JP2017145066A - Scream emergency shut-down system - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は悲鳴緊急停止装置、特に音声認識の仕組みを使って音声によって機械装置の緊急停止を行うものに関する。 The present invention relates to a scream emergency stop device, and more particularly to a device that performs an emergency stop of a mechanical device by voice using a voice recognition mechanism.
事務所や店舗に強盗が押し入った際には事務所等で悲鳴が発せられる。この悲鳴を判定して異常信号を出力するものがある(特許文献1参照)。 When a burglar breaks into an office or store, a scream is made at the office. There is one that determines this scream and outputs an abnormal signal (see Patent Document 1).
ところで、車両の下回りを点検整備するため車両をリフト装置に乗せて持ち上げることがある。この場合に、リフト装置本体またはリフト装置の近くに設置している制御盤に緊急停止ボタンを付属させておき、車両の昇降動作の過程で車両が落ちそうだといった緊急事態に操作者が気がついたとき、その操作者が緊急停止ボタンを操作することによってリフト装置の動作を緊急停止させることが考えられる。 By the way, in order to inspect and maintain the lower part of the vehicle, the vehicle may be lifted on a lift device. In this case, when the operator notices an emergency situation in which an emergency stop button is attached to the control panel installed near the lift device body or the lift device, and the vehicle is likely to fall during the lifting and lowering operation of the vehicle. It is conceivable that the operation of the lift device is urgently stopped by the operator operating the emergency stop button.
しかしながら、車両の落下を察知した瞬間に緊急停止ボタンのそばに操作者がいないと、緊急事態に間に合わない。緊急停止ボタンと操作者とが離れた状態にあり、操作者が緊急停止ボタンまで移動しなければならないのでは、その移動の途中にも車両の落下過程が進行してしまう。また、操作者が緊急停止ボタンの所在を知らなければ、そもそも緊急事態に対処できない。 However, if there is no operator near the emergency stop button at the moment of detecting the fall of the vehicle, it will not be in time for the emergency situation. If the emergency stop button and the operator are in a separated state and the operator has to move to the emergency stop button, the vehicle dropping process will progress even during the movement. Also, if the operator does not know the location of the emergency stop button, the emergency situation cannot be dealt with in the first place.
この場合に、人は車両が落下しそうだといった緊急事態を察知した瞬間に、多くの場合思わず悲鳴を上げることが知られている。その悲鳴を捕らえてリフト装置を停止することができれば、車両が落下しそうだといった緊急事態に敏速に対処できるのでないかと本発明者が発想した。しかしながら、上記特許文献1にはこうした点について一切記載がない。
In this case, it is known that people often scream unintentionally at the moment they sense an emergency situation where the vehicle is about to fall. The present inventor has conceived that if the screaming can be caught and the lift device can be stopped, the emergency situation such that the vehicle is likely to fall can be dealt with promptly. However, the above-mentioned
そこで本発明は、緊急停止ボタンの所在を知らなくても、かつリフト装置の操作者でなくてもリフト装置を瞬時に緊急停止し得る装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a device that can instantaneously stop the lift device without knowing the location of the emergency stop button and without being an operator of the lift device.
本発明の悲鳴緊急停止装置は、可動部の緊急停止を要する機械装置と、音声を拾うマイクロフォンと、前記マイクロフォンが拾う音声信号に基づいて悲鳴を認識する悲鳴認識モジュールと、前記悲鳴認識モジュールからの信号に基づいて悲鳴を認識したとき、前記可動部を緊急停止させる可動部緊急停止手段とを備えている。 The scream emergency stop device of the present invention includes a mechanical device that requires an emergency stop of a movable part, a microphone that picks up voice, a scream recognition module that recognizes scream based on a voice signal picked up by the microphone, and a scream recognition module When a scream is recognized based on the signal, there is provided a movable part emergency stop means for emergency stopping the movable part.
本発明によれば、緊急停止ボタンが設けられている場合に、その緊急停止ボタンの所在を知らなくても、かつ機械装置(リフト装置)の操作者でなくてもリフト装置を瞬時に緊急停止することができる。 According to the present invention, when an emergency stop button is provided, the lift device can be instantaneously stopped without knowing the location of the emergency stop button and without being an operator of the mechanical device (lift device). can do.
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1実施形態)
図1は2柱式リフト装置2の平面図、図2は車両の進入方向から見た2柱式リフト装置2の正面図である。2柱式リフト装置2は、車両1の特に下回りを点検整備するため、当該車両1をリフトアップするものである。ここでの車両1は、2ドア、4ドアの乗用車や軽自動車のように車長が相対的に短くかつ車重が相対的に軽いものであるとする。
(First embodiment)
FIG. 1 is a plan view of the two-
まず機械駆動の2柱式リフト装置2を概説する。2柱式リフト装置2(機械装置)は、2つの支柱3A,3B、2つの昇降体4A,4B(可動部分)、4つの支承アーム5A,5B,7A,7Bなどで構成され、例えば自動車ディーラーの点検整備場17の床面18に設置される。
First, a mechanically driven two-
図1に示したように車両1の駐車スペースを点検整備場17の床面18に二点鎖線で描いた位置に定めたとき、一対の各支柱3A,3Bは、車両1の両側に位置して床面18から鉛直方向に立設されている。各支柱3A,3Bには、昇降体4A,4Bが各支柱3A,3Bに沿う方向(つまり鉛直方向)に移動可能(昇降可能)に設けられる。
As shown in FIG. 1, when the parking space of the
2つの各昇降体4A,4Bには、車両1の進入方向の前側と車両の進入方向の後側とに合計で4つの支承アーム5A,5B,7A,7Bが水平方向に回動可能に枢着されている。4つの各支承アーム5A,5B,7A,7Bは、さらに軸方向に伸縮可能であり、各支承アーム5A,5B,7A,7Bの先端部に受け金具などからなる支持部6A,6B,8A,8Bをそれぞれ設けている。
A total of four
2つの各昇降体4A,4Bは同期して昇降し得るように図示しないチェーンで連結され、油圧アクチュエータ22によって鉛直方向に駆動される。これについて図4を参照して説明すると、図4は油圧アクチュエータ22(圧力アクチュエータ)の作動油供給手段23の油圧回路図である。図4において、油圧アクチュエータ22は、油圧シリンダ22aとロッド22bから構成され、一方の支柱3Bの内部に収納されている。
The two
作動油供給手段23は、作動油タンク31、作動油供給通路32、作動油供給ポンプ33(作動流体供給ポンプ)、モータ34から主に構成され、これらは制御盤19(図2参照)の内部に収納されている。制御盤19は操作レバー11を有する支柱3Bのそばに設けられ、制御盤19の内部に収納されている油圧機器と、支柱3Bに収納されている油圧アクチュエータ22とは、床下に埋設されている作動油供給通路32で連通されている。
The hydraulic oil supply means 23 is mainly composed of a
作動油供給ポンプ33の作動によって作動油タンク31内の作動油が作動油供給通路32を介して、油圧アクチュエータ22に供給される。油圧アクチュエ−タ22に所定圧力の作動油が供給されるときにはロッド22bがシリンダ22aの外部に伸張する。ロッド22bの動きは図示しないチェーンの動きに変換され、チェーンの動きは昇降体4A,4Bの鉛直方向の動きに変換される。ここでは、ロッド22bが油圧シリンダ22aより外部に伸張するとき2つの昇降体4A,4Bが同期を取りつつ鉛直方向の上方に向かって動く(上昇する)ものとする。この逆に、ロッド22Bが油圧シリンダ22aの内部に向かって引っ込むとき2つの昇降体4A,4Bが同期を取りつつ鉛直方向の下方に向かって動く(下降する)ものとする。
The hydraulic oil in the
作動油供給ポンプ33はモータ34により駆動される。モータ34は電線35を介して商用電源36と接続されており、モータ34と商用電源36との間に電源スイッチ37と常開のマイクロスイッチ38が介装されている。このため、電源スイッチ37をONにした状態でも、マイクロスイッチ38がOFF状態にあるときにはモータ34は非駆動状態にある。一方、マイクロスイッチ38をONにすると、モータ34に付属のコンバータに電源36から交流電流が流れて直流に変換され、変換された直流電流でモータ34が駆動される。なお、電線35に介装されている電気スイッチ43,53については後述する。
The hydraulic
作動油供給ポンプ33と油圧アクチュエータ22との間の作動油供給通路32から作動油リターン通路39が分岐され、この作動油リターン通路39に常閉の機械式開閉バルブ40が介装されている。機械式開閉バルブ40が全閉状態にあるときには、油圧アクチュエータ22に供給される作動油の油圧が所定圧力に保持される。一方、機械式開閉バルブ40が開かれると、油圧アクチュエータ22の作動油が、開かれた機械式開閉バルブ40を介して作動油タンク31に戻される。これによって、ロッド22bが油圧シリンダ22aの内部へと引き込まれる。この場合に、作動油の油温を一定とし車両重量を一定とすれば、開状態の開閉バルブ40を流れる作動油の油量によって2つの昇降体4A,4Bの鉛直方向の下方への移動速度(リフトの下降速度)が定まる。このため、リフトの下降速度が速くなり過ぎないように機械式開閉バルブ40の開状態の流路面積を予め設定しておく。なお、作動油リターン通路39に介装されている電磁式開閉バルブ42,52については後述する。
A hydraulic
上記のマイクロスイッチ38をON・OFFしたり機械式開閉バルブ40を開閉したりするのは、一方の支柱3Bに設けてある操作レバー11である。これについて図3を参照して説明すると、図3は図2の一部拡大図である。
The
図3において、一方の支柱3Bの鉛直方向のほぼ中間の高さ位置に操作レバー11を備えている。操作レバー11は、支柱3Bのうち車両1が侵入する側(図2で左側)とは反対側(図2で右側)において、支点10を中心に回動し得るようにしている。上記の支点10は、支柱3Bに対して水平方向に支持されている。この操作レバー11には、支点10と反対側に昇降アーム12を延設し、昇降アーム12の先端にアーム12の軸方向に長い長穴12aを形成している。
In FIG. 3, the
支柱3Bの内面には、ガイド13により鉛直方向に摺動可能な上下レバー14を設けている。この上下レバー14の鉛直方向の下端近くには、ピン15を固定する。このピン15は、昇降アーム12の先端に形成している長穴12aに嵌挿するものである。これによって、上下レバー14と操作レバー11とが連結される。すなわち、操作レバー11を二点鎖線矢印の方向に回動すると、昇降アーム12が支点10を中心に二点鎖線矢印の方向(図3で時計方向)に回動し、これに伴って上下レバー14が鉛直方向の上方に向けて動く。一方、操作レバー11を一点鎖線矢印の方向に回動すると、昇降アーム12が支点10を中心に一点鎖線矢印の方向(図3で反時計方向)に回動し、これに伴って上下レバー14が鉛直方向の下方に向けて動く。
On the inner surface of the
上下レバー14の鉛直方向の上端14aには、この上端14aに対向して常開のマイクロスイッチ38を設けている。上記のように操作レバー11を二点鎖線矢印の方向に回動することによって、上下レバー14を鉛直方向の上方に移動させたときには、上下レバー14の鉛直方向の上端14aがマイクロスイッチ38に当接し押圧してマイクロスイッチ38をOFFからONに切換える。
At the
また、上下レバー14には水平方向に突出する作動アーム16を一体で設け、この作動アーム16に鉛直方向の下方から機械式開閉バルブ40を対向して配置している。そして、上下レバー14を鉛直方向の下方に動かしたときには、作動アーム16の下端16aが開閉バルブ40に当接して押圧し機械式開閉バルブ40を全閉状態から開状態へと切換えるようにしている。ただし、上下レバー14がマイクロスイッチ38をONにしている状態から上下レバー14を鉛直方向の下方に動かしたとき、マイクロスイッチ38がONよりOFFに切換わるタイミングより少し余裕を持って作動アーム16の下端16aが開閉バルブ40に当接して押圧するように、機械式開閉バルブ40の鉛直方向の位置を設定しておく。
Further, the upper and
次に2柱式リフト装置2の使い方を概説する。ここでは、一対の昇降体4A,4Bが鉛直方向の最下端にまで降下しているものとする。
Next, how to use the two-
まず、4つの支承アーム5A,5B,7A,7Bを最短となるように縮小し、車両1の乗り込みの邪魔にならないように車両進入方向に対して平行となる位置に置く。車両1を侵入させて駐車スペース(図1の二点鎖線参照)に駐車し、4つの各支承アーム5A,5B,7A,7Bを水平方向に回動させたり伸縮させたりして車両1のリフトアップポイントの下方に各支持部6A,6B,8A,8Bを位置させる。これで車両1のセッティングを終了する。
First, the four
操作レバー11を実線で示す中立位置に戻し、電源スイッチ37をOFFからONに切換える。ここで、「中立位置」とは、上下レバー14の上端14aがマイクロスイッチ38に当接していないためにマイクロスイッチ38がOFF状態にあり、かつ作動アーム16の下端16aが機械式開閉バルブ40に当接していないために機械式開閉バルブ40が全閉状態にある位置のことである。このため、電源スイッチ37をONにしてもマイクロスイッチ38はOFF状態にあるため、モータ34が駆動されることはない。
The operating
操作レバー11を中立位置から二点鎖線矢印の方向(図3で時計方向)に回動すると、昇降アーム12を介して上下レバー14の上端14aがマイクロスイッチ38に当接し押圧してマイクロスイッチ38をOFFからONに切換える。これによって、油圧ポンプ33を駆動するモータ34が駆動され、油圧ポンプ33による所定圧力の作動油の供給により油圧アクチュエータ22のロッド22bを伸び出させて、車両1が搭載されている一対の昇降体4A,4Bを上昇させる。
When the operating
車両1が搭載されている一対の昇降体4A,4Bが所望の高さになったので、操作レバー11を中立位置に戻すと、上下レバー14の上端14aがマイクロスイッチ38から離れ、マイクロスイッチ38がONよりOFFに切換わる。このマイクロスイッチ38のOFFによってモータ34の回転が停止しポンプ33の作動が停止する。これによって油圧アクチュエータ22のロッド22bの上昇が停止し、車両1が搭載されている一対の昇降体4A,4Bの上昇が所望の高さで停止する(図2参照)。この状態では、車両1の下回りにある部品に対してメカニックが点検整備の各種の作業を行うことができる。
Since the pair of elevating
点検整備の作業の終了後には操作レバー11を中立位置から一点鎖線矢印の方向(図3で反時計方向)に回動すると、昇降アーム12を介して上下レバー14が鉛直方向の下方に移動する。上下レバー14の下方への移動に伴って作動アーム16も鉛直方向の下方に移動すると、作動アーム16の下端16aが機械式開閉バルブ40に当接し押圧して機械式開閉バルブ40を全閉状態から開状態に切換える。このとき、開状態の機械式開閉バルブ40を介して油圧アクチュエータ22内の作動油が作動油タンク31に戻されることになり、ロッド22bがシリンダ22a内に引っ込む。これによって、車両1が搭載されている一対の昇降体4A,4Bが下降する。
When the
車両1が搭載されている一対の昇降体4A,4Bが最低の高さ位置まで下降したとき、操作レバー11を中立位置に戻すと、上下レバー14と共に作動アーム16が鉛直方向の上方に移動して機械式開閉バルブ40が開状態から全閉状態に戻される。この状態では車両1のタイヤが点検整備場の床面18に当接しているので、車両1を侵入方向とは逆方向にバックさせて、駐車スペースから外す。これで2柱式リフト装置2の概説を終了する。
When the pair of elevating
こうした2柱式リフト装置2にボタン緊急停止装置41を設けることを考える。例えば図4に示したように、ボタン緊急停止装置41を、常開の電磁式開閉バルブ42、常閉の電気スイッチ43、緊急停止ボタン44、駆動手段45,46で構成する。なお、一般的に、柱式のリフト装置には緊急停止ボタンが付属されていないことが多い。これは、一般的な柱式のリフト装置には、エアで油圧の流れを切換えるバルブだけの簡単なものが多く、こうした簡単な構成の柱式リフト装置にボタン緊急停止装置41を設けるのでは、電気配線が必要となりコストが高くなってしまうためである。また、制御盤を配置しているリフト装置には、制御盤に緊急停止ボタンが必ず付属している。
Consider providing a button
車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが下降しているときに、一対の昇降体3A,3Bを緊急に停止させるため、常開の電磁式開閉バルブ42を作動油リターン通路39に備えさせる。また、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇しているときに、一対の昇降体4A,4Bを緊急に停止させるため、常閉の電気スイッチ43を電線35に備えさせる。緊急停止ボタン44は制御盤19の外面の目立つ位置に赤色で付属させる。
When the pair of elevating
制御盤19の外面に付属させる緊急停止ボタン44を押してOFFからONに切換えると、このON信号を受けてバルブ駆動手段45が電磁式開閉バルブ42を全開状態から全閉状態に切換えるので、油圧アクチュエータ22から作動油タンク31に戻される作動油の流れが遮断される。これよって、車両1を搭載している一対の昇降体4A,4Bが下降しているときには、下降する一対の昇降体4A,4Bの動きが緊急停止される。また、緊急停止ボタン44を押してOFFからONに切換えると、このON信号を受けてスイッチ駆動手段46が電気スイッチ43をONからOFFへと切換えるので、モータ34の駆動が停止され、作動油供給ポンプ33の駆動が停止される。これよって、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇しているときには、上昇する一対の昇降体4A,4Bの動きが緊急停止される。
When the
さて、車両1を乗せている状態の一対の昇降体4A,4Bから車両1が落下しそうになることがある。例えば、各支持部6A,6B,8A,8Bと車両1のリフトアップポイントがずれていると車両1の姿勢が保てず、傾いて落ちるといわれている。また、車両1の下回りの点検整備を一部あるいは全部終了したために、車両1を乗せている状態の一対の昇降体4A,4Bをメカニック(操作者)が操作レバー11を操作して下降させることがある。この場合に、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bの直下に50cmを超える高さを有する工具箱を置き忘れていれば、工具箱が車両1を突き上げて車両1を不安定にする。そして4つの各支持部6A,6B,8A,8Bのうち2箇所が車両1のリフトアップポイントから外れたとき車両1が落下し得る。
Now, the
この場合に、車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだという緊急事態を目撃したメカニックが制御盤19に付属させている緊急停止ボタン44を押しOFFからONに切換えることで、車両1の乗っている一対の昇降体4A,4Bを緊急停止させ、これによって車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下することを防止できる。
In this case, the mechanic who witnessed an emergency situation that the
このようにボタン緊急停止装置41はメカニックにとって有用であるが、次のような欠点もある。すなわち、車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだという事態を察知した瞬間に緊急停止ボタン44の直ぐ側にメカニックがいないと、とっさに緊急停止ボタン44を押すことができない。また、メカニック以外の者が車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだという事態を察知しても、緊急停止ボタン44のある場所をその者が知っていないと、緊急停止ボタン44を速やかに押すことができない。緊急事態を目撃しても、その場に立ち尽くすばかりで緊急停止ボタン44を探すのに手間どれば、緊急事態に対応できない。
As described above, the button
ところで、人は、車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだといった緊急事態を察知した瞬間に、多くの場合思わず悲鳴を上げることが知られている。その思わず上がる悲鳴を捕らえてリフト装置2を緊急停止できれば、車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだといった緊急事態に敏速に対処できるのでないか、と本発明者が発想した。車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだという緊急事態に気がついたときには、その緊急事態を察知した者が「危ない」だとか「止めろ」という声を上げることによって車両1を乗せている状態の一対の昇降体4A,4Bの動きを瞬時に止めることが車両1の落下事故を防止するために望ましいのである。
By the way, it is known that a person screams unintentionally in many cases at the moment when the emergency situation that the
そこで、本発明の第1実施形態では、ボタン緊急停止装置41を補助するものとして悲鳴緊急停止装置51を追加して設ける。悲鳴緊急停止装置51は、音声認識の仕組みを使って音声によって機械装置の非常停止を行うものである。具体的には悲鳴緊急停止装置51を、図4に示したように、常開の電磁式開閉バルブ52、常閉の電気スイッチ53、マイクロフォン54、悲鳴認識モジュール55、駆動手段56,57、緊急停止解除ボタン58、初期状態復帰手段59で構成する。
Therefore, in the first embodiment of the present invention, a scream
車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが下降しているときに、一対の昇降体3A,3Bを緊急的に停止させるため、常開の電磁式開閉バルブ52を作動油リターン通路39に備えさせる。また、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇しているときに、一対の昇降体3A,3Bを緊急的に停止させるため、常閉の電気スイッチ53を電線35に備えさせる。
When the pair of elevating
人は、車両1が一対の昇降体4A,4Bから落下しそうだという緊急事態を察知した瞬間に思わず悲鳴を上げる。マイクロフォン54は、人が緊急事態を察知した瞬間に思わず上げるこの悲鳴を拾うためのものである。この場合、一対の昇降体4A,4Bを有する2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間内に人が存在する場合に、緊急事態を察知して悲鳴を上げるものと考えられる。緊急事態が生じる地点より大きく離れた場所(位置)に人がいるのであれば緊急事態に気がつきにくいので悲鳴を上げることはないのである。
The person screams unintentionally at the moment when the emergency situation that the
このため、図5に示したように2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1(図5の一点鎖線参照)内で上がる悲鳴をもれなく拾うようにマイクロフォン54を設ける。ここで、図5はリフト装置2のうち、一対の支柱3A,3B及び制御盤19のみを取り出して示した概略平面図である。また、2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1での音声をほぼ全て拾うことのできる性能のマイクロフォンを選択する。2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1をどの範囲にするかは予め定めておく。
For this reason, as shown in FIG. 5, the
ここでは、2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1内に制御盤19が含まれているので、この制御盤19の内部にマイクロフォン54を設ける。マイクロフォン54を制御盤19の内部に設けるのは、マイクロフォン19からの信号を拾うには電源が必要であり、制御盤19の内部であれば電源に接続することが容易であるためである。また、防塵のためでもある。制御盤19の内部に設けているからといって、マイクロフォン54の音声を拾う能力が大きく低下することはない。
Here, since the
もちろん、マイクロフォン54を設ける場所は制御盤19の内部に限られない。悲鳴を含む音声を拾うには高い位置が好ましいので、例えば各支柱3A,3Bの鉛直方向の上端に設けることが考えられる。ただし、この場合には、マイクロフォン54と電源とを接続する電線を配置する必要がある。
Of course, the place where the
悲鳴認識モジュー一ル55は、マイクロフォン54が拾った音声のうちから悲鳴を認識するものである。悲鳴の認識は音声認識技術の延長上にある。悲鳴認識モジュール55としては公知のものを用いればよい。
The
ここで、「音声認識」(AutomAtic Speech Recognition)とは、機械やコンピュータが人の声を聞き取って、命令に応じて自動的に動作したり、その発話内容を文字に変喚したりする技術のことである。音声認識の処理においては、最近ではスマートフォンで知られる音声認識のように話者(声を出している人)を特定せずに、成人男女、年寄り、子供など誰の声でも「音声」として認識し得る。特定の人の音声のみを認識するのではなく、不特定の男女や子供(不特定話者)の声でも認識し得る。このように不特定話者の音声を認識できるようになったのは、音響モデルを作って確率的に音素を認識しているためである。 Here, “AuttomAtic Speech Recognition” is a technology in which a machine or computer listens to a human voice and automatically operates in response to a command, or changes the utterance content into characters. That is. In the speech recognition process, the voice of any person such as adult men and women, elderly people, and children is recognized as "speech" without specifying the speaker (speaking person) like the speech recognition known recently in smartphones. Can do. Instead of recognizing only the voice of a specific person, the voice of unspecified men and women or children (unspecified speakers) can be recognized. The reason why the voice of an unspecified speaker can be recognized in this way is that a phoneme is recognized stochastically by making an acoustic model.
人によって発する悲鳴は異なる。このため、悲鳴として発せられた音声を、より正しく「単語(言葉)」として認識させるために「単語辞書」に認知すべき語彙を登録しておく。例えば、危険を示す単語には「危ない」、「ダメ」、「離れろ」等がある。悲鳴と解される単語には「ギャー」、「キャー」等がある。操作や動作を緊急に止める単語には「止めろ」、「ストップ」等がある。これらの単語全てを悲鳴認識モジュール55内部のメモリに登録しておく。
Different people scream differently. For this reason, a vocabulary to be recognized in the “word dictionary” is registered in order to more correctly recognize a voice screamed as a “word (word)”. For example, the words indicating danger include “dangerous”, “no use”, “get away”, and the like. Words that are interpreted as screams include "Gya" and "Kya". Words that urgently stop an operation or action include “stop” and “stop”. All these words are registered in the memory inside the
悲鳴認識モジュール55では、悲鳴として単語辞書に登録された単語を全て「緊急停止」として認識し、この単語により音声コマンド入力と判断し、バルブ駆動手段56及び電気スイッチ駆動手段57に対して緊急停止信号を出力する。普通の会話をとらえるには音声を拾うマイクロフォンと雑音を拾うマイクロフォンとを一対で設けておき、両者の信号より雑音をキャンセルする雑音キャンセラーが必須となるが、悲鳴は音の特徴を捕らえるので、雑音を拾うマイクロフォン及び雑音キャンセラーは必ずしも必要ないと考えている。雑音を拾うマイクロフォン及び雑音キャンセラーを有さないマイクロフォン54を選択することで、マイクロフォン54のコストを下げることができる。ただし、マイクロフォン54に当初から雑音を拾うマイクロフォン及び雑音キャンセラーが付属しているのであれば、雑音キャンセラーが付属しているままのマイクロフォン54をそのまま用いればよい。
The
悲鳴認識モジュール55からの緊急停止信号をバルブ駆動手段56が受けると、バルブ駆動手段56では電磁式開閉バルブ52を全開状態から全閉状態に切換える。これによって、油圧アクチュエータ22から作動油タンク31に戻される作動油の流れが遮断されるので、車両1を搭載している一対の昇降体4A,4Bが下降しているときには、下降する一対の昇降体4A,4Bの動きが緊急停止される。
When the valve drive means 56 receives the emergency stop signal from the
また、悲鳴認識モジュール55からの緊急停止信号をスイッチ駆動手段57が受けると、スイッチ駆動手段57では電気スイッチ53をON状態からOFF状態へと切換える。これによって、モータ34の駆動が停止され、作動油供給ポンプ33の駆動が停止されるので、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇しているときには、上昇する一対の昇降体4A,4Bの動きが緊急停止される。
When the
なお、現在の音声認識率は95%程度であるといわれている。つまり残り5%程度の範囲では音声を正しく認識できないこととなる。このため、音声が悲鳴として正しく認識されずに一対の昇降体4A,4Bが緊急停止されないことがないとはいえない。しかしながら、悲鳴緊急停止装置51は、操作レバー11による操作(手操作)のような直接的な機械操作を補佐する役割として有益であると考える。
The current speech recognition rate is said to be about 95%. That is, the voice cannot be recognized correctly in the remaining range of about 5%. For this reason, it cannot be said that the pair of lifting
また、悲鳴でない音声が悲鳴として誤って認識され、不必要に一対の昇降体4A,4Bが緊急停止されることがあり得る。しかしながら、不必要に緊急停止されることで、メカニックが行う作業の効率に影響があるにしても、安全のために許容されると考える。
Further, a voice that is not screamed may be erroneously recognized as a scream, and the pair of lifting
一方、悲鳴によって一対の昇降体4A,4Bを緊急停止した後に、車両1が安定していることを確認した後には、悲鳴によって中断した作業を継続する必要がある。このため、緊急停止解除ボタン58を例えば制御盤19の外面に設けておく(図2参照)。緊急停止解除ボタン58からの信号を入力する初期状態復帰手段59では、緊急停止解除ボタン58が押されてOFFからONに切換えられたとき、悲鳴認識モジュール55に対して、悲鳴認識モジュール55がバルブ駆動手段56及びスイッチ駆動手段57に出している緊急停止信号を解除して初期状態に復帰させる信号を出力する。これによって、電磁式開閉バルブ52及び電気スイッチ53を初期状態に復帰させる。ここで、電磁式開閉バルブ52の初期状態は全閉状態、電気スイッチ53の初期状態はOFF状態である。
On the other hand, after the emergency stop of the pair of lifting
ここで、第1実施形態の作用効果を説明する。 Here, the function and effect of the first embodiment will be described.
第1実施形態では、一対の昇降体4A,4B(可動部分)の緊急停止を要する2柱式リフト装置2(機械装置)と、音声を拾うマイクロフォン54と、マイクロフォン54が拾う音声信号に基づいて悲鳴を認識する悲鳴認識モジュー一ル55と、悲鳴認識モジュール55からの信号に基づいて悲鳴を認識したとき、一対の昇降体4A,4Bを緊急停止させる可動部緊急停止手段(52,53,56,57)とを備えている。第1実施形態によれば、緊急停止ボタン44が設けられている場合に、その緊急停止ボタン44の所在を知らなくても、かつ2柱式リフト装置2の操作者でなくても悲鳴によって2柱式リフト装置2を瞬時に緊急停止することができる。
In the first embodiment, based on a two-post lift device 2 (mechanical device) that requires an emergency stop of a pair of lifting
第1実施形態によれば、機械装置は、車両1を乗せて昇降可能な2柱式リフト装置2(リフト装置)であるので、緊急停止ボタン44が設けられている場合に、その緊急停止ボタン44の所在を知らなくても、かつ2柱式リフト装置2の操作者でなくても2柱式リフト装置2を瞬時に停止することで車両1が2柱式リフト装置2から落下しそうになることを抑制できる。
According to the first embodiment, since the mechanical device is a two-post lift device 2 (lift device) that can move up and down with the
第1実施形態によれば、リフト装置2は、鉛直方向に立設された2つの支柱3A,3Bに沿って昇降可能な一対の昇降体4A,4Bと、ロッド22bが延び出しまたは引っ込むことにより一対の昇降体4A,4Bを上昇側または下降側に駆動し得る油圧アクチュエ一タ22(圧力アクチュエータ)と、油圧アクチュエータ22に作動油(作動流体)を供給してロッド22bを延び出させる作動油供給ポンプ33(作動流体供給ポンプ)と、作動油供給ポンプ33を駆動するモータ34と、モータ34を駆動させるためのマイクロスイッチ38(電気スイッチ)と、油圧アクチュエータ22から作動油を戻す作動油リターン通路39(作動流体リターン通路)と、作動油リターン通路39に介装され常時は作動油リターン通路39を全閉状態にしている機械式開閉バルブ40(バルブ手段)と、一対の昇降体4A,4Bを上昇側または下降側に駆動することを指示する操作レバー11(昇降指示手段)と、操作レバー11により一対の昇降体4A,4Bを上昇側に駆動することが指示されるとき、マイクロスイッチ38をONにする電気スイッチ作動手段(12,14)と、操作レバー11により一対の昇降体4A,4Bを下降側に駆動することが指示されるとき、機械式開閉バルブ40を開放するバルブ手段作動手段(12,14,16)と
を備える2柱式リフト装置2であり、可動部は一対の昇降体4A,4Bであり、可動部緊急停止手段は、前記機械式開閉バルブ40と直列に接続され常開の電磁式開閉バルブ52(第2バルブ手段)と、マイクロスイッチ38と直列に接続され常時OFFの第2電気スイッチ53と、一対の昇降体4A,4Bを下降側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電磁式開閉バルブ52を初期位置の全閉状態に戻すかまたは一対の昇降体4A,4Bを上昇側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき第2電気スイッチ53を初期位置のOFFにする手段(56,57)とを備えるので、リフト装置が一対の昇降体4A,4Bの上昇と下降を操作レバー11により機械的に行わせる2柱式リフト装置2においても、悲鳴により機械駆動の2柱式リフト装置2を瞬時に緊急停止することができる。
According to the first embodiment, the
第1実施形態によれば、マイクロフォン54を2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1内に設けるので、2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1内で悲鳴を上げる限り、緊急停止ボタン44から離れていても、2柱式リフト装置2を緊急停止することができる。
According to the first embodiment, since the
第1実施形態によれば、マイクロフォン54は雑音を拾うマイクロフォン及び雑音キャンセラーを有さないので、マイクロフォン54のコストを下げることができる。
According to the first embodiment, since the
(第2、第3の実施形態)
図6、図7は第2、第3の実施形態の油圧アクチュエータの作動油供給手段23の油圧回路図である。第1実施形態の図4と同一部分には同一の符号を付している。
(Second and third embodiments)
6 and 7 are hydraulic circuit diagrams of the hydraulic oil supply means 23 of the hydraulic actuator according to the second and third embodiments. The same parts as those in FIG. 4 of the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
図6に示す第2実施形態は、ボタン緊急停止装置41は設けておらず、悲鳴緊急停止装置51だけを設けたものである。図7に示す第3実施形態は、ボタン緊急停止装置41と悲鳴緊急停止装置51とで、電磁式開閉バルブ42、電気スイッチ43、バルブ駆動手段45、スイッチ駆動手段46を共用するものである。この場合には、ボタン緊急・悲鳴緊急停止装置59となる。
In the second embodiment shown in FIG. 6, the button
第2、第3の実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。 In the second and third embodiments, the same effects as those of the first embodiment are obtained.
(第4実施形態)
図8は第4実施形態の油圧アクチュエータの作動油供給手段23の油圧回路図である。第1実施形態の図4と同一部分には同一の符号を付している。
(Fourth embodiment)
FIG. 8 is a hydraulic circuit diagram of the hydraulic oil supply means 23 of the hydraulic actuator of the fourth embodiment. The same parts as those in FIG. 4 of the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
第1実施形態は、操作レバー11によりマイクロスイッチ38をOFFからONに切換えることで一対の昇降体4A,4Bを上昇させ、また機械式開閉バルブ40を全閉状態から開状態へと切換えることで昇降体4A,4Bを下降させるものであった。一方、第4実施形態は、一対の昇降体4A,4Bの上昇と下降を電気的に行わせるものである。このため、作動油リータン通路39に常閉の電磁式開閉バルブ61が、モータ34と商用電源36との問の電線35に常時OFFの電気スイッチ62がそれぞれ介装されている。また、第4実施形態では、昇降指示ボタン63、バルブ駆動手段64、スイッチ駆動手段65を備え、昇降指示ボタン63は制御盤19の外面に付属され、駆動手段64,65は制御盤19の内部に設けられている。
In the first embodiment, the
電気駆動の2柱式リフト装置2の使い方を概説すると、昇降指示ボタン63のうちの上昇ボタンを押してONにすると、このON信号を受けてスイッチ駆動手段65では電気スイッチ62をOFF状態からON状態へと切換えるので、モータ34が駆動され、作動油供給ポンプ33が駆動される。これよって、油圧アクチュエータ22のロッド22bが伸び出し、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇する。
An outline of how to use the electric-driven two-
一方、上記の上昇ボタンを押してONからOFFに戻すと、このOFF信号を受けてスイッチ駆動手段65では電気スイッチ62をON状態からOFF状態へと戻すので、モータ34の駆動が停止され、作動油供給ポンプ33の駆動が停止される。これよって、油圧アクチュエータ22のロッド22bの伸び出しが止まり、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが停止する。
On the other hand, when the above raising button is pressed to return from ON to OFF, the switch drive means 65 receives the OFF signal and returns the
また、昇降指示ボタン63のうちの下降ボタンを押してONにすると、このON信号を受けてバルブ駆動手殺64では電磁式開閉バルブ61を全閉状態から開状態に切換えるので、油圧アクチュエータ22から作動油が作動油タンク31に戻される。これによって油圧アクチュエータ22のロッド22bがシリンダ22a内に引っ込む。これを受けて車両1を搭載している一対の昇降体4A,4Bが下降する。
When the lowering button of the raising / lowering
一方、上記の下降ボタンを押してONからOFFに戻すと、このOFF信号を受けてバルブ駆動手段64では電磁式開閉バルブ61を開状態から全閉状態に戻すので、油圧アクチュエータ22から作動油タンク31に戻される作動油の流れが遮断される。これによって油圧アクチュエータ22のロッド22bのシリンダ22a内への引っ込みが止まり、車両1を搭載している一対の昇降体4A,4Bが停止する。
On the other hand, when the lowering button is pressed to return from ON to OFF, the valve driving means 64 receives the OFF signal and returns the electromagnetic opening / closing
こうした電気駆動の2柱式リフト装置2においてボタン緊急停止装置41を設けるには、緊急停止ボタン44を追加し、駆動手段64,65を共用するだけでよい。また、こうした電気駆動の2柱式リフト装置2において悲鳴緊急停止装置51を設けるには、マイクロフォン54及び悲鳴認識モジュール55を追加し、駆動手段64,65を共用するだけでよい。なお、悲鳴緊急停止装置51を設ける際には、緊急停止解除ボタン58と初期復帰手段59を追加することはいうまでもない。
In order to provide the button
このように、第4実施形態によれば、リフト装置は、鉛直方向に立設された2つの支柱3A,3Bに沿って昇降・可能な一対の昇降体4A,4Bと、ロッド22bが延び出しまたは引っ込むことにより一対の昇降体4A,4Bを同調させつつ上昇側または下降側に駆動し得る油圧アクチュエータ22(圧力アクチュエータ)と、油圧アクチュエータ22に作動油(作動流体)を供給してロッド22bを延び出させる作動油供給ポンプ33(作動流体供給ポンプ)と、作動油供給ポンプ33を駆動するモータ34と、モータ34を駆動させるための電気スイッチ62と、油圧アクチュエータ22から作動油を戻す作動油リターン通路39と、作動油リターン通路39に介装され常時は作動油リターン通路39を全閉状態にしている電磁式開閉バルブ61(バルブ手段)と、一対の昇降体4A,4Bを同調させつつ上昇側または下降側に駆動することを指示する昇降指示ボタン63(昇降指示手段)と、昇降指示ボタン63により一対の昇降体4A,4Bを上昇側に駆動することが指示されるとき、電気スイッチ62をONにするスイッチ駆動手段65(電気スイッチ作動手段)と、昇降指示ボタン63により一対の昇降体4A,4Bを下降側に駆動することが指示されるとき、電磁式開閉バルブ61を開放するバルブ駆動手段64(バルブ手段作動手段)とを備える2柱式リフト装置2であり、可動部は一対の昇降体4A,4Bであり、可動部緊急停止手段は、一対の昇降体4A,4Bを下降側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電磁式開閉バルブ61を初期位置の全閉状態に戻すかまたは一対の昇降体4A,4Bを上昇側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電気スイッチ62を初期位置のOFFにする手段(64,65)であるので、リフト装置が一対の昇降体4A,4Bの上昇と下降を電気的に行わせる電気駆動の2柱式リフト装置2においても、悲鳴により電気駆動の2柱式リフト装置2を瞬時に緊急停止することができる。
Thus, according to the fourth embodiment, in the lift device, the pair of elevating
(第5実施形態)
図9は第5実施形態の門型4柱式リフト装置72の平面図、図10は車両の進入方向から見た門型4柱式リフト装置72の正面図、図11は図10のX−X線断面図である。
(Fifth embodiment)
FIG. 9 is a plan view of a portal four-
まず門型4柱式リフト装置72を概説する。門型4柱式リフト装置72は、点検整備場17の床面(基礎面)18上に設置され、車両侵入方向の手前側に位置する一対の前側支柱73A,73B、車両侵入方向の奥側に位置する一対の後側支柱73D,73Eで主に構成されている。ここでの車両71は、12トントラックなどのように車長が相対的に長くかつ車重が相対的に重いものであるとする。
First, the portal type four-
図10にも示したように一対の前側支柱73A,73Bは、各前側支柱73A,73Bの鉛直方向の上端部同士が連結ビーム73Cで連結され、全体として門型に形成されている。各前側支柱73A,73Bの鉛直方向の下端部に台車81A,81Bが結合され、この台車81A,81Bを床面18に敷設しているレール83A,83B上に載せることで、一対の前側支柱73A,73B及び連結ビーム73Cの全体が車両71の進入方向に移動可能に構成されている。
As shown in FIG. 10, the pair of
各台車81A,81Bは、図9にも示したようにレール83A,83Bの上を転がる4輪(前輪及び後輪)と、前輪又は後輪の一方を駆動輪としてモータ等を用いて駆動し得る台車駆動部82A,82Bとを備える。ここで、「前輪」は車両進入方向の奥側の車輪、「後輪」は車両進入方向の手前側の車輪とすると、後輪を駆動輪としている。メカニック(操作者)が台車駆動部82A,82Bに付設されているモータの電気スイッチ(前進スイッチと後退スイッチ)を操作することで台車81A,81B(つまり一対の前側支柱73A,73B)が自走できるようになっている。例えば、前進スイッチをOFFからONに切換えると、車両進行方向の奥側へと各台車81A,81Bが移動し、前進スイッチをONからOFFに戻すと、その位置で各台車81A,81Bが停止する。一方、後退スイッチをOFFからONに切換えると、車両進行方向の手前側へと台車81A,81Bが移動し、後退スイッチをONからOFFに戻すと、その位置で台車81A,81Bが停止する。
As shown in FIG. 9, each
一対の前側支柱73A,73Bには、図10にも示したように各昇降体74A,74Bを備える。この各昇降体74A,74Bは各前側支柱73A,73Bのそれぞれに鉛直方向に移動可能に支持されると共に互いに同調して鉛直方向に移動し得る。
As shown in FIG. 10, the pair of front struts 73A and 73B includes the lifting
車両進行方向右側の前側支柱(以下「右前側支柱」という。)73Bに油圧シリンダ86Aを内蔵し、この油圧シリンダ86Aと、右前側支柱73Bに支持されている昇降体74Bとを結合している。そして、油圧シリンダ86Aに圧油を供給する油圧ユニット85Aを右前側支柱73Bに設けてあり、この油圧ユニット85Aに付設されている昇降指示ボタン87A(上昇ボタンと下降ボタン)をメカニックが操作することで、右前側支柱73Bの昇降体74Bを鉛直方向に移動可能としている。
A
さらに、右前側支柱73B、連結ビーム73C、車両進行方向左側の前側支柱(以下「左前側支柱」という。)73Aの内部にプーリをいくつか配置し、この各プーリにチェーン87を掛け回している。このチェーン87により、右前側支柱73Bの昇降体74Bと左前側支柱73Aに支持されている他方の昇降体74Aとを連結し、左前側支柱73Aの昇降体74Aを右前側支柱73Bの昇降体74Bに同調して鉛直方向に移動可能としている。例えば、油圧ユニット85Aに付設されている昇降指示ボタン87Aのうちの上昇ボタンをOFFからONに切換えると、油圧シリンダ86Aのロッド86Abが伸び出して前側支柱73A,73Bの昇降体73A,74Bが鉛直方向の上方に移動(上昇)し、上記の上昇ボタンをONからOFFに戻すと、その高さ位置で前側支柱73A,73Bの昇降体73A,74Bが停止する。一方、油圧ユニット85Aに付設されている昇降指示ボタン87Aのうちの下降ボタンをOFFからONに切換えると、油圧シリンダ86Aのロッド86Abがシリンダ86Aa内に引っ込んで前側支柱73A,73Bの昇降体73A,74Bが鉛直方向の下方に移動(下降)し、上記の下降ボタンをONからOFFに戻すと、その高さ位置で前側支柱73A,73Bの昇降体73A,74Bが停止する。
Further, several pulleys are arranged inside the
前側支柱73A,73Bの各昇降体74A,74Bには水平方向に回動可能なかつ伸縮可能な支承アーム77A,77Bが軸支され、支承アーム77A,77Bの先端部に高さ調整可能な支持部78A,78Bを備えている。
The elevating
後側支柱73D,73Eの構成は、前側支柱73A,73Bにあった台車がない点を除いて前側支柱73A,73Bの構成と同様である。一対の後側支柱73D,73Eは、各後側支柱73D,73Eの鉛直方向の上端部同士が連結ビーム73Fで連結され、全体として門型に形成されている。各後側支柱73D,73Eの鉛直方向下端部の脚部79A,79Bは、図9,図11にも示したように床面18に固定されている。
The configuration of the rear struts 73D and 73E is the same as the configuration of the front struts 73A and 73B except that there is no carriage that was on the front struts 73A and 73B. The pair of
一対の後側支柱73D,73Eにも各昇降体(図示しない)を備える。この各昇降体は各後側支柱73D,73Eのそれぞれに鉛直方向に移動可能に支持されると共に互いに同調して鉛直方向に移動し得る。
Each of the
車両進行方向右側の後側支柱(以下「右後側支柱」という。)73Eにも油圧シリンダ86Bを内蔵し、この油圧シリンダ86Bと、右後側支柱73Eに支持されている昇降体(図示しない)とを結合している。そして、油圧シリンダ86Bに圧油を供給する油圧ユニット85Bを右後側支柱73Eにも設けてあり、この油圧ユニット85Bに付設されている昇降指示ボタン87B(上昇ボタンと下降ボタン)をメカニックが操作することで、右後側支柱73Eの昇降体を鉛直方向に移動可能としている。
A
さらに、右後側支柱73E、連結ビーム73F、車両進行方向左側の後側支柱(以下「左後側支柱」という。)73Dの内部にもプーリをいくつか配置し、この各プーリにチェーン(図示しない)を掛け回している。このチェーンにより、右後側支柱73Eの昇降体と左後側支柱73Dに支持されている他方の昇降体(図示しない)とを連結し、左後側支柱73Dの昇降体を右後側支柱73Eの昇降体に同調して鉛直方向に移動可能としている。例えば、油圧ユニット85Bに付設されている昇降指示ボタン87Bのうちの上昇ボタンをOFFからONに切換えると、油圧シリンダ86Bのロッド86Bbが伸び出して後側支柱73D,73Eの昇降体が鉛直方向の上方に移動(上昇)し、上記の上昇ボタンをONからOFFに戻すと、その高さ位置で後側支柱73D,73Eの昇降体が停止する。一方、油圧ユニット85Bに付設されている昇降指示ボタン87Bのうちの下降ボタンをOFFからONに切換えると、油圧シリンダ86Bのロッド86Bbがシリンダ86Ba内に引っ込んで後側支柱73D,73Eの昇降体が鉛直方向の下方に移動(下降)し、上記の下降ボタンをONからOFFに戻すと、その高さ位置で後側支柱73D,73Eの昇降体が停止する。
Furthermore, several pulleys are also arranged inside the right
後側支柱73D,73Eの各昇降体にも水平方向に回動可能なかつ伸縮可能な支承アーム75A,75Bが軸支され、支承アーム75A,75Bの先端部に高さ調整可能な支持部76A,76Bを備えている。
なお、前側支柱73A,73Bと後側支柱73D,73Eの油圧ユニット85A,85Bに付設されている2つの昇降ボタン87A,87Bによる二対の昇降体の移動、停止の操作を2つの油圧ユニット85A,85Bの間で同調させることにより、前側支柱73A,73Bの一対の昇降体74A,74Bと後側支柱73D,73Eの一対の昇降体とを同調して鉛直方向に移動させることができる。
It should be noted that the operation of moving and stopping two pairs of lifting bodies by two lifting
次に、門型4柱式リフト装置72の使用手順を概説する。
Next, an outline of a procedure for using the portal type four-
(1)前側支柱73A,73Bをレール83A,83Bに沿って自走させ、前側支柱73A,73Bが車両71の進入を邪魔しないように、台車駆動部82A,82Bに付設されているモータの前進スイッチをOFFからONに切換えて車両進入方向の奥側に移動させる。前側支柱73A,73Bが適当位置まで移動したらモータの前進スイッチをONからOFFに戻して前側支柱73A,73Bを停止させ、その位置で待機させておく(図9の二点鎖線参照)。
(1) The front struts 73A and 73B are self-propelled along the
(2)前側支柱73A,73Bの支承アーム77A,77Bを車両進入方向に平行に回動させた状態で、車両71を所定の停車位置(図9の二点鎖線参照)に進入させて停車させる。後側支柱73D,73Eの支承アーム75A,75Bを水平方向に回動、伸縮させて、支持部76A,76Bを車両71の前輪側のリフトアップポイントに合せる。油圧ユニット85Bに付設されている昇降指示ボタン87Bのうちの上昇ボタンをOFFからONに切換え、油圧シリンダのロッドを伸び出させて支承アーム75A,75Bを上昇させ、支持部76A,76Bを車両71の前輪側のリフトアップポイントに当接させた後、昇降指示ボタン87Bのうちの上昇ボタンをONからOFFに戻して支持部76A,76Bを停止する。
(2) With the
(3)前側支柱73A,73Bの支承アーム77A,77Bを車両71の進入方向に平行に回動させた状態のまま、台車駆動部82A,82Bに付設されているモータの後退スイッチをOFFからONに切換えることで、上記(1)の待機位置から前側支柱73A,73Bを車両進入方向の手前側へと移動させる。前側支柱73A,73Bが、車両進入方向の手前の適当な位置まで後退したらモータの後退スイッチをONからOFFに戻して前側支柱73A,73Bを停止させる。その後、前側支柱73A,73B側の支承アーム77A,77Bを車両71の後輪位置より後方のリフトアップポイントに合致させるように回動、伸縮させて、支持部78A,78Bを車両71の後輪側のリフトアップポイントに合せる。油圧ユニット85Aに付設されている昇降指示ボタン87Aのうちの上昇ボタンをOFFからONに切換え、油圧シリンダ86のロッドを伸び出させて支承アーム77A,77Bを上昇させ、支持部78A,78Bを車両71の後輪側のリフトアップポイントに当接させた後、昇降指示ボタン87Aのうちの上昇ボタンをONからOFFに戻して支持部78A,78Bを停止する。
(3) While the
(4)油圧ユニット85A,85Bに付設されている昇降指示ボタン87A,87Bのうちの上昇ボタンを再びOFFからONに切換え、前側支柱73A,73B側の支承アーム77A,77Bと後側支柱73D,73E側の支承アーム75A,75Bを同調させて上昇させ、車両71を水平にリフトする。車両71が所望のレベル(高さ)に到達したら(図10の二点鎖線参照)、油圧ユニット85A,85Bに付設されている昇降指示ボタン87A,87Bのうちの上昇ボタンをONからOFFに戻し4つの支承アームを停止させる。
(4) The raising button of the raising / lowering
(5)この車両71のリフト状態で車両71の下回りの部品に対して点検整備の各種の作業をメカニックが行うことができる。
(5) In the lift state of the
一方、車両71をリフトしている状態から下降させるには、油圧ユニット85A,85Bに付設されている昇降指示ボタン87A,87Bのうちの下降ボタンをOFFからONに切換える。これによって、車両71及び前側支柱73A,73Bの昇降体74A,74B、後側支柱73D,73Eの昇降体、支承アーム75A,75B,77A,77Bの自重等により、前側支柱側及び後側支柱側の各油圧シリンダのロッドがシリンダ内に引っ込むことで、車両71が下降する。これで門型4柱式リフト装置72の使用手順の概説を終了する。
On the other hand, in order to lower the
図12A,図12Bは前側支柱73A,73Bと後側支柱73D,73Eにそれぞれ内蔵される各油圧シリンダ86A,86Bの作動油供給手段23A,23Bの油圧回路図である。第4実施形態の図8と同一部分には同一の符号を付している。ここでは、両方の油圧シリンダ86A,86Bを駆動するための油圧回路をまとめて示すと複雑になるので、図12Aに前側支柱73A,73B側に設ける油圧シリンダ86Aについての油圧回路図を、図12Bに後側支柱73D,73E側に設ける油圧シリンダ86Bについての油圧回路図を示している。なお、前側支柱73A,73B側に関する部品には数字の後に「A」を、後側支柱73D,73E側に関する部品には数字の後に「B」を付することによって、両者を区別している。
12A and 12B are hydraulic circuit diagrams of the hydraulic oil supply means 23A and 23B of the
門型4柱式リフト装置72は4つの昇降体の上昇と下降を電気的に行わせるものであるので、門型4柱式リフト装置72の2つの油圧シリンダ86A,86Bを駆動するための油圧回路図は、第4実施形態の図8と同様の構成となる。第4実施形態の図8との違いは、門型4柱式リフト装置72では、油圧シリンダが2つになるので、2つの油圧シリンダ86A,86Bの動きを同調させるための油圧回路が追加されることなどである。これで門型4柱式リフト装置72の概説を終了する。
Since the portal four-
さて、門型4柱式リフト装置72においても、第4実施形態の図8と同様に、ボタン緊急停止装置41を追加することができる。このボタン緊急停止装置41は、図12A,図12Bに示したように緊急停止ボタン44、電磁式開閉バルブ61A,61B、電気スイッチ62A,62B、バルブ駆動手段64A,64B、スイッチ駆動手段65A,65Bで構成される。
In the portal type four-
ここで、常閉の電磁式開閉バルブ61A,61Bは、各油圧シリンダ86A,86Bの作動油を作動油タンク31に戻す作動油リターン通路39A,39Bに介装されている。このため、各昇降指示ボタン87A,87Bのうちの下降ボタンを押してOFFからONに切換えたときには、バルブ駆動手段64A,64Bを介して電磁式開閉バルブ61A,61Bが全閉状態から開状態に切換わり、4つの昇降体が下降する。
Here, the normally closed electromagnetic on-off
また、常閉の電気スイッチ62A,62Bは作動油供給ポンプ33A,33Bを駆動するためのモータ34A,34Bと商用電源36とを結ぶ電線35A,35Bに介装されている。このため、各昇降指示ボタン87A,87Bのうちの上昇ボタンを押してOFFからONに切換えたときには、スイッチ駆動手段65A,65Bを介して電気スイッチ62A,62BがOFFからONに切換わり、作動油ポンプ33A,33Bが駆動されて二対の昇降体が上昇する。
The normally closed
第5実施形態では、例えば図13Aに示したように、緊急停止ボタン44を仮に右前側支柱73Bに付属させるとする。ここで、図13Aは門型4柱リフト装置72のうち、前側支柱73A,73B及び後側支柱73D,73Eのみを取り出して示した概略平面図である。
In the fifth embodiment, for example, as shown in FIG. 13A, it is assumed that the
車両71を二対の昇降体に乗せた状態で下降させている場合に、車両71が落下しそうだといった緊急事態を察知したときにその緊急事態を察知した者が右前側支柱73Bに付属させている緊急停止ボタン44を押してOFFからONに切換えたときには、バルブ駆動手段64A,64Bを介して電磁式開閉バルブ61A,61Bが開状態から全閉状態に切換わり、二対の昇降体の下降が停止する。
When the
また、車両71を二対の昇降体に乗せた状態で上昇させている場合に、車両71が落下しそうだといった緊急事態を察知したときにその緊急事態を察知した者が緊急停止ボタン44を押してOFFからONに切換えたときには、スイッチ駆動手段65A,65Bを介して電気スイッチ62A,62BがONからOFFに切換わり、作動油供給ポンプ33A,33Bが非駆動とされて二対の昇降体が上昇を停止する。このように、車両71の乗っている二対の昇降体を緊急停止させることで、車両71が二対の昇降体から落下することを防止できる。
In addition, when the
しかしながら、車両71が二対の昇降体から落下しそうだといった緊急事態を察知した瞬間に緊急停止ボタン44の直ぐ側にメカニックがいないと、とっさに緊急停止ボタン44を押すことができない、また、メカニック以外の者が車両71が二対の昇降体から落下しそうだといった緊急事態を察知しても、緊急停止ボタン44のある場所をその者が知っていないと、緊急停止ボタン44をとっさに押すことができない、という緊急停止ボタン44の有する問題点を上記のように指摘した。
However, if there is no mechanic on the immediate side of the
そこで第5実施形態でも、ボタン緊急停止装置41に加えて悲鳴緊急停止装置51を追加する。門型4柱式リフト装置72は、12トントラックのように対象とする車両71が2ドアや4ドアの乗用車より車長が長くかつ車重が重いこともあって、2柱式リフト装置2よりも大型化することから、車両71が二対の昇降体から落下しそうだといった緊急事態を察知したメカニックが緊急停止ボタン44にたどり着くまでの時間が2柱式リフト装置2の場合よりも長引く。このため、門型4柱式リフト装置72に悲鳴緊急停止装置51を設ける意義は、2柱式リフト装置2に悲鳴緊急停止装置51を設ける場合よりも大きいのである。
Therefore, also in the fifth embodiment, a scream
第5実施形態でも、悲鳴緊急停止装置51は、図12A,図12Bに示したようにマイクロフォン54、電磁式開閉バルブ61A,61B、電気スイッチ62A,62B、バルブ駆動手段64A,64B、スイッチ駆動手段65A,65Bで構成される。
Also in the fifth embodiment, the scream
第5実施形態では、図13Aに示したように門型4柱式リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2(図13Aの一点鎖線参照)内で上がる悲鳴をもれなく拾うようにマイクロフォン54を設ける。また、門型4柱式リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2での音声をほぼ全て拾うことのできる性能のマイクロフォンを選択する。門型4柱式リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2をどの範囲にするかは予め定めておく。
In the fifth embodiment, as shown in FIG. 13A, the
この場合、図13Aに示した門型4柱式リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2は、図5に示した2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1より広い。このため、高感度のものであれば図13Aに示したように例えば右前側支柱73Bのうち、マイクロフォン54を人(成人)の身長よりも少し高い位置に設けるとよい。なお、図13Aでは右前側支柱73Bの鉛直方向上端部にマイクロフォン54を記載しているが、実際には人の身長よりも少し高い位置に設けている。成人の身長よりも低い位置にあっては、人がマイクロフォン54の前に立ってしまった場合に、マイクロフォン54が悲鳴を拾いにくくなる。また、人の身長よりもずっと高い位置(例えば点検整備工揚の天井)にあっても、人から離れてしまってマイクロフォン54が悲鳴を拾いにくくなる。そこで、人の身長よりも少し高い位置にマイクロフォンを設けることが好ましいのである。最終的に右前側支柱73Bのどの位置に設けるかは、適合により定める。
In this case, the predetermined space range R2 centered on the portal four-
マイクロフォン54が無指向性であればどの向きに設けてもかまわない。マイクロフォン54に指向性があるときには、指向性がある側を外向きにして取り付ける。これは、悲鳴は、門型4柱式リフト装置72の外側より発せられることが多いと考えられるので、その外側より発せられる悲鳴を拾うには外向きが良いためである。ここで、「外向き」とは門型4柱式リフト装置72の中心から外側に向かう向きをいう。また、右前側支柱73Bの鉛直方向上端部にマイクロフォン54を設けるときには、マイクロフォン54にほこりがつかないようにスポンジのカバーなどをつけることが好ましい。実際のマイクロフォンの選定にあたっては、コストと感度と耐久性を勘案して決定する。
If the
マイクロフォン54の数は高感度のものであれば1つでよい。高感度のものはその分、高価であるので、指向性があるマイクロフォン54の場合には適度の感度のものを2個設けることが考えられる。この場合には2個のマイクロフォン54A,54Bを図13Bに示したように4つの支柱73A,73B,73D,73Eを直線で結んだ長方形を想定したとき、その長方形の対角線上に配置するとよい。例えば、指向性を有する1つのマイクロフォン54Aを右前側支柱73Bにだけ外向きに取り付けたのでは、悲鳴を捕らえ得る範囲が所定の範囲R21(破線参照)のように偏ったものとなるので、当該マイクロフォン54Aの背面側で出される悲鳴を拾うことができない。一方、図13Bに示したように2つ目のマイクロフォン54Bを左後側支柱73Dに対して外向きに取り付けると、2つ目のマイクロフォン54Bが悲鳴を捕らえ得る範囲が所定の範囲R22(破線参照)となるので、1つ目のマイクロフォン54Aでは拾うことのできない悲鳴を拾うことができる。指向性を有するマイクロフォンにあっては、2つのマイクロフォンを配置するほうが1つだけのマイクロフォンより悲鳴を捕らえ得る範囲を倍に拡大できるのである。2つのマイクロフォン54A,54Bで門型4柱式リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2の範囲をカバーできることになるのである。なお、図13Bでも右前側支柱73B及び左後側支柱73Dの鉛直方向上端部に各マイクロフォン54A,54Bを記載しているが、実際には人の身長よりも少し高い位置に設けている。なお、図13Cに示したように、4つの各支柱73A,73B,73D,73Eの人の身長よりも少し高い位置に各マイクロフォン54A,54A,54B,54Bを外向きに設け、各マイクロフォン54A,54A,54B,54Bが悲鳴を捕らえ得る範囲を所定の各範囲R21,R22,R23,R24とすることで、門型4柱式リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2の範囲をほぼ全てカバーするようにしてもかまわない。
The number of
このように、第5実施形態によれば、機械装置は、車両71を乗せて昇降可能な門型4柱式リフト装置72(リフト装置)であるので、緊急停止ボタン44が設けられている場合に、その緊急停止ボタン44の所在を知らなくても、かつ門型4柱式リフト装置72の操作者(メカニック)でなくても門型4柱式リフト装置2を悲鳴により瞬時に停止することで車両71が門型4柱式リフト装置72から落下しそうになることを抑制できる。
As described above, according to the fifth embodiment, the mechanical device is a portal type four-post lift device 72 (lift device) that can be moved up and down with the
第5実施形態によれば、リフト装置72は、鉛直方向に立設された4つの支柱73A,73B,73D,73Eに沿って昇降可能な二対の昇降体と、ロッド86Ab,86Bbが延び出しまたは引っ込むことにより二対の昇降体を同調させつつ上昇側または下降側に駆動し得る油圧アクチュエータ86A,86B(圧力アクチュエータ)と、油圧アクチュエータ86A,86Bに作動油(作動流体)を供給してロッド86Ab,86Bbを延び出させる作動油供給ポンプ33A,33B(作動流体供給ポンプ)と、作動油供給ポンプ33A,33Bを駆動するモータ34A,34Bと、モータ34A,34Bを駆動させるための電気スイッチ62A,62Bと、油圧アクチュエータ86A,86Bから作動油を戻す作動油リターン通路39A,39B(作動流体リターン通路)と、作動油リターン通路39A,39Bに介装され常時は作動油リター一ン通路39A,39Bを全閉状態にしている電磁式開閉バルブ61A,61B(バルブ手段)と、二対の昇降体を同調させつつ上昇側または下降側に駆動することを指示する昇降指示ボタン87A,87B(昇降指示手段)と、昇降指示ボタン87A,87Bにより二対の昇降体を上昇側に駆動することが指示されるとき、電気スイッチ62A,62BをONにするスイッチ駆動手段65A,65B(電気スイッチ作動手段)と、昇降指示ボタン87A,87Bにより二対の昇降体を下降側に駆動することが指示されるとき、電磁式開閉バルブ61A,61Bを開放するバルブ駆動手段64A,64B(バルブ手段作動手段)とを備える4柱式リフト装置72であり、可動部は前記二対の昇降体であり、可動部緊急停止手段は、二対の昇降体を下降側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電磁式開閉バルブ61A,61Bを初期位置の全閉状態に戻すかまたは二対の昇降体を上昇側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電気スイッチ65A,65Bを初期位置のOFFにする手段(64A,64B,65A,65B)であるので、リフト装置が二対の昇降体の上昇と下降を行わせる4柱式リフト装置72においても、悲鳴により4柱式リフト装置72を瞬時に緊急停止することができる。
According to the fifth embodiment, in the
第5実施形態によれば、マイクロフォン54,54A,54Bを門型4柱リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2内に設けるので、門型4柱リフト装置72を中心とする所定の空間範囲R2内で悲鳴を上げる限り、緊急停止ボタン44から離れていても、門型4柱リフト装置72を緊急停止することができる。
According to the fifth embodiment, the
第5実施形態によれば、マイクロフォン54,54A,54Bをいずれかの支柱73A,73B,73D,73Eの人(成人)の身長よりも少し高い位置に設けるので、悲鳴を確実に拾うことができる。
According to the fifth embodiment, since the
第5実施形態によれば、4つの支柱73A,73B,73D,73Eの上端部を結んで四角形を形成したとき、この四角形のうちの1つの角とこの角と対角線にある他方の角との2箇所にマイクロフォン54,54A,54Bを設けるので、高感度の高価なマイクロフォンでなくても悲鳴を拾うことができる。
According to the fifth embodiment, when a quadrangle is formed by connecting the upper ends of the four
第5実施形態では、前側支柱73A,73Bが移動可能であり、前側支柱73A,73B、後側支柱73D,73Eにそれぞれ一本ずつの油圧シリンダ86A,86B及び油圧ユニット85A,85Bを設け、昇降指示ボタン87A,87Bにより各油圧シリンダを介して一対の昇降体を上昇・下降させる場合で説明したが、このものに限られるものでない。まず、前側支柱及び後側支柱が全て床面に固定されているものにも本発明の適用がある。また、油圧シリンダ及びこの油圧シリンダを駆動させるための油圧ユニットを4本の支柱毎に設けているものがある。このものにも本発明の適用がある。また、昇降操作レバーにより各油圧シリンダを介して一対の昇降体を上昇・下降させるものがある。このものにも本発明の適用がある。
In the fifth embodiment, the front struts 73A and 73B are movable, and each of the front struts 73A and 73B and the rear struts 73D and 73E is provided with one
第1〜第5の実施形態では、床面18に立設する柱式のリフト装置2,72について説明したが、これに限られない。例えば、複数の載せ台をそれぞれ独立して昇降駆動させる複数の油圧シリンダと、油圧を送り出す油圧手段と、これら複数の油圧シリンダと油圧手段との間に設けられる同調シリンダとを備えて、同調シリンダにより複数の載せ台が同一高さで昇降するように各油圧シリンダの動作を同調させる、いわゆるパンタグラフ式のリフト装置(特開平9-315790号後方参照)にも本発明の適用がある。また、床に埋設されるツインリフト装置(特開2005-206288号公報参照)にも、1柱式リフト装置など他のリフト装置にも本発明の適用がある。
In the first to fifth embodiments, the column-
第1〜第5の実施形態は、圧力アクチュエータが油圧アクチュエータである場合であったが、これに限られない。例えば、圧力アクチュエータが電気アクチュエータや空気圧アクチュエータであってよい。 The first to fifth embodiments are cases where the pressure actuator is a hydraulic actuator, but is not limited thereto. For example, the pressure actuator may be an electric actuator or a pneumatic actuator.
(第6実施形態)
図14は第6実施形態の門型洗車機91の概略斜視図、図15は同じく門型洗車機91の車両進行方向の縦断面図である。
(Sixth embodiment)
FIG. 14 is a schematic perspective view of a gate-type
まず門型洗車機91を概説する。門型洗車機91は、施設内の洗車スペース90の車両進行方向に対して平行に敷設されている2本のレール92A,92Bと、これらのレール92A,92B上を往復可能な洗車機本体93とで構成される。以下、一対ある部品については、車両進入方向からみて右側にある部品に「右」を、左側にある部品に「左」を付して区別する。また、洗車機本体93の「前方」とは車両進行方向に対して手前側に向かう方向を、「後方」とは車両進行方向に対して奥に向かう方向をいうものとする(図14参照)。
First, the gate type
図14にも示したように洗車機本体93は一対の脚体93A,93Bと一対の脚体93A,93Bの上部を結ぶ水平部93Cとを有する門型に形成されている。洗車機本体93の内面側には、鉛直方向に垂れ下がる左右2本の洗車ブラシ具94A,94B、水平方向に位置する1本の洗車ブラシ具94Cを備える。これら3本の洗車ブラシ具94A,94B,94Cはそれぞれ専用のモータ97A,97B,97Cにより駆動される(図16参照)。
As shown also in FIG. 14, the car
また、各脚体93A,93Bの内面側には各洗浄液噴射具95A,95B及び各エア噴射具96A,96B等の洗車具及び洗浄される車両の形状を検出する各車両センサ98A,98Bを備える。ここで、各洗浄液噴射具95A,95Bは総称である。実際には各洗浄液噴射具95A,95Bは水噴射具、シャンプー噴射具、ワックス噴射具の3つで構成されている。また、右脚体93Bの手前側にはキーボード99及びプリンタ100等が設けられている。また、右脚体93Bの手前側に全停止ボタン105が付属されることもある。このボタン105は、例えばドアミラーを折り畳むのを忘れたことに気がついたときにこの全停止ボタン105を押してONよりOFFに切換えると、洗車機91の動作が全停止するものである。なお、第6実施形態では、各洗浄液噴射具95A,95Bが水噴射具、シャンプー噴射具、ワックス噴射具の3つで構成される場合で説明するが、各洗浄液噴射具95A,95Bが水噴射具のみで構成されている揚合であってよい。
Also, on the inner surface side of each
さらに、図15にも示したように各脚体93A,93Bの鉛直方向の下部には、脚体毎にそれぞれ2個の車輪101A,101B,102A,102Bが車両進入方向に並べて設けられている。このうち、洗車機本体93の後方側(図15で右方向側)の一対の車輪102A,102Bは走行用モータ103によって駆動(回動)される。洗車機本体93の前方側の左車輪101Aにはエンコーダ104が係合している。
Further, as shown in FIG. 15, two
図16は門型洗車機91の制御システム図である。図16において、主にマイコン、メモリから構成される制御装置106にはキーボード99の始動スイッチからの始動信号、エンコーダ104のパルス信号、車両センサ98A,98Bの検出信号が入力する。制御装置106からは3本の洗車ブラシ具94A,94B,94Cを駆動する回転用モータ97A,97B,97C、左右の洗浄液噴射具95A,95B、左右のエア噴射具96A,96B及び走行用モータ103に制御信号が出力される。また、制御装置106からプリンタ100に印字信号が出力される。
FIG. 16 is a control system diagram of the gate-type
制御装置106では、例えば水洗い工程→シャンプー工程→ワックス工程→乾燥工程のように、一回の洗車で複数の洗車工程を実行する。すなわち、まず車両121を進入方向に進めて洗車スペース90内の所定の位置に停車させる(図15の二点鎖線参照)。
In the
キーボード99の始動スイッチが押されて始動信号が入力すると、制御装置106では走行用モータ103に正転信号を、左右の各洗浄液噴射具95A,95Bに制御信号を出力する。そして、走行用モータ103の正転により洗車機本体93が前方に移動(前進)し、左右の各洗浄液噴射具95,95Bより水が車両121に向けて噴射される。ここでは、走行用モータ103の「正転」によって、洗車機本体93が洗車機本体93の前方に移動(前進)する、この逆に走行用モータ102の「逆転」によって、洗車機本体93が洗車機本体93の後方に移動(後退)するものとする。この水洗い工程は、エンコーダ104のパルス信号と車両センサ98A,98Bの検出信号に基づいて制御される。同時に、エンコーダ104のパルス信号と車両センサ98A,98Bの検出信号より車両121の形状が記憶され、記憶された車両121の形状は以後の洗車工程の実行時に使用される。
When a start signal is input by pressing the start switch of the
水洗い工程が終了すると、制御装置106では、走行用モータ103に逆転信号を、3本の各洗車ブラシ具94A,94B,94C及び左右の各洗浄液噴射具95A,95Bに制御信号を出力する。そして、走行用モータ103の逆転により洗車機本体93が後退し、左右の各洗浄液噴射具95からシャンプーが車両121に向けて噴射され、左右及び上方の3本の各洗車ブラシ具94,94B,94Cが車両121の左右及び上部のボディを移動しながら回転する。このシャンプー工程の実行は、エンコーダ104のパルス信号と車両センサ98A,98Bの検出信号と、水洗い工程のときに記憶した車両121の形状に基づいて行われる。
When the water washing process is completed, the
シャンプー工程が終了すると、制御装置106はモータ103に正転信号を、左右の各洗浄液噴射具95A,95Bに制御信号を出力する。そして、走行用モータ103の正転により洗車機本体93が前進し、左右の各洗浄液噴射具95A,95Bからワックスが車両121に向けて噴射される。このワックス工程の実行も、エンコーダ104のパルス信号と車両センサ98A,98Bの検出信号と、水洗い工程のときに記憶した車両121の形状に基づいて行われる。
When the shampoo process is completed, the
ワックス工程が終了すると、制御装置106では、モータ102に逆転信号を、左右の各エア噴射具96A,96Bに制御信号を出力する。そして、走行用モータ103の逆転により洗車機本体93が後退し、左右の各エア噴射具96A,96Bからエア(圧縮空気)が車両121に向けて噴射される。この乾燥工程の実行も、エンコーダ104のパルス信号と車両センサ98A,98Bの検出信号と、水洗い工程のときに記憶した車両121の形状に基づいて行われる。これで全ての行程を終了するので、車両121を洗車スペース90の外へ退出させる。これで門型洗車機91の概説を終了する。
When the wax process ends, the
さて、門型洗車機91においては、通常の使用をする限り何等問題はないのであるが、洗車に両親とやってきた子供が、好奇心から洗車中の洗車機本体93に接近し車両と洗車機本体93の間に入ろうとすることがある。あるいは、洗車機本体を図17に示したように壁113の近くに設置している揚合に、壁113と動いている洗車機本体93との間に子供が入ろうとすることがある。こうした子供の行動に伴う異常な事態を察知した者や両親が上記の全停止ボタン105を直ぐに押して洗車機91の動作が全停止すれば事なきを得るのであるが、全停止ボタン105まで距離があるときには、その者や両親が全停止ボタン105に接近するまでにも異常な事態が継続してしまう。
Now, in the gate type
一方、子供の行動に伴う異常な事態を察知した者や両親(人)はこうした子供の行動に伴う異常な事態を察知した瞬間に、多くの場合思わず悲鳴を上げる傾向にあるので、その思わず上がる悲鳴を捕らえて門型洗車機91を緊急停止できれば、子供の行動に伴う異常な事態を速やかに終わらせることができる。
On the other hand, those who have detected an abnormal situation associated with the child's behavior and parents (persons) tend to unexpectedly scream at the moment they sense the abnormal situation associated with the child's behavior. If the gate-type
そこで、第6実施形態では、門型洗車機91に対しても、第4実施形態の図8と同様に、悲鳴緊急停止装置を追加する。このため、図16に示したようにマイクロフォン132、悲鳴認識モジュール55、緊急停止解除ボタン133を追加し、悲鳴認識モジュール55からの信号と緊急停止解除ボタン133からの信号を制御装置106に入力させる。
Therefore, in the sixth embodiment, a scream emergency stop device is added to the gate-type
図17に示した門型洗車機91を中心とする所定の空間範囲R3(図17の一点鎖線参照)内で上がる悲鳴をもれなく拾うようにマイクロフォン132を設ける。また、門型洗車機91を中心とする所定の空間範囲R3での音声をほぼ全て拾うことのできる性能のマイクロフォン132を選択する。ここで、図17は門型洗車機91の概略平面図である。門型洗車機91を中心とする所定の空間範囲R3をどの範囲にするかは予め定めておく。
A
マイクロフォン132が高感度のものであれば図17に示したように例えば洗車機本体93の天井93Dの前方左角に設ける。この場合、マイクロフォン132が無指向性であればどの向きに設けてもかまわない。図17に示したように施設のコーナーを洗車スペース90として洗車機91が設置されている場合に、マイクロフォン132に指向性があるときには、指向性がある側を施設内において人がいる方向に向けて取り付ける。図17においては右方と上方に壁113が設けられ、左方と下方が開放されている。このため、左方と下方に洗車機91の関係者(洗車にきている客、洗車機91を有する施設のサービス担当者)がいる可能性が高いので、マイクロフォン132の指向性がある側を左方、下方あるいはこれらの中間位置に向けて取り付ける。これは、悲鳴は、洗車機91を有する施設内で子供の行動に伴う異常な事態を察知した人が上げると考えられるので、洗車機91を有する施設内で上がる悲鳴を拾うには洗車機91を有する施設内において洗車機91の関係者がいると思われる左方や下方が良いためである。なお、第6実施形態のマイクロフォン132は外気に晒されるので、防水及び防塵の対策をしておく必要がある。
If the
上記緊急停止解除ボタン133は右側の脚体93Bの前面に設けておく(図14参照)。緊急停止解除ボタン133は、悲鳴で門型洗車機91が緊急停止した後に、門型洗車機91を復帰させるためのものである。
The emergency
マイクロフォン132からの音声信号が入力する悲鳴認識モジュール55では、マイクロフォン132が拾った音声から悲鳴を認識する。悲鳴認識モジュール55からの信号を入力する制御装置106では、悲鳴認識モジュール55が悲鳴を認識したとき、走行用モータ103及び3本の洗車ブラシ具94A,94B,94Cを駆動するための回転用モータ97A,97B,97Cを緊急停止する。
The
制御装置106で行われるこの制御を図18のフローを参照して説明する。図18のフローは走行用モータ103及び3つの回転用モータ97A,97B,97Cを緊急停止するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に繰り返し実行する。
This control performed by the
ステップ1ではモータ緊急停止フラグ(キーボード99の始動スイッチのON時にゼロに初期設定)を見る。ここではモータ緊急停止フラグ=0であるとしてステップ2に進む。ステップ2では、悲鳴認識モジュール55により悲鳴が認識されたか否かを見る。悲鳴が認識されていないときにはそのまま今回の処理を終了する。
In
ステップ2で悲鳴認識モジュー一ル55により悲鳴が認識されたときにはステップ3,4,5,6,7に進む。ステップ3,4では、モータ緊急停止フラグ=1とすると共に、走行用モータ103が駆動されているときには走行用モータ103を緊急停止する。また、3つの各回転用モータ97A,97B,97Cが駆動されているときにはステップ5で3つの各回転用モータ97A,97B,97Cを緊急停止する。また、左右の各洗浄液噴射具95A,95Bが駆動されているときには、ステップ6で左右の各洗浄液噴射具95A,95Bの駆動を停止する。左右の各エア噴射具96A,96Bが駆動されているときには、ステップ7で左右の各エア噴射具96A,96Bの駆動を停止する。
When a scream is recognized by the
ステップ3でモータ緊急停止フラグ=1としたことより、次回以降はステップ1よりステップ8に進み、緊急停止解除ボタン133がONである信号が入力されているか否かをみる。緊急停止解除ボタン133がONである信号が入力されていなければ、門型洗車機91の安全がまだ確認されていないと判断しステップ3〜7に進み、緊急停止状態を維持するためステップ3〜7の操作を繰り返す。
Since the motor emergency stop flag is set to 1 in step 3, the process proceeds from
緊急停止解除ボタン133が押されてONである信号が入力されていれば、門型洗車機91の安全が確認されていると判断しステップ9〜13に進む。ステップ9,10では、走行用モータ103及び3つの各回転用モータ97A,97B,97Cの緊急停止を解除し、初期状態の非駆動状態に戻す。
If the emergency stop cancel
ステップ11,12では、左右の各洗浄液噴射具95A,95Bの駆動停止及び左右の各エア噴射具96A,96Bの駆動停止を解除して初期状態に戻す。ここで、各洗浄液噴射具95A,95Bの初期状態とは、洗浄液噴射具95A,95Bが閉じている(水、シャンプー、ワックスの液がいずれも噴射されていない)状態のことである。また、各エア噴射具96A,96Bの初期状態とは、エア噴射具96A,96Bが閉じている(エアが噴射されていない)状態のことである。
In
ステップ13ではモータ緊急停止フラグ=0とすることで、門型洗車機91を復帰させる。
In
このように、第6実施形態によれば、機械装置は、施設内に敷設されたレール92A,92Bと、走行モータ103で回転する車輪101A,101B,102A,102Bによりレール92A,92B上を移動する洗車機本体93と、車輪の回転に連動してパルス信号を出力するエンコーダ104と、洗車機本体93に設けられモータ97A,97B,97Cにより回転駆動される洗車ブラシ具94A,94B,94Cと、洗車機本体93に設けられた車両センサ98A,98Bと、エンコーダ104のパルス信号と前記車両センサ98A,98Bの信号に基づいて洗車具を制御する制御装置106とを備える門型洗車機91であり、可動部は走行しているときの走行モータ103及び洗車ブラシ具を回転駆動しているときのモータ97A,97B,97Cであるので、機械装置が門型洗車機91である場合においても、悲鳴により門型洗車機91の可動部を瞬時に緊急停止することができる。
As described above, according to the sixth embodiment, the machine device moves on the
第6実施形態によれば、少なくとも水を噴射する洗浄液噴射具(95A,95B)と、エアを噴射するエア噴射具96A,96Bとを備え、可動部に少なくとも水を噴射しているときの洗浄液噴射具(95A,95B)、エアを噴射しているときのエア噴射具を含めるので、子供の行動に伴う悲鳴が上がる異常事態時に洗浄液噴射具(95A,95B)からの水の噴射及びエア噴射具96A,96Bからのエアの噴射も止めることができる。
According to the sixth embodiment, at least cleaning liquid sprayers (95A, 95B) for spraying water and
実施形態では、可動部の緊急停止を要する機械装置として、2柱式、門型4柱式などのリフト装置、門型洗車機を挙げた。ここで、「可動部の緊急停止を要する」とは、可動部が他の物体(人を含む)と強い相関を有し、可動部の移動によって可動部と一体動していた他の物体が可動部から離れまたは他の物体の外形が変形することによって、他の物体の安定性または安全性を損なう事態になることをいう。可動部の緊急停止を要する機械装置には、ここに挙げたものの他にも
〔1〕駐車装置、
〔2〕車両用複合試験機、
〔3〕ホイールバランサ、
〔4〕金属加工機、
〔5〕電気溶接機、
〔6〕エレベータ、
〔7〕エスカレータ、
〔8〕観覧車、メリーゴーラウンド、オクトパス、飛行塔などモータで駆動され回転運動をする遊戯施設、
〔9〕塵芥収集車
がある。また、電車のホームや電車の踏切での列車の緊急停止にも本発明を適用できる。
In the embodiment, as a mechanical device that requires an emergency stop of the movable portion, a lift device such as a two-column type or a portal type four-column type, or a gate type car wash machine is described. Here, “the emergency stop of the movable part is required” means that the movable part has a strong correlation with other objects (including people), and other objects that have moved together with the movable part due to the movement of the movable part. It means a situation in which the stability or safety of other objects is impaired by moving away from the movable part or by deforming the outer shape of the other objects. In addition to those listed here, machinery that requires an emergency stop of the moving part includes: [1] Parking device,
[2] Combined vehicle testing machine,
[3] Wheel balancer,
[4] Metal working machine,
[5] Electric welding machine,
[6] Elevator,
[7] Escalator,
[8] Amusement facilities that are driven by motors such as ferris wheel, merry-go-round, octopus, and flight tower,
[9] There is a garbage truck. The present invention can also be applied to an emergency stop of a train at a train platform or train crossing.
例えば、上記の〔1〕として、鉄等の細い角材を鉛直方向や水平方向に並べて粗い格子状とすると共に全体として直方体に構成した枠体を備え、この枠体の内部に車両を乗り降りさせ得る複数のトレイを、一定の間隔で鉛直方向に(あるいは水平方向にも)移動可能に並べておき、モータなどの昇降駆動装置を用いて複数のトレイを鉛直方向に移動することで、狭い空間の中に多くの車両を保管し得るようにした機械式立体駐車装置がある。 For example, as the above [1], a thin square member such as iron is arranged in a vertical or horizontal direction to form a rough lattice and a frame body configured as a rectangular parallelepiped as a whole, and a vehicle can be loaded onto and exited from this frame body. By arranging multiple trays so that they can move in the vertical direction (or in the horizontal direction) at regular intervals, and moving them in the vertical direction using an elevating drive device such as a motor, In addition, there is a mechanical multi-story parking apparatus that can store many vehicles.
この機械式立体駐車装置では、トレイに乗っている車両を車庫から出すときには、車両を乗せたトレイが静止する位置の手前や周囲に防護柵を設けて、トレイが完全に静止する前に車両の周辺に人が立ち入ることがないようにしている。しかながら、防護柵の不備により、トレイが完全に静止する前に車両の周辺に人が立ち入る事態が発生している。 In this mechanical multilevel parking device, when a vehicle on the tray is taken out of the garage, a protective fence is provided in front of or around the position where the tray on which the vehicle is placed stops, and before the tray completely stops, It prevents people from entering the area. However, due to inadequate protection fences, people have entered the vicinity of the vehicle before the tray is completely stationary.
そこで、こうした機械式立体駐車装置に対して悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。トレイが完全に静止する前に車両の周辺に人が立ち入った事態を察知した者が思わず上げる悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、上記の昇降駆動装置を緊急停止させるのである。これによって、防護柵が不備の状態になることがあっても人とトレイ周辺部品等との接触に伴う人身事故を未然に防止することができる。 Therefore, it is conceivable to add a scream emergency stop device to such a mechanical multi-story parking device. A scream recognition module that receives a signal from the microphone recognizes a scream by setting up a microphone in a range where a person who senses a person entering the vicinity of the vehicle before the tray completely stops can pick up the scream At this time, the above-mentioned lifting / lowering driving device is urgently stopped. As a result, even if the protective fence is in an incomplete state, it is possible to prevent a human accident due to contact between a person and a tray peripheral component.
また、上記の〔2〕として同軸に並べた一対のメインローラ上に各メインローラの軸と直交する方向に車両を乗り込ませて左車輪を左側のメインローラの上に、右車輪を右側のメインローラの上にそれぞれ配置し、各メインローラ上でブレーキペダルを踏み込ませることで制動力を計測し、また各メインローラ上で車両を決められた一定速度(例えば40km/h)で走行させることで実際の車両速度を計測するようにした車両用複合試験機がある(例えば特開平9-304239号公報参照)。 Also, as [2] above, the vehicle is placed on the pair of main rollers arranged coaxially in a direction perpendicular to the axis of each main roller, the left wheel is placed on the left main roller, and the right wheel is placed on the right main roller. By placing each on a roller, measuring the braking force by depressing the brake pedal on each main roller, and running the vehicle on each main roller at a fixed speed (for example, 40 km / h) There is a vehicular combined testing machine that measures an actual vehicle speed (see, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 9-304239).
この車両用複合試験機では、スピードメータ検査時に車両が進行方向の外側に飛び出さないように各メインローラの前後に一対の支えローラを配置して左右の各車輪を挟み込むようにすると共に、車両が横方向の外側にも飛び出すことがないように各メインローラの外側にガイドローラを設けている。こうした車両用複合試験機では、車両がメインローラの外に飛び出すことが絶対ないとはいえず、何かの拍子にメインローラの外に車両が飛び出しそうな事態に備えるため、車両用複合試験機の周辺に設置している入力操作盤に緊急停止ボタンを付属させており、この緊急停止ボタンを、異常事態を察知した者が押すことでメインローラの回転を緊急停止できるようにしている。 In this combined vehicle testing machine, a pair of support rollers are arranged before and after each main roller to sandwich the left and right wheels so that the vehicle does not jump out of the traveling direction during speedometer inspection. Guide rollers are provided on the outer sides of the main rollers so as not to protrude outward in the lateral direction. In such a vehicular combined testing machine, it can be said that the vehicle never jumps out of the main roller, and in order to prepare for a situation where the vehicle is likely to jump out of the main roller at any moment. An emergency stop button is attached to the input operation panel installed in the vicinity of the station, and the emergency stop button can be pressed by a person who detects an abnormal situation to stop the rotation of the main roller.
しかしながら、メインローラの外に車両が飛び出しそうな事態を察知した瞬間に緊急停止ボタンの直ぐ側にその察知した者がいないと、とっさに緊急停止ボタンを押すことができない、また、車両に乗り込んで試験をしている者以外の者がメインローラの外に車両が飛び出しそうな事態を察知しても、緊急停止ボタンのある場所をその者が知っていないと、緊急停止ボタンをとっさに押すことができない。 However, the emergency stop button cannot be pushed immediately if there is no person who has detected the emergency stop button at the moment when the vehicle is likely to jump out of the main roller. Even if a person other than the tester detects that the vehicle is likely to jump out of the main roller, if the person does not know where the emergency stop button is, press the emergency stop button. I can't.
そこで、こうした車両用複合試験機に対して悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。メインローラの外に車両が飛び出しそうな事態を察知した者が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、メインローラの回転を緊急停止させるのである。これによって、車両に乗り込んで試験をしている者以外の者でもメインローラの外に車両が飛び出すことを防止できる。 Therefore, it is conceivable to additionally provide a scream emergency stop device for such a combined vehicle testing machine. When a scream is recognized by a scream recognition module that receives a signal from the microphone, the main roller rotates when a person who has detected a situation where the vehicle is likely to jump out of the main roller can pick up the scream Emergency stop. As a result, it is possible to prevent the vehicle from jumping out of the main roller even by a person other than the person who is in the vehicle and performing the test.
また、上記の〔9〕として、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収集箱と、後方開口部の後面に設けた塵芥投入箱と、塵芥投入箱内に設けられ、塵芥投入箱の投入口から投入された塵芥を塵芥収集箱に押し込む塵芥押込装置とを備えた塵芥収集車において、塵芥押込装置の作動を緊急停止させる緊急停止装置を設けたものがある(特開2008−285304号公報参照)。ここで、塵芥押込装置は、投入口から放り込まれた塵芥を回転させて上方に持ち上げる回転板と、上方の揺動軸を中心にして揺動し、この持ち上げた塵芥を塵芥収集箱に押し込む押込板とから構成されている。このものでは、塵芥投入箱の投入口下部に、下端側が後方に膨出した車幅方向に延びる緊急停止操作部材を前後に揺動可能に設け、この緊急停止操作部材が操作されたのを緊急停止検出部で検出して塵芥押込装置の作動を緊急停止させている。 Also, as [9] above, a dust collecting box mounted on the vehicle body and having a rear opening, a dust throwing box provided on the rear surface of the rear opening, a dust throwing box provided in the dust throwing box, Some garbage collection vehicles equipped with a dust pushing device that pushes dust thrown into the dust collecting box into the dust collecting box are provided with an emergency stop device that urgently stops the operation of the dust pushing device (Japanese Patent Laid-Open No. 2008-285304). See the official gazette). Here, the dust pushing device is a push that rotates the dust thrown in from the inlet and lifts it upward, and swings around the upper swinging shaft, and pushes the raised dust into the dust collecting box. It consists of a board. In this case, an emergency stop operating member extending in the vehicle width direction with its lower end bulging rearward is provided at the lower portion of the input port of the dust input box so as to be able to swing back and forth. Detected by the stop detection unit, the operation of the dust pushing device is stopped urgently.
塵芥収集作業中に、作業者は投入口に近づいて塵芥を放り込むため、作業者の身につけている衣服が回転板に巻き込まれそうになることがある。この場合に、作業者は、自分の膝等で緊急停止操作部材の操作部を押して操作することで、塵芥押込装置を緊急停止させることができる。 During the dust collection work, the worker approaches the input port and throws in the dust, so that the clothes worn by the worker may be caught in the rotating plate. In this case, the operator can emergency stop the dust pushing device by pushing and operating the operation portion of the emergency stop operation member with his knee or the like.
しかしながら、上記の緊急停止装置を設けていても万全ではなく、緊急停止操作部材の操作部を押して操作できなければ、作業者の身につけている衣服が回転板に巻き込まれてしまう。 However, even if the emergency stop device described above is provided, it is not perfect. If the operation unit of the emergency stop operation member cannot be pushed and operated, clothes worn by the operator are caught in the rotating plate.
そこで、こうした塵芥収集車に対して悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。塵芥集車にかつ作業者の身につけている衣服が回転板に巻き込まれそうな事態を察知した者が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、塵芥押込装置を緊急停止させるのである。これによって、作業者以外の者でも悲鳴により塵芥押込装置を緊急停止できる。 Therefore, it is conceivable to add a scream emergency stop device to such a garbage truck. A scream recognition module that receives a signal from the microphone by installing a microphone in a range where a person who senses a situation where the clothes worn by the worker in the garbage truck and the operator are likely to be caught in the rotating plate can be picked up unexpectedly When the scream is recognized, the dust pushing device is stopped urgently. Thereby, even a person other than the worker can urgently stop the dust pushing device by screaming.
また、上記の〔4〕として、固定の金型に対して鉛直方向に移動し得る可動金型を対向配置し、油圧アクチュエータを駆動源として、この可動金型を昇降させ得る昇降機構を備え、この昇降機構により可動金型を待機位置から下死点位置まで移動させるようしたプレス機械がある。こうしたプレス機械に対して、手等の身体の一部で光線を遮ったときに自動的にスライド(つまり可動金型)を停止させ、光線を遮らなくなったときに自動的にスライドを起動させる機能を併せ持った制御機能付き光線式安全装置が義務づけられている。 Further, as the above [4], a movable mold that can move in the vertical direction with respect to a fixed mold is disposed oppositely, and a lifting mechanism that can raise and lower the movable mold using a hydraulic actuator as a drive source is provided. There is a press machine in which a movable mold is moved from a standby position to a bottom dead center position by this lifting mechanism. A function that automatically stops the slide (that is, the movable mold) when the light beam is blocked by a part of the body such as a hand, and automatically activates the slide when the beam is no longer blocked. A light-type safety device with a control function that also has
こうした光線式安全装置を備えているプレス機械に対しても悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。固定の金型と可動金型との間に身体の一部が入った事態を察知した者が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、可動金型を緊急停止させるのである。これによって、作業者以外の者でも悲鳴によりプレス機械を緊急停止できる。安全対策が二重になるという意味でも有用である。 It is conceivable to additionally provide a scream emergency stop device for a press machine equipped with such a light safety device. A scream recognition module that receives a signal from the microphone by installing a microphone in a range where a person who senses a situation where a part of the body enters between the fixed mold and the movable mold can pick up the unexpected scream When it is recognized, the movable mold is stopped urgently. As a result, even a person other than the operator can urgently stop the press machine by screaming. It is also useful in the sense that safety measures are doubled.
また、上記の〔7〕として、緊急停止装置を備えるエスカレータがある(特開2000−219474号公報参照)。このエスカレータでは、移動手摺りや進入防止柵を乗り越えて外側デッキボードを歩行する乗客を光電装置で検出し緊急停止手段を作動させている。しかしながら、上記の緊急停止装置を設けていても万全ではない。 Moreover, there exists an escalator provided with an emergency stop apparatus as said [7] (refer Unexamined-Japanese-Patent No. 2000-219474). In this escalator, an emergency stop means is activated by detecting a passenger walking on the outer deck board over a moving handrail or an entry prevention fence with a photoelectric device. However, even if the emergency stop device is provided, it is not perfect.
そこで、こうしたエスカレータに対して悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。移動手摺りや進入防止柵を乗り越えた乗客がバランスを崩して落ちそうになる事態を察知した者が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、エスカレータを緊急停止させるのである。これによって、エスカレータの安全性をさらに高めることができる。 Therefore, it is conceivable to add a scream emergency stop device to such an escalator. A scream recognition module that receives a signal from the microphone, with a microphone installed in a range where a person who has detected a situation where a passenger who has crossed a moving handrail or entry barrier can fall out of balance and unexpectedly picks up a scream When it recognizes, the escalator is urgently stopped. Thereby, the safety of the escalator can be further enhanced.
また、上記の〔5〕として、溶接電源と、ワイヤ供給装置と、CO2ガス供給装置と、電力、ワイヤ及びCO2ガスのガス供給を受けかつ先端位置を制御可能な溶接トーチを有する溶接ロボット本体とを備えたガスシールド電気溶接機がある(特開平6-31449号公報参照)。この電気溶接機による自動溶接は、溶接ロボット本体を溶接仕口にセットし、3軸方向に移動可能な溶接ロボット本体と回転可能な溶接トーチとの各運動を自動制御することにより行っている。 In addition, as the above [5], a welding robot having a welding power source, a wire supply device, a CO 2 gas supply device, and a welding torch that receives gas supply of electric power, wire, and CO 2 gas and can control the tip position. There is a gas shield electric welding machine provided with a main body (refer to JP-A-6-31449). The automatic welding by this electric welding machine is performed by setting the welding robot main body to the welding joint and automatically controlling each movement of the welding robot main body movable in three axial directions and the rotatable welding torch.
こうした電気溶接機に対しても悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。溶接ロボット本体や溶接トーチの動きが常でなかったり、常でない火花が上がったりする事態を察知した者が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、溶接ロボット本体への電力、ワイヤ及びCO2ガスのガス供給を緊急停止させるのである。これによって、作業者が特別に動かなくても、悲鳴により電気溶接機を緊急停止できる。 It is conceivable to additionally provide a scream emergency stop device for such an electric welder. A scream recognition module that receives a signal from the microphone by providing a microphone in a range where a person who senses the situation where the welding robot main body and welding torch move abnormally or abnormal sparks can pick up unexpected screams When recognizing the scream, the power supply to the welding robot body, the wire and the gas supply of CO 2 gas are urgently stopped. Thereby, even if an operator does not move specially, an electric welding machine can be stopped urgently by screaming.
また、駅ホームの線路内に落ちた乗客の安全性確保のため、駅ホームに赤色の緊急停止ボタンが付属されることが多くなった。この緊急停止ボタンからの信号は列車運用システム(列車運用装置)に送られ、緊急停止ボタンが押されたときには、駅ホームに進入してくる列車を緊急停止するようになっている。しかしながら、全ての乗客が緊急停止ボタンの所在を知っているわけでない。このため、駅ホームに列車が近づいているときに、駅ホームのすぐ近くの土砂崩れで線路の一部が埋まっている事態を駅ホーム上の乗客がたまたま察知したとしても、その駅ホーム上の乗客が緊急停止ボタンの所在を知っていなければ、列車事故を未然に防ぐことができない。 In addition, in order to ensure the safety of passengers who have fallen on the railway track of the station platform, a red emergency stop button is often attached to the station platform. The signal from the emergency stop button is sent to a train operation system (train operation device), and when the emergency stop button is pressed, the train entering the station platform is emergency stopped. However, not all passengers know where the emergency stop button is located. For this reason, even if a passenger on the station platform happens to notice that a part of the track is buried due to a landslide in the immediate vicinity of the station platform when the train is approaching the station platform, Without knowing where the emergency stop button is, train accidents cannot be prevented.
そこで、こうした列車運用システムに対して悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。上記のように駅ホームに侵入してくる列車が線路の埋まった土砂に乗り上げそうな事態など、駅ホームに侵入してくる列車を緊急に停止させる必要のある事態を察知した乗客が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、駅ホームムに侵入してくる列車を緊急停止させるのである。これによって、駅ホームに侵入してくる列車を緊急に停止させる必要のある事態を察知した乗客が緊急停止ボタンの所在を知らなくても、悲鳴により車両事故を未然に防止できる。 Therefore, it is conceivable to additionally provide a scream emergency stop device for such a train operation system. A scream that a passenger who suddenly senses a situation where the train entering the station platform needs to be stopped urgently, such as a situation where the train entering the station platform is likely to ride on the earth and sand filled in the track, as described above A microphone is provided in a range where it can be picked up, and when a scream is recognized by a scream recognition module that receives a signal from the microphone, the train entering the station homeme is urgently stopped. This makes it possible to prevent a vehicle accident due to a scream even if a passenger who senses a situation where the train entering the station platform needs to be stopped urgently does not know the location of the emergency stop button.
1 車両
2 2柱式リフト装置(機械装置、リフト装置)
3A,3B 支柱
4A,4B 昇降体(可動部分)
11 操作レバー(昇降指示手段)
22 油圧アクチュエータ(圧力アクチュエータ)
23,23A,23B 作動油供給手段
33,33A,33B 作動油供給ポンプ(作動流体供給ポンプ)
34,34A,34B モータ
38 マイクロスイッチ(電気スイッチ)
39,39A,39B 作動油リターン通路(作動流体リターン通路)
40 機械式開閉バルブ(バルブ手段)
41 ボタン緊急停止装置
44 緊急停止ボタン
51 悲鳴緊急停止装置
52 電磁式開閉バルブ(第2バルブ手段)
53 電気スイッチ(第2電気スイッチ)
54,54A,54B マイクロフォン
55 悲鳴認識モジュール
61,61A,61B 電磁式開閉バルブ(バルブ手段)
62,62A,62B 電気スイッチ
63 昇降指示ボタン(昇降指示手段)
64,64A,64B バルブ駆動手段(バルブ手段作動手段)
65,65A,65B スイッチ駆動手段(電気スイッチ作動手段)
72 門型4柱式リフト装置(機械装置、リフト装置)
73A,73B,73C,73D 支柱
86A,86B 油圧アクチュエータ(圧力アクチュエータ)
87A,87B 昇降指示ボタン(昇降指示手段)
91 門型洗車機
92A,92B レール
93 洗車機本体
97A,97B,97C モータ
98A,98B 車両センサ
101A,101B,102A,102B 車輪
103 走行モータ
104 エンコーダ
106 制御装置
132 マイクロフォン
1
3A,
11 Operation lever (lifting instruction means)
22 Hydraulic actuator (pressure actuator)
23, 23A, 23B Hydraulic oil supply means 33, 33A, 33B Hydraulic oil supply pump (hydraulic fluid supply pump)
34, 34A,
39, 39A, 39B Hydraulic oil return passage (working fluid return passage)
40 Mechanical open / close valve (valve means)
41 button
53 Electric switch (second electric switch)
54, 54A,
62, 62A, 62B Electric switch 63 Elevation instruction button (elevation instruction means)
64, 64A, 64B Valve drive means (valve means actuating means)
65, 65A, 65B Switch drive means (electric switch actuating means)
72 Gate type 4-post lift device (mechanical device, lift device)
73A, 73B, 73C,
87A, 87B Elevation instruction button (Elevation instruction means)
91
本発明の悲鳴緊急停止装置は、緊急停止を要する可動部と、操作者による操作を受け付けて前記可動部の駆動を停止する停止部と、を備えるとともに、車両を乗せて昇降可能なリフト装置と、前記リフト装置を中心とする所定の空間範囲にいる前記操作者以外の者が発する音声を拾うように配置又は構成されたマイクロフォンと、前記マイクロフォンが拾う前記音声に基づいて、悲鳴を認識する悲鳴認識モジュールと、前記悲鳴認識モジュールが悲鳴を認識したときに、前記可動部を緊急停止させる可動部緊急停止手段と、を備えている。また、本発明の悲鳴緊急停止装置は、施設内に敷設されたレールと、走行モータで回転する車輪により前記レール上を移動する洗車機本体と、前記洗車機本体に設けられモータにより回転駆動される洗車ブラシ具と、を備え、少なくとも前記洗車機本体の走行モータ及び前記洗車ブラシ具のモータが操作者による操作を受け付けて可動する門型洗車機と、前記門型洗車機を中心とする所定の空間範囲にいる前記操作者以外の者が発する音声を拾うように配置又は構成されたマイクロフォンと、前記マイクロフォンが拾う前記音声に基づいて、悲鳴を認識する悲鳴認識モジュールと、前記悲鳴認識モジュールが悲鳴を認識したときに、前記門型洗車機を緊急停止させる可動部緊急停止手段と、を備える。 A scream emergency stop device according to the present invention includes a movable unit that requires an emergency stop, and a stop unit that accepts an operation by an operator and stops driving the movable unit, and a lift device that can move up and down with a vehicle mounted thereon. A microphone arranged or configured to pick up sound emitted by a person other than the operator in a predetermined spatial range centered on the lift device, and a scream that recognizes screams based on the sound picked up by the microphone A recognition module; and a movable part emergency stop means for urgently stopping the movable part when the scream recognition module recognizes a scream. In addition, the scream emergency stop device of the present invention includes a rail laid in the facility, a car wash machine body that moves on the rail by wheels that are rotated by a traveling motor, and a motor provided in the car wash machine body that is driven to rotate. A car wash brush tool, and at least a driving motor of the car wash machine main body and a motor of the car wash brush tool that receives an operation by an operator and is movable , and a predetermined centering on the gate car wash machine A microphone arranged or configured to pick up sound emitted by a person other than the operator in the spatial range, a scream recognition module for recognizing scream based on the sound picked up by the microphone, and the scream recognition module And a movable part emergency stop means for urgently stopping the gate-type car wash machine when a scream is recognized.
車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが下降しているときに、一対の昇降体4A,4Bを緊急に停止させるため、常開の電磁式開閉バルブ42を作動油リターン通路39に備えさせる。また、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇しているときに、一対の昇降体4A,4Bを緊急に停止させるため、常閉の電気スイッチ43を電線35に備えさせる。緊急停止ボタン44は制御盤19の外面の目立つ位置に赤色で付属させる。
When the pair of elevating
車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが下降しているときに、一対の昇降体3A,3Bを緊急的に停止させるため、常開の電磁式開閉バルブ52を作動油リターン通路39に備えさせる。また、車両1を乗せている一対の昇降体4A,4Bが上昇しているときに、一対の昇降体4A,4Bを緊急的に停止させるため、常閉の電気スイッチ53を電線35に備えさせる。
When the pair of elevating
ここでは、2柱式リフト装置2を中心とする所定の空間範囲R1内に制御盤19が含まれているので、この制御盤19の内部にマイクロフォン54を設ける。マイクロフォン54を制御盤19の内部に設けるのは、マイクロフォン54からの信号を拾うには電源が必要であり、制御盤19の内部であれば電源に接続することが容易であるためである。また、防塵のためでもある。制御盤19の内部に設けているからといって、マイクロフォン54の音声を拾う能力が大きく低下することはない。
Here, since the
悲鳴認識モジュール55は、マイクロフォン54が拾った音声のうちから悲鳴を認識するものである。悲鳴の認識は音声認識技術の延長上にある。悲鳴認識モジュール55としては公知のものを用いればよい。
The
ここで、「音声認識」(Automatic Speech Recognition)とは、機械やコンピュータが人の声を聞き取って、命令に応じて自動的に動作したり、その発話内容を文字に変喚したりする技術のことである。音声認識の処理においては、最近ではスマートフォンで知られる音声認識のように話者(声を出している人)を特定せずに、成人男女、年寄り、子供など誰の声でも「音声」として認識し得る。特定の人の音声のみを認識するのではなく、不特定の男女や子供(不特定話者)の声でも認識し得る。このように不特定話者の音声を認識できるようになったのは、音響モデルを作って確率的に音素を認識しているためである。 Here, the "voice recognition" (A utom a tic Speech Recognition), in machinery and computers hear the voice of the people, or to operate automatically in response to the instruction, or Hen喚the speech content in character It is technology to do. In the speech recognition process, the voice of any person such as adult men and women, elderly people, and children is recognized as "speech" without specifying the speaker (speaking person) like the speech recognition known recently in smartphones. Can do. Instead of recognizing only the voice of a specific person, the voice of unspecified men and women or children (unspecified speakers) can be recognized. The reason why the voice of an unspecified speaker can be recognized in this way is that a phoneme is recognized stochastically by making an acoustic model.
第1実施形態では、一対の昇降体4A,4B(可動部分)の緊急停止を要する2柱式リフト装置2(機械装置)と、音声を拾うマイクロフォン54と、マイクロフォン54が拾う音声信号に基づいて悲鳴を認識する悲鳴認識モジュール55と、悲鳴認識モジュール55からの信号に基づいて悲鳴を認識したとき、一対の昇降体4A,4Bを緊急停止させる可動部緊急停止手段(52,53,56,57)とを備えている。第1実施形態によれば、緊急停止ボタン44が設けられている場合に、その緊急停止ボタン44の所在を知らなくても、かつ2柱式リフト装置2の操作者でなくても悲鳴によって2柱式リフト装置2を瞬時に緊急停止することができる。
In the first embodiment, based on a two-post lift device 2 (mechanical device) that requires an emergency stop of a pair of lifting
第1実施形態は、操作レバー11によりマイクロスイッチ38をOFFからONに切換えることで一対の昇降体4A,4Bを上昇させ、また機械式開閉バルブ40を全閉状態から開状態へと切換えることで昇降体4A,4Bを下降させるものであった。一方、第4実施形態は、一対の昇降体4A,4Bの上昇と下降を電気的に行わせるものである。このため、作動油リターン通路39に常閉の電磁式開閉バルブ61が、モータ34と商用電源36との問の電線35に常時OFFの電気スイッチ62がそれぞれ介装されている。また、第4実施形態では、昇降指示ボタン63、バルブ駆動手段64、スイッチ駆動手段65を備え、昇降指示ボタン63は制御盤19の外面に付属され、駆動手段64,65は制御盤19の内部に設けられている。
In the first embodiment, the
こうした電気駆動の2柱式リフト装置2においてボタン緊急停止装置41を設けるには、緊急停止ボタン44を追加し、駆動手段64,65を共用するだけでよい。また、こうした電気駆動の2柱式リフト装置2において悲鳴緊急停止装置51を設けるには、マイクロフォン54及び悲鳴認識モジュール55を追加し、駆動手段64,65を共用するだけでよい。なお、悲鳴緊急停止装置51を設ける際には、緊急停止解除ボタン58と初期状態復帰手段59を追加することはいうまでもない。
In order to provide the button
さらに、右前側支柱73B、連結ビーム73C、車両進行方向左側の前側支柱(以下「左前側支柱」という。)73Aの内部にプーリをいくつか配置し、この各プーリにチェーン87を掛け回している。このチェーン87により、右前側支柱73Bの昇降体74Bと左前側支柱73Aに支持されている他方の昇降体74Aとを連結し、左前側支柱73Aの昇降体74Aを右前側支柱73Bの昇降体74Bに同調して鉛直方向に移動可能としている。例えば、油圧ユニット85Aに付設されている昇降指示ボタン87Aのうちの上昇ボタンをOFFからONに切換えると、油圧シリンダ86Aのロッド86Abが伸び出して前側支柱73A,73Bの昇降体74A,74Bが鉛直方向の上方に移動(上昇)し、上記の上昇ボタンをONからOFFに戻すと、その高さ位置で前側支柱73A,73Bの昇降体74A,74Bが停止する。一方、油圧ユニット85Aに付設されている昇降指示ボタン87Aのうちの下降ボタンをOFFからONに切換えると、油圧シリンダ86Aのロッド86Abがシリンダ86Aa内に引っ込んで前側支柱73A,73Bの昇降体74A,74Bが鉛直方向の下方に移動(下降)し、上記の下降ボタンをONからOFFに戻すと、その高さ位置で前側支柱73A,73Bの昇降体74A,74Bが停止する。
Further, several pulleys are arranged inside the
また、常閉の電気スイッチ62A,62Bは作動油供給ポンプ33A,33Bを駆動するためのモータ34A,34Bと商用電源36とを結ぶ電線35A,35Bに介装されている。このため、各昇降指示ボタン87A,87Bのうちの上昇ボタンを押してOFFからONに切換えたときには、スイッチ駆動手段65A,65Bを介して電気スイッチ62A,62BがOFFからONに切換わり、作動油供給ポンプ33A,33Bが駆動されて二対の昇降体が上昇する。
The normally closed
第5実施形態によれば、リフト装置72は、鉛直方向に立設された4つの支柱73A,73B,73D,73Eに沿って昇降可能な二対の昇降体と、ロッド86Ab,86Bbが延び出しまたは引っ込むことにより二対の昇降体を同調させつつ上昇側または下降側に駆動し得る油圧アクチュエータ86A,86B(圧力アクチュエータ)と、油圧アクチュエータ86A,86Bに作動油(作動流体)を供給してロッド86Ab,86Bbを延び出させる作動油供給ポンプ33A,33B(作動流体供給ポンプ)と、作動油供給ポンプ33A,33Bを駆動するモータ34A,34Bと、モータ34A,34Bを駆動させるための電気スイッチ62A,62Bと、油圧アクチュエータ86A,86Bから作動油を戻す作動油リターン通路39A,39B(作動流体リターン通路)と、作動油リターン通路39A,39Bに介装され常時は作動油リターン通路39A,39Bを全閉状態にしている電磁式開閉バルブ61A,61B(バルブ手段)と、二対の昇降体を同調させつつ上昇側または下降側に駆動することを指示する昇降指示ボタン87A,87B(昇降指示手段)と、昇降指示ボタン87A,87Bにより二対の昇降体を上昇側に駆動することが指示されるとき、電気スイッチ62A,62BをONにするスイッチ駆動手段65A,65B(電気スイッチ作動手段)と、昇降指示ボタン87A,87Bにより二対の昇降体を下降側に駆動することが指示されるとき、電磁式開閉バルブ61A,61Bを開放するバルブ駆動手段64A,64B(バルブ手段作動手段)とを備える4柱式リフト装置72であり、可動部は前記二対の昇降体であり、可動部緊急停止手段は、二対の昇降体を下降側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電磁式開閉バルブ61A,61Bを初期位置の全閉状態に戻すかまたは二対の昇降体を上昇側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき電気スイッチ65A,65Bを初期位置のOFFにする手段(64A,64B,65A,65B)であるので、リフト装置が二対の昇降体の上昇と下降を行わせる4柱式リフト装置72においても、悲鳴により4柱式リフト装置72を瞬時に緊急停止することができる。
According to the fifth embodiment, in the
ステップ2で悲鳴認識モジュール55により悲鳴が認識されたときにはステップ3,4,5,6,7に進む。ステップ3,4では、モータ緊急停止フラグ=1とすると共に、走行用モータ103が駆動されているときには走行用モータ103を緊急停止する。また、3つの各回転用モータ97A,97B,97Cが駆動されているときにはステップ5で3つの各回転用モータ97A,97B,97Cを緊急停止する。また、左右の各洗浄液噴射具95A,95Bが駆動されているときには、ステップ6で左右の各洗浄液噴射具95A,95Bの駆動を停止する。左右の各エア噴射具96A,96Bが駆動されているときには、ステップ7で左右の各エア噴射具96A,96Bの駆動を停止する。
When a scream is recognized by the
そこで、こうした列車運用システムに対して悲鳴緊急停止装置を追加して設けることが考えられる。上記のように駅ホームに侵入してくる列車が線路の埋まった土砂に乗り上げそうな事態など、駅ホームに侵入してくる列車を緊急に停止させる必要のある事態を察知した乗客が思わず出る悲鳴を拾い得る範囲にマイクロフォンを設けておき、マイクロフォンからの信号を受ける悲鳴認識モジュールで悲鳴を認識したとき、駅ホームに侵入してくる列車を緊急停止させるのである。これによって、駅ホームに侵入してくる列車を緊急に停止させる必要のある事態を察知した乗客が緊急停止ボタンの所在を知らなくても、悲鳴により車両事故を未然に防止できる。
Therefore, it is conceivable to additionally provide a scream emergency stop device for such a train operation system. A scream that a passenger who suddenly senses a situation where the train entering the station platform needs to be stopped urgently, such as a situation where the train entering the station platform is likely to ride on the earth and sand filled with tracks, as described above may be provided a microphone range that can pick up, when it recognizes a scream scream recognition module that receives the signal from the microphone is cause an emergency stop of the train invading the station platform. This makes it possible to prevent a vehicle accident due to a scream even if a passenger who senses a situation where the train entering the station platform needs to be stopped urgently does not know the location of the emergency stop button.
Claims (12)
音声を拾うマイクロフォンと、
前記マイクロフォンが拾う音声信号に基づいて悲鳴を認識する悲鳴認識モジュールと、
前記悲鳴認識モジュールからの信号に基づいて悲鳴を認識したとき、前記可動部を緊急停止させる可動部緊急停止手段と
を備えることを特徴とする悲鳴緊急停止装置。 A mechanical device that requires an emergency stop of the moving part;
A microphone to pick up the sound,
A scream recognition module for recognizing a scream based on an audio signal picked up by the microphone;
A scream emergency stop device comprising: a movable part emergency stop means for urgently stopping the movable part when a scream is recognized based on a signal from the scream recognition module.
鉛直方向に立設された2つの支柱に沿って昇降可能な一対の昇降体と、
ロッドが延び出しまたは引っ込むことにより一対の昇降体を上昇側または下降側に駆動し得る圧力アクチュエータと、
前記圧カアクチュエータに作動流体を供給して前記ロッドを延び出させる作動流体供給ポンプと、
前記作動流体供給ポンプを駆動するモータと、
前記モータを駆動させるための電気スイッチと、
前記圧力アクチュエータから作動流体を戻す作動流体リターン通路と、
前記作動流体リターン通路に介装され常時は前記作動流体リターン通路を全閉状態にしているバルブ手段と、
前記一対の昇降体を上昇側または下降側に駆動することを指示する昇降指示手段と、
前記昇降指示手段により前記一対の昇降体を上昇側に駆動することが指示されるとき、前記電気スイッチをONにする電気スイッチ作動手段と、
前記昇降指示手段により前記一対の昇降体を下降側に駆動することが指示されるとき、前記バルブ手段を開放するバルブ手段作動手段と
を備える2柱式リフト装置であり、
前記可動部は前記一対の昇降体であり、
前記可動部緊急停止手段は、前記バルブ手段と直列に接続され常開の第2バルブ手段と、前記電気スイッチと直列に接続され常時OFFの第2電気スイッチと、前記一対の昇降体を下降側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき前記第2バルブ手段を初期位置の全閉状態に戻すかまたは前記一対の昇降体を上昇側に駆動している場合に悲鳴を認識したとき前記第2電気スイッチを初期位置のOFFにする手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の悲鳴緊急停止装置。 Lift device
A pair of elevating bodies capable of moving up and down along two struts erected in the vertical direction;
A pressure actuator that can drive a pair of lifting bodies to the ascending or descending side by extending or retracting the rod; and
A working fluid supply pump for supplying a working fluid to the pressure actuator and extending the rod;
A motor for driving the working fluid supply pump;
An electrical switch for driving the motor;
A working fluid return passage for returning the working fluid from the pressure actuator;
Valve means interposed in the working fluid return passage and normally closing the working fluid return passage;
Elevating instruction means for instructing to drive the pair of elevating bodies to the ascending side or the descending side;
An electric switch actuating means for turning on the electric switch when the raising / lowering instructing means instructs to drive the pair of elevating bodies upward.
And a valve means actuating means for opening the valve means when it is instructed to drive the pair of elevating bodies downward by the ascending / descending instruction means,
The movable part is the pair of lifting bodies,
The movable part emergency stop means is connected to the valve means in series with a normally-open second valve means, connected to the electrical switch in series with a normally-off second electrical switch, and the pair of lifting bodies on the lower side. When the second valve means is returned to the fully closed state at the initial position when the scream is recognized or when the pair of elevating bodies are driven to the ascending side, The scream emergency stop device according to claim 2, further comprising: 2 means for turning off the electric switch at an initial position.
鉛直方向に立設された2つの支柱に沿って昇降可能な一対の昇降体と、
ロッドが延び出しまたは引っ込むことにより前記一対の昇降体を上昇側または下降側に駆動し得る圧力アクチュエータと、
前記圧力アクチュエータに作動流体を供給して前記ロッドを延び出させる作動流体供給ポンプと、
前記作動流体供給ポンプを駆動するモータと、
前記モータを駆動させるための電気スイッチと、
前記圧カアクチュエータから作動流体を戻す作動流体リターン通路と、
前記作動流体リターン通路に介装され常時は前記作動流体リターン通路を全閉状態にしているバルブ手段と、
前記一対の昇降体を上昇側または下降側に駆動することを指示する昇降指示手段と、
前記昇降指示手段により前記一対の昇降体を上昇側に駆動することが指示されるとき、前記電気スイッチをONにする電気スイッチ作動手段と、
前記昇降指示手段により前記一対の昇降体を下降側に駆動することが指示されるとき、前記バルブ手段を開放するバルブ手段作動手段と
を備える2柱式リフト装置であり、
前記可動部は前記一対の昇降体であり、
前記可動部緊急停止手段は、前記一対の昇降体を下降側に駆動している場合に前記悲鳴を認識したとき前記バルブ手段を初期位置の全閉状態に戻すかまたは前記一対の昇降体を上昇側に駆動している場合に前記悲鳴を認識したとき前記電気スイッチを初期位置のOFFにする手段であることを特徴とする請求項2に記載の悲鳴緊急停止装置。 The lift device is
A pair of elevating bodies capable of moving up and down along two struts erected in the vertical direction;
A pressure actuator capable of driving the pair of lifts to the ascending or descending side by extending or retracting a rod;
A working fluid supply pump for supplying a working fluid to the pressure actuator to extend the rod;
A motor for driving the working fluid supply pump;
An electrical switch for driving the motor;
A working fluid return passage for returning the working fluid from the pressure actuator;
Valve means interposed in the working fluid return passage and normally closing the working fluid return passage;
Elevating instruction means for instructing to drive the pair of elevating bodies to the ascending side or the descending side;
An electric switch actuating means for turning on the electric switch when the raising / lowering instructing means instructs to drive the pair of elevating bodies upward.
And a valve means actuating means for opening the valve means when it is instructed to drive the pair of elevating bodies downward by the ascending / descending instruction means,
The movable part is the pair of lifting bodies,
The movable part emergency stop means returns the valve means to the fully closed state at the initial position or raises the pair of lifting bodies when the scream is recognized when the pair of lifting bodies are driven downward. 3. The scream emergency stop device according to claim 2, wherein the scream emergency stop device is a means for turning the electric switch to an initial position OFF when recognizing the scream when driven to the side.
鉛直方向に立設された4つの支柱に沿って昇降可能な二対の昇降体と、
ロッドが延び出しまたは引っ込むことにより前記二対の昇降体を同調させつつ上昇側または下降側に駆動し得る圧カアクチュエータと、
前記圧カアクチュエータに作動流体を供給して前記ロッドを延び出させる作動流体供給ポンプと、
前記作動流体供給ポンプを駆動するモータと、
前記モータを駆動させるための電気スイッチと、
前記圧カアクチュエータから作動流体を戻す作動流体リターン通路と、
前記作動流体リターン通路に介装され常時は前記作動流体リターン通路を全閉状態にしているバルブ手段と、
前記二対の昇降体を同調させつつ上昇側または下降側に駆動することを指示する昇降指示手段と、
前記昇降指示手段により前記二対の昇降体を上昇側に駆動することが指示されるとき、前記電気スイッチを閉成する電気スイッチをONにする電気スイッチ作動手段と、
前記昇降指示手段により前記二対の昇降体を下降側に駆動することが指示されるとき、前記バルブ手段を開放するバルブ手段作動手段と
を備える門型4柱式リフト装置であり、
前記可動部は前記二対の昇降体であり、
前記可動部緊急停止手段は、前記二対の昇降体を下降側に駆動している場合に前記悲鳴を認識したとき前記バルブ手段を初期位置の全閉状態に戻すかまたは前記二対の昇降体を上昇側に駆動している場合に前記悲鳴を認識したとき前記電気スイッチを初期位置のOFFにする手段であることを特徴とする請求項2に記載の悲鳴緊急停止装置。 The lift device is
Two pairs of lifting bodies that can be lifted and lowered along four pillars erected in the vertical direction;
A pressure actuator that can be driven upward or downward while synchronizing the two pairs of lifts by extending or retracting a rod;
A working fluid supply pump for supplying a working fluid to the pressure actuator and extending the rod;
A motor for driving the working fluid supply pump;
An electrical switch for driving the motor;
A working fluid return passage for returning the working fluid from the pressure actuator;
Valve means interposed in the working fluid return passage and normally closing the working fluid return passage;
Elevating instruction means for instructing to drive the two pairs of elevating bodies to the ascending side or the descending side while synchronizing them;
An electrical switch actuating means for turning on an electrical switch for closing the electrical switch when the lifting instruction means instructs to drive the two pairs of lifting bodies to the ascending side;
A valve-type four-post lift device comprising: valve means actuating means for opening the valve means when the raising / lowering instruction means instructs to drive the two pairs of elevating bodies downward.
The movable part is the two pairs of lifting bodies,
The movable part emergency stop means returns the valve means to the fully closed state at the initial position when the scream is recognized when the two pairs of lifting bodies are driven downward, or the two pairs of lifting bodies 3. The scream emergency stop device according to claim 2, wherein the scream emergency stop device is a means for turning the electrical switch to an initial position OFF when the scream is recognized when the scream is driven upward.
施設内に敷設されたレールと、
走行モータで回転する車輪により前記レール上を移動する洗車機本体と、
前記車輪の回転に連動してパルス信号を出力するエンコーダと、
前記洗車機本体に設けられモータにより回転駆動される洗車ブラシ具と、
前記洗車機本体に設けられた車両センサと、
前記エンコーダのパルス信号と前記車両センサの信号に基づいて前記洗車具を制御する制御装置と
を備える門型洗車機であり、
前記可動部は走行しているときの前記走行モータ及び前記洗車ブラシ具を回転駆動しているときの前記モータであることを特徴とする請求項1に記載の悲鳴緊急停止装置。 The mechanical device is
Rails laid in the facility,
A car washer main body that moves on the rail by a wheel that is rotated by a traveling motor;
An encoder that outputs a pulse signal in conjunction with the rotation of the wheel;
A car wash brush provided in the car wash machine body and driven to rotate by a motor;
A vehicle sensor provided in the car wash machine body;
A portal type car wash machine comprising: a control device for controlling the car wash tool based on a pulse signal of the encoder and a signal of the vehicle sensor;
2. The scream emergency stop device according to claim 1, wherein the movable portion is the traveling motor when traveling and the motor when rotating the car wash brush.
エアを噴射するエア噴射具と
を備え、
前記可動部に前記少なくとも水を噴射しているときの前記洗浄液噴射具、前記エアを噴射しているときの前記エア噴射具を含めることを特徴とする請求項10に記載の悲鳴緊急停止装置。 A cleaning liquid sprayer for spraying at least water;
An air injection tool for injecting air,
11. The scream emergency stop device according to claim 10, further comprising the cleaning liquid ejecting tool when the at least water is ejected to the movable part and the air ejecting tool when the air is ejected.
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170516 |