JP2016177683A - 情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム Download PDF

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【課題】複数の権限の中から委譲する権限を決定し、当該権限の引継ぎを容易に実行可能な仕組みを提供すること【解決手段】複数の情報処理装置と、コンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶するサーバ装置とを含む情報処理システムにおいて、ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、ユーザが第1の所定の動作をしたか判定し、また、ユーザが第2の所定の動作をしたか判定し、第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報を、前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行う【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムに関する。
昨今、PC等の端末の普及により、当該端末を用いた資料の共有・閲覧が行われている。
例えば、複数の端末において資料の操作権限を受け渡しすることが考えられる。特許文献1には、ユーザの動作をカメラで撮影し、動作に応じてユーザに対して会議用のプロジェクタの操作権限を付与することが記載されている。
特開2013−196594号公報
複数端末を用いて資料の共有・閲覧を行う場として、学校で行われる授業等が考えられる。例えば指名された生徒が順々に起立し、資料を操作して読み上げる。授業・教師によって、生徒を起立させた際に生徒に何をさせるかは様々であるが、生徒を順々に起立させる一連の流れ中では生徒に行わせる操作は同一・類似するものと考えられる。例えば、教科書を読み薄めるための教科書のページめくりの操作などである。
閲覧する資料に対する権限が複数ある場合、生徒にどの権限を委譲するかは教師が決定するものと思われるが、次の生徒が起立する度にどの権限を起立した生徒に委譲するかを指定し直すのは手間である。
また、特許文献1に記載されているように動作と当該動作をしたユーザに付与する権限とを予め設定しおく場合、いずれの権限を起立した生徒に付与するかを授業中に自由に決定することができない。
本発明は、複数の権限の中から委譲する権限を決定し、当該権限の引継ぎを容易に実行可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の情報処理システムは、ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置とを含む情報処理システムであって、前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、を備え、前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、複数の権限の中から委譲する権限を決定し、当該権限の引継ぎを容易に実行可能な仕組みを提供することができる。
本発明の実施形態における、情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、動作情報の通知処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、委譲する権限の選択及び次に起立したユーザへの権限の委譲処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例である。 本発明の実施形態における、権限選択画面の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、教科書表示画面の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、権限返上の処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態における、第2の実施形態の処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態における、第3の実施形態の処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態における、起立・着席動作に伴う権限委譲の様子を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の情報処理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。各端末はネットワーク(LAN101)を介して通信可能に接続される。
サーバ100は、授業に参加する教師と生徒のユーザ情報と、教師と生徒それぞれが所持している端末情報を記憶する。ここでいう端末情報とは、例えば、端末の識別情報(IPアドレス等)と、当該端末の所有者であるユーザ(教師・生徒)を識別するユーザIDが対応付けられた情報である。例えば図6のユーザテーブル640に示すような情報を記憶している。ユーザテーブル640の詳細については後述する。
携帯端末200(携帯端末200A/携帯端末200B/携帯端末200C)は、サーバ100に記憶されているコンテンツを表示する情報処理装置である。当該コンテンツとは、例えば学校で用いる電子化された教科書である。尚、当該コンテンツは上述したものに限るものではない。例えば、プレゼンテーション用の電子資料等であってもよい。
また、サーバ100は、携帯端末200を保持するユーザの起立動作に伴う通知を受け付けることで、教師の端末に対して、コンテンツの操作にかかる複数の権限(例えば、教科書のページめくりを行う権限、拡大縮小の権限、書込みを行う権限、)のうち、いずれの権限を起立した生徒に委譲するかを選択させるよう動作する。動作の詳細については図5の説明で後述する。
また、サーバ100は、携帯端末200の起立・着席動作に伴う通知を受け付けることで、直前に着席した携帯端末200のユーザが保持していた権限を、直後に起立した携帯端末200のユーザに委譲する。
携帯端末200はサーバ100より当該コンテンツをダウンロードして表示し、例えば教科書のページめくりの操作や拡大縮小の操作、書込みの操作を受け付ける。操作を受け付けた携帯端末200に対応するユーザが各操作の権限を有するユーザである場合には、サーバ100は受け付けた操作に応じて、教科書のページめくり、拡大縮小、書込みの処理を行い、処理後の教科書の画像を携帯端末200に配信して表示させる。例えばユーザテーブル640に記憶されているユーザの携帯端末200に配信する。以上が図1の説明である。
次に図2を参照して、本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器(表示部)への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
また、本発明の実施形態において、携帯端末200のCRT210は、タッチパネル機能を有するものとする。CRT210がタッチパネル機能を有する場合、当該CRT210は入力装置としても機能し、入力コントローラにタッチパネル機能で検出した(ディスプレイで受け付けた)タッチ操作の情報を入力情報として伝達するものとする。つまり、入力コントローラ205は、CRT210からの入力制御を行う。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN101)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
212は加速度センサであり、例えば携帯端末200の加速度を検出する。尚、加速度センサが外部装置として携帯端末200等の装置に取り付けられている場合、例えば、加速度センサ212は入力コントローラ205と通信することで検出した加速度の情報を携帯端末200に伝達する。以上が図2の、本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例についての説明である。
次に図3を参照して、本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例について説明する。図3は、本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例を示す図である。
携帯端末200は、委譲対象権限選択受付部301、委譲対象権限通知部302、動作情報通知部303、委譲通知受付部304を備える。ここでは、委譲対象権限選択受付部301、委譲対象権限通知部302は管理者端末(例えば教師の端末)が備えるものとする(いずれの携帯端末200が管理者の端末かはユーザテーブル640(図6)を参照のこと)。
サーバ100は、動作情報通知受付部311、動作履歴記憶部312、委譲対象権限通知受付部313、権限委譲処理部314、委譲判定部315、委譲対象権限特定部316、権限委譲通知部317を備える。
委譲対象権限選択受付部301は、管理者端末のユーザが保持する複数の権限のうちいずれの権限を他の携帯端末200のユーザに委譲するかの選択を受け付ける。委譲対象権限通知部302は、いずれの権限を他の携帯端末200に委譲するか通知する。
委譲対象権限通知受付部313は、いずれの権限を他の携帯端末200のユーザに委譲するかの通知を受け付ける。権限委譲処理部314は、委譲対象の権限を委譲先の携帯端末200のユーザに委譲する(委譲処理実行手段に該当)。権限委譲通知部317は、当該委譲が行われたことを委譲先のユーザの携帯端末200に通知する。
動作特定部318は、各携帯端末200で測定した加速度に基づいて、当該携帯端末200のユーザの起立・着席の動作を特定する。尚、当該起立・着席の動作を特定する技術は公知であるためここでは詳細な説明を割愛する。本実施形態の説明においては、例えば、特開2010−198595号に記載されている技術を用いて、当該起立・着席の動作を特定するものとする。ここでいう動作とは、ユーザの現実空間上(3次元空間上)の動き・動作である。
動作情報通知部303は、動作特定部で特定した動作情報と携帯端末200自身の識別情報をサーバ100に通知する。動作情報通知受付部311は当該動作情報の通知を受け付ける。サ
動作履歴記憶部312は、動作情報通知受付部311で通知を受け付けた動作の情報を通知を受け付けた順に履歴として記憶する。つまり複数の携帯端末200のユーザの動作を特定可能な履歴を記憶する。
委譲判定部315は、動作履歴の情報を用いて、起立したユーザに権限を委譲するか判定する。例えば、起立の動作の直前に着席の動作がされた履歴がある場合、起立したユーザに権限を委譲すべきと判定する。
委譲対象権限特定部316は、委譲判定部315で権限を委譲すべきと判定された場合に、いずれの権限を委譲するかを特定する。例えば、当該起立の直前に着席したユーザの保持している、当該着席したユーザが管理者より委譲されている権限を、起立したユーザに委譲する権限として特定する。
権限委譲処理部314は、委譲対象権限特定部316で特定された権限を起立したユーザに委譲し(委譲処理実行手段に該当)、権限委譲通知部317は、当該委譲が行われたことを委譲先のユーザの携帯端末200に通知する。委譲通知受付部304は当該通知を受け付け、表示画面に通知内容を表示する。以上が図3の説明である。
次に図4を参照して、動作情報の通知処理の流れについて説明する。
なお、本実施形態の説明において、サーバ100の外部メモリに記憶されているコンテンツ(例えば図6の教科書テーブル600の教科書データ(PDFファイル))は、既に各携帯端末200の表示画面に表示されているものとする。
例えば、携帯端末200AのCPU201がサーバ100上の教科書(XXX.pdf)を開いて、携帯端末200Aから指定されたページをサーバ100のCPU201が携帯端末200Aに送信して、携帯端末200Aの表示画面上に表示する。また、サーバ100のCPU201は、当該携帯端末200Aが開いている教科書の画像をユーザテーブル640に記憶された他の携帯端末(携帯端末200B、200C)に送信し、携帯端末200Aの表示しているページの情報を表示画面に表示させているものとする。
ステップS401において、携帯端末200のCPU201は加速度センサ212により加速度を取得する(ステップS401)。そして、当該取得した加速度の値を用いて、携帯端末200を持ったユーザが起立したか判定・特定する(ステップS402)。つまり、携帯端末200のCPU201は、当該携帯端末200が取得した加速度がユーザの起立動作を示すか判定する。ユーザが起立したと判定された場合は(ステップS402でYES)、ステップS406に処理を移行し、サーバ100に対して起立動作を検知した旨を通知する。
当該起立動作の通知には携帯端末の識別情報が含まれるものとする。サーバ100のCPU201は、当該起立動作の通知を受信して(ステップS407)、図6に示す動作履歴620に、携帯端末200が起立動作を検知したことを記憶する(ステップS408)。
動作履歴620はサーバ100の外部メモリに記憶されている。端末ID621は携帯端末200の識別情報である。立座フラグ622は、端末ID621の端末から起立と着席のいずれを通知されたかを示す。立座フラグ622=1は、起立の通知を受け付けたことを示す。立座フラグ622=0は、着席の通知を受け付けたことを示す。各端末に対応する最新の立座フラグ622の値は、各端末が(各端末を持つユーザが)現在起立状態にあるか着席状態にあるかを示すものである。日時623は、各動作(起立・着席)がされた日時を示す。ここでは携帯端末200から当該動作情報の通知を受け付けた日時を各動作がされた日時として記憶するものとする。
また、ここでは携帯端末200を持っているユーザ=図6のユーザテーブル640に示す携帯端末に対応するユーザIDのユーザであるものとする。
ステップS402の判定は、例えば、教師から指名を受けた携帯端末BのユーザBBBが、起立動作をとったかどうかを判定するものである。
ステップS402において、起立動作を検知しなかった場合は(ステップS402でNO)、ステップS403に処理を移行する。
ステップS403において携帯端末200のCPU201は、取得した加速度の値を用いて、携帯端末200を持ったユーザが着席したか判定する(ステップS403)。つまり、当該携帯端末200が取得した加速度がユーザの着席動作を示すか判定する。ユーザが着席したと判定した場合は(ステップS403でYES)、処理をステップS404に移行し、サーバ100に対して着席動作を検知した旨を通知する。
サーバ100のCPU201は、当該通知を受信して(ステップS405)、図6に示す動作履歴620に、携帯端末200が着席動作を検知したことを記憶する(ステップS408)。当該着席動作の通知には携帯端末200の識別情報が含まれるものとする。着席動作を検知しなかった場合は(ステップS403でNO)処理を終了する。
ステップS403の判定は、例えば、教師が次に教科書を読むユーザCCCを指名したことにより、起立状態にあったユーザBBBが着席動作をとったか判定するものである。
ステップS408において、サーバ100のCPU201は、具体的には、携帯端末200Bから着席動作の通知を受けた場合、携帯端末ID=200Bと立座フラグ=0(着席)のレコードを動作履歴620に書き込み、携帯端末200Cから起立の通知を受けた場合、携帯端末ID=200Cと立座フラグ=1(起立)のレコードを動作履歴620に書き込む処理を行う。以上が図4の説明である。
次に図5を参照して、本発明の実施形態における、委譲する権限の選択及び次に起立したユーザへの権限の委譲処理の流れについて説明する。図5における委譲する権限の選択及び次に起立したユーザへの権限の委譲の様子を図12に示す。
以下、携帯端末200Bを所有するユーザBBB(生徒)と携帯端末200Cを所有するユーザ(生徒)が存在し、携帯端末Aを所有するユーザAAA(教師)がユーザBBB、ユーザCCCの順に生徒を指名して起立させ、教科書を音読させる状況を想定して説明する。
サーバ100のCPU201は、例えば図4のステップS408で動作履歴620に新たなレコードを書き込んだ場合に図5の処理を開始する。つまり、携帯端末200より着席または起立の動作の通知を受け付けた場合に、図5の処理を開始するものである。
サーバ100のCPU201は、外部メモリより動作履歴620のデータを取得し(ステップS501)、最新の履歴が起立動作の履歴(立座フラグ=1のデータ)か判定する(ステップS502)。最新の履歴が起立動作の履歴でない場合(ステップS502でNO)処理を終了する。
最新の履歴が起立動作の履歴である場合(ステップS502でYES)、当該起立動作をした携帯端末200の識別情報(端末ID621)をメモリ上に記憶し、処理をステップS503に進める。
ステップS503において、サーバ100のCPU201は、当該起立動作の履歴の直前に着席動作の履歴(立座フラグ=0のデータ)が存在するか判定する(ステップS503)。
例えば教師が初めて生徒を起立させた場合、生徒(例:ユーザBBBの携帯端末200B)の起立動作の履歴の前には履歴が存在しないため、最新の起立動作の履歴の直前に着席動作の履歴が存在しないと判定する。
直前に着席動作の履歴が存在しないと判定した場合(ステップS503でNO)、サーバ100の外部メモリに記憶されているユーザテーブル640を参照し、管理者(例えば教師)の携帯端末(管理者フラグ643=1の端末ID642)を特定する(ステップS504)。
本実施形態においては、管理者とは教師であり、管理者フラグ643=1の携帯端末は教師端末、管理者フラグ643=0の携帯端末は生徒端末と呼ぶこととする。
サーバ100のCPU201は当該教師端末に対して、最新の動作履歴が示す起立している生徒の生徒端末(例:携帯端末200B)に委譲する権限の選択を要求する(ステップS505)。当該要求には、いずれの権限を生徒端末に委譲可能かを示す委譲可能な権限のリスト、及び選択された権限をいずれの生徒端末の生徒に譲渡するか(ここでは起立中のユーザであるユーザBBB)の情報が含まれる。
当該リストは、例えばサーバ100の外部メモリに予め記憶されている権限テーブル610に記憶される権限のうち、当該委譲する権限の選択の要求先の端末(ここでは教師端末である携帯端末200A)に対応するユーザが保持する権限のリストである。
いずれのコンテンツ(教科書名631)に対して、いずれのユーザがいずれの権限を保持しているかは権限管理630に記憶されている。権限管理630は、サーバ100の外部メモリに記憶されている。例えば図6の権限管理630によれば携帯端末200AのユーザAAAが保持する権限は権限ID=K1のページめくりの権限、権限ID=K2の拡大・縮小の権限、権限ID=K3の書込みの権限(つまり権限ID633に格納されている権限IDの権限)であるため、サーバ100のCPU201は当該3つの権限を含むリスト(権限ID・権限名のリスト)を作成して携帯端末200Aへ送信する。
尚、権限テーブル610はサーバ100の外部メモリに、コンテンツごとに紐付けて記憶されているものとする。例えば教科書テーブル600の教科書名と対応付けて記憶されており、権限テーブル610は、当該対応付けられた教科書名のコンテンツにどのようあ権限がユーザに設定可能に記憶されているかを示す。権限テーブル610において、権限IDは各操作権限を識別する識別情報であり、権限名612は権限の名称である。
例えば、ステップS501の実行以前に、図8に示すような教科書表示画面が各携帯端末200に表示されており、各端末のユーザ(端末ID642に対応するユーザ名641のユーザ)の保持する権限及び操作に応じて、表示中のコンテンツ(教科書)のページめくり、拡大・縮小、教科書への書込みが可能である。
以下、本実施形態におけるコンテンツの表示、及び各権限に応じた動作について説明する。本実施形態においては、管理者端末のCPU201が、当該管理者端末に表示する不図示のファイル選択画面において、サーバ100の外部メモリに記憶されているコンテンツ(教科書名601の示すファイル)の選択・展開指示を受け付けることで当該ファイルの展開指示をサーバ100に送信し、サーバ100のCPU201が、サーバ100のメモリ上に指示されたファイルを展開する。ファイル選択画面は、管理者端末のウェブブラウザソフトにおいて所定のURLの指定を受け付けることで、サーバ100が管理者端末に提供する画面である。
サーバ100のCPU201は、管理者端末からの指示に応じて展開したファイルの画像データを含む教科書表示画面(図8に図示)を生成して、教師端末、及び授業に参加中の生徒の生徒端末(ユーザテーブル640に記憶されている管理者フラグ=0のユーザの携帯端末200)に対して送信する。例えば教師であるユーザが権限ID=K1のページめくりの権限、権限ID=K2の拡大・縮小の権限、権限ID=K3の書込みの権限の全てを保持している場合は、教師端末用に図8の800の画面を生成して送信し、生徒端末用には820の画面を生成して送信する。各端末は受信した画面を表示画面に表示する。
教科書表示画面には、操作可能内容表示領域801、操作ボタン表示領域802、拡大ボタン803、縮小ボタン804、線引ボタン805、文字ボタン806、ページめくりボタン807が含まれる。操作可能内容表示領域801には教科書表示画面を表示する端末のユーザが、いずれの操作の権限を保持しているかを識別表示(通知)する表示領域である。図8の例においては、操作権限を保持している操作については「○」が表示され、操作権限を保持していない操作については「×」を表示しグレーアウトしている(サーバ100がそのように画面を生成している)。操作ボタン表示領域802は、当該画面を表示する端末のユーザが操作権限を保持している操作の実行のための指示部を表示する領域である。図8の例では操作権限を持たない操作の指示部は画面に含まない(サーバ100がそのように画面を生成している)。
拡大ボタン803、縮小ボタン804はそれぞれ表示中の教科書(教科書のページ)を拡大、縮小するためのボタンである。線引ボタン805が押下された後にページ上の文字列をなぞることで、なぞられた文字列の横に線がひかれる。文字ボタン806が押下された後にページ上をタッチ、スワイプする操作を受け付けることでタッチ、スワイプされた位置に点、線が書き込まれる。つまり、ページ上への文字の書込みが可能となる。線引ボタン805、文字ボタン806が再度押下されることで、ページ上を操作しても線引き、文字の書込みが実行されなくなる。ページめくりボタン807が押下されることでページめくりが行われる。これらのページめくり、拡大・縮小、書き込み(線引き、文字の書き込み)の処理は、携帯端末200が受け付けた操作の内容(いずれのボタンが押下されたかを示す情報)をサーバ100に送信し、サーバ100のCPU201が受け付けた操作の内容に応じてメモリに展開中の教科書のデータに対して実行するものとする。例えばページめくりボタン807が押下された場合は、押下されたページめくりのボタンに応じて、表示中の教科書のページを次のページ又は前のページに切り替える処理を行う。そして、サーバ100のCPU201が、操作を受け付けた後(処理を実行した後、又は/及び処理を実行中)の教科書のページの画像を、管理者端末及び授業に参加中の生徒端末に送信して、管理者端末及び生徒端末がこれを受信し、表示画面に表示する。例えばページめくり中の様子を示す画像及びページめくり後のページの画像を送信する。各端末に表示される教科書のページの画像は共通であり、同期している。
また、例えば、表示されているページに対する左右いずれかの方向へのスワイプ操作を受け付けることでページめくりを行い、ページ対するダブルタップの操作を受け付けることで拡大・拡大後に1回のタップ操作を受け付けることで縮小の処理を行うようにしても良い。具体的には、携帯端末200のCPU201が、表示中のページ(ページが表示されている領域)に対して受け付けた操作の内容(スワイプ、スワイプの方向、タップ、ダブルタップ等の情報)をサーバ100に、操作を受け付ける都度送信し、サーバ100のCPU201がこれを受信して、受信した操作の内容と当該操作の内容で実行する処理(ページめくり、拡大・縮小)の操作権限を持つユーザの情報を用いて、当該操作を受け付けた携帯端末200が受け付けた操作権限を有するユーザの端末か判定する。つまり、操作したユーザが操作権限を有するユーザか判定する。操作権限を有しないと判定した場合は操作に対応する処理(ページめくり、拡大・縮小)は実行せず、操作権限を有していると判定した場合は操作に対応する処理を実行する。以上が本実施形態におけるコンテンツの表示、及び各権限に応じた動作についての説明である。尚、操作の種類(権限の種類)は上記3つに限るものではない。例えば書き込みの権限を線引きの権限と文字の書き込みの2つに分け、合計4つの権限を管理するようにしてもよい。
図5の説明に戻る。携帯端末200Aはサーバ100から要求を受け付け、起立した生徒の生徒端末の端末ID、ユーザID及び前記権限のリストをメモリ上に記憶する(ステップS506)。そして、起立中のユーザBBBに委譲する権限を選択する権限選択画面700(図7)を生成してディスプレイに表示する(ステップS507)。
具体的には、ステップS506で受け付けた要求に含まれる起立したユーザのユーザ名641(ユーザID)を取得し、生徒名表示項目701に表示する。また、メモリに記憶された権限テーブル610内の権限名612を、権限設定項目702に選択可能に表示する。
携帯端末200ACPU201は、権限選択画面700において委譲する権限の選択を受け付け(ステップS508)、権限選択画面700の「OK」ボタンの押下指示を受け付けることで、選択されている権限の権限ID、権限名をサーバ100に通知する(ステップS509)。
サーバ100のCPU201は携帯端末200Aから当該通知を受け付け(ステップS510)、起立しているユーザBBB(動作履歴620の最新の履歴(起立動作の履歴)に対応する携帯端末200のユーザ)に、通知を受け付けた権限を委譲する(ステップS511)。
具体的には、権限管理630における教師端末の権限ID633から委譲する権限のIDを削除し、委譲先の生徒端末(ここでは携帯端末200Bとする)の被委譲権限ID634の項目に委譲する権限のIDを追加する。つまり、権限管理630を権限管理630Aのような状態に更新する。被委譲権限ID634は、他のユーザから委譲された権限の権限IDを格納する項目である。その後、いずれの権限が委譲されたかを委譲先の端末(携帯端末200B)に通知する(ステップS515)。
例えばページめくりの権限と拡大・縮小の権限を生徒に委譲した場合、サーバ100のCPU201は、図8の810に示すような画面(ぺーじめくり、拡大縮小ができない画面)を生成して管理者端末に送信し(通知し)、管理者端末に当該画面を表示させる。また、図8の830に示すような画面(ページめくり、拡大・縮小ができて、書き込みができない画面)を生成して権限が委譲された生徒端末に送信し(通知し)、当該生徒端末に当該画面を表示させる。
以上が、起立動作の通知を受け付けた場合であって、直前に着席動作の通知を受け付けていない場合の処理の説明である。つまり、例えば、授業開始後初めて携帯端末200から起立動作の通知を受け付けた場合の、教師端末から生徒端末への権限委譲の処理の説明である。
一方、ステップS503で、直前に着席動作の履歴が存在すると判定した場合(ステップS503でYES)、つまり、例えばユーザBBBの着席後、ユーザCCCが起立した場合には、処理をステップS512に進める。
ステップS512において、サーバ100のCPU201は、動作履歴620を参照して、最新の動作履歴の直前の履歴であって着席動作の履歴(立座フラグ=0の履歴)の携帯端末のIDを特定する(ステップS512)。そして、権限管理630Aを参照して、当該着席動作の履歴の携帯端末のユーザ(ここでは携帯端末200BのユーザBBBとする)が保持している権限を特定し(ステップS513)、最新の起立動作の履歴のユーザ(ここでは携帯端末200CのユーザCCCとする)に当該特定した権限を引き継ぐ(委譲する)。
具体的には、権限管理630における、ステップS512おいて特定されたユーザBBBの被委譲権限ID634から、ユーザAAAから委譲された権限の権限IDを削除し、当該削除した権限IDを、ステップS502で特定された最新の起立動作の履歴に対応する端末のユーザ(ユーザCCC)の被委譲権限ID634に追加する。つまり、権限管理630Aを権限管理630Bの状態に更新する。
尚、権限選択画面700の「キャンセル」ボタンの押下を受け付けた場合、権限委譲の拒否の操作がされたものとして、携帯端末200AのCPU201は、当該権限委譲の拒否がされた旨の情報をサーバ100に通知して、サーバ100は当該通知を受信し、ステプS506以降の処理を行うことなく処理を終了するものとする。以上が図5の説明である。
以上説明したように、本発明によれば、複数の権限の中から委譲する権限を決定し、当該権限の引継ぎを容易に実行可能な仕組みを提供することができる。
例えば、複数ある権限のうち着席したユーザが他のユーザから委譲された権限を、新たに起立したユーザに自動で委譲することができる。
また、委譲する権限をユーザに選択させ、且つ、委譲する権限の選択をユーザが所定の動作をする都度選択させることなく、委譲する権限を適切に特定して委譲することができる。
以下、図9を参照して権限返上の処理の流れについて説明する。図9によれば、ユーザの手動操作によることなく、自動で対象の権限を教師端末に返上(委譲)する。
サーバ100のCPU201は、図4のステップS405で着席動作の通知を受信した場合に、ステップS408の処理(図4で説明したため説明は割愛する)を行い、処理をステップS901に移行する。
サーバ100のCPU201は、着席動作の通知を受け付けてから新たに起立動作の通知がないまま(起立動作の履歴が動作履歴のテーブルに記憶されないまま)所定時間が経過したか判定する(ステップS901)。新たに起立動作の通知がないまま所定時間が経過する場合とは、例えば、起立したユーザCCCが教科書の音読を完了し着席した後、教師が次に起立させる生徒を指名しない(生徒が起立しない)場合である。所定時間の情報はサーバ100の外部メモリに予め記憶されているものとする(ここでは例えば所定時間=15秒であるものとする)。
所定時間内に新たに起立動作の通知を受け付けた場合は(ステップS901でNO)処理を終了する。新たに起立動作の通知がないまま所定時間が経過している場合は(ステップS901でYES)、最新の履歴(着席動作の履歴)のユーザ(ここではユーザCCCとする)を特定して、当該ユーザCCCが他のユーザから委譲された権限(被委譲権限ID634の権限)を返上する返上先のユーザを特定する(ステップS902)。ここでは返上先のユーザは、管理者フラグ=1のユーザ(教師)であるものとする。
サーバ100のCPU201は、権限の返上を実行する(ステップS903)。具体的には、最新の動作履歴における着席動作を通知した携帯端末200CのユーザCCCの被委譲権限ID634の権限を全て削除し、当該削除した権限の権限IDを、管理者端末(教師端末)のユーザであるユーザAAAの権限ID633に追加する。そして、当該返上の処理を完了した旨を携帯端末200A(教師端末)に通知し(ステップS904)、動作履歴のレコードを全て削除する(ステップS905)。
動作履歴のレコードを削除することにより、例えば権限が返上されてから(生徒の音読が完了したから)しばらく時間が経過し、教師が別のページの音読をさせるために再度生徒を指名して起立させた場合、図5のステップS504以降の処理を再実行して、当該生徒に委譲する権限を教師に選択させることができる。
携帯端末200AのCPU201は、当該通知を受信して(ステップS906)、通知内容を表示画面に表示する(ステップS907)。
以上が図9の説明である。図9によれば、他から委譲された権限を、ユーザの手動操作によることなく適切に返上することができる。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
次に図10を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、図4、図5、図9の処理については第1の実施形態と同様であるため説明を割愛する。
第2の実施形態においては、着席したユーザ(着席動作をサーバ100に通知する携帯端末200を持ったユーザ)に、次に起立したユーザに権限を引き継ぐか、教師に権限を返上するかを選択させ、当該選択に応じて権限の引継ぎ、返上を行う。
例えば携帯端末200Bと、携帯端末200BのユーザBBBを例に挙げて説明する。
携帯端末200BCPU201はステップS404で着席動作をサーバ100に通知する。サーバ100のCPU201はステップS405、S408を実行する。
携帯端末200BCPU201は、ステップS1001で不図示の「返上・引継選択画面」を表示する(ステップS1001/選択画面表示手段に該当)。例えば「返上」ボタンと「引継」ボタンが配置された画面である。
携帯端末200BCPU201は、返上の指示を受け付けたか、引継の指示を受け付けたか判定する。つまり、「返上」ボタンの押下を受け付けたか「引継」ボタンの押下を受け付けたか判定する(ステップS1002)。
「返上」ボタンの押下を受け付けた場合、携帯端末200BCPU201は権限返上の指示をサーバ100に送信し(ステップS1003)、サーバ100のCPU201が当該指示を受信して(ステップS1005)処理を図9のステップS903に移行する。
「引継」ボタンの押下を受け付けた場合、携帯端末200BCPU201は権限引継の指示をサーバ100に送信し(ステップS1004)、サーバ100のCPU201が当該指示を受信して(ステップS1006)、新たに起立動作の通知を受け付けるまで待機する。つまり、新たに起立動作の動作履歴が追加されるまで待機する。
ステップS1007で、サーバ100のCPU201は、新たに起立動作の通知を受け付けたか否かを判定し(ステップS1007)、起立動作の通知を受け付けた場合には処理を図5のステップS503に移行する。以上が図10の、本発明の第2の実施形態の説明である。
第2の実施形態によれば、着席したユーザに、次に起立したユーザに権限を引き継ぐか、管理者に権限を返上するかを選択させ、当該選択に応じて権限の引継ぎ、返上を行うことができる。
次に図11を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。尚、図4、図5、図9の処理については第1の実施形態と同様であるため説明を割愛する。
第3の実施形態においては、着席に応じて、他から委譲されている権限を返上するか、次に起立したユーザに権限を引き継ぐかをモード設定に応じて切り替える。
当該モードの設定は、サーバ100において予め記憶・設定されているものとする。また、管理者端末からサーバ100にアクセスすることで表示される不図示の設定画面より、自由にモードの切替が行えるものとする。
第3の実施形態において、サーバ100のCPU201は、ステップS405で着席動作の通知を受信した場合に、外部メモリに記憶されたモード設定を参照して、返上モードと引継モードのいずれが設定されているかを判定する(ステップS1101)。
返上モードが設定されている場合は処理をステップS903に移行し、引継モードが設定されている場合は新たに起立動作の通知を受け付けるまで待機する。つまり、新たに起立動作の動作履歴が追加されるまで待機する。
ステップS1102で、サーバ100のCPU201は、新たに起立動作の通知を受け付けたか否かを判定し(ステップS1102)、起立動作の通知を受け付けた場合には処理を図5のステップS503に移行する。以上が図11の、本発明の第3の実施形態の説明である。
第3の実施形態によれば、着席に応じて、他から委譲されている権限を返上するか、次に起立したユーザに権限を返上するかをモード設定に応じて切り替えることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。尚、図4、図5、図9の処理については第1の実施形態と同様であるため説明を割愛する。
第4の実施形態においては、操作を受け付けることによる同期のON/OFFを可能とする。
当該同期のON/OFFの設定は、サーバ100において予め記憶・設定されているものとする。また、管理者端末からサーバ100にアクセスすることで表示される不図示の設定画面より、自由にON/OFFの切替が行えるものとする。
サーバ100のCPU201は、携帯端末200Aよりコンテンツの展開指示を受け付けた場合に、当該同期の設定がONかOFFかを判定する。設定がONの場合は、第1の実施形態の説明で上述した通り、メモリ上にコンテンツを展開し、例えば図8の教科書表示画面800及び教科書表示画面820を生成して、教科書表示画面800を教師端末である携帯端末200Aに、教科書表示画面820をユーザテーブル640に記憶されている生徒端末(携帯端末200B、携帯端末200C)に送信して表示させる。そして、各種操作権限は携帯端末200AのユーザAAA(教師)に付与される。サーバ100のCPU201は、各種権限を保持するユーザAAAの携帯端末200Aの教科書表示画面800上で受け付ける各種操作に応じて、メモリ上に展開したコンテンツ(教科書)のページめくり、拡大・縮小、書き込み処理を行い、処理実行後の教科書のページの情報を携帯端末200B、携帯端末200Cに送信して表示させることで、携帯端末200A、携帯端末200B、携帯端末200C教科書の表示を同期させる。
一方、同期の設定がOFFであると判定された場合、展開指示がされた教科書のデータをユーザテーブル640に記憶された各ユーザの携帯端末(携帯端末200A、携帯端末200B、携帯端末200C)に配信する。携帯端末200のCPU201は、受信した教科書のデータを携帯端末200のメモリ上に展開して表示画面に表示する。携帯端末200のCPU201は、ページめくり、拡大・縮小、書込みの操作を受け付けた場合、携帯端末200のメモリ上に展開された教科書のデータに対して受け付けた操作に応じてページめくり、拡大・縮小、書込みの処理を実行して、処理を実行中及び実行後(例えばページめくり中及びページめくり後の次のページ)の画像を、各端末間で同期を取ることなく、自端末の表示画面に表示する。
当該設定は、管理者端末がサーバ100にアクセスすることで表示する不図示の設定変更画面で任意に変更可能であるものとする。また、既に各携帯端末200の教科書のデータを配信した後に同期の設定がONに変更された場合には、サーバ100のCPU201は、教師端末である携帯端末200Aに表示中の教科書、及び表示されている教科書のページの情報を携帯端末200Aに問い合わせ、携帯端末200AのCPU201は、表示中の教科書、ページをサーバ100に回答する。サーバ100のCPU201は、受信した回答に含まれる教科書、ページの情報に基づいて、携帯端末200Aに表示中の教科書、ページと同じ教科書ファイルをサーバ100のメモリ上に展開し、また、携帯端末200Aに表示中のページと同じページを開く。そして、当該メモリ上に展開した教科書のページの画像を表示した教科書表示画面800を携帯端末200Aに、当該メモリ上に展開した教科書のページの画像を表示した教科書表示画面820を携帯端末200B、200Cに送信して表示させ、展開した教科書に対応する各操作種権限をユーザAAAに設定することで同期を開始する。
第4の実施形態によれば、起立・着席に応じて権限を委譲し、且つ、委譲された権限に応じて画面を同期させるか否かを切り替えることができる。
尚、上述した実施形態の説明においては、起立動作か着席動作かの判定(特定)をステップS402、S403で携帯端末200が行うものとしたが、例えば、携帯端末200が取得した加速度のデータをサーバ100に転送し、サーバ100のCPU201が、受信した当該加速度のデータに基づいてステップS402、S403の判定を行って、ステップS408及び図5の処理を実行するようにしてもよい。
また、上述した実施形態の説明においては、図4のステップS405、S407で携帯端末200の動作の通知を受け付けたサーバ100がステップS408、図5のステップS501〜S505、S510〜S515、S512〜S514の処理、図9のステップS901〜S906の処理、図11のステップS1101、S1102の処理を実行するものとしたが、例えば、サーバ100を用いることなくこれらの処理を携帯端末200で実行するようにしても良い。つまり、携帯端末同士で動作の通知を行い、携帯端末間で権限の委譲を行う。
具体的には、図6に示す全データを各携帯端末200(携帯端末200A、携帯端末200B、携帯端末200C)の外部メモリに記憶する。つまり教科書のデータは各端末に記憶されている。尚、動作履歴620には、立座フラグ622の示す動作が携帯端末200によって検知された(特定/判定された)日時が対応付けられて記憶されているものとする。
第1の実施形態の図4のステップS404〜S408の処理を実行する代わりに、起立の動作を検知した携帯端末200Bは、自端末に記憶された動作履歴620のレコードをステップS408で更新し、ユーザテーブル640に格納されている各携帯端末200に対して当該更新した動作履歴620の情報と、起立動作を検知した日時の情報とを送信する。当該情報を受信した各携帯端末200(ここでは携帯端末200Aと携帯端末200C)は、自端末に記憶された動作履歴620と受信した動作履歴620との差分を特定して、当該差分のレコードのうち自端末に記憶された動作履歴620にないレコードを、自端末に記憶された動作履歴620に追加する。その後、動作履歴620の情報を日時順にソートする。つまり、動作履歴の情報を携帯端末間で同期させる。
また、第1の実施形態の図5においてサーバ100が実行していたステップS501〜S505、S510〜S515、S512〜S514を、例えば起立動作を検知した携帯端末200BのCPU201が自端末の外部メモリに記憶された各種データテーブルを用いて/自端末の外部メモリに記憶された各種データテーブルに対して実行する。そして、ステップS515の処理と並行して、ステップS511又はステップS514で更新された権限管理630をユーザテーブル640に格納された各携帯端末200に配信し、これを受信した各携帯端末200のCPU201が自端末の権限管理630に対して受信した権限管理630を上書する。つまり、携帯端末間で権限管理630の状態を同期させる。
各携帯端末200のCPU201は、自端末に対するユーザからの操作を受け付けた場合に当該受け付けた操作の権限が自端末のユーザ(携帯端末200BであればユーザBBB)に対して設定されているか、自端末の外部メモリに記憶されているユーザテーブル640及び権限管理630を参照して判定し、受け付けた操作の権限が自端末のユーザに対して設定されている場合には受け付けた操作に応じたコンテンツの表示制御(教科書のページめくり、拡大・縮小、書込み)を行って、当該表示制御がされた/表示制御がされている教科書のページの画像データを他の携帯端末(例えば、操作を受け付けた端末=携帯端末200Bの場合、他の携帯端末=携帯端末200A、携帯端末200C)に送信する。携帯端末200A、携帯端末200Cは受信した画像データを表示画面に表示することで、携帯端末200Bの表示との同期を取る。
携帯端末200のCPU201は、受け付けた操作の権限が自端末のユーザに対して設定されていない場合には、受け付けた操作に応じた表示制御は行わず、不図示のエラーダイアログを表示画面に表示するものとする。
また、第1の実施形態の図9においてサーバ100が実行していたステップS901〜S906を、例えば着席動作を検知した携帯端末200BのCPU201が自端末の外部メモリに記憶された各種データテーブルを用いて/自端末の外部メモリに記憶された各種データテーブルに対して実行する。そして、ステップS906の後、ステップS906で動作履歴620のレコードを全て削除する指示を、ユーザテーブル640に格納された各携帯端末200に配信し、当該指示を受信した各携帯端末200のCPU201が自端末の動作履歴620のレコードを全て削除する。
また、第2の実施形態の図10において携帯端末200が実行していたステップS404、S1003、S1004の処理を行うことなく、例えば例えば着席動作を検知した携帯端末200BのCPU201が、ステップS1002で「返上」ボタンの押下を受け付けた場合には、処理を図9のステップS903(上述したようにステップS903以降の処理も携帯端末200のCPU201が実行するものとする)に移行し、「引継」ボタンの押下を受け付けた場合には、携帯端末200がステップS1007の判定を行って、判定結果に応じて(ステップS1007でYESの場合に)処理を図5のステップS503(上述したようにステップS503以降の処理も携帯端末200のCPU201が実行するものとする)に移行する。
また、第3の実施形態の図11においてサーバ100が実行していたステップS1101の処理を、例えば着席動作を検知した携帯端末200BのCPU201が自端末の外部メモリに記憶されたモード設定、及び図6の各種データテーブルを用いて/自端末の外部メモリに記憶された図6の各種データテーブルに対して実行する。具体的には、ステップS403で着席動作を検知したと判定した場合に、自端末の外部メモリに記憶されたモード設定を参照してステップS1101の判定を行う。また、ステップS1102において、携帯端末200BのCPU201がステップS1102の判定を行い、判定結果に応じて(ステップS1007でYESの場合に)処理を図5のステップS503(上述したようにステップS503以降の処理も携帯端末200のCPU201が実行するものとする)に移行する。
第4の実施形態における同期の設定は、例えば各携帯端末200の外部メモリに記憶されており、管理者端末において不図示の設定変更画面変更の指示を受け付けることで、管理者端末が授業に参加中の生徒端末に変更後の同期の設定の情報を配信し、生徒端末が受信した当該同期の設定の情報を自端末上の設定に上書する。携帯端末200のCPU201は、教科書表示画面において操作を受け付けた場合に、自端末上の同期の設定を読み出し、同期の設定がOFFの場合は受け付けた操作及び操作後の教科書のページの情報を他の携帯端末200に送信しない。同期の設定がONの場合は受け付けた操作に対応する権限を自端末のユーザが保持しているか判定し、保持している場合に当該操作後の教科書のページの情報を他の携帯端末200に送信する。
以上説明した方法によって、サーバ100で権限の委譲の処理をさせることなく、携帯端末200で権限の委譲の処理を実行することができる。
尚、上述した実施形態においては、図4のステップS502及びステップS503で最新の履歴が起立動作で直前の履歴が着席動作かを判定しているが、起立動作が動作履歴に追加された場合に当該起立動作がされた日時から所定時間後までに新規に着席したユーザの保持する権限を当該起立したユーザに引き継ぐようにしてもよい。
これは例えば、音読を完了した生徒(ユーザBBB)が着席する前に、次に教師に指名された生徒(ユーザCCC)が起立してしまった場合にも、ユーザBBBの権限をユーザCCCに引き継ぐためである。
具体的には、サーバ100のCPU201は、起立動作の履歴が動作履歴620に追加された場合に、動作履歴620を参照して(ステップS501)、過去所定時間内に着席動作をした履歴が存在するか判定する。過去所定時間内に着席動作をした履歴が存在する場合には処理をステップS512に移行して、以降の処理を実行する。過去所定時間内に着席動作をした履歴が存在しない場合には、起立動作の履歴が動作履歴620に追加されて以降所定時間まで、着席動作の履歴が動作履歴620に書き込まれるか動作履歴620の状態を監視する。所定時間内に新たに着席動作の履歴が動作履歴620に書き込まれた場合には、直前に起立したユーザに対して着席したユーザの保持する権限を引き継ぐ。例えば起立したユーザ=ユーザCCC、着席したユーザ=ユーザBBBの場合、権限管理630におけるユーザBBBの被委譲権限ID634に格納されている権限IDを被委譲権限ID634から削除し、当該削除した権限IDを、ユーザCCCの被委譲権限ID634に追加する。つまり、権限管理630Aを権限管理630Bの状態に更新する。つまり、起立動作から直近の着席動作を行ったユーザの権限を、起立動作を行ったユーザに引き継ぐことができる。例えば、ユーザの起立動作の後に別ユーザの着席動作が行われた場合であっても、着席した別ユーザの権限を起立したユーザに委譲することができる。
また、上述した実施形態においては、加速度を用いて起立動作・着席動作の判定を行ったが、別の方法を用いてユーザの動作を特定してもよい。
例えば、携帯端末200の外部メモリに、ユーザが起立している場合に撮像される景色の画像と、ユーザが着席している場合に撮像される景色の画像とを記憶しておく。携帯端末200の表示画面に対する操作(例えばタップ操作)を受け付けた場合に、携帯端末200の背面カメラを使って撮像処理を行い、当該撮像処理により取得した画像(撮像画像)が、外部メモリに記憶されているユーザが起立している場合に撮像される景色の画像に類似しているか判定する。また、ユーザが着席している場合に撮像される景色の画像に類似しているか判定する。例えば、特開2003−256838に示すような技術を用いて、画像の類似度を特定し、類似度の値が所定値以上である場合に類似している、所定値より低い場合に類似していないと判定する。当該所定値の情報は予め携帯端末200に記憶されている。ユーザが起立している場合に撮像される景色の画像、ユーザが着席している場合に撮像される景色の画像のどちらにも類似していると判定された場合、より類似度の値の高い画像に類似しているものと判定する。携帯端末200のCPU201が撮像した画像が、携帯端末200の外部メモリに記憶されているユーザが起立している場合に撮像される景色の画像に類似していると判定された場合、処理を図4のステップS406に移行する。携帯端末200のCPU201が撮像した画像が、携帯端末200の外部メモリに記憶されているユーザが着席している場合に撮像される景色の画像に類似していると判定された場合、処理を図4のステップS404に移行する。
尚、ステップS402、S403の処理をサーバ100に実行する形態の場合には、ユーザが起立している場合に撮像される景色の画像と、ユーザが着席している場合に撮像される景色の画像とサーバ100の外部メモリに記憶しておき、ステップS402、S403以降の処理をサーバ100に実行するものとする。
また、上述した実施形態においては、図10のステップS1002において、着席動作をしたと判定されたユーザの携帯端末200に、当該着席したユーザが保持している権限を次に起立するユーザに引き継ぐか教師に返上するかを選択させる選択画面を表示するものとしたが、例えば、当該選択画面を教師端末に表示し、教師に当該着席したユーザが保持している権限を次に起立するユーザに引き継ぐか教師に返上するかを選択させるようにしてもよい。具体的には、着席動作の履歴を新規に動作履歴620に書き込まれた場合に、サーバ100のCPU201が、着席動作をしたユーザの被操作権限を特定してリスト化し、着席動作をしたユーザの被操作権限のリスト及び当該リスト内の権限を教師に返上するか次に起立する生徒に引き継ぐかを選択させる選択画面を生成して、教師端末に送信する。教師端末は当該選択画面の情報を受信して表示画面に表示する(選択画面表示手段に該当)。当該選択画面には「返上」ボタン、「引継ぎ」ボタンが配置されており、教師端末は「返上」ボタンが押下された場合にはリスト内の権限の返上指示を、「引継ぎ」ボタンが押下された場合にはリスト内の権限の引継ぎ指示をサーバ100に送信する。サーバ100は、返上指示を受け付けた場合には処理を図9のステップS903に移行し、引継ぎ指示を受け付けた場合には処理を図10のステップS1007に移行する。
また、上述した実施形態においては、例えばページめくりの操作権限を持つユーザAAAの携帯端末200Aにおいてページめくりの操作を受け付けた場合に、例えば他のユーザの携帯端末200Bの表示を当該携帯端末200Aの表示に同期させてページめくりを行うものとしたが、例えば、携帯端末200Aの表示するページめくり後のページと、携帯端末200Bに表示されているページの差が所定ページ数以上になった場合に、携帯端末200Aの表示するページめくり後のページを携帯端末200Bに表示にする緩い同期処理を行うようにしてもよい。
具体的には、サーバ100のCPU201が、携帯端末200Aから展開指示されたコンテンツ(教科書)をユーザテーブル640の各ユーザの携帯端末200に配信する。携帯端末200のCPU201は受信した教科書のデータを自端末のメモリ上に展開し、表示画面に教科書のページを表示する。また、表示画面に対する操作を受け付けることでページめくりの処理を行い、ページめくりがされたことで表示されるページ(例えば次のページ)のページ番号をサーバ100に送信する。サーバ100のCPU201は各携帯端末200のユーザIDに対応付けて、当該受信したページ番号の情報を対応付けて外部メモリに記憶する。また、受信したページ番号の送信元の端末がページめくりの権限を持つユーザの携帯端末か判定し、送信元の端末がページめくりの権限を持つユーザの携帯端末である場合には、当該権限を持つユーザの端末で表示中のページ番号と所定以上離れたページを表示中のユーザを、外部メモリに記憶したページ番号とユーザ情報とを対応付けたデータから特定して、所定以上離れたページを表示中のユーザの携帯端末に対して、ページめくりの権限を持つユーザの携帯端末で表示されているページ番号のページを表示するよう指示する。指示を受け付けた携帯端末のCPU201は、当該指示に従って、ページめくりの権限を持つユーザの携帯端末に表示されているページと同じページを表示画面に表示する。当該所定の値(ページ数)は、サーバ100の外部メモリに予め記憶されているものとする。当該緩い同期処理により、例えばページめくりの権限を持つ教師の端末の表示状態から著しく離れたページを表示している生徒端末に対してページの同期の制御を行うことができる。
また、通常の同期処理と緩い同期処理とのいずれを実行するかを、モード設定で切り替えるようにしてもよい。当該モードの情報はサーバ100の外部メモリに記憶されている。
具体的には、サーバ100のCPU201が、受信したページ番号の送信元の端末がページめくりの権限を持つユーザの携帯端末か判定し、送信元がページめくりの権限を持つユーザの携帯端末である場合には外部メモリに記憶されているモードの情報を参照して、通常同期モードと緩い同期モードのいずれが設定されているか判定する(同期がOFFに設定されている場合はそもそも同期を行わない)。通常の同期モードの場合には第1の実施形態の説明で上述した同期処理を行い、緩い同期モードの場合には上述した緩い同期の処理を行う。
また、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aで表示されているページのページ番号と、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aに表示されているページのページ番号とを比較し、携帯端末200Bに表示が携帯端末200Aの表示に対し遅れているのか進んでいるのかを識別表示するようにしてもよい。
具体的には、サーバ100のCPU201が、各携帯端末200で表示中のページ番号を定期的に問い合わせ、受信したページ番号に基づいて、各端末について、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aに表示されているページより後のページが表示されているか前のページが表示されているか判定する。そして、当該判定結果に基づいて、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aに表示されているページより後のページが表示されていることを表示画面に表示する指示、又は、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aに表示されているページより前のページが表示されていることを表示画面に表示する指示を対象の携帯端末200に送信する。携帯端末200は受信した当該指示に従って、自端末に表示中のページが、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aに表示されているページより後のページが表示されていること、又は前のページが表示されていることを識別表示する。
当該識別表示とは、例えば、ページめくりの権限を持ったユーザの携帯端末200Aに表示されているページより後のページが表示されている旨を示すメッセージ又は前のページが表示されている旨を示すメッセージを画面の一部に表示するものである(後のページが表示されている場合に青色のマーカを、前のページが表示されている場合に赤色のマーカを画面の端に表示する、というように色で識別表示してもよい。
以上、本発明の各実施形態について説明した。
以上説明したように、本発明によれば、複数の権限の中から委譲する権限を決定し、当該権限の引継ぎを容易に実行可能な仕組みを提供することができる。
例えば、複数ある権限のうち着席したユーザが他のユーザから委譲された権限を、新たに起立したユーザに自動で委譲することができる。
また、委譲する権限をユーザに選択させ、且つ、委譲する権限の選択をユーザが所定の動作をする都度選択させることなく、委譲する権限を適切に特定して委譲することができる。
また、着席したユーザに、次に起立したユーザに権限を引き継ぐか、管理者に権限を返上するかを選択させ、当該選択に応じて権限の引継ぎ、返上を行うことができる。
また、着席に応じて、他から委譲されている権限を返上するか、次に起立したユーザに権限を返上するかをモード設定に応じて切り替えることができる。
また、起立・着席に応じて権限を委譲し、且つ、委譲された権限に応じて画面を同期させるか否かを切り替えることができる。
尚、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
尚、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 サーバ
101 LAN
200A 携帯端末
200B 携帯端末
200C 携帯端末

Claims (17)

  1. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置とを含む情報処理システムであって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、
    を備え、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1の所定の動作は着席動作であって、前記第2の所定の動作は起立動作であって、
    前記第1の判定手段は、ユーザが着席動作をしたか判定し、
    前記第2の判定手段は、ユーザが起立動作をしたか判定し、
    前記特定手段は、起立動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定し、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された着席動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、起立動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記記憶手段は、コンテンツの操作にかかる権限の情報であって、前記委譲処理実行手段により他のユーザ情報から委譲された権限の情報と、ユーザ情報に予め対応付けられている権限の情報とをユーザ情報と対応付けて記憶し、
    前記第1の特定手段は、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作がされたと判定され、且つ、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作がされたと判定された場合、前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報のうち、前記他のユーザ情報から委譲された権限の情報を、前記委譲処理実行手段により前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザ情報に委譲する対象の権限の情報として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記サーバ装置は、
    前記第1の判定手段で判定された第1の所定の動作、及び前記第2の判定手段で判定された第2の所定の動作を特定可能な履歴を記憶する履歴記憶手段
    を備え、
    前記特定手段は、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴に基づいて、前記第2の判定手段で判定された第2の所定の動作の直近に前記第1の所定の動作をしたと判定された、前記第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応する前記権限の情報を、前記第2の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に委譲する対象の権限として特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作がされたと判定された場合に、前記第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報を、所定のユーザ情報に委譲するか、前記第2の判定手段で第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に委譲するかを選択させる選択画面を表示する選択画面表示手段と、
    前記選択画面表示手段で表示された選択画面において、前記第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報を、所定のユーザ情報に委譲するか、前記第2の判定手段で第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に委譲するかの選択を受け付ける選択受付手段と、
    を備え、
    前記委譲処理実行手段は、選択受付手段で受け付けた選択に従って、前記第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報を、所定のユーザ情報、又は、前記第2の判定手段で第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に委譲することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記サーバ装置は、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作がされたと判定された場合に、当該第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応する権限の情報を、所定のユーザ情報に委譲する返上モードと、前記第2の判定手段で第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に委譲する引継ぎモードのいずれかを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記委譲処理実行手段は、前記設定手段で設定されているモードが前記返上モードである場合に、前記第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報を、所定のユーザ情報に委譲し、前記設定手段で設定されているモードが引継ぎモードである場合に、前記第1の所定の動作をしたユーザのユーザ情報に対応付けられた権限の情報を、前記第2の判定手段で第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に委譲することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置とを含む情報処理システムの制御方法であって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行工程と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定工程と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定工程と、
    前記第1の判定工程で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定工程と、
    を含み、
    前記委譲処理実行工程は、前記特定工程で特定された、前記第1の判定工程で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定工程で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  8. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置とを含む情報処理システムで実行が可能なプログラムであって、
    前記情報処理システムを、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段として機能させ、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理システムのプログラム。
  9. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と通信が可能な、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置であって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、
    を備え、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  10. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と通信が可能な、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置の制御方法であって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行工程と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定工程と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定工程と、
    前記第1の判定工程で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定工程と、
    を含み、
    前記委譲処理実行工程は、前記特定工程で特定された、前記第1の判定工程で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定工程で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とするサーバ装置の制御方法。
  11. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段を備える複数の情報処理装置と通信が可能な、前記情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置で実行が可能なプログラムであって、
    前記サーバ装置を、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段として機能させ、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とするサーバ装置のプログラム。
  12. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段と、情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段とを備える、他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、
    を備え、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  13. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段と、情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段とを備える、他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、
    を含み、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段と、情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段とを備える、他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置で実行が可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段として機能させ、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理装置のプログラム。
  15. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段と、情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段とを備える複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、
    を備え、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  16. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段と、情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段とを備える複数の情報処理装置を含む情報処理システムの制御方法であって、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段と、
    を含み、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  17. ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を取得する取得手段と、情報処理装置に表示するコンテンツと、コンテンツの操作にかかる複数の権限のうちの1又は複数の権限の情報をユーザ情報と対応付けて記憶する記憶手段とを備える複数の情報処理装置を含む情報処理システムで実行が可能なプログラムであって、
    前記情報処理システムを、
    前記ユーザ情報に対応付けられた権限の情報を他のユーザ情報に対応付けて記憶する権限の委譲処理を実行する委譲処理実行手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第1の所定の動作をしたか判定する第1の判定手段と、
    前記取得手段で取得された前記ユーザの現実空間上の動作を特定するための情報を用いて、前記ユーザが第2の所定の動作をしたか判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を特定する特定手段として機能させ、
    前記委譲処理実行手段は、前記特定手段で特定された、前記第1の判定手段で前記第1の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けられた前記権限の情報を、前記第2の判定手段で前記第2の所定の動作をしたと判定されたユーザのユーザ情報に対応付けて記憶する委譲処理を行うことを特徴とする情報処理システムのプログラム。

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