JP2017095066A - 車両及び車両における制御方法 - Google Patents

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隼 武田
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Abstract

【課題】利便性を向上可能な車両及び車両における制御方法を提供する。
【解決手段】車両1は、ステアリングホイール11と、ステアリングホイール11に配置された入力部12と、を備え、入力部12に対する操作を検出すると、ステアリングホイール11の操舵角に応じて、操作に対応する被制御装置30の機能を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両及び車両における制御方法に関する。
従来、タッチパッドを備えるステアリングホイールが知られている。例えば、特許文献1には、入力装置としてタッチパッドを設けたステアリングホイールが記載されている。特許文献1に記載された入力装置において、ドライバ(運転手)は、ステアリングホイールを握った状態で、タッチパッドに指を接触させて、例えばナビゲーション装置等の被制御装置の操作を行う。
特開2013−95289号公報
しかしながら、ドライバは、通常、ステアリングホイールを握った状態で運転するため、例えばドライバがステアリングホイールの操舵中に意図せずステアリングホイールに設けられたタッチパッドに触れる可能性がある。ドライバが意図せずタッチパッドに触れた場合、タッチパッドにドライバの意図しない操作が入力される場合がある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、利便性を向上可能な車両及び車両における制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、
該ステアリングホイールに配置された入力部と、
を備え、
前記入力部に対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する。
前記ステアリングホイールの操舵角が所定の角度以上である場合に、前記入力部への操作に対応する被制御装置の機能の実行を無効にしてもよい。
さらに当該車両の走行速度に応じて、前記機能の実行を無効にしてもよい。
前記被制御装置は表示部を備え、
前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記表示部の表示を制御してもよい。
また、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、
該ステアリングホイールに配置された入力部と、
当該車両を制御するECUと
を備える車両であって、
前記ECUは、
前記入力部に対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する。
また、本発明は上述した車両に実質的に相当する制御方法としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明の一実施の形態に係る制御方法は、
ステアリングホイールと、該ステアリングホイールに配置された入力部と、当該車両を制御するECUとを備える車両における制御方法であって、
前記ECUが、前記入力部に対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御するステップを含む。
本発明に係る車両及び車両における制御方法によれば、利便性が向上する。
本発明の第1実施の形態に係る車両の概略構成を示す機能ブロック図である。 図1のステアリングホイールの一例を示す外観斜視図である。 図1のステアリングホイールの操舵角について説明する図である。 図1の制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る車両の概略構成を示す機能ブロック図である。 図5の制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施の形態に係る車両の概略構成を示す機能ブロック図である。 図7のステアリングホイールの一例を示す外観斜視図である。 図7の制御部の制御による表示部の表示について説明する図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る車両の概略構成を示す機能ブロック図である。車両1は、ステアリングユニット10と、制御部20と、被制御装置30と、記憶部40と、操舵角検出部50とを備える。
ステアリングユニット10は、ステアリングホイール11を含む。本実施の形態において、ステアリングユニット10は、ステアリングホイール11のみにより構成される場合もある。ステアリングホイール11は、入力部12と、触感呈示部13と、押圧検出部14とを備える。
図2は、図1のステアリングホイール11の一例を示す外観斜視図である。図2に示すように、ステアリングホイール11は、ドライバの手によって握られるリム部101、リム部101の中央に配置され、図示しないステアリングシャフトに接続されてエアバッグ装置及びホーンスイッチ等を収納するボス部102、及び、リム部101とボス部102とを連結する複数のスポーク部103を備える。図2のステアリングホイール11は、ステアリングの正位置を基準にして、ボス部102から左右方向及び下方向に延びる3つのスポーク部103を備える。ステアリングが正位置である状態においては、車両1のタイヤは正面を向いており、車両1は直進可能である。
ボス部102から左右に延びるスポーク部103には、それぞれ入力部12が配置される。入力部12の配置は、図2に示すものに限られないが、ドライバがリム部101を握って運転する場合に、ドライバの指が接触可能な位置に設けられることが好ましい。本実施の形態に係る車両1に乗車したドライバは、ステアリング操作により車両1の操舵を行うとともに、入力部12への指によるジェスチャ等の入力操作により制御部20を介して車両1及び被制御装置30の操作を行うことができる。
入力部12は、ドライバの指等の接触物の接触を検出する。入力部12は、例えばタッチパッド又はタッチパネル等により構成される。本実施の形態において、入力部12は、タッチパッド12であるとして説明する。タッチパッド12は、接触物の接触の位置(座標)を検出し、検出した接触に関する情報を制御部20に通知する。
触感呈示部13は、例えば圧電振動子等を用いて構成され、タッチパッド12を振動させる。触感呈示部13は、所定の振動パターンによる振動を発生させることにより、タッチパッド12に接触している接触物に対して触感を呈示する。本実施の形態において、触感呈示部13は、制御部20から供給される駆動信号に基づいて振動を発生する。すなわち、本実施の形態において、制御部20は、触感呈示部13が振動するように制御する。制御部20は、タッチパッド12において接触物が接触している位置(座標)に触感を呈示するように、触感呈示部13を振動させてもよい。また、制御部20は、タッチパッド12が検出する接触物の接触の位置及び後述するドライバのタッチパッド12へのジェスチャ等に応じて、触感呈示部13を駆動する駆動信号を異ならせるように制御することもできる。この場合、触感呈示部13は、タッチパッド12が検出する接触物の接触の位置及び後述するドライバのタッチパッド12へのジェスチャ等に応じて、異なる振動パターンで振動する。触感呈示部13は、制御部20から印加される駆動信号に基づき、異なる振幅及び周波数等の振動を行うことで、多様な振動パターンを再現する。タッチパッド12は、押圧されても、例えば押しボタンスイッチのような物理的な変化は生じないため、触感呈示部13を備えない場合には、ドライバは、押圧が入力されたか否かを、押圧の結果として行われる制御の出力を確認する必要がある。しかし、本実施の形態に係る車両1では、ドライバは、触感呈示部13が発生させる振動(触覚)により、目視確認によらず、自らがタッチパッド12に行った操作を確認できる。
押圧検出部14は、ドライバの指等の接触物からタッチパッド12への押圧を検出するもので、例えば、押圧に応じて物理的又は電気的な特性(歪み、抵抗、電圧等)が変化する歪みゲージセンサや圧電素子等の素子等を用いて構成される。押圧検出部14が、例えば、圧電素子等を用いて構成された場合、押圧検出部14の圧電素子は、タッチパッド12に対する押圧に係る荷重(力)の大きさ(又は、荷重(力)の大きさが変化する速さ(加速度))に応じて、電気的な特性である電圧の大きさ(電圧値)が変化する。
制御部20は、押圧検出部14が押圧に関する情報を制御部20に通知することにより、又は、制御部20が押圧検出部14の押圧に関する情報を検出することにより、当該押圧に関する情報を取得する。つまり、制御部20は、タッチパッド12に対する押圧に関する情報を押圧検出部14から取得する。なお、押圧に関する情報は、電圧値の代わりに、押圧に係る荷重の大きさ、電力値、抵抗値等でもよい。
なお、触感呈示部13と押圧検出部14は、一体化して構成することもできる。特に、押圧検出部14及び触感呈示部13は、圧電素子を用いて構成する場合は、圧電素子を共用して押圧検出部兼触感呈示部として構成することもできる。圧電素子は、圧力が加わると電圧を発生し、電圧が加えられると変形するためである。
また、図2に示すようにタッチパッド12がステアリングホイール11に複数個配置されている場合、ステアリングホイール11は、触感呈示部13と押圧検出部14とを、それぞれ複数個(タッチパッド12と同数)備えていてもよい。各押圧検出部14は、各タッチパッド12に対応付けられており、対応付けられたタッチパッド12への押圧を検出する。また、各触感呈示部13は、各タッチパッド12に対応付けられており、対応付けられたタッチパッド12を振動させる。
制御部20は、車両1の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部20は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成され、かかるプログラムは、例えば記憶部40等に格納される。車両1において、制御部20は、特にECU(Electric Control Unit又はEngine Control Unit)により構成される。ECUは、車両1を制御する。すなわち、ECUは、車両1及び被制御装置30(以下、被制御装置30等ともいう)の制御を行う。制御部20は、1つのECUにより構成されていてもよく、例えば車両1の全体を制御するメインECU及び一部の被制御装置30等の制御を行う複数のサブECUにより構成されていてもよい。
制御部20は、タッチパッド12にジェスチャが入力されたことを検出すると、ジェスチャに対応する被制御装置30の機能を実行する。つまり、制御部20は、被制御装置30がジェスチャに応じた機能を実行するように制御を行う。このとき、制御部20は、タッチパッド12へのジェスチャに応じて、触感呈示部13を駆動する駆動信号を生成し、当該駆動信号を触感呈示部13に印加する。
なお、制御部20は、押圧検出部14から取得した押圧に関する情報に基づき、タッチパッド12に対する所定の圧力(第1の圧力)を検出した場合に、タッチパッド12へのジェスチャによる被制御装置30等の制御を可能にしてもよい。すなわち、制御部20は、タッチパッド12への第1の圧力を検出すると、ドライバからタッチパッド12へのジェスチャによる操作を受け付け可能にしてもよい。この場合、制御部20は、タッチパッド12へのジェスチャによる被制御装置30等の制御を可能にした状態で、タッチパッド12へのジェスチャを検出すると、被制御装置30に対して当該ジェスチャに応じた制御を実行する。
制御部20は、ドライバによるタッチパッド12への押圧により、タッチパッド12へのジェスチャによる被制御装置30等の制御を可能にした後、指等の接触物がタッチパッド12から離れるまで、タッチパッド12へのジェスチャによる被制御装置30等の制御を可能な状態として継続させてもよい。この場合、制御部20は、タッチパッド12へのジェスチャによる被制御装置30等の制御を可能にした後、タッチパッド12から接触物が離れたことを検出すると、被制御装置30等の制御を受け付けない状態にする。すなわち、制御部20は、指等の接触物がタッチパッド12から離れたことを検出すると、被制御装置30等の制御を停止させる。ドライバがタッチパッド12から指等の接触物を離すと、被制御装置30等の操作ができない状態となる。
また、制御部20は、操舵角検出部50から取得したステアリングホイール11の操舵角に基づき、操舵角に応じた制御を行う。制御部20が操舵角に基づいて行う制御の詳細については、後述する。
被制御装置30は、例えば、トランスミッション、カーエアコンディショナ、パワーウィンドウ、カーナビゲーションシステム、カーオーディオ、ヘッドアップディスプレイ等をはじめ、車両1に関連して使用される任意の装置である。被制御装置30は、車両1に予め備え付けられた装置に限られない。被制御装置30は、例えばドライバの携帯電話機又はタブレット端末等、車両1が有する接続インタフェースを介して接続可能な外部の機器であってもよい。ドライバは、タッチパッド12へのジェスチャにより、車両1に接続された外部機器を操作できる。
記憶部40は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成することができ、各種情報や制御部20により実行される制御プログラム等を記憶する。記憶部40は、例えば、制御部20が被制御装置30に対して実行する制御の内容と、触感呈示部13から呈示させる振動パターンとの組合せを記憶する。また、記憶部40は、例えば、操舵角に応じた制御部20の制御内容を記憶する。
操舵角検出部50は、ステアリングホイール11の操舵角を検出し、検出した操舵角を制御部20に送信する。操舵角検出部50は、例えばステアリングホイール11が結合されるステアリングシャフトに取り付けられ、操舵角を検出する。操舵角検出部50は、例えば操舵角センサにより構成される。
次に、制御部20が操舵角に基づいて行う制御の詳細について説明する。
制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角に応じて、タッチパッド12への操作に対応する被制御装置30の機能の実行を無効にする。すなわち、制御部20は、上述のようにタッチパッド12にジェスチャが入力されたことを検出すると、ジェスチャに対応する被制御装置30の機能を実行するが、ステアリングホイール11の操舵角に応じて、この機能の実行を無効にする。制御部20により機能の実行が無効にされた場合、その機能は実行されなくなる。
ここで、機能の実行を無効にするとは、例えば、制御部20が、タッチパッド12に入力されたジェスチャに基づく機能を実行しないようにすることをいう。また、機能の実行を無効にするとは、例えば、制御部20が、タッチパッド12を、ドライバからの入力を受け付けない状態にすることであってもよい。
制御部20は、具体的には、ステアリングホイール11の操舵角が、予め設定されて記憶部40に記憶された所定の角度θ0以上となった場合に、機能の実行を無効にする。所定の角度θ0は、例えば、車両1の走行時に車両1がカーブを走行していることが想定される程度の角度であり、例えば45°である。所定の角度θ0を、車両1がカーブを走行していることが想定される程度の角度に設定することにより、実際に車両1がカーブを走行している場合、ドライバがステアリングホイール11を操作することにより操舵角が所定の角度θ0以上となると、機能の実行が無効になる。これにより、カーブを走行中に、ドライバが誤ってタッチパッド12に指等を接触させたとしても、この指等の接触によるジェスチャは無効となり、被制御装置30の機能が実行されない。このようにして、制御部20の制御により、ドライバが意図しない操作の入力が防止される。
図3を参照して説明する。ここでは、所定の角度θ0が45°であるとして説明する。ステアリングホイール11の操舵角は、例えば図3(a)に示すようにステアリングの正位置を基準にして、操舵角検出部50により検出される。
ドライバが、車両1の走行中に、図3(b)に示すようにステアリングを右に回したとする。このときのステアリングの操舵角θが正位置から45°未満である場合、タッチパッド12に対してジェスチャが入力されると、制御部20はジェスチャに基づく機能を実行する。一方、ステアリングの操舵角が正位置から45°以上である場合、タッチパッド12に対してジェスチャが入力されると、制御部20はジェスチャに基づく機能の実行を無効にする。つまり、この場合、ジェスチャに基づく機能は実行されない。
また、ドライバが、車両1の走行中に図3(c)に示すようにステアリングを左に回したとする。この場合も、上述の図3(b)で説明した場合と同様に、ステアリングの操舵角θが正位置から45°未満である場合、タッチパッド12に対してジェスチャが入力されると、制御部20はジェスチャに基づく機能を実行する。一方、ステアリングの操舵角が正位置から45°以上である場合、タッチパッド12に対してジェスチャが入力されると、制御部20はジェスチャに基づく機能の実行を無効にする。従って、この場合、ジェスチャに基づく機能は実行されない。
次に、制御部20による処理について説明する。図4は、図1に示す制御部20による処理の一例を示すフローチャートである。図4のフローは、例えば車両1が走行中に繰り返して実行される。
まず、制御部20は、タッチパッド12から出力される信号に基づいて、タッチパッド12にジェスチャが入力されているか否かを判断する(ステップS101)。
制御部20は、タッチパッド12にジェスチャが入力されていないと判断した場合(ステップS101のNo)、このフローを終了する。
一方、制御部20は、タッチパッド12にジェスチャが入力されていると判断した場合(ステップS101のYes)、操舵角検出部50から出力される信号に基づいて、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0以上であるか否かを判断する(ステップS102)。
制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0未満であると判断した場合(ステップS102のNo)、タッチパッド12に入力されたジェスチャに基づき、被制御装置30の機能を実行する(ステップS103)。そして、このフローは終了する。
一方、制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0以上であると判断した場合には(ステップS102のYes)、タッチパッド12に入力されたジェスチャに対応する被制御装置30の機能の実行を無効にする(ステップS104)。そして、このフローは終了する。
なお、図4のフローは、適宜の条件に基づいて開始又は実行されることができる。図4のフローは、車両1が走行可能なモードになった状態で開始又は実行されることが好ましい。例えば、図4のフローは、車両1のエンジンがかかったときに開始される。また、図4のフローは、例えば車両1のキーがオンの状態になった場合に開始される。また、図4のフローは、例えば、シフトレバーが所定のレンジ(例えばドライブレンジ)になっている場合に実行される。図4のフローは、これらの例の他、任意の条件に基づいて開始又は実行される。
このように、本実施の形態に係る車両1によれば、制御部20は、操舵角が所定の角度θ0以上となると、機能の実行を無効にする。これにより、ドライバがステアリングホイール11を操舵している場合に誤ってタッチパッド12に指等を接触させたとしても、この指等の接触によるジェスチャは無効となり、被制御装置30の機能が実行されない。このようにして、制御部20の制御により、ドライバが意図しない操作の入力が防止されやすくなる。そのため、ドライバにとって車両1の利便性が向上する。
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態に係る車両1の概略構成を示す機能ブロック図である。車両1は、第1実施の形態と同様に、ステアリングユニット10と、制御部20と、被制御装置30と、記憶部40と、操舵角検出部50とを備える。以下、第1実施の形態と同じ点については説明を省略し、異なる点について説明を行う。
第2実施形態に係る車両1は、速度検出部60をさらに備える。速度検出部60は、車両1の速度(車速)に関する情報(以下、車速情報ともいう)を取得する。具体的には、速度検出部60は、例えば車両1の車輪に設けられた車輪側センサにより構成され、車速情報として車両1の車輪速度を取得する。速度検出部60が取得した車速情報は、制御部20に送信される。制御部20は、速度検出部60から取得した車速情報に基づいて、車両1の車速を決定(算出)する。
本実施の形態において、制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角と、車両1の車速とに応じて、タッチパッド12への操作に対応する被制御装置30の機能の実行を無効にする。具体的には、制御部20は、例えば、ステアリングホイール11の操舵角が、予め設定されて記憶部40に記憶された所定の角度θ0以上となり、車両1の車速が、予め設定されて記憶部40に記憶された所定の速度V0以上となった場合に、機能の実行を無効にする。所定の速度V0は、例えば、車両1が走行していることが想定される程度の速度であり、例えば時速10kmである。車両1の速度が、時速10km未満である場合、ドライバは、例えば交差点で右折又は左折していたり、駐車場に車両1を駐車していたりする等の状況が想定される。ドライバは、このような特定の状況において、ステアリングホイール11の操舵角を所定の角度θ0以上にしたまま、かかる特定の状況において必要な入力操作を行う場合がある。本実施の形態では、操舵角に関する条件に加えて、車速に関する条件についても考慮して機能の実行を無効にすることにより、ドライバにより入力された特定の状況において必要な操作については、操舵角に関わらず、被制御装置30の機能を実行することができる。
図6は、本実施の形態に係る車両1における制御部20による処理の一例を示すフローチャートである。図6のフローは、例えば車両1が走行中に繰り返して実行される。
まず、制御部20は、タッチパッド12から出力される信号に基づいて、タッチパッド12にジェスチャが入力されているか否かを判断する(ステップS201)。
制御部20は、タッチパッド12にジェスチャが入力されていないと判断した場合(ステップS201のNo)、このフローを終了する。
一方、制御部20は、タッチパッド12にジェスチャが入力されていると判断した場合(ステップS201のYes)、操舵角検出部50から出力される信号に基づいて、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0以上であるか否かを判断する(ステップS202)。
制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0未満であると判断した場合(ステップS202のNo)、タッチパッド12に入力されたジェスチャに基づき、被制御装置30の機能を実行する(ステップS203)。そして、このフローは終了する。
一方、制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0以上であると判断した場合(ステップS202のYes)、速度検出部60から取得した車速情報に基づいて決定される車速が所定の速度V0以上であるか否かを判断する(ステップS204)。
制御部20は、車速が所定の速度V0未満であると判断した場合(ステップS204のNo)、タッチパッド12に入力されたジェスチャに基づき、被制御装置30の機能を実行する(ステップS203)。そして、このフローは終了する。
一方、制御部20は、車速が所定の速度V0以上であると判断した場合には(ステップS204のYes)、タッチパッド12に入力されたジェスチャに対応する被制御装置30の機能の実行を無効にする(ステップS205)。そして、このフローは終了する。
このように、本実施の形態に係る車両1によれば、制御部20は、操舵角が所定の角度θ0以上となり、かつ車速が所定の速度V0以上となると、機能の実行を無効にする。これにより、ドライバが特定の状況に行った入力操作については、被制御装置30の機能を実行する一方で、ドライバがステアリングホイール11を操舵している場合に誤ってタッチパッド12に指等を接触させたとしても、この指等の接触によるジェスチャは無効となり、被制御装置30の機能が実行されない。このようにして、制御部20の制御により、ドライバが意図的に行った操作については実行する一方、意図しない操作の入力が防止されやすくなる。
(第3実施の形態)
図7は、本発明の第3実施の形態に係る車両1の概略構成を示す機能ブロック図である。車両1は、第1実施の形態と同様に、ステアリングユニット10と、制御部20と、被制御装置30と、記憶部40と、操舵角検出部50とを備える。以下、第1実施の形態と同じ点については説明を省略し、異なる点について説明を行う。
本実施の形態におけるステアリングホイール11は、入力部12として、タッチパネルを備える。また、本実施の形態におけるステアリングホイール11は、表示部15をさらに備える。タッチパネル12は、表示部15の前面に配設される。
表示部15は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、又は無機ELディスプレイ等の表示デバイスである。表示部15は、文字又は操作用オブジェクト等の画像を表示する。表示部15は、例えば、車両1の走行中にドライバが参照する情報又は被制御装置30等の制御を実行させるための入力ボタン等を表示する。なお、表示部15は、ステアリングホイール11に搭載されているため、図7においては、ステアリングホイール11内の機能ブロックとして記載しているが、表示部15は被制御装置30の一例であり、制御部20の制御に基づき、所定の情報を表示する表示機能を実行する。
図8は、図7のステアリングホイール11の一例を示す外観斜視図である。第1実施の形態と同様に、ステアリングホイール11は、リム部101、リム部101の中央に配置されるボス部102、及び、リム部101とボス部102とを連結する複数のスポーク部103を備える。本実施の形態においては、タッチパネル12は、図8に示すようにボス部102に配置され、タッチパネル12の後面に表示部15が配設される。ボス部102には、表示部15により所定の情報が表示される。
本実施の形態における制御部20は、第1実施の形態と同様に、ステアリングホイール11の操舵角に応じて、タッチパネル12への操作に対応する被制御装置30の機能の実行を無効にする。例えば、制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角に応じて、被制御装置30の一例である表示部15の機能の実行を無効にする。
具体的には、例えば、制御部20は、図9(a)に示すように、ステアリングホイール11の操舵角θが所定の角度θ0より未満である場合、表示部15への表示を実行する。ここで、ドライバの操舵により、図9(b)に示すように、ステアリングホイール11の操舵角θが所定の角度θ0以上となった場合、制御部20は、表示部15の機能の実行を無効にして、表示部15の表示を消去する。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上記第1実施の形態及び第2実施の形態において、制御部20は、さらに他の条件に応じて、タッチパッド12への操作に対応する被制御装置30の機能の実行を無効にしてもよい。例えば、制御部20は、さらにシフトレバーのレンジに応じて、タッチパッド12への操作に対応する被制御装置30の機能の実行を無効にしてもよい。
例えば上記第1実施の形態に対して、制御部20が、さらにシフトレバーのレンジに応じて機能の実行を無効する場合について、具体的に説明する。この場合、制御部20は、シフトレバーのレンジに関する情報をさらに取得する。そして、制御部20は、ステアリングホイール11の操舵角と、シフトレバーのレンジとに応じて、タッチパッド12への操作に対応する被制御装置30の機能の実行を無効にする。具体的には、制御部20は、例えば、ステアリングホイール11の操舵角が、予め設定されて記憶部40に記憶された所定の角度θ0以上となり、シフトレバーが所定のレンジになった場合、機能の実行を無効にする。所定のレンジは、例えば車両1が走行していることが想定されるドライブレンジ等である。例えば、リバースレンジである場合、ドライバは、例えば駐車場に車両1を駐車していたりする等の状況が想定される。ドライバは、このような特定の状況において、ステアリングホイール11の操舵角を所定の角度θ0以上にしたまま、かかる特定の状況において必要な入力操作(例えば車両1が備える表示部に表示されるアラウンドビューに対する所定の入力操作)を行う場合がある。本実施の形態では、操舵角に関する条件に加えて、シフトレバーのレンジについても考慮して機能の実行を無効にすることにより、ドライバにより入力された特定の状況において必要な操作については、操舵角に関わらず、被制御装置30の機能を実行することができる。
また、上記実施の形態で説明したタッチパッド12は、押圧に応じて被制御装置30の制御を実行させる操作ボタンとして機能してもよい。この場合、上記実施の形態と同様に、ステアリングホイール11の操舵角が所定の角度θ0以上となると、押圧に応じたボタン入力は無効となる。
1 車両
10 ステアリングユニット
101 リム部
102 ボス部
103 スポーク部
11 ステアリングホイール
12 タッチパッド
13 触感呈示部
14 押圧検出部
15 第2制御部
16、51 通信部
20 制御部(第1制御部)
30 被制御装置
40 記憶部
50 角度検出部
60 速度検出部
上記課題を解決するため、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、
該ステアリングホイールに配置されたタッチパッドと、
を備え、
前記タッチパッドに対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する。
前記ステアリングホイールの操舵角が所定の角度以上である場合に、前記タッチパッドへの操作に対応する被制御装置の機能の実行を無効にしてもよい。
また、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、
該ステアリングホイールに配置されたタッチパッドと、
当該車両を制御するECUと
を備える車両であって、
前記ECUは、
前記タッチパッドに対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する。
例えば、本発明の一実施の形態に係る制御方法は、
ステアリングホイールと、該ステアリングホイールに配置されたタッチパッドと、当該車両を制御するECUとを備える車両における制御方法であって、
前記ECUが、前記タッチパッドに対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御するステップを含む。
また、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、
該ステアリングホイールに配置されたタッチパネルと、
を備え、
前記タッチパネルに対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する。
前記ステアリングホイールの操舵角が所定の角度以上である場合に、前記タッチパネルへの操作に対応する被制御装置の機能の実行を無効にしてもよい。
さらに当該車両の走行速度に応じて、前記機能の実行を無効にしてもよい。
前記被制御装置は表示部を備え、
前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記表示部の表示を制御してもよい。
また、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、
該ステアリングホイールに配置されたタッチパネルと、
当該車両を制御するECUと
を備える車両であって、
前記ECUは、
前記タッチパネルに対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する。
また、本発明の一実施の形態に係る車両は、
ステアリングホイールと、該ステアリングホイールに配置されたタッチパネルと、当該車両を制御するECUとを備える車両における制御方法であって、
前記ECUが、前記タッチパネルに対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御するステップを含む。

Claims (6)

  1. ステアリングホイールと、
    該ステアリングホイールに配置された入力部と、
    を備え、
    前記入力部に対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する、
    車両。
  2. 前記ステアリングホイールの操舵角が所定の角度以上である場合に、前記入力部への操作に対応する被制御装置の機能の実行を無効にする、請求項1に記載の車両。
  3. さらに当該車両の走行速度に応じて、前記機能の実行を無効にする、請求項1又は請求項2に記載の車両。
  4. 前記被制御装置は表示部を備え、
    前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記表示部の表示を制御する、請求項1又は請求項2に記載の車両。
  5. ステアリングホイールと、
    該ステアリングホイールに配置された入力部と、
    当該車両を制御するECUと
    を備える車両であって、
    前記ECUは、
    前記入力部に対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御する、
    車両。
  6. ステアリングホイールと、該ステアリングホイールに配置された入力部と、当該車両を制御するECUとを備える車両における制御方法であって、
    前記ECUが、前記入力部に対する操作を検出すると、前記ステアリングホイールの操舵角に応じて、前記操作に対応する被制御装置の機能の実行を制御するステップ
    を含む、制御方法。
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