JP2014215227A - Testing apparatus for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動車部品や車両の性能試験を行う車両用試験装置に関する。 The present invention relates to a vehicle test apparatus for performing performance tests of automobile parts and vehicles.
特許文献1には、車両用試験装置として、横方向に移動可能な前後一対の横移動架台と、これらの横移動架台上面に左右一組ずつ設けられた4組の6自由度油圧シリンダ群と、これらの6自由度油圧シリンダ群の上端にそれぞれ連結された4つの旋回昇降架台と、これらの4つの旋回昇降架台上にそれぞれ設けられ、車両の4つの車輪が載せられる4つの回転ベルトとを備えた装置が記載されている。
In
前述の従来装置では、車両の車軸に対して軸方向に大きな値を与えることが困難である。
この発明の目的は、車軸に対して軸方向に大きな値を与えることが可能となる車両用試験装置を提供することである。
In the above-described conventional device, it is difficult to give a large value in the axial direction to the axle of the vehicle.
An object of the present invention is to provide a vehicular test apparatus that can give a large value in the axial direction to an axle.
上記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、左前輪、右前輪、左後輪および右後輪の4つの車輪に対応する4つの車軸(21S,22S,23S,24S)が取り付けられるとともに、試験品(40,50)が搭載される試験品搭載用車体(2)と、前記各車軸を前記試験品搭載用車体の側方から支持し、前記各車軸に6自由度の運動をさせるための4つの車軸動揺装置(4,5,6,7)とを含む、車両用試験装置(1)である。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
In order to achieve the above object, the invention according to
この発明では、各車軸動揺装置は、各車軸を前記試験品搭載用車体の側方から支持しているので、各車軸を下方から支持する場合に比べて、各車軸に対して軸方向に大きな力を与えることが可能となる。これにより、たとえば、各車軸に軸方向の力を与えて、各車軸の撓み試験、車体の剛性試験等を行う際に、各車軸に与えることができる軸方向の力の範囲を広くすることができる。車体の剛性試験とは、車体にねじらせてその剛性を測定する試験をいう。 In the present invention, each axle oscillation device supports each axle from the side of the test article mounting body, so that it is larger in the axial direction with respect to each axle than when each axle is supported from below. It becomes possible to give power. Thus, for example, when an axial force is applied to each axle to perform a bending test of each axle, a rigidity test of a vehicle body, etc., the range of the axial force that can be applied to each axle can be widened. it can. The vehicle body rigidity test is a test in which the vehicle body is twisted to measure its rigidity.
請求項2記載の発明は、前記試験品搭載用車体を支持し、かつ前記試験品搭載用車体に6自由度の運動をさせるための車体動揺装置(3)を含む、請求項1に記載の車両用試験装置である。
この構成によれば、各車軸動揺装置によって各車軸が支持されている状態で、車体動揺装置によって試験品搭載用車体に直接に力を加えることができる。これにより、実車両の加速時、減速時、旋回時等に車体に作用する慣性力と同様な力を、車軸を支持している部材に対して車体を相対的に走行させることなく、試験品搭載用車体に与えることができる。
The invention according to
According to this configuration, a force can be directly applied to the test article mounting body by the vehicle body shaking device in a state where each axle is supported by each axle shaking device. As a result, a test article can be obtained without causing the vehicle body to travel relative to the member supporting the axle with the same force as the inertial force acting on the vehicle body during acceleration, deceleration, or turning of the actual vehicle. It can be given to the mounting body.
請求項3記載の発明は、前記各車軸の外端部にそれぞれ連結され、前記各車軸に回転力を付与するための4つ電動モータ(31,32,33,34)をさらに含み、前記各車軸動揺装置は、前記各電動モータを介して前記各車軸を前記試験品搭載用車体の側方から支持している、請求項1または2に記載の車両用試験装置である。
この構成によれば、実車両が走行しているときに路面状況などの外部から車軸に与えられる回転力と同様な回転力を、車軸に付与することができるようになる。
The invention described in
According to this configuration, it is possible to apply a rotational force similar to the rotational force applied to the axle from the outside such as a road surface condition when the actual vehicle is traveling on the axle.
請求項4記載の発明は、前記各車軸動揺装置が、6自由度の運動が可能なモーションベースである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用試験装置である。
請求項5記載の発明は、前記各車軸動揺装置が、6自由度の運動が可能なロボットアームを含むロボットシステムである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用試験装置である。
A fourth aspect of the present invention is the vehicle testing apparatus according to any one of the first to third aspects, wherein each of the axle oscillation devices is a motion base capable of moving with 6 degrees of freedom.
A fifth aspect of the present invention is the vehicle testing apparatus according to any one of the first to third aspects, wherein each of the axle oscillation devices is a robot system including a robot arm capable of moving with 6 degrees of freedom. is there.
以下では、この発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両用検査装置の外観を図解的に示す概略斜視図である。図2は、図1の車両用検査装置を図解的に示す正面図である。図3は、図1の車両用検査装置を図解的に示す側面図である。図4は、図1の車両用検査装置を図解的に示す平面図である。なお、図1および図3では、車軸を支持する第2モーションベースが固定されている垂直壁は省略されている。また、図4では、試験品搭載用車体は省略されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a schematic perspective view schematically showing the appearance of a vehicle inspection apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a front view schematically showing the vehicle inspection apparatus of FIG. FIG. 3 is a side view schematically showing the vehicle inspection apparatus of FIG. 1. 4 is a plan view schematically showing the vehicle inspection apparatus of FIG. 1 and 3, the vertical wall to which the second motion base that supports the axle is fixed is omitted. In FIG. 4, the test article mounting body is omitted.
車両用検査装置1は、左前輪、右前輪、左後輪および右後輪の4つの車輪に対応する4つの車軸21S,22S,23S,24Sが取り付けられるとともに試験品が搭載される試験品搭載用車体2と、試験品搭載用車体2を下方から支持し、かつ試験品搭載用車体2に6自由度の運動をさせるための第1モーションベース(車体動揺装置)3と、各車軸21S,22S,23S,24Sを試験品搭載用車体2の側方から支持し、かつ各車軸21S,22S,23S,24Sに6自由度の運動をさせるための4つの第2モーションベース(車軸動揺装置)4,5,6,7とを含む。
The
図1〜図4においては、試験品搭載用車体2の前端が符号2fで示され、試験品搭載用車体2の後端が符号2rで示されている。
試験品搭載用車体2の4つの車軸21S,22S,23S,24Sに、車輪は取り付けられていない。試験品搭載用車体2の4つの車軸21S,22S,23S,24Sの外端部には、回転力を車軸に与えるための4つの電動モータ(以下、「外力付加用モータ」という。)31,32,33,34の出力軸が連結されている。各外力付加用モータ31,32,33,34は、実車両が走行しているときに外部から各車軸に加えられる回転力(外力)と同様な回転力を、対応する車軸21S、22S、23S、24Sに個別に付与するためのものである。外力には、たとえば、実車両が走行している場合に路面摩擦等に起因して各車軸に与えられる回転負荷、実車両が坂道を下っている場合に各車軸に路面を介して与えられる回転力等が含まれる。
1 to 4, the front end of the test article mounting
No wheels are attached to the four
試験品搭載用車体2には、各種の自動車部品の試験品が搭載される。この実施形態では、試験品搭載用車体2には、電動パワーステアリング装置(EPS:electric power steering)40と、左後輪用の車軸23Sおよび右後輪用の車軸24Sを電動モータによって駆動するための後輪駆動モジュール50とが試験品として搭載されている。
この実施形態では、EPS40は、コラムアシスト式EPSである。EPS40は、よく知られているように、ステアリングホイール81と、ステアリングホイール81の回転に連動して前輪を転舵するための転舵機構82と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構83とを含んでいる。ただし、この実施形態では、前輪は取り付けられていないので、転舵機構82は前輪に連結されていない。ステアリングホイール81と転舵機構82とは、ステアリングシャフトを介して機械的に連結されている。
A test product for various automobile parts is mounted on the test
In this embodiment, the
転舵機構82は、ステアリングシャフトの下端に設けられたピニオンと、ピニオンと噛み合うラックが設けられたラック軸からなるラックアンドピニオン機構を含んでいる。操舵補助機構83は、操舵補助力を発生するための電動モータ41(図8参照。以下、「アシストモータ41」という。)と、アシストモータ41の出力トルクをステアリングシャフトに伝達するための減速機構(図示略)とを含む。
The
さらに、EPS40は、アシストモータ41を制御するためのECU(電子制御ユニット:Electronic Control Unit)42(図8参照。以下、「EPS用ECU42」という)と、ラック軸の軸方向の変位位置を検出するための直線変位センサ(図示略)とを含んでいる。
後輪駆動用モジュール50は、後輪用の車軸23S,24Sを回転駆動するための電動モータ51(図8参照。以下、「後輪駆動モータ51」という。)と、後輪駆動モータ51の回転力を後輪用の車軸23S,24Sに伝達するための伝達機構(図示略)と、後輪駆動モータ51を制御すためのECU52(図8参照。以下、「後輪駆動モータ用ECU52」という。)と、後輪用車軸23S,24Sの両方またはいずれか一方の回転角を検出するための回転角センサ(図示略)とを含んでいる。伝達機構は、クラッチおよび減速機構を含んでいる。伝達機構は、クラッチおよび減速機構のいずれか一方のみを含んでいてもよい。
Further, the
The rear
第1モーションベース3は、床101上に載置された定盤10上に固定されている。床101上には、試験品搭載用車体2の左右両側に、2つの垂直壁102,103が設けられている。左側の2つの第2モーションベース4,6は、左側の垂直壁102に固定されている。右側の2つの第2モーションベース5,7は、右側の垂直壁103に固定されている。
The
各モーションベース3,4,5,6,7は、よく知られているように、固定ベース11と、固定ベース11に対向して配置された可動ベース(ムービンクベース)12と、固定ベース11と可動ベース12との間に連結され、可動ベース12に6自由度の運動(前後、左右、上下、ロール、ピッチおよびヨーの運動)をさせるためのアクチュエータ13と、アクチュエータ13を駆動制御するモーションコントローラ3C,4C,5C,6C,7C(図8参照)から構成されている。
As is well known, each of the
第1モーションベース3の固定ベース11は、定盤10に固定されている。第1モーションベース3の可動ベース12には、試験品搭載用車体2の中央部が載せられた状態で試験品搭載用車体2が固定されている。つまり、第1モーションベース3の可動ベース12の上面に、試験品搭載用車体2の下面の中央部が取り付けられている。
左側の2つの第2モーションベース4,6の固定ベース11は、左側の垂直壁102に固定されている。右側の2つの第2モーションベース5,7の固定ベース11は、右側の垂直壁103に固定されている。つまり、各第2モーションベース4,5,6,7は、横向き状態で、垂直壁102,103に固定されている。
The fixed
The fixed bases 11 of the two left
前方左側の第2モーションベース4の可動ベース12の表面(試験品搭載用車体2の左側面に対向している面)には、外力付加用モータ31の出力軸の中心軸線が可動ベース12の表面に対して直交するような形態で、外力付加用モータ31が取り付けられている。後方左側の第2モーションベース6の可動ベース12の表面(試験品搭載用車体2の左側面に対向している面)には、外力付加用モータ33の出力軸の中心軸線が可動ベース12の表面に対して直交するような形態で、外力付加用モータ33が取り付けられている。
On the front surface of the
前方右側の第2モーションベース5の可動ベース12の表面(試験品搭載用車体2の右側面に対向している面)には、外力付加用モータ32の出力軸の中心軸線が可動ベース12の表面に対して直交するような形態で、外力付加用モータ32が取り付けられている。後方右側の第2モーションベース7の可動ベース12の表面(試験品搭載用車体2の右側面に対向している面)には、外力付加用モータ34の出力軸の中心軸線が可動ベース12の表面に対して直交するような形態で、外力付加用モータ34が取り付けられている。
On the front surface of the
この車両用検査装置1では、試験品搭載用車体2は、第1モーションベース3によって支持されている。また、外力付加用モータ31,32,33,34は、それぞれ第2モーションベース4,5,6,7によって支持されている。言い換えれば、車軸21S,22S,23S,24Sの外端部は、それぞれ外力付加用モータ31,32,33,34を介して、第2モーションベース4,5,6,7によって支持されている。
In the
したがって、この車両用検査装置1では、第1モーションベース3のアクチュエータ13を駆動制御することによって、各種の車体姿勢を作ることができる。また、第2モーションベース4,5,6,7のアクチュエータ13を個別に駆動制御することによって、各種の路面状態を作ることができる。したがって、各モーションベース3,4,5,6,7のアクチュエータ13を個別に制御することにより、各種の車両走行状態を模擬することが可能である。
Therefore, in this
また、この車両用検査装置1では、車軸21S,22S,23S,24Sは、試験品搭載用車体2の側方から、各第2モーションベース4,5,6,7によって支持されている。このため、各車軸21S,22S,23S,24Sをモーションベースによって下方から支持する場合に比べて、各車軸21S,22S,23S,24Sに対して軸方向に大きな力を与えることが可能となる。これにより、各車軸21S,22S,23S,24Sに軸方向の力を与えて、各車軸21S,22S,23S,24Sの撓み試験、車体の剛性試験等を行う際に、各車軸21S,22S,23S,24Sに与えることができる軸方向の力の範囲を広くすることができる。また、床101(定盤10)と各第2モーションベース4,5,6,7との間に空間をつくることができるため、床101(定盤10)上に各種試験のための機材を配置させやすくなる。
In the
また、この車両用検査装置1では、実車両が走行しているときに外部から各車軸に加えられる回転力(外力)と同様な回転力を、対応する車軸21S、22S、23S、24Sに個別に付与することができる。これにより、実際の運転状況に応じた駆動負荷、サスペンション挙動を再現することが可能となる。
また、この車両用検査装置1では、第2モーションベース4,5,6,7によって各車軸21S〜24Sが支持されている状態で、第1モーションベース3によって試験品搭載用車体2に直接に力を加えることができる。これにより、実車両の加速時、減速時、旋回時等に車体に作用する慣性力と同様な力を、車軸21S〜24Sを支持している部材に対して試験品搭載用車体2を相対的に走行させることなく、試験品搭載用車体2に与えることができる。
Further, in the
In the
また、この車両用検査装置1では、第1モーションベース3によって、試験品搭載用車体2をヨーイング運動させることができる。これにより、ヨーイング運動を模擬することができる。
以下、より具体的に説明する。以下の説明において、X軸とは、試験品搭載用車体2の重心を通り、車体の前後方向に延びる軸をいうものとする。Y軸とは、試験品搭載用車体2の重心を通り、車体の左右方向に延びる軸をいうものとする。また、Z軸とは、試験品搭載用車体2の重心を通り、車体の上下方向に延びる軸をいうものとする。つまり、X軸、Y軸およびZ軸は、試験品搭載用車体2に固定された座標系(以下、「車体座標系」という。)である。
In the
More specific description will be given below. In the following description, the X-axis refers to an axis that passes through the center of gravity of the test article mounting
図5Aおよび図5Bは、平地での加速時の車両走行状態を模擬する場合の各モーションベースの制御例を説明するための模式図である。
図5Aは、平地で車両が静止している状態を示している。この場合には、各モーションベース3,4,5,6,7の可動ベース12の位置・姿勢は、車体座標系のX軸およびY軸によって規定されるXY平面が定盤10の上面と平行となるように調整されている。
5A and 5B are schematic diagrams for explaining an example of control of each motion base in the case of simulating a vehicle running state during acceleration on a flat ground.
FIG. 5A shows a state where the vehicle is stationary on a flat ground. In this case, the position and orientation of the
平地での加速時の車両走行状態は、次のようにして作ることができる。すなわち、図5Bを参照して、全ての第2モーションベース4,5,6,7を図5Aの静止状態に固定し、第1モーションベース3の可動ベース12がY軸周りの第1方向(矢印で示す方向)に回転するように、第1モーションベース3のアクチュエータ13を駆動させる。前記Y軸周りの第1方向は、試験品搭載用車体2の前端が上方に持ち上げられる方向である。
The vehicle running state during acceleration on flat ground can be made as follows. That is, referring to FIG. 5B, all the
つまり、各外力付加用モータ31〜34が対応する第2モーションベース4,5,6,7に支持されている状態において、第1モーションベース3の可動ベース12をY軸周りの第1方向に回転駆動させる。これにより、試験品搭載用車体2には、試験品搭載用車体2をY軸周りの第1方向に回転させる回転力が直接付与される。つまり、実車両の加速時に車体に作用する慣性力と同様な力を、試験品搭載用車体2に直接付与することができる。これにより、車軸21S〜24Sを支持している部材に対して試験品搭載用車体2を相対的に走行させることなく、平地での加速時の車両走行状態を模擬することができる。この場合、ピッチング挙動評価、サスペンション挙動評価等が可能である。
That is, in a state where the external
なお、減速時の車両走行状態を模擬する場合には、第1モーションベース3の可動ベース12に加えられるY軸周りの回転力の方向を、加速時の車両走行状態を模擬する場合の第1方向とは反対の方向(試験品搭載用車体2の後端が上方に持ち上げられる方向)にすればよい。
図6Aおよび図6Bは、坂道での加速時の車両走行状態を模擬する場合の各モーションベースの制御例を説明するための模式図である。坂道が上り坂であるについて説明する。
When simulating the vehicle running state during deceleration, the direction of the rotational force around the Y axis applied to the
6A and 6B are schematic diagrams for explaining an example of control of each motion base in the case of simulating a vehicle traveling state during acceleration on a slope. A description will be given of the uphill slope.
図6Aは、坂道で車両が静止している状態を示している。この場合には、各モーションベース3,4,5,6,7の可動ベース12の位置・姿勢は、車体座標系のX軸およびY軸によって規定されるXY平面が想定している坂道の表面と平行となるように調整されている。
この静止状態は、平地での静止状態から、次のようにして作ることができる。つまり、第1モーションベース3の可動ベース12を、坂道の傾斜角に応じて、Y軸周りの第1方向に所定量回転させる。また、それと同時に、各第2モーションベース4,5,6,7の可動ベース12を、坂道の傾斜角に応じて、Y軸周りの第1方向に所定量回転させるとともにZ軸方向(上下方向)に移動させる。前記Y軸周りの第1方向は、試験品搭載用車体2の前端が持ち上げられる方向である。なお、この場合には、前側2つの第2モーションベース4,5の可動ベース12は上方向に移動され、後側2つの第2モーションベース6,7の可動ベース12は下方向に移動される。
FIG. 6A shows a state where the vehicle is stationary on a slope. In this case, the position / orientation of the
This stationary state can be created from a stationary state on a flat ground as follows. That is, the
坂道での加速時の車両走行状態は、図6Aの静止状態から次のようにして作ることができる。すなわち、図6Bを参照して、全ての第2モーションベース4,5,6,7の可動ベース12を図6Aの坂道での静止状態に固定し、第1モーションベース3の可動ベース12がY軸周りの第1方向(矢印で示す方向)に回転するように、第1モーションベース3のアクチュエータ13を駆動させる。
The vehicle running state during acceleration on a slope can be made as follows from the stationary state of FIG. 6A. That is, with reference to FIG. 6B, the
つまり、各外力付加用モータ31〜34が対応する第2モーションベース4,5,6,7に支持されている状態において、第1モーションベース3の可動ベース12をY軸周りの第1方向に回転駆動させる。これにより、試験品搭載用車体2には、試験品搭載用車体2をY軸周りの第1方向に回転させる回転力が直接付与される。つまり、実車両の坂道(この例では上り坂)での加速時に車体に作用する慣性力と同様な力を、試験品搭載用車体2に直接付与することができる。これにより、車軸21S〜24Sを支持している部材に対して試験品搭載用車体2を相対的に走行させることなく、坂道での加速時の車両走行状態を模擬することができる。この場合、ピッチング挙動評価、サスペンションおよびドライブシャフト挙動評価、ハブベアリングの評価等が可能である。
That is, in a state where the external
なお、坂道での減速時の車両走行状態を模擬する場合には、第1モーションベース3の可動ベース12に加えられるY軸周りの回転力の方向を、坂道である場合の加速時の車両走行状態を模擬する場合の第1方向とは反対の方向(試験品搭載用車体2の後端が上方に持ち上げられる方向)にすればよい。
図7Aおよび図7Bは、旋回時の車両走行状態を模擬する場合の各モーションベースの制御例を説明するための模式図である。
When simulating the vehicle running state when decelerating on a slope, the direction of the rotational force around the Y axis applied to the
FIG. 7A and FIG. 7B are schematic diagrams for explaining an example of control of each motion base in the case of simulating the vehicle traveling state at the time of turning.
図7Aは、車両が直線走行している状態を示している。この状態から図7Bに示すように、車両が左方向に旋回する場合について説明する。
図7Bを参照して、試験品搭載用車体2を左方向に旋回させるために、第1モーションベース3の可動ベース12を車体座標系のZ軸周りに平面視で反時計方向に回転させる。また、全ての第2モーションベース4,5,6,7の可動ベース12を、車体座標系のZ軸周りに平面視で反時計方向に回転させるとともに、試験品搭載用車体2の旋回動に伴って外力付加用モータ31〜34が移動するように、車体座標系のX軸およびY軸方向に移動させる。これにより、旋回時の車両走行状態を模擬できる。この場合、車軸21S〜24Sの軸方向負荷の評価、操舵トルクの評価、ラック軸力の評価、ハブベアリングの評価等が可能である。
FIG. 7A shows a state where the vehicle is traveling straight. A case where the vehicle turns leftward from this state as shown in FIG. 7B will be described.
Referring to FIG. 7B, in order to turn the test article mounting
以下、車両用検査装置1を用いた車両用検査システムについて説明する。
図8は、車両用検査システム100の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
車両用検査システム100は、ドライビングシミュレータ60と、車両用検査装置1と、アクチュエータ制御器70とを備えている。ドライビングシミュレータ60は、仮想的に車両の運転をシミュレートするものであり、運転者によって操作される。車両用検査装置1には、EPS40、後輪駆動用モジュール50および各外力付加用モータ31,32,33,34を制御するためのモータ制御装置35,36,37,38が搭載されている。アクチュエータ制御器70は、車両用検査装置1の各モーションベース3,4,5,6,7および車両用検査装置1に搭載されているモータ制御装置35,36,37,38を制御する。
Hereinafter, a vehicle inspection system using the
FIG. 8 is a block diagram showing a schematic electrical configuration of the
The
EPS40は、前述したように、アシストモータ41と、アシストモータ41を制御するためのEPS用ECU42と、ラック軸の軸方向の変位位置を検出するための直線変位センサ(図示略)とを含んでいる。
後輪駆動用モジュール50は、前述したように、後輪駆動モータ51と、後輪駆動モータ51を制御するための後輪駆動モータ用ECU52と、後輪用車軸23S,24Sの両方またはいずれか一方の回転角を検出するための回転角センサ(図示略)とを含んでいる。
As described above, the
As described above, the rear
ドライビングシミュレータ60からは、ドライビングシミュレータ60の運転操作に応じた操舵角情報(ハンドル角情報)、アクセル開度情報、ブレーキ踏力情報等が出力される。ドライビングシミュレータ60から出力される操舵角情報は、車両用検査装置1に搭載されているEPS用ECU42に送られる。ドライビングシミュレータ60から出力されるアクセル開度情報は、車両用検査装置1が搭載されている後輪駆動モータ用ECU52に送られる。ドライビングシミュレータ60から出力されるブレーキ踏力情報は、アクチュエータ制御器70に送られる。ブレーキ踏力情報は、ブレーキ踏込量情報であってもよい。
From the driving
EPS用ECU42は、ドライビングシミュレータ60から送られてくる操舵角情報に基づいて操舵トルクを決定し、決定した操舵トルクに応じてアシストモータ41を駆動制御する。また、EPS用ECU42は、直線変位センサの出力信号に基づいて、EPS40に含まれているラック軸の軸方向変位量(以下、「ラック軸変位量」という。)およびラック軸の軸方向変位速度(以下、「ラック軸変位速度」という。)を計測して、アクチュエータ制御器70に送る。
The
後輪駆動モータ用ECU52は、ドライビングシミュレータ60から送られてくるアクセル開度情報に基づいて、後輪駆動モータ51のトルク指令値を決定し、決定したトルク指令値に応じて後輪駆動モータ51を駆動制御する。また、後輪駆動モータ用ECU52は、回転角センサの出力信号に基づいて、後輪用の車軸23S,24Sの回転速度(以下、「車軸回転速度」という。)を測定して、アクチュエータ制御器70に送る。
The rear wheel
アクチュエータ制御器70は、車両モデル71と、指令値生成部72とを備えている。車両モデル71には、ドライビングシミュレータ41から出力されるブレーキ踏力情報、EPS用ECU42から送られてくるラック軸変位量およびラック軸変位速度および後輪駆動モータ用ECU52から送られてくる車軸回転速度が入力する。車両モデル71は、これらの入力情報に基づいて、ドライビングシミュレータ41によってシミュレートされている運転状況に応じた車体の位置・姿勢、各車輪の位置・姿勢および各車軸に加えられている外力を生成する。
The
指令値生成部72は、車両モデル71によって生成された車体の位置・姿勢、各車輪の位置・姿勢に基づいて、各モーションベース3,4,5,6,7それぞれに対する位置・姿勢指令値を生成する。また、指令値生成部72は、車両モデル71によって生成された各車軸に加えられている外力に基づいて、各外力付加用モータ31,32,33,34それぞれに対するトルク指令値を生成する。
Based on the position / posture of the vehicle body generated by the vehicle model 71 and the position / posture of each wheel, the command value generation unit 72 sets the position / posture command values for the
指令値生成部72によって生成された各モーションベース3,4,5,6,7それぞれに対する位置・姿勢指令値は、対応するモーションベース3,4,5,6,7のモーションコントローラ3C,4C,5C,6C,7Cに与えられる。各モーションコントローラ3C,4C,5C,6C,7Cは、指令値生成部72から与えられた位置・姿勢指令値に基づいて、対応するアクチュエータ13を制御する。これにより、各モーションベース3,4,5,6,7の可動ベース12は、位置・姿勢指令値に応じた位置・姿勢となるように運動する。
The position / posture command values for the
指令値生成部72によって生成された各外力付加用モータ31,32,33,34それぞれに対するトルク指令値は、対応するモータ制御装置35,36,37,38に与えられる。各モータ制御装置35,36,37,38は、指令値生成部72から与えられたトルク指令値に基づいて、対応する外力付加用モータ31,32,33,34を制御する。これにより、各外力付加用モータ31,32,33,34からは、トルク指令値に応じたモータトルクが発生する。
Torque command values for the external
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、車両用検査装置1は、試験品搭載用車体2と、第1モーションベース(車体動揺装置)3と、4つの第2モーションベース(車軸動揺装置)4,5,6,7とを備えているが、第1モーションベース3を備えていなくてもよい。このようにすると、検査できる種類は少なくなるが、試験品搭載用車体2と床101との間に空間をつくることができる。
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention can also be implemented with another form. For example, in the above-described embodiment, the
また、前述の実施形態では、各車軸21S,22S,23S,24Sを試験品搭載用車体2の側方から支持し、かつ各車軸21S,22S,23S,24Sに6自由度の運動をさせるための車軸動揺装置として、4つの第2モーションベース4,5,6,7が用いられている。しかし、各車軸動揺装置は、車軸を試験品搭載用車体の側方から支持し、かつ車軸に6自由度の運動をさせるためのロボットアームを含むロボットシステムであってもよい。
Further, in the above-described embodiment, each
なお、この発明は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。 The present invention can be modified in various ways within the scope of the matters described in the claims.
1…車両用試験装置、2…試験品搭載用車体、3…第1モーションベース(車体動揺装置)、4〜7…第2モーションベース(車軸動揺装置)、11…固定ベース、12…可動ベース、13…アクチュエータ、21S〜24S…車軸、31〜34…外力付加用モータ
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記各車軸を前記試験品搭載用車体の側方から支持し、前記各車軸に6自由度の運動をさせるための4つの車軸動揺装置とを含む、車両用試験装置。 A vehicle body for mounting a test product on which four axles corresponding to the four wheels of the left front wheel, the right front wheel, the left rear wheel and the right rear wheel are mounted;
A test apparatus for a vehicle, including four axle shakers for supporting each axle from a side of the test article mounting vehicle body and causing each axle to move in six degrees of freedom.
前記各車軸動揺装置は、前記各電動モータを介して前記各車軸を前記試験品搭載用車体の側方から支持している、請求項1または2に記載の車両用試験装置。 Four electric motors connected to the outer ends of the axles, respectively, for imparting rotational force to the axles;
3. The vehicle testing device according to claim 1, wherein each of the axle shaking devices supports each of the axles from a side of the test article mounting vehicle body via each of the electric motors.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013094085A JP2014215227A (en) | 2013-04-26 | 2013-04-26 | Testing apparatus for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=51941083
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JP (1) | JP2014215227A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022264699A1 (en) * | 2021-06-17 | 2022-12-22 | 東洋電機製造株式会社 | Chassis dynamometer |
-
2013
- 2013-04-26 JP JP2013094085A patent/JP2014215227A/en active Pending
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