JP2017065617A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両において、下降路の標高差に加えて、下降路における減速度を考慮した回生制御を実現する。
【解決手段】車両制御装置は、エンジン、モータおよびモータに電力を供給する二次電池を備え、エンジンが発生させる起電力およびモータの回生制御により二次電池を充電可能なハイブリッド車両に搭載される。予測部は、自車両の走行経路を予測する。下降路検出部は下降路を検出する。連結路検出部は連結路を検出する。目標設定部は、二次電池の目標充電率を設定する。目標設定部は、下降路の標高差が所定の閾値よりも大きいとき、目標充電率を低下させる。下降路において連結路も検出されたときには、標高差が上記閾値よりも小さいときにも、目標充電率を低下させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハイブリッド車両の回生制御技術に関する。
ハイブリッド車両は、エンジンとモータの2種類の駆動力を有する。モータはバッテリー(二次電池)の電気エネルギーを駆動力に変換する。エンジンは駆動力を提供するだけでなく、バッテリーを充電することもできる。更に、車両が下降傾斜する路面(以下、単に「下降路」とよぶ)を走るときには、車軸の回転をモータに伝え、モータの起電力によりバッテリーを充電することもできる。このような充電方法を「回生」とよぶ。回生は、従来は摩擦ブレーキやエンジンブレーキにより熱エネルギーとして費消されていたエネルギーを電気エネルギーとして回収できるため、積極的に利用すべきである。
ただし、バッテリーの充電率(SOC:State of Charge)の大きな変化は二次電池を劣化させてしまう。このため、通常、SOCには下限値と上限値を設定し、SOCが上限値から下限値の範囲(以下、「許容範囲」とよぶ)に収まるように充放電制御する。
特許文献1では、走行先に下降路があるときには、下降路に入る前にSOCを下限値付近まで減らしている。あらかじめSOCを下げることで、下降路の回生によってSOCが上限値に達しにくくなり、回生による充電効果(以下、単に「回生効果」とよぶ)をしっかりと享受できる。特許文献1では、充分に大きな標高差のある大きな下降路のとき、いいかえれば、充分な回生効果を見込める大きな下降路があるときに限り、目標充電率を下げている。
特開2005−160269号公報
本発明者は、下降路における減速度が大きいときにも回生効果が高くなることに着目している。ブレーキを使って短時間に減速させる場合には、たとえ標高差の小さな下降路であっても回生による充電を期待できる。
本発明は、上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、ハイブリッド車両において、下降路の標高差に加えて、下降路における減速度を考慮した回生制御を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両制御装置は、エンジン、モータおよび前記モータに電力を供給する二次電池を備え、前記エンジンが発生させる起電力および前記モータの回生制御により前記二次電池を充電可能なハイブリッド車両に搭載され、自車両の走行経路を予測する予測部と、前記予測された走行経路において、自車両の進行方向に下降路を検出する下降路検出部と、前記予測された走行経路において、自車両の進行方向に連結路を検出する連結路検出部と、前記二次電池の目標充電率を設定する目標設定部と、を備える。
前記目標設定部は、前記下降路の標高差が所定の閾値よりも大きいとき、前記下降路の開始地点よりも手前の地点において前記目標充電率を通常時の目標充電率よりも小さい値に設定変更し、前記下降路において前記連結路も検出されたときには、前記標高差が前記所定の閾値よりも小さいときにも、前記目標充電率を通常時の目標充電率よりも小さい値に設定変更する。
本発明によれば、減速度が大きくなる下降路において、回生による充電効率を高めやすくなる。
下降路の回生制御方法を説明するための模式図である。 本線と連結路の関係を示す模式図である。 車両制御システムの機能ブロック図である。 回生制御処理を示すフローチャートである。 連結路判定処理のフローチャートである。
図1は、下降路の回生制御方法を説明するための模式図である。
車両100は、区間0を走行中であるとする。区間0〜2は平坦路であり、区間3〜5までは下降路、区間6以降は再び平坦路であるとする。図1の上段は、車両100が予定する走行経路の高低(海抜)を示す。図1の下段は、SOC(バッテリーの充電率)の変化を示す。SOCは0%が最低値であり、100%が最大値である。SOCには許容範囲が設定される。許容範囲は下限値CD〜上限値CUの範囲であり、具体的には、下限値CD=40%、上限値CU=60%程度が想定される。
この許容範囲内に目標充電率が設定される。通常、目標充電率は下限値CDと上限値CUの平均値、おおむね、50%程度に設定される。以下、通常時の目標充電率を「基本目標充電率」とよぶ。走行路は、上述のように複数の区間に分割される。カーナビゲーションシステムにおいては、走行路は複数のリンクとよばれる区間に分割管理されており、リンクごとにリンク種別が設定される。リンク種別については後に詳述する。以下、区間のことを「リンク」とよぶ。以下、目標充電率を基本目標充電率に固定する場合と、可変とする場合のそれぞれについての回生制御方法を説明する。
(1)目標充電率を固定する場合
目標充電率は下限値CDと上限値CUの平均値CMに対応する基本目標充電率に固定されるとする。このときのSOCの変化を示すのがSOC−P1である。平坦路であるリンク0〜2においてSOC−P1は基本目標充電率CM近辺に保たれるように充放電制御される。車両100がリンク3(下降路)に進入すると、下降路の回生効果によりSOC−P1は上昇する。図1の場合、車両100がリンク4を走行中の時刻t2において、SOC−P1は早くも上限値CUに達している。このため、時刻t2以降は下降路の回生効果を享受できていない。このような状態のことを「オーバーフロー」とよぶことにする。オーバーフロー時には、SOC−P1が上限値CUを超えないように強制放電される。車両100が平坦路(リンク6以降)に入ると、十分に蓄積された電気エネルギーでモータを駆動することで、SOC−P1は基本目標充電率CM付近に戻される。
(2)目標充電率を可変とする場合
当初においては、目標充電率は下限値CDと上限値CUの平均値CMに対応する基本目標充電率に固定される。本方法では、オーバーフローを抑制するため、下降路の起点(図1の場合、リンク2とリンク3の境界点)よりも所定距離だけ手前の地点(図1の場合、リンク0とリンク1の境界点)において、目標充電率を下限値CDと上限値CUの平均値CMから、下限値CDに下げている。下限値CDにまで一時的に低下したときの目標充電率のことを「特殊目標充電率」とよぶことにする。本方法においては、下降路の終点(図1の場合、リンク5とリンク6の境界点)において目標充電率は特殊目標充電率から基本目標充電率に戻される。本方法におけるSOCの変化を示すのがSOC−P2である。
本方法においては、カーナビゲーションシステムは車両100が走行中のリンク0だけでなく、その先にあるリンク1〜nまでのリンク情報も取得しておく。すなわち、車両100がリンク0を走行しているとき、その先のリンク3〜5に下降路が存在することを認識できる。そして、下降路に進入する前に、目標充電率を基本目標充電率CMから特殊目標充電率(下限値CD)に下げる。図1の場合、リンク0とリンク1の境界点を通過する時刻t1において、目標充電率が変更される。
時刻t1で目標充電率が低下するため、時刻t1以後、電気エネルギーが積極的に使用されSOC−P2は下限値CD付近まで下げられる。このため下降路に入る手前においてエンジンの使用が抑制されるため、燃料が節約される。
車両100が下降路(リンク3〜5)に入るとSOC−P2は回生効果によって上昇する。下降路に入る前にSOC−P2を十分に低下させていたため、車両100が平坦路(リンク6以降)に入るときにもオーバーフローが生じていない。すなわち、本方法によれば回生効果を十分に享受できる。車両100が平坦路(リンク6以降)に入ると、目標充電率は基本目標充電率CMに戻され、十分に蓄積された電気エネルギーでモータを駆動することで、SOC−P1は基本目標充電率CM付近に戻される。
方法(2)のように下降路の存在を先読みすることで、回生効果を十分に享受できる。ただし、下降路の標高差が小さいときには、大きな回生効果を期待できないため、特殊目標充電率への変更は行わない。したがって、カーナビゲーションシステムの情報から、走行路の先に下降路があるかどうかだけではなく、その下降路に充分な標高差があるかどうかも読み取る必要がある。下降路の標高差が所定の閾値よりも大きいとき、いいかえれば、充分な回生効果を期待できる大きな下降路があるときには、目標充電率を特殊目標充電率に低下させればよい。
図2は、本線104と連結路102の関係を示す模式図である。
カーナビゲーションシステムは、車両100が走行中の区間であるリンク0だけでなく、その先にあるリンク1〜n(nは2以上の自然数)についてのリンク種別を保有している。リンク種別は、リンクが本線104か、連結路102か、ロータリーか、といった道路の種別を類型化した情報である。連結路102とは、本線104から枝分かれする道路のことであり、高速道路のジャンクションも該当する。また、カーナビゲーションシステムの地図情報には、リンクごとにその長さや傾斜の大きさ(標高差)についての情報も含まれている。
進行方向に連結路102が存在する場合、車両100は大きく減速する可能性が高い。これは、本線104から連結路102に出て行く車両が減速するため、それに応じて自車両も減速する可能性が高いためである。したがって、下降路において連結路102が存在するときには、たとえ下降路の標高差が小さくても減速にともなう大きな回生効果を期待できる。本実施形態においては、下降路だけでなく連結路102の有無を考慮して回生制御を実行する。
図3は、車両制御システム106の機能ブロック図である。
車両制御システム106の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
車両制御システム106は、車両制御装置128、センサユニット108、カーナビゲーションシステム110、エンジン120、モータ122、バッテリー制御部124およびバッテリー126を含む。センサユニット108は、外部環境や自車の走行軌道に関する情報を収集する。センサユニット108は、操舵角センサ、ヨーレートセンサ、車輪パルスセンサ、レーダー、方向指示器等を含んでもよい。
カーナビゲーションシステム110は、データベースの地図情報とGPS(Global Positioning System)から得られる位置情報を比較することにより走行中のリンクを特定する。カーナビゲーションシステム110のデータベースにおいては、リンクごとにリンク種別等の各種情報が対応づけられている。また、地図情報に含まれる勾配データから、リンクの傾斜の大きさを取得できる。
バッテリー126は、リチウムイオン二次電池(蓄電池)である。バッテリー制御部124はエンジン120およびモータ122を制御することにより、バッテリー126のSOCをコントロールする。車両制御装置128は、バッテリー制御部124に目標充電率を指定する。上述のように通常時の目標充電率は基本目標充電率CMに設定され、必要に応じてそれよりも小さな特殊目標充電率CMに設定される。
本実施形態における車両制御装置128の各機能ブロックは、ECU(Electronic Control Unit)およびその上で実行されるソフトウェアプログラムにより構成される。
車両制御装置128は、予測部112、下降路検出部114、連結路検出部116および目標設定部118を含む。予測部112は、センサユニット108からの車速や操舵角といった情報やカーナビゲーションシステム110における経路設定情報から車両100の走行経路を予測する。下降路検出部114および連結路検出部116は、走行中のリンクだけでなく、走行が予測されるリンクの情報をカーナビゲーションシステム110から定期的に取得(先読み)する。下降路検出部114は、下降路の有無およびその長さや標高差といった情報を検出する。連結路検出部116は、連結路の有無を検出する。目標設定部118は、下降路や連結路の有無に応じて、目標充電率を設定する。目標設定部118の目的は、下降路や連結路があるときに回生効果を高めることである。
図4は、回生制御処理を示すフローチャートである。
図4に示す処理は、一定間隔、たとえば数ミリ秒ごとに繰り返し実行されるループ処理である。
平坦路または上昇路、いいかえれば、下降路以外のリンク(以下、「通常路」とよぶ)の始点を示すRS、通常路の終点を示すRE、下降路の始点を示すSS、下降路の終点を示すSE、下降路にともなう回生制御の要否を示すフラグであるSF、通常路の長さを示すRd、下降路の長さを示すSdはいずれもゼロに初期化される(S10)。また、リンク番号iには1がセットされる。現在走行中のリンク番号は0であるため、i=1は次に走行予定のリンク番号を示す。
下降路検出部114は、リンク番号iのリンク(以下、「リンク(i)」のように表記する)の勾配(標高差)であるS(i)と所定の閾値SXを比較する(S12)。SX=0でもよい。S(i)<SXのとき(S12のY)、リンク(i)は下降路(下り坂)である。S(i)≧SXのとき(S12のN)、リンク(i)は通常路である。
S(i)<SXのときにおいて(S12のY)、SS=0であれば(S14のY)、いいかえれば、リンク(i)が下降路でありながら下降路の起点が初期設定値0のままであれば、SS=iに設定される(S16)。下降路の標高差を示すHおよび下降路の長さを示すSdはいずれも0に設定される。SS=0でなければ(S14のN)、S16はスキップされる。
次に、連結路検出部116により連結路の有無が判定される(S18)。S18の連結路判定については図5に関連して後に詳述する。
連結路判定処理のあと、下降路検出部114はHにΔH(i)を加算する(S20)。ΔH(i)は下降路であるリンク(i)の標高差を示す。また、下降路検出部114はSdにΔSd(i)を加算する。ΔSd(i)は下降路であるリンク(i)の長さである。通常路の長さRd、通常路の起点RSはともにゼロにセットされる。
下降路の標高差Hが所定の閾値HXよりも大きいとき(S22のY)、すなわち、充分に標高差の大きな下降路が前方に存在するとき、下降路検出部114は下降路の長さSdと所定の閾値SdXを比較する(S24)。Sd>SdXであれば(S24のY)、下降路検出部114はフラグSF=1にセットする(S26)。いいかえれば、充分に標高差があり、充分な長さを有する下降路があるとき、SF=1となる。H≦HXのときや(S22のN)、Sd≦SdXのときは(S24のN)、S26はスキップされる。
リンク(i)のチェックが完了すると、下降路検出部114はiをインクリメントする(S28)。iが所定数n以下のとき、すなわち、リンク(n)までのチェックが完了していないときには(S30のN)、処理はS12に戻り、次のリンクのチェックが行われる。
i>nのときであって(S30のY)、SF=1かつSE=0のとき、すなわち、充分に大きな下降路が存在し、かつ、下降路の終点であるSEが初期設定値0のままであるとき(S32のY)、SE=i−1(=n)がセットされる(S34)。SE=0とは、先読みした複数のリンクにおいて下降路の終点が検出されなかったときを意味する。「SF=1かつSE=0」という条件が成立していないとき(S32のN)、S34はスキップされる。
一方、S(i)<SXではないとき(S12のN)、すなわち、リンク(i)が通常路のとき、処理はS36に移行する。通常路の始点RSが初期設定値0のままのとき(S36のY)、下降路検出部114はRS=iをセットする(S38)。RS=0でなければ(S36のN)、S38はスキップされる。
下降路検出部114は、通常路の長さRdにΔRd(i)を加算する(S40)。ΔRd(i)は通常路であるリンク(i)の長さである。Rdが所定の閾値RX以下であれば(S42のN)、すなわち、通常路が短いときにはこれを下降路の一部と見なして連結路判定を行う(S44)。S44の連結路判定とS18の連結路判定は同一内容の処理である。連結路判定後、処理はS22に移行する。
Rd>RXのとき(S42のY)、すなわち、充分に長い通常路が検出され、かつ、すでにフラグSF=1にセットされているときには(S46のY)、下降路の終点SEにRS−1がセットされる(S48)。SF=0のときには(S46のN)、下降路の始点SSにゼロがセット(初期化)される(S50)。
まとめると、リンク(0)を走行中において、予測部112はカーナビゲーションシステム110の経路情報から走行予定路を構成するリンク(1)〜リンク(n)を特定する。下降路検出部114は、リンク(1)〜リンク(n)のそれぞれについて下降路か通常路であるかを判定する。下降路があるときには、その下降路の長さや標高差をチェックし、充分に大きな下降路が見つかるとSF=1にセットする。SF=1となったあと、充分に長い通常路が検出されたときには、以後の先読み処理は行わない。SF=1となったあと、充分に長い通常路が検出されなかったときには、リンク(n)まで下降路が継続していると判定する。
図5は、連結路判定処理のフローチャートである。
図4のS18およびS44に対応する。連結路検出部116は、リンク種別を参照しリンク(i)に連結路があるか否かを判定する(S60)。通常、HX=Hにセットされている。しかし、連結路があれば(S60のY)、HXを通常時の閾値Hよりも小さい閾値Lにセットする(S62)。連結路がなければ(S60のN)、S62はスキップされる。
すなわち、下降路において連結路も検出されたときには、図4のS22において標高差Hと比較される閾値HXが通常時の閾値Hからより小さな閾値Lに設定される。このため、標高差の小さな下降路であっても連結路があるときにはSF=1にセットされやすくなる。
図4(図5)に示した処理は繰り返し実行される。図4(図5)のループ処理が完了すると、あるいは、図4(図5)の処理とは別スレッドにて、目標設定部118は目標充電率の設定を行う。SF=1にセットされると、目標設定部118は目標充電率を基本目標充電率CMよりも低い特殊目標充電率CDに設定する。すなわち、下降路に車両100が実際に進入する手前地点で目標充電率が下げられるため、バッテリー制御部124はモータ122を積極的に駆動してSOCを低下させる。目標設定部118は、SF=1を検出すると直ちに目標充電率を特殊目標充電率CDに設定変更してもよいし、車両100が下降路の開始地点よりも所定距離だけ手前に到達してから設定変更してもよい。
車両100が下降路の終点を通過すると、目標設定部118は目標充電率を基本目標充電率CMに戻す。このとき、連結路検出部116はHX=Hにセットし直してもよい。
以上、実施形態に基づいて車両制御システム106の処理過程を説明した。
車両制御装置128は、車両100の走行予定路に充分に大きな下降路が存在するときには、目標充電率を低下させることで下降路の回生効果を充分に享受できるように準備する。また、下降路が小さいときでもその下降路に連結路が存在するときには、同じく目標充電率を低下させる。減速が予定される下降路においては、小さな下降路であっても充分に回生効果を期待できるためである。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施形態においては、連結路の有無を対象として説明したが、料金所や事故現場など車速を低下させる要因が前方に存在するときにも、閾値HXをより小さな閾値Lに設定することにより、目標充電率が低下しやすい設定にしてもよい。
100 車両、 102 連結路、 104 本線、 106 車両制御システム、 108 センサユニット、 110 カーナビゲーションシステム、 112 予測部、 114 下降路検出部、 116 連結路検出部、 118 目標設定部、 120 エンジン、 122 モータ、 124 バッテリー制御部、 126 バッテリー、 128 車両制御装置、 CD 下限値、 CU 上限値。

Claims (1)

  1. エンジン、モータおよび前記モータに電力を供給する二次電池を備え、前記エンジンが発生させる起電力および前記モータの回生制御により前記二次電池を充電可能なハイブリッド車両に搭載され、
    自車両の走行経路を予測する予測部と、
    前記予測された走行経路において、自車両の進行方向に下降路を検出する下降路検出部と、
    前記予測された走行経路において、自車両の進行方向に連結路を検出する連結路検出部と、
    前記二次電池の目標充電率を設定する目標設定部と、を備え、
    前記目標設定部は、前記下降路の標高差が所定の閾値よりも大きいとき、前記下降路の開始地点よりも手前の地点において前記目標充電率を通常時の目標充電率よりも小さい値に設定変更し、
    前記下降路において前記連結路も検出されたときには、前記標高差が前記所定の閾値よりも小さいときにも、前記目標充電率を通常時の目標充電率よりも小さい値に設定変更することを特徴とする車両制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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