JP2016531925A - ペメトレキセド製造のための中間体製造方法及びこれを用いて高純度ペメトレキセドを製造する方法 - Google Patents

ペメトレキセド製造のための中間体製造方法及びこれを用いて高純度ペメトレキセドを製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、高純度ペメトレキセド製造のための向上された中間体製造方法及びこれを用いて高純度ペメトレキセドを製造する方法に関する。より詳しくは、ペメトレキセド製造のための中間体であるペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を高純度で製造する新しい方法及びその中間体を用いて、ペメトレキセド二ナトリウム塩を高純度で製造する方法に関するものである。

Description

本発明は、高純度ペメトレキセド製造のための向上された中間体製造方法及びこれを用いて高純度ペメトレキセドを製造する方法に関する。より詳しくは、ペメトレキセド製造のための中間体であるペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を高純度で製造する新しい方法及びその中間体を用いて、ペメトレキセド二ナトリウム塩を高純度で製造する方法に関するものである。
ペメトレキセド(Pemetrexed)は、N−(4−[2−(2−アミノ−4,7−ジヒドロ−4−オキソ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチル]ベンゾイル)−L−グルタミン酸{N-(4-[2-(2-amino-4,7-dihydro-4-oxo-1H-pyrrolo[2,3-d]pyrimidin-5-yl)ethyl]benzoyl)-L-glutamic acid}であり、その二ナトリウム塩は、下記式(1)の構造を有する。
Figure 2016531925
ペメトレキセドは、抗葉酸活性を示し、イーライリリ・アンド・カンパニー社製のAlimta(登録商標)という商品名(有効成分:ペメトレキセド二ナトリウム塩7水和物、静脈投与用無菌凍結乾燥粉末)で肺癌及び胸膜中皮腫治療剤として販売されている。
ペメトレキセド二ナトリウム塩は、特許文献1に記載されたように、下記反応式1により製造することができ、より具体的な製造方法は、非特許文献1に開示されている。
Figure 2016531925
前記反応式1によれば、ペメトレキセド二ナトリウム塩は、下記工程によって製造される:
1)式(7)化合物を、NaOH水溶液で加水分解した後、HCl水溶液でpHを約4.4に調節し、式(6)化合物を固体として得た後、真空乾燥する。
2)式(6)化合物に、ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルモルホリン(NMM)、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)、L−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩(LGA)を添加した後、25℃で反応し、抽出及び濃縮し、濃縮液にEtOHとp−トルエンスルホン酸(PTSA)を添加して、中間体である式(3)化合物をPTSA塩の固体として得る。また、追加精製のために、これをDMSO/EtOH条件で再結晶する。
3)式(3)化合物を、NaOH水溶液で加水分解した後、HCl水溶液でpHを約3に調節し、遊離二酸形態のペメトレキセドリン式(2)化合物を固体として得た後、真空乾燥する。
4)式(2)化合物をNaOH(2〜3eq)水溶液に溶解した後、HCl水溶液を添加し、EtOHを添加して、目的物であるペメトレキセド二ナトリウム塩(式(1))を固体として得る。
反応式1に係るペメトレキセド二ナトリウム塩製造方法の問題点は、中間体であるペメトレキセドジエチルエステル(式(4)化合物)形成のために、室温でL−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩添加時、急激な発熱が発生することであり、また、室温反応時、時間経過によって副産物がたくさん発生する問題がある。
前記した問題により、反応式1の方法で製造されたペメトレキセドジエチルエステル(式(4)化合物)は、HPLC純度90%以下の低純度であり、精製のためにPTSA塩として製造した場合(式(3)化合物)にも、HPLC純度が95%以下水準に過ぎなかった。その上、HPLC純度分析時、RRT(Relative Retention Time)約1.01〜1.03で発生する副産物の量は、最大5〜6%であり、精製後にも0.5%以上残留した。
このような低純度及び副産物発生の問題は、反応温度を室温より低くすることにより改善され得る。例えば、中間体製造時反応温度を0〜15℃に下げた場合、追加精製を通してペメトレキセドジエチルエステルのHPLC純度を97〜98%に上げ、HPLC純度分析時、RRT約1.01〜1.03の副産物の量を0.5%以下に低減することができる。しかし、反応温度を0〜15℃に下げ、追加精製を行ってもHPLC純度分析時、RRT約1.01〜1.03の副産物の量を0.15%以下に低減するのは困難であり、この副産物の量をペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩の製造過程で0.15%以下にできなければ、最終製品であるペメトレキセド二ナトリウム塩では、個々の不純物(any other single impurity)が0.1%以上残留する重大な問題となり、これを防ぐためにはペメトレキセド二酸の追加精製が必須的に求められる。
要するに、前記反応式1に係るペメトレキセド二ナトリウム塩製造方法は、中間体製造時、低純度及び副産物発生において深刻な問題を抱えている。この問題の幾つかの点は、反応温度を低くし、追加精製を行う等の変形を加えても許容しうる水準までに改善されない。従って、高純度のペメトレキセド二ナトリウム塩の製造のためには、反応式1の方法とは別の、根本的に新しい中間体の製造方法が求められる。
韓国 登録特許公報 第0162654号
C.J. Barnett, et al., "A Practical Synthesis of Multitargeted Antifolate LY231514," Organic Process Research & Development, 3(3): 184-188 (1999)
本発明は、前述の従来技術の問題点を解決するためのものであり、ペメトレキセド製造のための中間体であるペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を高純度で製造する新しい方法及びその中間体を用いて最終生成物リンペメトレキセド二ナトリウム塩を高純度、高収率で製造する方法を提供することを技術的課題とする。
前記した技術的課題を達成するために、本発明の一形態は、下記式(4)
Figure 2016531925
のペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩の製造方法であって:
(1)下記式(5)
Figure 2016531925
のL−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩を塩基性水溶液で脱塩化し、有機溶媒を用いて抽出する工程、
(2)前記工程(1)で得られた脱塩化されたL−グルタミン酸ジエチルエステルに、ジメチルホルムアミド、下記式(6)
Figure 2016531925
の化合物、N−メチルモルホリン及び2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジンを順に添加して、反応させる工程と、
を含む、方法を提供する。
本発明の好ましい一形態によれば、前記ペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩の製造方法であって、前記工程(2)の反応混合物に、水と有機溶媒を添加し、有機層を抽出した後、そこにエタノールと酸を添加し、最終結果物をペメトレキセドジエチルエステルの酸塩として収得する工程を、さらに含むことを特徴とする方法を提供する。
本発明の他の形態によれば、下記式(1)
Figure 2016531925
のペメトレキセド二ナトリウム塩の製造方法:
(a)前記方法で製造されたペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を、水酸化ナトリウムと反応させる工程と、
(b)前記工程(a)の結果物に酸を添加して、下記式(2)
Figure 2016531925
のペメトレキセド二酸を製造する工程と、
(c)前記工程(b)で製造されたペメトレキセド二酸を、水酸化ナトリウムと反応させる工程と、
を含む、方法を提供する。
本発明によれば、ペメトレキセド二ナトリウム塩の製造のための中間体として有用なペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を高純度で製造することができ、本発明によって製造された高純度のペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を用いれば、さらに精製することなく、高純度のペメトレキセド二酸及び高純度のペメトレキセド二ナトリウム塩を高効率で製造することができ、産業的に非常に有用である。
以下で、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るペメトレキセドジエチルエステル(式(4))またはその塩の製造方法では、まず、L−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩(式(5))を塩基性水溶液で脱塩化した後、有機溶媒を用いて脱塩化されたL−グルタミン酸ジエチルエステルを抽出する[工程(1)]。
L−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩の脱塩に用いられる塩基性水溶液には特に制限がなく、好ましくは、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、アンモニア、N−メチルモルホリン、塩化カルシウム、炭酸カルシウムから選ばれた一つ以上の塩基が挙げられ、より好ましくは、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)の飽和水溶液が挙げられる。抽出に用いられる有機溶媒には特に制限がなく、例えば、塩素系として、ジクロロメタン(DCM)、カーボンテトラクロリド、クロロホルムなどがあり、エーテル系としては、ジエチルエーテル、メチルt-ブチルエーテル(MTBE)などがあり、芳香族類として、トルエン、キシレン、ベンゼンなどがあり、炭素数4個以上のアルコール類として、ブチルアルコール、ペンチルアルコールなどがあり、炭素数4個以上のヒドロカーボン類として、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどがあり、エステル類として酢酸エチルなどがあり、前記溶媒またはこれらの2種以上の組み合わせが用いられていてもよい。L−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩の脱塩は、通常の脱塩条件、例えば、室温で10分〜2時間行うことができるが、これに制限されない。有機層を抽出した後には、別途の脱水することなく、DMF溶媒をさらに添加し、真空濃縮し、抽出用有機溶媒(例えば、DCM)を80%以上除去した後、以後の工程で使用する。
次に、前記工程(1)で得られた脱塩化されたL−グルタミン酸ジエチルエステルに、反応溶媒としてジメチルホルムアミド(DMF)、前記式(6)の化合物、N−メチルモルホリン(NMM)及び2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)を順に連続的に添加して反応させる[工程(2)]。
前記式(6)の化合物は、下記式(7)の化合物から製造されたのが好ましい。
Figure 2016531925
従って、本発明のペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩の製造方法は、前記式(7)の化合物から式(6)の化合物を製造する工程を、さらに含む。
前記工程(2)で用いられる試薬の当量(eq.)数は、式(6)の化合物1当量に対して、NMMは、好ましくは、1.2〜3.1当量、より好ましくは、1.5〜3.0当量、最も好ましくは、2.9〜3.0当量であり、CDMTは、好ましくは、1.0〜1.4当量、より好ましくは、1.1〜1.3当量、最も好ましくは、1.15〜1.25当量であり、LGAは、好ましくは1.0〜1.4当量、より好ましくは、1.1〜1.3当量、最も好ましくは、1.15〜1.25当量である。
前記工程(2)で試薬等の添加温度は0〜20℃でああり、0〜15℃が好ましく、0〜10℃がより好ましい。また、試薬添加後、反応温度は0〜27℃であり、0〜20℃が好ましく、0〜15℃がより好ましく、5〜15℃がさらに好ましい。反応時間は5分〜3時間であり、10分〜1時間が好ましく、30分〜1時間がより好ましい。
本発明の好ましい一具体例には、前記工程(2)の反応混合物に、水(例えば、精製水)と有機溶媒を添加し、有機層を抽出した後、そこにエタノール(EtOH)と酸を添加して、最終結果物をペメトレキセドジエチルエステルの酸塩として収得する工程が、さらに含まれる。
前記有機層の抽出に用いられる溶媒には、ジクロロメタン(DCM)が好ましく、ペメトレキセドジエチルエステルの酸塩を得るために添加される酸には、硫酸、塩酸、酒石酸またはp−トルエンスルホン酸(PTSA)が挙げられ、好ましくは、p−トルエンスルホン酸(PTSA)が挙げられる。また、ペメトレキセドジエチルエステルと酸との反応は、ジクロロメタン(DCM)、ジメチルホルムアミド(DMF)及びエタノール(EtOH)の混合溶媒中で行われるのが好ましく、室温以上の温度(例えば、40〜60℃)で、例えば、30分〜3時間行うことができる。
このようにして製造されたペメトレキセドジエチルエステルの酸塩を、以後、冷却、ろ過、洗浄及び真空乾燥し、ペメトレキセドジエチルエステルの塩、例えば、下記式(3)で示されるペメトレキセドジエチルエステルのp−トルエンスルホン酸塩をHPLC純度99.0%以上の高純度で収得した。
Figure 2016531925
従来技術においては、ペメトレキセドジエチルエステルを製造するためには、NMMとCDMTを用いて、式(6)化合物の酸性基を活性化した後、そこに式(5)の化合物を添加し、アミドカップリングさせる方法が一般的であった[Organic Process Research & Development 2005, 9, 738-742/Tetrahedron Lett. 1985, 26, 2901-2904]。しかし、前述するように、このような方法は、式(5)の化合物を添加する過程での発熱によって目的物の純度が低くなり、副産物が発生する問題があった。これを補完するために、式(5)の化合物を脱塩化(desalting)した後に添加しても目的物の低純度及び副産物発生の問題を解決することができなかった。
しかし、本発明で提案されたように、まず、式(5)の化合物を脱塩化した後、そこに、式(6)の化合物を添加すれば、即ち、従来の方法とは逆順で試薬を添加して反応を行えば、反応速度が速くなり、従来技術に比べて、目的物の純度を顕著に高めることができ(HPLC純度:99.0%以上、より好ましくは99.5%以上)、同時に副産物の発生も顕著に低減することができた(HPLC純度分析時、RRT約1.01〜1.03で発生する個々の不純物含量:0.15%以下、より好ましくは0.1%以下)。
従って、本発明の他の側面によれば、(a)前記方法で製造されたペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を水酸化ナトリウムと反応させる工程と、(b)前記工程(a)の結果物に酸を添加し、前記式(2)のペメトレキセド二酸(diacid)を製造する工程と、(c)前記工程(b)で製造されたペメトレキセド二酸を水酸化ナトリウムと反応させる工程と、を含む、前記式(1)のペメトレキセド二ナトリウム塩の製造方法が提供される。
前記工程(a)で、水酸化ナトリウムは、水溶液形態(例えば、1N水溶液)で提供されるのが好ましく、ペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩と水酸化ナトリウムの反応は、好ましくは5〜20℃で、より好ましくは5〜15℃で、例えば、30分〜3時間、より好ましくは1時間〜2時間行われる。
前記工程(b)で、用いられる酸は塩酸が好ましく、その添加量は、酸添加後の結果液のpHを2.8〜3.2に調節する量が好ましく、工程(b)の反応温度は5〜25℃が好ましく、5〜15℃がより好ましい。工程(b)で製造されたペメトレキセド二酸は、ろ過し、後続工程で使用した。
前記工程(c)で、水酸化ナトリウムは、水溶液形態(例えば、1N水溶液)で提供されるのが好ましく、ペメトレキセド二酸と水酸化ナトリウムとの反応は、好ましくは5〜25℃で、より好ましくは5〜15℃で、例えば、30分〜3時間、より好ましくは30分〜1時間行われる。反応後、酸(例えば、塩酸)を添加して、pHを7.5〜8.5に調節することができる。
本発明の一具体例によれば、前記工程(c)で製造されたペメトレキセド二ナトリウム塩に対して、その後、例えば、結晶化(50〜60℃、EtOH中),冷却、ろ過、洗浄及び真空乾燥などの後処理を行うことができ、その結果、HPLC純度99.9%以上、個々の不純物含量0.05%以下である高純度のペメトレキセド二ナトリウム塩を得ることができる。
要するに、本発明が提供する式(1)のペメトレキセド二ナトリウム塩の製造方法は、(i)前記式(5)のL−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩を塩基性水溶液で脱塩化し、有機溶媒を用いて抽出する工程と、(ii)前記工程(i)で得られた脱塩化されたL−グルタミン酸ジエチルエステルに、ジメチルホルムアミド、前記式(6)の化合物,N−メチルモルホリン及び2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジンを順に添加し、反応して、前記式(4)のペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を製造する工程と、(iii)前記工程(ii)で製造されたペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を水酸化ナトリウムと反応させる工程と、(iv)前記工程(iii)の結果物に酸を添加して、前記式(2)のペメトレキセド二酸(diacid)を製造する工程と、(v)前記工程(iv)で製造されたペメトレキセド二酸を水酸化ナトリウムと反応させる工程と、を含む。
以下、実施例を通して本発明を詳細に説明する。しかし、以下の実施例は本発明を例示的に説明するだけのものであり、本発明の範囲がこれらによって制限されるものではない。
以下の実施例で製造したペメトレキセドジエチルエステル及びペメトレキセド二酸または二ナトリウム塩の純度をモニターリングするためのHPLC(high performance liquid chromatography)方法は、以下の通りである。
(1)ペメトレキセドジエチルエステルの純度モニターリング方法
a)HPLC:HP 1100 series with Chemstation
b)流速(Flow rate):1.0mL/min
c)添加量(Injection volume):10mL
d)検出(Detection):at 250nm
e)カラム温度:20℃
f)カラム
Figure 2016531925
g)移動相(Mobile phase)
−溶液A(Solution A):0.2% TFA in 100% water
−溶液B(Solution B):0.2% TFA in 100% acetonitrile (ACN)
Figure 2016531925
h)検液製造
−希釈液製造:希釈液は希釈液A/B=1/1混合
−希釈液A:無水ナトリウムホスフェート二塩基(NaHPO)約4.0gを量り、1Lの超純水に溶かす(pH8.5〜9.5)
−希釈液B:アセトニトリル
(2)ペメトレキセド二酸または二ナトリウム塩の純度モニターリング方法
a)HPLC:HP 1100 series with Chemstation
b)流速(Flow rate):0.5mL/min
c)添加量(Injection volume):10mL
d)検出(Detection):at 250nm
e)カラム温度:20℃
f)カラム
Figure 2016531925
g)移動相(Mobile phase)
−溶液A:0.2% TFA in 100% water
−溶液B:0.2% TFA in 100% CAN
Figure 2016531925
h)検液製造
−希釈液A:無水ナトリウムホスフェート二塩基(NaHPO)約4.0gを量り、1Lの超純水に溶かす(pH8.5〜9.5)
−希釈液B:アセトニトリル
−ペメトレキセド二酸の希釈液:希釈液A/B=1/1混合液
−ペメトレキセド二ナトリウム塩の希釈液:超純水精製水
実施例1:ペメトレキセドジエチルエステルp−トルエンスルホン酸塩(式(3))の製造
反応器に飽和NaHCO水溶液1LとL−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩(LGA)88gを添加し、室温で30分間撹拌した後、DCM 1Lを添加し、有機層を抽出した。分離した有機層に、DMF 0.5Lを添加した後、混合物を20〜30℃で濃縮して、DCMを80%以上除去した。濃縮液に、4−[2−(2−アミノ−4,7−ジヒドロ−4−オキソ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチル]安息香酸(式(6)、HPLC純度98.3%)93gを添加し、0〜10℃に冷却した後、N−メチルモルホリン(NMM)93gと2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)65gを順に添加した。反応混合物を5〜15℃で1時間撹拌した後、DCM 1Lと精製水1Lを添加し、有機層を抽出した(HPLC純度97.9%)。抽出液に、DMF 0.3L、EtOH 3.3L及びp−トルエンスルホン酸148gを添加し、約50℃で2時間撹拌した。生成された固体を30℃に冷却し、ろ過し、EtOH 1Lで洗浄し、50〜60℃で16時間真空乾燥して、ペメトレキセドジエチルエステルp−トルエンスルホン酸塩173gを白色の固体として得た(収率:85%、HPLC純度:99.5%、個々の不純物含量:<0.1%)。
比較例1:ペメトレキセドジエチルエステルp−トルエンスルホン酸塩(式(3))の製造
Organic Process Research & Development, 3(3): 184-188 (1999)に記載の方法に従って、4−[2−(2−アミノ−4,7−ジヒドロ−4−オキソ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチル]安息香酸(式(6)、HPLC純度98.3%)10gを用いて、ペメトレキセドジエチルエステルp−トルエンスルホン酸塩を製造した。反応後有機層のHPLC純度は、85.4%(RRT 1.02:5.7%)、製造されたp−トルエンスルホン酸塩のHPLC純度は93.6%(RRT 1.02:3.3%)であった。
実施例2:ペメトレキセド二酸(式(2))の製造
反応器に1N NaOH水溶液1Lを添加し、5〜15℃で、実施例1で製造された式(3)の化合物143gを添加した。5〜15℃で2時間撹拌し後、混合物をろ過した(HPLC純度99.8%)。ろ液に、EtOH 2Lを添加し、5〜15℃で2N HCl水溶液をゆっくり滴下して、pH3.0に調節した。生成された結晶混合物を40〜50℃で1時間撹拌し、40℃でろ過した。ろ過物を精製水2Lで洗浄し、さらにEtOH 1Lで洗浄した。得られたろ過物をEtOH/精製水(1:1、v/v)4Lに添加し、混合物を40〜50℃で1時間撹拌し、冷却し、室温でろ過した。ろ過物を精製水2Lで洗浄し、さらにEtOH 1Lで洗浄した。40〜45℃で16時間真空乾燥して、ペメトレキセド二酸88gを白色の固体として得た(収率:95%、HPLC純度:99.9%、個々の不純物含量:<0.05%)。
実施例3:ペメトレキセド二ナトリウム塩(式(1))の製造
反応器に1N NaOH水溶液を添加し、5〜15℃で、実施例2で製造された式(2)の化合物87gを添加した。30分間撹拌した後、混合物をろ過した。ろ液に0.5N HCl水溶液をゆっくり滴下して、pHを7.5〜8.5に調節した。溶液を50〜60℃に加熱し、EtOH 7Lをゆっくり滴下して、結晶を生成した。生成された白色の固体をゆっくり室温に冷却し、ろ過し、EtOH/精製水混合液1L(4:1、v/v)で洗浄し、40℃で21時間真空乾燥して、ペメトレキセド二ナトリウム塩91gを白色の固体として得た(収率:87%、HPLC純度:>99.9%、個々の不純物含量:<0.05%)。カールフィッシャー法で測定した水分含量は、9.05重量%と2.5水和物であることを確認した(要求基準:8.5〜11重量%)。

Claims (11)

  1. 下記式(4)
    Figure 2016531925
    のペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩の製造方法であって:
    (1)下記式(5)
    Figure 2016531925
    のL−グルタミン酸ジエチルエステル塩酸塩を塩基性水溶液で脱塩化し、有機溶媒を用いて抽出する工程、
    (2)前記工程(1)で得られた脱塩化されたL−グルタミン酸ジエチルエステルに、ジメチルホルムアミド、下記式(6)
    Figure 2016531925
    の化合物、N−メチルモルホリン及び2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジンを順に添加して、反応させる工程と、
    を含む、方法。
  2. 前記工程(1)で、塩基が、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、アンモニア、N−メチルモルホリン、塩化カルシウム、炭酸カルシウムから選ばれた一つ以上の塩基であり、
    有機溶媒が、ジクロロメタンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 式(6)の化合物が、下記式(7)
    Figure 2016531925
    の化合物から製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記工程(2)の反応混合物に、水と有機溶媒を添加し、有機層を抽出した後、そこに、エタノールと酸を添加して、最終結果物をペメトレキセドジエチルエステルの酸塩として得る工程を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 酸が、p−トルエンスルホン酸であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ペメトレキセドジエチルエステルと酸との反応が、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド及びエタノールを混合溶媒中で行われることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 得られたペメトレキセドジエチルエステルの酸塩のHPLC純度が、99.0%以上であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  8. 下記式(1)
    Figure 2016531925
    のペメトレキセド二ナトリウム塩の製造方法であって:
    (a)請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法で製造されたペメトレキセドジエチルエステルまたはその塩を、水酸化ナトリウムと反応させる工程と、
    (b)前記工程(a)の結果物に酸を添加して、下記式(2)
    Figure 2016531925
    のペメトレキセド二酸を製造する工程と、
    (c)前記工程(b)で製造されたペメトレキセド二酸を、水酸化ナトリウムと反応させる工程と、
    を含む、方法。
  9. 前記工程(b)で、酸添加後結果液のpHが2.8〜3.2であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. (c)工程で、反応後、酸を添加して、pHを7.5〜8.5に調節することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 得られたペメトレキセド二ナトリウム塩のHPLC純度が、99.9%以上であり、個々の不純物含量が、0.05%以下であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
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