JP2016154585A - 成分濃度測定装置および測定方法 - Google Patents

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セルジュ カムー
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恒一 葉玉
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Abstract

【課題】少ない測定点数で測定対象の成分の濃度を高い精度で求め、測定時間を短縮する装置を提供する。
【解決手段】レーザダイオード1−1,1−2は、異なる波長の2波の光を同一周波数で且つ異なる位相の信号により強度変調して被測定物11に照射する。音響センサ6は、光音響効果によって被測定物11から発生する光音響信号を検出し、音圧に比例した電気信号に変換する。情報処理装置10は、レーザダイオード1−2から放射される光のパワーを変化させて、光のパワーとロックインアンプ9から出力される電気信号の強度とを測定し、電気信号の強度と光のパワーとの関係を数式で近似し、近似の結果に基づいて電気信号の強度が最低となる真の点における光のパワーを推定し、推定の結果に基づいて被測定物11に含まれる測定対象の成分の濃度を導出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液中に存在するグルコース、アルブミンなどの成分の濃度を非侵襲で測定する技術に係り、特に、被測定物に照射した光により発生する音響波を検出して濃度を測定する成分濃度測定装置および測定方法に関するものである。
糖尿病患者の血糖値を連続モニターするための方法として光音響法があり、簡単にまとめると、以下のような特徴がある。
(a)光音響法は、連続的な血液グルコースモニタリングを提供する。
(b)糖尿病患者にとって無痛で、血液サンプルを必要とせず、糖尿病患者に不快感を与えることがない。
(c)他の光学的な技術と比べて、光散乱による測定精度劣化の影響が小さい。
(d)光学と音響学の結合により高感度の特性を得ることができる。
光音響法には、パルス(pulse)法と連続波(continuous-wave、以下CWとする)法の二つの方式がある。しかし、従来のパルス法やCW法では、数回にわたる血漿中のグルコース濃度測定中に、グルコース濃度以外の他の血漿中パラメータ(例えば体温や、他の成分の濃度等)も変わる可能性が高いので、グルコース選択性が悪く、正確なグルコース濃度を得ることが難しいという問題点があった。
そこで、互いにπ(180°)だけ位相を異にした2つの波長の連続した矩形波により成分濃度を測定する技術として、発明者らにより光パワーバランスシフト(Optical power balance shift:OPBS)法が開発されている(特許文献1−3参照)。
特許文献1−3に開示されたOPBS法では、光波長が異なり、互いに位相差がπの2つの矩形連続波形の光ビームを被測定物に対して、同一光出力口から照射する。このとき、2つの光ビームのパワーを増減させながら、光音響信号の振幅が最小な箇所の位相の変曲点を探し、この探索結果から血液中に溶解している分子濃度を求める。2つの光ビームのうち一方の光ビームのパワーP1を一定にし、もう一方の光ビームのパワーP2を変えながら、光音響信号強度が最低となる光パワーを探す。光音響信号強度が最低となる光パワーP2の変化量より被測定物内の特定成分(例えばグルコース)の濃度の正確な測定を行う。
特開2014−50563号公報 特開2013−106874号公報 特開2012−179212号公報
従来のOPBS法では、光音響信号の強度が最低な点を探索するために、光ビームのパワーP2を細かく変えながら光音響信号の強度の測定を行う必要があり、光ビームのパワーP2を調節する精度に濃度測定の精度が制限されてしまうという問題点があった。つまり、光ビームのパワーP2の測定点(光音響信号の強度の測定点)を少なくすると、濃度測定の精度が低下してしまうことになる。また、従来のOPBS法では、光ビームのパワーP2を変える度に光音響信号の強度の測定を行う必要があるため、測定時間が長くなるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、少ない測定点数で測定対象の成分の濃度を高い精度で求めることができ、測定時間を短縮することができる成分濃度測定装置および測定方法を提供することを目的とする。
本発明の成分濃度測定装置は、互いに異なる波長の複数の光を同一の周波数で且つ異なる位相の信号によりそれぞれ強度変調して被測定物に照射する光照射手段と、複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを変化させる光パワー制御手段と、光照射によって前記被測定物から発生する光音響信号を検出して電気信号を出力する光音響信号検出手段と、複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを測定する光パワー測定手段と、前記電気信号の強度を測定する信号強度測定手段と、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を数式で近似する近似手段と、前記近似の結果に基づいて前記電気信号の強度が最低となる真の点における光のパワーを推定する光パワー推定手段と、前記推定の結果に基づいて前記被測定物に含まれる測定対象の成分の濃度を導出する濃度導出手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定装置の1構成例において、前記近似手段は、前記電気信号の強度が最低となった点を境として分けられる光のパワーが小さい側と大きい側の各々について、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数で近似するものであり、前記光のパワーが小さい側の一次関数式が示す直線の傾きと前記光のパワーが大きい側の一次関数式が示す直線の傾きとが、絶対値が同じで正負の符号が異なるように、一次関数近似を行うことを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定装置の1構成例において、前記近似手段は、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数よりも高次の関数で近似することを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定装置の1構成例において、前記近似手段は、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を放物線を描く関係と見なし、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を、前記放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似することを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定装置の1構成例において、前記近似手段は、前記一次関数で近似したときに所定の精度が得られないと判断した場合に、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数よりも高次の関数で近似することを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定装置の1構成例において、前記近似手段は、前記一次関数で近似したときに所定の精度が得られないと判断した場合に、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を放物線を描く関係と見なし、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を、前記放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似することを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定装置の1構成例において、前記濃度導出手段は、1回目の測定時点における前記光パワー推定手段の推定結果と2回目の測定時点における前記光パワー推定手段の推定結果とに基づいて、前記測定対象の成分の濃度を導出することを特徴とするものである。
また、本発明の成分濃度測定方法は、互いに異なる波長の複数の光を同一の周波数で且つ異なる位相の信号によりそれぞれ強度変調して被測定物に照射する光照射ステップと、複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを変化させる光パワー制御ステップと、光照射によって前記被測定物から発生する光音響信号を検出して電気信号を出力する光音響信号検出ステップと、複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを測定する光パワー測定ステップと、前記電気信号の強度を測定する信号強度測定ステップと、前記電気信号の強度と前記光パワー測定ステップで得られた光のパワーとの関係を数式で近似する近似ステップと、前記近似の結果に基づいて前記電気信号の強度が最低となる真の点における光のパワーを推定する光パワー推定ステップと、前記推定の結果に基づいて前記被測定物に含まれる測定対象の成分の濃度を導出する濃度導出ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、光照射手段と、光パワー制御手段と、光音響信号検出手段と、光パワー測定手段と、信号強度測定手段と、近似手段と、光パワー推定手段と、濃度導出手段とを設け、電気信号の強度と光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を数式で近似し、この近似の結果から電気信号の強度が最低となる真の点における光のパワーの値を推定することにより、被測定物に含まれる測定対象の成分の濃度を導出するので、光のパワーを調節する精度を上回る精度で測定対象の成分の濃度を求めることができる。その結果、本発明では、測定点数が少なくても、高い精度で測定対象の成分の濃度を求めることができ、測定時間を大幅に短縮することができる。また、本発明では、光パワー測定手段および信号強度測定手段の測定精度や、外乱から生じる電気信号の検出誤差、並びに光のパワーの調節誤差を統計的に抑えることができる。
また、本発明では、電気信号の強度と光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係をグラフに描いたときのV字の形状が左右(光のパワーの小さい側と大きい側)対称であると仮定し、電気信号の強度が最低となった点を境として分けられる光のパワーが小さい側と大きい側の各々について、電気信号の強度と光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数で近似することにより、近似処理を容易に行うことができる。
また、本発明では、電気信号の強度と光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数よりも高次の関数で近似することにより、より高い精度で測定対象の成分の濃度を求めることができる。
また、本発明では、電気信号の強度と光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を放物線を描く関係と見なし、電気信号の強度と光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を、放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似することにより、より高い精度で測定対象の成分の濃度を求めることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る成分濃度測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る成分濃度測定装置の情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る成分濃度測定装置の動作を示すフローチャートである。 測定信号の強度と光のパワーとの関係の1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における関数近似の方法を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態における関数近似の方法を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る成分濃度測定装置の別の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る成分濃度測定装置の情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る成分濃度測定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における図形近似の方法を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態に係る成分濃度測定装置の別の動作を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る成分濃度測定装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の成分濃度測定装置は、レーザ光を放射するレーザダイオード1−1,1−2と、レーザダイオード1−1,1−2を駆動するレーザドライバ2と、レーザダイオード1−1,1−2から放射されたレーザ光を導く光ファイバ3−1,3−2と、レーザダイオード1−1,1−2から放射されたレーザ光を合波する光カプラ4と、光カプラ4によって合波されたレーザ光を導く光ファイバ5と、光音響効果によって被測定物11から発生する光音響信号を検出し、音圧に比例した電気信号に変換する光音響信号検出手段となる音響センサ6と、音響センサ6から出力された電気信号を増幅する増幅器7と、参照信号を発生するファンクションジェネレータ8と、増幅器7の出力信号とファンクションジェネレータ8から出力された参照信号とを入力として、増幅器7の出力信号から所望の周波数の測定信号を検出するロックインアンプ9と、ファンクションジェネレータ8およびロックインアンプ9を制御すると共に、ロックインアンプ9が検出した測定信号を処理して特定の成分濃度を導出するコンピュータからなる情報処理装置10とから構成される。
レーザダイオード1−1,1−2とレーザドライバ2とファンクションジェネレータ8とは、光照射手段を構成している。情報処理装置10とファンクションジェネレータ8とは、光パワー制御手段を構成している。
レーザダイオード1−1,1−2の例としては、例えば分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)等がある。音響センサ6の例としては、マイクロホンがある。
図2は情報処理装置10の構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、ファンクションジェネレータ8を介して光パワーを制御する光パワー制御部101と、レーザダイオード1−2から放射された光のパワーを測定する光パワー測定部102と、ロックインアンプ9から出力される測定信号の強度を測定する信号強度測定部103と、測定信号の強度と光パワー測定部102で得られた光のパワーとの関係を一次関数で近似する関数近似部104と、近似の結果に基づいて測定信号の強度が最低となる真の点における光のパワーを推定する光パワー推定手段と、推定の結果に基づいて被測定物11内の特定成分(例えばグルコース)の濃度を導出する濃度導出部106と、情報記憶のための記憶部107とを有する。
次に、本実施の形態の成分濃度測定装置の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。レーザドライバ2から駆動電流が供給されると、レーザダイオード1−1,1−2はレーザ光を放射する。このとき、ファンクションジェネレータ8は、レーザダイオード1−1を駆動するための参照信号と、レーザダイオード1−2を駆動するための参照信号とを出力する。
レーザドライバ2は、ファンクションジェネレータ8から出力される2つの参照信号に応じて、同一周波数で逆位相の矩形波の駆動電流をレーザダイオード1−1,1−2に供給することにより、レーザダイオード1−1,1−2から放射される光を同一周波数で逆位相の信号によりそれぞれ強度変調する。
レーザダイオード1−1から放射される光の波長は例えば1384nm、レーザダイオード1−2から放射される光の波長は例えば1610nmであり、2つのレーザダイオード1−1,1−2から放射される光の波長は異なる。ファンクションジェネレータ8から出力される2つの参照信号の周波数は同一であり、位相がπ(180°)だけ異なっている。したがって、本実施の形態では、互いに異なる波長の2波のレーザ光を同一周波数で逆位相の信号によりそれぞれ強度変調して2つの強度変調光を生成することになる。
まず、2つのレーザダイオード1−1,1−2を動作させる。情報処理装置10の光パワー制御部101は、ファンクションジェネレータ8を制御して、レーザダイオード1−1を駆動するための参照信号の電圧V1、レーザダイオード1−2を駆動するための参照信号の電圧V2をそれぞれ初期値に設定することにより、レーザダイオード1−1から放射される光のパワーP1、レーザダイオード1−2から放射される光のパワーP2を初期値に設定する(図3ステップS1)。
レーザダイオード1−1,1−2から放射された強度変調光は、それぞれ光ファイバ3−1,3−2によって導かれ、光カプラ4によって合波され、さらに光ファイバ5によって導かれ、被測定物11に照射される(図3ステップS2)。
情報処理装置10の光パワー測定部102は、レーザダイオード1−2から放射された光のパワーP2を測定する(図3ステップS3)。光パワー測定部102は、ファンクションジェネレータ8から出力されている、レーザダイオード1−2の駆動用の参照信号の電圧V2を取得する。情報処理装置10の記憶部107には、参照信号の電圧V2とレーザダイオード1−2から放射される光のパワーP2との関係を示すキャリブレーションデータが予め記憶されている。キャリブレーションデータは、電圧V2とパワーP2の実測により予め求めておくことができる。光パワー測定部102は、このようなキャリブレーションデータを参照し、取得した参照信号の電圧V2を、レーザダイオード1−2から放射された光のパワーP2に換算する。このパワーP2の値は記憶部107に格納される。
音響センサ6は、被測定物11から発生する光音響信号を検出し、増幅器7は、音響センサ6から出力された電気信号を増幅する。ロックインアンプ9は、増幅器7の出力に含まれる信号のうち、ファンクションジェネレータ8から出力される参照信号によって決まる周波数の測定信号を検出する。
情報処理装置10の信号強度測定部103は、ロックインアンプ9から出力される測定信号の強度S(信号振幅)を測定する(図3ステップS4)。この強度Sの値は記憶部107に格納される。
予め定められた所定のパワーP2の第1の範囲について測定を終えていない場合(図3ステップS5においてNO)、情報処理装置10の光パワー制御部101は、ファンクションジェネレータ8を制御して、レーザダイオード1−2を駆動するための参照信号の電圧V2を変化させることにより、レーザドライバ2からレーザダイオード1−2に供給される駆動電流の大きさを変化させ、レーザダイオード1−2から放射される光のパワーP2を変化させる(図3ステップS6)。このとき、レーザダイオード1−1を駆動するための参照信号の電圧V1は一定、すなわちレーザダイオード1−1から放射される光のパワーP1は初期値のまま一定である。
こうして、予め定められた所定のパワーP2の第1の範囲について測定を終えるまで(ステップS5においてYES)、ステップS3〜S6の処理が繰り返し実行される。
次に、予め定められた所定のパワーP2の第1の範囲について測定を終えた後、ステップS4の測定において測定信号の強度Sが最低となった点を中心とするパワーP2の第2の範囲について再測定を行う。つまり、測定信号の強度Sが最低となった点におけるパワーP2の値をP2centerとすると、P2center±PW(PWは、PW<P2centerの所定幅)の範囲を第2の範囲として再測定を行う。
まず、情報処理装置10の光パワー制御部101は、ファンクションジェネレータ8を制御して、レーザダイオード1−1を駆動するための参照信号の電圧V1、レーザダイオード1−2を駆動するための参照信号の電圧V2を設定することにより、レーザダイオード1−1から放射される光のパワーP1を予め定められた一定値(上記の初期値と同じ値)にし、レーザダイオード1−2から放射される光のパワーP2を開始値(P2center−PW)にする(図3ステップS7)。
図3のステップS8,S9,S10の処理はステップS2,S3,S4と同じである。パワーP2の第2の範囲(P2center±PW)について測定を終えていない場合(図3ステップS11においてNO)、情報処理装置10の光パワー制御部101は、ファンクションジェネレータ8を制御して、レーザダイオード1−2を駆動するための参照信号の電圧V2を変化させることにより、レーザダイオード1−2から放射される光のパワーP2を変化させる(図3ステップS12)。ただし、このときのパワーP2の変化幅は例えば数mW程度であり、ステップS6のパワーP2の変化幅よりも小さい。また、ステップS6と同様に、レーザダイオード1−1から放射される光のパワーP1は初期値のまま一定である。
こうして、パワーP2の第2の範囲(P2center±PW)について測定を終えるまで(ステップS11においてYES)、ステップS9〜S12の処理が繰り返し実行される。
ステップS9〜S12の処理による測定結果の1例を図4に示す。測定信号の強度(つまり、光音響信号の強度)Sと、光のパワーP1,P2との関係は次式のように表現できることが分かっている。
S∝(α11−α22) ・・・(1)
式(1)において、α1,α2はそれぞれ光パワーがP1,P2の光に対する被測定物の光吸収係数である。このように、測定信号の強度Sと光のパワーP1,P2との関係は、グラフに描くと、V字状の特性となる。
本実施の形態のように2回の測定を行う理由は、まず光のパワーP2の第1の範囲について大まかに測定を行って目的の点(測定信号の強度Sが最低となる点)を含むと思われる第2の範囲を決定し、この第2の範囲について詳細に測定を行って測定信号の強度Sが最低となる点を探索するためである。
ただし、本実施の形態では、1回目、2回目のいずれにおいても、従来のOPBS法よりも粗い精度(つまり、パワーP2の変化幅が大きい)で測定を行うことを想定しているので、測定信号の強度Sが最低となる真の点を探索することは難しい。
そこで、測定信号の強度Sが最低となるパワーP2の値を推測するためには、関数によるフィッティングが必要である。
図4に示したような測定値の組(P2,S)を、n次関数を用いて近似する方法としては、以下に示すような最小二乗法がある。
S=an2 n+・・・+a12+a0 ・・・(2)
係数aについては、行列の形で下式のようになる。
Figure 2016154585
式(3)におけるt2は行列P2の転置行列を意味する。本実施の形態では、フィッティングに用いる関数として一次関数を用いる。
情報処理装置10の関数近似部104は、ステップS9〜S12の処理で得られた測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を、最小二乗法により一次関数で近似する(図3ステップS13)。このとき、関数近似部104は、図5に示すように、測定信号の強度Sが最低となった点50を境として分けられるパワーP2の小さい側と大きい側の各々について別々に一次関数近似を行う。図5のパワーP2の小さい側の直線51は式(4)で表され、パワーP2の大きい側の直線52は式(5)で表される。
S=a12+a0 ・・・(4)
S=a1´P2+a0´ ・・・(5)
1,a1´は直線51,52の傾きを示す係数、a0,a0´は直線51,52の切片を示す係数である。本実施の形態では、上記のV字の形状が、測定信号の強度Sが最低となる真の点を通る縦軸方向の直線を中心線として、左右(パワーP2の小さい側と大きい側)対称であると仮定している。関数近似部104は、直線51の傾きを示す係数a1と直線52の傾きを示す係数a1´とが絶対値が同じで正負の符号が異なるように、一次関数近似を行う。
本実施の形態では、測定信号の強度Sが最低となった点50を境として分けられるパワーP2の小さい側の測定点数とパワーP2の大きい側の測定点数とが同じであることが望ましいが、第2の範囲を(P2center±PW)と規定することにより、パワーP2の小さい側の測定点数とパワーP2の大きい側の測定点数とをほぼ同じにすることができる。
情報処理装置10の光パワー推定部105は、関数近似部104による関数近似の結果から、測定信号の強度Sが最低となる真の点(図5の53)における光のパワーP2の値を式(6)により推定する(図3ステップS14)。光パワー推定部105が推定した値P2は記憶部107に格納される。
Figure 2016154585
本実施の形態の成分濃度測定装置は、以上のようなステップS1〜S14の処理を測定開始時点と、測定開始時から任意の時間t経過後の時点の2回行う。測定開始時点において光パワー推定部105が推定した光のパワーP2をP2(t=0)とし、任意の時間t経過後の測定において光パワー推定部105が推定した光のパワーP2をP2(t)とすると、被測定物11内の特定成分(例えばグルコース)の濃度Cは次式により求めることができる。
Figure 2016154585
測定開始時点と任意の時間t経過後の時点の2回測定を行った後に(図3ステップS15においてYES)、情報処理装置10の濃度導出部106は、パワーP2(t=0),P2(t)の推定結果から式(7)により推定値OPBS(t)を求め、この推定値OPBS(t)から被測定物11内の特定成分の濃度Cを導出する(図3ステップS16)。
OPBS(t)と特定成分の濃度Cとの関係は、特定成分の濃度Cが既知の被測定物11を用いた実験により予め調べておくことができる。OPBS(t)と特定成分の濃度Cとの関係は記憶部107に記憶されている。こうして、濃度導出部106は、記憶部107に記憶されている関係に基づいて、推定値OPBS(t)から被測定物11内の特定成分の濃度Cを導出することができる。
以上のように、本実施の形態では、測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を、最小二乗法により一次関数で近似し、この一次関数近似の結果から測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を推定することにより、被測定物11内の特定成分の濃度Cを導出するので、光のパワーP2を調節する精度を上回る精度で特定成分の濃度Cを求めることができる。その結果、本実施の形態では、測定点数が少なくても、高い精度で濃度Cを求めることができ、測定時間を大幅に短縮することができる。また、本実施の形態では、光パワー測定部102および信号強度測定部103の測定精度や、外乱から生じる光音響信号強度の検出誤差、並びに光のパワーP2の調節誤差を統計的に抑えることができる。
なお、測定信号の強度Sが最低となった点50をパワーP2の小さい側に含めるか大きい側に含めるかによって測定値の分け方が変わり、最小二乗法の推定誤差が変わる。そこで、関数近似部104は、測定信号の強度Sが最低となった点50をパワーP2の小さい側に含める場合と大きい側に含める場合の各々について関数近似を行い、関数近似式から得られる強度Sの値と測定で得られた強度Sとの値の差である残差の二乗和が小さい方の結果を、ステップS13の処理の結果として採用するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、成分濃度測定装置の構成および処理の流れは第1の実施の形態と同様であるので、図1〜図3の符号を用いて説明する。
測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係は、図4に示したように本来V字状であるにも拘わらず、照射する2波長の光パルスのデューティや位相、あるいは外乱などにより、V字の底部が曲率をもったりして、左右非対称なV字特性になることが多い。この場合、単純な一次関数近似では、測定信号の強度Sが最低となる点における光のパワーP2を正確に推定することができなくなる。そこで、本実施の形態では、一次関数よりも高次の近似、具体的には二次関数近似を用いる。
図3のステップS1〜S12の処理は第1の実施の形態で説明したとおりである。本実施の形態の関数近似部104は、ステップS9〜S12の処理で得られた測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を、最小二乗法により二次関数で近似する(図3ステップS13)。測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を近似する図6の曲線60は次式で表される。
Figure 2016154585
2,a1,a0は係数である。本実施の形態の光パワー推定部105は、関数近似部104による関数近似の結果から、測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を式(9)により推定する(図3ステップS14)。光パワー推定部105が推定した値P2は記憶部107に格納される。
Figure 2016154585
図3のステップS15,S16の処理は第1の実施の形態で説明したとおりである。こうして、本実施の形態では、測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を、最小二乗法により二次関数で近似し、この二次関数近似の結果から測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を推定することにより、被測定物11内の特定成分の濃度Cを導出するので、第1の実施の形態と比較して、より高い精度で特定成分の濃度Cを求めることができる。
なお、図7で示すように、関数近似部104は、第1の実施の形態で説明した一次関数近似を最初に行い(図7ステップS13)、一次関数近似で所定の精度が得られないと判断したときに(図7ステップS17においてNO)、本実施の形態で説明した二次関数近似を行うようにしてもよい(図7ステップS18)。関数近似部104は、例えば残差の二乗和が所定の閾値より大きいとき、一次関数近似で所定の精度が得られないと判断すればよい。
光パワー推定部105は、一次関数近似で十分な精度が得られ、二次関数近似が実施されなかった場合には、測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を式(6)により推定し、二次関数近似が実施された場合には、パワーP2の値を式(9)により推定すればよい。
また、本実施の形態では、一次関数よりも高次の近似として、二次関数近似を用いているが、これに限るものではなく、三次以上の関数近似を用いてもよいことは言うまでもない。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、成分濃度測定装置の全体の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。図8は本実施の形態の情報処理装置10の構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、光パワー制御部101と、光パワー測定部102と、信号強度測定部103と、光パワー推定部105aと、濃度導出部106と、記憶部107と、図形近似部108とを有する。
次に、本実施の形態の成分濃度測定装置の動作を図9のフローチャートを参照して説明する。図9のステップS1〜S12の処理は第1の実施の形態で説明したとおりである。本実施の形態の情報処理装置10の図形近似部108は、ステップS9〜S12の処理で得られた測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を放物線を描く関係と見なし、測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を、放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似する(図9ステップS19)。
図10に示すように、横軸を光のパワーP2、縦軸を測定信号の強度Sとしたとき、測定値が描くと見なすことができる放物線70とS=Sref(Srefは所定値)の直線71とで囲まれる図形72の重心73の位置を用いると、測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係は次式のように表現される。
Figure 2016154585
式(10)におけるP2は重心73の横軸座標であるパワーP2の値、SiはステップS9〜S12の処理で得られた測定信号の強度の測定値(Si<Sre)、P2iはステップS9〜S12の処理で得られたパワーP2の測定値、Nは測定点数(i=1〜N)である。
本実施の形態の光パワー推定部105aは、図形近似部108による近似の結果から、測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を式(11)により推定する(図9ステップS20)。光パワー推定部105aが推定した値P2は記憶部107に格納される。
Figure 2016154585
図3のステップS15,S16の処理は第1の実施の形態で説明したとおりである。こうして、本実施の形態では、測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を放物線を描く関係と見なし、測定信号の強度Sと光のパワーP2との関係を、放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似し、この近似の結果から測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を推定することにより、被測定物11内の特定成分の濃度Cを導出するので、第1の実施の形態と比較して、より高い精度で特定成分の濃度Cを求めることができる。
なお、情報処理装置10に第1の実施の形態で説明した関数近似部104を加え、図11で示すように、関数近似部104は、第1の実施の形態で説明した一次関数近似を最初に行い(図11ステップS13)、一次関数近似で所定の精度が得られないと関数近似部104が判断したときに(図11ステップS17においてNO)、図形近似部108が本実施の形態で説明した図形近似を行うようにしてもよい。関数近似部104は、例えば残差の二乗和が所定の閾値より大きいとき、一次関数近似で所定の精度が得られないと判断すればよい。
光パワー推定部105aは、一次関数近似で十分な精度が得られ、図形近似が実施されなかった場合には、測定信号の強度Sが最低となる真の点における光のパワーP2の値を式(6)により推定し、図形近似が実施された場合には、パワーP2の値を式(11)により推定すればよい。
第1〜第3の実施の形態の情報処理装置10は、例えばCPU(Central Processing Unit)、記憶装置およびインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、血液グルコース、アルブミン等の成分の濃度をモニターする技術に適用することができる。
1−1,1−2…レーザダイオード、2…レーザドライバ、3−1,3−2,5…光ファイバ、4…光カプラ、6…音響センサ、7…増幅器、8…ファンクションジェネレータ、9…ロックインアンプ、10…情報処理装置、101…光パワー制御部、102…光パワー測定部、103…信号強度測定部、104…関数近似部、105,105a…光パワー推定部、106…濃度導出部、107…記憶部、108…図形近似部。

Claims (8)

  1. 互いに異なる波長の複数の光を同一の周波数で且つ異なる位相の信号によりそれぞれ強度変調して被測定物に照射する光照射手段と、
    複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを変化させる光パワー制御手段と、
    光照射によって前記被測定物から発生する光音響信号を検出して電気信号を出力する光音響信号検出手段と、
    複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを測定する光パワー測定手段と、
    前記電気信号の強度を測定する信号強度測定手段と、
    前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を数式で近似する近似手段と、
    前記近似の結果に基づいて前記電気信号の強度が最低となる真の点における光のパワーを推定する光パワー推定手段と、
    前記推定の結果に基づいて前記被測定物に含まれる測定対象の成分の濃度を導出する濃度導出手段とを備えることを特徴とする成分濃度測定装置。
  2. 請求項1記載の成分濃度測定装置において、
    前記近似手段は、前記電気信号の強度が最低となった点を境として分けられる光のパワーが小さい側と大きい側の各々について、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数で近似するものであり、
    前記光のパワーが小さい側の一次関数式が示す直線の傾きと前記光のパワーが大きい側の一次関数式が示す直線の傾きとが、絶対値が同じで正負の符号が異なるように、一次関数近似を行うことを特徴とする成分濃度測定装置。
  3. 請求項1記載の成分濃度測定装置において、
    前記近似手段は、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数よりも高次の関数で近似することを特徴とする成分濃度測定装置。
  4. 請求項1記載の成分濃度測定装置において、
    前記近似手段は、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を放物線を描く関係と見なし、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を、前記放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似することを特徴とする成分濃度測定装置。
  5. 請求項2記載の成分濃度測定装置において、
    前記近似手段は、前記一次関数で近似したときに所定の精度が得られないと判断した場合に、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を一次関数よりも高次の関数で近似することを特徴とする成分濃度測定装置。
  6. 請求項2記載の成分濃度測定装置において、
    前記近似手段は、前記一次関数で近似したときに所定の精度が得られないと判断した場合に、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を放物線を描く関係と見なし、前記電気信号の強度と前記光パワー測定手段で得られた光のパワーとの関係を、前記放物線で囲まれる図形の重心の位置を用いて近似することを特徴とする成分濃度測定装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の成分濃度測定装置において、
    前記濃度導出手段は、1回目の測定時点における前記光パワー推定手段の推定結果と2回目の測定時点における前記光パワー推定手段の推定結果とに基づいて、前記測定対象の成分の濃度を導出することを特徴とする成分濃度測定装置。
  8. 互いに異なる波長の複数の光を同一の周波数で且つ異なる位相の信号によりそれぞれ強度変調して被測定物に照射する光照射ステップと、
    複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを変化させる光パワー制御ステップと、
    光照射によって前記被測定物から発生する光音響信号を検出して電気信号を出力する光音響信号検出ステップと、
    複数の強度変調光のうち少なくとも1つの光のパワーを測定する光パワー測定ステップと、
    前記電気信号の強度を測定する信号強度測定ステップと、
    前記電気信号の強度と前記光パワー測定ステップで得られた光のパワーとの関係を数式で近似する近似ステップと、
    前記近似の結果に基づいて前記電気信号の強度が最低となる真の点における光のパワーを推定する光パワー推定ステップと、
    前記推定の結果に基づいて前記被測定物に含まれる測定対象の成分の濃度を導出する濃度導出ステップとを含むことを特徴とする成分濃度測定方法。
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