JP2014119987A - メールシステム、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

メールシステム、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のクライアント装置で電子メールを受信させる場合に、クライアント装置が、当該クライアント装置とは異なるクライアント装置において未受信の電子メールのみを受信すること。
【解決手段】情報処理装置101でメールサーバ102から送信された受信済み情報(Receiving−Count)に基づいて、受信しようとしている電子メールが、当該情報処理装置101とは異なる情報処理装置101で受信されていない電子メールであるか否かを判定し、当該情報処理装置101とは異なる情報処理装置101で受信されていない電子メールであると判定された場合には、受信済み情報を更新し、当該電子メールを受信する。
【選択図】図15

Description

本発明は、電子メールの管理に関し、特に複数のクライアント装置で電子メールを受信する場合に、当該複数のクライアント装置ごとに異なる受信方式を設定していた場合であっても適切にメールを受信することの可能なメールシステム、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
従来、ユーザがクライアント装置にインストールされたメーラを利用して電子メール(以下、メール)を送受信することで、ユーザ間の情報の伝達を行っている。このようなメールシステムの仕組みとしては、以下のようなものが一般的である。まず、クライアント装置から送信されたメールはメールサーバに蓄積される。クライアント装置は、メールサーバにメールの取得要求を行う。メールサーバは、クライアント装置からメールの取得要求があると、蓄積されたメールをクライアント装置に送信する。そして、クライアント装置はメールの受信が完了すると、受信したメールの削除要求をメールサーバに送信し、メールサーバは削除要求を受けて、メールの削除を行う。このような仕組みにすることで、メールサーバに大量のメールが蓄積されないようにしている。
しかし、メールサーバに蓄積されたメールを複数のクライアント装置で受信したい場合には、上記の仕組みでは問題が発生する。例えば、1台目のクライアント装置がメールを受信した場合、当該クライアント装置がメールサーバに対して削除要求を行ってしまうので、2台目以降のクライアント装置はメールを受信できなくなってしまう。つまり、最初にメールを受信したクライアント装置にのみ当該メールが保存されるので、複数台のクライアント装置で同じメールを閲覧することができない。
このような問題を解決するために、クライアント装置からメールサーバに対して削除要求を送らないようにする仕組みが考えられる。しかしながら、クライアント装置からメールサーバに対して削除要求がなされないと、メールサーバにメールが蓄積され続けるので、メールサーバの記憶容量を圧迫してしまう。よって、このような仕組みを採用する場合には、ユーザが使用するすべてのクライアント装置で受信が完了したら、ユーザが手作業でメールサーバ上のメールを削除していた。
この問題を解決するために、下記の特許文献1には、どの電子メール端末がどの電子メールを受信したのかを含むログ情報を元にした電子メールを自分宛てに送信し、当該電子メールを受信したら、当該電子メールに含まれるログ情報に基づいてすべての電子メール端末で当該電子メールを受信しているか否か判定し、受信していれば当該電子メールの削除要求をメールサーバに送信する仕組みが開示されている。
また、下記の特許文献2には、メール管理装置でメール配信先の端末ごとにメールの未読・既読状態を示す情報を記憶管理しており、メール管理装置が端末からメールの配信要求を受信すると、配信要求のあった端末のメールの未読状態を既読状態に変更し、すべての端末の未読・既読状態を示す情報が既読状態となった場合に、当該メールをメール管理装置から削除する仕組みが開示されている。
特開2007−26268号公報 特開2004−48391号公報
前述したように、複数のクライアント装置でメールを受信したい場合には、メールサーバにメールを蓄積しておく必要があるが、特許文献1や特許文献2のような仕組みによって、メールサーバの記憶容量を圧迫することなく、複数のクライアント装置でメールを受信可能なメールシステムを構築できる。
しかしながら、特許文献1や特許文献2により、メールサーバに蓄積されるメールの容量は削減されたが、メールサーバに蓄積されているメールはすべて受信しなくてはならない問題がある。
メールを受信するクライアント装置にも種類がある。例えば、固定端末である一般的なPCや、携帯端末である携帯電話、タブレット端末等である。固定端末は、LAN(Local Area Network)接続による高速通信が可能だが、携帯端末は、低速な移動通信システムを利用しなければならない。そのため、メールサーバに蓄積されたメールをすべて受信しようとすると、非常に時間がかかってしまう問題がある。
更に、携帯端末が備えるハードディスク等の記憶容量は、固定端末に比べて少ない。これは、携帯端末に可搬性を求めた結果、携帯端末の大きさを小さくせざるを得ず、大きな記憶領域を備えるハードディスク等を備えることができないからである。そのため、メールサーバに蓄積されているすべてのメールを受信してしまうと、携帯端末の記憶容量を圧迫してしまう問題もある。
また、特許文献1や特許文献2のようなメールシステムでは、1台目のクライアント装置で受信したメールであっても、メールサーバにメールが蓄積されていれば、2台目以降のクライアント装置でも当該メールを受信しなければならない問題が発生する。1台目のクライアント装置で受信したメールは、ユーザによって確認されている可能性が高いので、2台目以降のクライアント装置では受信しなくていいことが多い。そのため、携帯端末の記憶容量を圧迫せずに、かつ通信に時間のかからないようにするために、どの装置にも受信されていないメール(以下、新着メール)だけを受信する仕組みが必要である。
また、固定端末と携帯端末では通信速度や記憶容量の差があるので、固定端末のようなクライアント装置ではすべてのメールを受信し、携帯端末のようなクライアント装置では新着メールだけを受信したい場合がある。この場合に、従来技術のようにメールを受信後、当該メールをすぐにメールサーバから削除してしまうと、すべてのメールを受信したいクライアント装置がメールを受信できなくなる問題が発生してしまう。携帯端末で新着メールを受信すると当該メールがメールサーバから削除されてしまい、固定端末でメールを受信できなくなってしまうからである。つまり、メールを受信する複数のクライアント装置が、それぞれ異なる受信方式(すべてのメールを受信、新着メールだけを受信)を指定している場合であっても、当該受信方式を成立させる仕組みが必要である。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたもので、本発明の目的は、複数のクライアント装置で電子メールを受信させる場合に、クライアント装置が、当該クライアント装置とは異なるクライアント装置において未受信の電子メールのみを受信することの可能な仕組みを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のメールシステムは、メールサーバと電子メールの送受信を行う情報処理装置と、前記情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバとを含むメールシステムであって、前記情報処理装置は、当該情報処理装置で受信する電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信手段と、前記受信済み情報受信手段で受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求手段と、前記電子メール取得要求手段に応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記電子メール受信手段で受信した電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求手段とを備え、前記メールサーバは、前記電子メールの前記受信済み情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記電子メールの受信済み情報を前記情報処理装置に送信する受信済み情報送信手段と、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールを前記情報処理装置に送信する電子メール送信手段と、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールの受信済み情報を更新する受信済み情報更新手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電子メールの受信済み情報に基づいて、当該電子メールが他のクライアント装置で受信されていないかどうかを判定し、他のクライアント装置で受信されていない場合には当該電子メールをクライアント装置に送信し、そして当該電子メールの受信済み情報を更新することが可能となるので、複数のクライアント装置で電子メールを受信させる場合に、クライアント装置が、当該クライアント装置とは異なるクライアント装置において未受信の電子メールのみを受信することのできる効果を奏する。
本発明の実施形態におけるメールシステム100の一例を示す構成図である。 図1に示すクライアント装置101及びメールサーバ102のハードウェア構成の一例を示す構成図である。 図1に示すクライアント装置101及びメールサーバ102のモジュール構成の一例を示す構成図である。 本発明の実施形態における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 受信台数変更画面500、受信方式変更画面510の一例を示す構成図である。 クライアント装置101に記憶された受信台数テーブル600、フラグテーブル610、メールサーバ102に記憶されたユーザ認証テーブル620の構成の一例を示す構成図である。 図4のステップS108におけるメール受信処理の詳細を示すフローチャートである。 図7に続き、図4のステップS108におけるメール受信処理の詳細を示すフローチャートである。 図8に続き、図4のステップS108におけるメール受信処理の詳細を示すフローチャートである。 図9に続き、図4のステップS108におけるメール受信処理の詳細を示すフローチャートである。 選択受信画面1100の一例を示す構成図である。 Receiving−CountのないメールにReceiving−Countを付与した場合のメールヘッダの一例を示す模式図である。 Receiving−CountのあるメールでReceiving−Countの値をインクリメントした場合のメールヘッダの一例を示す模式図である。 Receiving−Countを更新し、設定された受信台数以上だった場合にメールを削除する処理の概要を示す模式図である。 本発明の受信方式のうち、通常受信の場合と、新着受信の場合の処理概要を示す模式図である。 本発明の受信方式のうち、選択受信の場合の処理概要を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明のメールシステム100のシステム構成の一例を示す図である。本発明のメールシステム100は、クライアント装置101(クライアント装置101a、クライアント装置101b、クライアント装置101c)、メールサーバ102が設置されており、それら装置はLAN(Local Area Network)等のネットワーク103を介して相互にデータ通信可能に接続されている。尚、ネットワーク103は、WAN(Wide Area Network)であってもよいし、無線LANであってもよい。通信の形態は特に問わない。また、図1のネットワーク103上に接続される各種端末あるいはサーバの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
クライアント装置101(情報処理装置)は、メールサーバ102と通信し、メーラを通じて電子メール(以下、メール)の送受信を行う装置である。メーラは後述する図2のROM202または外部メモリ211に記憶されており、ユーザからの指示に応じて、CPU201がRAM203に読み出して各種動作を行う。また、クライアント装置101は、PCのような固定端末であってもよいし、携帯電話やタブレット端末のような携帯端末であってもよい。
メーラは、ユーザからの操作に応じて、メールの作成、送受信、表示等を行う。本実施形態では、クライアント装置101a、クライアント装置101b、クライアント装置101cはそれぞれ1人のユーザが使用するクライアント装置101である。よって、メーラに設定されたユーザのアカウント(ユーザID、パスワード等)は同じアカウントが設定されているものとして説明を行う。尚、メールはメールサーバ102の外部メモリ211に記憶されていても、クライアント装置101の外部メモリ211に記憶されていてもよい。本実施形態では、クライアント装置101の外部メモリ211に記憶されているものとして、以下説明を行う。
メールサーバ102は、クライアント装置101から送信されたメールを宛先ごとに記憶管理し、クライアント装置101からの要求に応じてメールを送信する装置である。クライアント装置101との通信では、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)等のプロトコルを用いて送受信を行う。通信プロトコルについては、これに限らない。クライアント装置101とメールサーバ102の間でメールの送受信ができればよい。
尚、クライアント装置101が、メールサーバ102の構成を含んでもよいし、メールサーバ102がクライアント装置101の構成を含んでもよい。
図2は、本発明の実施形態における各種端末のハードウェア構成を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211(記憶手段)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(以下、ディスプレイ)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明のクライアント装置101、メールサーバ102が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
次に、クライアント装置101及びメールサーバ102のモジュール構成を示す機能構成図について、図3を用いて説明する。尚、図3の各種端末あるいはサーバのモジュール構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
クライアント装置101は、記憶モジュール301、画面表示モジュール302、テーブル管理モジュール303、メール送受信モジュール304、メール削除要求モジュール305を備える。
記憶モジュール301は、メーラによって作成及び送受信されたメールを記憶するモジュールである。記憶モジュール301によって記憶されたメールは、クライアント装置101の外部メモリ211等に記憶され、必要に応じて、記憶モジュール301によって読みだされる。
画面表示モジュール302は、メールや画面といった各種情報をクライアント装置101のディスプレイ210に表示させるためのモジュールである。特に本実施形態では、図5に示す受信台数変更画面500や、受信方式変更画面510、図11に示す選択受信画面1100等を表示し、ユーザからの入力及び操作を受け付ける。
テーブル管理モジュール303は、後述する図6の受信台数テーブル600やフラグテーブル610、ユーザ認証テーブル620の記憶や更新等を行うためのモジュールである。各種テーブルは、外部メモリ211に記憶され、必要に応じてRAM203に読み出す。
メール送受信モジュール304は、クライアント装置101で生成されたメールをメールサーバ102に送信したり、メールサーバ102に蓄積されたメールを受信したりするためのモジュールである。メール以外の情報が送信できてもよい。
メール削除要求モジュール305は、メールサーバ102から受信したメールのメールヘッダに記載された情報と、クライアント装置101のメーラに設定された受信台数とを比較して、削除すべきメールの削除要求をメールサーバ102に対して送信するためのモジュールである。
メールサーバ102は、記憶モジュール311、メールボックス管理モジュール312、ユーザ認証モジュール313、メール送受信モジュール314、メール削除モジュール315、メールヘッダ更新モジュール316を備える。
記憶モジュール311は、前述したクライアント装置101の記憶モジュール301と同様である。後述するメール送受信モジュール314によって受信したメールや、メールヘッダ更新モジュール316で更新されたメール等を記憶する。
メールボックス管理モジュール312は、記憶モジュール311で記憶されたメールをアカウントごとに記憶管理するためのモジュールである。後述するメール送受信モジュール314によってメールの受信要求を受け付けた場合には、メールの取得を行うアカウントを特定し、そのアカウントのメールボックスからメールを取得して、メール送受信モジュール314に渡す。
ユーザ認証モジュール313は、クライアント装置101から送信されたユーザIDとパスワードに基づいて、メールシステム100の利用者であるか否かを認証するためのモジュールである。
メール送受信モジュール314は、クライアント装置101とメールの送受信を行うためのモジュールである。
メール削除モジュール315は、クライアント装置101のメール削除要求モジュール305からメールの削除要求があった場合に、メールボックス管理モジュール312によって管理されるメールを削除する。
メールヘッダ更新モジュール316は、クライアント装置101からメールの取得要求に応じて、メールを送信する場合に、送信するメールのメールヘッダを更新するためのモジュールである。メールヘッダには、クライアント装置101に送信した回数、つまり受信したクライアント装置101の台数を示す情報が含まれており、それらをメール送信の際に追加、またはインクリメントする。
次に、本発明の実施形態におけるクライアント装置101によって行われる一連の処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
尚、この処理をクライアント装置101に実行させるためのプログラムは、クライアント装置101にインストールされているメーラの一部、若しくはアドオンプログラムとして用意されていてもよいし、メーラとは別にインストールされたプログラムとして用意されていてもよい。
まず、ステップS101では、クライアント装置101は、クライアント装置101の外部メモリ211に記憶されたメーラのプログラムを起動する。そして、ステップS102では、クライアント装置101は、メーラに対してユーザからの操作を受け付ける。
ステップS103では、クライアント装置101は、ステップS102で受け付けた操作が同一のメールを受信したいクライアント装置の台数(以下、受信台数(設定台数情報))の変更指示であるか否かを判定する。例えば、メーラのメニューから受信台数変更メニュー(不図示)が選択されたか否かを判定すればよい。受信台数の変更指示であった場合には、ステップS104に処理を進め、受信台数の変更指示でない場合には、ステップS105に処理を進める。
ステップS104では、クライアント装置101は、受信台数を変更する処理を実行する。図5の受信台数変更画面500に示すような画面をクライアント装置101のディスプレイ210に表示させ、受信台数入力フォーム501に対する入力を受け付ける。そして、OKボタン502の押下を検知すると、図6に示す受信台数テーブル600の受信台数601に受信台数入力フォーム501に入力された値を格納する。これにより、受信台数の設定が完了する。処理が終了したら、ステップS102に処理を戻す。
受信台数テーブル600(図6参照)は、受信台数601、受信方式602から構成される。受信台数601は、同一のメールを受信させるクライアント装置101の台数を示す情報である。受信方式602は、メールを受信する方式(以下、受信方式)を示す情報である。受信方式の詳細については、後述する。本実施形態では、受信台数テーブル600は、クライアント装置101の外部メモリ211等に記憶されている。
ステップS105では、クライアント装置101は、ステップS102で受け付けた操作が受信方式の変更指示であるか否かを判定する。例えば、メーラのメニューから受信方式変更メニュー(不図示)が選択されたか否かを判定すればよい。受信方式の変更指示であった場合には、ステップS104に処理を進め、受信方式の変更指示でない場合には、ステップS105に処理を進める。
ステップS106では、クライアント装置101は、受信方式を変更する処理を実行する(受信方式選択受付手段)。まず、図5の受信方式変更画面510に示すような画面をクライアント装置101のディスプレイ210に表示させる。受信方式変更画面510には、ラジオボタン511が備えられている。ユーザは、このラジオボタン511を選択することで、変更したい受信方式を選択する。そして、OKボタン512の押下を検知すると、ラジオボタン511により選択された受信方式を、受信台数テーブル600の受信方式602に格納する。これにより、受信方式の設定が完了する。処理が終了したら、ステップS102に処理を戻す。
本実施形態の受信方式には、3つの受信方式がある。それは、通常受信、選択受信、新着受信の3つである。通常受信は、メールサーバ102に蓄積されたメールのうち、当該クライアント装置101に受信していない受信対象のメール(以下、受信対象メール)をすべて受信する方式である。選択受信は、メールを受信する際に、すべての受信対象メールを受信するのか、または他の装置で未受信のメール(以下、新着メール)のみを受信するのかを選択できる方式である。新着受信は、新着メールのみを受信する方式である。ユーザは、クライアント装置101ごとに、この受信方式を設定する。
また、各受信方式は、受信対象メールのメールヘッダに付された「Receiving−Count」(受信済み情報)という情報の更新方法に違いがある。この「Receiving−Count」は、メールサーバ102がクライアント装置101にメールを送信した回数、つまりクライアント装置101でメールを受信した回数を示す情報である。すなわち、「Receiving−Count」が示す値は、何台のクライアント装置101が当該メールを受信したのかを示す情報である。このメールヘッダの値と、前述したステップS104で設定された受信台数601に基づいて、後述する処理で、メールサーバ102に対してクライアント装置101が削除要求を送信するか否か決定する。尚、本実施形態ではメールヘッダに「Receiving−Count」を含める仕組みとして説明を行うが、メールとは別のファイルであってもよい。
通常受信と新着受信では、受信対象メールの「Receiving−Count」はすべて更新する。新着メールであった場合には、当該新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加して値に「1」を設定し、他のクライアント装置101で受信済みであるメール(以下、非新着メール)であった場合には、「Receiving−Count」の値をインクリメントする。新着受信は、新着メールのみを受信する受信方式なので、非新着メールは受信しない。しかし、非新着メールの「Receiving−Count」の値をインクリメントしないと、いつまで経っても当該非新着メールの「Receiving−Count」の値は受信台数601を満たさない。つまり、新着受信の場合には、非新着メールは受信しないが「Receiving−Count」を更新することで、受信したものとみなす。こうすることで、新着メールのみを受信しつつ、受信対象メールの「Receiving−Count」が受信台数601を満たしたかどうか判定し、その判定結果に応じて、適宜受信対象メールを削除することができる。
一方、選択受信では、新着メールのみ受信する場合と、全受信する場合の2つがある。全受信する場合は、前述した通常受信と同様である。新着メールのみ受信する場合は、新着メールのみ「Receiving−Count」を更新する。つまり、新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加して値に「1」を設定する。非新着メールの「Receiving−Count」は更新しない。選択受信の場合には、受信を行う度に、新着メールのみ受信するのか、全受信するのかを選択することができる。つまり、新着メールのみ受信した場合であっても、あとで全受信する可能性がある。そのため、非新着メールは、全受信によって受信できないといけないので、「Receiving−Count」は更新しない。こうすることで、全受信によって非新着メールを受信しない限り、当該非新着メールの「Receiving−Count」は更新されないので、非新着メールがメールサーバ102から削除されることはなくなる。つまり、新着メールのみ受信する場合と、全受信する場合の両立が可能となる。
ステップS107では、クライアント装置101は、ステップS102で受け付けた操作がメールの受信指示であるか否かを判定する。例えば、メーラのメニューからメール受信メニュー(不図示)が押下されたか否かを判定すればよい。メール受信指示であった場合には、ステップS108に処理を進め、メール受信指示でなかった場合には、ステップS109に処理を進める。
ステップS108では、クライアント装置101は、メールサーバ102に蓄積されたメールを受信する処理を実行する。メール受信処理の詳細は、後述する図7乃至図10に示す。処理が終了したら、ステップS102に処理を戻す。
ステップS109では、クライアント装置101は、ステップS102で受け付けた操作がメーラの終了指示であるか否かを判定する。例えば、メーラのメニューから終了メニュー(不図示)が押下されたか否かを判定すればよい。終了指示であった場合には、ステップS108に処理を進め、終了指示でなかった場合には、ステップS102に処理を戻す。
ステップS110では、クライアント装置101は、メーラの終了指示を受け付けたのでメーラを終了し、本一連の処理を終了する。
次に、本発明の実施形態におけるクライアント装置101とメールサーバ102によって行われるメール受信処理について図7を用いて説明する。
尚、この処理をクライアント装置101及びメールサーバ102に実行させるためのプログラムは、クライアント装置101及びメールサーバ102にインストールされているメーラまたはアプリケーションの一部、若しくはアドオンプログラムとして用意されていてもよいし、メーラまたはアプリケーションとは別にインストールされたプログラムとして用意されていてもよい。
メール受信処理は、クライアント装置101がメールサーバ102に蓄積された受信対象メールを受信し、前述した受信台数601だけ受信されていると判定された場合に、メールサーバ102に対して削除要求を送信するための処理である。
まず、図14を参照してメール受信処理の処理概要について説明を行う。前述したステップS104でクライアント装置101の受信台数601が設定される。そして、ユーザからの指示に応じて、クライアント装置101がメールサーバ102に対してメールの受信要求を送信する。メールサーバ102は、メールの受信要求を受信すると、メールボックスに蓄積された受信対象メールのメールヘッダにある「Receiving−Count」の値をインクリメントする。ここで、メールヘッダに「Receiving−Count」がない場合、つまり新着メールである場合には、新しく追加する。
「Receiving−Count」の更新が完了したら、メールの受信要求が来たクライアント装置101に対して当該メールを送信する。クライアント装置101は、メールの受信が完了すると、受信したメールのメールヘッダに付された「Receiving−Count」の値と、クライアント装置101のメーラに設定された受信台数601とを比較し、「Receiving−Count」の値が受信台数601以上であったら、当該メールの削除要求をメールサーバ102に対して送信する。受信台数601以上でないメールについては、削除要求を送信しない。メールサーバ102では、「Receiving−Count」の値が受信台数601以上となったメールの削除要求を受信し、当該メールをメールボックスから削除する。こうすることで、設定された受信台数分の受信が完了したら、クライアント装置101からメールサーバ102に対して当該メールの削除要求を送信することができるので、ユーザは受信台数をクライアント装置101に設定するだけで、メールサーバの容量を圧迫せずに、必要な台数分メールを受信することができる。
基本的なメール受信処理の仕組みは前述の通りだが、本実施形態では、受信方式によってメール受信処理の動作が異なる。図15に示すように、メールサーバ102に2通のメールがあった場合を想定して、通常受信と、新着受信と、選択受信の場合の動作を説明する。メールサーバ102には、新着メールである「メール1」と、非新着メールである「メール2」が受信対象メールとして蓄積されている。
図15の1500は、通常受信の場合の処理概要を示す。通常受信の場合、前述した通り、メールサーバ102は、すべての受信対象メールの「Receiving−Count」の値を更新する。「メール1」は新着メールなので、1501に示す通り、メールサーバ102は、当該新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加して、値に「1」を設定する。「メール2」は非新着メールなので、1502に示す通り、メールサーバ102は、「Receiving−Count」の値をインクリメントして「2」に変更する。そして、クライアント装置101は、受信対象メールの取得要求をメールサーバ102に送信し、それに応じてメールサーバ102から送信された受信対象メールを受信する。通常受信は、以上のような動作を行う。
図15の1510は、新着受信の場合の処理概要を示す。新着受信の場合、通常受信と同様に、メールサーバ102は、すべての受信対象メールの「Receving−Count」の値を更新する。「メール1」は新着メールなので、1511に示す通り、メールサーバ102は、当該新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加して、値に「1」を設定する。「メール2」は非新着メールなので、1512に示す通り、メールサーバ102は、「Receiving−Count」の値をインクリメントして「2」に変更する。そして、クライアント装置101は、受信対象メールのうち、新着メールの取得要求をメールサーバ102に送信し、それに応じてメールサーバ102から送信された受信対象メールを受信する。つまり、非新着メールは受信しない。新着受信は、以上のような動作を行う。
図16の1600は、選択受信でユーザから新着メールのみ受信するよう指示された場合(以下、選択受信(新着メールのみ受信)の場合)の処理概要を示す。選択受信(新着メールのみ受信)の場合、メールサーバ102は、新着メールの「Receiving−Count」だけを更新する。すなわち、新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加する。「メール1」は新着メールなので、1601に示す通り、メールサーバ102は、当該新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加して、値に「1」を設定する。「メール2」は非新着メールなので、「Receiving−Count」を更新しない。そして、クライアント装置101は、受信対象メールのうち、新着メールの取得要求をメールサーバ102に送信し、それに応じてメールサーバ102から送信された受信対象メールを受信する。つまり、非新着メールは受信しない。選択受信(新着メールのみ受信)は、以上のような動作を行う。
図16の1610は、選択受信でユーザから受信対象メールをすべて受信するよう指示された場合(以下、選択受信(全受信)の場合)の処理概要を示す。選択受信(全受信)の場合、メールサーバ102は、すべての受信対象メールの「Receiving−Count」の値を更新する。「メール1」は新着メールなので、1611に示す通り、メールサーバ102は、当該新着メールのメールヘッダに「Receiving−Count」を追加して、値に「1」を設定する。「メール2」は非新着メールなので、1612に示す通り、メールサーバ102は、「Receiving−Count」の値をインクリメントして「2」に変更する。そして、クライアント装置101は、受信対象メールの取得要求をメールサーバ102に送信し、それに応じてメールサーバ102から送信された受信対象メールを受信する。通常受信は、以上のような動作を行う。
このように複数種類の受信方式の中から、1つを設定しておくと、前述したような動作で「Receiving−Count」の更新や、メールの受信を行うことができる。以下、この詳細な説明を行う。
まず、ステップS201では、クライアント装置101は、ユーザ認証を行うべく、メーラにあらかじめ設定されたユーザIDとパスワードをメールサーバ102に送信する。
ステップS202では、メールサーバ102は、クライアント装置101から送信されたユーザIDとパスワードを受信し、ステップS203では、受信したユーザIDとパスワードと、メールサーバ102の外部メモリ211に記憶された図6に示すユーザ認証テーブル620に基づいてユーザ認証を行う。受信したユーザIDとパスワードの組み合わせがユーザ認証テーブル620のユーザID711とパスワード712の組み合わせに存在すれば、認証成功となるが、そうでなければ認証失敗となる。
ユーザ認証テーブル620(図6参照)は、ユーザID621とパスワード622から構成される。ユーザID621は、ユーザを一意に識別するための情報である。本実施形態では、ユーザID621に当該ユーザのメールアドレスを格納している。ユーザを一意に識別できる情報であれば、社員番号やアカウント名等でもよい。パスワード622は、ユーザ認証を行うためのパスワードである。あらかじめユーザが設定しておいてもよいし、メールサーバ102の管理者が設定したパスワードでもよい。本実施形態では、ユーザ認証テーブル620は、メールサーバ102の外部メモリ211に記憶されている。
ステップS204では、メールサーバ102は、ステップS203で認証された結果をクライアント装置101に返信する。
ステップS205では、クライアント装置101は、メールサーバ102から送信されたユーザ認証の結果を受信する。そして、ステップS206では、クライアント装置101は、その受信結果が認証成功であったか否かを判定する。認証成功であった場合には、ステップS208に処理を進め、認証失敗であった場合には、ステップS207に処理を進める。
ステップS207では、クライアント装置101は、認証失敗であったため接続エラーをユーザに通知して、メール受信処理を終了し、メール受信処理の呼び出し元であるステップS108に処理を戻す。
ステップS208では、クライアント装置101は、メールサーバ102のメールボックスに蓄積されたすべてのメールのメールヘッダの取得をメールサーバ102に対して要求する。後述するステップS213及びステップS214で、当該クライアント装置101で受信済みのメールと、当該クライアント装置101で受信していないメール(受信対象メール)を特定するためにこのような処理を行っている。
ステップS209では、メールサーバ102は、クライアント装置101から送信されたすべてのメールのメールヘッダ取得要求を受信する。そして、ステップS210では、メールサーバ102は、ステップS203で認証されたユーザのメールボックスに蓄積されたすべてのメールからメールヘッダを取得する。ここでは少なくともメールを一意に特定する識別情報である「Message−id」を含めて取得するようにする。他にもメールを一意に特定できるような情報があれば、それで代用しても構わない。
ステップS211では、メールサーバ102は、ステップS210で取得したすべてのメールのメールヘッダをクライアント装置101に送信する。
ステップS212では、クライアント装置101は、メールサーバ102から送信されたメールヘッダを受信し、ステップS213では、クライアント装置101は、受信したメールヘッダとクライアント装置101に受信済みのメールのメールヘッダとを比較し、新たに受信すべきメールの有無を確認する。具体的には、受信したメールヘッダに含まれる「Message−id」を持つメールをクライアント装置101のメーラが管理するメールから検索するようにすればよい。受信したメールヘッダに含まれる「Message−id」を持つメールがクライアント装置101にあれば、既にそのメールは当該クライアント装置101で受信済みであると判定できる。しかし、受信したメールヘッダに含まれる「Message−id」を持つメールがクライアント装置101にないのであれば、当該「Message−id」を持つメールは、新たにメールサーバ102から受信すべきメール(受信対象メール)であると判定できる。
ステップS214では、クライアント装置101は、ステップS213で確認した結果、新たに受信すべきメール(受信対象メール)が存在するか否かを判定する。受信対象メールが存在すると判定された場合には、図8のステップS216に処理を進め、受信対象メールが存在しないと判定された場合には、ステップS215に処理を進める。
ステップS215では、クライアント装置101は、受信対象メールが存在しないので、その旨をユーザに通知する。そして、メール受信処理を終了し、メール受信処理の呼び出し元であるステップS108に処理を戻す。
図7に続き、図8を用いて説明を行う。ステップS216では、クライアント装置101は、ステップS106で設定された受信方式を判定する。クライアント装置101の受信台数テーブル600に格納された受信方式602を取得して、取得した受信方式が何かを判定する。受信方式が新着受信であると判定された場合には、ステップS217に処理を進め、受信方式が選択受信であると判定された場合には、ステップS219に処理を進め、受信方式が通常受信であると判定された場合には、ステップS223に処理を進める。
ステップS216で受信方式が新着受信であると判定されると、ステップS217では、クライアント装置101は、クライアント装置101に記憶された図6に示すフラグテーブル610のカウントアップフラグ611を「ON」にする。そして、ステップS218では、クライアント装置101は、フラグテーブル610の新着のみ受信フラグ612を「ON」にする。処理が終了したら、図9のステップS225に処理を進める。
フラグテーブル610(図6参照)は、カウントアップフラグ611と新着のみフラグ612から構成される。カウントアップフラグ611は、非新着メールの「Receiving−Count」を更新するか否かを判定するためのフラグである。カウントアップフラグ611が「ON」であれば、非新着メールの「Receiving−Count」を更新し、カウントアップフラグ611が「OFF」であれば、非新着メールの「Receiving−Count」を更新しない。新着のみフラグ612は、受信対象メールのうち、新着メールのみを受信するか否かを判定するためのフラグである。新着のみフラグ612が「ON」であれば、新着メールのみを受信して、非新着メールは受信しない。新着のみフラグ612が「OFF」であれば、新着メールも非新着メールも受信する。本実施形態では、フラグテーブル610は、クライアント装置の外部メモリ211等に記憶されている。
ステップS216で受信方式が選択受信であると判定されると、ステップS219では、クライアント装置101は、クライアント装置101のディスプレイ210に図11の選択受信画面1100を表示させる。選択受信画面1100は、メール受信時に受信方式が選択受信であると表示される画面である。選択受信画面1100には、YESボタン1101とNOボタン1102が備えられており、YESボタン1101が押下された場合には、新着メールのみ受信するよう指示されたと見なし、NOボタン1102が押下された場合には、すべてのメールを受信するよう指示されたと見なす。本実施形態では、YESボタン1101とNOボタン1102によって選択受信の受信方式を決定するが、ラジオボタンのような形式で選択してもよい。選択受信の受信方式をユーザが選択できれば、どのようなユーザインターフェースでもよい。
ステップS220では、クライアント装置101は、ステップS219で表示された選択受信画面1100に対する操作を検知し、新着メールのみ受信するよう指示されたのか、すべてのメールを受信するよう指示されたのかを判定する。新着メールのみ受信するよう指示されたと判定した場合には、ステップS221に処理を進め、すべてのメールを受信するよう指示されたと判定した場合には、ステップS223に処理を進める。
ステップS221では、クライアント装置101は、フラグテーブル610のカウントアップフラグ611を「OFF」にする。そして、ステップS222では、クライアント装置101は、フラグテーブル610の新着のみ受信フラグ612を「ON」にする。処理が終了したら、図9のステップS225に処理を進める。
ステップS216で受信方式が通常受信であると判定された場合と、選択受信ですべてのメールを受信するよう指示されたと判定された場合には、ステップS223では、クライアント装置101は、フラグテーブル610のカウントアップフラグ611を「ON」にする。そして、ステップS224では、クライアント装置101は、フラグテーブル610の新着のみ受信フラグ612を「OFF」にする。処理が終了したら、図9のステップS225に処理を進める。
図8に続き、図9を用いて説明を行う。ステップS225では、クライアント装置101は、後述するステップS226乃至ステップS253の処理を受信対象メールの数だけ繰り返す。受信対象メールの数だけループが完了したら、ループを抜けて、図11のステップS254に処理を進める。
ステップS226では、クライアント装置101は、前述したステップS213で特定された受信対象メールのうち、1通の受信対象メールのメールヘッダの取得要求をメールサーバ102に送信する。ここでメールヘッダを要求する受信対象メールは、ステップS226乃至ステップS253において処理がなされていない受信対象メールである。本実施形態では、このように1通ずつ処理していく。
ステップS227では、メールサーバ102は、クライアント装置101から送信された受信対象メールのメールヘッダの取得要求を受信する。そして、ステップS228では、メールサーバ102は、ステップS227で受信した取得要求に応じて、当該受信対象メールのメールヘッダを取得する。ステップS229では、メールサーバ102は、ステップS228で取得したメールヘッダをクライアント装置101に送信する(受信済み情報送信手段)。
ステップS230では、クライアント装置101は、ステップS226で取得の要求を行った受信対象メールのメールヘッダをメールサーバ102から受信し、RAM203等の記憶領域に保存する(受信済み情報受信手段)。
ステップS231では、クライアント装置101は、受信しようとしている受信対象メールが、新着メールであるか否かを判定する(判定手段)。より具体的には、ステップS230でRAM203等に記憶したメールヘッダに「Receiving−Count」が含まれているか否かを判定する。「Receiving−Count」は後述するステップS237で追加されるので、新着メールであった場合には、メールヘッダに「Receiving−Count」が含まれていないはずである。本実施形態では、新着メールであるか否かを、「Receiving−Count」が含まれているか否かを確認することで判定するが、これに限らない。メールサーバ102で新着メールである旨の情報が含まれたファイルを作成しておき、クライアント装置101で当該ファイルを受信して、そのファイルに基づいて判定してもよい。受信しようとしている受信対象メールが、新着メールであるか否かを判定できればよい。受信しようとしている受信対象メールが、新着メールであると判定された場合には、ステップS233に処理を進めて、「Receiving−Count」の更新を要求する。受信しようとしている受信対象メールが、新着メールでない、つまり非新着メールであると判定された場合には、ステップS232に処理を進める。新着メールは、どのような受信方式であっても受信するので、当該新着メールの「Receiving−Count」を更新するよう、メールサーバ102に要求することになる。
ステップS232では、クライアント装置101は、クライアント装置101に記憶されたフラグテーブル610のカウントアップフラグ611が「ON」であるか否かを判定する。ここでは、ステップS231における判定で、受信しようとしている受信対象メールが新着メールでない、つまり非新着メールであると判定されたので、カウントアップフラグ611の設定に応じて、非新着メールの「Receiving−Count」を更新するか否かを判定する。カウントアップフラグ611が「ON」であると判定された場合には、「Receiving−Count」を更新するべく、ステップS233に処理を進める。カウントアップフラグ611が「OFF」であると判定された場合には、「Receiving−Count」を更新しないので、図10のステップS241に処理を進める。
ステップS233では、クライアント装置101は、受信しようとしている受信対象メールの「Receiving−Count」の更新要求をメールサーバ102に送信する(受信済み情報更新要求手段)。ステップS230において、受信しようとしている受信対象メールのメールヘッダがRAM203等に記憶されているので、当該受信対象メールを特定するための情報として当該メールヘッダに含まれる「Message−id」を含めて、更新要求を送信してもよい。
ステップS234では、メールサーバ102は、クライアント装置101から送信された「Receiving−Count」の更新要求を受信する。そして、ステップS235では、メールサーバ102は、「Receiving−Count」を更新する受信対象メールのメールヘッダを参照する。ここで、ステップS233から送信された受信対象メールを特定するための情報(Message−id等)を用いて、「Receiving−Count」を更新する受信対象メールを特定し、当該受信対象メールのメールヘッダを参照する。または、ステップS228でメールヘッダを取得した受信対象メールを記憶しておき、クライアント装置101から「Receiving−Count」の更新要求があったら、当該受信対象メールのメールヘッダを参照する。
ステップS236では、メールサーバ102は、ステップS235で参照した受信対象メールのメールヘッダに「Receiving−Count」が存在するか否かを判定する。新着メールであれば、「Receiving−Count」が存在しないので、新しく追加しなければならない。そのため、ステップS236で、「Receiving−Count」の有無を判定している。「Receiving−Count」が存在すると判定された場合には、ステップS238に処理を進め、「Receiving−Count」が存在しないと判定された場合には、ステップS237に処理を進める。
ステップS237では、メールサーバ102は、ステップS235で参照しているメールヘッダに「Receiving−Count」を追加し、値に「1」を設定する(受信済み情報更新手段)。受信しようとしている受信対象メールが新着メールであるので、当該受信対象メールのメールヘッダには、「Receiving−Count」が含まれていない。そのため、ステップS237で「Receiving−Count」をメールヘッダに追加する。図12の受信メールヘッダ1200に示すように、メールヘッダに「Receiving−Count」が存在しない新着メールについては、メールヘッダ情報1201に示すように「Receiving−Count」を新たに追加し、値に「1」を設定する。ここで「Receiving−Count」の値を「1」に設定するのは、これからクライアント装置101に受信対象メールを送信することで、1台のクライアント装置101で受信がなされるからである。
ステップS238では、メールサーバ102は、ステップS235で参照しているメールヘッダに含まれる「Receiving−Count」の値をインクリメントする(受信済み情報更新手段)。図13の受信メールヘッダ1300のメールヘッダ情報1301に示すように、ステップS235で参照しているメールヘッダには既に「Receiving−Count」として値に「1」が設定されている。つまり、既に1台のクライアント装置101に当該受信対象メールを送信していることを示している。今回新たに当該受信対象メールを送信するため、この「Receiving−Count」の値に更に「1」を加算して、メールヘッダ情報1302に示すように値を「2」に変更する。このようにすることで、何台のクライアント装置101に送信したのかを記録しておくことができる。尚、前述した通り、本実施形態ではメールヘッダにこのような情報を含める仕組みとして説明を行うが、メールとは別の情報でもよいし、メールの添付ファイルとして生成されてもよい。
ステップS239では、メールサーバ102は、ステップS237またはステップS238で「Receiving−Count」を更新した実行結果を、クライアント装置101に送信する。
ステップS240では、クライアント装置101は、メールサーバ102から送信された実行結果を受信する。処理が完了したら、図10のステップS241に処理を進める。
図9に続き、図10を用いて説明を行う。ステップS241では、クライアント装置101は、受信しようとしている受信対象メールが新着メールであるか否かを判定する(判定手段)。より具体的には、ステップS230でRAM203等に記憶された、当該受信対象メールのメールヘッダを参照し、そのメールヘッダに「Receiving−Count」があるかどうかを判定する。詳細な処理は、ステップS231と同様であるので説明を省略する。新着メールであると判定された場合には、ステップS243に処理を進め、新着メールでない、つまり非新着メールであると判定された場合には、ステップS242に処理を進める。新着メールである場合には、どの受信方式であっても当該新着メールを受信するため、このような処理を行っている。
ステップS242では、クライアント装置101は、クライアント装置101に記憶されたフラグテーブル610の新着のみフラグ612が「ON」であるか否かを判定する。ここでは、ステップS241における判定で、受信しようとしている受信対象メールが新着メールでない、つまり非新着メールであると判定されたので、新着のみフラグ242の設定に応じて、非新着メールを受信するか否かを判定する。新着のみフラグ612が「ON」であると判定された場合には、当該非新着メールは受信しないので、ステップS248に処理を進める。一方、新着のみフラグ612が「ON」でない、つまり「OFF」であると判定された場合には、当該非新着メールを受信するべく、ステップS243に処理を進める。
ステップS243では、クライアント装置101は、受信対象メールの取得要求をメールサーバ102に送信する(電子メール取得要求手段)。このとき、ステップS230でRAM203等に記憶されたメールヘッダに含まれる「Message−id」を含めて送信する。
ステップS244では、メールサーバ102は、受信対象メールの取得要求をクライアント装置101から受信する。そして、ステップS245では、メールサーバ102は、メールサーバ102に蓄積されたメールの中から、要求された受信対象メールを取得する。このとき、ステップS243で送信された「Message−id」を用いて、取得する受信対象メールを特定し、当該特定された受信対象メールを取得するようにする。受信対象メールの取得方法は、これに限らない。
ステップS246では、メールサーバ102は、ステップS245で取得した受信対象メールをクライアント装置101に送信する(電子メール送信手段)。
ステップS247では、クライアント装置101は、メールサーバ102から送信された受信対象メールを受信する(電子メール受信手段)。
ステップS248では、クライアント装置101は、ステップS247で受信したメールのメールヘッダに含まれる「Receiving−Count」が示す値が、クライアント装置101のメーラに設定された受信台数601が示す値以上であるか否かを判定する。すなわち、当該受信したメールがすべてのクライアント装置101で受信されたか否かを判定する。前述したステップS242で新着のみフラグ612が「ON」であったため、非新着メールの受信ができていない場合であっても、ステップS248における判定を行う。特に、受信方式が新着受信である場合には、非新着メールを受信しないが、「Receiving−Count」は更新されるので、場合によっては後述するステップS251でメールサーバ102から削除される。このように、受信したメールの削除要求は、クライアント装置101で受信したか否かに関わらない。受信していなくても、「Receiving−Count」が示す値が、クライアント装置101のメーラに設定された受信台数601が示す値以上であれば、当該メールの削除要求をメールサーバ102に送信する。
ステップS249では、クライアント装置101は、ステップS247で受信したメールの削除要求をメールサーバ102に送信する(削除要求送信手段)。受信したメールのメールヘッダに含まれる「Message−id」を含めて送信する。
ステップS250では、メールサーバ102は、クライアント装置101から送信されたメールの削除要求を受信する。そして、ステップS251では、メールサーバ102は、受信した削除要求に基づいて、当該メールをメールサーバ102から削除する(削除手段)。ここで、ステップS249で送信された「Message−id」に基づいて、削除するメールを特定して、当該特定されたメールを削除するようにする。削除するメールの特定方法はこれに限らない。
ステップS252では、メールサーバ102は、ステップS251で実行した削除の結果をクライアント装置101に送信する。
ステップS253では、クライアント装置101は、メールサーバ102から送信された削除の結果を受信する。そして、処理をステップS225に戻す。尚、すべての受信対象メールに対して処理が完了している場合には、ステップS254に処理を進める。
ステップS254では、クライアント装置101は、前述したステップS247で受信したメール一覧をユーザに対して閲覧可能にディスプレイ210に表示させる。表示が完了したら、メール受信処理を終了し、メール受信処理の呼び出し元であるステップS108に処理を戻す。
このように、クライアント装置101に設定された受信方式によって、フラグテーブル610のカウントアップフラグ611と新着のみフラグ612のフラグを変更し、この2つのフラグに応じて、非新着メールの「Receiving−Count」を更新するか否か、また、非新着メールを受信するか否かを判定することができる。つまり、すべてのクライアント装置101でメールを受信させたら(または、受信したと見なしたら)、「Receiving−Count」を更新して当該メールの削除判定を可能とすると共に、非新着メールを受信する/しないを制御できる。例えば、固定端末のようなクライアント装置101ではすべてのメールを受信し、携帯端末のようなクライアント装置101では他装置で受信していないメールだけ受信する場合であっても、両方の受信方式を両立させることができる。すべてのクライアント装置101で受信するまでメールサーバ102に蓄積されたメールは削除されないので、クライアント装置101が要求するメールは確実に取得でき(例えば、新着メールだけ取得する等)、すべてのクライアント装置101で受信が完了したら(更新した「Receiving−Count」が受信台数601以上になったら)、メールサーバ102から当該メールを削除させることができる。これにより、メールサーバ102の容量を圧迫することなく、クライアント装置101が求めるメールを確実に受信させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、電子メールの受信済み情報に基づいて、当該電子メールが他のクライアント装置で受信されていないかどうかを判定し、他のクライアント装置で受信されていない場合には当該電子メールをクライアント装置に送信し、そして当該電子メールの受信済み情報を更新することが可能となるので、複数のクライアント装置で電子メールを受信させる場合に、クライアント装置が、当該クライアント装置とは異なるクライアント装置において未受信の電子メールのみを受信することのできる効果を奏する。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 メールシステム
101 クライアント端末
102 メールサーバ
103 ネットワーク
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/F(インターフェース)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ

Claims (13)

  1. メールサーバと電子メールの送受信を行う情報処理装置と、前記情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバとを含むメールシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    当該情報処理装置で受信する電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信手段と、
    前記受信済み情報受信手段で受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求手段と、
    前記電子メール取得要求手段に応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、前記電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求手段と
    を備え、
    前記メールサーバは、
    前記電子メールの前記受信済み情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記電子メールの受信済み情報を前記情報処理装置に送信する受信済み情報送信手段と、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールを前記情報処理装置に送信する電子メール送信手段と、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールの受信済み情報を更新する受信済み情報更新手段と
    を備えることを特徴とするメールシステム。
  2. 前記電子メール取得要求手段は、前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求しないことを特徴とする請求項1に記載のメールシステム。
  3. 前記受信済み情報は、前記電子メールを受信した情報処理装置の台数を示し、
    前記情報処理装置は、
    前記電子メールを受信すべき情報処理装置の台数を示す設定台数情報を記憶する設定台数情報記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された設定台数情報と、前記受信手段で受信した受信済み情報とに基づいて、前記メールサーバに対して前記電子メールの削除要求を送信する削除要求送信手段とを更に備え、
    前記メールサーバは、
    前記削除要求送信手段で送信された電子メールの削除要求に応じて、当該電子メールを前記メールサーバから削除する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載のメールシステム。
  4. 前記受信済み情報更新要求手段は、更に、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメールシステム。
  5. 前記情報処理装置は、
    当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールだけを受信する受信方式と、前記メールサーバに蓄積されているユーザの電子メールをすべて受信する受信方式とを少なくとも含む受信方式の選択を受け付ける受信方式選択受付手段を更に備え、
    前記電子メール取得要求手段は、前記受信方式選択受付手段で、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールだけを受信する受信方式が選択された場合であって、前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のメールシステム。
  6. 前記電子メール取得要求手段は、前記受信方式選択受付手段で、前記メールサーバに蓄積されているユーザの電子メールをすべて受信する受信方式が選択された場合に、当該すべての電子メールの取得を前記メールサーバに要求することを特徴とする請求項5に記載のメールシステム。
  7. 前記受信済み情報更新手段は、前記電子メールが当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであった場合には、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールの受信済み情報を新たに作成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のメールシステム。
  8. 前記受信済み情報更新手段は、前記電子メールの受信済み情報をインクリメントすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. メールサーバと電子メールの送受信を行う情報処理装置と、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す前記電子メールの受信済み情報を記憶する記憶手段を備え、前記情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバとを含むメールシステムの制御方法であって、
    前記メールサーバの受信済み情報送信手段が、前記記憶手段に記憶された前記電子メールの受信済み情報を前記情報処理装置に送信する受信済み情報送信ステップと、
    前記情報処理装置の受信済み情報受信手段が、前記受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信ステップと、
    前記情報処理装置の判定手段が、前記受信済み情報受信ステップで受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記情報処理装置の電子メール取得要求手段が、前記判定ステップで当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求ステップと、
    前記メールサーバの電子メール送信手段が、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールを前記情報処理装置に送信する電子メール送信ステップと、
    前記情報処理装置の電子メール受信手段が、前記電子メール取得要求ステップに応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
    前記情報処理装置の受信済み情報更新要求手段が、前記判定ステップで当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、前記電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求ステップと、
    前記メールサーバの受信済み情報更新手段が、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールの受信済み情報を更新する受信済み情報更新ステップと
    を備えることを特徴とするメールシステムの制御方法。
  10. メールサーバと電子メールの送受信を行う情報処理装置と、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す前記電子メールの受信済み情報を記憶する記憶手段を備え、前記情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバとを含むメールシステムの制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    当該情報処理装置で受信する電子メールが、前記受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信手段と、
    前記受信済み情報受信手段で受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求手段と、
    前記電子メール取得要求手段に応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、前記電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求手段
    として機能させ、
    前記メールサーバを、
    前記記憶手段に記憶された前記電子メールの受信済み情報を前記情報処理装置に送信する受信済み情報送信手段と、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールを前記情報処理装置に送信する電子メール送信手段と、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記電子メールの受信済み情報を更新する受信済み情報更新手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータに読み取り実行可能なプログラム。
  11. 情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバと通信可能に接続された情報処理装置であって、
    当該情報処理装置で受信する電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信手段と、
    前記受信済み情報受信手段で受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求手段と、
    前記電子メール取得要求手段に応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、前記電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバと通信可能に接続された情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の受信済み情報受信手段が、当該情報処理装置で受信する電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信ステップと、
    前記情報処理装置の判定手段が、前記受信済み情報受信ステップで受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記情報処理装置の電子メール取得要求手段が、前記判定ステップで当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求ステップと、
    前記情報処理装置の電子メール受信手段が、前記電子メール取得要求ステップに応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
    前記情報処理装置の受信済み情報更新要求手段が、前記判定ステップで当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、前記電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求ステップと
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 情報処理装置から送信された電子メールを蓄積するメールサーバと通信可能に接続された情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    当該情報処理装置で受信する電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されているか否かを示す受信済み情報を、前記メールサーバから受信する受信済み情報受信手段と、
    前記受信済み情報受信手段で受信した受信済み情報に基づいて、前記電子メールが、当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されている電子メールであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、当該電子メールの取得を前記メールサーバに要求する電子メール取得要求手段と、
    前記電子メール取得要求手段に応じて、前記メールサーバから送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記判定手段で当該情報処理装置とは異なる情報処理装置で受信されていない電子メールであると判定された場合に、前記電子メールの受信済み情報の更新を前記メールサーバに要求する受信済み情報更新要求手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータに読み取り実行可能なプログラム。
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