JP2015140120A

JP2015140120A - 車両用表示装置

Info

Publication number: JP2015140120A
Application number: JP2014015029A
Authority: JP
Inventors: 増田　英樹; Hideki Masuda; 英樹増田
Original assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Current assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Priority date: 2014-01-30
Filing date: 2014-01-30
Publication date: 2015-08-03

Abstract

【課題】小型の表示パネルで指針式計器画像を表示することができる。【解決手段】表示パネル１０は、画面１１に画像１２，１３を表示する。保護パネル部材２０は、画像１２，１３を透視可能である。装飾部材７０は、保護パネル部材２０の前側に設けられる。装飾部材７０は、正面視で画面１１の輪郭線と交差するように配置される。表示パネル１０は、透光性接着剤１５にて保護パネル部材２０に接着されている。保護パネル部材２０は、画像１２，１３を視認可能な窓部２２ａが形成された遮光部２２を有する。表示パネル１０は、装飾部材７０の内側に指針画像１３を表示する。【選択図】図１

Description

本発明は、画像を表示する表示パネルを備えた車両用表示装置に関するものである。

従来の車両用表示装置として、例えば特許文献１に開示されたものがある。斯かる車両用表示装置は、表示部の質感を向上させるため、表示パネルとは質感が異なる装飾部材として、光透過性の装飾部材と、光不透過性の装飾部材とを、共通の表示パネルに構成された複数の表示部の表示パネルの前面に配置され、少なくとも１つの表示部は光不透過性の装飾部材の輪郭線に囲まれた内側に配置されている。このような構成によれば、装飾部材を表示パネルに対して立体的に配置でき、装飾部材を画像として表示する場合よりも表示部の質感を向上させることができる。

特許第４４３８５３８号公報

しかしながら、特許文献１記載の表示装置は、共通の表示パネルに複数の表示部を構成するため大型の表示パネルを用いる必要があり、大型の表示パネルでは、表示パネルのコストと、表示パネルを駆動するグラフィックディスプレイコントローラなどからなる駆動システムのコストが高くなるという課題があった。

本発明は、画面１１に画像１２，１３を表示する矩形の表示パネル１０，１１０と、前記画像１２，１３を透視可能である保護パネル部材２０と、前記保護パネル部材２０の前側に設けられた環状の装飾部材７０，１７０と、を備え、前記装飾部材７０，１７０は、正面視で前記画面１１の輪郭線と交差するように配置されているものである。

また、本発明は、画面１１に画像１２，１３を表示する矩形の表示パネル１０，１１０と、前記画像１２，１３を透視可能である保護パネル部材２０と、前記保護パネル部材２０の前側に設けられた円環状の装飾部材７０と、を備え、前記装飾部材７０の内径Ｄは、前記画面１１の短辺長さＹよりも大きいものである。

また、本発明は、前記表示パネル１０，１１０は、透光性接着剤１５にて前記保護パネル部材２０に接着されているものである。

また、本発明は、前記保護パネル部材２０は、前記画像１２，１３を視認可能な窓部２２ａが形成された遮光部２２を有するものである。

また、本発明は、前記表示パネル１０，１１０は、前記装飾部材７０，１７０の内側に指針画像１３を表示するものである。

また、本発明は、前記保護パネル２０は、前記装飾部材７０，１７０の内側で、且つ、前記画面１１の外側に表示部２２ｂを有するものである。

また、本発明は、前記表示パネル１０，１１０は、黒色の背景画像を表示するものである。

表示パネルの画面の輪郭線と交差するように装飾部材を配置することにより、小型の表示パネルで指針式計器画像を表示することができる。

本発明の第一実施形態を示す正面図。同上実施形態を示す断面図。同上実施形態を示す要部拡大断面図。同上実施形態を示すブロック図。本発明の第二実施形態を示す要部拡大断面図。本発明の第三実施形態を示す断面図。

以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図１乃至図４は、第一実施形態を示すものである。車両用表示装置は、液晶表示パネル１０，カバープレート２０，ケース体３０，回路基板４０，指針式計器５０，６０，装飾部材７０を備えている。

液晶表示パネル１０は、ＴＦＴ型カラー液晶モジュールからなるものである。液晶表示パネル１０は、正面視で矩形になっており、横長に配置されている。液晶表示パネル１０は、透光性接着剤１５にてオプティカルボンディングされており、カバープレート２０の後面に密着されている。透光性接着剤１５は、光硬化型の接着剤である。液晶表示パネル１０は、図示しない可撓性配線部材によって、回路基板４０に電気的に接続されている。

液晶表示パネル１０の画面１１は、所定の長辺長さＸ，短辺長さＹを有する横長な矩形になっている。液晶表示パネル１０の画面１１には、目盛り画像１２，指針画像１３，矢印マーク画像１４，１５等が表示される。目盛り画像１２，指針画像１３は、正面視で装飾部材７０の内側に表示され、矢印マーク画像１４，１５は、正面視で装飾部材７０の外側に表示される。

液晶表示パネル１０の画面１１には、目盛り画像１２，指針画像１３，矢印マーク画像１４，１５の背景として、黒色の背景画像が表示される。指針画像１３は、車両速度に応じて、仮想中心点Ｚを中心として回動するように表示される。矢印マーク画像１４，１５は、方向指示器の操作に応じて、点滅表示される。つまり、左側の方向指示器が作動しているときは、矢印マーク画像１４が点滅表示され、右側の方向指示器が作動しているときは、矢印マーク画像１５が点滅表示される。

カバープレート２０は、平板形状の透明な無機ガラスやＰＭＭＡガラスからなる透光性基板２１の後面に黒色印刷層からなる遮光部２２を形成したものである。カバープレート２０の遮光部２２は、液晶表示パネル１０の画面１１を視認する矩形の窓部２２ａと、警告表示部となる円形の窓部２２ｂとを有している。遮光部２２の窓部２２ｂの大きさは、液晶表示パネル１０の画面１１の大きさよりも、若干大きくなっている。

警告表示部（窓部２２ｂ）は、装飾部材７０の内側で、且つ、液晶表示パネル１０の画面１１の外側に配置されている。ケース体３０はＡＥＳ等の樹脂からなるものであり、ケース体３０内の空間には、液晶表示パネル１０，回路基板４０，指針式計器５０，６０が収容されている。ケース体３０の前面部には、カバープレート２０が貼着されている。

回路基板４０は、ガラスエポキシ樹脂からなる基材に銅箔からなる配線パターンを形成したものであり、発光素子４１，ステッピングモータ５３，６３が搭載されている。発光素子４１は、遮光部２２の窓部２２ｂに対応する個所に配置されている。発光素子４１の周囲には、筒状の遮光壁８１が設けられている。遮光壁８１の前端部はカバープレート２０の後面に当接し、後端部は回路基板４０の前面に当接している。指針式計器５０，６０は、文字板５１，６１と、この文字板５１，６１を指示する指針５２，６２と、この指針５２，６２を回動させるステッピングモータ５３，６３とを有している。

装飾部材７０は、ＡＢＳ等の非透明樹脂、または、ＰＭＭＡ等の透明樹脂からなるものである。装飾部材７０は、正面視で所定幅Ｗを有する円環状になっており、カバープレート２０の前面に貼着されている。装飾部材７０の内径Ｄは、液晶表示パネル１０の画面１１の短辺長さＹよりも大きくなっている。円環状の装飾部材７０の中心は、回動するように表示される指針画像１３の仮想中心点Ｚと一致する。装飾部材７０の一部は、液晶表示パネル１０の画面１１の下方に食み出しており、装飾部材７０は、液晶表示パネル１０の画面１１の輪郭線と交差している。

図４は、車両用表示装置の電気的構成を示すブロック図である。マイコン１００は、ＣＰＵ１０１，ＲＯＭ１０２，ＲＡＭ１０３を有している。速度センサ１１０は、車両速度を検出し、マイコン１００に速度データを出力する。マイコン１００は、ＲＯＭ１０２に格納されている所定のプログラムに基づいて、液晶表示パネル１０，発光素子４１，ステッピングモータ５３，６３を駆動する。速度センサ１１０によって検出された車両速度が所定値以上になったとき、マイコン１００は、発光素子４１を所定周期（例えば１秒）で点滅させる。

図５は、第二実施形態を示すものである。第二実施形態は、第一実施形態に比して液晶表示パネル１１０及び反射防止層２３のみが異なり、他の構成は第一実施形態と同様である。

液晶表示パネル１１０は、透明電極が形成された一対の透光性基板に液晶を封入した液晶セル１１１の前後面に前側偏光板１１２，後側偏光板１１３を貼着したものである。液晶表示パネル１１０は、図示しないバックライト手段によって透過照明される。カバープレート２０の遮光部２２は、正面視で前側偏光板１１２と一部重なっている。遮光部２２の窓部２２ａは、液晶表示パネル１１０の前側偏光板１１３の輪郭線よりも若干小さくなっている。遮光部２２の窓部２２ｂの大きさは、液晶表示パネル１１０の画面の大きさよりも、若干大きくなっている。

カバープレート２０は、平板形状の透明な無機ガラスやＰＭＭＡガラスからなる透光性基板２１の前面に反射防止層２３を形成すると共に、後面に黒色印刷層からなる遮光部２２を形成したものである。カバープレート２０の反射防止層２３は、液晶表示パネル１１０及び指針式計器５０，６０に対応する領域を含む透光性基板２１の略全体に同一膜厚で形成されている。

図６は、第三実施形態を示すものである。第三実施形態は、第一実施形態に比して、主に装飾部材１７０が異なり、他の構成は第一実施形態と同様である。

装飾部材１７０は、ＡＢＳ等の非透明樹脂、または、ＰＭＭＡ等の透明樹脂からなるものである。装飾部材７０は、円環部１７１と直線部１７２とを有する環状になっており、カバープレート２０の前面に貼着されている。円環部１７１の中心は、回動するように表示される指針画像１３の仮想中心点Ｚと一致する。直線部１７２を含む装飾部材１７０の一部は、液晶表示パネル１０の画面１１の下方に食み出しており、装飾部材１７０は、液晶表示パネル１０の画面１１の輪郭線と交差している。

本発明は、装飾部材７０，１７０が大きければ、指針式計器画像が大きいように感じられることに着目してなされたものであり、各実施形態では、装飾部材７０，１７０の一部が画面１１の下方から食み出すように、装飾部材７０，１７０を配設しており、大きいように感じられる指針式計器画像になる。

なお、本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、表示パネルはＥＬモジュールであっても良い。また、警告表示部は、例えば、透過照明される警告意匠であっても良い。

１０液晶表示パネル（表示パネル）
１１画面
１２目盛り画像（画像）
１３指針画像（画像）
１５透光性接着剤
２０カバープレート（保護パネル）
２２遮光部
２２ａ窓部
２２ｂ窓部（表示部）
７０装飾部材
１１０液晶表示パネル（表示パネル）
１７０装飾部材
Ｄ内径
Ｙ短辺長さ

Claims

画面に画像を表示する矩形の表示パネルと、前記画像を透視可能である保護パネル部材と、前記保護パネル部材の前側に設けられた環状の装飾部材と、を備え、前記装飾部材は、正面視で前記画面の輪郭線と交差するように配置されていることを特徴とする車両用表示装置。
画面に画像を表示する矩形の表示パネルと、前記画像を透視可能である保護パネル部材と、前記保護パネル部材の前側に設けられた円環状の装飾部材と、を備え、前記装飾部材の内径は、前記画面の短辺長さよりも大きいことを特徴とする車両用表示装置。
前記表示パネルは、透光性接着剤にて前記保護パネル部材に接着されていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両用表示装置。
前記保護パネル部材は、前記画像を視認可能な窓部が形成された遮光部を有することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両用表示装置。
前記表示パネルは、前記装飾部材の内側に指針画像を表示することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両用表示装置。
前記保護パネルは、前記装飾部材の内側で、且つ、前記画面の外側に表示部を有することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両用表示装置。
前記表示パネルは、黒色の背景画像を表示することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両用表示装置。