JP2016207111A - 制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法 - Google Patents

制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016207111A
JP2016207111A JP2015091016A JP2015091016A JP2016207111A JP 2016207111 A JP2016207111 A JP 2016207111A JP 2015091016 A JP2015091016 A JP 2015091016A JP 2015091016 A JP2015091016 A JP 2015091016A JP 2016207111 A JP2016207111 A JP 2016207111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
app
communication
application program
condition information
client app
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015091016A
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 健之
Takeyuki Suzuki
健之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015091016A priority Critical patent/JP2016207111A/ja
Priority to US15/062,494 priority patent/US20160321086A1/en
Publication of JP2016207111A publication Critical patent/JP2016207111A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/62Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules
    • G06F21/629Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules to features or functions of an application
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/61Installation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/50Monitoring users, programs or devices to maintain the integrity of platforms, e.g. of processors, firmware or operating systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/448Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2221/00Indexing scheme relating to security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F2221/21Indexing scheme relating to G06F21/00 and subgroups addressing additional information or applications relating to security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F2221/2143Clearing memory, e.g. to prevent the data from being stolen

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】オフライン時またはオフラインからオンラインへの遷移時の情報処理端末のデータ保全性を向上させる技術を提供する。【解決手段】サーバ装置と通信を行う通信機能を有する情報処理端末11のプロセッサが、情報処理端末11内に格納されたアプリケーションプログラムから、通信が制約された場合のアプリケーションプログラムの動作条件を定義する動作条件情報を取得し、通信が制約された状態の検知に応じ、動作条件情報に基づいて、アプリケーションプログラムの動作を抑制する。【選択図】図1

Description

本明細書は、制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット等の移動通信が可能な情報処理端末(以下、「端末」と称する。)が普及している。端末は、ネットワークを介してサーバと通信し、サーバよりアプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」と称する。)をダウンロードしたり、データをサーバにアップロードすることができる。
そのような端末上で、業務の内容に関連した業務ロジックを含むアプリケーションが動作させることが行われている。このとき、例えば、情報漏洩を防止するため、あるいは、利用者ごとに与えられた権限に応じた操作許可を与えるため、端末へのインストールが許可されるアプリケーションは、ユーザごとに規定される場合がある。
また、アプリケーションの不具合対応やバージョンアップに伴い、アプリケーションは変更される。変更に対応して、ユーザに変更を通知して更新を促したり、強制的に更新したりする等の、作業が行われている。
端末に関する技術として、例えば、以下の技術がある。
第1の技術として、クライアント端末として機能する携帯端末を含むシンクライアントシステムのプログラム実行技術がある(例えば、特許文献1)。
第2の技術として、ネットワーク上のストレージ装置におけるディスクイメージを使ってクライアント装置を起動するネットブートシステムにおいて、前記クライアント装置の自動起動や自動停止、ログオンなどの各種動作管理を行う技術がある(例えば、特許文献2)。
第3の技術として、端末装置の状態管理に関する技術がある(例えば、特許文献3)。
第4の技術として、携帯端末等オフラインで使用可能な端末におけるプログラム、ファイルの世代管理に関する技術がある(例えば、特許文献4)。
特開2013−41351号公報 特開2009−20748号公報 特開2000−132436号公報 特開2002−191039号公報
サーバ装置(以下、「サーバ」と称する。)において、アプリケーションは定期的に更新される。しかしながら、サーバに接続してアプリケーションを同期しない限りは、端末は、サーバ側にて更新されたアプリケーションを取り込む状況にならない。そのため、サーバに接続できない環境で継続して端末を利用された場合、端末では、古いアプリケーションが継続して動作する。その結果、例えば、最新のアプリケーションのフィーマット等と整合性が取れなくなってデータの品質に問題が生じたり、セキュリティ面の脅威が増したりすることが考えられる。
また、クライアントのリソースは有限であり、例えばメモリの容量制限がある。そのため、クライアントにおいてある程度メモリの容量が溜まった場合は、データをサーバにアップロードするようにユーザに依頼することができる。しかしながら、クライアントがサーバへアクセスすることができない場合やクライアントの通信機能に障害が発生した場合等の無線通信が制約されている場合には、サーバへの接続ができない。その結果、容量制限を越えるデータの保存が保証されない場合が起こり得る。
このように、オフライン時には、端末側のデータの保全性を図ることができないおそれがある。
本発明の一側面では、オフライン時またはオフラインからオンラインへの遷移時の情報処理端末内のデータの保全性を向上させる技術を提供する。
本発明の一側面に係る制御プログラムは、サーバ装置と通信を行う通信機能を有する情報処理端末のプロセッサに、次の処理を実行させる。すなわち、プロセッサは、情報処理端末内に格納されたアプリケーションプログラムから、通信が制約された場合のアプリケーションプログラムの動作条件を定義する動作条件情報を取得する。プロセッサは、通信が制約された状態の検知に応じ、動作条件情報に基づいて、アプリケーションプログラムの動作を抑制する。
本明細書に記載の技術によれば、オフライン時またはオフラインからオンラインへの遷移時の情報処理端末内のデータの保全性を向上させることができる。
本実施形態における情報処理端末のブロック図の一例を示す。 本実施形態における端末の通信状況に応じてクライアントAppの動作を抑制する処理の一例を説明するための図である。 本実施形態における情報処理端末の機能ブロック図を示す。 本実施形態における端末のハードウェア構成を示す。 本実施形態におけるユーザAppリストの一例を示す。 本実施形態におけるユーザ管理情報の一例を示す。 本実施形態におけるクライアントAppのアンインストール及びユーザデータ削除の手順を説明するための図である。 本実施形態における動作定義情報の取得処理のフローを示す。 本実施形態(実施例1)における動作定義情報の一例を示す。 本実施形態(実施例1)における、オフライン時のクライアントAppの動作制御フローを示す。 本実施形態(実施例2)における動作定義情報の一例を示す。 本実施形態(実施例2)における、オフライン時のクライアントAppの動作制御フローを示す。 本実施形態(実施例3)における動作定義情報の一例を示す。 本実施形態(実施例3)における、オフライン時のクライアントAppの動作制御フローを示す。
以下の実施形態では、無線通信の通信状況に応じてアプリケーションの動作を抑制することについて説明する。
図1は、本実施形態における情報処理端末のブロック図の一例を示す。まず、本実施形態の一例として、情報処理端末11は、通信部12、格納部13、取得部14、抑制部15を含む。
通信部12は、サーバ装置と通信を行う。通信部12の一例として、後述する通信I/F56が挙げられる。
格納部13は、通信が制約された場合のアプリケーションプログラムの動作条件を定義する動作条件情報が付与されたアプリケーションプログラムを格納する。記憶部13の一例として、後述するROM53または記憶装置57が挙げられる。
取得部14は、アプリケーションプログラムから、動作条件情報を取得する。取得部14の一例として、後述するCPU52が挙げられる。
抑制部15は、通信が制約された状態の検知に応じ、動作条件情報に基づいて、アプリケーションプログラムの動作を抑制する。抑制部15の一例として、後述するCPU52が挙げられる。
このように構成することにより、オフライン時またはオフラインからオンラインへの遷移時の情報処理端末11のデータの保全性を向上させることができる。
動作条件情報は、情報処理端末11の通信機能が制約された場合の動作条件を定義する。抑制部15は、通信機能が制約された状態の検知に応じ、動作条件情報に基づいて、アプリケーションプログラムの動作を抑制する。
このように構成することにより、情報処理端末11の通信機能に障害が発生した場合において、オフライン時またはオフラインからオンラインへの遷移時の情報処理端末のデータの保全性を向上させることができる。
動作条件情報は、端末のサーバとの通信が制約された場合の動作条件を定義する。抑制部15は、サーバとの通信が制約された状態の検知に応じ、動作条件情報に基づいて、アプリケーションプログラムの動作を抑制する。
このように構成することにより、サーバ側の通信障害やサーバと情報処理端末11との間の通信インフラの障害が発生した場合において、オフライン時またはオフラインからオンラインへの遷移時の情報処理端末のデータの保全性を向上させることができる。
抑制部15は、通信が制約された時間が動作条件情報に規定された閾値を超えた場合、動作条件情報に対応するアプリケーションプログラムの動作を抑制する。
このように構成することにより、オフライン時間が最大非接続時間を超過した場合、実行中のアプリケーションを強制終了させたり、実行指示がされたアプリケーションを起動させない等、アプリケーションの動作を抑制することができる。
抑制部15は、通信が制約された場合であって、動作条件情報に規定されたアプリケーションプログラムの有効期限が超過している場合、動作条件情報に対応するアプリケーションプログラムの動作を抑制する。
このように構成することにより、オフライン状態でアプリケーションの有効期限を超過している場合、実行中のアプリケーションを強制終了させたり、実行指示がされたアプリケーションを起動させない等、アプリケーションの動作を抑制することができる。
抑制部15は、通信が制約された場合であって、情報処理端末11の記憶装置の使用容量が動作条件情報に規定された閾値を超えている場合、動作条件情報に対応するアプリケーションプログラムの動作を抑制する。
このように構成することにより、オフライン状態でメモリ使用量が最大メモリ使用量を超過している場合、実行中のアプリケーションを強制終了させたり、実行指示がされたアプリケーションを起動させない等、アプリケーションの動作を抑制することができる。
抑制部15は、通信が制約された場合、動作条件情報に基づいて、実行中のアプリケーションプログラムを強制終了させる、または実行指示がされたアプリケーションプログラムを起動させずに所定のメッセージを表示させることにより、動作条件情報に対応するアプリケーションプログラムの動作を抑制する。
このように構成することにより、アプリケーションプログラムの動作を抑制することができる。
本実施形態では、シングルユーザ環境またはマルチユーザ環境を有する情報処理端末11において、ログインユーザのユーザ環境下での、無線通信の通信状況がオフラインの場合における、実行可能条件に応じてアプリケーションプログラムの動作を抑制することについて説明する。実行可能条件とは、例えば、ネットワークへの未接続時間、アプリケーションの有効期限、またはメモリ使用量についての条件である。以下では、アプリケーションプログラムを「App」と称する。
図2は、本実施形態における端末の通信状況に応じてクライアントAppの動作を抑制する処理の一例を説明するための図である。端末21は、オペレーティングシステム(OS)22、ネイティブApp23、クライアントApp(CL App)24を含む。クライアントAppとは、ネイティブApp23に対するAppの総称であり、Appのうち、ネイティブApp23によって制御されるAppを示す。
OS22は、端末21を動作させるための基本ソフトウェアである。OS22は、シングルユーザまたはマルチユーザがログインすることができるように、各ユーザが使用できるユーザ環境情報を含んでいる。また、OS22は、端末21にインストールしたアプリケーションソフトウェア(クライアントApp)24もユーザ環境情報毎に管理する。
ネイティブApp23は、OS22上で起動するアプリケーションソフトウェアであり、クライアントAppの、サーバからのダウンロード、端末21へのインストール、アンインストール、メタデータの参照、及びクライアントAppの動作の制御(抑制を含む)を行う。
クライアントApp24は、端末21内の記憶装置にインストールされており、ネオティブApp23上で起動する。クライアントApp24は、ネオティブApp23を介して入出力を行う。また、クライアントApp24は、ログインしたユーザ毎に管理されている。
基地局25の圏内、すなわち通信状態が良好な場合には、端末21にインストールされた各クライアントApp24は、当該クライアントApp24に対応する動作条件情報に基づいて動作する。しかし、基地局25の圏外、すなわち通信状態が悪い場合には、ネイティブApp23は、クライアントApp24に対応する動作条件情報に基づいて、クライアントApp24の動作を抑制する。
図3は、本実施形態における情報処理端末の機能ブロック図を示す。OS22は、通信状態監視部31、ファイルシステム40を含む。また、OS22は、システム日時38を保持する。
通信状態監視部31は、端末21の通信状態に関する情報を監視し、その監視結果を通信状態取得部32に通知する。端末21の通信状態に関する情報とは、端末の通信状態とは、端末21の通信機能に障害が発生した場合に通信が制約させている旨の情報及びサーバ側の通信障害やサーバと端末11との間の通信インフラの障害が発生した場合に通信が制約させている旨の情報を含む。端末の通信状態に関する情報とは、具体的には、スマートデバイスが発行する通信ネットワーク(3G/LTE(Long Term Evolution)、Wi−Fi等)のオンライン/オフライン情報のことを示す。ファイルシステムとは、記憶装置に記録されているデータを管理するための仕組みである。
ネイティブApp23は、OS22のファイルシステム40のうち、ネイティブApp23に割り当てられたファイルシステム40aを利用することができる。ファイルシステム40aは、ログインするユーザ単位で、端末21の記憶装置にインストールされたクライアントApp24や、ユーザデータ42、ユーザAppリスト43、ユーザ管理情報44等を管理する。
ネイティブApp23は、ファイルシステム40aを用いることにより、動作しているAppの動作状況を把握している。ユーザデータ42は、ログインしたユーザ環境において、インストールされたクライアントApp24が使用するデータである。ユーザデータは、ファイルシステム40aにより管理されている。また、ユーザデータは、端末21の格納装置の、データを暗号化して格納するセキュアローカル格納領域(SLS)に格納されている。
ユーザAppリスト43は、ログインしたユーザ環境において、インストールされたAppのリストである。ユーザ管理情報44は、ログインしたユーザ環境において、インストールされたクライアントApp24と、そのクライアントApp24が使用するデータ(ユーザデータ)とを管理する情報である。
クライアントApp24(24a、24b、24c、・・・)はそれぞれ、動作定義情報41(41a、41b、41c、・・・)を含む。
動作定義情報41は、各クライアントApp24について、通信状態に応じて実行可能条件が成立した場合に実行する内容と、実行可能条件が成立しなかった場合に必要に応じて指定される強制アンインストール処理が定義されている。実行可能条件とは、例えば、クライアントApp24が最後にサーバとの接続を終了してからの経過時間の上限である最大非接続時間、クライアントApp24の有効期限、クライアントApp24の最大メモリ使用量等を含む。
ネイティブApp23は、通信状態取得部32、App実行制御部33、App管理部34、SLS管理部35、メモリ使用量取得部36、日時取得部37を含む。
通信状態取得部32は、通信状態監視部31から通知された端末21の通信状態に関する情報を取得する。ここでは、通信状態取得部32は、その通信状態に関する情報に基づいて、前回のネットワーク接続の終了からの非接続時間(オフライン時間)を計測する。
App実行制御部33は、クライアントApp24の実行・停止を制御する。また、App実行制御部33は、App管理部34を介して、クライアントApp24の動作定義情報41を読み出す。App実行制御部33は、動作定義情報41にクライアントApp24のアンインストール指示が含まれる場合、所定の条件下で、クライアントApp24のアンインストールをApp管理部34に指示する。また、App実行制御部33は、クライアントApp24に関連したデータの消去指示が含まれる場合、所定の条件下で、App管理部34に、クライアントApp24のアンインストール指示と共に、クライアントApp24に関連したユーザデータの消去指示を行う。
App管理部34は、クライアントApp24の、ダウンロード、インストール、アンインストール、及びメタデータの参照を行う。例えば、App管理部34は、App実行制御部33の指示に基づいて、ファイルシステム40aにより管理されたApp24のアンインストールを行う。
SLS管理部35は、App実行制御部33の指示に基づいて、ファイルシステム40aを介して、ユーザデータをSLSへ書き込んだり、SLSから読み出したり、またはSLSへ書き込まれたユーザデータの消去を行う。
メモリ使用量取得部36は、ファイルシステム40から、メモリ(例えば、後述する記憶装置57)の使用量を取得する。
日時取得部37は、OS22から、システム日時(38)を取得する。
図4は、本実施形態における端末のハードウェア構成を示す。端末21は、タッチ操作検出部51、CPU52、ROM53、RAM54、タッチパネルディスプレイ55、通信I/F56、記憶装置57、バス59を含む。
ここで、CPUは、プロセッサの一例であり、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス59には、タッチ操作検出部51、CPU52、ROM53、RAM54、タッチパネルディスプレイ55、通信I/F56、記憶装置57が接続されている。
タッチパネルディスプレイ55は、タッチ操作可能なディスプレイである。タッチ操作検出部51は、タッチパネルディスプレイ55への入力を検出する。
記憶装置57は、ハードディスク、半導体メモリなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置57には、データを暗号化して格納するセキュアローカル格納領域(SLS)58を含む。記憶装置57またはROM53には、本実施形態にかかる処理を行うプログラム及びデータ等が格納されている。一例として、記憶装置57には、OS22、ネイティブApp23、クライアントApp24、及びクライアントApp24により利用されるデータ等が格納されている。
CPU52は、記憶装置57等に格納した、OS22、ネイティブApp23、クライアントApp24等の各プログラムを読み出し、当該各プログラムを実行する。
通信I/F56は、3G、LTE、Wi−Fi等の各種の通信規格に対応する通信インターフェースとしての通信制御回路である。通信I/F56は、各種の通信規格を用いて通信可能な場合には、通信可能状態であることを通知することができる。また、通信I/F56は、各種の通信規格を用いて通信不能(例えば、通信圏外の場合)な場合には、通信不能状態であることを通知することができる。
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F56を介して、例えば記憶装置57に格納されてもよい。また、本実施形態で説明する処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置など様々な形式の記憶媒体を使用することができる。
図5は、本実施形態におけるユーザAppリストの一例を示す。ユーザAppリスト43は、ユーザ単位で管理されており、そのユーザのログイン環境下において、端末21にインストールされたクライアントApp24のリストである。ユーザAppリスト43は、「ユーザID」、「CL App ID」を含む。「ユーザID」は、ログインするユーザを識別する識別情報である。「CL App ID」は、クライアントApp24のダウンロード元のサーバによって付与されるクライアントApp24を識別する識別情報である。
図6は、本実施形態におけるユーザ管理情報の一例を示す。ユーザ管理情報44は、ログインしたユーザ環境において、インストールされたクライアントApp24と、そのクライアントApp24が使用するデータ(ユーザデータ)とを管理する情報である。
ユーザ管理情報44は、「ユーザID」44−1、「CL App ID」44−2、「パス」44−3、「データ名」44−4を含む。「ユーザID」44−1は、ログインするユーザを識別する識別情報である。「CL App ID」44−2は、クライアントApp24のダウンロード元のサーバによって付与されるクライアントApp24を識別する識別情報である。「パス」44−3は、ファイルシステム40aにおいて、そのクライアントApp24が使用するユーザデータの所在を示す。「データ名」44−4は、「パス」44−3で特定される場所に格納されたクライアントApp24(バイナリデータ)またはユーザデータのデータ名を格納する。
ユーザ管理情報44は、対象のクライアントApp24によって作成されたユーザデータの取り出しにCL App IDを用いている。
図7は、本実施形態におけるクライアントAppのアンインストール及びユーザデータ削除の手順を説明するための図である。App実行制御部33は、OS22から通信不可であることを示す通知を受信した場合であって、ネットワークへの未接続時間、アプリケーションの有効期限、またはメモリ使用量が所定の値を超過したとする。
App実行制御部33は、後述する実施例1〜3のネットワークへの未接続時間、アプリケーションの有効期限、またはメモリ使用量の状態遷移が動作定義情報41で定義された実行可能条件に該当せず、かつ強制アンインストールの指定がされている場合、次の処理を行う。すなわち、App実行制御部33は、App管理部34に対して、クライアントApp24のアンインストールの指示を行い、SLS管理部35に対して、ユーザデータの削除指示を行う。
App管理部34は、App実行制御部33からの指示に基づいて、記憶装置57からクライアントApp24(バイナリデータ)のアンインストールを行う。アンインストール完了後、App管理部34は、App実行制御部33に、クライアントApp24のアンインストールが完了したことを通知する。
SLS管理部35は、App実行制御部33からの指示に基づいて、SLS48からユーザデータの消去を行う。ユーザデータの消去後、SLS管理部35は、App実行制御部33に、ユーザデータの消去が完了したことを通知する。
図8は、本実施形態における動作定義情報の取得処理のフローを示す。ユーザがOS22にログインすると、App実行制御部33は、ユーザ管理情報44を参照してログインしたユーザを特定し、App管理部34に、そのユーザのユーザIDを通知して、そのユーザのユーザAppリスト43を要求する(S1)。
App管理部34は、App実行制御部33の要求に基づいて、ユーザIDをキーにして、記憶装置57から、ログインユーザのユーザAppリスト43を読み出す(S2)。App管理部34は、読み出したユーザAppリスト43をApp実行制御部33に応答する(S3)。
App実行制御部33は、ユーザAppリスト43内の各クライアントApp24の動作定義情報をApp管理部34に要求する(S4)。
App管理部34は、App実行制御部33から要求のあった各クライアントApp24から、動作定義情報41を読み出す(S5)。
App管理部34は、読み出した動作定義情報41をApp実行制御部33に応答する(S6)。
本実施形態の一例として、以下では、実施例1(ネットワークへの非接続時間に応じた制御)、実施例2(クライアントApp24の有効期限に応じた制御)、実施例3(メモリの使用量に応じた制御)とを説明する。しかしながら、これらの実施例は、一例であり、用いるパラメータの値、閾値、処理手順やデータ構造等は制限されない。
なお、以下では、オフラインには、端末21の通信機能に障害が発生した場合に通信が制約させている場合、及びサーバ側の通信障害やサーバと端末11との間の通信インフラの障害が発生した場合に通信が制約させている場合を含む。
<実施例1>
実施例1では、端末21のネットワークへの非接続時間に応じて、クライアントApp24の動作を抑制することについて説明する。
図9は、本実施形態(実施例1)における動作定義情報の一例を示す。本実施形態では、各クライアントApp24は、XML(Extensible Markup Language)で動作が定義されたメタ情報、すなわち動作定義情報41を有している。図9に示す動作定義情報41において、”CL-application”は、ルートタグを示す。”name”には、クライアントApp24の名称が設定される。” description”には、クライアントApp24の説明が設定される。”version”には、クライアントApp24のバージョンが設定される。
”runnable-condition”には、以下のように、クライアントApp24の動作条件の定義が設定される。
”max-unconnect-time”には、クライアントApp24の最大非接続時間が指定される。
“force-uninstall”は、クライアントApp24が実行可能な状態から実行不可能な状態に変わった時に、すなわち、クライアントApp24の実行可能条件を外れた時において、クライアントApp24、またはクライアントApp24とユーザデータを強制アンインストールする場合に指定される。“force-uninstall”に対して、指定される値には、”application-only”、”application-and-userdata”がある。クライアントApp24のみ強制アンインストールさせたい場合には、”application-only”が指定される。クライアントApp24とユーザデータを強制アンインストールさせたい場合には、”application-and-userdata”が指定される。
図9には、あるクライアントAppについて、”runnable-condition”の設定例が記載されている。以下では、図9の各設定例について説明する。
(ケースNo.1)
クライアントApp24の実行可能条件(max-unconnect-time)に、クライアントApp24の最大非接続時間「259200」(秒)(=3日)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)の指定がない場合について説明する。
端末21がサーバと通信を終了してからの経過時間(秒)(オフライン時間)が最大非接続時間未満である場合、クライアントApp24は、オフライン状態で可能な範囲で動作をする。
ネットワークがオフライン状態になり、クライアントApp24の実行中に前回のネットワーク接続の終了からの非接続時間が最大非接続時間になると、ネイティブApp23は、実行中のクライアントApp24を強制終了させる。ネイティブApp23による制御により、通信接続可能な状態になるまで、クライアントApp24は実行することができない。
また、クライアントApp24停止中に前回の接続からの非接続時間が最大非接続時間になった場合、ネイティブApp23による制御により、接続可能な状態になるまで、クライアントApp24は実行することができない。
(ケースNo.2)
クライアントApp24の実行可能条件(max-unconnect-time)に、クライアントApp24の最大非接続時間「259200」(秒)(=3日)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)に”application-only”が指定されている場合について説明する。
端末21がサーバと通信を終了してからの経過時間(秒)(オフライン時間)が259200秒未満である場合、クライアントApp24は、オフライン状態で可能な範囲で動作をする。
ネットワークがオフライン状態になり、クライアントApp24の実行中に前回のネットワーク接続の終了からの非接続時間が最大非接続時間になると、ネイティブApp23は、実行中のクライアントApp24を強制終了させる。ネイティブApp23は、そのクライアントApp24を強制アンインストールし、ユーザAppリスト43から削除する。
クライアントApp24を再インストールしても、ネイティブApp23による制御により、接続可能な状態になるまで、クライアントApp24は実行できない。
クライアントApp24の停止中に前回の接続からの非接続時間が最大非接続時間になった場合、ネイティブApp23による制御により、接続可能な状態になるまで、クライアントApp24は実行できない。
(ケースNo.3)
クライアントApp24の実行可能条件(max-unconnect-time)に、クライアントApp24の最大非接続時間「259200」(秒)(=3日)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)に” application-and-userdata”が指定されている場合について説明する。
端末21がサーバと通信を終了してからの経過時間(秒)(オフライン時間)が259200秒未満である場合、クライアントApp24は、オフライン状態で可能な範囲で動作をする。
ネットワークがオフライン状態になり、クライアントApp24の実行中に前回のネットワーク接続の終了からの非接続時間が最大非接続時間になると、ネイティブApp23は、実行中のアプリケーションを強制終了させる。ネイティブApp23は、そのクライアントApp24を強制アンインストールし、ユーザデータを削除する。ネイティブApp23は、そのクライアントApp24をユーザAppリスト43から削除する。
そのクライアントApp24を再インストールしても、ネイティブApp23による制御により、接続可能な状態になるまで、そのクライアントApp24は実行できない。
クライアントApp24停止中に前回の接続からの非接続時間が最大非接続時間になった場合、ネイティブApp23による制御により、接続可能な状態になるまで、クライアントApp24は実行できない。
図10は、本実施形態(実施例1)における、オフライン時のクライアントAppの動作制御フローを示す。
通信状態取得部32は、OS側の通信状態監視部31から、端末21の通信状態情報を取得する。通信状態取得部32は、取得した通信状態情報に基づいて、端末21がネットワークと接続されていない状態(オフライン状態)が否かを判定する(S11)。端末21がネットワークと接続されている場合(オンライン状態である場合)(S11で「NO」)、本フローは終了する。
端末21がネットワークと接続されていない状態(オフライン状態)である場合(S11で「YES」)、通信状態取得部32は、取得した通信状態情報に基づいて、端末21のネットワークへの非接続時間を計測する。通信状態取得部32は、計測した非接続時間をApp実行制御部33へ送信する。App実行制御部33は、通信状態取得部32から非接続時間を取得する(S12)。
App実行制御部33は、取得した非接続時間が、図7で説明したように、App管理部34から受信した動作定義情報41において定義された実行可能条件(最大非接続時間)に適合するかを判定する(S13)。通信状態が実行可能条件に適合する場合、すなわち取得した非接続時間が最大非接続時間以下の場合(S13で「YES」)、本フローは終了する。
通信状態が実行可能条件に適合しない場合、すなわち取得した非接続時間が最大非接続時間を超過した場合(S13で「NO」)、App実行制御部33は、次の処理を行う。すなわち、App実行制御部33は、実行可能条件に適合しないクライアントApp24(対象クライアントApp)がネイティブApp23上にて実行中であるか否かを判定する(S14)。対象クライアントAppが実行中である場合(S14で「YES」)、App実行制御部33は、対象クライアントAppの実行を終了させる(S15)。
動作定義情報41に、対象クライアントAppのアンインストール指示がされていない場合(S16で「NO」)、本フローは終了する。動作定義情報41に、対象クライアントAppのアンインストール指示がされている場合(S16で「YES」)、App実行制御部33は、App管理部34に対して、対象クライアントAppのアンインストール指示を行う。App管理部34は、その指示に基づいて、対象クライアントAppのアンインストールを行う(S17)。
動作定義情報41に、対象クライアントAppのユーザデータ(対象ユーザデータ)の消去指示がされていない場合(S18で「NO」)、本フローは終了する。動作定義情報41に、対象クライアントAppのユーザデータ(対象ユーザデータ)の消去指示がされている場合(S18で「Yes」)、App実行制御部33は、SLS管理部35に対して、対象ユーザデータの消去指示を行う。SLS管理部35は、その指示に基づいて、対象ユーザデータの消去を行う(S19)。
対象クライアントAppが実行中でない場合(S14で「NO」)において、App実行制御部33は、対象クライアントAppに対する実行指示が入力されたか否かを判定する(S20)。実行指示の入力の一例として、タッチパネルディスプレイ55に表示されたクライアントApp24のアイコンに、ユーザがタッチ操作してそのクライアントApp24を起動させようとしていることが挙げられる。また、実行指示の入力の他の例として、クライアントApp24に対して他のプログラムが起動指示を行うことが挙げられる。
対象クライアントAppに対する実行指示が入力されていない場合(S20で「NO」)、本フローは終了する。対象クライアントAppに対する実行指示が入力された場合(S20で「YES」)、App実行制御部33は、「起動できません」というメッセージを端末21のタッチパネルディスプレイ55に表示させる(S21)。
実施例1によれば、オフライン時間が最大非接続時間を超過した場合、実行中のクライアントApp24を強制終了させたり、実行指示がされたクライアントApp24を起動させない等、クライアントApp24の動作を抑制することができる。
<実施例2>
実施例2では、端末21がオフライン状態における、クライアントApp24の有効期限に応じて、クライアントApp24の動作を抑制することについて説明する。
図11は、本実施形態(実施例2)における動作定義情報の一例を示す。図11の動作定義情報は、クライアントApp24の動作条件の定義として”runnable-condition”に「アプリケーションの有効期限(expire-date)」を設定したものであり、それ以下のルールは図7と同じである。以下では、図11の各設定例について説明する。
(ケースNo.4)
クライアントApp24の実行可能条件(expire-date)に、例えば、クライアントApp24の有効期限「2016/3/31 18:00」(未来の日時)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)の指定がない場合について説明する。
オフライン状態にて、現在の日時がクライアントApp24の有効期限以前である場合、クライアントApp24は、通常通り動作をする。
オフライン状態にて、クライアントApp24の実行中に有効期限を過ぎると、ネイティブApp23は、実行中のクライアントApp24を強制終了させる。それ以降、ネイティブApp23による制御により、クライアントApp24は実行できない。
また、オフライン状態にて、クライアントApp24の停止中に有効期限を過ぎた場合、それ以降、ネイティブApp23による制御により、クライアントApp24は実行できない。
(ケースNo.5)
クライアントApp24の実行可能条件(expire-date)に、例えば、クライアントApp24の有効期限「2016/3/31 18:00」(未来の日時)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)に”application-only”が指定されている場合について説明する。
オフライン状態にて、現在の日時がクライアントApp24の有効期限以前である場合、クライアントApp24は、通常通り動作をする。
オフライン状態にて、アプリケーション実行中に有効期限を過ぎると、ネイティブApp23は、実行中のアプリケーションを強制終了させる。ネイティブApp23は、そのクライアントApp24を強制アンインストールし、ユーザAppリスト43から削除する。そのクライアントApp24を再インストールしても、有効期限を過ぎているため、ネイティブApp23の制御により、クライアントApp24は実行できない。
オフライン状態にて、クライアントApp24の停止中に有効期限を過ぎた場合、それ以降、ネイティブApp23による制御により、クライアントApp24は実行できない。
(ケースNo.6)
クライアントApp24の実行可能条件(expire-date)に、例えば、クライアントApp24の有効期限「2016/3/31 18:00」(未来の日時)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)に” application-and-userdata”が指定されている場合について説明する。
オフライン状態にて、現在の日時がクライアントApp24の有効期限以前である場合、クライアントApp24は、通常通り動作をする。
オフライン状態にて、アプリケーション実行中に有効期限を過ぎると、ネイティブApp23は、実行中のアプリケーションを強制終了させる。ネイティブApp23は、そのクライアントApp24を強制アンインストールし、ユーザデータを削除する。ネイティブApp23は、そのクライアントApp24をユーザAppリスト43から削除する。
そのクライアントApp24を再インストールしても、有効期限を過ぎているため、ネイティブApp23による制御により、そのクライアントApp24は実行できない。
また、オフライン状態にて、クライアントApp24の停止中に有効期限を過ぎた場合、それ以降、ネイティブApp23による制御により、クライアントApp24は実行できない。
図12は、本実施形態(実施例2)における、オフライン時のクライアントAppの動作制御フローを示す。
通信状態取得部32は、OS側の通信状態監視部31から、端末21の通信状態情報を取得する。通信状態取得部32は、取得した通信状態情報に基づいて、端末21がネットワークと接続されていない状態(オフライン状態)が否かを判定する(S31)。端末21がネットワークと接続されている場合(オンライン状態である場合)(S31で「NO」)、本フローは終了する。
端末21がネットワークと接続されていない状態(オフライン状態)である場合(S31で「YES」)、日時取得部37は、OS22から現在のシステム日時(時刻情報)を取得する(S32)。日時取得部37は、取得した時刻情報をApp実行制御部33へ送信する。App実行制御部33は、日時取得部37から時刻情報を取得する。
App実行制御部33は、取得した時刻情報が、図11で説明したように、App管理部34から受信した動作定義情報41において定義された実行可能条件(クライアントApp24の有効期限)に適合するかを判定する(S33)。時刻情報が実行可能条件に適合する場合、すなわち現在日時が有効期限内である場合(S33で「YES」)、本フローは終了する。
時刻情報が実行可能条件に適合しない場合、すなわち現在日時が有効期限を超過している場合(S33で「NO」)、App実行制御部33は、実行可能条件に適合しないクライアントApp24(対象クライアントApp)が実行中であるか否かを判定する(S34)。対象クライアントAppがネイティブApp23上にて実行中である場合(S34で「YES」)、App実行制御部33は、対象クライアントAppの実行を終了させる(S35)。
動作定義情報41に、対象クライアントAppのアンインストール指示がされていない場合(S36で「NO」)、本フローは終了する。動作定義情報41に、対象クライアントAppのアンインストール指示がされている場合(S36で「YES」)、App実行制御部33は、App管理部34に対して、対象クライアントAppのアンインストール指示を行う。App管理部34は、その指示に基づいて、対象クライアントAppのアンインストールを行う(S37)。
動作定義情報41に、対象クライアントAppのユーザデータ(対象ユーザデータ)の消去指示がされていない場合(S38で「NO」)、本フローは終了する。動作定義情報41に、対象クライアントAppのユーザデータ(対象ユーザデータ)の消去指示がされている場合(S38で「YES」)、App実行制御部33は、SLS管理部35に対して、対象ユーザデータの消去指示を行う。SLS管理部35は、その指示に基づいて、対象ユーザデータの消去を行う(S39)。
対象クライアントAppが実行中でない場合(S34で「NO」)において、App実行制御部33は、対象クライアントAppに対する実行指示が入力されたか否かを判定する(S40)。
対象クライアントAppに対する実行指示が入力されていない場合(S40で「NO」)、本フローは終了する。対象クライアントAppに対する実行指示が入力された場合(S40で「YES」)、App実行制御部33は、「起動できません」というメッセージを端末21のタッチパネルディスプレイ55に表示させる(S41)。
実施例2によれば、オフライン状態でクライアントAppの有効期限を超過している場合、実行中のそのクライアントAppを強制終了させたり、実行指示がされたそのクライアントAppを起動させない等、クライアントAppの動作を抑制することができる。
<実施例3>
実施例3では、端末21がオフライン状態における、端末21のメモリ容量に応じて、クライアントAppの動作を抑制することについて説明する。
図13は、本実施形態(実施例3)における動作定義情報の一例を示す。図13の動作定義情報は、クライアントAppの動作条件の定義として”runnable-condition”に「クライアントAppの最大メモリ使用量(単位:megabyte(MB))(max-memory-size)」を設定したものであり、それ以下のルールは図7と同じである。
(ケースNo.7)
クライアントAppの実行可能条件(max-memory-size)に、例えば、クライアントAppの最大メモリ使用量「100」(単位:MB)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)の指定がない場合について説明する。
オフライン状態にて、端末21の現在のメモリの使用量がクライアントAppの最大使用量以下の場合、クライアントAppは、通常通り動作をする。
オフライン状態にて、クライアントApp実行中にメモリ使用量が最大メモリ使用量を超えると、ネイティブApp23は、実行中のクライアントAppを強制終了させる。ネイティブApp23による制御により、データがサーバへアップロードまたは削除される等でメモリ使用量が最大メモリ使用量以下になるまで、クライアントAppは実行できない。
(ケースNo.8)
クライアントAppの実行可能条件(max-memory-size)に、例えば、クライアントAppの最大メモリ使用量「100」(単位:MB)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)に”application-only”が指定されている場合について説明する。
オフライン状態にて、端末21の現在のメモリの使用量がクライアントAppの最大使用量以下の場合、クライアントAppは、通常通り動作をする。
オフライン状態にて、アプリケーション実行中にメモリ使用量が最大メモリ使用量を超えると、ネイティブApp23は、実行中のアプリケーションを強制終了させる。ネイティブApp23は、そのクライアントAppを強制アンインストールし、ユーザAppリスト43から削除する。そのクライアントAppを再インストールしても、ネイティブApp23による制御により、データがサーバへアップロードまたは削除される等でメモリ使用量が最大メモリ使用量以下になるまで、クライアントAppは実行できない。
オフライン状態にて、クライアントApp停止中に有効期限を過ぎた場合、それ以降、ネイティブApp23による制御により、クライアントAppは実行できない。
(ケースNo.9)
クライアントAppの実行可能条件(max-memory-size)に、例えば、クライアントAppの最大メモリ使用量「100」(単位:MB)が指定され、強制アンインストール(force-uninstall)に” application-and-userdata”が指定されている場合について説明する。
オフライン状態にて、端末21の現在のメモリの使用量がクライアントAppの最大使用量以下の場合、クライアントAppは、通常通り動作をする。
オフライン状態にて、クライアントApp実行中にメモリ使用量が最大メモリ使用量を超えると、ネイティブApp23は、実行中のアプリケーションを強制終了させる。ネイティブApp23は、そのクライアントAppを強制アンインストールし、ユーザデータを削除する。ネイティブApp23は、そのクライアントAppをユーザAppリスト43から削除する。
そのクライアントAppを再インストールしても、データが削除され、メモリ使用量が最大メモリ使用量以下になっているため、クライアントAppは実行できる。
図14は、本実施形態(実施例3)における、オフライン時のクライアントAppの動作制御フローを示す。
通信状態取得部32は、OS22側の通信状態監視部31から、端末21の通信状態情報を取得する。通信状態取得部32は、取得した通信状態情報に基づいて、端末21がネットワークと接続されていない状態(オフライン状態)が否かを判定する(S51)。端末21がネットワークと接続されている場合(オンライン状態である場合)(S51で「NO」)、本フローは終了する。
端末21がネットワークと接続されていない状態(オフライン状態)である場合(S51で「YES」)、メモリ使用量取得部36は、ファイルシステム40から端末21のメモリ使用量を取得する(S52)。メモリ使用量取得部36は、取得したメモリ使用量をApp実行制御部33へ送信する。App実行制御部33は、メモリ使用量取得部36からメモリ使用量を取得する。
App実行制御部33は、取得したメモリ使用量が、図13で説明したように、App管理部34から受信した動作定義情報41において定義された実行可能条件(最大メモリ使用量)に適合するかを判定する(S53)。メモリ使用量が実行可能条件に適合する場合、すなわちメモリ使用量が最大メモリ使用量以内である場合(S53で「YES」)、本フローは終了する。
メモリ使用量が実行可能条件に適合しない場合、すなわちメモリ使用量が最大メモリ使用量を超過している場合(S53で「NO」)、App実行制御部33は、実行可能条件に適合しないクライアントApp(対象クライアントApp)が実行中であるか否かを判定する(S54)。対象クライアントAppがネイティブApp23上にて実行中である場合(S54で「YES」)、App実行制御部33は、対象クライアントAppの実行を終了させる(S55)。
動作定義情報41に、対象クライアントAppのアンインストール指示がされていない場合(S56で「NO」)、本フローは終了する。動作定義情報41に、対象クライアントAppのアンインストール指示がされている場合(S56で「YES」)、App実行制御部33は、App管理部34に対して、対象クライアントAppのアンインストール指示を行う。App管理部34は、その指示に基づいて、対象クライアントAppのアンインストールを行う(S57)。
動作定義情報41に、対象クライアントAppのユーザデータ(対象ユーザデータ)の消去指示がされていない場合(S58で「NO」)、本フローは終了する。動作定義情報41に、対象クライアントAppのユーザデータ(対象ユーザデータ)の消去指示がされている場合(S58で「YES」)、App実行制御部33は、SLS管理部35に対して、対象ユーザデータの消去指示を行う。SLS管理部35は、その指示に基づいて、対象ユーザデータの消去を行う(S59)。
対象クライアントAppが実行中でない場合(S54で「NO」)において、App実行制御部33は、対象クライアントAppに対する実行指示が入力されたか否かを判定する(S60)。
対象クライアントAppに対する実行指示が入力されていない場合(S60で「NO」)、本フローは終了する。対象クライアントAppに対する実行指示が入力された場合(S60で「YES」)、App実行制御部33は、「起動できません」というメッセージを端末21のタッチパネルディスプレイ55に表示させる(S61)。
実施例3によれば、オフライン状態でメモリ使用量が最大メモリ使用量を超過している場合、実行中のそのクライアントAppを強制終了させたり、実行指示がされたそのクライアントAppを起動させない等、クライアントAppの動作を抑制することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
11 情報処理端末
12 通信部
13 格納部
14 取得部
15 抑制部
21 端末
22 OS
23 ネイティブApp
24(24a,24b,24c) クライアントApp(CL App)
31 通信状態監視部
32 通信状態取得部
33 App実行制御部
34 App管理部
35 SLS管理部
36 メモリ使用量取得部
37 日時取得部
38 システム日時
40,40a ファイルシステム
41(41a、41b、41c) 動作定義情報
42 ユーザデータ
43 ユーザAppリスト
44 ユーザ管理情報

Claims (9)

  1. サーバ装置と通信を行う通信機能を有する情報処理端末のプロセッサに、
    前記情報処理端末内に格納されたアプリケーションプログラムから、前記通信が制約された場合の前記アプリケーションプログラムの動作条件を定義する動作条件情報を取得し、
    前記通信が制約された状態の検知に応じ、前記動作条件情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する
    処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  2. 前記動作条件情報は、前記端末の通信機能が制約された場合の動作条件を定義し、
    前記通信機能が制約された状態の検知に応じ、前記動作条件情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の制御プログラム。
  3. 前記動作条件情報は、前記端末の前記サーバとの通信が制約された場合の動作条件を定義し、
    前記サーバとの通信が制約された状態の検知に応じ、前記動作条件情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の制御プログラム。
  4. 前記抑制する処理において、
    前記通信が制約された時間が前記動作条件情報に規定された閾値を超えた場合、該動作条件情報に対応する前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の制御プログラム。
  5. 前記抑制する処理において、
    前記通信が制約された場合であって、前記動作条件情報に規定されたアプリケーションプログラムの有効期限が超過している場合、該動作条件情報に対応する前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の制御プログラム。
  6. 前記抑制する処理において、
    前記通信が制約された場合であって、前記情報処理端末の記憶装置の使用容量が前記動作条件情報に規定された閾値を超えている場合、該動作条件情報に対応する前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の制御プログラム。
  7. 前記抑制する処理において、
    前記通信が制約された場合、前記動作条件情報に基づいて、実行中の前記アプリケーションプログラムを強制終了させる、または実行指示がされた前記アプリケーションプログラムを起動させずに所定のメッセージを表示させることにより、該動作条件情報に対応する前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  8. サーバ装置と通信を行う通信部と、
    前記通信が制約された場合のアプリケーションプログラムの動作条件を定義する動作条件情報が付与された該アプリケーションプログラムを格納する格納部と、
    前記アプリケーションプログラムから、前記動作条件情報を取得する取得部と、
    前記通信が制約された状態の検知に応じ、前記動作条件情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する抑制部と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末。
  9. サーバ装置と通信を行う通信機能を有する情報処理端末のプロセッサが、
    前記情報処理端末内に格納されたアプリケーションプログラムから、前記通信が制約された場合の前記アプリケーションプログラムの動作条件を定義する動作条件情報を取得し、
    前記通信が制約された状態の検知に応じ、前記動作条件情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムの動作を抑制する
    処理を実行させることを特徴とする制御方法。
JP2015091016A 2015-04-28 2015-04-28 制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法 Withdrawn JP2016207111A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091016A JP2016207111A (ja) 2015-04-28 2015-04-28 制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法
US15/062,494 US20160321086A1 (en) 2015-04-28 2016-03-07 Recording medium, information processing terminal and control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091016A JP2016207111A (ja) 2015-04-28 2015-04-28 制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016207111A true JP2016207111A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57204747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015091016A Withdrawn JP2016207111A (ja) 2015-04-28 2015-04-28 制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20160321086A1 (ja)
JP (1) JP2016207111A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018128856A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 日本電気株式会社 制御装置、制御方法、およびシステム
JP2021189630A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 住友金属鉱山株式会社 設備保全システム用携帯端末装置、設備保全システムおよび設備保全プログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10620970B2 (en) * 2016-12-19 2020-04-14 Sap Se Request processing by a runtime agent in a network system
CN107783799B (zh) * 2017-10-30 2021-01-29 上海闻泰电子科技有限公司 智能电子设备包含的主板身份标记方法与系统

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146193A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Funai Electric Co Ltd 無線通信端末、無線通信端末のデータを保護する方法、データを無線通信端末に保護させるためのプログラム、および当該プログラムを格納した記録媒体
US8583781B2 (en) * 2009-01-28 2013-11-12 Headwater Partners I Llc Simplified service network architecture
US8315617B2 (en) * 2009-10-31 2012-11-20 Btpatent Llc Controlling mobile device functions
KR101701812B1 (ko) * 2010-09-30 2017-02-14 삼성전자주식회사 사용자 단말 장치 및 그 서비스 제공 방법
US8548443B2 (en) * 2011-03-16 2013-10-01 Dell Products L.P. System and method for selectively restricting portable information handling system features
WO2014065727A1 (en) * 2012-10-25 2014-05-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method, broadcast control device, computer program and computer program product for controlling broadcast transmissions
JP6330279B2 (ja) * 2013-09-18 2018-05-30 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018128856A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 日本電気株式会社 制御装置、制御方法、およびシステム
JP2021189630A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 住友金属鉱山株式会社 設備保全システム用携帯端末装置、設備保全システムおよび設備保全プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20160321086A1 (en) 2016-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6971095B2 (en) Automatic firmware version upgrade system
US8055761B2 (en) Method and apparatus for providing transparent network connectivity
EP2696532A2 (en) Method, server and system for starting application
WO2017063424A1 (zh) 一种防隐私信息泄露的方法、装置及终端
US20150007161A1 (en) Information processing apparatus, method for controlling the same, and storage medium
EP3399408B1 (en) Information processing apparatus and computer readable storage medium
JP2016207111A (ja) 制御プログラム、情報処理端末、及び制御方法
US8782636B2 (en) Information processing apparatus, control method thereof, and program
CN110651256B (zh) 用于在软件更新期间防止服务中断的系统和方法
CN103136027A (zh) 即时更新装置和即时更新方法
US20140109089A1 (en) System to rebuild difference virtual hard disk for updating operation system and method thereof
JP2011216074A (ja) 機器管理装置、機器管理方法、機器管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP5800685B2 (ja) 情報処理装置及びサーバ、制御方法、プログラム及び記録媒体
JP6065791B2 (ja) 制御プログラム及び情報処理端末
JP4707978B2 (ja) コンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
US9348849B1 (en) Backup client zero-management
JP6483459B2 (ja) ファイル管理システム及びファイル管理プログラム
JP2007206819A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム
JP5401952B2 (ja) 機器管理装置、機器管理システム、ソフトウェア管理方法、ソフトウェア管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
CN110968852B (zh) 一种虚拟机密码管理方法、系统、设备及计算机存储介质
US11340880B2 (en) Application management service including package file
JP5857637B2 (ja) 情報処理プログラムおよび情報処理方法
CN105243325A (zh) 在移动终端中驻留进程文件的方法和移动终端以及服务器
JP6551206B2 (ja) ファイル保存システム、サーバー、ファイル保存方法及びファイル保存プログラム
US9998520B2 (en) Information processing terminal and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180206

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20180627