JP2015125652A - データ処理装置及びデータ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者にとって簡便な方法で、添付ファイルを含むデータから当該ファイルを復元し、必要に応じて暗号化を解除して出力する新たなデータ処理装置及びデータ処理方法の提供。【解決手段】入力データ11からパスワードの候補の取得を試みるパスワード抽出手段51と、パスワードの候補を格納するパスワード記憶装置52と、入力データ13を格納するデータ記憶装置53と、必要に応じてパスワードの候補15を用いて暗号化の解除を試みるファイル復元手段54と、得られた復元ファイル17を出力する送信手段55と、所定条件によりデータを削除するデータ削除手段56と、を備えるデータ処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は入力データに含まれる添付ファイルを復元して得られた復元ファイルを出力するデータ処理装置及びデータ処理方法に関する。
近時の情報通信網の発達に伴い、いわゆるバイナリファイルをテキスト化して添付した電子メールのやりとりが日常的に行われている。その際、セキュリティ意識の高まりから、予め定めた文字列からなるパスワードを用いて電子的に暗号化したファイルを添付し、それを復元し暗号化を解除することも日常的に行われている。暗号化されたファイルのパスワードの伝達はセキュリティの程度を左右する要因になり得る。高度のセキュリティを期すのであれば、電子メール以外の伝達手段、例えば、口頭、電話、ファクシミリ等の手段でパスワードを伝達することが好ましいが、やや繁雑である。これに対して、セキュリティの程度はやや下がり得るが、暗号化解除のためのパスワードを電子メールの本文に記載することも便法として行われる。
添付ファイルの暗号化解除のためのパスワードを電子メール本文に記載する方法については、当該添付ファイルを含む電子メールの本文に記載する方法と、添付ファイルを含む電子メールとは別個の電子メールの本文にパスワードを記載する方法とが考えられる。これらのうち、後者の方がやや高いセキュリティが期待されるが、電子メールの受信者は、暗号化された添付ファイルを参照するためには、パスワードが記載されるメールを探してパスワードを取得し、改めて添付ファイルに当該パスワードを適用するという手間が強いられる。
前記の手間については、大型の作業画面をもついわゆるパーソナルコンピュータであれば、添付ファイルを含む電子メールとパスワードが記載された電子メールとを同時に同画面に表示させながら作業することができるため、セキュリティ向上のためには甘受し得る手間であるともいえた。しかし、近時のスマートフォン等の小型携帯端末では作業画面が小さく、電子メールは一通ずつ表示させることを前提に基本プログラム(OS)やメール操作プログラムが設計されることが多い。その場合、暗号化された添付ファイルを含む電子メールの受信者は、まず、当該電子メールの表示を一旦終了させ、受信メール群から暗号化の解除のためのパスワードが記載されていると思しき電子メールを表示させ、その電子メール本文に記載されている暗号化解除用のパスワードと推定される文字列を(手書きのメモ、端末の「コピー」機能、使用者自身の記憶力などにより)記憶し、その電子メールの表示を終了させ、受信メール群から、当初の電子メールを選択し、そこに含まれる添付ファイルを復元し、暗号化解除用のパスワードを適用して暗号化を解除させることにより、ようやく、添付ファイルを参照することができる。小型の端末において、前記のような操作を強いられることは作業効率の著しい低下を招く。こういった作業効率の低下は、添付ファイルが暗号化されていない場合であっても生じ得る。
継続的に電子メールをやりとりする特定の送受信者間では、添付ファイルの暗号化の解除のためのパスワードを1または数個に定めておいて、添付ファイルを含む電子メールに「パスワードは前回と同じです。」や、「いつものパスワードで開いてください。」などのメッセージを記載するのみであって、パスワードを得るために、ずっと以前の電子メールを参照しなければならないこともある。この場合、パスワードが記載された電子メールを探す労力が多大であったり、パスワードが記載された電子メールを誤って削除することによるパスワードの亡失も懸念される。
さらに、添付ファイルとして複数のファイルを包含する圧縮ファイル(いわゆる、ZIP等)が用いられることがある。圧縮ファイルに暗号化が施される場合もある。暗号化が施された圧縮ファイルに包含される複数のファイルを参照するためには、通常は、添付ファイルからバイナリファイルを復元し、パスワードを用いて暗号化を解除し、さらに、圧縮ファイルから個々のファイルを抽出する必要があり、多大な手間がかかる。
上記のように、電子メールに含まれる添付ファイルの暗号化を解除するためのパスワードが別個の電子メールに記載されている場合には、取り扱いが繁雑である。この問題は、電子メールに限定される訳ではなく、暗号化されたデータと、当該暗号を解除するためのパスワードが別の電子ファイルにテキスト形式で記載される場合にも生じ得る。
上記を鑑みて本発明では、作業者にとって簡便な方法、好ましくは、復元作業を意識させることなく自動化し得る方法が採り得る、添付ファイルを含むデータから当該ファイルを復元し、必要に応じて暗号化を解除して出力する新たなデータ処理装置及びデータ処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意工夫の結果、以下の発明を完成した。
(1)暗号化されていてもよい添付ファイル含む入力データから、ファイルを復元し、さらに必要に応じて暗号化を解除して、得られる復元ファイルを出力するデータ処理装置であって、入力データからパスワードの候補の取得を試みるパスワード抽出手段と、パスワード抽出手段によって取得されたパスワードの候補を格納するパスワード記憶装置と、上記入力データを、パスワード抽出手段を経た後に格納するデータ記憶装置と、データ記憶装置内の添付ファイルの復元を試み、かつ、必要に応じてパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補を用いて添付ファイルの暗号化の解除を試みることによって、復元ファイルを得るファイル復元手段と、前記得られた復元ファイルを出力する送信手段と、ファイルの復元が成功したデータ及びデータ記憶装置に格納されてから予め定めた条件を充足したデータを削除するデータ削除手段と、を備えるデータ処理装置。
(2)パスワード記憶装置は第1及び第2のパスワード記憶装置を備え、第1のパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補は格納後に予め定めた条件を充足した後に削除されるよう構成されており、第2のパスワードにはユーザが任意にパスワードの候補を格納することができ、かつ、ユーザが明示的に削除しない限りはパスワードの候補を格納し続けるよう構成されている、(1)のデータ処理装置。
(3)データ記憶装置に入力データが格納されたときに、パスワード記憶装置に格納されている全てのパスワードの候補を用いてファイル復元手段により添付ファイルの暗号化の解除が試みられるよう構成されてなる(1)又は(2)のデータ処理装置。
(4)パスワード記憶装置にパスワードの候補が格納されたときに、前記パスワードの候補を用いてデータ記憶装置に格納されている全ての入力データに対してファイル復元手段により添付ファイルの暗号化の解除が試みられるよう構成されてなる(1)〜(3)のいずれかのデータ処理装置。
(5)添付ファイルは複数のファイルを包含する圧縮ファイルであり、上記ファイル復元手段は圧縮ファイルに包含される複数のファイルを前記圧縮ファイルから抽出して複数の復元ファイル生成するよう構成されてなる、(1)〜(4)のいずれかのデータ処理装置。
(6)暗号化されていてもよい添付ファイル含む入力データから、ファイルを復元し、さらに必要に応じて暗号化を解除して、得られる復元ファイルを出力するデータ処理方法であって、入力データからパスワードの候補の取得を試みて、取得されたパスワードの候補をパスワード記憶装置に格納し、上記入力データをデータ記憶装置に格納し、データ記憶装置内の添付ファイルの復元を試み、かつ、必要に応じてパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補を用いて添付ファイルの暗号化の解除を試みることによって、復元ファイルを得て、前記得られた復元ファイルを出力する、データ処理方法。
(7)パスワード記憶装置に格納されたパスワードの削除条件を設定する(7)のデータ処理方法。
(8)添付ファイルは複数のファイルを包含する圧縮ファイルであり、添付ファイルを復元するときに圧縮ファイルに包含される複数のファイルを前記圧縮ファイルから抽出して複数の復元ファイル生成する、(6)又は(7)のデータ処理方法。
本発明によれば、電子メールの送受信者はパスワードの取り扱いに高い意識を払うことなく、簡便な操作で添付ファイルを参照することができるデータ処理装置が提供される。好適態様によれば、特定の送受信者間で定めた特定のパスワードを亡失させる懸念が著しく減少する。本発明のデータ処理装置は、電子メールの添付ファイルのみならず、特定の文字列からなるパスワードにより復元させるよう構成された暗号化されたファイルの取り扱いにも適用することができる。
本発明のデータ処理装置における処理の模式図である。
図面を適宜参照しながら本発明を詳述する。但し、本発明は図示された態様に限定されるわけでない。
本発明のデータ処理装置は、入力データに含まれる添付ファイルを復元して得られた復元ファイルを出力する装置である。当該装置の外形については特に限定はなく、磁気ディスク等の記憶装置やCPU等の処理装置を一つまたは複数の筐体に格納した形態などが非限定的に挙げられる。「入力データ」としては典型的には電子メールデータなどが挙げられる。「添付ファイル」としては、例えば、バイナリファイルに対してBASE64やuuencodeなどといった形式によるエンコードを施して得られるファイルなどが挙げられる。「暗号化されたファイル」は、予め定めたパスワードを適用しないと参照できないファイルや、いわゆる圧縮ファイル(ZIPやLZHなど)であって「解凍」において予め定めたパスワードを必要とするもの、などが非限定的に挙げられる。
図1は本発明のデータ処理装置における処理の模式図である。
本発明のデータ処理装置に入力データ11は、パスワード抽出手段51による処理に供される。データ11は、本発明のデータ処理装置に供すべきデータであり、典型的には電子メールのデータである。パスワード抽出手段51は、入力データ11を解析してパスワードの候補になり得る文字列の抽出を試みる手段である。パスワード抽出手段51は、例えば、データ11を解析するための作業用メモリやデータ11を解析するプロセッサなどを含んでいてもよく、具体的な電子部品の詳細や組み合わせは、データ解析に関する従来技術を適宜参照することができる。パスワード抽出手段51における解析作業としては、例えば、データ11内にて「パスワードは、・・・です。」などの文字列を発見してパスワードの候補と思しき文字列を抽出したり、整然とした文章中に突如として出現する無意味な文字列をパスワードの候補として抽出したりすることなどが挙げられる。パスワードの候補を認識し、抽出する具体的な手段と装置については、例えば、テキストデータ解析に関する従来技術を適宜参照することができる。パスワード抽出手段51では、一つの入力データ11から1つ又は複数のパスワードの候補を抽出してもよいし、実際にパスワードが含まれない場合などでは、パスワードの候補が抽出されなくてもよい。
入力データに含まれる添付ファイルは、暗号化されていてもよい。具体的には、添付ファイルは暗号化されていてもよいし、暗号化されていなくてもよい。暗号化された添付ファイルを含む入力データは、典型的には、暗号化されていないバイナリファイルに暗号化を施して、暗号化済みのバイナリファイルを作成して、その暗号化済みバイナリファイルをエンコードしてテキストファイルを得て、そのテキストファイルが入力データに取り込まれることにより得られる。暗号化されていない添付ファイルを含む入力データは、典型的には、暗号化されていないバイナリファイルをエンコードしてテキストファイルを得て、そのテキストファイルが入力データに取り込まれることにより得られる。
パスワード抽出手段51で抽出された、パスワードの候補12はパスワード記憶装置52に格納される。さらに、パスワード抽出手段51にてパスワードの候補12が抽出されたか否かに関わりなく、入力データ11は、パスワード抽出手段51を経た後にデータ記憶装置53に格納される。
パスワード記憶装置52には、上述したように抽出されたパスワードの候補12が格納される。ここで、格納とは、典型的にはメモリや磁気ディスク等の記憶媒体に記録されることなど、必要時にパスワードの候補12を用いることができるように保持しておくことを意味する。パスワード記憶装置52を構成する具体的なデバイスは特に限定なく、データ記録に関する従来技術を適宜参照することができ、非限定的には磁気ディスク等の記録メディアなどが挙げられる。本発明においては、パスワード抽出手段51において所定の判断条件に応じて次々と生成されるパスワードの候補12を特に選別することなく、順次、パスワード記憶装置52に格納することができる。
パスワード記憶装置52に格納されたパスワードの候補12は、後述する処理に供されるが、パスワード記憶装置52の容量に応じて適宜消去するように構成されていてもよい。例えば、パスワード記憶装置52に格納された後の所定時間経過後に消去してもよいし、パスワード記憶装置52の残り容量が所定値以下になったら順次パスワードの候補を古い順に消去してもよい。その際に、パスワードの候補の中で、添付ファイルの復元に成功したパスワード(真のパスワード)については、消去されるタイミングを遅らせたりすることも可能である。このように、パスワード記憶装置52には、パスワードの候補を削除する条件を予め定めておくことが好ましい。パスワードの候補の削除の条件は任意に定めることができる。
好適態様においては、パスワード記憶装置52は、第1及び第2のパスワード記憶装置を備える。第1のパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補は格納後に予め定めた条件を充足した後に削除されるよう構成され、第2のパスワード記憶装置に記憶装置はユーザが任意にパスワードの候補を格納することができ、かつ、ユーザが明示的に削除しない限りはパスワードの候補を格納し続けるよう構成されている。第1のパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補の削除の条件については、例えば、所定時間経過後の削除や、第1のパスワード記憶領域の残り容量が閾値以下になったときに古いパスワードの候補から削除する、などが挙げられる。この好適態様では、第2のパスワード記憶装置に特徴がある。電子メールの特定の送受信者間で特定のパスワードを定めておくことはしばしば起こり得る。その場合に、その特定のパスワードを任意のパスワードの候補として第2のパスワード記憶装置に格納しておくことが便利である。後述するように、パスワード記憶装置内のパスワードの候補は添付ファイルの復元のために用いられるので、意図的な消去作業を行わない限り格納され続ける第2のパスワード記憶装置内に、使用頻度が高いことが見込まれるパスワードの候補を格納しておくことは、パスワードの亡失防止に寄与するばかりでなく、上述したパスワード抽出手段51によるパスワードの候補の抽出の失敗があっても正しいパスワードの候補を格納できる点で有利である。第2のパスワード記憶装置内には、複数のパスワードの候補を格納することができる。また、ファイルの暗号化の解除に成功したパスワードが自動的に第2のパスワード記憶装置に格納されるように構成されていてもよい。
データ記憶装置53には、パスワード抽出手段51を経た後のデータ13が格納される。データ13は通常は入力データ11と同じである。データ記憶装置53の具体的なデバイスについては、磁気ディスク等が非限定的に挙げられ、具体的にはデータ記録に関する従来技術を適宜参照することができる。基本的には入力データ11は全てデータ記憶装置53に格納されるのであるから、添付ファイルを含むものもあり得るし、そのような添付ファイルを含まないものもあり得る。
以上のようにして、パスワード記憶装置52にはパスワードの候補が格納され、データ記憶装置53には入力データ13が格納されてることとなる。本発明によれば、ファイル復元手段54において、入力データ14から添付ファイルの復元を試みる。ここで、「復元」は、典型的には、電子メール等にテキストファイルとして付属された添付ファイルをデコードして元のバイナリファイルを得ることが挙げられる。そして、必要に応じて、パスワード記憶装置52に格納されたパスワードの候補15を、前述のように復元されたファイルに適用させてファイルの暗号化の解除を試みる。「必要に応じて」とは、典型的には、添付ファイルから復元されたファイルが暗号化されているか否かを判別し、暗号化されている場合などを指す。以上により、添付ファイルから復元され、必要に応じて暗号化が解除された復元ファイル16が生成し得る。ファイル復元手段54における具体的なプロセッサ等の選択・配置等については、ファイル制御、添付ファイルの復号技術、暗号化の解除技術、圧縮ファイルの解凍技術などの従来技術を適宜参照して決めることができる。
本発明では、パスワードの候補15とデータ14に含まれ得る添付ファイルとは機械的に適合させるので、個々の組合せにおいては添付ファイルに適した「真の」パスワードがマッチする可能性は必ずしも高くない可能性がある。このため、ファイル復元手段54では、可能な限り、パスワード記憶装置52内の全てのパスワードの候補15と、データ記憶装置53内のすべてのデータ14とを総当りにして復元を試みることが好ましい。例えば、データ記憶装置53に新たにデータ13が格納されたときに、そのときにパスワード記憶装置52に格納されている全てのパスワード15の候補を用いてファイル復元手段54において添付ファイルの復元及び必要に応じて暗号化の解除が試みられるよう構成されてなることが好ましい。このような構成により、当該データが格納される以前に到着した電子メールに「真の」パスワードが存在していた場合には、当該データに含まれる添付ファイルの暗号化の解除に成功する可能性が極めて高い。逆に、パスワード記憶装置52にパスワードの候補12が新たに格納されたときに、前記パスワードの候補を用いて、そのときにデータ記憶装置53に格納されている全てのデータに対してファイル復元手段54により添付ファイルの暗号化の解除が試みられるよう構成されてなることも好ましい。このような構成により、当該パスワードの候補が格納される以前に到着した電子メールにそのパスワードが適合する添付ファイルが存在していた場合には、その添付ファイルの暗号化の解除に成功する可能性が極めて高い。これらの好ましいタイミングによる復元・暗号化の解除の試みを組み合わせたり、さらに、所定時間ごとに、格納されたデータ14と格納されたパスワードの候補15とを総当りで組み合わせて添付ファイルの復元・暗号化の解除を試みるようにファイル復元手段が構成されていてもよい。
ファイル復元手段54では、いわゆる圧縮ファイルの「解凍」が行われてもよい。圧縮ファイルは、複数のファイルが包含されているファイルであり、暗号化されていてもされていなくてもよい。圧縮ファイルの「解凍」は、包含されている個々のファイルを抽出する行為である。圧縮ファイルが暗号化されている場合には、「解凍」の際に上述したようにパスワードの候補の適用により暗号化の解除と「解凍」が試みられる。圧縮ファイルの「解凍」が成功した場合には、複数の復元ファイル16が生成する。
以上のように添付ファイルの復元(デコード)、さらに必要に応じて暗号化の解除や、圧縮ファイルの「解凍」を試みた結果として、復元等が成功した場合には、得られた復元ファイル16は送信手段55によって送信される。送信手段55の具体的な構成は、ファイル伝送などに関する従来技術を適宜参照することができる。送信手段55から送信される復元ファイル17は、例えば、電子メールの受信者へ送信されるように構成されていてもよいし、あるいは、クラウドサービスとしての記憶装置へ送信されるように構成されていてもよい。上述の処理が本発明のデータ処理装置により一連にかつ自動的になされることで、電子メールの受信者は、パスワードを探す手間や、ファイルの復元作業を明示的に行う必要が無く、セキュリティが維持された状態で、添付ファイルの復元に成功する。
添付ファイルが圧縮ファイルである場合には、復元ファイル17は、圧縮ファイル(ZIPファイル等)であってもよいし、圧縮ファイルから「解凍」して得られた個々のファイル群であってもよいし、あるいは、圧縮ファイルと前記個々のファイル群との集合であってもよい。電子メールに添付された圧縮ファイルそれ自体は内容の検索が困難又は不可能であることが多い。そのような圧縮ファイルから自動的に「解凍」して得られた個々のファイルが所定の記憶装置に格納されることにより、例えば、複数ファイルの全文検索プログラムによって、ユーザが容易に所望のファイルを探しだすことができるようになる。
データ記憶装置53内には入力されるデータが溜まるので、適時に消去することが好ましい。本発明では、データ削除手段56により予め定められた条件によりデータが削除される。まず、データ復元手段54により添付ファイルの復元が成功したデータについては本発明のデータ処理装置から削除することが好ましい。すなわち、データ復元手段54において復元に成功した添付ファイルを含んでいたデータ19は、データ削除手段56により削除されてもよい。また、例えば、データ記憶装置53に格納されてから予め定めた時間が経過したときに、当該装置53内に残っているデータは削除してよい可能性が高い。添付ファイルのパスワードは例えば前後1時間以内といったような短時間で通常は送信されるためである。あるいは、データ記憶装置53の残り容量が所定値以下になったときに古いデータから消去するという条件の定め方も挙げられる。データ削除手段56の具体的なデバイスの選択や構成については、データ処理に関する従来技術を適宜参照することができる。データ削除手段56は、データ記憶装置53からのデータ18やデータ復元手段54からのデータ19を本発明のデータ処理装置から削除し、そのデータ20については、何処にも残さずに完全に消去させるようにデータ記憶装置53が構成されていてもよいし、本発明のデータ処理装置外の任意の記憶装置(図示せず)にデータ20を記憶させるようにデータ記憶装置53が構成されていてもよい。
本発明の装置は、電子メールに限らず、パスワードを用いて復元し得る添付ファイルを含むデータの取り扱いに適用することができる。また、例えば、ユーザ宛の電子メールを自動的に本発明の装置に供することにより、当該ユーザは、パスワードの存在やその組み合わせなどを全く意識することなく、セキュリティを維持しつつ、復元されたファイルを取り扱うことができる。さらに、本発明のデータ処理方法では、上述した本発明の装置に限定せずに、同等の処理を行い得る装置等によって復元データを出力させることができる。
本発明によれば、セキュリティを維持したまま、簡便な作業あるいは作業を意識せずに、暗号化や圧縮がなされていてもよいファイルの送受信を取り扱うことができるので、特に、小型携帯端末におけるデータのやり取りのセキュリティ向上や効率性の向上に寄与し得る。
11、13、14、18、19、20:データ
12、15:パスワードの候補
16、17:復元ファイル
51:パスワード抽出手段
52:パスワード記憶装置
53:データ記憶装置
54:ファイル復元手段
55:送信手段
56:データ削除手段

Claims (8)

  1. 暗号化されていてもよい添付ファイル含む入力データから、ファイルを復元し、さらに必要に応じて暗号化を解除して、得られる復元ファイルを出力するデータ処理装置であって、
    入力データからパスワードの候補の取得を試みるパスワード抽出手段と、
    パスワード抽出手段によって取得されたパスワードの候補を格納するパスワード記憶装置と、
    上記入力データを、パスワード抽出手段を経た後に格納するデータ記憶装置と、
    データ記憶装置内の添付ファイルの復元を試み、かつ、必要に応じてパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補を用いて添付ファイルの暗号化の解除を試みることによって、復元ファイルを得るファイル復元手段と、
    前記得られた復元ファイルを出力する送信手段と、
    ファイルの復元が成功したデータ及びデータ記憶装置に格納されてから予め定めた条件を充足したデータを削除するデータ削除手段と、
    を備えるデータ処理装置。
  2. パスワード記憶装置は第1及び第2のパスワード記憶装置を備え、
    第1のパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補は格納後に予め定めた条件を充足した後に削除されるよう構成されており、
    第2のパスワードにはユーザが任意にパスワードの候補を格納することができ、かつ、ユーザが明示的に削除しない限りはパスワードの候補を格納し続けるよう構成されている、
    請求項1記載のデータ処理装置。
  3. データ記憶装置に入力データが格納されたときに、パスワード記憶装置に格納されている全てのパスワードの候補を用いてファイル復元手段により添付ファイルの暗号化の解除が試みられるよう構成されてなる請求項1又は2記載のデータ処理装置。
  4. パスワード記憶装置にパスワードの候補が格納されたときに、前記パスワードの候補を用いてデータ記憶装置に格納されている全ての入力データに対してファイル復元手段により添付ファイルの暗号化の解除が試みられるよう構成されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 添付ファイルは複数のファイルを包含する圧縮ファイルであり、上記ファイル復元手段は圧縮ファイルに包含される複数のファイルを前記圧縮ファイルから抽出して複数の復元ファイル生成するよう構成されてなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. 暗号化されていてもよい添付ファイル含む入力データから、ファイルを復元し、さらに必要に応じて暗号化を解除して、得られる復元ファイルを出力するデータ処理方法であって、
    入力データからパスワードの候補の取得を試みて、取得されたパスワードの候補をパスワード記憶装置に格納し、
    上記入力データをデータ記憶装置に格納し、
    データ記憶装置内の添付ファイルの復元を試み、かつ、必要に応じてパスワード記憶装置に格納されたパスワードの候補を用いて添付ファイルの暗号化の解除を試みることによって、復元ファイルを得て、
    前記得られた復元ファイルを出力する、
    データ処理方法。
  7. パスワード記憶装置に格納されたパスワードの削除条件を設定する請求項6記載のデータ処理方法。
  8. 添付ファイルは複数のファイルを包含する圧縮ファイルであり、添付ファイルを復元するときに圧縮ファイルに包含される複数のファイルを前記圧縮ファイルから抽出して複数の復元ファイル生成する、請求項6又は7記載のデータ処理方法。
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