設定情報を視認可能に表示しない請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記視認可能に表示しないことには、前記いずれか他方の設定情報を他の情報に変換して表示することを含む請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記参照可否に関する情報は、前記アプリケーションの利用者に関する情報であり、前記制御部は、同一利用者に係る設定情報については参照可とし、異なる利用者に係る設定情報については参照不可とする請求項2,3のいずれかに記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記参照可否に関する情報は、送信の宛先に関する情報であり、前記制御部は、同一社内の宛先に係る設定情報については参照可とし、社外の宛先に係る設定情報については参照不可とする請求項2,3のいずれかに記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部は、前記所定の操作により関連付けられた前記第1アプリケーションに対応する第1操作子及び前記第2アプリケーションに対応する第2操作子に、同一の文字、図形、記号、色彩の少なくともいずれかを付与して表示する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部は、前記第1操作子及び前記第2操作子を同一フォルダ内に表示する請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御部は、前記第1操作子または前記第2操作子を操作するタイミングにおいて前記同一の文字、図形、記号、色彩の少なくともいずれかを表示する請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記所定の操作は、前記第1アプリケーションに対応する第1操作子と、前記第2アプリケーションに対応する第2操作子を関連付けてグループ化する操作である請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記制御部は、前記所定の操作により関連付けられた前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションの関連付けを解除する操作に応じ、前記いずれか他方の設定情報を視認可能に表示しない請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記視認可能に表示しないことには、前記いずれか他方の設定情報を他の情報に変換して表示することを含む請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記制御部は、前記所定の操作により関連付けられた前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションの関連付けを解除する操作によらずに、前記いずれか他方の設定情報の表示を維持する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記制御部は、前記いずれか他方の設定情報が用いられた場合に、前記解除する操作によらずに、前記いずれか他方の設定情報の表示を維持する請求項12に記載の情報処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記解除する操作は、前記第1アプリケーションに対応する第1操作子と、前記第2アプリケーションに対応する第2操作子を離す操作である、請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項15に記載の発明は、前記制御部は、前記いずれか一方の設定情報と前記いずれか他方の設定情報をともに表示するように表示制御する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項16に記載の発明は、前記制御部は、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションのうち、起動操作されたアプリケーションの設定情報を優先的に表示するように表示制御する請求項15に記載の情報処理装置である。
請求項17に記載の発明は、前記制御部は、前記いずれか一方の設定情報と前記いずれか他方の設定情報をともにリスト形式で表示し、かつ、起動操作されたアプリケーションの設定情報をリストの上位に表示するように表示制御する請求項16に記載の情報処理装置である。
請求項18に記載の発明は、前記制御部は、前記いずれか一方の設定情報と前記いずれか他方の設定情報をともにタブ形式で表示し、かつ、起動操作されたアプリケーションの設定情報を手前のタブに表示するように表示制御する請求項16に記載の情報処理装置である。
請求項19に記載の発明は、前記第1アプリケーション及び前記第2アプリケーションは、ともにメール送信アプリケーション又はともにファックス送信アプリケーションであり、前記設定情報は、メール送信又はファックス送信の宛先情報である請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項20に記載の発明は、前記第1アプリケーションは、メール送信アプリケーションであり、前記第2アプリケーションは、ファックス送信アプリケーションであり、前記いずれか一方の設定情報は、メール送信の宛先情報であり、前記いずれか他方の設定情報は、ファックス送信の宛先に係るメール送信の宛先情報である請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項21に記載の発明は、前記第1アプリケーションは、メール送信アプリケーションであり、前記第2アプリケーションは、ファックス送信アプリケーションであり、前記いずれか一方の設定情報は、ファックス送信の宛先情報であり、前記いずれか他方の設定情報は、メール送信の宛先に係るファックス送信の宛先情報である請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項22に記載の発明は、前記第1アプリケーション及び前記第2アプリケーションは、ともに外部サーバにアクセスするための認証アプリケーションであり、前記設定情報は、認証に必要なID及びパスワードの少なくともいずれかである請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項23に記載の発明は、コンピュータに、アプリケーションの設定情報の、他のアプリケーションからの参照可否に関する情報をメモリに保持するステップと、第1アプリケーションと第2アプリケーションを関連付けるための所定の操作に応じ、前記メモリに保持された情報を用いて、第1アプリケーションと第2アプリケーションの少なくともいずれか一方の設定情報としていずれか他方の設定情報を表示部に表示するステップとを実行させるプログラムである。
請求項1,23に記載の発明によれば、アプリケーションの設定情報を当該アプリケーションのみで用いる場合の操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保できる。
請求項2,3に記載の発明によれば、さらに、設定情報の不必要な漏洩を防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、さらに、同一利用者における操作の手間を低減するとともに、異なる利用者間での設定情報の漏洩を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、さらに、同一社内における操作の手間を低減するとともに、社外への設定情報の漏洩を防止できる。
請求項6,7,8に記載の発明によれば、さらに、利用者はアプリケーション間の関連付けを容易に視認できる。
請求項9に記載の発明によれば、さらに、グループ化の操作によりアプリケーションの設定情報を当該アプリケーションのみで用いる場合の操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保できる。
請求項10,11に記載の発明によれば、さらに、解除操作によりいずれか他方の設定情報の利用を制限できる。
請求項12,13に記載の発明によれば、さらに、解除操作があったとしてもいずれか他方の設定情報を利用できる。
請求項14に記載の発明によれば、さらに、簡易な操作でアプリケーション間の関連付けを解除できる。
請求項15に記載の発明によれば、さらに、利用者は、いずれか一方の設定情報のみならずいずれか他方の設定情報を利用して操作の手間を低減できる。
請求項16,17,18に記載の発明によれば、起動操作されたアプリケーションの設定情報を優先的に利用できる。
請求項19に記載の発明によれば、さらに、メール送信アプリケーション間の関連付け又はファックス送信アプリケーション間の関連付けによって操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保できる。
請求項20,21に記載の発明によれば、さらに、メール送信アプリケーションとファックス送信アプリケーションの異種アプリケーション間の関連付けによって操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保できる。
請求項22に記載の発明によれば、さらに、認証アプリケーション間の関連付けによって操作の手間を低減し、かつ、設定情報のセキュリティを確保できる。
実施形態のシステム構成図である。 アプリケーションアイコン及び履歴データの表示説明図である。 同一利用者に係るアプリケーションの履歴データの保持説明図である。 異なる利用者に係るアプリケーションの履歴データの保持説明図である。 グループ化操作の説明図である。 グループ化されたアイコンの展開説明図である。 グループ化前の履歴データの説明図である。 同種アプリケ−ションのグループ化後の履歴データ共有化説明図(その1)である。 同種アプリケーションのグループ化後の履歴データ共有化説明図(その2)である。 異種アプリケーションのグループ化操作の説明図である。 異種アプリケーションのグループ化後の履歴データ共有化説明図である。 グループ化解除操作の説明図である。 グループ化解除後の履歴データ説明図である。 アプリケーションの削除説明図である。 アプリケーション削除後の履歴データ説明図である。 認証アプリケーションのグループ化操作の説明図である。 認証アプリケーションのグループ化後の履歴データ共有化説明図である。 認証画面説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、情報処理装置として画像形成装置を例にとり説明する。
<システム全体構成>
図1は、本実施形態における画像形成装置を含む画像形成システムの構成ブロック図である。
画像形成システムは、端末装置10及び画像形成装置12を備える。端末装置10と画像形成装置12は、通信回線14を介して接続され、通信回線14は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)等のデータ通信ネットワークである。通信回線14は、有線、無線のいずれでもよい。
端末装置10は、PCやスマートフォン等であり、利用者の指示に従い、文書の印刷命令を含む印刷ジョブ等を送信する。
画像形成装置12は、ROM16、RAM18、HDD20、1つ又は複数のCPUで構成される制御部22、入出力インターフェイスI/F24、操作部26、画像形成部28を備える。
1又は複数のCPUで構成される制御部22は、ROM16やHDD20に記憶された処理プログラムに従い、入出力I/F24を介して端末装置10から印刷ジョブ命令等を受け付け、PDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データからさらに描画データ(ラスターデータ)を生成する。また、制御部22は、操作部26から受け付けたコピー(Copy)、スキャン(Scan)、ファックス(Fax)、メール(mail)等の各種アプリケーションの命令を実行する。
画像形成部28は、プリントモジュール、スキャナモジュール、ファックスモジュール、メールモジュール、用紙給紙モジュール、原稿給紙モジュール、及び画像処理アクセラレータを備える。
プリントモジュールは、画像を用紙に出力する機能を有するモジュールである。例えば、公知のインクジェット方式の構成を備え、描画データを用紙に印刷する。ノズル等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙、フィルム等に記録を行う。インクを吐出する方法には、静電誘引力を利用してインクを吐出させるドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式)、高熱により気泡を形成・成長させることで生じる圧力を利用してインクを吐出させる熱インクジェット方式等がある。記録ヘッドは、例えば、シアンインクを吐出するヘッド、マゼンタインクを吐出するヘッド、イエローインクを吐出するヘッド、ブラックインクを吐出するヘッドを備え、各ヘッドが用紙の幅と少なくとも同等の幅を有するラインヘッドが用いられる。記録ヘッドにより各色のインク滴を中間転写体に吐出して記録し、その後に用紙に転写して印刷する。
スキャナモジュールは、用紙から画像を読み取って電子データに変換するモジュールである。
ファックスモジュールは、モデムやファックス用画像処理モジュールを備え、ファックス機能を実行するモジュールである。
メールモジュールは、電子メール機能を実行するモジュールである。
用紙給紙モジュールは、用紙トレイからプリントモジュールに用紙を搬送するモジュールである。
原稿給紙モジュールは、原稿トレイからファックスモジュールに用紙を搬送するモジュールである。
画像処理アクセラレータは、スキャナモジュール等と連動して圧縮/伸長処理を行うモジュールである。この画像処理アクセラレータは必須ではなく、付加的モジュールとしてもよい。
操作部26は、タッチパネルを含み、制御部22からの制御指令に応じて画像形成装置12が備える各種機能(コピー、スキャン、ファックス、メール等)に対応するアプリケーションアイコンを表示する。例えば、コピー機能に対応するコピーアイコン、ファックスに対応するファックスアイコン、文書をスキャンしてメール送信する機能に対応するスキャンtoメールアイコン等である。利用者は、操作部26をタッチ操作することで、アプリケーション毎に固有の設定情報を設定できる。例えば、スキャンtoメール等のメール送信機能であれば、送信条件や宛先情報等であり、ファックス送信機能であれば宛先情報等である。利用者は、あるアプリケーションにおいて異なる設定情報を設定した場合、異なる設定情報毎にアプリケーションアイコンを任意に作成できる。例えば、スキャンtoメール送信機能において、カラー文書を送信する条件を設定した場合のアイコン(カラーアイコン)、モノクロ文書を送信する条件を設定した場合のアイコン(モノクロアイコン)を作成する等である。また、PDF文書を送信する条件を設定した場合のアイコン(PDFアイコン)、TIFF文書を送信する条件を設定した場合のアイコン(TIFFアイコン)等である。制御部22は、利用者の作成操作に応じ、これらのアイコンを操作部26に表示する。
また、利用者は、操作部26に表示されたアプリケーションアイコンを操作して、各アプリケーションの起動や関連付け(いわゆるグループ化)、各アプリケーションのグループ化解除、アプリケーションの削除等の操作を実行できる。制御部22は、利用者によるアイコン操作を検知し、操作に応じてアプリケーションの起動やグループ化、グループ化解除、アプリケーションの削除等を制御する。アイコンの操作によるアプリケーションの起動、グループ化、グループ化解除、アプリケーションの削除等は、スマートフォン等においても公知である。
なお、画像形成装置12は、これら以外にも、用紙のパンチやソート等を行うフィニッシャ、USB、ICカードリーダ等から構成され利用者の認証を行う認証部、課金部、人感センサや顔カメラ等を備えてもよい。また、画像形成装置12は、通信回線14を介してインターネット及び外部サーバ(ネットワークサーバ)に接続されてもよく、イーサネット(登録商標)やWi−Fi(登録商標)を備えてもよい。インターネットを介して外部サーバに接続する際には、認証プロセスが必要となるが、画像形成装置12は当該認証プロセスを実行するためのアプリケーションを備えていてもよい。
図2は、操作部26の画面例を示す。画像形成装置12を起動すると制御部22の表示制御指令により最初に表示されるホーム(Home)画面である。
図2(a)に示すように、アプリケーションアイコンとして、コピー機能に対応するCopyアイコン、ファックス機能に対応するFaxアイコン、スキャンしてネットワークサーバに送信する機能に対応するScantoNetworkアイコン、IDカードコピー機能に対応するIDcardCopyアイコンの他に、利用者が任意に機能をカスタマイズしたColormailアイコン26a、BWmailアイコン26bが表示される。Colormailアイコン26aは、スキャンした文書をカラー文書としてメール送信する機能に対応するアイコンであり、BWmailアイコン26bは、スキャンした文書をモノクロ(白黒)文書でメール送信する機能に対応するアイコンである。Colormailアイコン26aには、利用者により設定された設定情報が関連付けて記憶されており、設定情報には過去に利用者がこのアイコンを用いてメール送信した際の履歴データ27が含まれる。制御部22は、Colormailアイコン26aに関連付けて履歴データをHDD20等に記憶する。同様に、BWmailアイコン26bにも、利用者により設定された設定情報が関連付けて記憶されており、設定情報には過去に利用者がこのアイコンを用いてメール送信した際の履歴データ27が含まれる。
図2(a)において、利用者がColormailアイコン26aにタッチ操作すると、制御部22はこのタッチ操作を検知し、このColormailアイコン26aに対応するメール送信機能アプリケーションを起動させて起動画面を操作部26に表示する。
図2(b)は、起動画面の一例を示す。メール送信の宛先を入力する入力フィールド26cが表示されるとともに、その近傍に履歴データを表示するための履歴ボタン26dが表示される。
図2(b)において、利用者は所望の宛先を入力フィールド26cに入力してもよいが、過去に送信したことのある宛先に再度送信する場合には、履歴ボタン26dを操作する。制御部22は、利用者による履歴ボタン26d操作を検知すると、このColormailアイコン26aに関連付けてHDD20に記憶されている履歴データ27を読み出して操作部26に表示する。
図2(c)は、履歴データ27の表示画面例を示す。Colormailアイコン26aを用いて過去にメール送信された宛先が一覧表示される。例えば、リスト形式で
「aaa@xxx.com」
「bbb@xxx.com」
「ccc@xxx.com」
「ddd@xxx.com」
等である。
利用者は、一覧表示された履歴データ27から所望の宛先を選択操作することで、入力フィールド26cへの都度の入力の手間を省くことができる。
既述したように、Colormailアイコン26aと同様にBWmailアイコン26bにも制御部22により履歴データが関連付けて記憶されており、利用者がBWmailアイコン26bをタッチ操作した場合も、その起動画面において履歴ボタン26dを操作して履歴データ27を表示させ、一覧表示された宛先から所望の宛先を簡易に入力することが可能であるが、BWmailアイコン26bを操作してメール送信した宛先に対し、今度は送信条件を変えてColormailアイコン26aを操作してメール送信したいと欲する場合もある。このような場合、Colormailアイコン26aに関連付けて記憶されている履歴データ27と、BWmailアイコン26bに関連付けて記憶されている履歴データ27を共有化し、Coloemailアイコン26aの履歴データにBWmailアイコン26bの履歴データが表示されてアクセスできるようにすれば、利用者にとって操作の手間が省ける。
図3は、Colormailアイコン26aとBWmailアイコン26bで履歴データ27を共有化する構成を模式的に示す。各アイコン26a、26bの履歴データ27は一つの履歴データ27として統合され、利用者は、Colormailアイコン26aを操作した場合においてその履歴ボタン26dを操作すると、Colormailアイコン26aにおける固有の履歴データ27のみならず他のBWmailアイコン26bの履歴データにもアクセスして所望の宛先として選択でき、逆に、BWmailアイコン26bを操作した場合においてその履歴ボタン26dを操作するとBWmailアイコン26bにおける固有の履歴データ27のみならず他のColormailアイコン26aの履歴データにもアクセスして所望の宛先として選択することができる。
他方、図4は、異なる利用者がアプリケーションアイコンをそれぞれ任意に作成した場合の操作部26の画面例を示す。利用者A(図ではユーザA)が作成したユーザAアイコン26eと、別の利用者B(図ではユーザB)が作成したユーザBアイコン26fが表示される。ユーザAアイコン26eにはその履歴データ27aが関連付けて記憶されており、同様にユーザBアイコン26fにはその履歴データ27bが関連付けて記憶されている。
このような場合にも、図3に示すように互いの履歴データ27a、27bを共有化することが考えられるが、利用者Bにとって他の利用者Aと共有を望まない履歴データもあり得、逆に、利用者Aにとって他の利用者Bと共有を望まない履歴データがあり得る。従って、一律に互いの設定情報を共有化する構成ではセキュリティの確保が困難となる。
そこで、本実施形態では、アプリケーションに固有の設定情報のみを用いる場合に比べて利用者の操作の手間を省くとともに、一律に複数のアプリケーション間において固有の設定情報を共有化する場合のセキュリティ上の問題を解決すべく、共有化してよいか否かの可否データを設定情報に付与して設定情報に関連付けて保持しておき、制御部22は、この共有化の可否データに基づいて共通化を制御する。
具体的には、制御部22は、アプリケーションアイコンに対する利用者の関連付け(グループ化)の操作を検知すると、この操作によりアプリケーションアイコンの固有の設定情報の共有化を行い、共有化の可否データが可である設定情報については共有化し、共有化の可否データが不可である設定情報については共有化を行わない。
制御部22は、ROM16あるいはHDD20に記憶された処理プログラムを読み出して実行することで上記の機能を実現するが、制御部22における処理ステップは具体的には以下の通りである。
(1)アプリケーションアイコンの操作部26への表示制御
(2)アプリケーションの設定情報の記憶
(3)アプリケーションの設定情報の共有化の可否データを設定情報に関連付けて保持
(4)アプリケーションアイコンのグループ化の検知
(5)アプリケ−ションアイコンのグループ化の検知による設定情報の共有化処理
ここで、(5)の共有化処理ステップは、より詳細には、
(5.1)保持された共有化の可否データの参照
(5.2)共有化の可否データが「可」であればグループ化されたアプリケーションの設定情報を共有化し、履歴ボタン操作に応じて共有化された設定情報を表示
(5.3)共有化の可否データが「不可」であればグループ化されたアプリケーションの設定情報を共有化せず、履歴ボタン操作があっても表示しない
ステップを含む。
以下、これらの処理について詳細に説明する。
<グループ化>
図5及び図6は、アプリケーションアイコンのグループ化操作の様子を模式的に示す。
図5(a)は、操作部26のホーム画面例であり、利用者がスキャンしてネットワークサーバに送信する機能に対応するScantoNetworkアイコンに複数のアイコンをグループ化する場合である。利用者は、まずグループ化の対象であるScantoNetworkアイコンに対して特定の操作、例えば長押し操作する。
制御部22は、この操作を検知し、図5(b)に示すように、ScantoNetworkアイコンの近傍にポップアップメニュー26gを表示する。ポップアップメニュー26gには、例えば「グループ追加」のメニューが含まれており、利用者はこのメニューを選択操作することでグループ化を指示する。制御部22は、この操作に応じてグループ化アイコンとしてグループAアイコン26hを作成して操作部26に表示する。このグループAアイコンは、複数のアイコンをまとめて収容するフォルダとして機能するアイコンである。
利用者は、次に、グループ化すべきアイコンを選択し、特定の操作、例えばドラッグアンドドロップ操作を行う。図5(c)は、ユーザAアイコン26eをグループAアイコン26hにドラッグアンドドロップ操作する場合の例である。制御部22は、この操作を検知すると、ユーザAアイコン26eをグループ化し、元のユーザAアイコン26eを操作部26から削除するとともに、グループAアイコン26hの中に新たにユーザAアイコン26eを縮小して(あるいはサムネイルで)表示する。同様に、ユーザBアイコン26fをグループ化する場合には、ユーザBアイコン26fをグループAアイコン26hにドラッグアンドドロップ操作する。制御部22は、この操作を検知すると、ユーザBアイコン26fをグループ化し、元のユーザBアイコン26fを操作部26から削除するとともに、グループAアイコン26hの中に新たにユーザBアイコン26fを縮小して(あるいはサムネイルで)表示する。図5(d)は、ScantoNetworkアイコン、ユーザAアイコン26e、ユーザBアイコン26fがまとめてグループ化された場合の操作部26の画面例を示す。制御部22は、グループ化されたこれらのアイコンを互いに関連付けるフラグを保持する。
図6は、利用者がグループ化アイコン26hをタッチ操作した場合の操作部26の画面例を示す。図6(a)に示すように、利用者がグループ化アイコン26hをタッチ操作すると、制御部22は、この操作を検知してグループ化アイコン26hにグループ化されたそれぞれのアイコンを展開して操作部26に表示する。
図6(b)は、グループ化されたアイコンを展開した状態を示す。制御部22は、ScantoNetworkアイコン、ユーザAアイコン、ユーザBアイコンを展開して表示する。
以上のように、利用者は、所望の複数のアプリケーションアイコンをグループ化することが可能であるが、このようなグループ化は、利用者がこれらのアプリケーションを統一的に扱いたいとの意思の表れと解釈し得ることから、制御部22は、このようなグループ化操作によって、グループ化されたアプリケーションアイコンそれぞれに関連付けて記憶された設定情報を共有化する処理を実行する。但し、一律に共有化する構成では、既述したように特に異なる利用者間のアプリケーションにおいてセキュリティ上の問題が生じ得ることから、共有化の可否データを用いて共有化する。共有化の可否データは、設定情報の属性データあるいはメタデータとして設定情報に関連付けてHDD20に記憶する。共有化の可否データは、設定情報毎にテーブル形式で記憶してもよい。例えば、設定情報がメール送信の宛先履歴である場合に、
宛先a:可
宛先b:不可
宛先c:可
宛先d:不可
等である。
共有化の可否のデータは、HDD20等に記憶されるが、設定情報とは別のメモリに記憶して保持してもよい。共有化の可否データは、その設定情報に係るアプリケーションの利用者が設定するが、システム全体を管理する管理者(アドミニストレータ)が設定してもよい。
<同種アプリケーション間の共有化>
図7及び図8は、グループ化操作による設定情報としての履歴データの共有化処理を模式的に示す。図7(a)は、利用者によるグループ化操作であり、TIFFmailアイコンをグループAアイコン26hにドラッグアンドドロップする様子を示す。また、図7(b)は、グループ化される前のTIFFmailアイコン及びグループAアイコン26hに既に存在しているmailアイコン(Mailof GroupA)にそれぞれ関連付けられた履歴データを示す。履歴データ27cは、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データであり、過去に利用者がTIFFmailアイコンに係るTIFFmailアプリケーションを起動して送信した宛先である。図に示すように、この履歴データは、例えば、2つの宛先
「111@xxx.com」
「222@xxx.com」
から構成される。各宛先の末尾には、共有化の可否データが付与されており、この例ではいずれの宛先も「可」のデータが付与されていて共有化し得ることを示す。共有化の可否データは、例えば当該宛先にメール送信する際、あるいはその後に、制御部22がその宛先を共有化するか否かの問い合わせメッセージを操作部26に表示し、利用者がそのメッセージに回答することで設定し得る。例えば、
「この宛先を共有しますか?」
なる問い合わせメッセージを操作部26に表示し、利用者が「YES」を選択すれば共有化の可否データを「可」に設定し、「NO」を選択すれば共有化の可否データを「不可」に設定する。制御部22は、設定された可否データを設定情報と関連付けてHDD20等に保持する。なお、制御部22は、デフォルト状態で共有化を「可」としてもよく、あるいはその逆にデフォルト状態で共有化を「不可」としてもよい。同様に、履歴データ27dはMailof GroupAアイコンに関連付けられた履歴データであり、過去に利用者が当該アプリケーションを起動して送信した宛先である。図に示すように、この履歴データは、例えば、2つの宛先
「aaa@xxx.com」
「bbb@xxx.com」
から構成される。各宛先の末尾には、共有化の可否データが付与されており、この例ではいずれの宛先も「可」のデータが付与されており、共有化し得ることを示す。
図8は、グループ化後の履歴データを模式的に示す。図8(a)に示すように、TIFFmailアイコンは、グループAアイコン26h内に縮小化あるいはサムネイルで表示され、グループ化されたことを示す。また、制御部22は、グループ化操作によりTIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データ及びMailof GroupAアイコンに関連付けられた履歴データの共有化の可否データを参照し、共有化の可否データが「可」に設定されている場合に共有化処理する。
図8(b)は、共有化処理を模式的に示す。TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データ27cは、MailofGroupAアイコンの履歴データに履歴データ27c’として追加されて共有化され、また、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データ27dは、TIFFmailアイコンの履歴データに履歴データ27d’として追加されて共有化される。具体的には、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データ27cはコピーされてMailof GroupAアイコンの履歴データに履歴データ27c’として追加されてHDD20に記憶され、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データ27dはコピーされてTIFFmailアイコンの履歴データに履歴データ27c’として追加されてHDD20に記憶される。図において、共有化された履歴データをハッチングで示す。
制御部22は、TIFFmailアイコンが操作されて起動され、起動画面において履歴ボタン26dが操作された場合に、履歴データ27をHDD20から読み出して操作部26に表示する際に、固有の履歴データ27cのみならずMailof GroupAアイコンの履歴データ27d’も履歴データとして表示する。これにより、利用者は、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データ27dを援用することが可能となる。また、MailofGroupAアイコンが操作されて起動され、起動画面において履歴ボタン26dが操作された場合に、固有の履歴データ27dのみならずTIFFmailアイコンの履歴データ27c’も表示する。これにより、利用者は、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データ27cを援用することが可能となる。
制御部22は、履歴ボタン26dの操作に応じて履歴データを表示する際に、当該アイコンに固有の履歴データと共有化した履歴データとを視認上区別可能に表示してもよい。これにより、利用者がどれが固有の履歴データで、どれが他のアプリケーションから共有された履歴データであるかを識別でき、援用する場合に便利であろう。例えば、共有化した履歴データについては色を変える、ハイライト表示する等である。共有化された履歴データの元のアプリケーション名を表示してもよい。
図9は、TIFFmailアイコンをグループ化する場合において、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データ27cの共有化の可否データが全て「不可」であるときの処理を模式的に示す。図9(a)は、履歴データ27c及び履歴データ27dの共有化の可否データであり、TIFFmailアイコンの履歴データ27cは可否データが全て「不可」に設定されている。他方、MailofGroupAアイコンの履歴データ27dは可否データが全て「可」に設定されている。
制御部22は、履歴データ27cの共有化の可否データを参照し、「不可」に設定されているため履歴データ27cの共有化は行わない。他方、履歴データ27dの共有化の可否データを参照し、「可」に設定されているため履歴データ27dの共有化を行う。すなわち、履歴データ27dをコピーして履歴データ27cに追加する。
図9(b)は、共有化処理後の履歴データを示す。図9(a)と比較すると、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データ27cには固有の履歴データにさらに履歴データ27d’が追加されているが、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データ27dには固有の履歴データのみが存在している。利用者がTIFFmailアイコンを操作して当該アプリケーションを起動し、履歴ボタン26dを操作すると、固有の履歴データ27cに加えて履歴データ27d’も表示される。
以上は、アプリケーションが同種(メール送信同士)の場合の共有化処理であるが、アプリケ−ションが異種(メール送信とファックス送信等)の場合においても同様に共有化処理を行うことができる。但し、アプリケーションの種類が異なるため、共有化に際してこれに応じた設定情報の種別変更が必要となる。
<異種アプリケーション間の共有化>
図10(a)は、メール送信アプリケーションに対応するアイコンとファックス送信アプリケーションに対応するアイコンをグループ化する場合を示す。グループAアイコン26hには既にmailアイコンが存在するものとし、利用者がファックス送信アイコンであるFAXCstmアイコンをグループAアイコン26hにドラッグアンドドロップしてグループ化する。
図10(b)は、制御部22がメール送信アプリケーション及びファックス送信アプリケーションに関連してメール送信及びファックス送信の宛先を管理するためのアドレス帳データを示す。エントリ毎にファックス番号及びメール宛先が管理される。さらに、エントリ毎に共有化の可否データが付与される。共有化の可否データは、利用者によりアドレス帳にエントリを追加する毎に設定される。制御部22は、このようなアドレス帳を作成してHDD20に記憶する。
図11(a)は、グループ化前のFaxCstmailアイコン及びMailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データを示す。FaxCstmアイコンにはエントリが「○○会社」のファックス番号「111」及びエントリが「XX商事」のファックス番号「222」が履歴データ27eとして関連付けられて記憶されている。他方、MailofGroupAアイコンにはエントリが「△△部門」のメールアドレス「aaa@xxx.com」及びエントリが「□□部門」のメールアドレス「bbb@xxx.com」が履歴データ27dとして関連付けられている。
図11(b)は、グループ化毎のFaxCstmailアイコン及びMailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データを示す。制御部22は、グループ化操作により共有化処理を開始し、図10(b)のテーブルにおいて設定されている共有化の可否データを参照してエントリ毎に共有化し得るか否かを判定する。図10(b)の場合、全てのエントリについて共有化の可否データが「可」であるため、制御部22は、履歴データ27e及び履歴データ27dをともに共有化する。すなわち、FaxCstmアイコンに関連付けられた履歴データ27eについては、そのエントリにおけるメールアドレスをテーブルから読み出してMailGroupAアイコンの履歴データ27dに追加し、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データ27dについては、そのエントリにおけるファックス番号をテーブルから読み出してFaxCstmアイコンの履歴データ27eに追加する。例えば、ファックス番号「111」については、このファックス番号に対応するエントリのメールアドレスは「111@xxx.com」であるから、このメールアドレスをMailofGroupAアイコンの履歴データ27dに追加して共有化する。また、メールアドレス「aaa@xxx.com」については、このメールアドレスに対応するエントリのファックス番号は「9876」であるから、このファックス番号をFaxCstmアイコンの履歴データ27eに追加して共有化する。共有化先のアプリケションの種類に応じた設定情報の種別に変更した上で共有化している点に留意されたい。
利用者がFaxCstmアイコンを操作してファックス送信アプリケーションを起動し、履歴ボタン26dを操作すると、制御部22は、固有の履歴データ27eのみならず、MailofGroupAアイコンの履歴データに存在するエントリのファックス番号も表示する。
なお、エントリによってはファックス番号のみ、あるいはメールアドレスのみがテーブルに登録されている場合があり得るが、ファックス番号のみが登録されている場合にはメールアドレスは共有化せず、メールアドレスのみが登録されている場合にはファックス番号は共有化しない。図10(b)に示すテーブルでも、エントリ「□□部門」はメールアドレスのみが登録されているため、図11(b)に示すようにFaxCstmアイコンには「9876」のみが共有化されている。
グループ化後にグループ内のアイコンを操作して当該アプリケーションを起動してファックス送信あるいはメール送信を行った場合、制御部22は、履歴データの更新を行うとともに共有化データも適宜更新する。
<グループ化解除>
次に、グループ化の解除操作をトリガとした履歴データの共有化の解除について説明する。制御部22は、アプリケーションアイコンのグループ化操作によりアプリケーションアイコンに関連付けて記憶された履歴データを共有化の可否データに基づき共有化するが、グループ化の逆の操作、すなわちグループ化の解除操作が行われた場合には、共有化された履歴データを解除する。
図12は、グループ化解除操作を示す。図12(a)に示すように、利用者は、グループAアイコン26h内の所望のアイコンをグループAアイコン26h外にドラッグアンドドロップする。例えば、グループAアイコン26hにグループ化されているTIFFmailアイコンをグループAアイコン26h外にドラッグアンドドロップする。図12(b)は、ドラッグアンドドロップ操作されてグループ化が解除されたTIFFmailアイコンを示す。
図13は、共有化解除処理を模式的に示す。図13(a)は、グループ化解除前の履歴データである。TIFFmailアイコンに関連付けて固有の履歴データ27cが記憶されるとともに、共有化された履歴データ27d’が記憶される。また、MailofGroupAアイコンに関連付けて固有の履歴データ27dが記憶されるとともに、共有化された履歴データ27c’が記憶される。他方、図13(b)は、グループ化解除後の履歴データである。制御部22は、TIFFmailアイコンのグループ化解除操作を検知すると、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データのうち、固有の履歴データ27cを残し、共有化された履歴データ27d’を削除する。同様に、制御部22は、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データのうち、固有の履歴データ27dを残し、共有化された履歴データ27c’を削除する。
制御部22は、TIFFmailアイコンが操作され、起動画面において履歴ボタン26dが操作されると、固有の履歴データ27cのみを表示し、履歴データ27d’については表示しない。同様に、MailofGroupAアイコンが操作され、起動画面において履歴ボタン26dが操作されると、固有の履歴データ27dのみを表示し、履歴データ27c’については表示しない。
なお、制御部22は、共有化後に更新されたそれぞれのアイコンの固有の履歴データは、そのまま残存させて表示する。例えば、図13(a)において、共有化後にTIFFmailアイコンが操作されて宛先「333@xxx.com」にメール送信した場合、制御部22は、TIFFmailアイコンの固有の履歴データとして「333@xxx.com」を追加するが、この宛先はグループ化解除後であっても固有の履歴データとして残存させて表示する。
<アプリケーション削除>
次に、アプリケーション削除操作による履歴データの共有化の解除について説明する。
図14は、アプリケーション解除操作を模式的に示す。利用者は、グループ化されたアプリケーションアイコンのうち所望のアイコンを操作して削除する。例えば、所望のアイコンを長押しし、ポップアップ表示されたメニューから削除を選択して削除指示する。制御部22は、削除操作を検知すると、当該アプリケーションを削除するとともにそのアイコンを削除する。利用者がTIFFmailアイコンの削除操作を行うと、制御部22は、当該アプリケーションを削除するとともに、当該アイコンをグループAアイコン26hから削除する。また、制御部22は、アプリケーション削除処理に伴い、当該アプリケーションアイコンに関連付けられた履歴データを削除するとともに、その履歴データが共有化されている他のグループ化アプリケーションアイコンからも削除する。
図15は、アプリケーション削除に伴う履歴データ処理を模式的に示す。図15(a)は、削除前の履歴データを示す。図13(a)と同様であり、TIFFmailアイコンに関連付けて固有の履歴データ27cが記憶されるとともに、共有化された履歴データ27d’が記憶される。また、MailofGroupAアイコンに関連付けて固有の履歴データ27dが記憶されるとともに、共有化された履歴データ27c’が記憶される。他方、図15(b)は、削除後の履歴データである。制御部22は、TIFFmailアイコンの削除操作を検知すると、TIFFmailアイコンに関連付けられた履歴データを削除する。同様に、制御部22は、MailofGroupAアイコンに関連付けられた履歴データのうち、固有の履歴データ27dを残し、共有化されたTIFFmailアイコンの履歴データ27c’を削除する。
<認証アプリケーションのグループ化>
画像形成装置12のアプリケーションには、メール送信アプリケーションやファックス送信アプリケーション等以外に、インターネットに接続された外部サーバを用いる場合の認証処理を実行する認証アプリケーションもあり、当該認証アプリケーションもグループ化し得る。
また、認証アプリケーションでも、メール送信アプリケーション等のように履歴を記憶させておき、次回の認証時に援用することが可能である。
そこで、制御部22は、認証アプリケーションをグループ化した場合に、グループ化操作により当該認証アプリケーションに関連付けて記憶された履歴データを共有化する。
図16は、認証アプリケーションのグループ化操作を模式的に示す。認証アプリケーションとして、外部サーバAにアクセスするための認証アプリケーション及び外部サーバBにアクセスするための認証アプリケーションが存在し、それぞれServerAアイコン及びServerBアイコンで表示されるものとし、ServerAアイコンはグループAアイコン26hにグループ化されているものとする。図16(a)に示すように、利用者は、ServerBアイコンをグループAアイコンにドラッグアンドドロップしてServerBアイコンをグループ化する。
図16(b)は、グループ化前のそれぞれのアイコンに関連付けられた設定情報(履歴データを含む)を示す。ServerBアイコンに関連付けて、デフォルト認証情報、過去の認証データが履歴データとして記憶される。具体的には、デフォルト認証情報27fとして「なし」が記憶され、過去の認証データ27gとしてユーザBのID及びパスワード、ユーザCのID及びパスワードが記憶される。ここで、図において、「UserB」はユーザBのIDを意味し、「PasswdB」はユーザBのパスワードを意味する。また、グループAアイコン内のServerAアイコン、すなわちServerAofGroupAアイコンに関連付けて、デフォルト認証情報、過去の認証データが履歴データとして記憶される。具体的には、デフォルト認証情報27hとしてユーザAのID及びパスワードが記憶され、過去の認証データ27iとしてユーザXのID及びパスワードが記憶される。
なお、図には示していないが、図7(b)等と同様に、デフォルト認証情報及び過去の認証データの属性またはメタデータとして共有化の可否のデータが付与される。以下の説明では、全てのデフォルト認証情報及び過去の認証データの共有化が「可」に設定されているものとする。
図17は、グループ化に伴うデフォルト認証情報及び過去の認証データの共有化処理を模式的に示す。図17(a)は、ServerBアイコンのグループ化後の画面例であり、グループAアイコン26h内にServerAアイコンに加え、ServerBアイコンが縮小化あるいはサムネイルで表示される。制御部22は、グループ化操作を検知すると、共有化の可否データに基づいてデフォルト認証情報及び過去の認証データの共有化処理を開始する。
図17(b)は、制御部22による共有化処理を示す。制御部22は、ServerBアイコンに関連付けてデフォルト認証情報としてグループ化前は「なし」を記憶しているが、グループ化後は、ServerAアイコンに関連付けてデフォルト認証情報27hとして記憶されたユーザAのID及びパスワードを共有化して記憶する。また、過去の認証データとして、固有のユーザB及びユーザCのID及びパスワードに加え、ユーザXのID及びパスワードを共有化する。同様に、グループ化後は、ServerAofGroupAアイコンに関連付けて過去の認証データとして固有のユーザXのID及びパスワードに加え、ユーザB及びユーザCのID及びパスワードを共有化する。
なお、ServerAofGroupAアイコンに関連付けられたデフォルト認証情報はユーザAのID及びパスワードであり、既にデフォルト情報として確定しているから、ServerBのデフォルト認証情報(「なし」)は共有化しない。換言すれば、ヌルデータは共有化されない。
図18は、デフォルト認証情報及び過去の認証データを共有化した後の、認証アプリケーションの起動画面例を示す。
図18(a)は、グループAアイコン26hを展開した画面例を示す。利用者は、ServerBアイコンを操作して該当する認証アプリケーション、すなわち外部サーバBにアクセスするための認証アプリケーションを起動する。
図18(b)は、認証アプリケーションの起動画面を示す。デフォルト認証情報が「なし」の場合の画面例である。認証に必要な情報として、利用者のID入力フィールド26h、及び利用者のパスワード入力フィールド26iが表示される。また、履歴ボタン26dが表示される。通常、利用者は、これらの入力フィールド26h,26iにID及びパスワードを入力するか、あるいは履歴ボタン26dを操作して過去の認証データを参照し、これを用いて入力する。
他方、デフォルト認証情報及び過去の認証データが共有化された結果、図17(b)に示すように、ServerBアイコンに関連付けてデフォルト認証情報としてユーザAのID及びパスワードが共有化されている。制御部22は、この共有化されたデフォルト認証情報に基づき、図17(c)に示すようにユーザAのID及びパスワードがデフォルトとして入力済みの画面を表示する。利用者は、この認証情報が正しければ、別途、ID及びパスワードを入力することなく、単に「Login」ボタンを操作するだけで認証手続を完了することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、これらの変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態では、共有化の可否データとして、「可」、「不可」を例示したが、これに限定されるものではなく、共有化が可能である設定情報についてはフラグを付し、フラグが付与されていない設定情報については共有化が禁止されるとしてもよい。
また、簡易的に、同一利用者のアプリケーション間では共有化を可能とし、異なる利用者のアプリケーション間では共有化を一律に不可としてもよい。制御部22は、グループ化されたアプリケーションアイコンのプロパティやアイコン名等から利用者を特定し、同一利用者であれば設定情報を共有化し、異なる利用者であれば設定情報を共有化しない。この場合、アプリケーションアイコンに関連付けられた利用者あるいはアイコン名が共有化の可否データに相当するといえる。
さらに、同一利用者であるか異なる利用者であるかを問わず、メール送信の宛先が社内の関係者であれば共有化を可能とし、社外の関係者であれば共有化を一律に不可としてもよい。宛先が社内であるか社外であるかは、メールアドレスのドメイン名等で判別し得る。この場合、メールアドレスのドメイン名が共有化の可否データに相当するといえる。
<変形例2>
実施形態では、図8(b)に示すように、TIFFmailアイコンを新たにグループAアイコン26hにグループ化した場合に、TIFFmailアイコンに関連付けられた固有の履歴データ27cに共有化された履歴データ27d’を追加し、MailofGroupAアイコンに関連付けられた固有の履歴データ27dに共有化された履歴データ27c’を追加して履歴ボタン26dの操作に応じて操作部26に表示するようにしているが、新たにグループ化されたTIFFmailアイコンのみに履歴データ27d’を追加して表示してもよく、あるいは逆に、MailofGroupAアイコンのみに履歴データ27c’を追加して表示してもよい。要するに、第1アプリケーションアイコンと第2アプリケーションアイコンの2つのアプリケーションアイコンがグループ化された場合に、少なくともいずれか一方のアプリケーションアイコンに関連付けられた設定情報に、いずれか他方の設定情報を表示してもよい。
<変形例3>
実施形態では、図8(b)に示すように、アプリケーションアイコンに関連付けられた固有の設定情報をリストの上位に優先的に表示し、共有化された設定情報をリストの下位に追加して表示しているが、共有化された設定情報をリストの上位に優先的に表示してもよい。このとき、固有の設定情報と共有化された設定情報を利用者が識別可能に表示することが望ましいが、これに限定されない。それぞれの設定情報の使用頻度をカウントして記憶しておき、使用頻度の高い順にリスト表示してもよい。また、設定情報をリスト形式ではなくタブ形式で表示することもでき、この場合には固有の設定情報を手前のタブに優先的に表示し、共有化された設定情報を後ろのタブに表示してもよい。
<変形例4>
実施形態では、グループ化を解除した場合に共有化された設定情報を削除しているが、グループ化を解除しても共有化された設定情報をそのまま残存させてもよい。また、あるアプリケーションをグループ化から解除した場合に、当該アプリケーションについて共有化された設定情報を削除するが、他のグループ化されたアプリケーションについて共有化された設定情報はそのまま残存させてもよい。図13に即して説明すると、TIFFmailアイコンをグループ化から解除した場合に、共有化された履歴データ27d’は削除するが、共有化された履歴データ27c’は残存させてもよい。あるいは、TIFFmailアイコンをグループ化から解除した場合に、共有化された履歴データ27d’は残存するが、共有化された履歴データ27d’を削除してもよい。同様に、実施形態ではアプリケーションを削除した場合に共有化された設定情報を削除しているが、アプリケーションを削除しても共有化された設定情報をそのまま残存させてもよい。グループ化の解除またはアプリケーションの削除に伴い、共有化された設定情報を残存させるか削除するかは、利用者またはシステムのアドミニストレータが設定し得る。
さらに、共有化された履歴データのうち、実際に利用者により使用された履歴データについては、グループ化の解除操作あるいはアプリケーションの削除操作によらずにそのまま残存させてもよい。図13に即して説明すれば、共有化された履歴データ27d’のうち、利用者が
「aaa@xxx.com」
を使用した場合には、この使用履歴により上記の宛先が新たに履歴データとなるため、たとえTIFFmailアイコンをドラッグアンドドロップしてグループ化を解除してもそのまま残存させる。
<変形例5>
実施形態では、図17(b)に示すように、デフォルト認証情報及び過去の認証データを共有化しているが、デフォルト認証情報のみ、あるいは過去の認証データのみを共有化してもよい。また、過去の認証データを共有化する場合において、認証情報がユーザのIDとパスワードから構成されているときに、IDのみを共有化してもよく、あるいはパスワードのみを共有化してもよい。
<変形例6>
実施形態では、図18(c)に示すように、デフォルト認証情報が共有化された場合に、制御部22は共有化されたデフォルト認証情報を入力済みとして認証画面を表示し、利用者は「Login」ボタンを操作してログイン操作を行うのみとしたが、制御部22はログイン操作も省略して直ちに外部サーバBに対するアクセスを可能としてもよい。
<変形例7>
実施形態では、グループ化されたアプリケーション間で設定情報を共有化するために、制御部22は、あるアプリケーションに関連付けられた設定情報をコピーして他のアプリケーションの設定情報に追加記憶しているが、必ずしも追加記憶する必要はなく、制御部22は、あるアプリケーションの設定情報として、グループ化された他のアプリケーションの設定情報をHDD20から読み出して追加的に表示すればよい。すなわち、制御部22における共有化処理には、グループ化操作のタイミングにおいて、あるアプリケーションに関連付けられた設定情報をコピーして他のアプリケーションの設定情報に追加記憶し、履歴ボタン26dの操作に応じて記憶された設定情報を読み出して表示する態様の他に、履歴ボタン26dが操作された場合に、あるアプリケーションの設定情報として、グループ化された他のアプリケーションの設定情報を読み出して、これらの設定情報をともに表示する態様も含まれる。換言すれば、起動対象のアプリケーションの履歴ボタン26dの操作に応じ、起動対象のアプリケーション固有の設定情報に加え、起動対象でない同一グループ内のアプリケーションの設定情報も併せて表示すれば設定情報の共有化とし得る。
また、共有化の可否データが「不可」に設定されている設定情報については、実施形態ではあるアプリケーションに関連付けられた設定情報を追加記憶しないことで共有化していないが、他のアプリケーションの設定情報を表示する際に「****」等と他の文字に変換して視認不能に表示することで共有化しないようにしてもよい。すなわち、共有化の可否データが「不可」の場合には、当該設定情報を表示しない場合の他、当該設定情報を利用者が視認不能な態様で表示する場合も含まれる。グループ化を解除した場合、あるいはアプリケーションを削除した場合についても同様であり、共有化された設定情報を表示しない場合の他、「****」等と他の文字に変換して当該設定情報を利用者が視認不能な態様で表示する場合も含まれる。
さらに、設定情報の共有化は、あるアプリケーションの設定情報を、同一グループにグループ化された他のアプリケーションから参照し得ることを意味するから、共有化の可否データは、換言すれば、あるアプリケーションの設定情報の、同一グループにグループ化された他のアプリケーションからの参照可否に関する情報といえる。
<変形例8>
実施形態では、複数のアプリケーションのグループ化として、図5等に示すようにグループAアイコン26hを表示しているが、このようにグループ化、すなわち複数のアプリケーションの関連付けを示すアイコンあるいはフォルダの表示は例示であり、複数のアプリケーションに同一の文字や図形、記号、色彩の少なくともいずれかを表示することでグループ化されていることを示してもよい。利用者は、これらの文字や図形、記号、色彩を視認することで、グループ化されていること、及び設定情報が共有化されていることを認識できる。
また、グループ化されていることを示す文字や記号、図形、色彩は、任意のタイミングで表示することができ、常時表示する場合の他、特定の操作子が操作されたタイミングで表示してもよい。
<変形例9>
実施形態では、グループ化(関連付け)の操作としてアプリケーションアイコンのドラッグアンドドロップを例示したが、これ以外にも、複数のアプリケーションアイコンを互いに関連付ける任意の操作が含まれ得る。具体的には、第1アプリケーションアイコンを第2アプリケーションアイコンに重ねる操作、第1アプリケーションアイコンの選択に続いて第2アプリケーションアイコンを選択する操作、ある特定のアイコンに第1アプリケーションアイコン及び第2アプリケーションアイコンを重ねる操作等である。
同様に、グループ化の解除操作についても、第1アプリケーションアイコンを第2アプリケーションアイコンから離す操作、ポップアップメニューから解除を選択する操作、ある特定のアイコンから第1アプリケーションアイコン及び第2アプリケーションアイコンを離す操作等である。
<変形例10>
実施形態では、アプリケーションアイコンを操作(ドラッグアンドドロップ操作)して複数のアプリケーションをグループ化しているが、アプリケーションアイコンは一例であり、任意の操作子を操作することで複数のアプリケーションをグループ化し得る。そして、制御部22は、操作子の操作によるグループ化操作をトリガとしてアプリケーションに関連付けられた設定情報を共有化し得る。ここで、「操作子」は、処理の対象や内容等を一定の大きさの絵や図、記号、文字若しくはこれらの組合せで表現したものとして定義され、2つのアプリケーションのアイコンが存在する場合、いずれか一方のアイコンを第1操作子、いずれか他方のアイコンを第2操作子と定義され得る。
また、実施形態では、アプリケーションの設定情報として、メール送信宛先、ファックス送信宛先、デフォルト認証情報、認証データを示したが、これらも例示であり、アプリケーションを実行する際に必要となる他のデータないし条件、例えばスキャン条件やプリントのプリント条件等も含まれる。
<変形例11>
実施形態では、共有化の可否データ、すなわち参照可否に関する情報をHDD20に記憶して保持しているが、EPROM等の半導体メモリを含む不揮発性メモリに記憶して保持してもよい。
<変形例12>
実施形態では、制御部22を構成する1又は複数のCPUが処理プログラムを実行することでグループ化による設定情報の共有化処理、グループ化解除あるいはアプリケーションの削除による設定情報の共有化解除処理を実現しているが、これらの処理の一部は、プログラムの実行によるソフトウェア処理ではなく、ハードウェア処理により実現してもよい。ハードウェア処理は、例えばASICやFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの回路を用いて行ってもよい。
10 端末装置、12 画像形成装置、14 通信回線、16 ROM、18 RAM、20 HDD(ハードディスクドライブ)、22 制御部、24 インターフェイス(I/F)、26 操作部、27 履歴データ、28 画像形成部。

Claims (23)

  1. アプリケーションの設定情報の、他のアプリケーションからの参照可否に関する情報を保持する保持部と、
    第1アプリケーションと第2アプリケーションを関連付けるための所定の操作に応じ、前記保持部に保持された情報を用いて、第1アプリケーションと第2アプリケーションの少なくともいずれか一方の設定情報としていずれか他方の設定情報を表示制御する制御部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記参照可否に関する情報が参照不可である設定情報については、前記いずれか一方の設定情報として前記いずれか他方の設定情報を視認可能に表示しない
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記視認可能に表示しないことには、前記いずれか他方の設定情報を他の情報に変換して表示することを含む、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記参照可否に関する情報は、前記アプリケーションの利用者に関する情報であり、
    前記制御部は、同一利用者に係る設定情報については参照可とし、異なる利用者に係る設定情報については参照不可とする
    請求項2,3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記参照可否に関する情報は、送信の宛先に関する情報であり、
    前記制御部は、同一社内の宛先に係る設定情報については参照可とし、社外の宛先に係る設定情報については参照不可とする
    請求項2,3のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記所定の操作により関連付けられた前記第1アプリケーションに対応する第1操作子及び前記第2アプリケーションに対応する第2操作子に、同一の文字、図形、記号、色彩の少なくともいずれかを付与して表示する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1操作子及び前記第2操作子を同一フォルダ内に表示する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記第1操作子または前記第2操作子を操作するタイミングにおいて前記同一の文字、図形、記号、色彩の少なくともいずれかを表示する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の操作は、前記第1アプリケーションに対応する第1操作子と、前記第2アプリケーションに対応する第2操作子を関連付けてグループ化する操作である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記所定の操作により関連付けられた前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションの関連付けを解除する操作に応じ、前記いずれか他方の設定情報を視認可能に表示しない
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記視認可能に表示しないことには、前記いずれか他方の設定情報を他の情報に変換して表示することを含む、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、前記所定の操作により関連付けられた前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションの関連付けを解除する操作によらずに、前記いずれか他方の設定情報の表示を維持する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、前記いずれか他方の設定情報が用いられた場合に、前記解除する操作によらずに、前記いずれか他方の設定情報の表示を維持する
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記解除する操作は、前記第1アプリケーションに対応する第1操作子と、前記第2アプリケーションに対応する第2操作子を離す操作である、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御部は、前記いずれか一方の設定情報と前記いずれか他方の設定情報をともに表示するように表示制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションのうち、起動操作されたアプリケーションの設定情報を優先的に表示するように表示制御する
    請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記制御部は、前記いずれか一方の設定情報と前記いずれか他方の設定情報をともにリスト形式で表示し、かつ、起動操作されたアプリケーションの設定情報をリストの上位に表示するように表示制御する
    請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記制御部は、前記いずれか一方の設定情報と前記いずれか他方の設定情報をともにタブ形式で表示し、かつ、起動操作されたアプリケーションの設定情報を手前のタブに表示するように表示制御する
    請求項16に記載の情報処理装置。
  19. 前記第1アプリケーション及び前記第2アプリケーションは、ともにメール送信アプリケーション又はともにファックス送信アプリケーションであり、
    前記設定情報は、メール送信又はファックス送信の宛先情報である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  20. 前記第1アプリケーションは、メール送信アプリケーションであり、
    前記第2アプリケーションは、ファックス送信アプリケーションであり、
    前記いずれか一方の設定情報は、メール送信の宛先情報であり、
    前記いずれか他方の設定情報は、ファックス送信の宛先に係るメール送信の宛先情報である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  21. 前記第1アプリケーションは、メール送信アプリケーションであり、
    前記第2アプリケーションは、ファックス送信アプリケーションであり、
    前記いずれか一方の設定情報は、ファックス送信の宛先情報であり、
    前記いずれか他方の設定情報は、メール送信の宛先に係るファックス送信の宛先情報である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  22. 前記第1アプリケーション及び前記第2アプリケーションは、ともに外部サーバにアクセスするための認証アプリケーションであり、
    前記設定情報は、認証に必要なID及びパスワードの少なくともいずれかである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  23. コンピュータに、
    アプリケーションの設定情報の、他のアプリケーションからの参照可否に関する情報をメモリに保持するステップと、
    第1アプリケーションと第2アプリケーションを関連付けるための所定の操作に応じ、前記メモリに保持された情報を用いて、第1アプリケーションと第2アプリケーションの少なくともいずれか一方の設定情報としていずれか他方の設定情報を表示部に表示するステップと、
    を実行させるプログラム。
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