JP2014092899A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014092899A
JP2014092899A JP2012242508A JP2012242508A JP2014092899A JP 2014092899 A JP2014092899 A JP 2014092899A JP 2012242508 A JP2012242508 A JP 2012242508A JP 2012242508 A JP2012242508 A JP 2012242508A JP 2014092899 A JP2014092899 A JP 2014092899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
straight line
line segment
module
color
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012242508A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Ihara
富士夫 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012242508A priority Critical patent/JP2014092899A/ja
Priority to US13/902,489 priority patent/US9002106B2/en
Priority to CN201310286455.XA priority patent/CN103813050B/zh
Publication of JP2014092899A publication Critical patent/JP2014092899A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/24Aligning, centring, orientation detection or correction of the image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/44Local feature extraction by analysis of parts of the pattern, e.g. by detecting edges, contours, loops, corners, strokes or intersections; Connectivity analysis, e.g. of connected components
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/24Aligning, centring, orientation detection or correction of the image
    • G06V10/247Aligning, centring, orientation detection or correction of the image by affine transforms, e.g. correction due to perspective effects; Quadrilaterals, e.g. trapezoids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】画像から四角形の領域を抽出して、その四角形を長方形に補正する場合に、四角形内のある辺領域が他の辺領域と異なる色又は濃度であった場合に、四角形の抽出誤りを防止するようにした画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、画像から境界を検出し、境界から直線線分を抽出し、直線線分をまたぐ近傍の画素値の差が予め定められた第1の値より大きい領域を検出し、領域内の直線線分を矩形の4辺のいずれかに分類し、4辺の外側の色又は濃度を検出し、矩形を構成し得る4辺の組み合わせのうち、組み合わせ内の直線線分に対応する色又は濃度の差が予め定められた第2の値以下又は未満である組み合わせを選択し、該組み合わせ内の直線線分を延長した場合の4つの頂点の座標と該4つの座標によって構成される四角形の面積が予め定められた条件を満たす組み合わせを検出し、該組み合わせによって構成される四角形を長方形に補正する。
【選択図】図1

Description

特許文献1には、台座画像の輪郭を原稿画像の輪郭と誤判定しないようにして、原稿画像の輪郭を正しく取得することを課題とし、書画カメラに備えられた画像処理装置は、予め、台座に原稿が載置されていない状態で撮影を行って比較画像を取得し、そして、画像処理装置は、台座に原稿が載置された状態の縮小画像と比較画像とを比較して、その差分画像を取得し、画像処理装置は、差分画像を用いて台座画像の輪郭を除去し、原稿画像の輪郭を取得することが開示されている。
特許文献2には、カメラなどの撮影装置で文書を撮影した場合、傾きから文書に台形状の歪みが発生し、これを補正するために文書枠を検出する必要があるが、文書領域外に直線成分が多数ある場合などには、文書枠の推定が困難であることを課題とし、直線成分の組み合わせから文書枠候補を推定する際に、直線の直交方向への色の勾配を加味することで、余分な文書枠候補を絞り込むことを可能とすることが開示されている。
特開2006−048626号公報 特開2012−014430号公報
本発明は、画像から四角形の領域を抽出して、その四角形を長方形に補正する場合に、四角形内のある辺領域が他の辺領域と異なる色又は濃度であった場合に、四角形の抽出誤りを防止するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、画像から境界を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された境界から直線線分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された直線線分をまたぐ近傍の画素値の差が予め定められた第1の値より大きい又は以上である領域を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段によって検出された領域内の直線線分を矩形の4辺のいずれかに分類する分類手段と、前記分類手段によって分類された4辺の外側の色又は濃度を検出する第3の検出手段と、矩形を構成し得る4辺の組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分に対応する前記第3の検出手段によって検出された色又は濃度の差が予め定められた第2の値以下又は未満である組み合わせを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分を延長した場合の4つの頂点の座標と該4つの座標によって構成される四角形の面積が予め定められた条件を満たす組み合わせを検出する第4の検出手段と、前記第4の検出手段によって検出された組み合わせによって構成される四角形を長方形に補正する補正手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記分類手段によって4辺に分類された直線線分のうち、1辺の直線線分と該直線線分と交わり得る2辺の直線線分との端点間の距離が予め定められた第3の値より長い又は以上である場合は、該1辺の直線線分を除外する除外手段をさらに具備し、前記第3の検出手段と前記選択手段は、前記除外手段によって除外された直線線分を対象としないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記選択手段が用いる予め定められた第2の値を、背景領域の色の変化を選択する操作者の操作に応じて設定する設定手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、前記選択手段は、選択した組み合わせによって構成される四角形の面積の前記画像に占める割合が予め定められた第4の値以下又は未満である場合は、前記予め定められた第2の値を変更して、選択処理を再度行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項5の発明は、前記第3の検出手段は、4辺の端点近傍における外側の色又は濃度を検出し、前記選択手段は、互いに隣接する2辺によって構成される頂点近傍における外側の前記第3の検出手段によって検出された色又は濃度を対象とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項6の発明は、前記第3の検出手段は、3つの頂点近傍又は対角の2つの頂点近傍における外側の色又は濃度を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置である。
請求項7の発明は、コンピュータを、画像から境界を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された境界から直線線分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された直線線分をまたぐ近傍の画素値の差が予め定められた第1の値より大きい又は以上である領域を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段によって検出された領域内の直線線分を矩形の4辺のいずれかに分類する分類手段と、前記分類手段によって分類された4辺の外側の色又は濃度を検出する第3の検出手段と、矩形を構成し得る4辺の組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分に対応する前記第3の検出手段によって検出された色又は濃度の差が予め定められた第2の値以下又は未満である組み合わせを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分を延長した場合の4つの頂点の座標と該4つの座標によって構成される四角形の面積が予め定められた条件を満たす組み合わせを検出する第4の検出手段と、前記第4の検出手段によって検出された組み合わせによって構成される四角形を長方形に補正する補正手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、画像から四角形の領域を抽出して、その四角形を長方形に補正する場合に、四角形内のある辺領域が他の辺領域と異なる色又は濃度であった場合に、四角形の抽出誤りを防止することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、矩形を構成し得ない直線線分を除外して処理することができる。
請求項3の画像処理装置によれば、背景領域の色の変化を選択する操作者の操作に応じて、予め定められた第2の値を設定することができる。
請求項4の画像処理装置によれば、選択した四角形の面積の画像に占める割合が適していない場合は、再度四角形を選択することができる。
請求項5の画像処理装置によれば、辺の端点近傍における外側の色又は濃度を用いて、四角形を選択することができる。
請求項6の画像処理装置によれば、4つの頂点近傍における外側の色又は濃度を検出することなく、選択処理を行うことができる。
請求項7の画像処理プログラムによれば、画像から四角形の領域を抽出して、その四角形を長方形に補正する場合に、四角形内のある辺領域が他の辺領域と異なる色又は濃度であった場合に、四角形の抽出誤りを防止することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現する画像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(直線線分抽出モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(直線線分抽出モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(直線線分抽出モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(ステップエッジ検出モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(直線線分分類モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(直線線分分類モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(直線線分分類モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(近傍色検出モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(近傍色検出モジュール)による処理例を示す説明図である。 線分情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態(四角形候補選択モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(形状補正モジュール)による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態(形状補正モジュール)による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態(孤立直線除去モジュール)による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 文書等を撮影したときに生じる射影歪みの例を示す説明図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、図29を用いて、その前提の技術について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
文書やホワイトボードなどの長方形の撮影対象をカメラで撮影したときに射影歪みが発生する。撮影装置として、ユーザが原稿台に載置した原稿をカメラで撮影して、そのカメラで撮影した原稿の画像データを記憶して画像処理を行い、プロジェクタを用いてスクリーン上に原稿の画像を拡大して投影するものがある。ここでの画像処理として、射影歪みを元の長方形に補正するものがある。この射影歪みが発生している四角形を抽出する処理として、例えば、画像データから直線成分を検出し、その中から長方形を構成する4本の線を抽出する際に、4本の線の勾配の向きが内側又は外側のいずれかの方向に対して同一の向きにならない4本を選択する技術がある。また、文書等は台座の上に置いて撮影し、文書の4辺は予め撮影してある台座だけの画像との差分を利用して求めるようにする技術がある。
これらの技術は、基本的にホワイトボードやごく単純なレイアウトの文書には適用可能である。しかし、例えば、図29(a)に示すような文書画像2910のように、その辺の全領域に色が付いたタイトル2912がある文書画像2910等が対象となる場合がある。この場合、画像2900内からタイトル2912を含めた文書画像2910を検出できずに、図29(b)に示すように、画像2900内からは文書画像(部分)2914を検出してしまい、この文書画像(部分)2914に対して補正を行ってしまうことが生じる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置は、射影歪みが発生した画像を補正するものであって、図1の例に示すように、画像処理モジュール100は、エッジ検出モジュール110、直線線分抽出モジュール120、ステップエッジ検出モジュール130、直線線分分類モジュール140、近傍色検出モジュール150、四角形候補選択モジュール160、最大四角形検出モジュール170、形状補正モジュール180、出力モジュール190を有している。
エッジ検出モジュール110は、直線線分抽出モジュール120と接続されている。エッジ検出モジュール110は、画像から境界(エッジ、輪郭ともいわれるものであり、以下、エッジともいう)を検出する。画像内には、長方形(矩形(正方形を含む))である文書、ホワイトボード等が撮影されており、その長方形には射影歪みが発生している。なお、文書、ホワイトボード等と例示しているが、外形が長方形であれば対象はどのようなものであってもよい。また、対象とする画像を受け付けることには、例えば、スキャナ、カメラ(対象との位置関係が固定されたカメラ、ユーザが操作するデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話等を含む)等で画像を読み込むこと、ファックス等で通信回線を介して外部機器から画像を受信すること、ハードディスク(コンピュータに内蔵されているものの他に、ネットワークを介して接続されているもの等を含む)等に記憶されている画像を読み出すこと等が含まれる。画像は、2値画像、多値画像(カラー画像を含む)であってもよい。受け付ける画像は、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。また、画像の内容として、ビジネスに用いられる文書、広告宣伝用のパンフレット、会議で用いられたホワイトボード等であってもよい。
境界の検出方法は、エッジ検出といわれる公知の技術を用いてよい。例えば、微分フィルタであるSobelフィルタなどを用いて、予め定められた強度以上のエッジ部分を検出する。
直線線分抽出モジュール120は、エッジ検出モジュール110、ステップエッジ検出モジュール130と接続されている。直線線分抽出モジュール120は、エッジ検出モジュール110によって検出された境界から直線線分を抽出する。例えば、直線に近いエッジを検出し、その傾きや始点・終点の位置情報を得る。なお、直線線分抽出モジュール120は、予め定められた長さより短い直線線分を除くようにしてもよい。詳細は図6〜8を用いて後述する。
ステップエッジ検出モジュール130は、直線線分抽出モジュール120、直線線分分類モジュール140と接続されている。ステップエッジ検出モジュール130は、直線線分抽出モジュール120によって抽出された直線線分をまたぐ近傍の画素値の差が予め定められた第1の値より大きい又は以上である領域(以下、ステップエッジ領域ともいう)を検出する。「直線線分をまたぐ近傍の画素値の差」とは、直線線分によって2分された平面であって、一方の平面と他方の平面において、その直線線分から予め定められた距離内にある画素値の差(絶対値)をいう。例えば、直線線分抽出モジュール120で抽出した直線線分の中から対応するエッジがステップ型であったものだけを抽出する。詳細は図9を用いて後述する。
直線線分分類モジュール140は、ステップエッジ検出モジュール130、近傍色検出モジュール150と接続されている。直線線分分類モジュール140は、ステップエッジ検出モジュール130によって検出された領域内の直線線分を矩形の4辺のいずれかに分類する。例えば、その直線線分の傾きや位置に基づいて、直線線分を上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補に分類する。詳細は図10〜12を用いて後述する。
近傍色検出モジュール150は、直線線分分類モジュール140、四角形候補選択モジュール160と接続されている。近傍色検出モジュール150は、直線線分分類モジュール140によって分類された4辺の外側の色又は濃度を検出する。例えば、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の外側、つまり画像の端に近い側の色又は濃度を計測して保持する。詳細は図13、14を用いて後述する。
四角形候補選択モジュール160は、近傍色検出モジュール150、最大四角形検出モジュール170と接続されている。四角形候補選択モジュール160は、矩形を構成し得る4辺の組み合わせのうち、その組み合わせ内の直線線分に対応する近傍色検出モジュール150によって検出された色又は濃度の差が予め定められた第2の値以下又は未満である組み合わせ(四角形)を選択する。ここで、「色又は濃度の差」とは、組み合わせ内における色又は濃度の差をいう。例えば、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の全ての組み合わせの中から、近傍色が近い組み合わせだけを選択する。近傍色が近いとは、ある色空間で計算した距離が予め定められた値以下の事である。詳細は図15、16を用いて後述する。
最大四角形検出モジュール170は、四角形候補選択モジュール160、形状補正モジュール180と接続されている。最大四角形検出モジュール170は、四角形候補選択モジュール160によって選択された組み合わせのうち、その組み合わせ内の直線線分を延長した場合の4つの頂点の座標とその4つの座標によって構成される四角形の面積が予め定められた条件を満たす組み合わせを検出する。例えば、四角形候補選択モジュール160が出力した複数の4本の線分の組み合わせから、それらの4つの線分を延長したときの4頂点の座標とそのとき形成される四角形の中から最大の面積となる組み合わせを求める。「面積が予め定められた条件を満たす」としては、このように面積が最大となる四角形のほか、面積が画像の予め定められた割合以上である四角形であること等がある。以下、面積が最大であることを例示して説明する。
形状補正モジュール180は、最大四角形検出モジュール170、出力モジュール190と接続されている。形状補正モジュール180は、最大四角形検出モジュール170によって検出された組み合わせによって構成される四角形を長方形に補正する。例えば、最大面積となる四角形の4頂点の座標が補正後の長方形の4頂点に一致するように射影変換する。詳細は図17、18を用いて後述する。
出力モジュール190は、形状補正モジュール180と接続されている。出力モジュール190は、形状補正モジュール180によって長方形に補正された画像を出力する。画像を出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、プロジェクタ、ディスプレイ等の表示装置で表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ画像を書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
図2は、本実施の形態(第1の実施の形態、後述する第2〜4の実施の形態を含む)を実現する画像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
ハードウェア構成としては、画像処理モジュール100、画像受付モジュール210、制御モジュール220、メモリ230、通信モジュール240、表示モジュール250、操作モジュール260を有している。
画像処理モジュール100は、画像受付モジュール210、制御モジュール220、メモリ230、通信モジュール240、表示モジュール250と接続されている。図1に例示した各モジュールは、画像処理モジュール100によって構成されている。
画像受付モジュール210は、画像処理モジュール100と接続されている。エッジ検出モジュール110が対象とする画像を受け付ける。例えば、前述のカメラ等である。
メモリ230は、画像処理モジュール100と接続されている。対象とする画像、処理結果等を記憶し、画像処理モジュール100は、メモリ230を用いて処理を行う。
通信モジュール240は、画像処理モジュール100と接続されている。画像処理モジュール100は、処理結果等を、通信モジュール240を介して外部に出力する。
表示モジュール250は、画像処理モジュール100と接続されている。液晶ディスプレイ等の表示装置であり、画像処理モジュール100は、処理結果等を表示モジュール250に出力する。
操作モジュール260は、制御モジュール220と接続されている。ユーザの操作を受け付けるキーボード、マウス、タッチパネル等であって、画像処理モジュール100に対しての指示を受け付ける。例えば、画像処理モジュール100による処理の開始等の指示を受け付ける。受け付けた指示にしたがって、画像処理モジュール100(特に、後述する近傍色閾値設定モジュール2355)が処理を行う。
制御モジュール220は、画像処理モジュール100、操作モジュール260と接続されている。操作モジュール260によって受け付けられた指示に従って、画像処理モジュール100に処理させる。
図3は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、エッジ検出モジュール110が、画像受付モジュール210によって受け付けられた画像に対して、Sobelフィルタなどを用いて、予め定められた強度以上のエッジ部分を検出する。
ステップS304では、直線線分抽出モジュール120が、直線に近いエッジを検出し、その傾きや始点・終点の位置情報を得る。
ステップS306では、ステップエッジ検出モジュール130が、直線線分抽出モジュール120で抽出した線の中から対応するエッジがステップ型であったものだけを抽出する。
ステップS308では、直線線分分類モジュール140が、その直線の傾きや位置に基づいて、直線を上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補に分類する。
ステップS310では、近傍色検出モジュール150が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の外側、つまり画像の端に近い側の色又は濃度を計測して保持する。
図4、図5の例を用いて説明する。
図4の例では、上辺候補の上側(計測領域(上側)420)、下辺候補の下側(計測領域(下側)424)、左辺候補の左側(計測領域(左側)426)、右辺候補の右側(計測領域(右側)422)における色又は濃度を計測して保持する。
図5の例では、4辺の端点近傍における外側の色又は濃度、つまり、上辺候補の上側(背景(右上A)520、背景(左上B)534)、下辺候補の下側(背景(右下B)526、背景(左下A)528)、左辺候補の左側(背景(左下B)530、背景(左上A)532)、右辺候補の右側(背景(右上B)522、背景(右下A)524)における色又は濃度を計測して保持する。
また、近傍色検出モジュール150は、3つの頂点近傍又は対角の2つの頂点近傍における外側の色又は濃度を検出するようにしてもよい。具体的には、3つの頂点近傍の外側とは4つの組み合わせ((背景(右上A)520、背景(右上B)522)、(背景(右下A)524、背景(右下B)526)、(背景(左下A)528、背景(左下B)530)、(背景(左上A)532、背景(左上B)534))のうちの3つの組み合わせ、対角の2つの頂点近傍における外側とは(背景(右上A)520、背景(右上B)522)と(背景(左下A)528、背景(左下B)530)、又は(背景(右下A)524、背景(右下B)526)と(背景(左上A)532、背景(左上B)534)のいずれかをいう。
ステップS312では、四角形候補選択モジュール160が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の全ての組み合わせの中から、近傍色又は近傍濃度が近い組み合わせだけを選択する。
図4の例では、上辺候補の上側(計測領域(上側)420)、下辺候補の下側(計測領域(下側)424)、左辺候補の左側(計測領域(左側)426)、右辺候補の右側(計測領域(右側)422)の4つがほぼ同じ色又は濃度(色又は濃度の差異が予め定められた値の範囲内にある)の組み合わせを四角形の候補として選択する。
図5の例では、互いに隣接する2辺によって構成される頂点近傍における外側の近傍色検出モジュール150によって検出された色又は濃度を対象とする。つまり、上辺候補の上側(背景(右上A)520、背景(左上B)534)、下辺候補の下側(背景(右下B)526、背景(左下A)528)、左辺候補の左側(背景(左下B)530、背景(左上A)532)、右辺候補の右側(背景(右上B)522、背景(右下A)524)のうち、隣り合う辺の端点近傍の外側がほぼ同じ色又は濃度となる線を選んで四角形の候補とする。具体的には、背景(右上A)520と背景(右上B)522、背景(右下A)524と背景(右下B)526、背景(左下A)528と背景(左下B)530、背景(左上A)532と背景(左上B)534における色又は濃度を比較する。また、前述の通り、近傍色検出モジュール150が、3つの頂点近傍における外側の色又は濃度を検出した場合は、その3つの組み合わせにおける色又は濃度を比較する。近傍色検出モジュール150が、対角の2つの頂点近傍における外側の色又は濃度を検出した場合は、その2つの組み合わせにおける色又は濃度を比較する。これは、複雑な背景、例えば、少なくとも単色ではない背景に対応するためのものである。(背景(右上A)520、背景(右上B)522)の2つがほぼ同じ色若しくは濃度であって(背景(左下A)528、背景(左下B)530)の2つがほぼ同じ色若しくは濃度である場合、又は(背景(右下A)524、背景(右下B)526)の2つがほぼ同じ色若しくは濃度であって(背景(左上A)532、背景(左上B)534)の2つがほぼ同じ色若しくは濃度である場合がある。したがって、例えば、背景(右上A)520と背景(左下A)528は、異なる色又は濃度であってもよい。
ステップS314では、最大四角形検出モジュール170が、前記四角形候補選択モジュール160が出力した複数の4本の線分の組み合わせから、それらの4つの線分を延長したときの4頂点の座標とそのとき形成される四角形の中から最大の面積となる組み合わせを求める。
ステップS316では、形状補正モジュール180が、前記最大面積となる四角形の4頂点の座標が予め定められた補正後の長方形の4頂点に一致するように射影変換する。
ステップS318では、出力モジュール190が、射影変換後の画像を出力する。
図6〜8を用いて、直線線分抽出モジュール120が行う処理の詳細について説明する。
直線線分抽出モジュール120は、エッジ検出モジュール110で抽出されたエッジ画像に対して、例えばハフ変換をすることで、画像中の直線エッジ成分の傾きと原点からの距離を得ることができる。例えば、エッジ検出モジュール110によって抽出されたエッジ画像が図6の例に示す画像であるとすると、ハフ変換によって抽出される直線線分は、図7の例に示すようになる。
ただし、ハフ変換で求めた線は、実際の直線状エッジ画像の傾きと原点からの距離だけの情報しかないため、ハフ変換で求めた線と実際のエッジ画像を比較し、予め定められた距離内である近傍内に存在するエッジ画像の範囲を得ることで、その線分の2つの端の座標(始点と終点)を得る。なお、この時点では、どちらの端が始点でもかまわない。このようにして得られた直線成分に番号をつけてリスト化して保存する。例えば、図8の例に示すように、ハフ変換で求めた1つの直線820と実際のエッジ810の位置を比較し、ハフ変換で求めた1つの直線820からの予め定められた幅の近傍830内に実際のエッジ810が含まれていれば、実際のエッジ810とハフ変換で求めた1つの直線820は対応していると判断し、実際のエッジ810の始点と終点の座標をハフ変換で求めた1つの直線820の始点と終点とする。
図9を用いて、ステップエッジ検出モジュール130が行う処理の詳細について説明する。
ステップエッジ検出モジュール130は、直線線分抽出モジュール120で抽出した線分の線分をまたぐ近傍の画素値の差が所定値以上の場合に、ステップエッジと判定し、ステップエッジでないと判定した線分の情報をリストから除去する。詳細にはエッジの種類は図9(a)〜図9(d)の4種類となる。図9(a)に示す例はステップエッジ型であり、図9(b)に示す例はランプエッジ型であり、図9(c)に示す例はリッジ型であり、図9(d)に示す例はルーフ型である。本実施の形態ではランプエッジ型のエッジもステップエッジと判定する。なお、画像中の罫線などは、リッジ型やルーフ型のエッジとして検出される。いずれの型であるかの判断は、画素値の分布が図9(a)〜(d)の下に示したグラフの形状をしているか否かによって判断する。
さらに、ステップエッジの判定には、線分をまたぐ近傍の複数点や近傍領域の平均値などを利用してもよい。
図10〜図12を用いて、直線線分分類モジュール140が行う処理の詳細について説明する。
直線線分分類モジュール140は、リストに残っている線分を上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の4つに分類する。分類は、まず直線線分の方向(傾き)から縦候補と横候補に分類する。
図10の例では、直線線分1010の傾き(角度θ1020)が45度〜135度の場合は縦候補とし、それ以外を横候補とする。
次に、縦候補の中の線分を左辺候補と右辺候補に分類する。具体的には、図11の例に示すように、画像1100内で、その直線線分1110の中点が左半分(左側領域1120)にあるか右半分(右側領域1130)にあるかで分類すればよい。また、中点ではなく端の点が左端と右端のどちらに近いかで分類してもよい。あるいは、図12の例に示すように、画像1200を縦に3つの部分(左側領域1220、中央領域1230、右側領域1240)に分け、その直線線分1210の中点が左の領域にある場合左辺候補、右にある場合右辺候補、真中の領域にある場合は、左辺・右辺両方の候補としてもよい。
横方向の線分に関しても、考え方は同様で、線分の中点が画像の上半分に存在するか、下半分に存在するかで分類すればいい。すなわち、上半分の領域に存在すれば上辺候補、下半分の領域に存在すれば下辺候補とすればよい。
なお、このとき、上辺候補と下辺候補では左側の端点を始点とし、左辺候補と右辺候補では上側を始点として、図15の例を用いて後述する線情報のデータ構造体に格納する。これは、始点を統一して記録しておくためである。
図13、14を用いて、近傍色検出モジュール150が行う処理の詳細について説明する。
近傍色検出モジュール150は、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の外側の近傍の色又は濃度を計測して保持する。
計測領域としては、図13の例に示すように、上辺候補である直線線分1310に沿って外側の近傍領域全体(計測領域(上側)1320)を計測してもよい。また、図14の例に示すように、上辺候補である直線線分1410の中点近傍領域(計測領域(中央上)1430)や端点近傍領域(計測領域(左上)1420、計測領域(右上)1440)だけを計測してもよい。もちろんのことながら、計測領域は、下辺候補の直線線分の場合はその直線線分の下側の領域であり、左辺候補の直線線分の場合はその直線線分の左側の領域であり、右辺候補の直線線分の場合はその直線線分の右側の領域である。
なお、これらの計測領域の色又は濃度は、対象としている線が原稿画像内の本物の境界であった場合には背景の色又は濃度であると考えられる。
図15、16を用いて、四角形候補選択モジュール160が行う処理の詳細について説明する。
線分情報テーブル1500は、各直線線分の情報を保持するデータ構造体の例である。線分情報テーブル1500は、線ID欄1502、原点からの距離欄1504、傾き欄1506、始点座標欄1508、終点座標欄1510、位置の分類欄1512、近傍色(全体)欄1514、近傍色(中点)欄1516、近傍色(始点)欄1518、近傍色(終点)欄1520を有している。線ID欄1502は、直線線分を本実施の形態で一意に識別し得る情報(線ID:IDentification)を記憶している。原点からの距離欄1504は、ハフ変換におけるパラメータρを記憶している。傾き欄1506は、ハフ変換におけるパラメータθを記憶している。始点座標欄1508は、直線線分の始点の座標を記憶している。終点座標欄1510は、直線線分の終点の座標を記憶している。位置の分類欄1512は、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の別を示す情報を記憶している。近傍色(全体)欄1514〜近傍色(終点)欄1520は、その直線線分の外側における領域の色又は濃度を記憶している。例えば、具体的には、RGBそれぞれの値を記憶している。近傍色(全体)欄1514は、領域全体の計測結果(図13の例に示した計測領域(上側)1320)を記憶している。近傍色(中点)欄1516は、中点における計測結果(図14の例に示した計測領域(中央上)1430)を記憶している。近傍色(始点)欄1518は、始点における計測結果(図14の例に示した計測領域(左上)1420)を記憶している。近傍色(終点)欄1520は、終点における計測結果(図14の例に示した計測領域(右上)1440)を記憶している。
線分情報テーブル1500が、線の数だけリスト化されている。なお、近傍色(全体)欄1514〜近傍色(終点)欄1520については、近傍色(全体)欄1514又は近傍色(中点)欄1516のいずれか一方だけでもよいし、近傍色(始点)欄1518と近傍色(終点)欄1520だけであってもよいし、近傍色(中点)欄1516と近傍色(始点)欄1518と近傍色(終点)欄1520だけであってもよい。
図16は、四角形候補選択モジュール160による処理例の詳細をフローチャートで示す。ここで、Nは直線線分の総数で、i,j,k,mは線IDを指定する変数である。このフローチャート例では、直線線分の全ての組み合わせについて、ステップS1620の判断処理を行っている。
ステップS1602では、i=0とする。
ステップS1604では、i<Nであるか否かを判断し、i<Nである場合はステップS1606へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1699)。
ステップS1606では、j=j+1とする。
ステップS1608では、j<Nであるか否かを判断し、j<Nである場合はステップS1610へ進み、それ以外の場合はステップS1630へ進む。
ステップS1610では、k=j+1とする。
ステップS1612では、k<Nであるか否かを判断し、k<Nである場合はステップS1614へ進み、それ以外の場合はステップS1628へ進む。
ステップS1614では、m=k+1とする。
ステップS1616では、m<Nであるか否かを判断し、m<Nである場合はステップS1618へ進み、それ以外の場合はステップS1626へ進む。
ステップS1618では、分類(i)、分類(j)、分類(k)、分類(m)が全て異なるか否かを判断し、全て異なる場合はステップS1620へ進み、それ以外の場合はステップS1624へ進む。分類(i)とは、線ID:iは上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補のいずれであるかの種類を示す。
ステップS1620では、4つのコーナーの近傍色間の差が予め定められた値以下であるか否かを判断し、予め定められた値以下である場合はステップS1622へ進み、それ以外の場合はステップS1624へ進む。
ステップS1622では、その四角形の組み合わせ(線ID:i、j、k、m)を選択する。
ステップS1624では、mに1を加え、ステップS1616へ戻る。
ステップS1626では、kに1を加え、ステップS1612へ戻る。
ステップS1628では、jに1を加え、ステップS1608へ戻る。
ステップS1630では、iに1を加え、ステップS1604へ戻る。
なお、ステップS1620の判断処理は、前述したように、3つのコーナーの近傍色の差が予め定められた値以下であるか否かを判断するようにしてもよいし、対角する2つのコーナーの近傍色の差が予め定められた値以下であるか否かを判断するようにしてもよい。
図17、18を用いて、形状補正モジュール180が行う処理の詳細について説明する。
図18の例に示すように予め定められた長方形の4頂点の座標を(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)とし、図17の例に示すように最大四角形検出モジュール170で求めた四角形の4頂点を(x1’,y1’),(x2’,y2’),(x3’,y3’),(x4’,y4’)とすると、射影変換の式(1)より式(2)が算出される。
Figure 2014092899
Figure 2014092899
式(2)を解くことで未知パラメータp,q,a,b,c,d,e,fが求められる。
幾何補正は、式(1)を使い座標(x,y)にマッピングする元画像の座標(x’,y’)を求めればいい。
なお、予め定められた長方形の4頂点の座標は、記憶装置に記憶された値であってもよいし、ユーザによる操作によって設定されてもよいし、受け付けた画像の大きさに合わせて設定されてもよい。
<第2の実施の形態>
図19は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。
第2の実施の形態は、画像1900内に対象としている四角形(左辺候補1910、上辺候補1920、右辺候補1930、下辺候補1940によって構成される四角形)以外に画像1900内に映り込んだ物体(物体画像1950、例えば、筆箱、消しゴム等)がある場合に対応するものである。
つまり、隣り合う辺候補の端点と自分の端点の距離の最小値が予め定められた値以上の線を除くようにしたものである。例えば、左辺候補1910と隣り合う辺として上辺候補1920と上辺候補1960等があるが、左辺候補1910の端点1912と上辺候補1920の端点1922間の距離、左辺候補1910の端点1912と上辺候補1960の端点1962間の距離を算出し、予め定められた値以上となる上辺候補1960を除くようにしたものである。
図20は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。
第2の実施の形態である画像処理装置は、射影歪みが発生した画像を補正するものであって、図20の例に示すように、画像処理モジュール100は、エッジ検出モジュール110、直線線分抽出モジュール120、ステップエッジ検出モジュール130、直線線分分類モジュール140、孤立直線除去モジュール2045、近傍色検出モジュール150、四角形候補選択モジュール160、最大四角形検出モジュール170、形状補正モジュール180、出力モジュール190を有している。つまり、第1の実施の形態に孤立直線除去モジュール2045を付加したものである。
直線線分分類モジュール140は、ステップエッジ検出モジュール130、孤立直線除去モジュール2045と接続されている。
孤立直線除去モジュール2045は、直線線分分類モジュール140、近傍色検出モジュール150と接続されている。孤立直線除去モジュール2045は、直線線分分類モジュール140によって4辺に分類された直線線分のうち、1辺の直線線分とその直線線分と交わり得る2辺の直線線分との端点間の距離が予め定められた第3の値より長い又は以上である場合は、その1辺の直線線分を除外する。つまり、直線線分分類モジュール140の処理結果から、孤立した直線線分を除去する。「直線線分と交わり得る2辺の直線線分」とは、具体的には、上辺候補と下辺候補に対しては左辺候補、右辺候補であり、左辺候補と右辺候補に対しては上辺候補、下辺候補である。「端点間の距離」とは、一方の直線線分の端点Aに対して、他方の直線線分の2つの端点のうち端点Aに近い端点をいう。また、1辺の直線線分と交わり得る2辺の直線線分が複数ある場合は、その交わり得る全部の直線線分との関係が、第3の値より長い又は以上である場合は、その1辺の直線線分を除外する。
近傍色検出モジュール150は、孤立直線除去モジュール2045、四角形候補選択モジュール160と接続されている。
近傍色検出モジュール150と四角形候補選択モジュール160は、孤立直線除去モジュール2045によって除外された直線線分を対象としない。つまり、除外された直線線分との組み合わせは対象としないことになる。
図21は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2102では、エッジ検出モジュール110が、画像受付モジュール210によって受け付けられた画像に対して、Sobelフィルタなどを用いて、予め定められた強度以上のエッジ部分を検出する。
ステップS2104では、直線線分抽出モジュール120が、直線に近いエッジを検出し、その傾きや始点・終点の位置情報を得る。
ステップS2106では、ステップエッジ検出モジュール130が、直線線分抽出モジュール120で抽出した線の中から対応するエッジがステップ型であったものだけを抽出する。
ステップS2108では、直線線分分類モジュール140が、その直線の傾きや位置に基づいて、直線を上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補に分類する。
ステップS2110では、孤立直線除去モジュール2045が、検査するのが上辺候補であれば、その上辺候補の始点と全ての左辺候補の始点との距離をチェック、さらに上辺候補の終点と全ての右辺候補の始点をチェックし、それらの最短距離が所定値以上であれば、その上辺は孤立直線と考えリストから除去する。
ステップS2112では、近傍色検出モジュール150が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の外側、つまり画像の端に近い側の色又は濃度を計測して保持する。
ステップS2114では、四角形候補選択モジュール160が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の全ての組み合わせの中から、近傍色が近い組み合わせだけを選択する。近傍色が近いとは、ある色空間で計算した距離が所定値以下の事である。
ステップS2116では、最大四角形検出モジュール170が、前記四角形候補選択モジュール160が出力した複数の4本の線分の組み合わせから、それらの4つの線分を延長したときの4頂点の座標とそのとき形成される四角形の中から最大の面積となる組み合わせを求める。
ステップS2118では、形状補正モジュール180が、前記最大面積となる四角形の4頂点の座標が予め定められた補正後の長方形の4頂点に一致するように射影変換する。
ステップS2120では、出力モジュール190が、射影変換後の画像を出力する。
図22は、第2の実施の形態(孤立直線除去モジュール2045)による処理例を示す説明図である。
孤立直線除去モジュール2045では、検査するのが上辺候補であれば、その上辺候補の始点と全ての左辺候補の始点との距離をチェック、さらに上辺候補の終点と全ての右辺候補の始点をチェックし、それらの最短距離が予め定められた値以上であれば、その上辺候補は孤立直線としてリストから除去する。例えば、上辺候補2230の始点である端点2232と左辺候補2210の始点である端点2212間の距離を算出し、上辺候補2230の始点である端点2232と左辺候補2220の始点である端点2222間の距離を算出し、上辺候補2230の終点である端点2234と右辺候補2250の始点である端点2252間の距離を算出し、上辺候補2230の終点である端点2234と右辺候補2260の始点である端点2262間の距離を算出する。算出した距離の全てが予め定められた距離以上であれば、上辺候補2230を除外する。なお、上辺候補2240の端点は、左辺候補2220、右辺候補2250の端点と予め定められた距離未満であるので、上辺候補2240は除外されない。
<第3の実施の形態>
図23は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
第3の実施の形態である画像処理装置は、射影歪みが発生した画像を補正するものであって、図23の例に示すように、画像処理モジュール100は、エッジ検出モジュール110、直線線分抽出モジュール120、ステップエッジ検出モジュール130、直線線分分類モジュール140、近傍色検出モジュール150、近傍色閾値設定モジュール2355、四角形候補選択モジュール160、最大四角形検出モジュール170、形状補正モジュール180、出力モジュール190を有している。つまり、第1の実施の形態に近傍色閾値設定モジュール2355を付加したものである。
近傍色検出モジュール150は、直線線分分類モジュール140、近傍色閾値設定モジュール2355と接続されている。
近傍色閾値設定モジュール2355は、近傍色検出モジュール150、四角形候補選択モジュール160と接続されている。近傍色閾値設定モジュール2355は、四角形候補選択モジュール160が用いる予め定められた第2の値を、背景領域の色の変化を選択する操作者の操作に応じて設定する。つまり、各辺候補の近傍色の近さを判定する閾値を可変とするものである。「背景領域の色の変化」とは、対象としている文書等以外の背景領域の色の変化が激しいか否かを指定するものである。例えば、何もないテーブルの上に置かれた文書を撮影した画像であれば、背景領域の色の変化はほとんど無いが、ホワイトボードを撮影した画像であれば、背景領域の色の変化が激しい。操作者が操作しやすいように、モード(「ホワイトボード撮影モード」、「文書撮影モード」)を選択するようにしてもよい。具体的にはホワイトボード撮影モードではホワイトボードの周辺にはいろんな物がある可能性が高く、背景領域の色の変化が激しい。文書撮影モードでは、テーブルのような色の一定している可能性が高く、背景領域の色の変化は少ない。そして、「ホワイトボード撮影モード」の場合は、四角形候補選択モジュール160が用いる予め定められた第2の値を標準値よりも大きい値に設定し、「文書撮影モード」の場合は、四角形候補選択モジュール160が用いる予め定められた第2の値を標準値よりも小さい値に設定する。
四角形候補選択モジュール160は、近傍色閾値設定モジュール2355、最大四角形検出モジュール170と接続されている。
図24は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2402では、エッジ検出モジュール110が、画像受付モジュール210によって受け付けられた画像に対して、Sobelフィルタなどを用いて、予め定められた強度以上のエッジ部分を検出する。
ステップS2404では、直線線分抽出モジュール120が、直線に近いエッジを検出し、その傾きや始点・終点の位置情報を得る。
ステップS2406では、ステップエッジ検出モジュール130が、直線線分抽出モジュール120で抽出した線の中から対応するエッジがステップ型であったものだけを抽出する。
ステップS2408では、直線線分分類モジュール140が、その直線の傾きや位置に基づいて、直線を上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補に分類する。
ステップS2410では、近傍色検出モジュール150が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の外側、つまり画像の端に近い側の色又は濃度を計測して保持する。
ステップS2412では、近傍色閾値設定モジュール2355が、ユーザに撮影モードを選択させて、撮影モードに応じて閾値を設定する。具体的にはホワイトボード撮影モードではホワイトボードの周辺にはいろんな物がある可能性が高いため閾値を大きい値に設定し、文書撮影モードでは、テーブルのような色の一定した上で撮影されることを考慮して閾値を小さい値に設定する。
ステップS2414では、四角形候補選択モジュール160が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の全ての組み合わせの中から、近傍色が近い組み合わせだけを選択する。近傍色が近いとは、ある色空間で計算した距離が予め定められた値以下の事である。
ステップS2416では、最大四角形検出モジュール170が、前記四角形候補選択モジュール160が出力した複数の4本の線分の組み合わせから、それらの4つの線分を延長したときの4頂点の座標とそのとき形成される四角形の中から最大の面積となる組み合わせを求める。
ステップS2418では、形状補正モジュール180が、前記最大面積となる四角形の4頂点の座標が予め定められた補正後の長方形の4頂点に一致するように射影変換する。
ステップS2420では、出力モジュール190が、射影変換後の画像を出力する。
<第4の実施の形態>
図25は、第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
第4の実施の形態である画像処理装置は、射影歪みが発生した画像を補正するものであって、図25の例に示すように、画像処理モジュール100は、エッジ検出モジュール110、直線線分抽出モジュール120、ステップエッジ検出モジュール130、直線線分分類モジュール140、近傍色検出モジュール150、四角形候補選択モジュール2560、最大四角形検出モジュール170、形状補正モジュール180、出力モジュール190を有している。つまり、第1の実施の形態の四角形候補選択モジュール160を四角形候補選択モジュール2560としたものである。ただし、四角形候補選択モジュール2560は、四角形候補選択モジュール160の処理内容を含む。
近傍色検出モジュール150は、直線線分分類モジュール140、四角形候補選択モジュール2560と接続されている。
四角形候補選択モジュール2560は、近傍色検出モジュール150、最大四角形検出モジュール170と接続されている。四角形候補選択モジュール2560は、選択した組み合わせによって構成される四角形の面積の画像に占める割合が予め定められた第4の値以下又は未満である場合は、予め定められた第2の値を変更して、選択処理を再度行う。つまり、四角形候補選択モジュール2560で適切な四角形を選択できなかった場合に閾値(第2の値)を変更して再度、四角形候補の選択処理を行うものである。この処理に関しては、図27に例示のフローチャートを用いて詳細に説明する。
最大四角形検出モジュール170は、四角形候補選択モジュール2560、形状補正モジュール180と接続されている。
図26は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2602では、エッジ検出モジュール110が、画像受付モジュール210によって受け付けられた画像に対して、Sobelフィルタなどを用いて、予め定められた強度以上のエッジ部分を検出する。
ステップS2604では、直線線分抽出モジュール120が、直線に近いエッジを検出し、その傾きや始点・終点の位置情報を得る。
ステップS2606では、ステップエッジ検出モジュール130が、直線線分抽出モジュール120で抽出した線の中から対応するエッジがステップ型であったものだけを抽出する。
ステップS2608では、直線線分分類モジュール140が、その直線の傾きや位置に基づいて、直線を上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補に分類する。
ステップS2610では、近傍色検出モジュール150が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の外側、つまり画像の端に近い側の色又は濃度を計測して保持する。
ステップS2612では、四角形候補選択モジュール160が、上辺候補、下辺候補、左辺候補、右辺候補の全ての組み合わせの中から、近傍色が近い組み合わせだけを選択する。近傍色が近いとは、ある色空間で計算した距離が所定値以下の事である。四角形候補選択モジュール160で適切な四角形が見つからなかった場合に閾値を変更して再度、四角形候補選択処理を行う。
ステップS2614では、最大四角形検出モジュール170が、前記四角形候補選択モジュール160が出力した複数の4本の線分の組み合わせから、それらの4つの線分を延長したときの4頂点の座標とそのとき形成される四角形の中から最大の面積となる組み合わせを求める。
ステップS2616では、形状補正モジュール180が、前記最大面積となる四角形の4頂点の座標が予め定められた補正後の長方形の4頂点に一致するように射影変換する。
ステップS2618では、出力モジュール190が、射影変換後の画像を出力する。
図27は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。ここで、Nは直線線分の総数で、i,j,k,mは線IDを指定する変数である。αは予め定められた値である。このフローチャート例では、直線線分の全ての組み合わせについて、ステップS2724の判断処理を行っている。そして、四角形が1つも選択されなかった場合(ステップS2736でY)は、ステップS2704で、閾値(第2の値)にαを加えることによって、四角形の選択が行われやすくなるようにしている。
ステップS2702では、閾値=初期閾値−αとする。
ステップS2704では、閾値にαを加える。
ステップS2706では、i=0とする。
ステップS2708では、i<Nであるか否かを判断し、i<Nである場合はステップS2710へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS2798)。
ステップS2710では、j=j+1とする。
ステップS2712では、j<Nであるか否かを判断し、j<Nである場合はステップS2714へ進み、それ以外の場合はステップS2734へ進む。
ステップS2714では、k=j+1とする。
ステップS2716では、k<Nであるか否かを判断し、k<Nである場合はステップS2718へ進み、それ以外の場合はステップS2732へ進む。
ステップS2718では、m=k+1とする。
ステップS2720では、m<Nであるか否かを判断し、m<Nである場合はステップS2722へ進み、それ以外の場合はステップS2730へ進む。
ステップS2722では、分類(i)、分類(j)、分類(k)、分類(m)が全て異なるか否かを判断し、全て異なる場合はステップS2724へ進み、それ以外の場合はステップS2728へ進む。
ステップS2724では、4つのコーナーの近傍色間の差が予め定められた値以下であるか否かを判断し、予め定められた値以下である場合はステップS2726へ進み、それ以外の場合はステップS2728へ進む。
ステップS2726では、その四角形の組み合わせを選択する。
ステップS2728では、mに1を加え、ステップS2720へ戻る。
ステップS2730では、kに1を加え、ステップS2716へ戻る。
ステップS2732では、jに1を加え、ステップS2712へ戻る。
ステップS2734では、iに1を加え、ステップS2736へ進む。
ステップS2736では、選択された四角形の組み合わせが1つもないか否かを判断し、1つもない場合はステップS2704へ戻り、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS2799)。
なお、ステップS2722の判断処理は、前述したように、3つのコーナーの近傍色の差が予め定められた値以下であるか否かを判断するようにしてもよいし、対角する2つのコーナーの近傍色の差が予め定められた値以下であるか否かを判断するようにしてもよい。
図28を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図28に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2817と、プリンタなどのデータ出力部2818を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)2801は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、画像処理モジュール100、エッジ検出モジュール110、直線線分抽出モジュール120、ステップエッジ検出モジュール130、直線線分分類モジュール140、近傍色検出モジュール150、四角形候補選択モジュール160、最大四角形検出モジュール170、形状補正モジュール180、出力モジュール190、孤立直線除去モジュール2045、近傍色閾値設定モジュール2355、制御モジュール220等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)2802は、CPU2801が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2803は、前述のメモリ230に該当し、CPU2801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス2804により相互に接続されている。
ホストバス2804は、ブリッジ2805を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス2806に接続されている。
キーボード2808、マウス等のポインティングデバイス2809は、前述の操作モジュール260に該当し、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ2810は、前述の表示モジュール250に該当し、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)2811は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2801によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、受け付けた画像、最終的な処理結果、途中の処理結果などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ2812は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2813に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2807、外部バス2806、ブリッジ2805、及びホストバス2804を介して接続されているRAM2803に供給する。リムーバブル記録媒体2813も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート2814は、外部接続機器2815を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2814は、インタフェース2807、及び外部バス2806、ブリッジ2805、ホストバス2804等を介してCPU2801等に接続されている。通信部2816は、前述の通信モジュール240に該当し、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2817は、前述の画像受付モジュール210に該当し、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2818は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図28に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図28に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図28に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、前述の各種の実施の形態を組み合わせてもよく(例えば、ある実施の形態内のモジュールを他の実施の形態内に追加する、入れ替えをする等も含む)、また、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…画像処理モジュール
110…エッジ検出モジュール
120…直線線分抽出モジュール
130…ステップエッジ検出モジュール
140…直線線分分類モジュール
150…近傍色検出モジュール
160…四角形候補選択モジュール
170…最大四角形検出モジュール
180…形状補正モジュール
190…出力モジュール
210…画像受付モジュール
220…制御モジュール
230…メモリ
240…通信モジュール
250…表示モジュール
260…操作モジュール
2045…孤立直線除去モジュール
2355…近傍色閾値設定モジュール
2560…四角形候補選択モジュール

Claims (7)

  1. 画像から境界を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって検出された境界から直線線分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された直線線分をまたぐ近傍の画素値の差が予め定められた第1の値より大きい又は以上である領域を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段によって検出された領域内の直線線分を矩形の4辺のいずれかに分類する分類手段と、
    前記分類手段によって分類された4辺の外側の色又は濃度を検出する第3の検出手段と、
    矩形を構成し得る4辺の組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分に対応する前記第3の検出手段によって検出された色又は濃度の差が予め定められた第2の値以下又は未満である組み合わせを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分を延長した場合の4つの頂点の座標と該4つの座標によって構成される四角形の面積が予め定められた条件を満たす組み合わせを検出する第4の検出手段と、
    前記第4の検出手段によって検出された組み合わせによって構成される四角形を長方形に補正する補正手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分類手段によって4辺に分類された直線線分のうち、1辺の直線線分と該直線線分と交わり得る2辺の直線線分との端点間の距離が予め定められた第3の値より長い又は以上である場合は、該1辺の直線線分を除外する除外手段
    をさらに具備し、
    前記第3の検出手段と前記選択手段は、前記除外手段によって除外された直線線分を対象としない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段が用いる予め定められた第2の値を、背景領域の色の変化を選択する操作者の操作に応じて設定する設定手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、選択した組み合わせによって構成される四角形の面積の前記画像に占める割合が予め定められた第4の値以下又は未満である場合は、前記予め定められた第2の値を変更して、選択処理を再度行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第3の検出手段は、4辺の端点近傍における外側の色又は濃度を検出し、
    前記選択手段は、互いに隣接する2辺によって構成される頂点近傍における外側の前記第3の検出手段によって検出された色又は濃度を対象とする
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第3の検出手段は、3つの頂点近傍又は対角の2つの頂点近傍における外側の色又は濃度を検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータを、
    画像から境界を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって検出された境界から直線線分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された直線線分をまたぐ近傍の画素値の差が予め定められた第1の値より大きい又は以上である領域を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段によって検出された領域内の直線線分を矩形の4辺のいずれかに分類する分類手段と、
    前記分類手段によって分類された4辺の外側の色又は濃度を検出する第3の検出手段と、
    矩形を構成し得る4辺の組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分に対応する前記第3の検出手段によって検出された色又は濃度の差が予め定められた第2の値以下又は未満である組み合わせを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された組み合わせのうち、該組み合わせ内の直線線分を延長した場合の4つの頂点の座標と該4つの座標によって構成される四角形の面積が予め定められた条件を満たす組み合わせを検出する第4の検出手段と、
    前記第4の検出手段によって検出された組み合わせによって構成される四角形を長方形に補正する補正手段
    として機能させるための画像処理プログラム。
JP2012242508A 2012-11-02 2012-11-02 画像処理装置及び画像処理プログラム Pending JP2014092899A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012242508A JP2014092899A (ja) 2012-11-02 2012-11-02 画像処理装置及び画像処理プログラム
US13/902,489 US9002106B2 (en) 2012-11-02 2013-05-24 Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
CN201310286455.XA CN103813050B (zh) 2012-11-02 2013-07-09 图像处理设备和图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012242508A JP2014092899A (ja) 2012-11-02 2012-11-02 画像処理装置及び画像処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014092899A true JP2014092899A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50622448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012242508A Pending JP2014092899A (ja) 2012-11-02 2012-11-02 画像処理装置及び画像処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9002106B2 (ja)
JP (1) JP2014092899A (ja)
CN (1) CN103813050B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016126447A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2016126446A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2017052596A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 日本ファイリング株式会社 図書保管管理システムの図書管理装置、図書管理方法、及びプログラム

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014092899A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP6152821B2 (ja) * 2014-03-31 2017-06-28 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
CN106663207A (zh) * 2014-10-29 2017-05-10 微软技术许可有限责任公司 白板和文档图像检测方法和系统
WO2016203282A1 (en) 2015-06-18 2016-12-22 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to capture photographs using mobile devices
FR3038432A1 (fr) * 2015-07-02 2017-01-06 Gabriel Kasser Procede de rectification d'une image et d'extraction d'elements d'information issus de cette image
CN105931239B (zh) * 2016-04-20 2019-06-18 北京小米移动软件有限公司 图像处理的方法及装置
CN106023136B (zh) * 2016-04-29 2019-02-12 北京小米移动软件有限公司 边界优化方法及装置
CN106127211A (zh) * 2016-06-22 2016-11-16 北京小米移动软件有限公司 白板检测方法和装置
JP6345224B1 (ja) * 2016-12-19 2018-06-20 株式会社Pfu 画像処理装置、矩形検出方法及びコンピュータプログラム
WO2018120238A1 (zh) * 2016-12-30 2018-07-05 华为技术有限公司 用于处理文档的设备、方法和图形用户界面
JP6842329B2 (ja) * 2017-03-24 2021-03-17 株式会社Screenホールディングス 画像処理方法および画像処理装置
CN108304840B (zh) * 2017-08-31 2022-11-11 腾讯科技(深圳)有限公司 一种图像数据处理方法以及装置
CN109559344B (zh) * 2017-09-26 2023-10-13 腾讯科技(上海)有限公司 边框检测方法、装置及存储介质
CN108229397B (zh) * 2018-01-04 2020-08-18 华南理工大学 基于Faster R-CNN的图像中文本检测方法
US10331966B1 (en) * 2018-10-19 2019-06-25 Capital One Services, Llc Image processing to detect a rectangular object
US11532145B2 (en) * 2019-01-07 2022-12-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Multi-region image scanning
US11087448B2 (en) * 2019-05-30 2021-08-10 Kyocera Document Solutions Inc. Apparatus, method, and non-transitory recording medium for a document fold determination based on the change point block detection
US20220198814A1 (en) * 2019-08-14 2022-06-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image dewarping with curved document boundaries
JP7439682B2 (ja) * 2020-07-29 2024-02-28 セイコーエプソン株式会社 画像補正方法、及び、プロジェクター

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7171056B2 (en) * 2003-02-22 2007-01-30 Microsoft Corp. System and method for converting whiteboard content into an electronic document
JP4363151B2 (ja) * 2003-10-14 2009-11-11 カシオ計算機株式会社 撮影装置、その画像処理方法及びプログラム
JP4524616B2 (ja) 2004-07-06 2010-08-18 カシオ計算機株式会社 撮影装置、撮影画像の画像処理方法及びプログラム
JP4712487B2 (ja) * 2005-08-25 2011-06-29 株式会社リコー 画像処理方法及び装置、デジタルカメラ装置、並びに画像処理プログラムを記録した記録媒体
US8120665B2 (en) * 2005-08-25 2012-02-21 Ricoh Company, Ltd. Image processing method and apparatus, digital camera, and recording medium recording image processing program
JPWO2007138858A1 (ja) * 2006-05-25 2009-10-01 日本電気株式会社 映像の特殊効果検出装置、特殊効果検出方法、特殊効果検出プログラム及び映像再生装置
JP4801551B2 (ja) * 2006-09-27 2011-10-26 富士通株式会社 画像領域検出方法、該プログラム、及び該装置
JP4557184B2 (ja) * 2008-04-23 2010-10-06 村田機械株式会社 画像処理装置、画像読取装置及び画像処理プログラム
JP4583478B2 (ja) * 2008-06-11 2010-11-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 設計像と撮影像との重ね合わせ表示方法、表示装置および表示プログラム
JP4772894B2 (ja) * 2009-08-03 2011-09-14 シャープ株式会社 画像出力装置、携帯端末装置、撮像画像処理システム、画像出力方法、プログラムおよび記録媒体
JP4630936B1 (ja) * 2009-10-28 2011-02-09 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP5563390B2 (ja) 2010-06-30 2014-07-30 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法、及びプログラム
JP5871571B2 (ja) * 2011-11-11 2016-03-01 株式会社Pfu 画像処理装置、矩形検出方法及びコンピュータプログラム
JP2014092899A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016126447A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2016126446A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2017052596A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 日本ファイリング株式会社 図書保管管理システムの図書管理装置、図書管理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN103813050B (zh) 2018-04-03
US9002106B2 (en) 2015-04-07
CN103813050A (zh) 2014-05-21
US20140126811A1 (en) 2014-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014092899A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US9626738B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
US10643097B2 (en) Image processing apparatuses and non-transitory computer readable medium
US10075614B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
US9654661B1 (en) Image scanning device and method, image reading apparatus, and non-transitory computer readable medium that set a scanning area based on a detected location of a code image
US10834281B2 (en) Document size detecting by matching between image of entire document and read size image
US9392140B2 (en) Image processing apparatus
JP6191500B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム
US8977044B2 (en) Image processing apparatus for area separation of images, image processing method, and computer readable medium
US10318801B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP2018045359A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5742367B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5742283B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4840388B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US9325872B2 (en) Image processing apparatus
JP2014120832A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2011065311A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US20130236101A1 (en) Information processing apparatus, non-transitory computer readable medium, and information processing method
JP6252091B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2013161158A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5747604B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP6606885B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2015130082A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5664427B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2014120843A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム