JP2016218890A - 電子機器および入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチと押下とを区別可能なデバイスを利用して容易に情報を入力することのできる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、少なくとも1つ以上の操作キーと、操作キーに重ねて設けられた、物体の近接を検知可能なタッチデバイスとを含んだ操作受付部を有する。電子機器は、操作位置に関連付けられた1以上の文字情報を、操作キーを押し下げる操作に対応付けられた第1グループと、タッチ操作に対応付けられた第2グループとに区分してメモリに記憶している。電子機器は、操作を受け付けると(S101)、操作位置と操作の種類とを特定する(S103,S105)。電子機器は、操作の種類が押し下げる操作かタッチ操作かに応じて、第1グループまたは第2グループから文字情報を読み出して(S117)と、電子機器に入力する(S119)。
【選択図】図6
【解決手段】電子機器は、少なくとも1つ以上の操作キーと、操作キーに重ねて設けられた、物体の近接を検知可能なタッチデバイスとを含んだ操作受付部を有する。電子機器は、操作位置に関連付けられた1以上の文字情報を、操作キーを押し下げる操作に対応付けられた第1グループと、タッチ操作に対応付けられた第2グループとに区分してメモリに記憶している。電子機器は、操作を受け付けると(S101)、操作位置と操作の種類とを特定する(S103,S105)。電子機器は、操作の種類が押し下げる操作かタッチ操作かに応じて、第1グループまたは第2グループから文字情報を読み出して(S117)と、電子機器に入力する(S119)。
【選択図】図6
Description
この開示は電子機器および入力方法に関し、特に、タッチと押下とを区別可能なデバイスを利用した入力装置で情報が入力可能な電子機器および該電子機器での入力方法に関する。
従来、電子機器へ情報を入力するための入力装置として、キーデバイスが広く用いられていた。キーデバイスは、キーの押下を検知して、押下されたキーや押下された回数に従って文字等の情報を入力する。
昨今、タッチパネルなどのタッチデバイスが入力装置として一般的となっている。タッチデバイスは、タッチ(接触)の有無を検知して、タッチ位置やタッチ位置の軌跡などに従って情報を入力するものである。タッチデバイスでのタッチ操作の検出方式は、たとえば、光学方式、抵抗膜方式、超音波方式、および静電容量方式などである。
ユーザの中には、一連の情報の入力であっても、従来のキーデバイスによる入力とタッチデバイスによる入力との両方の入力モードを、たとえば文字種別などの、入力する情報の種別に応じて用いたいというニーズがある。たとえば、タッチ入力によって仮名文字の入力を、キーを押下する入力によって数字およびアルファベットの入力を行ないたい、というニーズがある場合がある。そこで、タッチデバイスとキーデバイスとを組み合わせることで、タッチ入力とキーを押下する入力との両モードでの入力が可能な入力装置が提案されている。
たとえば、特開2012−128774号公報は、キーデバイスに対する押下と接触とを区別して検出し、押下されると押下に対応する文字を入力し、接触され、かつ押下されなかった場合にはフリック入力に対応する文字を入力する、という入力方法を開示している。すなわち、特開2012−128774号公報に開示されている入力方法は、文字種別が誤って決定されることを防止するために、キーデバイスに対する押下と接触との検出結果に応じて自動で、またはユーザによる選択に従って文字種別を切り替えるものである。
また、たとえば、特開2013−198068号公報は、タッチパネルに対する押下と接触とを区別して検出し、接触(フリック)が検出された後に押下の有無、あるいは押下の回数によって文字種別を切り替える入力方法を開示している。
また、たとえば、特開2014−16707号公報、国際公開WO2012/128361号公報、および特開2014−86936号公報は、タッチパネルに対するユーザの操作を検出する機能を改善するための構成を提案している。
しかしながら、特開2012−128774号公報に開示されている入力方法は、検出結果またはユーザによる選択に従って、キーデバイスによる入力とタッチデバイスによる入力モードとが自動的に切り替えられる。そのため、一連の情報の入力において、入力する情報の種別に応じて両モードを用い分けたいというユーザのニーズが満たされない。
また、特開2013−198068号公報に開示されている入力方法では、ユーザは、文字種別を切り替えるためには、いったんタッチパネルに対してフリック操作を行なってから押下する操作という別に操作をする必要があり、文字種別の切り替えが手間であるという問題がある。
本開示のある局面における目的は、タッチと押下とを区別可能なデバイスを利用して容易に情報を入力することのできる電子機器を提供することである。また、本開示のある局面における目的は、タッチと押下とを区別可能なデバイスを利用して容易に電子機器に情報を入力することのできる入力方法を提供することである。
ある実施の形態に従うと、電子機器は、電子機器に情報を入力するための操作を受け付けるための操作受付部と、電子機器に入力可能な情報であって、操作受付部に対する操作がなされた位置に関連付けられた1以上の情報を、操作の種類に対応付けられた第1グループと第2グループとに区分して記憶するための記憶部と、ディスプレイと、操作受付部によって受け付けられた操作に従って、記憶部に記憶されている情報の電子機器への入力を制御するための制御部とを備える。操作受付部は、少なくとも1つ以上の操作キーと、操作キーに重ねて設けられた、物体の近接を検知可能なタッチデバイスとを含む。制御部は、操作受付部に対する操作がなされた位置と操作の種類とを特定するための特定部と、記憶部から、電子機器に入力する情報として、第1グループと第2グループとのうちの特定部によって特定された操作の種類に応じたグループに区分されて、操作がなされた位置に関連付けられて記憶されている情報を読み出すための読出部と、読出部によって記憶部から読み出された情報を電子機器に入力する情報としてディスプレイに表示する処理を行なうための表示処理部とを含む。特定部は、操作の種類が、操作キーのうちの操作がなされた位置に対応した1つの操作キーを押し下げる操作であるか、操作がなされた位置を押し下げることなく当該位置へのタッチ操作であるか、を特定する。
他の実施の形態に従うと、入力方法は、少なくとも1つ以上の操作キーと、操作キーに重ねて設けられた、物体の近接を検知可能なタッチデバイスとを含んだ操作受付部を有する電子機器での、情報の入力方法である。電子機器は、電子機器に入力可能な情報として、操作受付部に対する操作がなされた位置に関連付けられた1以上の情報を、操作の種類に対応付けられた第1グループと第2グループとに区分して記憶部に記憶する。入力方法は、操作受付部によって操作を受け付けるステップと、操作受付部に対する操作がなされた位置と操作の種類とを特定するステップと、記憶部から、電子機器に入力する情報として、第1グループと第2グループとのうちの特定された操作の種類に応じたグループに区分されて、操作がなされた位置に関連付けられて記憶されている情報を読み出すステップと、読み出すステップによって記憶部から読み出された情報を電子機器に入力するステップとを備える。特定するステップは、操作の種類が、操作キーのうちの操作がなされた位置に対応した1つの操作キーを押し下げる操作であるか、操作がなされた位置を押し下げることなく当該位置へのタッチ操作であるか、を特定することを含む。
この開示によると、タッチと押下とを区別可能なデバイスを利用して、電子機器に対して容易に情報を入力することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<装置構成>
図1(A)は、本実施の形態にかかる電子機器の一例としての携帯型電話機100の外観の具体例を表わした斜視図である。図1(A)を参照して、携帯型電話機100は、上部筐体20と、下部筐体30と、ヒンジ部40とを備える。上部筐体20と下部筐体30とは、ヒンジ部40により折り畳み可能なように接続されている。上部筐体20と下部筐体30とは、それぞれ、略直方体の形状を有する。上部筐体20は、液晶等からなるディスプレイ16を備える。下部筐体30は、ユーザによる携帯型電話機100に対する情報の入力操作を受付けるための操作受付部15を備える。操作受付部15は、一例としてキーを含んで構成される。
<装置構成>
図1(A)は、本実施の形態にかかる電子機器の一例としての携帯型電話機100の外観の具体例を表わした斜視図である。図1(A)を参照して、携帯型電話機100は、上部筐体20と、下部筐体30と、ヒンジ部40とを備える。上部筐体20と下部筐体30とは、ヒンジ部40により折り畳み可能なように接続されている。上部筐体20と下部筐体30とは、それぞれ、略直方体の形状を有する。上部筐体20は、液晶等からなるディスプレイ16を備える。下部筐体30は、ユーザによる携帯型電話機100に対する情報の入力操作を受付けるための操作受付部15を備える。操作受付部15は、一例としてキーを含んで構成される。
図1(A)の携帯型電話機100は折り畳み型であるが、携帯型電話機100は折り畳むことができないフラットタイプであってもよい。また、本実施の形態にかかる電子機器は、携帯型電話機100に限定されない。電子機器は、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、オーディオプレイヤ、スマートフォン、ウェアラブル端末等であってもよい。
本実施の形態では、上部筐体20および下部筐体30それぞれの長手方向に沿って延びる仮想の軸をY軸と称する。また、上部筐体20および下部筐体30それぞれの短手方向に沿って延びる仮想の軸であって、Y軸と直交する軸をX軸と称する。X軸とY軸との交差点を点Oと称する。
また、Y軸が延びる方向であって、上部筐体20が位置する側の方向を“上方向”と称し、Y軸が延びる方向であって、“上方向”とは反対側の方向を“下方向”と称する。また、X軸が延びる方向であって、点O(図1参照)が位置する側の方向を“左方向”と称し、“左方向”とは反対側の方向を“右方向”と称する。
また、下部筐体30の面であって、上部筐体20と下部筐体30とが折り畳まれた状態において、ディスプレイ16の表示面と対向する面を主面と称する。
操作受付部15は、携帯型電話機100に情報を入力するためのユーザ操作を受付ける。具体的には、操作受付部15は、2次元に配列(格子状に配列)された少なくとも1つ以上のキーを含むテンキー13、タッチパッド14(図中の網掛部)、および他の操作キーを備える。タッチパッド14は、テンキー13および他のキーに重ねて設けられている。
タッチパッド14は、物体によるタッチを検知可能なタッチデバイスの一例である。ここでの「タッチ」は、物体の接触、および予め規定された範囲への接近である近接を含む。操作受付部15は、指およびスタイラスペン等の物体によるテンキー13および他のキーの押し下げ操作等のタッチパッド14上での操作を検知する。以下では、操作受付部15に対する操作は、上記の物体のうち指による操作であるとして説明する。
テンキー13では、2次元配列における各キーの位置は(X,Y)座標で示される。この(X,Y)座標を、以下、キー位置と称する。
図1(B)は、操作受付部15の構成を概略的に示す断面図である。図1(B)を参照して、テンキー13の各キー310は、主面に配置されたタッチセンサ352の上に実装されている。各キー310は、内部に中空部を有した半球形のドーム形状を有する。キー310(ドーム)の上面はフィルム351でカバーされている。フィルム351には、対応するキー310に、数値(「0」、「1」、「2」、「3」、「4」…、「9」)、文字、記号等が印字されている。
操作受付部15において、タッチパッド14は、複数のタッチセンサの電極がマトリックス状に配されたパターンを有する。テンキー13の各キーは、タッチパッド14の対応する各タッチセンサと重なるように実装されている。各タッチセンサの検出方式は、指が接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する方式とする。タッチセンサが、指により操作されると、タッチセンサは、指の接近により生じた電極間の静電容量の変化を検出する。
操作受付部15は、各タッチセンサから検出信号を入力したとき、当該検出信号に基づき、操作されたタッチセンサのマトリックス上の位置(X,Y)を特定する。テンキー13のキーが操作された場合の検出信号の基づく位置(X,Y)は、操作されたキーのキー位置(X,Y)に相当する。また、操作受付部15は、当該検出信号により示される静電容量の変化の大きさを特定する。
本実施の形態において、テンキー13に対する操作の種類は、キーの押し下げ操作(クリック操作)および押し下げることなく接触のみの操作であるタッチ操作を含む。タッチ操作は、操作受付部15のタッチパッド14が配置されている部分の表面における領域(テンキーの各キー310の表面を含む)において、当該表面に触れた状態(タッチ操作)を維持したまま指を移動させる操作であるフリック操作を含む。ここで、タッチ操作、押し下げ操作、指離し操作およびフリック操作を説明する。具体的には、押し下げ操作は、キー310の上面に接触させた指を下(主面側)に押し下げる操作である。タッチ操作は、キー310を押し下げることのない接触(タッチ)のみの操作である。指離し操作は、キー310を押し下げた指またはキー310をタッチした指を、当該キー310から(キーの上面を滑らせることなく)離す操作である。フリック操作は、キー310を押し下げまたはタッチした指を、キーにタッチさせたままキーの上面を滑らせて、当該キー310から指を離す操作である。例えば、指でキー301を押し下げたまま(または、タッチしたまま)のフリック操作を説明する。このフリック操作は、指をキー301の上(より特定的には、キー301のドームの上)で動かす操作である。したがって、キー301の上の指が、隣接するキー(例えば、キー303)の方向へ移動してキー303の押し下げ(またはタッチ)操作がなされたとしても、フリック操作には、当該移動後になされるキー303の押し下げ(またはタッチ)操作は含まれない。
図2は、携帯型電話機100のハードウェア構成を説明するための図である。図2を参照して、携帯型電話機100は、携帯型電話機100を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムや画像データなどの各種データを記憶するための内蔵メモリであるROM(Read Only Memory)11と、CPU10がプログラムを実行する際の作業領域となるメインメモリであるRAM(Random Access Memory)12とを含む。さらに、携帯型電話機100は、テンキー13および他のキー、ならびにタッチパッド14を含む操作受付部15と、ディスプレイ16と、操作キードライバ17と、ディスプレイドライバ18と、無線通信部19とを備える。CPU10と操作キードライバ17とディスプレイドライバ18とは、携帯型電話機100の制御部に相当する。
ディスプレイドライバ18は、CPU10からの制御信号に従って、情報を表示するようにディスプレイ16を制御する。
操作キードライバ17は、操作受付部15のためのドライバ回路である。操作キードライバ17は、CPU10からの制御信号に従って操作受付部15のタッチパッド14の動作を制御する。また、操作キードライバ17は、操作受付部15から、タッチセンサで検出された電極間の静電容量の変化を表わす信号、および操作されたタッチセンサのマトリックス上の位置(X,Y)を示す信号を受け付ける。操作キードライバ17は、電極間の静電容量の変化を表わす信号に基づいてタッチパッド14における操作の種類を特定し、操作の種類を示す操作種類データをCPU10に出力する。また、操作キードライバ17は、位置(X,Y)を示す信号に基づいて操作されたテンキー13のキー位置を特定し、当該キー位置を示す位置データをCPU10に出力する。
CPU10は、操作キードライバ17から操作種類データと位置データとの組の入力を受け付けると、当該組に基づき、予め定められた処理を実行する。
<動作概要>
本実施の形態で、ユーザは、携帯型電話機100のテンキー13のキー操作に関して、キーの押し下げ操作(クリック操作に相当)と、タッチ操作とのいずれかの操作を実施することにより、携帯型電話機100に、当該入力操作の内容に基づく処理を実行させるための指示を与えることができる。
本実施の形態で、ユーザは、携帯型電話機100のテンキー13のキー操作に関して、キーの押し下げ操作(クリック操作に相当)と、タッチ操作とのいずれかの操作を実施することにより、携帯型電話機100に、当該入力操作の内容に基づく処理を実行させるための指示を与えることができる。
携帯型電話機100は、キー操作のなされたキー位置(X,Y)に関連付けられた、携帯型電話機100に入力可能な情報の一例としての文字情報を、キーの押し下げ操作に対応付けられた第1グループと、タッチ操作に対応付けられた第2グループとに区分して記憶している。
図3は、テンキー13の具体例を表わした図である。図3を参照して、たとえば、「1」のキーには、数字の「1」と、かな文字「あ」〜「お」と、記号「.」および「@」とが関連付けられている。「2」のキー302には、数字の「2」と、かな文字「か」〜「こ」と、アルファベット「A」、「B」および「C」ならびにそれぞれの小文字とが関連付けられている。「5」のキー301には、数字の「5」と、かな文字「な」〜「の」と、アルファベット「J」、「K」および「L」ならびにそれぞれの小文字とが関連付けられている。
たとえば、キー301の位置に関連付けられた文字情報について、携帯型電話機100は、数字「5」と、アルファベット「J」、「K」および「L」ならびにそれぞれの小文字とを、キーの押し下げ操作に対応付けられた第1グループに区分して記憶している。より好ましくは、携帯型電話機100は、キー301の位置に関連付けて第1グループに区分して記憶している数字「5」と、アルファベット「J」、「K」および「L」ならびにそれぞれの小文字とを、さらに、キー301を押し下げる操作の回数に対応付けて記憶している。携帯型電話機100は、たとえば、キー301を押し下げる操作の回数1に対応付けて数字「5」を、回数2に対応付けてアルファベット「J」を、回数3に対応付けてアルファベット「K」を、回数4に対応付けてアルファベット「L」を、回数5に対応付けてアルファベット「j」を、回数6に対応付けてアルファベット「k」を、回数7に対応付けてアルファベット「l(エルの小文字)」を、回数8に対応付けて数字「5」を、…記憶している。
また、キー301の位置に関連付けられた文字情報について、携帯型電話機100は、かな文字「な」〜「の」をタッチ操作に対応付けられた第2グループに区分して記憶している。より好ましくは、携帯型電話機100は、タッチ操作の開始位置であるキー301の位置に関連付けて第2グループに区分して記憶しているかな文字「な」〜「の」それぞれを、さらに、当該タッチ操作の終了位置の方向(以下、フリック方向ともいう)に対応付けて記憶している。フリック方向は、キー301を指で押し下げまたはタッチした状態のままでキー301の上で当該指が動く方向を示す。
携帯型電話機100は、たとえば、キー301の位置が開始位置であり終了位置が当該開始位置と一致(あるいは概ね一致)するタッチ操作に対応付けてかな文字「な」を、キー301の位置が開始位置であり終了位置が当該開始位置よりも左方向であるタッチ操作に対応付けてかな文字「に」を、キー301の位置が開始位置であり終了位置が当該開始位置よりも上方向であるタッチ操作に対応付けてかな文字「ぬ」を、キー301の位置が開始位置であり終了位置が当該開始位置よりも右方向であるタッチ操作に対応付けてかな文字「ね」を、キー301の位置が開始位置であり終了位置が当該開始位置よりも下方向であるタッチ操作に対応付けてかな文字「の」を記憶している。
携帯型電話機100は、文字情報を入力する位置ごとにキー操作を受け付けて、その操作がキーの押し下げ操作とタッチ操作とのいずれかであるか、および当該操作がなされたキー位置を特定する。そして、携帯型電話機100は、該操作により指示された文字情報をメモリから読み出して、入力するべき位置に入力する。
携帯型電話機100は、たとえばある文字情報を入力する位置において、あるキーの押し下げ操作を受け付けた場合、当該キーに対する押し下げ操作が終了するまでの間、当該キーを押し下げる操作の回数をカウントする。押し下げ操作の終了は、あるキーの押し下げ操作が開始されてから、所定時間当該押し下げ操作がなされなったこと、操作されるキーが変化したこと、または、当該キーに対する操作の種類が変化(タッチ操作に変化)したこと、の少なくとも1つによって検出される。そして、携帯型電話機100は、当該キーに関連付けられた文字情報のうち、キーの押し下げ操作に対応付けられた第1グループの中のカウントされた該操作の回数に対応した文字情報を読み出して、上記入力する位置に入力する。
また、携帯型電話機100は、たとえばある文字情報を入力する位置において、あるキーへのタッチ操作を受け付けた場合、当該キーに対するタッチ操作が開始されてからタッチ状態が解除されるまでの間、タッチ操作の軌跡を検出し続ける。そして、携帯型電話機100は、当該キーに関連付けられた文字情報のうち、タッチ操作に対応付けられた第2グループの中の検出されたフリック方向に対応した文字情報を読み出して、上記入力する位置に入力する。
図4は、携帯型電話機100の文字情報の入力方法の具体例を説明するための図である。図4は、携帯型電話機100のテンキー13に対するユーザのキー操作に従って、(A)〜(D)の順に文字情報が入力されていく状態を表わしている。詳しくは、ディスプレイ16上の文字情報を入力する位置にカーソルなどの入力位置を表わす画像(不図示)が表示されている状態において、ユーザがキー301の押し下げ操作を1回行なった場合(A)、携帯型電話機100には、キー301の位置に関連付けて第1グループに区分して記憶されている文字情報のうちの数字「5」が入力される。好ましくは、ユーザがキー301の押し下げ操作を1回行なった場合(A)、携帯型電話機100のディスプレイ16には数字「5」が入力される候補の文字情報として表示される。そして、ユーザが当該キー操作を終了すると、携帯型電話機100への数字「5」の入力が確定される。
数字「5」の入力が確定された後に、ユーザがキー301の押し下げ操作を2回行なった場合(B)、携帯型電話機100には、キー301の位置に関連付けて第1グループに区分して記憶されている文字情報のうちのアルファベット「J」が入力される。好ましくは、ユーザがキー301の押し下げ操作を2回行なった場合(B)、携帯型電話機100のディスプレイ16にはアルファベット「J」が入力される候補の文字情報として表示される。そして、ユーザが当該キー操作を終了すると、携帯型電話機100へのアルファベット「J」の入力が確定される。
アルファベット「J」の入力が確定された後に、ユーザがキー301から上方向へのフリック操作を行なった場合(C)、携帯型電話機100には、キー301の位置に関連付けて第2グループに区分して記憶されている文字情報のうちのかな文字「ぬ」が入力される。好ましくは、ユーザがキー301から上方向へのフリック操作を行なった場合(C)、携帯型電話機100のディスプレイ16にはかな文字「ぬ」が入力される候補の文字情報として表示される。そして、ユーザが指のタッチを解除して当該フリック操作を終了すると、携帯型電話機100へのかな文字「ぬ」の入力が確定される。より好ましくは、ユーザがキー301にタッチ操作を行なったことが検出された時点で、携帯型電話機100のディスプレイ16にはフリック操作のガイド161が表示される。これにより、ユーザは、どの方向にフリックすることでどのかな文字が入力されるかをディスプレイ16の表示で事前に確認することができる。
かな文字「ぬ」の入力が確定された後に、ユーザがキー301の押し下げ操作を5回行なった場合(D)、携帯型電話機100には、キー301の位置に関連付けて第1グループに区分して記憶されている文字情報のうちのアルファベット「j」が入力される。好ましくは、ユーザがキー301の押し下げ操作を5回行なった場合(D)、携帯型電話機100のディスプレイ16にはアルファベット「j」が入力される候補の文字情報として表示される。そして、ユーザが当該キー操作を終了すると、携帯型電話機100へのアルファベット「j」の入力が確定される。
以上のように、携帯型電話機100は、1文字分ずつ、ユーザによる操作の種類がキーの押し下げ操作であるかタッチ操作であるかを特定し、さらに、操作されたキー位置を特定し、これらに基づいた文字情報を入力する。これによって、ユーザは、携帯型電話機100に対して文字を入力するために、入力する文字の種別などを切り替える操作を行なうことなく、キーの押し下げ操作とタッチ操作とを入力しようとする文字に応じて行なうだけで所望する文字を入力することができる。
なお、以上の例では、タッチ操作に文字、キーを押し下げる操作にアルファベットおよび数字と、異なる文字種別が対応付けられているものとしているが、各操作に対応付けられている情報は種別の異なる文字情報に限定されない。たとえば、操作ごとに異なる国の言語が対応付けられていてもよい。また、携帯型電話機100に入力される情報は文字情報に限定されず、画像や図形やマークなどであって、それらが操作に対応付けられていてもよい。また、1つのキーに対応付けられる情報は2種類に限定されず、操作の種類に応じて3種類以上であってもよいし、操作の種類よりも少ない、たとえば1種類のみであってもよい。たとえば、上記のように操作キーに対して2種類の操作が可能な場合に、あるキーについて、タッチ操作に文字が対応付けられ、押し下げる操作に情報が対応付けられていなくてもよい。この場合、携帯型電話機100は、当該キーが押し下げられた場合には情報を入力しない、あるいは、空白(スペース)を入力する、などしてもよい。
<機能構成>
図5は、上記の入力動作を行なうための携帯型電話機100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図5の機能のうちの一部の機能はハードウェアである操作キードライバ17およびディスプレイドライバ18によって実現され、一部の機能はCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することCPU10で実現される。
図5は、上記の入力動作を行なうための携帯型電話機100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図5の機能のうちの一部の機能はハードウェアである操作キードライバ17およびディスプレイドライバ18によって実現され、一部の機能はCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することCPU10で実現される。
詳しくは図5を参照して、操作キードライバ17は、操作入力部101と特定部102とを含む。
操作入力部101は、操作受付部15から、タッチセンサで検出された電極間の静電容量の変化を表わす信号、および操作されたタッチセンサのマトリックス上の位置(X,Y)を示す信号の入力を受け付ける。
特定部102は、これらの信号に基づいて、テンキー13のうちのユーザ操作がなされたキー位置と、当該ユーザ操作の種類とを特定する。すなわち、特定部102は、ユーザ操作の種類が、当該キーを押し下げる操作であるか、当該キーへのタッチ操作であるか、を特定する。好ましくは、特定部102は、ユーザ操作が当該キーを押し下げる操作である場合、さらに、押し下げる操作の回数を特定する。また好ましくは、特定部102は、ユーザ操作が当該キーへのタッチ操作である場合、さらに、フリック方向を特定する。
ROM11は、携帯型電話機100に入力可能な情報の一例としての文字情報を記憶するための記憶領域である文字情報記憶部111を含む。文字情報記憶部111には、テンキー13に対するユーザ操作がなされたキー位置に関連付けられた2以上の文字情報が、ユーザ操作の種類に対応付けられた第1グループと第2グループとに区分して記憶されている。一例として、文字情報記憶部111には、1つのキーを押し下げる操作に対応付けられて第1グループに区分された、当該キーに関連付けられた数字およびアルファベットと、1つのキーに対するタッチ操作に対応付けられて第2グループに区分された、当該キーに関連付けられたかな文字とが記憶されている。
CPU10は、読出部103と入力部104とを含む。
読出部103は、文字情報記憶部111から、特定部102で特定されたユーザ操作の種類に応じたグループに区分されて、当該ユーザ操作がなされたキーに関連付けられて記憶されている情報を読み出す。ユーザ操作が1つのキーを押し下げる操作であった場合、好ましくは、読出部103は、第1グループに区分された当該キーに関連付けられた文字情報のうちの、押し下げる操作の回数に対応した文字情報を文字情報記憶部111から読み出す。また、ユーザ操作が1つのキーへのタッチ操作であった場合、好ましくは、読出部103は、第2グループに区分されたタッチ操作の開始位置(キー)に関連付けられた文字情報のうちの、当該タッチ操作の終了位置に対応した文字情報、つまり、フリック方向に対応した文字情報を文字情報記憶部111から読み出す。
読出部103は、文字情報記憶部111から、特定部102で特定されたユーザ操作の種類に応じたグループに区分されて、当該ユーザ操作がなされたキーに関連付けられて記憶されている情報を読み出す。ユーザ操作が1つのキーを押し下げる操作であった場合、好ましくは、読出部103は、第1グループに区分された当該キーに関連付けられた文字情報のうちの、押し下げる操作の回数に対応した文字情報を文字情報記憶部111から読み出す。また、ユーザ操作が1つのキーへのタッチ操作であった場合、好ましくは、読出部103は、第2グループに区分されたタッチ操作の開始位置(キー)に関連付けられた文字情報のうちの、当該タッチ操作の終了位置に対応した文字情報、つまり、フリック方向に対応した文字情報を文字情報記憶部111から読み出す。
入力部104は、読出部103によって文字情報記憶部111から読み出された文字情報を携帯型電話機100に入力する。また、入力部104は、読出部103によって文字情報記憶部111から読み出された文字情報をディスプレイドライバ18に渡す。
ディスプレイドライバ18は、表示処理部105を含む。表示処理部105は、入力部104から入力された文字情報に基づく文字をディスプレイ16に表示する。好ましくは、表示処理部105は、入力部104から入力された文字情報に基づく文字を、入力する文字の候補としてディスプレイ16に表示する。入力部104は、入力する文字の候補がディスプレイ16に表示された後に当該ユーザ操作が終了すると、当該文字の入力を確定し、当該文字情報を携帯型電話機100に入力する。
<動作フロー>
図6は、携帯型電話機100の情報入力動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図6の動作は、主に、携帯型電話機100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図5の各機能を発揮することによって実現される。
図6は、携帯型電話機100の情報入力動作の流れの具体例を表わしたフローチャートである。図6の動作は、主に、携帯型電話機100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図5の各機能を発揮することによって実現される。
図6を参照して、携帯型電話機100が操作受付部15にてユーザ操作を受け付けたことが検出されると(ステップS101でYES)、操作キードライバ17は、操作受付部15からの信号に基づいて操作位置であるキー位置を特定する(ステップS103)。また、操作キードライバ17は、操作受付部15からの操作信号に基づいて操作の種類を特定する。
操作の種類が1つのキーへのタッチ操作であると特定された場合(ステップS105でYES)、CPU10は、タッチされたキーに関連付けられた文字情報であって、タッチ操作に対応付けられた第2グループに区分して記憶されている文字情報をメモリから読み出す(ステップS111)。好ましくは、CPU10は、フリック方向を特定して(ステップS107)、ステップS111では第2グループに区分して記憶されている文字情報の中の当該フリック方向に対応付けられている文字を読み出す。図4の例でキー301に対してタッチ操作がなされた場合、CPU10は、仮かな文字「な」〜「の」のうちのフリック方向に対応したかな文字情報を読み出す。
操作の種類が1つのキーを押し下げる操作であると特定された場合(ステップS105でNO)、CPU10は、押し下げられたキーに関連付けられた文字情報であって、押し下げる操作に対応付けられた第1グループに区分して記憶されている文字情報をメモリから読み出す(ステップS111)。好ましくは、CPU10は、当該キーが押し下げられた回数を特定して(ステップS109)、ステップS111では第1グループに区分して記憶されている文字情報の中の当該回数に対応付けられている文字情報を読み出す。好ましくは、ディスプレイドライバ18は、読み出された文字情報を入力する文字の候補としてディスプレイ16に表示する(ステップS111)。
CPU10は、当該キーに対するタッチ操作または押し下げる操作が終了するまで(ステップS115でNO)、上記ステップS107,S111,S113、またはステップS109,S111,S113を繰り返す。これにより、同じキーに対するタッチ操作または同じキーを押し下げる操作が行なわれる度に、入力する候補となる文字情報がメモリから読み出され、候補としてディスプレイ16に表示される。
当該キーに対する操作が終了すると(ステップS115でYES)、CPU10は、メモリから読み出した文字の入力を決定する(ステップS117)。そして、CPU10は、当該文字を携帯型電話機100に入力する(ステップS119)。
CPU10は、以上の動作をユーザ操作が行なわれる度に繰り返す。
<実施の形態の効果>
少なくとも1つ以上の操作キー(テンキー13)と、当該操作キーに重ねて設けられた、操作面へのタッチを検知可能なタッチデバイス(タッチパッド14)とを含む操作受付部15を有する電子機器である携帯型電話機100において以上の入力制御が行なわれることで、ユーザは、キーに対するタッチ操作による情報の入力と、キーを押し下げる操作による情報の入力との両モードでの情報の入力を、操作モードを切り替えるための特別な操作を行なうことなくスムーズに行なうことができる。たとえばタッチ操作によってかな文字、キーを押し下げる操作によってアルファベットと、入力する情報である文字種別がそれぞれ対応付けられていた場合に、かな文字とアルファベットとが混在するテキストを、キーに対するタッチ操作とキーを押し下げる操作とを混在して行なうことで、スムーズに入力することができる。そのため、ユーザな、容易な操作で電子機器に対して情報を入力することができる。
<実施の形態の効果>
少なくとも1つ以上の操作キー(テンキー13)と、当該操作キーに重ねて設けられた、操作面へのタッチを検知可能なタッチデバイス(タッチパッド14)とを含む操作受付部15を有する電子機器である携帯型電話機100において以上の入力制御が行なわれることで、ユーザは、キーに対するタッチ操作による情報の入力と、キーを押し下げる操作による情報の入力との両モードでの情報の入力を、操作モードを切り替えるための特別な操作を行なうことなくスムーズに行なうことができる。たとえばタッチ操作によってかな文字、キーを押し下げる操作によってアルファベットと、入力する情報である文字種別がそれぞれ対応付けられていた場合に、かな文字とアルファベットとが混在するテキストを、キーに対するタッチ操作とキーを押し下げる操作とを混在して行なうことで、スムーズに入力することができる。そのため、ユーザな、容易な操作で電子機器に対して情報を入力することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態にかかる携帯型電話機100は、情報入力の手法として、さらに、入力予測を行なう。入力予測とは、ユーザ操作によって入力が指示された情報に基づいて次に入力する可能性の高い情報を抽出して提示する技術を指す。携帯型電話機100は、辞書を予め記憶しておき、または、ユーザごとに入力履歴を蓄積しておく。そして、CPU10は、入力する情報の候補としてメモリから読み出された情報、または、入力が決定された情報に基づいて、当該辞書、またはユーザの入力履歴を参照して、当該情報の次に入力される可能性の最も高い情報を予測結果としてディスプレイ16に表示する。
第2の実施の形態にかかる携帯型電話機100は、情報入力の手法として、さらに、入力予測を行なう。入力予測とは、ユーザ操作によって入力が指示された情報に基づいて次に入力する可能性の高い情報を抽出して提示する技術を指す。携帯型電話機100は、辞書を予め記憶しておき、または、ユーザごとに入力履歴を蓄積しておく。そして、CPU10は、入力する情報の候補としてメモリから読み出された情報、または、入力が決定された情報に基づいて、当該辞書、またはユーザの入力履歴を参照して、当該情報の次に入力される可能性の最も高い情報を予測結果としてディスプレイ16に表示する。
この動作を行なうために、CPU10は、図5に表わされたように、さらに予測部106を含む。予測部106は、読出部103によって入力する文字の候補として読み出された文字、または、入力する文字の候補として読み出され、入力することが確定された文字に基づいて、図示しないユーザの入力履歴または辞書を参照して、次に入力する文字を予測する。そして、予測部106は、予測した文字を表示処理部105に渡す。これにより、予測結果がディスプレイ16に選択可能に表示される。
このとき、予測部106は、第1グループに区分されてメモリに記憶されている文字と第2グループに区分されてメモリに記憶されている文字とを区別することなく予測結果である文字を抽出する。
たとえば、入力される(または入力された)文字が第1グループに区分して記憶されている数字「1」「0」である場合、予測部106は、辞書またはユーザの入力履歴を参照して、同じ第1グループに区分して記憶されている文字情報のうちの数字「9」と予測してもよいし、第2グループに区分して記憶されている文字情報のうちのかな文字「じ」と予測してもよい。
本実施の形態にかかる携帯型電話機100が以上のような入力予測を行なうことで、キーに対するタッチ操作とキーを押し下げる操作とを混在して一連の情報の入力が可能な電子機器において、ユーザの入力する可能性の高い情報を提示することができる。そのため、ユーザは、より容易に電子機器に情報を入力することができる。
[第3の実施の形態]
図1(B)では、タッチパッド14は、テンキー13の下に配置されているが、タッチパッド14の配置方法は、この方法に限定されない。つまり、タッチパッド14はテンキー13に重ねて配置されればよい。したがって、タッチパッド14は、テンキー13の上に重ねて配置されてもよい。
図1(B)では、タッチパッド14は、テンキー13の下に配置されているが、タッチパッド14の配置方法は、この方法に限定されない。つまり、タッチパッド14はテンキー13に重ねて配置されればよい。したがって、タッチパッド14は、テンキー13の上に重ねて配置されてもよい。
[第4の実施の形態]
第1の実施の形態では、各タッチセンサの検出方式は、指が接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する、静電容量方式としているが、タッチセンサの検出方式は静電容量方式に限定されない。タッチセンサの検出方式は、光学方式、抵抗膜方式、および超音波方式などであってもよい。
第1の実施の形態では、各タッチセンサの検出方式は、指が接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する、静電容量方式としているが、タッチセンサの検出方式は静電容量方式に限定されない。タッチセンサの検出方式は、光学方式、抵抗膜方式、および超音波方式などであってもよい。
<他の例>
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
上述の動作を電子機器に実行させるための、1つ以上のソフトウェアモジュールの組み合わせであるプログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 テンキー、14 タッチパッド、15 操作受付部、16 ディスプレイ、17 操作キードライバ、18 ディスプレイドライバ、19 無線通信部、20 上部筐体、30 下部筐体、40 ヒンジ部、100 携帯型電話機、101 操作入力部、102 特定部、103 読出部、104 入力部、105 表示処理部、106 予測部、111 文字情報記憶部、161 ガイド、301,302,303,310 キー、351 フィルム、352 タッチセンサ。
Claims (5)
- 電子機器であって、
前記電子機器に情報を入力するための操作を受け付けるための操作受付部と、
前記電子機器に入力可能な情報であって、前記操作受付部に対する操作がなされた位置に関連付けられた1以上の情報を、前記操作の種類に対応付けられた第1グループと第2グループとに区分して記憶するための記憶部と、
ディスプレイと、
前記操作受付部によって受け付けられた操作に従って、前記記憶部に記憶されている前記情報の前記電子機器への入力を制御するための制御部とを備え、
前記操作受付部は、少なくとも1つ以上の操作キーと、前記操作キーに重ねて設けられた、物体の近接を検知可能なタッチデバイスとを含み、
前記制御部は、
前記操作受付部に対する前記操作がなされた位置と前記操作の種類とを特定するための特定部と、
前記記憶部から、前記電子機器に入力する情報として、前記第1グループと前記第2グループとのうちの前記特定部によって特定された前記操作の種類に応じたグループに区分されて、前記操作がなされた位置に関連付けられて記憶されている情報を読み出すための読出部と、
前記読出部によって前記記憶部から読み出された情報を前記電子機器に入力する情報として前記ディスプレイに表示する処理を行なうための表示処理部とを含み、
前記特定部は、前記操作の種類が、前記操作キーのうちの前記操作がなされた位置に対応した1つの操作キーを押し下げる操作であるか、前記操作がなされた位置を押し下げることなく当該位置へのタッチ操作であるか、を特定する、電子機器。 - 前記記憶部は、
前記1つの操作キーを押し下げる操作に対応付けられた前記第1グループに区分された、前記操作がなされた位置に関連付けられた1以上の情報それぞれを、前記1つの操作キーを押し下げる操作の回数に対応付けて記憶し、
前記タッチ操作に対応付けられた前記第2グループに区分された、前記操作である前記タッチ操作の開始位置に関連付けられた1以上の情報それぞれを、前記タッチ操作の終了位置に対応付けて記憶し、
前記読出部は、
前記操作の種類が前記1つの操作キーを押し下げる操作であった場合に、前記第1グループに区分された前記操作がなされた位置に関連付けられた1以上の情報のうちの、前記1つの操作キーを押し下げる操作の回数に対応した情報を前記記憶部から読み出し、
前記操作の種類が前記タッチ操作であった場合に、前記第2グループに区分された前記操作である前記タッチ操作の開始位置に関連付けられた1以上の情報のうちの、前記タッチ操作の終了位置に対応した情報を前記記憶部から読み出す、請求項1に記載の電子機器。 - 前記記憶部は、前記第1グループに区分された情報として数字を記憶し、
前記読出部は、前記操作の種類が前記1つの操作キーを1回押し下げる操作であった場合に、前記第1グループに区分された、前記1つの操作キーに対応した数字を前記記憶部から読み出す、請求項2に記載の電子機器。 - 前記制御部は、前記読出部によって前記記憶部から読み出された情報に基づいて、前記情報の次に入力する情報を予測するための予測部をさらに含み、
前記予測部は、前記記憶部から読み出された情報の次に入力する情報として、前記第1グループと前記第2グループとのうちの前記記憶部から読み出された情報の区分されたグループと異なるグループに区分された情報を予測可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。 - 少なくとも1つ以上の操作キーと、前記操作キーに重ねて設けられた、物体の近接を検知可能なタッチデバイスとを含んだ操作受付部を有する電子機器での、情報の入力方法であって、
前記電子機器は、前記電子機器に入力可能な情報として、前記操作受付部に対する操作がなされた位置に関連付けられた1以上の情報を、前記操作の種類に対応付けられた第1グループと第2グループとに区分して記憶部に記憶し、
前記操作受付部によって操作を受け付けるステップと、
前記操作受付部に対する前記操作がなされた位置と前記操作の種類とを特定するステップと、
前記記憶部から、前記電子機器に入力する情報として、前記第1グループと前記第2グループとのうちの特定された前記操作の種類に応じたグループに区分されて、前記操作がなされた位置に関連付けられて記憶されている情報を読み出すステップと、
前記読み出すステップによって前記記憶部から読み出された情報を前記電子機器に入力するステップとを備え、
前記特定するステップは、前記操作の種類が、前記操作キーのうちの前記操作がなされた位置に対応した1つの操作キーを押し下げる操作であるか、前記操作がなされた位置を押し下げることなく当該位置へのタッチ操作であるか、を特定することを含む、入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015105404A JP2016218890A (ja) | 2015-05-25 | 2015-05-25 | 電子機器および入力方法 |
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JP2019159927A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | セイコーソリューションズ株式会社 | 電子機器 |
-
2015
- 2015-05-25 JP JP2015105404A patent/JP2016218890A/ja active Pending
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