JP2015164252A - information terminal - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像または音響等の種々の情報をユーザに提示する情報端末に関する。 The present invention relates to an information terminal that presents various information such as images or sounds to a user.
従来から、電話機能・テレビ電話機能・デジタルカメラ機能・デジタルビデオカメラ機能等の複数の機能を一台に合わせて備え、これら各種機能の実行を複数のユニット間の相対的な位置関係の変化に応じて自動的に行う携帯端末が、市場に流通している。 Conventionally, multiple functions such as telephone function, videophone function, digital camera function, digital video camera function, etc. have been combined into one unit, and the execution of these various functions has changed to the relative positional relationship between multiple units. Mobile terminals that perform automatically in response to this are distributed in the market.
例えば、特許文献1には、第2の筐体の第1の筐体に対する、第1の軸周りおよび第2の軸周りの回転位置に基づいて、第1の筐体に設けられた2つの音響出力部の機能(受話器(レシーバ)機能、拡声器(スピーカ)機能、および機能無効)の切り替えを行う携帯端末(スウィーベル端末)が記載されている。また、特許文献2には、カメラ部とスピーカ部とを具備するユニット、およびマイク部とスピーカ部とを具備するユニットが、両端部に回転自在に取り付けられた携帯電話機が記載されている。特許文献2の携帯電話機では、各ユニットのスピーカ音孔部との反対面に、カメラ撮像窓とマイク音孔部とがそれぞれ設けられ、着信時に各ユニットが180°回転することにより通話のON/OFFが切り替わる。また、特許文献3には、装置本体部とビデオカメラとを備えた回転軸部、および映像表示部とスピーカとを備えたフリップ部からなる携帯端末が記載されている。
For example, in
なお、特許文献4には、表示部側筐体を表裏反転可能とするピボットが記載されている。また、特許文献5には、スピーカの可聴領域を変化させる手段を具備したスピーカ装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の発明は、携帯端末(携帯電話機)を構成する第1の筐体と第2の筐体との間(2つのユニット間、または、操作本体部とフリップ部との間)の相対的な位置関係の変化に応じて、音響出力部(スピーカ、スピーカ部)から出力される音の最大出力音量、または指向性の状態を変更するものではない。特に、前記位置関係によって変化するのは、特許文献1に記載の発明では、2つの音響出力部における前記各機能であり、特許文献2に記載の発明では通話のON/OFF機能である。
However, the inventions described in
また、特許文献1〜3に記載の発明では、例えば、携帯端末が、音響出力部が載置面と対向するように載置された場合には、音響出力部が載置面に塞がれてしまうが、そのような状況において、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を抑制することは想定されていない。したがって、特許文献1〜3に記載の発明では、携帯端末の使用状況によっては、音響出力部から出力される音をユーザが聴き取りにくくなる可能性があった。
In the inventions described in
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことが可能な情報端末を実現することである。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to realize an information terminal capable of preventing a reduction in sound pressure and sound quality of sound reaching a user regardless of usage conditions. It is.
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報端末は、表示面を有する第1ユニットと、上記第1ユニットに対して回動可能な第2ユニットと、上記第2ユニットを上記第1ユニットに対して回動可能とする軸部と、を備え、上記第2ユニットには、指向性を有する状態で音を出力可能な第2音出力部が設けられ、さらに、上記第2ユニットが上記軸部を回転軸として回動することにより生じる、上記第1ユニットの上記表示面と、上記第2ユニットの上記第2音出力部との相対的な位置関係の変化に応じて、上記第2音出力部から出力される上記音の最大出力音量、または上記音の指向性の状態を変更する変更制御手段を備えている。 In order to solve the above-described problem, an information terminal according to an aspect of the present invention includes a first unit having a display surface, a second unit rotatable with respect to the first unit, and the second unit. A shaft part that is rotatable with respect to the first unit, and the second unit is provided with a second sound output part capable of outputting sound in a directional state. In response to a change in the relative positional relationship between the display surface of the first unit and the second sound output unit of the second unit, which is generated when two units rotate about the shaft portion as a rotation axis. And a change control means for changing a maximum output volume of the sound output from the second sound output unit or a directivity state of the sound.
本発明の一態様によれば、情報端末の使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。 According to one aspect of the present invention, there is an effect that it is possible to prevent a decrease in sound pressure and sound quality of a sound reaching a user regardless of the usage state of the information terminal.
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照しながら、詳細に説明する。なお、下記の実施形態においては、情報端末が、板状の筐体に表示面を備えるスマートフォン、タブレット等の携帯型情報端末に適用されるものとして説明するが、これに限らず、画像または音響等の種々の情報をユーザに提示する情報端末全般に適用されてもよい。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. In the following embodiments, the information terminal is described as being applied to a portable information terminal such as a smartphone or a tablet having a display surface in a plate-shaped housing, but the present invention is not limited to this, and an image or sound The present invention may be applied to all information terminals that present various types of information to the user.
まず、図2および図3を用いて情報端末1の概要について説明する。図2の(a)〜(c)は、本実施形態に係る情報端末1の概略構成を示す模式図である。図2の(a)〜(c)に示すように、情報端末1は、メインユニット(第1ユニット)2と、サブユニット(第2ユニット)3と、軸部(ヒンジ)4とを備えている。そして、メインユニット2とサブユニット3とは、軸部4を介して連結されており、かつ、サブユニット3はメインユニット2に対して、軸部4の回転軸6周りに回動が可能となっている。
First, the outline | summary of the
メインユニット2およびサブユニット3は、その内部に電子回路、カメラモジュール、またはディスプレイ等の、情報端末1を構成する各種部品が収容され、配置された薄型の部材である。図2の(a)および(c)に示すように、メインユニット2は、例えば板状であり、主として、第1表示部26を備えるとともに、第1表示部26の表示面d1と反対側の表面である背面r1に第1スピーカ部(第1音出力部)27を備えている。これらの部材は、後述の制御部21によって制御される。
The
第1表示部26は、情報端末1に装備されている各種機能(アプリケーションソフト)が実行されることに起因した画像等の各種画像を表示するものである。第1表示部26としては、例えばLCD(Liquid crystal display:液晶ディスプレイ)が用いられる。
The
第1スピーカ部27は、無指向性状態で音を出力可能な音出力部(拡声器)であり、情報端末1の周囲にいるユーザに聴こえやすい音を提供できる。第1スピーカ部27としては、例えば、フラットパネルスピーカが用いられる。第1スピーカ部27は、背面r1における、軸部4と接続された付近(サブユニット3側)に設けられているが、これに限られたものではない。背面r1、第1表示部26側、側面s1を含む各側面のいずれの位置に配置されていてもよい。但し、情報端末1の薄型化を考慮した場合、第1スピーカ部27を側面に配置すると、第1スピーカ部27を小さく設計する必要があり、この場合、音出力部としての品質が低下する可能性がある。また、第1表示部26側に第1スピーカ部27を配置した場合、メインユニット2における表示面d1の占有率が減少する。これらの点を考慮すれば、第1スピーカ部27は、背面r1側に設けられることが好ましい。
The
次に、サブユニット3は、例えば板状であり、主として、第2表示部32およびレシーバ部34を備えるとともに、第2表示部32の表示面d2と反対側の表面である背面r2に、カメラ部31および第2スピーカ部(第2音出力部)33を備えている。これらの部材は、メインユニット2が備える後述の制御部21によって制御される。
Next, the
第2表示部32は、第1表示部26と同様、各種画像を表示するものである。レシーバ部34は、後述するアンテナ部22を介して受信した通話相手の音声を出力する音出力装置、すなわち受話器である。
Similar to the
第2スピーカ部33は、指向性を有する状態で音を出力可能な音出力部(拡声器)であり、第2スピーカ部33に対向するユーザに聴こえやすい音を提供できる。第2スピーカ部33としては、例えば、RSスピーカ(パイオニア株式会社製)が用いられる。また、カメラ部31は、被写体を撮像する撮像部である。
The
第2スピーカ部33およびカメラ部31は、図2の(c)に示すように、背面r2に配置されていればどのような配置関係であってもよい。また、第2スピーカ部33およびカメラ部31は、背面r2、第2表示部32側、側面s2を含む各側面のいずれの位置に配置されていてもよい。但し、第1スピーカ部27と同様、情報端末1の薄型化、サブユニット3における表示面d2の占有率の減少防止等を考慮すれば、背面r2に設けられることが好ましい。
As shown in FIG. 2C, the
軸部4は、回転軸6周りに、サブユニット3をメインユニット2に対して回動可能とするものである。図2の(a)では、軸部4の回転軸6は、メインユニット2の側面s1(上端面)と、メインユニット2に対向するサブユニット3の側面s2(下端面)とに略直交しており、情報端末1の長手方向に略平行である。例えば、軸部4は、メインユニット2の側面s1に突設された中空のボスである第1回転軸筒に対して、サブユニット3の側面s2に突設された中空のボスである第2回転軸筒が回動可能に嵌合した状態で構成されている。また、軸部4内部には、メインユニット2とサブユニット3との間の通信を可能とする電気配線等が挿通されている。
The
また、軸部4内部には、図1に示す位置検出部5が設けられている。位置検出部5は、メインユニット2に対するサブユニット3の回転位置を検出するものである。位置検出部5としては、例えばロータリエンコーダが用いられる。位置検出部5は、例えば、第2スピーカ部33が配置された背面r2の第2法線方向h2が、第1スピーカ部27が配置された背面r1の法線方向と略一致した状態での、第1回転軸筒に対する第2回転軸筒の位置を、回転位置0度として検出する。次に、その位置からの回転量が180度になるまでパルス数をカウンタで累積加算し、その都度回転位置(0度より大きく180度未満)を検出していく。最後に、回転量が180度になった状態、すなわち第2法線方向h2が、メインユニット2の表示面d1の第1法線方向h1と略一致した状態での第2回転軸筒の位置を、回転位置180度として検出する。このような検出により、第1回転軸筒に対する第2回転軸筒の位置および回動方向を検出できる。そして、位置検出部5は、当該位置および回動方向を示す回転位置情報を、位置判定部11に送信する。
Further, a position detection unit 5 shown in FIG. The position detector 5 detects the rotational position of the
なお、本実施形態では、位置検出部5としてロータリエンコーダではなく、磁気検出器等を使用してもよい。また、位置検出部5は軸部4に備えられているものとして説明したが、これに限らず、メインユニット2またはサブユニット3に備えられていてもよい。
In this embodiment, a magnetic detector or the like may be used as the position detector 5 instead of the rotary encoder. Moreover, although the position detection part 5 demonstrated as what was provided in the
また、メインユニット2に対するサブユニット3の回転量が180度を超えた回転量まで許容した場合には、軸部4内部に挿通されている電気配線等を破損する恐れがある。そのため、当該回転量を180度に制限する回転制限機構、およびサブユニット3の回転制限状態を保持するクリック係止機構が、軸部4内部に設けられていることが好ましい。但し、電気配線等を破損しなければ、上記回転量が180度以上であってもよい。また、軸部4、回転制限機構、およびクリック係止機構の具体的構成については、特許文献4に開示されている。
Further, when the rotation amount of the
なお、軸部4の構成として、特許文献4に開示されているピボットを採用しているが、これに限定される訳ではない。例えば、サブユニット3の側面s2に軸部を設け、メインユニット2の側面s1に、当該軸部を挿入可能な穴部が設けられてもよい。また、メインユニット2に当該軸部を設け、サブユニット3に当該穴部を設けてもよい。
In addition, although the pivot currently disclosed by
また、メインユニット2およびサブユニット3の形状は、板状でなくてもよく、軸部4を介して、メインユニット2に対してサブユニット3を回動させることが可能であれば、その表面が湾曲した形状など、ユーザの操作性等を考慮して適宜変更可能である。
Further, the shapes of the
次に、図3の(a)および(b)は、情報端末1の想定される使用態様の一例を示す模式図である。図3の(a)に示すように、第1表示部26および第2表示部32(表示面d1およびd2)どうしが同じ方向を向いている場合(通常使用を目的とした全面液晶モードの場合)、ユーザは、第1表示部26および第2表示部32を視認し、第1表示部26および第2表示部32に表示された画像への操作を行うことができる。また、この使用状態においては、背面r1およびr2がユーザに対向していない状態となっているが、無指向性状態で音を出力可能な第1スピーカ部27から音が出力されるように制御される。そのため、当該状態であっても、ユーザは、情報端末1からの音をストレスなく聴くことができる。
Next, (a) and (b) of FIG. 3 are schematic diagrams illustrating examples of usage modes assumed for the
一方、図3の(b)に示すように、例えば、ユーザが音楽または動画を再生する場合(音楽再生または動画再生を目的としたスピーカモードの場合)には、サブユニット3の第2スピーカ部33がユーザに対向するよう、ユーザはサブユニット3をメインユニット2に対して回転させる。そして、音楽または動画が再生されると、指向性を有する状態で音を出力可能な第2スピーカ部33から音が出力される。そのため、ユーザは、当該ユーザに対向する第2スピーカ部33から出力された音を聴くことができる。
On the other hand, as shown in FIG. 3B, for example, when the user reproduces music or video (in the case of a speaker mode for music playback or video playback), the second speaker unit of the
このように、情報端末1では、その使用状態に応じて、上記2つのモード切替が可能となる。
Thus, in the
次に、情報端末1の具体的構成の一例について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る情報端末1の具体的構成を示すブロック図である。
Next, an example of a specific configuration of the
図1に示すように、まず、メインユニット2は、制御部21、アンテナ部22、送受信部23、バッテリー部24、電源IC部25、第1表示部26、第1スピーカ部27、操作入力部28および記憶部29を備えている。また、サブユニット3は、カメラ部31、第2表示部32、第2スピーカ部33およびレシーバ部34を備えている。なお、メインユニット2内部およびサブユニット3内部における、上記各部の収容配置はこれに限定されるものではない。また、上述した構成については、ここでの説明を省略する。
As shown in FIG. 1, first, the
制御部21は、情報端末1を統括的に制御するものであり、位置判定部11とスピーカ制御部(変更制御手段)12とを備えている。位置判定部11およびスピーカ制御部12の説明については後述する。
The
送受信部23は、アンテナ部22を介して音声データ等の各種データの送受信を行うものである。電源IC部25は、電力効率の改善のためにバッテリー電圧の制御を行うものであり、バッテリー部24は、情報端末1を構成する各部に電力の供給を行うものである。操作入力部28は、入力されたユーザ操作を取得するものである。操作入力部28としては、例えば、第1表示部26の、表示面d1と反対側の表面と対向するように設けられたタッチパネル、光学式センサ等が挙げられる。記憶部29は、制御部21が実行する各種の制御プログラム等を記憶するものである。記憶部29は、例えばハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
The transmission /
次に、制御部21の具体的構成について説明する。位置判定部11は、位置検出部5から送信された上記第2回転軸筒の回転位置情報(0度以上180度以下を示す情報)に基づいて、メインユニット2の背面r1(または表示面d1)に対する第2スピーカ部33の位置(向き)を判定するものである。本実施形態では、上記回転位置情報が0度を示す場合には、第2スピーカ部33の位置(向き)が、メインユニット2の背面r1側であると判定し、上記回転位置情報が180度を示す場合には、第2スピーカ部33の位置(向き)が、メインユニット2の表示面d1側(前面側)であると判定する。位置判定部11は、上記位置の判定結果をスピーカ制御部12に送信する。
Next, a specific configuration of the
スピーカ制御部12は、位置判定部11から送信された上記位置の判定結果に基づいて、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33から出力される音の最大出力音量を変更するものである。本実施形態では、位置判定部11が、第2スピーカ部33の位置を背面r1側と判定した場合には、無指向性状態の音を出力可能な第1スピーカ部27から音を出力させ(第1スピーカ部27をON)、指向性を有する状態の音を出力可能な第2スピーカ部33からの音の出力を停止する(第2スピーカ部33をOFF)。一方、第2スピーカ部33の位置を表示面d1側と判定した場合には、第2スピーカ部33から音を出力させ(第2スピーカ部をON)、第1スピーカ部27からの音の出力を停止する(第1スピーカ部をOFF)。すなわち、スピーカ制御部12は、上記位置の判定結果に基づいて、音を出力させる音出力部として、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33のいずれか一方を選択する。
The
なお、位置判定部11は、第2スピーカ部33の位置が、上記回転位置情報が0度を示す場合に背面r1側と判定し、上記回転位置情報が180度を示す場合に表示面d1側と判定するが、これに限られたものではない。例えば、回転位置情報が0度以上10度以下を示す場合に背面r1側と判定し、回転位置情報が170度以上180度以下を示す場合に表示面d1側と判定してもよいし、0度以上90度未満を示す場合に背面r1側と判定し、90度以上180度以下を示す場合に表示面d1側と判定してもよい。その他、回転位置が180度となったときに、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側であると判定し、それ以外の回転位置のときには背面r1側であると判定してもよい。また逆に、回転位置が0度となったときに、第2スピーカ部33の位置が背面r1側であると判定し、それ以外の回転位置のときには表示面d1側であると判定してもよい。すなわち、表示面d1を視認する(表示面d1に対向する位置にいる)ユーザに対して、情報端末1からの音の音圧および音質の低下を意識させないように、第2スピーカ部33の位置が背面r1側であるか、表示面d1側であるかを判定できればよい。
The
換言すれば、スピーカ制御部12は、位置判定部11による判定結果に基づいて、サブユニット3が軸部4を回転軸6として回動することにより生じる、表示面d1と第2スピーカ部33との相対的な位置関係の変化に応じて、音出力部として、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33のいずれか一方を選択する。より具体的には、スピーカ制御部12は、表示面d1の第1法線方向h1(図2の(b)参照)と、背面r2の第2法線方向h2(図2の(b)参照)とが一致する位置から、軸部4によるサブユニット3の回動により、第1法線方向h1と第2法線方向h2とのなす角が180度となる範囲におけるいずれかの位置において、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33のいずれか一方の音出力部から、他方の音出力部へ、音の出力源の切り替えを行う。
In other words, the
また、本実施形態では、上記相対的な位置関係の変化に応じて、無指向性状態の音を出力可能な第1スピーカ部27、および指向性を有する状態の音を出力可能な第2スピーカ部33のいずれか一方を選択するという方法を採用しているが、これに限定される訳ではない。例えば、第1スピーカ部27は常に音が出力可能な状態になっており、その状態を前提として、第2スピーカ部33を作動または停止させるという制御方法を採用してもよい。また、第2スピーカ部33を完全に停止させる必要は必ずしもなく、第2スピーカ部33の位置が背面r1側である場合には、表示面d1側である場合に比して、その最大出力音量を下げるだけでもよい。すなわち、スピーカ制御部12は、少なくとも、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第2スピーカ部33から出力される音の最大出力音量を変更するものであればよい。なお、最大出力音量が0または0とみなされる値に設定された場合には、第2スピーカ部33からの音の出力が停止状態となっており、それ以外の値の場合には、第2スピーカ部33から音の出力が可能な状態となっている。なお、第1スピーカ部27も同様に制御される。
In the present embodiment, the
次に、図4を用いて、情報端末1における、第1スピーカ部27と第2スピーカ部33との切替方法について説明する。図4は、当該切替方法を示すフローチャートである。
Next, a method for switching between the
図4に示すように、まず、サブユニット3が軸部4の回転軸6周りに回転されると、位置検出部5は、軸部4の第2回転軸筒の回転位置を検出し、当該検出結果(回転位置情報)を位置判定部11に送信する(S1:回転位置検出工程)。次に、位置判定部11は、受信した上記検出結果に基づいて第2スピーカ部33の位置(向き)を判定し、当該判定結果をスピーカ制御部12に送信する(S2:位置判定工程)。
As shown in FIG. 4, first, when the
次に、位置判定部11から、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側(前面側)であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部12は、音を出力させる音出力部として第2スピーカ部33を選択する(S3:スピーカ切替工程)。一方、位置判定部11から、第2スピーカ部33の位置が背面r1側であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部12は、上記音出力部として第1スピーカ部27を選択する(S4:スピーカ切替工程)。
Next, when the determination result that the position of the
ここで、S2において、位置判定部11による、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側(前面側)であるか、背面r1側であるかの判定は、上述のように、表示面d1を視認するユーザに対して、情報端末1からの音の音圧および音質の低下を意識させないようになされればよい。そのため、スピーカ制御部12による、S3の処理を行うか、S4の処理を行うかの切り替えについても、上記回転位置が0度および180度のときに行われてもよいが、当該回転位置が0度より大きく180度未満の範囲内のいずれかの位置において行われてもよい。また、サブユニット3の回動範囲の上限値が180度よりも大きい場合には、その上限値までの範囲のいずれかの位置で上記切り替えが行われればよい。
Here, in S2, the
以上のように、本実施形態によれば、スピーカ制御部12が、少なくとも、上記相対的な位置関係の変化に応じて、指向性を有する状態で音を出力可能な第2スピーカ部33から出力される音の最大出力音量を変更する。そのため、第2スピーカ部33がユーザと対向する蓋然性が高い使用状態と想定される場合(S3の場合)に、第2スピーカ部33から音を出力させ、当該蓋然性が低い場合(S4の場合)には、第2スピーカ部33の音の最大音量出力を下げる(または停止)することが可能となる。そして、この場合には、例えば、無指向性状態の音を出力可能な第1スピーカ部27から音が出力される。
As described above, according to the present embodiment, the
したがって、例えば、通話またはメール送信を行う場合(ユーザが情報端末1を把持している状態の場合)には、第2スピーカ部33を背面r1側に向け、机等の上に情報端末1を置いて音楽再生または動画再生を行う場合には、第2スピーカ部33を表示面d1側に向けるなど、情報端末1の使用状況に応じて、サブユニット3のメインユニット2に対する位置を変更することができる。
Therefore, for example, when making a call or sending mail (when the user is holding the information terminal 1), the
また、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側にある場合に、第2スピーカ部33から音を出力させる。そのため、上記蓋然性が高い場合に、第2スピーカ部33と対向するユーザの周囲に音を漏れにくくすることができ、当該ユーザが、情報端末1から出力された音を聴き取りやすくすることができる。一方、第2スピーカ部33の位置が背面r1側にある場合には、第1スピーカ部27から音を出力させる。そのため、上記蓋然性が低い場合に、情報端末1の周囲に音を行き渡りやすくすることができ、表示面d1と対向するユーザが、情報端末1から出力された音を聴き取りにくくなることを抑制できる。
Further, when the position of the
それゆえ、本実施形態によれば、情報端末1の使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防止できる。
Therefore, according to the present embodiment, it is possible to prevent the sound pressure and sound quality of the sound reaching the user from being lowered regardless of the usage status of the
ここで、現在市販されているスマートフォンは、単一の板状のユニットからなり、表示面と反対側の背面にスピーカが設けられている。そのため、当該スマートフォンを机等の上に置いた場合には、スピーカの窓が塞がれて、音が聴き取りにくくなってしまう。一方で、側面にスピーカを配置して、音の聴き取りにくさを解消しているものも存在する。しかし、スマートフォンの薄型化を考慮すれば、側面に配置した場合には、スピーカのサイズを小さくする必要がある。また、ユーザが表示面を視認している場合に、スピーカはユーザと対向しない。このため、スピーカを側面に設けた場合であっても、ユーザに届く音の音圧および音質が低下してしまう可能性がある。 Here, the smart phone currently marketed consists of a single plate-shaped unit, and the speaker is provided in the back surface on the opposite side to a display surface. Therefore, when the smartphone is placed on a desk or the like, the speaker window is blocked, making it difficult to hear the sound. On the other hand, there is a speaker that has a difficulty in listening to sound by arranging speakers on the side surface. However, considering the thinning of the smartphone, it is necessary to reduce the size of the speaker when it is arranged on the side surface. Further, when the user is viewing the display surface, the speaker does not face the user. For this reason, even when the speaker is provided on the side, the sound pressure and sound quality of the sound reaching the user may be reduced.
一方、本実施形態では、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33は、メインユニット2の背面r1、およびサブユニット3の背面r2にそれぞれ配置されている。したがって、情報端末1が、例えばスマートフォンのような薄型化されたものである場合、スピーカが側面に配置された構成の場合に比して、より大きなサイズのスピーカを備えることができる。そのため、ユーザに届く音の音圧および音質を向上させることができる。さらに、上記のような第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の配置であれば、情報端末1に対する表示面d1およびd2の大きさを小さくせずに済む。そのため、表示画面がより見やすくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
On the other hand, in this embodiment, the
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5および図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[Embodiment 2]
The following will describe another embodiment of the present invention with reference to FIG. 5 and FIG. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first embodiment are given the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
まず、図5を用いて、本実施形態に係る情報端末1aの具体的構成について説明する。図5は、当該具体的構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報端末1aは、図5に示すように、第1スピーカ部27を有しないメインユニット2aと、第2スピーカ部33に代えて第2スピーカ部43を有しているサブユニット3aとを備える点で実施形態1に係る情報端末1と異なる。また、本実施形態に係る情報端末1aは、スピーカ制御部12に代えてスピーカ制御部42を備える点でも実施形態1に係る情報端末1と異なる。
First, a specific configuration of the
第2スピーカ部43は、指向性を有する状態で音を出力可能な音出力部(拡声器)であり、第2スピーカ部43から出力される音の指向性の状態を、サブユニット3aのメインユニット2aに対する回転位置(上記相対的な位置関係の変化)に応じて変更可能な構成となっている。より具体的には、第2スピーカ部43は、第1法線方向h1(図2の(b)参照)と第2法線方向(図2の(b)参照)とが一致する位置から、軸部4によるサブユニット3aの回動により、第1法線方向h1と第2法線方向h2とのなす角が180度となる範囲におけるいずれかの位置において、音の指向性の状態を変更するものである。第2スピーカ部43は、例えば、複数のスピーカをアレイ状に配置した構成となっている。
The
スピーカ制御部42は、位置判定部11から送信された第2スピーカ部43の位置の判定結果に基づいて、第2スピーカ部43から出力される音の指向性を変更するものである。本実施形態では、位置判定部11が第2スピーカ部43の位置を背面r1側と判定した場合には、表示面d1側(前面側)と判定した場合に比して、広い指向性状態で第2スピーカ部43から音を出力させる。また、位置判定部11が第2スピーカ部43の位置を表示面d1側と判定した場合には、背面r1側と判定した場合に比して、狭い指向性状態で第2スピーカ部43から音を出力させる。
The
スピーカ制御部42は、例えば、第2スピーカ部43を構成する各スピーカの音量を変更することにより、音の指向性の状態を変更する。例えば、無指向性状態で音を出力させる場合には、第2スピーカ部43の全スピーカをONにする。一方、最も狭い指向性状態で音を出力させる場合には、第2スピーカ部43の中央付近に配置されたスピーカのみONとする。なお、無指向性状態の音を出力させる場合に全スピーカをONにする必要はなく、指向性を狭める場合に、中央付近以外に配置されたスピーカをONにしてもよい。また、上記相対的な位置関係の変化に応じて、段階的に音の指向性の状態を変更してもよい。すなわち、サブユニット3aの向きによらず、表示面d1に対向するユーザに届く音の音圧および音質が低下しない程度であればよい。なお、このような指向性の制御方法については、特許文献5に開示されているが、これに限られない。
The
次に、図6を用いて、本実施形態に係る情報端末1aにおける、第2スピーカ部43の制御方法について説明する。図6は、当該制御方法を示すフローチャートである。図6のS11およびS12は、図4のS1およびS2と同様であるため、その説明を省略する。
Next, a method for controlling the
位置判定部11から、第2スピーカ部43の位置が表示面d1側(前面側)であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部42は、狭い指向性状態で第2スピーカ部43から音を出力させる。(S13:指向性制御工程)。一方、位置判定部11から、第2スピーカ部33の位置が背面r1側であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部43は、広い指向性状態で第2スピーカ部43から音を出力させる。(S14:指向性制御工程)。
When the determination result that the position of the
なお、実施形態1と同様、スピーカ制御部42による、S13の処理を行うか、S14の処理を行うかの切り替えは、上記回転位置が0度および180度のときに行われてもよいが、当該回転位置が0度より大きく180度未満の範囲内のいずれかの位置において行われてもよい。また、サブユニット3aの回動範囲の上限値が180度よりも大きい場合には、その上限値の範囲のいずれかの位置で上記切り替えが行われればよい。
As in the first embodiment, the
以上のように、本実施形態によれば、スピーカ制御部42は、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第2スピーカ部43から出力される音の指向性の状態を変更する。
As described above, according to the present embodiment, the
具体的には、第2スピーカ部43が背面r1側にある場合、すなわち、第2スピーカ部43がユーザと対向する蓋然性が低い使用状況であると想定される場合には、そうでない場合に比して、音の指向性を広げた状態で、第2スピーカ部43から音を出力させることができる。それゆえ、当該使用状況の場合には、情報端末1aの周囲に音を行き渡りやすくすることができ、第2スピーカ部43と対向するユーザに対しても、情報端末1aから出射された音が聴き取りにくくなることを抑制できる。一方、第2スピーカ部43が表示面d1側にある場合、すなわち、第2スピーカ部43がユーザと対向する蓋然性が高い使用状況であると想定される場合には、そうでない場合に比して、音の指向性を狭めた状態で、第2スピーカ部43から音を出力させることができる。それゆえ、当該使用状態の場合には、第2スピーカ部43と対向するユーザの周囲には音を漏れにくくすることができ、当該ユーザが、情報端末から出力された音を聴き取りやすくすることができる。したがって、実施形態1と同様、情報端末1aの使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の性の低下を防止できる。
Specifically, when the
また、本実施形態によれば、第1スピーカ部27を設けないことから、部品点数を削減することができ、情報端末1aの小型化、薄型化、および軽量化を図ることができる。また、メインユニット2a内部における第1スピーカ部27の占有空間分だけ、省スペース化が実現することから、他の部品を収容配置するなど、当該占有空間を有効活用することができる。なお、この点を考慮しなければ、メインユニット2aに第1スピーカ部27を設けてもよい。
Moreover, according to this embodiment, since the
さらに、実施形態1と同様、上記回転位置に応じて、第2スピーカ部43の最大出力音量を変更してもよい。すなわち、スピーカ制御部42は、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第2スピーカ部43から出力される音の最大出力音量、および、第2スピーカ部33から出力される音の指向性の状態の少なくとも一方を変更可能である。第1スピーカ部27を備えている場合には、第1スピーカ部27の最大出力音量についても変更可能である。
Furthermore, as in the first embodiment, the maximum output volume of the
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1および2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[Embodiment 3]
The following will describe another embodiment of the present invention with reference to FIG. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図7の(a)〜(c)は、本実施形態に係る情報端末1bの概略構成を示す模式図である。本実施形態に係る情報端末1bは、図7の(a)および(c)に示すように、サブユニット3bの前面f1側に、第2表示部32に代えて第2スピーカ部33が配置され、かつ背面r2にカメラ部31のみが配置されている点で、実施形態1に係る情報端末1と異なる。なお、前面f1側にカメラ部31が、背面r2側に第2スピーカ部33が配置されてもよい。また、実施形態2の情報端末1aにおいて、サブユニット3aの代わりに、サブユニット3bを用いてもよい。さらに、情報端末1aにおける、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の最大出力音量の制御方法については、実施形態1〜3と同様であるため、その説明を省略する。
(A)-(c) of FIG. 7 is a schematic diagram which shows schematic structure of the
本実施形態によれば、実施形態1または2と同様、情報端末1bの使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防止することができる。
According to the present embodiment, as in the first or second embodiment, it is possible to prevent the sound pressure and sound quality of the sound reaching the user from being lowered regardless of the usage status of the
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1から3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[Embodiment 4]
The following will describe another embodiment of the present invention with reference to FIG. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first to third embodiments are given the same reference numerals and explanation thereof is omitted.
図8は、本実施形態に係る情報端末1cの概略構成を示す模式図である。本実施形態に係る情報端末1cは、図8に示すように、メインユニット2の長手方向に延伸する側面s3に対して、サブユニット3の長手方向に延伸する側面s4を連結するように、軸部4が設けられている。また、軸部4の回転軸7は、メインユニット2およびサブユニット3の短手方向に略平行である。そのため、情報端末1cでは、実施形態1の情報端末1とは異なり、サブユニット3は、回転軸7周りに回動可能となっている。情報端末1cにおける第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の切替方法については、実施形態1および3と同様であるため、その説明を省略する。なお、情報端末1cは、メインユニット2の代わりに、実施形態2のメインユニット2aを備えていてもよい。また、サブユニット3の代わりに、実施形態2のサブユニット3a、またはサブユニット3bを備えていてもよい。
FIG. 8 is a schematic diagram showing a schematic configuration of the information terminal 1c according to the present embodiment. As shown in FIG. 8, the information terminal 1 c according to the present embodiment has a shaft so as to connect a side surface s <b> 4 extending in the longitudinal direction of the
本実施形態によれば、実施形態1〜3と同様、情報端末1cの使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防止することができる。 According to the present embodiment, as in the first to third embodiments, it is possible to prevent the sound pressure and sound quality of the sound reaching the user from being lowered regardless of the usage status of the information terminal 1c.
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報端末1、1a〜1cの制御ブロック(特に、制御部21の位置判定部11、スピーカ制御部12、および制御部21aの位置判定部11、スピーカ制御部42)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
[Example of software implementation]
The control blocks of the
後者の場合、情報端末1、1a〜1cは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
In the latter case, the
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報端末(1、1a〜1c)は、表示面(d1)を有する第1ユニット(メインユニット2、2a)と、上記第1ユニットに対して回動可能な第2ユニット(サブユニット3、3a、3b)と、上記第2ユニットを上記第1ユニットに対して回動可能とする軸部(4)と、を備え、上記第2ユニットには、指向性を有する状態で音を出力可能な第2音出力部(第2スピーカ部33、43)が設けられ、さらに、上記第2ユニットが上記軸部を回転軸(6、7)として回動することにより生じる、上記第1ユニットの上記表示面と、上記第2ユニットの上記第2音出力部との相対的な位置関係の変化に応じて、上記第2音出力部から出力される上記音の最大出力音量、および、上記音の指向性の状態の少なくとも一方を変更する変更制御手段(スピーカ制御部12、42)を備えている。
[Summary]
An information terminal (1, 1a to 1c) according to
上記構成によれば、第2音出力部が設けられた第2ユニットを、軸部によって、表示面を有する第1ユニットに対して回動させることができる。そのため、変更制御手段が、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第2音出力部から出力される音の最大出力音量、および当該音の指向性の状態の少なくとも一方を変更することが可能となる。 According to the said structure, the 2nd unit provided with the 2nd sound output part can be rotated with respect to the 1st unit which has a display surface by the axial part. Therefore, the change control means may change at least one of the maximum output volume of the sound output from the second sound output unit and the directivity state of the sound according to the change in the relative positional relationship. It becomes possible.
また、第2音出力部は、指向性を有する状態で音を出力可能である。そのため、上記相対的な位置関係において、例えば、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が高い使用状態と想定される場合に、指向性を有する状態で音を出力したり、当該音の最大出力音量を上げたりしたりすることが可能となる。一方、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が低い使用状態であると想定される場合には、例えば、無指向性状態で音を出力したり、当該音の最大音量出力を下げたりすることが可能となる。なお、当該音の最大音量出力を下げる場合には、情報端末からは、例えば、無指向性状態で音が別途出力される。 Further, the second sound output unit can output sound in a state having directivity. Therefore, in the relative positional relationship, for example, when it is assumed that the second sound output unit is highly likely to be used facing the user, a sound is output in a state having directivity, It is possible to increase the output volume. On the other hand, when it is assumed that the second sound output unit is in a usage state where the probability of facing the user is low, for example, the sound is output in an omnidirectional state or the maximum volume output of the sound is reduced. It becomes possible. Note that when the maximum volume output of the sound is lowered, the information terminal separately outputs a sound in an omnidirectional state, for example.
このように、本発明の一態様に係る情報端末は、変更制御手段による上記制御により、情報端末の使用状況に応じて、上記音の最大出力音量、および上記音の指向性の状態の少なくとも一方を変更することができる。それゆえ、情報端末の使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことができる。 As described above, the information terminal according to one aspect of the present invention can perform at least one of the maximum output volume of the sound and the directivity state of the sound according to the usage status of the information terminal by the control by the change control unit. Can be changed. Therefore, it is possible to prevent the sound pressure and sound quality of the sound reaching the user from being lowered regardless of the usage status of the information terminal.
さらに、本発明の態様2に係る情報端末(1、1b、1c)は、上記態様1において、上記第1ユニット(メインユニット2)には、無指向性状態で音を出力可能な第1音出力部(第1スピーカ部27)が設けられており、上記変更制御手段(スピーカ制御部12)は、さらに、上記相対的な位置関係の変化に応じて、音を出力させる音出力部として、上記第1音出力部および上記第2音出力部(第2スピーカ部33)のいずれか一方を選択してもよい。
Further, the information terminal (1, 1b, 1c) according to
上記構成によれば、変更制御手段は、上記相対的な位置関係の変化に応じて、音を出力させる音出力部として、第1音出力部および第2音出力部のいずれか一方を選択する。そのため、変更制御手段は、上記相対的な位置関係において、例えば、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が低い使用状態であると想定される場合には、第1音出力部を選択して、無指向性状態で音を出力させることが可能となる。一方、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が高い使用状態であると想定される場合には、第2音出力部を選択して、指向性を有する状態で音を出力させることが可能となる。 According to the above configuration, the change control means selects one of the first sound output unit and the second sound output unit as the sound output unit that outputs sound according to the change in the relative positional relationship. . Therefore, the change control means selects the first sound output unit in the relative positional relationship, for example, when it is assumed that the second sound output unit is in a use state where the probability of facing the user is low. Thus, it is possible to output sound in an omnidirectional state. On the other hand, when it is assumed that the second sound output unit is in a usage state with high probability of facing the user, it is possible to select the second sound output unit and output sound in a directional state. It becomes.
このように、本発明の一態様に係る情報端末は、変更制御手段が音を出力させる音出力部を選択することにより、情報端末の使用状況に応じて、情報端末から出力された音がユーザに届きやすく(すなわち、ユーザが聴き取りやすく)することができる。 As described above, the information terminal according to one aspect of the present invention selects the sound output unit that causes the change control unit to output sound, so that the sound output from the information terminal can be changed according to the usage status of the information terminal. (That is, easy for the user to listen to).
さらに、本発明の態様3に係る情報端末(1、1b、1c)は、上記態様2において、上記第1ユニット(メインユニット2)の、上記表示面(d1)と反対側の表面である背面(r1)に、上記第1音出力部(第1スピーカ部27)が設けられており、上記変更制御手段(スピーカ制御部12)は、上記表示面の第1法線方向(h1)と、上記第2ユニット(サブユニット3、3b)の、上記第2音出力部(第2スピーカ部33)が配置された表面(背面r2)の第2法線方向(h2)とが一致する位置から、上記軸部(4)による上記第2ユニットの回動により、上記第1法線方向と上記第2法線方向とのなす角が180度となる範囲におけるいずれかの位置において、上記第1音出力部および上記第2音出力部のいずれか一方の音出力部から、他方の音出力部へ、音の出力源の切り替えを行ってもよい。
Furthermore, the information terminal (1, 1b, 1c) according to
上記の構成によれば、変更制御手段は、上記範囲内において、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が高い使用状態であるかどうかによって、上記音の出力源の切り替えを行うことが可能となる。 According to the above configuration, the change control means can switch the output source of the sound depending on whether or not the second sound output unit is in a usage state in which the second sound output unit faces the user in the above range. It becomes.
さらに、本発明の態様4に係る情報端末(1a)は、上記態様1において、上記変更制御手段(スピーカ制御部42)は、上記表示面(d1)の第1法線方向(h1)と、上記第2ユニット(サブユニット3a)の、上記第2音出力部(第2スピーカ部43)が配置された表面(背面r2)の第2法線方向(h2)とが一致する位置から、上記軸部(4)による上記第2ユニットの回動により、上記第1法線方向と上記第2法線方向とのなす角が180度となる範囲におけるいずれかの位置において、上記音の指向性の状態を変更してもよい。
Furthermore, in the information terminal (1a) according to
上記構成によれば、変更制御手段は、例えば、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が高い使用状態であると想定される場合には、そうでない場合に比して、音の指向性を狭めた状態で、第2音出力部から音を出力させることができる。一方、変更制御手段は、例えば、第2音出力部がユーザと対向する蓋然性が低いと想定される場合には、指向性を広げた状態で、第2音出力部から音を出力させることができる。 According to the above configuration, for example, when it is assumed that the second sound output unit is in a usage state where the second sound output unit is highly likely to face the user, the change directing unit is more direct than the other case. The sound can be output from the second sound output unit in a state in which is narrowed. On the other hand, for example, when it is assumed that the probability that the second sound output unit faces the user is low, the change control means may cause the second sound output unit to output a sound with the directivity expanded. it can.
さらに、本発明の各態様に係る情報端末(1、1a〜1c)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報端末が備える各手段として動作させることにより上記情報端末をコンピュータにて実現させる情報端末の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。 Furthermore, the information terminals (1, 1a to 1c) according to each aspect of the present invention may be realized by a computer. In this case, the information terminal is operated by operating the computer as each unit included in the information terminal. An information terminal control program for realizing the above in a computer and a computer-readable recording medium on which the control program is recorded also fall within the scope of the present invention.
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible within the scope shown in the claims, and embodiments obtained by appropriately combining technical means disclosed in different embodiments. Is also included in the technical scope of the present invention. Furthermore, a new technical feature can be formed by combining the technical means disclosed in each embodiment.
本発明は、画像または音響等の種々の情報をユーザに提示する情報端末全般、特にスマートフォンなどの携帯型情報端末に利用することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used for information terminals in general that present various types of information such as images or sounds to users, in particular, portable information terminals such as smartphones.
1、1a〜1c 情報端末
2、2a メインユニット(第1ユニット)
3、3a、3b サブユニット(第2ユニット)
4 軸部
6、7 回転軸
12、42 スピーカ制御部(変更制御手段)
27 第1スピーカ部(第1音出力部)
33、43 第2スピーカ部(第2音出力部)
d1 表示面
h1 第1法線方向
h2 第2法線方向
r1 背面
r2 背面(第2音出力部が配置された表面)
1, 1a to
3, 3a, 3b Sub unit (second unit)
4
27 First speaker unit (first sound output unit)
33, 43 Second speaker unit (second sound output unit)
d1 display surface h1 first normal direction h2 second normal direction r1 back surface r2 back surface (surface on which the second sound output unit is arranged)
Claims (4)
上記第1ユニットに対して回動可能な第2ユニットと、
上記第2ユニットを上記第1ユニットに対して回動可能とする軸部と、を備え、
上記第2ユニットには、指向性を有する状態で音を出力可能な第2音出力部が設けられ、
さらに、上記第2ユニットが上記軸部を回転軸として回動することにより生じる、上記第1ユニットの上記表示面と、上記第2ユニットの上記第2音出力部との相対的な位置関係の変化に応じて、上記第2音出力部から出力される上記音の最大出力音量、および、上記音の指向性の状態の少なくとも一方を変更する変更制御手段を備えていることを特徴とする情報端末。 A first unit having a display surface;
A second unit rotatable with respect to the first unit;
A shaft portion that allows the second unit to rotate with respect to the first unit;
The second unit is provided with a second sound output unit capable of outputting sound with directivity,
Furthermore, the relative positional relationship between the display surface of the first unit and the second sound output unit of the second unit, which is generated when the second unit rotates about the shaft portion as a rotation axis. Information comprising: a change control means for changing at least one of a maximum output volume of the sound output from the second sound output unit and a directivity state of the sound according to a change. Terminal.
上記変更制御手段は、さらに、上記相対的な位置関係の変化に応じて、音を出力させる音出力部として、上記第1音出力部および上記第2音出力部のいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報端末。 The first unit is provided with a first sound output unit capable of outputting sound in a non-directional state,
The change control means further selects one of the first sound output unit and the second sound output unit as a sound output unit for outputting sound according to the change in the relative positional relationship. The information terminal according to claim 1.
上記変更制御手段は、上記表示面の第1法線方向と、上記第2ユニットの、上記第2音出力部が配置された表面の第2法線方向とが一致する位置から、上記軸部による上記第2ユニットの回動により、上記第1法線方向と上記第2法線方向とのなす角が180度となる範囲におけるいずれかの位置において、上記第1音出力部および上記第2音出力部のいずれか一方の音出力部から、他方の音出力部へ、音の出力源の切り替えを行うことを特徴とする請求項2に記載の情報端末。 The first sound output unit is provided on the back surface of the first unit, which is the surface opposite to the display surface,
The change control means includes the shaft portion from a position where the first normal direction of the display surface and the second normal direction of the surface of the second unit on which the second sound output portion is arranged coincide. The first sound output unit and the second sound output unit at any position in the range where the angle formed by the first normal direction and the second normal direction is 180 degrees by the rotation of the second unit by The information terminal according to claim 2, wherein a sound output source is switched from one of the sound output units to the other of the sound output units.
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