JP2017146293A - 車両位置推定装置 - Google Patents

車両位置推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017146293A
JP2017146293A JP2016158669A JP2016158669A JP2017146293A JP 2017146293 A JP2017146293 A JP 2017146293A JP 2016158669 A JP2016158669 A JP 2016158669A JP 2016158669 A JP2016158669 A JP 2016158669A JP 2017146293 A JP2017146293 A JP 2017146293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
vehicle
paint
surface paint
surface image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016158669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6747160B2 (ja
Inventor
淳一 目黒
Junichi Meguro
淳一 目黒
皓之 石田
Hiroyuki Ishida
皓之 石田
国狭 亜輝臣
Akiomi Kokusa
亜輝臣 国狭
松井 俊樹
Toshiki Matsui
俊樹 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Publication of JP2017146293A publication Critical patent/JP2017146293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6747160B2 publication Critical patent/JP6747160B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両の位置の推定精度を向上させる。【解決手段】車両位置推定装置は、車両の推定位置を算出する測位部と、地図情報と路面ペイントの種別及び境界位置とを保存する地図データベースと、路面ペイントの種別と長さ及び間隔とを対応付けて保存する路面データベースと、路面ペイントを認識する環境認識センサと、認識された路面ペイントに基づき実路面画像を生成する実路面画像生成部と、地図データベースを参照して推定位置に基づき路面ペイントの種別及び境界位置を取得し、路面データベースを参照して路面ペイントの長さ及び間隔を取得し、地図情報並びに路面ペイントの境界位置、長さ及び間隔に基づいて路面ペイントの端部が補完された仮想路面画像を生成する仮想路面画像生成部と、実路面画像及び仮想路面画像の路面ペイントの端部の位置を比較して推定位置を補正する車両位置補正部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、車両位置推定装置に関する。
特許文献1には、車両の走行する道路における車両の位置を推定する装置が記載されている。この装置は、車両に搭載された撮像装置によって得られる撮影画像の情報と、地図上における地物の情報(例えば路面ペイント)とを照合することで、道路長手方向(道路延在方向)における車両の位置を推定する。
特開2006−208223号公報
ところで、地図によっては、詳細な地物の情報が含まれていない場合がある。例えば、コストが抑えられた地図には、実線、破線などのレーン区画線(路面ペイント)の種別の情報及び表示区間、レーン内に描かれた文字(路面ペイント)の表示区間は含まれているが、破線及び文字ごとの道路延在方向の端部の位置は含まれていない場合がある。つまり、コストが抑えられた地図では、道路延在方向における車両の位置を照合するための情報が少ない。このような地図を用いた場合、従来の装置は、道路延在方向における車両の位置を精度良く推定することが困難となる。本技術分野では、路面ペイントに係る道路延在方向の端部の位置が含まれていない地図を用いて道路延在方向における車両の位置を推定する場合に、車両の位置の推定精度を向上させることができる車両位置推定装置が望まれている。
本発明の一側面に係る車両位置推定装置は、車両の走行する道路の延在方向における車両の位置を推定する車両位置推定装置であって、測位データに基づいて、延在方向における車両の推定位置を算出する測位部と、地図に関する地図情報と、地図上における路面ペイントの種別及び当該路面ペイントが描かれた区間の境界位置とを保存する地図データベースと、路面ペイントの種別と、路面ペイントの延在方向における長さ及び間隔とを対応付けて保存する路面データベースと、車両の前方の路面ペイントを認識する環境認識センサと、環境認識センサによって認識された路面ペイントに基づいて、車両の前方の路面を表す実路面画像を生成する実路面画像生成部と、地図データベースを参照して、推定位置に基づいて路面上の路面ペイントの種別及び境界位置を取得し、路面データベースを参照して、取得された路面ペイントの種別に対応した路面ペイントの長さ及び間隔を取得し、推定位置の周辺の地図情報、並びに、取得された路面ペイントの境界位置、長さ及び間隔に基づいて、推定位置の周辺の路面を表す画像に対して路面ペイントの延在方向における端部が補完された仮想路面画像を生成する仮想路面画像生成部と、実路面画像の路面ペイントの延在方向における端部の位置と仮想路面画像の路面ペイントの延在方向における端部の位置とを比較して、推定位置を補正する車両位置補正部と、を備える。
本発明によれば、路面ペイントに係る道路延在方向の端部の位置が含まれていない地図を用いて道路延在方向における車両の位置を推定する場合に、車両の位置の推定精度を向上させることができる。
第1実施形態に係る車両位置推定装置を備える車両の構成を示すブロック図である。 車両の位置を推定する処理を説明する図である。 車両の位置を推定する処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る車両位置推定装置を備える車両の構成を示すブロック図である。 車両の位置を推定する処理を説明する図である。 車両の位置を推定する処理のフローチャートである。 位相限定相関法における処理内容を説明する図である。 変形例に係る車両の位置を推定する処理を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る車両位置推定装置1Aを備える車両2Aの構成を示すブロック図であり、図2は、車両2Aの位置を推定する処理を説明する図である。図1及び図2に示すように、乗用車等の車両2Aには、車両位置推定装置1Aが搭載されている。車両位置推定装置1Aは、車両2Aの走行する道路Rの延在方向Dにおける車両2Aの位置を推定する装置である(図2の(a)参照)。
車両2Aの周辺の路面には、路面ペイントP10が描かれている。路面ペイントP10とは、路面に描かれた、交通に関する規制又は指示を表示する標示である。図2に示す例では、路面ペイントP10は、隣接するレーンとの境界を示す区画線である。区画線は、実線P11、破線P12等の複数の種別が存在する。道路Rの延在方向Dにおける破線P12は、法規、慣例等によって所定の長さ及び間隔を有している。一例として、自動車専用道路において、破線P12の長さは8mであり、破線P12の間隔は12mである。図2では、実線P11が描かれた区間と破線P12が描かれた区間との境界位置E1、及び、道路Rの延在方向Dにおける各破線P12の端部E2が示されている。
車両2Aは、車両位置推定装置1A及びGPS受信部11を備える。車両位置推定装置1Aは、環境認識センサ10及びECU20Aを有する。
GPS受信部11は、3個以上のGPS衛星から信号を受信して、GPS受信部11とGPS衛星それぞれとの距離情報(測位データ)を取得する受信機器である。GPS受信部11は、取得した車両2Aの距離情報をECU20Aに出力する。GPS受信部11により取得された距離情報は測位誤差を含む。
環境認識センサ10は、車両2Aに搭載されており、車両2Aの前方の路面ペイントP10を認識するセンサである。認識とは、路面ペイントP10の位置、形状、長さ等を含む路面ペイントP10の情報を取得することである。環境認識センサ10は、一例としてカメラを含んでおり、車両2Aの前方の撮影画像(図2の(b)参照)に基づいて路面ペイントP10を認識する。環境認識センサ10は、路面ペイントP10の認識結果をECU20Aに出力する。
ECU20Aは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CAN(Controller Area Network)通信回路などを有する電子制御ユニットである。ECU20Aは、CAN通信回路を用いて通信するネットワークに接続され、上述した車両2Aの構成要素と通信可能に接続されている。ECU20Aは、CPUが出力する信号に基づいて、CAN通信回路を動作させてデータを入出力し、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで、後述するECU20Aの構成要素の機能を実現する。
ECU20Aは、実路面画像生成部21、測位部22A、仮想路面画像生成部23、地図データベース24、路面データベース25及び車両位置補正部26を含む。
実路面画像生成部21は、環境認識センサ10によって認識された路面ペイントP10に基づいて、車両2Aの前方の路面を表す実路面画像(図2の(c)参照)を生成する。実路面画像は、一例として、車両2Aの前方の路面の平面画像である。実路面画像生成部21は、路面ペイントP10を含む撮影画像を座標変換(投影)することで、実路面画像を生成する。実路面画像生成部21は、実路面画像を車両位置補正部26へ出力する。
測位部22Aは、GPS受信部11により取得された距離情報に基づいて、道路Rの延在方向Dにおける車両2Aの推定位置を算出する。GPS受信部11が取得する距離情報には誤差があるため、測位部22Aによって算出される車両2Aの推定位置にも誤差が生じる。測位部22Aは、車両2Aの推定位置を仮想路面画像生成部23へ出力する。
地図データベース24は、地図に関する地図情報と、地図上における路面ペイントP10の種別及び当該路面ペイントP10が描かれた区間の境界位置E1とを保存するデータベースである。地図情報は、車両2Aの走行する道路Rに関する情報を含む。路面ペイントP10の種別とは、交通に関する規制又は指示の内容に応じて分類された区分である。路面ペイントP10の種別の一例は、「実線」や「破線」である。地図データベース24は、コストが抑えられた地図に関する地図情報を保存している。例えば、地図データベース24は、路面ペイントP10について、実線P11が描かれた区間と破線P12が描かれた区間との境界位置E1を保存しているものの、破線P12の端部E2の位置については保存していない。
路面データベース25は、路面ペイントP10の種別と、道路Rの延在方向Dにおける路面ペイントP10の長さ及び間隔とを対応付けて保存するデータベースである。路面データベース25は、一例として、破線P12と長さ8m及び間隔12mとを対応付けて保存している。
仮想路面画像生成部23は、地図データベース24及び路面データベース25を参照して、仮想路面画像(図2の(f)参照)を生成する。仮想路面画像とは、測位部22Aにより推定された推定位置の周辺の路面を表す画像に対して路面ペイントP10の延在方向における端部が補完された画像である。具体的には、まず、仮想路面画像生成部23は、地図データベース24に保存されている地図情報及び車両2Aの推定位置に基づいて、車両2Aの前方を車両2Aから見た画像(図2の(d)参照)を仮想的に生成する。仮想路面画像生成部23は、地図データベース24を参照して、車両2Aの推定位置に基づいて路面上の路面ペイントP10の種別及び境界位置E1を取得する。また、仮想路面画像生成部23は、路面データベース25を参照して、取得された路面ペイントP10の種別に対応した路面ペイントP10の長さ及び間隔を取得する。そして、仮想路面画像生成部23は、車両2Aの推定位置の周辺の地図情報、並びに、取得された路面ペイントP10の境界位置E1、長さ及び間隔に基づいて、車両2Aの推定位置の周辺の路面を表す画像(図2の(e)参照)に対して路面ペイントP10の延在方向Dにおける端部E2を補完した仮想路面画像(図2の(f)参照)を生成する。具体的には、仮想路面画像生成部23は、実線P11と破線P12との境界位置E1から破線P12の間隔だけ空けた位置を破線P12の一端部(端部E2)とし、一端部から破線P12の長さだけ空けた位置を他端部(端部E2)とする。このようにして、仮想路面画像生成部23は、路面ペイントP10を補完する。仮想路面画像生成部23は、仮想路面画像を車両位置補正部26に出力する。
車両位置補正部26は、実路面画像生成部21により生成された実路面画像、及び、仮想路面画像生成部23により生成された仮想路面画像に基づいて、車両2Aの推定位置を補正する。具体的には、車両位置補正部26は、道路Rの延在方向Dにおける実路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置と、道路Rの延在方向Dにおける仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置とを比較し、車両2Aの推定位置を補正する。より具体的には、車両位置補正部26は、実路面画像の路面ペイントP10の端部E2と、仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2とをマッチングし、両者の路面ペイントP10の端部E2の位置に差分がある場合には、当該差分だけ車両2Aの推定位置を補正する。車両位置補正部26は、補正された車両2Aの推定位置を車両位置情報として出力する。
次に、車両位置推定装置1Aによって道路Rの延在方向Dにおける車両2Aの位置を推定する処理を説明する。図3は、道路Rの延在方向Dにおける車両2Aの位置を推定する処理のフローチャートである。図3に示すフローチャートは、車両位置推定装置1Aによって実行され、例えば運転者により車両位置推定装置1Aの動作開始指示がされたタイミングで処理が開始される。
ステップS11において、測位部22Aは、GPS受信部11により受信された車両2Aの距離情報を取得する。測位部22Aは、距離情報に基づいて、道路Rの延在方向Dにおける車両2Aの推定位置を算出する。測位部22Aは、車両2Aの推定位置を仮想路面画像生成部23に出力する。車両位置推定装置1Aは、測位部22Aが車両2Aの推定位置を仮想路面画像生成部23に出力した場合、ステップS12に移行する。
ステップS12において、環境認識センサ10は、車両2Aの前方の路面ペイントP10を認識する。具体的には、環境認識センサ10は、車両2Aの前方の撮像画像を取得する。環境認識センサ10は、撮影画像を実路面画像生成部21に出力する。車両位置推定装置1Aは、環境認識センサ10が撮影画像を実路面画像生成部21に出力した場合、ステップS13に移行する。
ステップS13において、実路面画像生成部21は、環境認識センサ10により出力された撮影画像に基づいて、車両2Aの前方の路面を表す実路面画像を生成する。実路面画像生成部21は、実路面画像を車両位置補正部26に出力する。車両位置推定装置1Aは、実路面画像生成部21が実路面画像を車両位置補正部26に出力した場合、ステップS14に移行する。
ステップS14において、仮想路面画像生成部23は、地図データベース24を参照して、車両2Aの推定位置に基づいて路面上の路面ペイントP10の種別、及び、実線P11と破線P12との境界位置E1を取得する。また、仮想路面画像生成部23は、路面データベース25を参照して、破線P12の長さ及び間隔を取得する。更に、仮想路面画像生成部23は、車両2Aの推定位置の周辺の地図情報、並びに、取得された路面ペイントP10の境界位置E1、破線P12の長さ、及び、破線P12の間隔に基づいて、車両2Aの推定位置の周辺の路面を表す画像に対して路面ペイントP10の端部E2を補完した仮想路面画像を生成する。仮想路面画像生成部23は、仮想路面画像を車両位置補正部26に出力する。車両位置推定装置1Aは、仮想路面画像生成部23が仮想路面画像を車両位置補正部26に出力した場合、ステップS15に移行する。
ステップS15において、車両位置補正部26は、実路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置と、仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置とを比較する。具体的に、車両位置補正部26は、実路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置と、仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置とが近くなるように、道路Rの延在方向Dにおける路面ペイントP10の位置を探索する。これにより、車両位置補正部26は、実路面画像上における端部E2の位置を精度良く推定することができる。よって、車両位置補正部26は、コストが抑えられた地図を用いた場合であっても、車両2Aの推定位置を補正して、道路Rの延在方向Dにおける車両2Aの位置の精度を向上することができる。車両位置推定装置1Aは、車両位置補正部26が車両2Aの位置を推定した場合、図3のフローチャートに示す処理を終了する。
以上、第1実施形態に係る車両位置推定装置1Aによれば、路面ペイントP10に係る道路延在方向の端部E2の位置が含まれていない地図を用いて道路延在方向における車両2Aの位置を推定する場合に、車両2Aの推定位置の周辺の路面を表す画像に対して路面ペイントP10の端部E2を補完した仮想路面画像を生成することができる。よって、車両位置推定装置1Aは、実路面画像と仮想路面画像とを十分に対比することができるので、車両2Aの位置の推定精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る車両位置推定装置1Bについて説明する。図4は、第2実施形態に係る車両位置推定装置1Bを備える車両2Bの構成を示すブロック図であり、図5は、車両2Bの位置を推定する処理を説明する図である。図4及び図5に示すように、第2実施形態に係る車両位置推定装置1Bは、第1実施形態に係る車両位置推定装置1Aに比較して、ECU20Bの測位部22Bにおける車両の推定位置の算出処理が相違する。また、第2実施形態に係る車両位置推定装置1Bを備える車両2Bは、車両2Aと比較して車速センサ12を備えている点が相違する。
車速センサ12は、車両2Bの速度を検出する検出器である。車速センサ12としては、車両2Bの車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフト等に対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサ12は、車速情報をECU20Bへ送信する。
車両位置推定装置1Bの測位部22Bは、基準位置と、基準位置からの車両2Bの移動量(測位データ)とに基づいて、車両2Bの推定位置を算出する。具体的には、測位部22Bは、例えば第1実施形態に係る車両位置推定装置1Aによって推定された車両2Bの位置を基準位置とする。測位部22Bは、車両2Bが基準位置にあるときの時刻tをt=1とする。測位部22Bは、時刻t=2における車両2Bの位置を、当該基準位置から、車速センサ12により検出された車速を移動時間で時間積分した距離(移動量)だけ車両2Bが道路Rの延在方向Dに進行した位置として取得する(図5の(a)参照)。その他の車両位置推定装置1Bの構成は、第1実施形態に係る車両位置推定装置1Aの構成と同一である。
次に、車両位置推定装置1Bによって車両2Bの位置を推定する処理を説明する。図6は、車両2Bの位置を推定する処理のフローチャートである。図6に示すフローチャートは、車両位置推定装置1Aによって実行され、例えば運転者により車両位置推定装置1Bの動作開始指示がされたタイミングで処理が開始される。
ステップS1において、測位部22Bは、ある時刻における車両2Bの位置情報であって、例えばGPS受信部11から入力された車両2Aの位置情報よりも精度の高い位置情報に基づいて基準位置を取得する。ここでは、測位部22Bは、第1実施形態の車両位置推定装置1Aによって推定された車両2Bの位置を基準位置とする。車両位置推定装置1Bは、測位部22Bが基準位置を取得した場合、ステップS2に移行する。
ステップS2において、測位部22Bは、車速センサ12から車両2Bの車速に関する情報を入力される。そして、測位部22Bは、車速センサ12から入力された車両2Bの車速を時間積分した距離を、車両2Bの移動量として取得する。車両位置推定装置1Bは、測位部22Bが車両2Bの移動量を取得した場合、ステップS21に移行する。
ステップS21において、測位部22Bは、ステップS1において取得した基準位置から、ステップS2において取得した車両2Bの移動量だけ車両2Bが道路Rの延在方向Dに進行した位置を算出し、当該位置を車両2Bの推定位置とする。測位部22Bは、算出した車両2Bの推定位置を仮想路面画像生成部23に出力する。車両位置推定装置1Bは、測位部22Bが車両2Bの推定位置を仮想路面画像生成部23に出力した場合、ステップS22に移行する。
なお、ステップS22以降の処理は、第1実施形態に係る車両位置推定装置1Aにおいて実行されるステップS12以降の処理と同じである。車両位置推定装置1Bは、車両位置補正部26が車両2Bの位置を推定した場合、図6のフローチャートに示す処理を終了する。
第2実施形態に係る車両位置推定装置1Bは、車両位置推定装置1Aと同一の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限られない。本発明は、上述した実施形態に対して当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
上述した実施形態において、実路面画像生成部21が道路Rの延在方向Dを横方向とする実路面画像を生成する例を示した(図2の(c))。同様に、仮想路面画像生成部23が道路Rの延在方向Dを横方向とする仮想路面画像を生成する例を示した(図2の(f))。しかし、実路面画像及び仮想路面画像において、道路Rの延在方向Dは横方向でなくてもよい。例えば、実路面画像生成部21は、道路Rの延在方向Dを斜め方向とする実路面画像を生成し、同様に、仮想路面画像生成部23は、道路Rの延在方向Dを斜め方向とする仮想路面画像を生成してもよい。この場合、車両位置補正部26は、実路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置と、仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置とを、各画像の縦方向及び横方向の両方向において比較し、車両2Aの推定位置を補正してもよい。
[車両位置補正部26の変形例]
車両位置補正部26は、実路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置と、仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置との比較を行うことに加えて、実路面画像の路面ペイントP10の境界位置E1と、仮想路面画像の路面ペイントP10の境界位置E1との比較を行ってもよい。具体的には、車両位置補正部26は、実路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置と、仮想路面画像の路面ペイントP10の端部E2の位置とが近くなるように、且つ、実路面画像の路面ペイントP10の境界位置E1と、仮想路面画像の路面ペイントP10の境界位置E1とが近くなるように、道路Rの延在方向Dにおける路面ペイントP10の位置を探索してもよい。この場合、道路Rの延在方向Dにおける実路面画像の路面ペイントP10と、仮想路面画像の路面ペイントP10との位置を比較する点の数が多くなる。このため、車両位置補正部26は、車両2Aの位置の推定精度をより向上させることができる。
車両位置補正部26は、車両2Aの推定位置を補正する際に、実路面画像と仮想路面画像とのマッチングに代えて位相限定相関法を用いてもよい。すなわち、車両位置補正部26は、実路面画像生成部21により生成された実路面画像、及び、仮想路面画像生成部23により生成された仮想路面画像である疑似オルソ画像に基づいて、位相限定相関法を用いて車両2Aの推定位置を補正してもよい。この場合、仮想路面画像生成部23は、車両2Aの推定位置の周辺の地図情報、並びに、路面ペイントP10の境界位置E1、長さ及び間隔に基づいて、車両2Aの推定位置の周辺の路面を表す疑似オルソ画像を生成する。そして、車両位置補正部26は、図7に示す位相限定相関法を用いて車両2Aの推定位置を補正する。具体的には、車両位置補正部26は、実路面画像f(x)に高速フーリエ変換(FFT; Fast Fourier Transform)を行うことで周波数領域における画像信号F(u)を得ると共に、疑似オルソ画像g(x)に高速フーリエ変換を行うことで周波数領域における画像信号G(u)を得る(xは位置ベクトルを表す。)。車両位置補正部26は、下記の式(1)によって、変換された画像信号F(u)及びG(u)の位相成分を合成して合成信号H(u)を得る。
Figure 2017146293

その後、車両位置補正部26は、合成信号H(u)に逆高速フーリエ変換(IFFT; Inverse Fast Fourier Transform)を行うことで相関分布h(x)を得る。車両位置補正部26は、相関分布h(x)において相関が最大となる座標の、中心座標からのシフト量(平行移動量)を算出し、当該シフト量に基づいて車両2Aの推定位置を補正する。
[路面ペイントの変形例]
路面ペイントP10は、破線P12に限られず、例えば減速帯であってもよい。また、地図データベース24は、地図上における路面ペイントの種別及び当該路面ペイントが描かれた区間の境界位置として、路面ペイントが文字であることを示す種別、及び、当該文字が描かれた区間の情報を保存してもよい。また、路面データベース25は、路面ペイントが文字であるという種別と、道路Rの延在方向Dにおける文字の長さ及び間隔とを対応付けて保存してもよい。図8は、変形例に係る車両2Aの位置を推定する処理を説明する図である。図8の(a)は、路面ペイントP20の種別が「文字」であり、文字が描かれた区間の境界位置E1が示されている。このような場合であっても、第1実施形態及び第2実施形態で説明した処理と同様に、境界位置E1と、文字P22の長さ及び間隔とから、車両2Aの推定位置の周辺の路面を表す画像に対して路面ペイントP20の端部E2を補完した仮想路面画像を生成することができる(図8の(c)及び図8の(d)参照)。車両位置補正部26は、路面ペイントP20の端部E2を用いて車両2Aの推定位置を補正してもよいし、車両位置補正部26の変形例で説明したとおり、路面ペイントP20の境界位置E1をさらに用いて車両2Aの推定位置を補正してもよい。
[基準位置の変形例]
測位部22Bは、地図上の標識、看板等の位置と、カメラにより取得された画像に基づいて基準位置を取得してもよい。また、第2実施形態に係る車両位置推定装置1Bによって補正された推定位置を基準位置としてもよい。測位部22Bは、環境認識センサ10による撮影画像のトラッキング、GPS受信部11等の測位センサ等から取得される位置情報に基づいて、車両2Bの移動量を取得してもよい。
[構成の変形例]
ECU20Aは、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。環境認識センサ10は、ライダーを含んでおり、ライダーの検出結果に基づいて路面ペイントを認識してもよい。ライダーの検出結果は、車両から路面ペイントまでの距離情報及び方位情報を含む。
1A,1B…車両位置推定装置、2A,2B…車両、10…環境認識センサ、21…実路面画像生成部、22A,22B…測位部、23…仮想路面画像生成部、24…地図データベース、25…路面データベース、26…車両位置補正部、D…延在方向、E1…境界位置、E2…端部、P11…実線(路面ペイント)、P12…破線(路面ペイント)、P22…文字(路面ペイント)、R…道路。

Claims (1)

  1. 車両の走行する道路の延在方向における前記車両の位置を推定する車両位置推定装置であって、
    測位データに基づいて、前記延在方向における前記車両の推定位置を算出する測位部と、
    地図に関する地図情報と、前記地図上における路面ペイントの種別及び当該路面ペイントが描かれた区間の境界位置とを保存する地図データベースと、
    前記路面ペイントの種別と、前記路面ペイントの前記延在方向における長さ及び間隔とを対応付けて保存する路面データベースと、
    前記車両の前方の前記路面ペイントを認識する環境認識センサと、
    前記環境認識センサによって認識された前記路面ペイントに基づいて、前記車両の前方の路面を表す実路面画像を生成する実路面画像生成部と、
    前記地図データベースを参照して、前記推定位置に基づいて前記路面上の前記路面ペイントの種別及び境界位置を取得し、前記路面データベースを参照して、前記取得された前記路面ペイントの種別に対応した前記路面ペイントの長さ及び間隔を取得し、前記推定位置の周辺の前記地図情報、並びに、前記取得された前記路面ペイントの前記境界位置、長さ及び間隔に基づいて、前記推定位置の周辺の前記路面を表す画像に対して前記路面ペイントの前記延在方向における端部が補完された仮想路面画像を生成する仮想路面画像生成部と、
    前記実路面画像の前記路面ペイントの前記延在方向における端部の位置と前記仮想路面画像の前記路面ペイントの前記延在方向における端部の位置とを比較して、前記推定位置を補正する車両位置補正部と、
    を備える、車両位置推定装置。
JP2016158669A 2016-02-18 2016-08-12 車両位置推定装置 Active JP6747160B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016028936 2016-02-18
JP2016028936 2016-02-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017146293A true JP2017146293A (ja) 2017-08-24
JP6747160B2 JP6747160B2 (ja) 2020-08-26

Family

ID=59683013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016158669A Active JP6747160B2 (ja) 2016-02-18 2016-08-12 車両位置推定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6747160B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190061135A (ko) * 2017-11-27 2019-06-05 현대모비스 주식회사 주행 차량의 위치 추정 장치 및 그 방법
JP2020109421A (ja) * 2020-03-30 2020-07-16 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 推奨領域特定システム、推奨領域特定プログラム、記録媒体および推奨領域特定方法
CN113938834A (zh) * 2020-06-28 2022-01-14 宝能汽车集团有限公司 路谱采集方法、装置和存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153565A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 車載ナビゲーション装置及び自車位置補正方法
JP2015114126A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 株式会社デンソー 自車位置検出装置
JP2017078607A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社豊田中央研究所 車両位置推定装置及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153565A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 車載ナビゲーション装置及び自車位置補正方法
JP2015114126A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 株式会社デンソー 自車位置検出装置
JP2017078607A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社豊田中央研究所 車両位置推定装置及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190061135A (ko) * 2017-11-27 2019-06-05 현대모비스 주식회사 주행 차량의 위치 추정 장치 및 그 방법
KR102314348B1 (ko) * 2017-11-27 2021-10-19 현대모비스 주식회사 주행 차량의 위치 추정 장치 및 그 방법
JP2020109421A (ja) * 2020-03-30 2020-07-16 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 推奨領域特定システム、推奨領域特定プログラム、記録媒体および推奨領域特定方法
CN113938834A (zh) * 2020-06-28 2022-01-14 宝能汽车集团有限公司 路谱采集方法、装置和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP6747160B2 (ja) 2020-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11300415B2 (en) Host vehicle position estimation device
CN105590480B (zh) 周边车辆位置信息补正系统及其方法
WO2016148237A1 (ja) 情報処理装置、及び、車両位置検出方法
CN102211523B (zh) 用于跟踪对象标记位置的方法和装置
US20120242806A1 (en) Dynamic stereo camera calibration system and method
JP6520740B2 (ja) 物体検出方法、物体検出装置、およびプログラム
JP2009230390A (ja) 認識システム
EP3492870B1 (en) Self-position estimation method and self-position estimation device
JP6593088B2 (ja) 車両位置推定装置及びプログラム
US11410429B2 (en) Image collection system, image collection method, image collection device, recording medium, and vehicle communication device
CN112964260A (zh) 自动驾驶定位方法、装置、设备及存储介质
JP6464978B2 (ja) 位置推定装置
US20150294164A1 (en) Lane mark recognition device
JP2009205403A (ja) 道路標示認識装置、および道路標示認識方法
JP6747160B2 (ja) 車両位置推定装置
CN112797998A (zh) 车辆车道级定位方法及相应程序载体、产品、装置和车辆
US11908206B2 (en) Compensation for vertical road curvature in road geometry estimation
JP6332010B2 (ja) 車載機
JP2010107435A (ja) 地物位置認識装置
EP3971525B1 (en) Self-position correction method and self-position correction device
JP6645936B2 (ja) 状態推定装置
JP2023118759A (ja) 測定装置、測定方法およびプログラム
WO2021199555A1 (ja) 走路生成装置、方法及びプログラム
EP3637053A1 (en) Measurement device, measurement method and program
JP7388557B2 (ja) 地図処理システム及び地図処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200720

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6747160

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151