JP2015045770A - Silencer - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、消音器に関する。 The present invention relates to a silencer.
トランペットなどの管楽器の音量を少なくする目的で使用される消音器がある(例えば特許文献1)。この種の消音器は、大きな音量で吹奏することができない場所や状況における吹奏の練習などに使用される。 There is a silencer used for the purpose of reducing the volume of a wind instrument such as a trumpet (for example, Patent Document 1). This type of silencer is used for practice of playing in places and situations where it is not possible to play at high volume.
ところで、消音器を装着した管楽器の吹奏練習では、消音器を装着しない場合と同様の吹奏方法で吹奏することが好ましい。しかし、消音器を装着して吹奏する場合、吹奏者が聴く音の音量は、消音器を装着しないで吹奏する場合に比べ小さくなる。このため、消音器を装着した管楽器の吹奏では、消音器を装着しなかったとした場合に管楽器から放音される音量を推定することが困難である。また、消音器を装着して吹奏する場合、吹奏者が聴く音の音量が小さくなるため、吹奏者は、消音器を装着しないで吹奏する場合に比べ自然と呼気を強く吹き込んで吹奏してしまう、ということがある。自然と呼気を強く吹きこんで吹奏すると、吹奏者の唇が早く疲労することがあり、また、本来の吹奏方法と異なる好ましくない吹奏方法を身につけてしまう恐れがある。このように、消音器を装着して吹奏する場合、吹奏者は吹奏状態(例えば音量や呼気の吹き込む強さなど)を正確に把握することが困難である、という問題がある。 By the way, in wind practice of wind instruments equipped with a silencer, it is preferable to perform by the same playing method as when no silencer is attached. However, when playing with the silencer attached, the volume of the sound heard by the blower is smaller than when playing without the silencer attached. For this reason, it is difficult to estimate the volume of sound emitted from a wind instrument when it is assumed that the silencer is not mounted in the wind instrument mounted with the silencer. In addition, when playing with a silencer, the volume of the sound heard by the blower is reduced, so the blower naturally blows in a stronger breath than when playing without the silencer. There are times. When blowing naturally and exhaling strongly, the lips of the player may get tired quickly, and there is a risk of wearing an unfavorable blowing method different from the original blowing method. As described above, when playing with a silencer attached, there is a problem that it is difficult for the performer to accurately grasp the blowing state (for example, the volume or the strength of breathing).
ここで、消音器を装着した状態での管楽器の吹奏では、ベル内にマイクロフォンを配置し、このマイクロフォンによりベル内の音を収音し、その音をイヤホンにより聴くという方法を取ることが可能である。しかし、吹奏者が消音器を装着しイヤホンを用いて吹奏音を聴いたときに感じる音量感と、吹奏者が消音器を装着しないで吹奏したときに感じる音量感とが、吹奏感、音色、骨伝導音との関係などにより異なる。このため、イヤホンを用いた場合、吹奏者は、自分がどのくらいの強さで呼気を吹き込んでいるのかが分かり難くなる。従って、消音器を装着して吹奏する場合、イヤホンを用いて吹奏音を聴いたとしても、吹奏者は吹奏状態を正確に把握することが困難である。また、長時間に亙ってイヤホンを装着するのは非常に煩わしいものである。 Here, in wind instrument playing with the silencer attached, it is possible to place a microphone in the bell, pick up the sound in the bell with this microphone, and listen to the sound with the earphone. is there. However, the feeling of volume when a blower wears a silencer and listens to the sound of the sound using an earphone, and the feeling of volume when the blower does not wear the silencer, It depends on the relationship with bone conduction sound. For this reason, when the earphone is used, it becomes difficult for the wind performer to know how strong he is breathing. Therefore, when playing with a muffler attached, it is difficult for a blower to accurately grasp the blowing state even if he / she listens to the blowing sound using an earphone. In addition, it is very troublesome to wear the earphone for a long time.
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、消音器を装着して管楽器を吹奏したときにおける吹奏状態を把握することができる技術的手段を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a technical means capable of grasping a blowing state when a silencer is attached and a wind instrument is played.
この発明は、後端側から管楽器のベルに挿入される本体部と、前記管楽器の吹奏状態を検出する検出手段と、前記本体部の前端の外壁に設けられ、前記検出手段により取得した吹奏状態を示す情報を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする消音器を提供する。 The present invention provides a main body portion inserted into a wind instrument bell from the rear end side, a detection means for detecting a wind state of the wind instrument, and a wind state obtained by the detection means provided on an outer wall of the front end of the main body portion. And a display means for displaying information indicating the silencer.
この発明によれば、検出手段により取得した吹奏状態を示す情報が本体部の前端の外壁に設けられる表示手段に表示される。このため、消音器を管楽器に装着して管楽器を吹奏したときの吹奏状態を表示手段の表示を見ることにより把握することができる。また、イヤホンを耳に装着する煩わしさもない。また、イヤホンにより吹奏音を確認する態様では、イヤホンを装着している人のみしか吹奏音を確認することができないが、本発明では、表示手段の表示をみることにより複数人が同時に吹奏状態を把握することができる。さらに、本発明では、表示手段が消音器の本体部に設けられているため、消音器とは別個に表示手段を用意する必要がない。 According to this invention, the information which shows the blowing state acquired by the detection means is displayed on the display means provided in the outer wall of the front end of a main-body part. For this reason, it is possible to grasp the playing state when the silencer is attached to the wind instrument and the wind instrument is played by viewing the display on the display means. Also, there is no hassle of wearing earphones on the ears. In addition, in the aspect of confirming the sound of the wind with the earphone, only the person who wears the earphone can confirm the sound of the wind, but in the present invention, a plurality of people can simultaneously play the sound by viewing the display on the display means. I can grasp it. Furthermore, in the present invention, since the display means is provided in the silencer body, it is not necessary to prepare display means separately from the silencer.
好ましい態様において、前記検出手段は、前記本体部とともに前記ベルに挿入され、前記ベル内に生じる音を取得する収音手段を有し、前記収音手段により取得した音の音量を示す情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする。この態様によれば、収音手段により取得したベル内に生じる音の音量が表示手段に表示される。このため、消音器を管楽器に装着して管楽器を吹奏したときのベル内に生じる音の音量を表示手段の表示を見ることで把握することができる。 In a preferred aspect, the detection means includes sound collection means that is inserted into the bell together with the main body and acquires sound generated in the bell, and information indicating the volume of the sound acquired by the sound collection means It is characterized by being displayed on a display means. According to this aspect, the volume of the sound generated in the bell acquired by the sound collection unit is displayed on the display unit. For this reason, the volume of the sound produced in the bell when the silencer is attached to the wind instrument and the wind instrument is played can be grasped by looking at the display on the display means.
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態による消音器1の構成を示す縦断面図である。本実施形態による消音器1は、トランペット用の消音器1である。図1は、消音器1をトランペットのベル3に装着した状態を示す。消音器1は、胴部11と底部12とから構成される本体部を有する。本体部の内側には、マイクロフォン33が固定されている。本実施形態による消音器1は、このマイクロフォン33によりベル3内に生じた音を収音し、収音した音の音量を示す情報を表示部20に表示させるものである。本実施形態による表示部20は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)インジケータである。このLEDインジケータは、複数の点灯部21(LED)により構成されている。本実施形態では、ユーザの吹奏によりベル3内に生じた音の音量に従って、この複数の点灯部21の点灯態様を変化させる。従って、この複数の点灯部21の点灯態様を見ることで吹奏によりベル3内に生じる音の音量を把握することができる。
以下、消音器1の構成を詳細に説明する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
<First Embodiment>
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the structure of a silencer 1 according to the first embodiment of the present invention. The silencer 1 according to the present embodiment is a silencer 1 for trumpet. FIG. 1 shows a state in which the silencer 1 is mounted on the
Hereinafter, the configuration of the silencer 1 will be described in detail.
消音器1の本体部は、胴部11を有する。この胴部11は、その内側に空洞13を有する略円錐管形状の中空の管体である。この胴部11は、前端である大径側端11aから後端である小径側端11bに向かってトランペットのベル3の内壁に沿うようにして外径および内径が小さくなっている。後端である小径側端11bは開口している。小径側端11b近傍の胴部11の外壁には、柔軟な素材からなる取り付け部14が設けられている。消音器1は、小径側端11b側からトランペットのベル3に挿入される。そして、胴部11は、小径側端11b近傍において、取り付け部14を介してベル3の内壁に固定される。
The main body of the silencer 1 has a
本体部の前端には、底部12がある。この底部12は、皿状であり、皿の底の部分が消音器1の軸近傍に位置している。また、底部12の縁の部分は、胴部11の大径側端11aと接着剤等により接合されている。底部12は、胴部11の前端である大径側端11aを閉塞する閉塞部として機能し、大径側端11aは閉塞端となっている。また、底部12は、胴部11がトランペットのベル3の内壁に固定されたときにベル3の端面近傍に位置する。より詳細には、底部12と胴部11の接合部近傍がベル3の端面に位置し、底部12は、当該底部12が湾曲している分だけベル3の端面よりも外側(前方側)に突出する。
There is a
底部12の内壁には、一端が底部12の内壁近傍において開口されているU字パイプ16の他端が固定されている。底部12のU字パイプ16が固定されている部分には、貫通孔15が設けられている。U字パイプ16の内径および貫通孔15の径は、トランペットのマウスピースの最小内径と同径以上となっている。トランペットのマウスピースから吹き込まれトランペット内を通過し、消音器1の胴部11の小径側端11bから消音器1内の空洞13に導入された呼気は、U字パイプ16を通過し貫通孔15から消音器1の外部の空間に排出される。
The other end of the U-shaped
また、底部12の中心近傍における消音器1の内部側には、底部12から胴部11の小径側端11b方向に胴部11の軸に沿って配置されるパイプ31を支えるための支持部32が設けられている。パイプ31の先端にはマイクロフォン33が取り付けられている。マイクロフォン33は、消音器1をトランペットに装着するとき、本体部とともにベル3内に挿入される。マイクロフォン33は、トランペットの吹奏状態を検出する検出手段である。具体的には、マイクロフォン33は、消音器1をトランペットに装着して吹奏したときにベル3内に生じる音を取得する収音手段である。このマイクロフォン33により、消音器1を装着して吹奏したときの吹奏状態のうち特にベル3内における音量が検出される。パイプ31の内部にはマイクロフォン33に接続された信号線34が挿通されている。信号線34は、底部12の中心に設けられたパッキン35を介して消音器1の外部に連続しており、表示部20に接続されている。また、パイプ31のマイクロフォン33側端近傍には、音程調節部36が固定されている。音程調節部36は、ベル3の内壁に沿うようにしてパイプ31のマイクロフォン33側端に向かって外径および内径が小さくなっている。音程調節部36の大径側端36aは開口しており、同小径側端36bはパイプ31の先端において閉塞している。
Further, on the inner side of the silencer 1 near the center of the
底部12の外壁には、表示部20が固定されている。表示部20は、検出手段により取得した吹奏状態を示す情報を表示する表示手段である。本実施形態による表示部20は、マイクロフォン33が収音したベル3内の音の音量を示す情報を表示する。表示部20は、視覚により音量を把握させる役割を担う。本実施形態による表示部20は、LEDインジケータである。より詳細に説明すると、図1に示すように、表示部20は、多色発光ダイオードからなる長方形の点灯部21を複数(図1では10個)有している。なお、点灯部21の数は図1に示す10個に限られない。各点灯部21は、消音器1をトランペットに装着してベル3の前方側からベル3の端面を見たときに各点灯部21が見えるように表示部20の正面に配置されている。各点灯部21が配置されている面は、表示部20の表示面として機能する。各点灯部21は、当該点灯部21の短辺方向に並べられている。また、図1(B)に示すように、表示部20は、底部12の中央よりも下側の位置に配置されている。また、表示部20は、ベル3の前方側からベル3の端面を見たときに各点灯部21が左右方向(水平方向)に並ぶように底部12の外壁に固定されている。そして、消音器1は、表示部20が底部12の中央よりも下側に位置し、各点灯部21が左右方向に並ぶような姿勢でトランペットに装着される。また、表示部20の正面の面積は、底部12の正面の面積よりも小さくなっている。また、表示部20は、電源(電池)と制御部とを内蔵している(図示略)。この電源と制御部は、表示部20を動作させるためのものである。
A
表示部20の各点灯部21は、閾値を越えた音量を示す信号が入力されたときに点灯する。すなわち、表示部20の各点灯部21は、音量に対応付けられている。ここで、表示部20の各点灯部21は、通常の状態において、当該各点灯部21のうち正面から見て左側の点灯部21の閾値が低く右側の点灯部21に進むに従って閾値が所定値毎に高くなるように設定される。すなわち、表示部20は、入力された信号が示す音量レベルに対応する点灯部21から左側の点灯部21をすべて点灯させる。そして、入力される信号が示す音量が小さくなると、その音量レベルに対応する点灯部21は左側方向にシフトし点灯する点灯部21の数が少なくなる。一方、入力される信号が示す音量が大きくなると、その音量レベルに対応する点灯部21は右側方向にシフトし点灯する点灯部21の数が多くなる。換言すると、ベル3内の音の音量が大きくなるほど左側から右側に向かって点灯部21が点灯していく。なお、上記のように、正面から表示部20を見たときに音量が大きくなるほど右側方向に点灯が進む表示態様を、以下、順方向表示という。
Each
また、表示部20の各点灯部21は、当該各点灯部21のうち正面から見て右側の点灯部21の閾値が低く左側の点灯部21に進むに従って閾値が所定値毎に高くなるように設定することもできる。図2(B)は、このときの消音器1の構成を示す正面図である。図2(B)に示すように、この設定において表示部20は、入力された信号が示す音量レベルに対応する点灯部21から右側の点灯部21をすべて点灯させる。そして、入力される信号が示す音量が小さくなると、その音量レベルに対応する点灯部21は右側方向にシフトし点灯する点灯部21の数が少なくなる。一方、入力される信号が示す音量が大きくなると、その音量レベルに対応する点灯部21は左側方向にシフトし点灯する点灯部21の数が多くなる。換言すると、ベル3内の音の音量が大きくなるほど右側から左側に向かって点灯部21が点灯していく。このように、表示部20は、音量を示す情報を鏡像反転して表示する表示態様とすることもできる。ここで、鏡像反転とは、左右反転と同様の意味である。また、鏡像反転して表示する表示内容は、順方向表示による表示内容を左右反転したものである。なお、上記のように、正面から表示部20を見たときに音量が大きくなるほど左側方向に点灯が進む表示態様(鏡像反転して表示する表示態様)を、以下、鏡像表示という。
In addition, each
図2(A)は、図2(B)に示す消音器1の正面を鏡に映したときの鏡40に映った消音器1の鏡像を示す鏡像図である。右側から左側に向かって点灯部21が点灯していく設定(鏡像表示)にした表示部20を有する消音器1(図2(B))の正面を鏡40に対向させると、当該鏡40には、図2(A)に示すように左側から右側に向かって点灯部21が点灯していく表示部20を有する消音器1が映る。すなわち、表示部20の表示態様を鏡像表示に設定して表示部20の表示面を鏡40に対向させると、鏡40には、順方向表示による表示内容と同じものが映る。従って、順方向表示で表示された音量を示す情報を鏡40を介して間接的に見ることができる。
FIG. 2A is a mirror image showing a mirror image of the silencer 1 reflected on the
消音器1の表示部20は、順方向表示(第1の表示態様)と鏡像表示(第2の表示態様)のいずれかの表示態様で表示する。そして、ユーザの操作により、順方向表示(第1の表示態様)と鏡像表示(第2の表示態様)とを切り替えることができる。また、表示部20の各点灯部21は、表示部20に入力される信号に従ってリアルタイムに点灯する。また、表示部20は、例えば、閾値が低い点灯部21を緑色で点灯させ、閾値が高い点灯部21を赤色で点灯させるという具合に、各点灯部21の点灯する色を変えても良い。
以上が、消音器1の構成である。
The
The above is the configuration of the silencer 1.
次に、本実施形態による消音器1の動作を説明する。まず、表示部20の初期設定を行う。より詳細に説明すると、ユーザは、消音器1をトランペットに装着せずに、消音器1に設けられた録音スタートボタン(図示略)を押下する。次に、ユーザは、消音器1のマイクロフォン33に向かってトランペットを通常の音量で吹奏する。このとき、ユーザは、マイクロフォン33の収音面にベル3の端面を対向させて、ベル3の軸の延長線上にマイクロフォン33の軸が重なるような姿勢で、かつ、マイクロフォン33にベル3をできるだけ近づけた位置でトランペットを吹奏する。ユーザがトランペットを吹奏すると、マイクロフォン33は、トランペットから放音される音を収音する。これにより、消音器1は、消音器1が装着されていない状態におけるトランペットの吹奏音を録音する。録音は、例えば数秒程度継続される。なお、録音スタートボタンをユーザが押下して録音を開始する態様に限られず、例えば、50dB以上の音が入力されたときに自動で録音を開始するようにしても良い。
Next, the operation of the silencer 1 according to the present embodiment will be described. First, initial setting of the
次に、表示部20は、録音した音の平均音量を算出する。次に、表示部20は、算出した平均音量のデシベル値を表示部20の中央の点灯部21に対応した閾値th0とする。次に、表示部20は、正面から見て中央の点灯部21の左横の点灯部21に対応した閾値thL1をth0−6dB、さらにその左横の点灯部21に対応した閾値thL2をth0−12dB、・・・という具合に、左側に進むに従って6dBずつ小さくなる閾値を各点灯部21について決定する。また、表示部20は、正面から見て中央の点灯部21の右横の点灯部21に対応した閾値thR1をth0+6dB、さらにその右横の点灯部21に対応した閾値thR2をth0+12dB、・・・という具合に、右側に進むに従って6dBずつ大きくなる閾値を各点灯部21について決定する。このようにして、各点灯部21の閾値の初期設定が行われる。この初期設定により、消音器1が装着されていないときの音量を基準として表示部20の点灯部21を点灯させることができる。
Next, the
次に、表示部20の表示態様の設定を行う。ユーザは、表示部20を操作して、順方向表示あるいは鏡像表示のいずれかを選択する。鏡像表示が選択された場合、消音器1は、中央の点灯部21を境として左右の各点灯部21の音量のデシベル値を左右反転させて当該各点灯部21の閾値に対応させる。
Next, the display mode of the
次に、ユーザは、消音器1をトランペットのベル3に装着する。このとき、消音器1は、図1に示すように表示部20が底部12の中央よりも下側に配意されるように装着される。そして、ユーザは、トランペットを吹奏する。消音器1により閉塞されたトランペットのベル3内に生じた音は、ベル3内のマイクロフォン33により収音される。表示部20は、マイクロフォン33により収音された音を示す信号を信号線34を介して受け取る。表示部20は、入力された信号が示す音の音量をデシベル値で算出する。そして、表示部20は、算出したデシベル値よりも閾値が低い点灯部21を点灯させる。このとき、表示部20の表示態様を順方向表示に設定してあれば、左側から右側に向かって点灯部21の点灯が進み、同表示態様を鏡像表示に設定してあれば、右側から左側に向かって点灯部21の点灯が進む。そして、ユーザの吹奏によりベル3内に生じる音の音量に従ってリアルタイムに表示部20の各点灯部21が点灯する。
Next, the user attaches the silencer 1 to the
このように、本実施形態による消音器1は、吹奏状態を検出する検出手段と、検出手段により取得した吹奏状態を示す情報を表示する表示手段とを有している。具体的には、消音器1は、検出手段としてベル3内に生じる音を収音するマイクロフォン33を有し、表示手段としてマイクロフォン33が収音した音の音量を示す情報を表示する表示部20を有している。表示部20は複数の点灯部21を有し、各点灯部21は表示部20に入力される信号が示す音の音量に従って点灯する。これにより、消音器1をトランペットに装着して吹奏したときにおけるベル3内に生じる音の音量をイヤホンを使用せずに目視により確認することができる。すなわち、消音器1を装着して管楽器を吹奏したときにおける吹奏状態(本実施形態では特に音量)を把握することができる。また、消音器1を装着しなかった場合の音量を基準とした音量が表示部20に表示されるように表示部20の初期設定を行っているため、消音器1を装着して吹奏しても消音器1を装着しなかったとした場合にトランペットから放音される音量を把握することができる。また、イヤホンを耳に装着する煩わしさがない。また、イヤホンにより吹奏音を確認する態様ではイヤホンを装着している人のみしか吹奏音を確認することができないが、本実施形態による消音器1では、表示部20の表示を見る複数人が同時に吹奏状態(本実施形態では特に音量)を確認することができる。また、音量を確認しながら吹奏することができるため、自然と呼気を強く吹き込んで吹奏してしまうことを防止することができる。また、表示部20が消音器1の本体部に設けられているため、消音器とは別個に表示手段を用意する必要がない。
As described above, the silencer 1 according to the present embodiment includes the detection unit that detects the playing state and the display unit that displays the information indicating the playing state acquired by the detection unit. Specifically, the silencer 1 has a
また、消音器1は、表示部20において順方向表示と鏡像表示とを切り替えることができる。表示部20を順方向表示にすることで、トランペットを吹奏しているユーザ以外の他人が表示部20の表示を直接目視することができる。例えば、消音器1をトランペットに装着して合奏の指導を受ける場合、指揮者や指導者が表示部20の表示を直接目視し、各吹奏者に適切なアドバイスをすることができる。一方、表示部20の表示態様を鏡像表示にして表示部20を鏡40に映すことで、消音器1を装着してトランペットを吹奏しているユーザが表示部20の表示を鏡40を介して目視することができる。例えば、消音器1をトランペットに装着して個人練習をする場合、鏡40に映った表示部20の表示を目視し、音量を確認しながら吹奏をすることができる。このとき、表示部20の各点灯部21は消音器1の正面に配置されているため、ベル3の端面を鏡40に対向させると表示部20の各点灯部21は自然に鏡40に映る。そして、吹奏時のユーザの視線はトランペットのマウスピース側からベル3側へ向かう方向であるため、鏡40に映った表示部20の各点灯部21を自然に見ることができる。また、表示部20の表示態様を鏡像表示とすることにより、順方向表示による表示内容と同様の表示内容を鏡40を介して見ることができるため、違和感なく音量を確認することができる。また、個人指導を受ける場合、吹奏しているユーザとその指導者の両方が鏡40に映った表示部20の表示を見ることにより、ユーザは、指導者からの適切なアドバイスを受けつつ音量を確認しながら吹奏をすることができる。
Further, the silencer 1 can switch between forward display and mirror image display on the
また、表示部20の表示を見ることで、意図する音量となっているかを確認することができるにとどまらない。すなわち、音量以外の吹奏状態も確認することができる。例えば、トランペットを吹き始めるタイミングやトランペットを吹き終わるタイミング(すなわち音の出し始めや出し終わるタイミング)を確認することもできる。また、例えば、ビブラート(すなわち音量を細かく変化させる吹奏方法)やタンギング(すなわち音の区切りを明瞭にする吹奏方法)なども確認することができる。
Moreover, it is not only possible to confirm whether the intended volume is obtained by viewing the display on the
<第2実施形態>
図3は、この発明の第2実施形態による消音器1Aの構成を示す正面図である。本実施形態による消音器1Aは表示部20に代えて表示部20Aとした点において第1実施形態による消音器1と異なる。本実施形態による消音器1Aの表示部20Aは、第1実施形態による消音器1の表示部20における点灯部21をLCD22(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)に代えたものである。
Second Embodiment
FIG. 3 is a front view showing the configuration of the
表示部20Aは、マイクロフォン33が収音した音の音量をデシベル値で算出し、その音量のデシベル値をLCD22に文字、数字、画像などで表示する装置である。LCD22は、表示部20Aの表示面として機能する。LCD22は、消音器1Aをトランペットに装着してベル3の前方側からベル3の端面を見たときにLCD22が見えるように表示部20Aの正面に配置される。図3に示すように、LCD22には、例えば、音量“80dB”を示す文字等が表示される。なお、画像等により音量を示す情報をLCD22に表示しても良い。また、音量に応じてLCD22に表示する文字等の色を変更したり背景色を変更したりしても良い。
The
また、第1実施形態における表示部20と同様に、表示部20Aは、LCD22に音量を示す情報を順方向表示で表示することができることに加え、LCD22に音量を示す情報を鏡像反転して表示する鏡像表示で表示することができる。そして、ユーザの操作により、順方向表示と鏡像表示とを切り替えることができる。ここで、本実施形態における順方向表示は、正面からLCD22を見たときにLCD22の表示内容を理解することができるように表示する表示態様を指す。また、本実施形態における鏡像表示は、正面からLCD22を見たときに音量を示す情報を鏡像反転して表示する表示態様であり、鏡40に映ったLCD22が表示する表示内容を見たときにその表示内容を理解することができるように表示する表示態様を指す。図4(B)は、表示部20Aの表示態様を鏡像表示としたときの消音器1Aの構成を示す正面図であり、図4(A)は、図4(B)に示す消音器1Aの正面を鏡40に映したときの鏡40に映った消音器1Aの鏡像を示す鏡像図である。図4(B)に示すように、LCD22には、音量“80dB”を示す文字が鏡像反転(左右反転)して表示されており、正面からLCD22を見たときには“80dB”を理解し難い。しかし、図4(A)に示すように、LCD22を鏡40に映すことで、鏡40に映ったLCD22が表示する表示内容“80dB”を理解することができる。
Similarly to the
従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。 Therefore, the present embodiment has the same effect as the first embodiment.
<第3実施形態>
図5は、この発明の第3実施形態による消音器1Bの構成を示す正面図である。本実施形態による消音器1Bは、表示部20をフレキシブルアーム25を介して消音器1Bに固定した点において第1実施形態による消音器1と異なる。本実施形態による消音器1Bの表示部20は、第1実施形態による消音器1の表示部20と同様である。
<Third Embodiment>
FIG. 5 is a front view showing the configuration of the
フレキシブルアーム25は、例えば、蛇腹状の金属製のチューブである。フレキシブルアーム25は、軽い力で自在に曲げることができ、かつ、曲げた姿勢を保持することができる部材である。フレキシブルアーム25の一端は、底部12の外壁に固定されている。フレキシブルアーム25の他端には、表示部20が固定されている。また、フレキシブルアーム25内には、マイクロフォン33から表示部20に連続する信号線34が挿通されている。
The
図5(A)は、表示部20が底部12の縁よりも内側に収まるようにフレキシブルアーム25を曲げた状態を示している。図5(A)のようにフレキシブルアーム25を曲げると、底部12の外壁に表示部20を固定した第1実施形態の消音器1と同様に取り扱うことができる。また、図5(B)は、表示部20が底部12の縁よりも外側に位置するようにフレキシブルアーム25を曲げた状態を示している。図5(B)のようにフレキシブルアーム25を曲げると、底部12の縁により囲まれた範囲よりも広い範囲に表示部20が位置するため、表示部20をより見易くすることができる。このように、消音器1Bは、フレキシブルアーム25を自在に曲げることにより、フレキシブルアーム25の先端の表示部20の位置および姿勢を自在に調整することができる。
FIG. 5A shows a state in which the
本実施形態においても、第1実施形態と同様な効果を奏する。 Also in this embodiment, there exists an effect similar to 1st Embodiment.
また、本実施形態による消音器1Bでは、第1実施形態による消音器1に比べ表示部20をより見易い位置に移動させることができる。例えば、消音器1Bをトランペットに装着して合奏の指導を受ける場合において前列の吹奏者によって後列の吹奏者の消音器1Bの底面12が隠れてしまう場合、底面12の縁よりも外側に表示部20が位置するようにフレキシブルアーム25を動かして表示部20を指揮者や指導者から見易くすることができる。また、フレキシブルアーム25を動かして、表示部20の正面をトランペットを吹奏しているユーザの方へ向けることもできる。このため、トランペットを吹奏しているユーザは、鏡40を介さずに表示部20の表示を直接に目視することもできる。
Moreover, in the
なお、本実施形態による消音器1Bでは、フレキシブルアーム25を用いていたが、自在に曲げることができ、かつ、曲げた姿勢を保持することができるものであれば良く、フレキシブルアーム25に限られない。
In the
<他の実施形態>
以上、この発明の第1から第3実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
<Other embodiments>
Although the first to third embodiments of the present invention have been described above, other embodiments are conceivable for the present invention. For example:
(1)上記各実施形態では、トランペット用の消音器1〜1Bを例に説明したが、トランペット以外の管楽器に用いる消音器においても同様な消音器を設計することができるのは勿論である。 (1) In the above embodiments, the trumpet silencers 1 to 1B have been described as examples, but it is needless to say that a similar silencer can be designed for a silencer used for wind instruments other than the trumpet.
(2)上記各実施形態による消音器1〜1Bにおいて、検出手段は、ベル3内に生じる音を取得するマイクロフォン33であり、表示手段は、音量を示す情報を表示していた。しかし、検出手段は、マイクロフォン33に限られず、表示手段が表示する吹奏状態を示す情報は、音量を示す情報に限られない。また、消音器は、検出手段を複数有していても良い。
(2) In the silencers 1 to 1B according to the above-described embodiments, the detection means is the
例えば、管楽器に吹き込まれる呼気の流量に着目し、呼気の流量を検出する流量センサを検出手段として有しても良い。消音器を装着した状態での管楽器の吹奏では、自然と呼気を強く吹き込んでしまうことがある。そのため、ユーザ(吹奏者)に吹奏状態として管楽器に吹き込まれる呼気の流量を把握させるのである。この場合、表示部20および20Aは、流量センサが検出した呼気の流量の大きさを表示する。これにより、ユーザは、表示部20および20Aを見ることにより、管楽器に吹き込む呼気の流量が適切であるか否かを確認することができる。従って、自然と呼気を強く吹き込んでしまうことを防ぐことができる。また、流量センサで呼気の流量を検出し、検出した呼気の流量を音量に対応付けて、その対応付けた音量を示す情報を表示部20および20Aに表示させるようにしても良い。なお、呼気の流量を検出する流量センサに限られず、例えば、呼気の流速を検出するセンサなどを用いても良い。
For example, focusing on the flow rate of exhaled air that is blown into the wind instrument, a flow sensor that detects the flow rate of exhaled air may be included as the detection means. In wind instrument playing with the silencer attached, the breath may be blown naturally. Therefore, the user (wind player) is made to grasp the flow rate of exhaled air that is blown into the wind instrument as the playing state. In this case, the
また、マウスピースとユーザ(吹奏者)の唇との間の距離に着目し、その距離を検出する距離センサを検出手段として有しても良い。距離センサは、管楽器を吹奏しているか否かという吹奏状態をマウスピースとユーザの唇との間の距離により検出するものである。例えば、消音器は、この距離センサとマイクロフォン33との両方を有し、マイクロフォン33がベル3内の音を検出し、かつ、距離センサが所定距離内に唇を検出した場合に、表示部20および20Aに音量を示す情報を表示する。この態様では、距離センサが所定距離内に唇を検出しない場合、管楽器は吹奏されていないとして、表示部20および20Aに音量を示す情報が表示されない。従って、吹奏していないときに雑音などにより音量を示す情報が表示部20および20Aに表示されるというような誤表示を回避することができる。
Further, the distance between the mouthpiece and the lip of the user (wind player) may be noted, and a distance sensor that detects the distance may be included as detection means. The distance sensor detects a wind state of whether or not a wind instrument is being played based on the distance between the mouthpiece and the user's lips. For example, the silencer has both the distance sensor and the
また、マウスピースへの唇の接触圧に着目し、その接触圧を検出する圧力センサを検出手段として有しても良い。一般に、管楽器の吹奏者(特に初心者)は、高い音を吹奏する際に、必要以上に唇をマウスピースに押し付けてしまう傾向がある。必要以上に唇をマウスピースに押し付けた状態で吹奏することは好ましくない。そのため、吹奏状態としてマウスピースへの唇の接触圧を検出する。この場合、表示部20および20Aは、圧力センサが検出したマウスピースへの唇の接触圧の大きさを表示する。より具体的には、例えば、消音器は、この圧力センサとマイクロフォン33との両方を有し、ベル3内に生じる音を収音するとともにマウスピースへの唇の接触圧を取得する。この態様における表示部20および20Aには、マイクロフォン33が収音する音の音域毎にマウスピースへの唇の接触圧の閾値が予め設定されている。そして、表示部20および20Aは、マイクロフォン33が収音した音の音域に対応する閾値を越えた接触圧が取得された場合、表示色を変更する。これにより、吹奏音の音域に対して必要以上に唇をマウスピースに押し付けているか否かを確認することができる。従って、必要以上に唇をマウスピースに押し付けないように注意しながら吹奏することができる。
In addition, a pressure sensor that detects the contact pressure of the mouthpiece and pays attention to the contact pressure of the lips may be included as detection means. In general, wind instrument players (especially beginners) tend to push their lips against the mouthpiece more than necessary when playing high sounds. It is not preferable to play with the lips pressed against the mouthpiece more than necessary. Therefore, the contact pressure of the lips to the mouthpiece is detected as a blowing state. In this case, the
(3)上記各実施形態による消音器1〜1Bにおける表示部20および20Aは、LEDからなる点灯部21およびLCD22を有していた。しかし、表示手段は、LEDおよびLCD22に限られない。例えば、表示手段として有機エレクトロルミネッセンスを利用した装置を用いても良い。有機エレクトロルミネッセンスを利用した装置を用いることで、LEDおよびLCD22に比べ消音器の重量を軽減することができる。
(3) The
(4)消音器に表示部20および20Aを複数設けても良い。表示部20および20Aを複数設けることで、例えば、1の表示部20および20Aに現在の音量を示す情報を表示し、他の表示部20および20Aに例えばお手本となる音量を示す情報などの参照情報を表示しても良い。このようにすると、参照情報を目視で参照しつつ現在の音量を目視で確認することができる。
(4) A plurality of
(5)消音器に記憶部を設けても良い。例えば、記憶部は表示部20および20Aに内蔵される。例えば、ユーザが過去に吹奏したときの音量を示す情報を記憶部に記憶しておき、記憶しておいた過去の音量を現在において読み出して表示部20および20Aに表示する。このようにすると、過去の音量を参照しながら吹奏することができる。このとき、表示部20および20Aが複数設けられていると、過去の音量を参照しつつ現在の音量も確認することができる。また、記憶部に、表示部20の点灯部21の初期設定などの設定情報を記憶させても良い。
(5) You may provide a memory | storage part in a silencer. For example, the storage unit is built in the
(6)上記第2実施形態による消音器1Aでは、表示部20AのLCD22に音量を数値で表示していた。しかし、表示部20Aの表示態様はこれに限られない。例えば、横軸を時間とし縦軸を音量などの吹奏状態を示す情報としたグラフなどにより表示しても良い。このとき、適切な音量の範囲を示す閾値情報などを付加して表示しても良い。このように、吹奏状態を示す情報をグラフで表示すると、その吹奏状態を示す情報の時間変化を直感的に把握することができる。また、複数の検出手段を有している場合、複数の吹奏状態を示す情報を同時に表示部20Aに表示しても良い。例えば、横軸を時間とし縦軸を音量としたグラフと横軸を時間とし縦軸をマウスピースへの接触圧の大きさとしたグラフの両方を表示するという具合である。また、例えば、現在の吹奏状態を示す情報と過去の吹奏状態を示す情報とを表示部20Aに同時に表示しても良い。
(6) In the
(7)上記第1実施形態による消音器1の表示部20は、複数の点灯部21を有しており、点灯された点灯部21の数により音量を表現していた。しかし、多色発光ダイオードからなる点灯部21を1つだけ有し、点灯部21の点灯する色により音量などの吹奏状態を表現しても良い。例えば、音量が小さいほど緑色に近い色で点灯し、音量が大きいほど赤色に近い色で点灯するという具合である。また、点灯部21の点滅により音量などの吹奏状態を表現しても良い。例えば、音量が小さいほど点灯部21が遅く点滅し、音量が大きいほど点灯部21が速く点滅するという具合である。また、単色発光ダイオードまたは多色発光ダイオードからなる点灯部21を1つだけ有し、所定の閾値を越えた音量を示す信号が当該点灯部21に入力されたときに当該点灯部21を点灯させても良い。
(7) The
(8)上記第1実施形態による消音器1の表示部20初期設定は、消音器1の動作説明において説明した方法に限られない。例えば、次のような方法も挙げられる。まず、ユーザは、トランペットに消音器1を装着しないで通常の音量の音をロングトーン(1つの音を長く吹き続ける奏法)で吹奏する。次に、ユーザは、トランペットを吹き続けたまま消音器1をトランペットに装着し、消音器1をトランペットに装着後も引き続きトランペットを吹き続ける。このとき、ユーザは、トランペットに吹き込む息の強さが消音器1の装着前後で同程度となるように注意する。そして、ユーザは、消音器1を装着してトランペットを吹き続けている状態で、消音器1に設けられた校正ボタン(図示略)を押下する。これにより、消音器1のマイクロフォン33は、校正ボタンが押下されたときの音量を取得する。そして、表示部20は、校正ボタンが押下された時点においてマイクロフォン33が取得した音量のデシベル値を中央の点灯部21に対応する閾値とする。中央の点灯部21以外の他の点灯部21については、先述の初期設定の方法と同様である。この例は、吹き込む息の強さが消音器1の装着前後で同程度にすることができるユーザが表示部20の初期設定を行う場合に有益である。
(8) The initial setting of the
(9)上記第1実施形態による消音器1の表示部20には、消音器1を装着して吹奏したときの音量が、予めユーザが吹奏して設定した音量を基準として表示されていた(すなわち相対的な音量が表示されていた)。しかし、表示部20には、消音器を装着して吹奏したときの音量が、絶対音量で表示されても良い。また、表示部20は、絶対音量で表示されるように初期設定が為されても良い。この例は、合奏などの他の楽器との音量関係を意識して吹奏を行う場合に有益である。また、第2実施形態による消音器1Aの表示部20Aには、音量のデシベル値が数値表示されていた。この場合においても、絶対音量のデシベル値で表示されても良いし、相対的な音量のデシベル値で表示されても良い。相対的な音量のデシベル値で数値表示する場合、例えば、基準音量に対して取得した音量が大きければ正符号で表示し、基準音量に対して取得した音量が小さければ負符号で表示するようにしても良い。
(9) On the
(10)上記第1実施形態による消音器1の表示部20では、正面から表示部20を見たときに音量が大きくなるほど右側方向に点灯が進む表示態様を順方向表示とし、正面から表示部20を見たときに音量が大きくなるほど左側方向に点灯が進む表示態様を鏡像表示としていた。しかし、正面から表示部20を見たときに音量が大きくなるほど左側方向に点灯が進む表示態様を順方向表示とし、正面から表示部20を見たときに音量が大きくなるほど右側方向に点灯が進む表示態様を鏡像表示としても良い。
(10) In the
(11)上記第1実施形態による消音器1の表示部20は、ベル3の前方側からベル3の端面を見たときに各点灯部21が左右方向に並ぶように底部12の外壁に設けられていた。しかし、表示部20は、ベル3の前方側からベル3の端面を見たときに各点灯部21が上下方向に並ぶように底部12の外壁に設けられても良い。また、ベル3の前方側からベル3の端面を見たときに各点灯部21が上下方向に並ぶように、ユーザが消音器1を胴部11の軸の周りに回転させた姿勢でトランペットに装着しても良い。このように、ベル3の前方側からベル3の端面を見たときにおける上下方向に各点灯部21が配置されると、ユーザは、鏡を介して表示部20の表示を見るときにその表示部20の表示態様を鏡像表示にする必要がなくなる。また、表示部20が底部12の中央よりも上側に位置するように、ユーザが消音器1を胴部11の軸の周りに180度回転させた姿勢でトランペットに装着することも考えられる。表示部20がこのように配置された場合、順方向表示に設定して表示すると鏡像反転した内容のように表示され、鏡像表示に設定して表示すると順方向の内容のように表示される。このため、この場合、順方向の内容を表示させるときには鏡像表示に設定し、鏡像反転した内容を表示させるときには順方向表示に設定すると良い。
(11) The
(12)上記第3実施形態による消音器1Bでは、フレキシブルアーム25の先端に点灯部21を有する表示部20を固定していたが、フレキシブルアーム25の先端にLCD22を有する表示部20Aを固定しても良い。
(12) In the
(13)上記第3実施形態による消音器1Bでは、フレキシブルアーム25の先端に点灯部21を有する表示部20を固定していた。しかし、図6に示す消音器1Cように、フレキシブルアーム25の長手方向の各位置に複数の点灯部26を固定しても良い。この態様では、フレキシブルアーム25の長手方向の一連の点灯部26を第1および第3実施形態における表示部20の一連の点灯部21と同様に機能させる。これにより第3実施形態と同様の効果を奏する。
(13) In the silencer 1 </ b> B according to the third embodiment, the
(14)上記各実施形態による消音器1〜1Bでは、表示部20および20Aを動作させるための電源や制御部は表示部20および20Aに内蔵されていた。しかし、それら電源や制御部は、表示部20および20Aの外部に設けられていても良く、また、消音器1〜1Bに搭載されていなくても良い。例えば、消音器1〜1Bのマイクロフォン33の出力信号を消音器1〜1Bから外部装置に出力し、外部装置の制御部で信号処理をした後にその結果を消音器1〜1Bの表示部20および20Aに入力するようにしても良い。
(14) In the silencers 1-1B according to the above embodiments, the power source and the control unit for operating the
(15)上記各実施形態による消音器1〜1Bは、消音器1〜1Bを管楽器に装着したときに底部12がベル3の端面近傍に位置する消音器1〜1Bに表示部20および20Bを設けたものであった。しかし、消音器を管楽器に装着したときに底部12がベル3の端面から前方に大きく突出する消音器に表示部20および20Bを設けても良い。
(15) The silencers 1 to 1B according to the above embodiments include the
1…消音器、3…ベル、11…胴部、11a,36a…大径側端、11b,36b…小径側端、12…底部、13…空洞、14…取り付け部、15…貫通孔、16…U字パイプ、20…表示部、21,26…点灯部、22…LCD、25…フレキシブルアーム、31…パイプ、32…支持部、33…マイク、34…信号線、35…パッキン、36…音程調節部、40…鏡。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Silencer, 3 ... Bell, 11 ... Body part, 11a, 36a ... Large diameter side end, 11b, 36b ... Small diameter side end, 12 ... Bottom part, 13 ... Cavity, 14 ... Mounting part, 15 ... Through-hole, 16 ... U-shaped pipe, 20 ... display section, 21, 26 ... lighting section, 22 ... LCD, 25 ... flexible arm, 31 ... pipe, 32 ... support section, 33 ... microphone, 34 ... signal line, 35 ... packing, 36 ... Pitch adjustment part, 40 ... Mirror.
Claims (5)
前記管楽器の吹奏状態を検出する検出手段と、
前記本体部の前端の外壁に設けられ、前記検出手段により取得した吹奏状態を示す情報を表示する表示手段と、
を具備することを特徴とする消音器。 A main body inserted into the bell of the wind instrument from the rear end side,
Detecting means for detecting a wind state of the wind instrument;
Display means provided on the outer wall of the front end of the main body, and displaying information indicating the playing state acquired by the detection means;
A muffler characterized by comprising:
前記収音手段により取得した音の音量を示す情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の消音器。 The detection means includes sound collection means that is inserted into the bell together with the main body portion and acquires sound generated in the bell,
2. The silencer according to claim 1, wherein information indicating the volume of the sound acquired by the sound collecting means is displayed on the display means.
The said display means has a some light emitting element, The said light emitting element is made to light-emit based on the blowing state detected by the said detection means, The claim of any one of Claims 1-4 characterized by the above-mentioned. The silencer described in 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013177417A JP2015045770A (en) | 2013-08-28 | 2013-08-28 | Silencer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013177417A JP2015045770A (en) | 2013-08-28 | 2013-08-28 | Silencer |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015045770A true JP2015045770A (en) | 2015-03-12 |
Family
ID=52671322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013177417A Pending JP2015045770A (en) | 2013-08-28 | 2013-08-28 | Silencer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015045770A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220139361A1 (en) * | 2020-11-01 | 2022-05-05 | James Alex Warner | MXTZ (Music Exponentially Transformed Through Time) |
-
2013
- 2013-08-28 JP JP2013177417A patent/JP2015045770A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220139361A1 (en) * | 2020-11-01 | 2022-05-05 | James Alex Warner | MXTZ (Music Exponentially Transformed Through Time) |
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