JP2017216857A - ケーブル保持部材及び電子機器 - Google Patents

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啓佑 ▲高▼田
啓佑 ▲高▼田
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Abstract

【課題】径が異なる複数種のケーブルを保持可能で、複数回のケーブルの脱着後であっても保持力の低下を抑制するケーブル保持部材及び電子機器を提供する。【解決手段】ケーブル保持部材20は、第一側壁40Aから第二側壁40Bへ突出する第一突部44Aと、第一突部44Aの両側に向けて第二側壁40Bから突出する一対の第二突部44Bと、を有する。第一突部44Aと第二突部44Bとは、ケーブル30より低い弾性率を有する。【選択図】図1

Description

本願の開示する技術はケーブル保持部材及び電子機器に関する。
一対の挟持基板の相対向するクランプ面をケーブル方向に沿って波形形状に屈曲成形し、波形の凸部、凹部のクランプ面に、断面半円弧状の第1小突起と、断面略矩形状の第2小突起とを相互に向き合わないように突出形成した構造がある。
また、フラットケーブルの導体に直交する方向にほぼ長方形状の凸部及び孔部を交互に有する一対の板状部材を、それぞれの凸部が孔部に嵌合するように対向させ、一対の板状部材間にフラットケーブルを挟持する構造がある。
特開平8−168130号公報 実開昭58−91888号公報
ケーブル保持部材や電子機器で保持する対象であるケーブルとしては、各種の径のケーブルがある。したがって、異なる径のケーブルを確実に保持できるようにすることが望まれる。
しかも、ケーブル保持部材や電子機器において、ケーブルの脱着を複数回行った場合でも、保持力の低下を抑制することが望まれる。
本願の開示技術は、1つの側面として、径が異なる複数種のケーブルを保持可能で、複数回のケーブルの脱着後であっても保持力の低下を抑制することが目的である。
本願の開示する技術では、第一側壁から第二側壁へ突出する第一突部と、第一突部の両側に向けて第二側壁から突出する一対の第二突部と、を有し、第一突部と第二突部とは弾性を有する。
本願の開示する技術では、径が異なる複数種のケーブルを保持可能で、複数回のケーブルの脱着後であっても保持力の低下を抑制できる。
図1は第一実施形態の電子機器の一例としての充電台を示す底面図である。 図2は第一実施形態のケーブル保持部材を示す斜視図である。 図3は第一実施形態のケーブル保持部材を示す正面図である。 図4は第一実施形態のケーブル保持部材をケーブルの一部と共に示す正面図である。 図5は第一実施形態のケーブル保持部材をケーブルの一部と共に示す正面図である。 図6は第一実施形態のケーブル保持部材の第二突部をケーブルの一部と共に示す正面図である。 図7は第一実施形態のケーブル保持部材の第二突部をケーブルの一部と共に示す正面図である。 図8は第二実施形態のケーブル保持部材を示す正面図である。 図9は第二実施形態のケーブル保持部材をケーブルの一部と共に示す正面図である。 図10は第二実施形態のケーブル保持部材をケーブルの一部と共に示す正面図である。 図11は第三実施形態のケーブル保持部材を示す正面図である。 図12は第四実施形態のケーブル保持部材を示す正面図である。 図13Aは第五実施形態のケーブル保持部材を示す正面図である。 図13Bは第五実施形態のケーブル保持部材の第二突部を示す正面図である。 図14Aは第六実施形態のケーブル保持部材を示す正面図である。 図14Bは第六実施形態のケーブル保持部材の第二突部を示す正面図である。
第一実施形態のケーブル保持部材及び電子機器について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の電子機器は、たとえば、図1に示すように、タブレット型端末やスマートフォン等を支持しながら充電を行う充電台22を例示できる。また、電子機器としては、タブレット型端末、スマートフォン、コンピュータ、コンピュータ周辺機器、電話機、映像機器、音響機器等を挙げることができる。
充電台22の底板24の中央には、凹部26が形成されている。充電台22に内部にはコネクタ28が配置されており、凹部26からケーブル30の先端のプラグ32をコネクタ28に接続できる。充電台22には、支持対象であるタブレット型端末やスマートフォンと接触する接触端子が設けられており、この接触端子を介して、タブレット型端末やスマートフォンに充電できる。
なお、ケーブル保持部材における保持対象のケーブルとしては、後述するように、径の異なる複数種のケーブル30A〜30Dを例示するが、これらのケーブルを区別しないときは、ケーブル30として説明する。
充電台22の底板24には、凹部26から縁部34まで連続する1つ又は複数(図1の例では3つ)の収容溝36が形成されている。収容溝36の溝幅W1は、充電台22に接続される各種のケーブル30のうちで、相対的に太径のケーブル30A(図4参照)よりも広い。
収容溝36のそれぞれの延在方向(矢印L1方向)の途中には、溝幅W1を局所的に広くした幅広部38が形成されている。幅広部38に、ケーブル保持部材20が設けられている。
図3にも示すように、幅広部38は、収容溝36の延在方向(矢印L1方向)と同方向に延在する第一側壁40A及び第二側壁40Bを有する。第一側壁40A及び第二側壁40Bは、互いに平行に対向している。以下、第一側壁40Aと第二側壁40Bを特に区別しないときは、側壁40と表記する。
さらに幅広部38は、収容溝36の延在方向と直交する方向の第一端壁42C及び第二端壁42Dを有する。第一端壁42C、42Dはいずれも、収容溝36の幅方向両側に分断されている。そして、第一側壁40A、第二側壁40B、第一端壁42C、及び第二端壁42Dにより、幅広部38は平面視で長方形状に形成される。
第一側壁40Aからは、第二側壁40Bに向けて、1つ又は複数の第一突部44Aが突出されている。図2及び図3の例では第一突部44Aは3つであり、これらを第一突部44A1、44A2、44A3として適宜区別する。
第二側壁40Bからは、第一側壁40Aへ向けて、複数の第二突部44Bが突出されている。図2及び図3の例では第二突部44Bは3つであり、これらを第二突部44B1、44B2、44B3として適宜区別する。
複数の第二突部44Bのうち、第二突部44B1、44B2は、1つの第一突部44A2の両側に向けて突出されている。また、複数の第二突部44Bのうち、第二突部44B2、44B3も、1つの第一突部44A3の両側に向けて突出されている。
図2及び図3に示す例では、第一突部44Aも複数である。そして、複数の第一突部44Aのうち、第一突部44A1、44A2が、第二突部44B1の両側へ向けて突出されている。同様に、第一突部44A2、44A3は、第二突部44B2の両側へ向けて突出されている。換言すれば、隣り合う複数の第二突部44Bの間に形成される第二凹部54Bに、1つの第一突部44Aが位置し、複数の第一突部44Aの間に形成される第一凹部54Aに1つの第二突部44Bが位置している構造である。
第一突部44Aは、先端(図3では下端)の第一頂部46Aと、この第一頂部46Aの両側の第一傾斜面48Aと、を有する。第一傾斜面48Aは、第一側壁40Aに対し傾斜している。本実施形態では、第一突部44Aは、それぞれ中心線CAに対し対称である。
第二突部44Bも第一突部44Aと同様に、先端(図3では上端)の第二頂部46Bと、この第二頂部46Bの両側の第二傾斜面48Bと、を有する。第二傾斜面48Bは、第二側壁40Bに対し傾斜している。本実施形態では、第二突部44Bは、それぞれ中心線CBに対し対称である。
第一頂部46Aは、第二頂部46Bよりも、第一側壁40Aに近い位置にある。そして、第二頂部46Bは、第一頂部46Aよりも、第二側壁40Bに近い位置にある。側壁40の法線方向(矢印H1方向)で、第二側壁40Bから第一側壁40Aへ向かう方向(図3では上向き)を正とすると、第二頂部46Bを基準にした第一頂部46Aの位置は、正の方向にある。すなわち、第二頂部46Bを基準にした第一頂部46Aの位置は正であり、この位置を示す値aについて、第一実施形態では、a>0である。
第一傾斜面48Aに対し、それぞれ対向する第二傾斜面48Bが存在する。第一実施形態では、第一傾斜面48A及び第二傾斜面48Bは平面状である。そして、対向する第一傾斜面48Aと第二傾斜面48Bとは平行である。
図3に示すように、第一傾斜面48Aの法線方向(矢印HC方向)で、第二傾斜面48Bと第一傾斜面48Aとの間隔をbとする。第一傾斜面48Aと第二傾斜面48Bとは平行であるので、この間隔bは、第一傾斜面48A及び第二傾斜面48Bの位置によらず一定である。
第一突部44A及び第二突部44Bはいずれも、弾性を有する部材である。この場合の「弾性を有する」とは、保持対象であるケーブルよりも低い弾性率であることをいう。したがって、第一突部44A及び第二突部44Bは、ケーブルよりも、外力に対し弾性変形しやすい。
第一突部44A及び第二突部44Bには、スリット50が形成されている。第一突部44Aのスリット50は、第一突部44A及び第二突部44Bの幅方向(矢印L1と同方向)の中央において、第一側壁40Aから第一頂部46Aの近傍まで延在している。第一突部44Aは、第一頂部46Aの位置で第一側壁40Aに向かって押されると、スリット50がない構造と比較して第一突部44Aは弾性変形しやすい。
同様に、第二突部44Bのスリット50は、幅方向の中央において、第二側壁40Bから第二頂部46Bの近傍まで延在している。第二突部44Bは、第二頂部46Bの位置で第二側壁40Bに向かって押されると、スリット50がない構造と比較して弾性変形しやすい。スリット50は空洞部の一例である。
第一突部44Aどうしの間及び第一突部44Aと第一端壁42C又は第二端壁42Dとの間には、間隙52が形成されている。第一突部44Aが弾性変形した場合に、第一突部44Aが部分的に幅方向に広がることがあるが、間隙52はこの広がりを許容するスペースである。
同様に、第二突部44Bどうしの間及び第二突部44Bと第一端壁42C又は第二端壁42Dの間にも、間隙52が形成されている。間隙52は、第二突部44Bが弾性変形した場合に、第一突部44Aの部分的な幅方向への広がりを許容するスペースである。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図3に示すように、本実施形態のケーブル保持部材20では、第二頂部46Bと第一頂部46Aとの間隔がaである。そして、ケーブル保持部材20の第二傾斜面48Bと第一傾斜面48Aとの間隔はbである。したがって、ケーブル保持部材20では、図4及び図5に示すように、直径がaより太くbより細いケーブル30A、30Bであれば、第一突部44Aを及び第二突部44Bを弾性変形させ、第一頂部46Aと第二頂部46Bの間に保持することができる。保持されたケーブル30A、30Bは、第一頂部46Aと第二頂部46Bの間で波状に湾曲する。
このように、直径がaより太くbより細いケーブル30であれば、第一突部44Aと第二突部44Bとを弾性変形させ、第一頂部46Aと第二頂部46Bの間に挟んで保持することができる。図4に示すケーブル30Aと、図5に示すケーブル30Bとを比較すると、ケーブル30Bはケーブル30Aよりも細い。このように、径の異なる複数種のケーブル30をケーブル保持部材20により保持できる。図4に示すように、相対的に太径のケーブルを保持した場合は、図5に示すように相対的に細径のケーブルを保持した場合と比較して、ケーブルに対する第一突部44A及び第二突部44Bの接触面積を広く確保できる。
なお、直径がbより太いケーブルであっても過度に直径が太くなければ、第一突部44A及び第二突部44Bを全体的い弾性変形させることで、このケーブルを保持することは可能である。
そして、本実施形態のケーブル保持部材20では、第一突部44A及び第二突部44Bの弾性率が、ケーブル30の弾性率より低い。このため、ケーブル30を保持した状態で、第一突部44Aや第二突部44Bが、ケーブル30に食い込んでケーブル30を局所的に変形させてしまうことが抑制される。
第一突部44A及び第二突部44Bは弾性を有しているので、ケーブル30をケーブル保持部材20から抜くと、第一突部44A及び第二突部44Bは弾性的に形状が復元する。すなわち、第一突部44A及び第二突部44Bは、ケーブル30を抜き差しした場合に塑性域での変形が生じにくいので、再度ケーブル30を保持させる場合の保持力低下が小さい。
このように、本実施形態のケーブル保持部材20と、このケーブル保持部材20を有する充電台22(電子機器の一例)では、異なる直径のケーブルを確実に保持することができ、しかも、ケーブルを複数回脱着(抜き差し)した後であっても保持力の低下を抑制できる。
ケーブル保持部材20に保持されたケーブル30に、図6に矢印TFで示すように、長手方向の張力が作用することがある。この場合、ケーブル30の形状が直線に近づき、第一頂部46A及び第二頂部46Bには、それぞれ第一側壁40A及び第二側壁40Bに向かう押付力が作用する。図7に示すように、第一頂部46A及び第二頂部46Bにはスリット50が形成されているので、第一突部44A及び第二突部44Bは、スリット50が形成されていない構造と比較して、横方向に広がるようにして弾性変形しやすい。なお、図6及び図7では第二突部44Bのみ示すが第一突部44Aでも同様に弾性変形する。
しかも、このように第一突部44A及び第二突部44Bが変形することで、第一突部44A及び第二突部44Bとケーブル30との接触面積が広くなる。接触面積が広くなることで、第一突部44A及び第二突部44Bとケーブル30との摩擦力も大きくなるので、ケーブル30に対し高い保持力を維持できる。
第一突部44Aどうしの間及び第一突部44Aと第一端壁40C又は第二端壁40Dの間には、間隙52が形成され、第二突部44Bどうしの間及び第二突部44Bと第一端壁40C又は第二端壁40Dの間にも、間隙52が形成されている。第一突部44A及び第二突部44Bが横方向に広がるように弾性変形した場合に、間隙52がない構造では、隣り合う第一突部44A又は第二突部44Bが接触しているので、変形の抵抗になることがある。間隙52が形成されていると、第一突部44Aが幅方向への広がるように変形する際の変形の抵抗が少ない。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。また、以下の各実施形態では、電子機器の全体的構造は、第一実施形態と同様の構造を採りうるので、図示を省略する。
図8に示すように、第二実施形態のケーブル保持部材120では、第一実施形態のケーブル保持部材20と比較して、第一突部44Aと第二突部44Bとが接近している。具体的には、第一頂部46Aが、第二頂部46Bよりも、第二側壁40Bに近い位置にあり、第二頂部46Bが第一頂部46Aよりも第一側壁40Aに近い位置にある。第一実施形態と同様に、第二側壁40Bから第一側壁40Aへ向かう方向を正とすると、第二頂部46Bを基準にした第一頂部46Aの位置は負の方向にあり、位置を示す値cについて、c<0である。そして、第一実施形態において第一頂部46Aの位置を示す値aとの関係では、c<0<aである。
また、第二実施形態では、第二傾斜面48Bと第一傾斜面48Aとの間隔をdも、第一実施形態より狭い。そして、第一実施形態において第二傾斜面48Bと第一傾斜面48Aとの間膜を示す値dとの関係では、0<d<bである。
したがって、第二実施形態では、第一実施形態よりも、細いケーブル30を保持できる。たとえば、図9に示す例では、ケーブル30Cは第一実施形態で示したケーブル30Aより細いが、第二実施形態では、このように細いケーブル30Cを保持できる。また、図10に示す例では、ケーブル30Dは、第一実施形態で示したケーブル30Bより更に細いが、第二実施形態では、このケーブル30Dであっても保持できる。
これに対し、第一実施形態では、上記したように、aの値が正であるので、第二実施形態よりも、相対的に太いケーブルに対応して保持できる。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図11に示すように、第三実施形態のケーブル保持部材130では、第一突部44A及び第二突部44Bのそれぞれに、スリット50(図3等参照)に代えて空洞部132が形成されている。空洞部132は、第一側壁40A及び第二側壁40Bに沿った方向(矢印L1方向)を長手方向とする横長の長方形状である。
このように、横長の形状の空洞部132であっても、第一突部44A及び第二突部44Bの弾性変形を容易に生じさせることができる。
なお、空洞部として第一実施形態及び第二実施形態のようなスリット50を形成すると、第一突部44A及び第二突部44Bが横方向へ広がりやすくなるので、ケーブルとの接触面積を広くする効果が高い。
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第四実施形態のケーブル保持部材140では、第一側壁40Aに、第二側壁40Bに向けて突出する第一ブロック142Aが取り付けられ、第二側壁40Bに、第一側壁40Aに向けて突出する第二ブロック142Bが取り付けられている。
第一ブロック142Aの先端側は波状(たとえば正弦曲線状)に湾曲しており、複数の第一突部44Aが形成されている。第二ブロック142Bの先端側も第一ブロック142Aの先端側と同様の波状に湾曲しており、複数の第二突部44Bが形成されている。すなわち、第四実施形態のケーブル保持部材140では、複数の第一突部44Aが、1つの第一ブロック142Aに一体化して形成され、複数の第二突部44Bが、1つの第二ブロック142Bに一体化して形成されている。
このように、複数の第一突部44Aが1つの部材(第一ブロック142A)に一体化され、複数の第二突部44Bが1つの部材(第二ブロック142B)に一体化されているので、複数の第一突部44Aが別体である構造と比較して部品点数が少ない。同様に、複数の第二突部44Bが1つの部材(のケーブル保持部材140では、第二ブロック142B)に一体化されているので、複数の第二突部44Bが別体である構造と比較して部品点数が少ない。
また、第一突部44A及び第二突部44Bの形状はケーブルを保持できれば特に限定されない。たとえば上記した正弦曲線形状は、第一突部44A及び第二突部44Bの形状の一例である。正弦曲線形状の第一突部44A及び第二突部44Bでは、それぞれの第一傾斜面48A及び第二傾斜面48Bは曲面である。これに対し、たとえば、第一実施形態のように、第一傾斜面48A及び第二傾斜面48Bが平面状であってもよい。
次に、第五実施形態について説明する。第五実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第五実施形態のケーブル保持部材150では、第一側壁40Aから第二側壁40Bへ向けて突出する複数の第一突部152Aを有する。また、第二側壁40Bから第一側壁40Aへ向けて突出する複数の第二突部152Bを有する。第一突部152A及び第二突部152Bは、平面視で、第一側壁40A及び第二側壁40Bの延在方向(矢印L1方向)と直交する方向を長手方向とする長方形状である。そして、第一突部152Aの両側に向けて、第二突部152Bが突出されている。第一突部152Aの先端が第一頂部46Aであり、第二突部152Bの先端が第二頂部46Bである。
第一突部152A及び第二突部152Bには、スリット50が形成されている。スリット50の長手方向は、第一突部152A及び第二突部152Bの長手方向と一致している。
このように、平面視で長方形状の第一突部152A及び第二突部152Bであっても、第一頂部46Aと第二頂部46Bの間にケーブルを保持できる。ケーブルを保持した状態では、第一突部152A及び第二突部152Bが弾性変形するので、異なる直径のケーブルであっても保持できる。また、ケーブルを複数回脱着したのちであっても、第一突部152A及び第二突部152Bは弾性により形状が復元するので、保持力の低下を抑制できる。
第五実施形態では、第一突部152A及び第二突部152Bにスリット50が形成されている。このため、図13Bに示すように、第一突部152A及び第二突部152Bは横方向に広がるように弾性変形し、スリット50が形成されていない構造と比較して変形しやすい。なお、図13Bでは第二突部152Bの変形を例示しているが、第一突部152Aであっても同様に変形する。
次に、第六実施形態について説明する。第六実施形態において、第一実施形態又は第五実施形態と同様の要素、部材等については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図14Aに示すように、第六実施形態のケーブル保持部材160は、第五実施形態のケーブル保持部材150と同様の形状の第一突部162A及び第二突部162Bを有する。ただし、第六実施形態では、第一突部162A及び第二突部162Bに、スリット50等の空洞部は形成されていない。
第六実施形態のケーブル保持部材160では、図14Bに示すように、第一突部162A及び第二突部162Bが横方向に倒れこむように湾曲して弾性変形する。そして、異なる直径のケーブルであっても保持できる。また、ケーブルを複数回脱着したのちであっても、第一突部152A及び第二突部152Bは弾性により形状が復元するので、保持力の低下を抑制できる。なお、図14Bでは第二突部162Bの変形を例示しているが、第一突部162Aであっても同様に変形する。
上記各実施形態において、第一突部は1つでもよい。すなわち、1つの第一突部に対し、その両側に向けて第二側壁40Bから第二突部が突出した構造であれば、第一突部と第二突部との間でケーブルを保持できる。上記各実施形態のように第一突部が複数形成された構造では、第一突部が1つの構造と比較して、より強い保持力でケーブルを保持できる。
第一実施形態〜第三実施形態では第一傾斜面48A及び第二傾斜面48Bが形成されている。したがって、保持されたケーブルに対し、第一傾斜面48A及び第二傾斜面48Bの一部が面接触する構造を実現できる。第一突部44A及び第二突部44Bとケーブルとの接触面積が広くなるので、第一突部44A及び第二突部44Bとケーブル30との摩擦力も大きくなり、ケーブル30に対し高い保持力を維持できる。
第一傾斜面48Aと第二傾斜面48Bの間隔は一定であるので、第一突部44Aと第二突部44Bとで、均等にケーブルに接触でき、ケーブルに対し局所的な荷重が作用することを抑制できる。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第一側壁と、
前記第一側壁と対向する第二側壁と、
弾性を有し前記第一側壁から前記第二側壁へ突出する第一突部と、
弾性を有し前記第一突部の両側に向けて前記第二側壁から突出する複数の第二突部と、
を有するケーブル保持部材。
(付記2)
前記第二突部の第二頂部よりも前記第一側壁に近い位置に前記第一突部の第一頂部が位置している付記1に記載のケーブル保持部材。
(付記3)
前記第二突部の第二頂部よりも前記第二側壁に近い位置に前記第一突部の第一頂部が位置している付記1に記載のケーブル保持部材。
(付記4)
前記第一突部の前記第一頂部から前記第一側壁に対し傾斜する第一傾斜面と、
前記第二突部の前記第二頂部から前記第二側壁に対し傾斜する第二傾斜面と、
を有する付記2又は付記3に記載のケーブル保持部材。
(付記5)
前記第一傾斜面と前記第二傾斜面の間隔が一定である付記4に記載のケーブル保持部材。
(付記6)
前記第一突部が複数である付記1〜付記5のいずれか1つに記載のケーブル保持部材。
(付記7)
複数の前記第一突部の間及び複数の前記第二突部の間に間隙が形成されている付記6に記載のケーブル保持部材。
(付記8)
前記第一突部及び前記第二突部に空洞部が形成されている付記1〜付記7のいずれか1つに記載のケーブル保持部材。
(付記9)
前記空洞部が、前記第一側壁と直交する方向を長手方向とするスリットである付記8に記載のケーブル保持部材。
(付記10)
筐体と、
前記筐体に設けられる第一側壁と、
前記筐体に設けられ前記第一側壁と対向する第二側壁と、
弾性を有し前記第一側壁から前記第二側壁へ突出する第一突部と、
弾性を有し前記第一突部の両側に向けて前記第二側壁から突出する複数の第二突部と、
を有する電子機器。
20 ケーブル保持部材
22 充電台(電子機器の一例)
30 ケーブル
40A 第一側壁
40B 第二側壁
44A 第一突部
44B 第二突部
46A 第一頂部
46B 第二頂部
48A 第一傾斜面
48B 第二傾斜面
50 スリット(空洞部の一例)
52 間隙
120 ケーブル保持部材
130 ケーブル保持部材
132 空洞部
140 ケーブル保持部材
150 ケーブル保持部材
152A 第一突部
152B 第二突部
152B 第二突部
160 ケーブル保持部材
162A 第一突部
162B 第二突部

Claims (7)

  1. 第一側壁と、
    前記第一側壁と対向する第二側壁と、
    弾性を有し前記第一側壁から前記第二側壁へ突出する第一突部と、
    弾性を有し前記第一突部の両側に向けて前記第二側壁から突出する複数の第二突部と、
    を有するケーブル保持部材。
  2. 前記第二突部の第二頂部よりも前記第一側壁に近い位置に前記第一突部の第一頂部が位置している請求項1に記載のケーブル保持部材。
  3. 前記第二突部の第二頂部よりも前記第二側壁に近い位置に前記第一突部の第一頂部が位置している請求項1に記載のケーブル保持部材。
  4. 前記第一突部の前記第一頂部から前記第一側壁に対し傾斜する第一傾斜面と、
    前記第二突部の前記第二頂部から前記第二側壁に対し傾斜する第二傾斜面と、
    を有する請求項2又は請求項3に記載のケーブル保持部材。
  5. 前記第一突部及び前記第二突部に空洞部が形成されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のケーブル保持部材。
  6. 前記空洞部が、前記第一側壁と直交する方向を長手方向とするスリットである請求項5に記載のケーブル保持部材。
  7. 筐体と、
    前記筐体に設けられる第一側壁と、
    前記筐体に設けられ前記第一側壁と対向する第二側壁と、
    弾性を有し前記第一側壁から前記第二側壁へ突出する第一突部と、
    弾性を有し前記第一突部の両側に向けて前記第二側壁から突出する複数の第二突部と、
    を有する電子機器。
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