JP2014106806A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作の手間の抑制と表示領域の有効活用とを両立させる。
【解決手段】
スマートフォン(1)は、表示制御部(124)とアプリケーション処理部(122)とを備える。表示制御部(124)は、アプリケーションを示すアイコン(51)を表示部(111)に表示させる。アプリケーション処理部(122)は、アイコン(51)に対してフリック操作が行われると、前記アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させる。機能実行部(123)は、前記フリック操作の方向に応じて、起動させる機能を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】
スマートフォン(1)は、表示制御部(124)とアプリケーション処理部(122)とを備える。表示制御部(124)は、アプリケーションを示すアイコン(51)を表示部(111)に表示させる。アプリケーション処理部(122)は、アイコン(51)に対してフリック操作が行われると、前記アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させる。機能実行部(123)は、前記フリック操作の方向に応じて、起動させる機能を変更する。
【選択図】図1
Description
本発明はアプリケーションを実行する情報処理装置に関するものである。
近年、画像を表示するとともに、ユーザの指やスタイラスペンなどの指示体による操作をユーザ指示として受け付ける情報処理装置が普及している。このような情報処理装置として、例えば、下記の特許文献1〜特許文献3のものが知られている。
前記の情報処理装置の有するアプリケーションの機能(例えば、メールソフトの「新規メール作成機能」など)をユーザが利用する場合、所定の操作を行ってアプリケーションを一旦起動させ、アプリケーションの起動後に、利用する機能を選択する操作を行わなければならず、操作に手間がかかるという問題がある。
これに対し、アプリケーションの機能を選択するためのショートカットアイコンを機能毎に作成しておき、ショートカットアイコンをタップすることにより、当該ショートカットアイコンに対応する機能を起動させるという手法がある。この手法によれば、ショートカットアイコンをタップするだけで、アプリケーションの起動とユーザに選択される機能(ショートカットアイコンの示す機能)の起動とを一括して行わせることができるため、操作に手間がかかるという問題を抑制できる。しかし、機能毎にショートカットアイコンを作成する手法では、表示装置に表示させるショートカットアイコンが増加してしまい、表示領域の有効活用が阻害されるという問題が生じる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、操作の手間の抑制と表示領域の有効活用とを両立させる情報処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、アプリケーションを示すアイコンを表示部に表示させる表示制御部と、前記アイコンに対して操作が行われると、前記アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させるアプリケーション処理部とを備え、前記アプリケーション処理部は、前記操作の方向に応じて、起動させる機能を変更することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、操作の手間の抑制と表示領域の有効活用とを両立させる情報処理装置を提供できるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明の情報処理装置の一態様のスマートフォン1は、図2(a)に示されるように、アプリケーションのショートカットアイコン(以下「アイコン」と称す)を1以上示したホーム画面50を表示するものである。そして、スマートフォン1は、いずれかのアイコンに対してフリック操作が行われると、フリック操作の行われたアイコンに対応するアプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させるが、当該フリック操作の方向に応じて、起動させる機能を変更するようになっている。
本発明の情報処理装置の一態様のスマートフォン1は、図2(a)に示されるように、アプリケーションのショートカットアイコン(以下「アイコン」と称す)を1以上示したホーム画面50を表示するものである。そして、スマートフォン1は、いずれかのアイコンに対してフリック操作が行われると、フリック操作の行われたアイコンに対応するアプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させるが、当該フリック操作の方向に応じて、起動させる機能を変更するようになっている。
例えば、図2(a)〜図2(c)に示すように、メールアイコン51に対して上方向のフリック操作がなされると、メールアプリケーションの有する複数の機能のうちの1つである新規メール作成機能が起動することによって、メール作成画面52が表示される。これに対し、例えば、メールアイコン51に対して右方向のフリック操作がなされると、メールアプリケーションの有する複数の機能のうちの1つである削除機能が起動するようになっている(図4を参照)。
以下、図1〜図4に基づき、本発明の一態様のスマートフォン1の構成を詳細に説明する。図1に示すように、スマートフォン1は、少なくとも、タッチパネル11、制御部12、および、記憶部13を備えている。また、タッチパネル11は、図1に示すように、表示部111および操作部112を備えている。
表示部111は、スマートフォン1にて処理される情報を画像として表示する表示デバイスである。表示部111には、後述する表示制御部124などによって処理された情報が表示される。表示部111は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置で構成される。
操作部112は、表示部111の表示領域を覆う透明カバー(入力面)に接触する指示体(ユーザの指)の位置(座標値)を検出し、検出結果を判定部121に出力するタッチセンサある。つまり、操作部112と表示部111とが一体となってタッチパネル11を構成している。なお、タッチセンサとしては、圧力センサ、静電容量センサ、光センサなどが挙げられる。また、本実施形態では、ユーザの指を前記指示体とするが、スタイラスペンやタッチペン等を前記指示体としても構わない。
制御部12は、スマートフォン1に備えられる各ハードウェアの動作を制御するブロックであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータやマイクロプロセッサなどによって実現される。制御部12は、記憶部13に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを取り出して演算処理や判定処理を行い、これらの処理結果に基づいてスマートフォン1の各ハードウェアに制御信号や情報を送って、スマートフォン1の各ハードウェアの動作を制御する。なお、制御部12の詳細については後述する。
記憶部13は、制御部12が実行する各種アプリケーションプログラム、OSプログラム、制御プログラム、これらプログラムを実行するときに読み出す各種データ(設定値、テーブル等)を記憶する記憶領域である。記憶部13としては、従来から公知の種々の記憶手段、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、ハードディスクドライブ(HDD)などを用いることができる。また、制御部12に取り扱われている各種データや処理中のデータは、記憶部13のワーキングメモリに一時的に記憶される。
本実施形態の記憶部13は、図1に示すように、アプリケーション格納部131およびテーブル格納部132を含む。
アプリケーション格納部131は、各種アプリケーションプログラム、および、各種アプリケーションにて利用される各種データベースを記憶する記憶領域である。アプリケーション格納部131に格納されるアプリケーションとしては、メールアプリケーション、電話アプリケーション、ブラウザ等があるが、これらに限定されない。また、アプリケーション格納部131に格納されるデータベースとしては、メールアプリケーションにて利用されるアドレス帳(メールDB)、電話アプリケーションにて利用される電話帳(電話DB)、ブラウザにて利用されるブラウザDBがあるが、これらに限定されない。
テーブル格納部132は、図4に示される機能テーブルを記憶する記憶領域である。図4の機能テーブルについては後述する。
つぎに、制御部12の構成を詳細に説明する。制御部12は、図1に示すように、判定部121、アプリケーション処理部122、および表示制御部124を含んでいる。
判定部121は、タッチパネル11に表示されているアイコンに対してユーザの操作が行われた場合に、この操作に関する各種判定を行うブロックである。判定部121は、アイコン判定部121a、操作種類判定部121b、方向判定部121c、および判定結果出力部121dを含む。
アイコン判定部121aは、1以上のアイコンが示されているホーム画面50(図2(a))が表示部111に表示されている場合において、ホーム画面50に示されているアイコンのうち、ユーザに指定されるアイコンを判定(特定)するブロックである。
具体的には、アイコン判定部121aは、操作部112の検出結果を参照して、入力面に接触しているユーザの指(指示体)の位置(座標値)と同じ位置(座標値)に表示されているアイコンがあるか否かを判定する。そして、アイコン判定部121aは、入力面に接触しているユーザの指の位置と同じ位置に表示されているアイコンがあると判定した場合、このアイコンを、ユーザに指定されている指定アイコンと判定する。例えば、図2(a)に示されるように、タッチパネル11の入力面(透明カバー)のうち、メールアイコン51の表示領域と重複する領域に、ユーザが指をタッチさせると、アイコン判定部121aは、入力面に接触しているユーザの指の位置と同じ位置にメールアイコン51が表示されていると判定し、メールアイコン51を指定アイコンとして判定する。なお、メールアイコン51とは、メールアプリケーションを示すアイコンである。
操作種類判定部121bは、アイコン判定部121aによって指定アイコンが特定されると、操作部112の検出結果に基づいて、指定アイコンが特定された後のユーザの指の動きを検出し、指定アイコンに対する操作の種類を判定するブロックである。操作種類判定部121bによって判定される操作の種類は、ドラッグ操作、フリック操作、タップ操作、長押操作である。
具体的には、操作種類判定部121bは、ユーザの指が入力面に接触したままの状態で所定距離を超えて移動したことを認識した場合、ドラッグ操作であると判定する。操作種類判定部121bは、ユーザの指が入力面に接触したまま移動するが、指と入力面とが接触したまま移動する距離が所定距離を超える前に指と入力面とが非接触になったことを認識した場合、フリック操作であると判定する。操作種類判定部121bは、ユーザの指が入力面に接触したまま移動することのない状態が続くが、接触開始から所定時間が経過する前に指と入力面とが非接触になったことを認識した場合、タップ操作であると判定する。操作種類判定部121bは、ユーザの指が入力面に接触したまま移動することのない状態が接触開始から所定時間以上続いた場合、長押操作であると判定する。
方向判定部121cは、アイコン判定部121aにて指定アイコンが特定され、且つ、操作種類判定部121bにてフリック操作と判定された場合、当該フリック操作の操作方向(ユーザの指が移動した方向)を判定する。なお、方向判定部121cは、ユーザの指と入力面との接触位置(操作部112の検出結果)の軌跡から操作方向を判定する。
判定結果出力部121dは、アイコン判定部121aにて指定アイコンが特定され、且つ、操作種類判定部121bがフリック操作を判定した場合(つまり、ユーザが、所望のアイコンの表示されている領域に指をタッチすることで当該アイコンを指定し、続けて当該アイコンに対してフリック操作を行った場合)、アイコン判定部121aの処理結果および方向判定部121cの処理結果を示す第1判定結果情報をアプリケーション処理部122に送る。つまり、第1判定結果情報には、アイコン判定部121aに特定されたアイコン(指定アイコン)と、方向判定部121cに判定された操作方向とが示されている。
アプリケーション処理部122は、アプリケーション格納部131に格納されているアプリケーションを読み出して、このアプリケーションの機能を実行するブロックである。アプリケーション処理部122は機能特定部122aおよび機能実行部122bを含む。
機能特定部122aは、ユーザにアイコンが指定され、且つ、ユーザがそのアイコンに対してフリック操作を行った場合、当該アイコンに示されるアプリケーションにて利用可能な複数の機能のうち、実行(起動)させる機能を選択するブロックである。機能特定部122aは、テーブル格納部132に格納されている機能テーブル(図4)を参照して、実行させる機能を選択するようになっている。そこで、以下では、図4の機能テーブルについて説明してから、機能特定部122aの処理の内容を説明する。
図4に示す機能テーブルは、アプリケーションおよび操作方向の組み合わせと、選択させる機能との対応関係を示したテーブルである。図4の機能テーブルにおいては、行毎に異なるアプリケーションが割り振られ、各行においては、割り振られたアプリケーションにて実現される機能が列挙される。また、図4の機能テーブルにおいては、列毎に異なる操作方向が割り振られ、各列においては、割り振られた操作方向に対応する機能が列挙される。つまり、互いに同じ行に属する各機能は互いに同じアプリケーションに対応し、互いに同じ列に属する各機能は互いに同じ操作方向に対応するのである。
具体的には、「メール」が示されている行においては、メールアプリケーションにて利用される機能が列挙され、「電話」が示されている行においては、電話アプリケーションにて利用される機能が列挙され、「ブラウザ」が示されている行においては、ブラウザにて利用される機能が列挙されている。また、「上」が示されている列においては、操作方向が上方向である場合に選択される機能が列挙され、「下」が示されている列においては、操作方向が下方向である場合に選択される機能が列挙され、「右」が示されている列においては、操作方向が右方向である場合に選択される機能が列挙され、「左」が示されている列においては、操作方向が左方向である場合に選択される機能が列挙されている。
そして、図4において、各行のうちのいずれかの行Aとし、各列のうちのいずれかの列を列Bとする場合、行Aと列Bとに属する機能は、行Aに割り振られているアプリケーションと、列Bに割り振られている操作方向との組み合わせに対応付けられていることになる。すなわち、図4において、例えば、メールアプリケーションおよび上方向の組み合わせには、「新規メール作成」の機能が対応付けられており、電話アプリケーションおよび下方向の組み合わせには、「着信履歴」の機能が対応付けられているのである。
つぎに、機能特定部122aの処理内容を説明する。ユーザが、所望のアイコンの表示されている領域に指をタッチすることで当該アイコンを指定し、続けて当該アイコンに対してフリック操作を行うと、判定結果出力部121dからアプリケーション処理部122に第1判定結果情報が送られるようになっている。
そして、機能特定部122aは、判定結果出力部121dから送られてきた第1判定結果情報に示されているアイコン(指定アイコン)と操作方向との組み合わせに対応付けられている機能を、図4の機能テーブルから選択するようになっている。例えば、第1判定結果情報にメールアイコンと上方向との組み合わせが示されている場合、機能特定部122aは「新規メール作成」の機能を選択する。また、第1判定結果情報にメールアイコンと右方向との組み合わせが示されている場合、機能特定部122aは「削除」の機能を選択する。つまり、図4に示すように、同じ行(アプリ)であっても、操作方向毎に異なる機能が示されているため、同じアイコンがユーザに指定された場合であっても、フリック操作の方向が異なれば選択される機能が異なるようになっている。
機能実行部122bは、機能特定部122aにて選択された機能を実行するブロックである。すなわち、機能実行部122bは、機能特定部122aにて選択された機能を実行するためのアプリケーションをアプリケーション格納部131から読み出して、当該アプリケーションの起動と選択された機能の起動とを一括して行うようになっている。
表示制御部124は、表示部111の表示制御を行うブロックである。具体的には、表示制御部124は、アプリケーションを示すアイコンを示したホーム画面50(図2(a)参照)を表示部111に表示させる。なお、1つのアイコンは1つのアプリケーションに対応する。つまり、アプリケーション毎にアイコンが作成される。
なお、機能実行部122bにてアプリケーションの機能が実行されている場合、機能実行部122bが表示制御部124に指示を送ることで、機能実行部122bと表示制御部124とが連携して、アプリケーションの機能を実行する際にユーザに提示する画像を表示部111に表示させるようになっている。例えば、メールアプリケーションの新規メール作成機能が実行されている場合、機能実行部122bと表示制御部124とは、図2(c)に示すメール作成画面52を表示部111に表示させる。
続いて、図3のフローチャートを参照して、スマートフォン1の処理の流れを説明する。まず、タッチパネル11においてアイコンに指示体(ユーザの指)が接触し(S1でYES)、当該アイコンに対してフリック操作が行われた場合(S2にてYES)、制御部12は、当該フリック操作の操作方向を判定する。制御部12は、フリック操作の操作方向が上方向、下方向、左方向、右方向のいずれかと判定した場合(S3にてYES)、S1にて指示体が接触したアイコンに対応するアプリケーションの有する複数の機能のうち、フリック操作の操作方向に対応する機能を選択する(S4)。つぎに、制御部12は、S4にて選択した機能を起動(実行)し(S5)、図3のフローを終了する。
なお、指示体にて行われる操作がフリック操作以外である場合(S2にてNO)、制御部12はS3以降の処理を行わずに図3のフローを終了する。また、ドラッグ操作である場合にはドラッグ操作の方向にアイコンが移動するようになっていてもよい。
また、フリック操作の操作方向が上下左右以外の方向(例えば斜め)である場合(S3にてNO)、つまりフリック操作の方向が図4の機能テーブルにて割り振られている方向ではない場合、制御部12はS4以降の処理を行わずに図3のフローを終了する。
以上の実施形態によれば、例えば、図2(a)および図2(b)に示すように、メールアイコン51に対して上方向のフリック操作を行った場合、新規メール作成機能が起動して、図2(c)に示されるメール作成画面52が表示部111にて表示される。これに対し、メールアイコン51にフリック操作を行ったものの、このフリック操作が例えば左方向の場合、新規メール作成機能ではなく、問い合わせ機能が起動する(図4参照)。
つまり、本実施形態によれば、アイコンに対してフリック操作が行われると、このアイコンのアプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかを起動させるが、フリック操作の方向に応じて、起動させる機能を変更するようになっているのである。
〔実施形態2〕
スマートフォンは、通常、ホーム画面においてアイコンが示されている領域以外の領域に所定のスクロール方向(上方向、左方向、右方向、下方向)のフリック操作またはドラッグ操作が行われた場合、操作方向に応じた画面スクロールを行う機能を有している。
スマートフォンは、通常、ホーム画面においてアイコンが示されている領域以外の領域に所定のスクロール方向(上方向、左方向、右方向、下方向)のフリック操作またはドラッグ操作が行われた場合、操作方向に応じた画面スクロールを行う機能を有している。
さらに、実施形態2のスマートフォンにおいては、(a)アイコンに行われるフリック操作の方向が前記のスクロール方向以外の方向の場合、実施形態1と同様、アプリケーションの有する複数の機能のうち、フリック操作の方向に応じた機能を起動するようになっているが、(b)アイコンに行われるフリック操作の方向が所定のスクロール方向に該当する場合、当該アイコンのアプリケーションの機能を起動するのではなく、前記の画面スクロールが行われるようになっている。
以下、実施形態2を詳細に説明する。実施形態2のスマートフォンの構成は、実施形態1のスマートフォンの有する構成とほぼ同様である。そこで、以下では、実施形態1と同じ部材については同じ参照符号を付し、実施形態1と異なる内容を中心に説明し、実施形態1と同じ点については極力説明を省略する。つまり、実施形態2の各部材は、以下で特に言及している点以外については、実施形態1と同じ処理を行うものとする。
まず、実施形態2では、図1に示される操作部112は、操作結果を判定部121に送信するだけではなく、前記操作結果を表示制御部124にも伝送するようになっている。
表示制御部124は、実施形態1にて説明した処理を行うだけでなく、ホーム画面60(図6(a)参照)を表示部111に表示させている時に、アイコンが表示されている領域以外の領域にて所定のスクロール方向(上方向、左方向、右方向、下方向)にフリック操作またはドラッグ操作が行われたことを操作部112の操作結果から検出した場合、操作の方向に応じて画面スクロールを行うようになっている。
また、判定結果出力部121dは、アイコン判定部121aにて指定アイコンが特定され、且つ、操作種類判定部121bにてフリック操作が判定された場合、第1判定結果情報をアプリケーション処理部122に送るだけではなく、フリック操作の操作方向を示した第2判定結果情報を表示制御部124に送るようになっている。
そして、表示制御部124は、第2判定結果情報を判定結果出力部121dから受け取った場合、第2判定結果情報に示されるフリック操作の方向が前記スクロール方向(上方向、左方向、右方向、下方向)に該当するか否かを判定し、該当する場合には前記フリック操作の方向に画面スクロールを行うようになっている。
また、実施形態2では、テーブル格納部132は、図4の機能テーブルではなく、図5の機能テーブルを格納している。図5に示す機能テーブルの各行には、前述したスクロール方向(上方向、左方向、右方向、下方向)は割り振られておらず、スクロール方向以外の方向(左上方向、右上方向、右下方向、左下方向)が割り振られている。
そして、機能特定部122aは、判定結果出力部121dから送られてくる第1判定結果情報に示されている操作方向が図5に割り振られている操作方向である場合、第1判定結果情報に示されている操作方向とアイコンとの組み合わせに対応付けられている機能を、図5の機能テーブルから選択する。これに対し、機能特定部122aは、操作検出情報に示されている操作方向が図5に割り振られている操作方向ではない場合、つまり操作検出情報に示されている操作方向がスクロール方向の場合、機能の選択を実行しない。
機能実行部122bは、機能特定部122aにて機能の選択が行われた場合に当該機能を起動させる。すなわち、アイコンに対してフリック操作が行われた場合であっても、操作方向がスクロール方向であれば、アプリケーションの機能は起動されず、操作方向がスクロール方向以外の方向である場合にのみ、操作方向に対応した機能が起動する。
つぎに、図7のフローチャートを参照して、実施形態2に係るスマートフォン1の処理の流れを説明する。まず、タッチパネル11に表示されているアイコンに指示体(ユーザの指)が接触し(S11でYES)、当該アイコンに対してフリック操作が行われた場合(S12にてYES)、制御部12は、当該フリック操作の操作方向を判定する。制御部12は、アイコンに行われたフリック操作の操作方向が上方向、下方向、左方向、右方向のいずれかと判定した場合(S13においてYES)、判定された方向に画面スクロールを行って(S16)、図7のフローを終了する。これに対し、制御部12は、アイコンに行われたフリック操作の操作方向が、左上方向、右上方向、右下方向、左下方向のいずれかと判定した場合(S13においてNO)、S1にて指示体が接触したアイコンに対応するアプリケーションの有する複数の機能のうち、フリック操作の操作方向に対応する機能を選択する(S14)。そして、制御部12は、S14にて選択した機能を実行(起動)し(S15)、図7のフローを終了する。
なお、アイコンに対して行われた操作がドラッグ操作の場合(S12にてNO)、勿論、ドラッグ操作の方向にアイコンが移動するようになっていてもよい。また、図7のフローは、アイコンに対して操作が行われる場合の処理を示したものであり、アイコンの表示領域以外の領域に対してフリック操作やドラッグ操作が行われた場合、図7は適用されずに画面スクロールが行われるようになっている。
以上にて示した実施形態によれば、例えば、図6(a)および図6(b)に示すように、ホーム画面60に表示されている○×モードメールアイコン61に対して所定のスクロール方向(上下左右方向)以外の方向(ここでは左上方向)にフリック操作を行った場合、新規メール作成機能が起動して(図5参照)、図6(c)に示されるメール作成画面62が表示部111にて表示される。これに対し、○×モードメールアイコン61に指をタッチさせたものの、フリック操作が所定のスクロール方向(上下左右方向)の場合には、ホーム画面60が左方向にスクロールする。
すなわち、本実施形態によれば、アイコンに対して行われるフリック操作の方向が予め定められているスクロール方向である場合、前記アイコンのアプリケーションの有する複数の機能のいずれも実行せず、前記フリック操作の方向に表示画面をスクロールするようになっている。
[実施形態3]
実施形態3のスマートフォンは、図9に示すように、アイコンをタップすることで当該アイコンをユーザが選択すると、当該アイコンに対して行われるフリック操作の方向と起動する機能との対応関係を示したガイダンス画像73を表示させるようになっている。
実施形態3のスマートフォンは、図9に示すように、アイコンをタップすることで当該アイコンをユーザが選択すると、当該アイコンに対して行われるフリック操作の方向と起動する機能との対応関係を示したガイダンス画像73を表示させるようになっている。
以下、実施形態3を詳細に説明する。実施形態3のスマートフォンの構成は、実施形態1のスマートフォンの有する構成とほぼ同様である。そこで、以下では、実施形態1と同じ部材については同じ参照符号を付し、実施形態1と異なる内容を中心に説明し、実施形態1と同じ点については極力説明を省略する。つまり、実施形態3の各部材は、以下で特に言及している点以外については、実施形態1と同じ処理を行うものとする。
図1の判定結果出力部121dは、実施形態1にて説明した処理を行うだけでなく、操作種類判定部121bがタップ操作を判定した場合、アイコン判定部121aの処理結果を示す第3判定結果情報を表示制御部124に送る。つまり、第3判定結果情報には、ユーザにタップされたアイコンを示す情報が示されている。
表示制御部124は、判定結果出力部121dから第3判定結果情報を受けとると、第3判定結果情報に示されるアイコンのアプリケーションに対応するガイダンス画像をアプリケーション格納部131から読み出し、このガイダンス画像を表示部111に表示させる。つまり、アプリケーション格納部131には、アプリケーション毎に、アプリケーションのガイダンス画像が記憶されている。
ここでガイダンス画像について説明する。ガイダンス画像とは、アイコンに対して行われるフリック操作の操作方向と起動する機能との対応関係を示した画像である。図9(c)に示すガイダンス画像73は、メールアプリ用のガイダンス画像の一例である。
ガイダンス画像73は、メールアプリを示すアプリマーク73aと、新規メール作成機能を示す機能マーク73bと、削除機能を示す機能マーク73cと、テンプレート機能を示す機能マーク74dと、問い合わせ機能(受信メール確認機能)を示す機能マーク74eとからなる。
そして、アプリマーク73aの上方向側に機能マーク73bが隣接しているが、これは、上方向の操作方向と機能マーク73bの機能(新規メール作成機能)とが対応していることを示している。また、アプリマーク73aの下方向側に機能マーク74dが隣接しているが、これは、下方向の操作方向と機能マーク74d(テンプレート機能)とが対応していることを示している。同様に、アプリマーク73aの右方向側に機能マーク73cが隣接しているが、これは、右方向の操作方向と機能マーク73cの機能(削除機能)とが対応していることを示している。さらに、アプリマーク73aの左方向側に機能マーク73bが隣接しているが、これは、左方向の操作方向と機能マーク73bの機能(問い合わせ機能)とが対応していることを示している。
つまり、図9(c)のガイダンス画像73は、メールアイコン71に上方向のフリック操作が行われると新規メール作成機能が起動し、メールアイコン71に下方向のフリック操作が行われるとテンプレート機能が起動し、メールアイコン71に右方向のフリック操作が行われると削除機能が起動し、メールアイコン71に左方向のフリック操作が行われると問い合わせ機能が起動することをユーザにガイダンスしている。
すなわち、ガイダンス画像73は、アプリケーションを示すマークの周囲において、機能を示すマークを示されているが、機能を示すマークは、アプリケーションを示すマークよりも、当該機能に対応する操作方向の側に配置されている。このようなガイダンス画像73を表示させることにより、操作方向と機能との対応関係をユーザに認識させることができるようになっている。
続いて、図8のフローチャートを参照して、スマートフォン1の処理の流れを説明する。まず、タッチパネル11に表示されているアイコンに指示体(ユーザの指)が接触し(S21にてYES)、当該アイコンに対してタップ操作が行われた場合(S22にてNO,S26にてYES)、制御部12は、タップ操作の行われたアイコンのアプリケーションに対応するガイダンス画像73を表示させ(S27)、処理をS21に戻す。
その後、前記のアイコンに指示体(ユーザの指)が再び接触し(S21にてYES)、当該アイコンに対してフリック操作が行われた場合(S22にてYES)、制御部12は当該フリック操作の操作方向を判定する。制御部12は、アイコンに行われたフリック操作の操作方向が上方向、下方向、左方向、右方向のいずれかと判定した場合(S23にてYES)、当該アイコンに対応するアプリケーションの有する複数の機能のうち、フリック操作の操作方向に対応する機能を選択する(S24)。そして、制御部12は、S24にて選択した機能を実行(起動)し(S25)、図8のフローを終了する。
以上にて示した実施形態によれば、例えば、図9(a)および図9(b)に示すように、ホーム画面90に示されているメールアイコン71に先ずはタップ操作を行うことで、図9(c)に示すように、メールアイコン71に対応するガイダンス画像73を表示させることが可能になっている。これにより、ユーザは、ガイダンス画像73によって、メールアイコンについての操作方向と機能との対応関係を把握できる。その後、ユーザは、所望する機能に対応する操作方向でメールアイコン71に対してフリック操作を行うことで、所望する機能を起動させることができる。
つまり、本実施形態によれば、タップ操作によってユーザにアイコンが選択された場合、前記アイコンに対して行われるフリック操作の方向と起動する機能との対応関係を示したガイダンス画像73を表示部111に表示させることができるようになっている。
なお、前記のガイダンス画像としては、図9(c)に示されるものに限定されるものではない。例えば、図10(a)および図10(b)に示されるように複数のアイコンを示すホーム画面80が表示されている場合において、ホーム画面80に含まれるメールアイコン81にタップ操作がなされたものとする。この場合、表示制御部124は、図10(c)に示されるように、ホーム画面80においてメールアイコン81以外のアイコンを消去し、メールアイコン81の周囲に配置される機能マーク82a〜82dをガイダンス画像として表示するようになっていてもよい。
つまり、図10(c)において、メールアイコン81の上側には、上方向に対応する機能の機能マーク82aが示され、メールアイコン81の下側には、下方向に対応する機能の機能マーク82aが示され、メールアイコン81の左側には、左方向に対応する機能の機能マーク82dが示され、メールアイコン81の右側には、右方向に対応する機能の機能マーク82bが示されることになる。そして、図10(c)において、メールアイコン81に対して上下左右のいずれかの方向のフリック操作を行うと、フリック操作を行った方向の側に位置している機能マークに示される機能が起動することになる。
また、ガイダンス画像は、図9(c)や図10(c)に示したようなマークに限定されるものではなく、図4や図5に示されるテーブルのうち、タップ操作にて選択されたアプリケーションに関する部分を示したものであってもよい。
〔実施形態4〕
実施形態4は、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザに設定(変更)させる形態である。
実施形態4は、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザに設定(変更)させる形態である。
以下、実施形態4を詳細に説明する。実施形態4のスマートフォンの構成は、実施形態1のスマートフォンの有する構成とほぼ同様である。そこで、以下では、実施形態1と同じ部材については同じ参照符号を付し、実施形態1と異なる内容を中心に説明し、実施形態1と同じ点については極力説明を省略する。つまり、実施形態4の各部材は、以下で特に言及している点以外については、実施形態1と同じ処理を行うものとする。
実施形態4のスマートフォン1の制御部12は、図1に示す判定部121、アプリケーション処理部122、表示制御部124の他、図示しない対応関係設定部を備えている。
対応関係設定部は、対応関係設定モードがユーザに指定され、且つ、対応関係設定モードの処理対象となるアプリケーションがユーザに指定されると、表示制御部124と連携して、指定されたアプリケーションについて、図4の機能テーブルに示される対応関係の設定処理(変更処理)を行う。具体的には以下のように行われる。
処理対象となるアプリケーションが指定されると、まず、対応関係設定部は、表示制御部124と連携して、図11(a)に示すように、当該アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を示す機能アイコン91をホーム画面90に表示させる。ここでは、処理対象のアプリケーションがメールアプリケーションであるものとし、ホーム画面90には、メールアプリケーションのアイコン(アプリアイコン)92と、機能アイコン91とが示されている。
つぎに、図11(b)および図11(c)に示すように、ユーザが、機能アイコン91をドラッグして移動させ、この機能アイコン91をアイコン92にドロップする。このドロップにより、対応関係設定部は、表示制御部124と連携して、図11(d)に示されるように、機能アイコン91に示される機能に対応する操作方向をユーザに設定させるためのポップアップウインドウ93を表示させる。そして、ユーザがポップアップウインドウ93を用いて操作方向を設定すると、対応関係設定部は、設定された操作方向と機能との対応関係をワーキングメモリに一旦記憶させ、表示制御部124は、次に設定処理を行うべき機能を示した機能アイコンを表示部111に表示させ、以降は機能アイコン91の場合と同様に処理を行う。
そして、上下左右の4方向について対応関係の設定処理を終えると、対応関係設定部は、アプリケーション格納部131に格納されている機能テーブルに対して、ワーキングメモリに記憶されている対応関係を上書きすることで当該対応関係の設定を完了する。
このようにして、本実施形態の対応関係設定部は、アイコンに対して行われるフリック操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザからの入力に応じて設定するようになっている。
なお、図12に示す形態により、フリック操作の操作方向と機能との対応関係が設定されるようになっていてもよい。この点を以下説明する。まず、図12(a)に示すように、処理対象となるアプリケーションのアイコン97と、このアプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を示す機能アイコン96とをホーム画面95に表示させる。つぎに、図12(b)および図12(c)に示すように、ユーザが、機能アイコン96をドラッグすることで、機能アイコン96をアイコン97に重複させる。さらに、図12(d)に示すように、ユーザが、アイコン97に重複している機能アイコン96を所望の方向(図12では上方向)に向けてフリック操作すると、対応関係設定部が、このフリック操作の操作方向と機能アイコン91の機能との対応関係を設定する。
〔変形例〕
以上の各実施形態では、アイコンに対してフリック操作が行われた場合に、フリック操作の操作方向に応じた機能を起動させるようになっているが、フリック操作に代えてドラッグ操作の場合に操作方向に応じた機能を起動させる形態であってもよいし、フリック操作またはドラッグ操作が行われた場合に、操作方向に応じた機能を起動させる形態であってもよい。但し、この場合、アイコン自体を移動させることを目的としたドラッグ操作と区別するために、例えば、アイコンに対して長押操作とドラッグ操作とが連続して行われた場合に、ドラッグ操作の操作方向に応じた機能が起動し、アイコンに対してドラッグ操作のみが行われる場合はアイコンが移動するようになっていてもよい。
以上の各実施形態では、アイコンに対してフリック操作が行われた場合に、フリック操作の操作方向に応じた機能を起動させるようになっているが、フリック操作に代えてドラッグ操作の場合に操作方向に応じた機能を起動させる形態であってもよいし、フリック操作またはドラッグ操作が行われた場合に、操作方向に応じた機能を起動させる形態であってもよい。但し、この場合、アイコン自体を移動させることを目的としたドラッグ操作と区別するために、例えば、アイコンに対して長押操作とドラッグ操作とが連続して行われた場合に、ドラッグ操作の操作方向に応じた機能が起動し、アイコンに対してドラッグ操作のみが行われる場合はアイコンが移動するようになっていてもよい。
また、以上の各実施形態では、タッチパネル11の操作部112によってユーザが操作を行うようになっているが、勿論、タッチパネルを備えない表示装置においても本発明の一態様を適用可能である。例えば、マウスを操作部として用いることで本発明の一態様を実現可能である。また、空間座標を表示する空間表示部と、赤外線センサを利用した空間座標検出装置または空中マウス等の操作部とからなるシステムに対しても本発明の一態様を適用可能である。なお、空間表示部としては、空中投影表示(ホログラム)を行う表示装置、または、AR表示を行う表示装置等がある。
また、制御部12は、上述の通り、CPUを用いてソフトウェアにて実現してもよいし、集積回路等に形成された論理回路によって実現してもよい。なお、ソフトウェアによる場合、スマートフォン1は、前記ソフトウェアであるプログラムがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROMまたは記憶装置等の記録媒体を備えている。上記記録媒体としては、例えば、カード、ディスク、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などの「一時的でない有形の媒体」であってもよい。また、上記プログラムは、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに伝送されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔実施形態のまとめ〕
実施形態1にて示したように、本発明の一態様の情報処理装置(スマートフォン)は、アプリケーションを示すアイコンを表示部に表示させる表示制御部と、前記アイコンに対して操作が行われると、前記アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させるアプリケーション処理部とを備え、前記アプリケーション処理部は、前記操作の方向に応じて、起動させる機能を変更することを特徴とする。
実施形態1にて示したように、本発明の一態様の情報処理装置(スマートフォン)は、アプリケーションを示すアイコンを表示部に表示させる表示制御部と、前記アイコンに対して操作が行われると、前記アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させるアプリケーション処理部とを備え、前記アプリケーション処理部は、前記操作の方向に応じて、起動させる機能を変更することを特徴とする。
これにより、1つのアイコンによって1つのアプリケーションの有する複数の機能をユーザに選択させることが可能であるため、機能毎にアイコンを作成していた従来技術よりも、予め用意すべきアイコン数を削減でき、表示領域を有効に活用できる。さらに、ユーザは、アイコンに対して、所望の機能に対応する方向の操作を行うだけで、アプリケーションの起動と所望の機能の起動とを一括して行わせることができ、操作の手間を抑制できる。それゆえ、本発明の一態様によれば、操作の手間の抑制と表示領域の有効活用とを両立させる情報処理装置を提供できるという効果を奏する。
また、機能毎にアイコンを作成していた従来技術よりも、表示部に表示させるアイコン数を削減できるため、従来技術よりも表示画面の煩雑化を抑制することが可能になる。
なお、特許文献1(特開2012-84066)は、アイコンに対する操作の方向に応じて、当該アイコンを操作した際に起動する機能にて用いられる画面の表示領域を変更するものに過ぎず、アイコンに対する操作の方向に応じて、当該アイコンを操作した際に起動させる機能を変更するものではない。
また、実施形態2に示したように、前記アイコンに対して行われる操作の方向が予め定められているスクロール方向である場合、前記アプリケーション処理部は、前記複数の機能のいずれも実行せず、前記表示制御部は、前記操作の方向に表示画面をスクロールするようになっていてもよい。これにより、誤操作を抑制できるというメリットがある。つまり、仮にスクロールの方向と機能選択のための操作方向とが同じ方向に設定されている場合、スクロールさせたいためにアイコンの非表示領域に操作(例えばフリック操作)を行うつもりが、誤ってアイコン表示領域に指が当たってしまうと、誤操作になるが、本発明の構成では当該不都合は生じない。
また、実施形態3に示したように、前記表示制御部は、ユーザによって前記アイコンが選択された場合、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係を示したガイダンス画像を表示部に表示させるようになっていてもよい。これにより、機能を起動させるための操作をアイコンに対してユーザが行う前に、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザに示すことができるため、ユーザからすれば、当該対応関係を覚えておく必要がないというメリットを有する。
さらに、実施形態4に示したように、本発明の一態様の情報処理装置(スマートフォン)は、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザからの入力に応じて設定する対応関係設定部を備えてもよい。これにより、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザに設定させることができるため、ユーザ自身にとって使い勝手が良いように方向と機能との対応関係を設定できるというメリットを有する。
なお、本発明の一態様の情報処理装置において、機能を起動させるための操作はフリック操作が好ましいが、フリック操作に限定されるものではなく、方向を特定(入力)することが可能な操作であればよい。
上述した情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の一態様の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明の一態様は、アイコンを表示可能な情報処理装置に適用できる。例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、PC、テレビ、各種電気機器の操作パネルに好適である。
1 スマートフォン(情報処理装置)
73 ガイダンス画像
111 表示部
122 アプリケーション処理部
124 表示制御部
73 ガイダンス画像
111 表示部
122 アプリケーション処理部
124 表示制御部
Claims (5)
- アプリケーションを示すアイコンを表示部に表示させる表示制御部と、
前記アイコンに対して操作が行われると、前記アプリケーションの有する複数の機能のうちのいずれかの機能を起動させるアプリケーション処理部とを備え、
前記アプリケーション処理部は、前記操作の方向に応じて、起動させる機能を変更することを特徴とする情報処理装置。 - 前記アイコンに対して行われる操作の方向が予め定められているスクロール方向である場合、前記アプリケーション処理部は、前記複数の機能のいずれも実行せず、前記表示制御部は、前記操作の方向に表示画面をスクロールするようになっていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記表示制御部は、ユーザによって前記アイコンが選択された場合、前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係を示したガイダンス画像を表示部に表示させるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記アイコンに対して行われる操作の方向と起動する機能との対応関係をユーザからの入力に応じて設定する対応関係設定部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記操作は、フリック操作であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2012260133A JP2014106806A (ja) | 2012-11-28 | 2012-11-28 | 情報処理装置 |
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ID=51028225
Family Applications (1)
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-
2012
- 2012-11-28 JP JP2012260133A patent/JP2014106806A/ja active Pending
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