以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係るプリントシステム1を示す概略図である。図1に示すように、プリントシステム1は、画像形成装置10とコンピュータ90とを備える。
画像形成装置10とコンピュータ90とは、ネットワーク(通信ネットワーク)108を介して互いに接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。たとえば、画像形成装置10はネットワーク108に対して有線接続され、コンピュータ90はネットワーク108に対して無線接続される。
画像形成装置10は、コンピュータ90からのプリントジョブ(印刷ジョブ)を実行するプリンタとして機能する。具体的には、コンピュータ90は、当該コンピュータ90にインストールされているプリンタドライバ(ソフトウエアプログラム)等を介して、画像形成装置10に対してプリントジョブを送信する。一方、画像形成装置10は、コンピュータ90から送信されてきたプリントジョブを受信し、当該プリントジョブを実行する。これによって、画像形成装置10による印刷出力処理が実行される。
<1−2.画像形成装置の構成>
図2は画像形成装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部(スキャン部とも称される)2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の格納装置で構成される。この格納部5には、画像読取部2等で生成された原稿画像(画像データ)が格納される。また、格納部5においては、コンピュータ90から送信されてきたプリントジョブが一時的に格納される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者による操作入力(ボタンの押下操作等)を受け付けることが可能である。また、表示部6bは、タッチパネル25に表示される表示画面を選択的に切り換えて表示する。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワーク等を介してMFP10にインストールされてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11とプリントジョブ受付部12と印刷制御部13とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、通信部4と協働して通信動作を制御する。
プリントジョブ受付部12は、コンピュータ90から送信されてきたプリントジョブを通信部4および通信制御部11と協働して受信する。
印刷制御部13は、印刷出力部3の動作等を制御する。
<1−3.コンピュータの構成>
次にコンピュータ90の構成について説明する。
コンピュータ90は、いわゆるパーソナルコンピュータとして構成される。
図3は、コンピュータ90の機能的構成を示すブロック図である。
コンピュータ90は、入出力部96を備えている。入出力部96は、コンピュータ90に対する操作入力を受け付ける操作入力部96aと、各種情報の表示出力を行う表示部96bとを有している。たとえば、操作入力部96aとしてはキーボードおよびマウス等が設けられ、表示部96bとしては液晶表示装置等が設けられる。操作入力部96aによって、プリンタドライバの各種の設定項目に関する操作が受け付けられる。
また、コンピュータ90は、CPUおよび半導体メモリ等を備えている。コンピュータ90は、そのCPUにおいて、所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。具体的には、図3に示すように、コンピュータ90は、送信制御部91と受信制御部92と入力制御部93と表示制御部94とを含む各種の処理部を実現する。
コンピュータ90には、プリンタドライバ(ソフトウエアプログラム)がインストールされており、コンピュータ90は当該プリンタドライバを用いてMFP10に対してプリント出力指示を送出することが可能である。
送信制御部91は、MFP10に対してプリントジョブを送信する動作等を制御し、受信制御部92は、MFP10からの各種情報を受信する動作等を制御する。
入力制御部93は、ユーザからの操作入力(候補指定操作(後述)等)を操作入力部96aと協働して受け付ける動作等を制御する。
表示制御部94は、コンピュータの表示部96bにおける表示動作等を制御する。たとえば、表示制御部94は、プリンタドライバの各種の表示画面(設定画面等)をコンピュータ90の表示部96bに表示する動作を制御する。
コンピュータ90は、切換表示可能な複数の設定画面(タブ画面)の中から選択された所望の設定画面内の表示項目に関するユーザ設定操作を行うことが可能な装置(項目設定装置)として動作する。
<1−4.動作>
以下では、プリントシステム1における動作について説明する。
<「固定タブ」画面および「Myタブ」画面について>
ユーザは、コンピュータ90を用いて印刷対象の文書(プリント文書とも称する)を作成し、マウス操作等によってプリンタドライバの印刷設定画面200(図4参照)をコンピュータ90の表示部96bに表示させる。そして、ユーザは、印刷設定画面200を用いてプリントに関する各種の設定項目を設定する。
ユーザが当該印刷設定画面200を用いて適宜にプリント内容を指定してOKボタン251を押下(クリック等)すると、コンピュータ90は、当該プリント内容を反映したプリントジョブを生成する。そして、コンピュータ90はMFP10に対して当該プリントジョブを送信する。MFP10は、当該プリントジョブを受信すると、当該プリントジョブに基づいて印刷出力動作を実行し印刷出力物を生成する。
図4は、印刷設定画面(MFP10に関する印刷設定用のプロパティ画面)200の一例を示す図である。図4に示すように、この印刷設定画面200には、「Myタブ(マイタブ)」、「基本設定」、「レイアウト」、「仕上げ」、「カバーシート/挿入紙」、「スタンプ/ページ印字」、「画像品質」などの複数のタブにそれぞれ対応する複数の設定画面が切換表示される。印刷設定画面200内の上部の対応タブをマウスでクリックすることなどによって、各設定画面は表示部96b(詳細には印刷設定画面200)において選択的に表示される。各設定画面は、「タブ画面」あるいは「サブ設定画面」とも称される。このように、切換表示可能な複数の設定画面(タブ画面)の中から選択された所望の設定画面が表示される。そして、当該所望の設定画面内の表示項目に関するユーザ設定操作が行われる。
これらの複数の設定画面のうち、「Myタブ」以外の設定画面(「基本設定」、「レイアウト」、「仕上げ」、「カバーシート/挿入紙」、「スタンプ/ページ印字」、「画像品質」、「その他」)は、プリンタドライバにおいて予め準備されている設定画面であり、所定の基準に従って分類された所定の設定項目をそれぞれ有している規定の設定画面(規定設定画面)である。これらのタブ画面(「Myタブ」以外の設定画面)は、それぞれ、所定の基準に従って分類された所定の設定項目(原則として固定された設定項目)を有することから、「固定タブ」画面とも称される。なお、この「固定タブ」画面は、複数の設定画面のうちカスタマイズ画面(後述)ではない設定画面であることから、当該カスタマイズ画面と対比して、「非カスタマイズ画面」などとも称される。
一方、「Myタブ」に対応するタブ画面(「Myタブ」画面とも称する)300(図4参照)は、ユーザによるカスタマイズが可能な設定画面であり、ユーザによってカスタマイズされた所望の設定項目を配置することが可能な設定画面(「カスタマイズ画面」とも称される)である。「Myタブ」画面300においては、複数のタブ画面の複数の設定項目の中から、ユーザが1又は複数の所望の設定項目を選択(登録)し、選択(登録)された設定項目(「被選択項目」とも称される)が1つの設定画面に集約して配置される。「Myタブ」画面300は、ユーザにより選択された1又は複数の設定項目が集約された設定画面であることから、「集約画面」あるいは「編集可能画面」なども表現される。
ここにおいて、「Myタブ」画面300以外の設定画面(「固定タブ」画面)のみによっても、各種の設定を行うことが可能である。ただし、各種の設定項目は複数の設定画面に分散して配置されているため、ユーザは、複数の設定画面の相互間の往来操作を伴いつつ、複数の設定画面に跨がって配置されている複数の設定項目を設定することが求められる。
これに対して、「Myタブ」画面300は、ユーザが頻繁に使用する1又は複数の設定項目が集約された設定画面である。1つの設定画面「Myタブ」を用いることによれば、ユーザは、複数の設定画面の相互間の往来操作を伴うことなく、複数の設定項目を比較的簡易な操作で設定することが可能である。
<設定項目の登録等>
「Myタブ」画面300(図4参照)への設定項目の登録手法について、以下に説明する。
図4に示すように、「Myタブ」画面300には、「Myタブ」編集ボタン351が配置されている。この「Myタブ」編集ボタン351が押下(クリック等)されると、表示制御部94は、「Myタブ」編集画面400(図5参照)をコンピュータ90の表示部96bに表示する。詳細には、「Myタブ」編集画面400は、「Myタブ」画面300に重畳して表示される。
図5は、「Myタブ」編集画面400を示す図である。この「Myタブ」編集画面400において、ユーザは、以下のようにして、1又は複数の所望の設定項目を「Myタブ」画面300に登録(追加)する。なお、「Myタブ」編集画面400は、設定項目の「Myタブ」画面300への登録処理が行われる画面であることから、「項目登録画面」とも表現される。
具体的には、図5に示すように、「Myタブ」編集画面400には、設定項目一覧460(次述)と「Myタブ」設定欄470(後述)とが表示されている。この設定項目一覧460には、複数の規定設定画面(「固定タブ」画面)の中からユーザにより選択された「固定タブ」画面の複数の設定項目が表示される。たとえば、「基本設定タブ」がユーザにより選択されると、「基本設定タブ」画面の複数の設定項目(「原稿の向き」、「原稿サイズ」、「用紙サイズ」など)が設定項目一覧460に表示される(図5参照)。
ユーザは、設定項目一覧460内の複数の設定項目の中から所望の設定項目(「Myタブ」画面300に配置したい設定項目)(たとえば設定項目「原稿サイズ」)を選択し、OKボタン451を押下する。
複数の設定項目の中から「Myタブ」画面300に配置すべき設定項目(「原稿サイズ」)が選択されてOKボタン451が押下されると、ユーザにより選択された設定項目(「原稿サイズ」)が、「Myタブ」画面300において表示すべき設定項目として登録される。なお、複数の設定項目の中からユーザにより選択された設定項目(ここでは「原稿サイズ」)は、「被選択項目」とも表現される。
そして、表示制御部94は、登録情報に基づき、被選択項目(「原稿サイズ」)を「Myタブ」画面300において表示する(図4参照)。ここでは、図4に示すように、設定項目「原稿サイズ」、「部数」、「ステープル」および「ページ割付」が、「Myタブ」画面300に表示すべき設定項目(ユーザによる所望の設定項目)としてユーザにより指定され、「Myタブ」画面300において表示されている。
このようにして、ユーザは、複数の設定項目のうち「Myタブ」画面300に表示すべき設定項目を登録することが可能である。
<候補指定操作等>
ところで、(従来技術における)「Myタブ」画面300においては、「Myタブ」画面300内に配置された設定項目の複数の設定候補が、プリンタドライバにおいて予め設定された(標準の)表示方法(デフォルトの表示方法)で表示される。そして、ユーザは、デフォルトの表示方法で表示された複数の設定候補の中から所望の設定候補を設定項目の設定内容として選択する。
しかしながら、「Myタブ」画面300内に配置された設定項目の設定候補がデフォルトの表示方法で(そのまま)表示される場合、所望の設定候補を設定項目の設定内容として選択する際のユーザの操作性が必ずしも十分ではないことがある。
たとえば、「Myタブ」画面300に配置された或る設定項目の設定内容として多数の設定候補(たとえば10個以上の設定候補)が設定可能である場合、デフォルトの表示方法においては、当該多数の設定候補が当該或る設定項目に関する選択肢の一覧(「選択肢表示欄」とも称される)においてそのまま表示される。そのため、ユーザは、当該選択肢表示欄内の多数の設定候補の中から所望の設定候補を見つけ出すことが求められ、(少数の設定候補(たとえば2個以下の設定候補)の中から所望の設定候補を選択する際に要する時間よりも)所望の設定候補の選択に比較的長い時間を要するなどの問題が存在する。
具体的には、設定項目「原稿サイズ」においては、当該設定項目「原稿サイズ」の設定内容として多数の設定候補が設定可能である。換言すれば、プリンタドライバには、デフォルト設定(標準設定)として、設定項目「原稿サイズ」の設定内容として多数の設定候補が予め登録されている。設定項目「原稿サイズ」における多数の設定候補がデフォルトの表示方法で表示される場合、設定項目「原稿サイズ」のプルダウンボタン352が押下されると、選択肢表示欄において、当該多数の設定候補が選択肢としてそのまま表示される(図6参照)。設定項目「原稿サイズ」の設定候補の1つである設定候補「はがき」を当該多数の設定候補の中から指定する場合、ユーザは、当該多数の設定候補の中から設定候補「はがき」を見つけ出すことが求められる。そのため、(比較的少数の設定候補の中から設定候補「はがき」を選択する際に要する時間よりも)当該設定候補「はがき」設定項目「原稿サイズ」の設定内容として選択するために比較的長い時間を要する。
また、設定候補「はがき」は、一般的に、設定項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄において下方の位置に配置されている。そのため、ユーザは、スクロール操作を行うなどして、設定項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄の下方の位置を表示させることを要する(図7参照)。
このように、「Myタブ」画面300に配置された設定項目(被選択項目)に多数の設定候補が存在する場合、所望の設定候補の選択に比較的長い時間を要するなどの問題が存在し、所望の設定候補を設定項目の設定内容として選択する際のユーザの操作性が必ずしも十分ではないことがある。
そこで、この第1実施形態においては、被選択項目の設定内容として設定可能な複数の設定候補のうち、被選択項目の選択肢表示欄に表示すべき設定候補(表示対象候補)を指定する設定操作(候補指定操作)が受け付けられる。そして、複数の設定候補のうち当該候補指定操作により指定された設定候補(表示対象候補)のみが、被選択項目に関する選択肢として選択肢表示欄において表示される。
当該設定操作(候補指定操作)等について、詳細に説明する。
図5に示すように、「Myタブ」編集画面400には、「Myタブ」設定欄470が表示されている。この「Myタブ」設定欄470においては、被選択項目(たとえば設定項目「原稿サイズ」)の設定候補の表示方法に関する設定操作が受け付けられる。詳細には、プリンタドライバにおいて予め設定された(標準の)表示方法(デフォルトの表示方法)を、ユーザにより指定(設定)された表示方法に変更する設定操作が受け付けられる。また、「Myタブ」設定欄470には第1設定欄471が設けられている。
この第1設定欄471には、被選択項目の設定内容として設定可能な複数の設定候補が表示される。たとえば、設定項目一覧460において複数の設定項目の中から設定項目「原稿サイズ」がユーザにより選択されると、選択された設定項目「原稿サイズ」の設定内容として設定可能な複数の設定候補(「A0」、「A1」、「A2」、...)が第1設定欄471に表示される(図5参照)。詳細には、プリンタドライバにおいて設定項目「原稿サイズ」の設定内容として予め準備されている全ての設定候補が第1設定欄471に表示される。
また、第1設定欄471においては、各設定候補の表示要否の指定結果として記号「○」あるいは記号「×」もが表示される。記号「○」は、対応する設定候補を被選択項目の選択肢表示欄に選択肢として表示すべき旨を表示要否の指定結果として示し、記号「×」は、対応する設定候補を被選択項目の選択肢表示欄において選択肢として表示しない旨を表示要否の指定結果として示す。なお、デフォルト設定(標準設定)では、被選択項目(「原稿サイズ」)の設定内容として設定可能な全ての設定候補について「表示すべき旨」(図面上の表示では記号「○」)が設定されている。
図5に示すように、「Myタブ」設定欄470内の第1設定欄471の上側には、ユーザにより指定された設定候補の表示要否を切替可能なコンボボックス474が表示されている。被選択項目(「原稿サイズ」)の設定内容として設定可能な複数の設定候補のうち被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄に表示すべき設定候補を指定する設定操作(詳細には候補指定操作)が、第1設定欄471とコンボボックス474とを用いて受け付けられる。
図8は、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補の中から設定候補「A0」が選択された状態の「Myタブ」編集画面400を示す図であり、図9は、候補指定操作が受け付けられた後の「Myタブ」編集画面400を示す図である。
まず、ユーザは、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち選択肢表示欄に表示しない設定候補を指定する。たとえば、複数の設定候補の中から、選択肢表示欄に表示しない設定候補として設定候補「A0」がユーザにより指定(選択)される(図8参照)。そして、入力制御部93は、コンボボックス474において表示要否の変更操作(詳細には、表示要否を示す記号を記号「○」から記号「×」に変更する変更操作)をユーザから受け付ける(図9参照)。これにより、設定候補「A0」を選択肢表示欄に表示しない旨が決定されるとともに、第1設定欄471においては、設定候補「A0」を選択肢表示欄に表示しない旨が表示要否の指定結果(図面上の表示では記号「×」)として表示される。
このようにして、ユーザは、選択肢表示欄に表示しない設定候補の表示要否を示す記号を記号「○」から記号「×」に変更し、被選択項目(「原稿サイズ」)に関する選択肢として選択肢表示欄に表示すべき設定候補の表示要否を示す記号を記号「○」のままに設定する。換言すれば、複数の設定候補のうち被選択項目(「原稿サイズ」)に関する選択肢として選択肢表示欄に表示すべき設定候補がユーザにより指定され、指定された設定候補以外の設定候補を選択肢表示欄に表示しない旨を指示する非表示指示操作がユーザにより行われる。ここでは、被選択項目「原稿サイズ」の設定内容として設定可能な複数の設定候補の中から4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が、選択肢表示欄に選択肢として表示すべき設定候補として指定される。なお、被選択項目における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された設定候補(被選択項目における複数の設定候補のうち選択肢表示欄に選択肢として表示すべき設定候補)は、「表示対象候補」とも表現される。
候補指定操作が受け付けられ、OKボタン451が押下されると、設定操作(候補指定操作)の操作内容が登録される。具体的には、被選択項目における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された設定候補(ここでは4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」))が、被選択項目(「原稿サイズ」)に関する選択肢として登録される。
そして、表示制御部94は、登録情報に基づき、「Myタブ」画面300における被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄において、被選択項目(「原稿サイズ」)の設定内容として設定可能な複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補のみを被選択項目(「原稿サイズ」)に関する選択肢として表示する(図10参照)。図10は、候補指定操作が受け付けられた後に表示される「Myタブ」画面300を示す図である。
具体的には、候補指定操作が受け付けられた後の「Myタブ」画面300において、設定項目(被選択項目)「原稿サイズ」のプルダウンボタン352が押下されると、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄(選択肢の一覧)が表示される(図10参照)。そして、この被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄において、複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補のみが設定項目「原稿サイズ」に関する選択肢として表示される(図10参照)。より詳細には、当該複数の設定候補のうち、ユーザにより指定された4つの設定候補(被選択項目に関する選択肢として登録された4つの設定候補)(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)のみが、被選択項目「原稿サイズ」に関する選択肢として当該選択肢表示欄に表示される。換言すれば、被選択項目における複数の設定候補のうち、候補指定操作により指定された設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)以外の設定候補は当該選択肢表示欄に表示されない。
以上のような動作によれば、被選択項目(「原稿サイズ」)の設定内容として設定可能な複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された設定候補(ユーザによる所望の設定候補)のみが、被選択項目に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄において表示される。換言すれば、被選択項目の設定内容として多数の設定候補が設定可能であっても、当該多数の設定候補のうち、ユーザにより指定された設定候補以外の設定候補は当該選択肢表示欄に表示されない。そのため、被選択項目の選択肢表示欄に表示される設定候補の個数(選択肢の数)を減らすことができるので、ユーザは、所望の設定候補(たとえば「はがき」)を容易に見つけ出すことができる。したがって、所望の設定候補「はがき」の選択に要する時間を短縮することができるので、所望の設定候補を設定項目(被選択項目)の設定内容として選択する際のユーザの操作性を向上させることが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態に係る項目設定装置においては、上記第1実施形態の動作に加えてさらに表示対象候補の表示順序を指定する順序指定操作をも受け付けることができる。
詳細には、この第2実施形態においては、選択肢表示欄における表示対象候補の表示順序を指定する設定操作(順序指定操作)もが受け付けられる。そして、被選択項目における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補のみが、順序指定操作により指定された表示順序で、被選択項目に関する選択肢として選択肢表示欄において表示される。以下、このような態様について例示する。
図11は、第2実施形態に係る「Myタブ」編集画面400を示す図である。ここでは、第1実施形態と同様に、設定項目一覧460において「基本設定タブ」画面の複数の設定項目が表示され、当該複数の設定項目の中から設定項目「原稿サイズ」が選択されている。また、選択された設定項目(被選択項目)「原稿サイズ」の設定内容として設定可能な複数の設定候補が、「Myタブ」設定欄470内の第1設定欄471に表示されている。なお、ここでは、第1実施形態と同様に、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が、選択肢表示欄に表示すべき設定候補(表示対象候補)として候補指定操作により指定されている。
また、第2実施形態に係る「Myタブ」編集画面400においては、「Myタブ」編集画面400内の第1設定欄471の上側に、「上へ」ボタン475と「下へ」ボタン476とが表示されている(図11参照)。ユーザは、この「上へ」ボタン475あるいは「下へ」ボタン476を押下(クリック等)して選択肢表示欄における表示対象候補の表示順序を指定する。なお、この第1設定欄471において、デフォルト設定では、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補がデフォルト設定時の表示順序(プリンタドライバにおいて予め設定されている表示順序)(「A0」、「A1」、「A2」、「A3」、...)で表示される。
表示対象候補の順序指定操作について、以下に説明する。
たとえば、まず、入力制御部93は、図11に示すように、被選択項目(「原稿サイズ」)における複数の設定候補の中から特定の設定候補(たとえば「A4」)を選択する選択操作をユーザから受け付ける。そして、当該特定の設定候補(「A4」)が選択された状態で、入力制御部93は、「上へ」ボタン475の押下操作をさらに受け付ける。「上へ」ボタン475の押下操作に基づき、表示制御部94は、図12に示すように、被選択項目の選択肢表示欄における表示対象候補の表示順序を変更する。詳細には、表示制御部94は、当該特定の設定候補「A4」の表示位置と、当該押下操作の受付前(図11参照)に当該特定の設定候補「A4」の上側に存在していた設定候補「A3」の表示位置とを入れ替える(図12参照)。なお、「下へ」ボタン476が押下された場合も「上へ」ボタン475が押下された場合と同様にして表示対象候補の表示順序が変更される。
このようにして、ユーザは、「上へ」ボタン475あるいは「下へ」ボタン476を押下して、被選択項目の選択肢表示欄における各設定候補(表示対象候補)を所望の位置(順番)に移動させ、被選択項目の選択肢表示欄における表示対象候補の表示順序を指定する。図13は、表示対象候補が指定され且つ表示対象候補の表示順序が指定された後の「Myタブ」編集画面400を示す図である。ここでは、図13に示すように、被選択項目の選択肢表示欄における表示対象候補の表示順序として、「はがき」、「A4」、「A3」、「B5」の順序が指定される。換言すれば、被選択項目の選択肢表示欄における表示対象候補の表示順序が、デフォルト設定時の表示順序(「A3」、「A4」、「B5」、「はがき」)から順序指定操作後の表示順序(「はがき」、「A4」、「A3」、「B5」)に変更される。
表示対象候補を指定する候補指定操作と表示対象候補の表示順序を指定する順序指定操作とが受け付けられ、OKボタン451が押下されると、各設定操作(候補指定操作および順序指定操作)の操作内容が登録される。具体的には、被選択項目における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された設定候補(ここでは4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」))が、被選択項目(「原稿サイズ」)に関する選択肢として登録される。また、順序指定操作により指定された表示順序が、被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄内の表示対象候補の表示順序として登録される。
そして、表示制御部94は、登録情報に基づき、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補のみを、順序指定操作により指定された表示順序で、被選択項目に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄において表示する(図14参照)。図14は、候補指定操作と順序指定操作とが受け付けられた後に表示される「Myタブ」画面300を示す図である。
具体的には、当該「Myタブ」画面300において、設定項目(被選択項目)「原稿サイズ」のプルダウンボタン352が押下されると、設定項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄が表示される。この設定項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄において、設定項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補のみが、順序指定操作により指定された表示順序(「はがき」、「A4」、「A3」、「B5」)で、設定項目「原稿サイズ」に関する選択肢として表示される(図14参照)。
このように、第2実施形態においては、被選択項目(「原稿サイズ」)における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補のみが、順序指定操作により指定された表示順序(ユーザによる所望の表示順序)で、被選択項目に関する選択肢として選択肢表示欄に表示される。そのため、ユーザは、高い使用頻度の設定候補(頻繁に使用したい設定候補)を設定項目の選択肢表示欄において比較的上方(先頭側)の位置に配置させることができるので、所望の設定候補(たとえば「はがき」)を容易に選択することができる。したがって、所望の設定候補を設定項目(被選択項目)の設定内容として選択する際のユーザの操作性を向上させることが可能である。
なお、第2実施形態では、順序指定操作が候補指定操作に加えて受け付けられる態様を例示したが、これに限定されず、(候補指定操作が受け付けられず、)順序指定操作のみが受け付けられるようにしてもよい。
具体的には、第1設定欄471において、候補指定操作がユーザにより行われず、被選択項目(たとえば「原稿サイズ」)の選択肢表示欄における当該被選択項目の複数の設定候補の表示順序を指定する順序指定操作(のみ)が受け付けられる。そして、順序指定操作後の「Myタブ」画面300内の被選択項目の選択肢表示欄において、当該複数の設定候補が、順序指定操作により指定された表示順序で被選択項目に関する選択肢として表示される。
これによれば、多数の設定候補が被選択項目の選択肢表示欄に表示される場合であっても、ユーザは、高い使用頻度の設定候補(頻繁に使用したい設定候補)を選択肢表示欄において比較的上方(先頭側)の位置に配置させることができるので、所望の設定候補(たとえば「はがき」)を容易に見つけ出すことができる。したがって、所望の設定候補の選択に要する時間を短縮することができるので、所望の設定候補を設定項目(被選択項目)の設定内容として選択する際のユーザの操作性を向上させることが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態に係る項目設定装置においては、上記第1、第2実施形態の各動作に加えてさらに階層分解指示操作(次述)をも受け付けることができる。
詳細には、この第3実施形態では、2階層の設定項目(後述)の設定候補を特定の被選択項目の選択肢表示欄において非階層化して並べて表示すべき旨を指示する設定操作(階層分解指示操作)もが受け付けられる。そして、当該特定の被選択項目の選択肢表示欄において、2階層の設定項目の設定候補が当該特定の被選択項目に関する選択肢として非階層化して並べて表示される。
上述の印刷設定画面200において設定可能な設定項目の中には、2階層の設定項目で構成される設定項目も存在する。
たとえば、ページ割付機能には、3つの設定項目(「ページ割付」、「順序」および「境界」)が存在する。ページ割付機能における3つの設定項目のうち主たる設定項目「ページ割付」のみが「Myタブ」画面300において表示され、他の設定項目(従たる設定項目)(「順序」および「境界」)は「Myタブ」画面300自体には表示されない(図4参照)。換言すれば、ページ割付機能における主たる設定項目「ページ割付」は2階層の設定項目で構成され、当該2階層の設定項目のうちの上位階層の設定項目(主たる設定項目(「ページ割付」))のみが「Myタブ」画面300において表示される。一方、当該2階層の設定項目のうちの下位階層の設定項目(従たる設定項目(「順序」および「境界」))は、「Myタブ」画面300自体には表示されず、詳細設定画面(「Myタブ」画面300とは異なる画面)に表示される。
他の設定項目は、当該詳細設定画面において設定可能である。具体的には、ページ割付機能における複数の設定項目のうち主たる設定項目「ページ割付」以外の設定項目(従たる設定項目)(「順序」および「境界」)について設定を行う際、ユーザは、「Myタブ」画面300(図4参照)内の詳細設定ボタン353を押下する。当該詳細設定ボタン353は、当該詳細設定画面を表示すべき旨を指示する指示ボタンである。当該詳細設定ボタン353が押下されると、表示制御部94は、ページ割付機能に関する詳細設定画面500(図15参照)を印刷設定画面200に重畳して表示する。
図15は、「レイアウトタブ」画面内のページ割付機能に関するデフォルトの詳細設定画面500を示す図である。この詳細設定画面500にはページ割付機能の設定項目として設定可能な複数の設定項目が表示される。具体的には、図15に示すように、詳細設定画面500には、主たる設定項目(「ページ割付」)と従たる設定項目(「順序」および「境界」)とが表示される。主たる設定項目は、当該複数の設定項目のうちサブ設定項目ではない設定項目であることから、「メイン設定項目」とも表現される。あるいは、2階層の設定項目のうちの上位階層の設定項目であることから「上位階層項目」とも表現される。また、従たる設定項目は、主たる設定項目に付随する設定項目であることから「サブ設定項目」とも表現される。あるいは、2階層の設定項目のうちの下位階層の設定項目であることから「下位階層項目」とも表現される。この詳細設定画面500において、ユーザは、メイン設定項目の設定内容として設定可能な複数の設定候補の中から所望の設定候補を指定(選択)するとともに、サブ設定項目の設定内容として設定可能な複数のサブ設定候補の中から所望のサブ設定候補を指定(選択)し、ページ割付機能に関する詳細設定を行う。
このように、サブ設定項目に関する設定を行う場合、ユーザは、「Myタブ」画面300とは異なる画面(詳細設定画面500)にて当該サブ設定項目に関する設定を行うことが求められる。換言すれば、デフォルトの表示方法においてはサブ設定項目に関する設定を「Myタブ」画面300のみでは行うことができず、ユーザの操作性は必ずしも十分ではない。
そこで、この第3実施形態においては、2階層の設定項目の設定候補を被選択項目の選択肢表示欄において非階層化して並べて表示すべき旨を指示する設定操作(階層分解指示操作)もが受け付けられる。そして、当該階層分解指示操作が受け付けられた後において、当該2階層の設定項目の設定候補が、被選択項目に関する選択肢として「Myタブ」画面300内の被選択項目の選択肢表示欄に並列的に表示される。
図16は、第3実施形態に係る当該階層分解指示操作が受け付けられる前の「Myタブ」編集画面400を示す図である。ここでは、図16に示すように、設定項目一覧460において「レイアウトタブ」画面の複数の設定項目が表示され、当該複数の設定項目の中から設定項目「ページ割付」が選択されている。また、選択された設定項目「ページ割付」の設定内容として設定可能な複数の設定候補(「2in1」、「4in1」、「6in1」および「9in1」)が「Myタブ」設定欄470内の第1設定欄471に表示されている。
また、図16に示すように、「Myタブ」編集画面400には、「階層分解」ボタン477もが表示されている。この「階層分解」ボタン477は、被選択項目の選択肢表示欄において2階層の設定項目の設定候補を非階層化して並べて表示すべき旨を指示するための指示ボタンである。
図17は、当該「階層分解」ボタン477が押下された後(階層分解指示操作が受け付けられた後)の「Myタブ」編集画面400を示す図である。当該「階層分解」ボタン477がユーザにより押下(クリック等)されると、被選択項目の設定候補とサブ設定項目の設定候補(サブ設定候補)との組合せを被選択項目に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄に(並列的に)表示すべき旨を指示する階層分解指示操作が受け付けられる。そして、被選択項目「ページ割付」における複数の設定候補とサブ設定項目における複数のサブ設定候補との複数の組合せが第1設定欄471に表示される(図17参照)。
具体的には、図17に示すように、第1設定欄471において、ページ割付機能の3つの設定項目の各設定候補が第1〜第3の位置P1〜P3に配置される。詳細には、当該3つの設定項目のうち第1の設定項目(主たる設定項目(被選択項目「ページ割付」))の設定候補(「2in1」、「4in1」、...)が、第1の位置P1(3つの配置位置P1〜P3のうち最も左側の位置)に配置される。また、当該3つの設定項目のうち第2の設定項目(サブ設定項目「順序」)の設定候補(サブ設定候補)(「左から右」、「右から左」、...)が、第2の位置P2(3つの配置位置P1〜P3のうち中央の位置)に配置される。さらに、当該3つの設定項目のうち第3の設定項目(サブ設定項目「境界」)の設定候補(サブ設定候補)(「境界無」、「枠」、「線」)が、第3の位置P3(3つの配置位置P1〜P3のうち最も右側の位置)に配置される。そして、被選択項目(「ページ割付」)における複数の設定候補と各サブ設定項目(「順序」および「境界」)における複数のサブ設定候補との複数の組合せ(「2in1、左から右、境界無」、「2in1、左から右、枠」、...)が、第1設定欄471に表示される。換言すれば、各設定項目における各設定候補が上位階層項目に関する選択肢として設定可能となるように、上位階層項目(「ページ割付」)と下位階層項目(「順序」および「境界」)とで構成される2階層の設定項目の階層構造が分解されて当該組合せが第1設定欄471に(並列的に)表示される。
ここでは、階層分解指示操作が受け付けられた後において、さらに、候補指定操作および順序指定操作もが受け付けられる。
図18は、階層分解指示操作と候補指定操作と順序指定操作とが受け付けられた後の「Myタブ」編集画面400を示す図である。
入力制御部93は、上記第1実施形態と同様の手順により、当該複数の組合せのうち被選択項目(「ページ割付」)に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄に表示すべき組合せを指定する設定操作(候補指定操作)をも受け付ける。ここでは、3つの組合せ(「2in1、左から右、境界無」、「2in1、左から右、枠」、「2in1、左から右、線」)が候補指定操作により指定される。
また、入力制御部93は、上記第2実施形態と同様の手順により、当該複数の組合せのうち候補指定操作により指定された組合せの選択肢表示欄における表示順序を指定する順序指定操作をも受け付ける。ここでは、選択肢表示欄における当該3つの組合せの表示順序として「2in1、左から右、線」、「2in1、左から右、枠」、「2in1、左から右、境界無」が順序指定操作により指定される。
階層分解指示操作と候補指定操作と順序指定操作とが受け付けられ、OKボタン451が押下されると、各設定操作(階層分解指示操作、候補指定操作および順序指定操作)の操作内容が登録される。具体的には、被選択項目(「ページ割付」)における複数の設定候補とサブ設定項目(「順序」および「境界」)における複数のサブ設定候補との複数の組合せのうち候補指定操作により指定された組合せ(表示対象組合せ)が、被選択項目に関する選択肢として登録される。また、順序指定操作により指定された表示順序が、被選択項目(「ページ割付」)の選択肢表示欄内の当該表示対象組合せの表示順序として登録される。
そして、表示制御部94は、登録情報に基づき、当該複数の組合せのうち候補指定操作により指定された組合せ(表示対象組合せ)のみを、順序指定操作により指定された表示順序で、被選択項目に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄において表示する(図19参照)。図19は、階層分解指示操作と候補指定操作と順序指定操作とが受け付けられた後に表示される「Myタブ」画面300を示す図である。
具体的には、当該「Myタブ」画面300において、設定項目(被選択項目)「ページ割付」のプルダウンボタン354が押下されると、被選択項目「ページ割付」の選択肢表示欄が表示される。当該選択肢表示欄において、被選択項目における複数の設定候補とサブ設定項目における複数のサブ設定候補との組合せのうち候補指定操作により指定された組合せ(表示対象組合せ)のみが、順序指定操作により指定された表示順序(「2in1、左から右、線」、「2in1、左から右、枠」、「2in1、左から右、境界無」)で、被選択項目に関する選択肢として表示される(図19参照)。
このように、第3実施形態においては、被選択項目(「ページ割付」)とサブ設定項目(「順序」および「境界」)とで構成される2階層の設定項目の設定候補が、非階層化して並べて被選択項目「ページ割付」の選択肢表示欄に表示される。そのため、ユーザは、サブ設定項目に関する設定を、「Myタブ」画面300とは異なる画面(詳細設定画面500)を用いずとも、「Myタブ」画面300のみで行うことができる。したがって、所望の設定候補を設定項目(被選択項目)の設定内容として選択する際のユーザの操作性を向上させることが可能である。
なお、第3実施形態では、階層分解指示操作が受け付けられた後に候補指定操作と順序指定操作とがさらに受け付けられる態様を例示したが、これに限定されず、(候補指定操作および順序指定操作が受け付けられず、)当該階層分解指示操作のみが受け付けられるようにしてもよい。
具体的には、図16の「Myタブ」編集画面400において、「階層分解」ボタン477が押下されて、階層分解指示操作が受け付けられる。そして、被選択項目(「ページ割付」)における複数の設定候補と各サブ設定項目(「順序」および「境界」)における複数のサブ設定候補との組合せ(「2in1、左から右、境界無」、「2in1、左から右、枠」、...)が、第1設定欄471に表示される(図17参照)。その後、(候補指定操作がユーザにより行われずに、)OKボタン451が押下されると、被選択項目(「ページ割付」)における複数の設定候補と各サブ設定項目(「順序」および「境界」)における複数のサブ設定候補との組合せ(「2in1、左から右、境界無」、「2in1、左から右、枠」、...)が、被選択項目に関する選択肢として「Myタブ」画面300内の被選択項目の選択肢表示欄において表示される。
<4.第4実施形態>
第4実施形態に係る項目設定装置においては、上記第1〜第3実施形態の各動作に加えてさらにコントロール指定操作(後述)をも受け付けることができる。
詳細には、この第4実施形態においては、複数の種類(ここでは2種類)のユーザインターフェース部品のうちのいずれの種類のユーザインターフェース部品を被選択項目の選択肢表示欄の表示に用いるか、に関する設定操作もが受け付けられる。そして、「Myタブ」画面300において、当該複数の種類のユーザインターフェース部品のうち当該設定操作に基づき決定された種類のユーザインターフェース部品を用いて被選択項目の選択肢表示欄が表示される。
より詳細には、第4実施形態では、複数の種類(ここでは2種類)のユーザインターフェース部品のうち被選択項目の選択肢表示欄の表示に用いる種類のユーザインターフェース部品を指定する設定操作もが受け付けられる。そして、「Myタブ」画面300において、当該複数の種類のユーザインターフェース部品のうち当該設定操作により指定された種類のユーザインターフェース部品を用いて被選択項目の選択肢表示欄が表示される。
この第4実施形態では、複数の種類のユーザインターフェース部品として、「コンボボックス」と「ラジオボタン」との2種類のユーザインターフェース部品を例示する。
ここにおいて、「コンボボックス」は、プルダウンボタン(特定の設定項目(特定の被選択項目)の選択肢表示欄を表示すべき旨を指示するための指示ボタン)を有し且つ当該指示ボタンの押下操作に応答して選択肢表示欄を表示する種類のユーザインターフェース部品である。選択肢表示欄の表示に「コンボボックス」が用いられる場合、特定の被選択項目におけるプルダウンボタンがユーザにより押下されると、特定の被選択項目の選択肢表示欄が表示される。そして、ユーザは、当該選択肢表示欄内の選択肢の中から所望の選択肢を押下(クリックなど)して、所望の選択肢を択一的に選択(指定)する。この「コンボボックス」を用いた選択肢表示欄の表示においては、プルダウンボタンの押下操作が受け付けられると特定の設定項目の選択肢表示欄が表示されるため、設定画面(「Myタブ」画面300)の画面構成において、当該選択肢表示欄を常に表示する場合よりも小さい領域面積で当該設定項目の設定欄を表示することができる。ただし、ユーザにとっては、当該選択肢表示欄を表示させるためにプルダウンボタンを押下することを要し、ユーザの操作性が必ずしも十分とは言えないこともある。
一方、「ラジオボタン」は、「コンボボックス」とは異なる種類のユーザインターフェース部品であり、指示ボタンを有さず且つ「Myタブ」画面300自体において特定の設定項目(特定の被選択項目)の選択肢表示欄を常に表示する種類のユーザインターフェース部品である。選択肢表示欄の表示に「ラジオボタン」が用いられる場合、「Myタブ」画面300自体に特定の設定項目の選択肢表示欄が常に表示され、当該選択肢表示欄内の選択肢がラジオボタン形式で表示される。そして、ユーザは、ラジオボタン形式で表示された選択肢の中から所望の選択肢を押下(クリックなど)して、当該所望の選択肢を択一的に選択(指定)する。この「ラジオボタン」を用いた選択肢表示欄の表示においては、設定項目の選択肢表示欄が「Myタブ」画面300自体にて常に表示されているため、ユーザは、指示ボタンを押下することなく、所望の設定候補を直接的に選択することができる。ただし、選択肢表示欄に表示される設定候補の個数が一定数(たとえば5個)よりも多い場合には、選択肢表示欄の表示に大きな領域面積を要し、「ラジオボタン」を用いた選択肢表示欄の表示が画面構成上ふさわしくないこともある。
「コンボボックス」および「ラジオボタン」のそれぞれの特質を考慮すると、「コンボボックス」を用いた選択肢表示欄の表示は、表示対象候補の個数が一定数(たとえば5個)よりも多い場合に特に有用であり、「ラジオボタン」を用いた選択肢表示欄の表示は、表示対象候補の個数が一定数(5個)よりも少ない場合に特に有用である。なお、ユーザインターフェース部品は、「コントロール」とも称される。
図20は、第4実施形態に係る「Myタブ」編集画面400を示す図である。ここでは、第1実施形態と同様に、設定項目一覧460において「基本設定タブ」画面の複数の設定項目が表示され、当該複数の設定項目の中から設定項目「原稿サイズ」が選択されている。さらに、図20に示すように、第1設定欄471には、被選択項目「原稿サイズ」の設定内容として設定可能な複数の設定候補(「A0」、「A1」、「A2」、...)が表示されている。なお、ここでは、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が、選択肢表示欄に表示すべき設定候補(表示対象候補)として候補指定操作により指定されている。
また、「Myタブ」編集画面400には、第2設定欄472が設けられている(図20参照)。この第2設定欄472においては、2種類のコントロール(「コンボボックス」および「ラジオボタン」)のうちのいずれの種類のコントロールを選択肢表示欄の表示に用いるか、に関する設定操作が受け付けられる。図20に示すように、第2設定欄472には、2つの選択肢C11,C12がラジオボタン形式で表示されている。選択肢C11は、被選択項目の選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示すべき旨を示す選択肢であり、選択肢C12は、被選択項目の選択肢表示欄を「コンボボックス」を用いて表示すべき旨を示す選択肢である。なお、プリンタドライバにおけるデフォルト設定(標準設定)では、選択肢C12が予め選択されている(選択肢表示欄を「コンボボックス」を用いて表示する旨が予め設定されている)。
入力制御部93は、2種類のコントロールのうち被選択項目の選択肢表示欄の表示に用いる種類のコントロールを(明示的に)指定するコントロール指定操作(「インターフェース部品指定操作」とも称される)を受け付ける。
たとえば、表示対象候補の個数に基づき被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示すべきであるとユーザが判断した場合、ユーザは、第2設定欄472において、2種類のコントロール(「コンボボックス」および「ラジオボタン」)の中から「ラジオボタン」(選択肢C11)を選択する(図20参照)。換言すれば、入力制御部93は、2種類のコントロール(「コンボボックス」および「ラジオボタン」)のうち、被選択項目の選択肢表示欄の表示に用いる種類のコントロールとして「ラジオボタン」を指定する設定操作(コントロール指定操作)をユーザから受け付ける。
一方、表示対象候補の個数に基づき被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄を「コンボボックス」を用いて表示すべきであるとユーザが判断した場合、ユーザは、第2設定欄472において、2種類のコントロール(「コンボボックス」および「ラジオボタン」)の中から「コンボボックス」(選択肢C12)を選択する(不図示)。換言すれば、入力制御部93は、2種類のコントロール(「コンボボックス」および「ラジオボタン」)のうち、被選択項目の選択肢表示欄の表示に用いられる種類のコントロールとして「コンボボックス」を指定する設定操作(コントロール指定操作)をユーザから受け付ける。
候補指定操作とコントロール指定操作とが受け付けられ、OKボタン451が押下されると、各設定操作(候補指定操作およびコントロール指定操作)の操作内容が登録される。具体的には、被選択項目における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された設定候補(表示対象候補)(ここでは4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」))が、被選択項目(「原稿サイズ」)に関する選択肢として登録される。また、2種類のコントロールのうちコントロール指定操作に基づき決定された種類のコントロールを用いて被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄を表示すべき旨の情報が登録される。より詳細には、2種類のコントロールのうちコントロール指定操作により指定された種類のコントロールを用いて当該選択肢表示欄を表示すべき旨の情報が登録される。たとえば、第2設定欄472において選択肢C11(「ラジオボタン」)が選択されると、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示すべき旨の情報がコントロール指定操作の操作内容として登録される。
そして、候補指定操作とコントロール指定操作とが受け付けられた後において、表示制御部94は、登録情報に基づき、「Myタブ」画面300において、2種類のコントロールのうち設定操作(コントロール指定操作)に基づき決定された種類のコントロールを用いて被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄を表示する。詳細には、表示制御部94は、「Myタブ」画面300において、コントロール指定操作により指定された種類のコントロールを用いて被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄を表示する。
たとえば、第2設定欄472において選択肢C11(「ラジオボタン」)が選択された場合には、図21の「Myタブ」画面300が表示される。図21は、2種類のコントロールのうち選択肢表示欄の表示に用いる種類のコントロールとして「ラジオボタン」がコントロール指定操作により指定された後の「Myタブ」画面300を示す図である。図21に示すように、当該「Myタブ」画面300において、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄が「ラジオボタン」を用いて表示される。換言すれば、選択肢表示欄の表示に用いられる種類のコントロールがデフォルトの表示方法(「コンボボックス」)から「ラジオボタン」に変更され、変更後の種類のコントロール(「ラジオボタン」)を用いて選択肢表示欄が「Myタブ」画面300に表示される。そして、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補(ここでは「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)のみが被選択項目に関する選択肢として当該選択肢表示欄において表示される。
一方、第2設定欄472において選択肢C12(「コンボボックス」)が選択された場合には、図10の「Myタブ」画面300が表示される。具体的には、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄が「コンボボックス」を用いて「Myタブ」画面300に表示される(図10参照)。換言すれば、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄がデフォルトの表示方法(「コンボボックス」)で表示される。そして、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)のみが被選択項目に関する選択肢として当該選択肢表示欄において表示される。
以上のように、第4実施形態においては、設定操作に基づき決定された種類のコントロールを用いて被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄が「Myタブ」画面300に表示される。具体的には、選択肢表示欄が「コンボボックス」あるいは「ラジオボタン」を用いて「Myタブ」画面300に表示される。したがって、「Myタブ」画面300において、ユーザの操作性および設定画面の画面構成を考慮した上で当該選択肢表示欄の表示に適した種類のコントロールを用いて被選択項目の選択肢表示欄を表示することが可能である。
詳細には、たとえば被選択項目の設定候補の個数が一定数(たとえば5個)よりも多く被選択項目の選択肢表示欄を「コンボボックス」を用いて表示すべきであるとユーザが判断すると、ユーザは、当該選択肢表示欄を「コンボボックス」を用いて表示すべき旨を設定する。また、被選択項目の設定候補の個数が一定数(たとえば5個)よりも少なく被選択項目の選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示すべきであるとユーザが判断すると、ユーザは、当該選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示すべき旨を設定する。このように、被選択項目の選択肢表示欄の表示に適しているとユーザにより判断された種類のコントロールを用いて当該選択肢表示欄を「Myタブ」画面300に表示することが可能である。
また、「Myタブ」画面300において、被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄の表示に用いる種類のコントロールとして「ラジオボタン」が指定されると、当該選択肢表示欄が(デフォルトの表示方法(「コンボボックス」)ではなく)「ラジオボタン」を用いて表示される。そのため、ユーザは、指示ボタン(プルダウンボタン)を押下することなく選択肢表示欄の中から所望の設定候補(たとえば「はがき」)を直接的に選択することができる。したがって、所望の設定候補を設定項目(被選択項目)の設定内容として選択する際のユーザの操作性を向上させることが可能である。
<5.第5実施形態>
第5実施形態に係る項目設定装置においては、上記第1〜第4実施形態の各動作に加えてさらにコントロール自動変更指示操作(次述)をも受け付けることができる。
詳細には、この第5実施形態においては、複数の種類のユーザインターフェース部品のうち、被選択項目の表示対象候補の個数(設定アイテム数)と所定個数(基準個数)Nとの大小関係の判定結果に応じて決定された種類のコントロールを用いて被選択項目の選択肢表示欄を表示すべき旨を指示する設定操作(コントロール自動変更指示操作)もが受け付けられる。
図22に示すように、第2設定欄472には、選択肢C13もが設けられている。この選択肢C13は、コントロール(コントロールの種類)を「(設定)アイテム数に応じて自動的に変更する」旨を示す選択肢である。当該選択肢C13が選択されると、入力制御部93は、「コンボボックス」と「ラジオボタン」とのうち、被選択項目(ここでは「原稿サイズ」)の表示対象候補の個数(設定アイテム数)と所定個数N(たとえば5個)との大小関係の判定結果に応じて決定された種類のコントロールを用いて選択肢表示欄を表示すべき旨を指示する設定操作(コントロール自動変更指示操作)を受け付ける。なお、当該所定個数Nはプリンタドライバにおいて予め設定(規定)されている。また、ここでは、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が、選択肢表示欄に表示すべき設定候補(表示対象候補)として候補指定操作により指定されている。
候補指定操作と設定操作(コントロール自動変更指示操作)とが受け付けられ、OKボタン451が押下されると、表示制御部94は、2種類のコントロールのうち当該設定操作(コントロール自動変更指示操作)に基づき決定された種類のコントロールを用いて被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄を「Myタブ」画面300に表示する。
具体的には、候補指定操作とコントロール自動変更指示操作とが受け付けられた後において、表示制御部94は、被選択項目(「原稿サイズ」)における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された設定候補(表示対象候補)の個数と所定個数N(5個)との大小関係を判定する。
被選択項目(「原稿サイズ」)の表示対象候補の個数が所定個数N(5個)よりも多い旨が判定される場合には、被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄を「コンボボックス」を用いて「Myタブ」画面300に表示すべき旨が決定される。そして、表示制御部94は、「Myタブ」画面300において、判定結果に応じて決定された種類のコントロール(「コンボボックス」)を用いて被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄を表示する。
一方、被選択項目(「原稿サイズ」)の表示対象候補の個数が所定個数N(5個)よりも少ない旨が判定される場合には、被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて「Myタブ」画面300に表示すべき旨が決定される。そして、表示制御部94は、選択肢表示欄の表示に用いるコントロールをデフォルト設定(「コンボボックス」)から「ラジオボタン」に変更するとともに、「Myタブ」画面300において、被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示する。
ここでは、被選択項目「原稿サイズ」の表示対象候補として4つの設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が候補指定操作により指定されている。そして、表示対象候補の個数(設定アイテム数)が所定個数N(N=5)よりも少ない旨が判定され、「Myタブ」画面300において、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄が「ラジオボタン」を用いて表示される(図21参照)。なお、表示対象候補の個数と所定個数Nとの大小関係における等号成立時には、選択肢表示欄は「ラジオボタン」を用いて表示される。ただし、これ限定されず、逆に、当該等号成立時に選択肢表示欄が「コンボボックス」を用いて表示されるようにしてもよい。
以上のように、第5実施形態においては、設定操作に基づき決定された種類のコントロールを用いて被選択項目(「原稿サイズ」)の選択肢表示欄が「Myタブ」画面300に表示される。具体的には、選択肢表示欄が「コンボボックス」あるいは「ラジオボタン」を用いて「Myタブ」画面300に表示される。したがって、「Myタブ」画面300において、ユーザの操作性および設定画面の画面構成を考慮した上で当該選択肢表示欄の表示に最適な種類のコントロールを用いて被選択項目の選択肢表示欄を表示することが可能である。
特に、被選択項目の表示対象候補の個数(設定アイテム数)に応じた種類のコントロールが選択肢表示欄の表示に用いられるので、「Myタブ」画面300において、ユーザの操作性および設定画面の画面構成を考慮した上で最適なコントロールを用いて被選択項目の選択肢表示欄を表示することが可能である。
なお、第5実施形態では、選択肢表示欄の表示に用いる種類のコントロールの決定に際して、被選択項目における複数の設定候補(全設定候補)のうち候補指定操作により指定された表示対象候補の個数と所定個数Nとの大小関係が判定される態様を例示した。しかしながら、これに限定されず、(候補指定操作後の設定候補の個数ではなく、)被選択項目の全設定候補の個数と所定個数Nとの大小関係が判定されるようにしてもよい。
たとえば、設定項目(被選択項目)「ステープル」には、設定内容として設定可能な5つの設定候補(「左コーナー」、「右コーナー」、「2点(左)」、「2点(右)」および「2点(上)」)が存在する(プリンタドライバにおいて予め準備されている)。「Myタブ」編集画面400において、(候補指定操作が行われずに、)コントロール自動変更指示操作が受け付けられると、被選択項目の設定候補(全設定候補)の個数と所定個数N(たとえば5個)との大小関係が判定される。そして、その判定結果に応じて決定された種類のコントロールを用いて被選択項目の選択肢表示欄が「Myタブ」画面300に表示される。ここでは、被選択項目「ステープル」の設定候補の個数が所定個数N(N=5)以下である旨が判定され、「Myタブ」画面300において被選択項目「ステープル」の選択肢表示欄が「ラジオボタン」を用いて表示される。
<6.第6実施形態>
第6実施形態に係る項目設定装置においては、上記第1〜第5実施形態の各動作に加えてさらに、選択肢表示欄の表示に用いる種類のコントロールの決定に際して基準となる基準個数(所定個数)Nをユーザにより設定可能とすることができる。
具体的には、第2設定欄472には、選択肢C14もが設けられている(図23参照)。この選択肢C14は、コントロール(コントロールの種類)を「(ユーザにより設定された)条件設定に応じて変更する」旨を示す選択肢である。当該選択肢C14が選択されると、選択肢C13が選択された場合(コントロール自動変更指示操作が受け付けられた場合)と同様に、2種類のコントロールのうち、被選択項目の表示対象候補の個数と基準個数Nとの大小関係の判定結果に応じて決定された種類のコントロールを用いて選択肢表示欄を「Myタブ」画面300に表示すべき旨を指示する設定操作(コントロール自動変更指示操作)が受け付けられる。ただし、選択肢C14が選択された場合は、ユーザにより設定された基準個数Nを判定基準として、「コンボボックス」と「ラジオボタン」とのうちのいずれの種類のコントロールを用いて当該選択肢表示欄を表示するか、が決定される。なお、ここでは、被選択項目「原稿サイズ」における複数の設定候補のうち候補指定操作により4個の設定候補(「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が表示対象候補として指定されている。
図24は、表示条件設定画面600を示す図である。第2設定欄472(図23参照)内の選択肢C14の下側に配置された「条件設定変更」ボタン478が押下されると、表示条件設定画面600(図24参照)が「Myタブ」編集画面400に重畳して表示される。
図24に示すように、表示条件設定画面600には、設定結果表示欄602と設定入力欄603とが表示されている。デフォルト設定時においては、設定アイテム数(設定候補(表示対象候補)の個数)がいずれの個数であっても選択肢表示欄を「コンボボックス」により表示する旨が予め設定されている。たとえば、設定入力欄603において「ラジオボタンで表示する設定アイテム数」として値「3」がユーザにより入力されると、入力値「3」が基準個数Nとして設定される。そして、設定結果表示欄602においては、設定アイテム数が3個以下の場合に選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示する旨、が表示される。換言すれば、設定アイテム数が入力値(ここでは値「3」)以下の場合に選択肢表示欄を「ラジオボタン」を用いて表示する旨が決定される。
そして、候補指定操作とコントロール自動変更指示操作とが受け付けられた後の「Myタブ」画面300の表示に際して、被選択項目「原稿サイズ」における設定アイテム数とユーザにより設定された基準個数N(N=3)との大小関係が判定される。ここでは、被選択項目「原稿サイズ」における設定アイテム数(表示対象候補の個数)は「4個」であり、設定アイテム数が、ユーザにより設定された基準個数N(N=3)よりも多い旨、が判定される。そして、当該「Myタブ」画面300において、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄は「コンボボックス」を用いて表示される。
この第6実施形態に係る態様によれば、上記第5実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<7.第7実施形態>
第7実施形態に係る項目設定装置においては、上記第1〜第6実施形態の各動作に加えてさらに被選択項目のデフォルト値の追加指示操作(次述)をも受け付けることができる。
詳細には、この第7実施形態においては、特定の被選択項目の設定内容に関する禁則(後述)の発生時に当該特定の被選択項目のデフォルト値を表示対象候補に追加すべき旨を指示する設定操作(追加指示操作)もが受け付けられる。そして、当該被選択項目における複数の設定候補のうち候補指定操作により指定された表示対象候補に被選択項目のデフォルト値が含まれていない場合に当該禁則が発生すると、当該デフォルト値もが被選択項目に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄において表示される。
ところで、異なる設定項目に関する複数の設定内容の相互間においては、機能制限および/または装置仕様等に起因して、組み合わせて設定することが禁止されている設定内容が存在する。組み合わせた状態での利用が禁止されている2以上の設定内容の組合せは、「組合せ禁止設定」、「禁則設定」あるいは「禁則条件」などとも称される。また、組み合わせて設定することが禁止されている2以上の設定内容の組合せが設定されること(2以上の設定内容の組合せが禁則設定に該当すること)は、「禁則が発生する」などとも称される。
たとえば、設定項目「原稿サイズ」の設定内容「はがき」と設定項目「ステープル(有効)」との組合せは、組み合わせて設定することが禁止されている。換言すれば、「はがき」と「ステープル(有効)」とは同時に設定することができない設定内容の組合せの1つである。
禁則が発生した場合の対処手法として、設定項目の設定内容を、ユーザにより指定された設定候補から当該設定項目のデフォルト値(「デフォルト設定内容」あるいは「標準設定内容」などとも表現される)に自動的に変更すること、が考えられる。なお、禁則設定に該当する2以上の設定内容のうち少なくとも1つの設定内容がデフォルト値に変更されることにより、当該禁則が解消されるように予めプリンタドライバにおいて設定されている。
具体的に、図25〜図27を参照して、設定項目の設定内容が、ユーザにより指定された設定候補から設定項目のデフォルト値に変更される際の画面遷移について説明する。
たとえば、まず、設定項目「ステープル」を「ステープル(有効)」に設定する(チェックボックスにチェック印を付す)印刷設定操作が受け付けられ、つぎに、設定項目「原稿サイズ」の設定候補の中から「はがき」を設定項目「原稿サイズ」の設定内容として指定する印刷設定操作が受け付けられる(図25参照)と、禁則が発生した旨が判定される。換言すれば、2つの設定項目の設定内容の組合せが禁則設定(組み合わせて設定することが禁止されている設定内容の組合せ)に該当する旨が判定される。印刷設定操作に応じて2つの設定項目の間に禁則関係が発生した旨が判定されると、エラーメッセージ画面700が印刷設定画面200に重畳して表示される(図26参照)。このエラーメッセージ画面700においては、禁則が発生した旨と、ユーザにより指定された設定候補が設定項目のデフォルト値に変更される旨とが示される。そして、エラーメッセージ画面700内のOKボタン701が押下されると、設定項目「原稿サイズ」の設定内容が、ユーザにより指定された設定候補「はがき」から、設定項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」に自動的に変更される(図27参照)。
ここにおいて、第1実施形態においては、被選択項目の設定内容と他の設定項目の設定内容との組合せが禁則設定に該当する場合について考慮せず、被選択項目における複数の設定候補のうちユーザにより指定された設定候補(表示対象候補)のみが被選択項目に関する選択肢として被選択項目の選択肢表示欄において表示される態様を例示した。
そのため、たとえば当該表示対象候補に被選択項目のデフォルト値が含まれていない場合に被選択項目に関する禁則が発生すると、被選択項目の設定内容としてユーザにより指定された設定候補を被選択項目のデフォルト値に変更することができない。その結果、禁則を解消することができない恐れがある。
図28は、被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄における表示対象候補として「A3」、「B5」および「はがき」のみが候補指定操作により指定された場合の「Myタブ」画面300を示す図である。図28に示すように、ここでは、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」は、被選択項目「原稿サイズ」の表示対象候補として指定(登録)されていない。この「Myタブ」画面300において、たとえば設定候補「はがき」が設定内容として指定され且つ設定項目「ステープル」が「有効」に設定されて禁則が発生すると、ユーザにより指定された設定候補「はがき」を設定項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」に変更することができない。
そこで、この第7実施形態においては、被選択項目の設定内容と他の設定項目の設定内容との組合せが禁則設定に該当する場合についても考慮する。詳細には、表示対象候補に被選択項目のデフォルト値が含まれていない場合に被選択項目の設定候補と他の設定項目の設定内容との組合せが禁則設定に該当すると、被選択項目の選択肢表示欄において当該被選択項目のデフォルト値もが被選択項目に関する選択肢として表示される。
図29は、第7実施形態に係る「Myタブ」編集画面400を示す図である。図29に示すように、「Myタブ」編集画面400には第3設定欄473もが設けられている。この第3設定欄473において、被選択項目のデフォルト値の表示に関する設定が行われる。この第3設定欄473には、図29に示すように、被選択項目のデフォルト値の表示設定として3つの選択肢C21〜C23がラジオボタン形式で表示されている。詳細には、選択肢C21は、「常にデフォルト値を表示」する旨を示す選択肢であり、選択肢C22は、「禁則発生後、デフォルト値を継続的に表示」する旨を示す選択肢であり、さらに、選択肢C23は、「禁則発生後、デフォルト値を一時的に表示」する旨を示す選択肢である。各選択肢C21〜C23が選択された際の動作について以下に説明する。
まず、選択肢C22(「禁則発生後、デフォルト値を継続的に表示」)が選択された場合について説明する。選択肢C22がユーザにより選択されると、入力制御部93は、被選択項目に関する禁則の発生時に被選択項目のデフォルト値を被選択項目の表示対象候補に追加すべき旨を指示する追加指示操作をユーザから受け付ける。換言すれば、被選択項目の設定内容と他の設定項目の設定内容との組合せが禁則設定(組み合わせて設定することが禁止されている設定内容の組合せ)に該当する際に被選択項目のデフォルト値を被選択項目の表示対象候補に追加すべき旨、を指示する追加指示操作を受け付ける。そして、OKボタン451が押下されると、その旨(被選択項目に関する禁則の発生時に被選択項目のデフォルト値を表示対象候補に追加すべき旨)が登録される。
そして、候補指定操作と追加指示操作とが受け付けられた後において、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」が候補指定操作により指定されていない場合(図28参照)に、他の設定項目「ステープル」が「有効」に設定され、次に被選択項目「原稿サイズ」の設定内容として「はがき」が設定されると、禁則が発生した旨が判定される。被選択項目(「原稿サイズ」)の設定内容に関する禁則が発生すると、表示制御部94は、表示対象候補(「A3」、「B5」および「はがき」)に被選択項目「原稿サイズ」に関する選択肢としてデフォルト値「A4」を追加する(図10参照)。また、上述のように、禁則が発生すると、エラーメッセージ画面700が「Myタブ」画面300に重畳して表示される(図26参照)。そして、エラーメッセージ画面700内のOKボタン701が押下されると、設定項目「原稿サイズ」の設定内容が、ユーザにより指定された設定候補「はがき」から、設定項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」に自動的に変更される(図27参照)。
選択肢C22が選択された場合、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」は、候補指定操作により指定された設定内容(表示対象候補)として追加登録され、次回以降の印刷設定時にも当該選択肢表示欄において被選択項目「原稿サイズ」に関する選択肢として継続的に表示される。
つぎに、選択肢C23(「禁則発生後、デフォルト値を一時的に表示」)が選択された場合について説明する。当該選択肢C23が選択された場合は、選択肢C22が選択された場合と同様に、被選択項目に関する禁則が発生すると、表示対象候補(「A3」、「B5」および「はがき」)に被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」が追加される。
ただし、選択肢C23が選択された場合は、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」は、次回以降の印刷設定時には、被選択項目「原稿サイズ」に関する選択肢として当該選択肢表示欄に表示されない。換言すれば、選択肢C23(「禁則発生後、デフォルト値を一時的に表示」)が選択された場合、被選択項目に関する禁則が発生すると、表示対象候補に被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」が一時的に追加される。
なお、選択肢C21(「常にデフォルト値を表示」)が選択された場合は、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」は、「Myタブ」画面300における被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄に当該被選択項目に関する選択肢として常に表示される。
具体的には、選択肢C21が選択されると、「Myタブ」編集画面400(図29参照)において、被選択項目(「原稿サイズ」)のデフォルト値(「A4」)を表示しない旨の候補指定操作を受け付けないように設定される。換言すれば、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」が、当該被選択項目の選択肢表示欄に表示すべき設定候補(表示対象候補)として常に指定される。そして、候補指定操作により指定された表示対象候補(たとえば「A3」、「A4」、「B5」および「はがき」)が被選択項目「原稿サイズ」に関する選択肢として被選択項目「原稿サイズ」の選択肢表示欄において表示される(図10参照)。
以上のように、第7実施形態においては、被選択項目(「原稿サイズ」)の表示対象候補に当該被選択項目のデフォルト値(「A4」)が含まれていない場合に被選択項目の設定内容と他の設定項目の設定内容との組合せが禁則設定に該当すると、当該表示対象候補に当該デフォルト値が被選択項目に関する選択肢として追加される。したがって、被選択項目に関する禁則を確実に解消することが可能である。
なお、上記第7実施形態においては、まず他の設定項目「ステープル」が「ステープル(有効)」に設定され、次に被選択項目「原稿サイズ」の設定候補の中から「はがき」が設定内容として指定されて禁則が発生すると、被選択項目「原稿サイズ」の表示対象候補に当該被選択項目に関する選択肢としてデフォルト値「A4」が追加される態様を例示した。しかしながら、これに限定されず、印刷設定操作の順序が逆であっても、被選択項目「原稿サイズ」のデフォルト値「A4」が当該被選択項目「原稿サイズ」の表示対象候補に選択肢として追加されるようにしてもよい。具体的には、まず被選択項目「原稿サイズ」の設定候補の中から「はがき」が設定内容として指定され、次に他の設定項目「ステープル」が「ステープル(有効)」に設定されて禁則が発生すると、被選択項目「原稿サイズ」の表示対象候補に当該被選択項目に関する選択肢として被選択項目のデフォルト値「A4」が追加されるようにしてもよい。
このように、被選択項目「原稿サイズ」の印刷設定操作と他の設定項目(「ステープル」)の印刷設定操作との操作順序にかかわらず、当該被選択項目と当該他の設定項目との少なくとも一方に関する印刷設定操作に応じて当該被選択項目の設定内容と他の設定項目の設定内容との間の禁則関係が発生すると、当該被選択項目の表示対象候補に被選択項目のデフォルト値が選択肢として追加されればよい。
<8.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記第4〜第6実施形態においては、被選択項目の選択肢表示欄の表示に用いられる種類のコントロールとして「コンボボックス」および「ラジオボタン」を例示したが、これに限定されず、様々な種類のコントロール(たとえば「リストボックス」)が当該選択肢表示欄の表示に用いられてもよい。
また、上記各実施形態等においては、コンピュータ90で実行されるプリンタドライバの表示画面に本発明の思想が適用される態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、MFP10の操作パネル部6c上の表示画面に本発明の思想が適用されるようにしてもよい。より詳細には、MFP10の操作パネル部6cを用いたコピー設定操作において上記の思想が適用されるようにしてもよい。その場合には、MFP10のコントローラ9あるいは操作パネル部6c内のコントローラ(不図示)によって、上記の思想を反映したプログラムが実行されればよい。
また、上記各実施形態等においては、プリンタドライバの設定操作に本発明の思想が適用される態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、その他のソフトウエアプログラムにおける各種の設定操作に本発明の思想が適用されるようにしてもよい。