JP2017112432A - Communication device, control method and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、他の通信装置間の接続制御を実行可能な通信装置に関する。 The present invention relates to a communication device capable of executing connection control between other communication devices.
近年、NFC(Near Field Communication)、IrDA(Infrared Data Association)、TransferJet(登録商標)などの近接無線通信機能を有する通信装置が登場している。近接無線通信機能を有する通信装置のユーザは、この通信装置を、同様に近接無線通信機能を有する他の通信装置に近接させるだけで、これらの通信装置間で様々なデータの送受信を行うことができる。 In recent years, communication devices having a near field wireless communication function such as NFC (Near Field Communication), IrDA (Infrared Data Association), and TransferJet (registered trademark) have appeared. A user of a communication device having a close proximity wireless communication function can transmit and receive various data between these communication devices by simply bringing the communication device close to another communication device having a close proximity wireless communication function. it can.
また、特許文献1には、通信装置が、近接無線通信であるNFCを利用して、他の通信装置間での無線接続のための設定情報の交換を仲介して、近接させることが困難な機器同士を、NFCと異なる無線通信方式で接続させる技術が記載されている。なお、NFCと異なる無線通信方式は、例えば、無線LAN、Bluetooth(商標登録)等を含む。 Also, in Patent Document 1, it is difficult for a communication device to use NFC, which is proximity wireless communication, to mediate exchange of setting information for wireless connection between other communication devices, and to make it close. A technique for connecting devices with a wireless communication method different from NFC is described. Note that wireless communication systems different from NFC include, for example, wireless LAN, Bluetooth (registered trademark), and the like.
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、無線接続のための設定情報の仲介を受ける他の通信装置が、共に、その情報交換のための既定の通信プロトコルに対応していることが求められる。このため、これらの他の通信装置の少なくともいずれかが、その通信プロトコルに対応していない場合、これらの他の通信装置の接続を確立させることができないという課題があった。 However, in the method described in Patent Document 1, it is required that both other communication devices that receive the mediation of setting information for wireless connection are compatible with a predetermined communication protocol for information exchange. For this reason, when at least one of these other communication devices does not support the communication protocol, there is a problem that the connection of these other communication devices cannot be established.
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、通信装置が、他の通信装置が対応するプロトコルによらず、当該他の通信装置間の接続設定を仲介することを可能とする装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and provides a device that enables a communication device to mediate connection settings between other communication devices regardless of the protocol supported by the other communication device. For the purpose.
上記課題を解決するため、本発明に係る通信装置は、第1の他の装置と第2の他の装置との間の接続を設定することができる通信装置であって、前記第1の他の装置および前記第2の他の装置と、第1の無線通信を行う通信手段と、前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とが第2の無線通信で接続するための設定に係る通信を、前記第1の他の装置および前記第2の他の装置のそれぞれと前記通信手段を介して実行する実行手段と、を有し、前記実行手段は、前記通信手段に前記設定のための第1の手順に係る第1の信号を前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とのそれぞれへ送信させ、受信された当該第1の信号に対する応答に応じて、当該応答を送信した装置との間で、前記第1の手順と異なる第2の手順による前記設定のための通信を実行するかを決定する、ことを特徴とする。 In order to solve the above-described problem, a communication device according to the present invention is a communication device capable of setting a connection between a first other device and a second other device, and the first other device. And the second other device, communication means for performing the first wireless communication, and the first other device and the second other device for connecting by the second wireless communication Execution means for executing communication related to the setting via each of the first other device and the second other device and the communication means, and the execution means includes the communication means According to a response to the received first signal, the first signal related to the first procedure for setting is transmitted to each of the first other device and the second other device. For the setting by the second procedure different from the first procedure with the device that has transmitted the response. Determining whether to perform the communication, characterized in that.
本発明によれば、通信装置が、他の通信装置が対応するプロトコルによらず、当該他の通信装置間の接続設定を仲介することができる。 According to the present invention, the communication device can mediate connection setting between the other communication devices regardless of the protocol supported by the other communication device.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の技術範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではないことは明らかである。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the technical scope of the present invention is determined by the scope of the claims, and is not limited by the following individual embodiments.
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システム100の構成例を示す。無線通信システム100は、例えば、それぞれが無線通信機能を有する通信装置である、スマートデバイス101、プロジェクタ102、及びPC(Personal Computer)103を含む。これらの通信装置は、NFC(Near Field Communication)などの近接無線通信(第1の無線通信)を実行する機能を有する。なお、本実施形態では、各通信装置は、それぞれNFCのリーダライタ機能を有し、第1の無線通信(P2P通信)を行うものとするが、これに限られない。例えば、プロジェクタ102またはPC103が動的に書き換え可能なNFCタグを有し、スマートデバイス101がNFCタグを読み書きする通信を行ってもよく、さらに他の方式が用いられてもよい。また、本実施形態では、プロジェクタ102とPC103との間の通信には、近接無線通信等の第1の無線通信とは異なる、例えば無線LAN等の第2の無線通信が用いられる。
(Configuration of wireless communication system)
FIG. 1 shows a configuration example of a
プロジェクタ102とPC103は、互いに近接させることによって第2の無線通信に係る設定を実行可能でありうるが、ここでは、例えばプロジェクタ102及びPC103が固定されており、互いに近接させることができないものとする。このため、無線通信システム100においては、スマートデバイス101が、近接無線通信等の第1の無線通信を用いて、プロジェクタ102とPC103との間の第2の無線通信106に係る接続設定のための通信104及び105を行う。すなわち、スマートデバイス101は、プロジェクタ102とPC103との間の第2の無線通信(例えば無線LANによる通信)のための設定を、第1の無線通信(例えばNFCによる通信)によって仲介する。このように、直接NFC通信を行うことができない第1装置と第2装置とを、仲介装置を介して第2の無線通信にハンドオーバさせる処理を仲介ハンドオーバ処理と呼ぶ。なお、仲介ハンドオーバ処理は、NFC Connection Handoverの規格によって規定されるMediated Handoverでありうる。
The
本実施形態に係るスマートデバイス101は、複数の手順のいずれかを用いて、プロジェクタ102とPC103との間の無線通信設定のための通信を実行する。ここで、複数の手順は、詳細については後述するが、例えば第1の手順としての仲介ハンドオーバ処理手順と、第2の手順としての機器間ハンドオーバ処理手順とを含みうる。なお、複数の手順は、スマートデバイス101によるプロジェクタ102とPC103との間の無線通信設定のための通信のための手順であればどのようなものが用いられてもよく、仲介ハンドオーバ処理手順及び機器間ハンドオーバ処理手順に限られない。なお、ここでの「ハンドオーバ」は、NFC等の近距離通信が可能な第1の無線通信による通信を用いて、無線LAN等の比較的遠距離での通信が可能な第2の無線通信における接続を確立して、第2の無線通信による通信を開始するための手順を指す。なお、機器間ハンドオーバ処理は、直接NFC通信を行うことができる第1装置と第2装置とが、仲介装置を介さす第2の無線通信にハンドオーバする処理である。なお、機器間ハンドオーバ処理は、NFC Connection Handoverの規格によって規定され、双方向通信を利用するNegotiated Handoverでありうる。また、機器間ハンドオーバ処理は、NFC Connection Handoverの規格によって規定され、リーダライタとタグとの間で行われるStatic Handoverでありうる。
The
スマートデバイス101は、例えば、プロジェクタ102とPC103とのそれぞれに対して、逐次的に第1の手順によるハンドオーバの要求を送信し、それに対する応答に応じて、要求の送信先の機器が第1の手順に対応しているかを確認しうる。そして、スマートデバイス101は、要求の送信先の機器が第1の手順に対応していない場合には、第2の手順を用いて接続設定用の通信を行うことを決定する。すなわち、スマートデバイス101は、まず第1の手順による接続設定用の通信を試行し、応答が第1の手順に関するものでない場合に、第1の手順と異なる第2の手順による接続設定用の通信を行うことを決定する。これにより、スマートデバイス101は、複数の手順のうち、プロジェクタ102とPC103とがそれぞれ対応する手順を自動的に確認し、これらの装置間の通信設定のために、各装置に対して使用すべき通信手順を決定することができる。なお、スマートデバイス101は、要求の送信先の装置が第1の手順と第2の手順との両方に対応していない場合は、さらなる別の手順を用いて接続設定用の通信を行ってもよい。例えば、複数の手順がそれぞれ異なる仲介ハンドオーバ処理に係るプロトコルに対応する場合に、スマートデバイス101は、これらの手順を優先的に用い、その後、機器間ハンドオーバ処理を用いるようにしうる。
For example, the
以下では、スマートデバイス101、プロジェクタ102、及びPC103の装置構成例と、処理の流れの例について詳細に説明する。
Hereinafter, an example of the device configuration of the
(スマートデバイスの構成)
図2は、本実施形態に係るスマートデバイス101の構成例を示すブロック図である。スマートデバイス101は、例えば、無線LAN通信部201、公衆無線通信部203、NFC通信部205、パケット送受信部207、制御部208、記憶部209、電源部210、表示部211、操作部212、通話部213、及びマイク214を有する。なお、スマートデバイス101は、無線LAN通信部201、公衆無線通信部203、及びNFC通信部205のそれぞれの通信用の周波数帯域に対応するアンテナ202、204及び206を有する。
(Smart device configuration)
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration example of the
なお、各機能ブロックは、ハードウェアによって構成されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって構成されてもよい。例えば、記憶部209は、ROM及びRAMの両方、または、いずれか一方により構成されてもよく、各機能ブロックに係る各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶しうる。なお、記憶部209として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。また、制御部208は、例えば、CPU、または、MPUにより構成されてもよく、制御部208が記憶部209に記憶されたプログラムを実行することにより、上述の機能ブロックの少なくともいずれかが実現されうる。さらに、例えば、表示部211と操作部212は、例えばタッチパネルによって同一のハードウェアと、その駆動用のソフトウェアとによって構成されてもよく、他の機能ブロックも同一のハードウェアなどによって統合的に実現されてもよい。さらに、各機能ブロックは、複数のハードウェア及びソフトウェアコンポーネントによって分散的に実現されてもよい。
Each functional block may be configured by hardware or a combination of hardware and software. For example, the
なお、後述するプロジェクタ102及びPC103の構成においても、各機能ブロックは、ハードウェアによって構成されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって構成されてもよい。また、プロジェクタ102及びPC103の構成においても、複数の機能ブロックが同一のハードウェアなどによって統合的に実現されてもよいし、各機能ブロックが複数のハードウェア及びソフトウェアコンポーネントによって分散的に実現されてもよい。
In the configuration of the
無線LAN通信部201は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した通信のための、RF(無線周波数)における制御、各種制御及びプロトコル処理を実行する。無線LAN通信部201は、アンテナ202を介して無線信号を送受信することができる。なお、本実施形態では、無線LANは、IEEE802.11規格シリーズに準拠するものとするが、他の無線LAN規格に準拠してもよい。また、無線LANではなく、Bluetooth(登録商標)等の他の通信方式が用いられてもよい。
The wireless
公衆無線通信部203は、公衆無線通信のための、RFにおける制御、各種制御及びプロトコル処理を実行する。公衆無線通信は、例えばIMT(International Multimedia Telecommunications)規格に準拠した通信を指す。IMT規格には、ワイドバンドCDMA(広帯域符号分割多元接続)、LTE(Long Term Evolution)規格等が含まれる。公衆無線通信部203は、アンテナ204を介して無線信号を送受信することができる。
The public
NFC通信部205は、NFC(Near Field Communication)に準拠した無線通信のための、RFにおける制御、各種制御及びプロトコル処理を実行する。NFC通信部205は、通信範囲内に通信可能な装置を検出すると、自動的にNFCの接続を確立する。本実施形態では、NFC通信部205は、リーダライタとして動作し、後述のプロジェクタ102のNFC通信部303またはPC103のNFC通信部403との間で、双方向にデータ通信を行うことができるものとする。NFC通信部205は、アンテナ206を介して無線信号を送受信することができる。
The
なお、NFC通信部205は、NFCに準拠した無線通信を行うものとしたが、NFC以外の近接無線通信方式を用いてもよい。例えば、赤外線通信(IrDA)やTransfer Jet等の、無線LANよりも通信距離が短い通信方式が用いられうる。ただし、NFC通信部205が用いる近接無線通信方式は、後述のプロジェクタ102のNFC通信部303及びPC103のNFC通信部403が用いる方式と同一であるものとする。したがって、プロジェクタ102のNFC通信部303及びPC103のNFC通信部403も、NFC以外の近接無線通信方式を用いうる。
The
パケット送受信部207は、上述の各通信部を用いてパケットを送受信するための処理を実行する。すなわち、パケット送受信部207は、スマートデバイス101内で発生したデータのうち、他の装置へ送信すべきデータを、通信に使用する通信部に沿った形式でパケット化して、その通信部へ受け渡す。また、パケット送受信部207は、各通信部で受信した無線パケットを受け取って、そのパケットからデータを抽出する。なお、パケット送受信部207の機能は、各通信部内にそれぞれ含まれてもよい。
The packet transmission /
制御部208は、上述のように、記憶部209に記憶される制御プログラムを実行することによりスマートデバイス101全体を制御する。記憶部209は、制御部208が実行する制御プログラムと、通信に必要なパラメータ等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部209に記憶された制御プログラムを制御部208が実行することにより行われる。
As described above, the
電源部210は、スマートデバイス101に電源を供給する機能ブロックであり、例えばバッテリである。表示部211は、各種表示を行う機能を有し、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、またはスピーカ等の音出力を行うことができる。操作部212は、ユーザによるスマートデバイス101に対する操作を受け付ける。通話部213は、例えばマイク214や表示部211等と協働して、ユーザに対して音声通話又はビデオ通話機能を提供する。
The
(プロジェクタ及びPCの構成)
図3は、本実施形態に係るプロジェクタ102の構成例を示すブロック図であり、図4は、本実施形態に係るPC103の構成例を示すブロック図である。
(Configuration of projector and PC)
FIG. 3 is a block diagram illustrating a configuration example of the
プロジェクタ102は、例えば、無線LAN通信部301、NFC通信部303、制御部305、記憶部306、操作部307、表示部308、パケット送受信部309、投影部310、画像処理部311、符号/復号化部312及び電源部313を有する。なお、プロジェクタ102は、無線LAN通信部301及びNFC通信部303のそれぞれの通信用の周波数帯域に対応するアンテナ302及び304を有する。
The
PC103は、例えば、無線LAN通信部401、NFC通信部403、制御部405、記憶部406、操作部407、表示部408、パケット送受信部409、画像処理部410、符号/復号化部411、及び電源部412を有する。なお、PC103は、無線LAN通信部401及びNFC通信部403のそれぞれの通信用の周波数帯域に対応するアンテナ402及び404を有する。
The
ここで、無線LAN通信部301及び401は、スマートデバイス101の無線LAN通信部201と同様の機能を有し、NFC通信部303及び403は、スマートデバイス101のNFC通信部205と同様の機能を有する。また、パケット送受信部309及び409も、スマートデバイス101のパケット送受信部207と同様の機能を有する。また、制御部305並びに405及び記憶部306並びに406は、制御対象がスマートデバイス101ではなく、その結果、記憶及び実行されるプログラム等が異なることを除き、スマートデバイス101の制御部208及び記憶部209と同様である。さらに、操作部307並びに407及び表示部308並びに408も、ユーザによる操作対象がスマートデバイス101でないことを除き、機能としてはスマートデバイス101の操作部212及び表示部211と同様である。以下では、これらの機能ブロック以外について説明する。
Here, the wireless
プロジェクタ102において、投影部310は、光学像を投影する機能ブロックである。画像処理部311は、投影部310から出力されるべき画像データに対して、所定のフォーマットの画像データへの変換を行い、画像データの輝度や色補正等の各種処理を実行する。符号/復号化部312は、画像処理部311に入力される画像データに対して、所定の高能率符号化(例えば、DCT変換、量子化後に可変長符号化)を行う。電源部313は、プロジェクタ102に電源を供給するための電源であり、例えば商用電源である。PC103において、画像処理部410は、例えばプロジェクタ102から投影されるべき画像又は表示部408に表示させる画像について、画像処理部311と同様の処理を実行する。符号/復号化部411及び電源部412は、符号/復号化部312及び電源部313と同様である。
In the
上述の全ての機能ブロックは、ソフトウェア又はハードウェア的に相互関係を有するものである。また、上述の機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックがさらに複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。 All the functional blocks described above are interrelated in software or hardware. Further, the above-described functional blocks are examples, and a plurality of functional blocks may constitute one functional block, or any one of the functional blocks may be further divided into blocks that perform a plurality of functions.
(スマートデバイスが実行する処理の流れ)
続いて、スマートデバイス101とプロジェクタ102及びPC103との間の、仲介ハンドオーバ処理について説明する。なお、以下では、ハンドオーバの処理に係る各メッセージは、NFC Connection Handoverの規格に沿ったものを用いる場合について説明するが、各メッセージで通知すべき情報が通知されうる限り、他のメッセージが用いられてもよい。
(Flow of processing executed by smart device)
Next, an intermediary handover process between the
図5は、スマートデバイス101が仲介ハンドオーバ処理を開始した際の処理の流れを示すフローチャートである。仲介ハンドオーバ処理は、操作部212を用いたユーザによるアプリケーションの起動やUI操作を契機に開始されうるが、例えば、NFC通信部205における機器の近接検知など、他の契機によって開始されてもよい。
FIG. 5 is a flowchart showing a processing flow when the
スマートデバイス101は、まず、タッチ操作すべきことをユーザに通知する(S501)。タッチ操作の通知は、例えば、仲介ハンドオーバ処理により無線LANへハンドオーバさせる対象の他の機器へのタッチ操作を促すメッセージを表示部211により表示させることにより行われうる。また、タッチ操作の通知は、例えば、表示部211を用いて特定の振動や音声を発すること等、他の形式によって行われてもよい。その後、スマートデバイス101は、NFC通信が検出されるのを待ち受ける(S502)。ここで、NFC通信の検出は、例えば、NFC通信部205においてNFC P2P通信を確立したか否かによって行われうるが、これ以外の方法で行われてもよい。例えば、NFC通信の相手装置のNFC通信部の内部に有する不揮発性メモリに格納された情報の読み取りがあったか否かによって、NFC通信の検出が行われてもよい。スマートデバイス101は、NFC通信を検出したことに応じて(S502でYES)、ネットワーク情報仲介処理を開始する(S503)。ネットワーク情報仲介処理の詳細については後述する。
First, the
S504では、スマートデバイス101は、S503のネットワーク情報仲介処理の結果がエラーであったかの判定を行う。そして、スマートデバイス101は、ネットワーク情報仲介処理の結果がエラーであった場合(S504でYES)は、ユーザへエラーを通知して(S512)、仲介ハンドオーバ処理を終了する。なお、エラーの通知は、仲介ハンドオーバ処理がエラー終了したことを示すメッセージを表示部211に表示することによって行われてもよいが、これに限られない。例えば、表示部211を用いて仲介ハンドオーバ処理がエラー終了した旨を示す特定の振動や音声を発すること等により、エラーの通知が行われてもよい。一方、スマートデバイス101は、ネットワーク情報仲介処理の結果がエラーでなかった場合(S504でNO)は、続いて、S501と同様の、タッチ操作の通知を行う(S505)。
In S504, the
ここでのタッチ操作の通知は、S501の通知に応じてタッチした第1の相手装置との接続の相手である、第2の相手装置へのタッチを促す通知である。例えば、S501の通知に応じてプロジェクタ102にタッチした場合、S505では、プロジェクタ102との間で接続を確立すべき対象の装置にタッチすべき旨の通知が行われる。ユーザは、これに従って、例えばPC103へタッチしうる。
The notification of the touch operation here is a notification that prompts the user to touch the second partner device that is the partner of the connection with the first partner device touched according to the notification in S501. For example, when the
スマートデバイス101は、S505の通知の後に、S502と同様にしてNFC通信を検出したかを判定する(S506)。スマートデバイス101は、NFC通信を検出していない場合(S506でNO)は、処理を中止するか否かを判定し(S507)、処理を中止する場合(S507でYES)はエラー通知を行い(S512)、仲介ハンドオーバ処理を終了する。一方、処理が中止されない場合(S507でNO)は、処理はS506へ戻る。
After the notification in S505, the
スマートデバイス101は、S506においてNFC通信を検出した場合(S506でYES)、NFC通信の相手装置との間で、S503と同様のネットワーク情報仲介処理を行う(S508)。そして、スマートデバイス101は、S504と同様に、ネットワーク情報仲介処理の結果がエラーであったかを判定し(S509)、エラーであった場合(S509でYES)は、エラーを通知して(S512)、仲介ハンドオーバを終了する。一方、スマートデバイス101は、ネットワーク情報仲介処理の結果がエラーでなかった場合(S509でNO)は、S503におけるネットワーク情報仲介処理の相手装置への再度のタッチ操作が必要かを判定する(S510)。再タッチ操作が必要か否かの判定は、S508の処理において行われるため、後のネットワーク情報仲介処理の説明において詳述する。
When the
スマートデバイス101は、再タッチ操作が必要と判定した場合(S510でYES)は、処理をS505へ戻し、再タッチの対象の相手装置との間で接続設定用の通信を実行する。一方、スマートデバイス101は、再タッチ操作が必要でないと判定した場合(S510でNO)は、ユーザへの完了通知を行い(S511)、仲介ハンドオーバ処理を終了する。完了通知は、仲介ハンドオーバ処理が完了したことを示すメッセージを表示部211に表示し、又は、仲介ハンドオーバ処理が完了したことを示す特定の振動や音声を発したりすることによって行われうる。ただし、仲介ハンドオーバ処理が完了したことをユーザに通知できる限りにおいて、どのような方法が用いられてもよい。
If the
続いて、S503及びS508で実行されるネットワーク情報仲介処理について、図6を用いて説明する。 Next, the network information mediation process executed in S503 and S508 will be described with reference to FIG.
スマートデバイス101は、ネットワーク情報仲介処理を開始すると、まず、仲介ハンドオーバ要求を送信する(S601)。ここで、仲介ハンドオーバ要求は、Handover Requestメッセージ内のネットワーク情報に、仲介ハンドオーバを示す情報である「Hm」レコードを格納したメッセージでありうる。スマートデバイス101は、仲介ハンドオーバ要求に対して何らかの応答を受信したかを判定し(S602)、応答を受信した場合(S602でYES)にはS604へ、受信していない場合(S602でNO)はS603へ、それぞれ処理を進める。
When the
S603において、スマートデバイス101は、仲介ハンドオーバ処理を中止するか否かの判定を行い、中止すると判定した場合(S603でYES)は、エラーと判定して(S612)、ネットワーク情報仲介処理を終了する。一方、スマートデバイス101は、仲介ハンドオーバ処理を中止しないと判定した場合(S603でNO)は、処理をS602へ戻す。ここで、仲介ハンドオーバ処理を中止するか否かの判定は、仲介ハンドオーバ要求を送信してから一定期間が経過したか否かによって行われうるが、これに限られない。例えば、スマートデバイス101は、NFC通信の切断を検知した場合、又はユーザ操作によるキャンセル指示があった場合等の、何等かの条件を満たした場合に、仲介ハンドオーバ処理を中止すると判定してもよい。
In S603, the
S604において、スマートデバイス101は、受信した応答が仲介接続応答であるかの判定を行う。仲介接続応答は、例えば、Handover Mediation Responseメッセージであり、スマートデバイス101は、このメッセージを受信することにより、相手装置が仲介ハンドオーバに対応していることを判定できる。一方、相手装置が仲介ハンドオーバに対応していない場合は、スマートデバイス101は、選択応答を受信することとなる。なお、選択応答とは、Handover Selectメッセージでありうる。スマートデバイス101は、受信した応答が仲介接続応答である場合(S604でYES)は、S606へ、仲介接続応答でない場合(S604でNO)はS605へ、それぞれ処理を進める。S605では、機器間ハンドオーバ処理が実行される。機器間ハンドオーバ処理の詳細については後述する。
In step S604, the
S606では、スマートデバイス101は、受信した仲介接続応答にネットワーク情報が含まれているかを判定する。ここで、ネットワーク情報とは、ネットワークの種別やそのネットワークへ接続するためのパラメータ等を含む情報でありうる。ネットワークの種別は、Wi−Fi、Blutooth、Wi−Fi Direct(登録商標)などのキャリア種別であり得る。また、ネットワークへ接続するためのパラメータは、SSID、ネットワークキー、暗号方式、認証方式及びMACアドレスのうちの少なくとも一つまたはこれらすべてでありうる。受信した仲介接続応答にネットワーク情報が含まれている場合(S606でYES)は、処理をS607へ進め、含まれていない場合(S606でNO)はエラーと判定して(S612)、ネットワーク情報仲介処理を終了する。なお、仲介接続応答にネットワーク情報が含まれていない場合は、例えば、相手装置が仲介ハンドオーバに対応しているものの、その段階では仲介ハンドオーバを実行不可能な状態である場合でありうる。また、ネットワーク情報として、ネットワークの種別を示す情報が含まれ、ネットワークへ接続するためのパラメータが含まれていない場合は、エラーと判定しなくてもよい。
In S606, the
S607では、スマートデバイス101は、タッチ操作が初回であるか否か、すなわち、現在行われているネットワーク情報仲介処理がS503に係る処理であるか、S508に係る処理であるかの判定を行う。スマートデバイス101は、タッチ操作が初回である場合(S607でYES)、すなわち、現在実行中の処理がS503に係る処理である場合は、ネットワーク情報仲介処理を終了する。一方、スマートデバイス101は、タッチ操作が初回でない場合(S607でNO)、すなわち、現在実行中の処理がS508に係る処理である場合は、相手装置へ、ハンドオーバ開始要求を送信する(S608)。ここで、ハンドオーバ開始要求は、例えば、Handover Initiate Requestメッセージであり、このメッセージにネットワーク情報を含めることで、相手装置にそのネットワークへの接続を指示することができる。スマートデバイス101は、この場合、初めにNFC通信を開始した第1の装置から取得したネットワーク情報と、次にNFC通信を開始した第2の装置から取得したネットワーク情報とで、互いに通信可能なものを指定したハンドオーバ開始要求を送信する。なお、第1の装置と第2の装置とで複数のネットワーク種別で通信可能な場合、スマートデバイス101は、優先度に応じて自動で選択されたネットワーク種別を指定してもよいし、ユーザの選択に従って選択されたネットワーク種別を指定してもよい。また、第1の装置と第2の装置とで互いに通信可能な第2の無線通信が存在しない場合、処理を終了してもよい。スマートデバイス101は、その後、ハンドオーバ開始要求に対する応答を受信したかを判定し(S609)、応答を受信した場合(S609でYES)は処理をS611へ進め、応答を受信していない場合(S609でNO)は処理をS610へ進める。
In S607, the
S610では、スマートデバイス101は、処理を中止するかを判定し、処理を中止する場合(S610でYES)は、エラーと判定して(S612)、ネットワーク情報仲介処理を終了する。一方、スマートデバイス101は、処理を中止しない場合(S610でNO)は、処理をS609へ戻す。S611では、スマートデバイス101は、受信した応答内のネットワーク情報と、ハンドオーバ開始要求において指定したネットワーク情報とが一致するかを判定する。そして、スマートデバイス101は、ネットワーク情報が一致した場合(S611でYES)はネットワーク情報仲介処理を正常終了し、一致しなかった場合(S611でNO)はエラーと判定して(S612)ネットワーク情報仲介処理を終了する。ここで、ネットワーク情報が一致する場合は、相手装置がハンドオーバ開始要求で指定したネットワークへの接続を受諾した場合であり、これらが一致しない場合は、相手装置がそのネットワークへの接続を拒否した場合でありうる。
In S610, the
続いて、S605で実行される機器間ハンドオーバ処理について、図7を用いて説明する。 Next, the inter-device handover process executed in S605 will be described with reference to FIG.
本処理において、スマートデバイス101は、まず、タッチ操作が初回であるか否かを判定する(S701)。ここでの判定は、S607の判定と同様である。タッチ操作が初回であるか否かの判定は、例えば、NFC通信部205を用いて他の相手装置とNFC通信を既に実行したか否かによって行われてもよく、また、図5の一連の処理のうちのどのフェーズにあるかで判定されてもよい。スマートデバイス101は、タッチ操作が初回であると判定した場合(S701でYES)は、ネットワーク情報を含まない機器間ハンドオーバ要求を送信する(S702)。なお、スマートデバイス101は、双方向通信を行うP2Pモードで通信を開始した場合は、機器間ハンドオーバ要求を送信し、リーダライタモードで通信を開始した場合は、リードコマンドを送信してもよい。
In this process, the
一方、スマートデバイス101は、タッチ操作が初回ではないと判定した場合(S701でNO)は、ネットワーク情報を含む機器間ハンドオーバ要求を送信する(S703)。S703では、スマートデバイス101は、ネットワーク情報を機器間ハンドオーバ要求に含めることで、ネットワーク情報で指定されるネットワークへの接続を相手装置へ要求することができる。なお、S703で送信されるネットワーク情報には、初回のタッチ操作で開始したNFC通信の相手装置から取得したネットワーク情報が含まれる。ここで、機器間ハンドオーバ要求は、Handover Requestメッセージでありうる。また、ここでのネットワーク情報は、例えば、無線LANに関する情報であり、AP/Clientといった種別や、SSID/暗号鍵といったパラメータが含まれるものとする。ただし、これに限定されるものではなく、ネットワーク情報には、例えば、Bluetooth等の他の無線通信に関する情報や複数の無線通信に関する情報が混在してもよい。
On the other hand, when the
その後、スマートデバイス101は、機器間ハンドオーバ要求に対する応答を受信したかを判定する(S704)。ここで、機器間ハンドオーバ要求に対する応答は選択応答であり、これは、Handover Selectメッセージでありうる。なお、スマートデバイス101は、S702においてリーダライタモードで通信を開始した場合で、リードコマンドを送信した場合は、選択応答に対応するレコードを読み込んだかを判定する。スマートデバイス101は、応答を受信していない場合(S704でYES)、処理を中止するかを判定し(S705)、処理を中止する場合(S705でYES)にはエラーと判定して(S711)、処理を終了する。一方、スマートデバイス101は、処理を中止しない場合(S705でNO)には、処理をS704へ戻す。
Thereafter, the
また、スマートデバイス101は、応答を受信した場合(S704でYES)、続いて、応答にネットワーク情報が含まれているかを判定する(S706)。そして、スマートデバイス101は、応答にネットワーク情報が含まれていない場合(S706でNO)は、エラーと判定し(S711)、処理を終了する。選択応答にネットワーク情報が含まれないことは、機器間ハンドオーバ要求においてネットワーク情報で指定されていなかった場合には相手装置が何らかの理由で機器間ハンドオーバ処理を実行できない状態であることを示しうる。また、機器間ハンドオーバ要求においてネットワーク情報で指定されていた場合には、選択応答にネットワーク情報が含まれないことによって、相手装置がその指定されたネットワークへの接続が現段階で実行できない状態であることを示しうる。
When the
一方、スマートデバイス101は、応答にネットワーク情報が含まれていた場合(S706でYES)は、S701と同様にして、タッチ操作が初回であるか否かの判定を行う(S707)。そして、スマートデバイス101は、タッチ操作が初回である場合(S707でYES)は、機器間ハンドオーバ処理を正常終了する。一方、スマートデバイス101は、タッチ操作が初回でない場合(S707でNO)は、機器間ハンドオーバ要求に含めたネットワーク情報と、受信した選択応答に含められたネットワーク情報とが一致するかを判定する(S708)。なお、要求と応答とのそれぞれで指定されたネットワーク情報が一致する場合は、相手装置が要求に含めた無線LANへの接続ができる状態であり、一致しない場合は、接続できない状態であることとなる。
On the other hand, when the network information is included in the response (YES in S706), the
そして、スマートデバイス101は、これらのネットワーク情報が一致する場合(S708でYES)は、機器間ハンドオーバ処理を正常終了する。一方、スマートデバイス101は、これらのネットワーク情報が一致しない場合(S708でNO)は、他方の相手装置との再タッチ操作が必要かを判定する(S709)。スマートデバイス101は、再タッチ操作が必要と判定した場合(S709でYES)は、例えば再タッチ操作が必要であることを示す情報を記憶部209に格納して(S710)、機器間ハンドオーバを正常終了する。一方、スマートデバイス101は、再タッチ操作が必要でないと判定した場合(S709でNO)は、エラーと判定して(S711)、機器間ハンドオーバを終了する。
Then, when these pieces of network information match (YES in S708), the
(無線通信システムにおける処理の流れ)
続いて、いくつかの場合に関しての無線通信システムで行われる処理の流れについて、図8〜図10を用いて説明する。
(Processing flow in wireless communication system)
Next, the flow of processing performed in the wireless communication system for several cases will be described with reference to FIGS.
[例1]
まず、図8を用いて、仲介ハンドオーバに、PC103が対応しているがプロジェクタ102が対応しない場合であって、スマートデバイス101が最初にプロジェクタ102に、次にPC103に、近接させられる場合について説明する。
[Example 1]
First, the case where the
まず、ユーザが、スマートデバイス101において仲介ハンドオーバ処理を開始するため、アプリケーションを起動したものとする(M801)。スマートデバイス101は、アプリケーションを起動すると、ハンドオーバさせる対象の2つの通信装置のうちの一方に、NFC通信部を近接させる(タッチする)ように通知する(S501、M802)。その後、ユーザは、スマートデバイス101のNFC通信部205を、プロジェクタ102のNFC通信部303に近接させたものとする。
First, it is assumed that the user has started an application in order to start the intermediary handover process in the smart device 101 (M801). When the
すると、スマートデバイス101およびプロジェクタ102は、NFC通信104を開始する(M803)。スマートデバイス101は、NFC通信を検出すると(S502でYES)、プロジェクタ102へ仲介ハンドオーバ要求を送信する(S601、M804)。プロジェクタ102は、仲介ハンドオーバに対応していないため、ネットワーク情報を含まない選択応答をスマートデバイス101へ送信する(M805)。スマートデバイス101は、選択応答を受信すると(S602でYES)、プロジェクタ102が仲介ハンドオーバに対応していないと判定する(S604でNO)。スマートデバイス101は、プロジェクタ102へのタッチ操作が仲介ハンドオーバ処理を開始してから初回のタッチ操作であるため(S701でYES)、ネットワーク情報を含まない機器間ハンドオーバ要求を送信する(S702、M806)。プロジェクタ102は、この機器間ハンドオーバ要求を受信すると、自身が作成した、または参加可能な無線LAN1に関するネットワーク情報を含む選択応答を送信し(M807)、その無線LAN1への接続を開始する(M808)。スマートデバイス101は、選択応答を受信すると(S704でYES)、応答がネットワーク情報を含み、タッチ操作が初回であるため(S706及びS707でYES)、他方の通信装置へのNFC通信部の近接を促す通知を行う(S505、M809)。
Then, the
その後、ユーザが、スマートデバイス101のNFC通信部205とPC103のNFC通信部403を近接させると、スマートデバイス101およびPC103はNFC通信105を開始する(M810)。スマートデバイス101は、NFC通信を検出すると(S506でYES)、PC103へ仲介ハンドオーバ要求を送信する(S601、M811)。PC103は、仲介ハンドオーバに対応しているため、自身が作成した、または参加可能な無線LAN2に関する情報を含む仲介接続応答をスマートデバイス101に送信する(M812)。スマートデバイス101は、ネットワーク情報を含む仲介接続応答を受信すると、PC103が仲介ハンドオーバに対応しており(S604のYES)、仲介ハンドオーバを実行可能と判断する(S606のYES)。なお、PC103とのタッチ操作は、プロジェクタ102に続いて2回目であり初回でない(S607でNO)。このため、スマートデバイス101は、プロジェクタ102が作成した又は参加可能な無線LAN1に関する情報を含むハンドオーバ開始要求を送信する(S608、M813)。PC103は、受信したハンドオーバ開始要求に含まれる無線LAN1に接続可能であると判断すると、スマートデバイス101に、無線LAN1に関する情報を含むハンドオーバ開始応答を送信する(M814)。その後、PC103は、無線LAN1への接続を開始する(M815)。スマートデバイス101は、ハンドオーバ開始応答を受信すると(S609でYES)、応答内の無線LAN1に関する情報が、M813の要求で指定した無線LAN1に関する情報と一致することを確認できる(S611でYES)。したがって、スマートデバイス101は、仲介ハンドオーバ処理完了のメッセージを表示し(M816)、処理を終了する。その後、プロジェクタ102とPC103との間で無線LAN接続処理が行われ(M817)、データ転送が開始される(M818)。
Thereafter, when the user brings the
このように、本実施形態によれば、初めにタッチした通信装置が仲介ハンドオーバに対応しない場合であっても、スマートデバイス101は、自動的に適切な手順を決定して2つの通信装置間の通信設定に係る通信を行うことができる。
As described above, according to the present embodiment, even when the first touched communication device does not support mediated handover, the
[例2]
次に、図9を用いて、仲介ハンドオーバに、プロジェクタ102が対応しているがPC103が対応しない場合であって、スマートデバイス101が最初にプロジェクタ102に、次にPC103に、近接させられる場合について説明する。なお、PC103は、プロジェクタ102が作成した又は参加可能な無線LANネットワークに接続可能であるものとする。
[Example 2]
Next, referring to FIG. 9, a case where the
M901〜M904の処理の流れは、図8のM801〜M804と同様であるため説明を省略する。本例では、プロジェクタ102は、仲介ハンドオーバに対応しているため、仲介ハンドオーバ要求を受信したことに応じて、自身が作成した又は参加可能な無線LAN1に関する情報を含む仲介接続応答をスマートデバイス101に送信する(M905)。そして、プロジェクタ102は、無線LAN1への接続を開始する(M906)。スマートデバイス101は、ネットワーク情報を含む仲介接続応答を受信すると、プロジェクタ102が仲介ハンドオーバに対応しており(S604でYES)、仲介ハンドオーバを実行可能であると判断する(S606でYES)。また、スマートデバイス101は、ここでのタッチ操作は初回であるため(S607のYES)、他方の通信装置にNFC通信部を近接させるよう促すメッセージを表示する(S505、M907)。
Since the processing flow of M901 to M904 is the same as that of M801 to M804 in FIG. In this example, since the
M908およびM909の処理は、図8のM810およびM811と同様であるため、ここでの説明は省略する。PC103は、仲介ハンドオーバ要求を受信すると、自身は仲介ハンドオーバに対応していないため、ネットワーク情報を含まない選択応答をスマートデバイス101へ送信する(M910)。スマートデバイス101は、ネットワーク情報を含まない選択応答を受信すると、PC103が仲介ハンドオーバに対応していないと判断する(S604でNO)。また、スマートデバイス101は、PC103とのタッチ操作はプロジェクタ102に続いて2回目であるため(S701でNO)、ネットワーク情報を含む機器間ハンドオーバ要求を送信する(M911)。なお、ここで含められるネットワーク情報は、プロジェクタ102から取得した無線LAN1に関する情報である(S703)。PC103は、機器間ハンドオーバ要求を受信すると、プロジェクタ102が作成した又は参加可能な無線LAN1に接続可能であると判断し、無線LAN1に関するネットワーク情報を含む選択応答をスマートデバイス101へ送信する(M912)。そして、PC103は、無線LAN1への接続を開始する(M913)。以降、M914〜M916の処理は図8のM816〜M818と同様であるため、ここでの説明は省略する。
Since the processing of M908 and M909 is the same as that of M810 and M811 in FIG. 8, the description thereof is omitted here. Upon receiving the mediation handover request, the
このように、本実施形態によれば、後からタッチした通信装置が仲介ハンドオーバに対応しない場合であっても、スマートデバイス101は、自動的に適切な手順を決定して2つの通信装置間の通信設定に係る通信を行うことができる。
As described above, according to the present embodiment, the
[例3]
次に、図10を用いて、仲介ハンドオーバに、プロジェクタ102が対応しているがPC103が対応しない場合であって、スマートデバイス101が最初にプロジェクタ102に、次にPC103に、近接させられる場合について説明する。なお、PC103は、プロジェクタ102が作成した又は参加可能な無線LANネットワークには接続可能でないものとする。なお、M1001〜M1011の処理は、図9のM901〜M911と同様であるため説明を省略する。
[Example 3]
Next, referring to FIG. 10, a case where the
PC103は、機器間ハンドオーバ要求を受信すると、プロジェクタ102が作成した又は参加可能な無線LAN1に接続可能でないため、自身が作成した又は参加可能な無線LAN2に関するネットワーク情報を含む選択応答を送信する(M1012)。そして、PC103は、無線LAN2への無線LAN接続を開始する(M1013)。
Upon receiving the inter-device handover request, the
スマートデバイス101は、選択応答を受信すると(S704でYES)、応答内にネットワーク情報が含まれ(S706でYES)、タッチ操作が2回目であるため(S707でNO)、要求と応答とに含まれたネットワーク情報が一致するかを判定する。この場合、スマートデバイス101は、機器間ハンドオーバ要求内のネットワーク情報と、選択応答内のネットワーク情報とが一致しないため(S708でNO)、プロジェクタ102との再タッチ操作が必要と判定する(S510及びS709でYES)。
When the
その結果、スマートデバイス101は、プロジェクタ102にNFC通信部を再度近接させるよう促すメッセージを表示する(S505、M1014)。ユーザがスマートデバイス101のNFC通信部205とプロジェクタ102のNFC通信部303とを再度近接させると、スマートデバイス101及びプロジェクタ102は、NFC通信104を開始する(M1015)。M1016およびM1017はそれぞれM1004およびM1005と同様である。スマートデバイス101は、仲介接続応答を受信すると(S604でYES)、応答にネットワーク情報が含まれ、タッチ操作が初回でない(S606及びS607でYES)と判定しうる。このため、スマートデバイス101は、PC103から取得した無線LAN2に関するネットワーク情報を含むハンドオーバ開始要求を送信する(S608、M1018)。
As a result, the
プロジェクタ102は、ハンドオーバ開始要求を受けると、PC103が作成した又は参加可能な無線LAN2のネットワークに接続可能であるため、無線LAN2に関するネットワーク情報を含むハンドオーバ開始応答を送信する(M1019)。そして、プロジェクタ102は、無線LAN2への接続を開始する(M1020)。以降、M1021〜M1023の処理は、図8のM816〜M818と同様であるため、ここでの説明は省略する。
Upon receiving the handover start request, the
このように、本実施形態によれば、後からタッチした通信装置が仲介ハンドオーバに対応せず、かつ、指定されたネットワークに接続できない場合であっても、スマートデバイス101は、自動的に2つの通信装置間の通信設定に係る通信を行うことができる。
As described above, according to the present embodiment, even if the communication device touched later does not support the intermediary handover and cannot connect to the designated network, the
上述の各例において、プロジェクタ102またはPC103のどちらか一方がスマートデバイス101を用いた仲介ハンドオーバに対応していない場合について説明したが、双方が仲介ハンドオーバに対応していなくてもよい。この場合、スマートデバイス101は、図8のM801〜M808の処理を実行した後、図9のM907〜M916の処理を実行することで、プロジェクタ102とPC103との間での無線通信を確立させることができる。また、スマートデバイス101がカードエミュレーションモードを利用して、プロジェクタ102およびPC103にネットワーク情報を読み込ませてもよい。なお、プロジェクタ102とPC103との双方が仲介ハンドオーバに対応していない場合には、エラーと判定して仲介ハンドオーバ処理を終了し、ユーザへ通知してもよい。
In each of the above-described examples, the case has been described where one of the
各例において、プロジェクタ102およびPC103が作成した又は参加可能なネットワークのうち、どちらの無線LANネットワークを使用するかをスマートデバイス101が自動で選択するようにしたが、これに限られない。例えば、プロジェクタ102およびPC103からネットワーク情報を取得した時点でスマートデバイス101の表示部211にそのネットワークの暗号化方式等を含む情報をリスト表示し、ユーザに選択させてもよい。この場合、スマートデバイス101は、PC103とのNFC通信においてハンドオーバ開始要求を送信しなくてもよい。また、スマートデバイス101は、機器間ハンドオーバ要求の中にネットワーク情報を含めず、ユーザが選択したネットワークに応じて、そのネットワークへ接続させる相手装置への再タッチ操作を促してもよい。これにより、ユーザは接続確立対象の2つの通信装置を、よりセキュリティの高い無線LANネットワークに接続させることができる。
In each example, the
また、スマートデバイス101は、プロジェクタ102からネットワーク情報を取得した時点で、そのネットワークへ接続してもよいか否かを表示部211にメッセージ表示し、ユーザに選択させてもよい。これにより、そのネットワークが信頼できるネットワークか否かをユーザが確認した上で、タッチ操作を増加させることなく、接続確立対象の通信装置間の接続を確立させることができる。
Further, when the
各例において、スマートデバイス101は、最初にプロジェクタ102に、次にPC103に、タッチ操作する場合について説明したが、順序が逆であってもよい。また、スマートデバイス101は、連続して同一の通信装置にタッチした場合には、エラーと判断して仲介ハンドオーバ処理を終了してもよいし、仲介ハンドオーバ処理を、再度、初めから開始してもよい。
In each example, the case where the
各例では、プロジェクタ102及びPC103は、無線LAN接続を、ハンドオーバ要求への応答を送信した後に開始するようにしたが、別のタイミングで開始してもよい。例えば、プロジェクタ102及びPC103は、ハンドオーバ要求を受信したことを契機に無線LAN接続を開始してもよい。これにより、無線LANネットワークを自身で作成する場合に、スマートデバイス101と、接続確立対象の他方の通信装置とのNFC通信が即座に開始された場合にも、確実にハンドオーバを完了することができる。
In each example, the
各例では、仲介ハンドオーバ完了通知は、ハンドオーバ開始応答または選択応答を受信したことを契機に行われる場合について説明したが、別のタイミングで行われてもよい。例えば、接続確立対象の通信装置間で使用される無線LANネットワークへ一時的に接続して通信疎通確認やディスカバリ処理等を実行し、これらの通信装置間の無線LAN接続処理が正常終了したことを確認してから、通知が行われてもよい。これにより、無線LAN接続処理がエラー等により失敗した場合にも、ユーザがハンドオーバの状況を確実に認識することができる。 In each example, the case where the intermediary handover completion notification is performed in response to the reception of the handover start response or the selection response has been described, but it may be performed at another timing. For example, temporarily connecting to a wireless LAN network used between communication devices to be connected and executing communication communication confirmation, discovery processing, etc., and confirming that wireless LAN connection processing between these communication devices has been completed normally Notification may be made after confirmation. Accordingly, even when the wireless LAN connection process fails due to an error or the like, the user can surely recognize the handover status.
各例では、スマートデバイス101が、仲介ハンドオーバ要求に対する応答が仲介接続応答でなかった場合に、無条件で機器間ハンドオーバ処理を実行するようにしたが、これに限られない。例えば、スマートデバイス101は、仲介接続応答ではないがネットワーク情報が含まれている場合には、機器間ハンドオーバ処理をスキップしてもよい。これにより、スマートデバイス101は、不要なNFC通信を行うことなく仲介ハンドオーバ処理を継続することができる。
In each example, the
<その他の実施形態>
なお、NFC及びIEEE802.11準拠の無線LANが用いられる場合について説明したが、これに限られない。例えば、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(商標登録)、UWB、ZigBee等の他の無線媒体が用いられてもよい。また、有線LAN等の有線通信媒体が用いられてもよい。ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの頭字語であり、UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
<Other embodiments>
In addition, although the case where the wireless LAN based on NFC and IEEE802.11 was used was demonstrated, it is not restricted to this. For example, other wireless media such as wireless USB, MBOA, Bluetooth (registered trademark), UWB, and ZigBee may be used. Further, a wired communication medium such as a wired LAN may be used. Here, MBOA is an acronym for Multi Band OFDM Alliance, and UWB includes wireless USB, wireless 1394, WINET, and the like.
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。 The present invention supplies a program that realizes one or more functions of the above-described embodiments to a system or apparatus via a network or a storage medium, and one or more processors in a computer of the system or apparatus read and execute the program This process can be realized. It can also be realized by a circuit (for example, ASIC) that realizes one or more functions.
101:スマートデバイス、102:プロジェクタ、103:PC、205:NFC通信部、208:制御部 101: Smart device, 102: Projector, 103: PC, 205: NFC communication unit, 208: Control unit
Claims (18)
前記第1の他の装置および前記第2の他の装置と、第1の無線通信を行う通信手段と、
前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とが第2の無線通信で接続するための設定に係る通信を、前記第1の他の装置および前記第2の他の装置のそれぞれと前記通信手段を介して実行する実行手段と、
を有し、
前記実行手段は、前記通信手段に前記設定のための第1の手順に係る第1の信号を前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とのそれぞれへ送信させ、受信された当該第1の信号に対する応答に応じて、当該応答を送信した装置との間で、前記第1の手順と異なる第2の手順による前記設定のための通信を実行するかを決定する、
ことを特徴とする通信装置。 A communication device capable of setting up a connection between a first other device and a second other device,
Communication means for performing first wireless communication with the first other device and the second other device;
Communication related to the setting for connecting the first other device and the second other device by second wireless communication is performed for each of the first other device and the second other device. And execution means for executing via the communication means,
Have
The execution means causes the communication means to transmit a first signal related to the first procedure for the setting to each of the first other apparatus and the second other apparatus, and is received In accordance with a response to the first signal, determine whether to perform communication for the setting according to a second procedure different from the first procedure with the apparatus that has transmitted the response.
A communication device.
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 If the response is not the first response according to the first procedure, the execution means communicates with the other device that has transmitted the response for the setting according to the second procedure. Run the
The communication apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。 When the response is the first response according to the first procedure, the execution means is configured to perform the setting according to the second procedure with another device that has transmitted the response. Do not execute communication,
The communication apparatus according to claim 1 or 2, wherein
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。 The execution means, when the response from the first other device is the first response according to the first procedure, and the response from the second other device is not the first response The communication for the setting according to the second procedure is not executed with the first other device, and the setting according to the second procedure is not performed with the second other device. Execute communication,
The communication device according to any one of claims 1 to 3, wherein
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。 The execution means is a second response in which the response received from at least one of the first other device and the second other device is not the first response according to the first procedure. A second signal according to the second procedure is transmitted to another device that has transmitted the second response;
The communication apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the communication apparatus is characterized in that:
ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。 The execution unit cancels setting of a connection between the first other device and the second other device when the third response to the second signal does not include information about the network. To
The communication apparatus according to claim 5.
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。 The execution means executes the first communication for the setting with the first other device, and then performs the second communication for the setting with the second other device. When the second signal is transmitted in the second communication, the second signal is transmitted including information related to the network acquired in the first communication.
The communication apparatus according to claim 5 or 6, wherein
ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。 The execution means, when the network information included in the response to the second signal received from the second other device does not match the network information included in the second signal, Transmitting a signal including network information included in the response to the first other device, and connecting the first other device to the network;
The communication apparatus according to claim 7.
ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の通信装置。 The execution means executes the second communication for the setting with the second other device before executing the first communication for the setting with the first other device. If the second signal is transmitted in the first communication, the second signal is transmitted without including information on the network.
The communication device according to claim 5, wherein the communication device is a device.
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。 The execution means is a case where the response received from at least one of the first other device and the second other device is the first response according to the first procedure, If the response does not include information about the network, cancel setting of the connection between the first other device and the second other device;
The communication apparatus according to any one of claims 1 to 9, wherein
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 The execution means is a case where the response is not the first response related to the first procedure, and if the response contains information about the network, the execution means communicates with another device that has transmitted the response. In the meantime, the communication for the setting according to the second procedure is not executed.
The communication apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項6から11のいずれか1項に記載の通信装置。 The information regarding the network is information regarding a network that can be used in the second wireless communication.
The communication device according to claim 6, wherein the communication device is a device.
ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の通信装置。 The execution means executes the first communication for the setting with the first other device, and then performs the second communication for the setting with the second other device. And when the response to the first signal from the second other device is the first response according to the first procedure, to the second other device, Transmitting an instruction to start a connection by the second wireless communication;
The communication device according to claim 1, wherein the communication device is a device.
ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置。 The first wireless communication is wireless communication using Near Field Communication (NFC).
The communication device according to claim 1, wherein the communication device is a device.
ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の通信装置。 The second wireless communication is wireless communication using at least one of a wireless LAN and Bluetooth compliant with the IEEE 802.11 standard series.
The communication device according to claim 1, wherein the communication device is a device.
実行手段が、前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とが第2の無線通信で接続するための設定に係る通信を、前記第1の他の装置および前記第2の他の装置のそれぞれと前記通信手段を介して実行する実行工程を有し、
前記実行工程では、前記通信手段に前記設定のための第1の手順に係る第1の信号を前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とのそれぞれへ送信させ、受信された当該第1の信号に対する応答に応じて、当該応答を送信した装置との間で、前記第1の手順と異なる第2の手順による前記設定のための通信を実行するかを決定する、
ことを特徴とする制御方法。 Communication means for performing first wireless communication with the first other apparatus and the second other apparatus, and setting a connection between the first other apparatus and the second other apparatus A communication device control method capable of
Execution means performs communication related to the setting for connecting the first other device and the second other device by the second wireless communication, the first other device and the second other device. Each of the apparatus and an execution step executed through the communication means,
In the execution step, the communication means transmits a first signal related to the first procedure for the setting to each of the first other device and the second other device, and is received. In accordance with a response to the first signal, determine whether to perform communication for the setting according to a second procedure different from the first procedure with the apparatus that has transmitted the response.
A control method characterized by that.
第1の他の装置と第2の他の装置のうち少なくとも一方がNFC Connection Handoverの規格によって規定されるMediated Handoverに対応していないかを判定する判定手段と、
前記第1の他の装置と前記第2の他の装置のうち少なくとも一方がMediated Handoverに対応していないと前記判定手段により判定された場合、NFC Connection Handoverの規格によって規定されるNegotiated HandoverまたはStatic Handoverを用いて前記第1の他の装置と前記第2の他の装置とをNFCと異なる通信方式にハンドオーバさせるための処理を行う処理手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 A communication device,
Determination means for determining whether at least one of the first other device and the second other device is not compatible with the mediated handover defined by the NFC Connection Handover standard;
If the determination unit determines that at least one of the first other device and the second other device does not support the mediated handover, the negotiated handover or static defined by the NFC Connection Handover standard is used. Processing means for performing processing for handing over the first other device and the second other device to a communication method different from NFC using Handover;
A communication apparatus comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015243511A JP2017112432A (en) | 2015-12-14 | 2015-12-14 | Communication device, control method and program |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11818775B2 (en) | 2020-03-26 | 2023-11-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication system, electronic devices and non-transitory computer-readable recording medium therefor |
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2015
- 2015-12-14 JP JP2015243511A patent/JP2017112432A/en active Pending
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