JP2017175495A - 送信装置、受信装置、通信システム、方法およびプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置、通信システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムにおいて、転送効率の悪化を低減しながらも、ネットワーク品質の変動を考慮せずに、損失したパケットを復元可能とすること。【解決手段】送信装置10は、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき冗長度を決定する冗長度決定部11と、データを取得する取得部12と、データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより冗長度に基づく冗長パケットを生成する冗長化部13と、パケットおよび冗長パケットを送信する送信部14とを備える。また、受信装置20は、パケットおよび冗長パケットを受信する受信部21と、損失したパケットを、受信されたパケットおよび冗長パケットに対して復号を行う論理演算を施すことにより復元する復元部22と、受信されたパケットおよび復元されたパケットに基づきデータを出力する出力部23とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置から受信装置にデータを送信する技術に関する。
送信装置から送信されたデータが受信装置に到達するまでに、データの一部に欠落や不正等の誤りが発生することがある。このような場合に対応する一般的な技術として、受信装置で誤りが検出されたデータについては、送信装置からデータを再送する手法がある。
しかしながら、データの再送は、ネットワークの負荷を増大させる。また、データを再送する手法は、リアルタイム性が重要なデータの送信には適していない。そこで、受信装置で誤りが検出されたデータについて受信装置において誤りを訂正する手法がある。この手法では、送信装置は、データに、誤りを訂正可能な誤り訂正符号を付加して送信する。
例えば、送信装置において、送信されるデータを分割したパケット毎に、誤り訂正符号(ECC:Error Correction Code)を付加して送信する手法がある。この場合、受信装置は、パケットの一部に誤りが発生した場合には、再送を要求することなく、誤りを訂正して正しいパケットを得ることができる。しかしながら、受信装置は、特定のパケットの広範囲に誤りが発生した場合や特定のパケットが未達となった場合には、正しいパケットを得ることができず、再送を要求しなければならない。以降、特定のパケットの広範囲に誤りが発生した場合や特定のパケットが未達となった場合を総称して、パケット損失とも記載する。
そこで、送信されるデータを分割したパケット同士を論理演算して誤り訂正符号のパケットを生成して付加する手法が知られている。このような手法は、FEC(Forward Error Correction)とも呼ばれる。FECでは、パケット損失が発生した場合にも、受信装置は、他のパケットおよび誤り訂正符号のパケットに基づいて、そのパケットを復元することができる。
このようなFECに関連する技術の一例が、特許文献1に記載されている。この関連技術では、送信装置は、送信データを複数の要素データに分割し、要素データ同士に対して、異なる符号系列を用いた論理演算をそれぞれ実行して複数の冗長データを生成する。そして、送信装置は、送信データをそれぞれの冗長データと組み合わせて複数の欠損保障データを生成する。そして、この関連技術は、複数の欠損保障データを異なる通信路にそれぞれ割り当てて送信する。受信装置は、異なる通信路を介して複数の欠損保障データを受信し、それぞれの欠損保障データを復号して送信データを得る。これにより、受信装置は、複数の欠損保障データのそれぞれに欠損が生じている場合でも、それぞれから復号した送信データを統合することにより、元の送信データを得ることが可能となる。
また、このようなFECに適用可能な技術の一例が、特許文献2に記載されている。この関連技術は、データを分割したブロックから2種類の誤り訂正符号を生成し、各ブロックおよび各誤り訂正符号を、物理的に異なる記憶装置に格納する。この関連技術を通信システムに適用して、送信装置から受信装置へ向けて送信するデータに基づき誤り訂正符号を生成し、データに加えて送信することが考えられる。
特開2007−306140号公報 特開2010−238494号公報
しかしながら、上述のFECでは、パケット損失数の増加に対応するために冗長度を増加させると、転送効率が悪化するという問題がある。しかしながら、転送効率を考慮して冗長度を低下させると、パケット損失数が増加した場合に元のデータを復元できないという問題が生じる。
特許文献1および特許文献2に記載された関連技術には、冗長度をどのように決定するかという問題に関する記載がない。また、ネットワーク品質の変動に応じて冗長度を動的に変更することも考えられるが、通信中の動的な冗長度の変更処理は、送信装置および受信装置の負荷を増大させる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、通信システムにおいて、転送効率の悪化を低減しながらも、ネットワーク品質の変動を考慮せずに、損失したパケットを復元可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の送信装置は、送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定する冗長度決定部と、前記送信対象のデータを取得する取得部と、前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成する冗長化部と、前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信する送信部と、を備える。
また、本発明の受信装置は、上述の送信装置から、前記パケットおよび前記冗長パケットを受信する受信部と、前記送信装置から送信された前記パケットのうち損失したパケットを、受信された前記パケットおよび前記冗長パケットに対して前記誤り訂正符号化に対応する復号を行う論理演算を施すことにより復元する復元部と、受信された前記パケットおよび復元された前記パケットに基づき前記データを出力する出力部と、を備える。
また、本発明の通信システムは、上述の送信装置と、上述の受信装置と、を備える。
また、本発明の方法は、送信装置が、送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定しておき、前記送信対象のデータを取得すると、前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成し、前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信し、前記受信装置が、前記送信装置から、前記パケットおよび前記冗長パケットを受信し、前記送信装置から送信された前記パケットのうち損失したパケットを、受信された前記パケットおよび前記冗長パケットに対して前記誤り訂正符号化に対応する復号を行う論理演算を施すことにより復元し、受信された前記パケットおよび復元された前記パケットに基づき前記データを出力する。
また、本発明の他の方法は、送信装置が、送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定しておき、前記送信対象のデータを取得すると、前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成し、前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信する。
また、本発明のプログラムは、送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定する冗長度決定ステップと、前記送信対象のデータを取得する取得ステップと、前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成する冗長化ステップと、前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信する送信ステップと、を送信装置に実行させる。
本発明は、通信システムにおいて、転送効率の悪化を低減しながらも、ネットワーク品質の変動を考慮せずに、損失したパケットを復元可能とする技術を提供することができる。
本発明の実施の形態としての通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態としての通信システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態としての通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の送信装置において送信対象のデータに付加される冗長パケットを模式的に説明する図である。 本発明の実施の形態の受信装置における損失パケットの復元を模式的に説明する図である。 本発明の実施の形態としての通信システムの動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態としての通信システム1の機能ブロック構成を図1に示す。図1において、通信システム1は、送信装置10および受信装置20を含む。送信装置10および受信装置20は、ネットワーク30を介して接続されている。送信装置10は、冗長度決定部11と、取得部12と、冗長化部13と、送信部14とを含む。また、受信装置20は、受信部21と、復元部22と、出力部23とを含む。
ここで、通信システム1は、図2に示すようなハードウェア要素によって構成可能である。
図2において、送信装置10は、CPU(Central Processing Unit)1001、メモリ1002、1つ以上の論理演算回路1003、および、ネットワークインタフェース1005を含む。メモリ1002は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)等によって構成される。論理演算回路1003は、入力されるパケット同士に対して誤り訂正符号化を行う論理演算を施して出力する回路である。ネットワークインタフェース1005は、ネットワーク30に接続するインタフェースである。この場合、送信装置10の冗長度決定部11および取得部12は、メモリ1002に格納されるコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するCPU1001によって構成される。また、冗長化部13は、1つ以上の論理演算回路1003と、メモリ1002に格納されるコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するCPU1001とによって構成される。また、送信部14は、ネットワークインタフェース1005と、メモリ1002に格納されるコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するCPU1001とによって構成される。
また、受信装置20は、CPU2001、メモリ2002、1つ以上の論理演算回路2003、出力装置2004、および、ネットワークインタフェース2005を含む。メモリ2002は、RAM、ROM、補助記憶装置等によって構成される。論理演算回路2003は、入力されるパケット同士に所定の論理演算を施して出力する回路である。なお、論理演算回路2003は、送信装置10が有する論理演算回路1003により実行される誤り訂正符号化に対応する復号を行う論理演算を施すものとして構成される。出力装置2004は、ディスプレイ装置やプリンタ等のように、情報を出力する装置によって構成される。ネットワークインタフェース2005は、ネットワーク30に接続するインタフェースである。この場合、受信装置20の受信部21は、ネットワークインタフェース2005と、メモリ2002に格納されるコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するCPU2001とによって構成される。また、復元部22は、1つ以上の論理演算回路2003と、メモリ2002に格納されるコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するCPU2001とによって構成される。また、出力部23は、出力装置2004と、メモリ2002に格納されるコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するCPU2001とによって構成される。
ここで、例えば、図3に示すように、送信装置10の冗長化部13が、論理演算回路1003としての、複数のパケット同士に対してXOR演算を行うXOR演算回路およびガロア体算術演算を行うガロア体演算回路によって構成されるとする。この場合、受信装置20の復元部22は、図3に示すように、論理演算回路2003としての、XOR演算回路およびガロア体演算回路によって構成される。
なお、図2には、送信装置10が備える論理演算回路1003および受信装置20が備える論理演算回路2003をそれぞれ2つずつ示した。また、図3には、論理演算回路1003および論理演算回路2003として、それぞれ、XOR演算回路およびガロア体演算回路を示した。ただし、各装置が備える論理演算回路1003または論理演算回路2003の数および種類は、これに限定されない。また、通信システム1を構成する各装置およびその各機能ブロックのハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
次に、送信装置10の各機能ブロックの詳細について説明する。
冗長度決定部11は、ネットワーク30の余剰帯域を表す情報に基づいて、送信対象のデータを符号化する際の冗長度を決定する。なお、ネットワーク30の余剰帯域を表す情報は、伝送帯域を表す情報に基づき算出可能である。冗長度決定部11は、あらかじめ得られる余剰帯域の情報に基づいて冗長度を決定しておけばよく、通信中のネットワーク品質の変動を考慮しなくてよい。
取得部12は、送信対象となるデータを取得する。例えば、取得部12は、メモリ1002に格納されたデータを、送信対象として取得してもよい。また、取得部12は、ネットワークや可搬型記憶媒体を介して、送信対象となるデータを取得してもよい。なお、送信対象のデータの取得元は、これらに限定されない。
冗長化部13は、送信対象のデータが分割されたパケット同士に対して、誤り訂正符号化を行う論理演算を施すことにより、冗長度決定部11によって決定された冗長度に基づく冗長パケットを生成する。例えば、冗長化部13は、異なる論理演算を施す複数の論理演算回路1003を用いて、複数の冗長パケットを生成してもよい。
ここで、図3に示したように、複数の論理演算回路1003が、XOR演算回路およびガロア体演算回路によって構成される場合について説明する。この場合、冗長化部13は、図4に示すように、N(Nは2以上の整数)個に分割されたパケットから、XOR演算による冗長パケットPと、ガロア体算術演算による冗長パケットQとを生成すればよい。なお、冗長度に基づく冗長パケットを生成する論理演算については、誤り訂正符号化に用いられる各種の技術を適用可能である。
送信部14は、送信対象のデータが分割されたパケットに、冗長化部13によって生成された冗長パケットを付加して、受信装置20に対してネットワーク30を介して送信する。なお、送信部14は、送信対象のデータが分割されたパケットおよび冗長パケットを、どのような順序で送信してもよい。また、送信部14は、送信対象のデータが分割されたパケットおよび冗長パケットを、インタリーブして送信してもよい。
次に、受信装置20の各機能ブロックの詳細について説明する。
受信部21は、送信装置10から、パケットおよび冗長パケットを受信する。
復元部22は、損失したパケットを、受信されたパケットおよび冗長パケットに対して論理演算を施すことにより復元する。復元部22が施す論理演算の内容は、送信装置10の冗長化部13が施す論理演算による誤り訂正符号化に対応する復号を行うものである。例えば、送信装置10の冗長化部13が複数の演算回路1003を用いて誤り訂正符号化を行うとき、復元部22は、その誤り訂正符号化に対応する復号を行う複数の演算回路2003を用いて復元を行えばよい。
例えば、図3に示したように、送信装置10において複数の演算回路1003が、XOR演算回路およびガロア体演算回路によって構成される場合、複数の演算回路2003は、XOR演算回路およびガロア体演算回路によって構成される。このとき、図4に模式的に示したパケットおよび冗長パケットが、送信装置10から受信装置20に対して送信されたとする。そして、受信装置20では、このうち、図5に示すように、2番目のパケットが損失したとする。この場合、復元部22は、1〜N番目のうち2番目以外のパケットと、冗長パケットPおよび冗長パケットQとに対して、XOR演算回路およびガロア体演算回路を用いた論理演算を行うことにより、損失した2番目のパケットを復元する。
なお、損失したパケットとは、送信装置10から送信されたが未達のパケットや、到達したがその大部分に不正が発生しているパケットである。損失したパケットは、他の受信されたパケットや、パケット毎に付加されている誤り検出符号等により特定可能である。ただし、損失したパケットがなければ、復元部22は、動作しなくてよい。
出力部23は、受信されたパケットおよび復元されたパケットに基づき、送信されたデータを出力する。出力先は、出力装置2004であってもよいし、メモリ2002であってもよい。ただし、出力先は、これらに限定されない。
以上のように構成された通信システム1の動作について、図6を参照して説明する。
図6において、左図は送信装置10の動作を示し、右図は受信装置20の動作を示す。
まず、送信装置10において、冗長度決定部11は、余剰帯域の情報に基づいて、冗長度を決定する(ステップS1)。このステップは、あらかじめ実行され、決定された冗長度は、ネットワーク品質の変動があっても変更されなくてよい。
次に、取得部12は、送信対象のデータを取得する(ステップS2)。
次に、冗長化部13は、送信対象のデータが分割されたパケット同士に対して、誤り訂正符号化を行う論理演算を施すことにより、冗長度に基づく冗長パケットを生成する(ステップS3)。
次に、送信部14は、分割されたパケットおよび冗長パケットを、ネットワーク30を介して受信装置20に対して送信する(ステップS4)。
次に、受信装置20において、受信部21は、パケットおよび冗長パケットを受信する(ステップS5)。
次に、復元部22は、損失したパケットを、受信されたパケットおよび冗長パケットに対して論理演算を施すことにより復元する(ステップS6)。
次に、出力部23は、受信されたパケットおよび復元したパケットに基づいて、送信されたデータを出力する(ステップS7)。
以上で、通信システム1は、動作を終了する。
次に、本発明の実施の形態の効果について述べる。
本発明の実施の形態としての通信システムは、通信システムにおいて、転送効率の悪化を低減しながらも、ネットワーク品質の変動を考慮せずに、損失したパケットを復元可能とする。
その理由について説明する。本実施の形態では、冗長度決定部が、送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定する。そして、取得部が、送信対象のデータを取得すると、冗長化部が、データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、冗長度に基づく冗長パケットを生成する。そして、送信部が、パケットに冗長パケットを付加して受信装置に対して通信路を介して送信するからである。また、受信装置が、送信装置からパケットおよび冗長パケットを受信すると、復元部が、損失したパケットを、受信されたパケットおよび冗長パケットに対して誤り訂正符号化に対応する復号を行う論理演算を施すことにより復元する。そして、出力部が、受信されたパケットおよび復元されたパケットに基づきデータを出力するからである。
このように、本実施の形態は、あらかじめ余剰帯域を表す情報に基づき決定した冗長度を半固定的に用いて誤り訂正符号化を行うので、ネットワーク品質の変動を考慮しなくてよい。また、本実施の形態は、余剰帯域に応じた冗長度で誤り訂正符号化を行うので、冗長パケットが付加されることによる転送効率の悪化をできる限り低減する。このような効果を奏しながら、本実施の形態は、損失したパケットを送信装置から再送することなく、受信装置側で復元可能とする。
なお、本実施の形態において、冗長化部および復元部が、それぞれ、XOR演算回路およびガロア体演算回路によって構成される例について説明した。ただし、これらの各機能ブロックを構成する演算回路の数および種類は限定されない。
また、本実施の形態において、送信装置および受信装置の各機能ブロックが、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行するCPUによって実現される例を中心に説明した。これに限らず、各機能ブロックの一部、全部、または、それらの組み合わせが専用のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、本実施の形態において、フローチャートを参照して説明した送信装置の動作を、本発明のコンピュータ・プログラムとしてコンピュータ装置の記憶装置(記憶媒体)に格納しておく。そして、係るコンピュータ・プログラムを当該CPUが読み出して実行するようにしてもよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコードあるいは記憶媒体によって構成される。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、様々な態様で実施されることが可能である。
1 通信システム
10 送信装置
11 冗長度決定部
12 取得部
13 冗長化部
14 送信部
20 受信装置
21 受信部
22 復元部
23 出力部
30 ネットワーク
1001、2001 CPU
1002、2002 メモリ
1003、2003 論理演算回路
2004 出力装置
1005、2005 ネットワークインタフェース

Claims (8)

  1. 送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定する冗長度決定部と、
    前記送信対象のデータを取得する取得部と、
    前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成する冗長化部と、
    前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信する送信部と、
    を備えた送信装置。
  2. 前記送信装置の前記冗長化部は、異なる論理演算を施す複数の論理演算回路により、前記冗長度に基づく複数の前記冗長パケットを生成することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の送信装置から、前記パケットおよび前記冗長パケットを受信する受信部と、
    前記送信装置から送信された前記パケットのうち損失したパケットを、受信された前記パケットおよび前記冗長パケットに対して前記誤り訂正符号化に対応する復号を行う論理演算を施すことにより復元する復元部と、
    受信された前記パケットおよび復元された前記パケットに基づき前記データを出力する出力部と、
    を備えた受信装置。
  4. 前記受信部が、請求項2に記載の送信装置から前記パケットおよび前記冗長パケットを受信するとき、
    前記受信装置の前記復元部は、前記複数の論理演算回路による前記誤り訂正符号化に対応する復号を行う複数の論理演算回路により前記損失したパケットを復元することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の送信装置と、
    請求項3または請求項4に記載の受信装置と、
    を備えた通信システム。
  6. 送信装置が、
    送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定しておき、
    前記送信対象のデータを取得すると、前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成し、
    前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信し、
    前記受信装置が、
    前記送信装置から、前記パケットおよび前記冗長パケットを受信し、
    前記送信装置から送信された前記パケットのうち損失したパケットを、受信された前記パケットおよび前記冗長パケットに対して前記誤り訂正符号化に対応する復号を行う論理演算を施すことにより復元し、
    受信された前記パケットおよび復元された前記パケットに基づき前記データを出力する方法。
  7. 送信装置が、
    送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定しておき、
    前記送信対象のデータを取得すると、前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成し、
    前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信する方法。
  8. 送信対象のデータを符号化する際の冗長度を、通信路の余剰帯域を表す情報に基づき決定する冗長度決定ステップと、
    前記送信対象のデータを取得する取得ステップと、
    前記データが分割されたパケット同士に対して誤り訂正符号化の論理演算を施すことにより、前記冗長度に基づく冗長パケットを生成する冗長化ステップと、
    前記パケットに前記冗長パケットを付加して受信装置に対して前記通信路を介して送信する送信ステップと、
    を送信装置に実行させるプログラム。
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