JP2014220777A - 通信制御方法及びセルラ基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを効率的に制御する。【解決手段】第1の特徴に係る通信制御方法は、セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行うための方法である。前記通信制御方法は、ユーザ端末との第1の接続を確立している前記セルラ基地局が、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持するステップと、前記セルラ基地局が、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行う判断ステップと、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、無線LANシステム(WLANシステム)と連携可能なセルラ通信システムにおいて用いられる通信制御方法及びセルラ基地局に関する。
近年、セルラ通信部及びWLAN通信部を有するユーザ端末(いわゆる、デュアル端末)の普及が進んでいる。また、セルラ通信システムのオペレータにより管理されるWLANアクセスポイント(以下、単に「アクセスポイント」という)が増加している。
そこで、セルラ通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、セルラ通信システムとWLANシステムとの連携を強化できる技術が検討される予定である(非特許文献1参照)。
このような技術の目的の一つは、アクセスポイントの使用率を向上させることにより、セルラ基地局及びアクセスポイントで負荷レベルのバランスをとることである。
例えば、セルラ基地局とユーザ端末との間で送受信されるトラフィックを、アクセスポイントとユーザ端末との間で送受信するよう切り替えることにより、セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行(オフロード)できる。
3GPP寄書 RP−1201455
ところで、ユーザ端末は、アクセスポイントとの接続を確立する場合に、セルラ基地局との接続を解放することが一般的である。従って、上述したオフロードの実行中において、ユーザ端末はセルラ通信のアイドル状態になる。
しかしながら、ユーザ端末がアクセスポイントとの接続を確立した後、ユーザ端末とアクセスポイントとの間の通信状況が悪化したような場合には、ユーザ端末とセルラ基地局との間の接続を改めて確立するという非効率な動作(いわゆる、ピンポン現象)が生じ得る。
そこで、本発明は、セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを効率的に制御することを目的とする。
第1の特徴に係る通信制御方法は、セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行うための方法である。前記通信制御方法は、ユーザ端末との第1の接続を確立している前記セルラ基地局が、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持するステップと、前記セルラ基地局が、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行う判断ステップと、を有する。
第2の特徴に係るセルラ基地局は、自身のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行う。前記セルラ基地局は、前記セルラ基地局がユーザ端末との第1の接続を確立している場合において、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持する制御部を備える。前記制御部は、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行う。
本発明によれば、セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを効率的に制御できる。
実施形態に係るシステム構成図である。 実施形態に係るUE(ユーザ端末)のブロック図である。 実施形態に係るeNB(セルラ基地局)のブロック図である。 実施形態に係るAP(アクセスポイント)のブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 実施形態に係る動作例1のシーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る通信制御方法は、セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行うための方法である。前記通信制御方法は、ユーザ端末との第1の接続を確立している前記セルラ基地局が、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持するステップと、前記セルラ基地局が、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行う判断ステップと、を有する。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記セルラ基地局が、前記オフロードの開始後において、前記アクセスポイントとの通信状態を示すフィードバックを前記ユーザ端末から受信するステップをさらに有する。前記判断ステップにおいて、前記セルラ基地局は、前記フィードバックに基づいて前記判断を行う。
実施形態では、前記判断ステップにおいて、前記セルラ基地局は、自身の負荷レベルに基づいて前記判断を行う。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記セルラ基地局が、前記判断ステップにおいて前記オフロードを中止すると判断した場合に、前記オフロードの中止指示を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有する。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記セルラ基地局が、前記判断ステップにおいて前記オフロードを継続すると判断した場合に、前記第1の接続の解放指示を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有する。
実施形態に係るセルラ基地局は、自身のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行う。前記セルラ基地局は、前記セルラ基地局がユーザ端末との第1の接続を確立している場合において、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持する制御部を備える。前記制御部は、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行う。
[実施形態]
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ通信システム(LTEシステム)を無線LAN(WLAN)システムと連携させる場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るシステム構成図である。図1に示すように、セルラ通信システムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。EPC20は、コアネットワークに相当する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセルとの無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。UE100は、セルラ通信及びWLAN通信の両通信方式をサポートする端末(デュアル端末)である。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200はセルラ基地局に相当する。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。また、eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介して、EPC20に含まれるMME/S−GW500と接続される。
EPC20は、複数のMME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)500を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
WLANシステムは、WLANアクセスポイント(以下、「AP」と称する)300を含む。WLANシステムは、例えばIEEE 802.11諸規格に準拠して構成される。AP300は、セルラ周波数帯とは異なる周波数帯(WLAN周波数帯)でUE100との通信を行う。AP300は、ルータなどを介してEPC20に接続される。
また、eNB200及びAP300が個別に配置される場合に限らず、eNB200及びAP300が同じ場所に配置(Collocated)されていてもよい。Collocatedの一形態として、eNB200及びAP300がオペレータの任意のインターフェイスで直接的に接続されていてもよい。
次に、UE100、eNB200、及びAP300の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101及び102と、セルラ通信部111と、WLAN通信部112と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及びセルラ通信部111は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部111は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、セルラ通信部111は、アンテナ101が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
アンテナ102及びWLAN通信部112は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部112は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ102から送信する。また、WLAN通信部112は、アンテナ102が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの入力を受け付けて、該入力の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、セルラ通信部210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及びセルラ通信部210は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、セルラ通信部210は、アンテナ201が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW500と接続される。また、ネットワークインターフェイス220は、EPC20を介したAP300との通信に使用される。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、AP300のブロック図である。図4に示すように、AP300は、アンテナ301と、WLAN通信部311と、ネットワークインターフェイス320と、メモリ330と、プロセッサ340と、を有する。
アンテナ301及びWLAN通信部311は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部311は、プロセッサ340が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ301から送信する。また、WLAN通信部311は、アンテナ301が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ340に出力する。
ネットワークインターフェイス320は、ルータなどを介してEPC20と接続される。また、ネットワークインターフェイス320は、EPC20を介したeNB200との通信に使用される。
メモリ330は、プロセッサ340によって実行されるプログラムと、プロセッサ340による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ340は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ330に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。
図5は、セルラ通信システムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割当リソースブロックを選択するスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC connected state)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRC idle state)である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図6は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図6に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。また、下りリンクにおいて、各サブフレームには、セル固有参照信号などの参照信号が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(実施形態に係る動作)
(1)動作環境
図7は、実施形態に係る動作環境を説明するための図である。図7に示すように、eNB200のカバレッジ内にAP300が設けられている。AP300は、オペレータにより管理されるAP(Operator controlled AP)である。
また、eNB200のカバレッジ内であって、かつAP300のカバレッジ内に複数のUE100が位置している。UE100は、eNB200との接続を確立しており、eNB200とのセルラ通信を行っている。具体的には、UE100は、トラフィック(ユーザデータ)を含んだセルラ無線信号をeNB200と送受信している。或いは、一部のUE100は、eNB200との接続を確立していなくてもよい。
eNB200が多数のUE100との接続を確立する場合、eNB200の負荷レベルが高くなる。負荷レベルとは、eNB200のトラフィック負荷又はeNB200の無線リソース使用率など、eNB200の混雑度を意味する。
ここで、eNB200とUE100との間で送受信されるトラフィックを、AP300とUE100との間で送受信するよう切り替えることにより、eNB200のトラフィック負荷をAP300に移行(オフロード)できる。
しかしながら、一般的なUE100は、AP300との接続を確立する場合に、eNB200との接続を解放するため、オフロードの実行中においてUE100はセルラ通信のアイドル状態になる。
よって、UE100がAP300との接続を確立した後、UE100とAP300との間の通信状況が悪化したような場合には、UE100とeNB200との間の接続を改めて確立するという非効率な動作(いわゆる、ピンポン現象)が生じ得る。
以下において、このような不具合を解消するための実施形態に係る動作について説明する。
(2)実施形態に係る動作概要
実施形態では、UE100との第1の接続(RRC接続)を確立しているeNB200は、AP300との第2の接続をUE100が確立してオフロードを開始しても、第1の接続を解放せずに維持する。そして、eNB200は、オフロードの開始後において、オフロードを継続するか中止するかの判断を行う。このように、オフロードを開始しても第1の接続を解放せずに維持することにより、上述したピンポン現象を回避できる。
eNB200は、オフロードの開始後において、AP300との通信状態を示すフィードバックをUE100から受信し、フィードバックに基づいて、オフロードを継続するか中止するかの判断を行う。或いは、eNB200は、自身の負荷レベルに基づいて、オフロードを継続するか中止するかの判断を行ってもよい。
そして、eNB200は、オフロードを中止すると判断した場合には、オフロードの中止指示をUE100に送信する。一方、オフロードを継続すると判断した場合には、第1の接続の解放指示をUE100に送信してもよい。
(3)実施形態に係る動作例1
図8は、実施形態に係る動作例1のシーケンス図である。本シーケンスの初期状態において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態にある。
図8に示すように、ステップS11において、UE100は、AP300との接続を確立し、AP300へのオフロードを開始する。具体的には、UE100は、eNB200と送受信していたトラフィックを、AP300と送受信するよう切り替える。UE100及びeNB200は、オフロードを開始してもRRC接続を解放せずに維持する。よって、UE100は、オフロードを開始しても、セルラ通信のアイドル状態に遷移せずに、セルラ通信の接続状態を維持する。
ステップS12において、UE100は、eNB200との接続を維持すべき時間を計時するためのタイマ(以下、「接続維持タイマ」という)を起動する。接続維持タイマとしては、既存のタイマ(例えば、DRXタイマ)を流用してもよい。
ステップS13において、UE100は、AP300との通信の状況をeNB200にフィードバックする。AP300との通信の状況とは、AP300との間の無線リンク状況及び/又はAP300に関するネットワーク状況である。AP300との間の無線リンク状況とは、ビーコン信号の信号強度及び無線リンク安定度などである。AP300に関するネットワーク状況とは、AP300の負荷レベルなどである。
ステップS14において、eNB200は、UE100からのフィードバックに基づいて、オフロードを中止するか否かを判断する。すなわち、eNB200は、UE100がAP300と送受信しているトラフィックをeNB200と送受信するよう切り替えるか否かを判断する。例えば、eNB200は、UE100とAP300との間の通信状況が良好であれば、オフロードを継続すると判断し、そうでなければ、オフロードを中止すると判断する。
オフロードを中止するとeNB200が判断した場合(ステップS14:Yes)、ステップS15において、eNB200は、オフロードの中止指示(以下、「Out−bound order」という)をUE100に送信する。Out−bound orderをUE100が受信した場合(ステップS16:Yes)、ステップS17において、UE100は、AP300と送受信していたトラフィックをeNB200と送受信するよう切り替える。この場合、UE100は、接続維持タイマを停止する。
ステップS18において、UE100は、接続維持タイマが満了したか否かを確認する。接続維持タイマが満了した場合、ステップS19において、UE100及びeNB200は、RRC接続を解放する。その結果、UE100は、セルラ通信のアイドル状態(RRCアイドル状態)に遷移する。
尚、本シーケンスでは、UE100が接続維持タイマを管理しているが、eNB200が接続維持タイマを管理してもよい。接続維持タイマをeNB200が管理する場合、eNB200は、オフロードが開始された際に接続維持タイマを起動する。そして、eNB200は、オフロードを中止することなく接続維持タイマが満了した場合には、UE100とのRRC接続の解放処理を行う。
このように、トラフィックの移行先とすべきAP300が選択された後、UE100は、トラフィックの少なくとも一部をそのAP300と送受信するオフロードを開始する。UE100及びeNB200は、オフロードを開始してから所定時間(すなわち、接続維持タイマに対応する時間)が経過するまで、RRC接続を解放せずに維持する。これにより、例えばオフロードによりAP300の負荷が過多になったような場合に、UE100がトラフィックを速やかにeNB200に戻すことができる。また、かかる所定時間内においては、AP300からeNB200へのトラフィックの切り替え(すなわち、オフロードの中止)をeNB200が管理しているので、ピンポン現象を回避できる。
(4)実施形態に係る動作例2
上述した動作例1では、接続維持タイマをUE100又はeNB200が管理していたが、動作例2では、接続維持タイマを使用しない。
動作例2では、eNB200は、オフロードを開始した後、AP300との通信の状況に関するフィードバックをUE100から受信し、UE100とのRRC接続を解放するか否かを判断する。eNB200は、オフロードを開始した後、UE100とAP300との間の通信の状況が良好である場合に、UE100とのRRC接続を解放すると判断する。このような判断手法に限らず、eNB200は、オフロードを開始した後、自身の処理能力上、他に振分けるためのリソースを必要とした場合に、UE100とのRRC接続を解放すると判断してもよい。そして、eNB200は、UE100とのRRC接続を解放すると判断した場合に、RRC接続の解放をUE100に通知し、RRC接続を解放する。従って、eNB200がRRC接続を解放すると判断するまでは、RRC接続が維持される。
[その他の実施形態]
上述した動作は、UE100主導の動作に変更してもよい。UE100は、オフロードを開始した後、AP300との通信の状況に基づいて、eNB200とのRRC接続を解放するか否かを判断する。AP300との通信の状況とは、上述したように、AP300との間の無線リンク状況及び/又はAP300に関するネットワーク状況である。UE100は、オフロードを開始した後、AP300との通信の状況が良好である場合に、eNB200とのRRC接続を解放すると判断する。そして、UE100は、RRC接続の解放をeNB200に要求し、RRC接続を解放する。従って、UE100がRRC接続を解放すると判断するまでは、RRC接続が維持される。
上述した実施形態では、セルラ通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
E−UTRAN10、EPC20、UE100、アンテナ101,102、セルラ通信部111、WLAN通信部112、ユーザインターフェイス120、GNSS受信機130、バッテリ140、メモリ150、プロセッサ160、eNB200、アンテナ201、セルラ通信部210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、プロセッサ240、AP300、アンテナ301、WLAN通信部311、ネットワークインターフェイス320、メモリ330、プロセッサ340、MME/S−GW500

Claims (6)

  1. セルラ基地局のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行うための通信制御方法であって、
    ユーザ端末との第1の接続を確立している前記セルラ基地局が、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持するステップと、
    前記セルラ基地局が、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行う判断ステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記セルラ基地局が、前記オフロードの開始後において、前記アクセスポイントとの通信状態を示すフィードバックを前記ユーザ端末から受信するステップをさらに有し、
    前記判断ステップにおいて、前記セルラ基地局は、前記フィードバックに基づいて前記判断を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記判断ステップにおいて、前記セルラ基地局は、自身の負荷レベルに基づいて前記判断を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記セルラ基地局が、前記判断ステップにおいて前記オフロードを中止すると判断した場合に、前記オフロードの中止指示を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記セルラ基地局が、前記判断ステップにおいて前記オフロードを継続すると判断した場合に、前記第1の接続の解放指示を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  6. 自身のトラフィック負荷をアクセスポイントに移行するオフロードを行うセルラ基地局であって、
    前記セルラ基地局がユーザ端末との第1の接続を確立している場合において、前記アクセスポイントとの第2の接続を前記ユーザ端末が確立して前記オフロードを開始しても、前記第1の接続を解放せずに維持する制御部を備え、
    前記制御部は、前記オフロードの開始後において、前記オフロードを継続するか中止するかの判断を行うことを特徴とするセルラ基地局。
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