JP2018061513A - 害虫駆除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効果的に蚊や蠅などの害虫を駆除可能な害虫駆除装置を提供する。【解決手段】空中を飛行するための空中飛行機構部と、周辺を撮影するための1または複数個のカメラ及び/または所定の方向からの周囲音を収音するためのマイクロホンと、害虫を落下させる害虫落下処理部と、カメラの撮影画像から害虫を認識する害虫像認識部及び/またはマイクロホンで収音した音から害虫が発する音を認識することにより害虫を認識する害虫発生音認識部と、制御部とを備える。制御部は、害虫像認識部及び/または害虫発生音認識部の認識結果に基づいて、空中飛行機構部を駆動制御すると共に、害虫落下処理部を駆動するように制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、害虫駆除装置に関する。
蚊(カ)や蠅(ハエ、蝿)などの生活衛生害虫などに代表される害虫を殺虫、捕獲する方法や装置は従来から種々提案されている。例えば特許文献1(特開2000−253793号公報)や特許文献2(特開2009−95257号公報)には、蚊や蠅を誘引すると共に、吸引手段により吸引して捕獲、捕殺するように装置が提案されている。また、特許文献3(特開2010−41976号公報)には、操作者が手に持って、飛行中あるいは静止中の蚊や蠅に狙いを定めて吸引駆動をするように操作する「虫吸引駆除装置」が提案されている。
これらの先行技術文献に記載された装置は、殺虫剤をむやみに噴霧するのを避けることができ、人間環境にやさしい手法と言える。
特開2000−253793号公報 特開2009−95257号公報 特開2010−41976号公報
しかしながら、上記の先行技術文献1に記載の「蚊・蠅の誘殺器」や特許文献2に記載の「蚊取り器」は、誘引することで近くに存在しているであろうと推測される蚊や蠅などの害虫を吸引するものであり、実際の蚊や蠅の存在を確認するものではないため、効果的に蚊や蠅を捕獲、捕殺、殺虫することができないという問題がある。
一方、特許文献3に記載の「虫吸引駆除装置」は、操作者が手に持って、飛行中あるいは静止中の蚊や蠅に狙いを定めて吸引駆動をするように操作することで捕獲するものである。したがって、操作者が実際の蚊や蠅の存在を確認した上で、吸引駆動するので、上記の問題は回避することができる。
しかしながら、特許文献3の装置の場合には、人が手で持って操作する必要があり、面倒であるという問題がある。また、上述の先行技術文献に記載のものは、操作者による蚊や蠅の発見能力や吸引技能に依存し、能力や技能の劣る操作者では、効果的に蚊や蠅を捕獲、捕殺、殺虫することができないという問題がある。さらに、操作者の留守中や無人の環境では使用できないという問題がある。
この発明は、上記の問題点を改善して、効果的に蚊や蠅などの害虫を駆除することが可能な害虫駆除装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
空中を飛行するための空中飛行機構部と、
周辺を撮影するための1または複数個のカメラ及び/または所定の方向からの周囲音を収音するための1または複数個のマイクロホンと、
害虫を落下させる害虫落下処理部と、
前記カメラの撮影画像から害虫を認識する害虫像認識部及び/または前記マイクロホンで収音した音から害虫が発する音を認識することにより、前記害虫を認識する害虫発生音認識部と、
前記害虫像認識部及び/または害虫発生音認識部の認識結果に基づいて、前記空中飛行機構部を駆動制御すると共に、前記害虫落下処理部を駆動するように制御する制御部と、
を備える害虫駆除装置を提供する。
上述の構成の請求項1の発明の害虫駆除装置においては、害虫像認識部は、カメラの撮影画像中に害虫像が存在するか否かを認識することで蚊や蠅などの害虫を認識する。制御部は、害虫像認識部で害虫を認識したときに、害虫落下処理部を駆動させて害虫を落下させる。
また、害虫発生音認識部は、例えば蚊や蠅が発する羽音が特定の周波数域に存在することから、その羽音の周波数域の成分をマイクロホンで収音した音から検出することで、害虫を認識する。制御部は、害虫発生音認識部で害虫を認識したときに、害虫落下処理部を駆動させて害虫を落下させる。
この発明による害虫駆除装置によれば、蚊や蠅などの害虫を落下させることで、効率良く駆除することが可能になる。
この発明による害虫駆除装置によれば、害虫像認識部や害虫発生音認識部で害虫を認識したことに基づいて、静止中のみならず空中を飛行しているときであっても、害虫落下処理部を駆動させて、蚊や蠅などの害虫を落下させて効率良く駆除することが可能になる。
この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の機構的構成例を示す図である。 この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の駆動制御装置部の構成例を示すブロック図である。 この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の動作の一例の流れを説明するためのフローチャートの一部を示す図である。 この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の動作の一例の流れを説明するためのフローチャートの一部を示す図である。 この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の具体的な動作の様子の一例を模式的に示す図である。 この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の具体的な動作の様子の一例を模式的に示す図である。 この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の具体的な動作の様子の一例を模式的に示す図である。
図1は、この発明による害虫駆除装置の例としての害虫捕獲収容装置の実施形態の構成例を示す図である。なお、この害虫捕獲収容装置の実施形態は、機能的にこの発明の害虫殺虫装置の実施形態の構成部分も含むものである。
この実施形態の害虫捕獲収容装置1は、自律して空中を飛行して移動可能な飛行体の構成である。図1(A)は、この実施形態の害虫捕獲収容装置1を、その上方から見た図であり、また、図1(B)は、この実施形態の害虫捕獲収容装置1を、正面側方から見た図である。
この実施形態の害虫捕獲収容装置1は、いわゆるクワッドコプターの構造の空中飛行機構部2と、駆動制御ユニット3とを備える。空中飛行機構部2は、駆動制御ユニット3により駆動制御される。図1に示すように、空中飛行機構部2は、駆動制御ユニット3から延びる4本のアーム4A,4B,4C,4Dの先端に、回転翼(ローター)機構5A,5B,5C,5Dが取り付けられて構成されている。
回転翼機構5A,5B,5C,5Dは、モータ駆動部51A,51B,51C,51Dのそれぞれにより回転翼シャフト(図示は省略)を回転駆動することにより、回転翼52A,52B,52C,52Dを回転駆動するように構成されている。モータ駆動部51A,51B,51C,51Dは、駆動制御ユニット3からの駆動制御信号により回転速度及び回転方向が制御される。モータ駆動部51A,51B,51C,51Dや駆動制御ユニット3は、バッテリー(図示は省略)を回転駆動用の電源や駆動制御用の電源として用いている。後述する害虫吸引部などの各種機構部、カメラ、指向性マイクロホン、各種センサ、制御部などもバッテリーから電源を供給される。バッテリーは、例えば、充電可能な二次電池が用いられる。
この例においては、駆動制御ユニット3からの駆動制御信号によって、モータ駆動部51A,51B,51C,51Dのそれぞれが独立に制御されることにより、飛行体である害虫捕獲収容装置1は、離陸、着陸、上昇(真上、斜め上)、下降(真下、斜め下)、右旋回、左旋回、前進、後進、右シフト、左シフトなどの各種移動動作をすることができるようにされていると共に、鉛直方向に対する傾き角などの姿勢制御及びホバリング位置の位置制御ができるようにされている。
そして、この実施形態の害虫捕獲収容装置1においては、駆動制御ユニット3と一体的に害虫捕獲収容部6が形成されている。害虫捕獲収容部6は、この例では、全体として箱型の形状に構成されており、図1では、図示を省略するが、殺虫剤噴霧部と、害虫誘引部と、害虫吸引部とを備える。
そして、害虫捕獲収容部6の内部には、害虫吸引部により吸引された害虫が収容される害虫収容室61(図1(B)の点線部分参照)が設けられる。この害虫収容室61には、殺虫薬剤が充填されており、収容された害虫は、収容時には生存していても殺虫薬剤により死に至る。
そして、図1(B)に示すように、害虫捕獲収容部6の筐体の正面側面には、害虫収容室61に連通する側方吸引開口部62が設けられる。さらに、害虫捕獲収容部6の筐体の底面には、害虫収容室61に連通する吸引用ホース部63が設けられており、この吸引用ホース部63の先端には、吸引用ホースと連通する吸引用開口を備える底面側吸引開口部64が設けられている。
そして、この例においては、害虫捕獲収容部6には、害虫吸引部を駆動して吸引する際の開口を、側方吸引開口部62にするか、底面側吸引開口部64にするかを切り替える吸引口切替機構部(図1では図示は省略)が設けられている。なお、この例では、主として、側方吸引開口部62は、害虫捕獲収容装置1が飛行中に害虫を吸引する際に利用され、底面側吸引開口部64は、害虫捕獲収容装置1が着陸状態で着地面8に居る害虫を吸引する場合に利用される。
また、害虫捕獲収容部6の側面の正面には、図1(B)に示すように、殺虫剤噴霧口65,66が設けられ、殺虫剤がこの殺虫剤噴霧口65,66が噴霧されるように構成されている。また、この害虫捕獲収容部6の側面の正面には、図1(B)に示すように、蚊や蠅の誘引に有効とされている赤外線発光部67が設けられている。
なお、害虫捕獲収容部6には、害虫廃棄ボタン(図示は省略)が設けられており、使用者が当該害虫廃棄ボタンを押すと、害虫捕獲収容部6の筐体に害虫捕獲収容部6に連通する開口が開き、当該開口から害虫収容室61に収容されている害虫の死骸を外部に廃棄することができるように構成されている。
害虫捕獲収容部6の筐体には、さらに、2個の脚部7A,7Bが互いに対向するように取り付けられている。この例では、脚部7A,7Bは、台形形状に成形されたパイプ部材からなり、図1(B)に示すように、着地面8において、害虫捕獲収容部6の縁部が着地面8に接触しない状態で、安定して害虫捕獲収容装置1を保持するように形成されている。
そして、この例においては、図1(A),(B)に示すように、駆動制御ユニット3の筐体の上面にはカメラCM1と指向性マイクロホン(指向性マイクと略称する)MC1とが設けられている。また、害虫捕獲収容部6の筐体の4側面には、図1(A)及び(B)に示すように、カメラCM2〜CM5と指向性マイクMC2〜MC5とがそれぞれ設けられる。さらに、害虫捕獲収容部6の筐体の底面には、図1(B)に示すように、カメラCM6と指向性マイクMC6とが設けられる。
カメラCM1〜CM6の光軸(撮影方向に対応)は、カメラCM1〜CM6のそれぞれの取り付け面に直交する方向となり、それぞれ光軸方向を中心として所定の画角範囲が撮影可能となる。また、指向性マイクMC1〜MC6の音(音響信号、音響情報)の収音の指向軸方向は、指向性マイクMC1〜MC6のそれぞれの取り付け面に直交する方向となり、その指向特性は、指向範囲が狭い急峻なものが好ましく、いわゆる超指向性マイクであってもよい。
駆動制御ユニット3と一体の害虫捕獲収容部6内には、駆動制御装置部10が設けられている。図2は、この実施形態の害虫捕獲収容装置1における駆動制御装置部10の構成例を示すブロック図である。なお、図2ではバッテリーを省略した。
図2に示すように、この実施形態における駆動制御装置部10は、マイクロコンピュータ(図2ではマイコンと省略)からなる制御部101に対して、システムバス100を通じて、空中飛行駆動部102、ジャイロセンサ103、地磁気センサ104、高度センサ105、障害物センサ106、移動空間情報メモリ107、現在位置検出部108、飛行駆動信号生成部109、位置姿勢制御信号生成部110、カメラ群111、指向性マイク群112、害虫像認識部113、害虫発生音認識部114、殺虫剤噴霧部115、吸引駆動部116、害虫誘引部117、吸引口切替機構部118、操作部119、のそれぞれが接続されて構成されている。吸引駆動部116には、害虫吸引部120が接続されている。
空中飛行駆動部102は、制御部101の制御に従って、空中飛行機構部2の回転翼機構5A,5B,5C,5Dのモータ駆動部51A,51B,51C,51Dのそれぞれに、駆動制御信号を供給する。
ジャイロセンサ103は、害虫捕獲収容装置1の飛行中における加速度変化を検出するもので、害虫捕獲収容装置1の飛行進行方向やその速度、また、姿勢を検出するために用いられる。地磁気センサ104は、害虫捕獲収容装置1が、どの方位に飛行移動しているかを検出するために用いられる。高度センサ105は、害虫捕獲収容装置1が当該時点で位置している高度を検出するためのもので、例えば気圧センサからなる。
障害物センサ106は、害虫捕獲収容装置1が使用される室内の壁やタンス、ベッド、机などの障害物を検知して、それらに対する衝突を回避して飛行するために用いられる。
移動空間情報メモリ107には、害虫捕獲収容装置1が使用される室内に関する空間情報が記憶される。この実施形態の害虫捕獲収容装置1の制御部101のメモリには、パノラマ写真用のアプリケーションプログラム(例えばPhotosynth)が格納されており、事前に、害虫捕獲収容装置1が、使用される室内を飛行して、カメラCM1〜CM6の全てあるいは一部を用いて、室内を360度の範囲で撮影する。そして、制御部101は、パノラマ写真用のアプリケーションプログラムを用いて、その撮影した撮影画像情報から室内の3D画像情報を生成し、当該生成した3D画像情報を移動空間情報メモリ107に記憶する。
この場合に、この例では、害虫捕獲収容装置1は、それが使用される室内の特定の場所をホームポジションとして定め、その位置を基地として離着陸するようにする。移動空間情報メモリ107に記憶されている情報には、前記定められたホームポジションの位置情報も記憶される。また、移動空間情報メモリ107には、使用される室の縦、横、高さの情報も予め記憶される。さらに、梁やパイプスペース、柱など、使用される室の構造情報も予め記憶してもよい。
現在位置検出部108は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機を備え、害虫捕獲収容装置1の現在位置の緯度、経度、高度を検出する。より正確な位置情報を得るために、携帯電話基地局からの電波や、Wi−Fi(Wireless Fidelity(登録商標))通信のアクセスポイントからの電波を用いて現在位置を検出するようにしてもよい。また、カメラCM1〜CM6の全てあるいは一部を用いて、害虫捕獲収容装置1の周囲を撮影し、その撮影した撮影画像情報と移動空間情報メモリ107に記憶された3D画像情報を比較して画像認識することで、3D画像空間における相対位置を把握し、現在位置を検出するようにしてもよい。移動後の現在位置を検出するためには、現在位置検出部108は、ジャイロセンサ103、地磁気センサ104、高度センサ105をも使用する。
飛行駆動信号生成部109は、制御部101により、起動情報に基づく指令により、基地(ホームポジション)から飛行を開始し空中移動するときには、移動空間情報メモリ107に記憶されている基地の位置情報と、現在位置検出部108で検出された現在位置の位置情報とから、室内を害虫を探索するために移動するための飛行駆動信号を生成するために、移動方向及び移動距離を計算する。
そして、飛行駆動信号生成部109は、計算した方向及び距離に基づくと共に、ジャイロセンサ103、地磁気センサ104、高度センサ105などの情報を用い、さらに、カメラ群111のカメラCM1〜CM6からの撮影画像を参照しながら、基地位置から、指定された追従開始位置まで移動するための飛行駆動信号を生成し、空中飛行駆動部102を通じて、空中飛行機構部2に供給する。この場合、飛行駆動信号は、4個の回転翼機構5A〜5Dのモータ駆動部51A〜51Dのそれぞれを駆動する信号からなる。生成された飛行駆動信号は、空中飛行駆動部102を通じて、空中飛行機構部2のモータ駆動部51A〜51Dのそれぞれに供給される。
空中飛行機構部2は、この飛行駆動信号を受けて、回転翼52A〜52Dのそれぞれを回転駆動して、基地から追従開始位置へ、あるいは、追従移動を終了した現在位置から基地へ、空中飛行による移動を行う。
位置姿勢制御信号生成部110は、ジャイロセンサ103、地磁気センサ104、高度センサ105、並びにカメラCM1〜CM6の撮影画像に基づいて、検知した害虫に対する害虫捕獲収容部6の位置(害虫の真上か、前後左右少し離れた位置かなど、及び上下方向の位置(高さ位置))と、害虫捕獲収容部6の傾き角及び傾きの方向などの姿勢を制御する位置姿勢制御信号を生成する。
例えば、位置姿勢制御信号生成部110は、後述するように害虫捕獲収容装置1が害虫を検出したときには、害虫捕獲収容部6の位置及び姿勢が、当該害虫の方向に殺虫剤噴霧口65,66及び側方吸引開口部62が向くように、位置姿勢制御信号を生成する。また、後述するように、殺虫剤の噴霧により蚊や蠅などの害虫が落下したときには、当該落下した害虫の真上に着陸して、落下した害虫を底面側吸引開口部64から吸引することができるように、位置姿勢制御信号を生成する。
カメラ群111は、前述したカメラCM1〜CM6からなるものである。カメラCM1〜CM6のそれぞれからシステムバス100に送出される撮影画像情報には、いずれのカメラからの撮影画像情報であるかを識別するための識別情報が付加されている。
指向性マイク群112は、前述した指向性マイクMC1〜MC6からなるものである。指向性マイクMC1〜MC6のそれぞれからシステムバス100に送出される音響情報には、いずれの指向性マイクで収音された音響情報であるかを識別するための識別情報が付加されている。
害虫像認識部113は、この実施形態では、カメラCM1〜CM6により撮影した撮影画像情報と、移動空間情報メモリ107に記憶されている、室内の3D画像情報とを比較して画像認識することで、撮影画像情報中に害虫像が存在するか否かを判別し、害虫を認識する。この場合に、害虫像認識部113は、害虫捕獲収容装置1が、室内のいずれの壁の方向を向いているか、どの高さ位置に現在居るか、どのような姿勢であるかを、位置姿勢制御信号生成部110からの情報に基づいて認識し、その認識結果に基づいて、移動空間情報メモリ107から、その認識した方向、高さ位置、姿勢から特定される、カメラCM1〜CM6の撮影画像範囲の室内の画像情報を読み出して、カメラCM1〜CM6のそれぞれで実際に撮影した画像情報との比較用画像情報とする。
そして、害虫像認識部113は、カメラCM1〜CM6により撮影した撮影画像情報のそれぞれと、移動空間情報メモリ107から読み出した、カメラCM1〜CM6の撮影画像範囲のそれぞれの画像情報とを比較して、差分(違い)を検出したら、その差分について、害虫像認識部113内に内蔵されたメモリ(図示は省略)に、予め登録(記憶)してある害虫像と比較することで、害虫の存在の検出をする。そして、害虫像認識部113は、害虫を検出したら、その検出した室内の位置を特定する情報と共に、システムバス100に、害虫像検出情報を出力する。
予め登録してある害虫像は、工場出荷時にメーカー側でメモリに書き込んでおくようにする。しかし、害虫像認識部113内に内蔵されたメモリに後からアクセスすることができるように構成しておき、インターネットを通じて、メーカーのホームページなどからダウンロードしてメモリに登録することができるようになっていてもよい。また、使用者が撮影した害虫像や、入手した害虫像をメモリに登録できるようにしてもよい。
害虫発生音認識部114は、この実施形態では、指向性マイクMC1〜MC6のそれぞれで収音した音響情報から、害虫が発生する音、この例では羽音を検出することで、害虫の存在を検出するようにする。すなわち、蚊の羽音は300Hz〜600Hzであることが知られており、また、蠅の羽音は200Hz程度であることも知られている。そこで、この実施形態では、害虫発生音認識部114は、バンドパスフィルタ114aを備える羽音検出回路を備え、捕獲対象とする害虫の羽音の周波数成分のみをバンドパスフィルタ114aにより抽出することで、害虫の存在を検出するようにする。バンドパスフィルタ114aは、蚊の羽音用と、蠅の羽音用とのいずれか、あるいは両方を備えるようにしてもよい。なお、空中飛行機構部2で発生する飛行駆動音の成分は、バンドパスフィルタ114aにより、害虫音の検出対象から除外される。
また、害虫発生音認識部114は、予め、蚊や蠅の羽音の波形パターンや、スペクトルパターンを害虫発生音認識部114に内蔵されたメモリ(図示は省略)に、予め登録(記憶)しておき、バンドパスフィルタ114aに加えて、それらの波形パターンや、スペクトルパターンの一致あるいは近似を検出することで、蚊や蠅の存在の検出を、より正確に行うようにしてもよい。なお、予め登録してある害虫発生音の波形パターンや、スペクトルパターンは、工場出荷時にメーカー側でメモリに書き込んでおいてもよいし、インターネットを通じて、メーカーのホームページなどからダウンロードできるようになっていてもよい。また、使用者が収音した害虫発生音や、入手した害虫発生音を利用してもよい。この場合、害虫発生音は、害虫発生音認識部114で、周波数分析されると共に、波形パターンや、スペクトルパターンに変換され、メモリに登録される。
なお、蚊の場合、雌蚊と雄蚊で羽音の周波数が異なり、吸血するのは雌蚊であるから、雌蚊の羽音を選択的に検出し、雌蚊の存在を検出するようにしてもよい。さらに、蚊はその種類により、羽音の周波数や吸血する時間が異なる。例えば、アカイエカは夕方から夜にかけて、ヒトスジシマカ(通称ヤブ蚊)は昼から夕方にかけて吸血する。そこで、昼(例えば午前9時から午後4時ころまで)はヒトスジシマカの羽音、夕方(例えば午後4時から午後7時ころまで)はヒトスジシマカとアカイエカ両方の蚊の羽音、夜(午後7時から午前5時ころまで)はアカイエカの羽音、というように選択的に検出し、それぞれの時間帯別に、当該時間帯で吸血する蚊の存在を検出するようにしてもよい。
また、国や地域、地方により、棲息する蚊や蠅など害虫の種類に違いがあるため、害虫捕獲収容装置1の設置場所をGPS受信機などで検出し、検出された設置場所に応じて、棲息する蚊や蠅など害虫の種類を特定することができる。特定された種類の害虫の害虫像や羽音など害虫の発する音を選択的に検出し、その種類の害虫の存在を検出するようにしてもよい。
害虫発生音認識部114は、指向性マイクMC1〜MC6のいずれで害虫の羽音を検出したかにより、室内の害虫が居る方向を検出し、検出したのが、蚊か蠅か、などの害虫識別情報と共に、その方向の情報をもシステムバス100に出力するようにする。
殺虫剤噴霧部115は、制御部101の駆動制御により殺虫剤噴霧口65,66からの殺虫剤の噴霧を行う。なお、制御部101は、カメラCM1〜CM6の撮影画像情報を監視して、殺虫剤噴霧部115により殺虫剤を噴霧しようとする方向に人が存在しているか否かを判別し、人が存在している場合には、殺虫剤の噴霧を行わないように制御する。また、制御部101は、カメラCM1〜CM6の撮影画像情報を監視して、殺虫剤噴霧部115により殺虫剤を噴霧しようとする方向に、人だけではなくペットや飲食物が存在しているか否かを判別し、ペットや飲食物が存在している場合には、殺虫剤の噴霧を行わないように制御することもできる。
なお、捕獲、捕殺する害虫が蚊の場合であれば、扇風機やエアコンの風などの弱い風でも、飛行障害を起こすことが知られているため、殺虫剤の噴霧ではなく水の噴霧や、空気の噴射で落下させてもよい。この場合、人、ペット、飲食物への影響はほとんど考えなくてもよい。
吸引駆動部116は、制御部101の制御に基づいて、害虫吸引部120を駆動して、害虫を吸引して、害虫収容室61へ害虫の捕獲を行うようにする。この場合に、制御部101は、吸引駆動部116を駆動させる場合には、それに先立ち、吸引口切替機構部118を制御して、害虫を、側方吸引開口部62から吸引するのか、底面側吸引開口部64から吸引するのかを切替制御するようにする。なお、側方吸引開口部62と底面側吸引開口部64との両方から害虫を吸引するように制御するようにしても勿論よい。
害虫誘引部117は、この例では、図1(B)に示した赤外線発光部67を含んで構成され、制御部101の制御により赤外線発光部67が駆動されて、害虫を誘引するための赤外線を発光させるようにする。
なお、この害虫誘引部117は、赤外線の発光に代えて、あるいは赤外線の発光に加えて、例えば有機物が付着した酸化チタン(TiO2、二酸化チタン)に紫外線を照射することで炭酸ガス(CO2、二酸化炭素)を発生させるように構成してもよい。また、害虫誘引部117は、ブルーライト、ブラックライトを含む紫外線、超音波を含む音(音波)、フェロモン剤を利用した害虫誘引方法、その他、種々の害虫誘引方法の一つ、あるいは、それらの組み合わせを用いて構成することもできる。なお、誘引方法は、捕獲対象の害虫の種類によって異なるようにしてもよいことはもちろんである。また、夜間であれば、可視光の電球やLED(Light Emitting Diode)で害虫の誘引効果が発揮される。
操作部119は、害虫捕獲収容装置1の飛行開始起動や、移動空間情報の作成及び移動空間情報メモリ107への記憶指示、その他の操作指示を使用者が入力するためのものである。この例においては、害虫捕獲収容装置1の飛行開始起動としては、スタート指示による即座の起動の他、タイマー機能(制御部101が有する)により使用者により操作部119を通じて設定された時間(所定の時刻あるいは現時刻から所定時間後など)におけるタイマー起動ができるように構成されている。さらに、この実施形態では、害虫捕獲収容装置1は、害虫検出起動モードを備え、操作部119によりこの害虫検出起動モードが設定されたときには、害虫像認識部113や害虫発生音認識部114で、カメラCM1〜CM6や指向性マイクMC1〜MC6により、ホームポジションにおける待機時において害虫の検出監視動作を行い、害虫を検出したと判別したときに、起動して飛行するように構成されている。
この実施形態の害虫捕獲収容装置1は、タイマー起動や害虫検出起動モードにより、使用者が不在の状態においても、自律的に飛行して害虫の捕獲収容の処理を実行するようにする。
なお、図2において、飛行駆動信号生成部109、位置姿勢制御信号生成部110、害虫像認識部113、害虫発生音認識部114は、制御部101が、ソフトウエア処理機能として実現することもできる。
[害虫捕獲収容装置1の動作例]
次に、以上のように構成されているこの実施形態の害虫捕獲収容装置1の動作の一例を、図3及びその続きである図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の説明は、制御部101が、飛行駆動信号生成部109、位置姿勢制御信号生成部110、害虫像認識部113、害虫発生音認識部114の機能を、ソフトウエア処理機能として実現している場合として説明する。
先ず、制御部101は、操作部119を通じて使用者の操作入力に基づいて、自装置1を起動して飛行を開始する状態か否か判別する(ステップS1)。すなわち、このステップS1では、制御部101は、操作部119を通じてスタート指示がなされたか否か、あるいは設定されたタイマー起動をすべき時刻になったか否か、あるいは、害虫検出起動モードが設定されていて、害虫像認識部113や害虫発生音認識部114で害虫を検出したと認識したか否か判別することで、自装置1を起動して飛行を開始する状態か否か判別する。
このステップS1で、自装置1を起動して飛行を開始する状態とはなっていないと判別したときには、制御部101は、当該ステップS1を繰り返す。そして、ステップS1で、自装置1を起動して飛行を開始する状態となったと判別したときには、制御部101は、自装置1を起動して、ホームポジションから離陸して、室内における飛行を開始する(ステップS2)。
次に、制御部101は、カメラCM1〜CM6による撮影を行って害虫像認識部113での害虫認識機能処理を実行すると共に、指向性マイクMC1〜MC6による収音を行って害虫発生音認識部114での害虫認識機能処理を実行する(ステップS3)。
次に、制御部101は、ステップS3での害虫検出機能処理において害虫を認識したか否か判別する(ステップS4)。このステップS4で、害虫を認識してはいないと判別したときには、制御部101は、飛行を終了してよいか否か判別する(ステップS9)。このステップS9で、飛行を終了してもよいか否かは、例えば移動空間情報メモリ107に記憶されている3D移動空間情報で示される室内の捜索を隈なく行ったが、害虫を認識できなかったか否かにより判定する。
ステップS9で、飛行を継続すべきと判別したときには、制御部101は、処理をステップS3に戻して、このステップS3以降の処理を繰り返す。また、ステップS9で、飛行を終了してよいと判別したときには、制御部101は、自装置1をホームポジションに着陸させて、空中飛行機構部2の駆動を停止させて、待機状態に戻す(ステップS10)。
ステップS4で、害虫を認識したと判別したときには、制御部101は、自装置1を害虫を認識した方向に向けると共に、害虫を認識した場所においてホバリングして待機する(ステップS5)。そして、当該ホバリング状態において、制御部101は、害虫誘引部117を駆動して、赤外線発光部67を発光させることで、害虫を誘引するようにする(ステップS6)。
つぎに、制御部101は、害虫像認識部113での害虫認識結果及び/または害虫発生音認識部での害虫認識結果を参照すると共に、カメラCM1〜CM6の撮影画像から、害虫を捕獲可能であるか否か判別する(ステップS7)。ここで、害虫を捕獲可能であるか否かは、害虫誘引部117による誘引により、側方吸引開口部62や底面側吸引開口部64の近傍に害虫が飛来して吸引が可能であるか否かを、撮影画像や収音音響情報から判別するようにする。
このステップS7で、捕獲可能であると判別したときには、制御部101は、害虫が近傍に飛来している側方吸引開口部62または底面側吸引開口部64を判別して、いずれを使用するかを定めて、吸引口切替機構部118を制御して、切り替えると共に、吸引駆動部116により、害虫吸引部120を駆動して害虫の吸引を実行し、害虫を捕獲するようにする(ステップS8)。
その後、制御部101は、処理をステップS9に進め、上述したステップS9以降の処理を実行する。
ステップS7で、害虫の捕獲が可能ではないと判別したときには、制御部101は、殺虫剤噴霧部115を駆動して、殺虫剤を害虫に目掛けて噴霧するようにする(図4のステップS21)。なお、このステップS21では、室内に人が存在する場合を考慮して、カメラCM1〜CM6の撮影画像から、殺虫剤の噴霧方向に人がいるかどうかを判定し、人がいるときには、その状態での殺虫剤の噴霧を行わず、殺虫剤の噴霧方向に人がいなくなる状態を待って殺虫剤の噴霧を実行するようにする。人ではなく、ペットがいた場合も同様に、当該ペットに向けての殺虫剤の噴霧は行わないようにする。また、飲食物があった場合も同様に、当該飲食物に向けての殺虫剤の噴霧は行わないようにする。なお、人やペットがいた場合や、飲食物があった場合、殺虫剤の噴霧ではなく、水の噴霧や、空気の噴射を行うようにしてもよい。
ステップS21の次には、殺虫剤の噴霧により落下したであろう害虫をカメラCM1〜CM6、特にカメラCM6の撮影画像を用いて捜索する(ステップS22)。そして、制御部101は、落下した害虫を発見したか否か判別し(ステップS23)、発見できなかったと判別したときには、害虫の捜索を中止し、処理を図3のステップS3に戻し、このステップS3以降の処理を繰り返す。
また、ステップS23で、落下した害虫を発見したと判別したときには、制御部101は、落下した害虫を底面側吸引開口部64から吸引して捕獲することができる位置に着陸し(ステップS24)、空中飛行機構部2の駆動を一旦停止する(ステップS25)。そして、制御部101は、吸引口切替機構部118により、底面側吸引開口部64を吸引口とするように切り替え制御した後、吸引駆動部116により害虫吸引部120を駆動して、害虫を吸引して害虫収容室61に捕獲収容するようにする(ステップS26)。
次に、制御部101は、再起動して、空中飛行機構部2を駆動して離陸し(ステップS27)、その後、処理を図3のステップS9に進めて、このステップS9以降の処理を行う。
図5〜図7に、害虫捕獲収容装置1の具体的な動作の様子の一例を模式的に示す。すなわち、図5は、害虫捕獲収容装置1が、室20において、飛行を開始して害虫の探索を行っている様子を示す図である。この図5の例では、蚊21が害虫捕獲収容装置1により認識されるが、タンス22などの障害物のため、空中での吸引による捕獲ができない状態を示している。
そこで、害虫捕獲収容装置1の制御部101は、害虫誘引部117を作動させて、害虫を誘引するようにする。すると、図6に示すように、害虫である蚊21が、害虫誘引部117による誘引手段により誘引されて、害虫捕獲収容装置1の近傍に飛来するのを待って、制御部101は、殺虫剤噴霧部115から殺虫剤を噴霧するようにする。これにより、図6において、矢印で示すように、蚊21が落下する。そこで、害虫捕獲収容装置1の制御部101は、カメラCM1〜CM6の撮影画像情報を用いて、落下した蚊21の位置を捜索して、図7に示すように、当該蚊21の位置に着陸して、蚊21を害虫吸引部120により吸引して害虫収容室61に収容する。
落下した蚊21は、殺虫剤の噴霧により落下しても、必ずしも死に至っていない場合もある。しかし、害虫収容室61には、殺虫剤が充填されているので、吸引されて害虫収容室61に収容された蚊21は、確実に捕殺される。
なお、上述の実施形態の殺虫剤は、噴霧するように説明したが、煙状のもの(殺虫煙)の場合であってもよく、その場合には噴霧ではなく噴出するようにする。
ところで、上述の説明は、害虫を発見して待ち受けて吸引したり、追跡して吸引したり、殺虫剤を噴霧して落下した害虫を吸引したりするようにした害虫捕獲収容装置とした。しかし、上述の説明において、害虫の吸引を行わずに、害虫を発見し、その害虫が壁などに止まっていたら、当該害虫に殺虫剤や殺虫煙を噴霧、噴出したり、害虫が飛翔しているときには、害虫を追跡して、当該害虫に殺虫剤や殺虫煙を噴霧、噴出したりして、殺虫する機能の構成部分として、害虫殺虫装置の実施形態の構成を有するものである。
[実施形態の効果]
以上説明したようにして、上述の実施形態の害虫捕獲収容装置1によれば、カメラの撮影画像や指向性マイクにより収音した音(音響情報)から、害虫の存在を確認した上で、害虫を吸引して捕獲したり、殺虫剤を噴霧したりすることができる。このため、効率良く、蚊や蠅などの害虫を捕獲及び収容することができるという顕著な効果を奏する。
また、上述の実施形態の害虫捕獲収容装置1によれば、使用者は、操作部を通じてスタートボタンや、所定の設定操作を行うだけで、自律的に飛行して、害虫を捕獲し収容するようにするので、非常に便利である。特に、家人の留守中にタイマー機能により起動することができて便利である。さらに、蚊や蠅の存在を検知したら起動して、その蚊や蠅を捕獲するようにするモードを備えており、当該モードによれば、より確実に蚊や蠅の捕獲収容を行うことができる。
また、殺虫剤は人やペット、飲食物に向けては噴射しないようにしているので、安全性が高い。なお、人やペットがいた場合や、飲食物があった場合、殺虫剤の噴霧ではなく、水の噴霧や、空気の噴射を行う態様にもでき、その場合も安全性が高い。
[その他の実施形態又は変形例]
上述の実施形態では、害虫捕獲収容部6は、全体として箱型の形状に構成されていたが、これに限らず、円筒型の形状や半球型の形状などの種々の形状とすることができる。
また、上述の実施形態では、空中飛行機構部2は、4個の回転翼機構を有するヘリコプター型の機構部の例で説明したが、回転翼機構の数は3個以下でも5個以上でもよい。さらに、ヘリコプター型の機構部に限らず、飛行機型の機構部などであってもよい。
また、上述の実施形態では、カメラ群111のカメラの数は6個、指向性マイク群112の指向性マイクの数は6個であったが、数が限定されないことはもちろんである。また、カメラやマイクを設ける位置も種々考えられる。
その他、害虫捕獲収容装置1は、その機構上、種々の変形例が考えられることはもちろんである。
なお、害虫を認識したときには、害虫を追跡するように飛行して、吸引により捕獲するようにすることもできる。
また、害虫捕獲収容装置1は、飛行開始して、カメラCM1〜CM6や指向性マイクMC1〜MC6により人がいないことを確認した上で、室内を飛行しながら、隈なく殺虫剤を噴霧し、その後、落下した害虫を捜索して、落下した害虫を吸引して捕獲するようにしてもよい。その際の殺虫剤の噴霧は、壁や天井、家具の隙間、照明の傘の上など、蚊や蠅が止まっている確率が高い場所に目掛けて行うようにすると、より効果的である。
なお、上述の実施形態では、害虫捕獲収容装置1の駆動制御装置部10では、害虫像認識部113及び害虫発生音認識部114を備え、害虫捕獲収容装置1自身で、害虫像認識処理及び害虫発生音認識処理を実行するようにしたが、これらの害虫像認識部113及び害虫発生音認識部114の機能部とメモリをいわゆるクラウドの構成とすることもできる。すなわち、害虫捕獲収容装置1の駆動制御装置部10には、害虫像認識部113及び害虫発生音認識部114を設けずに、その代わりに、外部の装置と無線LANやインターネットを通じて通信を行う通信部を設ける。そして、害虫像認識部113及び害虫発生音認識部114の機能部とメモリを、無線LANを通じて接続される外部のパーソナルコンピュータや、インターネットを通じたサーバ装置に設ける。なお、機能部とメモリの両方をクラウドの構成とするのではなく、機能部のみ、またはメモリのみをクラウドの構成としてもよい。さらに、メモリについては害虫捕獲収容装置1自身に持たせ、そのメモリでカバーできない部分は、適宜クラウドに参照に行くという構成にもできる。
そして、害虫捕獲収容装置1の駆動制御装置部10は、カメラCM1〜CM6の撮影画像情報(識別情報を伴う)や、指向性マイクMC1〜MC6(識別情報を伴う)で収音した音響情報を、通信部を通じて送出し、無線LANやインターネットを通じてパーソナルコンピュータやサーバ装置に送る。パーソナルコンピュータやサーバ装置は、受信した情報を用いて、それらが備える害虫像認識部113及び害虫発生音認識部114の機能部を実行し、その認識結果を害虫捕獲収容装置1の駆動制御装置部10に送る。害虫捕獲収容装置1の駆動制御装置部10は、通信部を通じて、パーソナルコンピュータやサーバ装置から送られてくる認識結果により、害虫を検出したか否かを判別するようにする。
上述の実施形態では、害虫捕獲収容装置1の駆動制御装置部10は、害虫像認識部113及び害虫発生音認識部114の両方を備えるようにしたが、どちらか一方だけを備えて、その備えている方の認識部の認識結果に基づいて、害虫を検出するようにすることができる。上述のクラウドの場合も同様である。
なお、蚊や蠅は伝染病を媒介するなど、深刻な健康被害をもたらす場合がある。例えば、ハマダラカが媒介するマラリア、コダカアカイエカが媒介する日本脳炎、ツェツェバエが媒介するトリパノソーマ症などが知られている。これら伝染病などの深刻な健康被害が生じる可能性の高い地域や、流行時期においては、健康被害に関わる害虫を、特に厳重に検出、認識し、確実に捕獲、捕殺、殺虫するように構成するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、害虫は蚊や蠅を例に挙げたが、ゴキブリや、室内に進入した蜂やアブ、毛虫やムカデなどを害虫として捕獲対象とするようにしてもよい。
また、アシダカグモなどのクモは害虫を補食するので、人の生活圏では益虫の役割を果たしているが、不快感を持つ人にとっては、不快害虫に分類され、捕獲対象となる。もちろん、いわゆる虫嫌いの人にとっては、ほとんどすべての虫が害虫として捕獲対象となる。
なお、本発明の害虫捕獲収容装置や害虫殺虫装置は、表示部を備えることで、害虫の一覧を表示し、その中から、捕獲、捕殺、殺虫対象の害虫を、使用者が選択するように構成することもできる。
また、上述の実施形態では、害虫は捕獲後、死滅させるようにしたが、生きたまま室外に放出するようにしてもよい。もちろん、害虫の種類に応じて、その対応を変えるようにすることもできる。
なお、夜間など、部屋が暗くても飛行して害虫を捕獲収容する場合を想定して、カメラとして、赤外線カメラを搭載するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、カメラ及び指向性マイクは、それぞれ複数個を搭載するようにしたが、カメラや指向性マイクを1個として、害虫捕獲収容装置1の姿勢を変えることで、カメラの撮影方向や指向性マイクの指向軸方向を変更させるようにすることもできる。
なお、毛虫やムカデなど、音を発しない害虫や発する音の認識が困難な害虫を捕獲対象とする場合は、害虫発生音認識部を用いず、害虫像認識部のみで捕獲対象の害虫を認識するようにする。
上述の実施形態では、殺虫剤を害虫に向けて噴霧することで、害虫にダメージを与えて落下させるようにしたが、電撃を害虫に加える、高出力レーザーを害虫に照射する、害虫を叩く、などの方法で害虫にダメージを与えて落下させるようにしてもよい。害虫殺虫装置の構成においても、電撃を害虫に加える、高出力レーザーを害虫に照射する、害虫を叩く、などの方法で害虫を殺虫するようにすることができる。
また、上述の実施形態では、害虫像認識部や害虫発生音認識部を設け、カメラの撮影画像中に害虫像が存在するか否かを認識することで、また、指向性マイクで収音した音の中に害虫の羽音など害虫が発する音が存在するか否かを認識することで、害虫を認識したが、においセンサを備え、害虫の発生するにおいを検出することにより、害虫を認識するようにすることもできる。
本発明によれば、害虫を捕獲収容することができるので、害虫捕獲収容装置に表示部を備えることで、捕獲収容した害虫の種類、数、撮影した害虫像などを表示することが可能になる。また、害虫殺虫装置に表示部を備えることで、殺虫した害虫の種類、数、撮影した害虫像などを表示することが可能になる。これらの表示により、害虫殺虫装置の使用者の利便性が高まる。
なお、上述の実施形態では、室内での使用を前提にしたが、本発明の害虫捕獲収容装置は、室内の使用に限定されるものではなく、室外でも使用できる。例えば、夏のキャンプ場での利用に好適である。また、本発明の害虫捕獲収容装置は、農作物や花木にダメージを与える農業害虫にも適用できる。例えば、水田、畑、ビニールハウス、家庭菜園、庭、花壇などで使用できる。
1…害虫捕獲収容装置、2…空中飛行機構部、6…害虫捕獲収容部、61…害虫収容室、62…側方吸引開口部、64…底面側吸引開口部、65,66…殺虫剤噴霧口、67…赤外線発光部、CM1〜CM6…カメラ、MC1〜MC6…指向性マイク、113…害虫像認識部、114…害虫発生音認識部、115…殺虫剤噴霧部、116…吸引駆動部、117…害虫誘引部、120…害虫吸引部

Claims (17)

  1. 空中を飛行するための空中飛行機構部と、
    周辺を撮影するための1または複数個のカメラ及び/または所定の方向からの周囲音を収音するための1または複数個のマイクロホンと、
    害虫を落下させる害虫落下処理部と、
    前記カメラの撮影画像から害虫を認識する害虫像認識部及び/または前記マイクロホンで収音した音から害虫が発する音を認識することにより、前記害虫を認識する害虫発生音認識部と、
    前記害虫像認識部及び/または害虫発生音認識部の認識結果に基づいて、前記空中飛行機構部を駆動制御すると共に、前記害虫落下処理部を駆動するように制御する制御部と、
    を備える害虫駆除装置。
  2. 前記害虫落下処理部は、害虫を落下させるように害虫に飛行障害を生起させる手段からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の害虫駆除装置。
  3. 前記制御部は、
    前記空中飛行機構部を駆動制御して、空中でホバリングするようにする機能を備え、
    前記ホバリングの状態で、前記認識結果に基づいて、前記害虫落下処理部を駆動して、害虫を落下させるようにする
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の害虫駆除装置。
  4. 前記害虫落下処理部は、害虫にダメージを与えて落下させる手段からなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  5. 前記害虫落下処理部は、空気及び/または水を噴射する手段からなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  6. 前記害虫落下処理部は、害虫に電撃を加える手段、高出力レーザーを害虫に照射する手段、害虫を叩く手段のいずれか、または、その組み合わせからなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  7. 害虫を誘引する物質、光、赤外線、紫外線、及び/または音を発する害虫誘引部を備え、
    前記制御部は、前記害虫誘引部を駆動して、前記害虫を誘引する物質、光、赤外線、紫外線、及び/または音を発する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  8. 前記害虫像認識部は、予め記憶されている周辺の撮影画像と前記カメラで撮影された画像とを比較することで、前記害虫を認識する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  9. 前記認識結果に基づいて、前記空中飛行機構部を駆動して、飛行を開始するようにする
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  10. 前記空中飛行機構部は、1または複数個の回転翼を有するヘリコプター型の機構部からなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  11. 前記害虫発生音認識部は、前記害虫が発生する羽音の周波数成分を抽出するフィルタを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  12. 前記害虫像認識部及び/または害虫発生音認識部は、前記害虫の種類を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  13. 前記害虫の一覧を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記害虫の一覧の中から所定の害虫の選択を受け付ける手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  14. 前記害虫像認識部及び/または害虫発生音認識部の認識結果に基づいて、前記空中飛行機構部を駆動制御すると共に、前記認識した前記害虫を追跡する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  15. 前記カメラは赤外線カメラを含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  16. 前記マイクロホンは指向性マイクロホンである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の害虫駆除装置。
  17. 害虫のにおいを検出するにおいセンサを備え、
    前記においセンサで検出したにおいから前記害虫を認識する害虫におい認識部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載の害虫駆除装置。
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