JP2014164487A - サーバ、バックアップシステム、バックアップ方法、および、コンピュータ・プログラム - Google Patents

サーバ、バックアップシステム、バックアップ方法、および、コンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システムの可用性を増大させながら、バックアップのためのサーバをより有効に活用する技術を提供すること。
【解決手段】自サーバのデータを格納するデータ格納部11と、他のサーバのデータ格納部11のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部12と、データ格納部11を用いてサービスを提供するとともに、他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、バックアップデータ格納部12を用いてサービスを提供するサービス提供部13と、データ格納部11が更新されると、該データの更新内容を表す更新情報を生成する更新情報生成部14と、生成した更新情報を他のサーバに送信する更新情報送信部15と、他のサーバから更新情報を受信してバックアップデータ格納部12に反映させる更新情報受信部16と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、サーバをバックアップする技術に関する。
クライアント端末に対してサービスを提供する装置(サーバ)をバックアップするための各種技術が知られている。
例えば、特許文献1には、電子メールサーバを多重化することによりバックアップする関連技術が記載されている。この関連技術では、各電子メールサーバは、メールボックスの内容を相互に複写する機能を有する。また、クライアント端末は、複数の電子メールサーバのいずれかに接続して電子メールサービスを利用する。そして、クライアント端末は、接続中の電子メールサーバに障害が発生すると、他の電子メールサーバのいずれかに接続することにより電子メールサービスを継続して利用可能である。
また、例えば、特許文献2には、電子メールサーバからバックアップサーバにメールをミラーリングする手法に関する関連技術が記載されている。この関連技術では、電子メールサーバは、メールボックスへのメールの追加や削除を行う際に、メールボックスに追加または削除されるメールに関する複製用情報をメール単位で作成する。そして、電子メールサーバは、複製用情報をバックアップサーバに送信する。バックアップサーバは、受信した複製用情報に基づいて、自サーバのメールボックスにメールの追加または削除を行う。このようにして、この関連技術は、電子メールサーバおよびバックアップサーバのメールボックスを同一に保つ。これにより、この関連技術は、電子メールサーバからバックアップサーバに運用を切り替えた場合でも、クライアント端末に対して継続して電子メールサービスを提供可能となる。
また、例えば、特許文献3には、無線ネットワーク制御装置に実装される複数のカード(サーバに相当)をバックアップする関連技術が記載されている。この関連技術は、無線ネットワークの制御に必要となる処理(サービス)をそれぞれ提供する複数のカードと、1つの予備カードとを有する。各カードは、自身が有するデータを格納することに加えて、他のいずれかのカードのバックアップデータを格納する。また、各カードは、自身のデータに変更があると、自身のデータのバックアップデータが格納される他のカードに、自身の変更データを送信することにより格納させる。そして、この関連技術は、いずれかのカードが故障すると、故障カードのデータのバックアップデータが格納されるカードから、該バックアップデータを予備カードにコピーし、予備カードを故障カードの代わりに用いて処理を継続する。
特開平7−66829号公報 特開2007−274053号公報 特開2006−259945号公報
しかしながら、特許文献1から特許文献3に記載されたものには、以下の課題がある。
特許文献1に記載された関連技術では、複数の電子メールサーバは、同一のメールデータに基づき同一の動作をするよう構成される。このため、この関連技術は、サーバ台数の増加によりシステム全体の可用性を増大させる代わりに、クライアント端末にサービスを提供していない待機中の電子メールサーバを有効活用できないという課題がある。
また、特許文献2に記載された関連技術は、バックアップサーバの設置によりシステム全体の可用性を増大させる代わりに、待機中のバックアップサーバを有効活用できないという課題がある。
また、特許文献3に記載された関連技術は、異なる処理を行う複数のカードが互いに他のカードのバックアップデータを保持しておくことにより、システム全体の可用性を増大させ、かつ、各カードをある程度有効に活用している。しかしながら、この関連技術は、カード故障時には、故障カードの代替となる予備カードを必要とする。したがって、この関連技術は、待機中の予備カードを有効活用できないという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、システムの可用性を増大させながら、バックアップのためのサーバをより有効に活用する技術を提供することを目的とする。
本発明のサーバは、自サーバのサービスで利用されるデータを格納するデータ格納部と、他のサーバの前記データ格納部のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部と、前記データ格納部を用いて前記サービスを提供するとともに、前記他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部を用いて前記サービスを提供するサービス提供部と、前記サービス提供部によって前記データ格納部が更新されると、前記データ格納部の更新内容を表す更新情報を生成する更新情報生成部と、生成した更新情報を前記他のサーバに送信する更新情報送信部と、前記他のサーバから、前記他のサーバにおける前記データ格納部の更新内容を表す前記更新情報を受信して前記バックアップデータ格納部に反映させる更新情報受信部と、を備える。
また、本発明のバックアップシステムは、複数の上述のサーバを備える。
また、本発明のバックアップ方法は、自サーバのサービスで利用されるデータを格納するデータ格納部と、他のサーバの前記データ格納部のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部とを用いて、前記データ格納部を用いて前記サービスを提供し、前記サービスの提供により前記データ格納部が更新されると、その更新内容を表す更新情報を生成し、生成した更新情報を前記他のサーバに送信し、前記他のサーバから、前記他のサーバにおける前記データ格納部の更新内容を表す前記更新情報を受信すると、受信した更新情報を前記バックアップデータ格納部に反映させ、前記他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部を用いて前記サービスを提供する。
また、本発明のコンピュータ・プログラムは、自サーバのサービスで利用されるデータを格納するデータ格納部と、他のサーバの前記データ格納部のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部とを用いて、前記データ格納部を用いて前記サービスを提供するサービス提供ステップと、前記サービスの提供により前記データ格納部が更新されると、その更新内容を表す更新情報を生成する更新情報生成ステップと、生成した更新情報を前記他のサーバに送信する更新情報送信ステップと、前記他のサーバから、前記他のサーバにおける前記データ格納部の更新内容を表す前記更新情報を受信すると、受信した更新情報を前記バックアップデータ格納部に反映させる更新情報受信ステップと、前記他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部を用いて前記サービスを提供するバックアップデータ提供ステップと、をコンピュータ装置に実行させる。
本発明は、システムの可用性を増大させながら、バックアップのためのサーバをより有効に活用する技術を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態としてのバックアップシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としてのサーバの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としてのサーバのハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態としてのバックアップシステムのバックアップ動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としてのバックアップシステムのサービス継続動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としてのバックアップシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態としての電子メールサーバの機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態において新たなメールが受信される場合のバックアップ動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において更新を伴うメール操作が実行される場合のバックアップ動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としてのバックアップシステムのサービス継続動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態としてのバックアップシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態としての電子メールサーバの機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態においてメールボックス管理処理が実行される場合のバックアップ動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態としてのバックアップシステムのサービス継続動作を示すフローチャートである。 (a)は、本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供部により提示されるメールデータの一例を示す図であり、(b)は、本発明の第3の実施の形態におけるサービス提供部により提示されるバックアップデータの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態としてのバックアップシステム1の構成を図1に示す。図1において、バックアップシステム1は、サーバ10Aおよび10Bを含む。以降、サーバ10Aおよび10Bを総称してサーバ10とも記載する。各サーバ10間は、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆回線網、無線通信網またはこれらの組合せ等によって構成されるネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。なお、図1には、2つのサーバ10を示したが、本発明のバックアップシステムに含まれるサーバの数を限定するものではない。
次に、サーバ10の機能ブロック構成を図2に示す。図2において、サーバ10Aは、データ格納部11Aと、バックアップデータ格納部12Aと、サービス提供部13Aと、更新情報生成部14Aと、更新情報送信部15Aと、更新情報受信部16Aとを備える。また、サーバ10Bは、データ格納部11Bと、バックアップデータ格納部12Bと、サービス提供部13Bと、更新情報生成部14Bと、更新情報送信部15Bと、更新情報受信部16Bとを備える。以降、データ格納部11Aおよび11Bを総称してデータ格納部11とも記載する。また、バックアップデータ格納部12Aおよび12Bを総称してバックアップデータ格納部12とも記載する。また、サービス提供部13Aおよび13Bを総称してサービス提供部13とも記載する。また、更新情報生成部14Aおよび14Bを総称して更新情報生成部14とも記載する。また、更新情報送信部15Aおよび15Bを総称して更新情報送信部15とも記載する。また、更新情報受信部16Aおよび16Bを総称して更新情報受信部16とも記載する。
ここで、サーバ10のハードウェア構成の一例を図3に示す。図3において、サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)1001と、RAM(Random Access Memory)1002と、ROM(Read Only Memory)1003と、ハードディスク等の記憶装置1004と、ネットワークインタフェース1005とを備えたコンピュータ装置によって構成可能である。この場合、データ格納部11およびバックアップデータ格納部12は、記憶装置1004によって構成される。また、サービス提供部13および更新情報生成部14は、ROM1003および記憶装置1004に記憶されたコンピュータ・プログラムおよび各種データをRAM1002に読み込んで実行するCPU1001によって構成される。また、更新情報送信部15および更新情報受信部16は、ネットワークインタフェース1005と、ROM1003および記憶装置1004に記憶されたコンピュータ・プログラムおよび各種データをRAM1002に読み込んで実行するCPU1001とによって構成される。なお、サーバ10およびその各機能ブロックを構成するハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
次に、サーバ10の各機能ブロックの詳細について説明する。
データ格納部11は、自サーバのサービスで利用されるデータを格納する。
バックアップデータ格納部12は、他のサーバ10のデータ格納部11のバックアップデータを格納する。
つまり、本実施の形態では、バックアップデータ格納部12Aは、サーバ10Bのデータ格納部11Bのバックアップデータを格納する。また、バックアップデータ格納部12Bは、サーバ10Aのデータ格納部11Aのバックアップデータを格納する。
サービス提供部13は、データ格納部11を用いてサービスを提供する。さらに、サービス提供部13は、他のサーバ10のサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、バックアップデータ格納部12を用いてサービスを提供する。
更新情報生成部14は、サービス提供部13によってデータ格納部11が更新されると、更新情報を生成する。ここで、更新情報とは、自サーバのデータ格納部11の更新内容を表す情報である。例えば、データが追加された場合、更新情報は、更新内容が追加処理であることと、追加位置と、追加データ本体とをそれぞれ表す情報を含むものであってもよい。また、データの一部が削除された場合、更新情報は、更新内容が削除処理であることと、削除範囲を表す情報とを含むものであってもよい。このように、更新情報は、データ格納部11に格納されるデータ全体より小さいサイズであることが好ましい。
更新情報送信部15は、更新情報生成部14によって生成された更新情報を他のサーバ10に送信する。
ここで、サービス提供部13および更新情報生成部14は、同一のプロセスで動作するよう構成されてもよく、更新情報送信部15は、サービス提供部13および更新情報生成部14とは別のプロセスで動作するよう構成されてもよい。この場合、更新情報生成部14は、記憶装置1004の所定の記憶領域に更新情報を格納して蓄積し、更新情報送信部15は、所定の記憶領域に更新情報が格納されたことを検出して順次送信すればよい。そして、更新情報送信部15は、送信完了した更新情報を削除していけばよい。
更新情報受信部16は、他のサーバ10から更新情報を受信してバックアップデータ格納部12に反映させる。他のサーバ10からの更新情報は、他のサーバ10のデータ格納部11の更新内容を表す情報である。例えば、前述のようなデータの追加処理を示す更新情報を受信した場合、更新情報受信部16は、更新情報の内容にしたがって、バックアップデータ格納部12にデータを追加する。また、例えば、前述のようなデータの削除処理を示す更新情報を受信した場合、更新情報受信部16は、更新情報の内容にしたがって、バックアップデータ格納部12から指定された範囲のデータを削除する。
以上のように構成されたバックアップシステム1の動作について図面を参照して説明する。
まず、バックアップシステム1のバックアップ動作を図4に示す。ここでは、サーバ10Aのデータをサーバ10Bによりバックアップする動作について説明する。なお、図4において、左図はサーバ10Aの動作を示し、右図はサーバ10Bの動作を示し、左右を結ぶ破線の矢印は、データの流れを示すものとする。
図4では、まず、サーバ10Aにおいて、サービス提供部13Aは、自サーバ10Aのクライアント端末に対するサービス提供において、データ格納部11Aのデータを更新する(ステップS1)。
次に、更新情報生成部14Aは、データ格納部11Aのデータの更新内容を表す更新情報を生成する(ステップS2)。
次に、更新情報送信部15Aは、ステップS2で生成された更新情報をサーバ10Bに送信する(ステップS3)。
次に、サーバ10Bにおいて、更新情報受信部16Bは、ステップS3で送信された更新情報を受信し、バックアップデータ格納部12Bに反映してバックアップデータを更新する(ステップ4)。
以上で、バックアップシステム1は、バックアップ動作を終了する。
次に、サーバ10Aのサービスが停止した場合のバックアップシステム1のサービス継続動作を図5に示す。例えば、サーバ10Aは、障害が発生した場合や、保守などのために一時的に停止する必要があるとき、サービスを停止する。
このとき、サーバ10Aのサービスを利用していたクライアント端末において、サーバ10Aの代わりにサーバ10Bにサービス要求するよう要求先が切り替えられるものとする。このような要求先の切替は、サーバ10Aのサービス停止を検出したクライアント端末により自動で行われてもよい。あるいは、このような要求先の切替は、サーバ10Aのサービス停止を認知した利用者によりクライアント端末に対して手動で設定されてもよい。あるいは、サーバ10Aが、自サーバへのサービス要求をサーバ10Bに転送するようにしてもよい。その他、このようなサービス停止時のサービス要求先の切替については、公知の技術を適用可能である。
図5では、まず、サーバ10Bにおいて、サービス提供部13Bは、サーバ10Aのサービスを利用していたクライアント端末からのサービス要求を受信する(ステップS11)。
次に、サービス提供部13Bは、バックアップデータ格納部12Bを用いてサービスを提供する(ステップS12)。
以上で、バックアップシステム1のサービス継続動作の説明を終了する。
なお、上述したバックアップシステム1の各動作の説明において、サーバ10Aおよびその各機能ブロックをサーバ10Bおよびその各機能ブロックに読み替え、サーバ10Bおよびその各機能ブロックをサーバ10Aおよびその各機能ブロックに読み替えてもよい。これにより、サーバ10Bのデータをサーバ10Aによりバックアップする動作、および、サーバ10Bのサービスが停止した場合のサービス継続動作は、同様に説明される。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第1の実施の形態としてのバックアップシステムは、システムの可用性を増大させながら、バックアップのためのサーバをより有効に活用することができる。
その理由は、各サーバのデータ格納部が自サーバのサービスで利用されるデータを格納し、バックアップデータ格納部が他のサーバのデータ格納部のバックアップデータを格納するからである。そして、サービス提供部が、データ格納部を用いてサービスを提供しながら、さらに、他のサーバのサービスを利用していたクライアント端末からのサービス要求に応じて、バックアップデータ格納部を用いてサービスを提供するからである。そして、更新情報送信部が、自サーバで更新されるデータの更新内容を表す更新情報を生成し、更新情報送信部が、生成された更新情報を他のサーバに送信し、更新情報受信部が、他のサーバから更新情報を受信してバックアップデータ格納部に反映するからである。
これにより、各サーバは、互いに他のサーバのバックアップサーバとして動作しながら、さらに、自サーバで他のサーバとは独立してサービスを提供可能になる。したがって、本実施の形態では、あるサーバの通常運用中に、そのサーバのバックアップサーバとして動作する他のサーバが待機中となってしまうことを防止でき、各サーバをより有効活用することができる。
また、本発明の第1の実施の形態としてのバックアップシステムは、バックアップ動作によりサービス提供動作を遅延させない。
その理由は、更新情報生成部が更新情報を生成して蓄積し、更新情報送信部が更新情報の蓄積を検出して順次送信するからである。このような構成は、例えば、更新情報送信部を、サービス提供部および更新情報生成部とは異なるプロセスで動作するよう構成することにより実現可能である。これにより、本実施の形態は、バックアップのための更新情報の送信処理によりサービス提供処理に影響を与えることがない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、本発明のサーバに電子メールサーバを適用した例について説明する。なお、本実施の形態の説明において参照する各図面において、本発明の第1の実施の形態と同一の構成および同様に動作するステップには同一の符号を付して本実施の形態における詳細な説明を省略する。
まず、本発明の第2の実施の形態としてのバックアップシステム2の構成を図6に示す。図6において、バックアップシステム2は、電子メールサーバ20Aおよび20Bを含む。以降、電子メールサーバ20Aおよび20Bを総称して電子メールサーバ20とも記載する。各電子メールサーバ20間は、インターネット、LAN、公衆回線網、無線通信網またはこれらの組合せ等によって構成されるネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。なお、図6には、2つの電子メールサーバ20を示したが、本発明のバックアップシステムに含まれるサーバの数を限定するものではない。
次に、電子メールサーバ20の機能ブロック構成を図7に示す。図7において、電子メールサーバ20は、本発明の第1の実施の形態としてのサーバ10に対して、データ格納部11に替えてデータ格納部21と、バックアップデータ格納部12に替えてバックアップデータ格納部22と、サービス提供部13に替えてサービス提供部23と、更新情報生成部14に替えて更新情報生成部24と、更新情報受信部16に替えて更新情報受信部26とを備える点が異なる。
ここで、電子メールサーバ20およびその各機能ブロックのハードウェア構成は、図3を参照して説明した本発明の第1の実施の形態としてのサーバ10およびその各機能ブロックと同一のハードウェア要素により構成可能である。なお、電子メールサーバ20およびその各機能ブロックのハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
次に、電子メールサーバ20の各機能ブロックの詳細について説明する。
データ格納部21は、自サーバの電子メールサービスで利用されるメールデータを格納する。具体的には、データ格納部21は、ユーザアカウント毎のメールボックスにメールデータを格納する。
バックアップデータ格納部22は、他の電子メールサーバ20のデータ格納部21に格納されるメールデータのバックアップデータを格納する。ここで、他の電子メールサーバ20のデータ格納部21には、他の電子メールサーバ20のユーザアカウント毎のメールボックスにメールデータが格納されている。そこで、バックアップデータ格納部22は、他の電子メールサーバ20におけるユーザアカウント毎のメールボックスに、メールデータのバックアップデータを格納することになる。
つまり、本実施の形態では、バックアップデータ格納部22Aは、電子メールサーバ20Bのデータ格納部21Bに格納されたメールデータのバックアップデータを格納する。また、バックアップデータ格納部22Bは、電子メールサーバ20Aのデータ格納部21Aに格納されたメールデータのバックアップデータを格納する。
サービス提供部23は、データ格納部21に格納されたメールデータを用いて電子メールサービスを提供する。また、サービス提供部23は、他の電子メールサーバ20の電子メールサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、バックアップデータ格納部22に格納されたバックアップデータを用いて電子メールサービスを提供する。このとき、サービス提供部23は、バックアップデータ格納部22を用いた電子メールサービスにおいては、バックアップデータを読み取り専用とするのが望ましい。
例えば、サービス提供部23は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に基づくメール転送サービスを提供するものであってもよい。この場合、具体的には、サービス提供部23は、外部の電子メールサーバまたはクライアント端末からメールデータを受信する。そして、サービス提供部23は、受信したメールデータの宛先が自サーバで管理するユーザアカウントであれば、データ格納部21に格納されるそのユーザアカウントのメールボックスに該メールデータを追加する。また、受信したメールデータの宛先が自サーバで管理するユーザアカウントでなければ、サービス提供部23は、外部の電子メールサーバに対して該メールデータを転送する。また、サービス提供部23は、バックアップデータを読み取り専用として、バックアップデータ格納部22に対しては、メールデータを受信して追加するサービスを行わない。
また、例えば、サービス提供部23は、POP(Post Office Protocol)に基づくメール取得サービスを提供するものであってもよい。具体的には、サービス提供部23は、クライアント端末からのPOPコマンドの受信に応じて、データ格納部21のメールデータに対するメール操作処理を実行する。メール操作処理としては、データ格納部21の更新を伴わないメール取得処理や、更新を伴うメール削除処理等がある。例えば、サービス提供部23は、DELEコマンドを受信すると、該当するメールデータに削除フラグを付与し、QUITコマンドを受信すると、削除フラグが付与されたメールデータを削除する。
また、サービス提供部23は、他の電子メールサーバ20の電子メールサービスを利用していたクライアント端末からPOPコマンドを受信した場合、バックアップデータ格納部22のバックアップデータに対するメール操作処理を実行する。このとき、サービス提供部23は、バックアップデータ格納部22のバックアップデータを読み取り専用とする。つまり、サービス提供部23は、バックアップデータ格納部22のバックアップデータに対しては、更新を伴わないメール取得処理等のPOPコマンドを受け付け、更新を伴うメール削除処理等のPOPコマンドを受け付けないようにする。
更新情報生成部24は、データ格納部21に格納されるメールデータが更新されると、更新情報を生成する。
例えば、更新情報生成部24は、サービス提供部23によりデータ格納部21にメールデータが追加されると、メール追加を表す更新情報を生成する。メール追加を表す更新情報は、更新内容がメール追加処理であることと、該当するユーザアカウントのメールボックスと、メールの識別情報であるUID(Unique Identifier)と、メール本体とをそれぞれ表す情報を含むものであってもよい。
また、例えば、更新情報生成部24は、サービス提供部23によりデータ格納部21のメールデータに更新を伴うメール操作処理がなされると、メール操作を表す更新情報を生成する。メール操作を表す更新情報は、メール操作の内容と、該当するユーザアカウントのメールボックスと、操作対象のUIDとをそれぞれ表す情報を含むものであってもよい。例えば、POPの場合、更新情報生成部24は、サービス提供部23によってQUITコマンドが受信されたタイミングで、メール削除を表す更新情報を生成すればよい。
更新情報受信部26は、他の電子メールサーバ20から更新情報を受信してバックアップデータ格納部22に反映させる。他の電子メールサーバ20からの更新情報は、他の電子メールサーバ20のデータ格納部21に格納されるメールデータの更新内容を表す情報である。
例えば、前述のメール追加を表す更新情報を受信した場合、更新情報受信部26は、バックアップデータ格納部22において、更新情報の示すユーザアカウントのメールボックスに対して、更新情報に含まれる内容のメールデータを、更新情報の示すUIDで追加する。また、前述のメール操作(例えば、削除)を表す更新情報を受信した場合、更新情報受信部26は、バックアップデータ格納部22において、更新情報の示すユーザアカウントのメールボックスにおいて、更新情報の示すUIDのメールに対して該当するメール操作(例えば、削除)を実行する。
以上のように構成されたバックアップシステム2の動作について図面を参照して説明する。
まず、電子メールサーバ20Aにおいて新たなメールが受信される場合のバックアップシステム2のバックアップ動作を図8に示す。なお、図8において、左図は電子メールサーバ20Aの動作を示し、右図は電子メールサーバ20Bの動作を示し、左右を結ぶ破線の矢印は、データの流れを示すものとする。
図8では、まず、電子メールサーバ20Aにおいて、サービス提供部23Aは、外部の電子メールサーバまたはクライアント端末からメールを受信する。そして、サービス提供部23Aは、受信されたメールが自サーバのユーザアカウント宛であれば、データ格納部21Aの該当するユーザアカウントのメールボックスに追加する(ステップS21)。
次に、更新情報生成部24Aは、追加されたメールデータに関する更新情報を生成する(ステップS22)。例えば、前述のように、更新情報生成部24Aは、更新内容がメール追加であることと、該当するユーザアカウントのメールボックスと、UIDと、メール本体とをそれぞれ表す情報を含む更新情報を生成してもよい。
次に、更新情報送信部15Aは、ステップS22で生成された更新情報を、電子メールサーバ20Bに送信する(ステップS23)。
次に、電子メールサーバ20Bにおいて、更新情報受信部26Bは、ステップS23で送信された更新情報を受信し、バックアップデータ格納部22Bに反映してバックアップデータを更新する(ステップ24)。具体的には、更新情報受信部26Bは、バックアップデータ格納部22Bにおいて、更新情報の示すユーザアカウントのメールボックスに対して、更新情報に含まれる内容のメールデータを、更新情報の示すUIDで追加する。
以上で、バックアップシステム2は、電子メールサーバ20Aにおいて新たなメールが受信された場合のバックアップ動作を終了する。
次に、電子メールサーバ20Aにおいて更新を伴うメール操作が実行される場合のバックアップシステム2のバックアップ動作を図9に示す。
図9では、まず、電子メールサーバ20Aにおいて、サービス提供部23Aは、クライアント端末からの要求に基づいて、データ格納部21Aのメールデータに対して、更新を伴うメール操作を実行する(ステップS31)。例えば、前述のように、サービス提供部23Aは、クライアント端末からのDELEコマンドの受信の度に対象のメールデータに削除フラグを付与し、QUITコマンドの受信に応じて削除フラグを付与したメールを削除する。
次に、更新情報生成部24Aは、ステップS31でのメール操作を表す更新情報を生成する(ステップS32)。例えば、前述のように、更新情報生成部24Aは、メール削除を表す更新情報として、更新内容がメール削除であることと、該当するユーザアカウントのメールボックスと、削除対象のUIDとをそれぞれ表す情報を含む更新情報を生成してもよい。
次に、更新情報送信部15Aは、ステップS32で生成された更新情報を、電子メールサーバ20Bに送信する(ステップS33)。
次に、電子メールサーバ20Bにおいて、更新情報受信部26Bは、ステップS33で送信された更新情報の示すメール操作を、バックアップデータ格納部22Bのメールデータに対して実行してバックアップデータを更新する(ステップ34)。例えば、受信した更新情報がメール削除を表す場合、更新情報受信部26Bは、バックアップデータ格納部22Bにおいて、更新情報の示すユーザアカウントのメールボックス内で、更新情報の示すUIDのメールデータを削除する。
以上で、バックアップシステム2は、電子メールサーバ20Aにおいて更新を伴うメール操作が実行された場合のバックアップ動作を終了する。
次に、電子メールサーバ20Aのサービスが停止した場合のバックアップシステム2のサービス継続動作を図10に示す。例えば、電子メールサーバ20Aは、障害が発生した場合や、保守などのために一時的に停止する必要があるとき、サービスを停止する。
このとき、電子メールサーバ20Aのクライアント端末において、電子メールサーバ20Aの代わりに電子メールサーバ20Bにサービス要求するよう要求先が切り替えられるものとする。要求先の切替については、本発明の第1の実施の形態における要求先の切替と同様に、各種公知の技術を適用可能である。
図10では、まず、電子メールサーバ20Bにおいて、サービス提供部23Bは、電子メールサーバ20Aの電子メールサービスを利用していたクライアント端末からのサービス要求を受信する(ステップS41)。例えば、サービス提供部23Bは、そのようなクライアント端末からPOPコマンドを受信する。なお、サービス提供部23Bは、電子メールサーバ20Aで管理されるユーザアカウントを、バックアップデータ用ユーザアカウントとして記憶しておいてもよい。そして、サービス提供部23Bは、そのようなバックアップデータ用ユーザアカウントを利用するための認証要求を受信し、認証後サービスを提供してもよい。
次に、サービス提供部23Bは、バックアップデータ格納部22Bを用いて、電子メールサービスを提供する(ステップS42)。このとき、サービス提供部23Bは、バックアップデータを読み取り専用とする。例えば、サービス提供部23Bは、バックアップデータの取得を要求するPOPコマンドを受け付け、削除を要求するPOPコマンドを受け付けないようにする。
以上で、バックアップシステム2のサービス継続動作の説明を終了する。
なお、上述したバックアップシステム2の各動作の説明において、電子メールサーバ20Aおよびその各機能ブロックを電子メールサーバ20Bおよびその各機能ブロックに読み替え、電子メールサーバ20Bおよびその各機能ブロックを電子メールサーバ20Aおよびその各機能ブロックに読み替えてもよい。これにより、電子メールサーバ20Bのメールデータを電子メールサーバ20Aによりバックアップする動作、および、電子メールサーバ20Bのサービスが停止した場合のサービス継続動作は、同様に説明される。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第2の実施の形態としてのバックアップシステムは、一方の電子メールサーバをバックアップするための他方の電子メールサーバを、一方の電子メールサーバとは独立して電子メールサービスを提供するサーバとして運用することができ、各電子メールサーバをより有効に活用することができる。
その理由は、各電子メールサーバのデータ格納部が、自サーバの電子メールサービスで利用されるメールデータを格納し、バックアップデータ格納部が、他の電子メールサーバの電子メールサービスで利用されるメールデータのバックアップデータを格納するからである。そして、サービス提供部が、データ格納部を用いて電子メールサービスを提供しながら、さらに、他の電子メールサーバの電子メールサービスを利用していたクライアント端末からのサービス要求時には、バックアップデータ格納部を用いて電子メールサービスを提供するからである。そして、更新情報生成部が、自サーバで更新されるメールデータの更新内容を表す更新情報を生成し、更新情報送信部が、生成された更新情報を他の電子メールサーバに送信し、更新情報受信部が、他の電子メールサーバから更新情報を受信してバックアップデータ格納部に反映するからである。
これにより、各電子メールサーバは、互いに他の電子メールサーバのバックアップサーバとして動作しながら、さらに、自サーバにおいて他の電子メールサーバとは独立して電子メールサービスを提供可能となる。したがって、本実施の形態では、ある電子メールサーバの通常運用中に、その電子メールサーバのバックアップサーバとして動作する他の電子メールサーバが待機中となってしまうことを防止でき、各電子メールサーバをより有効活用することができる。
また、本発明の第2の実施の形態は、各電子メールサーバを有効に活用しながら、メールデータおよび他のサーバにおけるそのバックアップデータの同一性を容易に保つことができる。
その理由は、各電子メールサーバのサービス提供部は、バックアップデータ格納部を用いて電子メールサービスを提供する場合、バックアップデータを読み取り専用とするからである。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態の説明において参照する各図面において、本発明の第2の実施の形態と同一の構成および同様に動作するステップには同一の符号を付して本実施の形態における詳細な説明を省略する。
まず、本発明の第3の実施の形態としてのバックアップシステム3の構成を図11に示す。図11において、バックアップシステム3は、電子メールサーバ30Aおよび30Bを含む。以降、電子メールサーバ30Aおよび30Bを総称して電子メールサーバ30とも記載する。各電子メールサーバ30間は、インターネット、LAN、公衆回線網、無線通信網またはこれらの組合せ等によって構成されるネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。なお、図11には、2つの電子メールサーバ30を示したが、本発明のバックアップシステムに含まれるサーバの数を限定するものではない。
次に、電子メールサーバ30の機能ブロック構成を図12に示す。図12において、電子メールサーバ30は、本発明の第2の実施の形態としての電子メールサーバ20に対して、データ格納部21に替えてデータ格納部31と、バックアップデータ格納部22に替えてバックアップデータ格納部32と、サービス提供部23に替えてサービス提供部33と、更新情報生成部24に替えて更新情報生成部34と、更新情報受信部26に替えて更新情報受信部36とを備える点が異なる。
ここで、電子メールサーバ30およびその各機能ブロックのハードウェア構成は、図3を参照して説明した本発明の第1の実施の形態としてのサーバ10およびその各機能ブロックと同一のハードウェア要素により構成可能である。なお、電子メールサーバ30およびその各機能ブロックのハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
次に、電子メールサーバ30の各機能ブロックの詳細について説明する。
データ格納部31は、自サーバの電子メールサービスで利用されるメールデータを格納する。具体的には、データ格納部31は、ユーザアカウント毎に1つ以上のメールボックスにメールを格納する。ユーザアカウント毎の1つ以上のメールボックスは、後述のサービス提供部33によって生成され、管理される。
バックアップデータ格納部32は、他の電子メールサーバ30のデータ格納部31に格納されるメールデータのバックアップデータを格納する。ここで、他の電子メールサーバ30のデータ格納部31には、他の電子メールサーバ30のユーザアカウント毎の1つ以上のメールボックスにメールデータが格納されている。そこで、バックアップデータ格納部32は、他の電子メールサーバ30におけるユーザアカウント毎の1つ以上のメールボックスに、メールデータのバックアップデータを格納することになる。
つまり、本実施の形態では、バックアップデータ格納部32Aは、電子メールサーバ30Bのデータ格納部31Bに格納されたメールデータのバックアップデータを格納する。また、バックアップデータ格納部32Bは、電子メールサーバ30Aのデータ格納部31Aに格納されたメールデータのバックアップデータを格納する。
サービス提供部33は、本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供部23と同様に、データ格納部31に格納されたメールデータを用いて電子メールサービスを提供する。また、サービス提供部33は、他の電子メールサーバ30の電子メールサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、バックアップデータ格納部32のバックアップデータを、読み取り専用のメールボックス配下に提示する。
例えば、サービス提供部33は、本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供部23と同様に、SMTPに基づくメール転送サービスを提供するものであってもよい。この場合、サービス提供部33は、本発明の第2の実施の形態におけるサービス提供部23と同様に、外部の電子メールサーバまたはクライアント端末から受信されたメールのうち自サーバのユーザアカウント宛のものを、データ格納部31に対して書き込む。
また、例えば、サービス提供部33は、IMAP(Internet Message Access Protocol)に基づくメール取得サービスを提供するものであってもよい。この場合、サービス提供部33は、クライアント端末からのIMAPコマンドの受信に応じて、データ格納部31内におけるメール操作処理やメールボックス管理処理を実行する。メール操作処理としては、該当するメールボックス内でのメールデータの追加、削除、取得、複製、移動等の処理がある。このうち、メールデータの追加、削除、複製、移動等は、データ格納部31の更新を伴う処理である。また、メールボックス管理処理としては、メールボックスの取得、追加、名称変更、削除等の処理がある。このうち、メールボックスの追加、名称変更、削除等は、データ格納部31の更新を伴う処理である。例えば、サービス提供部33は、CREATEコマンドの受信に応じて、該当するユーザアカウントに新規にメールボックスを追加する。また、例えば、サービス提供部33は、RENAMEコマンドの受信に応じて、該当するメールボックスの名称を変更する。また、例えば、サービス提供部33は、DELETEコマンドの受信に応じて、該当するメールボックスを削除する。
また、サービス提供部33は、他の電子メールサーバ30の電子メールサービスを利用するクライアント端末からIMAPコマンドを受信した場合、バックアップデータ格納部32のメールボックスを、読み取り専用のメールボックス配下に提示する。つまり、サービス提供部33は、読み取り専用のメールボックス配下に対して、更新を伴うメール操作処理を要求するIMAPコマンドや、更新を伴うメールボックス管理処理を要求するIMAPコマンドを受け付けないようにする。
更新情報生成部34は、データ格納部31に格納されるメールデータが更新されると、更新情報を生成する。
例えば、更新情報生成部34は、サービス提供部33によりデータ格納部31にメールデータが追加されると、メール追加を表す更新情報を生成する。メール追加を表す更新情報は、更新内容がメール追加であることと、該当するユーザアカウントと、該当するメールボックスと、UIDと、メール本体とをそれぞれ表す情報を含むものであってもよい。なお、データ格納部31にメールデータが追加されるのは、サービス提供部33がSMTPにより外部からメールを受信した場合や、IMAPによりクライアント端末からメール追加を指示された場合等である。
また、例えば、更新情報生成部34は、データ格納部31のメールデータに対して更新を伴うメール操作処理が実行されると、メール操作を表す更新情報を生成する。メール操作を表す更新情報は、メール操作の内容と、該当するユーザアカウントと、該当するメールボックスと、操作対象のUIDと、移動先または複製先(移動または複製の場合)とをそれぞれ表す情報を含んでいてもよい。なお、データ格納部31においてメールデータにメール操作処理が実行されるのは、サービス提供部33がIMAPコマンドをクライアント端末から受信した場合等である。
また、例えば、更新情報生成部34は、データ格納部31に対して、更新を伴うメールボックス管理処理が実行されると、メールボックス管理内容を表す更新情報を生成する。メールボックス管理内容を表す更新情報は、管理処理の内容と、該当するユーザアカウントと、該当するメールボックスと、新しいメールボックスの名称(名称変更または追加の場合)とをそれぞれ表す情報を含んでいてもよい。なお、データ格納部31においてメールボックス管理処理が実行されるのは、サービス提供部33がIMAPコマンドをクライアント端末から受信した場合等である。
更新情報受信部36は、他の電子メールサーバ30から更新情報を受信してバックアップデータ格納部32に反映させる。
例えば、メール追加を表す更新情報を受信した場合、更新情報受信部36は、バックアップデータ格納部32において、更新情報の示すユーザアカウントで更新情報の示すメールボックスを特定する。そして、更新情報受信部36は、特定したメールボックスに対して、更新情報に含まれる内容のメールデータを、更新情報の示すUIDで追加する。
また、メール操作を表す更新情報を受信した場合、更新情報受信部36は、バックアップデータ格納部32において、更新情報の示すユーザアカウントで更新情報の示すメールボックスを特定する。そして、更新情報受信部36は、特定したメールボックスにおいて、更新情報の示すUIDのメールに対して、更新情報の示すメール操作処理を実行する。
また、メールボックス管理内容を表す更新情報を受信した場合、更新情報受信部36は、バックアップデータ格納部32において、更新情報の示すユーザアカウントを特定する。そして、更新情報受信部36は、特定したユーザアカウントにおいて、更新情報の示すメールボックス管理処理を実行する。
以上のように構成されたバックアップシステム3の動作について図面を参照して説明する。
まず、電子メールサーバ30Aにおいて更新を伴うメールボックス管理処理が実行される場合のバックアップシステム3のバックアップ動作を図13に示す。なお、図13において、左図は電子メールサーバ30Aの動作を示し、右図は電子メールサーバ30Bの動作を示し、左右を結ぶ破線の矢印は、データの流れを示すものとする。
図13では、まず、電子メールサーバ30Aにおいて、サービス提供部33Aは、クライアント端末からの要求に基づいて、データ格納部31Aの該当するユーザアカウントにおいて、更新を伴うメールボックス管理処理を実行する(ステップS51)。
次に、更新情報生成部34Aは、メールボックス管理内容を表す更新情報を生成する(ステップS52)。例えば、前述のように、更新情報生成部34Aは、管理処理の内容と、該当するユーザアカウントと、該当するメールボックスと、メールボックスの名称(作成または名称変更の場合)とをそれぞれ表す情報を含む更新情報を生成してもよい。
次に、更新情報送信部15Aは、ステップS52で生成された更新情報を、電子メールサーバ30Bに送信する(ステップS53)。
次に、電子メールサーバ30Bにおいて、更新情報受信部36Bは、受信した更新情報の示すメールボックス管理処理を、バックアップデータ格納部32Bに対して実行する(ステップ54)。
以上で、バックアップシステム3は、電子メールサーバ30Aにおいて更新を伴うメールボックス管理処理が実行された場合のバックアップ動作を終了する。
なお、電子メールサーバ30Aにおいてメールデータが新たに受信された場合、および、更新を伴うメール操作が実行された場合のバックアップシステム3のバックアップ動作については、図8および図9を用いて説明した本発明の第2の実施の形態の動作と同様であるため、本実施の形態における詳細な説明を省略する。ただし、バックアップシステム3は、図8のステップS21において、SMTPに基づくメール追加の他に、IMAPに基づきメール追加を行う場合もある点が本発明の第2の実施の形態と異なる。また、バックアップシステム3は、図9のステップS31において、IMAPに基づきメール操作を実行する点が本発明の第2の実施の形態と異なる。
次に、電子メールサーバ30Aのサービスが停止した場合のバックアップシステム3のサービス継続動作を図14に示す。例えば、電子メールサーバ30Aは、障害が発生した場合や、保守などのために一時的に停止する必要があるとき、サービスを停止する。
このとき、電子メールサーバ30Aのクライアント端末において、電子メールサーバ30Aの代わりに電子メールサーバ30Bにサービス要求するよう要求先が切り替えられるものとする。要求先の切替については、本発明の第1の実施の形態における要求先の切替と同様に、各種公知の技術を適用可能である。
図14では、まず、電子メールサーバ30Bにおいて、サービス提供部33Bは、電子メールサーバ30Aの電子メールサービスを利用していたクライアント端末からのサービス要求を受信する(ステップS61)。例えば、サービス提供部33Bは、そのようなクライアント端末からIMAPコマンドを受信する。なお、サービス提供部33Bは、電子メールサーバ30Aで管理されるユーザアカウントを、バックアップデータ用ユーザアカウントとして記憶しておいてもよい。そして、サービス提供部33Bは、そのようなバックアップデータ用ユーザアカウントを利用するための認証要求を受信し、認証後サービスを提供してもよい。
次に、サービス提供部33Bは、ステップS61での要求元のクライアント端末に対して、バックアップデータ格納部32Bのバックアップデータを読み取り専用で提示する(ステップS62)。具体的には、サービス提供部33Bは、バックアップデータ格納部32Bにおいて該当するユーザアカウントのメールボックスを、読み取り専用のメールボックス配下に提示すればよい。
例えば、ステップS62でクライアント端末に提示されるバックアップデータの一例を、図15を用いて説明する。図15(a)は、電子メールサーバ30Aにおいてあるユーザアカウントについてデータ格納部31Aに格納されるメールボックスを模式的に示す図である。この電子メールサーバ30Aのサービスが停止した場合に、このクライアント端末から電子メールサーバ30Bに対してサービス要求があったことを想定する。この場合、サービス提供部33Bは、図15(b)に示すように、バックアップデータ格納部32Bのメールボックスを、読み取り専用のメールボックス「Remote」配下に提示する。ここでは、サービス提供部33Bは、「Remote」配下のメールボックスに対しては、更新を伴うメール操作処理やメールボックス管理処理のIMAPコマンドを受け付けないようにする。
以上で、バックアップシステム3のサービス継続動作の説明を終了する。
なお、上述したバックアップシステム3の各動作の説明において、電子メールサーバ30Aおよびその各機能ブロックを電子メールサーバ30Bおよびその各機能ブロックに読み替え、電子メールサーバ30Bおよびその各機能ブロックを電子メールサーバ30Aおよびその各機能ブロックに読み替えてもよい。これにより、電子メールサーバ30Bのメールデータを電子メールサーバ30Aによりバックアップする動作、および、電子メールサーバ30Bのサービスが停止した場合のサービス継続動作は、同様に説明される。
次に、本発明の第3の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第3の実施の形態としてのバックアップシステムは、サーバにおいてメールボックスを管理可能な電子メールサービスを提供する電子メールサーバの場合も、一方の電子メールサーバをバックアップするための他方の電子メールサーバを、一方の電子メールサーバとは独立して電子メールサービスを提供するサーバとして運用することができ、各電子メールサーバをより有効に活用することができる。
その理由は、サービス提供部によりデータ格納部の更新を伴うメールボックス管理処理が実行された場合、更新情報生成部が、メールボックス管理内容を表す更新情報を生成し、更新情報送信部が、生成された更新情報を他の電子メールサーバに送信し、更新情報受信部が、他の電子メールサーバから更新情報を受信してバックアップデータ格納部にメールボックス管理処理を反映するからである。
なお、上述した本発明の第2および第3の実施の形態において、サービス提供部は、POPおよびIMAPのいずれかに基づきメール取得サービスを提供するものとして説明したが、各実施の形態のサービス提供部は、POPおよびIMAPの双方に対応していてもよい。また、サービス提供部は、SMTP、POP、および、IMAPに限らず、その他のプロトコルに基づき電子メールサービスを提供するものであってもよい。
また、上述した本発明の第2および第3の実施の形態において、本発明のサーバに電子メールサーバを適用する例について説明したが、各実施の形態は、電子メールサーバ以外のサービスを提供するサーバにも適用可能である。
また、上述した本発明の各実施の形態において、更新情報生成部が、更新情報を生成して蓄積し、更新情報送信部が、更新情報が蓄積されると順次送信していく例を中心に説明した。その他、各実施の形態の更新情報送信部は、他のタイミングで更新情報を送信するようにしてもよい。例えば、データ格納部の更新頻度が少ないサーバでは、更新情報送信部は、定められた時刻などの所定のタイミングで更新情報を送信してもよい。
また、上述した本発明の各実施の形態において、2つのサーバが互いに他のサーバのバックアップサーバとして動作する例を中心に説明した。この他、各実施の形態のバックアップシステムは、3つ以上のサーバを備えていてもよい。例えば、バックアップシステムが3つのサーバを備える場合、第1のサーバのバックアップデータ格納部が第2のサーバのバックアップデータを格納し、第2のサーバのバックアップデータ格納部が第3のサーバのバックアップデータを格納し、第3のサーバのバックアップデータ格納部が第1のサーバのバックアップデータを格納するようにしてもよい。このように、各サーバのバックアップデータ格納部は、他のいずれかのサーバのデータ格納部のバックアップデータを格納すればよく、各サーバのデータ格納部のバックアップデータは、他のいずれかのサーバのバックアップデータ格納部に格納されていればよい。
また、上述した本発明の各実施の形態において、各フローチャートを参照して説明したサーバの動作を、本発明のコンピュータ・プログラムとしてコンピュータ装置の記憶装置(記憶媒体)に格納しておき、係るコンピュータ・プログラムを当該CPUが読み出して実行するようにしてもよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコードあるいは記憶媒体によって構成される。
また、上述した各実施の形態は、適宜組み合わせて実施されることが可能である。
また、本発明は、上述した各実施の形態に限定されず、様々な態様で実施されることが可能である。
1、2、3 バックアップシステム
10 サーバ
20、30 電子メールサーバ
11、21、31 データ格納部
12、22、32 バックアップデータ格納部
13、23、33 サービス提供部
14、24、34 更新情報生成部
15 更新情報送信部
16、26、36 更新情報受信部
1001 CPU
1002 RAM
1003 ROM
1004 記憶装置
1005 ネットワークインタフェース

Claims (9)

  1. 自サーバのサービスで利用されるデータを格納するデータ格納部と、
    他のサーバの前記データ格納部のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部と、
    前記データ格納部を用いて前記サービスを提供するとともに、前記他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部を用いて前記サービスを提供するサービス提供部と、
    前記サービス提供部によって前記データ格納部が更新されると、前記データ格納部の更新内容を表す更新情報を生成する更新情報生成部と、
    生成した更新情報を前記他のサーバに送信する更新情報送信部と、
    前記他のサーバから、前記他のサーバにおける前記データ格納部の更新内容を表す前記更新情報を受信して前記バックアップデータ格納部に反映させる更新情報受信部と、
    を備えたサーバ。
  2. 前記サービス提供部は、前記バックアップデータ格納部に格納されたバックアップデータを読み取り専用として、前記クライアント端末に前記サービスを提供することを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記サービスが電子メールサービスであるとき、
    前記データ格納部は、メールデータを格納し、
    前記バックアップデータ格納部は、前記他のサーバの電子メールサービスにおけるメールデータのバックアップデータを格納し、
    前記サービス提供部は、前記データ格納部のメールデータを用いて電子メールサービスを提供するとともに、前記他のサーバの電子メールサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部のメールデータを用いて電子メールサービスを提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記更新情報生成部は、前記更新情報を生成して蓄積し、
    前記更新情報送信部は、前記更新情報の蓄積を検出して順次送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーバ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の複数のサーバを備えたバックアップシステム。
  6. 自サーバのサービスで利用されるデータを格納するデータ格納部と、他のサーバの前記データ格納部のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部とを用いて、
    前記データ格納部を用いて前記サービスを提供し、
    前記サービスの提供により前記データ格納部が更新されると、その更新内容を表す更新情報を生成し、
    生成した更新情報を前記他のサーバに送信し、
    前記他のサーバから、前記他のサーバにおける前記データ格納部の更新内容を表す前記更新情報を受信すると、
    受信した更新情報を前記バックアップデータ格納部に反映させ、
    前記他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部を用いて前記サービスを提供する、バックアップ方法。
  7. 前記バックアップデータ格納部を読み取り専用として、前記クライアント端末に前記サービスを提供することを特徴とする請求項6に記載のバックアップ方法。
  8. 自サーバのサービスで利用されるデータを格納するデータ格納部と、他のサーバの前記データ格納部のバックアップデータを格納するバックアップデータ格納部とを用いて、
    前記データ格納部を用いて前記サービスを提供するサービス提供ステップと、
    前記サービスの提供により前記データ格納部が更新されると、その更新内容を表す更新情報を生成する更新情報生成ステップと、
    生成した更新情報を前記他のサーバに送信する更新情報送信ステップと、
    前記他のサーバから、前記他のサーバにおける前記データ格納部の更新内容を表す前記更新情報を受信すると、受信した更新情報を前記バックアップデータ格納部に反映させる更新情報受信ステップと、
    前記他のサーバのサービスを利用するクライアント端末からの要求に応じて、前記バックアップデータ格納部を用いて前記サービスを提供するバックアップデータ提供ステップと、
    をコンピュータ装置に実行させるコンピュータ・プログラム。
  9. 前記バックアップデータ提供ステップにおいて、前記バックアップデータ格納部を読み取り専用として、前記クライアント端末に前記サービスを提供することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータ・プログラム。
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