JP2017185057A - 眼科撮影装置及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

眼科撮影装置及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被検眼の複数の部位(例えば、網膜と硝子体)における構造を適正に観察することが可能な仕組みを提供する。【解決手段】被検眼の網膜領域を好適に撮影するための第1の撮影モードが選択された場合に(S101/N)、当該第1の撮影モードで撮影された被検眼の断層画像である第1の断層画像を表示部に表示する制御を行い(S103)、被検眼の硝子体領域を好適に撮影するための第2の撮影モードが選択された場合に(S101/Y)、当該第2の撮影モードで撮影された被検眼の断層画像であって第1の断層画像よりも強度が高い第2の断層画像を表示部に表示する制御を行う(S113)。【選択図】図5

Description

本発明は、被検眼の断層画像を撮影する眼科撮影装置及びその制御方法、並びに、眼科撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
現在、多波長光波干渉を利用した光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:OCT)による光干渉断層計が、例えば、内視鏡での内臓情報や眼科撮影装置での眼の網膜情報を得るために、人体に対する適用分野を広げつつある。眼に適用した光干渉断層計の装置は、眼科撮影装置として網膜の専門外来では必要不可欠な装置になりつつある。
光干渉断層計の装置は、低コヒーレント光である測定光をサンプルに照射し、そのサンプルからの測定光の戻り光を、干渉系を用いることで測定することを可能にした装置である。そして、眼に適用した光干渉断層計の装置である眼科撮影装置の場合には、測定光を被検眼上で走査することにより被検眼の断層画像を高解像度に撮影することが可能であることから、網膜の眼科診断等において広く利用されている。このような被検眼の断層画像を撮影する眼科撮影装置は、例えば特許文献1に記載されている。
特開2015−91552号公報
しかしながら、特許文献1等の従来の眼科撮影装置では、被検眼の部位(例えば、硝子体)によっては断層画像に明瞭に描画されず、その構造を観察することが困難である場合があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼の複数の部位(例えば、網膜と硝子体)における構造を適正に観察することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の眼科撮影装置は、被検眼に照射された測定光の戻り光と参照光との干渉光に基づいて前記被検眼の断層画像を撮影する眼科撮影装置であって、前記被検眼の前記撮影をするための第1の撮影モードと、前記被検眼の前記撮影をするための撮影モードであって前記第1の撮影モードとは異なる第2の撮影モードとを含む複数の撮影モードのうちのいずれかの撮影モードを選択する選択手段と、前記第1の撮影モードが選択された場合には前記被検眼の第1の断層画像を表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合には前記第1の断層画像よりも強度が高い前記被検眼の第2の断層画像を前記表示部に表示する制御を行う制御手段とを有する。
また、本発明は、上述した眼科撮影装置の制御方法、並びに、当該眼科撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、被検眼の複数の部位(例えば、網膜と硝子体)における構造を適正に観察することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成の一例を示す図である。 図1に示す画像処理部の内部構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の第2の断層像生成方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の第3の断層像生成方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例を示し、断層画像の輝度を自動で変更する手法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の変形例を示し、断層画像の輝度を自動で変更する手法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置の第3の断層像生成方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る眼科撮影装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の概略構成の一例を示す図である。この眼科撮影装置100は、上述した光干渉断層計を想定した装置である。
眼科撮影装置100は、被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)断層画像を撮影する装置である。この眼科撮影装置100は、図1に示すように、光干渉部110、走査光学部120、制御部130、操作部140、画像処理部150、及び、表示部160を有して構成されている。
光干渉部110は、図1に示すように、光源101、光ファイバ102a〜102d、光分岐部103、コリメート光学系104、分散補償光学系105、反射ミラー106、レンズ107、回折格子108、結像レンズ109、ラインセンサ111を有して構成されている。
また、走査光学部120は、図1に示すように、コリメートレンズ121a及びフォーカスレンズ121bを具備する光学系121、走査部122、及び、レンズ123を有して構成されている。また、制御部130は、図1に示すように、光路長制御部131、駆動制御部132、及び、フォーカスレンズ制御部133を有して構成されている。また、操作部140は、図1に示すように、光路長操作部141、アライメント操作部142、フォーカス操作部143、撮影スイッチ144、輝度増加操作部145、輝度減少操作部146、及び、撮影モード切替操作部147を有して構成されている。
光源101は、制御部130の制御に基づいて、例えば近赤外光を発光する低コヒーレンス光源である。この光源101から出力された光は、光ファイバ102aを伝搬し、光分岐部103で測定光と参照光とに分岐される。
光分岐部103により分岐された参照光は、光ファイバ102cを介して、反射ミラー106に導かれる。具体的に、光ファイバ102cに入射した参照光は、光ファイバ102cのファイバ端から射出され、コリメート光学系104を介して、分散補償光学系105に入射し、反射ミラー106へと導かれる。ここで、分散補償光学系105は、走査光学部120及び被測定物体である被検眼Eにおける光学系の分散を補正するものである。また、反射ミラー106は、制御部130の光路長制御部131の制御によって光軸方向に移動可能に構成されており、参照光の光路長を、測定光の光路長に対して相対的に変化させる調整を行うための光路長調整光学部である。ここで、制御部130の光路長制御部131は、測定光の光路長と参照光の光路長とが一致する位置であるコヒーレンスゲートの位置に反射ミラー106を配置する制御を行う。そして、反射ミラー106で反射した参照光は、逆の光路を辿って再び光ファイバ102cに入射する。
ここで、光路長操作部141は、例えば、エンコーダー付きのダイヤルとセンサーとを具備して構成されており、例えばセンサーでダイヤルの回転量を検知することにより、検者の意図した量を制御部130に入力できるようになっている。そして、制御部130の光路長制御部131は、光路長操作部141の入力量(操作量)に応じた分だけ反射ミラー106を移動するように制御する。
また、光分岐部103により分岐された測定光は、光ファイバ102bのファイバ端を介して、走査光学部120に導かれる。
走査光学部120の光学系121は、光ファイバ102bのファイバ端から出射された光を略平行光とするコリメートレンズ121aと、被検眼Eの差による屈折力の差を補正するフォーカスレンズ121bとを具備して構成されている。この際、フォーカスレンズ121bは、フォーカスレンズ制御部133の制御によって光軸方向に移動可能に構成されており、被検眼Eの屈折異常を補正することができるようになっている。具体的に、フォーカスレンズ121bは、測定光のフォーカスを調整するためのフォーカス調整光学部である。
ここで、フォーカス操作部143は、例えば、光路長操作部141と同等の構成により検者の意図した量を制御部130に入力できるようになっている。そして、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、フォーカス操作部143の入力量(操作量)に応じた分だけフォーカスレンズ121bを移動するように制御する。
走査部122は、ミラー面を回転可能なガルバノミラーを2つ具備しており、一方のガルバノミラーは水平方向に光を偏向し、他方のガルバノミラーは垂直方向に光を偏向し、駆動制御部132の制御によって入射した光を偏向する。これにより、走査部122は、紙面内の主走査方向と紙面に対して垂直方向の副走査方向の2方向に走査することができる。走査部122により走査された光は、レンズ123を経由して被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)上を移動する輝点を形成する。この輝点位置における反射光は、逆光路を辿って光ファイバ102bに入射して、光分岐部103まで戻ることになる。
また、アライメント操作部142は、例えば操作桿のような機構で構成されている。そして、例えば制御部130の駆動制御部132は、アライメント操作部142が操作されると、当該操作に応じて、走査光学部120を被検眼Eに対して前後・上下・左右に相対的に移動する制御を行う。
以上のように、反射ミラー106で反射された参照光、及び、被検眼Eで反射された測定光は、戻り光として光分岐部103に戻されて光干渉を発生させる。そして、相互に干渉した干渉光は、光ファイバ102dを通過し、レンズ107に射出されて略平行化され、回折格子108に入射する。回折格子108には周期構造があり、入力した干渉光を分光する。回折格子108で分光された干渉光は、合焦状態を変更可能な結像レンズ109によりラインセンサ111に結像される。ラインセンサ111は、結像された干渉光を画像信号として検出し、これを被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)に係る画像信号として画像処理部150に出力する。
また、操作部140には、撮影スイッチ144が具備されている。この撮影スイッチ144を検者等が操作すると、その瞬間から被検眼Eに係る画像(具体的に本実施形態においては、断層画像)の取得のための撮影が開始される。
また、操作部140には、輝度増加操作部145及び輝度減少操作部146が具備されており、これらの操作部を検者等が操作すると、その操作に応じて上述した画像の輝度を変更することができるようになっている。ここで、本明細書においては、本発明における画像の強度として、画像の輝度を適用する。このため、例えば、輝度増加操作部145は、本発明における強度増加操作部を構成し、輝度減少操作部146は、強度減少操作部を構成することになる。
また、操作部140には、撮影モード切替操作部147が具備されており、この撮影モード切替操作部147を検者等が操作すると、撮影モードを切り替えることができるようになっている。
図2は、図1に示す画像処理部150の内部構成の一例を示す図である。なお、この図2には、図1に示す制御部130、表示部160及びラインセンサ111も図示している。
画像処理部150は、図2に示すように、再構成部151、画像解析部152、及び、エンハンス処理部153を有して構成されている。
再構成部151は、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づいて、被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)における断層画像の元データを生成する。本実施形態に係る眼科撮影装置100は、例えばフーリエドメイン方式を用いた装置であり、再構成部151は、ラインセンサ111の出力信号を波数変換、フーリエ変換及び対数変換することにより、被検眼Eにおける断層画像の元データを生成する。ここでは、眼科撮影装置100は、フーリエドメイン方式を用いた装置としたが、これに限定されるものではなく、例えば、タイムドメイン方式を用いた装置や、同じフーリエドメインでも経時的に波長の変化する光源を利用した波長掃引方式を用いた装置でもよい。
画像解析部152は、再構成部151で生成された断層画像の元データを解析する処理を行う。具体的に、画像解析部152は、被検眼Eの断層画像の元データを解析して、断層画像の元データに含まれる被検眼Eの構造物を検出等する。
エンハンス処理部153は、被検眼Eの断層画像の元データに対して、輝度変更処理を行う。また、エンハンス処理部153は、エンハンス処理を行った断層画像を表示部160に出力し、断層画像を表示部160に表示可能となっている。
なお、画像処理部150の各構成のうちの少なくとも一部を、独立した装置として実現してもよい。また、画像処理部150は、画像処理ボードによる電気回路として構成するようにしてもよい。さらに、画像処理部150の各構成は、コンピュータのCPUがプログラムを実行することにより、その機能を実現するソフトウェア構成としてもよい。そして、本実施形態においては、画像処理部150の各構成は、ソフトウェア構成であるものとする。この場合、コンピュータのCPUは、RAMやROMに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータ全体の制御を行うとともに各構成の機能を実行する。この際、RAMは、例えば記憶媒体ドライブからロードされたプログラムを一時的に記憶するエリアを備えるとともに、CPUが各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。また、この際、ROMには、コンピュータのプログラムや各種の等が格納されている。
次に、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100において、被検眼Eの断層画像を撮影するための制御方法について説明する。
まず、検者は、眼科撮影装置100の前に患者である被検者を着座させ、OCT撮影を開始する。このOCT撮影において、図1の光源101から出力された光は、光ファイバ102aを通過し、光分岐部103で被検眼Eに向かう測定光と反射ミラー106に向かう参照光とに分けられる。
被検眼Eに向かう測定光は、光ファイバ102bを通過してそのファイバ端から出力され、光学系121により略平行化されて走査部122に入射する。そして、走査部122のガルバノミラーにより偏向された測定光は、レンズ123を経由して被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)を照射する。そして、被検眼Eで反射した反射光は、逆の経路を辿って光分岐部103に戻る。
一方、反射ミラー106に向かう参照光は、光ファイバ102cを通過してそのファイバ端から出力され、コリメート光学系104及び分散補償光学系105を通して反射ミラー106に到達する。そして、反射ミラー106で反射された参照光は、逆の経路を辿って光分岐部103に戻る。
光分岐部103に戻ってきた測定光と参照光は、相互に干渉して干渉光となり、光ファイバ102dを通してレンズ107で略平行化され、回折格子108に入射する。回折格子108に入力された干渉光は、結像レンズ109によってラインセンサ111に結像され、ラインセンサ111において被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)上の一点における画像信号として検出される。
ラインセンサ111で取得された画像信号は、画像処理部150に出力される。ここで、本実施形態においては、ラインセンサ111から出力される画像信号は、12ビットの整数形式のデータであるものとする。そして、画像処理部150の再構成部151は、この12ビットの整数形式のデータに対して波数変換、高速フーリエ変換(FFT)及び対数変換処理を行い、被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)上の一点における深さ方向の断層画像の元データを生成する。なお、本実施形態においては、再構成部151で生成される断層画像の元データは、32ビットの浮動小数点形式のデータであるものとする。
被検眼E上の一点における画像信号を取得した後、走査部122は、制御部130の制御に基づいて、ガルバノミラーを駆動して、被検眼E上の別の一点の干渉光を発生させる。そして、当該別の一点の干渉光は、ラインセンサ111及び再構成部151を経由して、被検眼上の別の一点における深さ方向の断層画像の元データとして生成される。この一連の処理を繰り返すことにより、被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)の1枚の断層画像の元データを生成することができる。
ここで、第1の実施形態においては、眼科撮影装置100は、被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)の断層画像を3つの生成方法によって生成できるものとする。以下、この3つの断層像生成方法について説明する。
第1の断層像生成方法は、被検眼Eのある部位を1回のみレーザー走査して断層画像を生成する通常の生成方法である。
第2の断層像生成方法は、被検眼Eのある部位をレーザー走査して得られた断層画像の輝度を変化させる手法である。図3を用いて、この第2の断層像生成方法を説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の第2の断層像生成方法を説明するための図である。
図3(a)は、被検眼Eの眼底Erにおける断層画像310の一例を示し、図3(b)は、図3(a)に示す断層画像310の輝度値と出現頻度との関係を表すヒストグラムを示す。図3(a)に示す断層画像310において、網膜領域は画像輝度が高くその構造を観察することができるが、硝子体領域や脈絡膜領域は画像輝度が低くその構造を観察することが困難になっている。図3(b)に示すヒストグラムで見ても、輝度値の低い画素が多く出現していることが分かる。
そこで、図3(c)に、図3(a)に示す断層画像310の輝度値を2倍した断層画像320を示し、図3(d)に、図3(c)に示す断層画像320の輝度値と出現頻度との関係を表すヒストグラムを示す。図3(c)及び図3(d)を見ると、網膜領域はサチュレーションを起こしてその構造を観察することが困難になっているが、硝子体領域及び脈絡膜領域は画像輝度が高くなってその構造を観察することができるようになっている。この断層画像の輝度を変更する処理は、エンハンス処理部153で行われる。このように、エンハンス処理部153で断層画像の輝度をm倍することにより、輝度の低い被検眼Eの部位を観察できるようになる。この第2の断層像生成方法では、輝度の高い断層画像を高速に取得することができる。
第3の断層像生成方法は、被検眼Eの同一箇所を複数回レーザー走査して得られた複数の断層画像の輝度を平均化して1枚の断層画像を生成する生成方法である。図4を用いて、この第3の断層像生成方法を説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の第3の断層像生成方法を説明するための図である。
図4に示すように、第3の断層像生成方法では、まず、被検眼Eの同一箇所をN回(ここで、Nは2以上の整数)レーザー走査してN枚の断層画像410を取得する。次いで、再構成部151は、このN枚の断層画像410の輝度を平均化して、1枚の断層画像420を生成する。この第3の断層像生成方法では、ノイズの影響の少ない断層画像を得ることができる。
本実施形態では、例えば、網膜領域のプレビュー時には第1の断層像生成方法を用い、硝子体領域や脈絡膜領域のプレビュー時には第2の断層像生成方法を用い、最終画像を得たい時には第3の断層像生成方法を用いることにより、好適な画像が得られる。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートの説明においては、撮影モード切替操作部147で切り替え可能な撮影モードとして、被検眼Eの網膜領域(第1部位)を好適に撮影するための第1の撮影モードと、被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するための第2の撮影モードとがあるものとする。この第2の撮影モードは、他の領域よりも好適な硝子体領域の断層画像を得るための撮影モードである。また、図5のフローチャートの開始時点においては、第1の撮影モードが設定されているものとする。
まず、ステップS101において、制御部130は、撮影モード切替操作部147が操作されたか否かを判断する。
ステップS101の判断の結果、撮影モード切替操作部147が操作されていない場合には(S101/N)、制御部130は、現在設定されている第1の撮影モード(被検眼Eの網膜領域を好適に撮影するための撮影モード)を選択する。この第1の撮影モード及び第2の撮影モードのうちの一方の撮影モードを選択(本ステップでは、第1の撮影モードを選択)する処理を行う制御部130は、選択手段を構成する。その後、第1の撮影モードの処理を実行するため、ステップS102に進む。
ステップS102に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から順次出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)を順次取得する。この被検眼Eの断層画像を順次取得する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、取得手段を構成する。また、第1の撮影モードで取得された本ステップの断層画像は、第1の断層画像を構成する。
続いて、ステップS103において、制御部130は、ステップS102で順次取得された断層画像を表示部160に表示する制御を行う。この断層画像を表示部160に表示する制御を行う制御部130は、表示制御手段を構成する。なお、本実施形態においては、制御部130は、ステップS102で順次取得された断層画像における動画像を表示部160に表示する制御を行うものとする。
続いて、ステップS104において、制御部130は、光路長操作部141が操作されたか否かを判断する。
ステップS104の判断の結果、光路長操作部141が操作された場合には(S104/Y)、ステップS105に進む。
ステップS105に進むと、制御部130の光路長制御部131は、光路長操作部141の操作量に応じた分だけ反射ミラー106を移動するように制御する。
ステップS105の処理が終了した場合、或いは、ステップS104において光路長操作部141が操作されていないと判断された場合には(S104/N)、ステップS106に進む。
ステップS106に進むと、制御部130は、フォーカス操作部143が操作されたか否かを判断する。
ステップS106の判断の結果、フォーカス操作部143が操作された場合には(S106/Y)、ステップS107に進む。
ステップS107に進むと、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、フォーカス操作部143の操作量に応じた分だけフォーカスレンズ121bを移動するように制御する。
ステップS107の処理が終了した場合、或いは、ステップS106においてフォーカス操作部143が操作されていないと判断された場合には(S106/N)、ステップS108に進む。
ステップS108に進むと、制御部130は、撮影スイッチ144が操作されたか否かを判断する。
ステップS108の判断の結果、撮影スイッチ144が操作されていない場合には(S108/N)、ステップS101に戻り、ステップS101以降の処理を再度行う。
一方、ステップS108の判断の結果、撮影スイッチ144が操作された場合には(S108/Y)、ステップS109に進む。
ステップS109に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)をN枚取得する。
続いて、ステップS110において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、ステップS109で取得したN枚の断層画像の輝度を平均化して、1枚の断層画像を生成する。ステップS110の処理が終了すると、撮影を終了して、図5のフローチャートの処理を終了する。
また、ステップS101の判断の結果、撮影モード切替操作部147が操作された場合には(S101/Y)、制御部130は、第1の撮影モードから第2の撮影モードに切り替える操作がなされたと判断し、第2の撮影モード(被検眼Eの硝子体領域を好適に撮影するための撮影モード)を選択する。その後、第2の撮影モードの処理を実行するため、ステップS111に進む。
ステップS111に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から順次出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)を順次取得する。ここで、第2の撮影モードで取得された本ステップの断層画像は、第2の断層画像を構成する。
続いて、ステップS112において、画像処理部150(具体的には、エンハンス処理部153)は、制御部130の制御に従って、ステップS111で順次取得された断層画像の輝度倍率をm倍にする処理を行う。
続いて、ステップS113において、制御部130は、ステップS112の処理で得られた断層画像を表示部160に表示する制御を行う。この断層画像を表示部160に表示する制御を行う制御部130は、表示制御手段を構成する。また、本実施形態においては、当該第2の撮影モードが被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するためのモードであって当該硝子体領域を高輝度で描画することを考慮すると、本ステップで表示する断層画像(第2の断層画像)は、ステップS103で表示する断層画像(第1の断層画像)よりも輝度が高いことが好適である。なお、本実施形態においては、制御部130は、ステップS112の処理で順次得られた断層画像における動画像を表示部160に表示する制御を行うものとする。
続いて、ステップS114において、制御部130は、光路長操作部141が操作されたか否かを判断する。
ステップS114の判断の結果、光路長操作部141が操作された場合には(S114/Y)、ステップS115に進む。
ステップS115に進むと、制御部130の光路長制御部131は、光路長操作部141の操作量に応じた分だけ反射ミラー106を移動するように制御する。
ステップS115の処理が終了した場合、或いは、ステップS114において光路長操作部141が操作されていないと判断された場合には(S114/N)、ステップS116に進む。
ステップS116に進むと、制御部130は、フォーカス操作部143が操作されたか否かを判断する。
ステップS116の判断の結果、フォーカス操作部143が操作された場合には(S116/Y)、ステップS117に進む。
ステップS117に進むと、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、フォーカス操作部143の操作量に応じた分だけフォーカスレンズ121bを移動するように制御する。
ステップS117の処理が終了した場合、或いは、ステップS116においてフォーカス操作部143が操作されていないと判断された場合には(S116/N)、ステップS118に進む。
ステップS118に進むと、制御部130は、輝度増加操作部145が操作されたか否かを判断する。
ステップS118の判断の結果、輝度増加操作部145が操作された場合には(S118/Y)、ステップS119に進む。
ステップS119に進むと、画像処理部150(具体的には、エンハンス処理部153)は、制御部130の制御に従って、ステップS112における輝度倍率mを2倍に設定する処理を行う。その後、ステップS111に戻り、ステップS111以降の処理を再度行う。
一方、ステップS118の判断の結果、輝度増加操作部145が操作されていない場合には(S118/N)、ステップS120に進む。
ステップS120に進むと、制御部130は、輝度減少操作部146が操作されたか否かを判断する。
ステップS120の判断の結果、輝度減少操作部146が操作された場合には(S120/Y)、ステップS121に進む。
ステップS121に進むと、画像処理部150(具体的には、エンハンス処理部153)は、制御部130の制御に従って、ステップS112における輝度倍率mを(1/2)倍に設定する処理を行う。その後、ステップS111に戻り、ステップS111以降の処理を再度行う。
ここで、本実施形態においては、ステップS112、S119及びS121における断層画像の輝度を変更する(具体的に本実施形態においては、輝度を上げる)処理を行う画像処理部150(具体的には、エンハンス処理部153)は、輝度変更手段(本発明においては強度変更手段)を構成する。
一方、ステップS120の判断の結果、輝度減少操作部146が操作されていない場合には(S120/N)、ステップS122に進む。
ステップS122に進むと、制御部130は、撮影スイッチ144が操作されたか否かを判断する。
ステップS122の判断の結果、撮影スイッチ144が操作されていない場合には(S122/N)、ステップS111に戻り、ステップS111以降の処理を再度行う。
一方、ステップS122の判断の結果、撮影スイッチ144が操作された場合には(S122/Y)、ステップS123に進む。
ステップS123に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)をN枚取得する。
続いて、ステップS124において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、ステップS123で取得したN枚の断層画像の輝度を平均化して、1枚の断層画像を生成する。ステップS124の処理が終了すると、撮影を終了して、図5のフローチャートの処理を終了する。
第1の実施形態に係る眼科撮影装置100では、被検眼Eの網膜領域(第1部位)を好適に撮影するための第1の撮影モードが選択された場合には(図5のS101/N)、当該第1の撮影モードで撮影された第1の断層画像を表示部160に表示する制御を行い(図5のS103)、被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するための第2の撮影モードが選択された場合には(図5のS101/Y)、当該第2の撮影モードで撮影され、第1の断層画像よりも輝度が高い第2の断層画像を表示部160に表示する制御を行うようにしている(図5のS113)。
かかる構成によれば、硝子体領域のように通常は暗く(輝度が低く)描画される部位であっても、その部位を明瞭に描画した断層画像を取得することができる。これは、近年における硝子体の内部構造をより詳細に観察したいというニーズに応えるものである。以上のことから、第1の実施形態に係る眼科撮影装置100によれば、被検眼Eの複数の部位における構造を適正に観察することが可能となる。例えば、フォーカス調整や光路長調整(更にはアライメント調整)等の際に、各部位を明瞭に描画した断層画像が表示されるため、好適な調整を行った上で最終的な断層画像を取得することが可能となる。
なお、上述した第1の実施形態では、輝度増加操作部145及び輝度減少操作部146を用いて手動で断層画像の輝度を変更する例について説明を行ったが、本発明においてはこの形態に限定されるものではない。例えば、断層画像の輝度の変更を、当該断層画像の輝度に応じて眼科撮影装置100が自動で行うようにした形態も、本発明に適用可能である。これを第1の実施形態の変形例として、図6及び図7を用いて以下に説明する。
図6及び図7は、本発明の第1の実施形態の変形例を示し、断層画像の輝度を自動で変更する手法を説明するための図である。
被検眼Eの網膜領域は、照射した光の反射が大きい領域である。このため、網膜領域の断層画像を撮影する際には、ラインセンサ111に入射する光の輝度が高くなるように、光路長調整用の反射ミラー106、及び、のフォーカス調整用のフォーカスレンズ121bを自動で移動させることにより、略好適な状態の観察画像が得られる。このときの断層画像は、図7に示すように上部に硝子体領域が表示される。この場合、例えば図6に示す断層画像のうち、上から4分の1の領域610は被検眼Eの硝子体が主に表示される領域となる。そのため、例えば、上から4分の1の領域610を評価領域とし、その領域の画像輝度が所定量以下の場合に自動で輝度倍率mを増やすことにより、好適な硝子体観察を行うことが可能となる。また、自動で輝度を変更するための評価領域の指定は、上述した手法に限定されるものではなく、例えば、公知の網膜断層認識技術を用いて網膜領域と硝子体領域とを抽出して硝子体領域を選択する手法や、検者が表示部160から任意の領域を選択する手法を用いてもよい。なお、図6に示す断層画像のうち、下から4分の3の領域620は被検眼Eの網膜が主に表示される領域となる。
また、被検眼Eにおいて、硝子体領域は網膜領域よりも内側にあるため、反射ミラー106を反射光の輝度が最大となる位置から光路長が短くなる方向へ所定量移動し、フォーカスレンズ121bを所定量移動することにより、少ない操作で良好な硝子体の画像を取得することが可能となる。
また、本実施形態においては、制御部130の光路長制御部131は、さらに、参照光の光路長を調整するための光路長調整光学部である反射ミラー106を、第1の撮影モードが選択された場合よりも第2の撮影モードが選択された場合の方が、参照光の光路長を短くする(図1では反射ミラー106を左側方向に移動させる)位置に配置する制御を行うものとする。
第1の撮影モードで得られた断層画像では、例えば図6を用いて説明したように、上から4分の1の領域610に被検眼Eの硝子体が主に表示される。そこで、第2の撮影モードでは、反射ミラー106を第1の撮影モードの場合よりも参照光の光路長を短くする位置に配置して、被検眼Eの硝子体が主に表示される位置を図6に示す4分の1の領域610よりも下にずらして中央付近とすることにより、検者が硝子体をより観察しやすくする。
また、本実施形態においては、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、さらに、測定光のフォーカスを調整するためのフォーカス調整光学部であるフォーカスレンズ121bを、第1の撮影モードが選択された場合よりも第2の撮影モードが選択された場合の方が、測定光のフォーカスの位置が眼科撮影装置100に近くなるように移動する制御を行う。
以上のことから、制御部130は、選択された撮影モードに応じて撮影された断層画像が表示部160に表示されている際に、当該選択された撮影モードに応じて眼科撮影装置100に設けられた調整光学部を移動する制御を行う形態を採り得る。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の概略構成と同様である。また、第2の実施形態における画像処理部の内部構成は、図2に示す画像処理部150の内部構成と同様である。
ここで、第2の実施形態においては、眼科撮影装置100は、被検眼E(具体的に本実施形態においては、被検眼Eの眼底Er)の断層画像を3つの生成方法によって生成できるものとする。以下、この3つの断層像生成方法について説明する。
第1の断層像生成方法は、被検眼Eのある部位を1回のみレーザー走査して断層画像を生成する通常の生成方法である。
第2の断層像生成方法は、図4に示すように、被検眼Eの同一箇所を複数回レーザー走査して得られた複数(N枚)の断層画像410の輝度を平均化して1枚の断層画像420を生成する生成方法である。この第2の断層像生成方法では、ノイズの影響の少ない断層画像を得ることができる。
第3の断層像生成方法は、図7に示すように、被検眼Eの同一箇所を複数回レーザー走査して得られた複数(N枚)の断層画像710を重ね合わせて1枚の断層画像720を生成する生成方法である。この第3の断層像生成方法では、断層画像710の輝度が低い部分でも見やすくなるように画像輝度を高めた断層画像720を得ることができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置100の第3の断層像生成方法を説明するための図である。
1枚の断層画像を取得するための時間t[sec]は、図8に示すように、AスキャンレートをA[Hz]、Bスキャン点数をBとすると、以下の(1)式のように示すことができる。
t=B/A ・・・(1)
よって、例えば、Aスキャンレートが100[kHz]、Bスキャン点数が1024点である場合には、1枚の断層画像を取得するのに必要な時間は約10[msec]となる。そのため、3枚の断層画像を取得するのに必要な時間は約30[msec]となり、断層画像を3枚ごとに切り替える場合のフレームレートは、約33[Hz]となる。フレームレートが33[Hz]の画像は一般的な動画像と同等であり、違和感のない動画像が取得可能となる。
また、より輝度レベルの高い断層画像を取得したい場合には、断層画像総取得枚数(Nm)を増やすことにより、これを達成することができる。この際、リアルタイム性を維持するために、Bスキャン点数を減らしてもよい。例えば、Bスキャン点数を半分の512点とすると、1枚の断層画像を取得するのに必要な時間は約5[msec]となり、同じ30[msec]の間に6枚の断層画像を取得することが可能となる。よって、倍の枚数の断層画像を得ることが可能となる。
この操作は、例えば輝度増加操作部145及び輝度減少操作部146を用いて行うことができる。例えば、輝度増加操作部145が操作されるごとに断層画像総取得枚数(Nm)を2倍にし、Bスキャン点数を半分にする。逆に、例えば、輝度減少操作部146が操作されるごとに断層画像総取得枚数(Nm)を半分にし、Bスキャン点数を2倍にする。これにより、所望の輝度の断層画像が得られる。
また、フォーカス操作部143や光路長操作部141が操作された場合には断層画像の状態が大きく変化するため、重ね合わせをリセットして画像輝度をNm/n倍(Nm:断層画像総取得枚数、n:断層画像取得枚数)することにより、画像輝度を同等にする。
この第3の断層像生成方法のように、複数の断層画像を重ね合わせることにより、ランダムノイズの影響が少なく且つ輝度の高い断層画像を得ることが可能となる。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図9において、図5に示す処理ステップと同様の処理ステップについては同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。なお、図9のフローチャートの説明においては、撮影モード切替操作部147で切り替え可能な撮影モードとして、被検眼Eの網膜領域(第1部位)を好適に撮影するための第1の撮影モードと、被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するための第2の撮影モードとがあるものとする。また、図9のフローチャートの開始時点においては、第1の撮影モードが設定されているものとする。
まず、ステップS101において、制御部130は、撮影モード切替操作部147が操作されたか否かを判断する。
ステップS101の判断の結果、撮影モード切替操作部147が操作されていない場合には(S101/N)、制御部130は、現在設定されている第1の撮影モード(被検眼Eの網膜領域を好適に撮影するための撮影モード)を選択する。この第1の撮影モード及び第2の撮影モードのうちの一方の撮影モードを選択(本ステップでは、第1の撮影モードを選択)する処理を行う制御部130は、選択手段を構成する。その後、第1の撮影モードの処理を実行するため、ステップS102に進み、図5で説明したステップS102〜ステップS110の処理を行う。そして、ステップS110の処理が終了すると、図9のフローチャートの処理が終了する。
一方、ステップS101の判断の結果、撮影モード切替操作部147が操作された場合には(S101/Y)、制御部130は、第1の撮影モードから第2の撮影モードに切り替える操作がなされたと判断し、第2の撮影モード(被検眼Eの硝子体領域を好適に撮影するための撮影モード)を選択する。その後、第2の撮影モードの処理を実行するため、ステップS201に進む。
ステップS201に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを0にする処理を行う。
続いて、ステップS202において、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nが、断層画像総取得枚数Nmよりも小さいか否かを判断する。
ステップS202の判断の結果、断層画像取得枚数nが断層画像総取得枚数Nmよりも小さい場合には(S202/Y)、ステップS203に進む。
ステップS203に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを+1する処理を行う。
ステップS203の処理が終了した場合、或いは、ステップS202において断層画像取得枚数nが断層画像総取得枚数Nmよりも小さくないと判断された場合には(S202/N)、ステップS204に進む。
ステップS204に進むと、制御部130は、光路長操作部141が操作されたか否かを判断する。
ステップS204の判断の結果、光路長操作部141が操作された場合には(S204/Y)、ステップS205に進む。
ステップS205に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを1とする処理を行う。
続いて、ステップS206において、制御部130の光路長制御部131は、光路長操作部141の操作量に応じた分だけ反射ミラー106を移動するように制御する。
ステップS206の処理が終了した場合、或いは、ステップS204において光路長操作部141が操作されていないと判断された場合には(S204/N)、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、制御部130は、フォーカス操作部143が操作されたか否かを判断する。
ステップS207の判断の結果、フォーカス操作部143が操作された場合には(S207/Y)、ステップS208に進む。
ステップS208に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを1とする処理を行う。
続いて、ステップS209において、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、フォーカス操作部143の操作量に応じた分だけフォーカスレンズ121bを移動するように制御する。
ステップS209の処理が終了した場合、或いは、ステップS207においてフォーカス操作部143が操作されていないと判断された場合には(S207/N)、ステップS210に進む。
ステップS210に進むと、制御部130は、輝度増加操作部145が操作されたか否かを判断する。
ステップS210の判断の結果、輝度増加操作部145が操作された場合には(S210/Y)、ステップS211に進む。
ステップS211に進むと、例えば制御部130は、断層画像総取得枚数Nmを2倍にし、Bスキャン点数を半分にする設定を行う。
ステップS211の処理が終了した場合、或いは、ステップS210において輝度増加操作部145が操作されていないと判断された場合には(S210/N)、ステップS212に進む。
ステップS212に進むと、制御部130は、輝度減少操作部146が操作されたか否かを判断する。
ステップS212の判断の結果、輝度減少操作部146が操作された場合には(S212/Y)、ステップS213に進む。
ステップS213に進むと、例えば制御部130は、断層画像総取得枚数Nmを半分にし、Bスキャン点数を2倍にする設定を行う。
ステップS213の処理が終了した場合、或いは、ステップS212において輝度減少操作部146が操作されていないと判断された場合には(S212/N)、ステップS214に進む。
ステップS214に進むと、制御部130は、撮影スイッチ144が操作されたか否かを判断する。
ステップS214の判断の結果、撮影スイッチ144が操作されていない場合には(S214/N)、ステップS215に進む。
ステップS215に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)を1枚取得する。この被検眼Eの断層画像を取得する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、取得手段を構成する。
続いて、ステップS216において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近のn枚の断層画像を重ね合わせて合成画像である1枚の断層画像を生成する処理を行う。本実施形態においては、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、このステップS216の処理が繰り返し行われるごとに(具体的には、ステップS215において1枚の断層画像が取得されるごとに)、合成画像を順次生成する。この合成画像を順次生成する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、生成手段を構成する。即ち、生成手段を構成する画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、第1の撮影モードで取得された第1の断層画像よりも強度が高くなるように、第2の断層画像として合成画像を順次生成する。さらに、生成手段を構成する画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、第1の撮影モードが選択された場合よりも第2の撮影モードが選択された場合の方が、被検眼Eの断層画像の重ね合わせを行う前の位置合わせの基準となる領域をコヒーレンスゲート側に設定し、第2の撮影モードが選択された場合には、当該設定された領域に基づいて複数の断層画像の位置合わせを行い、当該位置合わせが行われた複数の断層画像を重ね合わせることにより合成画像を順次生成するようにする。
続いて、ステップS217において、画像処理部150(具体的にはエンハンス処理部153)は、ステップS216で生成された断層画像(合成画像)の輝度をNm/n倍にする処理を行う。このステップS217の処理を行う画像処理部150(具体的にはエンハンス処理部153)は、輝度変更手段(本発明においては強度変更手段)を構成する。
続いて、ステップS218において、制御部130は、ステップS217の処理で得られた断層画像(合成画像)を表示部160に表示する制御を行う。この断層画像(合成画像)を表示部160に表示する制御を行う制御部130は、表示制御手段を構成する。また、本実施形態においては、当該第2の撮影モードが被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するためのモードであって当該硝子体領域を高輝度で描画することを考慮すると、本ステップで表示する合成画像の断層画像(第2の断層画像)は、ステップS103で表示する断層画像(第1の断層画像)よりも輝度が高いことが好適である。なお、本実施形態においては、制御部130は、ステップS216で順次生成され、その後、ステップS217で輝度を変更する処理が順次行われた断層画像(合成画像)における動画像を表示部160に表示する制御を行うものとする。その後、ステップS202に戻り、ステップS202以降の処理を再度行う。
また、ステップS214の判断の結果、撮影スイッチ144が操作された場合には(S214/Y)、ステップS219に進む。
ステップS219に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)をN枚取得する。
続いて、ステップS220において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、ステップS219で取得したN枚の断層画像の輝度を平均化して、1枚の断層画像を生成する。ステップS220の処理が終了すると、撮影を終了して、図9のフローチャートの処理を終了する。
ここで、図9のフローチャートの処理では、ステップS216において、直近のn枚の断層画像を重ね合わせて合成画像である1枚の断層画像を生成する処理を行うようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。例えば、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、合成画像を生成する際に重ね合わせる断層画像の枚数を所定の条件に基づき変更する態様も、本実施形態に適用可能である。この重ね合わせる断層画像の枚数を変更する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、枚数変更手段を構成する。この場合、以下の態様が考えられる。
重ね合わせる断層画像の枚数を変更する第1の態様としては、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近に生成された合成画像の輝度に応じて重ね合わせる断層画像の枚数を変更する態様が考えられる。この態様の場合、例えば、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、まず、合成画像の全体における輝度が第1閾値以上である場合に当該合成画像を高輝度画像と判定し、合成画像の全体における輝度が第1閾値未満であって第1閾値よりも小さい第2閾値以上である場合に当該合成画像を中輝度画像と判定し、合成画像の全体における輝度が第2閾値未満である場合に当該合成画像を低輝度画像と判定する。そして、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近に生成された合成画像が高輝度画像である場合には、現時点で十分すぎる輝度の合成画像が生成されていると判断して、例えば重ね合わせる断層画像の枚数を減少させる変更を行う。また、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近に生成された合成画像が中輝度画像である場合には、現時点で十分な輝度の合成画像が生成されていると判断して、例えば重ね合わせる断層画像の枚数を現在設定されている枚数とする処理を行う。また、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近に生成された合成画像が低輝度画像である場合には、現時点では輝度が不十分の合成画像が生成されていると判断して、例えば重ね合わせる断層画像の枚数を増加させる変更を行う。
重ね合わせる断層画像の枚数を変更する第2の態様としては、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近に生成された合成画像における硝子体領域(第2部位)の輝度に応じて重ね合わせる断層画像の枚数を変更する態様が考えられる。この態様の場合、例えば、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、まず、上述した第1の態様と同様の手法を用いて、合成画像における硝子体領域(例えば図6に示す領域610)の輝度に応じて、当該合成画像が高輝度画像であるか、中輝度画像であるか、低輝度画像であるかを判定する。そして、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、上述した第1の態様と同様の手法を用いて、重ね合わせる断層画像の枚数を変更する処理を行う。
第2の実施形態に係る眼科撮影装置100では、第1の実施形態における処理に加えて、合成画像を生成する際に重ね合わせる断層画像の枚数を変更するようにしたので、画像処理の効率化を図りつつ、硝子体領域のように通常は暗く(輝度が低く)描画される部位であってもその部位を明瞭に描画した断層画像を取得することができる。以上のことから、第2の実施形態に係る眼科撮影装置100によれば、被検眼Eの複数の部位における構造を適正に観察することが可能となる。例えば、フォーカス調整や光路長調整(更にはアライメント調整)等の際に、各部位を明瞭に描画した、ランダムノイズの影響の少ない明るい断層画像が表示されるため、好適な調整を行った上で最終的な断層画像を取得することが可能となる。
また、本実施形態においても、上述した第1の実施形態における断層画像の輝度の自動変更に倣って、断層画像の硝子体領域の輝度から断層画像総取得枚数Nmを自動で変更する手法を用いてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、断層画像の重ね合わせの開始タイミングが、第2の実施形態における撮影モード切替操作部147が操作されたタイミングではなく、詳細調整を行うタイミングとする形態である。一般に、光干渉断層計を想定した眼科撮影装置の撮影では、本体を被検眼Eに対して大まかな位置合わせを行ってから、フォーカス調整、光路長調整、詳細な位置合わせを行う。大まかな位置合わせを行うタイミングでは、断層画像が大きく変化してしまうため、そのタイミングで断層画像の重ね合わせをしていると良好な断層画像が得られなくなってしまう。そこで、第3の実施形態では、詳細調整を始めるタイミングから断層画像の重ね合わせを開始する形態を採る。
第3の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る眼科撮影装置100の概略構成と同様である。また、第3の実施形態における画像処理部の内部構成は、図2に示す画像処理部150の内部構成と同様である。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順について説明する。図10は、本発明の第3の実施形態に係る眼科撮影装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図10において、図5に示す処理ステップ及び図9に示す処理ステップと同様の処理ステップについては同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。なお、図10のフローチャートの説明においては、撮影モード切替操作部147で切り替え可能な撮影モードとして、被検眼Eの網膜領域(第1部位)を好適に撮影するための第1の撮影モードと、被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するための第2の撮影モードとがあるものとする。また、図10のフローチャートの開始時点においては、第1の撮影モードが設定されているものとする。
まず、ステップS101において、制御部130は、撮影モード切替操作部147が操作されたか否かを判断する。
ステップS101の判断の結果、撮影モード切替操作部147が操作されていない場合には(S101/N)、制御部130は、現在設定されている第1の撮影モード(被検眼Eの網膜領域を好適に撮影するための撮影モード)を選択する。この第1の撮影モード及び第2の撮影モードのうちの一方の撮影モードを選択(本ステップでは、第1の撮影モードを選択)する処理を行う制御部130は、選択手段を構成する。その後、第1の撮影モードの処理を実行するため、ステップS102に進み、図5で説明したステップS102〜ステップS110の処理を行う。そして、ステップS110の処理が終了すると、図9のフローチャートの処理が終了する。
一方、ステップS101の判断の結果、撮影モード切替操作部147が操作された場合には(S101/Y)、制御部130は、第1の撮影モードから第2の撮影モードに切り替える操作がなされたと判断し、第2の撮影モード(被検眼Eの硝子体領域を好適に撮影するための撮影モード)を選択する。その後、第2の撮影モードの処理を実行するため、ステップS301に進む。
ステップS301に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)を取得する。
続いて、ステップS302において、制御部130は、ステップS301で取得された断層画像を表示部160に表示する制御を行う。
続いて、ステップS303において、制御部130は、光路長操作部141が操作されたか否かを判断する。
ステップS303の判断の結果、光路長操作部141が操作された場合には(S303/Y)、ステップS304に進む。
ステップS304に進むと、制御部130の光路長制御部131は、光路長操作部141の操作量に応じた分だけ反射ミラー106を移動するように制御する。
一方、ステップS303の判断の結果、光路長操作部141が操作されていない場合には(S303/N)、ステップS305に進む。
ステップS305に進むと、制御部130は、フォーカス操作部143が操作されたか否かを判断する。
ステップS305の判断の結果、フォーカス操作部143が操作された場合には(S305/Y)、ステップS306に進む。
ステップS306に進むと、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、フォーカス操作部143の操作量に応じた分だけフォーカスレンズ121bを移動するように制御する。
一方、ステップS305の判断の結果、フォーカス操作部143が操作されていない場合には(S305/N)、ステップS307に進む。
ステップS307に進むと、輝度増加操作部145が操作されたか否かを判断する。
ステップS307の判断の結果、輝度増加操作部145が操作されていない場合には(S307/N)、ステップS308に進む。
ステップS308に進むと、制御部130は、撮影スイッチ144が操作されたか否かを判断する。
ステップS308の判断の結果、撮影スイッチ144が操作されていない場合には(S308/N)、ステップS301に戻り、ステップS301以降の処理を再度行う。
一方、ステップS308の判断の結果、撮影スイッチ144が操作された場合には(S308/Y)、ステップS309に進む。
ステップS309に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)をN枚取得する。
続いて、ステップS310において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、ステップS309で取得したN枚の断層画像の輝度を平均化して、1枚の断層画像を生成する。ステップS310の処理が終了すると、撮影を終了して、図10のフローチャートの処理を終了する。
ステップS304の処理が終了した場合、ステップS306の処理が終了した場合、或いは、ステップS307において輝度増加操作部145が操作されたと判断された場合には(S307/Y)、ステップS201に進む。
図10に示すステップS201以降の処理は、図9に示すステップS201以降の処理と同様であるが、以下にその説明を行う。
ステップS201に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを0にする処理を行う。
続いて、ステップS202において、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nが、断層画像総取得枚数Nmよりも小さいか否かを判断する。
ステップS202の判断の結果、断層画像取得枚数nが断層画像総取得枚数Nmよりも小さい場合には(S202/Y)、ステップS203に進む。
ステップS203に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを+1する処理を行う。
ステップS203の処理が終了した場合、或いは、ステップS202において断層画像取得枚数nが断層画像総取得枚数Nmよりも小さくないと判断された場合には(S202/N)、ステップS204に進む。
ステップS204に進むと、制御部130は、光路長操作部141が操作されたか否かを判断する。
ステップS204の判断の結果、光路長操作部141が操作された場合には(S204/Y)、ステップS205に進む。
ステップS205に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを1とする処理を行う。
続いて、ステップS206において、制御部130の光路長制御部131は、光路長操作部141の操作量に応じた分だけ反射ミラー106を移動するように制御する。
ステップS206の処理が終了した場合、或いは、ステップS204において光路長操作部141が操作されていないと判断された場合には(S204/N)、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、制御部130は、フォーカス操作部143が操作されたか否かを判断する。
ステップS207の判断の結果、フォーカス操作部143が操作された場合には(S207/Y)、ステップS208に進む。
ステップS208に進むと、例えば制御部130(或いは画像処理部150)は、断層画像取得枚数nを1とする処理を行う。
続いて、ステップS209において、制御部130のフォーカスレンズ制御部133は、フォーカス操作部143の操作量に応じた分だけフォーカスレンズ121bを移動するように制御する。
ステップS209の処理が終了した場合、或いは、ステップS207においてフォーカス操作部143が操作されていないと判断された場合には(S207/N)、ステップS210に進む。
ステップS210に進むと、制御部130は、輝度増加操作部145が操作されたか否かを判断する。
ステップS210の判断の結果、輝度増加操作部145が操作された場合には(S210/Y)、ステップS211に進む。
ステップS211に進むと、例えば制御部130は、断層画像総取得枚数Nmを2倍にし、Bスキャン点数を半分にする設定を行う。
ステップS211の処理が終了した場合、或いは、ステップS210において輝度増加操作部145が操作されていないと判断された場合には(S210/N)、ステップS212に進む。
ステップS212に進むと、制御部130は、輝度減少操作部146が操作されたか否かを判断する。
ステップS212の判断の結果、輝度減少操作部146が操作された場合には(S212/Y)、ステップS213に進む。
ステップS213に進むと、例えば制御部130は、断層画像総取得枚数Nmを半分にし、Bスキャン点数を2倍にする設定を行う。
ステップS213の処理が終了した場合、或いは、ステップS212において輝度減少操作部146が操作されていないと判断された場合には(S212/N)、ステップS214に進む。
ステップS214に進むと、制御部130は、撮影スイッチ144が操作されたか否かを判断する。
ステップS214の判断の結果、撮影スイッチ144が操作されていない場合には(S214/N)、ステップS215に進む。
ステップS215に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)を1枚取得する。この被検眼Eの断層画像を取得する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、取得手段を構成する。
続いて、ステップS216において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、直近のn枚の断層画像を重ね合わせて合成画像である1枚の断層画像を生成する処理を行う。本実施形態においては、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、このステップS216の処理が繰り返し行われるごとに(具体的には、ステップS215において1枚の断層画像が取得されるごとに)、合成画像を順次生成する。この合成画像を順次生成する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、生成手段を構成する。
続いて、ステップS217において、画像処理部150(具体的にはエンハンス処理部153)は、ステップS216で生成された断層画像の輝度をNm/n倍にする処理を行う。このステップS217の処理を行う画像処理部150(具体的にはエンハンス処理部153)は、輝度変更手段(本発明においては強度変更手段)を構成する。
続いて、ステップS218において、制御部130は、ステップS217の処理で得られた断層画像を表示部160に表示する制御を行う。この断層画像(合成画像)を表示部160に表示する制御を行う制御部130は、表示制御手段を構成する。また、本実施形態においては、当該第2の撮影モードが被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を好適に撮影するためのモードであって当該硝子体領域を高輝度で描画することを考慮すると、本ステップで表示する合成画像の断層画像(第2の断層画像)は、ステップS103で表示する断層画像(第1の断層画像)よりも輝度が高いことが好適である。なお、本実施形態においては、制御部130は、ステップS216で順次生成され、その後、ステップS217で輝度を変更する処理が順次行われた断層画像(合成画像)における動画像を表示部160に表示する制御を行うものとする。その後、ステップS202に戻り、ステップS202以降の処理を再度行う。
また、ステップS214の判断の結果、撮影スイッチ144が操作された場合には(S214/Y)、ステップS219に進む。
ステップS219に進むと、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、制御部130の制御に従って、ラインセンサ111から出力された画像信号に基づき、被検眼Eの断層画像(具体的には、断層画像の元データ)をN枚取得する。
続いて、ステップS220において、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、ステップS219で取得したN枚の断層画像の輝度を平均化して、1枚の断層画像を生成する。ステップS220の処理が終了すると、撮影を終了して、図10のフローチャートの処理を終了する。
ここで、図10のフローチャートの処理においても、第2の実施形態における図9のフローチャートの処理と同様に、ステップS216において、直近のn枚の断層画像を重ね合わせて合成画像である1枚の断層画像を生成する処理を行うようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。例えば、画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、合成画像を生成する際に重ね合わせる断層画像の枚数を所定の条件に基づき変更する態様も、本実施形態に適用可能である。この重ね合わせる断層画像の枚数を変更する処理を行う画像処理部150(具体的には、再構成部151)は、枚数変更手段を構成し、この重ね合わせる断層画像の枚数を変更する詳細な処理については上述した第2の実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
第3の実施形態に係る眼科撮影装置100では、第1の実施形態及び第2の実施形態における処理に加えて、第2の撮影モードの際に、光路長調整光学部である反射ミラー106の移動(図10のS304)、フォーカス調整光学部であるフォーカスレンズ121bの移動(図10のS306)、及び、輝度増加操作部145の操作(図10のS307/Y)のうちの少なくともいずれか1つを契機として、合成画像の生成(図10のS216)を開始するようにしている。
かかる構成によれば、詳細な調整を行う場合にのみ、被検眼Eの硝子体領域(第2部位)を観察するための断層画像を生成するため、好適な撮影前調整を行った上で良好な断層画像を取得することが可能となる。
(その他の実施形態)
上述した第1〜第3の実施形態においては、撮影モード切替操作部147で切り替え可能な撮影モードとして、第1の撮影モードと第2の撮影モードとがあるものとしたが、本発明においてはこの形態に限定されるものではない。例えば、撮影モード切替操作部147で切り替え可能な撮影モードとして、第1の撮影モード及び第2の撮影モードに加えて、その他の撮影モードを設ける形態も、本発明に適用可能である。即ち、この形態の場合、撮影モード切替操作部147は、第1の撮影モード及び第2の撮影モード以外の撮影モードも切り替え可能となる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 眼科撮影装置、101 光源、102a〜102d 光ファイバ、103 光分岐部、104 コリメート光学系、105 分散補償光学系、106 反射ミラー、107 レンズ、108 回折格子、109 結像レンズ、110 光干渉部、111 ラインセンサ、120 走査光学部、121 光学系、121a コリメートレンズ、121b フォーカスレンズ、122 走査部、123 レンズ、130 制御部、131 光路長制御部、132 駆動制御部、133 フォーカスレンズ制御部、140 操作部、141 光路長操作部、142 アライメント操作部、143 フォーカス操作部、144 撮影スイッチ、145 輝度増加操作部、146 輝度減少操作部、147 撮影モード切替操作部、150 画像処理部、160 表示部、E 被検眼、Er 眼底

Claims (17)

  1. 被検眼に照射された測定光の戻り光と参照光との干渉光に基づいて前記被検眼の断層画像を撮影する眼科撮影装置であって、
    前記被検眼の前記撮影をするための第1の撮影モードと、前記被検眼の前記撮影をするための撮影モードであって前記第1の撮影モードとは異なる第2の撮影モードとを含む複数の撮影モードのうちのいずれかの撮影モードを選択する選択手段と、
    前記第1の撮影モードが選択された場合には前記被検眼の第1の断層画像を表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合には前記第1の断層画像よりも強度が高い前記被検眼の第2の断層画像を前記表示部に表示する制御を行う制御手段と
    を有することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記第2の撮影モードが選択された場合に、順次取得された複数の断層画像を重ね合わせることにより合成画像を順次生成する生成手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記第1の撮影モードが選択された場合には前記第1の断層画像として順次取得された前記被検眼の断層画像を前記表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合には前記第2の断層画像として前記順次生成された合成画像を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記合成画像が生成される際に重ね合わせる断層画像の枚数を変更する枚数変更手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記枚数変更手段は、前記合成画像の強度に応じて前記重ね合わせる断層画像の枚数を変更することを特徴とする請求項3に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記第2の撮影モードが、他の領域よりも好適な硝子体領域の断層画像を得るための撮影モードであり、
    前記枚数変更手段は、前記合成画像における前記硝子体領域の強度に応じて前記重ね合わせる断層画像の枚数を変更することを特徴とする請求項3に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記生成手段は、前記第2の撮影モードの際に、前記参照光の光路長を調整するための光路長調整光学部の移動、前記測定光のフォーカスを調整するためのフォーカス調整光学部の移動、及び、前記被検眼の断層画像における強度を増加させるための強度増加操作部の操作のうちの少なくともいずれか1つを契機として、前記合成画像の生成を開始することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  7. 前記第2の撮影モードが、他の領域よりも好適な硝子体領域の断層画像を得るための撮影モードであり、
    前記生成手段は、前記第2の撮影モードが選択された場合に、前記第1の断層画像よりも強度が高くなるように前記第2の断層画像として前記合成画像を順次生成することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  8. 前記第2の撮影モードが、他の領域よりも好適な硝子体領域の断層画像を得るための撮影モードであり、
    前記生成手段は、前記第1の撮影モードが選択された場合よりも前記第2の撮影モードが選択された場合の方が、前記被検眼の断層画像の重ね合わせを行う前の位置合わせの基準となる領域をコヒーレンスゲート側に設定し、前記第2の撮影モードが選択された場合には、前記設定された領域に基づいて前記複数の断層画像の位置合わせを行い、前記位置合わせが行われた複数の断層画像を重ね合わせることにより前記合成画像を順次生成することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  9. 前記参照光の光路長を調整するための光路長調整光学部を更に有し、
    前記第2の撮影モードが、他の領域よりも好適な硝子体領域の断層画像を得るための撮影モードであり、
    前記制御手段は、前記第1の撮影モードが選択された場合よりも前記第2の撮影モードが選択された場合の方が、前記参照光の光路長が短くなるように、前記光路長調整光学部を移動する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  10. 前記第2の撮影モードが、他の領域よりも好適な硝子体領域の断層画像を得るための撮影モードであり、
    前記測定光のフォーカスを調整するためのフォーカス調整光学部を更に有し、
    前記制御手段は、前記第1の撮影モードが選択された場合よりも前記第2の撮影モードが選択された場合の方が、前記測定光のフォーカスの位置が前記眼科撮影装置に近くなるように、前記フォーカス調整光学部を移動する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  11. 前記被検眼の断層画像における強度を変更する強度変更手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記第1の撮影モードが選択された場合には、前記強度変更手段による強度の変更が行われていない断層画像を前記第1の断層画像として前記表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合には、前記強度変更手段により強度が上げられた断層画像を前記第2の断層画像として前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  12. 前記制御手段は、前記選択された撮影モードに応じて撮影された断層画像が前記表示部に表示されている際に、前記選択された撮影モードに応じて前記眼科撮影装置に設けられた調整光学部を移動する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  13. 前記制御手段は、前記第1の撮影モードが選択された場合に、前記第1の断層画像を動画像として前記表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合に、前記第2の断層画像を動画像として前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  14. 被検眼に照射された測定光の戻り光と参照光との干渉光に基づいて前記被検眼の断層画像を撮影する眼科撮影装置の制御方法であって、
    前記被検眼の前記撮影をするための第1の撮影モードと、前記被検眼の前記撮影をするための撮影モードであって前記第1の撮影モードとは異なる第2の撮影モードとを含む複数の撮影モードのうちのいずれかの撮影モードを選択する選択ステップと、
    前記第1の撮影モードが選択された場合には前記被検眼の第1の断層画像を表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合には前記第1の断層画像よりも強度が高い前記被検眼の第2の断層画像を前記表示部に表示する制御を行う制御ステップと
    を有することを特徴とする眼科撮影装置の制御方法。
  15. 前記第2の撮影モードが選択された場合に、順次取得された複数の断層画像を重ね合わせることにより合成画像を順次生成する生成ステップを更に有し、
    前記制御ステップは、前記第1の撮影モードが選択された場合には前記第1の断層画像として順次取得された前記被検眼の断層画像を前記表示部に表示する制御を行い、前記第2の撮影モードが選択された場合には前記第2の断層画像として前記順次生成された合成画像を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項14に記載の眼科撮影装置の制御方法。
  16. 前記制御ステップは、前記選択された撮影モードに応じて撮影された断層画像が前記表示部に表示されている際に、前記選択された撮影モードに応じて前記眼科撮影装置に設けられた調整光学部を移動する制御を行うことを特徴とする請求項14または15に記載の眼科撮影装置の制御方法。
  17. 請求項14乃至16のいずれか1項に記載の眼科撮影装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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